JP2018140692A - 運搬台車 - Google Patents

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修 落合
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Takeya Tomiyasu
健也 富安
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Abstract

【課題】駆動力の供給によって走行を補助される台車の操作性を改善する。【解決手段】運搬台車10は、運搬対象物Zが載置される荷台21及び荷台に回転可能に保持された複数の車輪23を有する台車本体20と、台車本体に接続し運搬台車を操作する使用者によって把持される操作ハンドル30,40,50,60,70と、操作ハンドルに加えられる力に関する情報を計測するセンサ14と、複数の車輪に含まれるいずれかの車輪にセンサでの検出結果に応じた駆動力を出力する駆動装置25と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、運搬対象物を運搬する際に使用される運搬台車に関する。
例えば特許文献1に開示された台車は、モータ等の駆動源からの駆動力によって走行を補助される。この台車では、操舵輪を操舵するためのハンドルに、駆動力の出力を制御するスイッチが、設けられている。したがって、操作者は、ハンドルを握った手でスイッチを操作し、駆動力の出力を調節することができる。
特開2016−117420号公報
しかしながら、駆動力の出力調整を行う際、都度、スイッチを操作することは操作性に優れるとはいえない。また、操作性に優れないことから、走行環境によらず常に駆動力を出力したままにすることも想定される。具体的には、坂道を上り終わった後や、段差を乗り越えた後も、スイッチを操作することの煩雑さから駆動力が出力されたままに放置されることも予想され、省エネルギーの観点からも好ましくない。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、駆動力の供給によって走行を補助される台車の操作性を改善することを目的とする。
本発明による運搬台車は、
運搬対象物が載置される荷台と、前記荷台に回転可能に保持された複数の車輪と、を有する台車本体と、
前記台車本体に接続し、前記運搬台車を操作する使用者によって把持される操作ハンドルと、
前記操作ハンドルに加えられる力に関する情報を計測するセンサと、
前記複数の車輪に含まれるいずれかの車輪に、前記センサでの検出結果に応じた駆動力を出力する駆動装置と、を備える。
本発明による運搬台車において、
前記センサは、第1センサ及び第2センサを含み、
前記駆動装置は、第1駆動装置及び第2駆動装置を含み、
前記複数の車輪は、前記運搬台車の車幅方向に離間して配置された第1車輪および第2車輪を含み、
前記第1駆動装置は、前記第1センサでの計測結果に応じた駆動力を前記第1車輪に出力し、
前記第2駆動装置は、前記第2センサでの計測結果に応じた駆動力を前記第2車輪に出力するようにしてもよい。
本発明による運搬台車において、
前記操作ハンドルは、前記台車本体から延び出したハンドル部材と、前記ハンドル部材に支持された操作グリップ部材と、を有し、
前記操作グリップ部材は、前記運搬台車の車幅方向に離間して配置され使用者がそれぞれ把持する第1グリップ部及び第2グリップ部を含み、
前記センサは、前記第1グリップ部の前記ハンドル部材に対する相対動作を検出する第1センサと、前記第2グリップ部の前記ハンドル部材に対する相対動作を検出する第2センサと、を含み、
前記駆動装置は、第1駆動装置及び第2駆動装置を含み、
前記複数の車輪は、前記運搬台車の車幅方向に離間して配置された第1車輪および第2車輪を含み、
前記第1駆動装置は、前記第1センサでの計測結果に応じた駆動力を前記第1車輪に出力し、
前記第2駆動装置は、前記第2センサでの計測結果に応じた駆動力を前記第2車輪に出力するようにしてもよい。
本発明による運搬台車において、前記操作グリップ部材は、前記第1グリップ部を含む第1操作グリップ部材と、前記第2グリップ部を含む第2操作グリップ部材と、に分離していてもよい。
本発明による運搬台車において、
前記操作ハンドルは、前記運搬台車の前後方向に傾斜して前記台車本体から延び上がる第1ハンドル部材および第2ハンドル部材と、前記台車本体から離間した位置において、第1ハンドル部材および第2ハンドル部材に接続し且つ使用者が把持する操作グリップ部材と、を含み、
前記第1ハンドル部材および前記第2ハンドル部材は、前記運搬台車の車幅方向に離間して配置され、
前記センサは、前記第1ハンドル部材の長手方向に加えられる力に関する情報を計測する第1センサと、前記第2ハンドル部材の長手方向に加えられる力に関する情報を計測する第2センサと、を含み、
前記駆動装置は、第1駆動装置及び第2駆動装置を含み、
前記複数の車輪は、前記運搬台車の車幅方向に離間して配置された第1車輪および第2車輪を含み、
前記第1駆動装置は、前記第1センサでの計測結果に応じた駆動力を前記第1車輪に出力し、
前記第2駆動装置は、前記第2センサでの計測結果に応じた駆動力を前記第2車輪に出力するようにしてもよい。
本発明による運搬台車において、前記センサは、前記台車本体から延び上がった操作ハンドルの揺動動作を検出するようにしてもよい。
本発明による運搬台車において、
前記操作ハンドルは、前記台車本体に対して揺動可能であり、
前記操作ハンドルは、前記運搬台車の車幅方向に離間して配置され使用者がそれぞれ把持する第1グリップ部及び第2グリップ部を含み、
前記センサは、前記操作ハンドルの前記第1グリップ部を含む部分の揺動動作を検出する第1センサと、前記操作ハンドルの前記第2グリップ部を含む部分の揺動動作を検出する第2センサと、を含み、
前記駆動装置は、第1駆動装置及び第2駆動装置を含み、
前記複数の車輪は、前記運搬台車の車幅方向に離間して配置された第1車輪および第2車輪を含み、
前記第1駆動装置は、前記第1センサでの計測結果に応じた駆動力を前記第1車輪に出力し、
前記第2駆動装置は、前記第2センサでの計測結果に応じた駆動力を前記第2車輪に出力するようにしてもよい。
本発明による運搬台車において、前記操作ハンドルは、前記第1グリップ部を含む第1操作ハンドルと、前記第2グリップ部を含む第2操作ハンドルと、に分離していてもよい。
本発明による運搬台車において、
前記台車本体からそれぞれ延び上がり前記運搬台車の車幅方向に離間して配置された第1フレーム部材及び第2フレーム部材を更に備え、
前記操作ハンドルは、前記台車本体に対してそれぞれ揺動可能で前記運搬台車の車幅方向に離間して配置された第1操作ハンドル及び第2操作ハンドルを有し、
前記第1フレーム部材および前記第1操作ハンドルを連結する第1連結部材が設けられ、前記第2フレーム部材および前記第2操作ハンドルを連結する第2連結部材が設けられ、
前記センサは、前記第1連結部材の長手方向に加えられる力に関する情報を計測する第1センサと、前記第2連結部材の長手方向に加えられる力に関する情報を計測する第2センサと、を含み、
前記駆動装置は、第1駆動装置及び第2駆動装置を含み、
前記複数の車輪は、前記運搬台車の車幅方向に離間して配置された第1車輪および第2車輪を含み、
前記第1駆動装置は、前記第1センサでの計測結果に応じた駆動力を前記第1車輪に出力し、
前記第2駆動装置は、前記第2センサでの計測結果に応じた駆動力を前記第2車輪に出力するようにしてもよい。
本発明による運搬台車において、
前記操作ハンドルは、前記台車本体から延び出したハンドル部材と、前記ハンドル部材に設けられた操作入力部材と、を有し、
前記操作入力部材は、前記ハンドル部材に接続したベース部と、前記ベース部に動作可能に保持され使用者が把持するグリップ部と、を含み、
前記センサは、前記ベース部に対する前記グリップ部の相対動作を検出するようにしてもよい。
本発明による運搬台車において、前記グリップ部は、前記ベース部に対して前記運搬台車の前後方向に相対動作可能となっていてもよい。
本発明による運搬台車において、前記操作入力部材は、前記ハンドル部材への取り付け位置を変更可能となっていてもよい。
本発明によれば、駆動力の供給によって走行を補助される台車の操作性を改善することができる。
図1は、本発明の一実施の形態を説明するための図であって、第1例による台車を示す斜視図である。 図2は、図1の台車を下方から示す平面図である。 図3は、駆動力の制御に関するブロック図である。 図4は、台車のセンサを示す図である。 図5(a)〜図5(d)は、図1の台車の作用を説明するための図である。 図6は、第2例による台車を示す斜視図である。 図7は、図6の台車を後方から示す図である。 図8(a)〜図8(d)は、図6の台車の作用を説明するための図である。 図9は、第3例による台車を示す斜視図である。 図10は、図9の台車を側方から示す図である。 図11は、図9の台車を後方から示す図である。 図12は、第4例による台車を示す斜視図である。 図13は、図12の台車を側方から示す図である。 図14は、第5例による台車を示す斜視図である。 図15は、図14の台車の操作入力部材を示す拡大図である。 図16は、第5例による台車の操作入力部材の一変形例を示す拡大図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
