JP2018085473A - 電磁波吸収ユニット、筐体、および乗り物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】所定間隔の隙間を空けて配置され、電磁波を吸収可能な複数の電磁波吸収体と、前記複数の電磁波吸収体の各々の裏面に配置され、前記電磁波吸収体を通過する電磁波を反射可能な電磁波反射体と、前記隙間に配置される傾斜面を有し、前記電磁波吸収体の表面側から入射する電磁波を前記電磁波吸収体に向けて反射する隙間反射部と、を備える電磁波吸収ユニット。
【選択図】図4
Description
図1は、第1実施形態に係る電磁波吸収ユニット300、貨物900の斜視図である。図2は、ロール状に変形された電磁波吸収ユニット300と貨物900を上方から見た断面図である。図1に示されるように、レーダー950や赤外線スコープ960が配置される位置と貨物900が配置される位置との間に、電磁波吸収ユニット300が配置されている。電磁波吸収ユニット300は、表面側に赤外線吸収体50が配置され、裏面側に耐候性シート31、32によって包まれた電磁波吸収体20(図2参照)が配置されている。
電磁波吸収体20は、電磁波を吸収可能な部材である。電磁波吸収体20として、可撓性を有するものが用いられる。この電磁波吸収体20は、電磁波反射体10の表面側R1に配置されることになる。この電磁波吸収体20としては、例えば、レーダー周波数帯において電磁波を吸収し、電磁波の反射を抑制する。電磁波吸収体20としては、例えば、2GHz以上で10〜20dB以上の電磁波吸収性能を保持するものを用いる。
電磁波反射体10は、電磁波を反射可能な部材である。電磁波反射体10として、可撓性を有するものが用いられる。この電磁波反射体10は、フラット型の電磁波吸収体20の裏側に配置され、入反射した電磁波を効率良く吸収させるために用いられる。電磁波反射体10としては、例えば、導電布、アルミシート、シールド布等の電磁波反射材が用いられても良い。このような電磁波反射体10が設けられるのは、電磁波EWが電磁波吸収体20の表面から裏面に進む距離分で電磁波吸収体20が電磁波EWを吸収するだけでなく、電磁波EWが電磁波吸収体20の裏面から表面に進む距離分までも電磁波吸収体20が電磁波EWを吸収することができるようにするためである。これにより、電磁波吸収体20の厚みを薄くすることが可能になる。
耐候性シート31、32(可撓性部材)は、耐候性を有するシート材であり、電磁波吸収体20と電磁波反射体10との積層を被覆する。耐候性シート31、32は、可撓性を有する。耐候性シート31、32には、例えば、ターポリン、ナイロンが用いられても良く、また、その他の素材が用いられても良い。電磁波吸収体20と耐候性シート31、32とにより電磁波吸収ユニット(ユニット)化されていて、可撓性が持たされている。
赤外線吸収体50は、赤外線を吸収する部材であり、可撓性を有する。赤外線吸収体50は、電磁波吸収体20の表面側R1の耐候性シート32の表面に配置される。赤外線スコープ960は、貨物900が熱源を有していた場合にはその熱源から発せられる赤外線IRを撮像素子で受光して、赤外線の強度に応じた信号を得る。しかし、赤外線吸収体50で囲まれた貨物900は、赤外線IRが赤外線吸収体50に吸収されて外部に放出されないので、赤外線スコープ960を覗いても発見し難くなる。なお、赤外線吸収体50は、偽装網と合わせることにより、認識され難くする効果がある。
電磁波吸収体20、電磁波反射体10、耐候性シート31、32、赤外線吸収体50は、重ね合されて積層30を構成している。この積層30が、複数設けられる。隣り合う積層30同士の間には隙間部70が設けられる。本実施形態では、耐候性シート31と電磁波反射体10が複数の積層30を繋いでいる。
耐候性シート31の隙間部70の部分には、電磁波吸収ユニット300の裏面側R2から表面側R1に向かって突出する隙間反射部12が設けられている。隙間反射部12は、断面視で電磁波反射体10から電磁波吸収体20にいくに従って幅が狭くなる凸部を成す。
図5(A)は、第2実施形態に係る電磁波吸収ユニット400を上方から見た断面図である。図5(B)は、図5(A)の電磁波吸収ユニット400を湾曲させた状態の断面図である。第2実施形態の電磁波吸収ユニット400が、第1実施形態の電磁波吸収ユニット300と異なる点は、第2実施形態の電磁波吸収ユニット400では、隙間反射部12に変えて、凹凸を有する隙間反射部11が設けられている点である。
図7(A)は、第3実施形態に係る電磁波吸収ユニット500の断面図である。電磁波吸収ユニット500の電磁波吸収体20は、電磁波吸収体20の表面から隙間部70に向けて延びる入射抑制部20Aを有する。入射抑制部20Aは、電磁波吸収体20と同一の材質で形成され、電磁波EWを吸収することで、電磁波EWが隙間部70に入射するのを抑制する。電磁波吸収体20と入射抑制部20Aとは、ここでは一体であるが、別体であっても良い。
