JP2021008314A - 真空断熱材が使用され、遮熱シートを備えた断熱容器 - Google Patents

真空断熱材が使用され、遮熱シートを備えた断熱容器 Download PDF

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【課題】真空断熱材が使用され、遮熱シートを備えた断熱容器の内部に配置されたICタグを外部から直接読み取ることが可能な断熱容器を提供する。【解決手段】断熱容器100において、断熱容器本体200を形成する真空断熱パネルは断熱空間400を形成し、その全体が真空断熱パネルによって取り囲まれ、真空断熱パネルは芯材および外包材から構成される真空断熱材を備え、外包材は電波透過性の非金属部材で構成され、互いに隣接する真空断熱パネルはその外包材同士が密着又は近接するように配置される。遮熱シート300は断熱容器本体200の全体または一部を覆うように配置され、電波透過性を有する非金属部材から構成され、可視光線および赤外線の透過率がいずれも30%以下であって、かつ、可視光線および赤外線の反射率がいずれも60%以上である。【選択図】図1

Description

本発明は、真空断熱材が使用され、遮熱シートを備えた断熱容器に関する。
断熱材を用いた断熱容器は、主に、保冷車等のような保冷機能を持たない輸送手段により、物品を保冷しながら輸送する用途に使用される。また、太陽光等による輻射熱が断熱容器の内部に到達することを抑制するため、可視光線や赤外線を反射する性質を有する遮熱シートで断熱容器を覆うことにより、断熱容器の保冷効果を高めることができる。一方、断熱容器を構成するパネルに真空断熱材を使用することにより、パネルの板厚を薄くしても厚手の発泡断熱材と同等の断熱性能が得られることにより、断熱容器のサイズをコンパクトにし、輸送効率や保管効率を向上させることができる。
ところで、真空断熱材は、内部に芯材を入れた外包材の内部気圧を外部気圧よりも低く保つことにより、断熱性を得るものであるため、外包材の内部への空気や水分の侵入を防ぐバリア性が要求される。このため、真空断熱材の外包材には、通常、バリア性に優れ、容易に入手可能なアルミ箔、またはアルミ蒸着フィルムが多用される。また、遮熱シートにも、太陽光等の輻射熱に対する遮熱効果が高く、入手容易なアルミ箔、またはアルミ蒸着フィルムも使用したものが用いられる。
特開2000−203665号公報 特許第3763317号
断熱容器のパネルに真空断熱材を使用する場合、外包材に孔が開く等して破損すると内部に空気が入り込み、断熱性能が急激に低下してしまうため、その周囲を発泡断熱材等で囲むことにより板状のパネル形状に仕上げ、真空断熱材の保護性能を持たせている。よって、従来の断熱容器では、断熱容器の内部に非接触通信が可能なICタグ等を入れた場合でも、真空断熱材が配置されていないパネル同士の隣接部付近に電波を透過させることによって断熱容器の外部から当該ICタグ等を読み取ることが比較的、容易にできる。
しかし、昨今、より高い断熱性を実現するため、真空断熱材を可能な限りパネルの外周付近まで配置する技術が用いられるようになり、断熱容器の外表面の大部分が真空断熱材の外包材であるアルミ箔等で覆われるようになった結果、断熱容器の内部に入れたICタグ等が、電磁遮蔽により断熱容器の外部から読み取れないという問題が生じている。さらには、当該断熱容器本体を覆う遮熱シートについても、アルミ箔等を使用することにより、同様に断熱容器の外部からのICタグ等の読み取りを阻害する問題があった。
本開示は、真空断熱材が使用され、遮熱シートを備えた断熱容器において、当該断熱容器の内部に配置されたICタグを外部から直接読み取ることが可能な電波透過性を備えた断熱容器を提供することを課題とする。
本開示は、複数の真空断熱パネルを備えた断熱容器本体と、遮熱シートと、から構成される断熱容器であって、前記断熱容器本体を形成する前記複数の真空断熱パネルは断熱空間を形成し、かつ、前記断熱空間の全体が前記複数の真空断熱パネルによって取り囲まれ、 前記真空断熱パネルは、芯材および当該芯材を被覆する外包材から構成される真空断熱材を備え、前記外包材は、電波透過性の非金属部材で構成され、かつ、互いに隣接する前記真空断熱パネルは、その前記外包材同士が密着又は近接するように配置され、前記遮熱シートは、前記断熱容器本体の全体または一部を覆うように配置され、かつ、電波透過性を有する非金属部材から構成され、前記遮熱シートは、可視光線および赤外線の透過率がいずれも30%以下であって、かつ、可視光線および赤外線の反射率がいずれも60%以上である。
