JP2021009961A - 半導体集積回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】電流能力をより向上させ、かつ電流能力の変更が容易な半導体集積回路を提供する。【解決手段】P型半導体基板11と、P型半導体基板11上に形成されたN型ウェル12と、N型ウェル12内に、各々独立して形成された複数のP型不純物領域13と、P型不純物領域13を囲むN型不純物領域14を含む。各々のP型不純物領域13を接続するコンタクト電極21が、N型不純物領域14と接続するコンタクト電極22に囲まれて配置される。【選択図】図1
Description
本発明は、半導体集積回路、特に電流能力の増大が図られたダイオードを含む半導体集積回路に関する。
ダイオードの電流能力に関連した文献として、例えば特許文献1が知られている。特許文献1に開示された半導体集積回路は、静電保護回路の保護素子を形成するために、第1導電型の半導体領域P−Wellと第2導電型の第1不純物領域Nと第1導電型の第2不純物領域Pにより形成されたガードリングGrd_Rngを具備している。特許文献1に開示された半導体集積回路では、このような構成を備えることにより、電流による静電破壊が軽減されるとしている。
ダイオードにおいては、特許文献1のように逆方向の耐圧が問題となる場合もあるが、順方向の電流能力、すなわち、流せる電流の容量が問題となる場合もある。図4(a)は、電流能力の増大を意図した比較例に係るダイオード50を示している。図4(a)に示すように、ダイオード50は、P型半導体基板11上に形成されたN型ウェルと、N型ウェル内に形成されたP型不純物領域とで形成されたPN接合(図示省略)を備えている。図4(a)に示すアノード電極17は、コンタクト電極21を介して該P型不純物領域に接続され、カソード電極16は、コンタクト電極22を介して該N型不純物領域に接続されている。
一方、ダイオードのレイアウトにおいては、ある電流能力のダイオードを設計する場合に、所定の大きさのP型不純物領域を有する単位ダイオードを複数配置して設計する場合がある。図4(a)に示すダイオード50は、平面視で1辺の長さがLの単位ダイオードを9個、密集配置して形成されている。従って、P型不純物領域の大きさは平面視で、1辺が3Lの正方形となっている。ただし、図4(a)では、理解のし易さから、平面視でのアノード電極17の大きさと、P型不純物領域の大きさとは同じ大きさとされている。
ここで、ダイオードの電流能力は、主としてPN接合の面積、つまりダイオード50ではP型不純物領域の表面積によって決定され(比例し)、該表面積が大きい方が電流能力は大きい。図4(b)は、上記のダイオード50のP型不純物領域51の外観を示している。図4(b)に示すP型不純物領域51の表面積St3は以下に示す(式1)で表される。
St3=3L・3L+3L・Xj・4=9・L2+12・L・Xj ・・・ (式1)
ここで、符号「・」は乗算を示し、XjはP型不純物領域51の高さ(深さ)を示している。また、P型不純物領域51の上面はPN接合に寄与しないので除外している。つまり、(式1)に示す表面積St3は、P型不純物領域51の上面を除く5面の面積の合計である。
St3=3L・3L+3L・Xj・4=9・L2+12・L・Xj ・・・ (式1)
ここで、符号「・」は乗算を示し、XjはP型不純物領域51の高さ(深さ)を示している。また、P型不純物領域51の上面はPN接合に寄与しないので除外している。つまり、(式1)に示す表面積St3は、P型不純物領域51の上面を除く5面の面積の合計である。
一方、特定の製造プロセスを仮定した場合、P型不純物領域51の深さXjは共通なので、換言すれば、電流能力はP型不純物領域51の平面視における周囲長によって決まる。図4(b)から、P型不純物領域51の周囲長Lt3は以下に示す(式2)で表される。
Lt3=3L・4=12・L ・・・ (式2)
Lt3=3L・4=12・L ・・・ (式2)
ここで、ダイオード50では単位ダイオードを密集配置させているため、単位ダイオードの周囲長の多くの部分が重なり、有効な周囲長は最外周の周囲長だけとなっている。結果として電流能力に寄与しない周囲長が発生する。換言すれば、ダイオード50では単位ダイオードの個数分の周囲長を生かし切れていない。そのため、本来想定する単位ダイオードの個数分の電流能力より小さな電流能力となっていたので、この点を改善すれば電流能力をより向上させることができる。さらに電流能力を改善することにより、例えばダイオードを用いて基準電圧を発生させる回路等の発生電圧の精度を向上させることも可能となる。
