JP2020504076A5 - - Google Patents

Claims (15)

1. ヒト腫瘍壊死因子様タンパク質１Ａ（ＴＬ１Ａ）に結合する抗体又は抗原結合フラグメントであって、ここで、抗体又は抗原結合フラグメントは、ＳＥＱ ＩＤ ＮＯ：６−８の重鎖相補性決定領域（ＣＤＲ）及びＳＥＱ ＩＤ ＮＯ：１４−１６の軽鎖相補性決定領域（ＣＤＲ）を含んでいる基準抗体と、ヒトＴＬ１Ａへの結合を競合する、抗体又は抗原結合フラグメント。
2. 基準抗体はＳＥＱ ＩＤ ＮＯ：５を含む重鎖可変領域及びＳＥＱ ＩＤ ＮＯ：１３を含む軽鎖可変領域を含む、請求項１に記載の抗体又は抗原結合フラグメント。
3. 基準抗体は、
   （ｉ）ＳＥＱ ＩＤ ＮＯ：３５を含む重鎖可変領域及びＳＥＱ ＩＤ ＮＯ：４０を含む軽鎖可変領域；
   （ｉｉ）ＳＥＱ ＩＤ ＮＯ：３６を含む重鎖可変領域及びＳＥＱ ＩＤ ＮＯ：４１を含む軽鎖可変領域；
   （ｉｉｉ）ＳＥＱ ＩＤ ＮＯ：３７を含む重鎖可変領域及びＳＥＱ ＩＤ ＮＯ：４２を含む軽鎖可変領域；
   （ｉｖ）ＳＥＱ ＩＤ ＮＯ：３８を含む重鎖可変領域及びＳＥＱ ＩＤ ＮＯ：４３を含む軽鎖可変領域；あるいは、
   （ｖ）ＳＥＱ ＩＤ ＮＯ：３９を含む重鎖可変領域及びＳＥＱ ＩＤ ＮＯ：４４を含む軽鎖可変領域；
   を含む、請求項１に記載の抗体又は抗原結合フラグメント。
4. 抗体又は抗原結合フラグメントは、モノクローナル抗体、キメラ抗体、ＣＤＲ移植抗体、ヒト化抗体、Ｆａｂ、Ｆａｂ’、Ｆ（ａｂ’）２、Ｆｖ、ジスルフィド結合Ｆｖ、ｓｃＦｖ、単一ドメイン抗体、ダイアボディ、多特異性抗体、二重特異性抗体、抗イディオタイプ抗体、二重特異性抗体、又はそれらの組み合わせである、請求項１乃至３の何れか１つに記載の抗体又は抗原結合フラグメント。
5. 抗体又は抗原結合フラグメントは、ヒト化抗体である、請求項４に記載の抗体又は抗原結合フラグメント。
6. 抗体又は抗原結合フラグメントは、表面プラズモン共鳴によって決定される基準抗体と競合する、請求項１に記載の抗体又は抗原結合フラグメント。
7. 抗体又は抗原結合フラグメントは、表面プラズモン共鳴Ｐｒｅ−Ｍｉｘアッセイにおいて、基準抗体と、ヒトＴＬ１Ａへの結合を競合し、ここで、抗体又は抗原結合フラグメントはヒトＴＬ１Ａと予め複合され、および、基準抗体は固定される、請求項１乃至６のいずれか１つに記載の抗体又は抗原結合フラグメント。
8. 請求項１乃至７の何れか１つに記載の治療上有効な量の抗体又は抗原結合フラグメント及び薬学的に許容可能な担体を含む、医薬組成物。
9. 請求項１乃至７の何れか１つに記載の抗体又は抗原結合フラグメントをコードする核酸。
10. 被験体の炎症性腸疾患の処置に使用するための、請求項１乃至７の何れか１つに記載の抗体又は抗原結合フラグメント。
11. 炎症性腸疾患はクローン病、潰瘍性大腸炎、あるいは医学的に難治性の潰瘍性大腸炎、又はそれらの組み合わせを含む、請求項１０に記載の抗体又は抗原結合フラグメント。
12. 被験体はＴＬ１Ａを過剰発現する、請求項１０に記載の抗体又は抗原結合フラグメント。
13. 被験体は炎症性腸疾患に関連付けられるリスク変異体を含む、請求項１０に記載の抗体又は抗原結合フラグメント。
14. 被験体は、以前に第２の治療薬による処置を受けたことがある、請求項１０に記載の抗体又は抗原結合フラグメント。
15. 第２の治療薬は抗腫瘍壊死因子（ＴＮＦ）α抗体を含む、請求項１０に記載の抗体又は抗原結合フラグメント。