JP2020500178A - Magl阻害剤 - Google Patents

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Abstract

本明細書では、スピロ環状および縮合した二環式のカルバミン酸塩と、この化合物を含む医薬組成物が提供される。主題の化合物および組成物はMAGLのモジュレーターとして有用である。さらに、主題の化合物および組成物は疼痛の処置に役立つ。【選択図】なし

Description

相互参照
本出願は、2016年11月16日に出願された米国仮特許出願第62/423,102号の利益を主張するものであり、これは全体において参照により本明細書に組み込まれる。
モノアシルグリセロールリパーゼ(MAGL)は、神経系において、アラキドン酸ベースの脂質である2−AG(2−アラキドノイルグリセロール)などのエンドカンナビノイドの加水分解に関与する酵素である。
本開示は、例えば、MAGLのモジュレーターである化合物および組成物と、薬剤としてのそれらの使用と、それらの調製のプロセスと、少なくとも1つの有効成分として開示された化合物を含む医薬組成物とを提供する。本開示はさらに、薬物としての、および/またはヒトなどの温血動物におけるMAGL活性の阻害のための薬物の製造における、開示される化合物の使用を提供する。
一態様において、式(I)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、
式中、
であり、
Xは、−O−、−S−、−SO−、−N(R)−、または、−CH−であり、
Yは−O−または−N(R)−であり、
は、−(CR−R、−(CR−Y−(CR−R、あるいは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、
はそれぞれ独立して、ハロゲン、−CN、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、−C1−6アルキル(ヘテロシクロアルキル)、−OR17、および−C(O)NR1819から選択され、
はHまたはC1−6アルキルであり、
とRはそれぞれ独立して、H、F、およびC1−6アルキルから選択され、あるいは、RとRは、それらが結合している炭素と一体となって、C3−6シクロアルキル環を形成し、
は、−CO、−C(O)R10、あるいは−C(O)O−(CR1213)−OC(O)R11であり、
はH、C1−6アルキル、または−SOであり、
はC1−6アルキルであり、
はHまたはC1−6アルキルであり、
10はC1−6アルキルまたは−NHSO21であり、
11はC1−6アルキルあるいはC1−6アルコキシであり、
12とR13はそれぞれ独立してHまたはC1−6アルキルであり、
17はそれぞれ独立して、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アミノアルキル、シクロアルキル、−C1−6アルキル(ヘテロシクロアルキル)、−C1−6アルキル−C(O)(ヘテロシクロアルキル)、随意に置換されたヘテロシクロアルキル、随意に置換されたアリール、および随意に置換されたヘテロアリールから独立して選択され、
18とR19はそれぞれ独立して、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、シクロアルキル、アリール、およびヘテロアリールから選択され、あるいは、R18とR19は、それらが結合している窒素と一体となって、1、2、または3つのR20で随意に置換されたヘテロシクロアルキル環を形成し、
20はそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、オキソ、−CN、およびC3−6シクロアルキルから選択され、
21はC1−6アルキルであり、
mは1、2、3、または4であり、
nは0、1、2、3、または4であり、
pは2、3、または4であり、
qは1、2、または3であり、および、
tは0、1、または2である。
いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、mは1、2、または3である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、mは1である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、mは2である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、mは3である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Y−(CR−Rである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Yは−O−である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Yは−N(R)−である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−SOである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、qは1である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、pは2である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、tは0である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、tは1である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、tは2である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、RとRはそれぞれHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−C(O)OR9である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、RはHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、RはC1−6アルキルである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−C(O)R10である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、R10は−NHSO21である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−C(O)O−(CR1213)−OC(O)R11である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、R11はC1−6アルキルである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、R11はC1−6アルコキシである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−O−である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−SO−である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−N(R)−である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、RはHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、RはC1−6アルキルである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−CH−である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、
である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、
である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、
である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、および、C1−6ハロアルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rはそれぞれ−Clである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rはそれぞれ−CFである。
別の態様では、以下から選択される化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物がある:
別の態様では、以下から選択される化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物がある。
別の実施形態では、本明細書に記載される式(I)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、および、少なくとも1つの薬学的に許容可能な賦形剤を含む、医薬組成物がある。
別の実施形態において、患者の疼痛を処置する方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む方法がある。いくつかの実施形態では、疼痛は神経障害性疼痛である。いくつかの実施形態では、疼痛は炎症性疼痛である。
別の実施形態において、患者の疾患または障害を処置する方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む方法があり、ここで、疾患または障害は、癲癇/発作障害、多発性硬化症、視神経脊髄炎(NMO)、トゥーレット症候群、アルツハイマー病、および過敏性腸症候群に関連する腹痛症からなる群から選択される。いくつかの実施形態では、疾患または障害は癲癇/発作障害である。いくつかの実施形態において、疾患または障害は多発性硬化症である。いくつかの実施形態において、疾患または障害は視神経脊髄炎(NMO)である。いくつかの実施形態において、疾患または障害はトゥーレット症候群である。いくつかの実施形態において、疾患または障害はアルツハイマー病である。いくつかの実施形態において、疾患または障害は過敏性腸症候群に関連する腹痛症である。
別の実施形態において、患者の注意欠陥多動性障害を処置する方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む方法がある。
本開示は、MAGLを阻害することができる化合物を少なくとも部分的には対象としている。
本明細書や添付の請求項で使用されるように、単数形「(a)、(an)、および(the)」は、文脈で特段の定めのない限り、複数の指示物を含んでいる。したがって、例えば、「薬剤」への言及は複数のそうした薬剤を含み、「細胞」への言及は1以上の細胞(または複数の細胞に対する)およびその等価物に対する言及を含む。分子量などの物理的特性、または化学式などの化学的特性に関する範囲が本明細書で使用されているとき、範囲と範囲内の具体的な実施形態の組み合わせと下位の組み合わせがすべて包含されるように意図されている。数値または数値範囲を参照する際の用語「約(about)」とは、参照される数値または数値範囲が実験的な可変性(あるいは統計実験誤差内に)の範囲内の近似値であり、したがってその数値または数値範囲は記載される数値または数値範囲1%〜15%の間で変動することを指す。用語「含むこと(comprising)」(および、関連語「含む(compriseまたはcomprises)」あるいは「有すること(having)」または「含むこと(including)」は、他の特定の実施形態において、例えば、本明細書に記載される任意の合成物、組成物、方法、またはプロセスなどのある実施形態が、記載された特徴「からなる」または「から実質的になる」こともあるということを除外することを目的としたものではない。
定義
本明細書と添付の請求項で使用されるように、別段の定めのない限り、以下の用語は下に示す意味を有する。
本明細書で使用されるように、C−Cは、C−C、C−C...C−Cを含む。C−Cは、それが指定する(任意の置換基以外)部分を構成する炭素原子数を指す。
「アミノ」は−NHラジカルを指す。
「シアノ」は−CNラジカルを指す。
「ニトロ」は−NOラジカルを指す。
「オキサ」は−O−ラジカルを指す。
「オキソ」は=Oラジカルを指す。
「チオキソ」は=Sラジカルを指す。
「イミノ」は=N−Hラジカルを指す。
「オキシモ」は=N−OHラジカルを指す。
「アルキル」または「アルキレン」は、炭素と水素の原子のみからなり、不飽和を含まず、1〜15の炭素原子を有する、直鎖または分枝鎖の炭化水素鎖ラジカルを指す(例えば、C−C15アルキル)。特定の実施形態において、アルキルは1〜13の炭素原子(例えばC−C13アルキル)を含む。特定の実施形態において、アルキルは1〜8の炭素原子(例えばC−Cアルキル)を含む。他の実施形態では、アルキルは1〜6の炭素原子(例えばC−Cアルキル)を含む。他の実施形態において、アルキルは1〜5の炭素原子(例えばC−Cアルキル)を含む。他の実施形態において、アルキルは1〜4の炭素原子(例えばC−Cアルキル)を含む。他の実施形態において、アルキルは1〜3の炭素原子(例えばC−Cアルキル)を含む。他の実施形態において、アルキルは1〜2の炭素原子(例えばC−Cアルキル)を含む。他の実施形態において、アルキルは1つの炭素原子(例えばC1アルキル)を含む。他の実施形態において、アルキルは5〜15の炭素原子(例えばC−C15アルキル)を含む。他の実施形態において、アルキルは5〜8の炭素原子(例えばC−Cアルキル)を含む。他の実施形態において、アルキルは2〜5の炭素原子(例えばC−Cアルキル)を含む。他の実施形態において、アルキルは3〜5の炭素原子(例えばC−Cアルキル)を含む。他の実施形態において、アルキル基は、メチル、エチル、1−プロピル(n−プロピル)、1−メチルエチル(イソ−プロピル)、1−ブチル(n−ブチル)、1−メチルプロピル(sec−ブチル)、2−メチルプロピル(イソ−ブチル)、1,1−ジメチルエチル(tert−ブチル)、および、1−ペンチル(n−ペンチル)から選択される。アルキルは、単結合によって分子の残りに結合する。本明細書において別段の定めのない限り、アルキル基は以下の置換基の1つ以上によって随意に置換される:ハロ、シアノ、ニトロ、オキソ、チオキソ、イミノ、オキシモ、トリメチルシラニル、−OR、−SR、−OC(O)R、−N(R、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)N(R、−N(R)C(O)OR、−OC(O)−NR、−N(R)C(O)R、−N(R)S(O)(tは1または2である)、−S(O)OR(tは1または2である)、−S(O)(tは1または2である)、および−S(O)N(R(tは1または2である);Rはそれぞれ独立して、水素、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、および、Rはそれぞれ独立して、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルである。
「アルコキシ」は、式−O−アルキルの酸素原子を介して結合されたラジカルを指し、アルキルは上に定義されるようなアルキル鎖である。
「アルケニル」は、炭素と水素の原子のみからなり、少なくとも1つの炭素炭素二重結合を含み、2〜12の炭素原子を有する、直鎖または分枝鎖の炭化水素鎖ラジカル基を指す。特定の実施形態において、アルケニルは、2〜8の炭素原子を含む。他の実施形態において、アルケニルは、2〜4の炭素原子を含む。アルケニルは単結合によって分子の残りに結合し、例えば、エテニル(すなわち、ビニル)、プロプ(prop)−1−エニル(すなわち、アリル)、ブト(but)−1−エニル、ペント(pent)−1−エニル、ペンタ(penta)−1,4−ジエニルなどである。本明細書において別段の定めのない限り、アルケニル基は、以下の置換基の1つ以上によって随意に置換される:ハロ、シアノ、ニトロ、オキソ、チオキソ、イミノ、オキシモ、トリメチルシラニル、−OR、−SR、−OC(O)R、−N(R、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)N(R、−N(R)C(O)OR、−OC(O)−NR、−N(R)C(O)R、−N(R)S(O)(tは1または2である)、−S(O)OR(tは1または2である)、−S(O)(tは1または2である)、および−S(O)N(R(tは1または2である);Rはそれぞれ独立して、水素、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、および、Rはそれぞれ独立して、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルである。
「アルキニル」は、炭素と水素の原子のみからなり、少なくとも1つの炭素炭素三重結合を含み、2〜12の炭素原子を有する、直鎖または分枝鎖の炭化水素鎖ラジカル基を指す。特定の実施形態において、アルキニルは2〜8の炭素原子を含む。他の実施形態において、アルキニルは2〜4の炭素原子を含む。アルキニルは単結合によって分子の残りに結合し、例えば、エチニル、プロピニル、ブチニル、ペンチニル、ヘキシニルなどである。本明細書において別段の定めのない限り、アルキニル基は、以下の置換基の1つ以上によって随意に置換される:ハロ、シアノ、ニトロ、オキソ、チオキソ、イミノ、オキシモ、トリメチルシラニル、−OR、−SR、−OC(O)R、−N(R、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)N(R、−N(R)C(O)OR、−OC(O)−NR、−N(R)C(O)R、−N(R)S(O)(tは1または2である)、−S(O)OR(tは1または2である)、−S(O)(tは1または2である)、および−S(O)N(R(tは1または2である);Rはそれぞれ独立して、水素、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、および、Rはそれぞれ独立して、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルである。
「アリール」は、環状の炭素原子から水素原子を取り除くことにより、芳香族単環式または多環式の炭化水素環系に由来するラジカルを指す。芳香族単環式または多環式の炭化水素系は、水素と、6乃至18の炭素原子環からの炭素のみを含み、ここで、系における環の少なくとも1つは完全に不飽和であり、すなわち、ヒュッケル理論に従った環式の、非局在化(4n+2)π−電子系を含む。アリール基が由来する環系は、限定されないが、ベンゼン、フルオレン、インダン、インデン、テトラリン、およびナフタレンなどの基を含む。とりわけ明細書で別段の定めのない限り、用語「アリール」または接頭辞「ar」(「アラルキル」中の)は、以下から独立して選択される1以上の置換基によって随意に置換されたアリールラジカルを含むことを意味している:アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、フルオロアルキル、シアノ、ニトロ、アリール、アラルキル、アラルケニル、アラルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、−R−OR、−R−OC(O)R、−R−OC(O)−OR、−R−OC(O)−N(R、−R−N(R、−R−C(O)R、−R−C(O)OR、−R−C(O)N(R、−R−O−R−C(O)N(R、−R−N(R)C(O)OR、−R−N(R)C(O)R、−R−N(R)S(O)(tは1または2である)、−R−S(O)OR(tは1または2である)、−R−S(O)(tは1または2である)、および−R−S(O)N(R(tは1または2である)、Rはそれぞれ独立して、水素、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール(1つ以上のハロ基で随意に置換される)、アラルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、Rはそれぞれ独立して、直接結合、あるいは直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖またはアルケニレン鎖であり、および、Rは直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖またはアルケニレン鎖である。
「アリールオキシ」とは、アリールが上に定義される通りである、式−O−アリールの酸素原子によって結合したラジカルを指す。
「アラルキル」は、式−R−アリールのラジカルを指し、Rは例えば、メチレン、エチレンなど上に定義されるようなアルキレン鎖である。アラルキルラジカルのアルキレン鎖部分は、アルキレン鎖について上に記載されるように随意に置換される。アラルキルラジカルのアリール部分は、アリール基について上に記載されるように随意に置換される。
「アラルキルオキシ」は、式−O−アラルキルの酸素原子によって結合したラジカルを指し、アラルキルは上に定義された通りである。
「アラルケニル」は、式−R−アリールのラジカルを指し、Rは上に定義されるようなアルケニレン鎖である。アラルケニルラジカルのアリール基部分は、アリール基について上に記載されるように随意に置換される。アラルケニルラジカルのアルケニレン鎖部分は、アルケニレン基について上に定義されるように随意に置換される。
「アラルキニル」は式−R−アリールのラジカルを指し、Rは上に定義されるようなアルキニレン鎖である。アラルキニルラジカルのアリール部分は、アリール基について上記に記載されるように、随意に置換される。アラルキニルラジカルのアルキニレン鎖部分は、アルキニレン鎖について上記に定義されるように、随意に置換される。
「シクロアルキル」は、炭素と水素の原子のみからなり、縮合した環系または架橋した環系を含み、3〜15の炭素原子を有する、安定した非芳香族の単環式または多環式の炭化水素ラジカルを指す。ある実施形態では、シクロアルキルは3〜10の炭素原子を含む。他の実施形態では、シクロアルキルは5〜7の炭素原子を含む。シクロアルキルは単結合によって分子の残りに結合する。シクロアルキルは、飽和(すなわち、1つのC−C結合のみを含む)されるか、または部分的に不飽和(すなわち、1以上の二重結合または三重結合を含む)である。単環式シクロアルキルの例は、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、およびシクロオクチルを含む。特定の実施形態では、シクロアルキルは3〜8つの炭素原子(例えばC−Cシクロアルキル)を含む。他の実施形態では、シクロアルキルは3〜7つの炭素原子(例えばC−Cシクロアルキル)を含む。他の実施形態では、シクロアルキルは3〜6つの炭素原子(例えばC−Cシクロアルキル)を含む。他の実施形態では、シクロアルキルは3〜5つの炭素原子(例えばC−Cシクロアルキル)を含む。他の実施形態では、シクロアルキルは3〜4つの炭素原子(例えばC−Cシクロアルキル)を含む。部分的に不飽和のシクロアルキルは「シクロアルケニル」とも呼ばれる。単環式のシクロアルケニルの例は、例えば、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘプテニル、およびシクロオクテニルを含む。多環式のシクロアルキルラジカルとしては、例えば、アダマンチル、ノルボルニル(つまりビシクロ[2.2.1]ヘプタニル)、ノルボルネニル(norbornenyl)、デカリニル(decalinyl)、7,7−ジメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタニルなどが挙げられる。とりわけ明細書で別段の定めのない限り、用語「シクロアルキル」は、以下から独立して選択される1以上の置換基によって随意に置換されたシクロアルキルラジカルを含むことを意味している:アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、フルオロアルキル、シアノ、ニトロ、アリール、アラルキル、アラルケニル、アラルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、−R−OR、−R−OC(O)R、−R−OC(O)−OR、−R−OC(O)−N(R、−R−N(R、−R−C(O)R、−R−C(O)OR、−R−C(O)N(R、−R−O−R−C(O)N(R、−R−N(R)C(O)OR、−R−N(R)C(O)R、−R−N(R)S(O)(tは1または2である)、−R−S(O)OR(tは1または2である)、−R−S(O)(tは1または2である)、および−R−S(O)N(R(tは1または2である)、Rはそれぞれ独立して、水素、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール(1つ以上のハロ基で随意に置換される)、アラルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、Rはそれぞれ独立して、直接結合、あるいは直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖またはアルケニレン鎖であり、および、Rは直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖またはアルケニレン鎖である。
「ハロ」または「ハロゲン」はブロモ、クロロ、フルオロ、またはヨードの置換基を指す。
「ハロアルキル」は、上に定義されるように、1つ以上のハロラジカルによって置換される、上に定義されるようなアルキルラジカルを指す。
「フルオロアルキル」は、例えば、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、フルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、1−フルオロメチル−2−フルオロエチルなど、上に定義されるような1つ以上のフルオロラジカルによって置換される、上に定義されるようなアルキルラジカルを指す。フルオロアルキルラジカルのアルキル部分は、アルキル基について上で定義されるように随意に置換される。
「ハロアルコキシ」は、上に定義されるように1つ以上のハロラジカルによって置換される、上に定義されるようなアルコキシラジカルを指す。
「ヘテロシクロアルキル」は、窒素、酸素および硫黄から選択された2〜12の炭素原子と1〜6つのヘテロ原子を含む、安定した3〜18員の非芳香族環ラジカルを指す。明細書中に別段の定めのない限り、ヘテロシクロアルキルラジカルは、縮合環系、スピロ環系、または架橋環系を含む、単環式、二環式、三環式、または四環式の環系である。ヘテロシクロアルキルラジカル中のヘテロ原子は随意に酸化される。1つ以上の窒素原子は、存在する場合、随意に四級化される。ヘテロシクロアルキルラジカルは、部分的にまたは完全に飽和される。いくつかの実施形態では、ヘテロシクロアルキルは環の任意の原子によって分子の残りに結合される。こうしたヘテロシクリルアルキルの例としては、限定されないが、ジオキソラニル、チエニル[1,3]ジチアニル、デカヒドロイソキノリル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、イソチアゾリジニル、イソキサゾリジニル、モルホリニル、オクタヒドロインドリル、オクタヒドロイソインドリル、2−オキソピペラジニル、2−オキソピペリジニル、2−オキソピロリジニル、オキサゾリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、4−ピペリドニル、ピロリジニル、ピラゾリジニル、キヌクリジニル、チアゾリジニル、テトラヒドロフリル、トリチアニル、テトラヒドロピラニル、チオモルホリニル、チアモルホリニル、1−オキソ−チオモルホリニル、および1,1−ジオキソ−チオモルホリニルが挙げられる。本明細書において具体的に別段の定めの無い限り、用語「ヘテロシクロアルキル」は、以下から選択される1以上の置換基により随意に置換される、上に定義されるようなヘテロシクロアルキルラジカルを含むことを意味する:アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、フルオロアルキル、オキソ、チオキソ、シアノ、ニトロ、アリール、アラルキル、アラルケニル、アラルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、−R−OR、−R−OC(O)R、−R−OC(O)−OR、−R−OC(O)−N(R、−R−N(R、−R−C(O)R、−R−C(O)OR、−R−C(O)N(R、−R−O−R−C(O)N(R、−R−N(R)C(O)OR、−R−N(R)C(O)R、−R−N(R)S(O)(tは1または2である)、−R−S(O)OR(tは1または2である)、−R−S(O)(tは1または2である)、および−R−S(O)N(R(tは1または2である)、Rはそれぞれ独立して、水素、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、Rはそれぞれ独立して、直接結合、あるいは直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖またはアルケニレン鎖であり、および、Rは直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖またはアルケニレン鎖である。
「ヘテロアリール」は、窒素、酸素、および硫黄から選択される1〜17の炭素原子と1〜6つのヘテロ原子を含む5〜18員の芳香環ラジカルに由来するラジカルを指す。本明細書に使用されるように、ヘテロアリールラジカルは、単環式、二環式、三環式、または四環式の環系であり、ここで、環系における環の少なくとも1つは完全に不飽和であり、すなわち、ヒュッケル理論に従った環式の、非局在化(4n+2)π−電子系を含む。ヘテロアリールは、縮合または架橋した環系を含む。ヘテロアリールラジカル中のヘテロ原子は、随意に酸化される。1つ以上の窒素原子は、存在する場合、随意に四級化される。ヘテロアリールは、環の任意の原子を介して分子の残りに結合する。本明細書において具体的に別段の定めのない限り、用語「ヘテロアリール」は、以下から選択される1以上の置換基により随意に置換される、上に定義されるようなヘテロアリールを含むことを意味する:アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ハロアルキル、オキソ、チオキソ、シアノ、ニトロ、アリール、アラルキル、アラルケニル、アラルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、−R−OR、−R−OC(O)−R、−R−OC(O)−OR、−R−OC(O)−N(R、−R−N(R、−R−C(O)R、−R−C(O)OR、−R−C(O)N(R、−R−O−R−C(O)N(R、−R−N(R)C(O)OR、−R−N(R)C(O)R、−R−N(R)S(O)(tは1または2である)、−R−S(O)OR(tは1または2である)、−R−S(O)(tは1または2である)、および−R−S(O)N(R(tは1または2である);Rはそれぞれ独立して、水素、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、Rはそれぞれ独立して、直接結合、あるいは直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖またはアルケニレン鎖であり、および、Rは直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖またはアルケニレン鎖である。
「N−ヘテロアリール」は、少なくとも1つの窒素を含む上に定義されるようなヘテロアリールラジカルを指し、ここで分子の残りに対するヘテロアリールラジカルの結合点は、ヘテロアリールラジカル内の窒素原子を介する。N−ヘテロアリールラジカルは、ヘテロアリールラジカルについて上に記載されるように随意に置換される。
「C−ヘテロアリール」は、上に定義されるようなヘテロアリールラジカルを指し、ここで分子の残りに対するヘテロアリールラジカルの結合点は、ヘテロアリールラジカル内の炭素分子を介する。C−ヘテロアリールラジカルは、ヘテロアリールラジカルについて上に記載されるように随意に置換される。
「ヘテロアリールオキシ」は式−O−ヘテロアリールの酸素原子によって結合したラジカルを指し、ここで、ヘテロアリールは上に定義された通りである。
「ヘテロアリールアルキル」は式−R−ヘテロアリールのラジカルを指し、Rは上に定義されるようなアルキレン鎖である。ヘテロアリールが窒素含有ヘテロアリールである場合、ヘテロアリールは、窒素原子にてアルキルラジカルに随意に結合する。ヘテロアリールアルキルラジカルのアルキレン鎖は、アルキレン鎖について上に定義されるように随意に置換される。ヘテロアリールアルキルラジカルのヘテロアリール部分は、ヘテロアリール基について上に定義されるように随意に置換される。
「ヘテロアリールアルコキシ」は、式−O−R−ヘテロアリールの酸素原子によって結合したラジカルを指し、Rは上に定義されるようなアルキレン鎖である。ヘテロアリールが窒素含有ヘテロアリールである場合、ヘテロアリールは、窒素原子にてアルキルラジカルに随意に結合する。ヘテロアリールアルコキシラジカルのアルキレン鎖は、アルキレン鎖について上に定義されるように随意に置換される。ヘテロアリールアルコキシラジカルのヘテロアリール部分は、ヘテロアリール基について上に定義されるように随意に置換される。
いくつかの実施形態において、本明細書に開示される化合物は、1つ以上の不斉中心を含んでおり、したがって、絶対立体化学の観点から(R)−または(S)−として定義されるエナンチオマー、ジアステレオマー、および他の立体異性形態を生じさせる。別段の定めのない限り、本明細書に開示される化合物のすべての立体異性形態が本開示によって企図されている。本明細書に記載される化合物がアルケン二重結合を含む場合、特段の明記のない限り、本開示はEとZの両方の幾何異性体(例えば、シスまたはトランス)を含むことが意図されている。同様に、すべての起こり得る異性体、そのラセミ体や光学的に純粋な形態、およびすべての互変異性体も含まれるよう意図されている。用語「幾何異性体」は、アルケン二重結合のEまたはZの幾何異性体(例えば、シスまたはトランス)を指す。「位置異性体」との用語は、ベンゼン環のまわりのオルト−、メタ−、およびパラ−異性体などの、中心環のまわりの構造異性体を指す。
「互変異性体」とは、ある分子の1つの原子からの同じ分子の別の原子までのプロトン移動が可能な分子を指す。特定の実施形態において、本明細書に提供される化合物は互変異性体として存在する。互変異性化が可能な状況では、互変異性体の化学平衡が存在する。互変異性体の正確な割合は、物理的状態、温度、溶媒、およびpHを含む複数の因子に依存する。互変異性平衡のいくつかの例は、次のものを含む:
「随意の」または「随意に」とは、これより後に記載される出来事または状況が生じることもあれば生じないこともあること、および本記載が出来事または状況が生じた際の例と、出来事または状況が生じない際の例を含むことを意味している。例えば、「随意に置換したアリール」とは、アリールラジカルが置換されたり置換されなかったりすること、および、本記載が置換されたアリールラジカルと置換を有していないアリールラジカルの両方を含むことを意味している。
「薬学的に許容可能な塩」は酸と塩基付加塩の両方を含んでいる。本明細書に記載されるピラゾール化合物のうちのいずれか1つの薬学的に許容可能な塩は、全ての薬学的に適切な塩形態を包含することを意図している。本明細書に記載される化合物の好ましい薬学的に許容可能な塩は、薬学的に許容可能な酸付加塩および薬学的に許容可能な塩基付加塩である。
「薬学的に許容可能な酸付加塩」は、遊離塩基の生物学的効果と特性を保持する塩類(それらは生物学的に望ましくないか、あるいはそれ以外の観点で望ましくなく、それらから塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸、ヨウ化水素酸、フッ化水素酸、亜リン酸などのような無機酸が作られる)を指す。脂肪族モノカルボン酸およびジカルボン酸、フェニルで置換したアルカン酸、ヒドロキシアルカン酸、アルカンジオール(alkanedioic)酸、芳香族酸、脂肪族および芳香族のスルホン酸等の有機酸で形成され、および、例えば、酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、シュウ酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、桂皮酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、pトルエンスルフォン酸、サリチル酸などを含む、塩も含まれる。従って、典型的な塩としては、硫酸塩、ピロ硫酸塩、重硫酸塩、亜硫酸塩、重亜硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩、一水素リン酸塩(monohydrogenphosphates)、二水素リン酸塩(dihydrogenphosphates)、メタリン酸塩、ピロリン酸塩、塩化物、臭化物、ヨウ化物、酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、プロピオン酸塩、カプリル酸塩、イソ酪酸塩、シュウ酸塩、マロン酸塩、琥珀酸塩、スベリン酸塩、セバシン酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、マンデル酸塩、安息香酸塩、クロロ安息香酸塩、メチル安息香酸塩、ジニトロ安息香酸塩(dinitrobenzoates)、フタル酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩、フェニル酢酸塩、クエン酸塩、乳酸塩、リンゴ酸塩、酒石酸塩、メタンスルホン酸塩などが挙げられる。同様に、アルギン酸塩、グルコン酸塩、およびガラクトウロン酸塩などのアミノ酸の塩も企図されている(例えば、Berge S.M.et al.,”Pharmaceutical Salts,”Journal of Pharmaceutical Science,66:1−19(1997)を参照)。塩基性化合物の酸付加塩は、塩を生成するために十分な量の所望の酸に遊離塩基を接触させることにより調製される。
「薬学的に許容可能な塩基付加塩」は、遊離酸の生物学的効果と特性を保持し、生物学的またはそれ以外の方法で望ましくないものではない、縁を指す。これらの塩は、無機塩基または有機塩基を遊離酸に加えることによって調製される。いくつかの実施形態では、薬学的に許容可能な塩基付加塩は、アルカリ、アルカリ土類金属、または有機アミンなどの金属またはアミンから形成される。無機塩基に由来する塩は、限定されないが、ナトリウム、カリウム、リチウム、アンモニウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、マンガン、アルミニウムの塩などを含む。有機塩基由来の塩は、限定されないが、第一級、第二級、および第三級のアミン、自然発生する置換されたアミンを含む置換されたアミン、環状アミン、および塩基イオン交換樹脂、例えば、イソプロピルアミン、トリメチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、2−ジメチルアミノエタノール、2−ジエチルアミノエタノール、ジシクロヘキシルアミン、リジン、アルギニン、ヒスチジン、カフェイン、プロカイン、N,N−ジベンジルエチレンジアミン、クロロプロカイン、ヒドラバミン、コリン、ベタイン、エチレンジアミン、エチレンジアニリン、N−メチルグルカミン、グルコサミン、メチルグルカミン、テオブロミン、プリン、ピペラジン、ピペリジン、N−エチルピペリジン、ポリアミン樹脂などの塩を含む。上述のBerge et al.を参照。
本明細書で使用されるように、「処置(treatment)」、「処置すること(treating)」、「軽減すること(palliating)」、または「寛解すること(ameliorating)」は、本明細書で互換的に使用される。こうした用語は、限定されないが、治療の有用性および/または予防的な利益を含む、有益な結果または望ましい結果を得るための手法を指す。「治療効果」は、処置されている基礎疾患の根絶または寛解を意味する。同様に、治療効果は、患者がまだ基礎疾患に罹っているにもかかわらず患者で改善が観察されるように、基礎疾患に関連する生理的な症状の1つ以上の根絶または寛解により達成される。予防的な利益について、組成物は、たとえ疾患の診断がなされていなくても、特定の疾患を発症させるリスクのある患者、または疾患の生理的な症状の1つ以上を報告した患者に投与される。
化合物
本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物は、MAGLのモジュレーターである。これらの化合物とこれらの化合物を含む組成物は疼痛の処置に役立つ。いくつかの実施形態において、本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物は、癲癇/発作障害、多発性硬化症、視神経脊髄炎(NMO)、トゥーレット症候群、アルツハイマー病、または過敏性腸症候群に関連する腹痛症を処置するのに役立つ。
いくつかの実施形態では、式(I)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、
式中、
であり、
Xは、−O−、−S−、−SO−、−N(R)−、または、−CH−であり、
Yは−O−または−N(R)−であり、
は、−(CR−R、−(CR−Y−(CR−R、あるいは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、
はそれぞれ独立して、ハロゲン、−CN、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、−C1−6アルキル(ヘテロシクロアルキル)、−OR17、および−C(O)NR1819から選択され、
はHまたはC1−6アルキルであり、
とRはそれぞれ独立して、H、F、およびC1−6アルキルから選択され、あるいは、RとRは、それらが結合している炭素と一体となって、C3−6シクロアルキル環を形成し、
は、−CO、−C(O)R10、あるいは−C(O)O−(CR1213)−OC(O)R11であり、
はH、C1−6アルキル、または−SOであり、
はC1−6アルキルであり、
はHまたはC1−6アルキルであり、
10はC1−6アルキルまたは−NHSO21であり、
11はC1−6アルキルあるいはC1−6アルコキシであり、
12とR13はそれぞれ独立してHまたはC1−6アルキルであり、
17はそれぞれ独立して、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アミノアルキル、シクロアルキル、−C1−6アルキル(ヘテロシクロアルキル)、−C1−6アルキル−C(O)(ヘテロシクロアルキル)、随意に置換されたヘテロシクロアルキル、随意に置換されたアリール、および随意に置換されたヘテロアリールから独立して選択され、
18とR19はそれぞれ独立して、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、シクロアルキル、アリール、およびヘテロアリールから選択され、あるいは、R18とR19は、それらが結合している窒素と一体となって、1、2、または3つのR20で随意に置換されたヘテロシクロアルキル環を形成し、
20はそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、オキソ、−CN、およびC3−6シクロアルキルから選択され、
21はC1−6アルキルであり、
mは1、2、3、または4であり、
nは0、1、2、3、または4であり、
pは2、3、または4であり、
qは1、2、または3であり、および、
tは0、1、または2である。
いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、
である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、
であるいくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、
