JP7379926B2 - スタッカクレーン - Google Patents
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Description
本発明の一見地に係るスタッカクレーンは、走行台車と、マストと、昇降台と、押引部と、把握部と、押引制御部と、を備える。マストは、走行台車から立設する。昇降台は、マストに沿って昇降する。押引部は、マストを走行台車の走行方向に押す及び/又は引く。把握部は、走行方向におけるマストの基準位置に対するマストの状態を把握する。押引制御部は、押引制御を実行する。押引制御は、把握部により把握されるマストの状態に基づいて、マストが基準位置に位置するように押引部を制御する制御である。
これにより、荷を移載したときの慣性により、スタッカクレーン(マスト)が振動することがあっても、その振動を抑制できる。その結果、荷の移載精度の低下を抑制できる。
この場合、押引制御部は、押引制御として、第1押引部によりマストを押す及び/又は引く方向と、第2押引部によりマストを押す及び/又は引く方向と、を互いに逆向きとする制御を実行する。
これにより、第1押引部と第2押引部により振動抑制のためのモーメントを与えて、マストの振動を抑制するとともに、マストを基準位置(直立状態)で停止できる。
これにより、押引部によるマストの押引により生じる走行への影響を打ち消して、意図した通りの走行を実現できる。
(1)自動倉庫
図1及び図2を用いて、自動倉庫1を説明する。図1は、本発明の一実施形態が採用された自動倉庫の概略平面図である。図2は、自動倉庫の概略正面図である。
自動倉庫1は、複数のラック5を有している。ラック5は、複数段の棚5aを有している。複数のラック5は、図1において、左右方向に延びて並列的に配置されている。棚5aは、図2に示すように、集品棚部材25又はパレットPを収納可能である。パレットPには、容器23又は段ボール箱28が載置される。
集品棚部材25は、複数段の支持部を有する棚構造を有しており、複数の容器23及び段ボール箱28を収納可能である。容器23は、商品を収納可能な部材である。なお、集品棚部材25の底面はパレットPの底面と同様の構造を有しており、それによりスタッカクレーン11によって支持及び搬送される。また、図1においてアルファベットが付されているのは、ラック5に収納されたパレットPである。また、図示しない別のラック5には容器23や段ボール箱28が収納されている。
自動倉庫1は、ラック5に沿って設けられた下部ガイドレール9を有している。具体的には、下部ガイドレール9は、ラック5の間の通路5bの床面に配置されている。
図2及び図3を用いて、スタッカクレーン11を詳細に説明する。図3は、スタッカクレーン11の側面図である。本実施形態において、スタッカクレーン11は、懸垂式スタッカクレーンである。「懸垂式」とは、上部構造が、走行及び分岐を行い、さらには下部構造を懸垂していることをいう。具体的には、スタッカクレーン11は、図2に示すように、天井レール7から懸垂した状態で走行する。
この実施形態では、駆動台車13は8台設けられている。具体的には、4台の駆動台車13が走行方向前側の上部フレーム15に対応して配置されており、4台の駆動台車13が走行方向後側の上部フレーム15に対応して配置されている。特に、4台の駆動台車13の走行方向中心が上部フレーム15(スプロケット21b)の中心に対応するように、4台の駆動台車13が配置されている。以上の構成により、マスト18から作用する荷重を駆動台車13が均等に支持できる。
複数の駆動台車13は、ボギー構造14を介して、一対の上部フレーム15に対して、スタッカクレーン11の上下方向に延びる軸回りに回動自在に接続されている。ボギー構造14は、周回軌道のカーブを安定して走行させるための構造である。
一対のマスト18の上端は、それぞれ、走行方向とは垂直な水平方向(Y方向)に延びるピン19aにより、対応する上部フレーム15にピン支持されている。一方、一対のマスト18の下端は、走行方向とは垂直な水平方向(Y方向)に延びるピン19bにより、下部フレーム16にピン支持されている。
