JP5428726B2 - 補助動力車および補助動力車付きカート - Google Patents

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本発明は、カートの先端部に着脱自在に連結して使用される補助動力車、及びこの補助動力車を連結した補助動力車付カートに関するものである。
病院では、患者ごとに薬剤を取り揃えたトレイをカートに載せて運搬を行っている。カートは医療作業者に押し引きされることで移動するが、カートには複数個のトレイが載置されているために、押し引きに大きな力が必要である。結果、医療作業者にとって、カートの移動は重労働となる。このカートの移動は病院に限るものでなく、工場、倉庫、大型店舗等でも同様に重労働である。
従来、カートの移動を楽に行う目的で、補助動力車をカートに取付けることが行われている(例えば、特許文献1を参照)。
この補助動力車2は、図10に示すように、カート1の先端に補助動力車2を連結することにより、荷物を搭載したカート1を操作者が一人で容易かつ安全に移動させることが可能である。
補助動力車2は、モータ(図示せず)によって駆動される車輪3と、モータを制御する制御部(図示せず)と、進行方向を操舵するハンドル4と、ハンドル4に設けられて制御部を操作するコントローラ(図示せず)と、補助動力車2のボディ5の背部に設けられた結合部6とを備える。この補助動力車2は、操作者がハンドル4を前方へ押し倒すことでボディ5も前方下方に押し倒され、車輪3を接地方向に押付けることができるように形成されている。
従来の補助動力車2は、このように操作者がハンドル4を押し倒すことで、車輪3を接地方向に押し付けて車輪3の接地力を大きくし、車輪3が空回りするのを防いでいる。特に、大きな牽引力が必要な場合は、車輪3の空回りが発生し易いのでこのような構造が必要となる。
特開2006−298157号公報
特許文献1の補助動力車2では、ハンドル4をカート側へ(後方へ)押し倒した場合に、車輪3に接地方向へ押し付ける力が逆に減少する。
つまり、モータの回転方向を逆回転させて補助動力車2でカート1を後方へ押す場合、操作者がハンドル4を押したとしても、操作者の力を接地力に変換することはできない。そのため、車輪3の空回りが発生する可能性がある。
また、補助動力車2で牽引しているカートを止める場合、操作者はブレーキをかけて、ハンドル4を前方へ押し倒すことで接地力を大きくする必要がある。カートを止めようとする場合、直感的にはハンドル4をカート側へ押すことが適しているが、特許文献1の補助動力車2では、接地力を大きくするためにハンドル4を前方へ押す必要がある。よって、直感的に操作できるものでなく、操作し易いものとはいえない。
そこで本発明は、ハンドル4を前方又は後方のいずれの方向に押し倒しても、車輪を接地方向に押し付ける力を発生する補助動力車を提供することを目的とする。
そしてこの目的を達成するために本発明の補助動力車は、車輪と、前記車輪を支持する車輪支持部と、前記車輪支持部を上下方向に摺動可能に保持する車体部と、前記車体部の連結部に連結され、前記連結部を中心に前方又は後方へ倒すことが可能なハンドル部と、前記車輪を回転させる駆動部と、を備え、前記車輪支持部は、前記ハンドル部を前方へ倒すと前記車輪支持部を上方より押し込む第1の接触部と、前記ハンドル部を後方へ倒すと前記車輪支持部を上方より押し込む第2の接触部と、を有することを特徴とする。
以上のように本発明によれば、ハンドル部を前方又は後方のいずれの方向に押し倒しても、車輪には接地方向に押し付ける力が発生する補助動力車の提供が可能になる。
本発明の実施の形態1における補助動力車付きカートの斜視図 本実施の形態1における補助動力車の断面図 本実施の形態1における補助動力車を示す図であり、(a)補助動力車の要部の上面図、(b)カム部の上面図 本実施の形態1におけるハンドル部を前方へ倒した補助動力車の断面図 本発明の実施の形態2における補助動力車の断面図 本実施の形態2におけるハンドル部を前方へ倒した補助動力車の断面図 本発明の実施の形態3における補助動力車の断面図 本発明の実施の形態4における補助動力車の断面図 本実施の形態4におけるハンドル部を前方へ倒した補助動力車の断面図 従来の補助動力車の側面図
