JP2020532666A - 透明なプラスチック片を有するフェイスマスク - Google Patents

Abstract

開示されている発明特定事項の実装形態は、表側、裏側、上部側、底部側、左側、及び右側を有する透明なプラスチック片を含み得るフェイスマスクを提供する。第１の順応性のある部材が、裏側の第１の部分に固定され、上部側と平行に配置されてもよい。第２の順応性のある部材が、裏側の第２の部分に固定され、底部側と平行に配置されてもよい。フェイスマスクは、ユーザに固定することができるように、ストラップ、イヤーループ、及び／又はヘッドバンドを含んでもよい。

Description

本発明は、フェイスマスクに関し、特に、透明なプラスチック片を有するフェイスマスクに関する。

フェイスマスクは、一般的に、手術、並びに、他の医療処置及び歯科処置等の事象の間に医療従事者によって着用され、汚染から着用者も周囲の者も保護する。マスクは、着用者の口及び鼻からの液滴及びエアロゾル化された粒子を捕らえるように、及び、体液及び他の飛沫が着用者の顔の覆われた部分に達するのを止めるように設計される。フェイスマスクは、典型的には、紙又は他の不織布材料から作られ、３層を有している（すなわち、３プライの）ことが多い。典型的には、これらの層は、不織布の間に置かれるメルトブロー材料から成っている。メルトブロー材料は、汚染物質がマスクに入る又はマスクから出るのを防ぐフィルタとして作用する。大部分のフェイスマスクは、マスクの表面積の拡大を可能にするプリーツ又は折り重ねを含むため、着用者の顔のうち、鼻から顎までの領域を覆う。外科的処置に使用されるフェイスマスクは、典型的には、頭部の後ろで結ばれる４つのストラップを有している。他のバリエーションには、紐状材料がマスクに取り付けられ、耳の後ろに置かれる、イヤーループを介して着用者の顔に固定されるもの、及び、頭部の後ろに置かれる弾性ヘッドバンドストラップを有するマスクが含まれる。

開示されている発明特定事項の一実装形態によると、フェイスマスクは、表側、裏側、上部側、底部側、左側、及び右側を有する透明なプラスチック片を含んでもよい。第１の順応性のある部材が、裏側の第１の部分に固定され、上部側と平行に配置されてもよい。第２の順応性のある部材が、裏側の第２の部分に固定され、底部側と平行に配置されてもよい。少なくとも１つの第１のストラップが、第１の端部を含む第１のストラップ部分と第２の端部を含む第２のストラップ部分とを有してもよく、ここで、第１のストラップ部分及び第２のストラップ部分の一部は、プラスチック片の上部側と平行に固定される。少なくとも１つの第２のストラップが、第１の端部を含む第１のストラップ部分と第２の端部を含む第２のストラップ部分とを有してもよく、ここで、第１のストラップ部分及び第２のストラップ部分の一部は、プラスチック片の底部側と平行に固定される。

開示されている発明特定事項の一実装形態によると、フェイスマスクは、表側、裏側、上部側、底部側、左側、及び右側を有する透明なプラスチック片を含んでもよい。順応性のある部材が、裏側の第２の部分に固定され、底部側と平行に配置されてもよい。フェイスマスクは、弾性バンドを含んでもよく、ここで、弾性バンドの一部は、プラスチック片の上部側と平行に固定される。第１のストラップ部分が第１の端部を有してもよく、第２のストラップ部分が第２の端部を有してもよく、ここで、第１のストラップ部分及び第２のストラップ部分の一部は、プラスチック片の底部側と平行に固定される。

開示されている発明特定事項の一実装形態によると、透明なプラスチック片が、表側、裏側、上部側、底部側、左側、及び右側を有する。第１の順応性のある部材が、裏側の第１の部分に固定され、上部側と平行に配置されてもよい。第２の順応性のある部材が、裏側の第２の部分に固定され、底部側と平行に配置されてもよい。第１の弾性ストラップが、第１の端部及び第２の端部を有してもよく、ここで、第１の端部及び第２の端部は、左側の異なる部分に固定され、第１のループを形成する。第２の弾性ストラップが、第１の端部及び第２の端部を有し、ここで、第１の端部及び第２の端部は、右側の異なる部分に固定され、第２のループを形成する。

開示されている発明特定事項のさらなる特徴、利点、及び実装形態が、以下の詳細な説明、図面、及び特許請求の範囲の考察から詳しく述べる又は明らかにすることができる。さらに、上述の要約も以下の詳細な説明も例示的なものであり、特許請求の範囲を限定することなくさらなる説明を提供することを意図しているということが理解されることになる。

開示されている発明特定事項のさらなる理解を提供するために含まれる付随の図面は、本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成している。図面は、開示されている発明特定事項の実装形態も例示しており、詳細な説明と共に、開示されている発明特定事項の実装形態の原理を説明するのに役立っている。開示されている発明特定事項及びそれが実施され得る様々な方法の基本的理解のために必要であり得るよりも詳細に構造的詳細を示す試みは行われていない。

開示されている発明特定事項の一実装形態によるフェイスマスクを示した図である。 開示されている発明特定事項の一実装形態による、図１Ａのフェイスマスクの裏側を示した図であり、裏側の一部に固定された順応性のある部材を含んでいる。 開示されている発明特定事項の一実装形態による、図１Ａのフェイスマスクの側面図である。 開示されている発明特定事項の一実装形態による、図１Ａのフェイスマスクの上面図である。 開示されている発明特定事項の一実装形態による、図１Ｂのフェイスマスクの裏側を示した別の図であり、裏面の一部に固定された第１の順応性のある部材及び第２の順応性のある部材を含んでいる。 開示されている発明特定事項の一実装形態による、図１Ａのフェイスマスクの表側を示した図である。 開示されている発明特定事項の一実装形態による、フェイスマスクのプラスチック片の拡大部分を示した図である。 開示されている発明特定事項の一実装形態による、フェイスマスクのプラスチック片の拡大部分を示した図である。 開示されている発明特定事項の一実装形態による、プラスチック片の拡大部分を示した図であり、拡大部分の一部が、プラスチック片の左側及び右側から離れて外側に角度が付けられている。 開示されている発明特定事項の一実装形態による、プラスチック片の拡大部分を有するフェイスマスクを示した図であり、フェイスマスクはヘッドバンドを含んでいる。 開示されている発明特定事項の一実装形態による、プラスチック片の拡大部分を有するフェイスマスクを示した図であり、フェイスマスクはヘッドバンドを含んでいる。 開示されている発明特定事項の一実装形態による、単一の順応性のある部材を有するフェイスマスクを示した図である。 開示されている発明特定事項の一実装形態による、第１及び第２のループを形成するストラップを有するフェイスマスクを示した図である。 開示されている発明特定事項の一実装形態による、着用者の顔に面する第１の順応性のある部材の一部を示した図である。 開示されている発明特定事項の一実装形態による、第１の順応性のある部材を示した別の図である。 開示されている発明特定事項の一実装形態による、第１の順応性のある部材の上面図である。 開示されている発明特定事項の一実装形態による、第２の順応性のある部材を示した図である。 開示されている発明特定事項の一実装形態による、図１Ａのフェイスマスクの裏側に固定されていない第２の順応性のある部材の一部を示した図である。 開示されている発明特定事項の一実装形態による、第２の順応性のある部材の上面図である。 開示されている発明特定事項の一実装形態による、図１Ａのフェイスマスクのプラスチック片を示した図である。 開示されている発明特定事項の一実装形態による、角度付きの側面エッジ及び上面エッジを有するフェイスマスクを示した図である。 開示されている発明特定事項の一実装形態による、まっすぐな側面エッジ及び角度付きの上面エッジを有するフェイスマスクを示した図である。 開示されている発明特定事項の一実装形態による、図５Ａのフェイスマスクのプラスチック片を示した図である。 開示されている発明特定事項の一実装形態による、図５Ｂのフェイスマスクのプラスチック片を示した図である。

