JP2021008211A - フロントピラー構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】フロントピラー周りの剛性を向上させることができるフロントピラー構造を提供する。【解決手段】フロントピラーインナ3と、フロントピラーインナ3に設けられて、上下方向に延在するビード20と、フロントピラーインナ3に設けられて、ステアリングハンガ30の端部31が取付けられるステアリングハンガ取付部10とを備える。フロントピラーインナミッド6は、ビード20を備える。ビード20は、ステアリングハンガ取付部10の周囲を囲む上部ビード21と、下方へ延伸される下部ビード22とを有している。【選択図】図1

Description

本発明は、フロントピラー構造に関する。
従来のフロントピラー構造では、前側ドアのヒンジピラーに、上下一対のヒンジ台座部と、車幅方向内側に突出したU字形に形成されヒンジ台座部の間でヒンジピラーの長手方向に沿って延びる凹ビード部と、車幅方向外側に突出したU字形に形成され凹ビード部の下端よりも上方から下側ヒンジ台座部の上端よりも下方まで延びる凸ビード部とが備えられている(例えば特許文献1等参照)。そして、従来のフロントピラー構造では、凹ビード部および凸ビード部により側面部の変形を抑制している。
特開2016−68603号
しかしながら、従来のフロントピラー構造では、フロントピラーの車両内側で、ステアリングハンガの端部が装着されるフロントピラーインナ周りの補強については、十分に対応できていない。
本発明は、フロントピラー周りの剛性を向上させることができるフロントピラー構造を提供することを目的とする。
本発明は、フロントピラーインナと、フロントピラーインナに設けられて、上下方向に延在するビードと、フロントピラーインナに設けられて、ステアリングハンガの端部が取付けられるステアリングハンガ取付部と、を備え、ビードは、ステアリングハンガ取付部の周囲を囲む上部ビードと、下方へ延伸される下部ビードとを有しているフロントピラー構造を特徴とする。
本発明によれば、フロントピラー周りの剛性を向上させることができるフロントピラー構造が提供される。
本発明の実施形態のフロントピラー構造で、ピラーを車両内側から見た平面図である。 フロントピラー構造のピラーで、図1中II−II線に沿った位置での断面図である。 フロントピラー構造で、車室内側のピラーインナロアパネルを外してピラーの下部を車両内側から見た平面図である。 フロントピラー構造に用いられるロアスティフナの側面図である。 フロントピラー構造で、図1中V−V線に沿った位置に相当するピラーの構造を説明する断面図である。 フロントピラー構造で、ピラーの構造を説明する図1中VI−VI線に沿った位置での断面図である。
以下、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら説明する。同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。方向を説明する際には、特に示さない限り、基本的に運転者から見た前後,左右あるいは上下に基づいて説明する。また、「車幅方向」は「左右方向」と同義である。
まず、フロントピラー2の構成について説明する。
図1は、本発明の実施形態のフロントピラー構造が適用される車両1のうち、右側前方のフロントピラー2を車室内側から見た平面図である。
フロントピラー2は、車両1の左,右に一対、ほぼ対称位置に配置されている。ここでは、主に車両右側のフロントピラー2について説明し、車両左側のフロントピラーは、この右側のフロントピラー2と略同一の構成を有するため説明を省略する。
フロントピラー2は、車両上下方向に向けて延設されている。フロントピラー2は、主に車室内側に配置されるフロントピラーインナ3と、フロントピラーインナ3の車外側に配置されるフロントピラーアウタ4とを有している(図2参照)。
図5に示すように、フロントピラーインナ3と、フロントピラーアウタ4とは、水平方向断面形状をそれぞれ略ハット型としている。
そして、フロントピラーアウタ4およびフロントピラーインナ3は、各両側縁に形成されたフランジ部同士を車幅方向に重ねて接合される。これにより、フロントピラー2の内部には、中空閉断面が形成される。
