JP2021012991A - コイルモジュール及び電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置内におけるコイル本体の配置自由度を向上させることができるコイルモジュール及びこれを用いた電力変換装置を提供すること。【解決手段】コイルモジュール1は、巻線部21を備えたコイル本体2と、コイル本体2を収容するコイルケース3と、コイルケース3に固定されたバスバー4と、コイルケース3内にコイル本体2を固定するポッティング材5と、を有する。巻線部21から延出したコイル端子22は、バスバー4に電気的に接続されている。【選択図】図1

Description

本発明は、コイルモジュール及びこれを有する電力変換装置に関する。
例えば車両用のインバータ等の電力変換装置には、電気的ノイズを除去するノイズフィルタとして、コイル部品が搭載されている。特許文献1には、スイッチング素子が接続された回路基板に、コイル部品も接続された構成の電力変換装置が開示されている。特許文献1に記載の電力変換装置においては、コイル部品の端子が、直接、回路基板に接続され、回路基板に直接実装されている。
特開2012−156496号公報
しかしながら、電力変換装置等においては、近年の厳しいEMC規制に伴い、コイル部品の大型化が求められることがある。かかる場合に、コイル部品を回路基板に直接搭載される構成は、搭載スペースの小型化において不利となり得る。すなわち、コイル部品を備えた装置内における、コイル部品の配置自由度を向上させることが求められている。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、装置内におけるコイル本体の配置自由度を向上させることができるコイルモジュール及びこれを用いた電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、巻線部(21)を備えたコイル本体(2)と、
上記コイル本体を収容するコイルケース(3)と、
上記コイルケースに固定されたバスバー(4)と、
上記コイルケース内に上記コイル本体を固定するポッティング材(5)と、を有し、
上記巻線部から延出したコイル端子(22)は、上記バスバーに電気的に接続されている、コイルモジュール(1)にある。
本発明の他の態様は、上記コイルモジュールと、
スイッチング素子が接続された回路基板(12)と、を備え、
上記コイルモジュールは、上記バスバーにおいて、上記回路基板に電気的に接続されている、電力変換装置(10、100)にある。
上記コイルモジュールは、上記コイルケースとコイルケースに固定されたバスバーとを有する。それゆえ、コイル本体を回路基板等に電気的に接続するにあたっては、バスバーを介して、回路基板等に接続することができる。それゆえ、コイル本体の配置自由度を向上させることができる。つまり、コイルモジュールを用いる装置内における、コイル本体の配置自由度を向上させることができる。
上記電力変換装置においては、上記コイルモジュールが、上記バスバーにおいて上記回路基板に電気的に接続されている。それゆえ、上記コイル本体が、バスバーを介して回路基板に電気的に接続されている。これにより、コイル本体と回路基板との位置関係の自由度を向上させることができる。その結果、電力変換装置内におけるコイル本体の配置自由度を向上させることができる。
以上のごとく、上記態様によれば、装置内におけるコイル本体の配置自由度を向上させることができるコイルモジュール及びこれを用いた電力変換装置を提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態1における、コイルモジュールの斜視図。 実施形態1における、コイルモジュールの平面図。 図2のIII−III線矢視断面図。 図2のIV−IV線矢視断面図。 実施形態1における、コイル本体の斜視図。 実施形態1における、接続端子とコイル端子との接続部の拡大断面説明図。 実施形態1における、電力変換装置の回路図。 実施形態1における、電力変換装置の一部の平面図。 図8のIX−IX線矢視断面説明図。 図8のX−X線矢視断面説明図。 実施形態2における、接続端子とコイル端子との接続部の拡大断面説明図。 参考形態における、コイルモジュールの断面説明図。 実施形態3における、電力変換装置の断面説明図。 図13のXIV−XIV線矢視断面説明図。
(実施形態1)
コイルモジュール及びこれを用いた電力変換装置に係る実施形態について、図1〜図10を参照して説明する。
図1〜図4に示すごとく、コイルモジュール1は、コイル本体2と、コイルケース3と、バスバー4と、ポッティング材5と、を有する。