である。
いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは、−O−、−S−、−SO−、−N(R)−、または、−CH−である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−O−である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−S−である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−SO−である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−N(R)−である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−N(H)−である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−N(CH)−である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−N(CHCH)−である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−CH−である。
いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COCHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COCHCHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−C(O)R10である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−C(O)NHSOCHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、および、Rは−C(O)O−(CR1213)−OC(O)R11である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−C(O)OCHOC(O)R11である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−C(O)OCHOC(O)OCHCHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−C(O)OCHOC(O)OCH(CHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−C(O)OCHOC(O)OC(CHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−C(O)OCHOC(O)CH(CHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、mは1である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、mは2である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、mは3である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、mは4である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、RとRはそれぞれHである。
いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは1であり、および、RとRは独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは2であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは3であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは4であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは1であり、および、RとRはHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは2であり、および、RとRはそれぞれHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは3であり、および、RとRはそれぞれHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは4であり、および、RとRはそれぞれHである。
いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは1であり、および、RとRは独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは2であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは3であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは4であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは1であり、および、RとRはHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは2であり、および、RとRはそれぞれHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは3であり、および、RとRはそれぞれHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは4であり、および、RとRはそれぞれHである。
いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであるいくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COCHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COCHCHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Yは−O−である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Yは−N(R)−である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Yは−N(H)−である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Yは−N(SOMe)−である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、pは2である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、pは3である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、pは4である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、qは1である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、qは2である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、qは3である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、RとRはそれぞれHである。
いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COHであり、Yは−O−であり、pは2であり、qは1であり、および、RとRは独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COHであり、Yは−N(H)−であり、pは2であり、qは1であり、および、各々のRとRは独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COHであり、Yは−N(SOMe)−であり、pは2であり、qは1であり、および、各々のRとRは独立して、HとC1−6アルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COHであり、Yは−O−であり、pは2であり、qは1であり、および、RとRはHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COHであり、Yは−N(H)−であり、pは2であり、qは1であり、および、RとRはそれぞれHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COHであり、Yは−N(SOMe)−であり、pは2であり、qは1であり、および、RとRはそれぞれHである。
いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、Yは−O−であり、pは2であり、qは1であり、および、RとRは独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、Yは−N(H)−であり、pは2であり、qは1であり、および、各々のRとRは独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、Yは−N(SOMe)−であり、pは2であり、qは1であり、および、各々のRとRは独立して、HとC1−6アルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、Yは−O−であり、pは2であり、qは1であり、および、RとRはHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、Yは−N(H)−であり、pは2であり、qは1であり、および、RとRはそれぞれHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、Yは−N(SOMe)−であり、pは2であり、qは1であり、および、RとRはそれぞれHである。
いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−シクロプロピル−Rである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−シクロブチル−Rである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−シクロペンチル−Rである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−シクロヘキシル−Rである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COCHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COCHCHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、tは0である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、tは1である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、tは2である。
いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COHであり、tは0であり、および、RとRは独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COHであり、tは1であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COHであり、tは2であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COHであり、tは0であり、および、RとRはHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COHであり、tは1であり、および、RとRはHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COHであり、tは2であり、および、RとRはHである。
いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、tは0であり、および、RとRは独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、tは1であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、tは2であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、tは0であり、および、RとRはHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、tは1であり、および、RとRはそれぞれHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、tは2であり、および、RとRはそれぞれHである。
いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−N(H)CHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCH(CH)C(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−N(H)CH(CH)C(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHCHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−N(H)CHCHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHCHCHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−N(H)CHCHCHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHCHC(CHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−N(H)CHCHC(CHC(O)OHである。
いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−N(H)CHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCH(CH)C(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−N(H)CH(CH)C(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHCHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−N(H)CHCHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHCHCHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−N(H)CHCHCHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHCHC(CHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−N(H)CHCHC(CHC(O)OCHである。
いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHCHOCHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−N(H)CHCHOCHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHCHN(H)CHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−N(H)CHCHN(SOCH)CHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHCHCHC(O)OCH(CH)OC(O)OCHCHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−XRは、−N(H)CHCHCHC(O)OCH(CH)OC(O)OCH(CHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHCHCHC(O)OCHOC(O)OC(CHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−XRは、−N(H)CHCHCHC(O)OCH(CH)OC(O)CH(CHである。
いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−O−シクロプロピル−C(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−N(H)−シクロプロピル−C(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−O−シクロブチル−C(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−N(H)−シクロブチル−C(O)OHである。
いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは0、1、2、または3である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは0、1、または2である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1または2である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは0または1である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは0である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは4である。
いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rはハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、あるいは−OR17である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rはハロゲン、C1−6アルキル、あるいはC1−6ハロアルキルである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rはハロゲンである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−Clである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−Fである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、RはC1−6アルキルである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−CHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、RはC1−6ハロアルキルである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−CFである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、RはC1−6アルコキシである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−OCHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、RはC1−6ハロアルコキシである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−OCFである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−OHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−CNである。
いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、あるいは−OR17である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、−OH、あるいは−CNである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、−OCF、あるいは−CNである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、あるいは−OCFである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、あるいは−OCFである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、あるいはC1−6ハロアルキルである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲンあるいはC1−6ハロアルキルである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲンあるいはC1−6アルキルである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲンである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、C1−6アルキルである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、C1−6ハロアルキルである。
いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、あるいは−OR17である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、−OH、あるいは−CNである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、−OCF、あるいは−CNである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、あるいは−OCFである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、あるいは−OCFである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、あるいはC1−6ハロアルキルである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲンあるいはC1−6ハロアルキルである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲンあるいはC1−6アルキルである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲンである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、C1−6アルキルである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、C1−6ハロアルキルである。
いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは4であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、および−OR17である。
いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、
式中、
Xは、−O−、−S−、−SO−、−N(R)−、または、−CH−であり、
Yは−O−または−N(R)−であり、
は、−(CR−R、−(CR−Y−(CR−R、あるいは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、
はそれぞれ独立して、ハロゲン、−CN、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、−C1−6アルキル(ヘテロシクロアルキル)、−OR17、および−C(O)NR1819から選択され、
はHまたはC1−6アルキルであり、
とRはそれぞれ独立して、H、F、およびC1−6アルキルから選択され、あるいは、RとRは、それらが結合している炭素と一体となって、C3−6シクロアルキル環を形成し、
は、−CO、−C(O)R10、あるいは−C(O)O−(CR1213)−OC(O)R11であり、
はH、C1−6アルキル、または−SOであり、
はC1−6アルキルであり、
はHまたはC1−6アルキルであり、
10はC1−6アルキルまたは−NHSO21であり、
11はC1−6アルキルあるいはC1−6アルコキシであり、
12とR13はそれぞれ独立してHまたはC1−6アルキルであり、
17はそれぞれ独立して、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アミノアルキル、シクロアルキル、−C1−6アルキル(ヘテロシクロアルキル)、−C1−6アルキル−C(O)(ヘテロシクロアルキル)、随意に置換されたヘテロシクロアルキル、随意に置換されたアリール、および随意に置換されたヘテロアリールから独立して選択され、
18とR19はそれぞれ独立して、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、シクロアルキル、アリール、およびヘテロアリールから選択され、あるいは、R18とR19は、それらが結合している窒素と一体となって、1、2、または3つのR20で随意に置換されたヘテロシクロアルキル環を形成し、
20はそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、オキソ、−CN、およびC3−6シクロアルキルから選択され、
21はC1−6アルキルであり、
mは1、2、3、または4であり、
nは0、1、2、3、または4であり、
pは2、3、または4であり、
qは1、2、または3であり、および、
tは0、1、または2である。
いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは、−O−、−S−、−SO−、−N(R)−、または、−CH−である。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−O−である。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−S−である。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−SO−である。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−N(R)−である。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−N(H)−である。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−N(CH)−である。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−N(CHCH)−である。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−CH−である。
いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COCHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COCHCHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−C(O)R10である。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−C(O)NHSOCHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、および、Rは−C(O)O−(CR1213)−OC(O)R11である。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−C(O)OCHOC(O)R11である。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−C(O)OCHOC(O)OCHCHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−C(O)OCHOC(O)OCH(CHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−C(O)OCHOC(O)OC(CHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−C(O)OCHOC(O)CH(CHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、mは1である。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR15R16)m−R8であり、および、mは2である。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、mは3である。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、mは4である。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、RとRはそれぞれHである。
いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは1であり、および、RとRは独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは2であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは3であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは4であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは1であり、および、RとRはHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは2であり、および、RとRはそれぞれHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは3であり、および、RとRはそれぞれHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは4であり、および、RとRはそれぞれHである。
いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは1であり、および、RとRは独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは2であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは3であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは4であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは1であり、および、RとRはHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは2であり、および、RとRはそれぞれHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは3であり、および、RとRはそれぞれHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは4であり、および、RとRはそれぞれHである。
いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Y−(CR−Rである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COCHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COCHCHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Yは−O−である。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Yは−N(R)−である。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Yは−N(H)−である。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Yは−N(SOMe)−である。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、pは2である。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、pは3である。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、pは4である。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、qは1である。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、qは2である。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、qは3である。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、RとRはそれぞれHである。
いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COHであり、Yは−O−であり、pは2であり、qは1であり、および、RとRは独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COHであり、Yは−N(H)−であり、pは2であり、qは1であり、および、各々のRとRは独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COHであり、Yは−N(SOMe)−であり、pは2であり、qは1であり、および、各々のRとRは独立して、HとC1−6アルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COHであり、Yは−O−であり、pは2であり、qは1であり、および、RとRはHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COHであり、Yは−N(H)−であり、pは2であり、qは1であり、および、RとRはそれぞれHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COHであり、Yは−N(SOMe)−であり、pは2であり、qは1であり、および、RとRはそれぞれHである。
いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、Yは−O−であり、pは2であり、qは1であり、および、RとRは独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、Yは−N(H)−であり、pは2であり、qは1であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、Yは−N(SOMe)−であり、pは2であり、qは1であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、Yは−O−であり、pは2であり、qは1であり、および、RとRはHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、Yは−N(H)−であり、pは2であり、qは1であり、および、RとRはそれぞれHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、Yは−N(SOMe)−であり、pは2であり、qは1であり、および、RとRはそれぞれHである。
いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−シクロプロピル−Rである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−シクロブチル−Rである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−シクロペンチル−Rである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−シクロヘキシル−Rである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COCHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COCHCHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、tは0である。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、tは1である。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、tは2である。
いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COHであり、tは0であり、および、RとRは独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COHであり、tは1であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COHであり、tは2であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COHであり、tは0であり、および、RとRはHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COHであり、tは1であり、および、RとRはHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COHであり、tは2であり、および、RとRはそれぞれHである。
いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、tは0であり、および、RとRは独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、tは1であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、tは2であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、tは0であり、および、RとRはHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、tは1であり、および、RとRはそれぞれHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、tは2であり、および、RとRはそれぞれHである。
いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−N(H)CHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCH(CH)C(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−N(H)CH(CH)C(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHCHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−N(H)CHCHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHCHCHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−N(H)CHCHCHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHCHC(CHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−N(H)CHCHC(CHC(O)OHである。
いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−N(H)CHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCH(CH)C(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−N(H)CH(CH)C(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHCHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−N(H)CHCHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHCHCHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−N(H)CHCHCHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHCHC(CHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−N(H)CHCHC(CHC(O)OCHである。
いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHCHOCHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−N(H)CHCHOCHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHCHN(H)CHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−N(H)CHCHN(SOCH)CHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHCHCHC(O)OCH(CH)OC(O)OCHCHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−XRは、−N(H)CHCHCHC(O)OCH(CH)OC(O)OCH(CHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHCHCHC(O)OCHOC(O)OC(CHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−XRは、−N(H)CHCHCHC(O)OCH(CH)OC(O)CH(CHである。
いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−O−シクロプロピル−C(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−N(H)−シクロプロピル−C(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−O−シクロブチル−C(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−N(H)−シクロブチル−C(O)OHである。
いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは0、1、2、または3である。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは0、1、または2である。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1または2である。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは0または1である。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは0である。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1である。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2である。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3である。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは4である。
いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rはハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、あるいは−OR17である。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rはハロゲン、C1−6アルキル、あるいはC1−6ハロアルキルである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rはハロゲンである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−Clである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−Fである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、RはC1−6アルキルである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−CHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、RはC1−6ハロアルキルである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−CFである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、RはC1−6アルコキシである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−OCHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、RはC1−6ハロアルコキシである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−OCFである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−OHである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−CNである。
いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、あるいは−OR17である。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、−OH、あるいは−CNである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、−OCF、あるいは−CNである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、あるいは−OCFである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、あるいは−OCFである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、あるいはC1−6ハロアルキルである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲンあるいはC1−6ハロアルキルである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲンあるいはC1−6アルキルである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲンである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、C1−6アルキルである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、C1−6ハロアルキルである。
いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、あるいは−OR17である。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、−OH、あるいは−CNである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、−OCF、あるいは−CNである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、あるいは−OCFである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、あるいは−OCFである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、あるいはC1−6ハロアルキルである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲンあるいはC1−6ハロアルキルである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲンあるいはC1−6アルキルである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲンである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、C1−6アルキルである。いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、C1−6ハロアルキルである。
いくつかの実施形態では、式(Ia)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは4であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、および−OR17である。
いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、
式中、
Xは−O−または−N(R)−であり、
は−(CR−Rであり、
はそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、あるいはC1−6ハロアルキルから選択され、
はHまたはC1−6アルキルであり、
とRはそれぞれ独立して、H、F、およびC1−6アルキルから選択され、
は−COであり、
はHまたはC1−6アルキルであり、
mは1、2、3、または4であり、および、
nは0、1、または2である。
いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−O−である。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−N(R)−である。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−N(H)−である。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−N(CH)−である。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−N(CHCH)−である。
いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rである。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COである。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHである。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COCHである。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COCHCHである。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、mは1である。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、mは2である。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、mは3である。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、mは4である。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、RとRはそれぞれHである。
いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは1であり、および、RとRは独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは2であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは3であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは4であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは1であり、および、RとRはHである。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは2であり、および、RとRはそれぞれHである。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは3であり、および、RとRはそれぞれHである。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは4であり、および、RとRはそれぞれHである。
いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは1であり、および、RとRは独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは2であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは3であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、Rは1−6アルキルであり、mは4であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは1であり、および、RとRはHである。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは2であり、および、RとRはそれぞれHである。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは3であり、および、RとRはそれぞれHである。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは4であり、および、RとRはそれぞれHである。
いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−N(H)CHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCH(CH)C(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−N(H)CH(CH)C(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHCHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−N(H)CHCHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHCHCHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−N(H)CHCHCHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHCHC(CHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−N(H)CHCHC(CHC(O)OHである。
いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−N(H)CHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCH(CH)C(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−N(H)CH(CH)C(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHCHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−N(H)CHCHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHCHCHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−N(H)CHCHCHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHCHC(CHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−N(H)CHCHC(CHC(O)OCHである。
いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1または2である。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは0または1である。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは0である。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1である。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2である。
いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rはハロゲン、C1−6アルキル、あるいはC1−6ハロアルキルである。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rはハロゲンである。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−Clである。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−Fである。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、RはC1−6アルキルである。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−CHである。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、RはC1−6ハロアルキルである。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−CFである。
いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、あるいはC1−6ハロアルキルである。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲンあるいはC1−6ハロアルキルである。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲンあるいはC1−6アルキルである。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲンである。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、C1−6アルキルである。いくつかの実施形態では、式(Iaa)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、C1−6ハロアルキルである。
いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、
式中、
Xは、−O−、−S−、−SO−、−N(R)−、または、−CH−であり、
Yは−O−または−N(R)−であり、
は、−(CR−R、−(CR−Y−(CR−R、あるいは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、
はそれぞれ独立して、ハロゲン、−CN、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、−C1−6アルキル(ヘテロシクロアルキル)、−OR17、および−C(O)NR1819から選択され、
はHまたはC1−6アルキルであり、
とRはそれぞれ独立して、H、F、およびC1−6アルキルから選択され、あるいは、RとRは、それらが結合している炭素と一体となって、C3−6シクロアルキル環を形成し、
は、−CO、−C(O)R10、あるいは−C(O)O−(CR1213)−OC(O)R11であり、
はH、C1−6アルキル、または−SOであり、
はC1−6アルキルであり、
はHまたはC1−6アルキルであり、
10はC1−6アルキルまたは−NHSO21であり、
11はC1−6アルキルあるいはC1−6アルコキシであり、
12とR13はそれぞれ独立してHまたはC1−6アルキルであり、
17はそれぞれ独立して、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アミノアルキル、シクロアルキル、−C1−6アルキル(ヘテロシクロアルキル)、−C1−6アルキル−C(O)(ヘテロシクロアルキル)、随意に置換されたヘテロシクロアルキル、随意に置換されたアリール、および随意に置換されたヘテロアリールから独立して選択され、
18とR19はそれぞれ独立して、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、シクロアルキル、アリール、およびヘテロアリールから選択され、あるいは、R18とR19は、それらが結合している窒素と一体となって、1、2、または3つのR20で随意に置換されたヘテロシクロアルキル環を形成し、
20はそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、オキソ、−CN、およびC3−6シクロアルキルから選択され、
21はC1−6アルキルであり、
mは1、2、3、または4であり、
nは0、1、2、3、または4であり、
pは2、3、または4であり、
qは1、2、または3であり、および、
tは0、1、または2である。
いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは、−O−、−S−、−SO−、−N(R)−、または、−CH−である。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−O−である。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−S−である。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−SO−である。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−N(R)−である。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−N(H)−である。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−N(CH)−である。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−N(CHCH)−である。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−CH−である。
いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COCHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COCHCHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−C(O)R10である。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−C(O)NHSOCHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、および、Rは−C(O)O−(CR1213)−OC(O)R11である。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−C(O)OCHOC(O)R11である。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−C(O)OCHOC(O)OCHCHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−C(O)OCHOC(O)OCH(CHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−C(O)OCHOC(O)OC(CHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−C(O)OCHOC(O)CH(CHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、mは1である。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、mは2である。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、mは3である。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、mは4である。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、RとRはそれぞれHである。
いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは1であり、および、RとRは独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは2であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは3であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは4であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは1であり、および、RとRはHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは2であり、および、RとRはそれぞれHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは3であり、および、RとRはそれぞれHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは4であり、および、RとRはそれぞれHである。
いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは1であり、および、RとRは独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは2であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは3であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは4であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは1であり、および、RとRはHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは2であり、および、RとRはそれぞれHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは3であり、および、RとRはそれぞれHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは4であり、および、RとRはそれぞれHである。
いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Y−(CR−Rである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COCHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COCHCHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Yは−O−である。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Yは−N(R)−である。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Yは−N(H)−である。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Yは−N(SOMe)−である。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、pは2である。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、pは3である。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、pは4である。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、qは1である。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、qは2である。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、qは3である。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、RとRはそれぞれHである。
いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COHであり、Yは−O−であり、pは2であり、qは1であり、および、RとRは独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COHであり、Yは−N(H)−であり、pは2であり、qは1であり、および、各々のRとRは独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COHであり、Yは−N(SOMe)−であり、pは2であり、qは1であり、および、各々のRとRは独立して、HとC1−6アルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COHであり、Yは−O−であり、pは2であり、qは1であり、および、RとRはHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COHであり、Yは−N(H)−であり、pは2であり、qは1であり、および、RとRはそれぞれHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COHであり、Yは−N(SOMe)−であり、pは2であり、qは1であり、および、RとRはそれぞれHである。
いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、Yは−O−であり、pは2であり、qは1であり、および、RとRは独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、Yは−N(H)−であり、pは2であり、qは1であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、Yは−N(SOMe)−であり、pは2であり、qは1であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、Yは−O−であり、pは2であり、qは1であり、および、RとRはHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、Yは−N(H)−であり、pは2であり、qは1であり、および、RとRはそれぞれHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、Yは−N(SOMe)−であり、pは2であり、qは1であり、および、RとRはそれぞれHである。
いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−シクロプロピル−Rである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−シクロブチル−Rである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−シクロペンチル−Rである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−シクロヘキシル−Rである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COCHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COCHCHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、tは0である。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、tは1である。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、tは2である。
いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COHであり、tは0であり、および、RとRは独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COHであり、tは1であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COHであり、tは2であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COHであり、tは0であり、および、RとRはHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COHであり、tは1であり、および、RとRはHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COHであり、tは2であり、および、RとRはそれぞれHである。
いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、tは0であり、および、RとRは独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、tは1であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、tは2であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、tは0であり、および、RとRはHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、tは1であり、および、RとRはそれぞれHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、tは1であり、および、RとRはそれぞれHである。
いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−OCH(CH)C(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CH(CH)C(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHCHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CHCHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHCHCHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CHCHCHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−OCHCHC(CHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CHCHC(CHC(O)OHである。
いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−OCH(CH)C(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CH(CH)C(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHCHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CHCHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHCHCHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CHCHCHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−OCHCHC(CHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CHCHC(CHC(O)OCHである。
いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHCHOCHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CHCHOCHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−OCHCHN(H)CHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CHCHN(SOCH)CHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−OCHCHCHC(O)OCH(CH)OC(O)OCHCHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CHCHCHC(O)OCH(CH)OC(O)OCH(CHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−OCHCHCHC(O)OCHOC(O)OC(CHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CHCHCHC(O)OCH(CH)OC(O)CH(CHである。
いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−O−シクロプロピル−C(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)−シクロプロピル−C(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−O−シクロブチル−C(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)−シクロブチル−C(O)OHである。
いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは0、1、2、または3である。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは0、1、または2である。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1または2である。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは0または1である。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは0である。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1である。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2である。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3である。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは4である。
いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rはハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、あるいは−OR17である。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rはハロゲン、C1−6アルキル、あるいはC1−6ハロアルキルである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rはハロゲンである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−Clである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−Fである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、RはC1−6アルキルである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−CHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、RはC1−6ハロアルキルである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−CFである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、RはC1−6アルコキシである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−OCHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、RはC1−6ハロアルコキシである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−OCFである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−OHである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−CNである。
いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、あるいは−OR17である。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、−OH、あるいは−CNである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、−OCF、あるいは−CNである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、あるいは−OCFである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、あるいは−OCFである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、あるいはC1−6ハロアルキルである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲンあるいはC1−6ハロアルキルである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲンあるいはC1−6アルキルである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲンである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、C1−6アルキルである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、C1−6ハロアルキルである。
いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、あるいは−OR17である。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、−OH、あるいは−CNである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、−OCF、あるいは−CNである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、あるいは−OCFである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、あるいは−OCFである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、あるいはC1−6ハロアルキルである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲンあるいはC1−6ハロアルキルである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲンあるいはC1−6アルキルである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲンである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、C1−6アルキルである。いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、C1−6ハロアルキルである。
いくつかの実施形態では、式(Ib)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは4であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、および−OR17である。
いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、
式中、
Xは−O−または−N(R)−であり、
は−(CR−Rであり、
はそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、あるいはC1−6ハロアルキルから選択され、
はHまたはC1−6アルキルであり、
とRはそれぞれ独立して、H、F、およびC1−6アルキルから選択され、
は−COであり、
はHまたはC1−6アルキルであり、
mは1、2、3、または4であり、および、
nは0、1、または2である。
いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−O−である。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−N(R)−である。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−N(H)−である。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−N(CH)−である。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−N(CHCH)−である。
いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rである。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COである。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHである。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COCHである。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COCHCHである。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、mは1である。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、mは2である。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、mは3である。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、mは4である。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、RとRはそれぞれHである。
いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは1であり、および、RとRは独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは2であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは3であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは4であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは1であり、および、RとRはHである。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは2であり、および、RとRはそれぞれHである。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは3であり、および、RとRはそれぞれHである。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは4であり、および、RとRはそれぞれHである。
いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは1であり、および、RとRは独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは2であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは3であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは4であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは1であり、および、RとRはHである。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは2であり、および、RとRはそれぞれHである。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは3であり、および、RとRはそれぞれHである。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは4であり、および、RとRはそれぞれHである。
いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−OCH(CH)C(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CH(CH)C(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHCHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CHCHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHCHCHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CHCHCHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−OCHCHC(CHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CHCHC(CHC(O)OHである。
いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−OCH(CH)C(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CH(CH)C(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHCHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CHCHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHCHCHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CHCHCHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−OCHCHC(CHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CHCHC(CHC(O)OCHである。
いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1または2である。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは0または1である。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは0である。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1である。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2である。
いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rはハロゲン、C1−6アルキル、あるいはC1−6ハロアルキルである。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rはハロゲンである。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−Clである。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−Fである。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、RはC1−6アルキルである。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−CHである。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、RはC1−6ハロアルキルである。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−CFである。
いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、あるいはC1−6ハロアルキルである。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲンあるいはC1−6ハロアルキルである。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲンあるいはC1−6アルキルである。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲンである。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、C1−6アルキルである。いくつかの実施形態では、式(Ibb)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、C1−6ハロアルキルである。
いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、
式中、
Xは、−O−、−S−、−SO−、−N(R)−、または、−CH−であり、Yは−O−または−N(R)−であり、
は、−(CR−R、−(CR−Y−(CR−R、あるいは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、
はそれぞれ独立して、ハロゲン、−CN、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、−C1−6アルキル(ヘテロシクロアルキル)、−OR17、および−C(O)NR1819から選択され、
はHまたはC1−6アルキルであり、
とRはそれぞれ独立して、H、F、およびC1−6アルキルから選択され、あるいは、RとRは、それらが結合している炭素と一体となって、C3−6シクロアルキル環を形成し、
は、−CO、−C(O)R10、あるいは−C(O)O−(CR1213)−OC(O)R11であり、
はH、C1−6アルキル、または−SOであり、
はC1−6アルキルであり、
はHまたはC1−6アルキルであり、
10はC1−6アルキルまたは−NHSO21であり、
11はC1−6アルキルあるいはC1−6アルコキシであり、
12とR13はそれぞれ独立してHまたはC1−6アルキルであり、
17はそれぞれ独立して、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アミノアルキル、シクロアルキル、−C1−6アルキル(ヘテロシクロアルキル)、−C1−6アルキル−C(O)(ヘテロシクロアルキル)、随意に置換されたヘテロシクロアルキル、随意に置換されたアリール、および随意に置換されたヘテロアリールから独立して選択され、
18とR19はそれぞれ独立して、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、シクロアルキル、アリール、およびヘテロアリールから選択され、あるいは、R18とR19は、それらが結合している窒素と一体となって、1、2、または3つのR20で随意に置換されたヘテロシクロアルキル環を形成し、
20はそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、オキソ、−CN、およびC3−6シクロアルキルから選択され、
21はC1−6アルキルであり、
mは1、2、3、または4であり、
nは0、1、2、3、または4であり、
pは2、3、または4であり、
qは1、2、または3であり、
tは0、1、または2である。
いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは、−O−、−S−、−SO−、−N(R)−、または、−CH−である。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−O−である。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−S−である。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−SO−である。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−N(R)−である。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−N(H)−である。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−N(CH)−である。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−N(CHCH)−である。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−CH−である。
いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COCHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COCHCHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−C(O)R10である。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−C(O)NHSOCHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、および、Rは−C(O)O−(CR1213)−OC(O)R11である。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−C(O)OCHOC(O)R11である。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−C(O)OCHOC(O)OCHCHである。いくつかの実施形態では、式(I)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−C(O)OCHOC(O)OCH(CHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−C(O)OCHOC(O)OC(CHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−C(O)OCHOC(O)CH(CHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、mは1である。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、mは2である。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、mは3である。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、mは4である。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、RとRはそれぞれHである。
いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは1であり、および、RとRは独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは2であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは3であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは4であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは1であり、および、RとRはHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは2であり、および、RとRはそれぞれHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは3であり、および、RとRはそれぞれHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは4であり、および、RとRはそれぞれHである。
いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは1であり、および、RとRは独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは2であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは3であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは4であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは1であり、および、RとRはHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは2であり、および、RとRはそれぞれHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは3であり、および、RとRはそれぞれHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは4であり、および、RとRはそれぞれHである。
いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Y−(CR−Rである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COCHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COCHCHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Yは−O−である。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Yは−N(R)−である。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Yは−N(H)−である。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Yは−N(SOMe)−である。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、pは2である。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、pは3である。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、pは4である。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、qは1である。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、qは2である。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、qは3である。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、RとRはそれぞれHである。
いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COHであり、Yは−O−であり、pは2であり、qは1であり、および、RとRは独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COHであり、Yは−N(H)−であり、pは2であり、qは1であり、および、各々のRとRは独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COHであり、Yは−N(SOMe)−であり、pは2であり、qは1であり、および、各々のRとRは独立して、HとC1−6アルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COHであり、Yは−O−であり、pは2であり、qは1であり、および、RとRはHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COHであり、Yは−N(H)−であり、pは2であり、qは1であり、および、RとRはそれぞれHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COHであり、Yは−N(SOMe)−であり、pは2であり、qは1であり、および、RとRはそれぞれHである。
いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、Yは−O−であり、pは2であり、qは1であり、および、RとRは独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COであり、Rは1−6アルキルであり、Yは−N(H)−であり、pは2であり、qは1であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COであり、Rは1−6アルキルであり、Yは−N(SOMe)−であり、pは2であり、qは1であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、Yは−O−であり、pは2であり、qは1であり、および、RとRはHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、Yは−N(H)−であり、pは2であり、qは1であり、および、RとRはそれぞれHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは、−(CR−Y−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、Yは−N(SOMe)−であり、pは2であり、qは1であり、および、RとRはそれぞれHである。
いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−シクロプロピル−Rである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−シクロブチル−Rである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−シクロペンチル−Rである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−シクロヘキシル−Rである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COCHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COCHCHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、tは0である。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、tは1である。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、tは2である。
いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COHであり、tは0であり、および、RとRは独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COHであり、tは1であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COHであり、tは2であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COHであり、tは0であり、および、RとRはHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COHであり、tは1であり、および、RとRはHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COHであり、tは2であり、および、RとRはそれぞれHである。
いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、tは0であり、および、RとRは独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、tは1であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、tは1であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、tは0であり、および、RとRはHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、tは1であり、および、RとRはそれぞれHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、tは2であり、および、RとRはそれぞれHである。
いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−OCH(CH)C(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CH(CH)C(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHCHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CHCHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHCHCHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CHCHCHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−OCHCHC(CHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CHCHC(CHC(O)OHである。
いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−OCH(CH)C(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CH(CH)C(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHCHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CHCHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHCHCHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CHCHCHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−OCHCHC(CHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CHCHC(CHC(O)OCHである。
いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−OCHCHOCHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CHCHOCHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−OCHCHN(H)CHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CHCHN(SOCH)CHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−OCHCHCHC(O)OCH(CH)OC(O)OCHCHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CHCHCHC(O)OCH(CH)OC(O)OCH(CHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−OCHCHCHC(O)OCHOC(O)OC(CHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CHCHCHC(O)OCH(CH)OC(O)CH(CHである。
いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−O−シクロプロピル−C(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)−シクロプロピル−C(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−O−シクロブチル−C(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)−シクロブチル−C(O)OHである。
いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは0、1、2、または3である。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは0、1、または2である。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1または2である。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは0または1である。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは0である。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1である。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2である。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3である。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは4である。
いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rはハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、あるいは−OR17である。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rはハロゲン、C1−6アルキル、あるいはC1−6ハロアルキルである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rはハロゲンである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−Clである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−Fである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、RはC1−6アルキルである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−CHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、RはC1−6ハロアルキルである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−CFである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、RはC1−6アルコキシである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−OCHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、RはC1−6ハロアルコキシである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−OCFである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−OHである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−CNである。
いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、あるいは−OR17である。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、−OH、あるいは−CNである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、−OCF、あるいは−CNである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、あるいは−OCFである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、あるいは−OCFである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、あるいはC1−6ハロアルキルである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲンあるいはC1−6ハロアルキルである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲンあるいはC1−6アルキルである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲンである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、C1−6アルキルである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、C1−6ハロアルキルである。
いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、あるいは−OR17である。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、−OH、あるいは−CNである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、−OCF、あるいは−CNである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、あるいは−OCFである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、あるいは−OCFである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、あるいはC1−6ハロアルキルである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲンあるいはC1−6ハロアルキルである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲンあるいはC1−6アルキルである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲンである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、C1−6アルキルである。いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは3であり、および、Rはそれぞれ独立して、C1−6ハロアルキルである。
いくつかの実施形態では、式(Ic)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは4であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、および−OR17である。
いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、
式中、
Xは−O−または−N(R)−であり、
は−(CR−Rであり、
はそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、あるいはC1−6ハロアルキルから選択され、
はHまたはC1−6アルキルであり、
とRはそれぞれ独立して、H、F、およびC1−6アルキルから選択され、
は−COであり、
はHまたはC1−6アルキルであり、
mは1、2、3、または4であり、および、
nは0、1、または2である。
いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−O−である。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−N(R)−である。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−N(H)−である。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−N(CH)−である。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Xは−N(CHCH)−である。
いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rである。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COである。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHである。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COCHである。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COCHCHである。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、mは1である。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、mは2である。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、mは3である。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、mは4である。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、RとRはそれぞれHである。
いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは1であり、および、RとRは独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは2であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは3であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは4であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは1であり、および、RとRはHである。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは2であり、および、RとRはそれぞれHである。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは3であり、および、RとRはそれぞれHである。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COHであり、mは4であり、および、RとRはそれぞれHである。
いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは1であり、および、RとRは独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは2であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは3であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは4であり、および、各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは1であり、および、RとRはHである。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは2であり、および、RとRはそれぞれHである。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは3であり、および、RとRはそれぞれHである。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、Rは−(CR−Rであり、Rは−COであり、RはC1−6アルキルであり、mは4であり、および、RとRはそれぞれHである。
いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−OCH(CH)C(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CH(CH)C(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHCHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CHCHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHCHCHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CHCHCHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−OCHCHC(CHC(O)OHである。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CHCHC(CHC(O)OHである。
いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−OCH(CH)C(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CH(CH)C(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHCHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CHCHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは−OCHCHCHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CHCHCHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−OCHCHC(CHC(O)OCHである。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、−X−Rは、−N(H)CHCHC(CHC(O)OCHである。
いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1または2である。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは0または1である。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは0である。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1である。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2である。
いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rはハロゲン、C1−6アルキル、あるいはC1−6ハロアルキルである。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rはハロゲンである。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−Clである。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−Fである。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、RはC1−6アルキルである。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−CHである。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、RはC1−6ハロアルキルである。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは1であり、および、Rは−CFである。
いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、あるいはC1−6ハロアルキルである。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲンあるいはC1−6ハロアルキルである。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲンあるいはC1−6アルキルである。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、ハロゲンである。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、C1−6アルキルである。いくつかの実施形態では、式(Icc)の化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物があり、ここで、nは2であり、および、Rはそれぞれ独立して、C1−6ハロアルキルである。
本明細書で提供されるさらなる実施形態は、上に明記される特定の実施形態の1つ以上の組み合わせを含む。
いくつかの実施形態では、本明細書で開示される化合物は、表1で提供される構造を有する。
化合物の調製物
本明細書に記載される反応に使用される化合物は、市販の化学物質からおよび/または化学文献に記載される化合物から開始して、既知の有機合成技術に従って作られる。「市販の化学製品」は、Acros Organics (Geel, Belgium), Aldrich Chemical (Milwaukee, WI, including Sigma Chemical and Fluka), Apin Chemicals Ltd. (Milton Park, UK), Ark Pharm, Inc. (Libertyville, IL), Avocado Research (Lancashire, U.K.), BDH Inc. (Toronto, Canada), Bionet (Cornwall, U.K.), Chemservice Inc. (West Chester, PA), Combi−blocks (San Diego, CA), Crescent Chemical Co. (Hauppauge, NY), eMolecules (San Diego, CA), Fisher Scientific Co. (Pittsburgh, PA), Fisons Chemicals (Leicestershire, UK), Frontier Scientific (Logan, UT), ICN Biomedicals, Inc. (Costa Mesa, CA), Key Organics (Cornwall, U.K.), Lancaster Synthesis (Windham, NH), Matrix Scientific, (Columbia, SC), Maybridge Chemical Co. Ltd. (Cornwall, U.K.), Parish Chemical Co. (Orem, UT), Pfaltz & Bauer, Inc. (Waterbury, CN), Polyorganix (Houston, TX), Pierce Chemical Co. (Rockford, IL), Riedel de Haen AG (Hanover, Germany), Ryan Scientific, Inc. (Mount Pleasant, SC), Spectrum Chemicals (Gardena, CA), Sundia Meditech, (Shanghai, China), TCI America (Portland, OR), Trans World Chemicals, Inc. (Rockville, MD), and WuXi (Shanghai, China)を含む標準的な商用源から入手される。
本明細書に記載の化合物の調製に役立つ反応物の合成を詳述する、または調製について記載した記事を参照する適切な参考文献や論文は、例えば、“Synthetic Organic Chemistry”,John Wiley & Sons, Inc.,New York;S. R. Sandler et al., “Organic Functional Group Preparations,” 2nd Ed., Academic Press, New York, 1983; H. O. House, “Modern Synthetic Reactions”, 2nd Ed., W. A. Benjamin, Inc. Menlo Park, Calif. 1972; T. L. Gilchrist, “Heterocyclic Chemistry”, 2nd Ed., John Wiley & Sons, New York, 1992; J. March, “Advanced Organic Chemistry: Reactions, Mechanisms and Structure”, 4th Ed., Wiley Interscience, New York, 1992を含む。本明細書に記載される化合物の調製に有用な反応物の合成を詳述する、または調製について記載する記事を参照する、追加の適切な参考文献および論文は、例えば、Fuhrhop, J. and Penzlin G. “Organic Synthesis: Concepts, Methods, Starting Materials”, Second, Revised and Enlarged Edition (1994) John Wiley & Sons ISBN: 3 527−29074−5; Hoffman, R.V. “Organic Chemistry, An Intermediate Text” (1996) Oxford University Press, ISBN 0−19−509618−5; Larock, R. C. “Comprehensive Organic Transformations: A Guide to Functional Group Preparations” 2nd Edition (1999) Wiley−VCH, ISBN: 0−471−19031−4; March, J. “Advanced Organic Chemistry: Reactions, Mechanisms, and Structure” 4th Edition (1992) John Wiley & Sons, ISBN: 0−471−60180−2; Otera, J. (editor) “Modern Carbonyl Chemistry” (2000) Wiley−VCH, ISBN: 3−527−29871−1; Patai, S. “Patai’s 1992 Guide to the Chemistry of Functional Groups” (1992) Interscience ISBN: 0−471−93022−9; Solomons, T. W. G. “Organic Chemistry” 7th Edition (2000) John Wiley & Sons, ISBN: 0−471−19095−0; Stowell, J.C., “Intermediate Organic Chemistry” 2nd Edition (1993) Wiley−Interscience, ISBN: 0−471−57456−2; “Industrial Organic Chemicals: Starting Materials and Intermediates: An Ullmann’s Encyclopedia” (1999) John Wiley & Sons, ISBN: 3−527−29645−X, in 8 volumes; 55巻を超える“Organic Reactions” (1942−2000) John Wiley & Sons, in over 55 volumes; および、73巻の“Chemistry of Functional Groups” John Wiley & Sonsを含む。
特定の類似した反応物も同様に、ほとんどの公共の図書館や大学図書館で利用可能な米国化学学会のケミカル・アブストラクト・サービスによって調製された既知の化学製品の索引を介して、および、ライン・データベース(詳細についてはワシントンDCの米国化学学会に連絡のこと)で特定される。知られてはいるがカタログで販売されていない化学製品はカスタム化学合成会社によって随意に調製され、薬品供給会社(例えば、上に列挙した会社)の多くはカスタム合成サービスを提供している。本明細書に記載される化合物の薬学的な塩の調製および選択については、P.H.Stahl & C.G.Wermuth ”Handbook of Pharmaceutical Salts”,Verlag Helvetica Chimica Acta, Zurich, 2002を参照。
本明細書で開示された化合物のさらなる形態異性体
さらに、いくつかの実施形態では、本明細書に記載された化合物は、幾何異性体として存在する。他の実施形態において、本明細書に記載される化合物は、1またはそれ以上の二重結合を持つ。本発明で提示される化合物は、すべてのシス、トランス、シン、アンチ、エントゲーゲン(entgegen)(E)、および、ツザーメン(zusammen)(Z)の異性体と、それらの対応する混合物を含む。いくつかの状況において、化合物は互変異性体として存在する。本明細書に記載される化合物は、本明細書に記載される式中で可能なあらゆる互変異性体を含んでいる。状況によっては、本明細書に記載された化合物は1つ以上のキラル中心を有し、それぞれの中心はR配置またはS配置で存在する。本明細書に記載される化合物は、ジアステレオマー、エナンチオマー、および、エピマーのすべての形状と、それたの対応する混合物を含む。本明細書で提供される化合物および方法のさらなる実施形態において、単一の調製用の段階、組み合わせ、または、相互変換に由来するエナンチオマーおよび/またはジアステレオイソマーの混合物は、本明細書に記載される用途に有用である。いくつかの実施形態において、本明細書に記載された化合物は、ラセミ混合物のキラルクロマトグラフ分離によって光学的に純粋なエナンチオマーとして調製される。いくつかの実施形態において、本明細書に記載される化合物は、一対のジアステレオイソマー化合物を形成するために化合物のラセミ混合物を光学的に活性な分割剤と反応させて、ジアステレオマーを分離して、光学的に純粋なエナンチオマーを回復させることによって、個々の立体異性体として調製される。いくつかの実施形態では、解離可能な複合体(dissociable complexes)が好ましい(例えば、結晶性ジアステレオマー塩)。いくつかの実施形態では、ジアステレオマーは、特徴的な物理的特性(例えば、融点、沸点、溶解度、反応性など)を備えており、これらの相違点を利用することによって分けられる。いくつかの実施形態において、ジアステレオマーは、キラルクロマトグラフィによって、または、好ましくは、溶解度の相違に基づいて分離/分割技術によって分離される。いくつかの実施形態では、光学的に純粋なエナンチオマーは、ラセミ化をもたらさない任意の実用的な手段によって、分割剤とともに回収される。
標識化合物
いくつかの実施形態では、本明細書に記載された化合物はその同位体標識された形態で存在する。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される方法は、そうした同位体標識された化合物を投与することによって疾患を処置する方法を含む。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される方法は、そうした同位体標識された化合物を医薬組成物として投与することによって疾患を処置する方法を含む。したがって、いくつかの実施形態では、本明細書に開示される化合物は同位体標識された化合物を含み、これらは本明細書で列挙される化合物と同一であるが、1つ以上の原子が、自然界で通常見られる原子質量または質量数とは異なる原子質量または質量数を有する原子に取り替えられるという事実がある。本発明の化合物に組み込まれる同位体の例は、H、H、13C、14C、15N、18O、17O、31P、32P、35S、18F、および36Clなどの、それぞれ、水素、炭素、窒素、酸素、リン、硫黄、フッ素、および塩化物の同位体を含む。前述の同位体および/または他の原子の他の同位体を含有している、本明細書に記載される化合物、およびその薬学的に許容可能な塩、エステル、溶媒和物、水和物または誘導体は、本発明の範囲内にある。特定の同位体標識された化合物、例えば、Hと14Cなどの放射性同位体が組み込まれる化合物は、薬および/または基質組織分布アッセイに役立つ。トリチウム化された、すなわちH、および、炭素14、すなわち14Cの同位体は、調製と検出の容易さゆえに特に好ましい。さらに、ジューテリウム(つまりH)のような重同位体による置換によって、代謝の安定の向上に起因する特定の治療上の利点、例えば、インビボの半減期の増加、または必要用量の減少が得られる。いくつかの実施形態では、同位体標識された化合物、その薬学的に許容可能な塩、エステル、溶媒和物、水和物または誘導体は、任意の適切な方法によって調製される。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載される化合物は、限定されないが、発色団または蛍光部分、生物発光標識、または化学発光標識を含む他の手段によって標識化される。
薬学的に許容可能な塩
いくつかの実施形態では、本明細書に記載された化合物はその薬学的に許容可能な塩として存在する。いくつかの実施形態では、本明細書に開示された方法は、そのような薬学的に許容可能な塩を投与することによって疾患を処置する方法を含んでいる。いくつかの実施形態では、本明細書に開示された方法は、そのような薬学的に許容可能な塩を医薬組成物として投与することによって疾患を処置する方法を含んでいる。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載された化合物は酸性基または塩基性基を有しており、したがって、多くの無機塩基または有機塩基、ならびに無機酸および有機酸のいずれかと反応することで、薬学的に許容可能な塩を形成する。いくつかの実施形態では、これらの塩は、本発明の化合物の最終的な分離および精製中に、または、塩基形態の精製された化合物を適切な酸または塩基で別々に反応させて、このように形成された塩を分離させることによって、インサイツで調製される。
溶媒和物
いくつかの実施形態では、本明細書に記載された化合物は溶媒和物として存在する。本発明は、そのような溶媒和物を投与することによって疾患を処置する方法を提供する。本発明は、そのような溶媒和物を医薬組成物として投与することによって疾患を処置する方法をさらに提供する。
溶媒和物は化学量論的または非化学量論的な量の溶媒を含んでおり、いくつかの実施形態では、水、エタノールなどのような薬学的に許容可能な溶媒を用いた結晶化のプロセスの間に形成される。水和物は溶媒が水である場合に形成され、アルコラートは溶媒がアルコールの際に形成される。本明細書に記載される化合物の溶媒和物は、本明細書に記載されるプロセスの間に、好適に調製または形成される。ほんの一例として、本明細書に記載される化合物の水和物は、限定されないが、ジオキサン、テトラヒドロフランまたはメタノールを含む有機溶媒を使用して、水性/有機の溶媒混合物からの再結晶によって好適に調製される。さらに、本明細書に提供される化合物は、溶媒和形態の他に、非溶媒和形態でも存在する。一般的に、溶媒和形態は、本明細書で提供される化合物および方法の目的のため、非溶媒和形態と同等であるとみなされる。
プロドラッグ
いくつかの実施形態において、本明細書に記載される化合物はプロドラッグ形態で存在する。本発明は、そのようなプロドラッグを投与することによって疾患を処置する方法を提供する。本発明は、そのようなプロドラッグを医薬組成物として投与することによって疾患を処置する方法を提供する。
いくつかの実施形態では、プロドラッグは、アミノ酸残基、または、2またはそれ以上(例えば、2、3、または4)のアミノ酸残基のポリペプチド鎖が、アミドまたはエステル結合を介して、本発明の化合物の遊離アミノ、ヒドロキシ、カルボン酸基に共有結合される、化合物を含む。アミノ酸残基は、限定されないが、20の天然に存在するアミノ酸を含み、さらに、4−ヒドロキシプロリン、ヒドロキシリジン、デモシン(demosine)、イソデモシン(isodemosine)、3−メチルヒスチジン、ノルバリン、ベータ−アラニン、ガンマ−アミノ酪酸、シツルリン(cirtulline)、ホモシステイン、ホモセリン、オルニチン、および、メチオニンスルホンを含んでいる。他の実施形態では、プロドラッグは、核酸残基または2またはそれ以上(例えば、2、3または4)の核酸残基のオリゴヌクレオチドが、本発明の化合物に共有結合されている、化合物を含んでいる。
本明細書に記載される化合物の薬学的に許容可能なプロドラッグは、限定されないが、エステル、炭酸塩、チオ炭酸塩、N−アシル誘導体、N−アシルオキシアルキル誘導体、第三級アミンの第四級誘導体、N−マンニッヒ塩基、シッフ塩基、アミノ酸抱合体、リン酸エステル、金属塩、および、スルホン酸エステルを含んでいる。いくつかの実施形態では、遊離アミノ、アミド、ヒドロキシ、または、カルボキシル基を有する化合物は、プロドラッグへと変換され得る。例えば、遊離カルボキシル基は、アミドまたはアルキルエステルとして誘導化される。特定の例では、これらのプロドラッグ部分はすべて、限定されないが、エーテル、アミンおよびカルボン酸の官能基を含む基を取り込む。
ヒドロキシプロドラッグは、限定されないが、アシールオキシ(例えば、アシールオキシメチル、アシールオキシエチル)エステル、アルコキシカルボニルオキシアルキルエステル、アルキルエステル、アリールエステル、リン酸エステル、スルホン酸塩エステル、硫酸エステル、および、ジスルフィド含有エステルなどのエステル;Advanced Drug Delivery Reviews 1996,19,115で概説されているようなエステル、アミド、カルバミン酸塩、ヘミスクシナート(hemisuccinates)、ジメチルアミノアセテート、および、ホスホリルオキシメチルオキシカルボニル(phosphoryloxymethyloxycarbonyls)を含んでいる。
アミン由来のプロドラッグは、限定されないが、以下の基および基の組み合わせ:
同様に、スルホンアミドおよびホスホンアミドを含む。
特定の例において、芳香環部分の任意の部位は、様々な代謝反応に敏感であり、それゆえ、芳香環構造上での適切な置換基の取り込みは、この代謝経路を縮小し、最小化し、または、除去する。
医薬組成物:
ある実施形態では、本明細書に記載された式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物は、純粋な化学物質として投与される。いくつかの実施形態では、本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物は、例えば、Remington:The Science and Practice of Pharmacy(Gennaro,21st Ed. Mack Pub.Co.,Easton,PA(2005))に記載されるような選択される投与経路および標準の薬務に基づいて選択される、薬学的に適切または許容可能な担体(本明細書で、薬学的に適切な(または許容可能な)賦形剤、生理学的に適切な(または許容可能な)賦形剤、または生理学的に適切な(または許容可能な)担体とも呼ばれる)と組み合わされる。
これに応じて、1つ以上の薬学的に許容可能な担体とともに、本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物の少なくとも1つの化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を含む医薬組成物が本明細書で提供される。担体(または賦形剤)は、組成物の他の成分と適合性があり、組成物のレシピエント(すなわち被験体)に有害でない場合に、許容可能であるか、または適切である。
一実施形態は、薬学的に許容可能な担体と、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩を含む、医薬組成物を提供する。
一実施形態は、薬学的に許容可能な担体と、式(Ia)の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩を含む、医薬組成物を提供する。
一実施形態は、薬学的に許容可能な担体と、式(Ib)の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩を含む、医薬組成物を提供する。
一実施形態は、薬学的に許容可能な担体と、式(II)の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩を含む、医薬組成物を提供する。
別の実施形態は、薬学的に許容可能な担体と、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩から本質的になる、医薬組成物を提供する。別の実施形態は、薬学的に許容可能な担体と、式(Ia)の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩から本質的になる、医薬組成物を提供する。別の実施形態は、薬学的に許容可能な担体と、式(Ib)の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩から本質的になる、医薬組成物を提供する。別の実施形態は、薬学的に許容可能な担体と、式(II)の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩から本質的になる、医薬組成物を提供する。
特定の実施形態において、本明細書に記載されるような式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物は、例えば、合成方法の工程の1以上において作られる汚染中間体または副産物などの他の有機小分子を約5%未満または約1%未満、または約0.1%未満しか含まないという点で、ほぼ純粋である。
これらの医薬組成物は、経口、直腸、局所、頬側、非経口(例えば、皮下、筋肉内、皮内、または静脈内)、膣内、眼内、またはエアロゾルの投与に適した製剤を含む。
典型的な医薬組成物は、医薬品製剤の形態、例えば、固体、半固体、または液体の形態で使用され、これは、外部、腸内、または非経口の用途に適した有機または無機の担体または賦形剤との混合物における、活性な成分として開示された化合物の1つ以上を含んでいる。いくつかの実施形態では、活性成分は、例えば、錠剤、ペレット剤、カプセル剤、坐剤、溶液、エマルジョン、懸濁液、および使用に適した他の形態として、通常は無毒で薬学的に許容可能な担体と共に合成される。活性な対象化合物は、疾患のプロセスまたは状態に対して所望の効果を発揮するのに十分な量の医薬組成物に含まれている。
錠剤などの固形組成物を調製するためのいくつかの実施形態では、開示された化合物またはその無毒の薬学的に許容可能な塩の均質な混合物を含む固体の予備処方組成物を形成するために、主要な活性成分を、医薬担体、例えば、コーンスターチ、ラクトース、スクロース、ソルビトール、滑石、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム、リン酸二カルシウム、またはゴムなどの従来の錠剤化成分、および他の医薬希釈剤、例えば、水と混合させる。こうした予備処方組成物を均質と呼ぶときには、組成物が錠剤、丸剤、およびカプセル剤などの等しく有効な単位剤形に容易に細分されるように、活性成分が組成物全体に平等に分散していることを意味する。
経口投与のための固体の剤形(カプセル剤、錠剤、丸剤、ドラジェ、散剤、顆粒剤など)では、対象組成物は、クエン酸ナトリウムあるいはリン酸二カルシウムなどの1つ以上の薬学的に許容可能な担体、および/または、以下のいずれかと混ぜられる:(1)デンプン、セルロース、微結晶性セルロース、ケイ化微結晶性セルロース、ラクトース、スクロース、グルコース、マンニトール、および/またはケイ酸のような、充填剤または増量剤;(2)例えば、カルボキシメチルセルロース、ヒプロメロース、アルギン酸塩、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、スクロース、および/またはアカシアなどの結合剤;(3)グリセリンのような希釈剤;(4)クロスポビドン、クロスカルメロースナトリウム、デンプングリコール酸ナトリウム、寒天、炭酸カルシウム、ジャガイモあるいはタピオカデンプン、アルギン酸、特定のケイ酸塩、および炭酸ナトリウムなどの崩壊剤;(5)パラフィンなどの溶液緩染剤;(6)第四アンモニウム化合物のような吸収促進物質;(7)例えば、ドキュセートナトリウム、セチルアルコール、およびグリセロールモノステアレートなどの湿潤剤;(8)カオリンとベントナイト粘土(bentonite clay)のような吸収性物質;(9)滑石、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、固体のポリエチレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウム、およびその混合物などの滑沢剤;ならびに、(10)着色料。カプセル剤、錠剤、および丸剤の場合には、実施形態によっては、組成物は緩衝剤を含む。いくつかの実施形態では、同様のタイプの固形組成物は、高分子量ポリエチレングリコールなどと同様にラクトースまたは乳糖としてこうした賦形剤を使用する、柔らかくまたは固く充填されたゼラチンカプセル剤中の充填剤としても使用される。
いくつかの実施形態において、錠剤は、圧縮または成形によって、随意に1つ以上の副成分を含んで作られる。いくつかの実施形態では、圧縮錠剤は、結合剤(例えばゼラチンまたはヒドロキシプロピルメチルセルロース)、潤滑剤、不活性な希釈剤、保存剤、崩壊剤(例えば、ナトリウムデンプングリコラートまたは架橋したカルボキシルメチルセルロースナトリウム)、表面活性剤、あるいは分散剤を使用して調製される。いくつかの実施形態では、成型された錠剤は、適切な機械で不活性な液体希釈剤で湿らせた対象組成物の混合物を成型することによって作られる。いくつかの実施形態において、錠剤、およびドラジェ、カプセル剤、丸剤、ならびに顆粒などの他の固形剤形は、腸溶コーティングや他のコーティングなどのコーティングおよびシェルを用いてスコア化または調製される。
吸入または吹送のための組成物は、薬学的に許容可能な水性の溶媒または有機溶媒中の溶液および懸濁液、またはその混合物、および、散剤を含んでいる。経口投与用の液体剤形は、薬学的に許容可能なエマルジョン、マイクロエマルジョン、溶液、懸濁液、シロップ剤、およびエリキシル剤を含んでいる。対象の組成物に加えて、実施形態によっては、液体の剤形は、当該技術分野で共通してされる不活性な希釈剤(例えば、水または他の溶媒)、可溶化剤および乳化剤(エチルアルコール、イソプロピルアルコール、炭酸エチル、酢酸エチル、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、油(特に、綿実、落花生、トウモロコシ、胚、オリーブ、カスター、および胡麻の油)、グリセロール、テトラヒドロフリルアルコール、ポリエチレングリコール、およびソルビタンの脂肪酸エステル、シクロデキストリン、およびそれらの混合物を含む。
いくつかの実施形態では、懸濁液は、対象組成物に加えて、例えば、エトキシレート化(ethoxylated)イソステアリルアルコール、ポリオキシエチレンソルビトール、およびソルビタンエステル、微結晶性セルロース、アルミニウムメタヒドロキシド、ベントナイト、寒天とトラガント、およびその混合物としての懸濁化剤を含む。
いくつかの実施形態では、直腸または膣内の投与のための製剤は坐薬として示され、これは、対象組成物を、例えば、カカオバター、ポリエチレングリコール、坐薬ワックス、またはサリチル酸塩を含む、1つ以上の適切な非刺激性の賦形剤または担体と混合することにより調製され、室温では固体であるが体温では液体であるため、体腔の中で溶けて活性な薬剤を放出する。
対象組成物の経皮的な投与のための剤形は、散剤、噴霧剤、軟膏剤、ペースト剤、クリーム剤、ローション剤、ゲル剤、溶液、パッチ、および吸入薬を含んでいる。いくつかの実施形態では、活性な組成物は、無菌条件下で、薬学的に許容可能な担体、および必要に応じて、任意の防腐剤、緩衝液、または噴射剤と混合される。
軟膏剤、ペースト剤、クリーム剤、およびゲル剤は、対象組成物に加えて、動物性脂肪と植物性脂肪、油、ワックス、パラフィン、デンプン、トラガント、セルロース誘導体、ポリエチレングリコール、シリコーン、ベントナイト、ケイ酸、滑石、および酸化亜鉛といった賦形剤、またはその混合物を含む。
散剤と噴霧剤は、対象組成物に加えて、ラクトース、滑石、ケイ酸、水酸化アルミニウム、ケイ酸カルシウム、およびポリアミド粉末のような賦形剤、あるいはこうした物質の混合物を含む。いくつかの実施形態では、噴霧剤はさらにクロロフルオロ炭化水素(chlorofluorohydrocarbons)と、ブタンやプロパンのような揮発性の非置換型の炭化水素といった従来の噴射剤を含む。
いくつかの実施形態において、本明細書に記載された化合物は、眼の投与のための目薬として製剤される。
本明細書に開示される組成物と化合物は、エアロゾルによって選択的に投与される。これは、化合物を含む水性のエアロゾル、リポソーム調製物、または固形微粒子を調製することにより遂行される。いくつかの実施形態では、非水性の(例えば、フルオロカーボン噴霧剤)懸濁液が使用される。いくつかの実施形態では、対象組成物に含まれる化合物の分解をもたらす薬剤の剪断(shear)に対する露出を最小限に抑えるため、音波噴霧器が使用される。通常、水性のエアロゾルは、従来の薬学的に許容可能な担体と安定化剤と一緒に対象組成物の水溶液または懸濁液を処方することによって作られる。担体と安定化剤は特別な対象組成物の必要条件に応じて変わるが、典型的には非イオン性の界面活性剤(ツイーン、プルロニック、またはポリエチレングリコール)、血清アルブミンのような無害のタンパク質、ソルビタンエステル、オレイン酸、レシチン、グリシンのようなアミノ酸、緩衝剤、塩、砂糖、または糖アルコールを含んでいる。エアロゾルは一般に等張液から調製される。
非経口適用に適した医薬組成物は、1つ以上の薬学的に許容可能な無菌の等張の水溶性または非水溶性の溶液、分散液、懸濁液またはエマルジョン、あるいは使用の直前に無菌の注入可能な溶液または分散液に再構成される無菌の散剤と組み合わせた対象組成物を含み、実施形態によっては、これらは抗酸化剤、緩衝剤、静菌薬、対象となるレシピエントの血液または懸濁化剤または増粘剤によって製剤を等張にする溶質を含む。
医薬組成物中で使用される適切な水溶性および非水溶性の担体の例は、水、エタノール、ポリオール(グリセリン、プロピレングリコール、ポリエチレングリコールなど)、およびその適切な混合物、オリーブオイルなどの植物油、およびオレイン酸エチルやシクロデキストリンなどの注入可能な有機酸エステルを含む。適切な流動度は、例えば、レシチンなどのコーティング材料の使用によって、分散の場合には必要となる粒度の維持によって、および界面活性剤の使用によって、維持される。
さらに、開示された化合物および腸溶性の材料;ならびにその薬学的に許容可能な担体または賦形剤を含む経腸医薬製剤も企図される。腸溶性の材料とは、胃の酸性環境下で実質的に不溶性であるとともに特定のpHの腸液で圧倒的に可溶性であるポリマーを指す。小腸は胃と大腸の間に胃腸管(腸)の一部であり、十二指腸、空腸、および回腸を含んでいる。十二指腸のpHは約5.5であり、空腸のpHは約6.5であり、遠位の回腸のpHは約7.5である。これに応じて、腸溶性の材料は、約5.0、約5.2、約5.4、約5.6、約5.8、約6.0、約6.2、約6.4、約6.6、約6.8、約7.0、約7.2、約7.4、約7.6、約7.8、約8.0、約8.2、約8.4、約8.6、約8.8、約9.0、約9.2、約9.4、約9.6、約9.8、または、約10.0のpHまでは水に溶けない。典型的な腸溶性の材料は、酢酸フタル酸セルロース(CAP)、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート(HPMCP)、ポリ酢酸ビニルフタレート(PVAP)、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートスクシナート(HPMCAS)、酢酸セルローストリメリテート、ヒドロキシプロピルメチルセルローススクシナート、酢酸セルローススクシナート、セルロースアセテートヘキサヒドロフタレート、プロピオン酸セルロースフタレート、セルロースアセテートマレイン酸塩、セルロースアセテートセルロース、セルロースアセテートプロピオネート、メチルメタクリル酸およびメタクリル酸メチルのコポリマー、アクリル酸メチルのコポリマー、メタクリル酸メチルおよびメタクリル酸、メチルビニルエーテルと無水マレイン酸(Gantrez ESシリーズ)のコポリマー、エチルメタクリレート−メタクリル酸メチル−クロロトリメチルアンモニウムアクリル酸エチルコポリマー、ゼイン、セラック、およびコーパルコロホニー(collophorium)などの天然樹脂、およびいくつかの市販の腸溶性の分散系(例えば、Eudragit L30D55、Eudragit FS30D、Eudragit L100、Eudragit S100、Kollicoat EMM30D、Estacryl 30D、Coateric、および、Aquateric)を含む。上記の材料の各々の溶解度は知られているか、あるいは容易にインビトロで測定可能である。
本明細書に記載されるような式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の少なくとも1つの化合物を含む組成物の用量は、患者(例えば、ヒト)の状態、すなわち、疾患の段階、健康状態、年齢、および他の因子に依存して異なる。
医薬組成物は、治療される(または予防される)疾患に適切なやり方で投与される。適切な投与量および投与の適切な持続時間と頻度は、患者の疾病、患者の疾患のタイプおよび重症度、活性成分の特定の形態、および投与の方法などの因子によって決定される。一般に、適切な投与量および処置のレジメンは、より頻繁な完全寛解または部分寛解、あるいはより長い無病生存および/または全生存率、あるいは症状の重症度の低下などの、治療上のおよび/または予防的な恩恵(例えば、臨床結果の改善)をもたらすのに十分な量で組成物を提供する。最適用量は一般に実験モデルおよび/または臨床試験を使用して決定される。いくつかの実施形態では、最適用量は患者の体型、体重、または血液量に依存する。
経口投与量は典型的には1日当たり1−4回またはそれ以上、約1.0mg−約1000mgまでの幅がある。
方法
本明細書には、MAGLの活性を調節する方法が開示される。企図されている方法は例えば、本明細書に記載される化合物に前記酵素を晒す工程を含む。いくつかの実施形態では、前述の方法の1つ以上によって利用される化合物は、式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物などの本明細書に記載されるジェネリックな、サブジェネリックな、または特定の化合物の1つである。MAGLを調節するまたは阻害する本明細書に記載される化合物の能力は、当該技術分野で既知のまたは本明細書に記載される手順によって評価される。本開示の別の態様は、患者におけるMAGLの発現または活性に関連する疾患を処置する方法を提供する。
本明細書には、患者における急性または慢性の疼痛および神経障害の1つ以上などの障害を処置するおよび/または予防する方法も開示される。開示される方法は、本明細書に記載される薬学的に有効な量の化合物を投与する工程を含む。
別の実施形態では、患者の疼痛を処置する方法であって、疼痛を処置するために、本明細書に記載される治療上有効な量の式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を、それを必要としている患者に投与する工程を含む、方法がある。別の実施形態では、患者の神経障害性疼痛を処置する方法であって、神経障害性疼痛を処置するために、本明細書に記載される治療上有効な量の式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を、それを必要としている患者に投与する工程を含む、方法がある。別の実施形態では、患者の炎症性疼痛を処置する方法であって、炎症性疼痛を処置するために、本明細書に記載される治療上有効な量の式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を、それを必要としている患者に投与する工程を含む、方法がある。別の実施形態において、患者の複合性局所疼痛症候群を処置する方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法がある。
別の実施形態において、患者の疾患または障害を処置する方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法があり、ここで、疾患または障害は、癲癇/発作障害、多発性硬化症、視神経脊髄炎(NMO)、トゥーレット症候群、アルツハイマー病、および過敏性腸症候群に関連する腹痛症からなる群から選択される。別の実施形態において、患者の癲癇/発作障害を処置する方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法がある。別の実施形態において、患者の多発性硬化症を処置する方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法がある。別の実施形態において、患者の視神経脊髄炎(NMO)を処置する方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法がある。別の実施形態において、患者のトゥーレット症候群を処置する方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法がある。別の実施形態において、患者のアルツハイマー病を処置する方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法がある。別の実施形態において、患者の過敏性腸症候群に関連する腹痛症を処置する方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法がある。
別の実施形態では、患者における急性疼痛、炎症性疼痛、癌性疼痛、末梢性ニューロパシーによって引き起こしうる疼痛、中枢性疼痛、線維筋痛、片頭痛、鎌状赤血球症における血管閉塞性の痛みを伴う発作、多発性硬化症に関連する痙攣または疼痛、機能性胸痛、関節リウマチ、変形性関節症、または機能性ディスペプシアを処置する方法が開示され、該方法は、本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいは薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む。別の実施形態において、患者の急性疼痛を処置する方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法がある。別の実施形態において、患者の炎症性疼痛を処置する方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法がある。別の実施形態において、患者の癌性疼痛を処置する方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法がある。別の実施形態において、患者の末梢性ニューロパシーによって引き起こしうる疼痛を処置する方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法がある。別の実施形態において、患者の中枢性疼痛を処置する方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法がある。別の実施形態において、患者の線維筋痛を処置する方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法がある。別の実施形態において、患者の片頭痛を処置する方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法がある。別の実施形態において、患者の鎌状赤血球症における血管閉塞性の痛みを伴う発作を処置する方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法がある。別の実施形態において、患者の多発性硬化症に関連する痙攣または疼痛を処置する方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法がある。別の実施形態において、患者の機能性胸痛を処置する方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法がある。別の実施形態において、患者の関節リウマチを処置する方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法がある。別の実施形態において、患者の変形性関節症を処置する方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法がある。別の実施形態において、患者の機能性消化不良を処置する方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法がある。