本実施の形態による断熱容器において、前記真空断熱パネルのいずれかは、隣接する他の真空断熱パネルと接しながら開閉できる、開閉可能な真空断熱パネルであり、前記遮熱シートは、前記開閉可能な真空断熱パネル以外の真空断熱パネルの全体を覆う第1部分と、前記開閉可能なパネルを覆う第2部分とに、分離可能に形成されていてもよい。
本実施の形態による断熱容器において、前記遮熱シートは、第1遮熱シートと、当該第1遮熱シートよりも前記断熱容器本体に近い側に配置される第2遮熱シートと、から構成されていてもよい。
本実施の形態による断熱容器において、前記遮熱シートにおいて、前記第1遮熱シートおよび前記第2遮熱シートの間に、空隙層が設けられていてもよい。
本開示により、真空断熱材が使用され、遮熱シートを備えた断熱容器において、当該断熱容器の内部に配置されたICタグを外部から直接読み取ることが可能な電波透過性を備えた断熱容器を提供することができる。
実施形態の断熱容器を説明する斜視図である。 天面パネルを外した状態における、実施形態の断熱容器を説明する平面図である。 図2の断熱容器における、左面パネルと背面パネルとの隣接部付近の状態を説明する拡大断面図である。 変形例1の断熱容器における、図3と同様の拡大断面図である。 変形例2の断熱容器における、図3と同様の拡大断面図である。 変形例3の断熱容器における、図3と同様の拡大断面図である。 変形例4の断熱容器における、図3と同様の拡大断面図である。
1.本開示の断熱容器の実施形態
(a)断熱容器の構造
以下、図面等を参照して、本開示の断熱容器の実施形態および他の変形例について説明する。ただし、本開示の断熱容器は、この例や後述する変形例に限定されない。なお、以下に示す各図は、模式的に示したものである。そのため、各部の大きさ、形状は理解を容易にするために、適宜誇張している。また、各図において、部材の断面を示すハッチングを適宜省略する。本明細書中に記載する各部材の寸法等の数値および材料名は、実施形態としての一例であり、これに限定されるものではなく、適宜選択して使用することができる。本明細書において、形状や幾何学的条件を特定する用語、例えば平行や直交、垂直等の用語については、厳密に意味するところに加え、実質的に同じ状態も含むものとする。
なお、本明細書において、理解を容易にするために、断熱容器100における方向や位置を下記のように記載する場合がある。
図1において、底面パネル160のパネル面に垂直な、底面パネル160から天面パネル110に向かう方向を+Z方向または上方とし、+Z方向に対する反対方向を−Z方向または下方とする。+Z方向および/または−Z方向を単にZ方向と称することもある。+Z方向に垂直な平面である水平面の内、背面パネル140のパネル面に垂直な、背面パネル140から正面パネル120に向かう方向を+X方向または手前側とし、+X方向に対する反対方向を−X方向または奥側とする。+X方向および/または−X方向を単にX方向または水平方向と称することもある。+X方向に直行する左面パネル130のパネル面に垂直な、左面パネル130から右面パネル150に向かう方向を+Y方向または右側とし、+Y方向に対する反対方向を−Y方向または左側とする。+Y方向および/または−Y方向を単にY方向または水平方向と称することもある。
各パネルの主面をパネル面とし、主面以外の面を端面とする。各パネルの断熱空間側のパネル面側をパネルの内側、断熱空間側のパネル面側と反対のパネル面側をパネルの外側とする。
本開示の実施形態について説明する。図1は、本実施形態の断熱容器100を説明する斜視図である。図2は、断熱容器100の天面パネル110および天面パネル110を覆う遮熱シート上部300aを取り外したときの、物品600等を省略した、+Z方向から見た断熱容器100の平面図である。また、図3は、図2の左面パネル130と背面パネル140の隣接部付近のA部において、Z軸に垂直な平面で切った断面を、+Z方向から見た拡大断面図である。
断熱容器100は、例えば、冷凍品や生鮮食品等の保冷が必要な荷物の保管や輸送等に使用される容器である。断熱容器100は、図1に示すように略直方体形状であり、同じく略直方体形状の断熱容器本体200の外側全体が遮熱シート300により覆われた構造となっている。また、断熱容器100の内部には、ICタグ700が取り付けられた物品600が収納され、断熱容器100の外部から、読取装置710により所定の周波数の電波を発信、受信することによって、ICタグ700に記録された情報を読み取ることができる。以下、断熱容器本体200と遮熱シート300の詳細を説明する。
(a)断熱容器本体