図1〜図16は、本発明の一実施の形態を説明するための図である。以下に説明する一実施の形態において、運搬台車10(以下においては、単に「台車」とも呼ぶ)は、運搬対象物Zを運搬する際に用いられる装置である。台車10は、車輪23を有する台車本体20と、台車10を操作する使用者(操作者)によって把持される操作ハンドル30,40,50,60,70と、を有している。この台車10では、駆動装置25から車輪23に駆動力を出力することで、使用者(操作者)が台車10を押して走行させることを補助する。
とりわけ、本実施の形態において説明する台車10には、操作性を改善するための工夫がなされており、台車の走行を補助するための駆動力が、スイッチ等の意図的な操作を伴うことなく、台車の走行状態または使用者が加える力等に応じて出力される。具体的な構成として、台車10は、操作ハンドル30,40,50,60,70に加えられる力に関する情報を計測するセンサ14と、センサ14の検出結果に基づき駆動装置25を制御する制御部12と、を有している。以下、台車10のいくつかの具体例について図面を参照して説明していく。なお、以下に説明するいくつかの具体例の間で、台車本体20及び駆動装置25等は同一に構成され得る。以下に説明する台車の複数の具体例において、同一に構成され得る構成については、共通した符号を用いるとともに、重複する詳細な説明は省略する。
<第1例>
図1〜図5を参照して台車10の第1例について説明する。まず、台車10の台車本体20及び操作ハンドル30について説明する。台車本体20は、荷台21と、荷台21に回転可能に保持された複数の車輪23と、を有している。図1に示すように、荷台21は、運搬対象物Zを載置される場所である。図示された例において、荷台21は、板状の部材であり、平面視において矩形形状となっている。ただし、荷台21は、底板及び側壁等を有した箱状の部材であってもよいし、底板および側フレームを有したバスケット状の部材であってもよい。
図示された例において、荷台21は、四つの車輪23を回転可能に保持している。図2に示すように、図示された台車本体20は、右側の後輪をなす第1車輪23Aと、左側の後輪をなす第2車輪23Bと、右側の前輪をなす第3車輪23Cと、左側の前輪をなす第4車輪23Dと、を有している。第1車輪23A及び第2車輪23Bは、台車10の車幅方向daに離間して配置されている。第3車輪23C及び第4車輪23Dも、台車10の車幅方向daに離間して配置されている。また、第1車輪23A及び第3車輪23Cは、台車10の前後方向(進行方向)dbに離間して配置されている。第2車輪23B及び第4車輪23Dも、台車10の前後方向dbに離間して配置されている。
図示された例において、第1車輪23A及び第2車輪23Bは、台車本体20に回転可能に保持されている。第1車輪23A及び第2車輪23Bの回転軸線は、台車10の車幅方向daに略平行となっており、台車10の前後方向dbに略垂直となっている。一方、第3車輪23C及び第4車輪23Dは、キャスター機構22を介して、荷台21に保持されている。キャスター機構22は、荷台21に取り付けられている。キャスター機構22は、回転軸線を中心として車輪23を回転可能に保持し且つ車輪23の回転軸線と略垂直なキャスター軸線を中心として車輪23を旋回可能に保持する。
なお、図示された台車本体20の構成は例示に過ぎない。例えば、車輪23の数は、4つに限られず、三つでも良いし、五つ以上でもよい。一具体例として、台車本体20は、一対の後輪と一つの前輪とを有するようにしてもよい。また、図示された例において、荷台21の平面視形状は、矩形形状となっているが、この例に限られない。荷台21は、車輪23を回転可能に保持することができる種々の構成を採用することができる。
操作ハンドル30は、台車10を操作する使用者(操作者)によって把持される部位である。すなわち、使用者は、操作ハンドル30を介して、台車10を走行させるための力を加える。
第1例において、操作ハンドル30は、台車本体20から延び上がっている。そして、後述するセンサ14は、操作ハンドル30に組み込まれている。図1に示すように、操作ハンドル30は、台車本体20から延び出したハンドル部材31と、ハンドル部材31に支持された操作グリップ部材32と、を有している。ハンドル部材31は、車幅方向daに離間して配置された第1ハンドル部材31A及び第2ハンドル部材31Bを有している。台車10の第1例において、第1ハンドル部材31A及び第2ハンドル部材31Bは、互いに平行に配置され、走行面Pに対して略垂直な方向に延びている。操作グリップ部材32は、使用者によって把持されるようになる部位である。図示された操作グリップ部材32は、第1ハンドル部材31A及び第2ハンドル部材31Bの両方に対面する範囲に亘って、水平方向に延びている。操作グリップ部材32は、台車10の車幅方向daに離間して第1グリップ部33a及び第2グリップ部33bを含んでいる。台車10の通常の使用において、使用者の右手が第1グリップ部33aを把持し、使用者の左手が第2グリップ部33bを把持する。
なお、図1に示された操作ハンドル30は、一例に過ぎず、種々の変更が可能である。例えば、ハンドル部材31は、第1ハンドル部材31A及び第2ハンドル部材31Bに加え、第1ハンドル部材31A及び第2ハンドル部材31Bの上端間を連結する連結部を有するようにしてもよい。この例において、連結部は、操作グリップ部材32に対面して操作グリップ部材32に沿って延びるようにしてもよい。
次に、駆動装置25、センサ14及び制御部12について説明する。図3に示すように、制御部12は、駆動装置25及びセンサ14に電気的に接続している。上述したように、センサ14は、操作ハンドルに加えられる力に関する情報を計測する。制御部12は、センサ14での検出結果に応じて駆動装置25を制御する。駆動装置25は、センサ14での検出結果に応じた駆動力をいずれかの車輪23に出力する。なお、台車10には、図示しないバッテリーが設けられ、駆動装置25は、このバッテリーからの電力供給で動作することができる。バッテリーは、例えば、図2に示された制御部12と同様に荷台21によって支持される。
図1に示すように、図示された台車10の第1例において、センサ14は、台車本体20の車幅方向daに離間して配置された第1センサ14A及び第2センサ14Bを含んでいる。また、図2に示すように、図示された台車10の第1例において、駆動装置25は、第1駆動装置25A及び第2駆動装置25Bを含んでいる。第1駆動装置25Aは、第1センサ14Aでの検出結果に応じた駆動力を第1車輪23Aに出力する。第2駆動装置25Bは、第2センサ14Bでの検出結果に応じた駆動力を第2車輪23Bに出力する。
各駆動装置25は、一例として、駆動源26及び減速機27を有する。駆動源26として、例えばモータやエンジンを用いることができる。減速機27は、駆動源26から出力される回転を減速してトルクを増大させ、車輪23に出力する。減速機27としては、例えば偏心揺動型の減速機や、遊星歯車を用いた減速機、或いは、これらの組み合わせを用いることができる。ただし、駆動装置25は、減速機27を含まずに構成されてもよい。また、駆動装置25が、回転動力の伝達及び遮断を切り替え可能なクラッチ等、他の機構を含むようにしてよい。
次に、操作ハンドルに加えられる力に関する情報を計測するセンサ14について説明する。センサ14によって監視される力としては、並進力や、モーメント及びトルク等の回転力を例示することができる。このような指標の検出を可能とするセンサ14として、トルクセンサ等の力を検出するためのセンサ、変位センサ、速度センサ、加速度センサ等を例示することができる。トルクセンサ等の力を検出するためのセンサをセンサ14として用いることで、操作ハンドルに加えられる力を直接的に評価することができる。また、変位センサ、速度センサ及び加速度センサからの出力を演算することによって、操作ハンドルに加えられた並進力や回転力等の力の大きさを評価することもできる。したがって、センサ14は、操作ハンドルに加えられる力に関する情報として、操作ハンドルの位置、動作、速度、加速度等を取得するようにしてもよい。
図4は、センサ14の一具体例を示している。図4に示されたセンサ14は、変位センサを構成するスライド型のスイッチである。このセンサ14は、伸長および短縮が可能な構成を有しており、伸長量や短縮量に関する情報を取得する。このようなセンサ14は所定の方向への並進力を高精度に評価することができるとともに、センサ自体が簡易且つ安価であり、さらに、計測結果の演算処理等も簡易である。
