JPH06304204A - 電動車両 - Google Patents

電動車両

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JPH06304204A
JPH06304204A JP5116366A JP11636693A JPH06304204A JP H06304204 A JPH06304204 A JP H06304204A JP 5116366 A JP5116366 A JP 5116366A JP 11636693 A JP11636693 A JP 11636693A JP H06304204 A JPH06304204 A JP H06304204A
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JP
Japan
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motor
vehicle
operating force
force
electric
Prior art date
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Pending
Application number
JP5116366A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoharu Fujigaki
元治 藤垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nabco Ltd
Original Assignee
Nabco Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nabco Ltd filed Critical Nabco Ltd
Priority to JP5116366A priority Critical patent/JPH06304204A/ja
Publication of JPH06304204A publication Critical patent/JPH06304204A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動車椅子を押す介護人等の人の操作力を活
用し、バッテリー電源の節約が図れる電動車両を提供す
る。 【構成】 モータの駆動力により推進される電動車両に
おいて、人力により車両を前進又は後進させるときに発
生する操作力を検知してこの操作力に応じた電気信号を
発生させる操作力検知部21を車両に取り付け、この操
作力検知部21の電気信号f1に基づいてモータの駆動
信号f2を発生させる変換部23を設け、この変換部2
3の駆動信号f2によりモータの出力を制御する制御部
24を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動車椅子等の電動車
両であって、モータの駆動力で推進されると共に、介護
人等の人の操作力により車両を前進又は後進させること
もできる電動車両に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電動車両を図8の電動車椅子を
例にして説明する。電動車椅子1は、車体2と車輪3,
4、モータ5と、制御装置6と、バッテリー7等から構
成されている。車体2は一般にパイプフレームで構成さ
れ、グリップ10が形成された手押しハンドル11、背
もたれ12、シート13、肘当て14、フットプレート
15、2個の駆動車輪3と2個の自在輪4等が取り付け
られている。
【0003】モータ5は一般的にはギヤ付直流モータが
使用され、一個の駆動輪3に一つのモータが歯車伝動機
構を介して連結されている。モータ5又は歯車伝動機構
にはクラッチが取り付けられ、クラッチを切ると駆動輪
3がフリーとなる。そして電動車椅子1の背後に立った
介護人が手押しハンドル11のグリップ10を握って、
電動車椅子1を前進又は後進させることができる。
【0004】制御装置6には、操縦用のジョイスティッ
クレバー16、電源スイッチ、バッテリーメーター等が
取り付けられている。ジョイスティックレバー16は、
レバー16の倒された方向で方向制御を行い、レバー1
6の倒された角度で速度制御を行うものである。そのた
めレバー16の倒された角度を電子的に検出し、それに
応じてモータ5の回転数を変えるようになっている。ま
たバッテリー7は、一般的には自動車用の鉛蓄電池が用
いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた電
動車椅子は、電動で推進されるか、駆動車輪3のクラッ
チを切って手押しされるかのいずれかである。車椅子に
人が乗った状態では、百数十キログラムになるため、水
平な平坦路でしか手押しできず、介護人が付いている場
合でも勢い電動推進に頼ることになる。そのためバッテ
リーの消耗が激しく頻繁に充電する必要があるという問
題点があった。
【0006】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、電動車椅子を押す介護人等の人の操作力を活用
し、バッテリー電源の節約が図れる電動車両を提供しよ
うとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する電動
車両は、モータの駆動力により推進される電動車両にお
いて、人力により車両を前進又は後進させるときに発生
する操作力を検知してこの操作力に応じた電気信号を発
生させる操作力検知部を車両に取り付け、この操作力検
知部の電気信号に基づいてモータの駆動信号を発生させ
る変換部を設け、この変換部の駆動信号によりモータの
出力を制御する制御部を設けたものである。
【0008】