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、同じ構成には、同じ符号を付して、適宜説明を省略する。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態1における補助動力車付きカートの斜視図である。本実施の形態1の補助動力車付カート10は、補助動力車11と、カート12、13、14とが連結した連結体である。カート12、13、14は複数のトレイ15をその内部に収納し、トレイ15の中には荷物が載せられている。例えば、医療施設にあるカート12、13、14のトレイ15には、薬剤が載せられている。
カート12の下部にあるキャスター16が回転することで、カート12、13、14は前後に移動する。補助動力車11はカート12と連結し、カート12はカート13と連結し、カート13はカート14と連結している。そして、補助動力車11がカート12を引っ張ると、カート13、カート14も一体となって引っ張られる。補助動力車11がカート12を押す場合も、これらが一体となって押される。
そして、補助動力車11のハンドル部17を操作者19が旋回させることで、補助動力車11の進行方向が決まる。また、補助動力車11のハンドル部17の握り部18は、ブレーキ器具とアクセル器具(図示せず)を備え、このアクセル器具によって補助動力車11の車輪のトルクだけでなく、補助動力車11の回転方向を変えることができる。よって、補助動力車11は、カート12、13、14を引っ張るだけでなく、カート12、13、14を押すことも可能である。
次に、補助動力車11の内部構成の詳細を説明するため、ハンドルカバー20a、本体カバー20bを外した補助動力車11の図面を用いて説明する。図2は補助動力車11の断面図である。図3は補助動力車11の要部上面図を示し、(a)は補助動力車の要部の上面図で、(b)はカム部36の上面図である。
図2に示すように、補助動力車11は、車輪21と、この車輪21を支持する車輪支持部22と、この車輪支持部22を上下方向に摺動可能に保持する中間部23と、この中間部23と車輪支持部22の間に挟んだ弾性体24とを備える。この弾性体24はバネ等からなり、弾性体24の復元力を利用して、車輪支持部22を上方から押さえ込み、車輪21に接地力を加えている。
さらに、補助動力車11は、中間部23を回転可能に保持する基台部25と、車輪21を回転させる駆動部26と、中間部23に連結して車輪21の進行方向を操作するハンドル部17とを備える。
基台部25は、カート12等と連結する結合部27と、中間部23を保持する円形にくり抜かれた円筒部28とを備える。
そして、中間部23と円筒部28との間に摺動部29を介在することで、中間部23は円筒部28内を自由に回転することが可能になる。なお、摺動部29はベアリングによって構成される。
中間部23と基台部25は車体部を構成し、中間部23に連結したハンドル部17が水平方向に旋回すると、ハンドル部17の旋回に従い中間部23が回転する。そして、中間部23の回転に合わせて車輪支持部22も回転する。さらには、車輪支持部22の回転と一体となって、車輪21の進行方向も変わる。
このようにハンドル部17を旋廻させると、車輪21の進行方向が変わる理由を以下に説明する。
中間部23の中心部30は貫通穴31、32を備え、この貫通穴31、32を車輪支持部22から上方へ突出する第1の接触部33、第2の接触部34が貫通する。そして、中間部23が回転すると、第1の接触部33と第2の接触部34が貫通穴31、32の内側側面に接触し、車輪支持部22は中間部23と一体となって回転する。
よって、中間部23と連結したハンドル部17の向きが変わると、このハンドル部17の向きに合わせて中間部23が回転する。そして、中間部23の回転が車輪支持部22を介して車輪21に伝わるので、ハンドル部17の向きを変えると車輪21の向きが変わる。このように、ハンドル部17の旋回によって、補助動力車11の進行方向の変更が可能となる。
