JP2021000851A - 車両用デフロスタダクト - Google Patents

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Abstract

【課題】フロントウィンドウガラスおよびその上部中央に配置された撮像装置に対して好適に空気を吹き付けることができ、それらのくもりを十分に防ぐことが可能な車両用デフロスタダクトを提供する。【解決手段】本発明にかかる車両用デフロスタダクトの構成は、撮像装置が上部中央に配置されたフロントウィンドウガラスに対して下方から空気を吹き付ける車両用デフロスタダクトにおいて、空調ユニットに連結され空調ユニットからの空気を上方に流す上流部と、上流部から前方に向かって延びさらに左右に分岐する中流部と、分岐した中流部から前方および上方に向かって車幅方向に広がりながら延び上端にフロントウィンドウガラスに対して空気を吹き付ける吹出口を有する一対の下流部と、一対の下流部の車幅方向中央側の側壁に沿った流路を形成するように下流部の内部を仕切る一対の下流縦壁とを有することを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、車両用デフロスタダクトに関するものである。
車両には、フロントウィンドウガラスのくもりを除去するため、空調ユニットから供給された空気をフロントウィンドウガラスまで案内して吹き付ける車両用デフロスタダクトが設けられる。例えば特許文献1では、デフロスタノズルが、フロントノズル部、およびその左側部・右側部に形成された左・右サイドノズル部から構成される車両用デフロスタ装置が開示されている。特許文献1によれば、フロントノズル部が、フロントウインドガラスの車幅方向中央部に指向し、左・右サイドノズル部が左・右側部に指向するため、フロントウインドガラスの略全域にわたって空気を吹き付けることができるとしている。
特開2000−233721号公報
近年、予防安全技術の重要性の高まりから、フロントウィンドウガラス上部中央部に撮像装置や光学機器(以下、撮像装置と総称する)を取付けることが一般的になっている。この撮像装置もフロントウィンドウガラス同様、くもることで性能が低下する可能性がある。このため、車両用デフロスタダクトには、フロントウィンドウガラスに加え、撮像装置のくもりを防止する役割も期待される。
しかしながら、特許文献1のような構造では、フロントウインドウガラスに空気を吹き付けることはできても、撮像装置に効率的に空気を吹き付けることは考慮されていない。また特許文献1の他の実施形態のようにフロントノズル部が二股に分かれている構成とした場合、二股のフロントノズル部の間に位置する撮像装置には、むしろ空気が案内されにくくなるおそれがある。このため、特許文献1の車両用デフロスタ装置には更なる改善の余地があった。
本発明は、このような課題に鑑み、フロントウィンドウガラスおよびその上部中央に配置された撮像装置に対して好適に空気を吹き付けることができ、それらのくもりを十分に防ぐことが可能な車両用デフロスタダクトを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる車両用デフロスタダクトの代表的な構成は、撮像装置が上部中央に配置されたフロントウィンドウガラスに対して下方から空気を吹き付ける車両用デフロスタダクトにおいて、空調ユニットに連結され空調ユニットからの空気を上方に流す上流部と、上流部から前方に向かって延びさらに左右に分岐する中流部と、分岐した中流部から前方および上方に向かって車幅方向に広がりながら延び上端にフロントウィンドウガラスに対して空気を吹き付ける吹出口を有する一対の下流部と、一対の下流部の車幅方向中央側の側壁に沿った流路を形成するように下流部の内部を仕切る一対の下流縦壁とを有することを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明にかかる車両用デフロスタダクトの他の構成は、撮像装置が上部中央に配置されたフロントウィンドウガラスに対して下方から空気を吹き付ける車両用デフロスタダクトにおいて、空調ユニットに連結され該空調ユニットからの空気を上方に流す上流部と、上流部から前方に向かって延びさらに左右に分岐する中流部と、分岐した中流部から前方および上方に向かって車幅方向に広がりながら延び上端にフロントウィンドウガラスに対して空気を吹き付ける吹出口を有する一対の下流部と、一対の下流部の前壁または後壁のいずれか一方から下流部の内部に向かって膨出する一対の膨出部を有し、一対の膨出部は、一対の下流部の車幅方向中央側の側壁に沿った流路を形成するように側壁に沿って延びる一対の内側側面と、一対の内側側面の上流側の端部から延び下流に向かうにしたがって車幅方向外側に傾斜する一対の外側側面とを有することを特徴とする。