いくつかの実施形態において、患者の持続性運動チック症を処置する方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法がある。いくつかの実施形態において、患者の持続性音声チック症を処置する方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法がある。
いくつかの実施形態において、患者の注意欠陥多動性障害(ADHD)を処置する方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法がある。いくつかの実施形態において、患者の強迫性障害(OCD)を処置する方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法がある。
別の実施形態において、患者の眼圧(IOP)を低下させる方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法がある。別の実施形態において、患者の緑内障を処置する方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法がある。
別の実施形態において、患者のアトピー性皮膚炎を処置する方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法がある。
別の実施形態において、患者のそう痒症を処置する方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法がある。
別の実施形態において、患者のダウン症候群を処置する方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法がある。
いくつかの実施形態において、オピオイド鎮痛薬で処置されている患者におけるオピオイド鎮痛薬の活性を相乗的に増強する方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいは薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法がある。いくつかの実施形態において、オピオイド鎮痛薬で処置されている患者のオピオイド鎮痛薬に関連する急性の副作用を減少させる方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいは薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法がある。
別の実施形態において、患者のジストニアを処置する方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法がある。
いくつかの実施形態において、患者の筋萎縮性側索硬化症(ALS)またはALSに関連する症状を処置する方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法がある。
いくつかの実施形態において、患者の自閉症の激越を処置する方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法がある。
別の実施形態において、患者の多発性硬化症に関連する睡眠障害または膀胱機能障害を処置する方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法がある。
いくつかの実施形態において、患者のハンチントン病を処置する方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法がある。
いくつかの実施形態において、患者のパーキンソン病を処置する方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法がある。
いくつかの実施形態において、患者の発作後の機能的帰結を改善する方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法がある。
いくつかの実施形態において、患者の外傷性脳損傷を処置する方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法がある。
いくつかの実施形態において、患者の三叉神経痛を処置する方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法がある。いくつかの実施形態において、患者の舌咽神経痛を処置する方法であって、治療上有効な量の本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法がある。
特定の実施形態では、前述の方法の1つ以上によって利用される開示された化合物は、式(I)、(Ia)、(Iaa)、(Ib)、(Ibb)、(Ic)、または(Icc)の化合物などの本明細書に記載される、ジェネリック、サブジェネリック、または特定の化合物の1つである。
開示される化合物は、最適な薬理学的効力をもたらす投与量でそのような処置を必要としている患者(動物およびヒト)に投与される。任意の特定用途での使用に必要とされる用量は、選択される特定の化合物または組成物だけでなく、投与経路、処置されている疾病の性質、患者の年齢および状態、併用投薬、または患者が従う特別食、および他の因子によって、患者間で様々であり、適正な投薬が、最終的に担当医師の裁量にまかされることが理解される。上に留意される臨床症状および疾患を処置するために、本明細書に開示された熟考される化合物は、従来の無毒な薬学的に許容可能な担体、アジュバントおよびビヒクルを含有している投与量単位(dosage unit)製剤で、経口、皮下、局所、非経口に、吸入スプレーにより、または直腸に投与される。非経口投与は、皮下注射、静脈内または筋肉内の注射、あるいは注入技術を含む。
同様に、併用療法、例えば、本明細書に開示される化合物と追加の活性薬剤の相互作用による有意な効果を発揮するように意図された特別な処置レジメンの一部として、開示された化合物と追加の活性薬剤を同時投与することが本明細書で企図されている。組み合わせの有益な効果は、限定されないが、治療薬の組み合わせに由来する薬物動態学的または薬力学的な相互作用を含む。組み合わせでのこうした治療薬の投与は、定義された時間(通常選択された組み合わせに応じて数週間、数カ月、または数年)にわたって行われるのが一般的である。併用療法は、連続的に、すなわち、各治療薬が異なる時間に投与されるような複数の治療薬の投与だけでなく、これらの治療薬またはこれらの治療薬の少なくとも2つのほぼ同時の投与を包含することを意図している。
実質的に同時の投与は、例えば、単一の製剤または組成物(例えば、各治療薬に対する固定比率を有する錠剤またはカプセル、あるいは治療薬の各々に対する複数の、単一の製剤(例えば、カプセル)で)を被験体に投与することによって達成される。各治療薬の連続するまたは実質的に同時の投与は、限定されないが、経口経路、静脈内経路、筋肉内経路、および粘膜組織を介する直接の吸収を含む、任意の適切な経路によって達成される。治療薬は、同じ経路または異なる経路によって投与される。例えば、選択される併用療法の第1の治療薬は、静脈内注射によって投与され、一方で併用療法の他の治療薬は、経口で投与される。代替的に、例えば、治療薬はすべて、経口で投与されるか、あるいは静脈内注射によって投与される。
併用療法は、他の生物学的に活性な成分および非薬物療法とも組み合わせた、上に記載されるような治療薬の投与も包含する。併用療法が非薬物処置をさらに含む場合、治療薬および非薬物処置の併用の生物相互作用からの有益な効果が達成される限り、非薬物処置が任意の適切な時間に実行される。例えば、適切な場合では、非薬物療法が数日または数週間だけ治療薬の投与から一時的に除外されても、有益な効果は依然として達成される。
併用療法の成分は、患者に同時にまたは連続して投与される。上記成分は同じ薬学的に許容可能な担体中に存在し、それ故、同時に投与されることが認識されよう。代替的に、有効成分は、同時にまたは連続して投与される従来の経口投薬形態などの、別の薬学的担体で存在する。
例えば、企図される疼痛の処置に関して、開示される化合物は、オピオイド、カンナビノイド受容体(CB−1またはCB−2)モジュレーター、COX−2阻害剤、アセトアミノフェン、および/または非ステロイド性の抗炎症剤などの、疼痛用の治療薬と同時投与される。例えば、同時投与される疼痛の処置のための追加の治療薬は、モルヒネ、コデイン、ヒドロモルフォン、ヒドロコドン、オキシモルホン、フェンタニル、トラマドール、およびレボルファノールを含む。
同時投与のための他の企図される治療薬は、アスピリン、ナプロキセン、イブプロフェン、サルサレート、ジフルニサル、デクスイブプロフェン、フェノプロフェン、ケトプロフェン、オキサプロジン、ロキソプロフェン、インドメタシン、トルメチン、スリンダク、エトドラク、ケトロラク、ピロキシカム、メロキシカム、テノキシカム、ドロキシカム、ロルノキシカム、セレコキシブ、パレコキシブ、リモナバン、および/またはエトリコキシブを含む。
以下の実施例は、様々な実施形態の例証としてのみ提供され、いかなる方法でも本発明を限定するようには解釈されないものとする。
略語のリスト
上で使用されたように、および、本発明の記載全体にわたって、特段の明記のない限り、以下の略語は次の意味を有すると理解されるものとする:
ACNまたはMeCN
アセトニトリルBn ベンジル
BOCまたはBoc tert−ブチルカルバメート
CDI 1,1’−カルボニルジイミダゾール
Cy シクロヘキシル
DCE ジクロロエタン(ClCHCHCl)
DCM ジクロロメタン(CHCl
DIPEAまたはDIEA ジイソプロピルエチルアミン
DMAP 4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン
DMF ジメチルホルムアミド
DMA N,N−ジメチルアセトアミド
DMSO ジメチルスルホキシド
equiv 等量
Et エチル
EtOH エタノール
EtOAc 酢酸エチル
HATU 1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム3−オキシドヘキサフルオロリン酸塩
HFIP 1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール
HPLC 高性能液体クロマトグラフィー
LAH 水素化アルミニウムリチウム
LCMS 液体クロマトグラフィー−質量分析
Me メチル
MeOH メタノール
MS 質量分光法
NMM N−メチルモルホリン
NMR 核磁気共鳴
PMB パラ−メトキシベンジル
rt 室温
TEA トリエチルアミン
TFA トリフルオロ酢酸
THF テトラヒドロフラン
TLC 薄層クロマトグラフィー
1.化学合成
別段の明記のない限り、市販の供給元から入手されるような試薬と溶媒を使用した。無水溶媒および炉乾燥したガラス製品を、湿気および/または酸素に敏感な合成変換に使用した。収率を最適化しなかった。反応時間はおおよそであり、最適化されたものではない。他に特に明記のない限り、カラムクロマトグラフイーおよび薄層クロマトグラフィー(TLC)を、シリカゲル上で実行した。スペクトルをppm(δ)で与え、結合定数(J)をヘルツで報告した。プロトンスペクトルについては、溶媒ピークを、参照ピークとして使用した。
実施例1:4−((2−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)ブタン酸
工程1:tert−ブチル4−((4−メトキシベンジル)アミノ)ブタノアートの調製
フラスコを、4−メトキシベンズアルデヒド(4.27g、31.4mmol、1.00等量)、EtOH(30mL)、およびtert−ブチル4−アミノブタノアート(5.00g、31.4mmol、1.00等量)で満たした。結果として生じる溶液を70°Cで撹拌し、室温に冷ました。水素化ホウ素ナトリウム(0.718g、18.9mmol、0.60等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩中撹拌し、濃縮した。残留物をEtOAc/石油エーテル(2/1)のシリカゲルカラム上でクロマトグラフィで分離させることにより、黄色油として4.55g(52%の収率)のtert−ブチル4−((4−メトキシベンジル)アミノ)ブタノアートを得た。LCM(ESI、m/z):280[M+H]
工程2:tert−ブチル4−((2−ホルミル−5−(トリフルオロメチル)フェニル)(4−メトキシベンジル)アミノ)ブタノアートの調製
フラスコを、窒素下で、tert−ブチル4−((4−メトキシベンジル)アミノ)ブタノアート(3.00g、10.7mmol、1.00等量)、DMSO(35mL)、2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(2.07g、10.7mmol、1.00等量)、およびDIPEA(4.18g、32.3mmol、3.00等量)で満たした。結果として生じる溶液を110°Cで一晩中撹拌し、水(50mL)でクエンチした。結果として生じる溶液を、DCM(2×80mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(2×50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物をEtOAc/石油エーテル(1/12)のシリカゲルカラム上でクロマトグラフィで分離させることで、黄色油として2.20g(45%の収率)のtert−ブチル 4−((2−ホルミル−5−(トリフルオロメチル)フェニル)(4−メトキシベンジル)アミノ)ブタノアートを得た。LCM(ESI、m/z):452[M+H]
工程3:1−(tert−ブチル)8−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)1デカン1,8−ジカルボン酸塩の調製
フラスコを、窒素下でトリホスゲン(1.73g、5.82mmol、0.70等量)、DCM(60mL)、およびHFIP(2.80g、16.7mmol、2.00等量)で満たした。DIPEA(4.28g、33.2mmol、4.00同等物)を0°Cで加え、反応混合物を室温で2時間撹拌した。tert−ブチル1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−カルボン酸塩(2.00g、8.32mmol、1.00等量)を加え、混合物を一晩中撹拌した。混合物を水(50mL)でクエンチし、DCM(2×80mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(2×50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。EtOAc/石油エーテル(1/5)のシリカゲルカラム上で残留物をクロマトグラフィーで分離させることで、黄色固形物として2.56g(71%の収率)の1−(tert−ブチル)8−(1,1,1,3,3,3−ジアザスピロ[4.5]デカン−1,8−ジカルボン酸塩を得た。LCM(ESI、m/z):435[M+H]
工程4:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩、2,2,2−トリフルオロ酢酸塩の調製
フラスコを、1−(tert−ブチル)8−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1,8−ジカルボン酸塩(200mg、0.460mmol、1.00等量)、DCM(10mL)、およびTFA(2mL)で満たした。結果として生じる溶液を室温で3時間撹拌し、濃縮することで、白色固形物として250mg(粗製)の1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル 1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩、2,2,2−トリフルオロ酢酸塩を得た。LCM(ESI、m/z):335[M+H]
工程5:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル1−(2−((4−tert−ブトキシ−4−オキソブチル)アミノ)(4−メトキシベンジル)アミノ)−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩の調製
フラスコを、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩、2,2,2−トリフルオロ酢酸塩(154mg、0.460mmol、1.20等量)、DCE(1mL)、TEA(115mg、1.14mmol、3.00等量)、およびtert−ブチル4−((2−ホルミル−5−(トリフルオロメチル)フェニル)(4−メトキシベンジル)アミノ)ブタノアート(171mg、0.380mmol、1.00等量)で満たした。結果として生じた溶液を室温で1時間撹拌し、トリ酢酸水素化ホウ素ナトリウム(243mg、1.15mmol、3.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩中撹拌し、水(30mL)でクエンチした。結果として生じる溶液を、DCM(2×50mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(2×30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物を、DCM/MeOH(97/3)のシリカゲルカラム上でクロマトグラフィで分離することで、黄色油として250mg(86%の収率)の1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル1−(2−((4−(tert−ブトキシ)−4−オキソブチル)(4−メトキシベンジル)アミノ)−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩を得た。LCM(ESI、m/z):770[M+H]
工程6:4−((2−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)ブタン酸の調製
フラスコを、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル 1−(2−((4−(tert−ブトキシ)−4−オキソブチル)(4−メトキシベンジル)アミノ)−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩(250mg、0.320mmol、1.00等量)、DCM(10mL)、およびTFA(2mL)で満たした。結果として生じる溶液を室温で5時間撹拌し、濃縮した。粗製生成物(400mg)を分取HPLCによって精製することで、白色固形物として13.4mg(7%の収率)の4−((2−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)ブタン酸を得た。H NMR (400 MHz, メタノール−d) δ 7.15 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 6.82 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.77 (s, 1H), 6.08 − 6.16 (m, 1H), 4.15−4.21 (m, 2H), 3.71−3.79 (m, 2H), 3.01−3.19 (m, 4H), 2.64 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 2.43 (t, J=7.2 Hz, 2H), 1.84 − 1.97 (m, 8H), 1.48−1.57(m, 2H).LCM(ESI、m/z):594[M+H]
実施例2:4−((2−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)ブタン酸
表題化合物を、工程2において、市販の2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒドを使用して、工程3において、tert−ブチル2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−カルボン酸塩を用いて、実施例1の代表的な手順に従って合成することで、白色固形物として4−((2−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)ブタン酸を得た。H NMR (300 MHz, メタノール−d) δ 7.24 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 6.84 − 6.87 (m, 2H), 6.09 − 6.18 (m, 1H), 3.86 (s, 2H), 3.47 − 3.63 (m, 4H), 3.27 (t, J = 6.3 Hz, 2H), 2.88 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 2.74 (s, 2H), 2.40 (t, J = 6.9 Hz, 2H), 1.95 − 2.04 (m, 2H), 1.86 (t, J = 7.0 Hz, 2H), 1.66 − 1.67 (m, 4H).LCM(ESI、m/z):594[M+H]
実施例3:4−((2−((5−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)ヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)ブタン酸
表題化合物を、工程3において市販のtert−ブチルヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−カルボン酸塩を使用して、および、工程6において塩酸と1,4−ジオキサンを使用して、実施例1の代表的な手順に従って、白色固形物として60.1mg(32%の収率)の4−((2−((5−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)ヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)ブタン酸を得た。H NMR (300 MHz, メタノール−d) δ 7.15 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 6.80 − 6.83 (m, 2H), 6.08 − 6.16 (m, 1H), 3.66 − 3.74 (m, 4H), 3.34 − 3.42 (m, 2H), 3.18 (t, J = 6.9 Hz, 2H), 2.98 (br, 2H), 2.65 − 2.67 (m, 2H), 2.43 − 2.50 (m, 2H), 2.33 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 1.90 − 1.97 (m, 2H).LCM(ESI、m/z):566[M+H]
実施例4:4−((3−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)ブタン酸
工程1:tert−ブチル4−((3−ホルミル−5−(トリフルオロメチル)フェニル)(4−メトキシベンジル)アミノ)ブタノアートの調製
フラスコを、3−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(374mg、1.48mmol、1.00等量)、tert−ブチル4−((4−メトキシベンジル)アミノ)ブタノアート(500mg、1.79mmol、1.20等量;実施例1、工程1に記載されるように調製された)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(68.0mg、0.070mmol、0.05等量)、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(139mg、0.220mmol、0.15等量)、炭酸セシウム(1.46g、4.48mmol、3.00等量)、およびトルエン(1mL)で満たした。反応混合物を100°Cで一晩中撹拌し、水(30mL)でクエンチした。結果として生じる溶液を、EtOAc(2×50mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(2×30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物をEtOAc/石油エーテル(1/6)のシリカゲルカラム上でクロマトグラフィで分離させることで、黄色油として320mg(48%の収率)のtert−ブチル 4−((3−ホルミル−5−(トリフルオロメチル)フェニル)(4−メトキシベンジル)アミノ)ブタノアートを得た。LCM(ESI、m/z):452[M+H]
工程2:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル1−(3−((4−tert−ブトキシ−4−オキソブチル)アミノ)(4−メトキシベンジル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩の調製
フラスコを、tert−ブチル)4−((3−ホルミル−5−(トリフルオロ)フェニル)(4−メトキシベンジル)アミノ)ブタノアート(300mg、0.660mmol、1.00等量)、DCE(10mL)、TEA(200mg、1.98mmol、3.00等量)、および、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩、2,2,2−トリフルオロ酢酸塩(267mg、0.800mmol、1.20等量。実施例1、工程3−4に記載されるように調製された)で満たした。混合物を室温で1時間撹拌し、その後、トリ酢酸水素化ホウ素ナトリウム(420mg、1.98mmol、3.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩中撹拌し、水(30mL)でクエンチした。結果として生じる溶液を、DCM(2×50mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(2×30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物を、EtOAc/石油エーテル(1/6)のシリカゲルカラム上でクロマトグラフィで分離することで、黄色油として320mg(63%の収率)の1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル1−(3−((4−(tert−ブトキシ)−4−オキソブチル)(4−メトキシベンジル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩を得た。LCM(ESI、m/z):770[M+H]
工程3:4−((3−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)ブタン酸の調製
フラスコを、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル 1−(3−((4−(tert−ブトキシ)−4−オキソブチル)(4−メトキシベンジル)アミノ)−5−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩(320mg、0.420mmol、1.00等量)、DCM(10mL)、およびTFA(10mL)で満たした。結果として生じる溶液を室温で3時間撹拌し、濃縮した。粗製生成物を分取HPLCによって精製することで、白色固形物として23.8mg(10%の収率)の4−((3−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)ブタン酸を得た。H NMR (300 MHz, メタノール−d) δ 6.84 (s, 2H), 6.76 (s, 1H), 6.12−6.18 (m, 1H), 4.22 (br, 2H), 3.78 (s, 2H), 3.06−3.12 (m, 4H), 2.93 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 2.35 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 2.00−2.05 (m, 2H), 1.84−1.93 (m, 6H), 1.64−1.68 (m, 2H).LCM(ESI、m/z):594[M+H]
実施例5:4−((3−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)ブタン酸
表題化合物を、工程2において、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩(市販のtert−ブチル2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−カルボン酸塩を用いて、実施例1、工程3−4に記載されるように調製された)を用いて、実施例4の代表的な手順に従って調製することで、白色固形物として4−((3−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)ブタン酸を得た。H NMR (300 MHz, メタノール−d) δ6.83−6.90 (m, 3H), 6.08−6.16 (m, 1H), 4.00 (br, 2H), 3.43−3.63 (m, 4H), 3.12−3.20 (m, 4H), 2.96 (br, 2H), 2.32 (t, J = 7.0 Hz, 2H), 1.84−1.94 (m, 4H), 1.66−1.68 (m, 4H).LCM(ESI、m/z):594[M+H]
実施例6:4−(5−クロロ−2−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)フェノキシ)ブタン酸
工程1:tert−ブチル4−(5−クロロ−2−ホルミルフェノキシ)ブタノアートの調製
フラスコを、4−クロロ−2−ヒドロキシベンジルアルデヒド(250mg、1.60mmol、1.00等量)、DMF(10mL)、tert−ブチル4−ブロモブタン酸(710mg、3.20mmol、2.00等量)、および炭酸カリウム(662mg、4.80mmol、3.00等量)で満たした。結果として生じる溶液を100°Cで一晩中撹拌し、水(30mL)でクエンチした。結果として生じる溶液を、DCM(2×50mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(2×30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物をEtOAc/石油エーテル(1/8)のシリカゲルカラム上でクロマトグラフィで分離することで、淡黄色油として400mg(84%の収率)のtert−ブチル4−(5−クロロ−2−ホルミルフェノキシ)ブタノアートを得た。H NMR (300 MHz, クロロホルム−d) δ 10.4 (s, 1H), 7.79 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.00 − 7.04 (m, 2H), 4.14 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 2.46 − 2.48 (m, 2H), 2.15 − 2.20 (m, 2H), 1.47 (s, 9H).
工程2:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル1−(2−(4−tert−ブトキシ−4−オキソブトキシ)−4−クロロベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩の調製
フラスコを、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩、2,2,2−トリフルオロ酢酸塩(224mg、0.670mmol、1.00等量。実施例1、工程3−4に記載されるように調製された)、DCE(10mL)、TEA(203mg、2.01mmol、3.00等量)、tert−ブチル4−(5−クロロ−2−ホルミルフェノキシ)ブタノアート(200mg、0.670mmol、1.00等量)で満たした。混合物を室温で1時間撹拌し、トリ酢酸水素化ホウ素ナトリウム(426mg、2.01mmol、3.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩中撹拌し、水(30mL)でクエンチした。結果として生じる溶液を、DCM(2×50mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(2×30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物を、DCM/MeOH(95/5)のシリカゲルカラム上でクロマトグラフィで分離することで、黄色油として350mg(85%の収率)の1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル1−(2−((4−tert−ブトキシ−4−オキソブチル)−4−クロロベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩を得た。LCM(ESI、m/z):617[M+H]
工程3:4−(5−クロロ−2−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)フェノキシ)ブタン酸の調製
フラスコを、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル 1−(2−(4−(tert−ブトキシ)−4−オキソブトキシ)−4−クロロベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩(300mg、0.490mmol、1.00等量)、1,4−ジオキサン(10mL)、および塩酸(3mL)で満たした。結果として生じる溶液を室温で一晩中撹拌し、濃縮した。粗製生成物(300mg)を分取HPLCによって精製することで、白色固形物として123.0mg(45%の収率)の4−(5−クロロ−2−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)フェノキシ)ブタン酸を得た。H NMR (300 MHz, メタノール−d) δ 7.33 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.08 (s, 1H), 6.95 − 6.98 (m, 1H), 6.12 − 6.21 (m, 1H), 4.21 − 4.29 (m, 2H), 4.12 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 4.04 (s, 2H), 3.05 − 3.22 (m, 4H), 2.38 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 2.01 − 2.21 (m, 8H), 1.79 − 1.89 (m, 2H).LCM(ESI、m/z):561[M+H]
実施例7:2−(2−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ)酢酸
工程1:2−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒドの調製
フラスコを、窒素下で、2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(1.00g、5.21mmol、1.00等量)、水(2mL)、DMSO(10mL)、および炭酸カリウム(2.16g、15.6mmol、3.00等量)で満たした。結果として生じる溶液を100°Cで一晩中撹拌し、水(50mL)でクエンチした。結果として生じる溶液を、EtOAc(2×80mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(2×50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物をEtOAc/石油エーテル(1/19)のシリカゲルカラム上でクロマトグラフィで分離し、淡黄色油として500mg(51%の収率)の2−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒドを得た。
工程2:tert−ブチル1−(2−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩の調製
フラスコを、2−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(150mg、0.790mmol、1.00等量)、DCE(10mL)、およびtert−ブチル1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩(227mg、0.940mmol、1.20等量)で満たした。混合物を室温で1時間撹拌し、トリ酢酸水素化ホウ素ナトリウム(502mg、3.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩中撹拌し、水(30mL)でクエンチした。結果として生じる溶液を、DCM(2×50mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(2×30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物をDCM/MeOH(97/3)のシリカゲルカラム上でクロマトグラフィで分離させることで、無色の油として180mg(55%の収率)のtert−ブチル(1−(2−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩を得た。LCM(ESI、m/z):415[M+H]
工程3:tert−ブチル1−(2−(2−(tert−ブトキシ)−2−オキソエトキシ)−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩の調製
フラスコを、tert−ブチル1−(2−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩(180mg、0.430mmol、1.00等量)、DMF(10mL)、tert−ブチル2−ブロモ酢酸(90.0mg、0.460mmol、1.10等量)、および炭酸カリウム(174mg、1.26mmol、3.00等量)で満たした。結果として生じる溶液を100°Cで一晩中撹拌し、水(30mL)でクエンチした。結果として生じる溶液を、EtOAc(2×50mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(2×30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物を、DCM/MeOH(96/4)のシリカゲルカラム上でクロマトグラフィで分離することで、黄色油として160mg(70%の収率)のtert−ブチル1−(2−(2−(tert−ブトキシ)−2−オキソエトキシ)−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩を得た。LCM(ESI、m/z):529[M+H]
工程4:2−(2−((1,8−ジアザスピロ[4.5]デカノ−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ)酢酸塩酸塩の調製
フラスコを、tert−ブチル1−(2−(2−(tert−ブトキシ)−2−オキソエトキシ)−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩(160mg、0.300mmol、1.00等量)、1,4−ジオキサン(10mL)、および濃塩酸(2mL)で満たした。結果として生じる溶液を室温で3時間撹拌し、濃縮することで、黄色油として170mgの(粗製の)2−(2−((1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ酢酸塩酸塩を得た。LCM(ESI、m/z):373[M+H]
工程5:2−(2−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ)酢酸の調製
フラスコを、窒素下でトリホスゲン(45.0mg、0.152mmol、0.50等量)、DCM(10mL)、およびHFIP(77.0mg、0.456mmol、1.50等量)で満たした。DIPEA(117mg、0.910mmol、3.00等量)を0°Cで加えた。混合物を室温で1時間撹拌し、2−(2−((1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ)酢酸塩酸塩(113mg、0.304mmol、1.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で3時間撹拌し、水(30mL)でクエンチした。結果として生じる溶液を、DCM(2×50mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(2×30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗製生成物(130mg)を分取HPLCによって精製することで、白色固形物として44.6mg(33%の収率)の2−(2−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ)酢酸を得た。H NMR (300 MHz, メタノール−d) δ 7.59 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.48 (s, 1H), 7.35 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 6.14−6.25 (m, 1H), 4.99 (s, 1H), 4.80 (br, 3H), 4.26−4.34 (m, 2H), 3.07−3.27 ( m, 4H), 2.10 (br, 6H), 1.89−1.93 (m, 2H).LCM(ESI、m/z):567[M+H]
実施例8:2−(5−クロロ−2−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)フェノキシ)酢酸
表題化合物を、工程2における4−クロロ−2−ヒドロキシベンズアルデヒドを使用する実施例7の代表的な手順に従って調製することで、白色固形物として2−(5−クロロ−2−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)フェノキシ)酢酸を得た。H NMR (300 MHz, メタノール−d) δ 7.38 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.26 (s, 1H), 7.06 − 7.09 (m, 1H), 6.13 − 6.21 (m, 1H), 4.65 − 4.77 (m, 4H), 4.25 − 4.33 (m, 2H), 3.15 − 3.30 (m, 4H), 2.11 − 2.51 (m, 6H), 1.88 − 1.92 (m, 2H).LCM(ESI、m/z):533[M+H]
