JP2020530850A - 殺有害生物および殺寄生生物ピラゾール−イソキサゾリン化合物 - Google Patents

殺有害生物および殺寄生生物ピラゾール−イソキサゾリン化合物 Download PDF

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Abstract

本発明は、式(I)の殺有害生物および殺寄生生物イソキサゾリンおよびその塩(式中、変項R1、P、YおよびQは本明細書に記載され、明細書に定義される通りである)に関する。本発明はまた、式(I)のイソキサゾリン化合物を含む殺寄生生物および殺有害生物組成物、その調製方法、ならびに動物の寄生生物感染または侵襲を予防または治療するための、および殺有害生物剤としてのその使用に関する。(I)

Description

本発明は、式(I)の新規な発明の殺有害生物および殺寄生生物イソキサゾリン化合物
Figure 2020530850
(I)
(式中、R1、P、YおよびQは以下に定義される通りである)、ならびに少なくとも1つの式(I)の化合物を、薬学的に許容されるまたは農業的に許容される担体と組み合わせて含む組成物に関する。本発明はまた、動物中または上の寄生生物感染または侵襲を治療および予防するため、ならびに作物、植物、植物繁殖材料および木材由来材料の有害生物を防除するための化合物および化合物を含む方法の使用に関する。
関連出願の相互参照
本出願は、参照により本明細書に組み込まれる、2017年8月14日出願の米国仮特許出願第62/545308号に基づく優先権の利益を主張する。
哺乳動物および鳥などの動物は、しばしば寄生生物侵襲/感染を受けやすい。これらの寄生生物は、昆虫などの外部寄生生物、ならびに線虫および他の蠕虫などの内部寄生生物であり得る。ネコおよびイヌなどの飼育動物は、しばしば以下の外部寄生生物の1つまたは複数に侵襲される:
−ノミ(例えば、イヌノミ属(Ctenocephalides)種、例えばネコノミ(Ctenocephalides felis)など);
−マダニ(例えば、コイタマダニ属(Rhipicephalus)種、マダニ属(Ixodes)種、カクマダニ属(Dermacentor)種、キララマダニ属(Amblyomma)種など);
−ダニ(例えば、ニキビダニ属(Demodex)種、サルコプテス属(Sarcoptes)種、ミミヒゼンダニ属(Otodectes)種など);
−シラミ(例えば、ケモノハジラミ属(Trichodectes)種、ヤドリツメダニ属(Cheyletiella)種、ケモノホソジラミ属(Linognathus)種など);
−カ(ヤブカ属(Aedes)種、イエカ属(Culex)種、ハマダラカ属(Anopheles)種など);および
−ハエ(ヘマトビア属(Haematobia)種、イエバエ属(Musca)種、ストモキシス属(Stomoxys)種、ヒフバエ属(Dermatobia)種、コクリオミイヤ属(Cochliomyia)種など)。
ノミは、動物の健康に悪影響を及ぼすだけでなく、非常に多くの心理的ストレスも引き起こすので、特に問題である。さらに、ノミはまた、条虫(瓜実条虫(Dipylidium caninum))などの病原体を動物に伝染させ得る。
同様に、マダニも、動物の身体的および心理的健康に有害である。しかしながら、マダニに関連する最も深刻な問題は、マダニが動物における病原体の媒介者であるということである。マダニによって伝染し得る主な疾患には、ボレリア症(ボレリア・ブルグドルフェリ(Borrelia burgdorferi)によって引き起こされるライム病)、バベシア症(またはバベシア属(Babesia)種によって引き起こされるピロプラスマ症)およびリケッチア病(例えば、ロッキー山紅斑熱)が含まれる。マダニはまた、宿主で炎症または麻痺を引き起こす毒素を放出する。時折、これらの毒素は宿主にとって致命的となる。
同様に、家畜も寄生生物侵襲を受けやすい。例えば、ある地域のウシの間で流行している寄生生物は、コイタマダニ属(Rhipicephalus)のマダニ、特にオウシマダニ(Rhipicephalus microplus)(ウシマダニ)、リピセファラス・デコロラタス(Rhipicephalus deeoloratus)およびリピセファラス・アニュラタス(Rhipicephalus annulatus)の種のダニである。オウシマダニ(Rhipicephalus microplus)(以前はオウシマダニ(Boophilus microplus))などのマダニは、家畜が牧草を食べる牧草地で卵を産むので、防除するのが困難である。この種のマダニは、一宿主性マダニであると考えられており、雌がむさぼり食って、宿主から落ちて環境中に卵を産む前に、一頭の動物上で発達期および生体期を過ごす。ウシに加えて、オウシマダニ(Rhipicephalus microplus)は、スイギュウ、ウマ、ロバ、ヤギ、ヒツジ、シカ、ブタおよびイヌも侵襲し得る。動物へのマダニの重い負荷は、生産量を減少させ、獣皮に損傷を与えると同時に、バベシア症(「ウシ熱」)およびアナプラズマ症などの疾患を伝染させるおそれがある。
無脊椎有害生物はまた、生育中の作物および収穫作物を破壊し、木造住宅および商業用構造を攻撃し、食物供給および財産に多大な経済的損失を引き起こす。多数の殺有害生物剤が公知であるが、標的有害生物が前記薬剤に対する耐性を発達させる能力のために、動物有害生物と戦う新たな薬剤が継続して必要とされている。特に、昆虫およびコナダニなどの有害生物は、有効に防除することが困難である。しかしながら、少なくともいくつかの態様で、既知の化合物に対する利点を提供するさらなる殺有害生物化合物を提供することが継続した目的である。
種々の特許公開が、殺有害生物特性を有するイソキサゾリン化合物を記載している。近年、イソキサゾールおよびイソキサゾリン含有化合物が、動物を害する寄生生物に対して有効であることが実証されている。例えば、米国特許第7964204号(DuPont、全体が参照により本明細書に組み込まれる)は、外部寄生生物および/または内部寄生生物に対して活性である、以下の式(I)によるイソキサゾリン化合物を開示している。
Figure 2020530850
(I)
さらに、公開特許出願である米国特許出願公開第2010/0254960号、国際公開第2007/070606号、国際公開第2007/123855号、国際公開第2010/003923号、米国特許第7951828号および米国特許第7662972号、米国特許出願公開第2010/0137372号、米国特許出願公開第2010/0179194号、米国特許出願公開第2011/0086886号、米国特許出願公開第2011/0059988号、米国特許出願公開第2010/0179195号および国際公開第2007/075459号および米国特許第7951828号および同第7662972号は、種々の他の殺寄生生物イソキサゾリン化合物を記載している。種々の他の殺寄生生物イソキサゾリン化合物および同化合物を含む製剤を記載している他の公開特許出願には、国際公開第2007/079162号、国際公開第2008/154528号、国際公開第2009/002809号、国際公開第2011/149749号、国際公開第2014/439475号、米国特許第8466115号、国際公開第2012/120399号、国際公開第2014/039484号、国際公開第2014/189837号(Zoetis)および国際公開第2012/120135号(Novartis)が含まれる。国際公開第2012/089623号は、グリコフロールを含む局所限局イソキサゾリン製剤を記載している。国際公開第2013/039948号は、少なくとも1つのイソキサゾリン活性剤を含む局所獣医学的組成物を提供し、国際公開第2013/119442号は、少なくとも1つのイソキサゾリン活性剤を含む、ソフトチュー(soft chew)などの経口獣医学的組成物を提供している。
これらの刊行物のいくつかは、殺有害生物および殺寄生生物特性を有する置換イソキサゾリン環を含む化合物を記載しているが、前記刊行物のいずれも、特に動物中または上の内部寄生生物または外部寄生生物を防除するための、殺寄生生物および殺有害生物活性を有する本発明の式(I)の化合物を記載していない。
前記文書およびその中またはその出願手続中に引用された全ての文書(「出願引用文書」)および出願引用文書中に引用されるまたは言及される全ての文書、および本明細書中で引用されるまたは言及される全ての文書(「本明細書に引用される文書」)、および本明細書に引用される文書中に引用されるまたは言及される全ての文書は、本明細書または参照により本明細書に組み込まれるいずれかの文書中に言及されるいずれかの製品についての製造業者の指示、説明、製品仕様書および製品シートと合わせて、これにより参照により本明細書に組み込まれ、本発明の実施に使用され得る。
本出願中のいずれの文書の引用または特定も、このような文書が本発明に先行技術として利用可能であることの自認ではない。
本発明は、動物を害する寄生生物ならびに作物、植物、植物繁殖材料および木材由来材料を害する有害生物に対して生物学的に活性な以下に示される式(I)の新規な発明のイソキサゾリン化合物を提供する。したがって、本出願は、イソキサゾリン化合物を、薬学的に許容される担体または農業的に許容される担体と組み合わせて含む殺寄生生物および殺有害生物組成物を提供する。本発明はまた、動物の寄生生物感染または侵襲を治療または予防する、ならびに植物、植物繁殖材料および木材由来材料を害する有害生物を防除する方法であって、有効量の本発明の化合物を、動物または植物、植物繁殖材料、感染植物が生育する土壌、または木材由来材料に、殺有害生物有効量の式(I)の化合物で投与するステップを含む方法を提供する。
本発明の第1の目的は、式(I)の殺寄生生物および殺有害生物の新規な発明のイソキサゾリン化合物
Figure 2020530850
(I)
(式中、R1、P、YおよびQは以下に定義される通りである)
を提供することである。
さらに、本発明は、殺寄生生物有効量の少なくとも1つの式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩を、薬学的に許容される担体と組み合わせて含む、動物の寄生生物感染および侵襲を治療または予防するための抗寄生生物組成物を提供する。組成物は、経口、皮下、非経口、舌下、頬側、ならびにスポットオン(spot−on)およびポアオン(pour−on)投与を含む局所投与用に製剤化され得る。
本発明の別の目的は、植物、植物繁殖材料または木材由来材料に有害な有害生物と戦うための少なくとも1つの式(I)の化合物またはその農業的もしくは薬学的に許容される塩を、殺有害生物有効担体と組み合わせて含む殺有害生物組成物を提供することである。
本発明の別の目的は、有害生物および寄生生物と戦うための少なくとも1つの式(I)の化合物またはその農業的もしくは薬学的に許容される塩を、もう1つの他の活性剤および獣医学的または農業的に許容される担体または希釈剤と組み合わせて含む獣医学的および農業的組成物を提供することである。
本発明の別の目的は、少なくとも1つの式(I)の化合物またはその農業的に許容される塩を含む植物繁殖材料(例えば、種子)、および少なくとも1つの式(I)の化合物もしくはその農業的に許容される塩、または化合物もしくはその塩を含む組成物で処理した植物繁殖材料を提供することである。
本発明の別の目的は、動物中または上の寄生生物感染または侵襲を治療および予防する方法であって、侵襲動物を殺寄生生物有効量の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩で処理するステップを含む方法を提供することである。
本発明の別の目的は、作物、植物、植物繁殖材料または木材由来材料上の有害生物と戦う方法であって、感染植物、または感染植物が生育する土壌、または木材由来材料を殺有害生物有効量の式(I)の化合物またはその農業的に許容される塩で処理するステップを含む方法を提供することである。
本発明の別の目的は、ある場所(動物を除く)の有害生物と戦うまたはこれを防除する方法であって、殺有害生物または殺寄生生物有効量の式(I)の化合物またはその薬学的もしくは農学的に許容される塩をその場所に投与するステップを含む方法を提供することである。
本発明の別の目的は、動物中または上の寄生生物感染または侵襲の治療または予防に使用するための、式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩の使用を提供することである。本発明のさらに別の目的は、動物中または上の寄生生物感染または侵襲を治療または予防するための医薬品の調製における、式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩の使用である。
本発明のさらに別の目的は、式(I)のイソキサゾリン化合物を調製する方法を提供することである。
本発明は、出願人が権利を保有し、以前記載された生成物、生成物を調製する方法または生成物を使用する方法のディスクレーマーを開示するように、USPTO(米国特許法第112条、第1段落)またはEPO(EPC83条)の書面による明細書および実施可能要件を満たす以前開示された化合物、生成物、生成物を調製する方法または生成物を使用する方法を本発明の範囲内に包含することを意図していない。そのため、限定されないが、本明細書に言及される先行技術を含む、先行技術に明示的に開示されているまたはその新規性が先行技術によって破壊される化合物、生成物、生成物もしくは化合物を調製する方法、または生成物もしくは化合物を使用する方法を明示的に網羅しないことが本発明の意図であり;出願人は、以前開示された化合物、生成物、生成物を調製する方法または生成物を使用する方法に関してのディスクレーマーを任意の請求項に導入する権利を明示的に保有する。具体的には、本発明の化合物は、当技術分野で以前開示されたイソキサゾリン化合物を包含することを意図していない。
本開示、特に特許請求の範囲および/または段落では、「含む(comprises)」、「含まれる(comprised)」、「含むこと(comprising)」などの用語は、米国特許法に帰属する意味を有することができ;例えば、これらは「含む(includes)」、「含まれる(included)」、「含むこと(including)」などを意味することができ;「から本質的になること」および「から本質的になる」などの用語は、米国特許法に帰属する意味を有し;例えば、これらは明示的に列挙されていない要素を許すが、先行技術に見られるまたは本発明の基本的なもしくは新規な特性に影響を及ぼす要素は除外することに留意されたい。
これらのおよび他の実施形態は、以下の詳細な説明によって開示される、または以下の詳細な説明から自明およびこれによって包含される。
本発明の式(I)の新規な発明のイソキサゾリン化合物は、動物に害を引き起こす寄生生物、ならびに植物、植物繁殖材料および木材含有材料または木材由来材料に損傷を与える有害生物を含む有害生物に対して活性である。したがって、本発明の化合物は、動物の寄生生物侵襲/感染を予防および治療する、ならびに植物、植物繁殖材料および木材由来材料に損傷を与える有害生物を防除および根絶するのに有用である。
本発明は、新規な発明のイソキサゾリン化合物および化合物を含む組成物を提供する。さらに、本発明は、動物の寄生生物侵襲または感染を予防および/または治療する方法、ならびに動物の寄生生物侵襲または感染を治療するための化合物の使用、あるいは動物の寄生生物侵襲または感染を治療するための医薬品の製造における化合物の使用を提供する。
一実施形態では、本発明は、動物を害する外部寄生生物に対して有効な新規な発明のイソキサゾリン化合物を提供する。よって、本明細書に記載される化合物を使用して、動物中または上の寄生生物感染を治療および予防することができる。
別の実施形態では、本発明は、植物、植物繁殖材料および木材由来材料に損傷を引き起こす有害生物を防除および根絶するための化合物の使用を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、ある場所の環境有害生物を防除するためのイソキサゾリン化合物の使用を提供する。
本発明の第1の目的は、式(I)
Figure 2020530850
(I)
(式中、
アステリスク(*)は四級中心を示し;
Pは置換されていてもよいピラゾール環であり;
1は、それぞれR6から独立に選択される1つまたは複数の置換基で置換されていてもよいアルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アルキルシクロアルキルまたはシクロアルキルアルキルであり;
Yは、それぞれ1つまたは複数のR7によって独立に置換されていてもよい、置換されていてもよいフェニレン、ナフチレン、インダニレン、5員もしくは6員ヘテロアリーレン、8〜12員ヘテロビシクリレンまたは8〜12員ヘテロトリシクリレンであり;
QはX−NR56、−NR56、X−R6、OH、NH2、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルアミノ、ハロアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ジハロアルキルアミノ、チオール、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、−SF5、−C(=S)−NH2、または置換されていてもよい5員もしくは6員カルボシクリル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール環、または基T1もしくはT2であり、
Figure 2020530850
式中、WはOまたはSであり;
Xは(CH2n、CH(CH3)、CH(CN)、C(=O)またはC(=S)であり;
5はH、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アルキルシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アルキルカルボニルまたはアルコキシカルボニルであり;
6はH、OR10、NR1112もしくはQ1;またはそれぞれR7から独立に選択される1つもしくは複数の置換基で置換されていてもよいアルキル、ハロアルキル、アルケニル、ハロアルケニル、アルキニル、ハロアルキニル、シクロアルキル、アルキルシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニルもしくはジアルキルアミノカルボニルであり;または
5およびR6はこれらが結合している窒素と一緒になって、2〜6個の炭素原子ならびに任意に、N、SおよびOからなる群から選択される1個の追加の原子を含む環を形成し、前記環は、アルキル、ハロゲン、−CN、−NO2およびアルコキシからなる群から独立に選択される1〜4個の置換基で置換されていてもよく;
各R7は独立に、ハロゲン;アルキル、シクロアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アルキルアミノ、ハロアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ジハロアルキルアミノ、シクロアルキルアミノ、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ハロアルキルカルボニル、ハロアルコキシカルボニル、ハロアルキルアミノカルボニル、ジハロアルキルアミノカルボニル、ヒドロキシ、−SF5、−C(=S)NH2、−NH2、−CNまたは−NO2;またはQ2であり;
各R8は独立に、ハロゲン、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルコキシカルボニル、−SF5、−C(=S)NH2、−CNまたは−NO2であり;
各R9は独立に、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、ハロシクロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−SF5、−C(=S)NH2、−CN、−NO2、フェニルまたはピリジニルであり;
10はH;またはそれぞれ1つもしくは(of)複数のハロゲンで置換されていてもよいアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アルキルシクロアルキルもしくはシクロアルキルアルキルであり;
11はH、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アルキルシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アルキルカルボニルまたはアルコキシカルボニルであり;
12はH;Q3;またはそれぞれR7から独立に選択される1つもしくは複数の置換基で置換されていてもよいアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アルキルシクロアルキルもしくはシクロアルキルアルキルであり;または
11およびR12はこれらが結合している窒素と一緒になって、2〜6個の炭素原子ならびに任意に、N、SおよびOからなる群から選択される1個の追加の原子を含む環を形成し、前記環は、アルキル、ハロゲン、−CN、−NO2およびアルコキシからなる群から独立に選択される1〜4個の置換基で置換されていてもよく;
1は、最大1つのO、最大1つのSおよび最大3つのNから選択される1〜3個のヘテロ原子を含んでいてもよいフェニル環、5員もしくは6員複素環式環、または8員、9員もしくは10員縮合二環式環系であり、各環または環系はR8から独立に選択される1つまたは複数の置換基で置換されていてもよく;
2は独立に、フェニル環または5員もしくは6員複素環式環であり、各環はR9から独立に選択される1つまたは複数の置換基で置換されていてもよく;
3はフェニル環または5員もしくは6員複素環式環であり、各環はR9から独立に選択される1つまたは複数の置換基で置換されていてもよく;
nは0、1または2である)
を提供することである。
一定の実施形態では、置換されていてもよいピラゾール環Pが以下に示されるP1、P2、P3またはP4である。
Figure 2020530850
式中、#は結合点を示し、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、ハロアルケニル、アルキニル、ハロアルキニル、シクロアルキル、ハロシクロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルコキシアルキル、アルコキシアルコキシアルキル、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロアルキルアミノ、ジハロアルキルアミノ、アルキルカルボニル、ハロアルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、SF5、−CN、−NO2または−C(S)NH2であり、各アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリールまたはヘテロアリールは1つまたは複数のR7によって独立に置換されていてもよく;
4はH、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、ハロアルケニル、アルキニル、ハロアルキニル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル、アルコキシアルコキシアルキル、アルキルカルボニル、ハロアルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、ハロアルコキシカルボニル、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキルまたはヘテロアリールアルキルであり、それぞれ1つまたは複数のR7によって置換されていてもよい。
別の実施形態では、Pが、P1、P2、P3またはP4(式中、#は結合点を示し、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6アルキニル、C2−C6ハロアルキニル、C3−C8シクロアルキル、C3−C8ハロシクロアルキル、C1−C6アルコキシ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6アルコキシ−C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ−C1−C6アルコキシ−C1−C6アルキル、C1−C6アルキルチオ、C1−C6ハロアルキルチオ、C1−C6アルキルスルフィニル、C1−C6ハロアルキルスルフィニル、C1−C6アルキルスルホニル、C1−C6ハロアルキルスルホニル、アミノ、C1−C6アルキルアミノ、ジ−C1−C6アルキルアミノ、C1−C6ハロアルキルアミノ、ジ−C1−C6ハロアルキルアミノ、C1−C6アルキルカルボニル、C1−C6ハロアルキルカルボニル、C1−C6アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、C1−C6アルキルアミノカルボニル、ジ−C1−C6アルキルアミノカルボニル、アリール、ヘテロアリール、アリール−C1−C6アルキル、ヘテロアリール−C1−C6アルキル、SF5、−CN、−NO2または−C(S)NH2であり、各C1−C6アルキル、C3−C8シクロアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、アリールまたはヘテロアリールは、1つまたは複数のR7によって独立に置換されていてもよく;
4はH、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6アルキニル、C2−C6ハロアルキニル、アリール−C1−C6アルキル、ヘテロアリール−C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ−C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ−C1−C6アルコキシ−C1−C6アルキル、C1−C6アルキルカルボニル、C1−C6ハロアルキルカルボニル、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6ハロアルコキシカルボニル、C1−C6アルキルスルフィニル、C1−C6ハロアルキルスルフィニル、C1−C6アルキルスルホニル、C1−C6ハロアルキルスルホニル、アリール、ヘテロアリール、アリール−C1−C6アルキルまたはヘテロアリール−C1〜C6アルキルであり、それぞれ1つまたは複数のR7によって置換されていてもよい)である。
一実施形態では、本発明は、YがY−1、Y−2、Y−3(式中、Z1、Z2、Z3、Z4、Z5およびZ6は独立に、NまたはC−R15であり、最大3つのZ基は窒素である)、Y−4、Y−5(式中、ZはNまたはC−R15である)、Y−6またはY−7(式中、R13、R14およびR15は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、C1−C3アルキルチオ、C1−C3ハロアルキルチオ、C1−C3アルキルスルフィニル、C1−C3ハロアルキルスルフィニル、C1−C3アルキルスルホニル、C1−C3ハロアルキルスルホニル、−CN、−NO2または−SF5である)から選択される、式(I)の化合物を提供する。
Figure 2020530850
式(I)のイソキサゾリン化合物を含む本発明の一実施形態では、基QがX−NR56である。別の実施形態では、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である。さらに別の実施形態では、QがX−NR56(式中、R5はHであり、R6はハロゲン、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ハロアルキルカルボニル、ハロアルコキシカルボニル、ハロアルキルアミノカルボニルまたはジハロアルキルアミノカルボニルによって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である。別の実施形態では、QがX−NR56(式中、R5はHであり、R6はハロゲン、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ハロアルキルアミノカルボニルまたはジハロアルキルアミノカルボニルによって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である。
別の実施形態では、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC3−C8シクロアルキルである)である。さらに別の実施形態では、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC3−C6シクロアルキルである)である。さらに別の実施形態では、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである)である。
別の実施形態では、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はアルキルカルボニル、ハロアルキルカルボニルである)である。別の実施形態では、Qが−C(O)NHCH2CF3である。別の実施形態では、Qが−C(O)NHCH2CH2CF3である。さらに別の実施形態では、Qが−C(O)NHCF3である。さらに別の実施形態では、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である。別の実施形態では、Qが、−C(O)NHCH2CH2S(O)nCH3(式中、nは0、1または2である)である。
別の実施形態では、Qが−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はアルキルカルボニル、ハロアルキルカルボニルである)である。別の実施形態では、Qが−NHC(O)CH2CF3である。別の実施形態では、Qが−NHC(O)CH2CH2CF3である。さらに別の実施形態では、Qが−NHC(O)CF3である。さらに別の実施形態では、Qが−NHC(O)CH2C(O)NHCH2CF3である。別の実施形態では、Qが−NHC(O)CH2CH2S(O)nCH3(式中、nは0、1または2である)である。
別の実施形態では、QがX−R6である。さらに別の実施形態では、QがX−R6(式中、R6はR7によって置換されたアルキルである)である。別の実施形態では、QがX−R6(式中、R6はR7によって置換されたC1−C3アルキルである)である。別の実施形態では、QがX−R6(式中、R6はS(O)n1−C3アルキル(式中、nは0、1または2である)によって置換されたC1−C2アルキルである)である。別の実施形態では、Qが−CH2S(O)nCH3(式中、nは0、1または2である)である。
一実施形態では、R1がC1−C3ハロアルキルである。さらに別の実施形態では、R1がCFCl2である。別の実施形態では、R1がCF2Clである。別の実施形態では、R1がCFBr2である。別の実施形態では、R1がCF2Brである。特に好ましい実施形態では、R1がCF3である。
式(I)の化合物の一実施形態では、YがY−1である。別の実施形態では、YがY−1(式中、R13はHである)である。別の実施形態では、YがY−1(式中、R13はアルキルである)である。別の実施形態では、YがY−1(式中、R13はハロゲンである)である。さらに別の実施形態では、YがY−1(式中、R13はC1−C3アルキルである)である。さらに別の実施形態では、YがY−1(式中、R13はメチルである)である。別の実施形態では、YがY−1(式中、R13はクロロである)である。さらに別の実施形態では、YがY−1(式中、R13はフルオロである)である。さらに別の実施形態では、YがY−1(式中、R13はブロモである)である。さらに別の実施形態では、YがY−1(式中、R13はシアノである)である。
式(I)の化合物の一実施形態では、YがY−2である。別の実施形態では、YがY−2(式中、R13はHである)である。別の実施形態では、YがY−2(式中、R13はアルキルである)である。別の実施形態では、YがY−2(式中、R13はハロゲンである)である。さらに別の実施形態では、YがY−2(式中、R13はC1−C3アルキルである)である。さらに別の実施形態では、YがY−2(式中、R13はメチルである)である。別の実施形態では、YがY−2(式中、R13はクロロである)である。さらに別の実施形態では、YがY−2(式中、R13はフルオロである)である。さらに別の実施形態では、YがY−2(式中、R13はブロモである)である。さらに別の実施形態では、YがY−2(式中、R13はシアノである)である。
別の実施形態では、YがY−3である。式(I)の化合物の一実施形態では、YがY−3(式中、Z1〜Z6は独立に、C−R15である)である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z1はNであり、Z2〜Z6はそれぞれ独立に、C−R15である)である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z2はNであり、Z1およびZ3〜Z6はそれぞれ独立に、C−R15である)である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z3はNであり、Z1、Z2、Z4、Z5およびZ6はそれぞれ独立に、C−R15である)である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z4はNであり、Z1、Z2、Z3、Z5およびZ6はそれぞれ独立に、C−R15である)である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z5はNであり、Z1、Z2、Z3、Z4およびZ6はそれぞれ独立に、C−R15である)である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z6はNであり、Z1〜Z5はそれぞれ独立に、C−R15である)である。
別の実施形態では、YがY−3(式中、Z1およびZ2はNであり、Z3〜Z6は独立に、C−R15である)である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z4およびZ5はNであり、Z1、Z2、Z3およびZ6は独立に、C−R15である)である。さらに別の実施形態では、YがY−3(式中、Z5およびZ6はNであり、Z1〜Z4は独立に、C−R15である)である。さらに別の実施形態では、Z3およびZ4がNであり、Z1、Z2、Z5およびZ6が独立に、C−R15である。
式(I)の化合物の一実施形態では、YがY−3(式中、Z1〜Z6は全てC−Hである)である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z1およびZ2はNであり、Z3〜Z6はC−Hである)である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z4およびZ5はNであり、Z1、Z2、Z3およびZ6はC−Hである)である。さらに別の実施形態では、YがY−3(式中、Z5およびZ6はNであり、Z1〜Z4はC−Hである)である。さらに別の実施形態では、Z3およびZ4がNであり、Z1、Z2、Z5およびZ6がC−Hである。
式(I)の化合物の別の実施形態では、YがY−4である。さらに別の実施形態では、YがY−4であり、Qが基−CH2S(O)2CH3である。
別の実施形態では、YがY−5である。別の実施形態では、YがY−5(式中、ZはC−R15である)である。別の実施形態では、YがY−5(式中、ZはC−Hである)である。さらに別の実施形態では、YがY−5(式中、ZはNである)である。
式(I)の化合物の一実施形態では、YがY−6である。別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はHである)である。別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はアルキルである)である。別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はハロゲンである)である。さらに別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はC1−C3アルキルである)である。さらに別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はメチルである)である。別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はクロロである)である。さらに別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はフルオロである)である。さらに別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はブロモである)である。さらに別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はシアノである)である。
一実施形態では、YがY−7(式中、R13およびR14は共にHである)である。別の実施形態では、YがY−7(式中、R13およびR14は共にC1−C3アルキルである)である。別の実施形態では、YがY−7(式中、R13およびR14は独立に、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)である。別の実施形態では、YがY−7(式中、R13およびR14は独立に、H、メチルまたはエチルである)である。さらに別の実施形態では、YがY−7(式中、R13およびR14は共にメチルである)である。
一実施形態では、本発明は、YがY−1であり、R1がCF3である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はHである)であり、R1がCF3である化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はC1−C3アルキルである)であり、R1がCF3である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はハロゲンである)であり、R1がCF3である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はメチルまたはエチルである)であり、R1がCF3である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−1であり、R13がクロロまたはフルオロであり、R1がCF3である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−1であり、R13がシアノである化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、YがY−2であり、R1がCF3である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はHである)であり、R1がCF3である化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はC1−C3アルキルである)であり、R1がCF3である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はハロゲンである)であり、R1がCF3である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はメチルまたはエチルである)であり、R1がCF3である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−2であり、R13がクロロまたはフルオロであり、R1がCF3である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−2であり、R13がシアノである化合物を提供する。
式(I)の化合物の一実施形態では、YがY−3(式中、Z1〜Z6は全て独立に、C−R15である)であり、R1がCF3である。式(I)の化合物の一実施形態では、YがY−3(式中、Z1〜Z6は独立に、C−R15である)であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z1はNであり、Z2〜Z6はそれぞれ独立に、C−R15である)であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z2はNであり、Z1およびZ3〜Z6はそれぞれ独立に、C−R15である)であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z3はNであり、Z1、Z2、Z4、Z5およびZ6はそれぞれ独立に、C−R15である)であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z4はNであり、Z1、Z2、Z3、Z5およびZ6はそれぞれ独立に、C−R15である)であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z5はNであり、Z1、Z2、Z3、Z4およびZ6はそれぞれ独立に、C−R15である)であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z6はNであり、Z1〜Z5はそれぞれ独立に、C−R15である)であり、R1がCF3である。
別の実施形態では、YがY−3(式中、Z1およびZ2はNであり、Z3〜Z6は独立に、C−R15である)であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z4およびZ5はNであり、Z1、Z2、Z3およびZ6は独立に、C−R15である)であり、R1がCF3である。さらに別の実施形態では、YがY−3(式中、Z5およびZ6はNであり、Z1〜Z4は独立に、C−R15である)であり、R1がCF3である。さらに別の実施形態では、Z3およびZ4がNであり、Z1、Z2、Z5およびZ6が独立に、C−R15であり、R1がCF3である。さらに別の実施形態では、Z3およびZ6がNであり、Z1、Z2、Z4およびZ5が独立に、C−R15であり、R1がCF3である。
式(I)の化合物の一実施形態では、YがY−3(式中、Z1〜Z6は全てC−Hである)であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z1およびZ2はNであり、Z3〜Z6はC−Hである)であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z4およびZ5はNであり、Z1、Z2、Z3およびZ6はC−Hである)であり、R1がCF3である。さらに別の実施形態では、YがY−3(式中、Z5およびZ6はNであり、Z1〜Z4はC−Hである)であり、R1がCF3である。さらに別の実施形態では、Z3およびZ4がNであり、Z1、Z2、Z5およびZ6がC−Hであり、R1がCF3である。さらに別の実施形態では、Z3およびZ6がNであり、Z1、Z2、Z4およびZ5がC−Hであり、R1がCF3である。
本発明の別の実施形態では、YがY−4であり、R1がCF3である。別の実施形態では、本発明は、YがY−4であり;QがR6であり、R1がCF3である化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−4であり、QがR6であり、R6がR7によって置換されたアルキルである式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−4であり、QがR6であり、R6が−S(O)n1−C3アルキル(式中、nは0、1または2である)によって置換されたC1−C2アルキルである式(I)の化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−4であり;Qが−CH2S(O)2CH3であり;R1がCF3である化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、YがY−5(式中、ZはC−R15である)であり、R1がCF3である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、YがY−5(式中、ZはC−Hである)であり、R1がCF3である。さらに別の実施形態では、YがY−5(式中、ZはNである)であり、R1がCF3である。
一実施形態では、本発明は、YがY−6(式中、R13はアルキルである)であり、R1がCF3である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はHである)であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はハロゲンである)であり、R1がCF3である。さらに別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はC1−C3アルキルである)であり、R1がCF3である。さらに別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はメチルである)であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はクロロまたはフルオロである)であり、R1がCF3である。さらに別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はシアノである)であり、R1がCF3である。
一実施形態では、本発明は、YがY−7(式中、R13およびR14は共にHである)であり、R1がCF3である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、YがY−7(式中、R13およびR14は共にC1−C3アルキルである)であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−7(式中、R13およびR14は独立に、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−7(式中、R13およびR14は独立に、H、メチルまたはエチルである)であり、R1がCF3である。さらに別の実施形態では、YがY−7(式中、R13およびR14が共にメチルである)であり、R1がCF3である。
一実施形態では、本発明は、YがY−1であり、PがP1であり、R1がCF3である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はHである)であり;PがP1であり;R1がCF3である化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はC1−C3アルキルである)であり、PがP1であり、R1がCF3である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はハロゲンである)であり、PがP1であり、R1がCF3である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はメチルまたはエチルである)であり、PがP1であり、R1がCF3である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−1であり、R13がクロロまたはフルオロであり、PがP1であり、R1がCF3である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はシアノである)であり、PがP1であり、R1がCF3である化合物を提供する。
一実施形態では、本発明は、YがY−1であり、PがP2であり、R1がCF3である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はHである)であり;PがP2であり;R1がCF3である化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はC1−C3アルキルである)であり、PがP2であり、R1がCF3である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はハロゲンである)であり、PがP2であり、R1がCF3である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はメチルまたはエチルである)であり、PがP2であり、R1がCF3である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−1であり、R13がクロロまたはフルオロであり、PがP2であり、R1がCF3である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−1であり、R13がシアノであり、PがP2であり、R1がCF3である化合物を提供する。
一実施形態では、本発明は、YがY−1であり、PがP3であり、R1がCF3である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はHである)であり;PがP3であり;R1がCF3である化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はC1−C3アルキルである)であり、PがP3であり、R1がCF3である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はハロゲンである)であり、PがP3であり、R1がCF3である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はメチルまたはエチルである)であり、PがP3であり、R1がCF3である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−1であり、R13がクロロまたはフルオロであり、PがP3であり、R1がCF3である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−1であり、R13がシアノであり、PがP3であり、R1がCF3である化合物を提供する。
一実施形態では、本発明は、YがY−1であり、PがP4であり、R1がCF3である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はHである)であり;PがP4であり;R1がCF3である化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はC1−C3アルキルである)であり、PがP4であり、R1がCF3である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はハロゲンである)であり、PがP4であり、R1がCF3である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はメチルまたはエチルである)であり、PがP4であり、R1がCF3である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−1であり、R13がクロロまたはフルオロであり、PがP4であり、R1がCF3である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−1であり、R13がシアノであり、PがP4であり、R1がCF3である化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、YがY−2であり、PがP1であり、R1がCF3である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はHである)であり、PがP1であり、R1がCF3である化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はC1−C3アルキルである)であり、PがP1であり、R1がCF3である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はハロゲンである)であり、PがP1であり、R1がCF3である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はメチルまたはエチルである)であり、PがP1であり、R1がCF3である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−2であり、R13がクロロまたはフルオロであり、PがP1であり、R1がCF3である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はシアノである)であり、PがP1であり、R1がCF3である化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、YがY−2であり、PがP2であり、R1がCF3である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はHである)であり、PがP2であり、R1がCF3である化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はC1−C3アルキルである)であり、PがP2であり、R1がCF3である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はハロゲンである)であり、PがP2であり、R1がCF3である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はメチルまたはエチルである)であり、PがP2であり、R1がCF3である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−2であり、R13がクロロまたはフルオロであり、PがP2であり、R1がCF3である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はシアノである)であり、PがP2であり、R1がCF3である化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、YがY−2であり、PがP3であり、R1がCF3である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はHである)であり、PがP3であり、R1がCF3である化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はC1−C3アルキルである)であり、PがP3であり、R1がCF3である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はハロゲンである)であり、PがP3であり、R1がCF3である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はメチルまたはエチルである)であり、PがP3であり、R1がCF3である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−2であり、R13がクロロまたはフルオロであり、PがP3であり、R1がCF3である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はシアノである)であり、PがP3であり、R1がCF3である化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、YがY−2であり、PがP4であり、R1がCF3である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はHである)であり、PがP4であり、R1がCF3である化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はC1−C3アルキルである)であり、PがP4であり、R1がCF3である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はハロゲンである)であり、PがP4であり、R1がCF3である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はメチルまたはエチルである)であり、PがP4であり、R1がCF3である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−2であり、R13がクロロまたはフルオロであり、PがP4であり、R1がCF3である化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はシアノである)であり、PがP4であり、R1がCF3である化合物を提供する。
式(I)の化合物の一実施形態では、YがY−3(式中、Z1〜Z6は全てC−Hである)であり、PがP1であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z1はNであり、Z2〜Z6はそれぞれC−Hである)であり、PがP1であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z2はNであり、Z1およびZ3〜Z6はそれぞれC−Hである)であり、PがP1であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z3はNであり、Z1、Z2、Z4、Z5およびZ6はそれぞれC−Hである)であり、PがP1であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z4はNであり、Z1、Z2、Z3、Z5およびZ6はそれぞれC−Hである)であり、PがP1であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z5はNであり、Z1、Z2、Z3、Z4およびZ6はそれぞれC−Hである)であり、PがP1であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z6はNであり、Z1〜Z5はそれぞれC−Hである)であり、PがP1であり、R1がCF3である。
別の実施形態では、YがY−3(式中、Z1およびZ2はNであり、Z3〜Z6はC−Hである)であり、PがP1であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z4およびZ5はNであり、Z1、Z2、Z3およびZ6はC−Hである)であり、PがP1であり、R1がCF3である。さらに別の実施形態では、YがY−3(式中、Z5およびZ6はNであり、Z1〜Z4はC−Hである)であり、PがP1であり、R1がCF3である。さらに別の実施形態では、Z3およびZ4がNであり、Z1、Z2、Z5およびZ6がC−Hであり、PがP1であり、R1がCF3である。さらに別の実施形態では、Z3およびZ6がNであり、Z1、Z2、Z4およびZ5がC−Hであり、PがP1であり、R1がCF3である。
式(I)の化合物の一実施形態では、YがY−3(式中、Z1〜Z6は全てC−Hである)であり、PがP2であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z1はNであり、Z2〜Z6はそれぞれC−Hである)であり、PがP2であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z2はNであり、Z1およびZ3〜Z6はそれぞれC−Hである)であり、PがP2であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z3はNであり、Z1、Z2、Z4、Z5およびZ6はそれぞれC−Hである)であり、PがP2であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z4はNであり、Z1、Z2、Z3、Z5およびZ6はそれぞれC−Hである)であり、PがP2であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z5はNであり、Z1、Z2、Z3、Z4およびZ6はそれぞれC−Hである)であり、PがP2であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z6はNであり、Z1〜Z5はそれぞれC−Hである)であり、PがP2であり、R1がCF3である。
別の実施形態では、YがY−3(式中、Z1およびZ2はNであり、Z3〜Z6はC−Hである)であり、PがP2であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z4およびZ5はNであり、Z1、Z2、Z3およびZ6はC−Hである)であり、PがP2であり、R1がCF3である。さらに別の実施形態では、YがY−3(式中、Z5およびZ6はNであり、Z1〜Z4はC−Hである)であり、PがP2であり、R1がCF3である。さらに別の実施形態では、Z3およびZ4がNであり、Z1、Z2、Z5およびZ6がC−Hであり、PがP2であり、R1がCF3である。さらに別の実施形態では、Z3およびZ6がNであり、Z1、Z2、Z4およびZ5がC−Hであり、PがP2であり、R1がCF3である。
式(I)の化合物の一実施形態では、YがY−3(式中、Z1〜Z6は全てC−Hである)であり、PがP3であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z1はNであり、Z2〜Z6はそれぞれC−Hである)であり、PがP3であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z2はNであり、Z1およびZ3〜Z6はそれぞれC−Hである)であり、PがP3であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z3はNであり、Z1、Z2、Z4、Z5およびZ6はそれぞれC−Hである)であり、PがP3であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z4はNであり、Z1、Z2、Z3、Z5およびZ6はそれぞれC−Hである)であり、PがP3であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z5はNであり、Z1、Z2、Z3、Z4およびZ6はそれぞれC−Hである)であり、PがP3であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z6はNであり、Z1〜Z5はそれぞれC−Hである)であり、PがP3であり、R1がCF3である。
別の実施形態では、YがY−3(式中、Z1およびZ2はNであり、Z3〜Z6はC−Hである)であり、PがP3であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z4およびZ5はNであり、Z1、Z2、Z3およびZ6はC−Hである)であり、PがP3であり、R1がCF3である。さらに別の実施形態では、YがY−3(式中、Z5およびZ6はNであり、Z1〜Z4はC−Hである)であり、PがP3であり、R1がCF3である。さらに別の実施形態では、Z3およびZ4がNであり、Z1、Z2、Z5およびZ6がC−Hであり、PがP3であり、R1がCF3である。さらに別の実施形態では、Z3およびZ6がNであり、Z1、Z2、Z4およびZ5がC−Hであり、PがP3であり、R1がCF3である。
式(I)の化合物の一実施形態では、YがY−3(式中、Z1〜Z6は全てC−Hである)であり、PがP4であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z1はNであり、Z2〜Z6はそれぞれC−Hである)であり、PがP4であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z2はNであり、Z1およびZ3〜Z6はそれぞれC−Hである)であり、PがP4であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z3はNであり、Z1、Z2、Z4、Z5およびZ6はそれぞれC−Hである)であり、PがP4であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z4はNであり、Z1、Z2、Z3、Z5およびZ6はそれぞれC−Hである)であり、PがP4であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z5はNであり、Z1、Z2、Z3、Z4およびZ6はそれぞれC−Hである)であり、PがP4であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z6はNであり、Z1〜Z5はそれぞれC−Hである)であり、PがP4であり、R1がCF3である。
別の実施形態では、YがY−3(式中、Z1およびZ2はNであり、Z3〜Z6はC−Hである)であり、PがP4であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z4およびZ5はNであり、Z1、Z2、Z3およびZ6はC−Hである)であり、PがP4であり、R1がCF3である。さらに別の実施形態では、YがY−3(式中、Z5およびZ6はNであり、Z1〜Z4はC−Hである)であり、PがP4であり、R1がCF3である。さらに別の実施形態では、Z3およびZ4がNであり、Z1、Z2、Z5およびZ6がC−Hであり、PがP4であり、R1がCF3である。さらに別の実施形態では、Z3およびZ6がNであり、Z1、Z2、Z4およびZ5がC−Hであり、PがP4であり、R1がCF3である。
本発明の別の実施形態では、YがY−4であり、PがP1であり、R1がCF3である。別の実施形態では、本発明は、YがY−4であり、PがP1であり、QがR6であり、R1がCF3である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−4であり、PがP1であり、Qが−CH2S(O)2CH3であり;R1がCF3である化合物を提供する。
本発明の別の実施形態では、YがY−4であり、PがP2であり、R1がCF3である。別の実施形態では、本発明は、YがY−4であり、PがP2であり、QがR6であり、R1がCF3である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−4であり、PがP2であり、Qが−CH2S(O)2CH3であり;R1がCF3である化合物を提供する。
本発明の別の実施形態では、YがY−4であり、PがP3であり、R1がCF3である。別の実施形態では、本発明は、YがY−4であり、PがP3であり、QがR6であり、R1がCF3である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−4であり、PがP3であり、Qが−CH2S(O)2CH3であり;R1がCF3である化合物を提供する。
本発明の別の実施形態では、YがY−4であり、PがP4であり、R1がCF3である。別の実施形態では、本発明は、YがY−4であり、PがP4であり、QがR6であり、R1がCF3である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−4であり、PがP4であり、Qが−CH2S(O)2CH3であり;R1がCF3である化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、YがY−5(式中、ZはC−R15である)であり、PがP1であり、R1がCF3である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、YがY−5(式中、ZはC−Hである)であり、PがP1であり、R1がCF3である。さらに別の実施形態では、YがY−5(式中、ZはNである)であり、PがP1であり、R1がCF3である。
別の実施形態では、本発明は、YがY−5(式中、ZはC−R15である)であり、PがP2であり、R1がCF3である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、YがY−5(式中、ZはC−Hである)であり、PがP2であり、R1がCF3である。さらに別の実施形態では、YがY−5(式中、ZはNである)であり、PがP2であり、R1がCF3である。
別の実施形態では、本発明は、YがY−5(式中、ZはC−R15である)であり、PがP3であり、R1がCF3である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、YがY−5(式中、ZはC−Hである)であり、PがP3であり、R1がCF3である。さらに別の実施形態では、YがY−5(式中、ZはNである)であり、PがP3であり、R1がCF3である。
別の実施形態では、本発明は、YがY−5(式中、ZはC−R15である)であり、PがP4であり、R1がCF3である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、YがY−5(式中、ZはC−Hである)であり、PがP4であり、R1がCF3である。さらに別の実施形態では、YがY−5(式中、ZはNである)であり、PがP4であり、R1がCF3である。
一実施形態では、本発明は、YがY−6(式中、R13はアルキルである)であり、PがP1であり、R1がCF3である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はHである)であり、PがP1であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はハロゲンである)であり、PがP1であり、R1がCF3である。さらに別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はC1−C3アルキルである)であり、PがP1であり、R1がCF3である。さらに別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はメチルである)であり、PがP1であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はクロロまたはフルオロである)であり、PがP1であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はシアノである)であり、PがP1であり、R1がCF3である。
一実施形態では、本発明は、YがY−6(式中、R13はアルキルである)であり、PがP2であり、R1がCF3である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はHである)であり、PがP2であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はハロゲンである)であり、PがP2であり、R1がCF3である。さらに別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はC1−C3アルキルである)であり、PがP2であり、R1がCF3である。さらに別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はメチルである)であり、PがP2であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はクロロまたはフルオロである)であり、PがP2であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はシアノである)であり、PがP2であり、R1がCF3である。
一実施形態では、本発明は、YがY−6(式中、R13はアルキルである)であり、PがP3であり、R1がCF3である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はHである)であり、PがP3であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はハロゲンである)であり、PがP3であり、R1がCF3である。さらに別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はC1−C3アルキルである)であり、PがP3であり、R1がCF3である。さらに別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はメチルである)であり、PがP3であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はクロロまたはフルオロである)であり、PがP3であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はシアノである)であり、PがP3であり、R1がCF3である。
一実施形態では、本発明は、YがY−6(式中、R13はアルキルである)であり、PがP4であり、R1がCF3である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はHである)であり、PがP4であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はハロゲンである)であり、PがP4であり、R1がCF3である。さらに別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はC1−C3アルキルである)であり、PがP4であり、R1がCF3である。さらに別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はメチルである)であり、PがP4であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はクロロまたはフルオロである)であり、PがP4であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はシアノである)であり、PがP4であり、R1がCF3である。
一実施形態では、本発明は、YがY−7(式中、R13およびR14は共にHである)であり、PがP1であり、R1がCF3である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、YがY−7(式中、R13およびR14は独立に、HまたはC1−C3アルキルである)であり、PがP1であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−7(式中、R13およびR14は独立に、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり、PがP1であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−7(式中、R13およびR14は独立に、H、メチルまたはエチルである)であり、PがP1であり、R1がCF3である。さらに別の実施形態では、YがY−7(式中、R13およびR14は共にメチルである)であり、PがP1であり、R1がCF3である。
一実施形態では、本発明は、YがY−7(式中、R13およびR14は共にHである)であり、PがP2であり、R1がCF3である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、YがY−7(式中、R13およびR14は独立に、HまたはC1−C3アルキルである)であり、PがP2であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−7(式中、R13およびR14は独立に、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり、PがP2であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−7(式中、R13およびR14は独立に、H、メチルまたはエチルである)であり、PがP2であり、R1がCF3である。さらに別の実施形態では、YがY−7(式中、R13およびR14は共にメチルである)であり、PがP2であり、R1がCF3である。
一実施形態では、本発明は、YがY−7(式中、R13およびR14は共にHである)であり、PがP3であり、R1がCF3である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、YがY−7(式中、R13およびR14は独立に、HまたはC1−C3アルキルである)であり、PがP3であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−7(式中、R13およびR14は独立に、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり、PがP3であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−7(式中、R13およびR14は独立に、H、メチルまたはエチルである)であり、PがP3であり、R1がCF3である。さらに別の実施形態では、YがY−7(式中、R13およびR14は共にメチルである)であり、PがP3であり、R1がCF3である。
一実施形態では、本発明は、YがY−7(式中、R13およびR14は共にHである)であり、PがP4であり、R1がCF3である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、YがY−7(式中、R13およびR14は独立に、HまたはC1−C3アルキルである)であり、PがP4であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−7(式中、R13およびR14は独立に、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり、PがP4であり、R1がCF3である。別の実施形態では、YがY−7(式中、R13およびR14は独立に、H、メチルまたはエチルである)であり、PがP4であり、R1がCF3である。さらに別の実施形態では、YがY−7(式中、R13およびR14は共にメチルである)であり、PがP4であり、R1がCF3である。
別の実施形態では、本発明は、YがY−1であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はHである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はC1−C3アルキルである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はハロゲンである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はメチルまたはエチルである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−1であり、R13がクロロまたはフルオロであり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−1であり、R13がシアノであり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、YがY−2であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はHである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はC1−C3アルキルである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はハロゲンである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はメチルまたはエチルである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−2であり、R13がクロロまたはフルオロであり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−2であり、R13がシアノであり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である化合物を提供する。
式(I)の化合物の一実施形態では、YがY−3(式中、Z1〜Z6は独立に、C−R15である)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である。
別の実施形態では、YがY−3(式中、Z1はNであり、Z2〜Z6はそれぞれ独立に、C−R15である)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z2はNであり、Z1およびZ3〜Z6はそれぞれ独立に、C−R15である)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z3はNであり、Z1、Z2、Z4、Z5およびZ6はそれぞれ独立に、C−R15である)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z4はNであり、Z1、Z2、Z3、Z5およびZ6はそれぞれ独立に、C−R15である)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z5はNであり、Z1、Z2、Z3、Z4およびZ6はそれぞれ独立に、C−R15である)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z6はNであり、Z1〜Z5はそれぞれ独立に、C−R15である)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である。
別の実施形態では、YがY−3(式中、Z1およびZ2はNであり、Z3〜Z6は独立に、C−R15である)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z4およびZ5はNであり、Z1、Z2、Z3およびZ6は独立に、C−R15である)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である。さらに別の実施形態では、YがY−3(式中、Z5およびZ6はNであり、Z1〜Z4は独立に、C−R15である)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である。さらに別の実施形態では、Z3およびZ4がNであり、Z1、Z2、Z5およびZ6が独立に、C−R15であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である。さらに別の実施形態では、Z3およびZ6がNであり、Z1、Z2、Z4およびZ5が独立に、C−R15であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である。
式(I)の化合物の一実施形態では、YがY−3(式中、Z1〜Z6は全てC−Hである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である。
別の実施形態では、YがY−3(式中、Z1はNであり、Z2〜Z6はそれぞれ独立に、C−Hである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z2はNであり、Z1およびZ3〜Z6はそれぞれ独立に、C−Hである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z3はNであり、Z1、Z2、Z4、Z5およびZ6はそれぞれ独立に、C−Hである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z4はNであり、Z1、Z2、Z3、Z5およびZ6はそれぞれ独立に、C−Hである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z5はNであり、Z1、Z2、Z3、Z4およびZ6はそれぞれ独立に、C−Hである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z6はNであり、Z1〜Z5はそれぞれ独立に、C−Hである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である。
別の実施形態では、YがY−3(式中、Z1およびZ2はNであり、Z3〜Z6はC−Hである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z4およびZ5はNであり、Z1、Z2、Z3およびZ6はC−Hである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である。さらに別の実施形態では、YがY−3(式中、Z5およびZ6はNであり、Z1〜Z4はC−Hである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である。さらに別の実施形態では、Z3およびZ4がNであり、Z1、Z2、Z5およびZ6がC−Hであり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である。さらに別の実施形態では、Z3およびZ6がNであり、Z1、Z2、Z4およびZ5がC−Hであり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である。
別の実施形態では、本発明は、YがY−5(式中、ZはC−R15である)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC1−C6アルキルである)である式(I)の化合物を提供する。さらに別の実施形態では、YがY−5(式中、ZはC−Hである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC1−C6アルキルである)である。さらに別の実施形態では、YがY−5(式中、ZはNである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC1−C6アルキルである)である。
別の実施形態では、本発明は、YがY−5(式中、ZはC−R15である)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC3−C8シクロアルキルである)である式(I)の化合物を提供する。さらに別の実施形態では、YがY−5(式中、ZはC−Hである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC3−C8シクロアルキルである)である。さらに別の実施形態では、YがY−5(式中、ZはNである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC3−C8シクロアルキルである)である。
一実施形態では、本発明は、YがY−6(式中、R13はHである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC1−C6アルキルである)である式(I)の化合物を提供する。一実施形態では、本発明は、YがY−6(式中、R13はアルキルである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC1−C6アルキルである)である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はハロゲンである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC1−C6アルキルである)である。さらに別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はC1−C3アルキルである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC1−C6アルキルである)である。さらに別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はメチルまたはエチルである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC1−C6アルキルである)である。別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はクロロまたはフルオロである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC1−C6アルキルである)である。
一実施形態では、本発明は、YがY−6(式中、R13はHである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC3−C8シクロアルキルである)である式(I)の化合物を提供する。一実施形態では、本発明は、YがY−6(式中、R13はアルキルである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC3−C8シクロアルキルである)である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はハロゲンである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC3−C8シクロアルキルである)である。さらに別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はC1−C3アルキルである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC3−C8シクロアルキルである)である。さらに別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はメチルまたはエチルである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC3−C8シクロアルキルである)である。別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はクロロまたはフルオロである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC3−C8シクロアルキルである)である。
別の実施形態では、本発明は、YがY−7(式中、R13およびR14は共にHである)であり、R1がCF3であり、QがOHまたはC1−C3アルコキシである式(I)の化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、YがY−1であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHであり、R6はハロゲン、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ハロアルキルアミノカルボニルまたはジハロアルキルアミノカルボニルによって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はHである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHであり、R6はハロゲン、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ハロアルキルアミノカルボニルまたはジハロアルキルアミノカルボニルによって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はC1−C3アルキルである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHであり、R6はハロゲン、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ハロアルキルアミノカルボニルまたはジハロアルキルアミノカルボニルによって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はハロゲンである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHであり、R6はハロゲン、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ハロアルキルアミノカルボニルまたはジハロアルキルアミノカルボニルによって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はメチルまたはエチルである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHであり、R6はハロゲン、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ハロアルキルアミノカルボニルまたはジハロアルキルアミノカルボニルによって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−1であり、R13がクロロまたはフルオロであり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHであり、R6はハロゲン、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ハロアルキルアミノカルボニルまたはジハロアルキルアミノカルボニルによって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、YがY−2であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHであり、R6はハロゲン、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ハロアルキルアミノカルボニルまたはジハロアルキルアミノカルボニルによって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はHである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHであり、R6はハロゲン、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ハロアルキルアミノカルボニルまたはジハロアルキルアミノカルボニルによって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はC1−C3アルキルである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHであり、R6はハロゲン、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ハロアルキルアミノカルボニルまたはジハロアルキルアミノカルボニルによって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はハロゲンである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHであり、R6はハロゲン、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ハロアルキルアミノカルボニルまたはジハロアルキルアミノカルボニルによって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はメチルまたはエチルである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHであり、R6はハロゲン、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ハロアルキルアミノカルボニルまたはジハロアルキルアミノカルボニルによって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−2であり、R13がクロロまたはフルオロであり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHであり、R6はハロゲン、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ハロアルキルアミノカルボニルまたはジハロアルキルアミノカルボニルによって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である化合物を提供する。
式(I)の化合物の一実施形態では、YがY−3(式中、Z1〜Z6は独立に、C−R15である)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHであり、R6はハロゲン、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ハロアルキルアミノカルボニルまたはジハロアルキルアミノカルボニルによって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z1およびZ2はNであり、Z3〜Z6は独立に、C−R15である)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHであり、R6はハロゲン、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ハロアルキルアミノカルボニルまたはジハロアルキルアミノカルボニルによって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z4およびZ5はNであり、Z1、Z2、Z3およびZ6は独立に、C−R15である)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHであり、R6はハロゲン、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ハロアルキルアミノカルボニルまたはジハロアルキルアミノカルボニルによって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である。さらに別の実施形態では、YがY−3(式中、Z5およびZ6はNであり、Z1〜Z4は独立に、C−R15である)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHであり、R6はハロゲン、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ハロアルキルアミノカルボニルまたはジハロアルキルアミノカルボニルによって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である。さらに別の実施形態では、Z3およびZ4がNであり、Z1、Z2、Z5およびZ6が独立に、C−R15であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHであり、R6はハロゲン、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ハロアルキルアミノカルボニルまたはジハロアルキルアミノカルボニルによって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である。
式(I)の化合物の一実施形態では、YがY−3(式中、Z1〜Z6は全てC−Hである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHであり、R6はハロゲン、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ハロアルキルアミノカルボニルまたはジハロアルキルアミノカルボニルによって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z1およびZ2はNであり、Z3〜Z6はC−Hである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHであり、R6はハロゲン、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ハロアルキルアミノカルボニルまたはジハロアルキルアミノカルボニルによって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z4およびZ5はNであり、Z1、Z2、Z3およびZ6はC−Hである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHであり、R6はハロゲン、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ハロアルキルアミノカルボニルまたはジハロアルキルアミノカルボニルによって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である。さらに別の実施形態では、YがY−3(式中、Z5およびZ6はNであり、Z1〜Z4はC−Hである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHであり、R6はハロゲン、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ハロアルキルアミノカルボニルまたはジハロアルキルアミノカルボニルによって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である。さらに別の実施形態では、Z3およびZ4がNであり、Z1、Z2、Z5およびZ6がC−Hであり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHであり、R6はハロゲン、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ハロアルキルアミノカルボニルまたはジハロアルキルアミノカルボニルによって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である。
一実施形態では、本発明は、YがY−5(式中、ZはC−R15である)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHであり、R6はハロゲン、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ハロアルキルアミノカルボニルまたはジハロアルキルアミノカルボニルによって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−5(式中、ZはC−Hである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHであり、R6はハロゲン、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ハロアルキルアミノカルボニルまたはジハロアルキルアミノカルボニルによって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である式(I)の化合物を提供する。さらに別の実施形態では、YがY−5(式中、ZはNである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHであり、R6はハロゲン、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ハロアルキルアミノカルボニルまたはジハロアルキルアミノカルボニルによって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である。
別の実施形態では、本発明は、YがY−6(式中、R13はHである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHであり、R6はハロゲン、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ハロアルキルアミノカルボニルまたはジハロアルキルアミノカルボニルによって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−6(式中、R13はアルキルである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHであり、R6はハロゲン、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ハロアルキルアミノカルボニルまたはジハロアルキルアミノカルボニルによって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はハロゲンである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHであり、R6はハロゲン、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ハロアルキルアミノカルボニルまたはジハロアルキルアミノカルボニルによって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である。さらに別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はC1−C3アルキルである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHであり、R6はハロゲン、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ハロアルキルアミノカルボニルまたはジハロアルキルアミノカルボニルによって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である。さらに別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はメチルである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHであり、R6はハロゲン、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ハロアルキルアミノカルボニルまたはジハロアルキルアミノカルボニルによって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である。別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はクロロまたはフルオロである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHであり、R6はハロゲン、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ハロアルキルアミノカルボニルまたはジハロアルキルアミノカルボニルによって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である。
別の実施形態では、本発明は、YがY−1であり、R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である式(I)の化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はH、メチル、エチル、クロロまたはフルオロである)であり;PがP1(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり;R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はH、メチル、エチル、クロロまたはフルオロである)であり;PがP2(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり;R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はH、メチル、エチル、クロロまたはフルオロである)であり;PがP3(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり;R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はH、メチル、エチル、クロロまたはフルオロである)であり;PがP4(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり;R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はH、メチル、エチル、クロロまたはフルオロである)であり、PがP1(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2CH2S(O)nCH3(式中、nは0、1または2である)である化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はH、メチル、エチル、クロロまたはフルオロである)であり、PがP2(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2CH2S(O)nCH3(式中、nは0、1または2である)である化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はH、メチル、エチル、クロロまたはフルオロである)であり、PがP3(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2CH2S(O)nCH3(式中、nは0、1または2である)である化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はH、メチル、エチル、クロロまたはフルオロである)であり、PがP4(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2CH2S(O)nCH3(式中、nは0、1または2である)である化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、YがY−2であり、R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である式(I)の化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はHである)であり、PがP1(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はC1−C3アルキルである)であり、PがP1(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はハロゲンである)であり、PがP1(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はHである)であり、PがP2(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はC1−C3アルキルである)であり、PがP2(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はハロゲンである)であり、PがP2(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はHである)であり、PがP3(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はC1−C3アルキルである)であり、PがP3(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はハロゲンである)であり、PがP3(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はHである)であり、PがP4(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はC1−C3アルキルである)であり、PがP4(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はハロゲンである)であり、PがP4(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である化合物を提供する。
さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はメチルまたはエチルである)であり、PがP1(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である化合物を提供する。
さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はメチルまたはエチルである)であり、PがP2(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である化合物を提供する。
さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はメチルまたはエチルである)であり、PがP3(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である化合物を提供する。
さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はメチルまたはエチルである)であり、PがP4(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である化合物を提供する。
さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−2であり、R13がクロロまたはフルオロであり、PがP1(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である化合物を提供する。
さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−2であり、R13がクロロまたはフルオロであり、PがP2(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である化合物を提供する。
さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−2であり、R13がクロロまたはフルオロであり、PがP3(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である化合物を提供する。
さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−2であり、R13がクロロまたはフルオロであり、PがP4(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はH、メチル、エチル、クロロまたはフルオロである)であり、PがP1(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2CH2S(O)nCH3(式中、nは0、1または2である)である化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はH、メチル、エチル、クロロまたはフルオロである)であり、PがP2(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2CH2S(O)nCH3(式中、nは0、1または2である)である化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はH、メチル、エチル、クロロまたはフルオロである)であり、PがP3(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2CH2S(O)nCH3(式中、nは0、1または2である)である化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はH、メチル、エチル、クロロまたはフルオロである)であり、PがP4(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2CH2S(O)nCH3(式中、nは0、1または2である)である化合物を提供する。
式(I)の化合物の一実施形態では、YがY−3(式中、Z1〜Z6は全て独立に、C−R15である)であり、PがP1(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である。
式(I)の化合物の一実施形態では、YがY−3(式中、Z1〜Z6は全て独立に、C−R15である)であり、PがP2(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である。
式(I)の化合物の一実施形態では、YがY−3(式中、Z1〜Z6は全て独立に、C−R15である)であり、PがP3(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である。
式(I)の化合物の一実施形態では、YがY−3(式中、Z1〜Z6は全て独立に、C−R15である)であり、PがP4(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である。
式(I)の化合物の一実施形態では、YがY−3(式中、Z1〜Z6は全てC−Hである)であり、PがP1(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である。
式(I)の化合物の一実施形態では、YがY−3(式中、Z1〜Z6は全てC−Hである)であり、PがP2(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である。
式(I)の化合物の一実施形態では、YがY−3(式中、Z1〜Z6は全てC−Hである)であり、PがP3(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である。
式(I)の化合物の一実施形態では、YがY−3(式中、Z1〜Z6は全てC−Hである)であり、PがP4(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である。
式(I)の化合物の別の実施形態では、YがY−3(式中、Z1〜Z6は全てC−Hである)であり、PがP1(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2CH2S(O)nCH3(式中、nは0、1または2である)である。
式(I)の化合物の別の実施形態では、YがY−3(式中、Z1〜Z6は全てC−Hである)であり、PがP2(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2CH2S(O)nCH3(式中、nは0、1または2である)である。
式(I)の化合物の別の実施形態では、YがY−3(式中、Z1〜Z6は全てC−Hである)であり、PがP3(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2CH2S(O)nCH3(式中、nは0、1または2である)である。
式(I)の化合物の別の実施形態では、YがY−3(式中、Z1〜Z6は全てC−Hである)であり、PがP4(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2CH2S(O)nCH3(式中、nは0、1または2である)である。
別の実施形態では、YがY−3(式中、Z1はNであり、Z2〜Z6はそれぞれ独立に、C−R15である)であり、R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z2はNであり、Z1およびZ3〜Z6はそれぞれ独立に、C−R15である)であり、R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z3はNであり、Z1、Z2、Z4、Z5およびZ6はそれぞれ独立に、C−R15である)であり、R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z4はNであり、Z1、Z2、Z3、Z5およびZ6はそれぞれ独立に、C−R15である)であり、R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z5はNであり、Z1、Z2、Z3、Z4およびZ6はそれぞれ独立に、C−R15である)であり、R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z6はNであり、Z1〜Z5はそれぞれ独立に、C−R15である)であり、R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である。
別の実施形態では、YがY−3(式中、Z1およびZ2はNであり、Z3〜Z6は独立に、C−R15である)であり、R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z1およびZ2はNであり、Z3〜Z6はC−Hである)であり、R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である。
別の実施形態では、YがY−3(式中、Z3およびZ4はNであり、Z1、Z2、Z5およびZ6は独立に、C−R15である)であり、R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z3およびZ4はNであり、Z1、Z2、Z5およびZ6はC−Hである)であり、R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である。
別の実施形態では、YがY−3(式中、Z4およびZ5はNであり、Z1、Z2、Z3およびZ6は独立に、C−R15である)であり、R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z4およびZ5はNであり、Z1、Z2、Z3およびZ6はC−Hである)であり、R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である。
別の実施形態では、YがY−3(式中、Z5およびZ6はNであり、Z1、Z2、Z3およびZ4は独立に、C−R15である)であり、R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z5およびZ6はNであり、Z1、Z2、Z3およびZ4はC−Hである)であり、R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である。
別の実施形態では、本発明は、YがY−5(式中、ZはC−R15である)であり、R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−5(式中、ZはC−Hである)であり、R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−5(式中、ZはNである)であり、R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である式(I)の化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、YがY−5(式中、ZはC−Hである)であり、PがP1(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である式(I)の化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、YがY−5(式中、ZはC−Hである)であり、PがP2(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である式(I)の化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、YがY−5(式中、ZはC−Hである)であり、PがP3(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である式(I)の化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、YがY−5(式中、ZはC−Hである)であり、PがP4(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である式(I)の化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、YがY−5(式中、ZはC−HまたはNである)であり、PがP1(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2CH2S(O)nCH3(式中、nは0、1または2である)である式(I)の化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、YがY−5(式中、ZはC−HまたはNである)であり、PがP2(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2CH2S(O)nCH3(式中、nは0、1または2である)である式(I)の化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、YがY−5(式中、ZはC−HまたはNである)であり、PがP3(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2CH2S(O)nCH3(式中、nは0、1または2である)である式(I)の化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、YがY−5(式中、ZはC−HまたはNである)であり、PがP4(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2CH2S(O)nCH3(式中、nは0、1または2である)である式(I)の化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、YがY−6(式中、R13はHである)であり、R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−6(式中、R13はC1−C3アルキルである)であり、R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−6(式中、R13はメチルである)であり、R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−6(式中、R13はハロゲンである)であり、R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である式(I)の化合物を提供する。
式(I)の化合物の別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はHまたはメチルである)であり、PがP1(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である。
式(I)の化合物の別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はHまたはメチルである)であり、PがP2(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である。
式(I)の化合物の別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はHまたはメチルである)であり、PがP3(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である。
式(I)の化合物の別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はHまたはメチルである)であり、PがP4(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3である。
式(I)の化合物の別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はHまたはメチルである)であり、PがP1(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2CH2S(O)nCH3(式中、nは0、1または2である)である。
式(I)の化合物の別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はHまたはメチルである)であり、PがP2(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2CH2S(O)nCH3(式中、nは0、1または2である)である。
式(I)の化合物の別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はHまたはメチルである)であり、PがP3(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2CH2S(O)nCH3(式中、nは0、1または2である)である。
式(I)の化合物の別の実施形態では、YがY−6(式中、R13はHまたはメチルである)であり、PがP4(式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり、R4はH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルである)であり;R1がCF3であり、Qが−C(O)NHCH2CH2S(O)nCH3(式中、nは0、1または2である)である。
別の実施形態では、本発明は、YがY−1であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC3−C8シクロアルキルである)である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はHである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC3−C8シクロアルキルである)である化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はC1−C3アルキルである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC3−C8シクロアルキルである)である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はハロゲンである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC3−C8シクロアルキルである)である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はメチルまたはエチルである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC3−C8シクロアルキルである)である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−1であり、R13がクロロまたはフルオロであり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC3−C8シクロアルキルである)である化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、YがY−2であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC3−C8シクロアルキルである)である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はHである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC3−C8シクロアルキルである)である化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はC1−C3アルキルである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC3−C8シクロアルキルである)である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はハロゲンである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC3−C8シクロアルキルである)である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はメチルまたはエチルである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC3−C8シクロアルキルである)である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−2であり、R13がクロロまたはフルオロであり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC3−C8シクロアルキルである)である化合物を提供する。
式(I)の化合物の一実施形態では、YがY−3(式中、Z1〜Z6は独立に、C−R15である)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC3−C8シクロアルキルである)である。式(I)の化合物の別の実施形態では、YがY−3(式中、Z1〜Z6はC−Hである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC3−C8シクロアルキルである)である。
別の実施形態では、YがY−3(式中、Z1はNであり、Z2〜Z6はそれぞれC−Hである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC3−C8シクロアルキルである)である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z2はNであり、Z1およびZ3〜Z6はそれぞれC−Hである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC3−C8シクロアルキルである)である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z3はNであり、Z1、Z2、Z4、Z5およびZ6はそれぞれC−Hである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC3−C8シクロアルキルである)である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z4はNであり、Z1、Z2、Z3、Z5およびZ6はそれぞれC−Hである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC3−C8シクロアルキルである)である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z5はNであり、Z1、Z2、Z3、Z4およびZ6はそれぞれC−Hである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC3−C8シクロアルキルである)である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z6はNであり、Z1〜Z5はそれぞれC−Hである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC3−C8シクロアルキルである)である。
別の実施形態では、YがY−3(式中、Z1およびZ2はNであり、Z3〜Z6はC−Hである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC3−C8シクロアルキルである)である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z4およびZ5はNであり、Z1、Z2、Z3およびZ6はC−Hである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC3−C8シクロアルキルである)である。さらに別の実施形態では、YがY−3(式中、Z5およびZ6はNであり、Z1〜Z4はC−Hである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC3−C8シクロアルキルである)である。さらに別の実施形態では、Z3およびZ4がNであり、Z1、Z2、Z5およびZ6がC−Hであり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC3−C8シクロアルキルである)である。
別の実施形態では、本発明は、YがY−5(式中、ZはC−R15である)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC3−C8シクロアルキルである)である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−5(式中、ZはCHである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC3−C8シクロアルキルである)である式(I)の化合物を提供する。さらに別の実施形態では、YがY−5(式中、ZはNである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC3−C8シクロアルキルである)である。
別の実施形態では、本発明は、YがY−1であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである)である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はHである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである)である化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はC1−C3アルキルである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである)である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はハロゲンである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである)である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−1(式中、R13はメチルまたはエチルである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである)である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−1であり、R13がクロロまたはフルオロであり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである)である化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、YがY−2であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである)である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はHである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである)である化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はC1−C3アルキルである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである)である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はハロゲンである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである)である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−2(式中、R13はメチルまたはエチルである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである)である化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、YがY−2であり、R13がクロロまたはフルオロであり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである)である化合物を提供する。
式(I)の化合物の一実施形態では、YがY−3(式中、Z1〜Z6は全てC−R15である)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである)である。式(I)の化合物の別の実施形態では、YがY−3(式中、Z1〜Z6は全てC−Hである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである)である。
別の実施形態では、YがY−3(式中、Z1はNであり、Z2〜Z6はそれぞれC−Hである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである)である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z2はNであり、Z1およびZ3〜Z6はそれぞれC−Hである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである)である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z3はNであり、Z1、Z2、Z4、Z5およびZ6はそれぞれC−Hである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである)である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z4はNであり、Z1、Z2、Z3、Z5およびZ6はそれぞれC−Hである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである)である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z5はNであり、Z1、Z2、Z3、Z4およびZ6はそれぞれC−Hである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである)である。別の実施形態では、YがY−3(式中、Z6はNであり、Z1〜Z5はそれぞれC−Hである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである)である。
別の実施形態では、YがY−3(式中、Z1およびZ2はNであり、Z3〜Z6はC−Hである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである)である。さらに別の実施形態では、YがY−3(式中、Z4およびZ5はNであり、Z1、Z2、Z3およびZ6はC−Hである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである)である。さらに別の実施形態では、YがY−3(式中、Z5およびZ6はNであり、Z1〜Z4はC−Hである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである)である。さらに別の実施形態では、Z3およびZ4がNであり、Z1、Z2、Z5およびZ6がC−Hであり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである)である。
別の実施形態では、本発明は、YがY−5(式中、ZはC−R15である)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである)である式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、YがY−5(式中、ZはCHである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである)である式(I)の化合物を提供する。さらに別の実施形態では、YがY−5(式中、ZはNである)であり、R1がCF3であり、QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6はシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである)である。
一実施形態では、本発明は、
PがP1であり;
YがY−2であり;
13がH、C1−C3アルキルまたはハロゲンであり;
1がCF3であり;
2およびR3が独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキル、C3−C8シクロアルキル、C1−C3ハロアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルまたは−CNであり、各C1−C3アルキル、C3−C8シクロアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルが1つまたは複数のR7によって置換されていてもよく;
4がH、C1−C6アルキル、アリール−C1−C6アルキルまたはC1−C6アルキルカルボニルであり;
QがX−NR56(式中、R5は水素であり、R6はR7によって置換されていてもよいアルキルである)である、式(I)の化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、
PがP2であり;
YがY−2であり;
13がH、C1−C3アルキルまたはハロゲンであり;
1がCF3であり;
2およびR3が独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキル、C3−C8シクロアルキル、C1−C3ハロアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルまたは−CNであり、各C1−C3アルキル、C3−C8シクロアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルが1つまたは複数のR7によって置換されていてもよく;
4がH、C1−C6アルキル、アリール−C1−C6アルキルまたはC1−C6アルキルカルボニルであり;
QがX−NR56(式中、R5は水素であり、R6はR7によって置換されていてもよいアルキルである)である、式(I)の化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、
PがP3であり;
YがY−2であり;
13がH、C1−C3アルキルまたはハロゲンであり;
1がCF3であり;
2およびR3が独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキル、C3−C8シクロアルキル、C1−C3ハロアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルまたは−CNであり、各C1−C3アルキル、C3−C8シクロアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルが1つまたは複数のR7によって置換されていてもよく;
4がH、C1−C6アルキル、アリール−C1−C6アルキルまたはC1−C6アルキルカルボニルであり;
QがX−NR56(式中、R5は水素であり、R6はR7によって置換されていてもよいアルキルである)である、式(I)の化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、
PがP4であり;
YがY−2であり;
13がH、C1−C3アルキルまたはハロゲンであり;
1がCF3であり;
2およびR3が独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキル、C3−C8シクロアルキル、C1−C3ハロアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルまたは−CNであり、各C1−C3アルキル、C3−C8シクロアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルが1つまたは複数のR7によって置換されていてもよく;
4がH、C1−C6アルキル、アリール−C1−C6アルキルまたはC1−C6アルキルカルボニルであり;
QがX−NR56(式中、R5は水素であり、R6はR7によって置換されていてもよいアルキルである)である、式(I)の化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、
PがP1であり;
YがY−2であり;
13がCH3であり;
1がCF3であり;
2およびR3が独立に、H、ハロゲン、1つもしくは複数のR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキル、またはC1−C3ハロアルキルであり;
4がH、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、ベンジルまたはC1−C3アルキルカルボニルであり;
QがX−NR56(式中、R5は水素であり、R6はR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である、
式(I)の化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、
PがP2であり;
YがY−2であり;
13がCH3であり;
1がCF3であり;
2およびR3が独立に、H、ハロゲン、1つもしくは複数のR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキル、またはC1−C3ハロアルキルであり;
4がH、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、ベンジルまたはC1−C3アルキルカルボニルであり;
QがX−NR56(式中、R5は水素であり、R6はR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である、式(I)の化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、
PがP3であり;
YがY−2であり;
13がCH3であり;
1がCF3であり;
2およびR3が独立に、H、ハロゲン、1つもしくは複数のR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキル、またはC1−C3ハロアルキルであり;
4がH、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、ベンジルまたはC1−C3アルキルカルボニルであり;
QがX−NR56(式中、R5は水素であり、R6はR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である、式(I)の化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、
PがP4であり;
YがY−2であり;
13がCH3であり;
1がCF3であり;
2およびR3が独立に、H、ハロゲン、1つもしくは複数のR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキル、またはC1−C3ハロアルキルであり;
4がH、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、ベンジルまたはC1−C3アルキルカルボニルであり;
QがX−NR56(式中、R5は水素であり、R6はR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキルである)である、式(I)の化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、
YがY−3であり;
1、Z2、Z3、Z4、Z5およびZ6がそれぞれC−H、C−C1−C3アルキルまたはC−ハロゲンであり;
1がCF3であり;
2およびR3が独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキル、C3−C8シクロアルキル、C1−C3ハロアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルまたは−CNであり、各C1−C3アルキル、C3−C8シクロアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルが1つまたは複数のR7によって置換されていてもよく;
4がH、C1−C6アルキル、アリール−C1−C6アルキルまたはC1−C6アルキルカルボニルであり;
QがX−NR56(式中、R5は水素であり、R6はR7によって置換されていてもよいアルキルである)である、式(I)の化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、
YがY−3であり;
1、Z2、Z3、Z4、Z5およびZ6がそれぞれC−Hであり;
1がCF3であり;
2およびR3が独立に、H、ハロゲン、1つもしくは複数のR7によって置換されていてもよいC1−C3アルキル、またはC3−C8シクロアルキルであり;
4がH、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、ベンジルまたはC1−C3アルキルカルボニルであり;
QがX−NR56(式中、R5は水素であり、R6はR7によって置換されていてもよいアルキルである)である、式(I)の化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、
YがY−5であり;
ZがCHまたはNであり;
1がCF3であり;
2およびR3が独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキル、C3−C8シクロアルキル、C1−C3ハロアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルまたは−CNであり、各C1−C3アルキル、C3−C8シクロアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルが1つまたは複数のR7によって置換されていてもよく;
4がH、C1−C6アルキル、アリール−C1−C6アルキルまたはC1−C6アルキルカルボニルであり;
QがX−NR56(式中、R5は水素であり、R6はR7によって置換されていてもよいアルキルである)である、式(I)の化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、
YがY−6であり;
13がHまたはC1−C3アルキルであり;
1がCF3であり;
2およびR3が独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキル、C3−C8シクロアルキル、C1−C3ハロアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルまたは−CNであり、各C1−C3アルキル、C3−C8シクロアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルが1つまたは複数のR7によって置換されていてもよく;
4がH、C1−C6アルキル、アリール−C1−C6アルキルまたはC1−C6アルキルカルボニルであり;
QがX−NR56(式中、R5は水素であり、R6はR7によって置換されていてもよいアルキルである)である、式(I)の化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、
YがY−2であり;
13がCH3であり;
1がCF3であり;
2およびR3が独立に、H、クロロ、フルオロ、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピルまたはCF3であり;
4がH、メチル、エチルまたはアセチルであり;
Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3または−C(O)NHCH2CH2S(O)nCH3(式中、nは0、1または2である)である、式(I)の化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、
YがY−3であり;
1、Z2、Z3、Z4、Z5およびZ6がそれぞれC−Hであり;
1がCF3であり;
2およびR3が独立に、H、クロロ、フルオロ、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピルまたはCF3であり;
4がH、メチル、エチルまたはアセチルであり;
Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3または−C(O)NHCH2CH2S(O)nCH3(式中、nは0、1または2である)である、式(I)の化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、
YがY−5であり;
ZがCHまたはNであり;
1がCF3であり;
2およびR3が独立に、H、クロロ、フルオロ、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピルまたはCF3であり;
4がH、メチル、エチルまたはアセチルであり;
Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3または−C(O)NHCH2CH2S(O)nCH3(式中、nは0、1または2である)である、式(I)の化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、
YがY−6であり;
13がHまたはC1−C3アルキルであり;
1がCF3であり;
2およびR3が独立に、H、クロロ、フルオロ、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピルまたはCF3であり;
4がH、メチル、エチルまたはアセチルであり;
Qが−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3または−C(O)NHCH2CH2S(O)nCH3(式中、nは0、1または2である)である、式(I)の化合物を提供する。
いくつかの実施形態では、本発明は、YがY−1、Y−2、Y−3、Y−4、Y−5、Y−6またはY−7であり;R1がCF3であり;R2およびR3が独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキル、C3−C8シクロアルキル、C1−C3ハロアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルまたは−CNであり、各C1−C3アルキル、C3−C8シクロアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルが1つまたは複数のR7によって置換されていてもよく;R4がH、C1−C3アルキル、ベンジルまたはC1−C3アルキルカルボニルであり;QがX−NR56(式中、Xは(C=O)または(C=S)であり、R5はHまたはC1−C3アルキルであり、R6は以下の表1に定義される通りである)である式(I)の化合物を提供する:
Figure 2020530850