コイル本体2は、巻線部21を備えている。コイルケース3は、コイル本体2を収容する。バスバー4は、コイルケース3に固定されている。ポッティング材5は、コイルケース3内にコイル本体2を固定する。
巻線部21から延出したコイル端子22は、バスバー4に電気的に接続されている。
図5に示すごとく、コイル本体2は、磁路を形成するコア23を有する。コア23は、環状に形成されている。そして、コア23に、2つの導体線が巻回されている。これらの導体線によって、巻線部21が構成されている。2つの導体線は、互いに電気的に絶縁された第1巻線211と第2巻線212となっている。第1巻線211及び第2巻線212は、いずれも、環状のコア23の内周側と外周側とを複数回にわたって通るように巻回されている。これにより、コア23を介して、第1巻線211と第2巻線212とは磁気的に結合されている。このように、本形態においては、コイル本体2は、いわゆるトロイダルコイルである。
第1巻線211と第2巻線212とは、それぞれ2つずつ、コイル端子22を有する。そして、合計4本のコイル端子22は、巻線部21から同じ方向に突出している。
コイル本体2は、樹脂製のボビン24を有する。ボビン24は、巻線部21及びコア23を保持している。ボビン24は、巻線部21におけるコイル端子22の突出側に配された天板部241を有する。また、ボビン24は、天板部241から、コイル端子22の突出側と反対側に突出した2つの脚部242を有する。2つの脚部242は、コア23を、該コア23の軸方向の両側にそれぞれ配されている。また、ボビン24は、図示を省略するが、コア23を覆うように形成されたコアカバー部をも有する。コアカバー部は天板部241に固定されている。コア23には、コアカバー部を介して、巻線部21が巻回されている。
天板部241は、その主面方向が、コイル端子22の突出方向を向くように配置されている。図1、図2、図5に示すごとく、天板部241の端縁には、コイル端子22を係止する切欠部243が形成されている。また、図1、図2に示すごとく、天板部241は、コイルケース3に係止される被係止部244を、端縁の一部から突出させてなる。被係止部244がコイルケース3の所定箇所に係止され、切欠部243にコイル端子22が係止されることによって、コイルケース3に対するコイル端子22の位置決めがなされる。
バスバー4としては、互いに電気的に絶縁された第1バスバー41と第2バスバー42とがある。各バスバー4は、絶縁性のコイルケース3に固定されている。本形態においては、各バスバー4は、それぞれの一部を、樹脂からなるコイルケース3にインサートされた状態にて固定されている。
図1〜図3に示すごとく、バスバー4は、入力側端子43と出力側端子44と接続端子45とを有する。コイルモジュール1においては、バスバー4の接続端子45とコイル端子22とが接続されている。本形態においては、接続端子45とコイル端子22とが溶接されている。
入力側端子43は、後述する直流電源BATに電気的に接続される(図7参照)。そして、出力側端子44が、後述する回路基板12に電気的に接続される(図7参照)。
図1〜図4に示すごとく、コイルケース3は、コイル本体2を収容する収容部31を有する。収容部31は、一方側に開口した開口部311を有する。この開口部311の開口方向に、上述のコイル端子22の突出方向を向けた状態で、コイル本体2が、収容部31に収容されている。なお、開口部311の開口方向に平行な方向を、以下において適宜、Z方向ともいう。また、Z方向において、開口部311の開口側を、便宜的に、上側、その反対側を下側、というものとする。ただし、この上下の表現は、あくまでも便宜的なものであり、特に、コイルモジュール1の配置姿勢を限定するものではない。
収容部31には、コイル本体2と共に、ポッティング材5が配置されている。ポッティング材5は、例えば、エポキシ樹脂にて構成することができる。ポッティング材5は、収容部31の一部に充填され、コイル本体2の一部を埋設している。これにより、コイル本体2は、ポッティング材5によって、収容部31と接着され、固定されている。
図3、図4に示すごとく、巻線部21は、ポッティング材5から露出した露出部213を有する。つまり、ポッティング材5は、上述のように、コイル本体2の一部を埋設するが、巻線部21の少なくとも一部は、ポッティング材5から露出するようにしている。本形態においては、巻線部21の一部が、ポッティング材5に埋設され、巻線部21の他の一部が、ポッティング材5から露出している。この露出した部分が、上記の露出部213である。