一方、単位ダイオードを複数配置させる他の目的に、電流容量の調整がある。すなわち、接続する(用いる)単位ダイオードの個数を増減させてダイオード全体としての電流能力を設定する。しかしながら、ダイオード50のように単位ダイオードを密集配置させると、電流能力を調整する場合、P型不純物領域の大きさ自体を変える必要があり、製造プロセスにおいて不純物領域のマスクから変更する必要があった。この点を改善すれば、製造プロセスがより簡便なものとなる。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、電流能力をより向上させ、かつ電流能力の変更が容易な半導体集積回路を提供することを目的とする。
本発明の第1実施態様に係る半導体集積回路は、基板と、基板上に形成された第1の導電型の不純物領域と、第1の導電型の不純物領域内に、各々独立して形成された複数の第2の導電型の不純物領域と、を含む。
第1実施態様に係る半導体集積回路は、基板上に形成された第1の導電型の不純物領域と、第1の導電型の不純物領域内に、各々独立して形成された複数の第2の導電型の不純物領域とを含んでいる。
ここで、第1の導電型の不純物領域と複数の第2の導電型の不純物領域の各々の界面にはPN接合が存在し、複数の単位ダイオードが独立して形成されている。このため、単位ダイオードの個数に比例した電流能力を有することになるので、電流能力がより向上し、かつ電流能力の変更が容易な半導体集積回路が提供される。
本発明の第2実施態様に係る半導体集積回路では、第1の導電型の不純物領域と接続される複数の第1のコンタクト電極と、複数の第2導電型の不純物領域の各々と接続される複数の第2のコンタクト電極と、複数の第1のコンタクト電極同士を接続する第1の電極と、複数の第2のコンタクト電極の各々に接続された複数の第2の電極と、をさらに含み、第1の電極は、複数の第2の電極を囲んで配置される。
第2実施態様に係る半導体集積回路によれば、第1の導電型の不純物領域は複数の第1のコンタクト電極を介して第1の電極に接続され、複数の第2導電型の不純物領域の各々は対応する第2のコンタクト電極を介して各々対応する第2の電極に接続されている。そして、第1の電極は複数の第2の電極を囲んで配置されている。このため、複数の単位ダイオードにおける電流の流れが均一になる。
本発明の第3実施態様に係る半導体集積回路では、第1の電極を含む第1の配線層、および複数の第2の電極を含む第2の配線層を備える多層配線層をさらに含み、第2の配線層は多層配線層の最上層の配線層である。
第3実施態様に係る半導体集積回路によれば、第1の電極は第1の配線層の一部をなし、複数の第2の電極は第2の配線層の一部をなし、第1の配線層、第2の配線層を備える多層配線層をさらに含んでいる。そして、第2の配線層が多層配線層の最上層の配線層となっている。このため、複数の単位ダイオードにおける個数の調整が容易である。
本発明の第4実施態様に係る半導体集積回路では、半導体集積回路に含まれる他の回路に基準電圧を供給する基準電圧生成回路をさらに含み、基準電圧生成回路は、第1の導電型の不純物領域と複数の第2の導電型の不純物領域とで形成される複数のダイオードを用いて基準電圧を生成する。
第4実施態様に係る半導体集積回路によれば、半導体集積回路に含まれる他の回路に基準電圧を供給する基準電圧生成回路をさらに含んでいる。そして、基準電圧生成回路は、第1の導電型の不純物領域と複数の第2の導電型の不純物領域とで形成される複数のダイオードを用いて基準電圧を生成している。このため、基準電圧生成回路で生成される基準電圧の精度を向上させることができる。
本発明によれば、電流能力をより向上させ、かつ電流能力の変更が容易な半導体集積回路を提供することができる、という優れた効果を奏する。
以下、図1から図3を参照して、本発明の一実施の形態に係る半導体集積回路10について説明する。以下の実施の形態では、本発明に係る半導体集積回路をダイオードに適用した形態を例示して説明する。なお、各図面において同一または等価な構成要素および部分には同一の参照符号を付与し、重複する説明は適宜省略する。