また、車輪21を回転させる駆動部26はインホイールモータであり、図2に示すように車輪21の内部に納まっている。そして、駆動部26は基台部25に設置されたバッテリー(図示せず)の電気を使って回転する。
なお、駆動部26に流れる電流は、ハンドル部17の握り部18に設けたアクセル器具を使って電流値の大小を調整したり、電流方向を変更したりする。このように、アクセル器具で電流値を調整することにより車輪21を駆動するトルクを変えて、補助動力車11の速度を変えることが可能である。また、アクセル器具で電流方向を変えることで、補助動力車11でカート12、13、14を押し引きすることが可能となる。
なお、駆動部26はインホイールモータでなくとも車輪支持部22にモータを設置して、ベルトを介して車輪を回転するような構成であってもよい。
また、補助動力車11の操舵を行うハンドル部17は、軸部35と、軸部35の下端に固定したカム部36と、軸部の上端に固定した握り部18とからなる。カム部36は楕円形状であり、軸部35を線対称とした形をしている。
そして、図3(b)に示すカム部36は、側面から突出した回転軸37を図3(a)に示す連結部38、39で揺動可能に支持する。
このような構成により、ハンドル部17は回転軸37(連結部38、39)を支点に前方又は後方へ押し倒すことが可能になる。ハンドル部17が前方へ押し倒されると、ハンドル部17のカム部36は第1の接触部33を上方より押し込む。また、ハンドル部17が後方へ押し倒されると、ハンドル部17のカム部36は第2の接触部34を上方より押し込む。
図4は、ハンドル部17を前方へ倒した時の補助動力車11の断面図である。軸部35が前方に倒れることによって、カム部36も軸部35と一体になって回転し、その結果、カム部36が第1の接触部33を上方より押し込む。よって、第1の接触部33および車輪支持部22を介して車輪21の接地力が大きくなる。
一方、軸部35が後方に倒れると、カム部36も軸部35と一体になって回転し、その結果、カム部36が第2の接触部34を上方より押し込む。よって、第2の接触部34および車輪支持部22を介して車輪21の接地力が大きくなる。
このように、ハンドル部17を前方に倒した場合も、ハンドル部17を後方に倒した場合も、車輪21には接地方向に押し付けられる力が発生する。
また、本実施の形態1の補助動力車11は、ハンドル部17の握り部18を力点、回転軸37を支点、カム部36を作用点としているので、てこの原理を利用したものである。そのため、操作者19がハンドル部17を押し倒す力は小さくとも、カム部36が第1の接触部33、第2の接触部34を押す力を大きく(接地力を大きく)することができる。
なお、ハンドル部17はカム部36を備えているが、楕円形状のカム部36でなくとも、軸部35を前方へ倒した時、第1の接触部33を上方から押し込み、また、軸部35を後方へ倒した時、第2の接触部34を上方から押し込むような形状であればよい。
(実施の形態2)
本実施の形態2の補助動力車49は、ハンドル部が前方又は後方へ押し倒された場合、第1の接触部と第2の接触部とを両方とも上方より押し込み、車輪21へ前述の実施の形態1より大きな接地力を与える補助動力車である。
前述の実施の形態1の構成は、ハンドル部17が前方へ押し倒されると、カム部36が第1の接触部33のみを押し込む構成である。また、ハンドル部17が後方へ押し倒されると、カム部36が第2の接触部34のみを押し込む構成である。
第1の接触部33、第2の接触部34は両方とも車輪支持部22の中心から外れた位置にあるので、第1の接触部33、第2の接触部34のどちらか一方を押すのはバランスが悪い。よって、前述の実施の形態1の補助動力車11では、ハンドル部17の力を効率よく接地力にすることができないことがある。
図5に本実施の形態2における補助動力車の断面図を示す。本実施の形態2の補助動力車49は、ハンドル部50を後方へ倒すと第1の接触部51を上方より押し込む第1の変換部91と、ハンドル部50を前方へ倒すと第2の接触部52を上方より押し込む第2の変換部92と、を備える。