Figure 2020530850
立体異性体および多形形態
本発明の化合物は、光学活性形態およびラセミ形態として存在および単離することができることが当業者によって認識されると予想される。硫黄原子にあるものを含む1つまたは複数のキラル中心を有する化合物は、単一エナンチオマーまたはジアステレオマーとして、あるいはエナンチオマーおよび/またはジアステレオマーの混合物として存在し得る。例えば、スルホキシド化合物は光学活性であり得、単一エナンチオマーまたはラセミ混合物として存在し得ることが当技術分野で周知である。さらに、本発明の化合物は、1つまたは複数のキラル中心を含み、理論的数の光学活性異性体をもたらし得る。本発明の化合物がn個のキラル中心を含む場合、化合物は最大2n個の光学異性体を含み得る。本発明は、本明細書に記載される有用な特性を有する本発明の化合物の各化合物の特定のエナンチオマーまたはジアステレオマーならびに様々なエナンチオマーおよび/またはジアステレオマーの混合物を包含する。光学活性形態は、例えば、選択的結晶化技術によるラセミ形態の分割、光学活性前駆体からの合成、キラル合成、キラル固定相を使用したクロマトグラフィー分離または酵素分割によって調製することができる。
本発明の化合物はまた、様々な結晶形態などの様々な固体形態で、または非晶質固体の形態で存在し得る。本発明は、本発明の化合物の様々な結晶形態ならびに非晶質形態を包含する。
さらに、本発明の化合物は、一定の化学量論的量の水または溶媒が結晶形態の分子と会合している水和物または溶媒和物として存在し得る。式(I)の化合物の水和物および溶媒和物も本発明の主題である。
式(I)の化合物は、分子中にキラル中心が存在するため、立体異性体として存在することができる。個々の立体異性体は、本明細書に描写される構造式によって包含される。種々の立体異性体には、エナンチオマー、ジアステレオマーおよびアトロプ異性体が含まれる。当業者であれば、一方の立体異性体が他方のエナンチオマーと比較してより活性であり得る、および/または有益な特性を示し得ることを理解すると予想される。さらに、当業者であれば、どのように本明細書に記載されるイソキサゾリン化合物の立体異性体を分離、濃縮および/または選択的に調製するかを知っている。本明細書に記載される式(I)のイソキサゾリン化合物は、5員イソキサゾリン環中にキラル四級炭素原子(アステリスク(*)によって示される)を含むので、化合物は少なくとも2つの可能な立体異性体を含むと予想される。PがP1である式(I)の化合物の例として、四級炭素から生じる2つの可能な立体異性体を式(R)−Iおよび(S)−Iとして示す:
Figure 2020530850
(S)-I

Figure 2020530850
(R)-I
上記の式(S)−Iの化合物はキラル炭素原子で(S)配置を有し、式(R)−Iの化合物は(R)配置を有する。
本明細書に描かれる分子描写は、立体化学を描写するための標準的な慣習に従う。立体配置を示すために、図面の平面から見る人に向かって高くなる結合は実線くさびによって示され、くさびの広い末端が、図面の平面から見る人に向かって高くなる原子に結合している。見る人から離れて、図面の平面の下に伸びる結合は破線くさびによって示され、くさびの広い末端が、見る人からさらに離れた原子に結合している。一定幅の線は、実線くさびまたは破線くさびで示される結合に対して反対または中立の方向の結合を示し;一定幅の線はまた、特定の立体配置を指定することを意図していない分子または分子の一部の結合を描写している。
よって、別の実施形態では、本発明は、1つのエナンチオマーまたはその薬学的に許容される塩が濃縮された式(I)の殺有害生物および殺寄生生物化合物を提供する。
一実施形態では、本発明は、好ましい毒性プロファイルで有意なインビトロおよびインビボ活性を示すエナンチオマー(ユートマー(eutomer))が濃縮された式(I)の殺有害生物および殺寄生生物化合物、またはその薬学的に許容される塩、または化合物を含む組成物を提供する。本発明の一実施形態では、式(I)の化合物のより生物学的に活性なエナンチオマーが、キラル炭素原子で(S)配置を有する、上に示される式(S)−Iの化合物であると考えられる。
別の実施形態では、本発明は、少なくとも1.5:1の質量:質量比で一方のエナンチオマーが他方のエナンチオマーに対して濃縮された式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、および化合物を含む組成物を提供する。別の実施形態では、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩が、少なくとも2:1、少なくとも5:1または少なくとも10:1の質量:質量比で1つのエナンチオマーが濃縮されている。
別の実施形態では、本発明の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩が、本質的に純粋なエナンチオマーである。
一実施形態では、本発明は、エナンチオマーが実質的に濃縮された式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩を提供する。「実質的に濃縮された」という用語は、質量:質量比が所望のエナンチオマーに有利に、少なくとも約1.5:1またはそれ以上となることを意味する。別の実施形態では、本発明は、(S)エナンチオマーが実質的に濃縮された式(I)の化合物を提供する。別の実施形態では、本発明は、(R)エナンチオマーが実質的に濃縮された式(I)の化合物を提供する。
本発明の別の実施形態では、少なくとも約2:1の(S):(R)またはそれ以上の質量:質量比で(S)エナンチオマーが濃縮された式(I)の化合物が提供される。さらに別の実施形態では、本発明は、少なくとも約5:1の(S):(R)またはそれ以上の質量:質量比で(S)エナンチオマーが濃縮された式(I)の化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、少なくとも約10:1の(S):(R)またはそれ以上の質量:質量比で(S)エナンチオマーが濃縮された式(I)の化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、本質的に純粋な(S)エナンチオマーである式(I)の化合物を提供する。
一実施形態では、本発明は、少なくとも約2:1の(S):(R)またはそれ以上の質量:質量比で(S)エナンチオマーが濃縮された、YがY−1であり、PがP1〜P4のいずれかである上記の式(I)の化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、少なくとも約5:1の(S):(R)またはそれ以上の質量:質量比で(S)エナンチオマーが濃縮された、YがY−1であり、PがP1〜P4のいずれかである上記の式(I)の化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、少なくとも約10:1の(S):(R)またはそれ以上の質量:質量比で(S)エナンチオマーが濃縮された、YがY−1であり、PがP1〜P4のいずれかである上記の式(I)の化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、本質的に純粋な(S)エナンチオマーである、YがY−1であり、PがP1〜P4のいずれかである上記の式(I)の化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、少なくとも約2:1の(S):(R)またはそれ以上の質量:質量比で(S)エナンチオマーが濃縮された、YがY−2であり、PがP1〜P4のいずれかである上記の式(I)の化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、少なくとも約5:1の(S):(R)またはそれ以上の質量:質量比で(S)エナンチオマーが濃縮された、YがY−2であり、PがP1〜P4のいずれかである上記の式(I)の化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、少なくとも約10:1の(S):(R)またはそれ以上の質量:質量比で(S)エナンチオマーが濃縮された、YがY−2であり、PがP1〜P4のいずれかである上記の式(I)の化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、本質的に純粋な(S)エナンチオマーである、YがY−2であり、PがP1〜P4のいずれかである上記の式(I)の化合物を提供する。
一実施形態では、本発明は、少なくとも約2:1の(S):(R)またはそれ以上の質量:質量比で(S)エナンチオマーが濃縮された、YがY−3であり、PがP1〜P4のいずれかである上記の式(I)の化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、少なくとも約5:1の(S):(R)またはそれ以上の質量:質量比で(S)エナンチオマーが濃縮された、YがY−3であり、PがP1〜P4のいずれかである上記の式(I)の化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、少なくとも約10:1の(S):(R)またはそれ以上の質量:質量比で(S)エナンチオマーが濃縮された、YがY−3であり、PがP1〜P4のいずれかである上記の式(I)の化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、本質的に純粋な(S)エナンチオマーである、YがY−3であり、PがP1〜P4のいずれかである上記の式(I)の化合物を提供する。
一実施形態では、本発明は、少なくとも約2:1の(S):(R)またはそれ以上の質量:質量比で(S)エナンチオマーが濃縮された、YがY−4であり、PがP1〜P4のいずれかである上記の式(I)の化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、少なくとも約5:1の(S):(R)またはそれ以上の質量:質量比で(S)エナンチオマーが濃縮された、YがY−4であり、PがP1〜P4のいずれかである上記の式(I)の化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、少なくとも約10:1の(S):(R)またはそれ以上の質量:質量比で(S)エナンチオマーが濃縮された、YがY−4であり、PがP1〜P4のいずれかである上記の式(I)の化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、本質的に純粋な(S)エナンチオマーである、YがY−4であり、PがP1〜P4のいずれかである上記の式(I)の化合物を提供する。
一実施形態では、本発明は、少なくとも約2:1の(S):(R)またはそれ以上の質量:質量比で(S)エナンチオマーが濃縮された、YがY−5であり、PがP1〜P4のいずれかである上記の式(I)の化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、少なくとも約5:1の(S):(R)またはそれ以上の質量:質量比で(S)エナンチオマーが濃縮された、YがY−5であり、PがP1〜P4のいずれかである上記の式(I)の化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、少なくとも約10:1の(S):(R)またはそれ以上の質量:質量比で(S)エナンチオマーが濃縮された、YがY−5であり、PがP1〜P4のいずれかである上記の式(I)の化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、本質的に純粋な(S)エナンチオマーである、YがY−5であり、PがP1〜P4のいずれかである上記の式(I)の化合物を提供する。
一実施形態では、本発明は、少なくとも約2:1の(S):(R)またはそれ以上の質量:質量比で(S)エナンチオマーが濃縮された、YがY−6であり、PがP1〜P4のいずれかである上記の式(I)の化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、少なくとも約5:1の(S):(R)またはそれ以上の質量:質量比で(S)エナンチオマーが濃縮された、YがY−6であり、PがP1〜P4のいずれかである上記の式(I)の化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、少なくとも約10:1の(S):(R)またはそれ以上の質量:質量比で(S)エナンチオマーが濃縮された、YがY−6であり、PがP1〜P4のいずれかである上記の式(I)の化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、本質的に純粋な(S)エナンチオマーである、YがY−6であり、PがP1〜P4のいずれかである上記の式(I)の化合物を提供する。
一実施形態では、本発明は、少なくとも約2:1の(S):(R)またはそれ以上の質量:質量比で(S)エナンチオマーが濃縮された、YがY−7であり、PがP1〜P4のいずれかである上記の式(I)の化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、少なくとも約5:1の(S):(R)またはそれ以上の質量:質量比で(S)エナンチオマーが濃縮された、YがY−7であり、PがP1〜P4のいずれかである上記の式(I)の化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、少なくとも約10:1の(S):(R)またはそれ以上の質量:質量比で(S)エナンチオマーが濃縮された、YがY−7であり、PがP1〜P4のいずれかである上記の式(I)の化合物を提供する。さらに別の実施形態では、本発明は、本質的に純粋な(S)エナンチオマーである、YがY−7であり、PがP1〜P4のいずれかである上記の式(I)の化合物を提供する。
エナンチオマー的に濃縮されている場合、一方のエナンチオマーが他方よりも多量に存在し、濃縮度は、(2x−1)・100%(式中、xは混合物中の優勢なエナンチオマーのモル分率である)によって定義されるエナンチオマー過剰率(「ee」)の表現によって定義され得る(例えば、20%のeeはエナンチオマーの60:40比に相当する)。いくつかの実施形態では、本発明の組成物が、少なくとも50%のエナンチオマー過剰率を有する化合物を含む。他の実施形態では、本発明の組成物が、少なくとも75%のエナンチオマー過剰率、少なくとも90%のエナンチオマー過剰率または少なくとも94%のエナンチオマー過剰率のより活性な異性体を有する化合物を含む。より活性な異性体のエナンチオマー的に純粋な実施形態(ユートマー)が特に注目に値する。
本発明の化合物は、アリールまたはヘテロアリール環に結合したアミド結合の周りの制限された回転により、1つまたは複数の配座異性体として存在することができる(例えば、式(I)中のナフチル基に結合したアミドX−NR56(式中、XはC(=O)である))。本発明は、配座異性体の混合物を含む。さらに、本発明は、1つの配座異性体が他に対して濃縮された化合物を含む。
式(I)の化合物のイソキサゾリン環のキラル炭素原子に加えて、一定の化合物は、1つまたは複数の置換基中に他のキラル中心を含み得ることが認識されると予想される。よって、これらの化合物は、より多数の可能な立体異性体(例えば、ジアステレオマー)を有すると予想される。全ての可能な立体異性体が、本発明の延長放出注射用組成物に包含される。
種々の実施形態では、本発明は、以下の表2の式(I)の化合物を提供する。描写される化合物は、ラセミ混合物であっても、(S)エナンチオマーが濃縮されていても、(R)エナンチオマーが濃縮されていてもよい。
Figure 2020530850