ポッティング材5のポッティング面51の法線方向において、露出部213は、巻線部21の半分以上の寸法を有する。すなわち、図4に示すごとく、Z方向の寸法において、巻線部21のうち、ポッティング材5から露出した部分の寸法d1が、ポッティング材5に埋設された部分の寸法d2以上となっている。特に、本形態においては、d2よりもd1が大きくなるように、露出部213が露出している。
コイルケース3は、例えば、PBT(ポリブチレンテレフタレートの略)樹脂等の樹脂ケースからなる。コイルケース3とポッティング材5とは、線膨張係数を近くすることが、コイルケース3とポッティング材5との間の冷熱応力のストレスを抑制する観点から好ましい。例えば、両者の線膨張係数は、フィラーの配合量にて調整することができ、実質的に同一とすることもできる。
また、図1、図2に示すごとく、コイルケース3は、収容部31と一体的に形成されたバスバー保持部32、33とを有する。バスバー保持部32、33は、Z方向に直交する方向における、収容部31の両側の2箇所に配設されている。これら2か所のバスバー保持部32、33と収容部31との並び方向を、以下において適宜X方向という。
一方のバスバー保持部32からは、バスバー4の入力側端子43が露出している。他方のバスバー保持部33からは、バスバー4の出力側端子44が露出している。また、出力側端子44は、バスバー保持部33の上面に載置された状態にある。つまり、バスバー保持部33は、出力側端子44の端子台としても機能することとなる。入力側端子43も、出力側端子44も、主面がZ方向を向くように配設されている。
コイルケース3は、収容部31の開口部311に隣接する位置に、コイル本体2のボビン24の被係止部244を係止するボビン係止部34を複数有する。複数のボビン係止部34に、ボビン24の複数の被係止部244をそれぞれ係止させることにより、コイルケース3に対するコイル本体2の位置決めがなされている。
図1、図3、図6に示すごとく、バスバー4の接続端子45は、コイルケース3における収容部31の開口部311に隣接する位置から、Z方向の上方に突出している。この接続端子45とコイル端子22とは、互いにX方向に重なるように配置される。そして、接続端子45とコイル端子22が、その重なり部分の一部において溶接されることで、互いに接続されている。なお、接続端子45の一部には、コイル端子22に向って突出するように屈曲した屈曲凸部452が形成されている。
また、図1、図2、図8、図10に示すごとく、コイルケース3は、後述する電力変換装置10の装置ケース13に固定される被固定部35を有する。被固定部35は、Z方向から見て収容部31を挟んで互いに反対側となる2箇所に形成されている。被固定部35は、金属製の円環状のカラー351が、樹脂にインサートされてなる。この被固定部35の貫通方向、すなわちカラー351の貫通方向は、Z方向となっている。
コイルモジュール1は、図7〜図10に示すごとく、電力変換装置10の構成部品の一つとして、用いられる。電力変換装置10は、コイルモジュール1と、スイッチング素子が接続された回路基板12と、を備えている。コイルモジュール1は、バスバー4において、回路基板12に電気的に接続されている。なお、スイッチング素子の図示は省略している。
図7に示すごとく、コイルモジュール1は、電力変換回路部120と、直流電源BATとの間の配線に、接続されている。具体的には、コイルモジュール1における入力側端子43が、直流電源BATの正極及び負極にそれぞれ接続される2つの入力配線15P、15Nに、それぞれ接続される。また、2つの入力配線15P、15Nの間には、フィルタコンデンサ15Cが接続されている。このフィルタコンデンサ15Cとコイルモジュール1におけるコイル本体2とによって、フィルタ回路が構成される。このフィルタ回路によって、直流電源BATから電力変換回路部120への入力電力のノイズが抑制される。
電力変換回路部120は、複数のスイッチング素子を備えている。これら複数のスイッチング素子のオンオフ動作によって、入力電力が変換される。電力変換回路部120は、直流電力の電圧を変換するDC−DCコンバータとすることができる。電力変換回路部120は、直流電力を交流電力に変換するインバータとすることもできる。
図8に示すごとく、コイルモジュール1は、外部接続配線14によって、回路基板12に接続されている。外部接続配線14は、バスバー状のものとすることができる。また、外部接続配線14は、ワイヤー状のものとすることもできる。
コイル本体2は、回路基板12の法線方向から見たとき、回路基板12と重ならない位置に配置されている。本形態においては、コイルモジュール1の全体も、回路基板12と重ならない位置に配置されている。ただし、例えば、コイルケース3の一部が、回路基板12と、法線方向に重なった構成とすることもできる。