これにより、一対のマスト18は、走行方向とは垂直な水平軸回り(Y軸回り)に回動自在となっており、走行方向に揺動可能である。一対のマスト18が走行方向に揺動可能であることにより、スタッカクレーン11において、制振制御と機体重量低減が実現される。
基準位置は、移載装置32(後述)が予め想定されている、走行方向(X方向)における移載位置に位置するときの一対のマスト18の位置をいう。具体的には、基準位置は、一対のマスト18が鉛直方向から傾いていないときの位置をいう。このときの傾き量θを0とする。把握部19cは、例えば、タコメータ、角度センサなどである。
昇降装置21は、例えば、一端が昇降台20に接続されたチェーン21aと、チェーン21aを移動させるスプロケット21bと、スプロケット21bを回転させる昇降駆動モータ21cなどからなる装置である。
制御ユニット22は、単一のプロセッサで構成されていてもよいが、各制御のために独立した複数のプロセッサから構成されていてもよい。なお、制御ユニット22による具体的な制御構成については、後ほど説明する。
以下、図3及び図4を用いて、昇降台20のより詳細な構成を説明する。図4は、スタッカクレーン11の昇降台20近傍の拡大図である。
昇降台20は、フレーム31を有する。フレーム31は、直方体形状を有し、昇降台20の本体を構成する。なお、フレーム31の上部には、チェーン21aが接続されている。
昇降台20は、移載装置32を有する。移載装置32は、フレーム31の下部に設けられ、棚5aとの間で荷(集品棚部材25又はパレットP)を移載可能である。移載装置32は、例えば、Y方向に伸縮可能なスライドフォークを有するスライドフォーク式の移載装置である。
フレーム31の端部のそれぞれに設けられた4つのガイドローラ33は、当該端部に対応する位置において、マスト18をX方向(走行方向)の両側から挟み込んだ状態で配置される。具体的には、4つのガイドローラ33のうち2つがX方向の一方からマスト18に当接し、他の2つがX方向の他方からマスト18に当接する。
この構成により、第1押引部34は、第1押引軸34aをX方向に伸縮させることで、昇降台20の上部においてマスト18を押引できる(押すか、又は、引くことができる)。ここで、押引部がマスト18を押すとは、押引軸が伸びる方向に駆動されることをいう。一方、引くとは、押引軸が縮む方向に駆動されることをいう。第1押引部34は、例えば、電動シリンダ、油圧シリンダ、エアシリンダである。
この構成により、第2押引部35は、第2押引軸35aをX方向に伸縮させることで、昇降台20の下部においてマスト18を押引できる(押すか、又は、引くことができる)。第2押引部35は、高さ方向(Z方向)においては、第1押引部34よりも下に設けられている。従って、第2押引部35は、第1押引部34により押引される位置よりも下でマスト18を押引することとなる。
第2押引部35は、例えば、電動シリンダ、油圧シリンダ、エアシリンダである。
なぜなら、昇降台20の高さ方向の長さは、一般的には、ピン19aとマスト18の上部との間の距離よりも長いので、マスト18の上部でマスト18を押引する場合と比較して、第1押引部34及び第2押引部35により同じ力でマスト18を押引する方が、より大きなモーメントを発生できるからである。
逆にいうと、同じモーメントを発生させたい場合、第1押引部34及び第2押引部35によりマスト18を押引することで、マスト18の上部でマスト18を押引する場合よりも押引力を小さくできる。
また、ガイドローラ33を介してマスト18を押す、及び/又は、引く構成とすることで、ブロック状の部材で昇降台20の昇降中にマスト18を押す及び/又は引く場合と比較して、昇降中にマスト18を押したり引いたりする際に生じる抵抗を軽減できる。
図5を用いて、制御ユニット22によるスタッカクレーン11の制御構成を説明する。図5は、制御ユニット22によるスタッカクレーン11の制御構成を示すブロック図である。以下の制御ユニット22の各機能ブロックの一部及び/又は全部は、記憶装置に保存されたプログラムを実行することで実現される。その他、制御ユニット22の機能ブロックの一部は、カスタムICにより構成されていてもよい。
制御ユニット22には、図示しないが、荷物の大きさ、形状及び位置検出するセンサ、スタッカクレーン11の各装置の状態を検出するためのセンサ及びスイッチ、並びに情報入力装置が接続されている。