また、図1に示すように、本実施形態のフロントピラー2の下部2aには、フロントピラーロアスティフナ7(図4参照)およびフロントピラーインナロア8が設けられている。フロントピラーロアスティフナ7およびフロントピラーインナロア8は、フロントピラー2とサイドシル5とを接続している。
さらに、各フロントピラー2の上部2bは、図示しないルーフサイドレールの前縁部の左,右両端にそれぞれ接続されていて、ルーフ部を支持している。
また、本実施形態のフロントピラーインナ3は、フロントピラーアウタ4の車幅方向内側に配設されるフロントピラーインナミッド6と、フロントピラーインナミッド6の下方に配置されるフロントピラーインナロア8とを有している。
次に、ステアリングハンガ30の取付部の構成について説明する。
フロントピラーインナミッド6は、上部の車内側面にステアリングハンガ取付部10を備えている。
ステアリングハンガ取付部10は、ステアリングハンガ30の取付けに用いる複数の上側取付孔10a,下側取付孔10b等を有している。
本実施形態のステアリングハンガ取付部10の上側の上側取付孔10aは、車室内側方に向けて凸で、台形状の台座部10cの上端面に設けられている。
台座部10cは、周囲に隆起部が設けられていて、他の部分よりも一段高い位置に上端面を設けている。これにより、台座部10cは、上側取付孔10aが形成される上端面を平坦とする平面視多角形形状の略ハット状としている。
また、フロントピラーインナミッド6には、上下方向に延在するビード20が設けられている。本実施形態のビード20は、ステアリングハンガ取付部10内に形成される上部ビード21と、下方へ延伸される下部ビード22と、上部ビード21および下部ビード22の中間に設けられる中央ビード23とを有している。
このうち、上部ビード21および下部ビード22は、中央ビード23からそれぞれ上,下方向に一体に延伸されて、フロントピラー2の後側縁に沿って連設されている。
また、上部ビード21は、下側の幅方向寸法を中央ビード23の幅方向寸法と同じ幅方向寸法としている。そして、上部ビード21は、下側から上側に行くほど幅方向寸法が小さく(細く)なるように形成されている。
さらに、上部ビード21は、中央ビード23との境目付近に、本実施形態のステアリングハンガ取付部10における下側の下側取付孔10bを開口形成している。下側取付孔10bの周囲には、周囲より一段高い取付座面25が囲むように形成されている(図2参照)。
取付座面25は、車両内側方に向けて凸で、上端面の少なくとも一部が平坦となるように形成されている。
また、本実施形態の上部ビード21の上端21aは、上側の上側取付孔10aが形成されている台座部10cの車両後方の位置まで上方に延伸されている。
図2に示すように、ステアリングハンガ取付部10には、ステアリングハンガ30が取付けられる。ステアリングハンガ30は、車幅方向に延設される棒状のハンガ本体32と、ハンガ本体32の左,右端部に設けられて取付面となる端部31,31とを有している。
そして、ステアリングハンガ30を取付ける際には、まず、端部31をステアリングハンガ取付部10に対して車幅方向内側から外側に向けて当接させる。次に上側取付孔10a,下側取付孔10bに締結ボルト等を挿通させて、端部31をフロントピラー2と締結する。これにより、ステアリングハンガ30は、左,右のフロントピラー2,2間に固定される。
図1に示すように、本実施形態の台座部10cおよび上部ビード21は、それぞれステアリングハンガ取付部10内に設けられている。
そして、台座部10cの上側取付孔10aの周縁の高さ方向(車幅方向)位置と、上部ビード21の下側取付孔10bの取付座面25の高さ方向(車幅方向)位置とは、同じ高さ位置に設定されていて面一の平坦面となるように形成されている。
このため、本実施形態のフロントピラー構造では、ステアリングハンガ30の端部31は、両上側取付孔10a,下側取付孔10bの周縁に形成される各平坦面間に跨るように装着される。
台座部10cおよび上部ビード21は、車両内側方に向けて凸で一定の剛性を有している。このため、フロントピラー2による支持剛性が高く、ステアリングハンガ30からの荷重入力は、フロントピラー2に効率よく伝達される。
次に、図3〜図6を用いてフロントピラー2の下部2aの構成について説明する。
フロントピラーロアスティフナ7は、上端7a側の上部7dと、下端7b側の下部7fと、上下方向で上部7dおよび下部7fの中間に位置する中間部7cとを有している(図4参照)。
