JP2020513441A - 多孔性ハイドロゲルシートの製造方法およびその製造方法により製造された多孔性ハイドロゲルシート - Google Patents

多孔性ハイドロゲルシートの製造方法およびその製造方法により製造された多孔性ハイドロゲルシート Download PDF

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Abstract

本発明は、(1)セルロースエーテル、ゲル化剤、ゲル化促進剤および溶媒を含むハイドロゲルシート用組成物溶液を製造する段階;(2)前記ハイドロゲルシート用組成物溶液をシート形態で塗布する段階;(3)前記シート形態で塗布されたハイドロゲルシート用組成物溶液をゲル化して、ハイドロゲルシートを製造する段階;(4)前記ハイドロゲルシートを予備凍結する段階;および(5)前記予備凍結したハイドロゲルシートを凍結乾燥する段階を含む多孔性ハイドロゲルシートの製造方法およびその製造方法により製造されたハイドロゲルシートに関する。本発明によるハイドロゲルシートの製造方法は、有効成分の定量化および安定性の確保が可能であり、かつ、吸液度が向上した多孔性ハイドロゲルシートを提供することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、多孔性ハイドロゲルシートの製造方法およびその製造方法により製造された多孔性ハイドロゲルシートに関し、より詳細には、ハイドロゲルシートを予備凍結および凍結乾燥する段階を含むことによって、吸液度が向上した多孔性ハイドロゲルシートを製造する方法およびその製造方法により製造された多孔性ハイドロゲルシートに関する。
ハイドロゲル(hydrogel)は、水を分散媒体とする親水性ポリマーチェーンのネットワークである。前記ハイドロゲルは、水に溶けずに膨潤して、構造内に多量の水分を含有することができ、柔軟性が自然組織と非常に類似に現れる。
前記ハイドロゲルは、特有の親水性と柔軟性に起因して医薬学的分野、例えば組織工学、細胞培養(Cell culture)、遅効性薬物伝達システム(Sustained−release drug delivery system)、バイオセンサー、ソフトレンズ、医療電極などに使用されており、その他にも、衛生用品の吸収剤、美容剤の伝達媒体などその適用分野が多様化されている。
このようなハイドロゲルを利用した従来の技術として、特許文献1(韓国特許公開第10−2014−0116325号公報)には、(a)液状の天然高分子物質と可塑剤、電解質、機能性化粧成分、防腐剤および水を特定の割合で混合する段階;(b)前記(a)段階の混合物を70〜90℃の温度になるように前記組成物を加熱して、ゲル状のハイドロゲル組成物を作る段階;(c)前記加熱した組成物を成形型に入れて、ゲル状のハイドロゲル成形体を製造する段階;を含むハイドロゲル組成物の製造方法が記載されている。この際、前記ハイドロゲル組成物は、天然高分子物質であるカシアガム(Cassia Gum)0.1〜3重量%、カラギーナンガム(Carrageenan Gum)またはキサンタンガム(Xanthan Gum)から選ばれる1種またはその混合物を0.1〜2重量%、可塑剤として多価アルコール類5〜30重量%、電解質0.5〜2重量%、皮膚美容機能を付与する機能性化粧成分0.1〜10重量%、防腐剤0.001〜0.5重量%、および残部の水を含み、前記特許文献1によれば、引裂強度に優れたハイドロゲルフィルムを提供することができると記載している。
しかしながら、特許文献1によって製造されたハイドロゲルの場合、ハイドロゲルが保有している自らの水分含量が高いため、前記ハイドロゲルに機能性成分を適用するとき、有効成分の濃度が希釈されて、経皮伝達効率が劣ることがある。また、前記ハイドロゲルに含まれた水分は、微生物の繁殖による腐敗の危険を惹起することができ、そのため、製品の有効期間内に有効成分の安定性に否定的な影響を与えることができる。