Figure 2020530850

Figure 2020530850

Figure 2020530850

Figure 2020530850

Figure 2020530850

Figure 2020530850

式(I)の中性化合物に加えて、化合物の塩形態も動物有害生物に対して活性である。「獣医学的に許容される塩」および「農業的に許容される塩」という用語は、本明細書を通して、獣医学用途および農業用途のための投与について許容され、投与すると活性化合物を提供する化合物の任意の塩を記載するために使用される。
化合物が安定な非毒性の酸または塩基塩を形成するのに十分に塩基性または酸性である場合、化合物は獣医学的または農業的に許容される塩の形態であり得る。獣医学的または農業的に許容される塩には、獣医学的または農業的に許容される無機または有機塩基および酸から誘導されるものが含まれる。適切な塩には、リチウム、ナトリウムまたはカリウムなどのアルカリ金属、カルシウム、マグネシウムおよびバリウムなどのアルカリ土類金属を含むものが含まれる。これらに限定されないが、マンガン、銅、亜鉛および鉄を含む遷移金属を含む塩も適している。さらに、アンモニウムカチオン(NH4 +)ならびに水素原子の1つまたは複数がアルキルまたはアリール基によって置き換えられている置換アンモニウムカチオンを含む塩が本発明によって包含される。
これらに限定されないが、ハロゲン化水素酸(HCl、HBr、HF、HI)、硫酸、硝酸、リン酸などを含む無機酸から誘導される塩が特に適している。適切な無機塩にはまた、これらに限定されないが、重炭酸塩および炭酸塩が含まれる。いくつかの実施形態では、獣医学的および農業的に許容される塩の例として、これらに限定されないが、マレイン酸塩、ジマレイン酸塩、フマル酸塩、トシル酸塩、メタンスルホン酸塩、酢酸塩、クエン酸塩、マロン酸塩、酒石酸塩、コハク酸塩、安息香酸塩、アスコルビン酸塩、α−ケトグルタル酸塩およびα−グリセロリン酸塩を含む有機酸で形成された有機酸付加塩がある。当然、他の許容される有機酸を使用してもよい。
化合物のアルカリ金属(例えば、ナトリウム、カリウムもしくはリチウム)またはアルカリ土類金属(例えば、カルシウム)塩はまた、化合物上の十分に酸性の残基をアルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物と反応させることによって調製することができる。獣医学的および農業的に許容される塩は、当技術分野で周知の標準的な手順を使用して、例えば、アミンなどの十分に塩基性の化合物を、化合物中に存在する適切に酸性の官能基と反応させることによって、または適切な酸を本発明の化合物上の適切に塩基性の官能基と反応させることによって得ることができる。
定義
本出願の目的のために、本明細書で特に明言しない限り、以下の用語は以下に言及される用語法を有する:
(1)アルキルは、直鎖と分岐の両方の炭素鎖炭化水素基を指す。アルキルの一実施形態では、炭素原子の数が1〜20であり、アルキルの他の実施形態では、炭素原子の数が1〜12個、1〜10個または1〜8個の炭素原子である。アルキルのさらに別の実施形態では、炭素原子の数が1〜6個、1〜4個、1〜3個または1〜2個の炭素原子である。炭素原子の他の範囲も、分子上のアルキル部分の位置に応じて熟慮される。
1−C10アルキルの例としては、これらに限定されないが、メチル、エチル、プロピル、1−メチルエチル、ブチル、1−メチルプロピル、2−メチルプロピル、1,1−ジメチルエチル、ペンチル、1−メチルブチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、2,2−ジメチルプロピル、1−エチルプロピル、ヘキシル、1,1−ジメチルプロピル、1,2−ジメチルプロピル、1−メチルペンチル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、4−メチルペンチル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、1−エチルブチル、2−エチルブチル、1,1,2−トリメチルプロピル、1,2,2−トリメチルプロピル、1−エチル−1−メチルプロピル、1−エチル−2−メチルプロピル、ヘプチル、オクチル、2−エチルヘキシル、ノニルおよびデシルならびにこれらの異性体が挙げられる。C1−C4アルキルは、例えばメチル、エチル、プロピル、1−メチルエチル、ブチル、1−メチルプロピル、2−メチルプロピルまたは1,1−ジメチルエチルを意味する。
環状アルキル基は、「シクロアルキル」と呼ばれ、単一のまたは複数の縮合環を有する3〜10個の炭素原子を有するものを含み得る。他の実施形態では、シクロアルキル基が、環中に3〜8個の炭素原子または3〜6個の炭素原子を有し得る。シクロアルキル基の非限定的な例としては、アダマンチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチルなどが挙げられる。
本明細書に記載されるアルキルおよびシクロアルキル基は、非置換であっても、保護されていないまたは必要に応じて、当業者公知のように、例えば、参照により本明細書に組み込まれる、Greene, et al., Protective Groups in Organic Synthesis, John Wiley and Sons, Fourth Edition, 2007に教示されるように保護されたアルキル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシル、カルボキシル、アシル、アシルオキシ、アミノ、アルキル−もしくはジアルキルアミノ、アミド、アリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ニトロ、シアノ、アジド、チオール、イミノ、スルホン酸、サルフェート、スルホニル、スルファニル、スルフィニル、スルファモイル、エステル、ホスホニル、ホスフィニル、ホスホリル、ホスフィン、チオエステル、チオエーテル、酸ハロゲン化物、無水物、オキシム、ヒドラジン、カルバメート、ホスホン酸、ホスフェート、ホスホネートまたは本発明の化合物の生物活性を阻害しない任意の他の実行可能な官能基で置換されていてもよい。
(2)アルケニルは、少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を有する直鎖と分岐の両方の炭素鎖を指す。アルケニルの一実施形態では、二重結合の数が1〜3個であり、アルケニルの別の実施形態では、二重結合の数が1個である。アルケニルの一実施形態では、炭素原子の数が2〜20個であり、アルケニルの他の実施形態では、炭素原子の数が2〜12個、2〜10個、2〜8個または2〜6個である。アルケニルのさらに別の実施形態では、炭素原子の数が2〜4個である。炭素−炭素二重結合および炭素数の他の範囲も分子上のアルケニル部分の位置に応じて熟慮される。
「C2−C10アルケニル」基は、鎖中に2つ以上の二重結合を含み得る。例としては、これらに限定されないが、エテニル、1−プロペニル、2−プロペニル、1−メチル−エテニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、1−メチル−1−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、1−メチル−2−プロペニル、2−メチル−2−プロペニル;1−ペンテニル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、1−メチル−1−ブテニル、2−メチル−1−ブテニル、3−メチル−1−ブテニル、1−メチル−2−ブテニル、2−メチル−2−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、1−メチル−3−ブテニル、2−メチル−3−ブテニル、3−メチル−3−ブテニル、1,1−ジメチル−2−プロペニル、1,2−ジメチル−1−プロペニル、1,2−ジメチル−2−プロペニル、1−エチル−1−プロペニル、1−エチル−2−プロペニル、1−ヘキセニル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニル、1−メチル−1−ペンテニル、2−メチル−1−ペンテニル、3−メチル−1−ペンテニル、4−メチル−1−ペンテニル、1−メチル−2−ペンテニル、2−メチル−2−ペンテニル、3−メチル−2−ペンテニル、4−メチル−2−ペンテニル、1−メチル−3−ペンテニル、2−メチル−3−ペンテニル、3−メチル−3−ペンテニル、4−メチル−3−ペンテニル、1−メチル−4−ペンテニル、2−メチル−4−ペンテニル、3−メチル−4−ペンテニル、4−メチル−4−ペンテニル、1,1−ジメチル−2−ブテニル、1,1−ジメチル−3−ブテニル、1,2−ジメチル−1−ブテニル、1,2−ジメチル−2−ブテニル、1,2−ジメチル−3−ブテニル、1,3−ジメチル−1−ブテニル、1,3−ジメチル−2−ブテニル、1,3−ジメチル−3−ブテニル、2,2−ジメチル−3−ブテニル、2,3−ジメチル−1−ブテニル、2,3−ジメチル−2−ブテニル、2,3−ジメチル−3−ブテニル、3,3−ジメチル−1−ブテニル、3,3−ジメチル−2−ブテニル、1−エチル−1−ブテニル、1−エチル−2−ブテニル、1−エチル−3−ブテニル、2−エチル−1−ブテニル、2−エチル−2−ブテニル、2−エチル−3−ブテニル、1,1,2−トリメチル−2−プロペニル、1−エチル−1−メチル−2−プロペニル、1−エチル−2−メチル−1−プロペニルおよび1−エチル−2−メチル−2−プロペニルが挙げられる。
(3)アルキニルは、少なくとも1つの炭素−炭素三重結合を有する直鎖と分岐の両方の炭素鎖を指す。アルキニルの一実施形態では、三重結合の数が1〜3個であり;アルキニルの別の実施形態では、三重結合の数が1個である。アルキニルの一実施形態では、炭素原子の数が2〜20個であり、アルキニルの他の実施形態では、炭素原子の数が2〜12個、2〜10個、2〜8個または2〜6個である。アルキニルのさらに別の実施形態では、炭素原子の数が2〜4個である。炭素−炭素二重結合および炭素数の他の範囲も分子上のアルケニル部分の位置に応じて熟慮される。
例えば、本明細書で使用される「C2−C10アルキニル」という用語は、2〜10個の炭素原子を有し、少なくとも1つの三重結合を含む直鎖または分岐の不飽和炭化水素基、例えばエチニル、プロパ−1−イン−1−イル、プロパ−2−イン−1−イル、n−ブタ−1−イン−1−イル、n−ブタ−1−イン−3−イル、n−ブタ−1−イン−4−イル、n−ブタ−2−イン−1−イル、n−ペンタ−1−イン−1−イル、n−ペンタ−1−イン−3−イル、n−ペンタ−1−イン−4−イル、n−ペンタ−1−イン−5−イル、n−ペンタ−2−イン−1−イル、n−ペンタ−2−イン−4−イル、n−ペンタ−2−イン−5−イル、3−メチルブタ−1−イン−3−イル、3−メチルブタ−1−イン−4−イル、n−ヘキサ−1−イン−1−イル、n−ヘキサ−1−イン−3−イル、n−ヘキサ−1−イン−4−イル、n−ヘキサ−1−イン−5−イル、n−ヘキサ−1−イン−6−イル、n−ヘキサ−2−イン−1−イル、n−ヘキサ−2−イン−4−イル、n−ヘキサ−2−イン−5−イル、n−ヘキサ−2−イン−6−イル、n−ヘキサ−3−イン−1−イル、n−ヘキサ−3−イン−2−イル、3−メチルペンタ−1−イン−1−イル、3−メチルペンタ−1−イン−3−イル、3−メチルペンタ−1−イン−4−イル、3−メチルペンタ−1−イン−5−イル、4−メチルペンタ−1−イン−1−イル、4−メチルペンタ−2−イン−4−イルまたは4−メチルペンタ−2−イン−5−イルなどを指す。
(4)アリールは、単環または複数の縮合環を有するC6−C14芳香族炭素環式環構造を指す。いくつかの実施形態では、コア構造との結合点が芳香環を通している限り、アリール環が非芳香環と縮合していてもよい。アリール基には、これらに限定されないが、フェニル、ビフェニルおよびナフチルが含まれる。いくつかの実施形態では、アリールがテトラヒドロナフチルおよびインダニルを含む。アリール基は非置換であっても、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、ハロシクロアルキル、ハロシクロアルケニル、アルコキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、ハロアルコキシ、ハロアルケニルオキシ、ハロアルキニルオキシ、シクロアルコキシ、シクロアルケニルオキシ、ハロシクロアルコキシ、ハロシクロアルケニルオキシ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アリールチオ、シクロアルキルチオ、ハロシクロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルケニルスルフィニル、アルキニル−スルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、ハロアルケニルスルフィニル、ハロアルキニルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルケニルスルホニル、アルキニルスルホニル、ハロアルキル−スルホニル、ハロアルケニルスルホニル、ハロアルキニルスルホニル、アルキルカルボニル、ハロアルキルカルボニル、アルキルアミノ、アルケニルアミノ、アルキニルアミノ、ジ(アルキル)アミノ、ジ(アルケニル)−アミノ、ジ(アルキニル)アミノ、またはSF5から選択される1つまたは複数の部分によって置換されていてもよい。アリールの一実施形態では、部分がフェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、フェニルシクロプロピルおよびインダニルであり;アリールの別の実施形態では、部分がフェニルである。
(5)アルコキシは−O−アルキル(式中、アルキルは(1)に定義される通りである)を指す;
(6)アルコキシカルボニルは−C(=O)−O−アルキル(式中、アルコキシは(5)に定義される通りである)を指す;
(7)接頭辞としてのシクロ(例えば、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキニル)は、その範囲が上記のアリールの定義とは別個で異なることを意図している環中に3〜8個の炭素原子を有する飽和または不飽和環式環構造を指す。シクロの一実施形態では、環サイズの範囲が4〜7個の炭素原子であり;シクロの別の実施形態では、環サイズの範囲が3〜4個である。炭素数の他の範囲も分子上のシクロ部分の位置に応じて熟慮される。
(8)ハロゲンは、原子フッ素、塩素、臭素およびヨウ素を意味する。「ハロ」の指定(例えば、ハロアルキルという用語に例示される)は、単一置換からハロゲン過剰の置換(例えば、クロロメチル(−CH2Cl)、ジクロロメチル(−CHCl2)、トリクロロメチル(−CCl3)としてメチルで例示される)の全ての程度の置換を指す;
(9)複素環、複素環式またはヘテロシクロは、少なくとも1個の炭素原子含有環中に少なくとも1個のヘテロ原子を有する、完全飽和または不飽和の環状基、例えば4〜7員単環式、7〜11員二環式または10〜15員三環式環系を指す。ヘテロ原子を含有する複素環式基の各環は、窒素原子、酸素原子および/または硫黄原子から選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を有してよく、窒素および硫黄ヘテロ原子は、酸化されていてもよく、窒素ヘテロ原子は四級化されていてもよい。複素環式基は、環または環系のいずれのヘテロ原子または炭素原子で結合していてもよい。
(10)ヘテロアリールは、環内に1個または複数の酸素、窒素および硫黄ヘテロ原子、好ましくは1〜4個のヘテロ原子、または1〜3個のヘテロ原子を有する、1〜15個の炭素原子、好ましくは1〜10個の炭素原子の一価芳香族基を指す。窒素および硫黄ヘテロ原子は酸化されていてもよい。このようなヘテロアリール基は、結合点がヘテロアリール環原子を通す限り、単環(例えば、ピリジルもしくはフリル)または複数の縮合環を有することができる。好ましいヘテロアリールには、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、トリアジニル、ピロリル、キノリニル、イソキノリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、フラニル、チエニル、フリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、イソチアゾリル、ピラゾリル、ベンゾフラニルおよびベンゾチエニルが含まれる。ヘテロアリール環は非置換であっても、上記アリールについて記載されるように1つまたは複数の部分によって置換されていてもよい。
例示的な単環式複素環式またはヘテロアリール基には、これらに限定されないが、ピロリジニル、オキセタニル、ピラゾリニル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、オキサゾリジニル、イソオキサゾリニル、チアゾリル、チアジアゾリル、チアゾリジニル、イソチアゾリジニル、テトラヒドロフリル、チエニル、オキサジアゾリル、ピペリジニル、ピペラジニル、2−オキソピペラジニル、2−オキソピペリジニル、2−オキソピロロジニル、2−オキソアゼピニル、アゼピニル、4−ピペリドニル、ピリジニル、ピラジニル、ピリダジニル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、チアモルホリニル、チアモルホリニルスルホキシド、チアモルホリニルスルホン、1,3−ジオキソランおよびテトラヒドロ−1,1−ジオキソチエニル、トリアゾリルなども含まれる。
例示的な二環式複素環式基には、これらに限定されないが、インドリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾジオキソリル、ベンゾチエニル、キヌクリジニル、テトラ−ヒドロイソキノリニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾピラニル、インドリジニル、ベンゾフリル、クロモニル、クマリニル、ベンゾピラニル、シンノリニル、キノキサリニル、インダゾリル、ピロロピリジル、フロピリジニル(フロ[2,3−c]ピリジニル、フロ[3,2−b]ピリジニルまたはフロ[2,3−b]ピリジニルなど)、ジヒドロイソインドリル、ジヒドロキナゾリニル(3,4−ジヒドロ−4−オキソ−キナゾリニルなど)、テトラヒドロキノリニルなどが含まれる。
例示的な三環式複素環式基には、これらに限定されないが、カルバゾリル、ベンジドリル(benzidolyl)、フェナントロリニル、アクリジニル、フェナントリジニル、キサンテニルなどが含まれる。
明示的に注記しない限りまたは文脈によって明らかでない限り、本明細書で使用される「活性剤」または「有効成分」または「治療薬」は、本発明のイソキサゾリン化合物を意味する。
「場所」という用語は、寄生生物が成長している、または成長し得る生息地、繁殖地、地域、材料または環境を意味することを意図している。「場所」という用語は、動物の体を含まない。
化合物の合成
式(I)のイソキサゾリン化合物は、本明細書に記載される方法によって、または様々な置換パターンを有する化合物を調製するためのこれらの方法もしくは当技術分野で公知の方法の適合によって調製され得る。例えば、式(I)の化合物および化合物を調製するための方法に使用される中間体は、その全てが、全体が参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第7964204号、米国特許第8410153号、米国特許第8217180号、米国特許第8546613号、米国特許第7662972号、米国特許第8466115号、米国特許第8383659号、米国特許第8853186号、米国特許第8618126号、米国特許出願公開第2014/0371464号、米国特許出願公開第2015/0291612号および国際公開第2014/090918号に記載されるものから適合させた方法によって調製され得る。
したがって、以下のスキーム1〜3は、本発明の式(I)の一定の化合物の合成の一定の実施形態を記載している。スキーム1は、市販の出発材料2−1Aおよび既知の中間体2−1Hから出発する、PがP1であり、YがY−2である式(I)の化合物の代表的な調製を記載している。この化合物は、ピラゾール含有中間体2−1Dを使用して、トリフルオロビニル基で置換されたフェニル(例えば、米国特許第7662972号参照)ではなくイソキサゾリン環を形成することを除いて、米国特許第7662972号に記載される方法と同様の方法を使用して調製される。出発材料2−1Aおよび化合物2−1Hの置換パターンを修正することによって、代わりの化合物を調製することができることが当業者によって認識されると予想される。
スキーム1
Figure 2020530850
以下のスキーム2は、トリフルオロメチルビニル基を有する置換フェニル基の代わりに中間体2−2Aと反応させることを除いて、米国特許第7964204号に記載されるように、中間体2−2Aを使用した、YがY−3(式中、Z1〜Z6の各々はC−Hである)であり、PがP1である式(I)の化合物の合成を記載している。
スキーム2:
Figure 2020530850
以下のスキーム3は、トリフルオロメチルビニル置換基を有する置換フェニル基の代わりに中間体2−1Dと反応させることを除いて、米国特許第8466115号に記載されるように、中間体2−3Fを使用した、YがY−4である式(I)の化合物を調製する方法を示している。
スキーム3:
Figure 2020530850
本発明の代替化合物が、代替の出発材料および中間体を使用することによって、スキーム1〜3に記載される方法によって調製され得ることが当業者によって認識されると予想される。
獣医学的組成物
本発明の別の態様は、本発明のイソキサゾリン化合物を含む殺寄生生物組成物の形成である。本発明の組成物はまた、これらに限定されないが、経口製剤、注射用製剤、および局所、皮膚または皮下製剤を含む種々の形態であり得る。製剤は、これらに限定されないが、哺乳動物、鳥および魚を含む動物に投与することを意図している。哺乳動物の例としては、これらに限定されないが、ヒト、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ラマ、アルパカ、ブタ、ウマ、ロバ、イヌ、ネコおよび他の家畜または飼育哺乳動物が挙げられる。鳥の例としては、シチメンチョウ、ニワトリ、ダチョウおよび他の家畜または飼育鳥が挙げられる。
本発明の組成物は、例えば餌(例えば、参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第4564631号明細書参照)、栄養補助食品、トローチ、ロゼンジ、チュアブル、錠剤、硬または軟カプセル剤、エマルジョン、水性または油性懸濁液、水性または油性溶液、経口ドレンチ製剤(oral drench formulation)、分散性散剤または顆粒剤、プレミックス、シロップまたはエリキシル、腸陽性製剤またはペーストとして、経口使用に適した形態であり得る。経口使用を意図した組成物は、医薬組成物の製造について当技術分野で公知のいずれかの方法によって調製することができ、このような組成物は、薬学的に上品で味のよい調製物を提供するために甘味剤、苦味剤、香味剤、着色剤および保存剤からなる群から選択される1つまたは複数の薬剤を含有してもよい。
錠剤は、錠剤の製造に適した非毒性で薬学的に許容される賦形剤との混和物で有効成分を含有し得る。これらの賦形剤は、例えば、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、ラクトース、リン酸カルシウムまたはリン酸ナトリウムなどの不活性希釈剤;造粒剤および崩壊剤、例えばコーンスターチまたはアルギン酸;結合剤、例えばデンプン、ゼラチンまたはアカシア、および潤滑剤、例えばステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸またはタルクであり得、錠剤はコーティングされていてなくてもよいし、または錠剤は消化管での崩壊および吸収を遅延させ、それによって長期間にわたる持続作用を提供するために既知の技術によってコーティングされていてもよい。例えば、モノステアリン酸グリセリルまたはジステアリン酸グリセリルなどの時間遅延材料を使用してもよい。錠剤はまた、制御放出用の浸透圧治療用錠剤を形成するために米国特許第4256108号;同第4166452号;および同第4265874号(参照により本明細書に組み込まれる)に記載される技術によってコーティングされてもよい。
経口使用のための製剤は、有効成分が不活性固体希釈剤、例えば炭酸カルシウム、リン酸カルシウムまたはカオリンと混合された硬ゼラチンカプセル剤であり得る。カプセル剤はまた、有効成分が水、またはプロピレングリコール、ポリエチレングリコール(PEG)およびエタノールなどの混和性溶媒、または油媒体、例えば落花生油、流動パラフィンもしくはオリーブ油と混合された軟ゼラチンカプセル剤であり得る。
本発明の組成物はまた、水中油型または油中水型エマルジョンの形態であり得る。油相は植物油、例えばオリーブ油もしくは落花生油、または鉱油、例えば流動パラフィン、またはこれらの混合物であり得る。適切な乳化剤は、天然に存在するホスファチド、例えばダイズ、レシチン、および脂肪酸とヘキシトール無水物から誘導されるエステルまたは部分エステル、例えばソルビタンモノオレエート、および前記部分エステルとエチレンオキシドの縮合生成物、例えばポリオキシエチレンソルビタンモノオレエートであり得る。エマルジョンはまた、甘味剤、苦味剤、香味剤および/または保存剤を含有してもよい。
製剤の一実施形態では、本発明の組成物が、マイクロエマルジョンの形態である。マイクロエマルジョンは、液体担体ビヒクルとしてよく適している。マイクロエマルジョンは、水相、油相、界面活性剤および共界面活性剤を含む四成分系である。これらは半透明の等方性の液体である。
マイクロエマルジョンは、水相の微小滴の油相中への安定な分散体で構成される、または逆に油相の微小滴の水相中への安定な分散体で構成される。これらの微小滴のサイズは、200nm未満(エマルジョンについては1000〜100000nm)である。界面薄膜は、界面張力を低下させることによって、マイクロエマルジョンが自然に形成するのを可能にする交互の表面活性(SA)分子と共表面活性(Co−SA)分子で構成される。
油相の一実施形態では、油相が、鉱油もしくは植物油、不飽和ポリグリコシル化グリセリド、またはトリグリセリド、あるいはこのような化合物の混合物から形成され得る。油相の一実施形態では、油相がトリグリセリドを含み;油相の別の実施形態では、トリグリセリドが中鎖トリグリセリド、例えばC8−C10カプリル酸/カプリン酸トリグリセリドである。別の実施形態では、油相が、マイクロエマルジョンの約2〜約15%;約7〜約10%;および約8〜約9%v/vからなる群から選択される%v/v範囲となる。
水相は、例えば水またはグリコール誘導体、例えばプロピレングリコール、グリコールエーテル、ポリエチレングリコールもしくはグリセロールを含む。グリコール誘導体の一実施形態では、グリコールが、プロピレングリコール、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテルおよびこれらの混合物からなる群から選択される。一般的に、水相は、マイクロエマルジョン中約1〜約4%v/vの割合となる。
マイクロエマルジョンのための界面活性剤には、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ポリグリコール化(polyglycolyzed)C8−C10グリセリドまたはポリグリセリル−6ジオレエートが含まれる。これらの界面活性剤に加えて、共界面活性剤には、エタノールおよびプロパノールなどの短鎖アルコールが含まれる。
いくつかの化合物は、上に論じられる3つの成分、すなわち、水相、界面活性剤および共界面活性剤に共通である。しかしながら、同じ製剤の各成分に異なる化合物を使用することは十分に当業者の技能レベルの範囲内である。界面活性剤/共界面活性剤の量についての一実施形態では、共界面活性剤と界面活性剤の比が約1/7〜約1/2である。共界面活性剤の量についての別の実施形態では、マイクロエマルジョン中に約25〜約75%v/vの界面活性剤と約10〜約55%v/vの共界面活性剤が存在する。
油性懸濁液は、有効成分を植物油、例えば落花生油、オリーブ油、ゴマ油もしくはヤシ油、または鉱油、例えば流動パラフィンに懸濁することによって製剤化され得る。油性懸濁液は、増粘剤、例えば蜜蝋、固形パラフィンまたはセチルアルコールを含有してもよい。スクロース、サッカリンまたはアスパルテームなどの甘味剤、苦味剤、および香味剤を添加して味のよい経口調製物を得ることができる。これらの組成物は、アスコルビン酸または他の既知の保存剤などの抗酸化剤を添加することによって保存することができる。
水性懸濁液は、水性懸濁液の製造に適した賦形剤との混和物で活性材料を含有し得る。このような賦形剤は、懸濁化剤、例えばカルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、トラガントガムおよびアカシアガムであり;分散剤または湿潤剤は、天然に存在するホスファチド、例えばレシチン、またはアルキレンオキシドと脂肪酸の縮合生成物、例えばポリオキシエチレンステアレート、またはエチレンオキシドと長鎖脂肪族アルコールの縮合生成物、例えばヘプタデカエチレンオキシセタノール、またはエチレンオキシドと脂肪酸およびヘキシトールから誘導される部分エステルの縮合生成物、例えばポリオキシエチレンソルビトールモノオレエート、またはエチレンオキシドと脂肪酸およびヘキシトール無水物から誘導される部分エステルの縮合生成物、例えばポリエチレンソルビタンモノオレエートであり得る。水性懸濁液はまた、1つまたは複数の保存剤、例えばエチルまたはn−プロピルp−ヒドロキシベンゾエート、1つまたは複数の着色剤、1つまたは複数の香味剤、および1つまたは複数の甘味剤ならびに/あるいは苦味剤、例えば上に示されるものを含有してもよい。
水の添加による水性懸濁液の調製に適した分散性散剤および顆粒剤は、分散剤または湿潤剤、懸濁化剤および1つまたは複数の保存剤との混和物で有効成分を提供する。適切な分散剤または湿潤剤および懸濁化剤は、上に既に言及されたものによって例示される。追加の賦形剤、例えば甘味剤、苦味剤、香味剤および着色剤も存在し得る。
シロップおよびエリキシルは、甘味剤、例えばグリセロール、プロピレングリコール、ソルビトールまたはスクロースを使用して製剤化され得る。このような製剤はまた、粘滑剤、保存剤、香味剤および/または着色剤を含有してもよい。
本発明の別の実施形態では、組成物が、ペースト形態であり得る。ペースト形態の実施形態の例としては、これらに限定されないが、米国特許第6787342号および同第7001889号(それぞれが参照により本明細書に組み込まれる)に記載されるものが挙げられる。本発明のイソキサゾリン化合物に加えて、ペーストはまた、ヒュームドシリカ;粘度調整剤;担体;任意に、吸収剤;および任意に、着色剤、安定剤、界面活性剤または保存剤も含有することができる。
ペースト製剤を調製する方法は、
(a)イソキサゾリン化合物を担体に混合することによって溶解または分散するステップと;
(b)ヒュームドシリカを、溶解したイソキサゾリン化合物を含有する担体に添加し、シリカが担体中に分散されるまで混合するステップと;
(c)(b)で形成された中間体を、ステップ(b)中に捕捉された空気を逃がすために十分な時間沈降させるステップと;
(d)粘度調整剤を中間体に混合しながら添加して均一なペーストを製造するステップと
を含む。
上記のステップは例示的であり、限定するものではない。例えば、ステップ(a)が最後のステップであることができる。
製剤の一実施形態では、製剤が、イソキサゾリン化合物、ヒュームドシリカ、粘度調整剤、吸収剤、着色剤;およびトリアセチン、モノグリセリド、ジグリセリドまたはトリグリセリドである親水性担体を含有するペーストである。
ペーストはまた、これらに限定されないが、PEG200、PEG300、PEG400、PEG600、モノエタノールアミン、トリエタノールアミン、グリセロール、プロピレングリコール、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエート(POLYSORBATE 80またはTWEEN 80)およびポロキサマー(例えば、PLURONIC L 81)を含む粘度調整剤;炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、デンプンならびにセルロースおよびその誘導体を含む吸収剤;ならびに二酸化チタン酸化鉄およびFD&C Blue1号ALUMINUM LAKEからなる群から選択される着色剤を含んでもよい。
組成物は、滅菌注射用水性もしくは油脂性懸濁液または注射液の形態であり得る。この懸濁液は、上に言及された適切な分散剤または湿潤剤および懸濁化剤を使用して、先行技術に従って製剤化され得る。滅菌注射用調製物はまた、例えば1,3−ブタンジオール中溶液としての、非毒性の非経口的に許容される希釈剤または溶媒中の滅菌注射液または懸濁液であり得る。使用され得る許容されるビヒクルおよび溶媒の中には水、リンゲル液および等張塩化ナトリウム溶液がある。エタノール、プロピレングリコールグリセロールホルマールまたはポリエチレングリコールなどの共溶媒を使用してもよい。フェノールまたはベンジルアルコールなどの保存剤を使用してもよい。
さらに、滅菌不揮発性油が、溶媒または懸濁化媒体として慣用的に使用される。この目的のために、合成モノ−またはジグリセリドを含む任意の無刺激不揮発性油が使用され得る。さらに、オレイン酸などの脂肪酸が、注射剤の調製に用途を見出している。
局所的皮膚および皮下製剤は、エマルジョン、クリーム、軟膏、ゲル、ペースト、粉末、シャンプー、ポアオン製剤、スポットオン溶液および懸濁液、ディップ(dip)およびスプレーを含むことができる。本発明の化合物またはスポットオンもしくはポアオン組成物の形態の、その中に数ある活性剤の中でも少なくとも1つの本発明の化合物を含む組成物の局所施用によって、本発明の化合物が、皮膚を通して吸収され全身レベルを達成し、皮脂腺を通してまたは皮膚の表面上に分配されて、被毛を通したレベルを達成することが可能になり得る。化合物が皮脂腺を通して分配されると、これらがリザーバーとして作用することができ、それによって持続性の効果(最大数カ月)が可能になり得る。スポットオン製剤は、典型的には動物の表面の大きな部分ではなく動物上の比較的小さな領域を指す限局領域に施用される。限局領域の一実施形態では、位置が肩の間である。限局領域の別の実施形態では、位置が縞、例えば動物の頭部から尾部までの縞である。
ポアオン製剤は、参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第6010710号に記載されている。いくつかの実施形態では、ポアオン製剤が油性で、一般的に有効成分のための希釈剤またはビヒクル、および有効成分が希釈剤に不溶性の場合、溶媒(例えば、有機溶媒)も含み得る。他の実施形態では、ポアオン製剤が非油性であり得、アルコールベース製剤を含む。
本発明に使用することができる有機溶媒には、これらに限定されないが、アセチルトリブチルシトレート、脂肪酸エステル、例えばジメチルエステル、アセトン、アセトニトリル、ベンジルアルコール、ブチルジグリコール、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、ジプロピレングリコールn−ブチルエーテル、エタノール、イソプロパノール、メタノール、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、モノメチルアセトアミド、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、液体ポリオキシエチレングリコール、プロピレングリコール、N−メチルピロリドンを含む2−ピロリドン、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコール、ジイソブチルアジペートジイソプロピルアジペート(CERAPHYL 230としても公知)、トリアセチン、ブチルアセテート、オクチルアセテート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミドおよびジメチルアセトアミドを含む有機アミド、ならびにジエチルフタレート、またはこれらの溶媒の少なくとも2つの混合物が含まれる。
本発明の一実施形態では、製剤の薬学的または獣医学的に許容される担体が、C1−C10アルコールもしくはそのエステル(酢酸エチル、酢酸ブチルなどの酢酸エステルを含む)、C10−C18飽和脂肪酸もしくはそのエステル、C10−C18モノ不飽和脂肪酸もしくはそのエステル、脂肪族二酸のモノエステルもしくはジエステル、グリセロールモノエステル(例えば、モノグリセリド)、グリセロールジエステル(例えば、ジグリセリド)、グリセロールトリエステル(例えば、トリアセチンなどのトリグリセリド)、グリコール、グリコールエーテル、グリコールエステルもしくはグリコールカーボネート、種々のグレードのポリエチレングリコール(PEG)またはそのモノエーテル、ジエーテル、モノエステルもしくはジエステル(例えば、ジエチレングリコールモノエチルエーテル)、またはこれらの混合物を含む。
ビヒクルまたは希釈剤として、これらに限定されないが、大豆油、落花生油、ヒマシ油、トウモロコシ油、綿油、オリーブ油、グレープシードオイル、ヒマワリ油、ヤシ油等などの植物油;これらに限定されないが、ワセリン、パラフィン、シリコーン等などの鉱油;脂肪族または環状炭化水素、あるいは例えば中鎖(C8−C12など)トリグリセリドを挙げることができる。
本発明の別の実施形態では、軟化剤および/または展着剤および/または膜形成剤を添加することができる。一実施形態では、軟化剤および/または展着剤および/または膜形成剤が以下からなる群から選択される薬剤である:
(a)ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、酢酸ビニルとビニルピロリドンのコポリマー、ポリエチレングリコール、ベンジルアルコール、これらに限定されないが、N−メチルピロリドンを含む2−ピロリドン、マンニトール、グリセロール、ソルビトール、ポリオキシエチレン化ソルビタンエステル;レシチン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、シリコーン油、ポリジオルガノシロキサン油(ポリジメチルシロキサン(PDMS)油など)、例えばシラノール官能基を含むもの、または45V2油、
(b)アニオン性界面活性剤、例えばステアリン酸アルカリ、ステアリン酸ナトリウム、カリウムまたはアンモニウム;ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸トリエタノールアミン;アビエチン酸ナトリウム;アルキルサルフェート(例えば、ラウリル硫酸ナトリウムおよびセチル硫酸ナトリウム);ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム;脂肪酸(例えば、ヤシ油から誘導されるもの)、
(c)カチオン性界面活性剤、例えば式N+R’R’’R’’’R’’’’,Y-(式中、基Rはヒドロキシル化されていてもよい炭化水素基であり、Y-はハロゲン化物、硫酸およびスルホン酸アニオンなどの強酸のアニオンである)の水溶性四級アンモニウム塩;使用することができるカチオン性界面活性剤の中にはセチルトリメチルアンモニウムブロミドがある、
(d)式N+HR’R’’R’’’(式中、基Rはヒドロキシル化されていてもよい炭化水素基である)のアミン塩;使用することができるカチオン性界面活性剤の中にはオクタデシルアミン塩酸塩がある、
(e)非イオン性界面活性剤、例えばポリオキシエチレン化されていてもよいソルビタンエステル(例えば、POLYSORBATE 80)、ポリオキシエチレン化アルキルエーテル;ポリオキシプロピル化脂肪アルコール、例えばポリオキシプロピレン−スチロールエーテル;ポリエチレングリコールステアレート、ヒマシ油のポリオキシエチレン化誘導体、ポリグリセロールエステル、ポリオキシエチレン化脂肪アルコール、ポリオキシエチレン化脂肪酸、エチレンオキシドとプロピレンオキシドのコポリマー、
(f)両性界面活性剤、例えばベタインの置換ラウリル化合物;または
(g)これらの薬剤の少なくとも2つの混合物。
溶媒は、イソキサゾリン化合物の濃度およびこの溶媒中のその溶解度に従って使用される。溶媒は、最も低い可能な体積を有するようにされる。ビヒクルは100%までの差を構成する。
軟化剤の量の一実施形態では、軟化剤が0.1〜50体積%および0.25〜5体積%の割合で使用される。
本発明の別の実施形態では、組成物が、参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第6395765号に記載されるように、スポットオン製剤を含む限局局所施用のための即時使用可能な(ready−to−use)溶液であり得る。イソキサゾリン化合物に加えて、溶液は、結晶化阻害剤、有機溶媒および有機共溶媒を含有してもよい。
結晶化阻害剤の量の一実施形態では、結晶化阻害剤が組成物中に約1〜約30%(w/v)の割合で存在することができる。他の実施形態では、結晶化阻害剤が、約1〜約20%(w/v)および約5〜約15%の割合で存在し得る。許容される阻害剤は、その製剤への添加によって、製剤を施用した場合の結晶の形成が阻害されるものである。いくつかの実施形態では、製剤が、本明細書に列挙されるもの以外の、結晶化阻害剤として機能する化合物を含んでもよい。これらの実施形態では、結晶化阻害剤の適合性が、液体担体中10%(w/v)のイソキサゾリン化合物および10%の阻害剤を含む溶液0.3mlを20℃でスライドガラス上に堆積させ、24時間静置する試験によって決定され得る。次いで、スライドが裸眼で観察される。許容される阻害剤は、その添加によってごくわずかな結晶(例えば、10個未満の結晶)がもたらされるまたは全く結晶がもたらされないものである。
一実施形態では、有機溶媒が、約2〜約35、約10〜約35または約20〜約30の比誘電率を有する。他の実施形態では、溶媒が、約2〜約20の間、または約2〜約10の間の比誘電率を有する。組成物全体中のこの有機溶媒の含有量は、組成物の100%までを補う。
上に論じられるように、溶媒は、有機溶媒と有機共溶媒の混合物を含む溶媒の混合物を含み得る。一実施形態では、有機共溶媒が、約300℃未満または約250℃未満の沸点を有する。他の実施形態では、共溶媒が、約200℃未満、または約130℃未満の沸点を有する。本発明のさらに別の実施形態では、有機共溶媒が、約100℃未満、または約80℃未満の沸点を有する。さらに他の実施形態では、有機共溶媒が、約2〜約40、約10〜約40、または典型的には約20〜約30からなる群から選択される範囲の比誘電率を有する。本発明のいくつかの実施形態では、共溶媒が、約1/15〜約1/2の有機共溶媒/有機溶媒質量/質量(W/W)比で組成物中に存在し得る。いくつかの実施形態では、共溶媒が、乾燥促進剤として作用するよう揮発性であり、水および/または有機溶媒と混和性である。
製剤はまた、空気中での酸化を阻害することを意図した抗酸化剤を含むことができ、この剤は、約0.005〜約1%(w/v)および約0.01〜約0.05%からなる範囲から選択される割合で存在する。
本発明に有用な結晶化阻害剤には、これらに限定されないが、以下が含まれる:
(a)ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、酢酸ビニルとビニルピロリドンのコポリマー、種々のグレードのポリエチレングリコール、ベンジルアルコール、これらに限定されないが、N−メチルピロリドンを含む2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド、マンニトール、グリセロール、ソルビトールまたはソルビタンのポリオキシエチレン化エステル;レシチンまたはカルボキシメチルセルロースナトリウム;結晶形成を阻害することができる本明細書に記載される溶媒;アクリル誘導体、例えばアクリレートおよびメタクリレートまたはアクリルモノマーから誘導される他のポリマーなど;
(b)アニオン性界面活性剤、例えばステアリン酸アルカリ(例えば、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸カリウムまたはステアリン酸アンモニウム);ステアリン酸カルシウムまたはステアリン酸トリエタノールアミン;アビエチン酸ナトリウム;これらに限定されないが、ラウリル硫酸ナトリウムおよびセチル硫酸ナトリウムを含むアルキルサルフェート;ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムまたはジオクチルスルホコハク酸ナトリウム;または脂肪酸(例えば、ヤシ油);
(c)カチオン性界面活性剤、例えば式N+R’R’’R’’’R’’’’,Y-(式中、R基は同一のまたは異なるヒドロキシル化されていてもよい炭化水素基であり、Y-はハロゲン化物、硫酸およびスルホン酸アニオンなどの強酸のアニオンである)の水溶性四級アンモニウム塩;セチルトリメチルアンモニウムブロミドが使用することができるカチオン性界面活性剤の1つである;
(d)式N+HR’R’’R’’’(式中、R基は同一のまたは異なるヒドロキシル化されていてもよい炭化水素基である)のアミン塩;オクタデシルアミン塩酸塩が使用することができるカチオン性界面活性剤の1つである;
(e)非イオン性界面活性剤、例えばポリオキシエチレン化されていてもよいソルビタンエステル、例えば、POLYSORBATE 80、またはポリオキシエチレン化アルキルエーテル;ポリエチレングリコールステアレート、ヒマシ油のポリオキシエチレン化誘導体、ポリグリセロールエステル、ポリオキシエチレン化脂肪アルコール、ポリオキシエチレン化脂肪酸またはエチレンオキシドとプロピレンオキシドのコポリマー;
(f)両性界面活性剤、例えばベタインの置換ラウリル化合物;または
(g)上記の(a)〜(f)に列挙される化合物の少なくとも2つの混合物。
結晶化阻害剤の一実施形態では、結晶化阻害剤ペアが使用される。このようなペアには、例えば、ポリマー型の膜形成剤と表面活性剤の組み合わせが含まれる。これらの剤は、結晶化阻害剤として上に言及される化合物から選択される。
膜形成剤の一実施形態では、剤が、これらに限定されないが、種々のグレードのポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、および酢酸ビニルとビニルピロリドンのコポリマーを含むポリマー型のものである。
表面活性剤の一実施形態では、剤が、これらに限定されないが、非イオン性界面活性剤でできたものを含み;表面活性剤の別の実施形態では、剤がポリオキシエチレン化ソルビタンエステルであり、表面活性剤のさらに別の実施形態では、剤が種々のグレードのPOLYSORBATE、例えばPOLYSORBATE 80を含む。
本発明の別の実施形態では、膜形成剤と表面活性剤を、他に言及される結晶化阻害剤の総量の限度内の類似のまたは同一の量で組み込むことができる。
抗酸化剤の一実施形態では、剤が当技術分野で慣用的なものであり、これらに限定されないが、ブチルヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシトルエン、アスコルビン酸、メタ重亜硫酸ナトリウム、没食子酸プロピル、チオ硫酸ナトリウムまたはこれらの2つ以下の混合物を含む。
上に論じられる非活性製剤成分は当業者に周知であり、商業的にまたは既知の技術を通して得ることができる。これらの濃縮組成物は、一般的に上に定義される構成成分の単純な混合によって調製される;有利なことに、出発点は、活性材料を主溶媒中で混合することであり、次いで、他の成分を添加する。
施用される局所製剤の体積は、投与される物質の量が安全で有効であることが示される限り、制限されない。典型的には、施用される体積は、動物のサイズおよび質量、ならびに活性剤の濃度、寄生生物による侵襲の程度および投与の種類に依存する。いくつかの実施形態では、施用される体積が、約0.3〜約5mlまたは約0.3ml〜約1ml程度となり得る。体積についての一実施形態では、体積が、動物の質量に応じて、ネコについては約0.5ml程度であり、イヌについては約0.3〜約3ml程度である。他の実施形態では、施用される体積が、数ある因子の中でも、治療される動物のサイズおよび製剤中の活性剤の濃度に応じて、約5ml〜約10ml、約5ml〜約15ml、約10ml〜約20ml、または約20ml〜約30mlとなり得る。
本発明の別の実施形態では、本発明によるスポットオン製剤の施用が、溶液を哺乳動物または鳥に施用した場合に、持続性で広域の有効性を提供することもできる。スポットオン製剤は、動物の局所、一般的には2つの肩の間への間欠的施用のための濃縮溶液、懸濁液、マイクロエマルジョンまたはエマルジョン(スポットオン型の溶液)の局所投与を提供する。
スポットオン製剤については、担体が、米国特許第6426333号(参照により本明細書に組み込まれる)に記載される液体担体ビヒクルであり得る。一実施形態では、スポットオン製剤が溶媒および共溶媒を含み、溶媒がアセトン、アセトニトリル、ベンジルアルコール、ブチルジグリコール、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、ジプロピレングリコールn−ブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ジイソブチルアジペート、ジイソプロピルアジペート(CERAPHYL 230としても公知)、トリアセチン、ブチルアセテート、オクチルアセテート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミドおよびジメチルアセトアミドを含む有機アミド、エタノール、イソプロパノール、メタノール、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、モノメチルアセトアミド、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、液体ポリオキシエチレングリコール、プロピレングリコール、N−メチルピロリドンを含む2−ピロリドン、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコール、ジエチルフタレート脂肪酸エステル、例えばジエチルエステルまたはジイソブチルアジペート、およびこれらの溶媒の少なくとも2つの混合物であり得る。別の実施形態では、スポットオン製剤が、無水エタノール、イソプロパノールもしくはメタノール、またはこれらの混合物である共溶媒を含む。別の実施形態では、組成物が共溶媒としてのベンジルアルコールを含む。
本発明の一実施形態では、製剤の薬学的または獣医学的に許容される担体が、C1−C10アルコールもしくはそのエステル(酢酸エチル、酢酸ブチルなどの酢酸エステルを含む)、C10−C18飽和脂肪酸もしくはそのエステル、C10−C18モノ不飽和脂肪酸もしくはそのエステル、脂肪族二酸のモノエステルもしくはジエステル、グリセロールモノエステル(例えば、モノグリセリド)、グリセロールジエステル(例えば、ジグリセリド)、グリセロールトリエステル(例えば、トリアセチンなどのトリグリセリド)、グリコール、グリコールエーテル、グリコールエステルもしくはグリコールカーボネート、種々のグレードのポリエチレングリコール(PEG)またはそのモノエーテル、ジエーテル、モノエステルもしくはジエステル(例えば、ジエチレングリコールモノエチルエーテル)、またはこれらの混合物を含む。
液体担体ビヒクルは、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、アミン塩、両性界面活性剤またはポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、酢酸ビニルとビニルピロリドンのコポリマー、N−メチルピロリドン(NMP)を含む2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド、ポリエチレングリコール、ベンジルアルコール、マンニトール、グリセロール、ソルビトール、ポリオキシエチレン化ソルビタンエステル;レシチン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶の形成を阻害することができる本明細書に定義される溶媒、およびアクリル誘導体、例えばアクリレートまたはメタクリレート、ならびにアクリルモノマーから誘導される他のポリマー、またはこれらの結晶化阻害剤の混合物を含む結晶化阻害剤を含有してもよい。
スポットオン製剤は、有効成分を薬学的または獣医学的に許容されるビヒクルに溶解することによって調製され得る。あるいは、スポットオン製剤は、治療薬の残留物を動物の表面に残すために有効成分をカプセル化することによって調製することができる。これらの製剤は、治療される宿主動物の種、感染の重症度および種類、ならびに宿主の体重に応じて、組み合わせの治療薬の質量に関して異なる。
剤形は約0.5mg〜約5gの活性剤を含有し得る。剤形の一実施形態では、投与量が約1mg〜約500mgの活性剤である。より典型的には、投与量が約1mg〜約25mg、1mg〜約50mg、10mg〜約100mg、または20mg〜約200mgである。他の実施形態では、投与量が約50mg〜約300mg、50mg〜約400mg、50mg〜約500mg、50mg〜約600mg、50mg〜約800mg、または100mg〜約1000mgである。
本発明の一実施形態では、活性剤が、約0.05%〜約50%質量/体積の濃度で製剤中に存在する。他の実施形態では、活性剤が、約0.1%〜約30%、約0.5%〜約20%(w/v)または約1%〜約10%(w/v)の濃度で製剤中に存在し得る。本発明の別の実施形態では、活性剤が、約0.1〜2%質量/体積の濃度として製剤中に存在する。本発明のさらに別の実施形態では、活性剤が約0.25〜約1.5%質量/体積の濃度として製剤中に存在する。本発明のさらに別の実施形態では、活性剤が約1%質量/体積の濃度として製剤中に存在する。
本発明の特に有利な実施形態では、本発明の化合物の投与される投与量が約0.01mg/kg〜約100mg/kg動物質量である。別の実施形態では、用量が約0.1mg/kg〜約100mg/kg動物質量である。他の実施形態では、本発明の化合物の用量が、約0.5mg/kg〜約70mg/kg、約0.5mg/kg〜約50mg/kgまたは約0.5mg/kg〜約30mg/kgである。他の好ましい実施形態では、用量が0.5mg/kg〜約30mg/kg、0.5mg/kg〜約20mg/kgまたは0.5mg/kg〜約10mg/kgである。より典型的には、いくつかの実施形態では、活性化合物の用量が約0.01mg/kg〜約5mg/kg、0.1mg/kg〜約5mg/kg、約0.1mg/kg〜約3mg/kgまたは約0.1mg/kg〜1.5mg/kgである。本発明のさらに他の実施形態では、用量がわずか0.1mg/kg(0.02mg/ml)、約0.2mg/kg(0.04mg/ml)、約0.3mg/kg(0.06mg/ml)、約0.4mg/kg(0.08mg/ml)、約0.5mg/kg(0.1mg/ml)、約0.6mg/kg(0.12mg/ml)、約0.7mg/kg(0.14mg/ml)、約0.8mg/kg(0.16mg/ml)、約0.9mg/kg(0.18mg/ml)、約1.0mg/kg(0.2mg/ml)となり得る。
農業用組成物
式(I)の化合物またはその農業的に許容される塩は、一般的な生物学的および/または物理化学的パラメータに応じて、種々の方法で製剤化することができる。適切な可能な製剤の例は、水和剤(WP)、水溶剤(SP)、水溶性濃厚剤、乳剤(EC)、エマルジョン(EW)、例えば水中油型および油中水型エマルジョン、散布液、濃厚懸濁液(SC)、油または水基剤への分散剤、油と混和性の溶液、カプセル懸濁液(CS)、粉剤(DP)、種子粉衣剤、散布および土壌施用のための顆粒剤、微粒剤の形態の顆粒剤(GR)、噴霧顆粒剤、コーティング顆粒剤および吸着顆粒剤、水和性顆粒剤(WG)、水溶剤(SG)、ULV製剤、マイクロカプセルおよびワックスである。
式(I)の化合物の固体形態は、当技術分野で公知の方法、例えばByrn et al., “Solid-State Chemistry of Drugs”, 2nd Edition, SSCI Inc., (1999);Glusker et al., “Crystal Structure Analysis - A Primer”, 2nd Edition, Oxford University Press, (1985)によって調製することができる。
言及される製剤は、それ自体既知の様式で、例えば活性化合物を少なくとも1つの溶媒もしくは希釈剤、乳化剤、分散剤および/または結合剤もしくは固定剤、撥水剤および任意に、乾燥剤、UV安定剤、着色剤、顔料および他の加工助剤の1つまたは複数と混合することによって調製することができる。
これらの個々の製剤型は、原則として公知であり、例えば、Winnacker-Kuchler, "Chemische Technologie" [Chemical Technology], Volume 7, C. Hauser Verlag, Munich, 4th Edition 1986;Wade van Valkenburg, "Pesticide Formulations", Marcel Dekker, N.Y., 1973;K. Martens, "Spray Drying Handbook", 3rd Ed. 1979, G. Goodwin Ltd. Londonに記載されている。