第1の変換部91と第2の変換部92が、第1の接触部51、第2の接触部52を押し込むために、ハンドル部50は、軸部53と揺動可能に連結する第1のアーム部54と、軸部53と揺動可能に連結する第2のアーム部55とを有する。
そして、第1の変換部91は、第1のアーム部54の端部56が上下方向にスライドする第1のスライド部57と、端部56に下方から押されると第1の接触部51を上方より押し込む第1の天秤部58とを備える。
ここで、第1の天秤部58は、円筒部28の突出部に回転可能に取り付けられている。また、第1の接触部51は、円筒部28の側面に向かって折れ曲がり、折れ曲がった先端部が、第1の天秤部58と向き合っている。
また、第2の変換部92は、第2のアーム部55の端部59が上下方向にスライドする第2のスライド部60と、第2のアーム部の端部59に下方から押されると第2の接触部52を上方より押し込む第2の天秤部61とを備える。
ここで、第2の天秤部61は、中間部23の円筒部28の突出部に回転可能に取り付けられている。また、第2の接触部52は、円筒部28の側面に向かって折れ曲がり、折れ曲がった先端部が、第2の天秤部61と向き合っている。
図6は、ハンドル部50を前方へ押し倒した場合の補助動力車49の断面図である。ハンドル部50が前方へ倒れると、第1のアーム部54は軸部53に押される。第1のアーム部54は一定の長さを持つために、端部56が第1のスライド部57にガイドされながら下方へ動く。そして、端部56は第1の接触部51を下方へ押し込む。
また、この時、第2のアーム部55は軸部53に引っ張られる。第2のアーム部55は一定の長さを持つために、端部59が第2のスライド部60にガイドされながら上方へ動く。そして、端部59は第2の天秤部61の片端を押し上げ、第2の天秤部61の他端は第2の接触部52を上方から押し込む。
このように、ハンドル部50を前方へ押し倒すと、第1のアーム部54と第2の天秤部61によって、第1の接触部51と第2の接触部52が同時に上方から押し込められる。
なお、ハンドル部50を後方へ押し倒すと、第2のアーム部55と第1の天秤部58によって、第1の接触部51と第2の接触部52が同時に上方から押し込められる。
よって、操作者19が、ハンドル部50を前方又は後方へ押し倒して加えた力を、効率よく車輪21の接地力とすることができる。
(実施の形態3)
本実施の形態3は、ハンドル部17に加わる応力によって車輪21を回転する駆動部の出力を制御する補助動力車である。
前述の実施の形態1の構成では、握り部18に設けたアクセル器具(図示せず)の操作によって駆動部26のトルクを調整していた。操作者19は、補助動力車11と一緒に歩きながら移動するため、補助動力車11の速度を操作者19の歩く速度に合わせる必要がある。そのためにはアクセル調整を行わなければならないが、この調整は慣れないと困難なものである。
図7は、本実施の形態3における補助動力車71の断面図である。補助動力車71は、ハンドル部17に係る応力を検出する応力検出部となす磁歪センサ72と、車輪21の回転速度を検出する速度検出部73と、磁歪センサ72および速度検出部73の検出値より駆動部26のトルクを調整する出力調整部74と、を備える。
磁歪センサ72は円筒状であり、軸部35の一部を覆う。そして、軸部35のひずみより、軸部35に係る応力を検出する。
補助動力車71はアクセル器具もブレーキ器具も備えておらず、ハンドル部17の動きによって、駆動部26のトルクの調整、車輪の停止が行われる。
補助動力車71の操作方法を説明する。補助動力車71を前方へ動かしたい時は、ハンドル部17を前方へ押し倒す。すると、出力調整部74は、磁歪センサ72で検出される応力と、車輪21の回転速度とにより、駆動部26へ与える電流を決定する。
例えば、補助動力車71が停止している場合、車輪21の回転速度は0である。そして、操作者19がハンドル部17を引っ張ると磁歪センサ72で応力が検出される。この時に検出される、走り始め時の応力は大きい。そのため、出力調整部74は、走り始めるための大きな力が必要として駆動部26へ流す電流を大きくする。