図4に示されたセンサ14は、一方向に相対移動可能な第1部品17及び第2部品18を有している。第1部品17及び第2部品18は共に筒状部材として構成されている。第1部品17は、第2部品18よりも大径となっており、第2部品18の一部分が第1部品17内に挿入されている。また、第1部品17及び第2部品18内に、付勢部材19が設けられている。付勢部材19は、第1部品17及び第2部品18が基準位置に位置するように付勢している。付勢部材19は、第1部品17及び第2部品18の組合体が伸長している場合には、第1部品17及び第2部品18を互いに接近させるように付勢する。一方、第1部品17及び第2部品18の組合体が短縮している場合、付勢部材19は、第1部品17及び第2部品18を互から離間させるように付勢する。センサ14は、更に、ハンドル部材31及び操作グリップ部材32の一方に第1部品17を取り付ける第1センサ基部15と、ハンドル部材31及び操作グリップ部材32の他方に第2部品18を取り付ける第2センサ基部16と、を有している。
センサ14は、第1部品17及び第2部品18の相対位置を計測することができる。例えば、センサ14は、いわゆるポテンショメータのように、第1部品17及び第2部品18の組合体の軸線方向(長手方向)に沿った第1部品17及び第2部品18の相対移動を検出し得る構成を有していてもよい。別の例として、センサ14は、第1部品17及び第2部品18の組合体の軸線方向(長手方向)に沿った全長を計測し得る構成を有していてもよい。さらに別の例として、センサ14は、第1センサ基部15及び第2センサ基部16の離間距離、又は、第1センサ基部15及び第2センサ基部16の前後方向dbに沿った離間長さを計測し得る構成を有するようにしてもよい。センサ14の実際に計測を行う計測機構としては、特に制限なく、抵抗式、光電式、磁気式等の種々の形式を採用することができる。
具体的な適用例として、第1センサ基部15は、第1部品17を操作グリップ部材32に対して前後方向dbに固定している。第2センサ基部16は、第2部品18をハンドル部材31に対して前後方向dbに固定している。したがって、操作グリップ部材32をハンドル部材31に対して押した場合や引いた場合、第1部品17及び第2部品18がその軸線方向(長手方向)に相対移動する。台車操作時の安定性を考慮すると、第1部品17及び第2部品18の相対移動可能量は、操作ハンドル30に加えられる力を計測可能となる範囲内で、小さく設定されていることが好ましい。
なお、図1に示された例では、第1センサ14A及び第2センサ14Bが、車幅方向daに離間して配置されている。より具体的には、第1センサ14Aは、第1グリップ部33aと第1ハンドル部材31Aとの間に設けられ、第2センサ14Bは、第2グリップ部33bと第2ハンドル部材31Bとの間に設けられている。そして、後述する台車10の旋回動作時における操作グリップ部材32の動作を可能にするため、各センサ14の第1センサ基部15が第1部品17をハンドル部材31及び操作グリップ部材32の一方に揺動可能に取り付け、第2センサ基部16が第2部品18をハンドル部材31及び操作グリップ部材32の他方に揺動可能に取り付けている。
制御部12は、センサ14からの出力結果を演算して、駆動装置25から車輪23に出力される駆動力を調節する。図示されたスライド式センサ14は、図4及び図5に示すように、付勢部材19の不勢力に抗し、その軸線方向(長手方向、摺動方向)に短縮する場合、つまり、第1部品17及び第2部品18が互いに接近する場合、当該センサ14に対応する駆動装置25は、前進させるための駆動力を車輪23に出力する。前進させるための駆動力は、センサ14の短縮量が大きい程、大きくなる。逆に、スライド式センサ14が、付勢部材19の不勢力に抗し、その軸線方向(長手方向、摺動方向)に伸長する場合、つまり、第1部品17及び第2部品18が互いから離間する場合、当該センサ14に対応する駆動装置25は、後退させるための駆動力を車輪23に出力する。後退させるための駆動力は、センサ14の伸長量が大きい程、大きくなる。
なお、ここでいう「前(前進)」とは、前後方向における、すなわち、キャスターでない後輪23A,23Bの回転軸線に垂直な方向における前輪23C,23Dの側のこと(前輪23C,23Dの側に進むこと)である。一方、「後(後退)」とは、前後方向における後輪23A,23Bの側のこと(後輪23A,23Bの側に進むこと)である。
ただし、制御部12による駆動力の制御は、以上の例に限られない。例えば、台車本体20が、接触センサ(把持センサ)や速度センサ等の他のセンサ類を含み、これらのセンサ類からの出力も考慮して、駆動装置25から車輪23に出力される駆動力を制御するようにしてもよい。
次に、上述した構成からなる台車10の使用方法について説明する。
図5(a)〜図5(d)に示すように、使用者が、操作ハンドル30の操作グリップ部材32を把持して、操作ハンドル30を押す又は引くことで、台車10を走行させることができる。このとき、ハンドル部材31及び操作グリップ部材32の間に配置されたセンサ14は、操作ハンドル30に加えられる力を計測する。操作ハンドル30に加えられる力は、運搬対象物Zの重量が重い、走行面Pの状態が悪い、走行面Pが登り坂であるといった事情により、すなわち、台車10を走行させるために必要となる力が大きくなると、大きくなる。
図5(a)に示された状態において、使用者は、操作ハンドル30の第1グリップ部33a及び第2グリップ部33bを把持して、前後方向における前側に台車10を押している。このとき、第1グリップ部33a及び第1ハンドル部材31Aの間に位置する第1センサ14A、及び、第2グリップ部33b及び第2ハンドル部材31Bの間に位置する第2センサ14Bは、共に、その軸線方向に沿って全長を短縮させるように変形する。センサ14A,14Bは、この短縮により、台車10が前後方向における前側に押されていることを検出する。制御部12は、センサ14A,14Bでの検出結果を受信し、センサ14A,14Bでの検出結果に応じて前進する駆動力を車輪23A,23Bに出力するように、駆動装置25A,25Bを制御する。すなわち、台車10を押す使用者を補助する力としての駆動力が付与される。つまり、台車10を押すといった直接的な行為自体が、駆動力の供給を開始させる条件となる。使用者は、駆動力を発生させるために、操作ハンドル30から手を離してスイッチ等を操作する必要はない。
また、この台車10では、台車10を走行させるために必要となる力が大きくなるにつれて、センサ14の変形量が大きくなる。そして、台車10を走行させるために必要となる力が大きくなるにつれて、車輪23に出力される駆動力が大きくなる。つまり、使用者が台車10を押すために加えている力の大きさが、車輪23に供給される駆動力の大きさを決定する条件となる。したがって、走行面P上に段差があれば、当該段差を乗り越える際に、操作者はより大きな力を加えることになるが、このとき、駆動装置25もより大きな駆動力を車輪23に供給するようになる。また、当該段差を乗り越えた後、操作者はより小さい力を加えれば十分となり、このとき、駆動装置25から出力される駆動力も弱くなる。したがって、不要な駆動力の出力を抑制して、例えばバッテリーの無駄な消費を回避することができる。すなわち、省エネルギーを実現することができる。
図5(b)に示された状態において、使用者は、操作ハンドル30の第1グリップ部33a及び第2グリップ部33bを把持して、前後方向における後側に台車10を引いている。このとき、センサ14A,14Bは、その軸線方向に沿って全長を伸長させるように変形する。この結果、制御部12は、センサ14A,14Bでの検出結果に応じて後退する駆動力を車輪23A,23Bに出力するように、駆動装置25A,25Bを制御する。すなわち、この場合も、台車10を走行させる使用者を補助する力としての適切な駆動力が付与される。
また、図示された例において、センサ14は、台車本体20の車幅方向daに離間して配置された第1センサ14A及び第2センサ14Bを含んでいる。駆動装置25は、台車本体20の車幅方向daに離間して配置された第1車輪23A及び第2車輪23Bのうちの第1車輪23Aに第1センサ14Aでの検出結果に応じた駆動力を出力する第1駆動装置25Aと、第2車輪23Bに第2センサ14Bでの検出結果に応じた駆動力を出力する第2駆動装置25Bと、を含んでいる。