不活性材料、界面活性剤、溶媒および他の添加剤などの必要な製剤助剤も公知であり、例えば、Watkins, "Handbook of Insecticide Dust Diluents and Carriers", 2nd Ed., Darland Books, Caldwell N.J.;H.v. Olphen, "Introduction to Clay Colloid Chemistry", 2nd Ed., J. Wiley & Sons, N.Y.;C. Marsden, "Solvents Guide", 2nd Ed., Interscience, N.Y. 1963;McCutcheon's "Detergents and Emulsifiers Annual", MC Publ. Corp., Ridgewood N.J.;Sisley and Wood, "Encyclopedia of Surface Active Agents", Chem. Publ. Co. Inc., N.Y. 1964;Schonfeldt, "Grenzflachenaktive Athylenoxidaddukte" [Surface-active ethylene oxide adducts], Wiss. Verlagsgesell., Stuttgart 1976;Winnacker-Kuchler, "Chemische Technologie" [Chemical Technology], Volume 7, C. Hauser Verlag, Munich, 4th Ed. 1986に記載されている。
水和剤は、水に均一に分散性であり、式(I)の化合物の他に、希釈剤または不活性物質に加えて、イオン性および/または非イオン性界面活性剤(ウェッター、分散剤)、例えばポリオキシエチル化アルキルフェノール、ポリオキシエチル化脂肪アルコール、ポリオキシエチル化脂肪アミン、脂肪アルコールポリグリコールエーテルサルフェート、アルカンスルホネートまたはアルキルベンゼンスルホネート、リグノスルホン酸ナトリウム、2,2’−ジナフチルメタン−6,6’−ジスルホン酸ナトリウム、ジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウムまたはオレオイルメチルタウリン酸ナトリウムも含む調製物である。水和剤を調製するために、式(I)の化合物は、例えば、ハンマーミル、ブロアーミルおよびエアジェットミルなどの慣用的な装置で細かく粉砕され、同時にまたは後で製剤助剤と混合される。
乳剤は、例えば、式(I)の化合物を、1つまたは複数のイオン性および/または非イオン性界面活性剤(乳化剤)を添加した有機溶媒、例えばブタノール、シクロヘキサノン、ジメチルホルムアミド、キシレンまたはより高沸点の芳香族もしくは炭化水素またはこれらの混合物に溶解することによって調製される。使用することができる乳化剤は、例えば:アルキルアリールスルホン酸のカルシウム塩、例えばドデシルベンゼンスルホン酸カルシウムまたは非イオン性乳化剤、例えば脂肪酸ポリグリコールエステル、アルキルアリールポリグリコールエーテル、脂肪アルコールポリグリコールエーテル、プロピレンオキシド/エチレンオキシド縮合物、アルキルポリエーテル、ソルビタンエステル、例えばソルビタン脂肪酸エステルまたはポリオキシエチレンソルビタンエステル、例えばポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルである。
粉剤は、活性物質を微細固体物質、例えばタルクまたは天然粘土、例えばカオリン、ベントナイトもしくはパイロフィライト、または珪藻土と共に粉砕することによって得られる。
濃厚懸濁液は水性または油性であり得る。これらは、例えば、適切であれば、例えば他の製剤型の場合で既に上に言及されたような界面活性剤を添加して、市販のビーズミルによって湿式粉砕することによって調製することができる。
エマルジョン、例えば水中油型エマルジョン(EW)は、例えば、水性有機溶媒および適切であれば、例えば他の製剤型の場合で既に上に言及されたような界面活性剤を使用して、撹拌機、コロイドミルおよび/またはスタティックミキサー(static mixture)によって調製することができる。
粒剤は、式(I)の化合物を吸着性の造粒不活性材料上に噴霧することによって、または結合剤、例えばポリビニルアルコール、ナトリウムポリアクリレートもしくは鉱油によって活性物質濃縮液物を砂、カオリナイトなどの担体、もしくは造粒不活性材料の表面上に適用することによって調製することができる。適切な活性物質を、所望であれば肥料との混合物で、肥料顆粒の製造に慣用的な様式で造粒することもできる。
水和性顆粒剤は、概して、噴霧乾燥、流動層造粒、ディスク造粒、高速ミキサーでの混合および固体不活性材料を用いない押出などの慣用的な方法によって調製される。ディスク、流動層、押出機および噴霧顆粒を調製するために、例えば、"Spray-Drying Handbook" 3rd ed. 1979, G. Goodwin Ltd., London; J.E. Browning, "Agglomeration", Chemical and Engineering 1967, pages 147 et seq.;"Perry's Chemical Engineer's Handbook", 5th Ed., McGraw-Hill, New York 1973, p. 8-57の方法を参照されたい。一般に、農薬調製物は、約0.1〜約99質量%および約0.1〜約95質量%からなる群から選択される範囲の式(I)の化合物を含む。
水和剤中の式(I)の化合物の濃度は、例えば、約10〜約90質量%であり、100質量%までの残りは、慣用的な製剤成分で構成される。乳剤の場合、式(I)の化合物の濃度は、約1質量%〜約90質量%および約5質量%〜約80質量%からなる群から選択される範囲になり得る。粉剤の形態の製剤は、通常約1質量%〜約30質量%の式(I)の化合物および約5質量%〜約20質量%の式(I)の化合物からなる群から選択される範囲を含む。噴霧可能な溶液は、約0.05質量%〜約80質量%の式(I)の化合物および約2質量%〜約50質量%の式(I)の化合物からなる群から選択される範囲を含む。水和性顆粒剤の場合、式(I)の化合物の含有量は、式(I)の化合物が液体形態であるか固体形態であるか、およびどの造粒助剤、充填剤などを使用しているかに部分的に依存する。水和性顆粒剤は、例えば、約1〜約95質量%の間および約10質量%〜約80質量%の間からなる群から選択される範囲を含む。
さらに、言及される式(I)の化合物の製剤は、適切であれば、各場合で慣用的な接着剤、ウェッター、分散剤、乳化剤、浸透剤、保存剤、不凍剤、溶媒、充填剤、担体、着色剤、消泡剤、蒸発阻害剤、pH調整剤および粘度調整剤を含む。
以下は農業用組成物の例である:
1.水で希釈する製品。種子処理目的で、このような製品を希釈してまたは希釈しないで種子に施用することができる。
A)水溶性濃厚剤
10質量部の活性化合物を90質量部の水または水溶性溶媒に溶解する。代わりとして、ウェッターまたは他の助剤を添加する。活性化合物は水による希釈で溶解し、それによって10%(w/w)の活性化合物を含む製剤が得られる。
B)分散性濃厚剤(DC)
20質量部の活性化合物を、10質量部の分散剤、例えばポリビニルピロリドンを添加した70質量部のシクロヘキサノンに溶解する。水による希釈で分散液が得られ、それによって20%(w/w)の活性化合物を含む製剤が得られる。
C)乳剤(EC)
15質量部の活性化合物を、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウムおよびヒマシ油エトキシレート(各場合で、5質量部)を添加した7質量部のキシレンに溶解する。水による希釈でエマルジョンが得られ、それによって15%(w/w)の活性化合物を含む製剤が得られる。
D)エマルジョン
25質量部の活性化合物を、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウムおよびヒマシ油エトキシレート(各場合で、5質量部)を添加した35質量部のキシレンに溶解する。この混合物を、乳化剤マシン(例えば、Ultraturrax)によって30質量部の水に導入し、均質なエマルジョンにする。水による希釈でエマルジョンが得られ、それによって25%(w/w)の活性化合物を含む製剤が得られる。
E)懸濁液
攪拌ボールミル中で、20質量部の活性化合物を、10質量部の分散剤、ウェッターおよび70質量部の水または有機溶媒を添加して破砕して、微細活性化合物懸濁液を得る。水による希釈で活性化合物の安定な懸濁液が得られ、それによって20%(w/w)の活性化合物を含む製剤が得られる。
F)水和性顆粒剤および水溶剤(WG、SG)
50質量部の活性化合物を50質量部の分散剤およびウェッターを添加して細かく粉砕し、技術的器具(例えば、押出、スプレー塔、流動層)によって水和性顆粒剤または水溶剤として形成する。水による希釈で活性化合物の安定な分散液または溶液が得られ、それによって50%(w/w)の活性化合物を含む製剤が得られる。
G)水和剤および水溶剤
75質量部の活性化合物を、25質量部の分散剤、ウェッターおよびシリカゲルを添加して動静翼ミルで粉砕する。水による希釈で活性化合物の安定な分散液または溶液が得られ、それによって75%(w/w)の活性化合物を含む製剤が得られる。
H)ゲル製剤(GF)
攪拌ボールミル中で、20質量部の活性化合物を、10質量部の分散剤、1質量部のゲル化剤ウェッターおよび70質量部の水または有機溶媒を添加して破砕して、微細活性化合物懸濁液を得る。水による希釈で活性化合物の安定な懸濁液が得られ、それによって20%(w/w)の活性化合物を含む製剤が得られる。
2.葉面施用のために希釈しないで施用される製品。種子処理目的で、このような製品を希釈してまたは希釈しないで種子に施用することができる。
I)粉剤
5質量部の活性化合物を、細かく粉砕し、95質量部の微細カオリンと完全に混合する。これにより、5%(w/w)の活性化合物を有する粉剤が得られる。
J)粒剤
0.5質量部の活性化合物を、細かく粉砕し、95.5質量部の担体と会合させると、それによって0.5%(w/w)の活性化合物を含む製剤が得られる。現在の方法は押出、噴霧乾燥または流動層である。これにより、葉面使用のために希釈しないで施用される粒剤が得られる。
K)ULV溶液(UL)
10質量部の活性化合物を、90質量部の有機溶媒、例えばキシレンに溶解する。これにより、葉面使用のために希釈しないで施用される10%(w/w)の活性化合物を有する製品が得られる。
治療方法
本発明の別の態様では、動物の寄生生物侵襲/感染を予防または治療する方法であって、少なくとも1つの式(I)の化合物を、任意に薬学的に許容される担体と共に動物に投与するステップを含む方法が提供される。本発明の化合物は、外部寄生生物(例えば、ノミおよびマダニ)に対して持続性の有効性を有し、一定の実施形態では、適切な殺内部寄生生物剤と組み合わせると、動物を害する内部寄生生物に対しても活性となり得る。
本発明の一実施形態では、飼育動物の寄生生物侵襲または感染を治療または予防する方法であって、有効量の少なくとも1つの本発明のイソキサゾリン活性剤を動物に投与するステップを含む方法が提供される。本発明の方法および組成物が有効である外部寄生生物には、これらに限定されないが、ノミ、マダニ、ダニ、カ、ハエおよびシラミが含まれる。組成物が内部寄生生物に対して活性の1つまたは複数の追加の活性剤を含む一定の実施形態では、本発明の組成物および方法が、これらに限定されないが、動物およびヒトの消化管の条虫、線虫、鉤虫および回虫を含む内部寄生生物に対しても有効となり得る。
外部寄生生物に対する治療の一実施形態では、外部寄生生物が、イヌノミ属(Ctenocephalides)、コイタマダニ属(Rhipicephalus)、カクマダニ属(Dermacentor)、マダニ属(Ixodes)、ウシマダニ属(Boophilus)、キララマダニ属(Amblyomma)、チマダニ属(Haemaphysalis)、イボマダニ属(Hyalomma)、サルコプテス属(Sarcoptes)、キュウセンヒゼンダニ属(Psoroptes)、ミミヒゼンダニ属(Otodectes)、ショクヒヒゼンダニ属(Chorioptes)、ヒフバエ属(Hypoderma)、ダマリニア属(Damalinia)、ケモノホソジラミ属(Linognathus)、ブタジラミ属(Haematopinus)、ソレノポテス属(Solenopotes)、ケモノハジラミ属(Trichodectes)およびフェリコラ属(Felicola)のものを含む1つまたは複数の昆虫またはクモ綱である。
外部寄生生物に対する治療の別の実施形態では、外部寄生生物が、イヌノミ属(Ctenocephalides)、コイタマダニ属(Rhipicephalus)、カクマダニ属(Dermacentor)、マダニ属(Ixodes)および/またはウシマダニ属(Boophilus)のものである。治療される外部寄生生物には、これらに限定されないが、ノミ、マダニ、ダニ、カ、ハエ、シラミ、クロバエおよびこれらの組み合わせが含まれる。具体例としては、これらに限定されないが、ネコおよびイヌのノミ(ネコノミ(Ctenocephalides felis)、イヌノミ属(Ctenocephalides)種など)、マダニ(コイタマダニ属(Rhipicephalus)種、マダニ属(Ixodes)種、カクマダニ属(Dermacentor)種、キララマダニ属(Amblyomma)種など)、およびダニ(ニキビダニ属(Demodex)種、サルコプテス属(Sarcoptes)種、ミミヒゼンダニ属(Otodectes)種など)、シラミ(ケモノハジラミ属(Trichodectes)種、ヤドリツメダニ属(Cheyletiella)種、ケモノホソジラミ属(Linognathus)種など)、カ(ヤブカ属(Aedes)種、イエカ属(Culex)種、ハマダラカ属(Anopheles)種など)、およびハエ(ノサシバエ(Haematobia irritans)を含むヘマトビア属(Haematobia)種、イエバエ属(Musca)種、サシバエ(Stomoxys calcitrans)を含むストモキシス属(Stomoxys)種、ヒフバエ属(Dermatobia)種、コクリオミイヤ属(Cochliomyia)種など)が挙げられる。
外部寄生生物の追加の例としては、これらに限定されないが、マダニ、ウシマダニ属、特にオウシマダニ(ウシマダニ)種、デコロラタス(deeoloratus)種およびアニュラタス(annulatus)種のマダニ;ハエ幼虫症、例えばヒトヒフバエ(Dermatobia hominis)(ベルンインブラジル(Berne in Brazil)として公知)およびコクリオミイヤ・ホミニボラックス(Cochlyomia hominivorax)(キンバエ);ヒツジハエ幼虫症、例えばルシリア・セリカタ(Lucilia sericata)、ルシリア・クプリナ(Lucilia cuprina)(オーストラリア、ニュージーランドおよび南アフリカでクロバエ蠅蛆症として公知);固有の、すなわちその成虫が寄生生物を構成するハエ、例えばノサシバエ(Haematobia irritans)(ノサシバエ)およびサシバエ(Stomoxys calcitrans)(サシバエ);シラミ、例えばウシホソジラミ(Linognathus vituli)等;およびダニ、例えばヒゼンダニ(Sarcoptes scabiei)およびヒツジキュウセンダニ(Psoroptes ovis)が挙げられる。上記リストは網羅的ではなく、他の外部寄生生物も動物およびヒトに有害であることが当技術分野で周知である。これらには、例えば移動性双翅目幼虫が含まれる。
本発明のいくつかの実施形態では、組成物を使用して、裸頭条虫属(Anoplocephala)、鉤虫属(Ancylostoma)、アメリカ鉤虫属(Necator)、回虫属(Ascaris)、毛細線虫属(Capillaria)、クーペリア属(Cooperia)、ディピリジウム属(Dipylidium)、イヌ糸状虫属(Dirofilaria)、エキノコックス属(Echinococcus)、ギョウチュウ属(Enterobius)、ファスキオラ属(Fasciola)、ヘモンクス属(Haemonchus)、腸結節虫属(Oesophagostomum)、オステルタギア属(Ostertagia)、トキソカラ属(Toxocara)、ストロンギロイデス属(Strongyloides)、トキサスカリス属(Toxascaris)、旋毛虫属(Trichinella)、鞭虫属(Trichuris)および毛様線虫属(Trichostrongylus)からなる群から選択される蠕虫などの内部寄生生物に対して治療することもできる。
一実施形態では、本発明は、ネコ、イヌ、ウマ、ニワトリを含む鳥、ヒツジ、ヤギ、ブタ、シチメンチョウおよびウシなどの家畜および伴侶動物を含む動物(野生または飼育)の寄生生物感染および侵襲を、これらの宿主からこのような動物が一般的に遭遇する寄生生物を駆除することを目的として、治療および予防する方法を提供する。
好ましい実施形態では、本発明は、これらに限定されないが、ネコおよびイヌを含む伴侶動物の寄生生物感染および侵襲を治療または予防する方法を提供する。本発明の方法は、ノミおよびマダニによるネコおよびイヌの寄生生物侵襲を予防または治療するのに特に有効である。
別の好ましい実施形態では、本発明の方法が、ウシまたはヒツジの寄生生物感染および侵襲の治療または予防に使用される。ウシまたはヒツジなどの家畜動物を治療する場合、本方法および組成物は、オウシマダニ(Rhipicephalus(Boophilus) microplus)、ノサシバエ(Haematobia irritans)(ノサシバエ)、サシバエ(Stomoxys calcitrans)(サシバエ)、およびヒツジハエ幼虫症、例えばルシリア・セリカタ(Lucilia sericata)、ルシリア・クプリナ(Lucilia cuprina)(オーストラリア、ニュージーランドおよび南アフリカでクロバエ蠅蛆症として公知)に対して特に有効である。
「治療すること(treating)」または「治療する(treat)」または「治療(treatment)」という用語は、寄生生物を根絶する、または治療を受けている動物に侵襲している寄生生物の数を減少させるための、本発明のイソキサゾリン化合物の寄生生物侵襲を有する動物への施用または投与を意味することを意図している。イソキサゾリン化合物を薬学的に許容される担体と共に含む本発明の組成物を使用してこのような寄生生物侵襲を予防することができることに留意されたい。
本発明の化合物および組成物は、当の寄生生物を以下に記載されるように所望の程度まで防除するのに適した殺寄生生物有効量で投与される。本発明の各態様では、本発明の化合物および組成物を単一有害生物またはその組み合わせに対して施用することができる。
本発明の化合物および組成物は、寄生生物感染または侵襲を治療または予防するために連続的に投与され得る。このようにして、有効量の本発明の活性イソキサゾリン化合物を、それを必要とする動物に送達して標的寄生生物を防除する。「有効量」により、動物に侵襲している寄生生物を根絶またはその数を減少させるための本発明の組成物の十分な量が意図される。一実施形態では、活性剤の有効量が、当技術分野で使用される既知の方法による陰性対照(処置されていないまたはプラセボで処置された動物)と比較して、標的寄生生物に対して少なくとも70%の有効性を達成する。他の実施形態では、活性剤の有効量が、標的有害生物に対して少なくとも80%または少なくとも90%の有効性を達成する。好ましくは、活性剤の有効量が、標的有害生物に対して少なくとも95%の有効性を達成する。いくつかの実施形態では、本発明の化合物および組成物の有効量が、標的寄生生物に対して少なくとも98%または100%の有効性を達成する。
一般的に、単一用量としてまたは1〜5日の期間にわたって分割用量で与えられる体重1kg当たり約0.001〜約100mgの用量が満足のいくものであるが、当然、より高いまたはより低い投与量範囲が指示される例も存在することができ、このようなものも本発明の範囲内である。具体的な宿主および寄生生物のために特定の投与レジメンを決定することは十分に当業者の日常的な技能の範囲内である。
伴侶動物についてのいくつかの実施形態では、投与されるイソキサゾリン活性剤の投与量が、体重1kg当たり約0.1〜約50mgの間である。他の実施形態では、投与される式(I)の化合物の投与量が、約0.1〜約30mg/kg体重の間である。より典型的には、投与されるイソキサゾリン活性剤の用量が、約0.5〜約20mg/kgまたは約0.5〜約15mg/kg体重である。好ましくは、投与されるイソキサゾリン活性剤の用量が、約0.5〜約10mg/kg、約0.5〜約8mg/kgまたは約0.5〜約5mg/kg体重である。
小型動物(例えば、ネコおよび他の小型動物)の寄生生物侵襲および感染の治療および予防についての一定の実施形態では、投与されるイソキサゾリン活性剤の用量が、約0.5〜約2mg/kg体重、好ましくは約1mg/kg体重である。寄生生物侵襲または感染に対する小型動物の極めて長期間の治療および保護についての他の実施形態では、約2〜約15mg/kg体重または好ましくは約5〜約15mg/kg体重の用量が投与される。
寄生生物侵襲および感染からのイヌの治療および保護についてのいくつかの実施形態では、約2〜約15mg/kg体重の用量のイソキサゾリン活性剤が投与される。他の実施形態では、約2〜約8mg/kgまたは約2〜約5mg/kg体重の用量が投与される。
ウシまたはヒツジなどの家畜動物の治療についての他の実施形態では、投与されるイソキサゾリン活性剤の用量が、約1〜約30mg/kg体重であり得る。より典型的には、投与される用量が約1〜約20mg/kgまたは約1〜約15mg/kgである。好ましくは、家畜動物に投与されるイソキサゾリン活性剤の用量が、約1〜約10mg/kg体重である。
より多い量を極めて長い放出で動物の体の中または上に提供してもよい。別の治療実施形態では、鳥およびサイズが小型である他の動物のための活性剤の量が約0.01mg/kg超であり、小型鳥および他の動物の治療についての別の実施形態では、量が約0.01〜約20mg/kg動物体重の間である。より典型的には、小型動物および鳥のためのイソキサゾリンの用量が約0.5〜約15mg/kg、約0.5〜約10mg/kg体重、または約0.5mg/kg〜約5mg/kg体重である。
イヌまたはネコで使用する方法の一実施形態では、本発明のイソキサゾリン化合物を含む組成物が、約1カ月以上の間、少なくとも約90.0%以上のノミおよび/またはマダニに対する有効性を有する。別の実施形態では、本発明の組成物が、約30日以上の間、少なくとも95.0%以上のノミおよび/またはマダニに対する有効性を提供する。
別の実施形態では、本発明の化合物および組成物が、2カ月以上の間、少なくとも約80%のネコおよびイヌのノミおよび/またはマダニに対する有効性を提供する。別の実施形態では、化合物および組成物が、約2カ月以上の間、約90%のネコおよびイヌのノミおよび/またはマダニに対する有効性を提供する。さらに別の実施形態では、化合物および組成物が、約2カ月以上の間、約95%の有効性を提供する。他の実施形態では、化合物および組成物が、約3カ月以上の間を含む、ノミおよび/マダニに対する長期間の有効性を提供する。
本発明の一実施形態では、イソキサゾリン化合物が、動物に局所組成物の形態で投与され得る。局所組成物は、ディップ、シャンプー、スプレー、スポットオン、ポアオンなどを含む。寄生生物を防除するための動物への局所組成物の施用は、当技術分野で周知である。
いくつかの実施形態では、イソキサゾリン化合物が、アプリケータガンまたは計量フラスコ、ピペット、注射器、ロールオン、ドロッパー、カプセル剤、箔パッケージ、バイアル、ツイストチップ容器、計量投与エアロゾルまたはスプレー、ならびに他の単一用量および複数用量容器の使用を含む、当技術分野で既知の任意の手段を使用して、溶液で投与され得る。
本発明の別の態様では、動物の寄生生物侵襲を治療または予防するためのキットであって、薬学的に許容される担体と共に少なくとも1つの本発明のイソキサゾリン活性剤と、組成物を施用するための分注装置とを含むキットが提供される。分注装置は、薬学的に許容される担体または希釈剤中に有効用量の各活性剤を含む、ピペット、注射器、ロールオン、ドロッパー、カプセル剤、箔パッケージ、バイアル、ツイストチップ容器、計量投与エアロゾルまたはスプレー、ならびに他の単一用量および複数用量容器であり得る。
他の実施形態では、イソキサゾリン化合物が、当技術分野で既知のカプセル剤、錠剤、チュアブル錠剤またはソフトチュー組成物の形態で投与され得る。
本発明の別の実施形態では、本発明の化合物および組成物が、ある場所の有害生物を防除するのに適している。そのため、本発明の追加の実施形態は、ある場所の有害生物を防除する方法であって、殺有害生物有効量の式(I)の化合物または化合物を含む組成物をその場所に施用するステップを含む方法である。本発明の化合物で防除され得る有害生物には、チャバネゴキブリ(Blattella germanica)、ヘリオシス・ビレッセンス(Heliothis virescens)、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)、トビイロシワアリ(Tetramorium caespitum)およびこれらの組み合わせなどの昆虫が含まれる。
さらに別の実施形態では、本発明の化合物および組成物が、作物、植物および木材由来材料を有害生物から保護するのに有効である。よって、本発明は、作物、植物、植物繁殖材料および木材製の材料を、これらの材料を害する有害生物から保護する方法であって、本発明の化合物または化合物を含む組成物を、作物、植物、植物繁殖材料および木材製の材料に施用するステップを含む方法を提供する。
他の実施形態では、本発明の化合物および組成物が、例えば、アングイナ属(Anguina)種、アフェレンコイデス属(Aphelenchoides)属、ベロノアイムス属(Belonoaimus)種、ブルサフェレンクス属(Bursaphelenchus)種、ディチレンクス・ディプサシ(Ditylenchus dipsaci)、グロボデラ属(Globodera)種、ヘリオコチレンカス属(Heliocotylenchus)種、ヘテロデラ属(Heterodera)種、ロンギドラス属(Longidorus)種、メロイドジン属(Meloidogyne)種、プラティレンクス属(Pratylenchus)種、ラドフォラス・シミリス(Radopholus similis)、ロチレンクス属(Rotylenchus)種、トリコドルス属(Trichodorus)種、ティレンコリンクス(Tylenchorhynchus)種、ティレンクルス属(Tylenchulus)種、ミカンネセンチュウ(Tylenchulus semipenetrans)、キシフィネマ属(Xiphinema)種を含む植物性寄生線虫に対して使用され得る。
さらに、本発明の化合物および組成物を、これらに限定されないが、以下の有害生物を含む有害生物に対して使用することもできる:
(1)等脚目(Isopoda)のもの、例えばオニスクス・アセルス(Oniscus asellus)、アルマジリジウム・ブルガレ(Armadillidium vulgare)およびポルセリオ・スカベル(Porcellio scaber);
(2)倍脚綱(Diplopoda)の目のもの、例えばブラニウルス・グツラツス(Blaniulus guttulatus);
(3)唇脚綱(Chilopoda)の目のもの、例えばゲオフィルス・カルポファグス(Geophilus carpophagus)およびスクチゲレラ属(Scutigerella)種;
(4)結合綱(Symphyla)の目のもの、例えばスクチゲレラ・イマクラタ(Scutigerella immaculata);
(5)シミ目(Thysanura)のもの、例えばセイヨウシミ(Lepisma saccharina);
(6)トビムシ目(Collembola)のもの、例えばオニキウルス・アルマトゥス(Onychiurus armatus);
(7)ゴキブリ目(Blattaria)のもの、例えばトウヨウゴキブリ(Blatta orientalis)、ワモンゴキブリ(Periplaneta americana)、マデラゴキブリ(Leucophaea maderae)およびチャバネゴキブリ(Blattella germanica);
(8)ハチ目(Hymenoptera)のもの、例えばジプリオン属(Diprion)種、ホプロカンパ属(Hoplocampa)種、ケアリ属(Lasius)種、イエヒメアリ(Monomorium pharaonis)およびスズメバチ属(Vespa)種;
(9)ノミ目(Siphonaptera)のもの、例えばケオピスネズミノミ(Xenopsylla cheopis)およびナガノミ属(Ceratophyllus)種;
(10)シラミ亜目(Anoplura)(シラミ目(Phthiraptera))のもの、例えばダマリニア属(Damalinia)種、ブタジラミ属(Haematopinus)種、ケモノホソジラミ属(Linognathus)種、シラミ属(Pediculus)種、ケモノハジラミ属(Trichodectes)種;
(11)クモ綱(Arachnida)のもの、例えばアカルス・シロ(Acarus siro)、アセリア・シェルドニ(Aceria sheldoni)、アクロプス属(Aculops)種、アクルス属(Aculus)種、アンブリオンマ属(Amblyomma)種、アルガス属(Argas)種、ウシマダニ属(Boophilus)種、ブレビパルプス属(Brevipalpus)種、クローバービラハダニ(Bryobia praetiosa)、ショクヒヒゼンダニ属(Chorioptes)種、ワクモ(Dermanyssus gallinae)、エオテトラニクス属(Eotetranychus)種、エピトリメルス・ピリ(Epitrimerus pyri)、ユーテトラニクス属(Eutetranychus)種、エリオフィエス属(Eriophyes)種、ヘミタルソネムス属(Hemitarsonemus)種、ヒアロンマ属(Hyalomma)種、マダニ属(Ixodes)種、クロゴケグモ(Latrodectus mactans)、メタテトラニクス属(Metatetranychus)種、オリゴニクス属(Oligonychus)種、ヒメダニ属(Ornithodoros)種、パノニクス属(Panonychus)種、ミカンサビダニ(Phyllocoptruta oleivora)、チャノホコリダニ(Polyphagotarsonemus latus)、キュウセンヒゼンダニ属(Psoroptes)種、コイタマダニ属(Rhipicephalus)種、ネダニ属(Rhizoglyphus)種、サルコプテス属(Sarcoptes)種、スコルピオ・マウルス(Scorpio maurus)、ステノタルソネムス属(Stenotarsonemus)種、タルソネムス属(Tarsonemus)種、テトラニクス属(Tetranychus)種、ヴァサテス・リコペルシキ(Vasates lycopersici);
(12)双殻類(Bivalva)の綱のもの、例えばカワホトトギスガイ属(Dreissena)種;
(13)鞘翅目(Coleoptera)のもの、例えばインゲンマメゾウムシ(Acanthoscelides obtectus)、コイチャコガネ属(Adoretus)種、アゲラスチカ・アルニ(Agelastica alni)、アグリオテス属(Agriotes)種、アンフィマロン・ソルスチチアリス(Amphimallon solstitialis)、アノビウム・プンクタツム(Anobium punctatum)、アノプロホラ属(Anoplophora)種、アントノムス属(Anthonomus)種、アントレヌス属(Anthrenus)種、アポゴニア属(Apogonia)種、アトマリア属(Atomaria)種、ヒメカツオブシムシ属(Attagenus)種、ブルキジウス・オブテクツス(Bruchidius obtectus)、ブルクス属(Bruchus)種、セウトリンクス属(Ceuthorhynchus)種、クレオヌス・メンジクス(Cleonus mendicus)、コノデルス属(Conoderus)種、コスモポリテス属(Cosmopolites)種、コステリトラ・ゼアランジカ(Costelytra zealandica)、クルクリオ属(Curculio)種、ヤナギシリジロゾウムシ(Cryptorhynchus lapathi)、デルメステス属(Dermestes)種、ジアブロチカ属(Diabrotica)種、エピラクナ属(Epilachna)種、ファウスティヌス・クバエ(Faustinus cubae)、ギビウム・シロイデス(Gibbium psylloides)、ヘテロニクス・アラター(Heteronychus arator)、ヒラモルファ・エレガンス(Hylamorpha elegans)、ヒロトルペス・バジュラス(Hylotrupes bajulus)、ヒペラ・ポスティカ(Hypera postica)、ヒポテネムス属(Hypothenemus)種、ラクノステルナ・コンサングイネア(Lachnosterna consanguinea)、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)、イネミズゾウムシ(Lissorhoptrus oryzophilus)、リクサス属(Lixus)種、リクタス属(Lyctus)種、メリゲテス・アエネウス(Meligethes aeneus)、メロロンタ・メロロンタ(Melolontha melolontha)、ミグドルス属(Migdolus)種、モノカムス属(Monochamus)種、ナウパクツス・キサントグラフス(Naupactus xanthographus)、ニプツス・ホロレウクス(Niptus hololeucus)、オリクテス・リノセロス(Oryctes rhinoceros)、オリザエフィルス・スリナメンシス(Oryzaephilus surinamensis)、オチオリンクス・スルカツス(Otiorrhynchus sulcatus)、オキシセトニア・ジュクンダ(Oxycetonia jucunda)、ファエドン・コクレアリアエ(Phaedon cochleariae)、フィロファガ属(Phyllophaga)種、マメコガネ(Popillia japonica)、プレムノトリペス属(Premnotrypes)種、プシリオデス・クリソセファラ(Psylliodes chrysocephala)、プチヌス属(Ptinus)種、リゾビウス・ベントラリス(Rhizobius ventralis)、コナナガシンクイ(Rhizopertha dominica)、シトフィルス属(Sitophilus)種、スフェノフォルス属(Sphenophorus)種、ステルネクス属(Sternechus)種、シンフィレテス属(Symphyletes)種、テネブリオ・モリトル(Tenebrio molitor)、トリボリウム属(Tribolium)種、トロゴデルマ属(Trogoderma)種、チキウス属(Tychius)種、キシロトレクス属(Xylotrechus)種、ザブルス属(Zabrus)種;
(14)双翅目(Diptera)のもの、例えばヤブカ属(Aedes)種、ハマダラカ属(Anopheles)種、ビビオ・ホルツラヌス(Bibio hortulanus)、カリホラ・エリトロセファラ(Calliphora erythrocephala)、セラチチス・カピタタ(Ceratitis capitata)、クリソミイア属(Chrysomyia)種、コクリオミイヤ属(Cochliomyia)種、コルジロビア・アントロポファガ(Cordylobia anthropophaga)、イエカ属(Culex)種、クテレブラ属(Cuterebra)種、オリーブミバエ(Dacus oleae)、ヒトヒフバエ(Dermatobia hominis)、ショウジョウバエ属(Drosophila)種、ヒメイエバエ属(Fannia)種、ガストロフィルス属(Gastrophilus)種、ヒレミイア属(Hylemyia)種、ヒポボスカ属(Hyppobosca)種、ヒポデルマ属(Hypoderma)種、リリオミザ属(Liriomyza)種、ルシリア属(Lucilia)種、ムスカ属(Musca)種、ネザラ属(Nezara)種、オエストルス属(Oestrus)種、オシネラ・フリト(Oscinella frit)、ペゴミイア・ヒオシアミ(Pegomyia hyoscyami)、フォルビア属(Phorbia)種、ストモキス属(Stomoxys)種、タバヌス属(Tabanus)種、タニア属(Tannia)種、チプラ・パルドサ(Tipula paludosa)、ヴォールファールトニクバエ属(Wohlfahrtia)種;
(15)腹足綱(Gastropoda)のもの、例えばアリオン属(Arion)種、ビオンファラリア属(Biomphalaria)種、ブリナス属(Bulinus)種、デロセラス属(Deroceras)種、ガルバ属(Galba)種、リムナエア属(Lymnaea)種、オンコメラニア属(Oncomelania)種、スシネア属(Succinea)種;
(16)蠕虫類の網のもの、例えばズビニ鉤虫(Ancylostoma duodenale)、セイロン鉤虫(Ancylostoma ceylanicum)、ブラジル鉤虫(Acylostoma braziliensis)、鉤虫属(Ancylostoma)種、回虫(Ascaris lubricoides)、回虫属(Ascaris)種、マレー糸状虫(Brugia malayi)、ブルギア・チモリ(Brugia timori)、ブノストムム属(Bunostomum)種、カベルチア属(Chabertia)種、クロノルキス属(Clonorchis)種、クーペリア属(Cooperia)種、ジクロコエリウム属(Dicrocoelium)種、ディクチオカウルス・フィラリア(Dictyocaulus filaria)、広節裂頭条虫(Diphyllobothrium latum)、メジナ虫(Dracunculus medinensis)、単包条虫(Echinococcus granulosus)、多包条虫(Echinococcus multilocularis)、蟯虫(Enterobius vermicularis)、ファシオラ属(Faciola)種、ヘモンクス属(Haemonchus)種、ヘテラキス属(Heterakis)種、小型条虫(Hymenolepis nana)、ヒオストロングルス属(Hyostrongulus)種、ロア糸状虫(Loa Loa)、ネマトジルス属(Nematodirus)種、腸結節虫属(Oesophagostomum)種、肝吸虫属(Opisthorchis)種、回旋糸状虫(Onchocerca volvulus)、オステルタギア属(Ostertagia)種、肺吸虫属(Paragonimus)種、住血吸虫属(Schistosoma)種、ストロンギロイデス・フエレボルニ(Strongyloides fuelleborni)、ストロンギロイデス・ステルコラリス(Strongyloides stercoralis)、ストロンギロイデス属(Strongyloides)種、無鉤条虫(Taenia saginata)、有鉤条虫(Taenia solium)、旋毛虫(Trichinella spiralis)、トリキネラ・ナティバ(Trichinella nativa)、トリキネラ・ブリトーヴィ(Trichinella britovi)、トリキネラ・ネルソーニ(Trichinella nelsoni)、トリキネラ・シュードプシラリス(Trichinella pseudopsiralis)、トリコストロングルス属(Trichostrongulus)種、鞭虫(Trichuris trichiura)、バンクロフト糸状虫(Wuchereria bancrofti);
(17)異翅亜目(Heteroptera)のもの、例えばアナサ・トリスティス(Anasa tristis)、アンテスチオプシス属(Antestiopsis)種、ブリスス属(Blissus)種、カロコリス属(Calocoris)種、カンピロンマ・リビダ(Campylomma livida)、カベレリウス属(Cavelerius)種、シメックス属(Cimex)種、クレオンチアデス・ジルツス(Creontiades dilutus)、ダシヌス・ピペリス(Dasynus piperis)、ジケロプス・フルカツス(Dichelops furcatus)、ジコノコリス・ヘウェチ(Diconocoris hewetti)、ジスデルクス属(Dysdercus)種、ユースキスツス属(Euschistus)種、ユーリガスター属(Eurygaster)種、ヘリオペルティス属(Heliopeltis)種、ホルキアス・ノビレルス(Horchias nobiellus)、レプトコリサ属(Leptocorisa)種、レプトグロスス・フィロプス(Leptoglossus phyllopus)、リグス属(Lygus)種、マクロペス・エクスカバツス(Macropes excavatus)、メクラカメムシ科(Miridae)、ネザラ属(Nezara)種、オエバルス属(Oebalus)種、カメムシ科(Pentatomidae)、ピエスマ・クアドラタ(Piesma quadrata)、ピエゾドルス属(Piezodorus)種、プサルス・セリアツス(Psallus seriatus)、シューダシスタ・ぺルセア(Pseudacysta persea)、ロドニウス属(Rhodonius)種、サールベルゲラ・シングラリス(Sahlbergella singularis)、スコチノフォラ属(Scotinophora)種、ステファニティス・ナシ(Stephanitis nashi)、チブラカ属(Tibraca)種、トリアトマ属(Triatoma)種;
(18)同翅亜目(Homoptera)のもの、例えばアシルトシポン属(Acyrthosipon)種、アエネオラミア属(Aeneolamia)種、アゴノセナ属(Agonoscena)種、アレウロデス属(Aleurodes)種、アレウロロブス・バロデンシス(Aleurolobus barodensis)、アレウロトリキスス属(Aleurothrixus)種、アムラスカ属(Amrasca)種、アヌラフィス・カルズイ(Anuraphis cardui)、アオニジエラ属(Aonidiella)種、アファノスティグマ・ピリ(Aphanostigma piri)、アフィス属(Aphis)種、アルボリディア・アピカリス(Arboridia apicalis)、アスピディエラ属(Aspidiella)種、アスピディオトゥス属(Aspidiotus)種、アタヌス属(Atanus)種、ジャガイモヒゲナガアブラムシ(Aulacorthum solani)、ベミシア属(Bemisia)種、ムギワラギクオマルアブラムシ(Brachycaudus helichrysi)、ブラキコルス属(Brachycolus)種、ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)、カリジポナ・マルギナタ(Calligypona marginata)、カルネオセファラ・フルギダ(Carneocephala fulgida)、セラトバクナ・ラニゲラ(Ceratovacuna lanigera)、アワフキムシ科(Cercopidae)、セロプラステス属(Ceroplastes)種、イチゴケナガアブラムシ(Chaetosiphon fragaefolii)、キオナスピシス・テガレンシス(Chionaspis tegalensis)、クロリタ・オヌキイ(Chlorita onukii)、クロマフィス・ジュグランディコラ(Chromaphis juglandicola)、クリソムファルス・フィクス(Chrysomphalus ficus)、シカルデュリナ・ムビラ(Cicadulina mbila)、コッコミチルス・ハリイ(Coccomytilus halli)、コックス属(Coccus)種、クリプトミズス・リビス(Cryptomyzus ribis)、ダルブルス属(Dalbulus)種、ジアレウロデス属(Dialeurodes)種、ジアホリナ属(Diaphorina)種、ジアスピス属(Diaspis)種、ドラリス属(Doralis)種、ドロシカ属(Drosicha)種、ジサフィス属(Dysaphis)種、ジスミコクス属(Dysmicoccus)種、エンポアスカ属(Empoasca)種、エリオソマ属(Eriosoma)種、エリスロネウラ属(Erythroneura)種、エウセリス・ビロバツス(Euscelis bilobatus)、ゲオコッカス・コフェアエ(Geococcus coffeae)、ホマロディスカ・コアグラータ(Homalodisca coagulata)、ヒアロプテルス・アルンディニス(Hyalopterus arundinis)、イセリア属(Icerya)種、イディオケルス属(Idiocerus)種、イディオスコプス属(Idioscopus)種、ラオデルファクス・ストリアテルス(Laodelphax striatellus)、レカニウム属(Lecanium)種、レピドサフェス属(Lepidosaphes)種、リパフィス・エリシミ(Lipaphis erysimi)、マクロシフム属(Macrosiphum)種、マハナルバ・フィムブリオラタ(Mahanarva fimbriolata)、メラナフィス・サッカリ(Melanaphis sacchari)、メトカルフィエラ属(Metcalfiella)種、メトポロフィウム・ジロズム(Metopolophium dirhodum)、モネリア・コスタリス(Monellia costalis)、モネリオプシス・ペカニス(Monelliopsis pecanis)、ミズス属(Myzus)種、ナソノビア・リビスニグリ(Nasonovia ribisnigri)、ネホテティクス属(Nephotettix)種、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)、オンコメトピア属(Oncometopia)種、オルテジア・プラエロンガ(Orthezia praelonga)、ヤマモモコナジラミ(Parabemisia myricae)、パラトリオザ属(Paratrioza)種、パルラトリア属(Parlatoria)種、ペンフィグス属(Pemphigus)種、トウモロコシウンカ(Peregrinus maidis)、フェナコックス属(Phenacoccus)種、フロエオミズス・パセリニイ(Phloeomyzus passerinii)、ホロドン・フムリ(Phorodon humuli)、フィロキセラ属(Phylloxera)種、ハランナガカイガラムシ(Pinnaspis aspidistrae)、プラノコッカス属(Planococcus)種、ナシガタカタカイガラムシ(Protopulvinaria pyriformis)、クワシロカイガラムシ(Pseudaulacaspis pentagona)、シュードコッカス属(Pseudococcus)種、プシラ属(Psylla)種、プテロマルス属(Pteromalus)種、ピリラ属(Pyrilla)種、クアドラスピジオツス属(Quadraspidiotus)種、クエサダ・ギガス(Quesada gigas)、ラストロコックス属(Rastrococcus)種、ロパロシフム属(Rhopalosiphum)種、サイセチア属(Saissetia)種、スカフォイデス・チタヌス(Scaphoides titanus)、シザフィス・グラミヌム(Schizaphis graminum)、セレナスピズス・アルチクラツス(Selenaspidus articulatus)、ソガタ属(Sogata)種、ソガテラ・フルシフェラ(Sogatella furcifera)、ソガトデス属(Sogatodes)種、スチクトセファラ・フェスチナ(Stictocephala festina)、テナラファラ・マラエンシス(Tenalaphara malayensis)、チノカリス・カリアエフォリアエ(Tinocallis caryaefoliae)、トマスピス属(Tomaspis)種、トキソプテラ属(Toxoptera)種、オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)、トリオザ属(Trioza)種、チフロシバ属(Typhlocyba)種、ウナスピス属(Unaspis)種、ビテウス・ビチホリイ(Viteus vitifolii);
(19)等翅目(Isoptera)のもの、例えばヤマトシロアリ属(Reticulitermes)種、オドントテルメス属(Odontotermes)種;
(20)鱗翅目(Lepidoptera)のもの、例えばオオケンモン(Acronicta major)、ナカジロシタバ(Aedia leucomelas)、アグロチス属(Agrotis)種、アラバマ・アルギラセア(Alabama argillacea)、アンチカルシア属(Anticarsia)種、ヨトウガ(Barathra brassicae)、ブックラトリクス・ツルベリエラ(Bucculatrix thurberiella)、ブパルス・ピニアリウス(Bupalus piniarius)、カコエキア・ポダナ(Cacoecia podana)、カプア・レチクラナ(Capua reticulana)、カルポカプサ・ポモネラ(Carpocapsa pomonella)、ケイマトビア・ブルマータ(Cheimatobia brumata)、チロ属(Chilo)種、トウヒノシントメハマキ(Choristoneura fumiferana)、ブドウホソハマキ (Clysia ambiguella)、クナファロセルス属(Cnaphalocerus)種、ミスジアオリンガ(Earias insulana)、スジコナマダラメイガ(Ephestia kuehniella)、ユープロクチス・クリソロエア(Euproctis chrysorrhoea)、ユーキソア属(Euxoa)種、フェルチア属(Feltia)種、ハチノスツヅリガ(Galleria mellonella)、ヘリコベルパ属(Helicoverpa)種、ヘリオティス属(Heliothis)種、ホフマノフィラ・シュードスプレテラ(Hofmannophila pseudospretella)、ホモナ・マグナニマ(Homona magnanima)、ヒポノメウタ・パデラ、(Hyponomeuta padella)、ラフィグマ属(Laphygma)種、リソコレティス・ブランカルデラ(Lithocolletis blancardella)、リトファン・アンテナータ(Lithophane antennata)、ロクサグロティス・アルビコスタ(Loxagrotis albicosta)、リマントリア属(Lymantria)種、オビカレハ(Malacosoma neustria)、ヨトウガ(Mamestra brassicae)、モシスレパンダ(Mocis repanda)、アワヨトウ(Mythimna separata)、オリア属(Oria)種、イネクビボソハムシ(Oulema oryzae)、マツキリガ(Panolis flammea)、ワタアカミムシガ(Pectinophora gossypiella)、ミカンハモグリガ(Phyllocnistis citrella)、ピエリス属(Pieris)種、コナガ(Plutella xylostella)、プロデニア属(Prodenia)種、シューダレチア属(Pseudaletia)種、シュードプルシア・インクルデンス(Pseudoplusia includens)、ピラウスタ・ヌビラリス(Pyrausta nubilalis)、スポドプテラ属(Spodoptera)種、テルメシア・ゲンマタリス(Thermesia gemmatalis)、チネア・ペリオネラ(Tinea pellionella)、チネオラ・ビセリエラ(Tineola bisselliella)、トルトリクス・ビリダナ(Tortrix viridana)、トリコプルシア属(Trichoplusia)種;
(21)直翅目(Orthoptera)のもの、例えばヨーロッパイエコオロギ(Acheta domestica)、トウヨウゴキブリ(Blatta orientalis)、チャバネゴキブリ(Blattella germanica)、ケラ属(Gryllotalpa)種、マデラゴキブリ(Leucophaea maderae)、トノサマバッタ属(Locusta)種、メラノプルス属(Melanoplus)種、ワモンゴキブリ(Periplaneta americana)、サバクトビバッタ(Schistocerca gregaria);
(22)アザミウマ目(Thysanoptera)のもの、例えばバリオトリプス・ビフォルミス(Baliothrips biformis)、エネオトリプス・フラベンス(Enneothrips flavens)、フランクリニエッラ属(Frankliniella)種、ヘリオトリプス属(Heliothrips)種、ヘルシノトリプス・フェモラリス(Hercinothrips femoralis)、カコトリプス属(Kakothrips)種、リピホロトリプス・クルエンタツス(Rhipiphorothrips cruentatus)、シルトトリプス属(Scirtothrips)種、タエニオトリプス・カルダモニ(Taeniothrips cardamoni)、トリプス属(Thrips)種;
(23)原生動物綱(Protozoa)のもの、例えばエイメリア属(Eimeria)種。
活性剤組み合わせ
本発明のイソキサゾリン化合物またはその塩は、それ自体としてまたは他の活性物質との組み合わせとしてのその調製物(製剤)の形態で使用することができる。農業用では、本発明のイソキサゾリン化合物が、例えばプレミックス/レディミックスとして、例えば殺虫剤、誘引剤、滅菌剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、除草剤、殺真菌剤、ならびに毒性緩和剤、肥料および/または成長調節剤と組み合わせて使用され得る。
殺真菌剤の分類は当技術分野で周知であり、FRAC(殺菌剤耐性菌対策委員会)による分類を含む。本発明のイソキサゾリン化合物と混和してもよい殺真菌剤には、これらに限定されないが、メチルベンズイミダゾールカルバメート、例えばベンズイミダゾールおよびチオファネート;ジカルボキシイミド;脱メチル阻害剤、例えばイミダゾール、ピペラジン、ピリジン、ピリミジンおよびトリアゾール;フェニルアミド、例えばアシルアラニン、オキサゾリジノンおよびブチロラクトン;アミン、例えばモルホリン、ピペリジンおよびスピロケタールアミン;ホスホロチオラート;ジチオラン;カルボキサミド;ヒドロキシ−(2−アミノ−)ピリミジン;アニリノ−ピリミジン;N−フェニルカルバメート;キノン外部阻害剤(quinone outside inhibitor);フェニルピロール;キノリン;芳香族炭化水素;複素芳香族;メラニン生合成阻害剤−還元酵素;メラニン生合成阻害剤−脱水酵素;ヒドロキシアニリド(SBIクラスIII)、例えばフェンヘキサミド;SBIクラスIV、例えばチオカルバメートおよびアリルアミン;ポリオキシン;フェニル尿素;キノン内部阻害剤(quinone inside inhibitor);ベンズアミド;エノピラヌロン酸抗生物質;ヘキソピラノシル抗生物質;グルコピラノシル抗生物質;グルコピラノシル抗生物質;シアノアセトアミドオキシム;カルバメート;酸化的リン酸化の脱共役剤;有機スズ化合物;カルボン酸;複素芳香族;ホスホネート;フタルアミド酸;ベンゾトリアジン;ベンゼンスルホンアミド;ピリダジノン;カルボン酸アミド;テトラサイクリン抗生物質;チオカルバメート;ベンゾ−チアジアゾールBTH;ベンゾイソチアゾール;チアジアゾールカルボキサミド;チアゾールカルボキサミド;ベンズアミドオキシム;キナゾリノン;ベンゾフェノン;アシルピコリド;無機化合物、例えば銅塩および硫黄;ジチオカルバメートおよび類縁体;フタルイミド;クロロニトリル;スルファミド;グアニジン;トリアジン;キノンが含まれる。
本発明のイソキサゾリン化合物と混和してもよい他の殺真菌剤はまた、それぞれ参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第7001903号および同第7420062号に記載される化合物のクラスのものであり得る。
文献公知であり、HRAC(除草剤抵抗性対策委員会)によって分類され、本発明の化合物と組み合わせられ得る除草剤は、例えばアリールオキシフェノキシ−プロピオネート;シクロヘキサンジオン;フェニルピラゾリン;スルホニル尿素;イミダゾリノン、例えばイマザピックおよびイマゼタピル;トリアゾロピリミジン;ピリミジニル(チオ)ベンゾエート;スルホニルアミノカルボニル−トリアゾリノン;トリアジン、例えばアトラジン;トリアジノン;トリアゾリノン;ウラシル;ピリダジノン;フェニル−カルバメート;尿素;アミド;ニトリル;ベンゾチアジアジノン;フェニル−ピリダジン;ビピリジリウム、例えばパラコート;ジフェニルエーテル;フェニルピラゾール;N−フェニルフタルイミド;チアジアゾール;チアジアゾール;トリアゾリノン;オキサゾリジンジオン;ピリミジンジオン;ピリダジノン;ピリジンカルボキサミド;トリケトン;イソキサゾール;ピラゾール;トリアゾール;イソキサゾリジノン;尿素、例えばリニュロン;ジフェニルエーテル;グリシン、例えばグリホサート;ホスフィン酸、例えばグルホシネートアンモニウム;カルバメート;ジニトロアニリン、例えばペンディメタリン;ホスホロアミダート;ピリジン;ベンズアミド;安息香酸;クロロアセトアミド;メトラクロール;アセトアミド;オキシアセトアミド;テトラゾリノン;ニトリル;ベンズアミド;トリアゾロカルボキサミド;キノリンカルボン酸;ジニトロフェノール;チオカルバメート;ホスホロジチオエート;ベンゾフラン;クロロカルボン酸;フェノキシカルボン酸、例えば2,4−D;安息香酸、例えばジカンバ;ピリジンカルボン酸、例えばクロピラリド、トリクロピル、フルロキシピルおよびピクロラム;キノリンカルボン酸;フタラメートセミカルバゾン;アリールアミノプロピオン酸(qrylaminopropionic acid);アリールアミノプロピオン酸(qrylaminopropionic acid);有機ヒ素化合物である。
混和してもよい他の除草剤は、全て参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第7432226号、同第7012041号および同第7365082号に記載される化合物である。