【作用】制御部のジョイスティックレバーが中立位置に
あっても、介護人等が手押しハンドルで車両を前進又は
後進させる操作力を車両に加えると、その操作力を検知
部が検知して操作力に応じた電気信号を発生させ、変換
部がこの電気信号に基づき例えば大きい電気信号には大
きな駆動信号を発し、人の操作力の大小に対応した駆動
信号によってモータが駆動され、人と電動の共同で車両
が推進される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は操作力検知部が取り付けられた手押しハ
ンドルの斜視分解図であり、図2は電動車両の駆動ブロ
ック図である。
【0010】図1において、手押しハンドル11先端に
ロードセル21,21が取り付けられた接続金具20,
20が嵌着可能に設けられ、このロードセル21,21
はコの字型のバーハンドル22に嵌入固定される。そし
てバーハンドル22を押し引きする介護人の操作力及び
操作方向が左右のロードセル21,21にて検知され
る。
【0011】図2において、操作力検知センサー21か
らの操作力に相当する電気信号f1は信号変換部23に
入力され、信号変換部23からトルク駆動信号f2がモ
ータ制御部24に出力され、モータ制御部24がモータ
5の出力を制御する。信号変換部23は、アナログ電気
信号f1をディジタル信号に変換するA/D変換器23
aと、予め記憶されたプログラムに基づいて信号を演算
処理するCPU(23b)と、ディジタル信号をアナロ
グのトルク駆動信号f2に変換するD/A変換器23c
とからなっている。
【0012】つぎに、図3によりCPU(23b)の演
算処理を説明する。図3(a)は操作力に相当する電気
信号f1とトルク駆動信号f2の出力関係を示すグラフ
図であり、図3(b)は電気信号f1と車両加速度の関
係を示すグラフ図である。C点は操作力がゼロであり、
駆動信号f2もゼロ出力であり、加速度もゼロである。
B点は操作力が小さい不感帯であり、駆動信号f2はゼ
ロ出力のままであるが、加速度は人の操作力による加速
分だけ上昇する。なお不感帯は小さい操作力にモータが
追従して車両推進が不安定になるのを防止するために設
けられている。つぎにA点は操作力が大きく、駆動信号
f2がa点から比例的に増加し、加速度は人の操作力に
よる加速分とモータによる加速分の合計となる。A,B
点は人が車両を加速させる場合であったが、D,E点は
人が車両を減速させる場合であり、駆動信号f2及び加
速度が点対称でマイナスになっている。すなわちA点又
はE点では、車両の加速度=人の操作力による加速分+
モータの加速分となり、人の操作力の大小に応じてモー
タのトルクが大小に変化し、人とモータの共同で車両を
推進させる。なお、図3は水平な平坦路を想定したグラ
フであるが、車両が坂を上り下りする場合には、重力の
加速度に対抗する人の操作力の大小に応じて、モータの
加速度も大きくなるだけである。また図8のジョイステ
ィックレバーは中立位置のままであり、乗員は介護人に
操作を任した状態にある。
【0013】このようにモータが単独で駆動されること
はなく、人の操作を補完するので、人力操作と同じ感覚
で車両が推進される。この状態を図4により説明する。
図4(a)は車両速度の時間変化を示すグラフ図であ
り、図4(b)は人の操作力の時間変化を示すグラフ図
である。A点のように操作力がプラス側に大きいと、車
両速度は急上昇する。B点のように操作力がプラス側に
小さいと、車両速度は緩やかに上昇する。C点のように
操作力がゼロであると、車両速度は変化せず慣性推進だ
けとなる。D点のように操作力がマイナス側に小さい
と、車両速度は緩やかに下降する。E点のように操作力
がマイナス側に大きいと、車両速度は急下降する。な
お、図4は摩擦がない理想的な場合を示している。
【0014】以上の実施例は人の操作力で車両が加減速
される場合であったが、車両の方向転換動作も図2の信
号変換部23で制御可能である。この方向制御を図5の
対比表で説明する。符号1〜5は左右ハンドルに加わる
操作力が等しい場合であり、符号1がC点に相当し、符
号2がB点に相当し、符号3がA点に相当し、符号4が
D点に相当し、符号5がE点に相当する。符号6〜11
は左右の操作力が異なる場合であって、車両が人の力で
方向転換するのをモータが補完する。符号6は左の操作
力がプラス方向に小さく、右の操作力がプラス方向に大
きい場合であり、車両は左カーブで動作するように、左
右のモータの各々が左右の操作力に連動する。符号7は
左の操作力がマイナス方向に小さく、右の操作力がプラ
ス方向に大きい場合であり、車両は左急カーブで動作す
る。符号8は左の操作力がマイナス方向に大きく、右の
操作力がプラス方向に大きい場合であり、車両は左回転
で動作する。符号9は符号6の左右反対の場合であり、
符号10は符号7の左右反対の場合であり、符号11は
符号8の左右反対の場合である。このように左右の操作
力と左右の車輪に連結されたモータを連動させると、車
両の動作も人の操作力の感覚と同様に、モータで補完さ
れる。
【0015】つぎに図1のロードセルに代わる操作力検
知部を図6及び図7により説明する。図6は手押しハン
ドル11にグリップとして弾性変形し易いゴム30を使
用した場合である。このゴム30の端部に歪みゲージ3
1が埋設してある。図6(a)は人の操作力がゼロの場
合であり、ゴム30が変形することない。図6(b)は
人の操作力が車両を前進させる方向に加えられており、
ゴム30は方向に変形し、歪みゲージ31に引っ張り
力が作用する。図6(c)は人の操作力が車両を後進さ
せる方向に加えられており、ゴム30は方向に変形
し、歪みゲージ31に圧縮力が作用する。このように歪
みゲージ31の電気信号で人の操作力を検知することが
できる。このグリップは人の操作力が直接作用する部分
であり、正確な操作力を検知できる。
【0016】図7は駆動車輪30の固定軸31に歪みゲ