他の従来の技術として、特許文献2(韓国特許登録第10−1212504号公報)には、(Sl)蒸留水にポリビニルアルコールとコハク酸を入れて、6時間の間撹拌しつつ、90℃に加温して、ポリビニルアルコール/コハク酸溶液を製造する段階;(S2)前記ポリビニルアルコール/コハク酸溶液にカルボキシメチルセルロースを添加し、90℃で3時間の間撹拌して、ポリビニルアルコール/コハク酸/カルボキシメチルセルロース溶液を製造する段階;(S3)前記ポリビニルアルコール/コハク酸/カルボキシメチルセルロース溶液に黄連抽出物を添加し、90℃で30分間撹拌する段階;および(S4)前記段階(S3)で混合したポリビニルアルコール/コハク酸/カルボキシメチルセルロース溶液と黄連抽出物の混合物を展延し、室温、48%RHの条件下で48時間の間乾燥する段階;を含む抗菌ハイドロゲルの製造方法が記載されている。
前記特許文献2によれば、ハイドロゲルの水分含量を低減することによって、従来高い水分含量に起因して発生した微生物の繁殖によるハイドロゲルの腐敗問題が解消されるので、安定性を確保することができ、濃度希釈問題が解消されるので、有効成分を定量化して適用できるハイドロゲルを製造することができる。しかしながら、ハイドロゲルの経皮伝達効果を高めるためには、より高い吸液度を有する剤形の開発が必要である。
韓国特許出願公開第10−2014−0116325A号明細書 韓国特許第10−1212504B号明細書
本発明が解決しようとする課題は、吸液度が向上した多孔性ハイドロゲルシートの製造方法を提供することにある。
本発明が解決しようとする他の課題は、前記製造方法により製造された多孔性ハイドロゲルシートを提供することにある。
前記のような課題を解決するために、本発明は、(1)セルロースエーテル、ゲル化剤、ゲル化促進剤および溶媒を含むハイドロゲルシート用組成物溶液を製造する段階;(2)前記ハイドロゲルシート用組成物溶液をシート形態で塗布する段階;(3)前記シート形態で塗布されたハイドロゲルシート用組成物溶液をゲル化して、ハイドロゲルシートを製造する段階;(4)前記ハイドロゲルシートを予備凍結する段階;および(5)前記予備凍結したハイドロゲルシートを凍結乾燥する段階を含む多孔性ハイドロゲルシートの製造方法を提供する。
前記段階(1)は、前記セルロースエーテル、ゲル化剤およびゲル化促進剤を混合して、ハイドロゲルシート用組成物を製造する段階;および前記ハイドロゲルシート用組成物を70℃〜100℃の熱水(hot water)に投入し、撹拌して、ハイドロゲルシート用組成物溶液を製造する段階を含むことができる。
また、前記段階(1)によって製造されたハイドロゲルシート用組成物溶液から気泡を除去する脱泡工程をさらに含むことができる。
前記セルロースエーテルは、メチルセルロース(methyl cellulose)、ヒドロキシエチルメチルセルロース(hydroxyethyl methyl cellulose)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(hydroxypropyl methyl cellulose)、ヒドロキシエチルセルロース(hydroxyethyl cellulose)、ヒドロキシプロピルセルロース(hydroxypropyl cellulose)およびカルボキシメチルセルロース(carboxymethyl cellulose)よりなる群から選ばれる一種以上を含むことができ、前記ゲル化剤は、カラギーナン(Carrageenan)、ローカストビーンガム(Locust bean gum)、マンノース(Mannose)およびウォーターチェスナッツ粉末(water−chestnut flour)よりなる群から選ばれる一種以上を含むことができ、前記ゲル化促進剤は、塩化マグネシウム、塩化カリウム、塩化カルシウムおよび塩化ナトリウムよりなる群から選ばれる一種以上を含むことができる。
前記段階(2)は、前記ハイドロゲルシート用組成物溶液を前記組成物溶液のゲル化温度乃至溶媒の沸点の間の範囲に維持させながら、シート形態にキャスティング(casting)することができる。
前記ハイドロゲルシート用組成物溶液のゲル化温度乃至溶媒の沸点は、50〜100℃であってもよい。
前記段階(3)は、シート形態で塗布されたハイドロゲルシート用組成物溶液を冷却してゲル化させて、ハイドロゲルシートを製造することができる。