実施例9:4−(2−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ)ブタン酸
工程1:tert−ブチル4−(2−ホルミル−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ)ブタノアートの調製
フラスコを、2−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(110mg、0.580mmol、1.00等量。実施例7、工程1に記載されるように調製された)、DMF(10mL)、tert−ブチル4−ブロモブタノアート(258mg、1.16mmol、2.00等量)、および炭酸カリウム(240mg、1.74mmol、3.00等量)で満たした。結果として生じる溶液を室温で一晩中撹拌し、水(30mL)でクエンチした。結果として生じる溶液を、EtOAc(2×50mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(2×30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物をEtOAc/石油エーテル(1/9)のシリカゲルカラム上でクロマトグラフィで分離することで、黄色油として120mg(62%の収率)のtert−ブチル4−(2−ホルミル−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ)ブタノアートを得た。
工程2:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル1−(2−(4−tert−ブトキシ)−4−オキソブトキシ)−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩の調製
フラスコを、tert−ブチル4−(2−ホルミル−5−(トリフルオロ)フェノキシ)ブタノアート(200mg、0.600mmol、1.00等量)、DCE(10mL)、TEA(182mg、1.80mmol、3.00等量)、および、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩、2,2,2−トリフルオロ酢酸塩(201mg、0.600mmol、1.00等量。実施例1、工程3−4に記載されるように調製された)で満たした。混合物を室温で1時間撹拌し、その後、トリ酢酸水素化ホウ素ナトリウム(382mg、1.80mmol、3.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩中撹拌し、水(30mL)でクエンチした。結果として生じる溶液を、DCM(2×50mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(2×30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物を、EtOAc/石油エーテル(3/17)のシリカゲルカラム上でクロマトグラフィで分離することで、無色の油として250mg(64%の収率)の1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル1−(2−((4−tert−ブトキシ−4−オキソブトキシ)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩を得た。LCM(ESI、m/z):651[M+H]
工程3:4−(2−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ)ブタン酸の調製
フラスコを、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル 1−(2−(4−(tert−ブトキシ)−4−オキソブトキシ)−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩(250mg、0.380mmol、1.00等量)、DCM(10mL)、およびTFA(2mL)で満たした。結果として生じる溶液を室温で一晩中撹拌し、濃縮した。粗製生成物(300mg)を分取HPLCによって精製することで、白色固形物として93.6mg(41%の収率)の4−(2−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ)ブタン酸を得た。H NMR (300 MHz, メタノール−d) δ 7.53 − 7.56 (m, 1H), 7.24 − 7.26 (m, 2H), 6.09 − 6.22 (m, 1H), 4.11 − 4.34 (m, 4H), 4.02 (br, 2H), 3.04 − 3.31 ( m, 4H), 2.42 (t, J = 6.9 Hz, 2H), 2.12 − 2.18 (m, 4H), 1.92 − 2.10 (m, 4H), 1.75 − 1.87 (m, 2H).LCM(ESI、m/z):595[M+H]
実施例10:(2−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)グリシン
工程1:tert−ブチル1−(2−ニトロ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩の調製
フラスコを、2−ニトロ−4−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(500mg、2.28mmol、1.00等量)、DCE(15mL)、およびtert−ブチル1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩(547mg、2.28mmol、1.00等量)で満たした。混合物を室温で1時間撹拌し、トリ酢酸水素化ホウ素ナトリウム(1450mg、6.84mmol、3.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩中撹拌し、水(30mL)でクエンチした。結果として生じる溶液を、DCM(2×50mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(2×30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物をDCM/MeOH(97/3)のシリカゲルカラム上でクロマトグラフィで分離させることで、黄色油として400mg(40%の収率)のtert−ブチル(1−(2−ニトロ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩を得た。LCM(ESI、m/z):444[M+H]
工程2:tert−ブチル1−(2−アミノ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩の調製
フラスコを、tert−ブチル1−(2−ニトロ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩(400mg、0.900mmol、1.00等量)、EtOAc(10mL)、および10%のパラジウム炭素(200mg)で満たした。水素を反応混合物に導入し、それを室温で2時間撹拌した。固形物をろ過し、濾液を濃縮することで、300mgの(80%の収率)tert−ブチル1−(2−アミノ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩を得た。LCM(ESI、m/z):414[M+H]
工程3:tert−ブチル1−(2−((2−(tert−ブトキシ)−2−オキソエチル)アミノ)−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩の調製
フラスコを、tert−ブチル1−(2−アミノ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩(150mg、0.360mmol、1.00等量)、DMF(10mL)、炭酸カリウム(150mg、1.09mmol、3.00等量)、およびtert−ブチル2−ブロモ酢酸(77.0mg、0.390mmol、1.10等量)で満たした。結果として生じる溶液を100°Cで一晩中撹拌し、水(30mL)でクエンチした。結果として生じる溶液を、DCM(2×50mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(2×30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物を、DCM/MeOH(98/2)のシリカゲルカラム上でクロマトグラフィで分離することで、黄色油として100mg(52%の収率)のtert−ブチル1−(2−((2−(tert−ブトキシ)−2−オキソエチル)アミノ)−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩を得た。LCM(ESI、m/z):528[M+H]
工程4:(2−((1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)グリシン塩酸塩の調製
フラスコを、tert−ブチル1−(2−((2−(tert−ブトキシ)−2−オキソエチル)アミノ)−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩(100mg、0.234mmol、1.00等量)、1,4−ジオキサン(10mL)、および塩酸(3mL)で満たした。結果として生じる溶液を室温で一晩中撹拌し、濃縮することで、黄色固形物として150mgの(粗製の)(2−((1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)グリシン塩酸塩を得た。LCM(ESI、m/z):372[M+H]
工程5:(2−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)グリシンの調製
フラスコを、窒素下でトリホスゲン(45.0mg、0.150mmol、0.70等量)、DCM(10mL)、およびHFIP(73.0mg、0.430mmol、2.00等量)で満たした。DIPEA(84.0mg、0.650mmol、3.00同等物)を0°Cで加え、混合物を室温で1時間撹拌した。(2−((1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)グリシン塩酸塩(80.0mg、0.220mmol、1.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩中撹拌し、水(30mL)でクエンチした。結果として生じる溶液を、DCM(2×50mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(2×30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗製生成物(300mg)を分取HPLCによって精製することで、白色固形物として21.9mg(18%の収率)の(2−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)グリシンを得た。H NMR (300 MHz, メタノール−d) δ 7.30 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 6.94 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.88 (br, 1H), 6.09−6.19 (m, 1H), 4.20−4.28 (m, 2H),4.05 (s, 2H), 3.84 (s, 2H), 3.04−3.23 (m, 2H), 2.87−2.90 (m, 2H), 2.09−2.12 (m, 2H), 1.92−2.03 (m, 4H), 1.78−1.82 (m, 2H).LCM(ESI、m/z):566[M+H]
実施例11:4−((2−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)−2,2−ジメチルブタン酸
工程1:tert−ブチル1−(2−ブロモ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩の調製
250−mLの丸底フラスコを、2−ブロモ−4−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(2.00g、7.90mmol、1.00等量)、DCE(30mL)、およびtert−ブチル1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩(2.28g、9.48mmol、1.20等量)で満たした。トリ酢酸水素化ホウ素ナトリウム(5.04g、23.7mmol、3.00等量)の追加前に、混合物を室温で1分間撹拌した。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、水(50mL)でクエンチした。混合物をDCM(2×80mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(2×80mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。DCM/MeOH(97/3)のシリカゲルカラム上で残留物をクロマトグラフィーで分離させることで、淡黄色油として(58%の収率)のtert−ブチル1−(2−ブロモ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩を得た。LCM(ESI、m/z):477[M+H]
工程2:tert−ブチル1−(2−((4−(tert−ブトキシ)−3,3−ジメチル−4−オキソブチル)アミノ)−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩の調製
50mLの丸底フラスコを、窒素下で、tert−ブチル1−(2−ブロモ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩(400mg、0.840mmol、1.00等量)、トルエン(10mL)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(115mg、0.130mmol、0.15等量)、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(235mg、0.390mmol、0.45等量)、炭酸セシウム(822mg、2.52mmol、3.00等量)、および、tert−ブチル4−アミノ−2,2−ジメチルブタノアート(189mg、1.01mmol、1.20等量)で満たした。結果として生じる溶液を100°Cで一晩中撹拌し、水(30mL)でクエンチした。混合物をDCM(2×50mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(2×30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、EtOAc/ヘキサン(1/5)のシリカゲルカラム上でクロマトグラフィで分離することで、黄色油として300mg(61%の収率)のtert−ブチル1−(2−((4−(tert−ブトキシ)−3,3−ジメチル−オキソブチル)アミノ)−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩を得た。LCM(ESI、m/z):584[M+H]
工程3:4−((2−((1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)−2,2−ジメチルブタン酸塩酸塩の調製
50mLの丸底フラスコを、tert−ブチル1−(2−((4−(tert−ブトキシ)−3,3−ジメチル−4−オキソブチル)アミノ)−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩(300mg、0.510mmol、1.00等量)、1,4−3ジオキサン(10mL)、および濃塩酸(3mL)で満たした。結果として生じる溶液を室温で一晩中撹拌し、減圧下で濃縮することで、淡黄色固形物として400mgの(粗製の)4−[(2−[1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イルメチル]−5−(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ]−2,2−ジメチルブタン酸塩酸塩を得た。LCM(ESI、m/z):428[M+H]
工程4:4−((2−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)−2,2−ジメチルブタン酸の調製
50mLの丸底フラスコを、窒素下でトリホスゲン(97.0mg、0.330mmol、0.70等量)、DCM(10mL)、および1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(157mg、0.930mmol、2.00等量)で満たした。N,N−ジイソプロピルエチルアミン(181mg、1.40mmol、3.00同等物)を0°Cで加え、混合物を室温で1時間撹拌した。その後、4−[(2−[1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イルメチル]−5−(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ]−2,2−ジメチルブタン酸塩酸塩(200mg、0.470mmol、1.00等量)を加え、結果として生じる溶液を水(30mL)でクエンチする前に室温で一晩中撹拌した。混合物をDCM(2×50mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(2×30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。粗製生成物(300mg)を分取HPLCによって精製することで、白色固形物として51.7mg(18%の収率)の4−((2−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)−2,2−ジメチルブタン酸を得た。H NMR (300 MHz, メタノール−d) δ 7.15 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 6.77 − 6.82 (m, 2H), 6.08 − 6.16 (m, 1H), 4.17 (br, 2H), 3.73 (s, 2H), 3.00 − 3.16 (m, 4H), 2.63 (t, J = 6.9 Hz, 2H), 1.76 − 1.97 (m, 8H), 1.51 − 1.55 (m, 2H), 1.25 (s, 6H).LCM(ESI、m/z):622[M+H]
実施例12:3−((3−クロロ−5−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)プロパン酸
表題化合物を、工程1で2−ブロモ−4−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒドを使用し、工程2でtert−ブチル4−アミノ−2,2−ジメチルブタノアートを使用して、実施例11の代表的な手順に従って調製することで、白色固形物として3−((3−クロロ−5−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)プロパン酸を得た。H NMR (300 MHz, メタノール−d) δ 6.87 (br, 2H), 6.79 (br, 1H), 6.08 − 6.21 (m, 1H), 4.20 − 4.22 (m, 2H), 3.81 (s, 2H), 3.40 (t, J = 6.9 Hz, 2H), 3.02 − 3.19 (m, 2H), 2.94 − 2.98 (m, 2H), 2.52 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 1.88 − 2.06 (m, 6H), 1.56 − 1.72 (m, 2H).LCM(ESI、m/z):546[M+H]
実施例13:(2−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−L−アラニン
工程1:(2−((8−(tert−ブトキシカルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−L−アラニン
50−mL丸底フラスコを、窒素下で、tert−ブチル1−(2−ブロモ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩(実施例11、工程1、300mg、0.630mmol、1.00等量)、DMSO(10mL)、(2S)−2−アミノプロパン酸(168mg、1.89mmol、3.00等量)、炭酸セシウム(821mg、2.52mmol、4.00等量)、およびヨウ化銅(I)(48.0mg、0.250mmol、0.40等量)で満たした。結果として生じる溶液を100°Cで一晩中撹拌し、水(1mL)でクエンチした。残留物をDCM/MeOH(4/1)のシリカゲルカラム上でクロマトグラフィで分離することで、淡黄色固形物として、200mg(66%の収率)の(2−((8−(tert−ブトキシカルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−L−アラニンを得た。LCM(ESI、m/z):486[M+H]
工程2:(2−((8−(tert−ブトキシカルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−L−アラニンの調製
表題化合物を、工程3において(2−((8−(tert−ブトキシカルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−L−アラニンを使用して、実施例11、工程3−4の代表的な手順に従って調製することで、白色固形物として((2−((8−(tert−ブトキシカルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−L−アラニンを得た。H NMR (300 MHz, メタノール−d) δ 7.32 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 6.96 − 7.30 (m, 2H), 6.12 − 6.21 (m, 1H), 4.37 − 4.46 (m, 1H), 4.22 − 4.25 (m, 2H), 4.09 − 4.16 (m, 1H), 3.80 − 3.84 (m, 1H), 3.04 − 3.30 (m, 2H), 2.90 − 2.93 (m, 2H), 2.08 − 2.23 (m, 2H), 1.76 − 2.03 (m, 6H), 1.48 (d, J = 6.9 Hz, 3H),.LCMS (ESI, m/z):580[M+H]
実施例14:4−(3−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ)シクロヘキサン1−カルボン酸
工程1:エチル4−((メチルスルホニル)オキシ)シクロヘキサン−1−カルボン酸塩の合成
40mLの丸底フラスコを、エチル4−ヒドロキシシクロヘキサン−1−カルボン酸塩(200mg、1.16mmol、1.00等量)、TEA(351mg、3.47mmol、3.00等量)、およびDCM(10mL)で満たした。メタンスルホニルクロリド(158mg、1.38mmol、1.20等量)を0°Cで滴下で加えた。結果として生じる溶液を室温で2時間撹拌し、水(10mL)でクエンチした。混合物をDCM(3×10mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(2×10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮することで、淡黄色油として280mg(96%の収率)のエチル4−(メタンスルホニルオキシ)シクロヘキサン1−カルボン酸を得た。
工程2:tert−ブチル1−(3−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩の合成
40mLの丸底フラスコを、DCE(10mL)中の3−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(300mg、1.58mmol、1.00等量)、tert−ブチル1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩(379mg、1.58mmol、1.00等量)、およびTEA(479mg、4.73mmol、3.00等量)で満たした。結果として生じる溶液を室温で0.5時間撹拌した。トリ酢酸水素化ホウ素ナトリウム(1.00g、4.72mmol、3.00等量)を加え、混合物を室温で一晩中撹拌し、水(10mL)でクエンチした。結果として生じる溶液を、DCM(3×10mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(2×10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。DCM/MeOH(10/1)のシリカゲルカラム上で残留物をクロマトグラフィーで分離させることで、淡黄色油として520mg(80%の収率)のtert−ブチル1−(3−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩を得た。LCM(ESI、m/z):415[M+H]
工程3:tert−ブチル1−(3−((4−(エトキシカルボニル)シクロヘキシル)オキシ)−5−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩の合成
100mLの丸底フラスコを、tert−ブチル1−(3−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩(380mg、0.920mmol、1.00等量)、エチル4−(メタンスルホニルオキシ)シクロヘキサン−1−カルボン酸塩(344mg、1.37mmol、1.50等量)、炭酸セシウム(898mg、2.76mmol、3.00等量)、およびN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)で満たした。結果として生じる溶液を90°Cで一晩中撹拌し、水(10mL)でクエンチした。結果として生じる溶液を、EtOAc(3×10mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(2×10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、EtOAc/石油エーテル(1/4)のシリカゲルカラム上でクロマトグラフィで分離することで、淡黄色油として180mg(35%の収率)のtert−ブチル1−(3−((4−(エトキシカルボニル)シクロヘキシル)オキシ)−5−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩を得た。LCM(ESI、m/z):569[M+H]
工程4:4−(3−((8−(tert−ブトキシカルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ)シクロヘキサン−1−カルボン酸の合成
100mLの丸底フラスコを、tert−ブチル1−(3−((4−(エトキシカルボニル)シクロヘキシル)オキシ)−5−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩(180mg、0.320mmol、1.00等量)、水酸化リチウム(76.0mg、3.17mmol、10.0等量)、テトラヒドロフラン(5mL)、および水(3mL)で満たした。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、水(10mL)でクエンチした。溶液のpH値を、塩化水素酸(1M)により6に調節した。結果として生じる溶液を、DCM(3×10mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(2×10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮することで、固形物として170mg(99%の収率)の4−(3−((8−(tert−ブトキシカルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ)シクロヘキサン−1−カルボン酸を得た。LCM(ESI、m/z):541[M+H]
工程5:4−(3−((1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ)シクロヘキサン1−カルボン酸塩酸塩の合成
50mLの丸底フラスコを、4−(3−((8−(tert−ブトキシカルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ)シクロヘキサン−1−カルボン酸(170mg、0.310mmol、1.00等量)、1,4−ジオキサン(10mL)、および塩酸(2mL)で満たした。結果として生じる溶液を室温で2時間撹拌し、減圧下で濃縮することで、淡黄色油として180mgの(粗製の)4−(3−((1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ)シクロヘキサン−1−カルボン酸塩酸塩を得た。LCM(ESI、m/z):441[M+H]
工程6:4−(3−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ)シクロヘキサン1−カルボン酸の合成
40mLの丸底フラスコに、窒素下で、DCM(5mL)中の1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(79.0mg、0.470mmol、1.50等量)とトリホスゲン(47.0mg、0.160mmol、0.50等量)を満たした。N,N−ジイソプロピルエチルアミン(121mg、0.940mmol、3.00等量)を0°Cで滴下で加えた。4−(3−[1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イルメチル]−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ)シクロヘキサン−1−カルボン酸塩酸塩(138mg、0.310mmol、1.00等量)を加える前に、結果として生じる溶液を0°Cで2時間撹拌した。結果として生じる溶液を0°Cで3時間撹拌し、水(10mL)でクエンチした。混合物をDCM(3×10mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(2×10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗製生成物(200mg)を分取HPLCによって精製することで、白色固形物として12.1mg(6%の収率)の4−(3−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ)シクロヘキサン−1−カルボン酸を得た。H NMR (400 MHz, メタノール−d) δ 7.06 − 7.54 (m, 3H), 6.15 − 6.19 (m, 1H), 4.31 − 4.89 (m, 1H), 4.20 − 4.23 (m, 2H), 3.34 − 3.82 (m, 2H), 3.07 − 3.32 (m, 2H), 2.95 (br, 1H), 2.72 − 2.76 (m, 1H), 2.20 − 2.23 (m, 1H), 2.07 − 2.10 (m, 1H), 1.73 − 2.00 (m, 11H), 1.52 − 1.68 (m, 4H).LCM(ESI、m/z):635[M+H]
実施例15:4−(2−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ)シクロヘキサン1−カルボン酸
工程2において2−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒドを使用する実施例14の典型的な手順に従って表題化合物を調製することで、白色固形物として4−(2−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ)−シクロヘキサン−1−カルボン酸を得た。H NMR (400 MHz, メタノール−d) δ 7.19 − 7.22 (m, 2H), 7.02 − 7.08 (m, 1H), 6.13 − 6.17 (m, 1H), 4.89 (br, 0.2H), 4.35 − 4.39 (m, 0.8H), 4.15 − 4.26 (m, 2H), 3.74 − 3.75 (m, 2H), 3.07 − 3.18 (m, 2H), 2.77 − 2.80 (m, 2H), 2.20 − 2.35 (m, 1H), 2.07 − 2.19 (m, 3H), 1.76 − 1.99 (m, 8H), 1.51 − 1.66 (m, 5H)LCM(ESI、m/z):635[M+H]
実施例16:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル1−(2−((4−(メチルスルホンアミド)−4−オキソブチル)アミノ)−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩
表題化合物を、工程2でtert−ブチル4−アミノブタノアートを使用して、実施例11の代表的な手順に従って調製することで、白色固形物として、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル1−(2−((4−(メチルスルホンアミド)−4−オキソブチル)アミノ)−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩を得た。H NMR (400 MHz, メタノール−d) δ 7.16 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 6.83 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 6.77 (s, 1H), 6.08 − 6.18 (m, 1H), 4.16 − 4.22 (m, 2H), 3.72 − 3.83 (m, 2H), 3.01 − 3.24 (m, 7H), 2.64 (t, J = 7.0 Hz, 2H), 2.45 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 1.91 − 1.99 (m, 5H), 1.75 − 1.90 (m, 3H), 154 − 1.56 (m, 2H).LCM(ESI、m/z):671[M+H]
実施例17:4−(3−クロロ−5−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)フェノキシ)ブタン酸
工程1:tert−ブチル4−(3−クロロ−5−ホルミルフェノキシ)ブタノアートの合成
50mLの丸底フラスコを、3−クロロ−5−オキシベンズアルデヒド(1.00g、6.39mmol、1.00等量)、N,N−ジメチルホルムアミド(10mL)、炭酸カリウム(2.65g、19.2mmol、3.00等量)、および、tert−ブチル4−ブロモブタノアート(2.84g、12.7mmol、2.00等量)で満たした。結果として生じる溶液を100°Cで一晩中撹拌し、水(30mL)でクエンチした。結果として生じる溶液を、EtOAc(2×50mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(2×30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をDCM/MeOH(98/2)のシリカゲルカラム上でクロマトグラフィで分離することで、淡黄色油として1.10g(58%)のtert−ブチル4−(3−クロロ−5−ホルミルフェノキシ)ブタノアートを得た。
工程2:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル1−(3−(4−tert−ブトキシ−4−オキソブトキシ)−5−クロロベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩の合成
50mLの丸底フラスコを、tert−ブチル4−(3−クロロ−5−ホルミルフェノキシ)ブタノアート(150mg、0.500mmol、1.00等量)、DCE(10mL)、TEA(153mg、1.50mmol、3.00等量)、および1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩、2,2,2−トリフルオロ酢酸塩塩(実施例1、工程4;168mg、0.500mmol、1.00等量)で満たした。混合物を室温で1時間撹拌し、トリ酢酸水素化ホウ素ナトリウム(320mg、1.50mmol、3.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、水(30mL)でクエンチした。混合物をDCM(2×50mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(2×30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、DCM/MeOH(98/2)のシリカゲルカラム上でクロマトグラフィで分離することで、黄色油として240mg(77%の収率)の1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル1−(3−(4−tert−ブトキシ−4−オキソブトキシ)−5−クロロベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩を得た。LCM(ESI、m/z):617[M+H]
工程3:4−(3−クロロ−5−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)フェノキシ)ブタン酸の合成
50mLの丸底フラスコを、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル 1−(3−(4−(tert−ブトキシ)−4−オキソブトキシ)−5−シクロベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩(240mg、0.390mmol、1.00等量)、1,4−ジオキサン(10mL)、および塩酸(3mL)で満たした。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、減圧下で濃縮した。残留物を飽和したNaHCO3溶液(30mL)で溶かした。結果として生じる溶液を、DCM(2×50mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(2×30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗製生成物(300mg)を分取HPLCによって精製することで、白色固形物として44.7mg(20%の収率)の4−(3−クロロ−5−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)フェノキシ)ブタン酸を得た。H NMR (300 MHz, メタノール−d) 6.95 (s, 1H), 6.84−6.87 (m, 2H), 6.09 − 6.17 (m, 1H), 4.17 − 4.19 (m, 2H), 4.01 (t, J = 6.3 Hz, 2H), 3.68 (s, 2H), 3.05 − 3.12 ( m, 2H), 2.81 (t, J = 7.0 Hz, 2H), 2.43 (t, J = 7.4 Hz, 2H), 1.94 − 2.11 (m, 4H), 1.71 − 1.90 (m, 4H), 1.59 − 1.61 (m, 2H).LCM(ESI、m/z):561[M+H]
実施例18:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル1−(2−(4−(メチルスルホンアミド)−4−オキソブトキシ)−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩
50mLの丸底フラスコを、4−(2−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ)ブタン酸(実施例6、工程1−3;200mg、0.340mmol、1.00等量)、DCM(10mL)、メタンスルホンアミド(96.0mg、1.01mmol、3.00等量)、4−ジメチルアミノピリジン(123mg、1.01mmol、3.00等量)、およびN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(129mg、0.670mmol、2.00等量)で満たした。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌し、水(30mL)でクエンチした。混合物をDCM(2×50mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(2×30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。粗製生成物(300mg)を分取HPLCによって精製することで、白色固形物として52.0mg(23%の収率)の(2−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−L−アラニンを得た。H NMR (300 MHz, メタノール−d) δ 7.06 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.26−.28 (m, 2H), 6.12−6.20 (m, 1H), 4.23−4.31 (m, 2H), 4.16 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 4.08−4.11 (m, 2H), 3.06−3.21 (m, 7H), 2.46 (t, J = 6.9 Hz, 2H), 1.97−2.20 (m, 8H), 1.76−1.80 (m, 2H).LCM(ESI、m/z):672[M+H]
実施例19:1−(2−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ)シクロプロパン−1−カルボン酸
工程1:メチル1−(2−ホルミル−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ)シクロプロパン−1−カルボン酸塩の合成
フラスコを、メチル1−ヒドロキシシクロプロパン−1−カルボン酸塩(1.36g、11.7mmol、1.50等量)とTHF(1mL)で満たした。水素化ナトリウム(0.780g、19.5mmol、2.50等量、鉱油中の60%)を0°Cで加えた。混合物を室温で20分間撹拌した。2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(1.50g、7.81mmol、1.00等量)を加えた。結果として生じる溶液を室温で1時間撹拌し、水(30mL)でクエンチした。結果として生じる溶液を、DCM(2×50mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(2×30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラム上でクロマトグラフィで分離させることで、黄色油として530mg(24%の収率)のメチル1−(2−ホルミル−5−(トリフルオロメチルフェノキシ)シクロプロパン−1−カルボン酸塩を得た。H NMR (300 MHz, クロロホルム−d) δ 10.50 (s, 1H), 8.00 − 7.97 (m, 1H), 7.38 − 7.27 (m, 2H), 3.79 (s, 3H), 1.82 − 1.70 (m, 2H), 1.52 − 1.44 (m, 2H).