ージ33を取り付けた場合である。駆動車輪30は、中
心部34にバッテリー、信号変換部、モータ制御部が内
蔵され、リング状モータ35を介してタイヤ36が駆動
される形式のものである。したがって中心部34は回転
せず、固定軸31により車体2に固定されている。人の
操作力は車体2、固定軸31を経て車輪30に伝達され
るので、固定軸31は紙面厚み方向の曲げ荷重を受ける
ことになり、歪みゲージ33には前進又は後退させる操
作力に応じた圧縮力又は引っ張り力が作用する。このよ
うに駆動車輪に操作力検知部、バッテリー、信号変換
部、モータ制御部等が内蔵されると、車体との面倒な取
り合いが少なくなり、量産に適し、組立工数も少なくな
る。
【0017】なお、上述した実施例では、電動車椅子を
例にして後輪が駆動車輪である場合を説明したが、後輪
もフリーであって、2個の後輪の中間に一個の駆動輪を
設けた場合の電動車両でも本発明を適用できる。また図
7の駆動車輪にハンドリムを取り付け、乗員がハンドリ
ムを回すことで、乗員の操作力も加えることができる。
この場合、ハンドリムの取付部に歪みゲージを張り付
け、固定軸31の歪みゲージ33との合計で人の操作力
を検知することもできる。
【0018】
【発明の効果】本発明の電動車両は、人の操作力に応じ
てモータが駆動され、人と電動の共同で車両が推進され
るので、電動推進の場合に比較して、人の操作力が有効
利用され、バッテリー電源を節約できる。また人の操作
力に応じてモータが駆動されるので、クラッチを切って
人力のみで操作する場合と同じ感覚で操作でき、違和感
なく操作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】操作力検知部が取り付けられた手押しハンドル
の斜視分解図である。
【図2】電動車両の駆動ブロック図である。
【図3】信号変換部における信号変換のグラフ図であ
る。
【図4】操作力とモータ速度の関係を示すグラフ図であ
る。
【図5】左右の操作力と車両動作の関係を示す対比図で
ある。
【図6】他の操作力検知部が取り付けられた手押しハン
ドルを示す図である。
【図7】更に他の操作力検知部を示す図である。
【図8】従来の電動車椅子の斜視図である。
【符号の説明】
1 電動車椅子 2 車体 3 駆動車輪 21 ロードセル(操作力検知部) 23 信号変換部 24 モータ制御部 f1 電気信号 f2 トルク駆動信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの駆動力により推進される電動車
    両において、人力により車両を前進又は後進させるとき
    に発生する操作力を検知してこの操作力に応じた電気信
    号を発生させる操作力検知部を車両に取り付け、この操
    作力検知部の電気信号に基づいてモータの駆動信号を発
    生させる変換部を設け、この変換部の駆動信号によりモ
    ータの出力を制御する制御部を設けたことを特徴とする
    電動車両。
JP5116366A 1993-04-19 1993-04-19 電動車両 Pending JPH06304204A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5116366A JPH06304204A (ja) 1993-04-19 1993-04-19 電動車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5116366A JPH06304204A (ja) 1993-04-19 1993-04-19 電動車両

Publications (1)

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JPH06304204A true JPH06304204A (ja) 1994-11-01

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ID=14685193

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5116366A Pending JPH06304204A (ja) 1993-04-19 1993-04-19 電動車両

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JP (1) JPH06304204A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5771988A (en) * 1995-05-30 1998-06-30 Nabco Limited Motor-driven vehicle
JPH1159557A (ja) * 1997-08-26 1999-03-02 Suzuki Motor Corp 電動補助自転車
US6536544B1 (en) * 1997-03-17 2003-03-25 Hitachi, Ltd. Walking aid apparatus
US7347100B2 (en) 2005-05-19 2008-03-25 Sanyo Electric Co., Ltd. Force detection device
JP2019142460A (ja) * 2018-02-23 2019-08-29 太陽誘電株式会社 モータ制御装置及び電動アシスト車

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US7347100B2 (en) 2005-05-19 2008-03-25 Sanyo Electric Co., Ltd. Force detection device
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