前記段階(4)で前記予備凍結は、−196〜−15℃で5分〜24時間の間行われ得る。
前記段階(5)で前記凍結乾燥は、−90〜−40℃で12〜72時間の間行われ得る。
また、本発明は、前記製造方法により製造された多孔性ハイドロゲルシートを提供する。
前記シートの厚さは、0.1〜10.0mmであってもよい。
前記シートの吸液度は、8〜18g/gであってもよい。
前記シートは、化粧品用マスクパックまたは経皮伝達製剤に用いられ、または創傷被覆材および癒着防止剤よりなる群から選ばれた医療用分野に用いられる。
本発明によれば、ハイドロゲルシートを予備凍結および凍結乾燥する段階を含むハイドロゲルシートの製造方法を提供することによって、水分含量が低い多孔性のハイドロゲルシートを製造することができる。したがって、従来のハイドロゲルが保有している自らの水分による問題、例えば有効成分濃度の希釈問題および微生物の繁殖によるハイドロゲルの腐敗問題を解消することができる。
また、本発明の製造方法により製造されたハイドロゲルシートは、多孔性の構造を示すので、従来の乾燥ハイドロゲルシートに比べて高い吸液度を示す。したがって、本発明によれば、経皮伝達効率に優れた多孔性のハイドロゲルシートを製造することができる。
図1は、実施例3によって製造されたハイドロゲルシートの断面のSEMイメージ(×l00)(A)および比較例1によって製造されたハイドロゲルシートの断面のSEMイメージ(×500)(B)を比較して示すものである。
図2は、実施例3によって製造されたハイドロゲルシートの表面のSEMイメージ(×100)(C)および比較例1によって製造されたハイドロゲルシートの表面のSEMイメージ(×l00)(D)を比較して示すものである。
本発明は、多孔性ハイドロゲルシートの製造方法およびその製造方法により製造された多孔性ハイドロゲルシートに関する。
まず、多孔性ハイドロゲルシートの製造方法について記述すると、前記製造方法は、(1)セルロースエーテル、ゲル化剤、ゲル化促進剤および溶媒を含むハイドロゲルシート用組成物溶液を製造する段階;(2)前記ハイドロゲルシート用組成物溶液をシート形態で塗布する段階;(3)前記シート形態で塗布されたハイドロゲルシート用組成物溶液をゲル化して、ハイドロゲルシートを製造する段階;(4)前記ハイドロゲルシートを予備凍結する段階;および(5)前記予備凍結されたハイドロゲルシートを凍結乾燥する段階を含む。
以下、本発明の一実施例による多孔性ハイドロゲルシートの製造方法について段階別に詳細に説明する。
(1)ハイドロゲルシート用組成物溶液の製造段階
この段階は、セルロースエーテル、ゲル化剤、ゲル化促進剤および溶媒を含むハイドロゲルシート用組成物溶液を製造する段階である。本明細書で、「ハイドロゲルシート用組成物溶液」というのは、固形分が熱水に分散、溶解または部分溶解した液状の状態を意味するものであって、分散液、溶解液または部分溶解液の概念を含むものである。
前記段階(1)は、前記セルロースエーテル、ゲル化剤およびゲル化促進剤を混合して、ハイドロゲルシート用組成物を製造する段階;および前記ハイドロゲルシート用組成物を70℃〜100℃の熱水(hot water)に投入し、撹拌して、ハイドロゲルシート用組成物溶液を製造する段階を含むことができる。前記熱水の温度が70℃未満である場合には、ハイドロゲルシート用組成物の分散および部分溶解がよくなされないので、ハイドロゲルシート用組成物溶液の製造が困難になり得、そのため、ハイドロゲルシートの物性が低下し得る。
一方、前記ハイドロゲルシート用組成物を熱水に投入し、撹拌して、ハイドロゲルシート用組成物溶液を製造する過程で機械式撹拌器(mechanical stirrer)を使用して物理的な力を加えるようになるが、この際、多量の気泡が前記溶液内に発生するようになる。前記溶液から気泡が除去されなければ、前記気泡がハイドロゲルの3次元網状構造の形成を妨害して、ゲル強度を低下させる問題を引き起こすことができる。これにより、本発明によるハイドロゲルシートの製造方法は、前記段階(1)によって製造されたハイドロゲルシート用組成物溶液から気泡を除去する脱泡工程をさらに含むことができる。このような脱泡工程は、55〜65℃で20〜60分間行われることが好ましい。