断熱容器本体200は、底面パネル160、正面パネル120、左面パネル130、背面パネル140、右面パネル150、および天面パネル110に囲まれている。なお、正面パネル120、左面パネル130、背面パネル140および右面パネル150は、側面パネル170とも称する。すなわち、側面パネル170は、正面パネル120、左面パネル130、背面パネル140および右面パネル150のいずれかのパネルを指す。なお、仮に、側面のパネルが4枚ではなく5枚以上であっても、同様に、いずれかのパネルを側面パネル170と称する。また、側面パネル170、底面パネル160および天面パネル110は、いずれも真空断熱パネル500から構成される。
正面パネル120は、背面パネル140にパネル面が平行な状態で対向し、閉じた状態における天面パネル110、底面パネル160、左面パネル130および右面パネル150にパネル面が垂直な位置関係で隣接している。また、左面パネル130は、右面パネル150にパネル面が平行な状態で対向し、閉じた状態における天面パネル110、底面パネル160、背面パネル140および正面パネル120にパネル面が垂直な位置関係で隣接している。また、背面パネル140は、閉じた状態における天面パネル110、底面パネル160、右面パネル150および左面パネル130にパネル面が垂直な位置関係で隣接している。
天面パネル110は、−X方向側の先端が背面パネル140の+Z方向側の先端に対して開閉可能に接続しており、天面パネル110と背面パネル140との接続部であるヒンジ部110aを介して、天面パネル110を開閉することができる。図1では、天面パネル110が開いた状態を示しているが、当該天面パネル110を閉じた場合には、断熱容器本体200の内部が略密閉され、断熱容器の外部との熱交換が極力抑制された断熱空間400を形成する。なお、ヒンジ部110aは、天面パネル110と背面パネル140とが実際に折り曲げ可能に接続されていてもよく、天面パネル110と背面パネル140とは分離されていて、外側を覆う遮熱シート300によって折り曲げられる構成であってもよい。
この場合、天面パネル110および背面パネル140は、遮熱シート300と面ファスナー等を介して着脱可能に接続されてもよく、着脱不可能に縫合等されていてもよい。また、本実施形態では、開閉可能なパネルを天面パネル110としているが、開閉可能なパネルはこれに限らず、側面パネル170のいずれかであってもよく、複数の側面パネル170、または側面パネル170と天面パネル110の両方が開閉可能な構成であってもよい。
図2に示すように、各々の側面パネル170は、その一端側のパネル面と、隣接する側面パネル170の端面とが当接し、その他端側の端面と、隣接する側面パネル170のパネル面とが当接する関係を有している。すなわち、正面パネル120の−Y方向側のパネル面と、隣接する左面パネル130の+X方向側の端面とが当接し、正面パネル120の+Y方向側の端面と、隣接する右面パネル150の+X方向側のパネル面とが当接している。
同様に、左面パネル130の−X方向側のパネル面と、隣接する背面パネル140の−Y方向側の端面とが当接し、背面パネル140の+Y方向側のパネル面と、隣接する右面パネル150の−X方向側の端面とが当接し、右面パネル150の+X方向側のパネル面と、隣接する正面パネル120の+Y方向側の端面とが当接している。このような配置にしておくと、断熱容器本体200を図2のような平面図として見た場合に、側面パネル170を同一寸法とした略正方形の構成とすることができる。側面パネル170をすべて同一サイズとしておけば、パネルを交換する際の予備パネルの準備を少なくすることができ、経済的である。
(b)真空断熱パネルおよび真空断熱材
断熱容器本体200を構成する6枚のパネルである、4枚の側面パネル170、底面パネル160および天面パネル110は、それぞれ真空断熱パネル500から構成されている。すなわち、断熱容器本体200は、複数の真空断熱パネル500が組み合わされて形成されている。また、本実施形態では真空断熱パネル500は、真空断熱材から構成されている。真空断熱材である真空断熱パネル500は、図3の左面パネル130および背面パネル140のいずれも、芯材510と、これの周囲を被覆する外包材520とから構成される。複数の真空断熱パネル500は断熱空間400を形成し、かつ、断熱空間400の全体が複数の真空断熱パネル500である6枚のパネルによって取り囲まれている。真空断熱パネル500は、後述する芯材510および芯材510を被覆する外包材520から構成される真空断熱材を備え、外包材520は、電波透過性の非金属部材で構成され、かつ、互いに隣接する真空断熱パネル500は、その外包材520同士が密着又は近接するように配置されている。
図3では、左面パネル130と背面パネル140である真空断熱パネル500同士が、隙間Gを隔てて配置されている。真空断熱パネル500同士は、隙間Gの幅Wが0すなわち外包材520同士が密着していてもよく、図3のように隙間Gが一定の幅Wを有していてもよい。この隙間Gは、真空断熱パネル500同士の隔たりを意味するのであり、物理的に空隙が生じていることだけを意味しない。すなわち、この隙間Gは、真空断熱材以外の何らかの異物で充填されていてもよい。