把握部19cは傾き量θ(角度)の角速度を測定できるので、本実施形態において、押引制御部42は、この角速度に基づいた実時間最適制御を用いて上記の押引制御を実行する。なお、押引制御で用いる実時間最適制御は、公知のものであるので、ここでは説明を省略する。
制御ユニット22は、移載制御部44を有する、移載制御部44は、移載装置32を制御して、棚5aとの間の荷の移載を制御する。
(5-1)スタッカクレーンの全体動作
以下、図6を用いて、第1実施形態に係る自動倉庫1におけるスタッカクレーン11の動作を説明する。図6は、スタッカクレーン11の全体動作を示すフローチャートである。以下では、上位コントローラ50から受信した搬送指令に従って、スタッカクレーン11が目的の棚5aの位置までガイドレールに沿って走行して当該位置で停止後、移載装置32を用いて棚5aとの間で荷の移載をするまでの動作を説明する。
上位コントローラ50から搬送指令を受信すると、制御ユニット22が、受信した搬送指令から、目的の棚5aの位置を識別する。その後、走行制御部41が、ステップS1において、スタッカクレーン11を目的の棚5aの位置まで移動させるための走行指令を生成し、それに基づいた制御電力を駆動台車13に出力する。その結果、スタッカクレーン11が走行を開始する。
スタッカクレーン11が走行中、押引制御部42は、ステップS2において、監視中のマスト18の状態(例えば、傾き量θ)に変動があったか否かを判定する。なお、「傾き量θの変動」とは、傾き量θが0でないこと、及び/又は、傾き量θの0でない速度が検知されたことを意味する。
また、本実施形態では、ステップS3においてスタッカクレーン11の走行中に押引制御が実行されると、ステップS4において、走行制御部41は、第1押引部34及び第2押引部35がマスト18を走行方向に押引することで生じる走行への影響を打ち消すよう上部走行台車12(駆動台車13)を制御する。
押引制御、及び、マスト18を押引することによる走行への影響を打ち消す制御については、後ほど詳しく説明する。
スタッカクレーン11が目的位置に到達していない場合には(ステップS5で「No」)、ステップS2に戻り、マスト18の状態を監視しつつ、スタッカクレーン11の走行を継続する。
スタッカクレーン11の停止時にマスト18の状態に変動があった場合(ステップS6で「Yes」)、ステップS7において、上記のステップS3と同様の押引制御が実行される。その後、マスト18が基準位置に位置すると(ステップS6で「No」)、荷の移載が実行される。
荷の移載中にマスト18の状態に変動があった場合(ステップS9で「Yes」)、ステップS10において、上記のステップS3と同様の押引制御が実行される。これにより、荷を移載したときの慣性により、スタッカクレーン11(マスト18)が振動することがあっても、その振動を抑制して荷の移載精度の低下を抑制できる。
一方、荷の移載中にマスト18の状態に変動がない場合(ステップS9で「No」)、押引制御が実行されることなく、荷の移載が継続される。
一方、荷の移載が完了した場合には(ステップS11で「Yes」)、現在の搬送指令を終了する。次の搬送指令を上位コントローラ50から受信したときに、当該搬送指令に従って、上記のステップS1~S11が実行される。
次に、上記のステップS3、S7、及びS10で実行される押引制御をより詳細に説明する。以下では、マスト18が図7A~図7Cに示すような状態で傾いている場合を例にとって、本実施形態の押引制御を説明する。図7A~図7Cは、マスト18が傾いている状態の例を示す図である。なお、以下の図7A~図7Cにおいて、マスト18の基準位置を一点鎖線にて示し、マスト18の中心軸を破線にて示す。
まず、図7Aに示すように、マスト18が、基準位置に対してXの負方向の成分を有する第1方向(図7Aにおいて内部に「第1方向」と示した矢印の方向)に傾いており、及び/又は、第1方向に傾き量θの0でない速度が存在する場合の押引制御を説明する。