前記セルロースエーテルは、メチルセルロース(methyl cellulose)、ヒドロキシエチルメチルセルロース(hydroxyethyl methyl cellulose)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(hydroxypropyl methyl cellulose)、ヒドロキシエチルセルロース(hydroxyethyl cellulose)、ヒドロキシプロピルセルロース(hydroxypropyl cellulose)およびカルボキシメチルセルロース(carboxymethyl cellulose)よりなる群から選ばれる一種以上を含むことができる。
前記ゲル化剤は、ゲル形成、強度調節、離漿現象(syneresis)の調節および使用感の改善のために添加されるものである。このようなゲル化剤としては、皮膚に対する毒性を考慮して、水溶性合成高分子より天然高分子を使用することが好ましく、例えばカラギーナン(Carrageenan)、ローカストビーンガム(Locust bean gum)、マンノース(Mannose)およびウォーターチェスナッツ粉末(water−chestnut flour)よりなる群から選ばれる一種以上を含むことができる。
前記ゲル化促進剤は、前記ゲル化剤を架橋させる役割をする。前記ゲル化促進剤は、1族または2族金属の塩であってもよく、例えば塩化マグネシウム、塩化カリウム、塩化カルシウムおよび塩化ナトリウムよりなる群から選ばれる一種以上を含むことができる。
(2)ハイドロゲルシート用組成物溶液の塗布段階
この段階は、前記段階(1)によって製造された前記ハイドロゲルシート用組成物溶液をシート形態で塗布する段階である。
この段階は、前記ハイドロゲルシート用組成物溶液を前記組成物溶液のゲル化温度乃至溶媒の沸点の間の範囲に維持させながら、シート形態でキャスティング(casting)することができる。
前記ハイドロゲルシート用組成物溶液の温度が前記溶液のゲル化温度未満である場合、塗布中にゲル化が進行されて、固形分の濃度偏差が発生し、結果的に、最終シートの表面特性に否定的な影響を及ぼすことができる。反面、前記ハイドロゲルシート用組成物溶液の温度が前記溶液の溶媒の沸点を超過する場合、溶媒が蒸発して、濃度が変化するようになるので、均一な製品が得られない恐れがある。上記した点を考慮すると、前記組成物溶液のゲル化温度乃至溶媒の沸点は、50〜100℃であることが好ましく、より好ましくは、55〜90℃であってもよい。
そして、前記ハイドロゲルシート用組成物溶液の塗布は、当業界において使用される通常の公知となっている方法を制限なしに使用することができ、例えば前記組成物溶液をシート形態で塗布できるキャスターまたはコーティング機などが用いられる。具体的な例として、前記コーティング機は、グラビアコーティング機、コンマコーティング機、スロットダイコーティング機およびスプレーコーティング機よりなる群から選ばれる。
この際、前記ハイドロゲルシート用組成物溶液は、0.lmm〜10.0mmの厚さで塗布することができる。前記厚さが0.lmm未満である場合、ハイドロゲルシートの強度が低下して、裂ける問題が発生し得る。反面、前記厚さがl0mmを超過する場合、ゲル状態の前記ハイドロゲルシートの皮膚密着力が劣り、有効成分の伝達効率性が劣ることがある。
(3)ゲル化段階
この段階は、前記段階(3)によってシート形態で塗布されたハイドロゲルシート用組成物溶液をゲル化して、ハイドロゲルシートを製造する段階である。
この段階で前記ハイドロゲルシート用組成物溶液を冷却してゲル化させて、ハイドロゲルシートを製造することができる。
この際、前記冷却は、本発明に属する分野に属する通常の方法によって行うことができ、例えば常温で自然放置する自然冷却を利用する方法、冷却トンネルを利用する方法およびこれらを併用する方法のうちいずれか一つの方法で行うことができる。
(4)予備凍結段階
この段階は、前記段階(3)によって製造された前記ハイドロゲルシートを予備凍結する段階である。