図1(a)は半導体集積回路10の平面図を、図1(b)は図1(a)におけるX−X’線に沿って切断した断面図を、各々示している。図1(a)に示すように、半導体集積回路10は、P型半導体基板11上に配置された複数のアノード電極17、およびカソード電極16を備えている。アノード電極17は、コンタクト電極21を介してP型不純物領域13(図1(b)参照)に接続され、カソード電極16は、コンタクト電極22を介してN型不純物領域14(図1(b)参照)に接続されている。アノード電極17は、図示を省略する配線によってアノード端子用のパッドに接続され、カソード電極16は、図示を省略する配線によってカソード端子用のパッドに接続されている。なお、「カソード電極16」、および複数の「アノード電極17」は、各々本発明に係る「第1の電極」、および「第2の電極」の一例である。
図1(a)に示すように、本実施の形態に係る半導体集積回路10では、各々異なるP型不純物領域13に接続された9個のアノード電極17を配置している。すなわち、半導体集積回路10では、9個の単位ダイオードD1、D2、D3、D4、D5、D6、D7、D8、D9を用いた形態を例示している。なお、9個の単位ダイオードは一例であって、半導体集積回路10の全体の電流能力等を勘案して、8個以下でもあっても、10個以上であってもよい。また、図1(a)では、1個の単位ダイオードに1個のコンタクト電極21を配置させる形態を例示して説明するが、これに限られず複数のコンタクト電極21を配置させる形態としてもよい。
一方、カソード電極16は略矩形の枠形状をなし、アノード電極17の各々を取り囲んで配置されている。また、カソード電極16には複数のコンタクト電極22(図1(b)では48個を例示している)が接続されている。なお、カソード電極16は、必ずしもアノード電極17の各々を取り囲んで配置させる必要はなく、少なくとも1個のコンタクト電極22と接続されていれば1片の電極であってもよい。
図1(b)を参照して、半導体集積回路10の断面構造について説明する。図1(b)に示すように、半導体集積回路10は、P型半導体基板11、P型半導体基板11上に形成されたN型ウェル12、N型ウェル12の内部に形成された複数のP型不純物領域13、および複数のN型不純物領域14を含んで構成されている。そして、複数のP型不純物領域13、および複数のN型不純物領域14の間は、絶縁膜15で分離されている。絶縁膜15は一例としてシリコンの酸化物(シリコン酸化膜)で構成され、例えばLOCOS(LOCal Oxidation of Silicon)法によって形成されている。P型不純物領域13、およびN型不純物領域14は、各々コンタクト電極21、コンタクト電極22にオーミック接触されるコンタクト層であり、各々P+拡散層、N+拡散層で構成されている。本実施の形態において、P+、N+は各々相対的に高い濃度を有する不純物領域を意味している。
図1(b)に示すように、半導体集積回路10は、さらに第1の配線層23、第2の配線層24を備えている。図1(a)に示す複数のアノード電極17、およびカソード電極16は第1の配線層で形成されている。複数のアノード電極17は実際は第1の配線層23の一部をなし(図1(a)では分かり易さ観点から複数のアノード電極17として分離して描いている)、ビア25を介して第2の配線層24に接続されている。第2の配線層24はさらにアノード端子用のパッドに接続され、第1の配線層23はビアを介して第2の配線層24に接続され、さらにカソード端子用のパッドに接続されている、
P型半導体基板11の表面と第1の配線層23との間には絶縁分離のための絶縁膜18が設けられ、第1の配線層23と第2の配線層24との間には絶縁分離のための絶縁膜19が設けられている。半導体集積回路10の表面には回路素子を保護するための保護膜20が設けられている。そして、第1の配線層23はコンタクト電極22を介してN型不純物領域14に接続されるとともに、カソード電極16に接続されている。一方、第2の配線層24はビア25、コンタクト電極21を介してP型不純物領域13に接続されるとともに、アノード電極17に接続されている。
次に、図2を参照して、単位ダイオードDi(i=1〜9)の構成について説明する。図2は、単位ダイオードDiのPN接合部、すなわち、P型不純物領域13の外形を示している。図2に示すように、P型不純物領域13は略直方体の形状をなしており、S1、S2、S3、S4、S5、S6の6つの面を有している。P型不純物領域13の辺AB、BC、CD、DA、EF、FG、GH、およびHEの長さは各々Lとされ、深さ(高さ、例えば辺CG)はXjとされている。ここで、本実施の形態では、理解のし易さから、P型不純物領域13の形状、大きさが、アノード電極17の形状、大きさと同じである形態を例示している。しかしながら、これに限られず、両者の形状、大きさは独立して決めてもよい。