これにより、第1方向側の第1押引部34は、マスト18を第1方向に押す力を生じ、それとは反対側の第1押引部34は、マスト18を第1方向に引く力を生じる。一方、第1方向側の第2押引部35は、マスト18を第1方向とは逆方向に引く力を生じ、それとは反対側の第2押引部35は、マスト18を第1方向とは逆方向に押す力を生じる。
その一方で、上記のように、昇降台20上部の第1押引部34の押引方向と下部の第2押引部35の押引方向とが互いに逆向きである力をマスト18に加える、すなわち、第1押引部34と第2押引部35がマスト18を上下で互いに逆方向に押引することで、ピン構造の懸垂式のスタッカクレーン11に対しても、マスト18にモーメントを加えることができる。
傾き量θの変動とは逆方向のモーメントをマスト18に加えることにより、マスト18自体を傾いた状態から積極的に基準位置に戻して、マスト18の揺れを抑制しつつ、マスト18を基準位置で停止させることができる。
これにより、第1押引部34と第2押引部35によりモーメントを適切にマスト18に加えることができる。その結果、マスト18が変形するなどの異常が発生することを防止できる。
これにより、図7Bの場合でも図7Aの場合と同様に、マスト18には、傾き量θの変動方向である第2方向とは逆方向(図7Bのハッチングを施した矢印の方向)のモーメントを加えることができる。
この場合、押引制御部42は、実時間最適制御により、第1押引部34に対してマスト18に第3方向の力を加えるよう指令し、第2押引部35に対して第3方向とは逆方向の力を加えるよう指令する。この結果、マスト18には、傾き量θの速度の方向とは逆方向(図7Cのハッチングを施した矢印の方向)のモーメントが加えられる。
すなわち、「マスト18を基準位置に位置させる」とは、図7Cのように、基準位置からマスト18が離れる方向にモーメントを作用させることも含まれている。
これにより、押引制御は、マスト18が図7A、図7Bに示すような状態の場合には、マスト18の揺れの振幅を小さくできる。一方、マスト18が図7Cに示すような状態の場合には、マスト18が基準位置に戻るときの速度を減少できる。
押引制御が特にスタッカクレーン11の加速中に実行されることで、加速中のマスト18の振動の振幅量を小さくできる。その結果、スタッカクレーン11の加速度や速度を現行の運用値よりも大きくできる。また、スタッカクレーン11の定速走行中に押引制御が実行されることで、スタッカクレーン11の加速により生じたマスト18の傾きを定速走行中に基準位置に位置できる。それにより、加速が原因で生じるマスト18の振動の最大振幅を小さくできる。
以下、上記のステップS4で実行される、マスト18の押引による走行への影響を打ち消す制御の詳細を説明する。
スタッカクレーン11の走行中に上記の押引制御が実行されてマスト18にモーメントが加えられた場合、そのモーメントにより、スタッカクレーン11の走行方向に加速度又は減速度が生じる。スタッカクレーン11が走行中にこのような加速度又は減速度が生じると、スタッカクレーン11をステップS1で生成した走行指令の通りに制御できなくなる場合がある。
これにより、第1押引部34及び第2押引部35によるマスト18の押引により生じる走行への影響を打ち消して、走行指令に示された意図した通りの走行を実現できる。
前記実施形態は下記のようにも説明できる。
スタッカクレーン(例えば、スタッカクレーン11)は、走行台車(例えば、上部走行台車12)と、マスト(例えば、マスト18)と、昇降台(例えば、昇降台20)と、押引部(例えば、第1押引部34、第2押引部35)と、把握部(例えば、把握部19c)と、押引制御部(例えば、押引制御部42)と、を備える。マストは、走行台車から立設する。昇降台は、マストに沿って昇降する。押引部は、マストを走行台車の走行方向に押引する。把握部は、走行方向におけるマストの基準位置に対するマストの状態(例えば、傾き量θ、傾き量θの角速度)を把握する。押引制御部は、押引制御を実行する。押引制御は、把握部により把握されるマストの状態に基づいて、マストが基準位置に位置するように押引部を制御する制御である。
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組み合せ可能である。