本発明によれば、フロントウィンドウガラスおよびその上部中央に配置された撮像装置に対して好適に空気を吹き付けることができ、それらのくもりを十分に防ぐことが可能な車両用デフロスタダクトを提供することができる。
本発明の第1実施例であるデフロスタダクトを示す図であり、車両のフロントウィンドウガラスを車両後方から観察した状態を示す図である。 図1に示す第1実施例のデフロスタダクトの拡大図である。 図2のデフロスタダクトの内部構造を説明する図である。 図2のデフロスタダクトの斜視図である。 本発明の第2実施例であるデフロスタダクトの内部構造を説明する図である。 図5のデフロスタダクトを車両斜め前方から観察した状態を示す斜視図である。 図5のデフロスタダクトを車両上側斜め前方から観察した状態を示す斜視断面図である。
本発明の一実施の形態にかかる車両用デフロスタダクトは、撮像装置が上部中央に配置されたフロントウィンドウガラスに対して下方から空気を吹き付ける車両用デフロスタダクトにおいて、空調ユニットに連結され空調ユニットからの空気を上方に流す上流部と、上流部から前方に向かって延びさらに左右に分岐する中流部と、分岐した中流部から前方および上方に向かって車幅方向に広がりながら延び上端にフロントウィンドウガラスに対して空気を吹き付ける吹出口を有する一対の下流部と、一対の下流部の車幅方向中央側の側壁に沿った流路を形成するように下流部の内部を仕切る一対の下流縦壁とを有することを特徴とする。
上記構成によれば、車幅方向に広がりながら延びる一対の下流部により、空調ユニットからの空気をフロントウィンドウガラス全体に好適に吹き付けることができる。このとき、一対の下流縦壁によって、一対の下流部の車幅方向中央側の側壁に沿った流路が形成されることにより、その流路を通じて車幅方向中央に空気が送られる。これにより、撮像装置に向かう空気の量を十分に確保することができる。したがって、フロントウィンドウガラスだけでなく、その上部中央に配置された撮像装置に対しても好適に空気を吹き付け、それらのくもりを十分に防ぐことが可能となる。
また、分岐した中央部の下流に位置するため必然的に別々の流路となっている一対の下流部は、このような分岐した構造を有しないデフロスタダクトに比して、剛性が確保しづらいという課題がある。これに対し、上記構成のように下流部の内部に下流縦壁を設けることにより、分岐している一対の下流部の剛性を高めることが可能となる。したがって、車両用デフロスタダクトの組付け性の向上を図ることができる。
当該車両用デフロスタダクトはさらに、中流部の分岐した部分の車幅方向中央側の側壁に沿った流路を形成するように該中流部の内部を仕切る一対の中流縦壁を有し、一対の中流縦壁の上流側の端部は、上流部から到来する空気が中流部の側壁に沿った流路に流入するよう互いに離間していて、一対の中流縦壁は、一対の下流縦壁に連続しているとよい。
かかる構成によれば、中流縦壁によって、下流部より上流側でも空気が整流される。これにより、下流縦壁および中流縦壁によって形成された流路を通じて確実に空気を流し、撮像装置に向かう空気の量を増やすことができる。したがって、上述した効果を高めることが可能となる。
上記一対の下流部の前壁および後壁は、一対の下流縦壁によって連結されているとよい。これにより、一対の下流部における剛性を更に高めることができ、車両用デフロスタダクトの組付け性の一層の向上を図ることが可能となる。
上記一対の下流部は、吹出口の手前で上方に向かって屈曲していて、一対の下流縦壁は、一対の下流部の屈曲した箇所に跨って配置されているとよい。このように一対の下流部が吹出口の手前で上方に向かって屈曲していることにより、空調ユニットからの空気をフロントウィンドウガラスおよび撮像装置に対してより効率的に吹き付けることが可能となる。
しかしながら、一対の下流部において屈曲した箇所は、搬送時や搬入時、組付け時に折れが生じやすくなる。そこで上記のように、一対の下流縦壁を下流部の屈曲した箇所に跨って配置することにより、屈曲した箇所における折れを防ぐことができる。したがって、運搬性や組付け時の作業性を高めることが可能となる。
上記一対の下流縦壁は、上流に向かうにしたがって車幅方向内側に傾斜しているとよい。これにより、下流縦壁によって形成された流路を流れる空気を、車幅方向中央ひいては撮像装置に向かって効率的に流すことができる。したがって、撮像装置におけるくもりをより確実に防ぐことが可能となる。
本発明の他の実施の形態にかかる車両用デフロスタダクトは、撮像装置が上部中央に配置されたフロントウィンドウガラスに対して下方から空気を吹き付ける車両用デフロスタダクトにおいて、空調ユニットに連結され空調ユニットからの空気を上方に流す上流部と、上流部から前方に向かって延びさらに左右に分岐する中流部と、分岐した中流部から前方および上方に向かって車幅方向に広がりながら延び上端にフロントウィンドウガラスに対して空気を吹き付ける吹出口を有する一対の下流部と、一対の下流部の前壁または後壁のいずれか一方から下流部の内部に向かって膨出する一対の膨出部を有し、一対の膨出部は、一対の下流部の車幅方向中央側の側壁に沿った流路を形成するように側壁に沿って延びる一対の内側側面と、一対の内側側面の上流側の端部から延び下流に向かうにしたがって車幅方向外側に傾斜する一対の外側側面とを有することを特徴とする。