本実施形態のフロントピラーロアスティフナ7は、中間部7cの幅方向寸法cに対して、上端7aの幅方向寸法aが大きくなるように設定されている。
また、フロントピラーロアスティフナ7は、下端7bの幅方向寸法bが中間部7cの寸法よりも大きくなるように設定されている。さらに、本実施形態のフロントピラーロアスティフナ7は、下端7b側の下部7fから車両後方に下側延出部7gを一体に延設していて、側面視の形状が略長靴型となるように構成されている。
このため、下側延出部7gによって、下部7fは、サイドシル5に接合される面積を増大させている。
したがって、本実施形態のフロントピラーロアスティフナ7は、上部7dの上端7a側および下部7fの下端7b側にて、フロントピラー2との間の接合面積を増大させることができる。よって、フロントピラーロアスティフナ7は、下部7fおよび下側延出部7gによってサイドシル5に強固に接合される。
また、図5に示すように、本実施形態のフロントピラーロアスティフナ7は、断面ハット形状のフロントピラーアウタ4に沿うように、車幅方向外側に向けて凸となる略ハット状(一部では略コ字状)となるように形成されている。
そして、図6に示すように、本実施形態のフロントピラーロアスティフナ7は、フロントピラーアウタ4とフロントピラーインナ3との間に形成された中空閉断面内に配置されている。これにより、図3に示すように、フロントピラーロアスティフナ7の下部7fは、サイドシル5に接合されて、フロントピラー2の下部の取付剛性を向上させている。
また、図4に示すようにフロントピラーロアスティフナ7の上端7a側の側面には、結合孔7e,7eが形成されている。図5に示すように、各結合孔7eには、ドアヒンジ26を固定する各締結ボルト17が挿通される。
そして、フロントピラーロアスティフナ7の上部は、結合孔7eに挿通された締結ボルト17とナット部材18とを用いてドアヒンジ26およびフロントピラーアウタ4と接合されている。
さらに、図4に示すように、フロントピラーロアスティフナ7は、上端7a側の上部7dから車両後方に短片状の上側延出部7hを一体に延設している。そして、図3に示すように、フロントピラーアウタ4とフロントピラーインナミッド6との間には、上側延出部7hが挟持されている。
また、図1に示すように、フロントピラーロアスティフナ7の車室内側は、フロントピラーインナロア8がフロントピラーロアスティフナ7の中間部7c(図4参照)及び下部7fを覆うように接合されている。
さらに、図1に示すように、フロントピラーインナミッド6に形成されたビード20は、下部ビード22の下端22aがフロントピラーロアスティフナ7の上端7aの位置まで、下方へ延伸されている。
そして、本実施形態の下部ビード22の下端22aは、上端7aの位置を越えてさらに下方に延伸されている。これによりフロントピラーロアスティフナ7と下部ビード22の一部が車幅方向で重複する。
すなわち、本実施形態では、図3に示すように、フロントピラーロアスティフナ7の上部にフロントピラーインナミッド6の下部が車幅方向で重なっている部分まで、下部ビード22の下端22aが下方に延伸されている。
本実施形態では、図3に示すように、フロントピラーインナミッド6の下部に衝撃コントロール部位Aが設けられている。衝撃コントロール部位Aは、複数の凹凸を組合せることにより、所望の変形モードを生じさせて衝突性能を向上させる機能を有している。
そして、下部ビード22の下端22aは、衝撃コントロール部位Aに到達する手前まで車両上下方向で下方に延伸されている。
このため、ビード20は、衝撃コントロール部位Aと車幅方向で重なることなく、衝突性能に影響を与えることがない。よって、下部ビード22の幅寸法の変化を減少させることにより、急激な形状の変化により荷重が一箇所に集中して局所的な変形を発生させないようにしている。
また、本実施形態のビード20は、下部ビード22における車両前後方向の幅寸法が下側に行くほど細くなるように形成されている。
このため、ビード20によって向上する強度の変化が緩やかで急激な変化が抑制される。したがって、ビード20の各部分は、変形が開始される起点となりにくい。
そして、図1に示すように、本実施形態のビード20は、上部ビード21と、下方へ延伸される下部ビード22との間に中央ビード23を設けている。