誤った伝達は医療事故の主因である。誤った伝達への可能性は、サージカルマスク等の標準的なフェイスマスクが使用された場合に、難聴の患者及び聴力低下の患者において特に複雑にされ得る。コミュニケーションの約５５％は非言語的であるということが推定される。標準的なサージカルマスクは、着用者の顔をブロックし、マスク着用者の表情を見る及び唇を読むといった他の人の能力を妨げる。開示されている発明特定事項の実装形態は、フルフェイスの可視性をマスクに提供することができる。マスクは、保護を提供することができ、さらに、着用者に快適さ及び通気性を提供することができる。開示されている発明特定事項のフェイスマスクは、患者及び他の個人が着用者の顔及び表情をより多く見ることを可能にし得る一方で、マスクは、着用者に安全性、快適さ、及び通気性を提供し得る。

多くの人々が顔全体のコミュニケーションから恩恵を被ることができるけれども、それは：難聴の患者及び聴力低下の患者、医療スタッフ、医学生、検査技師、及び科学者；限られた英語能力の患者；手話通訳者及びその機関；歯科医、歯科衛生士、及び他の歯科医療従事者；ストレス及び不安を経験する傾向がある又は経験している患者；小児患者；免疫抑制患者；がん患者；ＨＩＶ／ＡＩＤＳ患者；臓器移植患者；季節性インフルエンザワクチン接種を受けることができず、マスクを着用しなければならない医療スタッフ；及び、同僚の顔を見て、手術室等の歯科的及び／又は医学的環境での、及び／又は、騒がしい環境での対話をより良く理解することができるために、全ての医療スタッフ；にとって特に重要であり得る。フェイスマスクを使用する非医学的状況における人々も、顔全体のコミュニケーションから恩恵を被ることがあり得る。

開示されている発明特定事項の実装形態は、透明な表示領域を有するマスクを含んでもよい。一部の実装形態では、表示領域は、半透明又は不透明等であってもよい。透明な表示領域は、フルフェイスの可視性を提供するために、くもり止め又は防曇性コーティングで被覆されてもよい。マスクは、快適さ及び通気性を提供する特徴を含んでもよい。

開示されている発明特定事項の実装形態は、透明なプラスチック片及び／又は広げられたプラスチック片、並びに、プラスチック片の裏側に固定された順応性のある部材を有するフェイスマスクを提供することができる。他の人がユーザの完全な表情及び／又は唇の動きを観察することができるように、プラスチック片は、フェイスマスクのユーザの顔全体に改善された可視性を提供することができる。プラスチック片は、空気及び／又は他の微粒子に対する不透過性バリアとして作用してもよく、布様材料から作られた従来のフェイスマスクと比較して保護を増やすことができる。フェイスマスクの順応性のある部材は、従来のフェイスマスクと比較して、フェイスマスクのユーザにとって、より良好なフィット感、より少ないスリップ、増加した安定性、及び／又は増加した通気性を提供することができる。順応性のある部材は、ユーザの顔及び／又は唇から透明なプラスチック片を押し離して、ユーザの顔及び／又は唇が透明なプラスチック片に接触することを防ぐ、及び／又は、空気が、フェイスマスクの側面及び／又はフェイスマスクの背面に流れ込む及び／又はそこから流れ出ることを可能にすることによって、快適さ及び通気性を向上させることができる。すなわち、順応性のある部材は、マスクの上部及び底部を塞ぐ、及び／又は、空気の流れが前方に移動する及び／又はフェイスマスクの上部及び／又は底部から出るのを防ぐことによって、プラスチック片と共に空気の流れに対する「ポケット」を形成することができる。

図１Ａ〜１Ｍは、開示されている発明特定事項の実装形態によるフェイスマスク１００の図を示している。特に、図１Ｂは、図１Ａのフェイスマスク１００の裏側の図を示しており、裏側の一部に固定された順応性のある部材を含んでいる。図１Ｃは、フェイスマスク１００の側面図を示しており、図１Ｄは、フェイスマスク１００の上面図を示している。図１Ｅは、図１Ｂのフェイスマスク１００の裏側の別の図を示しており、裏側の一部に固定された第１の順応性のある部材及び第２の順応性のある部材を含んでいる。図１Ｆは、フェイスマスク１００の表側の図を示している。図１Ｇ〜１Ｋは、順応性のある部材の上にプラスチック片の拡大部分を含む、フェイスマスク１００の異なる図及び実装形態を示している。図１Ｌは、単一の順応性のある部材を有するフェイスマスク１００を示しており、図１Ｍは、第１及び第２のループを形成するストラップを有するフェイスマスク１００の一実装形態を示している。

図１Ａ〜図１Ｍのフェイスマスク１００は、表側１０４、裏側１０６、上部側１０８、底部側１１０、左側１１２、及び右側１１４を有する透明なプラスチック片１０２を含んでもよい。図１Ａ〜１Ｍの透明なプラスチック片１０２は、図４に関連してより詳細に示されており、以下に論じられている。一部の実装形態において、透明なプラスチック片１０２は、以下に記載されるように、図１Ｇ〜１Ｋにおいて示されているような拡大部分１０２ａを含んでもよい。拡大部分１０２ａは、ユーザの目及び／又は上方の頭部領域を覆うことができる。一部の実装形態では、透明なプラスチック片１０２及び／又は拡大部分１０２ａの表示領域は、半透明又は不透明等であってもよい。透明なプラスチック片１０２及び／又は拡大部分１０２ａの透明な表示領域は、くもり止め又は防曇性コーティングで被覆されて、フルフェイスの可視性を提供することができ、ここで、コーティングは、霧に似るマスクの表面上の小滴の形態の水の凝縮を防ぐことができる。すなわち、くもり止め又は防曇性コーティングは、透明なプラスチック片１０２及び／又は拡大部分１０２ａの裏側１０６での（例えば、フェイスマスク１００の着用者の呼吸由来の）水分収集を最小限に抑えることができる。

