JP2018506961A5

JP2018506961A5 -

Info

Publication number: JP2018506961A5
Application number: JP2017532709A
Authority: JP
Filing date: 2015-12-18
Publication date: 2019-01-24
Anticipated expiration: 2035-12-18

Claims

以下のいずれかから得られる抗体が結合するエピトープにおいてＡｘｌと結合する抗体：
Ａ）ハイブリドーマＵＴ−１０Ｃ９−Ｂ９；または
Ｂ）ハイブリドーマＷＲ−１０Ｇ５−Ｅ５。
Ａｘｌを結合する、請求項１に記載の抗体であって、
Ａ）配列番号７のアミノ酸配列を有するＶＨＣＤＲ３と、場合により配列番号６及び配列番号５から選択されるアミノ酸配列を有する１つ以上のＶＨＣＤＲとを含む抗体ＶＨドメイン；および／もしくは
配列番号８、配列番号９及び配列番号１０から選択されるアミノ酸配列を有する１つ以上のＶＬＣＤＲを含む抗体ＶＬドメイン；または
Ｂ）配列番号２５のアミノ酸配列を有するＶＨＣＤＲ３と、場合により配列番号２４及び配列番号２３から選択されるアミノ酸配列を有する１つ以上のＶＨＣＤＲとを含む抗体ＶＨドメイン；および／もしくは
配列番号２６、配列番号２７及び配列番号２８から選択されるアミノ酸配列を有する１つ以上のＶＬＣＤＲを含む抗体ＶＬドメインを含む、前記抗体。
請求項１〜２のいずれか１項に記載の抗体であって、以下のいずれかを含む抗体ＶＨドメインを含む抗体：
Ａ）配列番号５、配列番号６及び配列番号７のアミノ酸配列を有するＶＨＣＤＲであって、前記抗体が１０Ｃ９のＶＨドメイン（配列番号３）及び１０Ｃ９のＶＬドメイン（配列番号４）を含んでいる抗体のＡｘｌ結合ドメインと、Ａｘｌへの結合を競合する、ＶＨＣＤＲ；または
Ｂ）配列番号２３、配列番号２４及び配列番号２５のアミノ酸配列を有するＶＨＣＤＲであって、１０Ｇ５のＶＨドメイン（配列番号２１）及び１０Ｇ５のＶＬドメイン（配列番号２２）を含んでいる抗体のＡｘｌ結合ドメインと、Ａｘｌへの結合を競合する、ＶＨＣＤＲ。
請求項１〜３のいずれか１項に記載の抗体であって、以下のいずれかを含む抗体：
Ａ）１０Ｃ９のＶＨドメイン（配列番号３）；または
Ｂ）１０Ｇ５のＶＨドメイン（配列番号２１）。
請求項４に記載の抗体であって、以下のいずれかを含む抗体：
Ａ）１０Ｃ９のＶＬドメイン（配列番号４）；または
Ｂ）１０Ｇ５のＶＬドメイン（配列番号２２）。
請求項１〜５のいずれか１項に記載の抗体の変異体であって、１つ以上のフレームワーク領域内及び／または１つ以上のＣＤＲ内に１つ以上のアミノ酸配列改変を含む、前記変異体。
当該抗体が、
（ｉ）抗体の重鎖定常領域及び／もしくは抗体の軽鎖定常領域のすべてもしくは部分；
（ｉｉ）全抗体であって、場合によって、前記全抗体はｉｇＧ抗体である全抗体；または
（ｉｉｉ）抗原結合性抗体断片であって、場合によって、前記抗原結合性抗体断片が、単一ドメイン抗体、Ｆｖ、ｓｃＦｖ、ｄｓＦＶ、Ｆｄ、Ｆａｂ、Ｆ（ａｂ’）_２、ミニボディ、ダイアボディ、一本鎖ダイアボディ、直列型ｓｃＦｖ、ＴａｎｄＡｂ、バイボディ、トリボディ、カッパ（ラムダ）ボディ、ＢｉＴＥ、ＤＶＤ−Ｉｇ、ＳＩＰ、ＳＭＩＰまたはＤＡＲＴである抗原結合性抗体断片；
を含む、請求項１〜６のいずれか１項に記載の抗体。
前記抗体がヒト化抗体またはキメラ抗体である、請求項１〜７のいずれか１項に記載の抗体。
前記ＡｘｌがヒトＡｘｌである、請求項１〜８のいずれか１項に記載の抗体。
６ｘ１０^−１０Ｍ以下のＫ_ＤでＡｘｌを結合する、請求項１〜９のいずれか１項に記載の抗体。
８ｘ１０^５Ｍ^−１ｓ^−１以上のｋ_ｏｎでＡｘｌを結合する、請求項１〜１０のいずれか１項に記載の抗体。
霊長類のＡｘｌを特異的に結合する、請求項１〜１１のいずれか１項に記載の抗体。
（ｉ）１０^−３Ｍ超のＫ_ＤでマウスＡｘｌを結合する；
（ｉｉ）１０^−３Ｍ超のＫ_ＤでヒトＭｅｒを結合する；及び／または
（ｉｉｉ）１０^−３Ｍ超のＫ_ＤでヒトＴｙｒｏ３を結合する；
請求項１〜１２のいずれか１項に記載の抗体。
ＡｘｌのＧａｓ６への結合を阻害する、請求項１〜１３のいずれか１項に記載の抗体。
Ａｘｌ受容体の発現を下方調節する、請求項１〜１４のいずれか１項に記載の抗体。
Ａｘｌ受容体の内在化の速度を増加させる、請求項１〜１５のいずれか１項に記載の抗体。
前記抗体が、Ａｘｌ受容体の下流シグナル伝達を阻害する、請求項１〜１６のいずれか１項に記載の抗体。
細胞死率を増加させる、請求項１〜１７のいずれか１項に記載の抗体。
腫瘍成長を阻害する、請求項１〜１８のいずれか１項に記載の抗体。
検出可能標識、酵素または毒素と、場合によりペプチジル結合またはリンカーを介して複合体化された、請求項１〜１９のいずれか１項に記載の抗体。
以下のいずれかから得られる抗体：
Ａ）ハイブリドーマＵＴ−１０Ｃ９−Ｂ９；または
Ｂ）ハイブリドーマＷＲ−１０Ｇ５−Ｅ５。
請求項１〜２１のいずれか１項に記載の抗体の、抗体または抗体のＶＨもしくはＶＬドメインをコードするヌクレオチド配列を含む、単離された核酸。
請求項２２に記載の核酸で形質転換された宿主細胞。
抗体または抗体のＶＨもしくはＶＬドメインの作製方法であって、前記抗体または抗体のＶＨもしくはＶＬドメインの作製条件下で、請求項２３に記載の宿主細胞を培養することを含む、前記方法。
請求項１〜２０のいずれか１項に記載の抗体、またはその免疫複合体を、薬学的に許容される賦形剤とともに含む組成物。
免疫チェックポイントモジュレーター及び／またはＡｘｌ以外の標的に特異的な抗腫瘍抗体を更に含む、請求項２５に記載の組成物。
治療方法における使用のための、請求項１〜２０のいずれか１項に記載の抗体、または請求項２５もしくは２６のいずれか一項に記載の組成物。
増殖性疾患の治療方法における使用のための、請求項２７に記載の抗体または組成物であって、
場合によって、前記増殖性疾患が癌または線維症である、抗体または組成物。