適切な除草剤毒性緩和剤には、これらに限定されないが、ベノキサコール、クロキントセット、シオメトリニル、シプロスルファミド、ジクロルミド、ジシクロノン、ジエトレート、フェンクロラゾール、フェンクロリム、フルラゾール、フルキソフェニム、フリラゾール、イソキサジフェン、メフェンピル、メフェネート、ナフタル酸無水物およびオキサベトリニルが含まれる。
殺菌剤には、これらに限定されないが、ブロノポール、ジクロロフェン、ニトラピリン、ニッケルジメチルジチオカルバメート、カスガマイシン、オクチリノン、フランカルボン酸、オキシテトラサイクリン、プロベナゾール、ストレプトマイシン、テクロフタラム、硫酸銅および他の銅調製物が含まれる。
殺虫剤/殺ダニ剤/殺線虫剤には、それぞれ参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第7420062号および同第7001903号、米国特許出願公開第2008/0234331号に言及される化合物、ならびにIRAC(殺虫剤抵抗性対策委員会)によって分類される化合物が含まれる。殺虫剤/殺ダニ剤/殺線虫剤の例としては、これらに限定されないが、カルバメート;トリアゼメート;有機リン;有機塩素化シクロジエン;フェニルピラゾール;DDT;メトキシクロル;ピレスロイド;ピレスリン;ネオニコチノイド;ニコチン;ベンスルタップ;カルタップ塩酸塩;ネライストキシン類似体;スピノシン;アベルメクチンおよびミルベマイシン;幼若ホルモン類似体;フェノキシカルブ;フェノキシカルブ;ハロゲン化アルキル;クロロピクリン;フッ化スルフリル;氷晶石;ピメトロジン;フロニカミド;クロフェンテジン;ヘキシチアゾクス;エトキサゾール;バチルス・スフェリカス(Bacillus sphaericus);ジアフェンチウロン;有機スズ殺ダニ剤;プロパルギット;テトラジホン;クロルフェナピル;DNOC;ベンゾイル尿素;ブプロフェジン;シロマジン;ジアシルヒドラジン;アザジラクチン;アミトラズ;ヒドラメチルノン;アセキノシル;フルアクリピリム;METI殺ダニ剤;ロテノン;インドキサカルブ;メタフルミゾン;テトロン酸誘導体;アルミニウムホスフィド;シアニド;ホスフィン;ビフェナゼート;フルオロアセテート;P450依存性モノオキシゲナーゼ阻害剤;エステラーゼ阻害剤;ジアミド;ベンゾキシメート;キノメチオネート;ジコホル;ピリダリル;ホウ砂;吐酒石;燻蒸剤、例えば臭化メチル;ジテラ(ditera);クランドサン(clandosan);シンコシン(sincocin)が挙げられる。
獣医学的組成物は、1つまたは複数の本発明のイソキサゾリン化合物を追加の薬学的または獣医学的活性剤と組み合わせて含み得る。いくつかの実施形態では、追加の活性剤が、1つまたは複数の殺ダニ剤、駆虫剤、殺内部寄生生物剤(endectocide)および殺虫剤活性剤であり得る。抗寄生生物剤は、殺外部寄生生物剤と殺内部寄生生物剤の両方を含むことができる。
本発明の組成物に含まれ得る獣医学的製剤は、当技術分野で周知であり(例えば、Plumb’ Veterinary Drug Handbook, 5th Edition, ed. Donald C. Plumb, Blackwell Publishing, (2005)またはThe Merck Veterinary Manual, 9th Edition, (January 2005)参照)、これらに限定されないが、アカルボース、マレイン酸アセプロマジン、アセトアミノフェン、アセタゾラミド、アセタゾラミドナトリウム、酢酸、アセトヒドロキサム酸、アセチルシステイン、アシトレチン、アシクロビル、アルベンダゾール、アルブテロール硫酸塩、アルフェンタニル、アロプリノール、アルプラゾラム、アルトレノゲスト、アマンタジン、アミカシン硫酸塩、アミノカプロン酸、アミノペンタミド硫酸水素塩、アミノフィリン/テオフィリン、アミオダロン、アミトリプチリン、アムロジピンベシル酸塩、塩化アンモニウム、モリブデン酸アンモニウム、アモキシシリン、クラブラン酸カリウム、アムホテリシンBデオキシコール酸塩、アムホテリシンB脂質製剤、アンピシリン、アンプロリウム制酸薬(経口)、アンチベニン、アポモルヒネ(apomorphione)、アプラマイシン硫酸塩、アスコルビン酸、アスパラギナーゼ、アスピリン(aspiring)、アテノロール、アチパメゾール、ベシル酸アトラクリウム、アトロピン硫酸塩、オーラノフィン、オーロチオグルコース、アザペロン、アザチオプリン、アジスロマイシン、バクロフェン、バルビツレート、ベナゼプリル、ベタメタゾン、ベタネコール塩化物、ビサコジル、次サリチル酸ビスマス、ブレオマイシン硫酸塩、ウンデシレン酸ボルデノン、臭化物、ブロモクリプチンメシル酸塩、ブデノシド、ブプレノルフィン、ブスピロン、ブスルファン、ブトルファノール酒石酸塩、カベルゴリン、カルシトニンサケ、カルシトロール、カルシウム塩、カプトプリル、カルベニシリンインダニルナトリウム、カルビマゾール、カルボプラチン、カルニチン、カルプロフェン、カルベジロール、セファドロキシル、セファゾリンナトリウム、セフィキシム、クロルスロン、セフォペラゾンナトリウム、セフォタキシムナトリウム、セフォテタン二ナトリウム、セフォキシチンナトリウム、セフポドキシムプロキセチル、セフタジジム、セフチオフルナトリウム、セフチオフル、セフトリアキソンナトリウム(ceftiaxone sodium)、セファレキシン、セファロスポリン、セファピリン、木炭(活性)、クロラムブシル、クロラムフェニコール、クロルジアゼポキシド、クロルジアゼポキシド+/−臭化クリジニウム、クロロチアジド、クロルフェニラミンマレイン酸塩、クロルプロマジン、クロルプロパミド、クロルテトラサイクリン、絨毛性性腺刺激ホルモン.(HCG)、クロム、シメチジン、シプロフロキサシン、シサプリド、シスプラチン、クエン酸塩、クラリスロマイシン、クレマスチンフマル酸塩、クレンブテロール、クリンダマイシン、クロファジミン、クロミプラミン、クロナゼパム(claonazepam)、クロニジン、クロプロステノールナトリウム、クロラゼプ酸二カリウム、クロルスロン、クロキサシリン、リン酸コデイン、コルヒチン、コルチコトロピン(ACTH)、コシントロピン、シクロホスファミド、シクロスポリン、シプロヘプタジン、シタラビン、ダカルバジン、ダクチノマイシン/アクチノマイシンD、ダルテパリンナトリウム、ダナゾール、ダントロレンナトリウム、ダプソン、デコキネート、デフェロキサミンメシル酸塩、デラコキシブ、酢酸デスロレリン、酢酸デスモプレシン、デスオキシコルチコステロンピバル酸エステル、デトミジン、デキサメタゾン、デクスパンテノール、デクスラゾキサン、デキストラン、ジアゼパム、ジアゾキシド(経口)、ジクロフェナミド、ジクロフェナクナトリウム、ジクロキサシリン、ジエチルカルバマジンクエン酸塩、ジエチルスチルベストロール(DES)、ジフロキサシン、ジゴキシン、ジヒドロタキステロール(DHT)、ジルチアゼム、ジメンヒドリナート、ジメルカプロール/BAL、ジメチルスルホキシド、ジノプロストトロメタミン、ジフェニルヒドラミン、ジソピラミドリン酸塩、ドブタミン、ドクサート/DSS、メシル酸ドラセトロン、ドンペリドン、ドーパミン、ドラメクチン、ドキサプラム、ドキセピン、ドキソルビシン、ドキシサイクリン、エデト酸カルシウム二ナトリウム.カルシウムEDTA、塩化エドロホニウム、エナラプリル/エナラプリラート、エノキサパリンナトリウム、エンロフロキサシン、硫酸エフェドリン、エピネフリン、エポエチン/エリスロポエチン、エプリノメクチン、エプシプランテル、エリスロマイシン、エスモロール、エストラジオールシピオナート、エタクリン酸/エタクリン酸ナトリウム、エタノール(アルコール)、エチドロン酸ナトリウム、エトドラク、エトミデート、安楽死剤w/ペントバルビタール、ファモチジン、脂肪酸(必須/ω)、フェルバメート、フェンタニル、硫酸第一鉄、フィルグラスチム、フィナステリド、フィプロニル、フロルフェニコール、フルコナゾール、フルシトシン、酢酸フルドロコルチゾン、フルマゼニル、フルメタゾン、フルニキシンメグルミン、フルオロウラシル(5−FU)、フルオキセチン、プロピオン酸フルチカゾン、マレイン酸フルボキサミン、ホメピゾール(4−MP)、フラゾリドン、フロセミド、ガバペンチン、ゲムシタビン、ゲンタマイシン硫酸塩、グリメピリド、グリピジド、グルカゴン、グルココルチコイド剤、グルコサミン/コンドロイチン硫酸、グルタミン、グリブリド、グリセリン(経口)、グリコピロレート、ゴナドレリン、グリセオフルビン、グアイフェネシン、ハロタン、ヘモグロビングルタマー−200(OXYGLOBIN(登録商標))、ヘパリン、ヘタスターチ、ヒアルロン酸ナトリウム、ヒドラザリン、ヒドロクロロチアジド、酒石酸水素ヒドロコドン、ヒドロコルチゾン、ヒドロモルフォン、ヒドロキシ尿素、ヒドロキシジン、イホスファミド、イミダクロプリド、ジプロピオン酸イミドカルブ、イミペネム−シラスタチンナトリウム、イミプラミン、乳酸イナムリノン、インスリン、インターフェロンα−2a(ヒト組換え体)、ヨウ化物(ナトリウム/カリウム)、トコン(シロップ)、イポダートナトリウム、鉄デキストラン、イソフルラン、イソプロテレノール、イソトレチノイン、イソクスプリン、イトラコナゾール、イベルメクチン、カオリン/ペクチン、ケタミン、ケトコナゾール、ケトプロフェン、ケトロラクトロメタミン、ラクツロース、リュープロリド、レバミソール、レベチラセタム、レボチロキシンナトリウム、リドカイン、リンコマイシン、リオチロニンナトリウム、リシノプリル、ロムスチン(CCNU)、ルフェヌロン、リジン、マグネシウム、マンニトール、マルボフロキサシン、メクロレタミン、メクリジン、メクロフェナム酸、メデトミジン、中鎖トリグリセリド、メドロキシプロゲステロン酢酸エステル、酢酸メゲストロール、メラルソミン、メラトニン、メロキシカム(meloxican)、メルファラン、メペリジン、メルカプトプリン、メロペネム、メトホルミン、メサドン、メタゾラミド、マンデル酸/ヒプル酸ヘキサミン、メチマゾール、メチオニン、メトカルバモール、メトヘキシタールナトリウム、メトトレキサート、メトキシフルラン、メチレンブルー、メチルフェニデート、メチルプレドニゾロン、メトクロプラミド、メトプロロール、メトロニダゾール、メキシレチン、ミボレロン(mibolerlone)、ミダゾラムミルベマイシンオキシム、鉱油、ミノサイクリン、ミソプロストール、ミトタン、ミトキサントロン、モルヒネ硫酸塩、モキシデクチン、ナロキソン、デカン酸ナンドロロン(mandrolone decanoate)、ナプロキセン、麻薬(オピエート)アゴニスト鎮痛剤、ネオマイシン硫酸塩、ネオスチグミン、ナイアシンアミド、ニタゾキサニド、ニテンピラム、ニトロフラントイン、ニトログリセリン、ニトロプルシドナトリウム、ニザチジン、ノボビオシンナトリウム、ナイスタチン、オクトレオチド酢酸塩、オルサラジンナトリウム、オメプロゾール、オンダンセトロン、オピエート止痢剤、オルビフロキサシン、オキサシリンナトリウム、オキサゼパム、オキシブチニン塩酸塩、オキシモルフォン、オキシテトラサイクリン、オキシトシン、パミドロン酸二ナトリウム、パンクレリパーゼ、パンクロニウム臭化物、パロモマイシン硫酸塩、パロゼチン、ペニシラミン、一般情報ペニシリン、ペニシリンG、ペニシリンVカリウム、ペンタゾシン、ペントパルビタールナトリウム、ペントサン多硫酸ナトリウム、ペントキシフィリン、ペルゴリドメシル酸塩、フェノパルビタール、フェノキシベンザミン、フェニルブタゾン(pheylbutazone)、フェニレフリン、フェニルプロパノールアミン、フェニトインナトリウム、フェロモン、非経口ホスフェート、フィトナジオン/ビタミンK−1、ピモベンダン、ピペラジン、ピルリマイシン、ピロキシカム、多硫酸化グリコサミノグリカン、ポナズリル、塩化カリウム、塩化プラリドキシム、プラゾシン、プレドニゾロン/プレドニゾロン、プリミドン、プロカインアミド、プロカルバジン、プロクロルペラジン、プロパンテリン臭化物、アクネ菌(Propionibacterium acnes)注射、プロポフォール、プロプラノロール、プロタミン硫酸塩、プソイドエフェドリン、車前子親水性粘漿薬、ピリドスチグミン臭化物、マレイン酸ピリラミン、ピリメタミン、キナクリン、キニジン、ラニチジン、リファンピン、s−アデノシル−メチオニン(SAMe)、食塩水/塩類下剤、セラメクチン、セレギリン/l−デプレニル、セルトラリン、セベラマー、セボフルラン、シリマリン/オオアザミ、炭酸水素ナトリウム、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム、スチボグルコン酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、ソマトロピン、ソタロール、スペクチノマイシン、スピロノラクトン、スタノゾロール、ストレプトキナーゼ、ストレプトゾシン、サクシマー、塩化スクシニルコリン、スクラルファート、クエン酸スフェンタニル、スルファクロルピリダジンナトリウム、スルファジアジン/トリメトプリム、スルファメトキサゾール/トリメトプリム、スルファジメントキシン、スルファジメトキシン/オルメトプリム、スルファサラジン、タウリン、テポキサリン、テルビナフリン、テルブタリン硫酸塩、テストステロン、テトラサイクリン、チアセトアルサミドナトリウム、チアミン、チオグアニン、チオペンタールナトリウム、チオテパ、甲状腺刺激ホルモン、チアムリン、チカルシリン二ナトリウム塩、チレタミン/ゾラゼパム、チルミコシン(tilmoscin)、チオプロニン、トブラマイシン硫酸塩、トカイニド、トラゾリン、トルフェナム酸(telfenamic acid)、トピラマート、トラマドール、トリアムシノロンアセトニド、トリエンチン、トリロスタン、酒石酸トリメプラキシンw/プレドニゾロン、トリペレナミン、タイロシン、ウルドシオール(urdosiol)、バルプロ酸、バナジウム、バンコマイシン、バソプレシン、ベクロニウム臭化物、ベラパミル、ビンブラスチン硫酸塩、ビンクリスチン硫酸塩、ビタミンE/セレニウム、ワルファリンナトリウム、キシラジン、ヨヒンビン、ザフィルルカスト、ジドブジン(AZT)、酢酸亜鉛/硫酸亜鉛、ゾニサミドおよびこれらの混合物を含む。
本発明の一実施形態では、当技術分野で公知のフェニルピラゾールなどのアリールピラゾール化合物を本発明のイソキサゾリン化合物と組み合わせることができる。このようなアリールピラゾール化合物の例としては、これらに限定されないが、米国特許第6001384号;同第6010710号;同第6083519号;同第6096329号;同第6174540号;同第6685954号および同第6998131号(それぞれMerial,Ltd.、Duluth、GAに譲渡され、その全てが参照により本明細書に組み込まれる)に記載されるものが挙げられる。特に好ましいアリールピラゾール化合物はフィプロニルである。
本発明の別の実施形態では、殺ダニ剤、駆虫剤および/または殺虫剤として作用する1つまたは複数の大環状ラクトンを本発明のイソキサゾリン化合物と組み合わせることができる。大環状ラクトンには、これらに限定されないが、アベルメクチン、例えばアバメクチン、ジマデクチン(dimadectin)、ドラメクチン、エマメクチン、エプリノメクチン、イベルメクチン、ラチデクチン(latidectin)、レピメクチン、セラメクチン、ML-1694554、ならびにミルベマイシン、例えばミルベメクチン、ミルベマイシンD、ミルベマイシンオキシム、モキシデクチンおよびネマデクチンが含まれる。前記アベルメクチンおよびミルベマイシンの5−オキソおよび5−オキシム誘導体も含まれる。
大環状ラクトン化合物は当技術分野で公知であり、商業的にまたは当技術分野で既知の合成技術を通して容易に得ることができる。広く入手可能な技術的および商業的文献が参照される。アベルメクチン、イベルメクチンおよびアバメクチンについては、例えば著作物“Ivermectin and Abamectin”, 1989, by M.H. Fischer and H. Mrozik, William C. Campbell, published by Springer Verlag.またはAlbers-Schonberg et al. (1981), “Avermectins Structure Determination”, J. Am. Chem. Soc., 103, 4216-4221を参照することができる。ドラメクチンについては、“Veterinary Parasitology”, vol. 49, No. 1, July 1993, 5-15を調べることができる。ミルベマイシンについては、特に、Davies H.G. et al., 1986, “Avermectins and Milbemycins”, Nat. Prod. Rep., 3, 87-121、Mrozik H. et al., 1983, Synthesis of Milbemycins from Avermectins, Tetrahedron Lett., 24, 5333-5336、米国特許第4134973号および欧州特許第0677054号を参照することができる。
大環状ラクトンは天然産物またはその半合成誘導体である。アベルメクチンおよびミルベマイシンの構造は、例えば複雑な16員大環状ラクトン環を共有することによって、密接に関連している。天然産物のアベルメクチンは米国特許第4310519号に開示されており、22,23−ジヒドロアベルメクチン化合物は米国特許第4199569号に開示されている(共に参照により本明細書に組み込まれる)。特に、米国特許第4468390号、同第5824653号、欧州特許第0007812号、英国特許明細書第1390336号、欧州特許第0002916号およびニュージーランド特許第237086号(全て参照により組み込まれる)も参照される。天然に存在するミルベマイシンは、参照により本明細書に組み込まれる米国特許第3950360号、ならびに“The Merck Index” 12th ed., S. Budavari, Ed., Merck & Co., Inc. Whitehouse Station, New Jersey (1996)に引用される種々の参考文献に記載されている。ラチデクチンは、“International Nonproprietary Names for Pharmaceutical Substances (INN)”, WHO Drug Information, vol. 17, no. 4, pp. 263- 286, (2003)に記載されている。これらのクラスの化合物の半合成誘導体は当技術分野で周知であり、例えば米国特許第5077308号、同第4859657号、同第4963582号、同第4855317号、同第4871719号、同第4874749号、同第4427663号、同第4310519号、同第4199569号、同第5055596号、同第4973711号、同第4978677号、同第4920148号および欧州特許第0667054号(全て参照により組み込まれる)に記載されている。
別の実施形態では、本発明のイソキサゾリン化合物を、昆虫成長制御剤(IGR)として公知の化合物のクラスと組み合わせることができる。この群に属する化合物は当業者に周知であり、広範囲の様々な化学物質クラスとなる。これらの化合物は全て、昆虫有害生物の発達または成長を妨害することによって作用する。昆虫成長制御剤は、例えば米国特許第3748356号、同第3818047号、同第4225598号、同第4798837号、同第4751225号、欧州特許第0179022号または英国特許第2140010号ならびに米国特許第6096329号および同第6685954号(全て参照により本明細書に組み込まれる)に記載されている。
一実施形態では、IGRが幼若ホルモンを模倣した化合物である。幼若ホルモン模倣物の例としては、アザジラクチン、ジオフェノラン、フェノキシカルブ、ヒドロプレン、キノプレン、メトプレン、ピリプロキシフェン、テトラヒドロアザジラクチンおよび4−クロロ−2(2−クロロ−2−メチル−プロピル)−5−(6−ヨード−3−ピリジルメトキシ)ピリダジン−3(2H)−オンが挙げられる。
別の実施形態では、IGR化合物がキチン合成阻害剤である。キチン合成阻害剤には、クロロフルアズロン、シロマジン、ジフルベンズロン、フルアズロン、フルシクロクスロン、フルフェノクスロン、ヘキサフルモロン、ルフェヌロン、テブフェノジド、テフルベンズロン、トリフルモロン、ノバルロン、1−(2,6−ジフルオロベンゾイル)−3−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル尿素、1−(2,6−ジフルオロベンゾイル)−3−(2−フルオロ−4−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)−フェニル尿素および1−(2,6−ジフルオロベンゾイル)−3−(2−フルオロ−4−トリフルオロメチル)フェニル尿素が含まれる。
本発明のさらに別の実施形態では、殺成虫剤(adulticide)殺虫剤および殺ダニ剤も本発明のイソキサゾリン化合物を組み合わせることができる。これらには、ピレトリン(シネリンI、シネリンII、ジャスモリンI、ジャスモリンII、ピレトリンI、ピレトリンIIおよびこれらの混合物を含む)ならびにピレスロイド(ペルメトリン、シハロトリン、シペルメトリン、デルタメトリン、フェンバレレート、フルシトリネートを含む)、ならびにこれらに限定されないが、ベノミル、カーバノレート、カルバリル、カルボフラン、メチオカルブ(meththiocarb)、メトルカルブ、プロマシル、プロポクスル、アルジカルブ、ブトカルボキシム、オキサミル、チオカルボキシムおよびチオファノックスを含むカルバメートが含まれる。
いくつかの実施形態では、本発明のイソキサゾリン化合物を、これらに限定されないが、ベンズイミダゾール、イミダゾチアゾール、テトラヒドロピリミジンおよび有機リンクラスの化合物の活性剤を含む1つまたは複数の抗線虫剤と組み合わせることができる。いくつかの実施形態では、これらに限定されないが、チアベンダゾール、カンベンダゾール、パルベンダゾール、オキシベンダゾール、メベンダゾール、フルベンダゾール、フェンベンダゾール、オクスフェンダゾール、アルベンダゾール、シクロベンダゾール、フェバンテル、チオファネートおよびそのo,o−ジメチル類似体を含むベンズイミダゾールを組成物に含めることができる。
他の実施形態では、本発明のイソキサゾリン化合物を、これらに限定されないが、テトラミゾール、レバミゾールおよびブタミソールを含むイミダゾチアゾール化合物と組み合わせることができる。さらに他の実施形態では、本発明のイソキサゾリン化合物を、これらに限定されないが、ピランテル、オキサンテルおよびモランテルを含むテトラヒドロピリミジン活性剤と組み合わせることができる。適切な有機リン系活性剤には、これらに限定されないが、クマホス、トリクロルホン、ハロクソン、ナフタロホスおよびジクロルボス、ヘプテノホス、メビンホス、モノクロトホス、TEPPおよびテトラクロルビンホスが含まれる。
他の実施形態では、本発明のイソキサゾリン化合物を、中性化合物としてのまたは種々の塩形態の抗線虫化合物フェノチアジンおよびピペラジン、ジエチルカルバマジン、フェノール、例えばジソフェノール、ヒ素剤、例えばアルセナマイド、エタノールアミン、例えばベフェニウム、テニウムクロシラートおよびメチリジン;塩化ピルビニウム、パモ酸ピルビニウムおよびヨウ化ジチアザニンを含むシアニン色素;ビトスカネート(bitoscanate)、スラミンナトリウム、フタロフィンを含むイソチオシアネート、ならびにこれらに限定されないが、ハイグロマイシンB、α−サントニンおよびカイニン酸を含む種々の天然産物と組み合わせることができる。
他の実施形態では、本発明のイソキサゾリン化合物を抗吸虫(antitrematodal)剤と組み合わせることができる。適切な抗吸虫剤には、これらに限定されないが、ミラシル、例えばミラシルDおよびミラサン;プラジカンテル、クロナゼパムおよびその3−メチル誘導体、オルチプラズ、ルカントン、ヒカントン、オキサムニキン、アモスカネート、ニリダゾール、ニトロキシニル、ヘキサクロロフェン、ビチオノール、ビチオノールスルホキシドおよびメニクロフォランを含む当技術分野で公知の種々のビスフェノール化合物;トリブロムサラン、オキシクロザニド、クリオキサニド、ラフォキサニド、ブロチアニド、ブロモキサニドおよびクロサンテルを含む種々のサリチルアニリド化合物;トリクラベンダゾール、ジアムフェネチド、クロルスロン、ヘトリンおよびエメチンが含まれる。
これらに限定されないが、種々の塩形態のアレコリン、ブナミジン、ニクロサミド、ニトロスカネート、パロモマイシンおよびパロモマイシンIIを含む抗条虫化合物も、本発明のイソキサゾリン化合物と有利に組み合わせることができる。
さらに他の実施形態では、本発明のイソキサゾリン化合物を、節足動物寄生生物に対して有効な他の活性剤と組み合わせることができる。適切な活性剤には、これらに限定されないが、ブロモシクレン、クロルダン、DDT、エンドスルファン、リンダン、メトキシクロル、トキサフェン、ブロモホス、ブロモホス−エチル、カルボフェノチオン、クロルフェンビンホス、クロルピリホス、クロトキシホス、シチオアート、ジアジノン、ジクロフェンチオン(dichlorenthion)、ジメトエート(diemthoate)、ジオキサチオン、エチオン、ファンファー、フェニトロチオン、フェンチオン、ホスピレート、ヨードフェンホス、マラチオン、ナレド、ホサロン、ホスメット、ホキシム、プロペタンホス、ロンネル、スチロホス、アレスリン、シハロトリン、シペルメトリン、デルタメトリン、フェンバレレート、フルシトリネート、ペルメトリン、フェノトリン、ピレトリン、レスメトリン、安息香酸ベンジル、二硫化炭素、クロタミトン、ジフルベンズロン、ジフェニルアミン、ジスルフィラム、チオシアナト酢酸イソボルニル、メトプレン、モノスルフィラム、ピレノニルブトキシド、ロテノン、酢酸トリフェニルスズ、水酸化トリフェニルスズ、ディート、フタル酸ジメチル、ならびに化合物1,5a,6,9,9a,9b−ヘキサヒドロ−4a(4H)−ジベンゾフランカルボキシアルデヒド(MGK−11)、2−(2−エチルヘキシル)−3a,4,7,7a−テトラヒドロ−4,7−メタノ−1H−イソインドール−1,3(2H)ジオン(MGK−264)、ジプロピル−2,5−ピリジンジカルボキシレート(MGK−326)および2−(オクチルチオ)エタノール(MGK−874)が含まれる。
別の実施形態では、本発明のイソキサゾリン化合物を、これらに限定されないが、ペルメトリン、デルタメトリン、シペルメトリン、シフェノトリン、エトフェンプロックス、フェンバレレートおよびシフルトリンを含むピレスロイド活性剤と組み合わせることができる。
本発明のイソキサゾリン化合物と組み合わせることができる別の抗寄生生物剤には、これらに限定されないが、セクレチン受容体ファミリーに属するシナプス前受容体を刺激することによって神経筋接合部で作用し、寄生生物の麻痺および死をもたらすデプシペプチドを含む生物活性ペプチドまたはタンパク質が含まれる。一実施形態では、デプシペプチドがエモデプシドである(Willson et al., Parasitology, Jan. 2003, 126(Pt 1):79-86参照)。
別の実施形態では、本発明のイソキサゾリン化合物を、ネオニコチノイドクラスの殺有害生物剤の活性剤と組み合わせることができる。ネオニコチノイドは、昆虫特異的ニコチン性アセチルコリン受容体に結合し、これを阻害する。一実施形態では、ネオニコチノイド殺虫剤がイミダクロプリドである。イミダクロプリドは周知のネオニコチノイド活性剤であり、Bayer Animal Healthによって販売されている局所殺寄生生物剤製品Advantage(登録商標)、Advantage(登録商標)II、K9 Advantix(登録商標)およびK9 Advantix(登録商標)IIの重要な有効成分である。このクラスの薬剤は、例えば米国特許第4742060号または欧州特許第0892060号(参照により本明細書に組み込まれる)に記載されている。
別の実施形態では、ネオニコチノイド活性剤がニテンピラムである。ニテンピラムは、Novartis Animal Healthによって販売されている経口製品CAPSTAR(商標)錠剤の有効成分である。ニテンピラムは、経口錠剤として毎日与えると、成虫ノミに対して活性である。ニテンピラムは、正常な神経伝達を妨害することによって作用し、昆虫の死をもたらす。ニテンピラムは、ノミに対して極めて速い作用開始を有する。例えば、CAPSTAR(商標)錠剤は、早くも投与30分後にノミに作用し、1日1回くらいの使用を指示される。
一定の実施形態では、本発明のイソキサゾリン化合物と組み合わせることができる殺虫剤がセミカルバゾン、例えばメタフルミゾンである。
別の実施形態では、本発明のイソキサゾリン化合物は、当技術分野で公知の別のイソキサゾリン化合物と有利に組み合わせることができる。これらの活性剤は、全てが、全体が参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第7964204号、米国特許第8410153号、米国特許出願公開第2011/0152312号、米国特許出願公開第2010/0254960号、米国特許出願公開第2011/0159107号、米国特許出願公開第2012/0309620号、米国特許出願公開第2012/0030841号、米国特許出願公開第2010/0069247号、国際公開第2007/125984号、国際公開第2012/086462号、米国特許第8318757号、米国特許出願公開第2011/0144349号、米国特許第8053452号;米国特許出願公開第2010/0137612号、米国特許出願公開第2010/0254959号、米国特許出願公開第2011/152081号、国際公開第2012/089623号、国際公開第2012/089622号、米国特許第8119671号;米国特許第7947715号;国際公開第2102/120135号、国際公開第2012/107533号、国際公開第2011/157748号、米国特許出願公開第2011/0245274号、米国特許出願公開第2011/0245239号、米国特許出願公開第2012/0232026号、米国特許出願公開第2012/0077765号、米国特許出願公開第2012/0035122号、米国特許出願公開第2011/0251247号、国際公開第2011/154433号、国際公開第2011/154434号、米国特許出願公開第2012/0238517号、米国特許出願公開第2011/0166193号、国際公開第2011/104088号、国際公開第2011/104087号、国際公開第2011/104089号、米国特許出願公開第2012/015946号、米国特許出願公開第2009/0143410号、国際公開第2007/123855号、米国特許出願公開第2011/0118212号、米国特許第7951828号および米国特許第7662972号、米国特許出願公開第2010/0137372号、米国特許出願公開第2010/0179194号、米国特許出願公開第2011/0086886号、米国特許出願公開第2011/0059988号、米国特許出願公開第2010/0179195号、米国特許第7897630号、米国特許第7951828号および米国特許第7662972号に記載されている。
本発明の別の実施形態では、ノズリスポリン酸およびその誘導体(既知の殺ダニ剤、駆虫剤、抗寄生生物剤および殺虫剤のクラス)を、本発明のイソキサゾリン化合物と組み合わせることができる。これらの化合物は、ヒトおよび動物での感染を治療または予防するために使用され、例えば、全てが、全体が参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第5399582号、同第5962499号、同第6221894号および同第6399786号に記載されている。
別の実施形態では、モネパンテル(ZOLVIX)などの化合物のアミノアセトニトリルクラス(AAD)の駆虫性化合物を、本発明のイソキサゾリン化合物と組み合わせることができる。これらの化合物は、例えば国際公開第2004/024704号および米国特許第7084280号(参照により組み込まれる);Sager et al., Veterinary Parasitology, 2009, 159, 49-54;Kaminsky et al., Nature vol. 452, 13 March 2008, 176-181に記載されている。
本発明のイソキサゾリン化合物を、アリールオアゾル(aryloazol)−2−イルシアノエチルアミノ化合物、例えば参照により本明細書に組み込まれる、Sollらの米国特許第8088801号に記載されるもの、および同様に参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第7964621号に記載されるこれらの化合物のチオアミド誘導体と組み合わせることもできる。
本発明のイソキサゾリン化合物を、デルカンテルを含む、パラヘルクアミド化合物およびこれらの化合物の誘導体と組み合わせることもできる(Ostlind et al., Research in Veterinary Science, 1990, 48, 260-61;およびOstlind et al., Medical and Veterinary Entomology, 1997, 11, 407-408参照)。パラヘルクアミドファミリーの化合物は、一定の寄生生物に対する活性を有するスピロジオキセピノインドールコアを含む既知のクラスの化合物である(Tet. Lett. 1981, 22, 135;J. Antibiotics 1990, 43, 1380およびJ. Antibiotics 1991, 44, 492参照)。さらに、構造的に関連するマルクホルチンファミリーの化合物、例えばマルクホルチンA〜Cも公知であり、本発明の製剤と組み合わせることができる(J. Chem. Soc. - Chem. Comm. 1980, 601およびTet. Lett. 1981, 22, 1977参照)。パラヘルクアミド誘導体へのさらなる言及は、例えば、全てが、全体が参照により本明細書に組み込まれる、国際公開第91/09961号、国際公開第92/22555号、国際公開第97/03988号、国際公開第01/076370号、国際公開第09/004432号、米国特許第5703078号および米国特許第5750695号に見出すことができる。
一般に、追加の活性剤は、約0.1μg〜約1000mgの間の量で組成物に含まれる。より典型的には、追加の活性剤は、約10μg〜約500mg、約1mg〜約300mg、約10mg〜約200mgまたは約10mg〜約100mgの量で含まれ得る。
本発明の他の実施形態では、追加の活性剤が、動物の質量当たり約5μg/kg〜約50mg/kgの用量を送達するよう組成物に含まれ得る。他の実施形態では、追加の活性剤が、約0.01mg/kg〜約30mg/kg、約0.1mg/kg〜約20mg/kg、または約0.1mg/kg〜約10mg/kg動物質量の用量を送達するのに十分な量で存在し得る。他の実施形態では、追加の活性剤が、約5μg/kg〜約200μg/kgまたは約0.1mg/kg〜約1mg/kg動物質量の用量で存在し得る。本発明のさらに別の実施形態では、追加の活性剤が、約0.5mg/kg〜約50mg/kgの間の用量で含まれる。
略語のリスト:
ACN アセトニトリル
A−Phos−Pd パラジウムG3−(4−(N,N−ジメチルアミノ)フェニル)ジ−tert−ブチルホスフィン
Pd(dppf)Cl2CH2Cl2 DCM,[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(1:1)
DCM ジクロロメタン
DIEA ジイソプロピルエチルアミン
DMF N,N−ジメチルホルムアミド
DMSO ジメチルスルホキシド
EtOH エタノール
EtOAcまたはEA 酢酸エチル
HATU 1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム3−オキシドヘキサフルオロホスフェート
m−CPBA メタ−クロロ過安息香酸
NaOAc 酢酸ナトリウム
NCS N−クロロスクシンイミド
PE 石油エーテル
TEA トリエチルアミン
THF テトラヒドロフラン
調製実施例.上記の表2に示される本発明の化合物を、以下に示される調製実施例1〜28に従って調製した。
調製実施例1.化合物2−1を以下のスキーム4に示されるように調製した。
スキーム4
Figure 2020530850
1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−5−(3,3,3−トリフルオロプロパ−1−エン−2−イル)−1H−ピラゾール。不活性窒素雰囲気でパージおよび維持した500mL丸底フラスコに、2−ブロモ−3,3,3−トリフルオロプロパ−1−エン(10mL)、A−Phos−Pd(0.9g)、炭酸カリウム(3g、21.71mmol、2.10当量)、ジオキサン(200mL)、水(20mL)を入れた。これに続いて、85℃で攪拌しながら、[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]ボロン酸(2g、10.31mmol、1.00当量)を滴加した。得られた溶液を85℃で3時間攪拌した。反応混合物を水150mLでクエンチし、次いで、酢酸エチル3×200mLで抽出し、有機層を合わせ、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1:5)を使用するシリカゲルカラムに適用した。これにより、1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−5−(3,3,3−トリフルオロプロパ−1−エン−2−イル)−1H−ピラゾール1.4g(56%)が褐色油として得られた。MS(ESI、m/z):245[M+H]+
Figure 2020530850
(Z)−4−ブロモ−N−ヒドロキシ−3−メチルベンゼン−1−カルボンイミドイルクロリド。25mL丸底フラスコに、(E)−N−[(4−ブロモ−3−メチルフェニル)メチリデン]ヒドロキシルアミン(1g、4.67mmol、1.00当量)、NCS(600mg、4.49mmol、0.96当量)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)を入れた。得られた溶液を60℃で1時間攪拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1:3)を使用するシリカゲルカラムに適用した。これにより、(Z)−4−ブロモ−N−ヒドロキシ−3−メチルベンゼン−1−カルボンイミドイルクロリド1g(86%)が褐色油として得られた。
Figure 2020530850
3−(4−ブロモ−3−メチルフェニル)−5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール。50mL丸底フラスコに、1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−5−(3,3,3−トリフルオロプロパ−1−エン−2−イル)−1H−ピラゾール(800mg、3.28mmol、1.20当量)、(Z)−4−ブロモ−N−ヒドロキシ−3−メチルベンゼン−1−カルボンイミドイルクロリド(1.0g、4.02mmol、1.00当量)、トリエチルアミン(1g、9.88mmol、2.46当量)およびジクロロメタン(20mL)を入れた。得られた溶液を室温で3時間攪拌した。固体を濾別し、濾液を真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1:5)を使用するシリカゲルカラムに適用した。これにより、3−(4−ブロモ−3−メチルフェニル)−5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール550mg(30%)が褐色油として得られた。MS(ESI、m/z):456[M+H]+
Figure 2020530850
メチル2−メチル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]ベンゾエート。50mL圧力タンク反応器に、3−(4−ブロモ−3−メチルフェニル)−5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール(450mg、0.98mmol、1.00当量)、NaOAc(225mg、2.73mmol、3.00当量)、Pd(dppf)Cl2CH2Cl2(81mg、0.10mmol、0.10当量)およびメタノール(25mL)を入れた。この混合物をCO雰囲気(20atm)でパージおよび維持した。得られた溶液を110℃で一晩攪拌した。固体を濾別し、濾液を真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1:5)を使用するシリカゲルカラムに適用した。これにより、メチル2−メチル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]ベンゾエート203mg(47%)が褐色固体として得られた。MS(ESI、m/z):436[M+H]+
Figure 2020530850
2−メチル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]安息香酸。50mL丸底フラスコに、メチル2−メチル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]ベンゾエート(200mg、0.46mmol、1.00当量)、LiOH(100mg、4.18mmol、10.0当量)、メタノール(10mL)および水(10mL)を入れた。得られた溶液を45℃で1日攪拌した。有機溶媒を真空下で濃縮し、塩化水素(6mol/L)で溶液のpHを4に調整した。得られた溶液を酢酸エチル3×50mLで抽出し、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。これにより、2−メチル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]安息香酸200mg(粗)が黄色固体として得られた。MS(ESI、m/z):422[M+H]+
Figure 2020530850
2−[(2−メチル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]フェニル)ホルムアミド]−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド。25mL丸底フラスコに、2−アミノ−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド(37mg、0.24mmol、1.00当量)、2−メチル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]安息香酸(100mg、0.24mmol、1.00当量)、HATU(185mg、0.49mmol、2.00当量)、DIEA(61mg、0.49mmol、2.00当量)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)を入れた。得られた溶液を室温で一晩攪拌した。得られた混合物を真空下で濃縮し、残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1:3)を使用するシリカゲルカラムに適用した。これにより、2−[(2−メチル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]フェニル)ホルムアミド]−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド57.3mg(43%)が淡黄色固体として得られた。MS (ESI, m/z): 560 [M+H]+; 1H NMR (300 MHz, DMSO-d6, ppm) δ: 8.62-8.61 (m, 1H), 7.65-7.63 (m, 2H), 7.51 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.15 (s, 1H), 4.50-4.49 (m, 2H), 4.05 (s, 3H), 3.98-3.91 (m, 4H), 2.41 (s, 3H).
調製実施例2:以下に示されるように、カルボン酸中間体2−1Gを2,2,2−トリフルオロエチルアミンとカップリングすることによって、化合物2−6を調製した。
Figure 2020530850
2−メチル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド。50mL丸底フラスコに、2−メチル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]安息香酸(150mg、0.36mmol、1.00当量)、HATU(203mg、0.53mmol、1.50当量)、N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)、2,2,2−トリフルオロエタン−1−アミン(53mg、0.54mmol、1.50当量)およびDIEA(138mg、1.07mmol、3.00当量)を入れた。得られた溶液を室温で2時間攪拌した。粗溶液を以下の条件でフラッシュ分取HPLCによって精製した(IntelFlash−1):カラム、C18シリカゲル;移動相、H2OおよびCH3CN(65%CH3CNが6分以内に70%まで増加);検出器、UV254nm、220nm。これにより、2−メチル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド58.9mg(33%)が灰白色固体として得られた。(ES, m/z): 503 [M+H]+; 1H NMR (300 MHz, DMSO-d6, ppm) δ 9.08 (t, J = 5.4 Hz, 1H), 7.68-7.65 (m, 2H), 7.46 (d, J=7.8 Hz, 1H), 7.15 (s, 1H), 4.51-4.49 (m, 2H), 4.11-4.05 (m, 5H), 2.37 (s, 3H).
調製実施例3:以下に示されるスキーム5に従って、化合物2−9を調製した。
スキーム5
Figure 2020530850
メチル4−[(1Z)−クロロ(ヒドロキシイミノ)メチル]ベンゾエート(5−2):100mL丸底フラスコに、メチル4−[(1E)−(ヒドロキシイミノ)メチル]ベンゾエート(600mg、3.35mmol、1.00当量)、NCS(670mg、5.02mmol、1.50当量)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)を入れた。得られた溶液を室温で3時間攪拌した。得られた溶液を次のステップに直接使用した。MS(ESI、m/z):214[M+H]+
Figure 2020530850
4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]ベンゾエート(5−3):100mL丸底フラスコに、メチル4−[(1Z)−クロロ(ヒドロキシイミノ)メチル]ベンゾエート(上記の反応混合物)、1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−5−(3,3,3−トリフルオロプロパ−1−エン−2−イル)−1H−ピラゾール(500mg、2.05mmol、0.61当量)およびTEA(0.9mL)を入れた。得られた溶液を室温で2時間攪拌し、固体を濾別した。濾液を真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1:10〜1:5)を使用するシリカゲルカラムに適用した。これにより、メチル4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]ベンゾエート362mg(41%)が白色固体として得られた。MS(ESI、m/z):422[M+H]+
Figure 2020530850
4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]安息香酸(5−4):100mL丸底フラスコに、メチル4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]ベンゾエート(362mg、0.86mmol、1.00当量)、LiOH.H2O(180mg、4.30mmol、5.00当量)、メタノール(20mL)および水(20mL)を入れた。得られた溶液を50℃で3時間攪拌した。有機溶媒を真空下で除去した。塩化水素(6N)で溶液のpH値を2に調整し、固体を濾過によって回収した。これにより、4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]安息香酸301mg(86%)が白色固体として得られた。MS(ESI、m/z):408[M+H]+
Figure 2020530850
2−[(4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]フェニル)ホルムアミド]−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド(2−9):50mL丸底フラスコに、4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]安息香酸(150mg、0.37mmol、1.0当量)、2−アミノ−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド(86mg、0.55mmol、1.50当量)、HATU(210mg、0.55mmol、1.50当量)、DIEA(80mg、0.62mmol、1.50当量)およびN,N−ジメチルホルムアミド(15mL)を入れた。得られた溶液を室温で2時間攪拌した。粗溶液を以下の条件で分取HPLCによって精製した(Waters−2767):カラム、SunFire Prep C18、5μm、19*150mm;移動相:水およびCH3CN(30%CH3CN〜25分で80%まで);検出器、UV254nm。これにより、2−[(4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]フェニル)ホルムアミド]−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド102mg(51%)が白色固体として得られた。MS (ESI, m/z): 546 [M+H]+; 1H NMR (300 MHz, DMSO-d6, ppm) δ: 8.97 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 8.64 (t, J = 6.3 Hz, 1H), 8.02 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.88 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.16 (s, 1H), 4.64-4.45 (m, 2H), 4.06 (s, 3H), 4.01-3.85 (m, 4H).
調製実施例4:以下に示される非メチル化ビニルピラゾール中間体2−21Bを化合物2−1Cと反応させて、対応する非メチル化ピラゾール置換イソキサゾリン化合物2−21Cを形成し、これを同様に前に進めて化合物2−21を得ることを除いて、上記のスキーム4に示される化合物2−1と同様に化合物2−21を調製した。
Figure 2020530850
3−(トリフルオロメチル)−5−(3,3,3−トリフルオロプロパ−1−エン−2−イル)−1H−ピラゾール(6−2):不活性窒素雰囲気でパージおよび維持した(1atm)50mL三つ口丸底フラスコに、水(2mL)、1,4−ジオキサン(10mL)、炭酸カリウム(1.32g、9.55mmol、2.50当量)、A−Phos−Pd(0.27g、0.10当量)および2−ブロモ−3,3,3−トリフルオロプロパ−1−エン(3.98g、22.75mmol、6.00当量)を入れた。これに続いて、85℃で攪拌しながら、5−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール(1g、3.82mmol、1.00当量)の1,4−ジオキサン(10mL)中溶液を滴加した。得られた溶液を85℃で2.5時間攪拌した。得られた溶液をH2O 100mLで希釈し、酢酸エチル2×100mLで抽出した。有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムに適用し、酢酸エチル/石油エーテル(0:100〜1:9)で溶出した。これにより、3−(トリフルオロメチル)−5−(3,3,3−トリフルオロプロパ−1−エン−2−イル)−1H−ピラゾール540mg(61%)が黄色固体として得られた。
Figure 2020530850
2−([2−メチル−4−[5−(トリフルオロメチル)−5−[3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]フェニル]ホルムアミド)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド(2−21):不活性窒素雰囲気でパージおよび維持した(1atm)50mL三つ口丸底フラスコに、2−メチル−4−[5−(トリフルオロメチル)−5−[3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]安息香酸(80mg、0.20mmol、1.00当量)、ジクロロメタン(10mL)およびHATU(89mg、0.23mmol、1.20当量)を入れ、得られた溶液を室温で0.5時間攪拌した。これに、2−アミノ−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド塩酸塩(61.3mg、0.32mmol、2.00当量)のジクロロメタン(10mL)中溶液、DIEA(101.1mg、0.78mmol、4.00当量)を添加した。得られた溶液を室温で3時間攪拌した。得られた混合物をH2O 1×20mLで洗浄した。有機層を回収し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。粗生成物を以下の条件でフラッシュ分取HPLCによって精製した(IntelFlash−1):カラム、C18シリカゲル;移動相、H2OおよびCH3CN(30%CH3CNが10分以内に80%まで増加);検出器、UV254nm。これにより、2−([2−メチル−4−[5−(トリフルオロメチル)−5−[3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]フェニル]ホルムアミド)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド22.8mg(22%)が白色固体として得られた。MS (ESI, m/z): 545 [M+H]+; 1H NMR (300 MHz, DMSO-d6, ppm) δ 8.68-8.58 (m, 2H), 7.64-7.62 (m, 2H), 7.50 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.99 (s, 1H), 4.46 (d, J = 18.1 Hz, 1H), 4.29 (d, J = 18.3 Hz, 1H), 4.11-3.88 (m, 4H), 2.41 (s, 3H).
調製実施例5:スキーム4に示されるカルボン酸1−7を2−(メチルスルファニル)エタン−1−アミンとカップリングすることによって、化合物2−4を調製した。
Figure 2020530850
2−メチル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−N−[2−(メチルスルファニル)エチル]ベンズアミド。50mL丸底フラスコに、2−メチル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]安息香酸(150mg、0.36mmol、1.00当量)、HATU(203mg、0.53mmol、1.50当量)、N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)、2−(メチルスルファニル)エタン−1−アミン(49mg、0.54mmol、1.50当量)およびDIEA(138mg、1.07mmol、3.00当量)を入れた。得られた溶液を室温で2時間攪拌した。粗溶液を以下の条件でフラッシュ分取HPLCによって精製した(IntelFlash−1):カラム、C18シリカゲル;移動相、H2OおよびCH3CN(35%CH3CNが15分以内に80%まで増加);検出器、UV254nm;220nm。これにより、2−メチル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−N−[2−(メチルスルファニル)エチル]ベンズアミド55.9mg(32%)が白色固体として得られた。(ES, m/z): 495 [M+H]+; 1H NMR (300 MHz, DMSO-d6, ppm) δ 8.47 (m, 1H), 7.64-7.62 (m, 2H), 7.44 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.15 (s, 1H), 4.50-4.48 (m, 2H), 4.05 (s, 3H), 3.46-3.40 (m, 2H), 2.65 (t, J = 6.9 Hz, 2H), 2.39 (s, 3H), 2.10 (s, 3H). 1H NMR (300 MHz, DMSO-d6, ppm) δ 8.47 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 7.72-7.60 (m, 2H), 7.44 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.15 (s, 1H), 4.57-4.44 (m, 2H), 4.05 (s, 3H), 3.52-3.38 (m, 2H), 2.66 (t, J = 7.0 Hz, 2H), 2.39 (s, 3H), 2.11 (s, 3H).