面S5およびS6は各々下面、上面であり、面S1〜S4は4つの側面である。上述したように、これらの面のうち、上面S6はPN接合に寄与しない。従って、P型不純物領域13の表面積St2、および周囲長Lt2は各々以下に示す(式3)、および(式4)で表される。
St2=L・L+4・L・Xj ・・・ (式3)
Lt2=4・L ・・・ (式4)
St2=L・L+4・L・Xj ・・・ (式3)
Lt2=4・L ・・・ (式4)
半導体集積回路10は、9個の単位ダイオードDiを含んでいるため、全体の表面積St1、および周囲長Lt1は、各々以下に示す(式5)、および(式6)で表される。
St1=9・(L2+4・L・Xj)=9・L2+36・L・Xj ・・・ (式5)
Lt1=9・4・L=36・L ・・・ (式6)
St1=9・(L2+4・L・Xj)=9・L2+36・L・Xj ・・・ (式5)
Lt1=9・4・L=36・L ・・・ (式6)
すなわち、比較例に係るダイオード50の表面積St3((式1))と、本実施の形態に係る半導体集積回路10の表面積St1との差分である表面積差分ΔSは以下に示す(式7)で、比較例に係るダイオード50の周囲長Lt3((式2))と、本実施の形態に係る半導体集積回路10の周囲長Lt1との差分である周囲長差分ΔLは以下に示す(式8)で表される。
ΔS=24・L・Xj ・・・ (式7)
ΔL=24・L ・・・ (式8)
つまり、半導体集積回路10では、ダイオード50と比較して、表面積で表面積差分ΔSだけ、周囲長で周囲長差分ΔLだけ改善していることがわかる。
ΔS=24・L・Xj ・・・ (式7)
ΔL=24・L ・・・ (式8)
つまり、半導体集積回路10では、ダイオード50と比較して、表面積で表面積差分ΔSだけ、周囲長で周囲長差分ΔLだけ改善していることがわかる。
以上詳述したように、本実施の形態に係る半導体集積回路10によれば、単位ダイオードDiを独立して配置したことにより、単位ダイオードDiの個数分の電流が流せるので、比較例に係るダイオード50と比較して電流能力をより向上させることが可能となる。また、接続する単位ダイオードDiの個数は、主に第2の配線層24のレイアウトパターンを変えることで調整が可能なので、容易に電流能力の変更を行うことができる。また、半導体集積回路10の電流能力は、独立した単位ダイオードDiの個数で決まるので、例えば半導体集積回路10を、ダイオードを用いて基準電圧を発生させ、他の回路部分に供給する基準電圧生成回路に用いた場合、基準電圧の精度を向上させることができる。
図3は、上記の構成を備えた基準電圧生成回路30の一例を示している。図3に示すように、基準電圧生成回路30は、P型MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタQP1、QP2、QP3、N型MOSトランジスタQN1、QN2、ダイオード31、32、33、および抵抗R1、R2を含んで構成されたバンドギャップレファレンス回路である。図3に示すVDDおよびVSSは電源である。P型MOSトランジスタQP1、QP2、N型MOSトランジスタQN1、QN2、ダイオード31、32、および抵抗R1によってカレントミラー回路が構成され、P型MOSトランジスタQP3、ダイオード33、および抵抗R2によって出力バッファが構成され、出力端子34から基準電圧VREFが出力される。
ここで、基準電圧生成回路30では、P型MOSトランジスタQP2およびN型MOSトランジスタQN2に流れる電流が、P型MOSトランジスタQP1およびN型MOSトランジスタQN1に流れる電流のK倍とされている。そのため、ダイオード32の電流容量は、ダイオード31の電流容量のK倍とされている。そして、ダイオード32として本実施の形態に係る半導体集積回路10と同様の構成のダイオードが用いられている。すなわち、ダイオード32は、図1(a)において、単位ダイオードDiの個数をK個としたものである。従って、ダイオード32は、従来技術と比較して電流能力が向上しているので、基準電圧VREFの精度も高くなっている。
なお、上記実施の形態では、平面視略正方形の単位ダイオードDi(P型不純物領域13)を用いる形態を例示して説明したが、これに限られず、円形状、多角形等、半導体集積回路10のレイアウト等を勘案して、適宜な形状としてもよい。