第１の順応性のある部材１１６は、透明なプラスチック片１０２の裏側１０６の第１の部分１１８に固定され、透明なプラスチック片１０２の上部側１０８と平行に配置されてもよい。第１の順応性のある部材は、フォーム又は任意の他の適した材料から形成、成形、及び／又は構成することができる。第１の順応性のある部材１１６は、図２Ａ〜２Ｃにおいてより詳細に示し、以下に記載することができる。

第２の順応性のある部材１２０は、透明なプラスチック片１０２の裏側１０６の第２の部分１２２に固定され、透明なプラスチック片１０２の底部側１１０と平行に配置されてもよい。第２の順応性のある部材１２０は、フェイスマスク１００の着用者の顔の一部に適合し得るフォーム又は任意の他の適した材料から形成することができる。

少なくとも１つの第１のストラップ１２４が、第１の端部１２６及び第２の端部１２８を有してもよい。全体を通して使用されるように、少なくとも１つの第１のストラップ１２４は、単一のストラップであってもよく、又は、２つ以上のストラップを含んでもよい。少なくとも１つの第１のストラップ１２４が単一のストラップである場合、少なくとも１つの第１のストラップ１２４の一部は、プラスチック片１０２の表側１０４又は裏側１０６において、第１の端部１２６と第２の端部１２８との間で、透明なプラスチック片１０２の上部側１０８と平行に固定することができる。少なくとも１つの第１のストラップ１２４が２つ以上のストラップである実装形態においては、そのストラップのうち１つの一部が、第１の端部１２６の反対側でプラスチック片１０２に固定され、ストラップのうち別の１つの一部が、第２の端部１２８の反対側でプラスチック片１０２に固定されてもよい。少なくとも１つの第１のストラップ１２４の２つ以上のストラップは、プラスチック片１０２の表側１０４又は裏側１０６に固定されてもよい。少なくとも１つの第１のストラップ１２４の一部は、接着剤を使用して、少なくとも１つの第１のストラップ１２４をプラスチック片１０２に結合させることによって、超音波溶接、縫い合わせ、又は、固定させる任意の他の適した方法を使用することによって、上部側１０８と平行に固定することができる。少なくとも１つの第２のストラップ１３０は、第１の端部１３２及び第２の端部１３４を有してもよい。全体を通して使用されるように、少なくとも１つの第２のストラップ１３０は、単一のストラップであってもよく、又は、２つ以上のストラップを含んでもよい。少なくとも１つの第２のストラップ１３０が単一のストラップである場合、第２のストラップ１３０の一部は、プラスチック片１０２の表側１０４又は裏側１０６において、第１の端部１３２と第２の端部１３４との間で、プラスチック片の底部側１１０に固定される。少なくとも１つの第２のストラップ１３０が２つ以上のストラップである実装形態においては、そのストラップのうち１つの一部が、第１の端部１３２の反対側でプラスチック片１０２に固定され、ストラップのうち別の１つの一部が、第２の端部１３４の反対側でプラスチック片１０２に固定されてもよい。少なくとも１つの第２のストラップ１３０の２つ以上のストラップは、プラスチック片１０２の表側１０４又は裏側１０６に固定されてもよい。少なくとも１つの第２のストラップ１３０の一部は、接着剤を使用して、少なくとも１つの第２のストラップ１３０をプラスチック片１０２に結合させることによって、超音波溶接、縫い合わせ、又は、固定させる任意の他の適した方法を使用することによって、底部側１１０に固定することができる。少なくとも１つの第１のストラップ１２４及び少なくとも１つの第２のストラップ１３０の一部は、透明なプラスチック片１０２の表側１０４及び／又は裏側１０６の５０％〜９５％等の一部が覆われないように、透明なプラスチック片１０２に固定されてもよい。第１のストラップ１２４及び第２のストラップ１３０は、織物若しくは編物等の布、及び／又は、任意の他の適した材料で形成することができる。一部の実装形態では、布は、弾性材料を含んでもよく、又は、弾性であってもよい。

少なくとも１つのストラップ１２４及び／又は少なくとも１つのストラップ１３０がプラスチック片１０２の裏側１０６に固定される一部の実装形態では、少なくとも１つの第１のストラップ１２４は、透明なプラスチック片１０２と第１の順応性のある部材１１６との間に配置されてもよく、さらに、少なくとも１つの第２のストラップ１３０は、透明なプラスチック片１０２と第２の順応性のある部材１２０との間に配置されてもよい。この実装形態において、少なくとも１つの第１のストラップ１２４は、透明なプラスチック片１０２及び第１の順応性のある部材１１６に固定されてもよく、さらに、少なくとも１つの第２のストラップ１３０は、透明なプラスチック片１０２及び第２の順応性のある部材１２０に固定されてもよい。

少なくとも１つのストラップ１２４及び／又は少なくとも１つのストラップ１３０がプラスチック片１０２の表側１０４に固定される一部の実装形態においては、少なくとも１つの第１のストラップ１２４は、上部側１０８と平行であるようにプラスチック片１０２の表側１０４に固定されてもよく、少なくとも１つの第２のストラップ１３０は、底部側１１０と平行であるようにプラスチック片１０２の表側１０４に固定されてもよい。

透明なプラスチック片１０２の左側１１２及び右側１１４は、透明なプラスチック片１０２の上部側１０８及び底部側１１０に会う箇所（例えば、第１のストラップ１２４及び第２のストラップ１３０が取り付けられている箇所等）を除いて、塞がれていなくてもよく、及び／又は、いかなる部品も取り付けられていなくてもよい。或いは、透明なプラスチック片１０２の左側１１２及び右側１１４は、粒子又は細菌がフェイスマスク１００に入ることから着用者を保護するのに十分な方法で布様材料をそれらに取り付けることができる。