調製実施例6:カルボン酸1−7を2−メタンスルホニルエタン−1−アミンとカップリングすることによって、化合物2−5を調製した。
Figure 2020530850
N−(2−メタンスルホニルエチル)−2−メチル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]ベンズアミド。50mL丸底フラスコに、2−メチル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]安息香酸(150mg、0.36mmol、1.00当量)、HATU(203mg、0.53mmol、1.50当量)、N,N−ジメチルホルムアミド(5g、68.41mmol、192.13当量)、2−メタンスルホニルエタン−1−アミン(66mg、0.54mmol、1.50当量)およびDIEA(138mg、1.07mmol、3.00当量)を入れ、得られた溶液を室温で2時間攪拌した。粗溶液を以下の条件でフラッシュ分取HPLCによって精製した(IntelFlash−1):カラム、C18シリカゲル;移動相、H2OおよびCH3CN(30%CH3CNが20分以内に80%まで増加);検出器、UV254nm;220nm。これにより、N−(2−メタンスルホニルエチル)−2−メチル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]ベンズアミド67.7mg(36%)が白色固体として得られた。(ES, m/z): 527 [M+H]+; 1H NMR (300 MHz, DMSO-d6, ppm) δ 8.67-8.57 (m, 1H), 7.72-7.60 (m, 2H), 7.47 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.15 (s, 1H), 4.56-4.43 (m, 2H), 4.05 (s, 3H), 3.73-3.61 (m, 2H), 3.39 (t, J = 6.9 Hz, 2H), 3.06 (s, 3H), 2.39 (s, 3H).
調製実施例7:スキーム5に示されるカルボン酸2−9Dをシクロプロピルアミンとカップリングすることによって、化合物2−28を調製した。
Figure 2020530850
N−シクロプロピル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]ベンズアミド。50mL丸底フラスコに、4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]安息香酸(150mg、0.37mmol、1.00当量)、シクロプロピルアミン(30mg、0.53mmol、1.50当量)、HATU(210mg、0.55mmol、1.50当量)、DIEA(80mg、0.62mmol、1.50当量)およびN,N−ジメチルホルムアミド(15mL)を入れた。得られた溶液を室温で2時間攪拌した。粗溶液を以下の条件で分取HPLCによって精製した(Waters−2767):カラム、SunFire Prep C18、5μm、19*150mm;移動相:水およびCH3CN(30%CH3CN〜25分で80%まで);検出器、UV254nm。これにより、75.7mg(46%)が白色固体として得られた。MS (ESI, m/z): 447 [M+H]+; 1H NMR (300 MHz, DMSO-d6, ppm) δ 8.58 (d, J = 4.2 Hz, 1H), 7.95 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.84 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.16 (s, 1H), 4.63-4.43 (m, 2H), 4.06 (s, 3H), 2.95-2.81 (m, 1H), 0.79-0.67 (m, 2H), 0.66-0.55 (m, 2H).
調製実施例8:スキーム4に示されるカルボン酸2−1Gをシクロプロピルアミンとカップリングすることによって、化合物2−7を調製した。
Figure 2020530850
N−シクロプロピル−2−メチル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]ベンズアミド。25mL丸底フラスコに、シクロプロピルアミン(13.5mg、0.24mmol、1.00当量)、2−メチル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]安息香酸(100mg、0.24mmol、1.00当量)、HATU(185mg、0.49mmol、2.00当量)、DIEA(61mg、0.47mmol、2.00当量)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)を入れ、得られた溶液を室温で一晩攪拌した。反応混合物をEA 10mLで希釈した。得られた混合物を水2×20mLおよび食塩水2×20mLで洗浄した。有機相を真空下で濃縮し、残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1:3)を使用するシリカゲルカラムに適用した。これにより、N−シクロプロピル−2−メチル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]ベンズアミド67.7mg(62%)が淡黄色固体として得られた。MS (ESI, m/z): 461[M+H]+; 1H NMR (300 MHz, クロロホルム-d, ppm) δ 7.53-7.51 (m, 2H), 7.41 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 6.67 (s, 1H), 5.87 (s, 1H), 4.16 (s, 3H), 4.13 (d, J = 16.9 Hz, 1H), 3.86 (d, J = 17.5 Hz, 1H), 2.99-2.86 (m, 1H), 2.50 (s, 3H), 1.00-0.86 (m, 2H), 0.70-0.56 (m, 2H).
調製実施例9:以下に示されるスキーム6に従って、化合物2−25を調製した。
スキーム6
Figure 2020530850
Figure 2020530850
(E)−N−[(3−ブロモ−4−クロロフェニル)メチリデン]ヒドロキシルアミン。250mL丸底フラスコに、3−ブロモ−4−クロロベンズアルデヒド(10g、45.57mmol、1.00当量)、NH2OH*HCl(4.5g、59.24mmol、1.30当量)、CH3COONa(5.5g、63.80mmol、1.40当量)、C25OH(50mL)および水(50mL)を入れ、得られた溶液を室温で24時間攪拌した。有機溶媒を真空下で除去し、沈殿した固体を濾過によって回収した。これにより、(E)−N−[(3−ブロモ−4−クロロフェニル)メチリデン]ヒドロキシルアミン9g(84%)が白色固体として得られた。MS(ESI、m/z):234[M+H]+
Figure 2020530850
3−ブロモ−4−クロロ−N−ヒドロキシベンゼン−1−カルボンイミドイルクロリド。250mL丸底フラスコに、(E)−N−[(3−ブロモ−4−クロロフェニル)メチリデン]ヒドロキシルアミン(10.5g、44.78mmol、1.00当量)、NCS(8g、59.91mmol、1.20当量)およびN,N−ジメチルホルムアミド(80mL)を入れた。得られた溶液を60℃で1時間攪拌した。反応混合物をEA 150mlで希釈し、水2×50mLおよび食塩水1×50mLで洗浄した。有機相を回収し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。粗生成物をヘキサン(50mL)で洗浄した。これにより、3−ブロモ−4−クロロ−N−ヒドロキシベンゼン−1−カルボンイミドイルクロリド8g(66%)が白色固体として得られた。MS(ESI、m/z):268[M+H]+
Figure 2020530850
1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−4−(3,3,3−トリフルオロプロパ−1−エン−2−イル)−1H−ピラゾール。不活性窒素雰囲気でパージおよび維持した500mL三つ口丸底フラスコに、1−メチル−4−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール(12g、43.47mmol、1.00当量)、2−ブロモ−3,3,3−トリフルオロプロパ−1−エン(30.26g、172.97mmol、3.98当量)、Pd(PPh34(5.02g、4.34mmol、0.10当量)、炭酸ナトリウム(18.43g、173.88mmol、4.00当量)、ジオキサン(220mL)および水(22mL)を入れた。得られた溶液を80℃で4時間攪拌し、次いで、固体を濾別した。得られた混合物を真空下で濃縮し、残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1/4)を使用するシリカゲルカラムに適用した。これにより、1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−4−(3,3,3−トリフルオロプロパ−1−エン−2−イル)−1H−ピラゾール6g(57%)が淡黄色油として得られた。
Figure 2020530850
3−(3−ブロモ−4−クロロフェニル)−5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール。100mL丸底フラスコに、1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−4−(3,3,3−トリフルオロプロパ−1−エン−2−イル)−1H−ピラゾール(1g、4.10mmol、1.00当量)、(Z)−3−ブロモ−4−クロロ−N−ヒドロキシベンゼン−1−カルボンイミドイルクロリド(1.31g、4.87mmol、1.19当量)、ジクロロメタン(60mL)およびトリエチルアミン(1.242g、12.27mmol、3.00当量)を入れた。得られた溶液を室温で16時間攪拌した。得られた混合物を真空下で濃縮し、残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1/3)を使用するシリカゲルカラムに適用した。これにより、3−(3−ブロモ−4−クロロフェニル)−5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール670mg(34%)が淡黄色油として得られた。
Figure 2020530850
2−[(2−クロロ−5−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]フェニル)ホルムアミド]−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド。50mL圧力タンク反応器に、3−(3−ブロモ−4−クロロフェニル)−5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール(200mg、0.42mmol、1.00当量)、2−アミノ−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド塩酸塩(323mg、1.68mmol、4.00当量)、Pd(dppf)Cl2(93mg、0.13mmol、0.30当量)、CH3COONa(104mg、1.27mmol、3.02当量)およびジオキサン(15mL)を入れた。この混合物に、CO(5atm)を導入し、得られた溶液を120℃で4時間攪拌した。固体を濾別した。濾液を真空下で濃縮した。粗生成物を以下の条件でフラッシュ分取HPLCによって精製した(IntelFlash−1):カラム、C18シリカゲル;移動相、H2OおよびCH3CN(33%CH3CNが30分以内に83%まで増加);検出器、UV254nm、220nm。これにより、2−[(2−クロロ−5−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]フェニル)ホルムアミド]−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド27mg(11.097%)が白色固体として得られた。MS (ESI, m/z): 580 [M+H]+; 1H NMR (300 MHz, CDCl3, ppm) δ: 7.92 (s, 1H), 7.81 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.54 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.13 (s, 1H), 6.64 (s, 1H), 4.27 (br, 2H), 4.05-4.01 (m, 6H), 3.73 (d, J = 17.2 Hz, 1H).
調製実施例10:以下のスキーム7に示されるように、化合物2−25Cを化合物2−1Dと反応させて(スキーム4参照)、対応するイソキサゾリン中間体を形成し、次いで、これをメチルエステル、次いでカルボン酸に変換することを除いて、スキーム6に示される化合物2−25と同様に、化合物2−14を調製した。
スキーム7
Figure 2020530850
2−[(2−クロロ−5−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]フェニル)ホルムアミド]−N−(トリフルオロメチル)アセトアミド。50mL丸底フラスコに、2−クロロ−5−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]安息香酸(110mg、0.25mmol、1.00当量)、2−アミノ−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド(47mg、0.30mmol、1.20当量)、HATU(142mg、0.37mmol、1.50当量)、DIEA(48mg、0.37mmol、1.50当量)、N,N−ジメチルホルムアミド(7mL)を入れた。得られた溶液を室温で一晩攪拌した。粗生成物を以下の条件で分取HPLCによって精製した(Waters−2767):カラム、SunFire Prep C18、5μm、19*150mm;移動相:水およびCH3CN(30%CH3CN〜30分で85%まで);検出器、UV254nm。これにより、2−[(2−クロロ−5−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]フェニル)ホルムアミド]−N−(トリフルオロメチル)アセトアミド68.6mg(49%)が白色固体として得られた。MS (ESI, m/z): 580 [M+H]+; 1H NMR (300 MHz, DMSO-d6, ppm) δ: 8.84 (t, J=5.7 Hz, 1 H), 8.64 (t, J=6.0 Hz, 1 H), 7.87 (s, 1 H), 7.82 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 7.69 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 7.16 (s, 1 H), 4.59-4.45 (m, 2 H), 4.05 (s, 3 H), 4.00-3.91(m, 4 H).
調製実施例11:スキーム8に示されるように、ヒドロキシルアミン化合物2−12Cを使用して、3−ブロモ−4−メチル置換パターンを有するフェニル環を有するイソキサゾリン化合物を形成することを除いて、スキーム4に示される化合物2−1と同様に、化合物2−12を調製した。イソキサゾリン化合物をスキーム4と同様に前に進めて対応するカルボン酸2−12Fとし、これを必要なアミンとカップリングして生成物を形成する。
スキーム8
Figure 2020530850
(E)−3−ブロモ−4−メチルベンズアルデヒドオキシム。250mL丸底フラスコに、3−ブロモ−4−メチルベンズアルデヒド(10g、50.50mmol、1.00当量)、NH2OH.HCl(69.7g、1.01mol、20.0当量)、EtOH(30mL)および水(30mL)を入れた。これに、0℃で攪拌しながら、NaOAc(5.38g、65.66mmol、1.30当量)を小分けで添加した。得られた溶液を室温で20時間攪拌し、その後、固体を濾過によって回収した。固体を水3×30mLで洗浄し、風乾した。これにより、(E)−3−ブロモ−4−メチルベンズアルデヒドオキシム7.0g(56%)が灰白色固体として得られた。
Figure 2020530850
(Z)−3−ブロモ−4−メチル−N−ヒドロキシベンゼン−1−カルボンイミドイルクロリド。250mL丸底フラスコに、(E)−3−ブロモ−4−メチルベンズアルデヒドオキシム(7.0g、32.9mmol、1.00当量)、NCS(6.56g、49.3mmol、1.50当量)およびN,N−ジメチルホルムアミド(30mL)を入れた。得られた溶液を60℃で1時間攪拌した。反応混合物を水10mlで希釈し、次いで、酢酸エチル2×5mLで抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、真空下で濃縮した。これにより、(Z)−3−ブロモ−4−メチル−N−ヒドロキシベンゼン−1−カルボンイミドイルクロリド4.22g(52%)が白色固体として得られた。
Figure 2020530850
3−(3−ブロモ−4−メチルフェニル)−5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール。40mLバイアルに、ジクロロメタン(24mL)、(Z)−3−ブロモ−N−ヒドロキシ−4−メチルベンゼン−1−カルボンイミドイルクロリド(1.2g、4.83mmol、1.00当量)および1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−5−(3,3,3−トリフルオロプロパ−1−エン−2−イル)−1H−ピラゾール(1.1g、4.51mmol、0.90当量)を入れた。これに続いて、0℃でTEA(0.98g、9.66mmol、2.00当量)を添加した。得られた溶液を室温で3時間攪拌した。固体を濾別し、濾液を真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1:5)を使用するシリカゲルカラムに適用した。これにより、3−(3−ブロモ−4−メチルフェニル)−5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール750mg(34%)が黄色油として得られた。MS(ESI、m/z):456[M+H]+
Figure 2020530850
メチル2−メチル−5−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]ベンゾエート。CO(20atm)雰囲気でパージおよび維持した(20atm)50mL圧力タンク反応器に、メタノール(6mL)、3−(3−ブロモ−4−メチルフェニル)−5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール(270mg、0.59mmol、1.00当量)、NaOAc(146mg、1.77mmol、3.00当量)およびPd(dppf)Cl2CH2Cl2(48.5mg、0.06mmol、0.10当量)を入れた。得られた溶液を90℃で8時間攪拌した。固体を濾別し、濾液を真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1:7)を使用するシリカゲルカラムに適用した。これにより、メチル2−メチル−5−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]ベンゾエート190mg(74%)が黄色固体として得られた。MS(ESI、m/z):436[M+H]+
Figure 2020530850
2−メチル−5−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]安息香酸。50mL丸底フラスコに、メチル2−メチル−5−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]ベンゾエート(190mg、0.44mmol、1.00当量)、水(10mL)、メタノール(10mL)およびLiOH(210mg、20.00当量)を入れた。得られた溶液を50℃で12時間攪拌した。有機溶媒を真空下で除去し、塩化水素(6mol/L)で得られた溶液のpH値を4に調整した。得られた溶液を酢酸エチル3×50mLで抽出し、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。これにより、2−メチル−5−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]安息香酸200mg(粗)が黄色固体として得られた。MS(ESI、m/z):422[M+H]+
Figure 2020530850
2−[(2−メチル−5−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]フェニル)ホルムアミド]−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド 40mLバイアルに、N,N−ジメチルホルムアミド(4mL)、2−メチル−5−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]安息香酸(175mg、0.42mmol、1.00当量)、2−アミノ−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド(65mg、0.42mmol、1.00当量)およびHATU(237mg、1.50当量)を入れた。これに続いて、室温でDIEA(80mg、1.50当量)を添加した。得られた溶液を室温で一晩攪拌した。粗生成物を以下の条件で分取HPLCによって精製した(Waters−2767):カラム、SunFire Prep C18、5μm、19*150mm;移動相:水およびCH3CN(35%CH3CN〜25分で65%まで);検出器、UV254nm。これにより、2−[(2−メチル−5−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]フェニル)ホルムアミド]−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド71.3mg(31%)が白色固体として得られた。MS (ESI, m/z): 560 [M+H]+; 1H NMR (300 MHz, DMSO-d6, ppm) δ 8.64 (t, J=6.0 Hz, 2 H), 7.78 (s, 1 H), 7.72 (d, J=7.5 Hz, 1 H), 7.41 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 7.16 (s, 1 H), 4.47 (s, 2 H), 4.05 (s, 3 H), 4.02-3.90 (m, 4 H), 2.42 (s, 3 H).
調製実施例12:ビニルピラゾール化合物2−1Dの代わりに、ビニルピラゾール化合物2−25E(スキーム6参照)を使用してイソキサゾリン環を形成したことを除いて、スキーム5に示される化合物2−9と同様に、化合物2−22を調製した。メチルエステルを加水分解して対応するカルボン酸2−22Aを形成し、これを以下に示されるようにアミンにカップリングして生成物を形成した。
Figure 2020530850
2−[(4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]フェニル)ホルムアミド]−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド。50mL丸底フラスコに、N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)、4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]安息香酸(150mg、0.37mmol、1.00当量)、2−アミノ−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド(120mg、0.77mmol、2.09当量)、HATU(400mg、1.05mmol、2.86当量)およびDIEA(200mg、1.55mmol、4.20当量)を入れた。得られた溶液を室温で2時間攪拌した。粗生成物を以下の条件でフラッシュ分取HPLCによって精製した(IntelFlash−1):カラム、C18シリカゲル;移動相、H2O:CH3CN=100:0が20分以内にH2O:CH3CN=40:60まで増加;検出器、UV254nm。これにより、2−[(4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]フェニル)ホルムアミド]−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド84.3mg(42%)が白色固体として得られた。MS (ESI, m/z): 545 [M+H]+; 1H NMR (300 MHz, CDCl3, ppm) δ 7.90 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.77-7.84 (m, 3H), 7.27-7.17 (brs, 1H), 6.96 (brs, 1H), 4.26-4.25 (m, 2H), 4.06-3.95 (m, 6H), 3.79-3.70 (m, 1H).
調製実施例13:以下に示されるように、カルボン酸2−22Aをシクロプロピルアミンとカップリングすることによって、化合物2−23を調製した。
Figure 2020530850
N−シクロプロピル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]ベンズアミド。50mL丸底フラスコに、N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)、4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]安息香酸(150mg、0.37mmol、1.00当量)、HATU(400mg、1.05mmol、2.86当量)、DIEA(250mg、1.93mmol、5.25当量)およびシクロプロパンアミン(70mg、1.23mmol、3.33当量)を入れた。得られた溶液を室温で2時間攪拌した。得られた混合物を真空下で濃縮し、粗生成物を以下の条件でフラッシュ分取HPLCによって精製した(IntelFlash−1):カラム、C18シリカゲル;移動相、H2O:CH3CN=100:0が20分以内にH2O:CH3CN=40:60まで増加;検出器、UV254nm。これにより、N−シクロプロピル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]ベンズアミド51.9mg(32%)が白色固体として得られた。MS (ESI, m/z): 476 [M+H]+; 1H NMR (300 MHz, クロロホルム-d, ppm) δ 7.82 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 7.79-7.71 (m, 3H), 6.26 (brs, 1H), 4.03 (d, J = 17.7 Hz, 1H), 4.00 (s, 3H), 3.76 (d, J = 17.6 Hz, 1H), 3.04-2.87 (m, 1H), 1.01-0.86 (m, 2H), 0.77-0.63 (m, 2H).
調製実施例14:カルボン酸2−12F(スキーム8参照)をシクロプロピルアミンとカップリングすることによって、化合物2−13を調製した。
Figure 2020530850
N−シクロプロピル−2−メチル−5−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]ベンズアミド。40mLバイアルに、N,N−ジメチルホルムアミド(4mL)、2−メチル−5−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]安息香酸(175mg、0.42mmol、1.00当量)、シクロプロパンアミド(24mg、0.42mmol、1.00当量)およびHATU(237mg、0.63mmol、1.50当量)を入れた。これに、室温でDIEA(80mg、0.63mmol、1.50当量)を滴加した。得られた溶液を室温で一晩攪拌した。粗生成物を以下の条件でフラッシュ分取HPLCによって精製した(CombiFlash−1):カラム、C18シリカゲル;移動相、CH3CN:H2O=35:65が25分以内にCH3CN:H2O=65:35まで増加;検出器、UV220nm。これにより、N−シクロプロピル−2−メチル−5−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]ベンズアミド87.6mg(46%)が白色固体として得られた。MS (ESI, m/z): 461 [M+H]+; 1H NMR (300 MHz, DMSO-d6, ppm): δ 8.40 (d, J = 4.2 Hz, 1H), 7.71 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.39 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.16 (s, 1H), 4.47 (s, 2H), 4.05 (s, 3H), 2.87-2.80 (m, 1H), 2.37 (s, 3H), 0.74-0.68 (m, 2H), 0.56-0.51 (m, 2H).
調製実施例15:パラジウム触媒の存在下でシクロプロピルアミンとカップリングすることによって、中間体2−25F(スキーム6参照)から化合物2−29を調製した。
Figure 2020530850
2−クロロ−N−シクロプロピル−5−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]ベンズアミド。50mL圧力タンク反応器に、3−(3−ブロモ−4−クロロフェニル)−5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール(200mg、0.42mmol、1.00当量)、シクロプロピルアミン(96mg、1.68mmol、4.01当量)、Pd(dppf)Cl2(96mg、0.13mmol、0.31当量)、CH3COONa(104mg)、ジオキサン(15mL)を入れた。この混合物に、CO(5atm)を導入した。得られた溶液を120℃で4時間攪拌した。固体を濾別し、濾液を真空下で濃縮した。粗生成物を以下の条件でフラッシュ分取HPLCによって精製した(IntelFlash−1):カラム、C18シリカゲル;移動相、H2OおよびCH3CN(33%CH3CNが30分以内に80%まで増加);検出器、UV254nm、220nm。これにより、2−クロロ−N−シクロプロピル−5−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]ベンズアミド30.9mg(15%)が白色固体として得られた。MS (ESI, m/z): 481 [M+H]+; 1H NMR (300 MHz, クロロホルム-d, ppm) δ 7.88 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.80-7.72 (m, 2H), 7.48 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.34 (s, 1H), 4.09-3.95 (m, 4H), 3.73 (d, J = 17.7 Hz, 1H), 3.04-2.90 (m, 1H), 0.96-0.89 (m, 2H), 0.75-0.64 (m, 2H).
調製実施例16:以下に示されるように、中間体カルボン酸2−14Cをシクロプロピルアミンとカップリングすることによって、化合物2−10を調製した。
Figure 2020530850
2−クロロ−N−シクロプロピル−5−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]ベンズアミド。50mL丸底フラスコに、2−クロロ−5−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]安息香酸(110mg、0.25mmol、1.00当量)、N,N−ジメチルホルムアミド(7mL)、シクロプロピルアミン(17mg、0.30mmol、1.20当量)、HATU(142mg、0.37mmol、1.50当量)およびDIEA(48mg、0.37mmol、1.50当量)を入れた。得られた溶液を室温で一晩攪拌した。粗生成物を以下の条件で分取HPLCによって精製した(Waters−2767):カラム、SunFire Prep C18、5μm、19*150mm;移動相:水およびCH3CN(30%CH3CN〜30分で85%まで);検出器、UV254nm。これにより、2−クロロ−N−シクロプロピル−5−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]ベンズアミド17.5mg(15%)が白色固体として得られた。MS (ESI, m/z): 481 [M+H]+; 1H NMR (300 MHz, DMSO, ppm) δ: 8.60 (s, 1H), 7.81 (d, J=7.8 Hz, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.66 (d, J=7.8 Hz, 1H), 7.15 (s, 1 H), 4.54-4.50 (m, 2H), 4.05 (s, 1H), 2.90-2.75 (m, 1H), 0.73-0.71 (m, 2H), 0.54-0.45 (m, 2H).
調製実施例17:以下に示されるスキーム9に示されるように、化合物2−26を調製した。
スキーム9
Figure 2020530850
3−(3−ブロモ−4−メチルフェニル)−5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール 250mL丸底フラスコに、1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−4−(3,3,3−トリフルオロプロパ−1−エン−2−イル)−1H−ピラゾール(1g、4.10mmol、1.00当量)、(Z)−3−ブロモ−N−ヒドロキシ−4−メチルベンゼン−1−カルボンイミドイルクロリド(1.215g、4.89mmol、1.19当量)、ジクロロメタン(60mL)およびトリエチルアミン(1.242g、12.27mmol、3.00当量)を入れた。得られた溶液を室温で16時間攪拌した。得られた混合物を真空下で濃縮し、残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1/3)を使用するシリカゲルカラムに適用した。これにより、3−(3−ブロモ−4−メチルフェニル)−5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール1.02g(55%)が淡黄色固体として得られた。
Figure 2020530850
2−[(2−メチル−5−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]フェニル)ホルムアミド]−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド。50mL圧力タンク反応器に、3−(3−ブロモ−4−メチルフェニル)−5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール(200mg、0.44mmol、1.00当量)、2−アミノ−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド塩酸塩(338mg、1.76mmol、4.00当量)、Pd(dppf)Cl2(32mg、0.04mmol、0.10当量)、AcONa(108mg、1.32mmol、3.00当量)およびジオキサン(15mL)を入れた。この溶液に、CO(5atm)を導入した。得られた溶液を120℃で4時間攪拌した後、固体を濾別した。濾液を真空下で濃縮し、粗生成物を以下の条件でフラッシュ分取HPLCによって精製した(IntelFlash−1):カラム、C18シリカゲル;移動相、H2O/CH3CN=5:1が30分以内にH2O/CH3CN=1:5まで増加;検出器、UV254nm、220nm。これにより、2−[(2−メチル−5−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]フェニル)ホルムアミド]−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド75.9mg(31%)が白色固体として得られた。MS (ESI, m/z): 560 [M+H]+; 1H NMR (300 MHz, CDCl3, ppm) δ: 7.76 (br, 2H), 7.65 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.34 (d, J=7.9 Hz, 1H), 6.74 (brs, 1H), 6.68 (brs, 1H), 4.22 (br, 2H), 4.00 (br, 6H), 3.76-3.71 (m, 1H), 2.51 (s, 3H).
調製実施例18:以下に示されるように、中間体2−26Aをシクロプロピルアミンとカップリングすることによって、化合物2−27を調製した。
Figure 2020530850
N−シクロプロピル−2−メチル−5−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]ベンズアミド CO雰囲気でパージおよび維持した50mL圧力タンク反応器に、3−(3−ブロモ−4−メチルフェニル)−5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール(200mg、0.44mmol、1.00当量)、シクロプロピルアミン(100mg、1.75mmol、3.99当量)、Pd(dppf)Cl2(32g、43.73mmol、99.75当量)、AcONa(108mg、1.32mmol、3.00当量)およびジオキサン(15mL)を入れた。この溶液に、COを導入した。得られた溶液を120℃で4時間攪拌した。固体を濾別し、濾液を真空下で濃縮した。粗生成物を以下の条件でフラッシュ分取HPLCによって精製した(IntelFlash−1):カラム、C18;移動相、H2OおよびCH3CN(16%CH3CNが40分以内に85%まで増加);検出器、UV254nm。これにより、N−シクロプロピル−2−メチル−5−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]ベンズアミド70mg(35%)が白色固体として得られた。MS (ESI, m/z): 461 [M+H]+; 1H NMR (300 MHz, クロロホルム-d, ppm) δ 7.76 (brs, 1H), 7.68 (brs, 1H), 7.56 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.32-7.29 (m, 1H), 6.09-5.84 (m, 1H), 4.09-3.91 (m, 3H), 3.88-3.64 (m, 1H), 3.06-2.85 (m, 1H), 1.02-0.85 (m, 2H), 0.75-0.60 (m, 2H).
調製実施例19:以下のスキーム10に従って、化合物2−11を調製した。
スキーム10
Figure 2020530850
(E)−N−[(4−ブロモ−3−メチルフェニル)メチリデン]ヒドロキシルアミン。500mL丸底フラスコに、水(30mL)、エタノール(150mL)、4−ブロモ−3−メチルベンズアルデヒド(10g、50.24mmol、1.00当量)、NH2OH.HCl(6g)およびCH3COONa(9g)を入れた。得られた溶液を室温で一晩攪拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。固体を濾過によって回収した。これにより、(E)−N−[(4−ブロモ−3−メチルフェニル)メチリデン]ヒドロキシルアミン10g(93%)が白色固体として得られた。(ES、m/z):213[M+H]+
Figure 2020530850
3−(4−ブロモ−3−メチルフェニル)−5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール。50mL丸底フラスコに、N,N−ジメチルホルムアミド(10mL)、(E)−N−[(4−ブロモ−3−メチルフェニル)メチリデン]ヒドロキシルアミン(400mg、1.87mmol、1.00当量)、1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−4−(3,3,3−トリフルオロプロパ−1−エン−2−イル)−1H−ピラゾール(600mg、2.46mmol、1.32当量)、NCS(400mg、3.00mmol、1.60当量)およびTEA(700mg、6.92mmol、3.70当量)を入れた。得られた溶液を室温で一晩攪拌した。得られた混合物をH2O 1×20mLで洗浄した。得られた溶液を酢酸エチル3×15mLで抽出し、有機層を合わせ、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1:1)を使用するシリカゲルカラムに適用した。これにより、3−(4−ブロモ−3−メチルフェニル)−5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール0.2g(23%)が黄色固体として得られた。(ES、m/z):455[M+H]+
Figure 2020530850
2−[(2−メチル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]フェニル)ホルムアミド]−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド。50mL圧力タンク反応器に、NaOAc(120mg)、3−(4−ブロモ−3−メチルフェニル)−5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール(200mg、0.44mmol、1.00当量)、2−アミノ−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド(120mg、0.77mmol、1.62当量)、Pd(dppf)Cl2CH2Cl2(110mg、0.15mmol、0.32当量)およびジオキサン(15mL)を入れた。この混合物に、CO(20atm)を導入した。反応混合物を110℃で4時間攪拌した。得られた混合物を真空下で濃縮し、粗生成物を以下の条件でフラッシュ分取HPLCによって精製した(IntelFlash−1):カラム、C18シリカゲル;移動相、H2O:ACN=100:0が20分以内にH2O:ACN=40:60まで増加;検出器、UV254nm。これにより、2−[(2−メチル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]フェニル)ホルムアミド]−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド41.9mg(17%)が白色固体として得られた。MS (ESI, m/z): 560 [M+H]+; 1H NMR (300 MHz, CDCl3, ppm) δ: 7.70 (s, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.56-7.50 (m, 2H), 6.75-6.72 (m, 1H), 6.68-6.59 (m, 1H), 4.21 (br, 2H), 4.13-3.99 (m, 6H), 3.77-3.51 (m, 1H), 2.55 (s, 3H).
調製実施例20:以下に示されるように、中間体10−5をシクロプロピルアミンとカップリングすることによって、化合物2−24を調製した。
Figure 2020530850
N−シクロプロピル−2−メチル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]ベンズアミド。50mL圧力タンク反応器に、ジオキサン(15mL)、3−(4−ブロモ−3−メチルフェニル)−5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール(200mg、0.44mmol、1.00当量)、Pd(dppf)Cl2CH2Cl2(110mg、0.15mmol、0.34当量)、NaOAc(110mg)およびシクロプロピルアミン(150mg、2.63mmol、5.99当量)を入れた。反応混合物にCO(20atm)を導入した。得られた溶液を120℃で4時間攪拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、粗生成物を以下の条件でフラッシュ分取HPLCによって精製した(IntelFlash−1):カラム、C18シリカゲル;移動相、H2O:CH3CN=100:0が20分以内にH2O:CH3CN=40:60まで増加;検出器、UV254nm。これにより、N−シクロプロピル−2−メチル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]ベンズアミド101.8mg(50.4%)が白色固体として得られた。MS (ESI, m/z): 460 [M+H]+; 1H-NMR (300 MHz, CDCl3, ppm) δ 7.73 (s, 1H), 7.60-7.54 (m, 2H), 7.49-7.46 (m, 1H), 5.58 (s, 1H), 4.00-3.97 (m, 4H), 3.73-3.68 (m, 1H), 2.91-2.88 (m, 1H), 2.47 (s, 3H), 0.92-0.88 (m, 2H), 0.64-0.59 (m, 2H).
調製実施例21:以下のスキーム11に従って、化合物2−16を調製した。
スキーム11
Figure 2020530850
(E)−N−[(3−メチル−4−ニトロフェニル)メチリデン]ヒドロキシルアミン。不活性窒素雰囲気でパージおよび維持した500mL丸底フラスコに、3−メチル−4−ニトロベンズアルデヒド(5g、30.28mmol、1.00当量)、エタノール(100mL)、AcONa(5g、2.00当量)およびNH2OH.HCl(3.2g、1.50当量)を入れた。得られた溶液を室温で2時間攪拌した。得られた溶液を真空下で濃縮し、次いで、水100mlで希釈した。得られた混合物を酢酸エチル2×200mLで抽出した。有機層を合わせ、食塩水3×100mLで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。これにより、(E)−N−[(3−メチル−4−ニトロフェニル)メチリデン]ヒドロキシルアミン5.5g(粗)が黄色固体として得られた。MS(ESI、m/z):181[M+H]+
Figure 2020530850
(Z)−N−ヒドロキシ−3−メチル−4−ニトロベンズイミドイルクロリド。100mL丸底フラスコに、(E)−N−[(3−メチル−4−ニトロフェニル)メチリデン]ヒドロキシルアミン(5.5g、30.53mmol、1.00当量)およびN,N−ジメチルホルムアミド(30mL)を入れた。これに続いて、NCS(5g、37.44mmol、1.20当量)を添加した。得られた溶液を室温で2時間攪拌した。得られた混合物をH2O 200mLで希釈し、次いで、酢酸エチル200mLで抽出した。有機層を合わせ、飽和食塩水3×200mLで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。これにより、(Z)−N−ヒドロキシ−3−メチル−4−ニトロベンゼン−1−カルボンイミドイルクロリド6g(92%)が黄色固体として得られた。MS(ESI、m/z):215[M+H]+
Figure 2020530850
5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−3−(3−メチル−4−ニトロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール。不活性窒素雰囲気でパージおよび維持した250mL丸底フラスコに、(Z)−N−ヒドロキシ−3−メチル−4−ニトロベンゼン−1−カルボンイミドイルクロリド(2g、9.32mmol、1.50当量)、テトラヒドロフラン(60mL)、H2O(12mL)、炭酸カリウム(1.7g、12.30mmol、2.00当量)および1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−5−(3,3,3−トリフルオロプロパ−1−エン−2−イル)−1H−ピラゾール(1.5g、6.14mmol、1.00当量)を入れた。得られた溶液を25℃で18時間攪拌した。反応混合物を水50mlで希釈し、次いで、酢酸エチル3×100mLで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1:6)を使用するシリカゲルカラムに適用した。これにより、5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−3−(3−メチル−4−ニトロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール900mg(35%)が黄色油として得られた。MS(ESI、m/z):423[M+H]+
Figure 2020530850
2−メチル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]アニリン。100mL丸底フラスコに、5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−3−(3−メチル−4−ニトロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール(900mg、2.13mmol、1.00当量)の酢酸エチル(18mL)中溶液および酢酸(9mL)の水(9mL)中溶液を入れた。これに続いて、0℃でFe(594mg)を小分けで添加した。得られた溶液を100℃で2時間攪拌した。反応混合物を室温に冷却した。重炭酸ナトリウム(1mol/L)で溶液のpH値を8に調整した。得られた溶液を酢酸エチル3×100mLで抽出し、有機層を合わせた。有機層を飽和食塩水3×50mLで洗浄し、次いで、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。これにより、2−メチル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]アニリン700mg(84%)が黄色固体として得られた。MS(ESI、m/z):393[M+H]+
Figure 2020530850
2,2,2−トリフルオロ−N−(2−メチル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]フェニル)アセトアミド。不活性窒素雰囲気でパージおよび維持した50mL丸底フラスコに、2−メチル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]アニリン(100mg、0.25mmol、1.00当量)、テトラヒドロフラン(15mL)、HATU(145mg、0.38mmol、1.50当量)、DIEA(66mg、0.51mmol、2.00当量)およびトリフルオロ酢酸(43mg、0.38mmol、1.50当量)を入れた。得られた溶液を25℃で2時間攪拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、粗生成物を以下の条件でフラッシュ分取HPLCによって精製した(IntelFlash−1):カラム、C18シリカゲル;移動相、H2OおよびCH3CN(0%CH3CNが25分以内に100%まで増加);検出器、UV254nm。これにより、2,2,2−トリフルオロ−N−(2−メチル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]フェニル)アセトアミド27.3mg(22%)が灰白色固体として得られた。MS (ESI, m/z): 489 [M+H]+; 1H NMR (300 MHz, CDCl3, ppm) δ: 8.11 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.66 (s, 1H), 7.57 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.68 (s, 1H), 4.17 (s, 3H), 4.14 (d, J = 15.6 Hz, 1H), 3.90 (d, J = 17.1 Hz, 1H), 2.39 (s, 3H).
調製実施例22:以下に示されるように、アミン2−16Eを3,3,3−トリフルオロプロパン酸にカップリングすることによって、化合物2−16と同様に化合物2−17を調製した。
Figure 2020530850
3,3,3−トリフルオロ−N−(2−メチル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]フェニル)プロパンアミド。50mL丸底フラスコに、2−メチル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]アニリン(150mg、0.38mmol、1.00当量)、テトラヒドロフラン(10mL)、HATU(200mg、0.53mmol、1.50当量)、DIEA(150mg、1.16mmol、3.00当量)および3,3,3−トリフルオロプロパン酸(100mg、0.78mmol、1.50当量)を入れた。得られた溶液を25℃で12時間攪拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1:2)を使用するシリカゲルカラムに適用した。これにより、3,3,3−トリフルオロ−N−(2−メチル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]フェニル)プロパンアミド51.3mg(27%)が灰白色固体として得られた。MS (ESI, m/z): 503 [M+H]+; 1H NMR (300 MHz, DMSO-d6, ppm) δ: 9.80 (s, 1H), 7.66-7.61 (m, 3H), 7.14 (s, 1H), 4.46 (s, 2H), 4.04 (s, 3H), 3.63-3.59 (m, 2H), 2.27 (s, 3H).
調製実施例23:以下に示されるように、アミン中間体2−16Eを2−(メチルスルファニル)酢酸とカップリングすることによって、化合物2−19を調製した。
Figure 2020530850
N−(2−メチル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]フェニル)−2−(メチルスルファニル)アセトアミド。50mL丸底フラスコに、2−メチル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]アニリン(100mg、0.25mmol、1.00当量)、2−(メチルスルファニル)酢酸(40mg、0.38mmol、1.50当量)、テトラヒドロフラン(15mL)、HATU(145mg、0.38mmol、1.50当量)およびDIEA(66mg、0.51mmol、2.00当量)を入れた。得られた溶液を25℃で2時間攪拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、粗生成物を以下の条件でフラッシュ分取HPLCによって精製した(CombiFlash−1):カラム、C18シリカゲル;移動相、H2OおよびCH3CN(0%CH3CNが20分以内に80%まで増加);検出器、UV254nm。これにより、N−(2−メチル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]フェニル)−2−(メチルスルファニル)アセトアミド31.4mg(26%)が灰白色固体として得られた。MS (ESI, m/z): 481 [M+H]+; 1H NMR (300 MHz, CDCl3, ppm) δ 9.05 (s, 1H), 8.30 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.62 (s, 1H), 7.51 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.68 (s, 1H), 4.16 (s, 3H), 4.14 (d, J = 16.5 Hz, 4H), 3.89 (d, J = 17.4 Hz, 1H), 3.44 (s, 2H), 2.39 (s, 3H), 2.26 (s, 3H).
調製実施例24:以下に示されるスキーム12に従って、化合物2−20を調製した。
スキーム12
Figure 2020530850