工程2:tert−ブチル1−(2−(1−(メトキシカルボニル−シクロプロポキシ)−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩の合成
フラスコを、メチル1−(2−ホルミル−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ)シクロプロパン−1−カルボン酸塩(530mg、1.84mmol、1.00等量)、DCE(10mL)、およびtert−ブチル1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩(530mg、2.21mmol、1.20等量)で満たした。混合物を室温で1時間撹拌した。トリ酢酸水素化ホウ素ナトリウム(1.17g、5.52mmol、3.00等量)を加えた。実施例7、工程2に記載されるように、結果として生じる溶液を室温で一晩中撹拌し、水(50mL)でクエンチした。残留物を、シリカゲルカラム上でクロマトグラフィで分離することで、黄色油として350mg(37%)の収率でtert−ブチル1−(2−(1−(メトキシカルボニル)シクロプロポキシ)−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩を得た。LCM(ESI、m/z):513[M+H]
工程3:1−(2−((8−(tert−ブトキシカルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ)シクロプロパン−1−カルボン酸の合成
フラスコを、tert−ブチル−1−(2−1−(メトキシカルボニル)シクロプロポキシ)−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩(350mg、0.680mmol、1.00等量)、水(5mL)、THFおよび(5mL)、水酸化リチウム(246mg、10.2mmol、15.0等量)で満たした。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌した。実施例14、工程4に記載されるように、溶液のpH値を塩酸(1mol/L)で5に調節することで、330mg(97%の収率)の1−(2−((8−(tert−ブトキシカルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ)シクロプロパン−1−カルボキシルを得た。LCM(ESI、m/z):499[M+H]
工程4:1−(2−((1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ)シクロプロパン1−カルボン酸の合成
フラスコを、1−(2−((8−(tert−ブトキシカルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ)シクロプロパン−1−カルボン酸(330mg、0.660mmol、1.00等量)、1,4−ジオキサン(10mL)、および濃塩酸(2mL)で満たした。結果として生じる溶液を室温で3時間撹拌し、減圧下で濃縮することで、黄色油として264mgの(定量)1−(2−((1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ)シクロプロパン−1−カルボン酸を得た。LCM(ESI、m/z):
工程5:1−(2−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ)シクロプロパン−1−カルボン酸の合成
フラスコを、トリホスゲン(137mg、0.462mmol、0.70等量)、DCM(10mL)、および1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(222mg、1.32mmol、2.00等量)で満たした。DIPEA(255mg、1.98mmol、3.00等量)を0°Cで滴下で加えた。混合物を室温で1時間撹拌した。1−(2−((1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ)シクロプロパン−1−カルボン酸(264mg、0.660mmol、1.00等量)を加えた。実施例1、工程3に記載されるように、結果として生じる溶液を室温で一晩中撹拌し、水(30mL)でクエンチした。粗製生成物(300mg)を分取HPLCによって精製することで、白色固形物として268.6mg(68%の収率)の1−(2−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ)シクロプロパン−1−カルボン酸を得た。H NMR (400 MHz, メタノール−d) δ7.65 − 7.58 (m, 2H), 7.36 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.22 − 6.15 (m, 1H), 4.84 (br, 1H), 4.33 − 4.26 (m, 2H), 3.84 (br, 1H), 3.48 (br, 1H), 3.31 (br, 1H), 3.31 − 3.13 (m, 2H), 2.54 − 2.31 (m, 2H), 2.26 − 2.19 (m, 3H), 2.10 − 1.90 (m, 3H), 1.90 − 1.76 (m, 1H), 1.45 − 1.43 (m, 1H), 1.28 − 1.15 (m, 2H).LCM(ESI、m/z):593[M+H]
実施例20:1−((5−クロロ−2−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)フェノキシ)メチル)シクロプロパン−1−カルボン酸
工程1:エチル1−(((メチルスルホニル)オキシ)メチル)シクロプロパン−1−カルボン酸塩の合成
フラスコを、エチル1−(ヒドロキシメチル)シクロプロパン−1−カルボン酸塩(1.20g、8.33mmol、1.00等量)、DCM(10mL)、およびTEA(2.52g、25.0mmol、3.00等量)で満たした。メタンスルホニルクロリド(1.42g、12.5mmol、1.50等量)を0°Cで加えた。実施例14、工程1に記載されるように、結果として生じる溶液を室温で1時間撹拌し、飽和したNHCl溶液(30mL)でクエンチすることで、1.84gのエチル1−(((メチルスルホニル)オキシ)メチル)シクロプロパン−1−カルボン酸塩を得た。
工程2:エチル1−((5−クロロ−2−ホルミルフェノキシ)メチル)シクロプロパン−1−カルボン酸塩の合成
フラスコを、エチル1−(((メチルスルホニル)オキシ)メチル)シクロプロパン−1−カルボン酸塩(1.07g、4.80mmol、1.50等量)、DMF(10mL)、炭酸セシウム(3.14g、9.60mmol、3.00等量)、および4−クロロ−2−オキシベンズアルデヒド(500mg、3.20mmol、1.00等量)で満たした。実施例14、工程3に記載されるように、結果として生じる溶液を80°Cで一晩中撹拌し、水(50mL)でクエンチした。残留物をシリカゲルカラム上でクロマトグラフィで分離させることで、黄色油として800mg(89%の収率)のエチル1−((5−クロロ−2−ホルミルフェノキシ)メチル)シクロプロパン−1−カルボン酸塩を得た。LCM(ESI、m/z):283[M+H]
工程3:tert−ブチル1−(4−クロロ−2−((1−(エトキシカルボニル)シクロプロピル)メトキシ)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩の合成
フラスコを、エチル1−((5−クロロ−2−ホルミルフェノキシ)メチル)シクロプロパン−1−カルボン酸塩(0.800g、2.83mmol、1.00等量)、DCE(10mL)、およびtert−ブチル1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩(0.816g、3.40mmol、1.20等量)で満たした。混合物を室温で1時間撹拌した。トリ酢酸水素化ホウ素ナトリウム(1.80g、8.49mmol、3.00等量)を加えた。実施例7、工程2に記載されるように、結果として生じる溶液を室温で一晩中撹拌し、水(50mL)でクエンチした。残留物を、シリカゲルカラム上でクロマトグラフィで分離することで、黄色油として0.800g(56%)の収率でtert−ブチル1−(4−クロロ−2−((1−(エトキシカルボニル)シクロプロピル)メトキシ)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩を得た。LCM(ESI、m/z):507[M+H]
工程4:1−((2−((8−(tert−ブトキシカルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−クロロフェノキシ)メチル)シクロプロパン−1−カルボン酸の合成
フラスコを、tert−ブチル1−(4−クロロ−2−((1−(エトキシカルボニル)シクロプロピル)メトキシ)ベンジル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩(350mg、0.690mmol、1.00等量)、THF(5mL)、水(5mL)、および水酸化ナトリウム(277mg、6.92mmol、10.0等量)で満たした。結果として生じる溶液を室温で一晩撹拌した。溶液のpH値を、塩化水素酸(1mol/L)により5に調節した。結果として生じる溶液を、DCM(2×50mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、ブライン(2×30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮することで、黄色油として270mgの(82%収率の)1−((2−(8−(tert−ブトキシカルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−クロロフェノキシ)メチル)シクロプロパン−1−カルボン酸を得た。LCM(ESI、m/z):
工程5:1−((2−((1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−クロロフェノキシ)メチル)シクロプロパン−1−カルボン酸の合成
フラスコを、1−[2−([8−[(tert−ブトキシ)カルボニル]−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル]メチル)−5−クロロフェノキシメチル]シクロプロパン−1−カルボン酸(270mg、0.560mmol、1.00等量)、濃塩酸(5mL)、および1,4−ジオキサン(5mL)で満たした。結果として生じる溶液を室温で3時間撹拌し、ろ過し、減圧下で濃縮することで、茶色油として211mgの(定量)1−((2−((1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−クロロフェノキシ)メチル)シクロプロパン−1−カルボン酸を得た。LCM(ESI、m/z):379[M+H]
工程6:1−((5−クロロ−2−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)フェノキシ)メチル)シクロプロパン−1−カルボン酸の合成
フラスコを、トリホスゲン(118mg、0.400mmol、0.70等量)、DCM(10mL)、および1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(190mg、1.13mmol、2.00等量)で満たした。DIPEA(220mg、1.71mmol、3.00等量)を0°Cで加えた。混合物を室温で1時間撹拌した。1−((2−((1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)−5−クロロフェノキシ)メチル)シクロプロパン−1−カルボン酸(214mg、0.560mmol、1.00等量)を加えた。実施例1、工程3に記載されるように、結果として生じる溶液を室温で一晩中撹拌し、飽和したNaHCO3溶液(30mL)でクエンチした。粗製生成物(300mg)を分取HPLCによって精製することで、白色固形物として86.1mg(27%の収率)の1−((5−クロロ−2−((8−(((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)カルボニル)−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−イル)メチル)フェノキシ)メチル)シクロプロパン−1−カルボン酸を得た。H NMR (300 MHz, クロロホルム−d) δ7.18 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.94 − 6.89 (m, 2H), 5.81 − 5.57 (m, 1H), 4.30 − 4.15 (m, 2H), 4.12 − 4.05 (m, 2H), 3.84 − 3.74 (m, 2H), 3.00 − 2.92 (m, 4H), 2.21 − 2.16 (m, 2H), 2.04 − 1.08 (m, 6H), 1.36 − 1.34 (m, 2H), 0.86 − 0.82 (m, 2H).LCM(ESI、m/z):573[M+H]
実施例21−25:実施例21−25は、実施例1−20(表1)に記載されるような同様の手順によって調製された。
II.生物学的評価
以下のインビトロおよびインビボのアッセイを使用してMAGLとセリン加水分解酵素活性を評価するために、化合物を試験する。
インビトロでの競合化活性に基づくタンパク質プロファイリング(ヒト)
プロテオーム(ヒトの前頭前皮質または細胞膜の画分)(50μ、1.0−2.0mg/mLの総タンパク量濃度)を37℃の様々な濃度の阻害剤でプレインキュベートした。30分後、FP−RhまたはJW912(1.0μL、DMSO中で50μ)を加え、混合物を室温でさらに30分間インキュベートした。反応をSDSローディングバッファー(15μL−4X)でクエンチし、SDS−PAGE上で実行した。ゲル画像化の後、ImageJ 1.49kソフトウェアを使用して、MAGLに対応するゲルバンド(gel band)の蛍光の強度を測定することにより、セリン加水分解酵素活性を判定した。このアッセイからのIC50データを表3に示す。
インビトロでの競合化活性に基づくタンパク質プロファイリング(マウス)
プロテオーム(マウスの脳の膜の画分または細胞溶解物)(50μL、1.0mg/mLの総タンパク量濃度)を37℃の様々な濃度の阻害剤でプレインキュベートした。30分後、FP−Rh(1.0μL、DMSO中で50μM)を加え、混合物を37℃で更に30分間インキュベートした。反応をSDSローディングバッファー(50μL−4X)でクエンチし、SDS−PAGE上で実行した。ゲル画像化の後、ImageJ 1.49kソフトウェアを使用して、MAGLに対応するゲルバンド(gel band)の蛍光の強度を測定することにより、セリン加水分解酵素活性を判定した。
阻害剤で処置したマウスからの、マウスの脳のプロテオームの調製
ポリエチレングリコールのビヒクル中で、経口の胃管栄養法により阻害剤を野生型C57Bl/6Jに投与した。各動物を投与の4時間後に屠殺し、脳プロテオームを、以前に確立された方法(Niphakis, M. J.,et al.(2011)ACS Chem.Neurosci. and Long,J.Z.,et al.Nat.Chem.Biol.5:37−44を参照)に従って調製および分析した。このアッセイのパーセント阻害データを表3に示す。
***IC50は100nM以下である;**IC50は100nMより大きく、1μM未満である;*IC50は1μM以上であり、10μM以下である。
A=%阻害は75%以上である;B=%阻害は50%以上であり、75%未満である;C=%阻害は25%以上であり、50%未満である;D=%阻害は0%以上であり、25%未満である。

Claims (53)

  1. 式(I)の構造を有する化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物であって、
    式中、

    であり、
    Xは、−O−、−S−、−SO−、−N(R)−、または、−CH−であり、
    Yは−O−または−N(R)−であり、
    は、−(CR−R、−(CR−Y−(CR−R、あるいは−(CR−C3−6シクロアルキル−Rであり、
    はそれぞれ独立して、ハロゲン、−CN、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、−C1−6アルキル(ヘテロシクロアルキル)、−OR17、および−C(O)NR1819から選択され、
    はHまたはC1−6アルキルであり、
    とRはそれぞれ独立して、H、F、およびC1−6アルキルから選択され、あるいは、RとRは、それらが結合している炭素と一体となって、C3−6シクロアルキル環を形成し、
    は、−CO、−C(O)R10、あるいは−C(O)O−(CR1213)−OC(O)R11であり、
    はH、C1−6アルキル、または−SOであり、
    はC1−6アルキルであり、
    はHまたはC1−6アルキルであり、
    10はC1−6アルキルまたは−NHSO21であり、
    11はC1−6アルキルあるいはC1−6アルコキシであり、
    12とR13はそれぞれ独立してHまたはC1−6アルキルであり、
    17はそれぞれ独立して、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アミノアルキル、シクロアルキル、−C1−6アルキル(ヘテロシクロアルキル)、−C1−6アルキル−C(O)(ヘテロシクロアルキル)、随意に置換されたヘテロシクロアルキル、随意に置換されたアリール、および随意に置換されたヘテロアリールから独立して選択され、
    18とR19はそれぞれ独立して、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、シクロアルキル、アリール、およびヘテロアリールから選択され、あるいは、R18とR19は、それらが結合している窒素と一体となって、1、2、または3つのR20で随意に置換されたヘテロシクロアルキル環を形成し、
    20はそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、オキソ、−CN、およびC3−6シクロアルキルから選択され、
    21はC1−6アルキルであり、
    mは1、2、3、または4であり、
    nは0、1、2、3、または4であり、
    pは2、3、または4であり、
    qは1、2、または3であり、および、
    tは0、1、または2である、化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物。
  2. は−(CR−Rである、請求項1に記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物。
  3. mは1、2、または3である、請求項1または2に記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物。
  4. mは1である、請求項1−3のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物。
  5. mは2である、請求項1−3のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物。
  6. mは3である、請求項1−3のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物。
  7. は、−(CR−Y−(CR−Rである、請求項1に記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物。
  8. Yは−O−である、請求項7に記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物。
  9. Yは−N(R)−である、請求項7に記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物。
  10. は−SOである、請求項9に記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物。
  11. qは1である、請求項7−10のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物。
  12. pは2である、請求項7−11のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物。
  13. は−(CR−C3−6シクロアルキル−Rである、請求項1に記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物。
  14. tは0である、請求項13に記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物。
  15. tは1である、請求項13に記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物。
  16. tは2である、請求項13に記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物。
  17. 各々のRとRはそれぞれ独立して、HとC1−6アルキルから選択される、請求項1−16のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物。
  18. とRはHである、請求項1−17のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物。
  19. は−COである、請求項1−18のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物。
  20. はHである、請求項19に記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物。
  21. はC1−6アルキルである、請求項19に記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物。
  22. は−C(O)R10である、請求項1−18のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物。
  23. 10は−NHSO21である、請求項22に記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物。
  24. は−C(O)O−(CR1213)−OC(O)R11である、請求項1−18のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物。
  25. 11はC1−6アルキルである、請求項24に記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物。
  26. 11はC1−6アルコキシである、請求項24に記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物。
  27. Xは−O−である、請求項1−26のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物。
  28. Xは−SO−である、請求項1−26のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物。
  29. Xは−N(R)−である、請求項1−26のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物。
  30. はHである、請求項29に記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物。
  31. はC1−6アルキルである、請求項29に記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物。
  32. Xは−CH−である、請求項1−26のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物。

  33. である、請求項1−32のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物。

  34. である、請求項1−32のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物。

  35. である、請求項1−32のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物。
  36. はそれぞれ独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、およびC1−6ハロアルキルから選択される、請求項1−35のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物。
  37. nは1である、請求項1−36のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物。
  38. は−Clである、請求項37に記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物。
  39. は−CFである、請求項37に記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物。
  40. 以下から選択される化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物。
  41. 以下から選択される化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物。
  42. 請求項1−41のいずれか1つの化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物、および少なくとも1つの薬学的に許容可能な賦形剤を含む、医薬組成物。
  43. 患者の疼痛を処置する方法であって、治療上有効な量の請求項1−41のいずれか1つの化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法。
  44. 疼痛は神経障害性疼痛である、請求項43に記載の方法。
  45. 疼痛は炎症性疼痛である、請求項43に記載の方法。
  46. 患者の疾患または障害を処置する方法であって、治療上有効な量の請求項1−41のいずれか1つの化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含み、ここで、疾患または障害は、癲癇/発作障害、多発性硬化症、視神経脊髄炎(NMO)、トゥーレット症候群、アルツハイマー病、および過敏性腸症候群に関連する腹痛症からなる群から選択される、方法。
  47. 疾患または障害は癲癇/発作障害である、請求項46に記載の方法。
  48. 疾患または障害は多発性硬化症である、請求項46に記載の方法。
  49. 疾患または障害は視神経脊髄炎(NMO)である、請求項46に記載の方法。
  50. 疾患または障害はトゥーレット症候群である、請求項46に記載の方法。
  51. 疾患または障害はアルツハイマー病である、請求項46に記載の方法。
  52. 疾患または障害は過敏性腸症候群に関連する腹痛症である、請求項46に記載の方法。
  53. 患者の注意欠陥多動性障害(ADHD)を処置する方法であって、治療上有効な量の請求項1−41のいずれか1つの化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法。
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