中央ビード23は、上部ビード21および下部ビード22と比較して幅広に設定されている幅広部23aを有している。そして、本実施形態の幅広部23aには、ハーネスクリップの座面となるようにハーネス取付孔24が設けられている。
次に、本実施形態のフロントピラー構造の作用効果について説明する。
図1に示すように、本実施形態のフロントピラー構造を採用する車両1は、フロントピラーインナ3と、フロントピラーインナ3に設けられて、上下方向に延在するビード20と、フロントピラーインナ3に設けられて、ステアリングハンガ30の端部31が取付けられるステアリングハンガ取付部10とを備える。ビード20は、ステアリングハンガ取付部10の周囲を囲む上部ビード21と、下方へ延伸される下部ビード22とを有している。
このように構成された本実施形態のフロントピラー構造では、フロントピラーインナ3に設けられたビード20によって、フロントピラー周りの剛性を向上させることができる。
すなわち、本実施形態のビード20は、ステアリングハンガ取付部10の周囲を囲む上部ビード21と、下方へ延伸される下部ビード22とを有していて、それぞれ中央ビード23から上下方向に連続して延設される。
このようにフロントピラー2の後側縁に沿って一体に連設されたビード20によって、フロントピラーインナミッド6は補強されている。
そして、ステアリングハンガ30の端部31が固定される下側取付孔10bは、上部ビード21に設けられている。
これにより、高剛性を有する上部ビード21に周囲を囲まれて、周囲より一段高い取付座面25に配置される下側取付孔10bは、所望の取付強度を得ることができる。
したがって、ステアリングハンガ30からの荷重入力を取付座面25が受けて、下方へ延伸されるビード20から効率よくフロントピラーインナ3に分散させることができる。
しかも、本実施形態のステアリングハンガ取付部10の周縁では、ステアリングハンガ30の端部31の装着により、端部31を介して台座部10cと上部ビード21とが連結される。
したがって、さらにフロントピラーインナミッド6周りの剛性を向上させるといった相乗効果を発揮させることが可能となる。
そして、本実施形態では、ステアリングハンガ取付部10の台座部10cの後方には、上下方向に延設された上部ビード21が延伸されている。このため、さらに強度を向上させることができる。
したがって、台座部10cで受止められたステアリングハンガ30からの荷重入力は、上部ビード21から中央ビード23および下部ビードまで、ビード20全体に分散されて吸収される。
このため、荷重が一箇所に集中して局所的な変形を発生させることを抑制することができる。
また、フロントピラーインナ3は、ステアリングハンガ取付部10が設けられたフロントピラーインナミッド6と、フロントピラーインナミッド6の下側に連設されたフロントピラーロアスティフナ7とを有している。そして、下部ビード22の下端22aがフロントピラーロアスティフナ7の上端7aまで延伸されている。
このため、フロントピラーインナミッド6とフロントピラーロアスティフナ7との間の締結力を向上させて、さらに剛性を向上させることができる。
しかも、本実施形態のフロントピラー構造では、図3及び図5に示すように、フロントピラーアウタ4とフロントピラーロアスティフナ7との間を複数の締結ボルト17およびナット部材18で締結することができる。このため、さらにフロントピラーアウタ4とフロントピラーロアスティフナ7との間の締結力が向上する。しかも、ドアヒンジ26の取付に用いる締結ボルト17およびナット部材18を、フロントピラーアウタ4とフロントピラーロアスティフナ7との間の締結に共用できる。このため、部品点数の増大が抑制される。
さらに、図3に示すように、下部ビード22の下端22aは、フロントピラーロアスティフナ7がフロントピラーインナミッド6に重なっている部分まで延伸されている。
このように構成された本実施形態のフロントピラー構造では、フロントピラーロアスティフナ7にフロントピラーインナミッド6が二枚重ねとなっている部分まで下部ビード22の下端22aを延伸することにより、さらに剛性を向上させることができる。
すなわち、ビード20によって補強されたフロントピラーインナミッド6は、フロントピラー2の下部2aに設けられたフロントピラーロアスティフナ7と下部ビード22を重複させている。そして、フロントピラーロアスティフナ7は、フロントピラーインナロア8とともに、サイドシル5に接続されている。