具体的には、幅Wは、隙間Gに隣接する真空断熱パネル500の厚みT(隙間Gに面する部分における真空断熱パネル500の厚み)の1/10以下であることが好ましい(W≦1/10×T)。これにより、仮に真空断熱パネル500同士の隙間Gに電波の透過を阻害する物体が存在する場合でも、ICタグと読取装置との間での無線通信を円滑に行うことができる。なお、全ての真空断熱パネル500同士の間に隙間Gが形成されていなくても良い。例えば一部(2つ以上)の真空断熱パネル500同士の間に隙間Gが形成され、他の一部(2つ以上)の真空断熱パネル500同士は互いに密着していても良い。
芯材510としては、多孔質のウレタンフォームのような樹脂発泡材や、繊維材であるグラスウール、ロックウール、セラミックファイバー等を用いる方法もあるが、本実施形態では、粉末シリカなどの粉体を用いた多孔質構造の芯材(ヒュームドシリカ)を使用している。これにより、芯材510を型成型できることから、真空断熱パネル500の形状に対応した正確な板状に仕上げることが可能となる。
また、芯材510を被覆する外包520として、例えば、エバール(登録商標)のような、ガスバリア性の高いエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂から構成されるフィルムに、無機層としてアルミニウム酸化物、ケイ素酸化物のいずれか、または両方を蒸着したもの、または、エチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂から構成されるフィルムに対して、アルミニウム酸化物、ケイ素酸化物のいずれか、または両方を蒸着した別個のフィルムを積層したものを挙げることができる。
なお、外包材520のガスバリア性は、酸素透過度が0.5cc・m-2・day-1以下、中でも0.1cc・m-2・day-1以下であってもよい。また、水蒸気透過度が0.2cc・m-2・day-1以下、中でも0.1cc・m-2・day-1以下であってもよい。また、真空断熱材としての真空断熱パネル500の内部真空度は、例えば5Pa以下であってもよい。真空断熱パネル500の初期熱伝導率は、例えば25℃環境下で15mW・m-1・K-1以下、中でも10mW・m-1・K-1以下、特に5mW・m-1・K-1以下であってもよい。
外包材520は、板状に成型された芯材の全体を隙間なく被覆されたとき、最終的な外包材どうしの接合部分、いわゆる耳部分が発生する。この部分は折り返して芯材510を被覆している外包材520と重なるようにして固定する。なお、このような外包材の耳部分は、できるだけ、パネルの外側に配置されるようにすることが好ましい。パネルの内側、すなわち断熱空間側に配置された場合、当該耳部分が、真空断熱パネル500の放熱板のような機能を果たし、断熱空間の保冷性に不利となり得るからである。
このような外包材520を用いた場合、アルミ蒸着フィルムを用いた場合に比べ、バリア性、熱線遮蔽性が低下する可能性があるが、無機層の蒸着条件最適化によりバリア性の低下を抑制した外包材とすることができる。また、ガスバリア性の高いエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂から構成されるフィルム層を含むことで耐屈曲性が良好な外包材が得られるため、端部形状がグラスウール等よりもはっきりと直角状に形成できるヒュームドシリカ芯材と組合せることで、真空断熱パネル500としての形状精度、形状安定性が良好となる。よって、例えば、図3のように、左面パネル130の−X方向側のパネル面と背面パネル140の−Y方向側の端面との当接部の密着性を向上でき、その結果、断熱容器本体200としての気密性向上および断熱性能向上につながる。更に、ヒュームドシリカ自体がゲッター材(吸着材)として作用するため、長期間に渡って性能劣化が抑えられる。
真空断熱材を上記のような芯材510および外包材520の構成とすることにより、当該真空断熱材で形成された真空断熱パネル500は、電波透過性を有する。芯材510を構成するヒュームドシリカや、外包材520を構成するエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂から構成されるフィルムや、蒸着されるアルミニウム酸化物やケイ素酸化物は非金属部材であり、基本的に電波透過を阻害しないからである。このため、例えば断熱容器本体200の内部にICタグ700を直接取り付けたり、収納した物品600にICタグ700を取り付けた場合には、図1に示すように断熱容器100の外部から読取装置710による、非接触通信によるICタグ700の情報の読み取りが可能となる。