また、図9に示すごとく、回路基板12の法線方向に直交する方向から見たとき、コイル本体2は、回路基板12の延長線と重なる位置に配置されている。つまり、コイル本体2は、回路基板12に対して、その法線方向の両側に跨るような位置関係に配置されている。
図8〜図10に示すごとく、電力変換装置10は、装置ケース13の内部に、コイルモジュール1を、回路基板12と共に収容してなる。上述したように、コイルケース3は、被固定部35を有する。この複数の被固定部35に、ボルト132を挿通して、装置ケース13に締結されている。例えば、装置ケース13には、雌ネジを設けたボス131が設けてある。このボス131に被固定部35を載置し、被固定部35に挿通したボルト132を雌ネジに螺合して締結する。これにより、被固定部35において、コイルモジュール1が装置ケース13に固定される。
また、図示を省略するが、回路基板12も、ボルト等によって、装置ケース13に固定されている。回路基板12の法線方向は、コイルモジュール1におけるコイルケース3の開口部311の開口方向、すなわちZ方向と同じである。
次に、本実施形態の作用効果につき説明する。
上記コイルモジュール1は、コイルケース3と、コイルケース3に固定されたバスバー4とを有する。それゆえ、コイル本体2を回路基板12に電気的に接続するにあたっては、バスバー4を介して、回路基板12に接続することができる。それゆえ、コイル本体2の配置自由度を向上させることができる。つまり、電力変換装置10内における、コイル本体2の配置自由度を向上させることができる。
巻線部21は、ポッティング材5から露出した露出部213を有する。つまり、巻線部21の少なくとも一部は、ポッティング材5から露出するようにしている。これにより、隣り合う巻線部21の間にポッティング材5が介在する部分を少なくすることができる。その結果、隣り合う巻線部21の間に容量成分が形成されることを抑制することができる。仮に、巻線部21の全体をポッティング材5に埋設すると、コイル本体2に形成される容量成分が大きくなりやすい。そうすると、コイル本体2による高周波ノイズの除去能力が低下するおそれがある。したがって、露出部213を設けることで、コイル本体2によるフィルタ機能を向上させることができる。ひいては、コイル本体2の小型化を容易にすることもできる。
また、ポッティング面51の法線方向において、露出部213は、巻線部21の半分以上の寸法を有する。つまり、図4に示すd1、d2が、d1≧d2の関係を有する。これにより、露出部213を大きくしやすく、上述のコイル本体2によるフィルタ機能の確保をしやすくなる。
コイル本体2は、回路基板12の法線方向から見たとき、回路基板12と重ならない位置に配置されている。これにより、回路基板12の厚み方向における省スペース化を図りやすい。そして、コイル本体2の大型化が進んでも、回路基板12の厚み方向における、電力変換装置10の大型化を抑制することができる。
また、コイルケース3は、被固定部35を有する。これにより、コイルモジュール1を、装置ケース13に固定することができる。その結果、コイルモジュール1と回路基板12との間の振動を抑制することができる。
以上のごとく、本形態によれば、装置内におけるコイル本体の配置自由度を向上させることができるコイルモジュール及びこれを用いた電力変換装置を提供することができる。
(実施形態2)
本形態は、図11に示すごとく、接続端子45に、応力緩和部451を設けた形態である。
応力緩和部451は、Z方向における接続端子45の一部を屈曲させることにより、形成されている。また、応力緩和部451は、コイルケース3から露出した接続端子45の一部であって、コイル端子22との接続部よりも、Z方向の下側に形成されている。つまり、接続端子45における、コイル端子22との固定部とコイルケース3との固定部との間の部分に、応力緩和部451が形成されている。
本形態において、応力緩和部451は、曲面状に湾曲した形状を有する。ただし、応力緩和部451の形状は、これに限らず、他の形状とすることもできる。
その他は、実施形態1と同様である。なお、実施形態2以降において用いた符号のうち、既出の実施形態において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、既出の実施形態におけるものと同様の構成要素等を表す。
本形態においては、接続端子45の厚み方向の応力のみならず、Z方向の応力も、応力緩和部451にて吸収することができる。例えば、コイル端子22と接続端子45との溶接時における作用する応力や、コイルモジュール1の使用環境下における振動や冷熱ストレス等によって作用する応力を、応力緩和部451にて吸収することができる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(参考形態)