このため、ステアリングハンガ30からの荷重入力は、フロントピラーインナミッド6を介して、サイドシル5方向に効率よく分散されて伝達される。
このように、フロントピラー2周りの剛性を向上させることにより、ステアリングハンガ30から加わる荷重の吸収効率を向上させることができる。
しかも、本実施形態のフロントピラー構造では、図3に示すように、衝撃コントロール部位Aにビード20の下端22aが到達する手前まで下部ビード22を延伸させている。
衝撃コントロール部位Aは、所望の変形特性を発揮させて衝突性能を向上させる。
また、下部ビード22は、衝撃コントロール部位Aと重複していない。このため、衝突性能に影響を与えることがない。そして、延伸分、下部ビード22の幅寸法の変化を緩やかにすることができる。このため、フロントピラー2の局部的な変形を抑制できる。
さらに、図1および図3に示すように、ビード20の下部ビード22における幅が下側に行くほど細くなるように形成されている。
このため、下部ビード22において急激な強度変化が起きにくく、ビード20の下端22a近傍での局部的な変形を抑制できる。
また、ビード20の上下方向中間に位置する中央ビード23は、上部ビード21および下部ビード22と比較して幅広に設定されている。このため、ハーネスクリップの座面となる平坦面をハーネス取付孔24の周囲に設けることが容易である。
上述してきたように、本実施形態のフロントピラー構造では、フロントピラーインナ3に設けられたビード20によって、フロントピラー2周りの剛性を向上させることができるフロントピラー構造が提供される。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。上述した実施形態は本発明を理解しやすく説明するために例示したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について削除し、若しくは他の構成の追加・置換をすることが可能である。上記実施形態に対して可能な変形は、たとえば以下のようなものである。
本実施形態では、フロントピラーインナミッド6とフロントピラーロアスティフナ7とが車幅方向で重複するものを示して説明したが特にこれに限らない。
たとえば、フロントピラーインナミッド6の下端面およびフロントピラーロアスティフナ7の上端面を突合わせるように構成されていてもよい。
この場合、突合わせ部分を跨いで越えて、各フロントピラーインナ3およびフロントピラーロアスティフナ7に連続するビードを形成してもよい。
すなわち、ビード20の下端22aがフロントピラーロアスティフナ7の上端7aに到達するように延伸されていればよく、上端7aの位置を越えて下方に延設される寸法も限定されるものではない。
3 フロントピラーインナ
10 ステアリングハンガ取付部
20 ビード
21 上部ビード
22 下部ビード
30 ステアリングハンガ
31 端部

Claims (4)

  1. フロントピラーインナと、
    前記フロントピラーインナに設けられて、上下方向に延在するビードと、
    前記フロントピラーインナに設けられて、ステアリングハンガの端部が取付けられるステアリングハンガ取付部と、を備え、
    前記ビードは、前記ステアリングハンガ取付部の周囲を囲む上部ビードと、下方へ延伸される下部ビードとを有していることを特徴とするフロントピラー構造。
  2. 前記フロントピラーインナは、前記ステアリングハンガ取付部が設けられたフロントピラーインナミッドと、前記フロントピラーインナミッドの下側に連設されたフロントピラーロアスティフナとを有し、
    前記ビードの下端が前記フロントピラーロアスティフナの上端まで延伸されていることを特徴とする請求項1に記載のフロントピラー構造。
  3. 前記ビードの下端は、前記フロントピラーロアスティフナが前記フロントピラーインナミッドに重なっている部分まで延伸されていることを特徴とする請求項2に記載のフロントピラー構造。
  4. 前記ビードの下部における幅が下側に行くほど細くなるように形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載のフロントピラー構造。
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