なお、ICタグ700は、非接触ICタグ、RFID(Radio Frequency Identification)タグ、RFタグ等とも呼ばれ、ICチップと無線アンテナを樹脂やガラス等で封止してタグ状に形成した超小型の通信端末である。ICタグは、ICチップに所定の情報を記録して対象物にタグを取り付け、記録した情報を無線通信により読取装置側で読み取ることにより、ICチップに記録された情報を認識、表示するものである。またICタグ700は、電源を内蔵した能動型(アクティブタイプ)のものと電源を内蔵しない受動型(パッシブタイプ)のものとが存在するが、パッシブタイプのものを用いることが好ましい。また、ICタグ700は、使用する交信周波数によって、135kHzや13.56MHzの周波数帯を使用する電磁誘導方式であっても良く、UHF(900MHz)帯や2.45GHz等の周波数帯を使用する電波方式であっても良い。
(c)遮熱シート
図1および図2に示すように、断熱容器本体200の全体を覆うように、各パネルの外面に隣接した遮熱シート300が設けられている。ただし、遮熱シート300は、太陽光が直接当たる可能性が低い底面パネル160を除く、天面パネル110および側面パネル170のみを覆うように、各パネルの外面に隣接して設けることもできる。すなわち、遮熱シート300は、断熱容器本体200の全体または一部を覆うように配置され得る。また、図1に示すように、断熱容器本体200の天面パネル110は開閉可能であるため、遮熱シート300は、天面パネル110の開閉に追従して、天面パネル110の外面を覆う遮熱シート上部300aと、側面パネル170を覆う遮熱シート下部300bとが、分離可能に構成されている。
言い換えると、真空断熱パネル500である天面パネル110は、隣接する真空断熱パネル500である背面パネル140とヒンジ部110aで接しながら開閉できる、開閉可能な真空断熱パネル500である。また、遮熱シート300は、開閉可能な天面パネル110以外の真空断熱パネル500の全体または一部を覆う第1部分である遮熱シート上部300aと、開閉可能な天面パネル110を覆う第2部分である遮熱シート下部300bとに、分離可能に形成されている。
分離可能な構成とは、遮熱シート上部300aと、側面パネル170を覆う遮熱シート下部300bとが、ヒンジ部110aを介してつながっており、ヒンジ部110a以外の箇所が面ファスナーやチャック等で分離可能な構成であってもよく、ヒンジ部110aの部分も含めて面ファスナーやチャック等で分離可能な構成であってもよい。さらには、4枚の側面パネル170の間でも、任意の位置で面ファスナーやチャック等で分離可能な構成を有していてもよい。このように、遮熱シート300に分離可能な構成を適宜設けることにより、断熱容器本体200への遮熱シート300の取り付けおよび取り外しの作業性を向上させることができる。
なお、遮熱シート300を真空断熱パネルの外側に隣接配置させる手段として、例えば真空断熱パネルの外面の所定箇所と、これに対応する位置の遮熱シート300とに、それぞれ、面ファスナーの雄雌部を配置しておいてもよい。こうすれば、遮熱シート300を断熱容器本体200に被せた断熱容器100としたときに、各真空断熱パネルから遮熱シート300がずれてしまうことを抑制できる。
図3の断面図に示すように、本実施形態の断熱容器100の遮熱シート300は、電波透過性の非金属部材であり、かつ、可視光線の透過性が十分に低く、赤外線の反射性が十分に高い1枚式遮熱シート309の構成である。ただし、当該1枚式遮熱シート309に重ねて追加の層を配置してもよい。ちなみに、この構成は、左面パネル130だけでなく、他の真空断熱パネルに対しても同様の配置がなされている。
遮熱シート300がこのような1枚構造であることにより、断熱容器100の外側を向く遮熱シート300の1枚式遮熱シート309では、一定波長範囲の可視光線の透過が一定以下に抑えられ、一定波長範囲の赤外線の大部分が反射される。これにより、可視光線や赤外線の相当量が断熱容器本体200に届いてしまい、断熱容器の断熱性能の低下を来すことが抑制される。
なお、1枚式遮熱シート309は、波長380nm〜780nmの可視光線の透過率が30%以下であることが好ましく、20%以下であることがさらに好ましい。また、同時に、波長780nm〜1000nmの赤外線の反射率が60%以上であることが好ましく、80%以上であることがさらに好ましい。可視光線の透過率が30%以下、かつ、赤外線の反射率が60%以上であることにより、断熱容器本体200への伝熱に対して、断熱容器100としての断熱性能の発揮が十分に行え、可視光線の透過率が20%以下、かつ、赤外線の反射率が80%以上であることにより、保冷材等の量を低減しても十分な断熱性能が確保できるため、断熱容器100の収納効率の一層の向上が図れる。さらに、1枚式遮熱シート309は、電波透過性を有した非金属部材で構成されている必要がある。断熱容器100の内部にICタグを配置しても、これを外部から読み取れることが必要だからである。