少なくとも１つの第１のストラップ１２４及び少なくとも１つの第２のストラップ１３０は、０．２インチから２インチの幅を有し得る。一部の実装形態では、幅は、０．３インチから１インチ、又は０．３インチから０．５インチであってもよい。少なくとも１つの第１のストラップ１２４及び少なくとも１つの第２のストラップ１３０は、０．００４から０．３インチの厚さ又は任意の適した厚さを有し得る。少なくとも１つの第１のストラップ１２４の端部１２６及び１２８は、それぞれ（例えば、透明なプラスチック片１０２の左側１１２又は右側１１４から測定して）１２〜１６インチであってもよい。少なくとも１つの第２のストラップ１３０の端部１３２及び１３４は、それぞれ（例えば、透明なプラスチック片１０２の左側１１２又は右側１１４から測定して）１２〜１６インチであってもよい。すなわち、少なくとも１つの第１のストラップ１２４及び少なくとも１つの第２のストラップ１３０は、着用者がそれらを互いに着用者の頭部の後ろあたりで結ぶことを可能にする長さを有し得る。例えば、少なくとも１つの第１のストラップ１２４の端部１２６及び１２８が共に結ばれてもよく、少なくとも１つの第２のストラップ１３０の端部１３２及び１３４が共に結ばれてもよい。図１Ｍに関連して以下において論じられるもの等、一部の実装形態では、少なくとも１つの第１のストラップ１２４及び少なくとも１つの第２のストラップ１３０が接続されて、第１のループ１２４ａ及び第２のループ１３０ａを形成してもよく、又は、第１のループ１２４ａ及び第２のループ１３０ａが、弾性材料から形成されてもよい。第１のループ１２４ａ及び第２のループ１３０ａは、ユーザの顔にフェイスマスク１００を固定するようユーザの耳の後ろにフィットすることができるように、（例えば、６インチから１２インチ等）十分な長さのものであってもよい。

図２Ａ〜２Ｃは、例えば、図１Ａ、１Ｂ、１Ｄ、及び１Ｅ等において示されている第１の順応性のある部材１１６のより詳細な図を示している。図２Ａは、第１の順応性のある部材１１６が、０．３３インチ、又は０．２〜０．８インチの任意の他の適した距離であり得る幅２０１を有してもよいということを示している。図２Ａ〜図２Ｂは、第１の順応性のある部材１１６が凹面部分２０２、２０４を有する少なくとも１つの表面を有してもよいということを示している。第１の順応性のある部材１１６は、第１の突出部２０６及び第２の突出部２０８を有する表面を有してもよい。くぼみ２１０は、第１の突出部２０６と第２の突出部２０８との間に配置されるように、表面２１２と２１４との間に配置されてもよい。第１の順応性のある部材１１６は、連続的に湾曲され得る表面２１５を有してもよい。一部の実装形態では、第１の順応性のある部材１１６の表面２１５はまっすぐであってもよい。一部の実装態様では、表面２１５は、透明なプラスチック片１０２の裏側１０６に固定され得る。

図２Ｃは、第１の順応性のある部材１１６のトップダウンビューを示している。距離２２０は、第１の順応性のある部材１１６の（例えば、凹面部分２０２及び２０４の端部等の）両端間の距離であり得る。この距離は、６．２５インチ、又は４〜８インチ等の任意の他の適した距離であってもよい。距離２２２は、凹面部分２０２の端部とくぼみ２１０との間の距離であり得る。一部の実装形態では、距離２２２は、３．１３インチであってもよく、又は２〜５インチの任意の他の適した距離であってもよい。類似の距離が、凹面部分２０４の端部とくぼみ２１０との間の距離であってもよい。くぼみ２１０と第２の突出部２０８との間の距離２２４は、０．５インチ、又は０．２５〜１インチ等の任意の他の適した距離であってもよい。類似の距離が、くぼみ２１０と第１の突出部２０６との間の距離であってもよい。凹面部分２０２の内側の点と外側の点との間の差の距離２２６は、０．１４インチ、又は０．１〜０．８インチ等の任意の他の適した距離であってもよい。表面２１２と２１４との間の角度２２８は、例えば、１２５．７°度、又は９０°から１８０°度の任意の他の適した角度であり得る。凹面部分２０４の半径２３０は、５．２４インチ、又は４〜８インチ等の任意の他の適した半径であってもよい。凹面部分２０２の半径は、半径２２８と類似又は同じであり得る。第１の順応性のある部材１１６の表面２１５の半径２３２は、６．１７インチ、又は５〜１０インチ等の任意の他の適した半径であってもよい。半径２３４は、表面２１２と２１４との間に配置された表面の半径であってもよく、ここでこの半径は、０．１インチ、又は、０．０５〜０．５インチ等の任意の適した半径であってもよい。

図３Ａ〜図３Ｃは、例えば、図１Ａ〜１Ｍにおいて示されている第２の順応性のある部材１２０の詳細な図を示している。第２の順応性のある部材１２０は、連続的に湾曲した表面１２１を有してもよい。第２の順応性のある部材１２０は、表面１２２を有してもよく、ここで、表面１２２の少なくとも一部は凹状である。第２の順応性のある部材１２０は、表面１２３を有してもよく、ここで、表面１２３の少なくとも一部は凸状である。一部の実装形態では、表面１２３は、連続的に湾曲されてもよい。一部の実装形態では、第２の順応性のある部材１２０の表面１２３は、まっすぐであってもよい。

図３Ｂにおいて示されているように、第２の順応性のある部材１２０は、６インチ、又は４〜８インチ等の任意の他の適した長さであり得る長さ３００を有してもよい。第２の順応性のある部材１２０は、０．６インチ、又は０．４〜１．０インチ等の任意の適した高さであり得る高さ３０２を有してもよい。

図３Ｃにおいて示されているように、順応性のある部材１２０の表面１２１は、１２．１９インチ、又は８〜１５インチ等の任意の他の適した半径の曲率半径３０４を有してもよい。順応性のある部材１２０の表面１２３は、３．７５インチ、又は２〜５インチ等の任意の他の適した半径の曲率半径３０６を有してもよい。

例えば、図１Ｂ、図１Ｄ、及び図１Ｅにおいて示されているように、第１の順応性のある部材１１６及び第２の順応性のある部材１２０は、接着剤を用いて透明なプラスチック片１０２の裏側１０６に固定することができる。一部の実装態様では、第１の順応性のある部材１１６及び第２の順応性のある部材１２０は、透明なプラスチック片１０２の裏側１０６に結合、成形、縫い合わせ、超音波溶接することができ、又は、透明なプラスチック片１０２の裏側１０６に対して、第１の順応性のある部材１１６及び第２の順応性のある部材１２０を形成及び／又は固定するための任意の他の適した方法を行うことができる。

透明なプラスチック片１０２は、第１の順応性のある部材１１６及び第２の順応性のある部材１２０の少なくとも１つの固定、成形、縫い合わせ、超音波溶接、及び／又は形成に先立ち平面状であってもよい。すなわち、第１の順応性のある部材１１６及び第２の順応性のある部材１２０の少なくとも１つの固定に先立ち、透明なプラスチック片１０２は平らにされてもよく、プリーツを有してなくてもよい。第１の順応性のある部材１１６及び第２の順応性のある部材１２０が透明なプラスチック片１０２に対して固定、成形、縫い合わせ、超音波溶接、及び／又は形成される場合、それらは協働して透明なプラスチック片１０２の湾曲を形作る。一部の実装態様では、透明なプラスチック片１０２の垂直正中線（ｖｅｒｔｉｃａｌ ｍｉｄｌｉｎｅ）は、１インチより大きい曲率半径を保持することができる。一部の実装形態では、透明なプラスチック片１０２は、２インチより大きくてもよく、一部の実装形態では、透明なプラスチック片１０２の曲率半径は、３インチより大きくてもよい。透明なプラスチック片１０２の水平正中線（ｈｏｒｉｚｏｎｔａｌ ｍｉｄｌｉｎｅ）は、０．５インチより大きい曲率半径を有し得る。一部の実装形態では、透明なプラスチック片１０２の水平正中線は、１インチより大きい半径を有してもよく、一部の実装形態では、２インチより大きい半径を有してもよい。透明なプラスチック片１０２は、着用者の顔から離れて延びてもよいが、３から５インチを超えて外側に突出することはできない。一部の実装形態では、透明なプラスチック片１０２は、２から４インチ、一部の実装形態では０．１から２インチ、着用者の顔から離れて延びてもよい。