膨出部が下流部の内部に向かって膨出していることにより、下流部における通風路の体積が小さくなり、膨出部を通過する空気の流量は少なくなる。そして、一対の膨出部が、一対の側壁に沿う内側側面を有することにより、下流部を流れる空気は、その面と下流縦壁の間を通って車幅方向中央に流れる。したがって、空調ユニットからの空気をより効率的に撮像装置に送ることができ、撮像装置におけるくもりを更に確実に防ぐことが可能となる。その結果、上述した車両用デフロスタダクトと同様に、フロントウィンドウガラスおよびその上部中央に配置された撮像装置に対して好適に空気を吹き付け、それらのくもりを十分に防ぐことが可能である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施例について詳細に説明する。かかる実施例に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(第1実施例)
図1は、本発明の第1実施例であるデフロスタダクト100を示す図であり、車両100aのフロントウィンドウガラス102を車両後方から観察した状態を示す図である。図1に示すように、車両100aでは、フロントウィンドウガラス102の上部中央に撮像装置104が配置されている。フロントウィンドウガラス102の下部には、第1実施例にかかる車両用デフロスタダクト(以下、デフロスタダクト100と称する)が配置されている。デフロスタダクト100は、空調ユニット(不図示)から供給される空気をフロントウィンドウガラス102および撮像装置104に対して下方から吹き付ける。
図2は、図1に示す第1実施例のデフロスタダクト100の拡大図である。図2に示すように、デフロスタダクト100は、フロントダクト120、および2つのサイドウィンドウダクト112・114を有する。フロントダクト120は、空調ユニットからの空気をフロントウィンドウガラス102および撮像装置104に向かって供給する。サイドウィンドウダクト112・114は、空調ユニットからの空気をサイドウィンドウ(不図示)に向かって供給する。
図3は、図2のデフロスタダクト100の内部構造を説明する図である。図2および図3に示すように、第1実施例のデフロスタダクト100では、フロントダクト120は、上流部122、中流部124および一対の下流部126を含んで構成される。上流部122は、空調ユニットに連結されて、空調ユニットからの空気を上方の中流部124に流す部位である。中流部124は、上流部122から前方に向かって延び、さらに分岐点P1において左右に分岐する部位である。
一対の下流部126は、分岐点P1において分岐し、中流部124から前方および上方に向かって車幅方向に広がりながら離間して延びる部位であり、フロントウィンドウガラス102に対して空気を吹き付ける吹出口128を上端に有する。このように、下流部126が、中流部124に連続して分岐していることにより、空調ユニットからの空気をフロントウィンドウガラス102の全体に好適に吹き付けることができる。したがって、フロントウィンドウガラス102全体のくもりを良好に防ぐことが可能となる。
図3に示すように、第1実施例のデフロスタダクト100の特徴として、フロントダクト120は、一対の下流部126の車幅方向中央側の側壁132に沿った流路F1を形成するように下流部126の内部を仕切る一対の下流縦壁134を有する。このように下流部126の内部が下流縦壁134によって仕切られることにより、下流部126の車幅方向中央側の側壁と下流縦壁との間に空気の流路F1が形成される。
上記構成によれば、下流部126の車幅方向中央側の側壁132と下流縦壁134との間の流路F1を空気が通過し、車幅方向中央の撮像装置104に向かって空気が吹き出される。これにより、撮像装置104に向かう空気の量を十分に確保することができる。したがって、フロントウィンドウガラス102だけでなく、その上部中央に配置された撮像装置104に対しても好適に空気を吹き付け、それらのくもりを十分に防ぐことが可能となる。
また第1実施例のデフロスタダクト100のように、分岐した中流部124の下流に位置するため必然的に別々の流路となり下流部126が一対に分岐している場合、分岐した構造を有さない場合に比して剛性が確保しづらくなる。そこで、下流部126の内部に下流縦壁134を設けることにより、分岐している一対の下流部126の剛性を高めることができ、デフロスタダクト100の組付け性の向上を図ることが可能となる。なお、図2に示すように、一対の下流部126は連結部106によって連結されている。第1実施例のデフロスタダクト100は、この連結部106において車体の前部に組付けられる。