また、図6のフローチャートに示した各ステップの処理内容、及び、処理の順番は、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更できる。例えば、上位コントローラ50からの指令が荷の移載を伴わない場合には、荷の移載に関するステップS6~S9は省略(実行をスキップ)できる。または、上位コントローラ50からの指令によっては、スタッカクレーン11の走行に関するステップS1~S5、及び/又は、荷の移載に関するステップS6~S9は、複数回実行されてもよい。
一対のマスト18のそれぞれの総重量によって、上記押引部がマスト18を押引する力を調節してもよい。例えば、制御ユニット22が取り付けられた側のマスト18を押引する力を、制御ユニット22が取り付けられていないマスト18を押引する力より大きくすることができる。
上部走行台車12の走行方向における位置、及び、下部走行台車17の走行方向における位置は、例えば、スタッカクレーン11の走行経路に沿って設けられたバーコードの識別情報から把握できる。
また、例えば、ピン19aと上部フレーム15との接続部分に制振部材を設けることで、マスト18の揺れを抑制してもよい。さらに、上記の制振制御による揺れの抑制と制振部材による揺れの抑制とを組み合わせて用いてもよい。
5 ラック
5a 棚
5b 通路
7 天井レール
9 下部ガイドレール
11 スタッカクレーン
12 上部走行台車
13 駆動台車
14 ボギー構造
15 上部フレーム
15a 上部ベース部材
16 下部フレーム
17 下部走行台車
18 マスト
19a、19b ピン
19c 把握部
20 昇降台
21 昇降装置
21a チェーン
21b スプロケット
21c 昇降駆動モータ
22 制御ユニット
23 容器
25 集品棚部材
28 段ボール箱
31 フレーム
32 移載装置
33 ガイドローラ
34 第1押引部
34a 第1押引軸
34b 保持部材
35 第2押引部
35a 第2押引軸
35b 保持部材
41 走行制御部
42 押引制御部
43 昇降制御部
44 移載制御部
50 上位コントローラ
P パレット
θ 傾き量
Claims (7)
- 走行台車と、
前記走行台車から立設するマストと、
前記マストに沿って昇降する昇降台と、
前記マストを前記走行台車の走行方向に押す及び/又は引く押引部と、
前記走行方向における前記マストの基準位置に対する前記マストの傾き量、及び、傾き量の時間的変化を把握する把握部と、
前記把握部により把握される前記マストの傾き量、及び、傾き量の時間的変化に基づいて、前記マストが前記基準位置に位置するように前記押引部を制御する押引制御を実行する押引制御部と、
を備えるスタッカクレーン。 - 前記押引制御部は、前記走行台車の加速中、及び/又は、定速走行中に前記押引制御を実行する、請求項1に記載のスタッカクレーン。
- 前記昇降台に設けられ荷の移載を行う移載装置をさらに備え、
前記押引制御部は、前記移載装置により前記荷の移載を行う際に前記押引制御を実行する、請求項1又は2に記載のスタッカクレーン。 - 前記押引部は、前記昇降台に設けられ前記マストを押す及び/又は引く第1押引部と、前記昇降台において前記第1押引部よりも下方に設けられ前記第1押引部により押引される位置よりも下で前記マストを押す及び/又は引く第2押引部と、を有する、請求項1~3のいずれかに記載のスタッカクレーン。
- 前記押引制御部は、前記押引制御として、前記第1押引部により前記マストを押す及び/又は引く方向と、前記第2押引部により前記マストを押す及び/又は引く方向と、を互いに逆向きとする制御を実行する、
請求項4に記載のスタッカクレーン。 - 前記第1押引部が前記マストを押す及び/又は引く力と、前記第2押引部が前記マストを押す及び/又は引く力の合力は0である、請求項5に記載のスタッカクレーン。
- 前記走行台車を制御する走行制御部をさらに備え、
前記走行制御部は、前記走行台車の走行中に、前記走行台車の速度を測定し、前記走行台車の走行中に実施された前記押引制御による速度の増減を監視し、前記走行台車の速度が目標の速度となるよう前記走行台車に供給する電力を制御する、
請求項1~6のいずれかに記載のスタッカクレーン。
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