Figure 2020530850
2−ブロモ−5−[(1E)−(ヒドロキシイミノ)メチル]ベンゾニトリル。100mL丸底フラスコに、2−ブロモ−5−ホルミルベンゾニトリル(2g、9.52mmol、1.00当量)、エタノール(40mL)、NaOAc(1.2g、1.50当量)およびNH2OH.HCl(0.79g、1.20当量)を入れた。得られた溶液を室温で3時間攪拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。得られた溶液を水50mlで希釈し、次いで、酢酸エチル3×40mLで抽出した。有機層を合わせ、食塩水40mLで洗浄した。有機層を回収し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。これにより、2−ブロモ−5−[(1E)−(ヒドロキシイミノ)メチル]ベンゾニトリル1.9g(89%)が白色固体として得られた。
Figure 2020530850
2−ブロモ−5−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]ベンゾニトリル 100mL丸底フラスコに、1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−5−(3,3,3−トリフルオロプロパ−1−エン−2−イル)−1H−ピラゾール(900mg、3.69mmol、1.00当量)、ジクロロメタン(12mL)、次亜塩素酸ナトリウム(18mL)および2−ブロモ−5−[(1E)−(ヒドロキシイミノ)メチル]ベンゾニトリル(826mg、3.67mmol、1.00当量)を入れた。得られた溶液を室温で2時間攪拌した。反応混合物をH2O 100mLで希釈した。得られた溶液をジクロロメタン3×50mLで抽出し、有機層を合わせ、食塩水50mLで洗浄した。有機層を回収し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、次いで、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1:9)を使用するシリカゲルカラムに適用した。これにより、2−ブロモ−5−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]ベンゾニトリル220mg(13%)が黄色油として得られた。
Figure 2020530850
エチル2−シアノ−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]ベンゾエート 不活性窒素雰囲気でパージおよび維持した50mL圧力タンク反応器に、2−ブロモ−5−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]ベンゾニトリル(180mg、0.39mmol、1.00当量)、エタノール(18mL)、トリエチルアミン(98mg、0.97mmol、2.50当量)、Pd(dppf)Cl2(56mg、0.08mmol、0.20当量)を入れた。得られた溶液を80℃で4時間攪拌した。固体を濾別した。濾液を真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1:3)を使用するシリカゲルカラムに適用した。これにより、エチル2−シアノ−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]ベンゾエート90mg(51%)が黄色油として得られた。
Figure 2020530850
2−シアノ−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]安息香酸。50mL丸底フラスコに、エチル2−シアノ−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]ベンゾエート(90mg、0.20mmol、1.00当量)、メタノール(6mL)、LiOH(43mg、1.80mmol、9.00当量)および水(1mL)を入れた。得られた溶液を室温で2時間攪拌した。反応混合物を真空下で濃縮した;水10mLを残渣に添加し、pHを4〜5に調整した。得られた溶液をDCM 2×50mLで抽出した。有機相を回収し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。これにより、2−シアノ−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]安息香酸90mg(粗)が灰白色固体として得られた。
Figure 2020530850
2−[(2−シアノ−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]フェニル)ホルムアミド]−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド。50mL丸底フラスコに、2−シアノ−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]安息香酸(100mg、0.23mmol、1.00当量)、HATU(132mg、0.35mmol、1.50当量)、N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)、2−アミノ−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド(67mg、0.43mmol、1.50当量)およびDIEA(90mg、0.70mmol、3.00当量)を入れた。得られた溶液を室温で2時間攪拌した。粗溶液を以下の条件で分取HPLCによって精製した(Waters I):カラム、XBridge Prep C18 OBDカラム 19*150mm、5μm;移動相、水およびCH3CN(35%CH3CN〜7分で70%まで);検出器、UV254nm、220nm。これにより、2−[(2−シアノ−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]フェニル)ホルムアミド]−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド14.3mg(11%)が白色固体として得られた。(ES, m/z): 571 [M+H]+; 1H NMR (300 MHz, CDCl3, ppm) δ 8.27 (s, 1H), 8.04-7.98 (m, 2H), 6.71 (s, 1H), 6.58 (br, 1H), 4.64 (s, 2H), 4.26-4.18 (m, 1H), 4.18 (s, 3H), 3.99-3.90 (m, 3H).
調製実施例25:以下のスキーム13に従って、化合物2−15を調製した。
スキーム13
Figure 2020530850
4−ブロモ−3,5−ジメチルベンズアルデヒド。不活性窒素雰囲気でパージおよび維持した500mL三つ口丸底フラスコに、4−ブロモ−3,5−ジメチルベンゾニトリル(4g、19.04mmol、1.00当量)およびジクロロメタン(50mL)を入れた。これに続いて、−65℃で攪拌しながら、ジイソブチルアルミニウムヒドリド(40mL)を滴加した。得られた溶液を室温で2時間攪拌した。反応混合物に、室温で攪拌しながら塩化水素(5%、40mL)を滴加した。得られた溶液を30分間加熱還流し、次いで、室温に冷却した。得られた溶液をDCM 200mLで希釈した。有機層を食塩水3×100mLで洗浄し、次いで、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。これにより、4−ブロモ−3,5−ジメチルベンズアルデヒド4g(粗)が淡黄色油として得られた。
Figure 2020530850
(E)−N−[(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)メチリデン]ヒドロキシルアミン。100mL丸底フラスコに、4−ブロモ−3,5−ジメチルベンズアルデヒド(2g、9.39mmol、1.00当量)、メタノール(20mL)、ジクロロメタン(20mL)、NH2OH.HCl(976mg、14.14mmol、1.51当量)およびNaOAc(1.547g、18.87mmol、2.01当量)を入れた。得られた溶液を室温で2時間攪拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。残渣をEA 100mLに溶解し、H2O 3×100mLで洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。これにより、(E)−N−[(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)メチリデン]ヒドロキシルアミン2g(93%)が淡黄色固体として得られた。
Figure 2020530850
(Z)−4−ブロモ−N−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンゼン−1−カルボンイミドイルクロリド。100mL丸底フラスコに、(E)−N−[(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)メチリデン]ヒドロキシルアミン(2g、8.77mmol、1.00当量)、NCS(1.78g、13.33mmol、1.52当量)およびN,N−ジメチルホルムアミド(50mL)を入れた。得られた溶液を室温で2時間攪拌した。得られた溶液をEA 200mLで希釈し、水3×100mLおよび食塩水3×100mLで洗浄した。有機層を回収し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。これにより、(Z)−4−ブロモ−N−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンゼン−1−カルボンイミドイルクロリド2g(粗)が淡黄色油として得られた。
Figure 2020530850
3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)−5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール。100mL丸底フラスコに、1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−5−(3,3,3−トリフルオロプロパ−1−エン−2−イル)−1H−ピラゾール(400mg、1.64mmol、1.00当量)、(Z)−4−ブロモ−N−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンゼン−1−カルボンイミドイルクロリド(426mg、1.62mmol、0.99当量)、トリエチルアミン(300mg、2.96mmol、1.81当量)およびジクロロメタン(30mL)を入れた。得られた溶液を室温で16時間攪拌した。得られた混合物を真空下で濃縮し、残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1/5)を使用するシリカゲルカラムに適用した。これにより、3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)−5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール560mg(73%)が淡黄色固体として得られた。
Figure 2020530850
メチル2,6−ジメチル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]ベンゾエート。30mL圧力タンク反応器に、3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)−5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール(200mg、0.43mmol、1.00当量)、Pd(dppf)Cl2(93.52mg、0.13mmol、0.30当量)、NaOAc(105mg、1.28mmol、3.01当量)、メタノール(4mL)、ジオキサン(5mL)を入れた。この混合物にCOを添加した。得られた溶液を120℃で20時間攪拌した。得られた混合物を真空下で濃縮し、残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1/3)を使用するシリカゲルカラムに適用した。これにより、メチル2,6−ジメチル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]ベンゾエート70mg(37%)が淡黄色油として得られた。
Figure 2020530850
2,6−ジメチル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]安息香酸。25mL丸底フラスコに、メチル2,6−ジメチル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]ベンゾエート(50mg、0.11mmol、1.00当量)、ジオキサン(5mL)、水酸化ナトリウム(1N、2mL)を入れた。得られた溶液を100℃で24時間攪拌した。濃HClで溶液のpH値を2に調整した。得られた溶液をジクロロメタン3×10mLで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。これにより、2,6−ジメチル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]安息香酸65mg(96%)が淡黄色油として得られた。
Figure 2020530850
2−[(2,6−ジメチル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]フェニル)ホルムアミド]−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド。50mL丸底フラスコに、2,6−ジメチル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]安息香酸(65mg、0.15mmol、1.00当量)、2−アミノ−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド塩酸塩(30mg、0.19mmol、1.20当量)、HATU(116mg、0.3mmol、2.00当量)、DIEA(57.8mg、0.45mmol、3.00当量)およびN,N−ジメチルホルムアミド(8mL)を入れた。得られた溶液を室温で8時間攪拌した。得られた溶液をEA 30mLで希釈し、H2O 3×20mLで洗浄した。有機層を真空下で濃縮し、粗生成物を以下の条件でフラッシュ分取HPLCによって精製した(IntelFlash−1):カラム、C18シリカゲル;移動相、H2OおよびCH3CN(10%CH3CNが15分以内に70%まで増加);検出器、UV220nm。これにより、2−[(2,6−ジメチル−4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]フェニル)ホルムアミド]−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド25.2mg(29%)が白色固体として得られた。(ES, m/z):573[M+H]+; 1H NMR (300 MHz, CDCl3, ppm) δ 7.36 (s, 2H), 6.91 (s, 1H), 6.56 (brs, 1H), 6.37 (brs, 1H), 4.19-4.08 (m, 6H), 3.99-3.96 (m, 2H), 3.93-3.81 (m, 1H), 2.35 (s, 6H).
調製実施例26:以下のスキーム14に従って、化合物2−2を調製した。
スキーム14
Figure 2020530850
3−(4−ブロモナフタレン−1−イル)−5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール。50mL丸底フラスコに、N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)、(E)−N−[(4−ブロモナフタレン−1−イル)メチリデン]ヒドロキシルアミン(200mg、0.80mmol、1.00当量)およびNCS(170mg、1.27mmol、1.59当量)を入れた;反応物を室温で30分間攪拌した。次いで、1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−5−(3,3,3−トリフルオロプロパ−1−エン−2−イル)−1H−ピラゾール(200mg、0.82mmol、1.02当量)およびTEA(260mg、2.57mmol、3.21当量)を添加した。得られた溶液を室温で一晩攪拌した。粗生成物を以下の条件でフラッシュ分取HPLCによって精製した(IntelFlash−1):カラム、C18シリカゲル;移動相、H2OおよびCH3CN(20%CH3CNが20分以内に80%まで増加);検出器、UV254nm。これにより、3−(4−ブロモナフタレン−1−イル)−5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール160mg(41%)が黄色固体として得られた。
Figure 2020530850
3−(4−ブロモナフタレン−1−イル)−5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール。50mL丸底フラスコに、N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)、(E)−N−[(4−ブロモナフタレン−1−イル)メチリデン]ヒドロキシルアミン(200mg、0.80mmol、1.00当量)およびNCS(170mg、1.27mmol、1.59当量)を入れ、反応物を室温で30分間攪拌した。次いで、1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−5−(3,3,3−トリフルオロプロパ−1−エン−2−イル)−1H−ピラゾール(200mg、0.82mmol、1.02当量)およびTEA(260mg、2.57mmol、3.21当量)を添加した。得られた溶液を室温で一晩攪拌した。粗生成物を以下の条件でフラッシュ分取HPLCによって精製した(IntelFlash−1):カラム、C18シリカゲル;移動相、H2OおよびCH3CN(20%CH3CNが20分以内に80%まで増加);検出器、UV254nm。これにより、3−(4−ブロモナフタレン−1−イル)−5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール160mg(41%)が黄色固体として得られた。
Figure 2020530850
メチル4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]ナフタレン−1−カルボキシレート。50mL圧力タンク反応器(20atm)に、メタノール(10mL)、3−(4−ブロモナフタレン−1−イル)−5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール(200mg、0.41mmol、1.00当量)、Pd(dppf)Cl2(40mg、0.05mmol、0.13当量)およびTEA(130mg、1.28mmol、3.16当量)を入れた。この溶液にCO(ガス)を導入した。得られた溶液を70℃で2時間攪拌した。得られた混合物を真空下で濃縮し、残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1:4)を使用するシリカゲルカラムに適用した。これにより、メチル4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]ナフタレン−1−カルボキシレート180mg(94%)が黄色固体として得られた。
Figure 2020530850
4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]ナフタレン−1−カルボン酸。50mL丸底フラスコに、メタノール(10mL)、水(2mL)、メチル4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]ナフタレン−1−カルボキシレート(180mg、0.38mmol、1.00当量)およびLiOH(80mg、3.34mmol、8.75当量)を入れた。得られた溶液を室温で1時間攪拌し、次いで、塩化水素(2mol/L)で溶液のpH値を4に調整した。得られた溶液を酢酸エチル3×10mLで抽出し、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。これにより、4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]ナフタレン−1−カルボン酸140mg(80%)が黄色固体として得られた。
Figure 2020530850
2−[(4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]ナフタレン−1−イル)ホルムアミド]−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド。50mL丸底フラスコに、N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)、4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]ナフタレン−1−カルボン酸(150mg、0.33mmol、1.00当量)、2−アミノ−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド(85mg、0.54mmol、1.66当量)、HATU(250mg、0.66mmol、2.00当量)およびDIEA(130mg、1.01mmol、3.07当量)を入れた。得られた溶液を室温で2時間攪拌した。粗溶液を以下の条件でフラッシュ分取HPLCによって精製した(IntelFlash−1):カラム、C18シリカゲル;移動相、H2OおよびCH3CN(0%CH3CNが20分以内に80%まで増加);検出器、UV254nm。これにより、2−[(4−[5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]ナフタレン−1−イル)ホルムアミド]−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド68.3mg(35%)が灰白色固体として得られた。(ES, m/z): 596 [M+H]+; 1H NMR (CDCl3, 300 MHz, ppm) δ8.82 (d, J=8.4 Hz, 1H), 8.32 (d, J=7.8 Hz, 1H), 7.73-7.63 (m, 3H), 7.55-7.52 (m, 1H), 7.01 (br, 2H), 6.72 (s, 1H), 4.34-4.28 (m, 3H), 4.23 (s, 3H), 4.23-3.95 (m, 3H).
調製実施例27:以下のスキーム15に従って、化合物2−3を調製した。
スキーム15
Figure 2020530850
tert−ブチル5’−ブロモ−3’H−スピロ[アゼチジン−3,1’−イソベンゾフラン]−1−カルボキシレート。250mL三つ口丸底フラスコに、テトラヒドロフラン(40mL)、4−ブロモ−1−(クロロメチル)−2−ヨードベンゼン(5g、15.09mmol、1.00当量)、tert−ブチル3−オキソアゼチジン−1−カルボキシレート(3.1g、18.11mmol、1.20当量)およびi−PrMgCl.LiCl(13mL)を入れた。得られた溶液を室温で一晩攪拌した。得られた混合物を真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1:3)を使用するシリカゲルカラムに適用した。これにより、tert−ブチル5’−ブロモ−3’H−スピロ[アゼチジン−3,1’−イソベンゾフラン]−1−カルボキシレート2g(39%)が無色油として得られた。
Figure 2020530850
tert−ブチル5’−ホルミル−3’H−スピロ[アゼチジン−3,1’−イソベンゾフラン]−1−カルボキシレート。不活性アルゴン雰囲気でパージおよび維持した50mL三つ口丸底フラスコに、tert−ブチル5’−ブロモ−3’H−スピロ[アゼチジン−3,1’−イソベンゾフラン]−1−カルボキシレート(2g、5.9mmol、1.00当量)を入れた。これに続いて、−78℃で攪拌しながら、n−BuLi(3mL)を滴加した。これに、−78℃で攪拌しながら、N,N−ジメチルホルムアミド(860mg、11.8mmol、2.00当量)を滴加した。得られた溶液を室温で2時間攪拌し、次いで、NH4Cl(飽和)を添加することによってクエンチした。得られた溶液を酢酸エチル3×20mLで抽出した。有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1:4)を使用するシリカゲルカラムに適用した。これにより、tert−ブチル5’−ホルミル−3’H−スピロ[アゼチジン−3,1’−イソベンゾフラン]−1−カルボキシレート1.1g(64.7%)が無色油として得られた。
Figure 2020530850
tert−ブチル(E)−5’−((ヒドロキシイミノ)メチル)−3’H−スピロ[アゼチジン−3,1’−イソベンゾフラン]−1−カルボキシレート。100mL丸底フラスコに、メタノール(10mL)、水(5mL)、tert−ブチル5’−ホルミル−3’H−スピロ[アゼチジン−3,1’−イソベンゾフラン]−1−カルボキシレート(900mg、3.11mmol、1.00当量)、NH2OH.HCl(500mg)およびNaOAc(700mg)を入れた。得られた溶液を室温で一晩攪拌した。得られた溶液をH2O 20mLで希釈し、次いで、酢酸エチル3×20mLで抽出した。有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。これにより、tert−ブチル(E)−5’−((ヒドロキシイミノ)メチル)−3’H−スピロ[アゼチジン−3,1’−イソベンゾフラン]−1−カルボキシレート0.9g(95%)が黄色固体として得られた。
Figure 2020530850
tert−ブチル5’−(5−(1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル)−3’H−スピロ[アゼチジン−3,1’−イソベンゾフラン]−1−カルボキシレート。50mL丸底フラスコに、N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)、tert−ブチル(E)−5’−((ヒドロキシイミノ)メチル)−3’H−スピロ[アゼチジン−3,1’−イソベンゾフラン]−1−カルボキシレート(300mg、0.99mmol、1.00当量)およびNCS(220mg、1.65mmol、1.67当量)を入れた。反応混合物を30分間攪拌し、次いで、1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−5−(3,3,3−トリフルオロプロパ−1−エン−2−イル)−1H−ピラゾール(510g、2.09mmol、2119.22当量)およびTEA(300mg、2.96mmol、3.01当量)を添加した。得られた溶液を室温で一晩攪拌した。粗生成物を以下の条件でフラッシュ分取HPLCによって精製した(IntelFlash−1):カラム、C18シリカゲル;移動相、H2O:CH3CN(20%CH3CNが20分以内に80%まで増加);検出器、UV254nm。これにより、tert−ブチル5’−(5−(1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル)−3’H−スピロ[アゼチジン−3,1’−イソベンゾフラン]−1−カルボキシレート250mg(46%)が黄色固体として得られた。
Figure 2020530850
5’−(5−(1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル)−3’H−スピロ[アゼチジン−3,1’−イソベンゾフラン]塩酸塩。50mL丸底フラスコに、ジオキサン/HCl(10mL)およびtert−ブチル5’−(5−(1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル)−3’H−スピロ[アゼチジン−3,1’−イソベンゾフラン]−1−カルボキシレート(300mg、0.55mmol、1.00当量を入れた。得られた溶液を65℃で2時間攪拌し、次いで、真空下で濃縮した。これにより、5’−(5−(1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル)−3’H−スピロ[アゼチジン−3,1’−イソベンゾフラン]塩酸塩200mg(75%)が黄色油として得られた。
Figure 2020530850
1−(5’−(5−(1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル)−3’H−スピロ[アゼチジン−3,1’−イソベンゾフラン]−1−イル)−2−(メチルスルホニル)エタン−1−オン。50mL丸底フラスコに、N,N−ジメチルホルムアミド(4mL)、5’−(5−(1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル)−3’H−スピロ[アゼチジン−3,1’−イソベンゾフラン]塩酸塩(200mg、0.41mmol、1.00当量)、2−メタンスルホニル酢酸(56mg、0.41mmol、0.98当量)、HATU(235mg、0.62mmol、1.49当量)およびDIEA(160mg、1.24mmol、2.99当量)を入れた。得られた溶液を室温で2時間攪拌した。粗生成物(300mg)を以下の条件でフラッシュ分取HPLCによって精製した(IntelFlash−1):カラム、C18シリカゲル;移動相、H2O:CH3CN(20%CH3CNが20分以内に80%まで増加);検出器、UV254nm。これにより、1−(5’−(5−(1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル)−3’H−スピロ[アゼチジン−3,1’−イソベンゾフラン]−1−イル)−2−(メチルスルホニル)エタン−1−オン35.6mg(15%)が白色固体として得られた;(ES, m/z): 567 [M+H]+; 1H NMR (300 MHz, CD3OD, ppm): δ 7.83-7.81 (m, 1H), 7.70-7.67 (m, 2H), 6.94 (s, 1H), 5.17 (s, 2H), 4.85 (s, 2H), 4.69 (s, 2H), 4.39-4.25 (m, 4H), 4.10 (s, 3H), 3.16 (s, 3H).
調製実施例28:以下のスキーム16に従って、化合物2−30および2−31を調製した。
スキーム16
Figure 2020530850
2−30Aと2−31Aの混合物:50mL丸底フラスコに、N,N−ジメチルホルムアミド(10mL)、3−(トリフルオロメチル)−5−(3,3,3−トリフルオロプロパ−1−エン−2−イル)−1H−ピラゾール(1g、4.35mmol、1.00当量)および水素化ナトリウム(300mg、12.50mmol、2.88当量)を入れた。反応物を1時間攪拌した。これに続いて、ブロモ(メトキシ)メタン(900mg、7.20mmol、1.66当量)を添加した。得られた溶液を室温で1時間攪拌した。次いで、反応物を、NH4Cl(水溶液)を添加することによってクエンチし、得られた溶液を酢酸エチル3×10mLで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1:5)を使用するシリカゲルカラムに適用した。これにより、2−30Aと2−31A(混合物)0.9g(76%)が黄色油として得られた。
Figure 2020530850
2−30Bと2−31Bの混合物:50mL丸底フラスコに、酢酸エチル(10mL)、2−30Aと2−31A(混合物)(700mg、2.55mmol、1.00当量)、(Z)−4−ブロモ−N−ヒドロキシ−3−メチルベンゼン−1−カルボンイミドイルクロリド(950mg、3.82mmol、1.50当量)およびKHCO3(0.77g)を入れた。得られた溶液を室温で一晩攪拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1:3)を使用するシリカゲルカラムに適用した。これにより、2−30Bと2−31B(混合物)0.6g(48%)が白色固体として得られた。
Figure 2020530850
2−30Cと2−31Cの混合物:50mL圧力タンク反応器に、メタノール(4mL)、ジオキサン(10mL)、2−30Bと2−31B(混合物)(500mg、1.03mmol、1.00当量)、NaOAc(460mg)およびPd(dppf)Cl2(180mg、0.25mmol、0.24当量)を入れた。この混合物にCO(20atm)を導入した。得られた溶液を100℃で3時間攪拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1:4)を使用するシリカゲルカラムに適用した。これにより、2−31Cと2−31C(混合物)370mg(77%)が黄色固体として得られた。
Figure 2020530850
2−30Dと2−31D(混合物):50mL丸底フラスコに、水(1mL)、メタノール(5mL)、2−30Cと2−31C(混合物)(300mg、0.64mmol、1.00当量)およびLiOH(100mg、4.18mmol、6.48当量)を入れた。得られた溶液を50℃で1時間攪拌し、次いで、室温に冷却した。塩化水素(2mol/L)で溶液のpH値を4に調整した。得られた溶液を酢酸エチル3×10mLで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。これにより、2−30Dと2−31D(混合物)0.21g(72%)が黄色油として得られた。
Figure 2020530850
2−[(4−[5−[1−(メトキシメチル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−2−メチルフェニル)ホルムアミド]−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド(化合物2−30):
4−(5−(1−(メトキシメチル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−3−イル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル)−2−メチル−N−(2−オキソ−2−(2,2,2−トリフルオロエチルアミノ)エチル)ベンズアミド(化合物2−31):
50mL丸底フラスコに、N,N−ジメチルホルムアミド(5ml)、2−30Dと2−31D(混合物)(200mg、0.44mmol、1.00当量)、2−アミノ−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド(110mg、0.70mmol、1.59当量)、HATU(410mg、1.08mmol、2.43当量)およびDIEA(270mg、2.09mmol、4.71当量)を入れた。得られた溶液を室温で2時間攪拌した。粗溶液を以下の条件でフラッシュ分取HPLCによって精製した(IntelFlash−1):カラム、C18シリカゲル;移動相、H2OおよびCH3CN(0%CH3CNが25分以内に80%まで増加);検出器、UV254nm。これにより、白色固体としての2−[(4−[5−[1−(メトキシメチル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−2−メチルフェニル)ホルムアミド]−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド125.5mg;および4−(5−(1−(メトキシメチル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−3−イル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル)−2−メチル−N−(2−オキソ−2−(2,2,2−トリフルオロエチルアミノ)エチル)ベンズアミド76.1mgが得られた。(化合物2-30) (ES, m/z): 590 [M+H]+;
1H NMR (化合物2-30) (CDCl3, 300 MHz, ppm) δ 7.59-7.56 (m, 2H), 7.51-7.48 (m, 1H), 7.28-7.22 (m, 1H), 7.04 (s, 1H), 6.88 (br, 1H), 5.58-5.49 (m, 2H), 4.43-4.38 (m, 1H), 4.26-4.24 (m, 2H), 4.01-3.93 (m, 3H), 3.37 (s, 3H), 2.49 (s, 3H).
化合物2-31 (ES, m/z): 590 [M+H]+;
1H NMR-化合物2-31 (300 MHz,CDCl3, ppm): δ 7.58 (s, 1H), 7.55-7.49 (m, 2H), 7.04 (br, 1H), 6.82-6.80 (m, 2H), 5.77 (d, J=10.8 Hz, 1H), 5.49 (d, J=10.8 Hz, 1H), 4.26-4.24 (m, 2H), 4.24-3.92 (m, 4H), 3.37 (s, 1H), 2.50 (s, 3H).
方法A:ネッタイシマカ(A.aegypi)に対する化合物の有効性
化合物を100%DMSO中で製剤化し、180μlの希釈LB培地(ルリア−ベルターニ培地は、トリプトン、塩および酵母エキスの組み合わせである)を含有するマイクロタイタープレートに添加する。10匹のネッタイシマカ(A.aegypi)L1幼虫を添加し、プレートを25℃で48時間インキュベートする。化合物の有効性を、DMSOのみを含有する対照ウェルの平均運動性と比較した幼虫の運動性に基づいて決定する。用量反応アッセイを行って、EC50値を決定した。化合物2−8、2−9、2−10および2−11が20μM未満のEC50値を有することが分かり、化合物2−1、2−2、2−3、2−4、2−5、2−6、2−7、2−30および2−31が10μM未満のEC50値を有することが分かった。
方法B:摂取した場合のノミに対する化合物の有効性
円筒型試験容器に10匹の成虫ネコノミ(Ctenocephalides felis)を詰めた。円筒型ウェルの一端を自己シール型可撓性フィルムで閉じ、ノミがフィルムを突き破ってシリンダーの内容物を食べることができる位置で試験容器の上に置いた。次いで、試験化合物溶液をウシ血液にピペットで入れ、ウェルに添加した。ネコノミ(Ctenocephalides felis)を含む容器部分を20〜22℃および40〜60%相対湿度に保つ一方、処理血液を含有するウェル部分を37℃および40〜60%相対湿度に保った。評価を、未処理対照と比較して、施用72時間後に行った。化合物番号2−6および2−7が、72時間評価で50μM未満のLC50値を有することが分かった。化合物2−1、2−2、2−3、2−4および2−5が、72時間評価で20μM未満のLC50値を有することが分かった。
本発明の好ましい実施形態をこのように詳細に記載してきたが、上記段落によって定義される本発明は、本発明の精神からも範囲からも逸脱することなく、その多くの明らかな変形が可能であるので、上記説明に示される特定の詳細に限定されないことを理解すべきである。