上記の条件を満たす、1枚式遮熱シート309としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル、ポリプロピレン、ポリカーボネート、酢酸セルロース、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリメチルペンテン等のプラスチックの延伸または未延伸フィルム、シート等、または天然生地、合成樹脂繊維による織物から構成されたシートや不織布等を使用できる。また、これらのうち、2種以上の材料のアロイ、または、積層をしたものを使用してもよい。これらの各種樹脂フィルム、シートに、必要に応じて、遮光性および可視光線、赤外線の反射性を付与するため、酸化チタン、硫酸バリウム、酸化亜鉛、硫化亜鉛、炭酸カルシウム等の非金属製の白色系顔料を用いたインキの印刷、塗付等で着色してもよい。また、1枚式遮熱シート309のシート面方向に垂直な厚さには特に制約はないが、遮熱シートの柔軟性や耐久性、可視光線、赤外線透過性、反射性等を考慮して、例えば、0.2mm以上、15.0mm以下とすることができる。このように、1枚式遮熱シート309は、電波透過性の非金属部材で構成されるため、断熱容器100の内部にICタグ700を配置した場合、断熱容器100の外部から、読取装置710によって非接触通信を介してICタグ700の情報を読み取ることが可能である。
以上のように、本開示の断熱容器100では、複数の真空断熱パネル500は断熱空間400を形成し、かつ、断熱空間400の全体が複数の真空断熱パネル500によって取り囲まれている。真空断熱パネル500は、芯材510および芯材510を被覆する外包材520から構成される真空断熱材を備え、外包材520は、電波透過性の非金属部材で構成され、かつ、互いに隣接する真空断熱パネル500は、その外包材520同士が密着又は近接するように配置される。近接とは、前述したとおり、隣り合う真空断熱パネル500同士が外包材520を介して直接当接せず、若干の隙間が形成されることを示す。また、遮熱シート300は、断熱容器本体200の全体または一部を覆うように配置され、電波透過性を有する非金属部材から構成される。さらに、遮熱シート300は、可視光線および赤外線の透過性が十分に低く、かつ、可視光線および赤外線の反射性が十分に高い1枚式遮熱シート309から構成されている。これにより、断熱容器100は全体として電波透過性を有するとともに、太陽光等の輻射熱を効果的に反射して断熱容器本体200への伝熱を抑制することができる。
2.変形例
上述した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であり、それらも本開示の範囲内である。下記に、幾つかの変形例を挙げる。
(a)変形例1
まず、変形例1に係る断熱容器101について説明する。図4は、断熱容器101の左面パネル130と背面パネル140の隣接部付近において、Z軸に垂直な平面で切った断面を+Z方向から見た、実施形態の図3に対応する拡大断面図である。なお、断熱容器101は、遮熱シート301が、実施形態の遮熱シート300と構成が異なることを除き、断熱容器本体構造が断熱容器本体200と同様であるため、図示を省略する。
図4の断面図に示すように、本実施形態の断熱容器101の遮熱シート301は、電波透過性の非金属部材が、単層構成ではなく、第1遮熱シート310および第2遮熱シート320の2層構成である点が、実施形態の遮熱シート300とは異なる。遮熱シート301は、断熱容器101の外側から、第1遮熱シート310および第2遮熱シート320が、この順に設けられている。なお、左面パネル130だけでなく、他の真空断熱パネルに対しても同様の配置がなされており、この点は以降の変形例についても共通する。
遮熱シート301がこのような2層構造であることにより、断熱容器101の外側から入射した太陽光は、一部の可視光線も含めて一定波長範囲の赤外線の大部分が遮熱シート301の第1遮熱シート310を透過する。また、第1遮熱シート310を透過した可視光線や一定波長範囲の赤外線は、第2遮熱シート320において少なくとも一定波長範囲の赤外線の大部分が反射され、その反射光は、再度、第1遮熱シート310を透過する。その際に、屈折したり、再度反射したり、一部が吸収される等してエネルギーが減衰し、第1遮熱シート310を断熱容器101の外側に向けて通過した可視光線や赤外線は、適度に拡散した状態となり、可視光の眩しさが十分低減した状態で出射される。