また、補助動力車71がスピードに乗って動いている場合だと、回転速度は速く、磁歪センサ72で検出される応力は小さい。出力調整部74は、回転速度が設定速度と同じような速さに達していれば、駆動部26へ流す電流を小さくする。
また、操作者19はハンドル部17を後方へ押すようなことがあれば、磁歪センサ72からハンドル部17を押し倒した方向を検出し、ハンドル部17を後方へ押したのであれば、電流方向を変えて、車輪21の回転を逆回転する。
なお、補助動力車71はブレーキ器具を持たないが、ハンドル部17を進行方向と反対に押し倒すことによって、車輪21も逆回転するので、これをブレーキ器具として利用する。
補助動力車71は、ハンドル部17を進行方向と反対に押し倒すことにより、補助動力車71のブレーキとする。前方、後方どちらに押し倒した場合でも、車輪21に接地方向に押し付ける力が発生するので、ブレーキが行われた時に、十分な接地力を加えることができる。
このように、本実施の形態3の補助動力車71は、ハンドル部17に加わる応力によって駆動部のトルクを制御する補助動力車に、ハンドル部を前方又は後方のいずれの方向に押し倒しても、車輪21へ接地力を与えることが可能である。
なお、応力検出部として磁歪センサ72を記載しているが、ハンドル部17に係る応力を検出することが可能であれば、他の部品でもよい。例えば、歪ゲージを軸部35とカム部36の間に取付けて、軸部35に加わる応力を検出しても良い。
また、駆動部の出力を調整するとして、駆動部のトルクを調整することを上述しているが、トルクに限らず、回転速度、回転角を調整するとしてもよい。
(実施の形態4)
本実施の形態4は、カート12、13、14が荷物の重さによって、ハンドル部17から車輪21に加わる接地力を変える補助動力車である。
車輪21に加わる接地力は、大きければよいというものではなく、大きすぎると車輪21が路面に押さえつけられて、うまく回転ができない場合がある。
また、補助動力車の反力が大きすぎるとカート12が浮き上がってしまう場合もある。なぜなら、接地力の反力は中間部23、基台部25を介して結合部27からカート12へ伝わるため、カート12の接地力より補助動力車の反力が大きいと、補助動力車がカート12を突き上げてしまう。
図8は、本実施の形態4における補助動力車81の断面図である。
ハンドル部82は、軸部83とカム部84との間に、軸部83の押し倒し角度をカム部84の回転角度に変換する変換部85を有する。
そして、変換部85は、荷重センサ(図示せず)から検出されるカート12,13,14に搭載されている荷物の重さによって、押し倒し角度から回転角度への変換割合を変更する。
このように、変換部85を設けることで、カート12、13、14の荷物の重さによって、最適な接地力を発生させることが可能になる。
カート12、13、14に設けた荷重センサで荷重を測定して、測定した荷重は変換部85へ送られる。変換部85は、カート12、13、14の荷物の重さより、ハンドル部82によって車輪21に加わる接地力が最適になるような変換部85での変換割合を算出する。
そして、この変換割合によって、軸部83が傾いた角度(押し倒し角度)に連動してカム部84を傾ける角度(回転角度)が決まる。具体的には、変換部85の内部に複数の変換ギアを有しており、カートの荷重センサで検出される荷重によって、この変換ギアを選択する。
ちなみに、カートの荷重センサから検出される荷物の重さが大きいと、変換部85の変換割合を大きくする。一方、検出される荷重が小さいと変換部85の変換割合を小さくする。
図9は、荷重センサから検出される荷重が小さかった場合のハンドル部82を前方へ倒した補助動力車81の断面図である。
図9では、荷重が基準値より小さいので、変換割合を小さくしている。軸部83は10度前方へ押し倒されているが、変換部85を介することで、カム部84は5度しか前方へ回動していない。