前記予備凍結過程を通じてハイドロゲルシート内に存在する水分を凍結させて、氷結晶を形成し、後述する「(5)凍結乾燥段階」を通じて前記凍結した氷結晶を液体状態を経ずに昇華させることによって、多孔性形態のハイドロゲルシートを得ることができる。このような予備凍結段階を経ない場合、ハイドロゲルシート内の水分が凍結する前に蒸発するので、多孔性の結果物を得難い。
前記予備凍結は、−196〜−15℃で5分〜24時間の間行われることが好ましい。前記予備凍結温度が−15℃を超過するか、時間が5分未満である場合、ハイドロゲルシート内の水分が十分に凍結されないため、凍結乾燥過程で一定サイズ以上の気孔の確保が困難になり得る。反面、前記予備凍結温度が−196℃未満であるか、時間が24時間を超過する場合には、エネルギー対比経済性が劣る恐れがある。
(5)凍結乾燥段階
この段階は、前記段階(4)によって予備凍結したハイドロゲルシートを凍結乾燥する段階である。ここで、凍結乾燥というのは、水溶液や多量の水分を含有する材料を凍結させ、水蒸気圧以下に減圧することによって、氷を昇華させて、水分が除去された多孔性の乾燥物を得る方法をいう。このような凍結乾燥は、主に水分が多いとき、不安定であり、熱に敏感な材料を長期保管するために使用することができ、水に対する再溶解性に優れた製品を得ることができる。
本発明では、前記凍結乾燥(freeze−drying)を通じて予備凍結したハイドロゲルシートに存在する氷結晶が気体状態の蒸気に昇華し、前記氷結晶が抜け出たサイトに気孔が形成されて、多孔性のハイドロゲルシートが得られる。
このような凍結乾燥は、−90〜−40℃の温度で12〜72時間の間行われ得る。前記凍結乾燥条件は、ハイドロゲルシートの品質に大きい影響を及ぼすので、その調節に細心の注意が要求される。すなわち、凍結乾燥時に前記条件から外れる場合、所望の気孔構造のハイドロゲルシートが得られない恐れがあるので、凍結乾燥条件を注意深く調節しなければならない。
一方、本発明によれば、前記製造方法により製造された多孔性ハイドロゲルシートが提供される。
前記多孔性ハイドロゲルシートの厚さは、0.1〜10.0mmであることが好ましく、前記厚さが0.lmm未満である場合には、強度が低下して、裂ける問題が発生し得、反面、10.0mmを超過する場合には、ゲル状態のハイドロゲルシートの皮膚密着力が劣り、有効成分の経皮伝達効率が劣ることがある。
前記多孔性ハイドロゲルシートは、従来の乾燥ハイドロゲルシートと同様に、水に含浸されると、ゲル化する可逆的な性質を示し、水分含量が少ないため、有効成分の安定性を保障することができる。また、本発明によるハイドロゲルシートは、凍結乾燥によって多孔性の構造を示すので、従来の乾燥ハイドロゲルに比べて高い8〜18g/gの範囲の吸液度を示し、優れた経皮伝達効率を示す。
このような多孔性ハイドロゲルシートは、化粧品分野または医薬学的分野などにおいて多様な製品に広範囲に応用され得、好ましくは、化粧品用マスクパックまたは経皮伝達製剤に用いられ、または創傷被覆材および癒着防止剤よりなる群から選ばれた医療用分野に用いられる。前記ハイドロゲルシートがマスクパックや経皮伝達製剤として活用される場合、一般不織布シートや従来の乾燥ハイドロゲルシートより多い機能性有効成分を含有することができ、創傷被覆材に使用される場合、滲出物の吸収に効果的である。
以下、実施例により本発明をより詳細に説明するが、本発明がこのような実施例に限定されるものではない。
<実施例1>
ヒドロキシプロピルメチルセルロース(hydroxypropyl methyl cellulose;HPMC)(ロッテ精密化学株式会社製造、HPMC2910)、カラギーナン(MSC)、ローカストビーンガム(LBG sicilia)および塩化カリウム(Sigma Aldrich)を混合して、ハイドロゲルシート用組成物を製造した。この際、前記HPMCのグルコース単位(glucose unit)1モル当たり、前記カラギーナンは0.3モル(反復単位基準)、前記ローカストビーンガムは0.1モル(反復単位基準)、前記塩化カリウムは0.07モルのモル比で混合した。