使用者が台車10を左側に旋回させようと意図した場合、当該使用者の無意識での直感的な動作として、台車10の右側後方となる第1グリップ部33aをより大きな力で押し、台車10の左側後方となる第2グリップ部33bをより小さな力で押すようになる。この結果、車幅方向daに離間して配置された第1センサ14Aの変形量および第2センサ14Bの変形量は異なるようになる。より強い力を受ける側となる第1グリップ部33aに対面する第1センサ14Aの短縮量は大きく、より弱い力を受ける側となる第2グリップ部33bに対面する第2センサ14Bの短縮量は小さくなる。したがって、第1センサ14Aの変形量に応じて第1駆動装置25Aから出力される駆動力は大きくなり、第2センサ14Bの変形量に応じて第2駆動装置25Bから出力される駆動力は小さくなる。結果として、駆動装置25から出力される駆動力も、台車10を左側に旋回させるように働く。すなわち、この台車10では、旋回させるように台車10に加えられた力に応じて、台車10を旋回させる駆動力が車輪23に供給されるようになる。
なお、図5(c)に示された状態では、使用者が台車10をその場で左側に回転させようとして、第1グリップ部33aを押し、第2グリップ部33bを引いている。この場合、第1グリップ部33aに対面する第1センサ14Aは短縮し、第1駆動装置25Aによって第1車輪23Aは前進するように駆動される。一方、第2グリップ部33bに対面する第2センサ14Bは伸長し、第2駆動装置25Bによって第2車輪23Bは後退するように駆動される。結果として、台車10は、その場で左に回転する動作を補助されるようになる。
使用者が台車10を右側に旋回させようと意図した場合、台車10の右側後方となる第1グリップ部33aをより小さな力で押し、台車10の左側後方となる第2グリップ部33bをより大きな力で押すようになる。このとき、第1センサ14Aの変形量に応じて第1駆動装置25Aから出力される駆動力は小さくなり、第2センサ14Bの変形量に応じて第2駆動装置25Bから出力される駆動力は大きくなる。結果として、駆動装置25から出力される駆動力も、台車10を右側に旋回させるように働く。
また、図5(d)に示された状態では、使用者が台車10をその場で右側に回転させようとして、第1グリップ部33aを引き、第2グリップ部33bを押している。この場合、第1グリップ部33aに対面する第1センサ14Aは伸長し、第1駆動装置25Aによって第1車輪23Aは後退するように駆動され、第2グリップ部33bに対面する第2センサ14Bは短縮し、第2駆動装置25Bによって第2車輪23Bは前進するように駆動される。結果として、台車10は、その場で右に回転する動作を補助されるようになる。
なお、前進しながらの旋回と同様にして、後退しながら旋回させる補助力を供給することも可能である。
以上に説明した第1例において、操作ハンドル30は、台車本体20から延び出したハンドル部材31と、ハンドル部材31に支持された操作グリップ部材32と、を有している。操作グリップ部材32は、台車本体20の車幅方向daに離間して配置され使用者がそれぞれ把持する第1グリップ部33a及び第2グリップ部33bを含んでいる。センサ14は、第1グリップ部33aのハンドル部材31に対する相対動作を検出する第1センサ14Aと、第2グリップ部33bのハンドル部材31に対する相対動作を検出する第2センサ14Bと、を含んでいる。駆動装置25は、第1駆動装置25A及び第2駆動装置25Bを含み、複数の車輪23は、運搬台車の車幅方向daに離間して配置された第1車輪23A及び第2車輪23Bを含んでいる。第1駆動装置25Aは、第1センサ14Aでの計測結果に応じた駆動力を第1車輪23Aに出力し、第2駆動装置25Bは、第2センサ14Bでの計測結果に応じた駆動力を第2車輪23Bに出力する。
このような台車10によれば、第1グリップ部33aに加える力に応じて第1車輪23Aに供給される駆動力が調節され、第2グリップ部33bに加える力に応じて第2車輪23Bに供給される駆動力が調節される。すなわち、台車10を前進または後退させる補助力だけでなく、台車10を所望の方向に旋回させる補助力を、台車10に供給することができ、さらには、旋回半径の調節まで可能となる。しかも、使用者は、通常の台車と同様に運搬台車10を取り扱うだけで、補助力の大きさまで調節することが可能であり、操作ハンドル30から手を離してスイッチ等を操作する必要もない。さらに、不要な駆動力の出力を抑制して、例えばバッテリーの無駄な消費を回避することができる。すなわち、省エネルギーを実現することができる。
なお、第1例として説明した台車10に対して種々の変更が可能である。たとえば、操作グリップ部材32は、第1グリップ部33aを含む第1操作グリップ部材と、第2グリップ部33bを含む第2操作グリップ部材と、に分離されていてもよい。
<第2例>
次に、図6〜図8を参照して台車10の第2の具体例について説明する。第2例として説明する台車10は、操作ハンドルの構成において、上述した第1例の台車10と異なり、その他においては、第1例の台車10と同一に構成することができる。したがって、以下においては、主として、操作ハンドル40に関連する説明を行い、第1例と重複する説明を省略する。
図6及び図7に示すように、台車10の第2例において、操作ハンドル40は、運搬台車10の前後方向に傾斜して台車本体20から延び上がる第1ハンドル部材41A及び第2ハンドル部材41Bと、台車本体20から離間した位置において第1ハンドル部材41A及び第2ハンドル部材41Bに接続する操作グリップ部材42と、を有している。第1ハンドル部材41A及び第2ハンドル部材41Bは、運搬台車10の車幅方向daに離間して配置されている。第1ハンドル部材41A及び第2ハンドル部材41Bは、台車本体20から後方且つ上方に延び出している。また、第1ハンドル部材41A及び第2ハンドル部材41Bは、それぞれ棒状の部材として形成されており、それぞれ長手方向d2a,d2bを有している(図7参照)。第1ハンドル部材41A及び第2ハンドル部材41Bの車幅方向daの間隔は、台車本体20から離間するにつれて小さくなっている。図8(a)〜図8(d)に示すように、操作グリップ部材42は、台車10を操作する際に使用者が把持する部位である。
第2例において、センサ14は、第1センサ14A及び第2センサ14Bを含んでいる。第1センサ14A及び第2センサ14Bは、車幅方向daに離間して配置されている。第1センサ14Aは、第1ハンドル部材41Aの長手方向d2aに加えられる力に関する情報を計測する。第2センサ14Bは、第2ハンドル部材41Bの長手方向d2bに加えられる力に関する情報を計測する。具体的な構成として、第1センサ14A及び第2センサ14Bは、図4を参照して既に説明したスライド型のスイッチとすることができる。すなわち、第2例の台車10に含まれるセンサ14は、その軸線方向(長手方向)に伸長及び短縮が可能な構成を有しており、伸長量や短縮量に基づいてその軸線方向に沿った荷重を取得することができる。図6及び図7に示すように、第1センサ14Aは第1ハンドル部材41Aに組み込まれており、第1センサ14Aの軸線方向は、第1ハンドル部材41Aの長手方向d2aと一致している。第2センサ14Bは第2ハンドル部材41Bに組み込まれており、第2センサ14Bの軸線方向は、第2ハンドル部材41Bの長手方向d2bと一致している。
第2例の台車10において、車輪23を含む台車本体20の構成、並びに、駆動装置25の構成は、第1例と同様に構成されている。そして、第1駆動装置25Aは、第1センサ14Aでの計測結果に応じた駆動力を第1車輪23Aに出力する。第2駆動装置25Bは、第2センサ14Bでの計測結果に応じた駆動力を第2車輪23Bに出力する。
以上の構成からなる第2例の台車10も、上述した第1例の台車10と同様に、台車10の走行を補助する駆動力を供給することができる。具体的には、図8(a)に示すように、操作グリップ部材42を把持した使用者が、台車10を押した場合、センサ14A,14Bが短縮して、駆動装置25A,25Bは台車10を前進させる駆動力を車輪23A,23Bに供給する。図8(b)に示すように、操作グリップ部材42を把持した使用者が、台車10を引いた場合、センサ14A,14Bが伸長して、駆動装置25A,25Bは台車10を後退させる駆動力を車輪23A,23Bに供給する。
また、図8(c)に示すように、使用者が、操作グリップ部材42を右に押した場合、第1センサ14Aは比較的大きく短縮し、第2センサ14Bは比較的小さく短縮する又は伸長する。この結果、第1駆動装置25Aは、前進させる比較的大きな駆動力を第1車輪23Aに供給し、第2駆動装置25Bは、前進させる比較的小さな駆動力または後退させる駆動力を第2車輪23Bに供給する。この結果、台車10を左に旋回させる駆動力が供給される。一方、図8(d)に示すように、使用者が、操作グリップ部材42を左に押した場合、センサ14A,14Bは、図8(c)に示された状態とは左右で逆の変形を生じ、結果として、車輪23A,23Bに供給される駆動力も図8(c)に示された状態とは左右で逆となる。結果として、台車10を右に旋回させる駆動力が供給される。同様にして、後退しながら旋回させる補助力を供給することも可能である。