再度、図3を参照する。図3に示すように、第1実施例のデフロスタダクト100では、フロントダクト120は、中流部124の分岐した部分(分岐点P1)の車幅方向中央側の側壁142に沿った流路F2を形成するように中流部124の内部を仕切る一対の中流縦壁144を有する。中流部124の車幅方向中央側の側壁142は、上流部122側の分岐点P1にて分岐され下流側ほど互いに大きく離間している。一対の中流縦壁144は、一対の下流縦壁134に連続している。一対の中流縦壁144の上流側の端部P2は、上流部122から到来する空気が中流部124の側壁142に沿った流路F2に流入するよう、車両幅方向で分岐点P1よりも外側に位置し、互いに離間している。
上記構成によれば、空調ユニットからの空気は、下流縦壁134と連続している中流縦壁144によって、下流部126より上流側でも整流される。これにより、下流縦壁134および中流縦壁144によって形成された流路F1・F2でより確実に空気を流し、撮像装置104に向かう空気の量を増やすことができる。したがって、上述した効果を高めることが可能となる。
図4は、図2のデフロスタダクト100の斜視図である。図4(a)は、デフロスタダクト100を車両斜め後方から観察した状態を示す斜視図であり、図4(b)は、デフロスタダクト100を車両斜め前方から観察した状態を示す斜視図であり、図4(c)は、デフロスタダクト100を車両側方から観察した状態を示す斜視図である。
第1実施例のデフロスタダクト100では、フロントダクト120は、図4(b)に示す前壁120a、および図4(a)に示す後壁120bを有する。これらの前壁120aおよび後壁120bは、下流部126に相当する領域において、図4(c)に示すように下流縦壁134によって連結される。換言すれば、一対の下流部126の前壁120aおよび後壁120bは、一対の下流縦壁134によって連結される。これにより、一対の下流部126における剛性が更に高まるため、デフロスタダクト100の組付け性の一層の向上を図ることが可能となる。
また図4(c)に示すように、下流部126は、吹出口128の手前で上方に向かって屈曲していて、一対の下流縦壁は、一対の下流部126の屈曲した箇所P3に跨って配置される。このように、下流部126が吹出口128の手前で上方に向かって屈曲していることにより、空調ユニットからの空気は、屈曲した箇所において車両前方から車両上方に風向きが変更される。したがって、フロントウィンドウガラス102および撮像装置104に対してより効率的に吹き付けることが可能となる。
ここで、一対の下流部において屈曲した箇所P3は、荷重が集中しやすいため、搬送時や搬入時、組付け時に折れが生じやすくなる。このため、上記のように、一対の下流縦壁134を下流部126の屈曲した箇所P3に跨って配置することにより、屈曲した箇所P3における折れを防ぐことができる。したがって、運搬性や組付け時の作業性を高めることが可能となる。
再度、図3を参照する。図3に示すように、一対の下流縦壁134は、上流に向かうにしたがって車幅方向内側に傾斜している。これにより、下流縦壁134によって形成された流路F1を流れる空気を、車幅方向中央ひいては撮像装置104に向かって効率的に流すことができる。したがって、撮像装置104におけるくもりをより確実に防ぐことが可能となる。
また上述した吹出口128の幅を調整することにより、空調ユニットからの空気をフロントウィンドウガラス102および撮像装置104に対して吹き付ける速度を調節することができる。更に、流路F1の幅を調整することにより、撮像装置104に吹き付ける空気の風量を調節することが可能である。
(第2実施例)
図5は、本発明の第2実施例であるデフロスタダクト200の内部構造を説明する図である。図6は、図5のデフロスタダクト200を車両斜め前方から観察した状態を示す斜視図である。図7は、図5のデフロスタダクト200を車両前側斜め前方から観察した状態を示す斜視断面図である。なお、第1実施例のデフロスタダクト100と共通する構成要素については、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
図5に示すように、第2実施形態のデフロスタダクト200では、フロントダクト120の下流部126に、一対の膨出部150が形成されている。第2実施例では、一対の膨出部150は、図6および図7に示すように、前壁120aから後壁120bに向かうように下流部126の内部に膨出している。
図5および図7に示すように、一対の膨出部150は、一対の内側側面154および一対の外側側面156を有する。一対の内側側面154は、一対の下流部126の車幅方向中央側の側壁132に沿った流路を形成するように側壁132に沿って延びる部位である。一対の外側側面156は、一対の内側側面154の上流側の端部から延び、下流に向かうにしたがって車幅方向外側に傾斜する部位である。