Claims (19)

  1. 式(I)の殺有害生物イソキサゾリン化合物またはその薬学的もしくは農業的に許容される塩。
    Figure 2020530850
    (I)
    (式中、
    アステリスク(*)は四級中心を示し;
    Pは置換されていてもよいピラゾール環であり;
    1は、それぞれR6から独立に選択される1つまたは複数の置換基で置換されていてもよいアルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アルキルシクロアルキルまたはシクロアルキルアルキルであり;
    Yは、それぞれ1つまたは複数のR7によって独立に置換されていてもよい、置換されていてもよいフェニレン、ナフチレン、インダニレン、5員もしくは6員ヘテロアリーレン、8〜12員ヘテロビシクリレンまたは8〜12員ヘテロトリシクリレンであり;
    QはX−NR56、−NR56、X−R6、OH、NH2、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルアミノ、ハロアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ジハロアルキルアミノ、チオール、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、−SF5、−C(=S)−NH2、または置換されていてもよい5員もしくは6員カルボシクリル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール環、または基T1もしくはT2であり、
    Figure 2020530850
    式中、WはOまたはSであり;
    Xは(CH2n、CH(CH3)、CH(CN)、C(=O)またはC(=S)であり;
    5はH、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アルキルシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アルキルカルボニルまたはアルコキシカルボニルであり;
    6はH、OR10、NR1112もしくはQ1;またはそれぞれR7から独立に選択される1つもしくは複数の置換基で置換されていてもよいアルキル、ハロアルキル、アルケニル、ハロアルケニル、アルキニル、ハロアルキニル、シクロアルキル、アルキルシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニルもしくはジアルキルアミノカルボニルであり;または
    5およびR6はこれらが結合している窒素と一緒になって、2〜6個の炭素原子ならびに任意に、N、SおよびOからなる群から選択される1個の追加の原子を含む環を形成し、前記環は、アルキル、ハロゲン、−CN、−NO2およびアルコキシからなる群から独立に選択される1〜4個の置換基で置換されていてもよく;
    各R7は独立に、ハロゲン;アルキル、シクロアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アルキルアミノ、ハロアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ジハロアルキルアミノ、シクロアルキルアミノ、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ハロアルキルカルボニル、ハロアルコキシカルボニル、ハロアルキルアミノカルボニル、ジハロアルキルアミノカルボニル、ヒドロキシ、−SF5、−C(=S)NH2、−NH2、−CNまたは−NO2;またはQ2であり;
    各R8は独立に、ハロゲン、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルコキシカルボニル、−SF5、−C(=S)NH2、−CNまたは−NO2であり;
    各R9は独立に、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、ハロシクロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−SF5、−C(=S)NH2、−CN、−NO2、フェニルまたはピリジニルであり;
    10はH;またはそれぞれ1つもしくは(of)複数のハロゲンで置換されていてもよいアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アルキルシクロアルキルもしくはシクロアルキルアルキルであり;
    11はH、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アルキルシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アルキルカルボニルまたはアルコキシカルボニルであり;
    12はH;Q3;またはそれぞれR7から独立に選択される1つもしくは複数の置換基で置換されていてもよいアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アルキルシクロアルキルもしくはシクロアルキルアルキルであるか;または
    11およびR12はこれらが結合している窒素と一緒になって、2〜6個の炭素原子ならびに任意に、N、SおよびOからなる群から選択される1個の追加の原子を含む環を形成し、前記環は、アルキル、ハロゲン、−CN、−NO2およびアルコキシからなる群から独立に選択される1〜4個の置換基で置換されていてもよく;
    1は、最大1つのO、最大1つのSおよび最大3つのNから選択される1〜3個のヘテロ原子を含んでいてもよいフェニル環、5員もしくは6員複素環式環、または8員、9員もしくは10員縮合二環式環系であり、各環または環系はR8から独立に選択される1つまたは複数の置換基で置換されていてもよく;
    2は独立に、フェニル環または5員もしくは6員複素環式環であり、各環はR9から独立に選択される1つまたは複数の置換基で置換されていてもよく;
    3はフェニル環または5員もしくは6員複素環式環であり、各環はR9から独立に選択される1つまたは複数の置換基で置換されていてもよく;
    nは0、1または2である)
  2. Pが、P1、P2、P3またはP4である、請求項1に記載の殺有害生物オキサゾリン化合物。
    Figure 2020530850
    (式中、R2およびR3は独立に、H、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、ハロアルケニル、アルキニル、ハロアルキニル、シクロアルキル、ハロシクロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルコキシアルキル、アルコキシアルコキシアルキル、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロアルキルアミノ、ジハロアルキルアミノ、アルキルカルボニル、ハロアルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、SF5、−CN、−NO2または−C(S)NH2であり、各アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリールまたはヘテロアリールは1つまたは複数のR7によって独立に置換されていてもよく;
    4はH、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、ハロアルケニル、アルキニル、ハロアルキニル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル、アルコキシアルコキシアルキル、アルキルカルボニル、ハロアルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、ハロアルコキシカルボニル、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキルまたはヘテロアリールアルキルであり、それぞれ1つまたは複数のR7によって置換されていてもよい)
  3. YがY−1、Y−2、Y−3、Y−4、Y−5またはY−6である、請求項1または2に記載の殺有害生物オキサゾリン化合物。
    Figure 2020530850
    (式中、Z1、Z2、Z3、Z4、Z5およびZ6は独立に、NまたはC−R15であり、最大3つのZ基は窒素であり;
    ZはNまたはC15であり;
    13、R14およびR15は独立に、H、ハロゲン、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、C1−C3アルキルチオ、C1−C3ハロアルキルチオ、C1−C3アルキルスルフィニル、C1−C3ハロアルキルスルフィニル、C1−C3アルキルスルホニル、C1−C3ハロアルキルスルホニル、−CN、−NO2または−SF5である)
  4. 1がCF3である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の殺有害生物オキサゾリン化合物。
  5. 2およびR3が独立に、メチルまたはCF3であり;R4が水素またはC1−C3アルキルである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の殺有害生物オキサゾリン化合物。
  6. YがY−2、Y−3、Y−5またはY−6であり;
    1、Z2、Z3、Z4、Z5またはZ6が独立に、NまたはC−Hであり;
    ZがNまたはC−Hであり;
    各R13がHまたはC1−C3アルキルである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の殺有害生物オキサゾリン化合物。
  7. QがX−NR55である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の殺有害性生物オキサゾリン化合物。
  8. 5がH、C1−C3アルキルまたはC1−C3ハロアルキルであり;R6が1つまたは複数のR7によって置換されていてもよいC3−C8シクロアルキル、ハロアルキルまたはアルキルである、請求項7に記載の殺有害生物オキサゾリン化合物。
  9. Qが−C(O)NHCF3、−C(O)NHCH2CH2CF3、−C(O)NHCH2CF3、−C(O)NHCH2C(O)NHCH2CF3、−C(O)NHCH2CH2S(O)nCH3(式中、nは0、1または2である)、または−C(O)CH2S(O)nCH3(式中、nは0、1または2である)である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の殺有害生物オキサゾリン化合物。
  10. QがX−NR56(式中、R5はHまたはC1−C3アルキルであり;R6はシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである)である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の殺有害生物オキサゾリン化合物。
  11. QがT1またはT2である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の殺有害生物オキサゾリン化合物。
  12. Figure 2020530850

    Figure 2020530850

    Figure 2020530850

    Figure 2020530850

    Figure 2020530850

    Figure 2020530850

    Figure 2020530850

    からなる群から選択される、請求項1に記載の殺有害生物オキサゾリン化合物。
  13. 前記イソキサゾリン化合物が(S)エナンチオマーが実質的に濃縮されている、請求項1〜12のいずれか1項に記載の殺有害生物オキサゾリン化合物。
  14. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の式(I)のイソキサゾリン化合物またはその農業的に許容される塩を、農業的に許容される担体と組み合わせて含む殺有害生物組成物。
  15. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の式(I)のイソキサゾリン化合物またはその薬学的に許容される塩を、薬学的に許容される担体と組み合わせて含む殺寄生生物組成物。
  16. 作物、植物、植物繁殖材料または木材由来材料上の有害生物を防除する方法であって、前記作物、植物、植物繁殖材料、または感染植物が生育する土壌、または前記木材由来材料を、殺有害生物有効量の請求項1〜12のいずれか1項に記載の式(I)の化合物またはその農業的に許容される塩で処理するステップを含む方法。
  17. 動物中または上の寄生生物侵襲または感染を治療および予防する方法であって、前記動物を殺寄生生物有効量の請求項1〜12のいずれか1項に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩で処理するステップを含む方法。
  18. ある場所の有害生物を防除する方法であって、殺有害生物有効量の請求項1〜12のいずれか1項に記載の式(I)の化合物またはその農業的に許容される塩を前記場所に投与するステップを含む方法。
  19. 動物中または上の寄生生物侵襲または感染の治療または予防における、請求項1〜12のいずれか1項に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩の使用。
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