また、上記実施の形態では、単位ダイオードDi(P型不純物領域13)を格子状に配列させる形態を例示して説明したが、これに限られず、千鳥状、同心円状等、単位ダイオードDi(P型不純物領域13)の平面視での形状等を勘案して、適宜な配列としてもよい。例えば、単位ダイオードDi(P型不純物領域13)の平面視での形状を円形状とする場合は同心円状に配列したり、あるいは、正六角形とする場合はハニカム構造のように緻密に配列させることができる。
また、上記実施の形態では、平面視略正方形の枠形状のカソード電極16を用いる形態を例示して説明したが、これに限られず、単位ダイオード(P型不純物領域13)の平面視での形状、あるいは例えば、単位ダイオードDi(P型不純物領域13)の平面視での配列等を勘案して、円形状、多角形形状等適宜な形状としてもよい。例えば、単位ダイオード(P型不純物領域13)の平面視での形状を正六角形とする場合はカソード電極16の形状を正六角形としたり、単位ダイオードDi(P型不純物領域13)の平面視での配列を同心円状とする場合は、カソード電極の形状を円形状としてもよい。このことにより、単位ダイオードDiの各々に流れる電流を均一化させることができる。
また、上記実施の形態では、2層配線を用いる形態を例示して説明したが、これに限られず3層以上の多層配線を用いる形態としてもよい。また、上記実施の形態では、アノード電極17を第1の配線層23で形成する形態を例示して説明したが、これに限られず、多層配線の最上層(2層配線であれば第2の配線層)で形成する形態としてもよい。この場合、最上層のパターンのみを変えればよいので、単位ダイオードDiの個数の調整がより容易である。
また、上記実施の形態では、P型の半導体基板を用いた形態を例示して説明したが、N型基板を用いた形態としてもよい。この場合は、上記において、P型をN型に、N型をP型に読み替えればよい。
10・・・半導体集積回路、11・・・P型半導体基板、12・・・N型ウェル、13・・・P型不純物領域、14・・・N型不純物領域、15・・・絶縁膜、16・・・カソード電極、17・・・アノード電極、18・・・絶縁膜、19・・・絶縁膜、20・・・保護膜、21・・・コンタクト電極、22・・・コンタクト電極、23・・・第1の配線層、24・・・第2の配線層、25・・・ビア、30・・・基準電圧生成回路、31〜33・・・ダイオード、34・・・出力端子、50・・・ダイオード、51・・・P型不純物領域、D1〜D9・・・単位ダイオード、Di・・・単位ダイオード、Lt1〜Lt3・・・周囲長、St1〜St3・・・表面積、QP1、QP2、QP3・・・P型MOSトランジスタ、QN1、QN2・・・N型MOSトランジスタ、R1、R2・・・抵抗、VREF・・・基準電圧、VDD、VSS・・・電源
Claims (4)
- 基板と、
前記基板上に形成された第1の導電型の不純物領域と、
前記第1の導電型の不純物領域内に、各々独立して形成された複数の第2の導電型の不純物領域と、を含む
半導体集積回路。 - 前記第1の導電型の不純物領域と接続される複数の第1のコンタクト電極と、
前記複数の第2導電型の不純物領域の各々と接続される複数の第2のコンタクト電極と、
前記複数の第1のコンタクト電極同士を接続する第1の電極と、
前記複数の第2のコンタクト電極の各々に接続された複数の第2の電極と、をさらに含み、
前記第1の電極は、前記複数の第2の電極を囲んで配置される
請求項1に記載の半導体集積回路。 - 前記第1の電極を含む第1の配線層、および前記複数の第2の電極を含む第2の配線層を備える多層配線層をさらに含み、
前記第2の配線層は前記多層配線層の最上層の配線層である
請求項2に記載の半導体集積回路。 - 前記半導体集積回路に含まれる他の回路に基準電圧を供給する基準電圧生成回路をさらに含み、
前記基準電圧生成回路は、前記第1の導電型の不純物領域と前記複数の第2の導電型の不純物領域とで形成される複数のダイオードを用いて前記基準電圧を生成する
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の半導体集積回路。
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2019
- 2019-07-02 JP JP2019123974A patent/JP2021009961A/ja active Pending
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