前記ハイドロゲルシート用組成物5gを85℃の熱水(hot water)95gに投入し、撹拌して、ハイドロゲルシート用組成物溶液を製造した後、前記溶液を60℃の恒温槽で60分間保管することによって、前記溶液内の気泡を浮上させて除去した。
前記気泡が除去された組成物溶液を60℃に維持しながら、キャスター(Pl−1210,Hohsen,Japan)に移送し、前記キャスターを利用してガラス板の上に0.2mmの厚さで均一に塗布した。
前記ガラス板の上に塗布された組成物溶液を自然冷却する方式で常温まで冷却し、ゲル化して、ハイドロゲルシートを製造した。
前記ハイドロゲルシートを超低温冷凍庫(deep freezer)(DFU−374CE、オペロン、韓国)を利用して−75℃で1時間の間予備凍結した。
予備凍結したハイドロゲルシートを凍結乾燥器(FDS8512、ilShinBioBase、韓国)を利用して−80℃で48時間の間凍結乾燥して、多孔性ハイドロゲルシートを製造した。
<実施例2〜4>
前記予備凍結温度を下記の表1のように調節したことを除いて、実施例1と同一の方法でハイドロゲルシートを製造した。
<比較例l>
実施例1によってゲル化したハイドロゲルシートを常温乾燥して、乾燥ハイドロゲルシートを製造した。
〔評価方法〕
1.吸液度(g/g)
前記実施例1〜4によって製造された多孔性ハイドロゲルシートおよび比較例1によって製造された乾燥ハイドロゲルシートを50mm×50mmのサイズに裁断した後、前記裁断したハイドロゲルシートの初期重量を測定した。そして、前記ハイドロゲルシートを過量の精製水に10分間浸漬した後、取り出して、ゲル表面の水分を除去し、吸液されたハイドロゲルシートの重量を測定した。前記測定されたそれぞれの重量を利用して下記の式1によって吸液度を計算した後、その結果を表1に示した。
吸液度(g/g)=(測定重さ−初期重さ)/初期重さ…(1)
ただし、前記式(1)で、初期重さは、裁断されたハイドロゲルシートの初期重量(g)を示し、測定重さは、吸液されたハイドロゲルシートの重量(g)を示す。
2.SEM(Scanning Electron Microscope)分析
前記実施例3によって製造された多孔性ハイドロゲルシートおよび比較例1によって製造された乾燥ハイドロゲルシートの断面および表面の構造を確認するために、走査電子顕微鏡(SNE−3000M、SEC、韓国)を利用して観察を行い、その結果を図1および図2に示した。
Figure 2020513441
前記表1を参照すると、本発明の実施例1〜4によって予備凍結および凍結乾燥段階を経て製造された多孔性ハイドロゲルシートの場合、常温乾燥された比較例1の乾燥ハイドロゲルシートに比べて吸液度が顕著に良好に現れることを確認することができる。
また、図1および図2には、実施例3および比較例1によって製造されたハイドロゲルシートの断面および表面のSEMイメージが示されており、これらを参照すると、凍結乾燥された実施例3のハイドロゲルシートの場合、多孔性の断面(A)および表面(C)を有している反面、常温乾燥された比較例1のハイドロゲルシートの場合、多孔性の構造を示さないことを確認することができる。この際、前記図1および図2で、実施例3によって製造された断面(A)、表面(C)、比較例1によって製造されたハイドロゲルシートの表面(D)のSEMイメージの場合は、100倍拡大イメージを示し、比較例1によって製造されたハイドロゲルシートの断面のSEMイメージの場合、内部気孔の有無をより明確に示すために、500倍拡大したイメージを示した。
以上、本発明に開示された実施例は、本発明の技術思想を限定するためのものでなく、説明するためのものであって、本発明のクォルラ範囲は、下記の特許請求範囲によって解すべきものであり、それと同等な範囲内にあるすべての技術思想は、本発明の権利範囲に含まれるものと解すべきである。

Claims (16)

  1. (1)セルロースエーテル、ゲル化剤、ゲル化促進剤および溶媒を含むハイドロゲルシート用組成物溶液を製造する段階;
    (2)前記ハイドロゲルシート用組成物溶液をシート形態で塗布する段階;
    (3)前記シート形態で塗布されたハイドロゲルシート用組成物溶液をゲル化して、ハイドロゲルシートを製造する段階;