なお、第1遮熱シート310および第2遮熱シート320は、いずれも、波長380nm〜780nmの可視光線の透過率が30%以下であることが好ましく、20%以下であることがさらに好ましい。また、同時に、波長780nm〜1000nmの赤外線の反射率が60%以上であることが好ましく、80%以上であることがさらに好ましい。ただし、第1遮熱シート310または第2遮熱シート320のいずれか一方が当該範囲外であっても、他方が当該範囲内であることにより、第1遮熱シート310および第2遮熱シート320を重ねた状態で、波長380nm〜780nmの可視光線の透過率が30%以下、かつ、波長780nm〜1000nmの赤外線の反射率が60%以上を充足していれば、問題はない。このように、2層構成にすることにより、選択可能な材料選定の幅を広げることが可能である。
上記の条件を満たす、第1遮熱シート310としては、例えば前述した1枚式遮熱シート309で例示した材料を使用することができる。第1遮熱シート310のシート面方向に垂直な厚さには特に制約はないが、遮熱シートの柔軟性や耐久性、可視光透過性、赤外線透過性等を考慮して、例えば、0.3mm以上、10.0mm以下とすることができる。一方、第2遮熱シート320としても、第1遮熱シート310と同様の構成とすることができる。
このように、遮熱シート301を第1遮熱シート310および第2遮熱シート320の2層構成とすることにより、遮熱シート300全体として、可視光線および赤外線の透過性が十分に低く、かつ、可視光線および赤外線の反射性が十分に高い1枚式遮熱シート309と同様の効果が期待できる。これにより、断熱容器101は全体として電波透過性を有するとともに、太陽光等の輻射熱を効果的に反射して断熱容器本体200への伝熱を抑制することができる。また、第1遮熱シート310と、第2遮熱シート320とは、お互いに可視光線および赤外線の透過性、反射性の機能を補完でき、例えば、第1遮熱シート310が可視光線および赤外線の透過性の範囲を満たさず、反射性の範囲を満たす場合には、第2遮熱シート320として、可視光線および赤外線の透過性の範囲を満たすが、反射性の範囲を満たさないものを選定することができ、両者の材料選択範囲を広げることができる。
(b)変形例2
次に、変形例2に係る断熱容器102について説明する。図5は、断熱容器102の左面パネル130と背面パネル140の隣接部付近において、Z軸に垂直な平面で切った断面を+Z方向から見た、実施形態の図3に対応する拡大断面図である。なお、断熱容器102は、遮熱シート302が、変形例1の遮熱シート301と構成が異なることを除き、断熱容器本体構造が断熱容器本体200と同様であるため、図示を省略する。
図5の断面図に示すように、本実施形態の断熱容器102の遮熱シート302は、電波透過性の非金属部材である第1遮熱シート310、第2遮熱シート320の2層に加え、第1遮熱シート310と第2遮熱シート320との間に空隙層330が設けられている点が、変形例1の遮熱シート301とは異なる。遮熱シート302は、断熱容器102の外側から、第1遮熱シート310、空隙層330および第2遮熱シート320が、この順に設けられている。
遮熱シート302がこのような空隙層330を含めた3層構造であることにより、断熱容器102の外側から入射した太陽光は、一定波長範囲の可視光線の大部分および一定波長範囲の赤外線の大部分が遮熱シート302の第1遮熱シート310で反射されるが一部が透過する。また、第1遮熱シート310を透過した可視光線や赤外線は、一旦、空隙層330を通過する際、放熱を起こすとともに屈折により拡散する。その後、第2遮熱シート320において大部分が反射され、その反射光は、再度、空隙層330を通過する際、放熱を起こし、屈折により拡散する。さらにその後、第1遮熱シート310を透過する際に、屈折したり、再度反射したり、一部が吸収される等してエネルギーが減衰し、第1遮熱シート310を断熱容器102の外側に向けて通過した可視光線や赤外線は、一層、適度に拡散した状態となり、可視光の眩しさが十分低減した状態で出射される。
なお、第1遮熱シート310および第2遮熱シート320の間に形成される空隙層330は、例えば、1.0mm以上、20.0mm以下であることが好ましい。この範囲であることにより、可視光線や赤外線を断熱容器101の外側に向けて十分に反射させることができ、空隙層330を通過させることによる断熱効果、放熱効果に加え、可視光線、赤外線の屈折効果による拡散により、断熱容器102の外部にいる者に対して、可視光の眩しさを十分に抑制できるからである。
(c)変形例3