図４において示されているように、透明なプラスチック片１０２の上部１０８は、６．５インチ、又は４〜１５インチ等の任意の他の適した長さであり得る長さ４００を有してもよい。一部の実装形態では、透明なプラスチック片１０２の長さ４００は、５から１３インチの長さ、一部の実装形態では、６から１２インチの長さであってもよい。透明なプラスチック片１０２の側部１１４は、２．７５インチ、又は２から７インチ等の任意の他の適した長さであり得る長さ４０２を有してもよい。一部の実装形態では、長さ４０２は、２から６インチの幅、一部の実装形態では、３から５インチであってもよい。透明なプラスチック片１０２の側部１１２は、長さ４０２と類似又は同じ長さを有し得る。透明なプラスチック片１０２の上部１０８と底部４０６との間の長さ４０４は、３．７５インチ、又は２．５〜５．５インチ等の任意の他の適した長さであってもよい。図１Ｉにおいて示されているもの等の実装形態では、以下において論じられるように、フェイスマスク１００がプラスチック片１０２に対して拡大部分１０２ａを含む場合、長さ４０４を長くすることができる。透明なプラスチック片１０２の底部１１０の半径４０６は、７．８インチ、又は６〜１０インチ等の任意の他の適した半径であってもよい。

透明なプラスチック片１０２及び／又は拡大部分１０２ａは、厚さが１から１０ミルであり得る。一部の実装形態では、透明なプラスチック片１０２及び／又は拡大部分１０２ａは、厚さが１から８ミルであってもよい。一部の実装形態では、透明なプラスチック片１０２及び／又は拡大部分１０２ａは、厚さが３から７ミルであってもよい。

図１Ｇは、プラスチック片１０２の拡大部分１０２ａを有するフェイスマスク１００の正面図を示しており、図１Ｈは、その側面図を示している。拡大部分１０２ａは、プラスチック片１０２の一部であってもよく、第１の順応性のある部材１１６及び／又は少なくとも１つの第１のストラップ１２４をプラスチック片１０２に対して固定、成形、縫い合わせ、超音波溶接、及び／又は形成することができる部分の上に延びるプラスチック片１０２の一部であってもよい。上部１０８は、プラスチック片１０２の拡大部分１０２ａの上部であってもよい。

図１Ｉは、プラスチック片１０２の拡大部分１０２ａを示しており、ここで、拡大部分１０２ａの一部１０２ｂ及び／又は１０２ｃは、開示されている発明特定事項の一実装形態によると、プラスチック片１０２の左側及び右側から離れて外側に向かって角度が付けられている。拡大部分１０２ａは、第１の順応性のある部材１１６の上部から上部１０８までの距離である高さ１５０を有してもよく、その高さ１５０は、１〜８インチの範囲を有してもよい。部分１０２ｂは幅１５１を有してもよく、部分１０２ｃは幅１５２を有してもよく、ここで、各幅１５１、１５２は、０〜６インチの範囲を有してもよい。

図１Ｊ〜１Ｋは、プラスチック片１０２の拡大部分１０２ａを含むフェイスマスク１００の例を示しており、ここで、フェイスマスク１００は、開示されている発明特定事項の実装形態によるヘッドバンド１６０を含み得る。図１Ｊにおいて示されているように、ヘッドバンド１６０の一部は、プラスチック片１０２の拡大部分１０２ａの上部１０８に対して固定、成形、縫い合わせ、超音波溶接、及び／又は形成することができる。ヘッドバンド１６０は、弾性材料から作ることができ、さらに、ユーザの頭部の上にフェイスマスク１００を固定するために使用することができる。ヘッドバンドは、長さが４〜１６インチであってもよく、又は、ユーザの頭部の周囲にフィットする任意の適した長さであってもよい。図１Ｊにおいて示されているフェイスマスク１００は、少なくとも１つの第１のストラップ１２４及び少なくとも１つの第２のストラップ１３０を含んでもよく、これらを使用して、ヘッドバンド１６０と共に、ユーザの頭部にフェイスマスク１００を固定することができる。図１Ｋにおいて示されているように、フェイスマスク１００は、ヘッドバンド１６０と、少なくとも１つの第２のストラップ１３０とを含んでもよく、これらを使用して、ユーザの頭部にフェイスマスク１００を固定することができる。図１Ｊ〜図１Ｋにおいて示されているように、順応性のある部材１１７が、プラスチック片１０２の拡大部分１０２ａの上部１０８と平行に裏側１０６に固定されてもよい。順応性のある部材１１７は、プラスチック片１０２の拡大部分１０２ａに対して固定、成形、縫い合わせ、超音波溶接、及び／又は形成することができる。順応性のある部材１１７は、フォーム又は任意の適した材料であってもよく、ユーザの頭部に適合し得る湾曲した、まっすぐな、凹状の、及び／又は任意の好適に形作られた表面を有してもよい。順応性のある部材１１７は、全体を通して記載される第１の順応性のある部材１１６と類似していてもよい。

図１Ｌは、開示されている発明特定事項の一実装形態による、単一の順応性のある部材１２０を有するフェイスマスク１００を示している。フェイスマスク１００は、プラスチック片１０２及び拡大部分１０２ａを含んでもよく、少なくとも１つの第１のストラップ１２４、少なくとも１つの第２のストラップ１３０、及び／又は第２の順応性のある部材１２０を用いて、ユーザの頭部にフィット及び／又は固定させることができる。

図１Ｍは、図１Ａ〜図１Ｆにおいて示されている実装形態と類似のフェイスマスク１００を示しているが、図１Ｍのフェイスマスク１００は、少なくとも１つの第１のストラップ１２４の第１の端部１２６を少なくとも１つの第２のストラップ１３０の第１の端部１３４に接続させて第１のループ１２４ａを形成し、さらに、少なくとも１つの第１のストラップ１２４の第２の端部１２８を少なくとも１つの第２のストラップ１３０の第２の端部１３４に接続させて第２のループ１３０ａを形成している。少なくとも１つの第１のストラップ１２４及び少なくとも１つの第２のストラップ１３０は、弾性を含む材料から形成されてもよい。一部の実装形態において、第１のループ１２４ａは、側部１１２に対して固定、成形、縫い合わせ、超音波溶接、及び／又は形成され得る弾性ストラップであってもよく、さらに、第２のループ１３０は、側部１１４に対して固定、成形、縫い合わせ、超音波溶接、及び／又は形成される弾性ストラップであってもよい。第１のループ１２４ａ及び第２のループ１３０は、ユーザにフェイスマスク１００を固定するようにユーザの耳の周囲にフィットさせることができる。