上記構成によれば、膨出部150が下流部126の内部に向かって膨出していることにより、下流部126における通風路の体積が小さくなり、膨出部150を通過する空気の流量は少なくなる。そして、下流部126の車幅方向中央側の側壁132と膨出部150の内側側面154との間に流路F3が形成される。
これにより、空調ユニットからの空気は、流路F3を通じて車幅方向中央に整流され、撮像装置104に吹き付けられる。したがって、デフロスタダクト200においても、第1実施形態のデフロスタダクト100と同様に、フロントウィンドウガラス102およびその上部中央に配置された撮像装置104に対して好適に空気を吹き付け、それらのくもりを十分に防ぐことが可能である。
なお、第2実施例では、膨出部150は、下流部126の前壁120aから下流部126の内部に向かって膨出する構成を例示したが、これに限定するものではない。膨出部150が、下流部126の後壁120b(図7参照)から下流部126の内部に向かって膨出する構成であっても、上記と同様の効果を得ることが可能である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、車両用デフロスタダクトに利用することができる。
P1…分岐点、F1…流路、F2…流路、P2…端部、P3…箇所、F3…流路、100…デフロスタダクト、100a…車両、102…フロントウィンドウガラス、104…撮像装置、106…連結部、112…サイドウィンドウダクト、114…サイドウィンドウダクト、120…フロントダクト、120a…前壁、120b…後壁、122…上流部、124…中流部、126…下流部、128…吹出口、132…側壁、134…下流縦壁、142…側壁、144…中流縦壁、150…膨出部、154…内側側面、156…外側側面、200…デフロスタダクト

Claims (6)

  1. 撮像装置が上部中央に配置されたフロントウィンドウガラスに対して下方から空気を吹き付ける車両用デフロスタダクトにおいて、
    空調ユニットに連結され該空調ユニットからの空気を上方に流す上流部と、
    前記上流部から前方に向かって延びさらに左右に分岐する中流部と、
    前記分岐した中流部から前方および上方に向かって車幅方向に広がりながら延び上端に前記フロントウィンドウガラスに対して空気を吹き付ける吹出口を有する一対の下流部と、
    前記一対の下流部の車幅方向中央側の側壁に沿った流路を形成するように該下流部の内部を仕切る一対の下流縦壁とを有することを特徴とする車両用デフロスタダクト。
  2. 当該車両用デフロスタダクトはさらに、
    前記中流部の分岐した部分の車幅方向中央側の側壁に沿った流路を形成するように該中流部の内部を仕切る一対の中流縦壁を有し、
    前記一対の中流縦壁の上流側の端部は、前記上流部から到来する空気が前記中流部の側壁に沿った流路に流入するよう互いに離間していて、
    前記一対の中流縦壁は、前記一対の下流縦壁に連続していることを特徴とする請求項1に記載の車両用デフロスタダクト。
  3. 前記一対の下流部の前壁および後壁は、前記一対の下流縦壁によって連結されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用デフロスタダクト。
  4. 前記一対の下流部は、前記吹出口の手前で上方に向かって屈曲していて、
    前記一対の下流縦壁は、前記一対の下流部の屈曲した箇所に跨って配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用デフロスタダクト。
  5. 前記一対の下流縦壁は、上流に向かうにしたがって車幅方向内側に傾斜していることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の車両用デフロスタダクト。
  6. 撮像装置が上部中央に配置されたフロントウィンドウガラスに対して下方から空気を吹き付ける車両用デフロスタダクトにおいて、
    空調ユニットに連結され該空調ユニットからの空気を上方に流す上流部と、
    前記上流部から前方に向かって延びさらに左右に分岐する中流部と、
    前記分岐した中流部から前方および上方に向かって車幅方向に広がりながら延び上端に前記フロントウィンドウガラスに対して空気を吹き付ける吹出口を有する一対の下流部と、
    前記一対の下流部の前壁または後壁のいずれか一方から該下流部の内部に向かって膨出する一対の膨出部を有し、
    前記一対の膨出部は、
    前記一対の下流部の車幅方向中央側の側壁に沿った流路を形成するように該側壁に沿って延びる一対の内側側面と、
    前記一対の内側側面の上流側の端部から延び下流に向かうにしたがって車幅方向外側に傾斜する一対の外側側面とを有することを特徴とする車両用デフロスタダクト。
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