このように、変換部85は、荷重センサから検出される荷物の重さによって変換割合を変更するので、カート12、13、14の荷重によって最適な接地力を車輪21に加えることができる。
本発明にかかる補助動力車は、ハンドル部を前方又は後方のいずれの方向に押し倒しても、車輪には接地力が発生するので、カート等に連結してカート等の運搬補助に有用である。
11、49、71、81 補助動力車
12、13、14 カート
15 トレイ
16 キャスター
17、50、82 ハンドル部
18 握り部
19 操作者
20a ハンドルカバー
20b 本体カバー
21 車輪
22 車輪支持部
23 中間部
24 弾性体
25 基台部
26 駆動部
27 結合部
28 円筒部
29 摺動部
30 中心部
31、32 貫通穴
33、51 第1の接触部
34、52 第2の接触部
35、53、83 軸部
36、84 カム部
37 回転軸
38、39 連結部
54 第1のアーム部
55 第2のアーム部
56、59 端部
57 第1のスライド部
58 第1の天秤部
60 第2のスライド部
61 第2の天秤部
72 磁歪センサ
73 速度検出部
74 出力調整部
85 変換部

Claims (8)

  1. 車輪と、
    前記車輪を支持する車輪支持部と、
    前記車輪支持部を上下方向に摺動可能に保持する車体部と、
    前記車体部の連結部に連結され、前記連結部を中心に前方又は後方へ倒すことが可能なハンドル部と、
    前記車輪を回転させる駆動部と、を備え、
    前記車輪支持部は、前記ハンドル部を前方へ倒すと前記車輪支持部を上方より押し込む第1の接触部と、前記ハンドル部を後方へ倒すと前記車輪支持部を上方より押し込む第2の接触部と、を有する、
    補助動力車。
  2. 前記車体部は、前記車輪支持部を上下方向に摺動可能に保持する中間部と、前記中間部を回転可能に保持する基台部と、を備え、
    前記ハンドル部の旋回に連動して前記中間部および前記車輪支持部が回転する、
    請求項1記載の補助動力車。
  3. 前記ハンドル部は楕円形状のカム部を有し、
    前記カム部が前記第1の接触部および前記第2の接触部と接触する、
    請求項1または請求項2に記載の補助動力車。
  4. 前記ハンドル部を後方へ倒すと前記第1の接触部を上方より押し込む第1の変換部と、前記ハンドル部を前方へ倒すと前記第2の接触部を上方より押し込む第2の変換部と、を備えた、
    請求項1〜3いずれか1項に記載の補助動力車。
  5. 前記ハンドル部は、前記ハンドル部の軸部と揺動可能に連結された第1のアーム部および第2のアーム部を有し、
    前記第1の変換部は、前記第1のアーム部の端部が上下方向にスライドする第1のスライド部と、前記第1のアーム部の端部に下方から押されると前記第1の接触部を上方より押し込む第1の天秤部とを有し、
    前記第2の変換部は、前記第2のアーム部の端部が上下方向にスライドする第2のスライド部と、前記第2のアーム部の端部に下方から押されると前記第2の接触部を上方より押し込む第2の天秤部とを有する、
    請求項4記載の補助動力車。
  6. 前記車輪支持部と前記中間部との間に弾性体を備えた、
    請求項2記載の補助動力車。
  7. 前記ハンドル部に係る応力を検出する応力検出部と、前記車輪の回転速度を検出する速度検出部と、前記応力検出部および前記速度検出部の検出値より前記駆動部の出力を調整する出力調整部と、を備えた、
    請求項1〜6いずれか1項に記載の補助動力車。
  8. 請求項3に記載の補助動力車と、この補助動力車に連結し、荷物の重さを測定する荷重センサを有するカートとからなる補助動力車付カートであって、
    前記ハンドル部は、軸部と前記カム部との間に、前記軸部の押し倒し角度をカム部の回転角度に変換する変換部とを有し、
    前記変換部は、前記荷重センサから検出される荷物の重さによって変換割合を変更する、
    補助動力車付きカート。
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