次に、変形例3に係る断熱容器103について説明する。図6は、断熱容器103の左面パネル130と背面パネル140の隣接部付近において、Z軸に垂直な平面で切った断面を+Z方向から見た、実施形態の図3に対応する拡大断面図である。なお、断熱容器103についても、変形例1および2と同様の理由により、図示を省略する。
図6の断面図に示すように、本実施形態の断熱容器103の遮熱シート303は、電波透過性の非金属部材である第1遮熱シート310と、これと隣接する、第1遮熱シート310側を向く面に微細な凹凸部324が形成された第2遮熱シート321とが設けられている。なお、第2遮熱シート321の表面に凹凸部324が形成されていることにより、必然的に、第1遮熱シート310と、第2遮熱シート321との間には、空隙層331が形成される。
遮熱シート303がこのように、空隙層331を含めた3層構造であり、かつ、第1遮熱シート310側の面に微細な凹凸部324が形成された第2遮熱シート321を有することにより、断熱容器103の外側から入射した太陽光は、大部分が遮熱シート303の第1遮熱シート310を透過する。その後、空隙層331を通過した後、第2遮熱シート321の凹凸部324に当たることにより、第2遮熱シート321の表面が平坦である場合と比べて、屈折、反射により拡散しやすくなる。よって、結果的には、第1遮熱シート310を断熱容器103の外側に向けて通過した可視光線や赤外線は、さらに一層、適度に拡散した状態となり、可視光の眩しさも相当に十分低減した状態で出射される。
(d)変形例4
次に、変形例4に係る断熱容器104について説明する。図7は、断熱容器104の左面パネル130と背面パネル140の隣接部付近において、Z軸に垂直な平面で切った断面を+Z方向から見た、実施形態の図3に対応する拡大断面図である。なお、断熱容器104についても、変形例1ないし3と同様の理由により、図示を省略する。
図7の断面図に示すように、本実施形態の断熱容器104の遮熱シート304は、断熱容器104の外側から、電波透過性の非金属部材である第1遮熱シート311、空隙層332、第2遮熱シート322、第3遮熱シート312、空隙層333、および第4遮熱シート323がこの順に設けられている。すなわち、変形例3と同様の層構成が2重に繰り返された構成となっている。こうすることにより、変形例3で得られる効果をさらに増幅して得ることができる。
100、101、102、103、104 断熱容器
110 天面パネル
110a ヒンジ部
120 正面パネル
130 左面パネル
140 背面パネル
150 右面パネル
160 底面パネル
170 側面パネル
200 断熱容器本体
300、301、302、303、304 遮熱シート
300a 遮熱シート上部
300b 遮熱シート下部
309 1枚式遮熱シート
310、311 第1遮熱シート
320、321、322 第2遮熱シート
312 第3遮熱シート
323 第4遮熱シート
324 凹凸部
330、331、332、333 空隙層
400 断熱空間
500 真空断熱パネル
510 芯材
520 外包材
600 物品
700 ICタグ

Claims (4)

  1. 複数の真空断熱パネルを備えた断熱容器本体と、
    遮熱シートと、から構成される断熱容器であって、
    前記断熱容器本体を形成する前記複数の真空断熱パネルは断熱空間を形成し、かつ、前記断熱空間の全体が前記複数の真空断熱パネルによって取り囲まれ、
    前記真空断熱パネルは、芯材および当該芯材を被覆する外包材から構成される真空断熱材を備え、前記外包材は、電波透過性の非金属部材で構成され、かつ、互いに隣接する前記真空断熱パネルは、その前記外包材同士が密着又は近接するように配置され、
    前記遮熱シートは、前記断熱容器本体の全体または一部を覆うように配置され、かつ、電波透過性を有する非金属部材から構成され、
    前記遮熱シートは、可視光線および赤外線の透過率がいずれも30%以下であって、かつ、可視光線および赤外線の反射率がいずれも60%以上である、断熱容器。
  2. 前記真空断熱パネルのいずれかは、隣接する他の真空断熱パネルと接しながら開閉できる、開閉可能な真空断熱パネルであり、
    前記遮熱シートは、前記開閉可能な真空断熱パネル以外の真空断熱パネルの全体または一部を覆う第1部分と、前記開閉可能なパネルを覆う第2部分とに、分離可能に形成されている、請求項1に記載の断熱容器。
  3. 前記遮熱シートは、第1遮熱シートと、当該第1遮熱シートよりも前記断熱容器本体に近い側に配置される第2遮熱シートと、から構成されている、請求項1または2に記載の断熱容器。
  4. 前記遮熱シートにおいて、
    前記第1遮熱シートおよび前記第2遮熱シートの間に、空隙層が設けられている、請求項3に記載の断熱容器。
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