    (4)前記ハイドロゲルシートを予備凍結する段階;および
    (5)前記予備凍結したハイドローゼルシートを凍結乾燥する段階を含む多孔性ハイドロゲルシートの製造方法。
  2. 前記段階(1)によって製造されたハイドロゲルシート用組成物溶液から気泡を除去する脱泡工程をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の多孔性ハイドロゲルシートの製造方法。
  3. 前記段階(1)は、前記セルロースエーテル、ゲル化剤およびゲル化促進剤を混合して、ハイドロゲルシート用組成物を製造する段階;および前記ハイドロゲルシート用組成物を70℃〜100℃の熱水(hot water)に投入し、撹拌して、ハイドロゲルシート用組成物溶液を製造する段階を含むことを特徴とする請求項1に記載の多孔性ハイドロゲルシートの製造方法。
  4. 前記セルロースエーテルは、メチルセルロース(methyl cellulose)、ヒドロキシエチルメチルセルロース(hydroxyethyl methyl cellulose)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(hydroxypropyl methyl cellulose)、ヒドロキシエチルセルロース(hydroxyethyl cellulose)、ヒドロキシプロピルセルロース(hydroxypropyl cellulose)およびカルボキシメチルセルロース(carboxymethyl cellulose)よりなる群から選ばれる一種以上を含むことを特徴とする請求項1に記載の多孔性ハイドロゲルシートの製造方法。
  5. 前記ゲル化剤は、カラギーナン(Carrageenan)、ローカストビーンガム(Locust bean gum)、マンノース(Mannose)およびウォーターチェスナッツ粉末(water−chestnut flour)よりなる群から選ばれる一種以上を含むことを特徴とする請求項1に記載の多孔性ハイドロゲルシートの製造方法。
  6. 前記ゲル化促進剤は、塩化マグネシウム、塩化カリウム、塩化カルシウムおよび塩化ナトリウムよりなる群から選ばれる一種以上を含むことを特徴とする請求項1に記載の多孔性ハイドロゲルシートの製造方法。
  7. 前記段階(2)は、前記ハイドロゲルシート用組成物溶液の温度を前記組成物溶液のゲル化温度乃至溶媒の沸点の間の範囲に維持させながら、シート形態でキャスティング(casting)することを特徴とする請求項1に記載の多孔性ハイドロゲルシートの製造方法。
  8. 前記ハイドロゲルシート用組成物溶液のゲル化温度乃至溶媒の沸点は、50〜100℃であることを特徴とする請求項7に記載の多孔性ハイドロゲルシートの製造方法。
  9. 前記段階(3)は、前記シート形態で塗布されたハイドロゲルシート用組成物溶液を冷却してゲル化させることを特徴とする請求項1に記載の多孔性ハイドロゲルシートの製造方法。
  10. 前記予備凍結は、−196〜−15℃で5分〜24時間の間行われることを特徴とする請求項1に記載の多孔性ハイドロゲルシートの製造方法。
  11. 前記凍結乾燥は、−90〜−40℃で12〜72時間の間行われることを特徴とする請求項1に記載の多孔性ハイドロゲルシートの製造方法。
  12. 請求項1〜11のいずれかに記載の製造方法により製造された多孔性ハイドロゲルシート。
  13. 前記シートの厚さは、0.1〜10.0mmであることを特徴とする請求項12に記載の多孔性ハイドロゲルシート。
  14. 前記シートの吸液度は、8〜18g/gであることを特徴とする請求項12に記載の多孔性ハイドロゲルシート。
  15. 前記シートが、化粧品用マスクパックまたは経皮伝達製剤に用いられることを特徴とする請求項12に記載の多孔性ハイドロゲルシート。
  16. 前記シートが、創傷被覆材および癒着防止剤よりなる群から選ばれた医療用分野に用いられることを特徴とする請求項12に記載の多孔性ハイドロゲルシート。
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