図9は、第4実施形態に係る筐体600の斜視図である。図10に示されるように、筐体600(可撓性筐体)は、電磁波吸収ユニットが筐体形状を成すマットである。例えば、筐体600は、筐体部600aと蓋部600bとを有する。筐体部600aの4つの側面と底面は、積層30と隙間部70が外観に現れている。蓋部600bの表面も、積層30と隙間部70が外観に現れている。蓋部600bが筐体部600aに対して開閉自在に構成される。こうした筐体600の筐体部600a中に貨物コンテナを入れ、蓋部600bを閉じる。
図10は、第5実施形態の構成を示す側面図である。図10に示されるように、トラック951の外観部951A(図10(A)参照)や建物952の外観部952A(図10(B)参照)に前述してきた電磁波吸収ユニットを貼付される等して適用(図10中の斜線部分に適用)しても良い。また、ガラスやタイヤに関しては、赤外線吸収物質や電磁波吸収物質が含有されたガラスやタイヤを用いると良い。
図11(A)は、変形例1に係る電磁波吸収ユニット980の平面図である。図11(B)は、変形例2に係る電磁波吸収ユニット990の平面図である。隙間反射部12は、図11(A)のように円柱であっても良く、図11(B)のように四角柱であっても良い。隙間反射部12は、その他三角柱を成しても良い。また、このような隙間反射部12は、平面視ではランダムな間隔で配置される。隙間反射部12がランダムでなくて所定間隔毎に配置される構成も考えられるが、所定間隔毎であると反射が整然と規則的過ぎて、却ってレーダー950で探知される原因となる。したがって、隙間反射部12の並び間隔はランダムの方が良い。なお、隙間反射部12が平面視で隙間部70に沿って形成される構成も考えられるが、これも前述した所定間隔毎と同様に形状が規則的過ぎる欠点がある。
Claims (10)
- 所定間隔の隙間を空けて配置され、電磁波を吸収可能な複数の電磁波吸収体と、
前記複数の電磁波吸収体の各々の裏面に配置され、前記電磁波吸収体を通過する電磁波を反射可能な電磁波反射体と、
前記隙間に配置される傾斜面を有し、前記電磁波吸収体の表面側から入射する電磁波を前記電磁波吸収体に向けて反射する隙間反射部と、
を備える電磁波吸収ユニット。 - 前記隙間反射部は、
断面視では、前記電磁波反射体側から前記電磁波吸収体側にいくに従って幅が狭くなる凸部を成し、
平面視では、ランダムな間隔で配置される請求項1に記載の電磁波吸収ユニット。 - 前記隙間反射部は、円柱、三角柱、又は、四角柱である請求項2に記載の電磁波吸収ユニット。
- 所定間隔の隙間を空けて配置され、電磁波吸収可能な複数の電磁波吸収体と、
前記複数の電磁波吸収体の各々の裏面に配置され、前記電磁波吸収体を通過する電磁波を反射可能な電磁波反射体と、
前記電磁波吸収体の表面から前記隙間に向けて延び、電磁波が前記隙間に入射するのを抑制する入射抑制部と、
を備える電磁波吸収ユニット。 - 前記電磁波吸収体と前記入射抑制部は、
一体であり、
断面視で前記電磁波吸収体の表面と前記入射抑制部を下底とし前記電磁波吸収体の裏面を上底とする台形を成す請求項4に記載の電磁波吸収ユニット。 - 前記電磁波吸収体の表面、又は、前記電磁波吸収体及び前記隙間の表面に配置され、赤外線を吸収可能な赤外線吸収体を備える請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の電磁波吸収ユニット。
- 前記電磁波吸収体を包み、耐候性を有する耐候性シートを備える請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の電磁波吸収ユニット。
- 前記耐候性シートは、前記電磁波反射体をも包む請求項7に記載の電磁波吸収ユニット。
- 請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の電磁波吸収ユニットにより構成され、筐体本体部と、前記筐体本体部を開閉可能な蓋部と、を備える筐体。
- 請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の電磁波吸収ユニットが貼付された乗り物。
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WO2023191086A1 (ja) * | 2022-03-31 | 2023-10-05 | リンテック株式会社 | 電磁波吸収部材、エーミング用パーテーション |
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2016
- 2016-11-25 JP JP2016228654A patent/JP6869704B2/ja active Active
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