以上に説明した第2例において、操作ハンドル40は、台車本体20の前後方向dbに傾斜して台車本体20から延び上がる第1ハンドル部材41A及び第2ハンドル部材41Bと、台車本体20から離間した位置において第1ハンドル部材41A及び第2ハンドル部材41Bに接続し且つ使用者が把持する操作グリップ部材42と、を含んでいる。第1ハンドル部材41A及び第2ハンドル部材41Bは、運搬台車10の車幅方向daに離間して配置されている。センサ14は、第1ハンドル部材41Aの長手方向d2aに加えられる力に関する情報を計測する第1センサ14Aと、第2ハンドル部材41Bの長手方向d2bに加えられる力に関する情報を計測する第2センサ14Bと、を含んでいる。駆動装置25は、第1駆動装置25A及び第2駆動装置25Bを含み、複数の車輪23は、運搬台車の車幅方向daに離間して配置された第1車輪23A及び第2車輪23Bを含んでいる。第1駆動装置25Aは、第1センサ14Aでの計測結果に応じた駆動力を第1車輪23Aに出力し、第2駆動装置25Bは、第2センサ14Bでの計測結果に応じた駆動力を第2車輪23Bに出力する。
このような台車10によれば、操作グリップ部材42から第1ハンドル部材41Aに加えられる力に応じて、第1車輪23Aに供給される駆動力が調節され、操作グリップ部材42から第2ハンドル部材41Bに加えられる力に応じて、第2車輪23Bに供給される駆動力が調節される。すなわち、台車10を前進または後退させる補助力だけでなく、台車10を所望の方向に旋回させる補助力を台車10に供給することができ、さらには、旋回半径の調節まで可能となる。しかも、使用者は、通常の台車と同様に運搬台車10を取り扱うだけで、補助力の大きさまで調節することが可能であり、操作ハンドル40から手を離してスイッチ等を操作する必要もない。さらに、不要な駆動力の出力を抑制して、例えばバッテリーの無駄な消費を回避することができる。すなわち、省エネルギーを実現することができる。
<第3例>
次に、図9〜図11を参照して台車10の第3の具体例について説明する。第3例として説明する台車10は、主として、操作ハンドル50が揺動可能に設けられている点において、上述した第1例及び第2例の台車10と異なり、その他においては、第1例又は第2例の台車10と同一に構成することができる。したがって、以下においては、主として、操作ハンドル50に関連する説明を行い、第1例又は第2例と重複する説明を省略する。
図9〜図11に示すように、台車10の第3例において、台車本体20から延び上がった操作ハンドル50は、台車本体20に対して揺動可能に接続している。図示された例において、操作ハンドル50は、その下端において、台車本体20の荷台21に揺動可能に取り付けられている。台車10は、台車本体20の荷台21に固定されたフレーム部材56を有している。フレーム部材56は、荷台21からの運搬対象物Zの落下を規制する枠材として機能する。そして、センサ14は、操作ハンドル50とフレーム部材56とを連結している。第3例において、センサ14は、台車本体20から延び上がった操作ハンドル50の揺動動作を検出することで、操作ハンドル40に加えられた力を評価することができる。
図示された例をより具体的に説明する。操作ハンドル50は、第1グリップ部53aを含む第1操作ハンドル50Aと、第2グリップ部53bを含む第2操作ハンドル50Bと、を含んでいる。台車10には、右側に配置された第1フレーム部材56aと、左側に配置された第2フレーム部材56bが、設けられている。第1フレーム部材56a及び第2フレーム部材56bは、車幅方向daに離間して配置されている。そして、センサ14は、操作ハンドル50の第1グリップ部53aを含む部分の揺動動作を検出する第1センサ14Aと、操作ハンドル50の第2グリップ部53bを含む部分の揺動動作を検出する第2センサ14Bと、を含んでいる。
具体的な構成として、第1センサ14A及び第2センサ14Bは、図4を参照して既に説明したスライド型のスイッチとすることができる。すなわち、第3例の台車10に含まれるセンサ14は、その軸線方向(長手方向)に伸長及び短縮が可能な構成を有しており、伸長量や短縮量に基づいてその軸線方向に沿った荷重を取得することができる。図9及び図10に示すように、第1センサ14Aは、第1操作ハンドル50Aと第1フレーム部材56aとを連結する。第1センサ14Aの一端が第1操作ハンドル50Aと揺動可能に接続し、第1センサ14Aの他端が第1フレーム部材56aと揺動可能に接続している。第2センサ14Bは、第2操作ハンドル50Bと第2フレーム部材56bとを連結する。第2センサ14Bの一端が第2操作ハンドル50Bと揺動可能に接続し、第2センサ14Bの他端が第2フレーム部材56bと揺動可能に接続している。なお、フレーム部材は柵状に形成されているが、この例に限られず、例えば棒状に形成されていてもよい。
第3例の台車10において、車輪23の構成、並びに、駆動装置25の構成は、第1例又は第2例と同様に構成されている。そして、第1駆動装置25Aは、第1センサ14Aでの計測結果に応じた駆動力を第1車輪23Aに出力する。第2駆動装置25Bは、第2センサ14Bでの計測結果に応じた駆動力を第2車輪23Bに出力する。
以上の構成からなる第3例の台車10においても、操作ハンドル50を把持した使用者が台車10を押した場合、センサ14は、操作ハンドル50とフレーム部材56との間で短縮する。このとき、駆動装置25は台車10を前進させる駆動力を車輪23に供給する。一方、使用者が台車10を引いた場合、センサ14は、操作ハンドル50とフレーム部材56との間で伸長する。このとき、駆動装置25は台車10を後退させる駆動力を車輪23に供給する。
また、図5及び図8を参照した説明と同様に、第1グリップ部53aに加える力と第2グリップ部53bに加える力を変化させることで、台車10を旋回させる駆動力を供給することができる。具体的には、車幅方向daにおける右側に配置された第1グリップ部53aをより強く前方に押すと、第1センサ14Aが比較的大きく短縮し、これにより、第1駆動装置25Aが、右側に配置された第1車輪23Aに対して、比較的大きな前進駆動力を供給する。この結果、台車10を左に旋回させることができる。一方、車幅方向daにおける左側に配置された第2グリップ部53bをより強く前方に押すと、第2センサ14Bが比較的大きく短縮し、これにより、第2駆動装置25Bが、左側に配置された第2車輪23Bに対して、比較的大きな前進駆動力を供給する。この結果、台車10を右に旋回させることができる。同様にして、後退しながら旋回させる補助力を供給することも可能である。
以上に説明した第3例において、センサ14は、台車本体20から延び上がった操作ハンドル50の揺動動作を検出するようになっている。したがって、テコの原理を利用することで、操作ハンドル50の揺動動作によって、センサ14に大きな力を出力することができる。これにより、操作ハンドル50に加えられた力を高精度に検出することができる。
また、第3例において、操作ハンドル50は、台車本体20に対して揺動可能となっており、操作ハンドル50は、運搬台車10の車幅方向daに離間して配置され使用者がそれぞれ把持する第1グリップ部53a及び第2グリップ部53bを含んでいる。センサ14は、操作ハンドル50の第1グリップ部53aを含む部分の揺動動作を検出する第1センサ14Aと、操作ハンドル50の第2グリップ部53bを含む部分の揺動動作を検出する第2センサ14Bと、を含んでいる。駆動装置25は、第1駆動装置25A及び第2駆動装置25Bを含み、複数の車輪23は、運搬台車の車幅方向daに離間して配置された第1車輪23A及び第2車輪23Bを含んでいる。第1駆動装置25Aは、第1センサ14Aでの計測結果に応じた駆動力を第1車輪23Aに出力し、第2駆動装置25Bは、第2センサ14Bでの計測結果に応じた駆動力を第2車輪23Bに出力する。
このような台車10によれば、第1グリップ部53aに加えられる力に応じて、第1車輪23Aに供給される駆動力が調節され、第2グリップ部53bに加えられる力に応じて、第2車輪23Bに供給される駆動力が調節される。すなわち、台車10を前進または後退させる補助力だけでなく、台車10を所望の方向に旋回させる補助力を、台車10に供給することができ、さらには、旋回半径の調節まで可能となる。しかも、使用者は、通常の台車と同様に運搬台車10を取り扱うだけで、補助力の大きさまで調節することが可能であり、操作ハンドル50から手を離してスイッチ等を操作する必要もない。さらに、不要な駆動力の出力を抑制して、例えばバッテリーの無駄な消費を回避することができる。すなわち、省エネルギーを実現することができる。
さらに、第3の例において、操作ハンドル50は、第1グリップ部53aを含む第1操作ハンドル50Aと、第2グリップ部53bを含む第2操作ハンドル50Bと、を含んでいる。第1操作ハンドル50A及び第2操作ハンドル50Bは、独立して、台車本体20に対して揺動することができる。このため、第1センサ14Aによって、第1グリップ部53aに加えられる力を高精度に評価することができ、第2センサ14Bによって、第2グリップ部53bに加えられる力を高精度に評価することができる。ただし、図示された例とは異なり、第1グリップ部53a及び第2グリップ部53bが、単一の操作ハンドル50に含まれるようにしてもよい。