図５Ａ及び６Ａは、フェイスマスク１００ａの構成要素を示しており、図５Ｂ及び６Ｂは、フェイスマスク１００ｂの構成要素を示しており、これらは、図１Ａ〜４において示されている構成要素を有するフェイスマスク１００に対する代替の実装形態であり得る。フェイスマスク１００ａ及びフェイスマスク１００ｂは、図２Ａ〜２Ｃにおいて示された上記の第１の順応性のある部材１１６と、図３Ａ〜３Ｃにおいて示された上記の第２の順応性のある部材１２０とを含んでもよい。

図５Ａは、開示されている発明特定事項の一実装形態による角度付きの側面エッジ１１２ａ及び１１４ａを有するフェイスマスク１００ａを示している。フェイスマスク１００ａは、上部側１０８、底部側１１０、左側１１２ａ、及び右側１１４ａを有する透明なプラスチック片１０２ｂを含んでもよい。透明なプラスチック片１０２ｂは、図１Ａにおいて示された上記の透明なプラスチック片１０２の表側１０４及び裏側１０６と類似し得る表側及び裏側を有してもよい。フェイスマスク１００ａの上部側１０８は、複数のエッジ１０８ａ、１０８ｂを有してもよい。フェイスマスク１００ａの底部側１１０は、湾曲したエッジを有してもよい。

第１の順応性のある部材は、上記の図２Ａ〜２Ｃにおいて示されている第１の順応性のある部材１１６と類似していてもよく、透明なプラスチック片１０２ｂの裏側の第１の部分に対して固定、成形、縫い合わせ、超音波溶接、及び／又は形成することができ、さらに、透明なプラスチック片１０２ｂの上部側１０８と平行に配置されてもよい。第１の順応性のある部材は、フォーム又は任意の他の適した材料から形成することができる。

透明なプラスチック片１０２ｂは、図６Ａにおいてより詳細に示されている。一部の実装形態では、表示領域は、半透明又は不透明等であってもよい。透明な表示領域は、フルフェイスの可視性を提供するために、くもり止め又は防曇性コーティングで被覆されてもよく、ここで、コーティングは、霧に似るマスクの表面上の小滴の形態の水の凝縮を防ぐことができる。すなわち、くもり止め又は防曇性コーティングは、透明なプラスチック片１０２ｂの裏側での（例えば、フェイスマスク１００ａの着用者の呼吸由来の）水分収集を最小限に抑えることができる。

第２の順応性のある部材は、透明なプラスチック片１０２ｂの裏側の第２の部分に対して固定、成形、縫い合わせ、超音波溶接、及び／又は形成することができ、さらに、透明なプラスチック片１０２ｂの底部側１１０と平行に配置されてもよい。第２の順応性のある部材は、図３Ａ〜３Ｃにおいて示されている上記の第２の順応性のある部材１２０と類似していてもよく、さらに、フェイスマスク１００ａの着用者の顔の一部に適合し得るフォーム又は任意の他の適した材料から形成されてもよい。

図１Ａにおいて示されているフェイスマスク１００と同様に、図５Ａにおいて示されているフェイスマスク１００ａは、第１の端部１２６及び第２の端部１２８を有する少なくとも１つの第１のストラップ１２４を含んでもよい。少なくとも１つの第１のストラップ１２４の一部は、第１の端部１２６と第２の端部１２８との間で透明なプラスチック片１０２ｂの上部側１０８に対して固定、成形、縫い合わせ、超音波溶接、及び／又は形成することができる。少なくとも１つの第１のストラップ１２４の一部は、接着剤を用いて上部側１０８に固定されてもよく、又は、上部側１０８に対して成形、縫い合わせ、超音波溶接、及び／又は形成されてもよい。少なくとも１つの第１のストラップ１２４が２つ以上のストラップである実装形態においては、ストラップのうち１つの一部を、第１の端部１２６の反対側でプラスチック片１０２ｂに固定することができ、ストラップのうち別の１つの一部を、第２の端部１２８の反対側でプラスチック片１０２ｂに固定することができる。少なくとも１つの第２のストラップ１３０は、第１の端部１３２及び第２の端部１３４を有し得る。少なくとも１つの第２のストラップ１３０の一部は、第１の端部１３２と第２の端部１３４との間でプラスチック片１０２ｂの底部側１１０に対して固定、成形、縫い合わせ、超音波溶接、及び／又は形成することができる。第２のストラップ１３０の一部は、接着剤を用いて底部側１１０に固定されてもよく、又は、底部側１１０に対して成形、縫い合わせ、超音波溶接、及び／又は形成されてもよい。少なくとも１つの第２のストラップ１３０が２つ以上のストラップである実装形態においては、ストラップのうち１つの一部を、第１の端部１３２の反対側でプラスチック片１０２ｂに固定することができ、さらに、ストラップのうち別の１つの一部を、第２の端部１３４の反対側でプラスチック片１０２ｂに固定することができる。

図５Ｂは、開示されている発明特定事項の一実装形態による、まっすぐな側面エッジを有するフェイスマスク１００ｂを示している。フェイスマスク１００ｂは、上部側１０８、底部側１１０、左側１１２ｂ、及び右側１１４ｂを有する透明なプラスチック片１０２ｃを含んでもよい。透明なプラスチック片１０２ｃは、図１Ａにおいて示されている上記の透明なプラスチック片１０２の表側１０４及び裏側１０６と類似し得る表側及び裏側を有してもよい。フェイスマスク１００ｂの上部側１０８は、複数のエッジ１０８ａ、１０８ｂを有してもよい。フェイスマスク１００ｂの底部側１１０は、湾曲したエッジを有してもよい。

第１の順応性のある部材は、透明なプラスチック片１０２ｃの裏側の第１の部分に対して固定、成形、縫い合わせ、超音波溶接、及び／又は形成することができ、さらに、透明なプラスチック片１０２ｃの上部側１０８と平行に配置されてもよい。第１の順応性のある部材は、フォーム又は任意の他の適した材料から形成することができる。第１の順応性のある部材は、図２Ａ〜２Ｃにおいて示されている上記の第１の順応性のある部材１１６と類似していてもよい。