本形態は、図12に示すごとく、コイルケース3とコイル本体2とを、ポッティング材5にて固定していない、コイルモジュールの形態である。
この場合、コイルモジュールの振動が生じた場合等において、接続端子45とコイル端子22との間の接続部に応力が作用しやすい。
ただし、本参考形態においては、接続端子45に、上記実施形態2に示したものと同様の応力緩和部451が形成されている。これにより、接続部に作用する応力を緩和することができる。すなわち、本形態の場合、コイルケース3とコイル本体2との間の相対変位を抑制することは困難であるが、相対変位が生じたときに接続部に作用する応力を緩和することが可能となる。
(実施形態3)
本形態は、図13、図14に示すごとく、コイルモジュール1と共に、複数の電力機器120、130を、装置ケース13に収容した電力変換装置100の形態である。
本形態の電力変換装置100は、複数の電力機器として、DC−DCコンバータ120と、充電器130と、リレー140とを備えている。DC−DCコンバータ120は、トランス等を備え、入力された直流電力を昇圧若しくは降圧して出力する。充電器130は、例えば、入力された交流電力を直流電力に変換して、バッテリに充電する。また、装置ケース13には、リレー140も収容されている。
装置ケース13内には、コイルモジュール1と充電器130とが、Z方向に直交する方向に並んで配置されている。また、DC−DCコンバータ120とリレー140とが、Z方向に直交する方向に並んで配置されている。DC−DCコンバータ120及びリレー140は、コイルモジュール1及び充電器130に対して、Z方向に積層配置された状態にて、装置ケース13に収容されている。
コイルモジュール1は、出力側端子44において、DC−DCコンバータ120と充電器130との少なくともいずれか一つに、接続されている。すなわち、出力側端子44が、DC−DCコンバータ120の回路基板、充電器130の回路基板の少なくとも一方に、接続されている。なお、図13、図14においては、コイルモジュール1と電力機器との間の接続配線等は、省略してある。また、コイルモジュール1のコイル本体2は、充電器130の回路基板と、Z方向に重ならない位置に配置されている。
その他は、実施形態1と同様である。
本形態においては、複数の電力機器120、130、140を一体化した電力変換装置100において、コイルモジュール1の搭載スペースの自由度を向上させることができる。その結果、電力変換装置100の小型化を図りやすくなる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用することが可能である。
1 コイルモジュール
10、100 電力変換装置
12 回路基板
2 コイル本体
21 巻線部
22 コイル端子
3 コイルケース
4 バスバー
5 ポッティング材

Claims (6)

  1. 巻線部(21)を備えたコイル本体(2)と、
    上記コイル本体を収容するコイルケース(3)と、
    上記コイルケースに固定されたバスバー(4)と、
    上記コイルケース内に上記コイル本体を固定するポッティング材(5)と、を有し、
    上記巻線部から延出したコイル端子(22)は、上記バスバーに電気的に接続されている、コイルモジュール(1)。
  2. 上記巻線部は、上記ポッティング材から露出した露出部(213)を有する、請求項1に記載のコイルモジュール。
  3. 上記ポッティング材のポッティング面(51)の法線方向において、上記露出部は、上記巻線部の半分以上の寸法を有する、請求項2に記載のコイルモジュール。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のコイルモジュールと、
    スイッチング素子が接続された回路基板(12)と、を備え、
    上記コイルモジュールは、上記バスバーにおいて、上記回路基板に電気的に接続されている、電力変換装置(10、100)。
  5. 上記コイル本体は、上記回路基板の法線方向から見たとき、上記回路基板と重ならない位置に配置されている、請求項4に記載の電力変換装置。
  6. 上記コイルケースは、上記電力変換装置の装置ケース(13)に固定される被固定部(35)を有する、請求項4又は5に記載の電力変換装置。
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