<第4例>
次に、図12及び図13を参照して台車10の第4の具体例について説明する。第4例として説明する台車10においても、センサ14は、第3例と同様に、台車本体20から延び上がった操作ハンドル60の揺動動作を検出するようになっている。ただし、第4例は、操作ハンドル60、センサ14及びフレーム部材66の構成において、第3例と異なり、その他において、第3例の台車10と同一に構成することができる。したがって、以下においては、主として、操作ハンドル60、センサ14及びフレーム部材66に関連する説明を行い、第1例〜第3例と重複する説明を省略する。
図12及び図13に示すように、台車10の第4例において、台車本体20から延び上がった操作ハンドル60は、台車本体20に対して揺動可能に接続している。図示された例において、操作ハンドル60は、その下端において、台車本体20の荷台21に揺動可能に取り付けられている。台車10は、台車本体20の荷台21に固定されたフレーム部材66を有している。フレーム部材66は、荷台21からの運搬対象物Zの落下を規制する枠材として機能する。フレーム部材66及び操作ハンドル60の間には、フレーム部材66及び操作ハンドル60を連結する連結部材67が設けられている。センサ14は、連結部材67に組み込まれ、連結部材67の長手方向に加えられる力に関する情報を計測する。
図示された例において、操作ハンドル60は、台車本体20に対してそれぞれ揺動可能で台車10の車幅方向daに離間して配置された第1操作ハンドル60A及び第2操作ハンドル60Bを有している。第1操作ハンドル60A及び第2操作ハンドル60Bは、それぞれ棒状の部材として形成されている。第1操作ハンドル60A及び第2操作ハンドル60Bは、互いに平行となるよう配置され、走行面Pに略垂直な方向に延びている。第1操作ハンドル60Aの上方部分が、使用者によって把持される第1グリップ部63aを構成し、第2操作ハンドル60Bの上方部分が、使用者によって把持される第2グリップ部63bを構成する。このような第1操作ハンドル60A及び第2操作ハンドル60Bは、荷台21からの運搬対象物Zの落下を規制する枠材としても機能する。また、このような第1操作ハンドル60A及び第2操作ハンドル60Bは、荷台21上に載置された長尺の運搬対象物Zが第1操作ハンドル60A及び第2操作ハンドル60Bの間を通過して延びることを許容する点において有用である。
フレーム部材66は、台車本体20からそれぞれ延び上がり運搬台車10の車幅方向daに離間して配置された第1フレーム部材66a及び第2フレーム部材66bを含んでいる。第1フレーム部材66a及び第2フレーム部材66bは、互いに平行となるよう配置され、走行面Pに略垂直な方向に延びている。このような第1フレーム部材66a及び第2フレーム部材66bは、荷台21からの運搬対象物Zの落下を規制する枠材としても機能する。また、このような第1フレーム部材66a及び第2フレーム部材66bは、荷台21上に載置された長尺の運搬対象物Zが第1フレーム部材66a及び第2フレーム部材66bの間を通過して延びることを許容する点において有用である。
連結部材67は、第1フレーム部材66aと第1操作ハンドル60Aとを連結する第1連結部材67aと、第2フレーム部材66bと第2操作ハンドル60Bとを連結する第2連結部材67bと、を有している。第1連結部材67a及び第2連結部材67bは、互いに平行となるよう配置され、台車10の前後方向dbと略平行に延びている。このような第1連結部材67a及び第2連結部材67bは、荷台21からの運搬対象物Zの落下を規制する枠材としても機能する。
第4例において、センサ14は、第1センサ14A及び第2センサ14Bを含んでいる。第1センサ14A及び第2センサ14Bは、車幅方向daに離間して配置されている。第1センサ14Aは、第1連結部材67aの長手方向d4aに加えられる力に関する情報を計測する。第2センサ14Bは、第2連結部材67bの長手方向d4bに加えられる力に関する情報を計測する。具体的な構成として、第1センサ14A及び第2センサ14Bは、図4を参照して既に説明したスライド型のスイッチとすることができる。すなわち、第4例の台車10に含まれるセンサ14は、その軸線方向(長手方向)に伸長及び短縮が可能な構成を有しており、伸長量や短縮量に基づいてその軸線方向に沿った荷重を取得することができる。図12及び図13に示すように、第1センサ14Aは第1連結部材67aに組み込まれており、第1センサ14Aの軸線方向は、第1連結部材67aの長手方向d4aと一致している。第2センサ14Bは第2連結部材67bに組み込まれており、第2センサ14Bの軸線方向は、第2連結部材67bの長手方向d4bと一致している。
第4例の台車10において、車輪23の構成、並びに、駆動装置25の構成は、第1例〜第3例のいずれかと同様に構成され得る。そして、第1駆動装置25Aは、第1センサ14Aでの計測結果に応じた駆動力を第1車輪23Aに出力する。第2駆動装置25Bは、第2センサ14Bでの計測結果に応じた駆動力を第2車輪23Bに出力する。
以上の構成からなる第4例の台車10においても、操作ハンドル60を把持した使用者が台車10を押した場合、センサ14は、操作ハンドル60とフレーム部材66との間で短縮する。このとき、駆動装置25は台車10を前進させる駆動力を車輪23に供給する。一方、使用者が台車10を引いた場合、センサ14は、操作ハンドル60とフレーム部材66との間で伸長する。このとき、駆動装置25は台車10を後退させる駆動力を車輪23に供給する。
また、図5及び図8を参照した説明と同様に、第1操作ハンドル60Aの第1グリップ部63aに加える力と第2操作ハンドル60Bの第2グリップ部63bに加える力を変化させることで、台車10を旋回させる駆動力を供給することができる。具体的には、車幅方向daにおける右側に配置された第1操作ハンドル60Aの第1グリップ部63aをより強く前方に押すと、第1センサ14Aが比較的大きく短縮し、これにより、第1駆動装置25Aが、右側に配置された第1車輪23Aに対して、比較的大きな前進駆動力を供給する。この結果、台車10を左に旋回させることができる。一方、車幅方向daにおける左側に配置された第2操作ハンドル60Bの第2グリップ部63bをより強く前方に押すと、第2センサ14Bが比較的大きく短縮し、これにより、第2駆動装置25Bが、左側に配置された第2車輪23Bに対して、比較的大きな前進駆動力を供給する。この結果、台車10を右に旋回させることができる。同様にして、後退しながら旋回させる補助力を供給することも可能である。
以上に説明した第4例において、センサ14は、台車本体20から延び上がった操作ハンドル60の揺動動作を検出するようになっている。したがって、テコの原理を利用することで、操作ハンドル60の揺動動作によって、センサ14に大きな力を出力することができる。これにより、操作ハンドル60に加えられた力を高精度に検出することができる。
また、第4例の台車10は、台車本体20からそれぞれ延び上がり運搬台車10の車幅方向daに離間して配置された第1フレーム部材66a及び第2フレーム部材66bを有している。操作ハンドル60は、台車本体20に対してそれぞれ揺動可能で運搬台車10の車幅方向daに離間して配置された第1操作ハンドル60A及び第2操作ハンドル60Bを有している。第1フレーム部材66a及び第1操作ハンドル60Aを連結する第1連結部材67aが設けられ、第2フレーム部材66b及び第2操作ハンドル60Bを連結する第2連結部材67bが設けられている。センサ14は、第1連結部材67aの長手方向d4aに加えられる力に関する情報を計測する第1センサ14Aと、第2連結部材67bの長手方向d4bに加えられる力に関する情報を計測する第2センサ14Bと、を含んでいる。駆動装置25は、第1駆動装置25A及び第2駆動装置25Bを含み、複数の車輪23は、運搬台車の車幅方向daに離間して配置された第1車輪23A及び第2車輪23Bを含んでいる。第1駆動装置25Aは、第1センサ14Aでの計測結果に応じた駆動力を第1車輪23Aに出力し、第2駆動装置25Bは、第2センサ14Bでの計測結果に応じた駆動力を第2車輪23Bに出力する。
このような台車10によれば、第1操作ハンドル60Aに加えられる力に応じて、第1車輪23Aに供給される駆動力が調節され、第2操作ハンドル60Bに加えられる力に応じて、第2車輪23Bに供給される駆動力が調節される。すなわち、台車10を前進または後退させる補助力だけでなく、台車10を所望の方向に旋回させる補助力を、台車10に供給することができ、さらには、旋回半径の調節まで可能となる。しかも、使用者は、通常の台車と同様に運搬台車10を取り扱うだけで、補助力の大きさまで調節することが可能であり、操作ハンドル60から手を離してスイッチ等を操作する必要もない。さらに、不要な駆動力の出力を抑制して、例えばバッテリーの無駄な消費を回避することができる。すなわち、省エネルギーを実現することができる。