透明なプラスチック片１０２ｃは、図６Ｂにおいてより詳細に示されている。一部の実装形態では、表示領域は、半透明又は不透明等であってもよい。透明な表示領域は、フルフェイスの可視性を提供するために、くもり止め又は防曇性コーティングで被覆されてもよく、ここで、コーティングは、霧に似るマスクの表面上の小滴の形態の水の凝縮を防ぐことができる。すなわち、くもり止め又は防曇性コーティングは、透明なプラスチック片１０２ｃの裏側での（例えば、フェイスマスク１００ｂの着用者の呼吸由来の）水分収集を最小限に抑えることができる。

第２の順応性のある部材は、透明なプラスチック片１０２ｃの裏側の第２の部分に対して固定、成形、縫い合わせ、超音波溶接、及び／又は形成することができ、さらに、透明なプラスチック片１０２ｃの底部側１１０と平行に配置されてもよい。第２の順応性のある部材は、図３Ａ〜３Ｃにおいて示されている上記の第２の順応性のある部材１２０と類似していてもよく、さらに、フェイスマスク１００ａの着用者の顔の一部に適合し得るフォーム又は任意の他の適した材料から形成されてもよい。

図１Ａにおいて示されているフェイスマスク１００と同様に、図５Ｂにおいて示されているフェイスマスク１００ｂは、第１の端部１２６及び第２の端部１２８を有する少なくとも１つの第１のストラップ１２４を含んでもよい。少なくとも１つの第１のストラップ１２４の一部は、第１の端部１２６と第２の端部１２８との間で透明なプラスチック片１０２ｃの上部側１０８に固定することができる。少なくとも１つの第１のストラップ１２４が２つ以上のストラップである実装形態においては、ストラップのうち１つの一部を、第１の端部１２６の反対側でプラスチック片１０２ｃに固定することができ、ストラップのうち別の１つの一部を、第２の端部１２８の反対側でプラスチック片１０２ｃに固定することができる。少なくとも１つの第１のストラップ１２４の一部は、接着剤を用いて上部側１０８に固定されてもよい。少なくとも１つの第２のストラップ１３０は、第１の端部１３２及び第２の端部１３４を有し得る。少なくとも１つの第２のストラップ１３０の一部は、第１の端部１３２と第２の端部１３４との間でプラスチック片１０２ｂの底部側１１０に固定することができる。第２のストラップ１３０の一部は、接着剤を用いて底部側１０８に固定されてもよい。少なくとも１つの第２のストラップ１３０が２つ以上のストラップである実装形態においては、ストラップのうち１つの一部を、第１の端部１３２の反対側でプラスチック片１０２ｃに固定することができ、さらに、ストラップのうち別の１つの一部を、第２の端部１３４の反対側でプラスチック片に固定することができる。

図６Ａは、図５Ａにおいて示されているフェイスマスク１００ａの実装形態に関連して使用される透明なプラスチック片１０２ｂを示している。図６Ａにおいて示されているように、透明なプラスチック片１０２ｂは、エッジ１０８ａ１及び１０８ｂ１を有する上部側１０８を有してもよい。エッジ１０８ａ１と１０８ｂ１との間の角度は、１００〜１８０度であってもよい。一部の実装形態では、エッジ１０８ａ１と１０８ｂ１との間の角度は、１２０〜１８０度であってもよく、一部の実装形態では、１６０〜１８０度であってもよく、その頂点を、透明なプラスチック片１０２ｂの垂直正中線の最高点にて有している。

透明なプラスチック片１０２ｂは、第１の複数のエッジ１１２ａ１、１１２ａ２、１１２ａ３を有する左側１１２ａと、第２の複数のエッジ１１４ａ１、１１４ａ２、１１４ａ３を含む右側１１４ａとを有してもよい。一部の実装形態において、第１の複数のエッジ１１２ａ１、１１２ａ２、１１２ａ３は、第２の複数のエッジ１１４ａ１、１１４ａ２、１１４ａ３に対して対称であってもよい。第１の複数のエッジ１１２ａ１、１１２ａ２、１１２ａ３は、第１の複数の角度付きエッジを含んでもよく（例えば、エッジ１１２ａ１、１１２ａ２、１１２ａ３は、互いに対して角度が付けられており）、さらに、第２の複数のエッジ１１４ａ１、１１４ａ２、１１４ａ３は、第２の複数の角度付きエッジを含む（例えば、エッジ１１４ａ１、１１４ａ２、１１４ａ３は、互いに対して角度が付けられている）。

透明なプラスチック片１０２ｂの底部側１１０ａは、０．５インチより大きい曲率半径を有し得る。一部の実装形態では、底部側１１０ａの曲率半径は、２インチより大きくてもよく、一部の実装形態では、３インチより大きくてもよい。

図６Ｂは、図５Ｂにおいて示されているフェイスマスク１００ｂの実装形態に関連して使用される透明なプラスチック片１０２ｃを示している。透明なプラスチック片１０２ｃは、左側１１２ｂ及び右側１１４ｂを含んでもよい。

図６Ｂにおいて示されているように、透明なプラスチック片１０２ｃは、エッジ１０８ａ１及び１０８ｂ１を有する上部側１０８を有してもよい。エッジ１０８ａ１と１０８ｂ１との間の角度は、１００〜１８０度であってもよい。一部の実装形態では、エッジ１０８ａ１と１０８ｂ１との間の角度は、１２０〜１８０度であってもよく、一部の実装形態では、１６０〜１８０度であってもよく、その頂点を、透明なプラスチック片１０２ｃの垂直正中線の最高点にて有している。

図６Ａと同様に、図６Ｂにおいて示されている透明なプラスチック片１０２ｃの底部側１１０ａは、０．５インチより大きい曲率半径を有し得る。一部の実装形態では、底部側１１０ａの曲率半径は、２インチより大きくてもよく、一部の実装形態では、３インチより大きくてもよい。

上述の記載は、説明のために、特定の実装形態を参照して記載されている。しかし、上記の例示的な論議は、網羅されていること、又は開示されている発明特定事項の実装形態を開示されている正確な形態に限定することを意図したものではない。上記の教示を考慮すると、多くの修正及びバリエーションが可能である。実装形態は、開示されている発明特定事項の実装形態の原理及びそれらの実際の適用を説明するために選ばれ且つ記載されたものであり、その結果、当業者が、それらの実装形態だけでなく、熟考される特定の用途に適し得る様々な修正を有する様々な実装形態を利用することを可能にしている。

Claims (35)