また、運搬対象物Zの落下を規制する枠材を操作ハンドル60として用いることができる。この例では、専用の操作ハンドルを設ける必要がないので、種々の形状を有した運搬対象物Zを荷台21に載置することも可能となる。また、複数の運搬対象物Zを載置する際に、積み方の制限も緩和される。
なお、図示された例において、センサ14及び連結部材67が、荷台21よりも上方に配置されている例を示したが、これに限られない。例えば、フレーム部材66及び操作ハンドル60が荷台21の下方まで延びており、連結部材67が、荷台21の下方において、フレーム部材66及び操作ハンドル60を連結するようにしてもよい。連結部材67を荷台21の下方に配置することで、運搬対象物Zの形状や積載方法に関する制約を効果的に軽減することができる。
<第5例>
次に、図14及び図15を参照して台車10の第5の具体例について説明する。第5例として説明する台車10は、操作ハンドルの構成において、上述した第1例〜第4例の台車10と異なり、その他においては、第1例〜第4例のいずれかの台車10と同一に構成することができる。したがって、以下においては、主として、操作ハンドル70に関連する説明を行い、第1例〜第4例と重複する説明を省略する。
図14に示すように、台車10は、台車本体20から延び上がるフレーム部材76を有している。図示された例では、複数のフレーム部材76が設けられている。フレーム部材76は、荷台21からの運搬対象物Zの落下を規制する枠材として機能する。より具体的には、台車10の前後方向dbに沿って配置された三つのフレーム部材76を一組として、二組のフレーム部材が、台車10の車幅方向daに離間して配置されている。このうち、図示された例では、各組の最後方に位置する二つのフレーム部材76が、操作ハンドル70を構成している。すなわち、図14に示された例において、操作ハンドル70は、車幅方向daに離間して配置された第1操作ハンドル70A及び第2操作ハンドル70Bを有している。
第5例による台車10において、操作ハンドル70は、台車本体20から延び上がるハンドル部材71と、ハンドル部材71の取り付けられた操作入力部材72と、を有している。第1操作ハンドル70Aは、第1ハンドル部材71A及び操作入力部材72Aを有している。第2操作ハンドル70Bは、第2ハンドル部材71B及び操作入力部材72Bを有している。
図15に示すように、操作入力部材72は、ハンドル部材71の上端に取り付けられている。操作入力部材72は、ハンドル部材71に取り付けられた固定部73と、固定部73に接続するベース部74と、ベース部74によって支持されたグリップ部75と、を含んでいる。グリップ部75は、ベース部74に対して一方向に相対動作可能となっている。図示された例において、グリップ部75のベース部74に対して前後方向dbに移動可能となっている。グリップ部75は、ベース部74に対して基準位置に保持され、前後方向dbにおける前側に移動した際には基準位置に向けて後側に付勢され、前後方向dbにおける後側に移動した際には基準位置に向けて前側に付勢されるようになっている。
第4例において、センサ14は、第1センサ14A及び第2センサ14Bを含んでいる。第1センサ14Aは、第1操作ハンドル70Aの操作入力部材72に設けられ、ベース部74に対するグリップ部75の相対動作を検出する。第2センサ14Bは、第2操作ハンドル70Bの操作入力部材72に設けられ、ベース部74に対するグリップ部75の相対動作を検出する。各センサ14A,14Bは、グリップ部75の動作を監視することで、グリップ部75に加えられる力に関する情報を計測する。
具体的な構成として、第1センサ14A及び第2センサ14Bは、図4を参照して既に説明したスライド型のスイッチとすることができる。すなわち、第5例の台車10に含まれるセンサ14は、その軸線方向(長手方向)に伸長及び短縮が可能な構成を有しており、伸長量や短縮量に基づいてその軸線方向に沿った荷重を取得することができる。一例として、センサ14の第1部品17がグリップ部75に固定され、第2部品18がベース部74に固定される。このような適用によれば、グリップ部75がベース部74に対して相対動作することにより、センサ14が短縮または伸長し、グリップ部75に加えられた力を計測することができる。
第5例の台車10において、車輪23の構成、並びに、駆動装置25の構成は、第1例〜第4例のいずれかと同様に構成され得る。そして、第1駆動装置25Aは、第1センサ14Aでの計測結果に応じた駆動力を第1車輪23Aに出力する。第2駆動装置25Bは、第2センサ14Bでの計測結果に応じた駆動力を第2車輪23Bに出力する。
以上の構成からなる第5例の台車10においても、使用者が操作ハンドル70のグリップ部75を把持して台車10を押した場合、センサ14は、操作入力部材72内におけるグリップ部75とベース部74との間で短縮または伸縮する。このとき、駆動装置25は台車10を前進させる駆動力を車輪23に供給する。一方、使用者が操作ハンドル70のグリップ部75を把持して台車10を引いた場合、センサ14は伸長または短縮する。このとき、駆動装置25は台車10を後退させる駆動力を車輪23に供給する。
また、図5及び図8を参照した説明と同様に、第1操作ハンドル70Aのグリップ部75に加える力と第1操作ハンドル70Aのグリップ部75に加える力を変化させることで、台車10を旋回させる駆動力を供給することができる。具体的には、車幅方向daにおける右側に配置された第1操作ハンドル70Aのグリップ部75をより強く前方に押すと、第1センサ14Aが比較的大きく変形し、これにより、第1駆動装置25Aが、右側に配置された第1車輪23Aに対して、比較的大きな駆動力を供給する。この結果、台車10を左に旋回させることができる。一方、車幅方向daにおける左側に配置された第2操作ハンドル70Bのグリップ部75をより強く前方に押すと、第2センサ14Bが比較的大きく変形し、これにより、第2駆動装置25Bが、左側に配置された第2車輪23Bに対して、比較的大きな前進駆動力を供給する。この結果、台車10を右に旋回させることができる。同様にして、後退しながら旋回させる補助力を供給することも可能である。
以上に説明した第5例において、操作ハンドル70は、台車本体20から延び出したハンドル部材71と、ハンドル部材71に設けられた操作入力部材72と、を有している。操作入力部材72は、ハンドル部材71に接続したベース部74と、ベース部74に動作可能に保持され使用者が把持するグリップ部75と、を含んでいる。センサ14は、ベース部74に対するグリップ部75の相対動作を検出する。このような第5例によれば、使用者は、通常の台車と同様に運搬台車10を取り扱うだけで、補助力の大きさまで調節することが可能であり、操作ハンドル70から手を離してスイッチ等を操作する必要もない。さらに、不要な駆動力の出力を抑制して、例えばバッテリーの無駄な消費を回避することができる。すなわち、省エネルギーを実現することができる。
なお、以上に説明した第5例について、種々の変更が可能である。例えば、図16に示された操作入力部材72を用いることも可能である。図16に示された操作入力部材72は、ハンドル部材71に取り付けられた固定部73と、固定部73に接続するベース部74と、ベース部74によって支持されたグリップ部75と、を含んでいる。グリップ部75は、鉛直方向に延びており、ベース部74に対して前後方向dbに移動可能となっている。センサ14は、ベース部74及びグリップ部75の間に配置され、ベース部74及びグリップ部75の相対移動を検出することで、グリップ部75に加えられる力を評価可能としている。図16に示された操作入力部材72によっても、上述した作用効果を奏することができる。
また、操作入力部材72をハンドル部材71から取り外し可能としてもよい。例えば、図16に示された操作入力部材72では、ベース部74がクリップ状に形成されている。これにより、操作入力部材72のフレーム部材76(ハンドル部材71)への取付位置を調節することができる。また、図14に示された台車10において、車幅方向daにおける右側に配置された二つのフレーム部材76(ハンドル部材71)に対して、例えば車幅方向右側且つ前後方向最後方に配置されたフレーム部材76(ハンドル部材71)及び車幅方向右側且つ前後方向中央に配置されたフレーム部材76(ハンドル部材71)に対して、第1操作ハンドル70A及び第2操作ハンドル70Bを取り付けても良い。これらの例によれば、例えば使用者の体型や運搬対象物Zの形状等に合わせて、台車10の操作に適した位置に操作入力部材72を設置することができる。これにより、操作ハンドル70を介して台車10に力を加え易くなり、台車10の操作性を更に向上させることができる。
さらに、操作入力部材72内に設けられたセンサ14での計測結果を、無線にて、制御部12に送信するようにしても良い。操作入力部材72がハンドル部材71から取り外し可能となっている場合、取得情報の送信を無線化することで、操作入力部材72と制御部12との間を延びる配線を考慮することなく、操作入力部材72の位置を調節することができる。これにより、台車10の取り扱い性をさらに向上させることができる。
いくつかの具体例を参照しながら説明してきた以上の一実施の形態において、運搬台車10は、運搬対象物Zが載置される荷台21及び荷台21に回転可能に保持された複数の車輪23を有する台車本体20と、台車本体20に接続し運搬台車10を操作する使用者によって把持される操作ハンドル30,40,50,60,70と、操作ハンドル30,40,50,60,70に加えられる力に関する情報を計測するセンサ14と、複数の車輪23に含まれるいずれかの車輪にセンサ14での検出結果に応じた駆動力を出力する駆動装置25と、を有している。このような、台車10によれば、操作ハンドル30,40,50,60,70に加えられる力に応じた駆動力が駆動装置25から車輪23に出力される。すなわち、使用者が台車10を操作するために加えられた力に応じて、使用者が意図した走行を台車10に実現させるための駆動力が出力されるようになる。したがって、駆動力の供給によって走行を補助される台車10の操作性を大幅に改善することが可能となる。
また、上述の一実施の形態において、センサ14は、第1センサ14A及び第2センサ14Bを含み、駆動装置25は、第1駆動装置25A及び第2駆動装置25Bを含んでいる。複数の車輪23は、運搬台車10の車幅方向daに離間して配置された第1車輪23A及び第2車輪23Bを含んでいる。第1駆動装置25Aは、第1センサ14Aでの計測結果に応じた駆動力を第1車輪23Aに出力し、第2駆動装置25Bは、第2センサ14Bでの計測結果に応じた駆動力を第2車輪23Bに出力する。このような一実施の形態によれば、操作ハンドル30,40,50,60,70に加えられる力の第1センサ14A及び第2センサ14Bによる計測結果に応じて、第1駆動装置25A及び第2駆動装置25Bからそれぞれ出力される駆動力の大きさや向きを独立して制御することができる。これにより、台車10の進行方向を曲げる補助力を台車10に供給することができ、さらに、曲がりの程度も制御することができる。しかも、このような旋回の制御が、使用者によって操作ハンドル30,40,50,60,70に加えられる力に応じて実現されるため、駆動力の供給によって走行を補助される台車10の操作性を大幅に改善しながら、更に走行の自由度も大幅に改善することができる。
さらに、上述の一実施の形態において、センサ14は、一方向に伸長または短縮することで、操作ハンドル30,40,50,60,70に加えられた力の大きさを高精度に評価することができるとともに、センサ自体が簡易且つ安価であり、さらに、計測結果の演算処理等も極めて簡易である。これにより、運搬台車の複雑化や大型化を効果的に回避することも可能となる。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。
da 車幅方向
db 前後方向
10 台車
14 センサ
14A 第1センサ
14B 第2センサ
20 台車本体
21 荷台
23 車輪
23A 第1車輪
23B 第2車輪
25 駆動装置
25A 第1駆動装置
25B 第2駆動装置
30,40,50,60,70 操作ハンドル
30A,40A,50A,60A,70A 第1操作ハンドル
30B,40B,50B,60B,70B 第2操作ハンドル
31,41,71 ハンドル部材
32,42 操作グリップ部材
56,66 フレーム部材
67 連結部材

Claims (8)

  1. 運搬対象物が載置される荷台と、前記荷台に回転可能に保持された複数の車輪と、を有する台車本体と、
    前記台車本体に接続し、使用者によって把持される操作ハンドルと、
    前記操作ハンドルに加えられる力に関する情報を計測するセンサと、
    前記複数の車輪に含まれるいずれかの車輪に、前記センサでの検出結果に応じた駆動力を出力する駆動装置と、を備える、運搬台車。
  2. 前記操作ハンドルは、前記台車本体から延び出したハンドル部材と、前記ハンドル部材に支持された操作グリップ部材と、を有し、
    前記操作グリップ部材は、前記運搬台車の車幅方向に離間して配置され使用者がそれぞれ把持する第1グリップ部及び第2グリップ部を含み、
    前記センサは、前記第1グリップ部の前記ハンドル部材に対する相対動作を検出する第1センサと、前記第2グリップ部の前記ハンドル部材に対する相対動作を検出する第2センサと、を含み、
    前記駆動装置は、第1駆動装置及び第2駆動装置を含み、
    前記複数の車輪は、前記運搬台車の車幅方向に離間して配置された第1車輪および第2車輪を含み、
    前記第1駆動装置は、前記第1センサでの計測結果に応じた駆動力を前記第1車輪に出力し、
    前記第2駆動装置は、前記第2センサでの計測結果に応じた駆動力を前記第2車輪に出力する、請求項1に記載の運搬台車。
  3. 前記操作ハンドルは、前記運搬台車の前後方向に傾斜して前記台車本体から延び上がる第1ハンドル部材および第2ハンドル部材と、前記台車本体から離間した位置において、第1ハンドル部材および第2ハンドル部材に接続し且つ使用者が把持する操作グリップ部材と、を含み、
    前記第1ハンドル部材および前記第2ハンドル部材は、前記運搬台車の車幅方向に離間して配置され、
    前記センサは、前記第1ハンドル部材の長手方向に加えられる力に関する情報を計測する第1センサと、前記第2ハンドル部材の長手方向に加えられる力に関する情報を計測する第2センサと、を含み、
    前記駆動装置は、第1駆動装置及び第2駆動装置を含み、
    前記複数の車輪は、前記運搬台車の車幅方向に離間して配置された第1車輪および第2車輪を含み、
    前記第1駆動装置は、前記第1センサでの計測結果に応じた駆動力を前記第1車輪に出力し、
    前記第2駆動装置は、前記第2センサでの計測結果に応じた駆動力を前記第2車輪に出力する、請求項1に記載の運搬台車。
  4. 前記センサは、前記台車本体から延び上がった操作ハンドルの揺動動作を検出する、請求項1に記載の運搬台車。
  5. 前記操作ハンドルは、前記台車本体に対して揺動可能であり、
    前記操作ハンドルは、前記運搬台車の車幅方向に離間して配置され使用者がそれぞれ把持する第1グリップ部及び第2グリップ部を含み、
    前記センサは、前記操作ハンドルの前記第1グリップ部を含む部分の揺動動作を検出する第1センサと、前記操作ハンドルの前記第2グリップ部を含む部分の揺動動作を検出する第2センサと、を含み、
    前記駆動装置は、第1駆動装置及び第2駆動装置を含み、
    前記複数の車輪は、前記運搬台車の車幅方向に離間して配置された第1車輪および第2車輪を含み、
    前記第1駆動装置は、前記第1センサでの計測結果に応じた駆動力を前記第1車輪に出力し、
    前記第2駆動装置は、前記第2センサでの計測結果に応じた駆動力を前記第2車輪に出力する、請求項1に記載の運搬台車。
  6. 前記台車本体からそれぞれ延び上がり前記運搬台車の車幅方向に離間して配置された第1フレーム部材及び第2フレーム部材を更に備え、
    前記操作ハンドルは、前記台車本体に対してそれぞれ揺動可能で前記運搬台車の車幅方向に離間して配置された第1操作ハンドル及び第2操作ハンドルを有し、
    前記第1フレーム部材および前記第1操作ハンドルを連結する第1連結部材が設けられ、前記第2フレーム部材および前記第2操作ハンドルを連結する第2連結部材が設けられ、
    前記センサは、前記第1連結部材の長手方向に加えられる力に関する情報を計測する第1センサと、前記第2連結部材の長手方向に加えられる力に関する情報を計測する第2センサと、を含み、
    前記駆動装置は、第1駆動装置及び第2駆動装置を含み、
    前記複数の車輪は、前記運搬台車の車幅方向に離間して配置された第1車輪および第2車輪を含み、
    前記第1駆動装置は、前記第1センサでの計測結果に応じた駆動力を前記第1車輪に出力し、
    前記第2駆動装置は、前記第2センサでの計測結果に応じた駆動力を前記第2車輪に出力する、請求項1に記載の運搬台車。
  7. 前記操作ハンドルは、前記台車本体から延び出したハンドル部材と、前記ハンドル部材に設けられた操作入力部材と、を有し、
    前記操作入力部材は、前記ハンドル部材に接続したベース部と、前記ベース部に動作可能に保持され使用者が把持するグリップ部と、を含み、
    前記センサは、前記ベース部に対する前記グリップ部の相対動作を検出する、請求項1に記載の運搬台車。
  8. 前記操作入力部材は、前記ハンドル部材への取り付け位置を変更可能となっている、請求項7に記載の運搬台車。
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