1. 表側、裏側、上部側、底部側、左側、及び右側を有する透明なプラスチック片と、
   前記裏側の第１の部分に固定され、前記上部側と平行に配置された第１の順応性のある部材と、
   前記裏側の第２の部分に固定され、前記底部側と平行に配置された第２の順応性のある部材と、
   第１の端部を含む第１のストラップ部分と第２の端部を含む第２のストラップ部分とを有する少なくとも１つの第１のストラップであって、前記第１のストラップ部分及び前記第２のストラップ部分の一部が前記プラスチック片の上部側と平行に固定された、第１のストラップと、
   第１の端部を含む第１のストラップ部分と第２の端部を含む第２のストラップ部分とを有する少なくとも１つの第２のストラップであって、前記第１のストラップ部分及び前記第２のストラップ部分の一部が前記プラスチック片の底部側と平行に固定された、第２のストラップと、
   を含むフェイスマスク。
2. 前記左側は第１の複数のエッジを含み、前記右側は第２の複数のエッジを含む、請求項１に記載のフェイスマスク。
3. 前記第１の複数のエッジは、前記第２の複数のエッジに対して対称である、請求項２に記載のフェイスマスク。
4. 前記第１の複数のエッジは、第１の複数の角度付きエッジを含み、前記第２の複数のエッジは、第２の複数の角度付きエッジを含む、請求項２に記載のフェイスマスク。
5. 前記上部側は、複数のエッジを含む、請求項１に記載のフェイスマスク。
6. 前記底部側は、湾曲したエッジを含む、請求項１に記載のフェイスマスク。
7. 前記第１の順応性のある部材は、第１の表面を有し、前記第１の表面の少なくとも一部は、少なくとも１つの凹面部分を有する、請求項１に記載のフェイスマスク。
8. 前記第１の順応性のある部材は、第１の突出部及び第２の突出部を有する第１の表面を有する、請求項１に記載のフェイスマスク。
9. 前記第２の順応性のある部材は、連続的に湾曲した第１の表面を有する、請求項１に記載のフェイスマスク。
10. 前記第２の順応性のある部材は、凸面部分を有する第１の表面を有する、請求項１に記載のフェイスマスク。
11. 前記第２の順応性のある部材は、第１の表面を有し、前記第１の表面の一部は凹面である、請求項１に記載のフェイスマスク。
12. 前記第１の順応性のある部材及び前記第２の順応性のある部材は、接着剤で前記裏側に固定されている、請求項１に記載のフェイスマスク。
13. 前記第１の順応性のある部材及び前記第２の順応性のある部材は、前記裏側に成形又は形成されている、請求項１に記載のフェイスマスク。
14. 前記少なくとも１つの第１のストラップ及び前記少なくとも１つの第２のストラップは、弾性材料から形成されている、請求項１に記載のフェイスマスク。
15. 前記少なくとも１つの第１のストラップの第１の端部は、前記少なくとも１つの第２のストラップの第１の端部に固定され、第１のループを形成し、前記少なくとも１つの第１のストラップの第２の端部は、前記少なくとも１つの第２のストラップの第２の端部に固定され、第２のループを形成している、請求項１４に記載のフェイスマスク。
16. 前記プラスチック片の上部側の一部が、前記第１の順応性のある部材が固定される場所から延びるように、前記第１の順応性のある部材は、前記裏側の第１の部分に固定され、前記プラスチック片の上部側と平行に配置されている、請求項１に記載のフェイスマスク。
17. 弾性バンドをさらに含み、前記弾性バンドの一部が、前記プラスチック片の上部側と平行に固定されている、請求項１６に記載のフェイスマスク。
18. 前記第１の順応性のある部材が固定される場所から延びる前記プラスチック片の上部側の一部は、前記プラスチック片の左側及び右側に、複数のエッジを有する部分を有する、請求項１６に記載のフェイスマスク。
19. 前記第１の順応性のある部材が固定される場所から延びる前記プラスチック片の上部側の一部は、前記プラスチック片の左側及び右側に、湾曲した部分を有する部分を有する、請求項１６に記載のフェイスマスク。
20. 表側、裏側、上部側、底部側、左側、及び右側を有する透明なプラスチック片と、
    前記表側の一部に固定され、前記上部側と平行に配置された第１の順応性のある部材と、
    弾性バンドであり、その一部が前記プラスチック片の上部側と平行に固定されている弾性バンドと、
    前記裏側の一部に固定され、前記底部側と平行に配置された第２の順応性のある部材と、
    第１の端部を有する第１のストラップ部分、及び、第２の端部を有する第２のストラップ部分と、
    を含むフェイスマスクであって、
    前記第１のストラップ部分及び前記第２のストラップ部分の一部が、前記プラスチック片の底部側と平行に固定されている、フェイスマスク。
21. 単一のストラップが、前記第１のストラップ部分及び前記第２のストラップ部分を含む、請求項２０に記載のフェイスマスク。
22. 第１のストラップが前記第１のストラップ部分を含み、第２のストラップが前記第２のストラップ部分を含む、請求項２０に記載のフェイスマスク。
23. 前記第２の順応性のある部材は、連続的に湾曲した第１の表面を有する、請求項２０に記載のフェイスマスク。
24. 前記第２の順応性のある部材は、第１の表面を有し、前記第１の表面の一部は凹面である、請求項２０に記載のフェイスマスク。
25. 表側、裏側、上部側、底部側、左側、及び右側を有する透明なプラスチック片と、
    前記裏側の第１の部分に固定され、前記上部側と平行に配置された第１の順応性のある部材と、
    前記裏側の第２の部分に固定され、前記底部側と平行に配置された第２の順応性のある部材と、
    第１の端部及び第２の端部を有する第１の弾性ストラップであって、前記第１の端部及び前記第２の端部は、前記左側の異なる部分に固定され、第１のループを形成している、第１の弾性ストラップと、
    第１の端部及び第２の端部を有する第２の弾性ストラップであって、前記第１の端部及び前記第２の端部は、前記右側の異なる部分に固定され、第２のループを形成している、第２の弾性ストラップと、
    を含むフェイスマスク。
26. 前記左側は第１の複数のエッジを含み、前記右側は第２の複数のエッジを含む、請求項２５に記載のフェイスマスク。
27. 前記第１の複数のエッジは、前記第２の複数のエッジに対して対称である、請求項２６に記載のフェイスマスク。
28. 前記第１の複数のエッジは、第１の複数の角度付きエッジを含み、前記第２の複数のエッジは、第２の複数の角度付きエッジを含む、請求項２６に記載のフェイスマスク。
29. 前記上部側は、複数のエッジを含む、請求項２５に記載のフェイスマスク。
30. 前記底部側は、湾曲したエッジを含む、請求項２５に記載のフェイスマスク。
31. 前記第１の順応性のある部材は、第１の表面を有し、前記第１の表面の少なくとも一部は、少なくとも１つの凹面部分を有する、請求項２５に記載のフェイスマスク。
32. 前記第１の順応性のある部材は、第１の突出部及び第２の突出部を有する第１の表面を有する、請求項２５に記載のフェイスマスク。
33. 前記第２の順応性のある部材は、連続的に湾曲した第１の表面を有する、請求項２５に記載のフェイスマスク。
34. 前記第２の順応性のある部材は、凸面部分を有する第１の表面を有する、請求項２５に記載のフェイスマスク。
35. 前記第２の順応性のある部材は、第１の表面を有し、前記第１の表面の一部は凹面である、請求項２５に記載のフェイスマスク。

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