JP2020199114A - 車椅子固定具及び車椅子固定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車椅子に着座した乗員の手で容易に車椅子の固縛及び固縛解除を行うことができ、かつ、構造が簡易な車椅子固定具及び車椅子固定装置を得る。【解決手段】車椅子固定具10は、車室内に立設された立設部材16に固定される固定部30と、車椅子100に対して着脱可能なフック34と、長尺状に形成されて固定部30とフック34とを連結すると共に、伸縮性を備えたベルト部材32と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、車椅子固定具及び車椅子固定装置に関する。
特許文献1には、一対のベルト式拘束手段によって車椅子を車室内に固縛(固定)させる固定装置が開示されており、一対のベルト式拘束手段は、それぞれリトラクタ、バックル及びタングプレートを有している。そして、一方側のベルト式拘束手段を構成するバックルに他方側のベルト式拘束手段を構成するタングプレートが係合されている。同様に、他方側のベルト式拘束手段を構成するバックルに一方側のベルト式拘束手段を構成するタングプレートが係合されており、これらのバックル及びタングプレートによって車椅子を固縛させている。また、バックルとタングプレートとの係合状態を解除することで、車椅子の固縛状態が解除される。
特開平8−089532号公報
上記特許文献1に記載された構造では、車椅子に着座した乗員の手によって車椅子の固縛及び固縛解除を行うことができる。しかしながら、バックルを備えた主ベルトとタングプレートを備えた副ベルトとで固定装置が構成されているため、複雑な構造となる。
本発明は上記事実を考慮し、車椅子に着座した乗員の手で車椅子の固縛及び固縛解除を行うことができ、かつ、構造が簡易な車椅子固定具及び車椅子固定装置を得る。
請求項1に係る車椅子固定具は、車室内に立設された立設部材に固定される固定部と、車椅子に対して着脱可能なフックと、長尺状に形成されて前記固定部と前記フックとを連結すると共に、伸縮性を備えたベルト部材と、を有する。
請求項1に係る車椅子固定具では、車室内に立設された立設部材に固定部が固定される。また、車椅子に対して着脱可能なフックと固定部とが長尺状のベルト部材によって連結されている。これにより、車椅子に着座した乗員がフックを車椅子に装着することで車椅子を固縛させることができる。また、ベルト部材は、伸縮性を備えているため、車椅子に着座した乗員は、フックが車椅子に装着された状態からベルト部材の張力に抗してフックを引っ張ることで、車椅子からフックを取り外すことができる。
さらに、伸縮性を備えたベルト部材によって固定部とフックとを連結した構造であるため、複数のベルトを備えた構造と比較して、簡易な構造で車椅子を固縛することができる。なお、ここでいう「伸縮性」とは、人の力で車椅子からフックを取り外せる程度に伸縮可能である性質を指す。
請求項2に係る車椅子固定具は、請求項1において、前記ベルト部材は、少なくとも一部がゴム紐によって形成されている。
請求項2に係る車椅子固定具では、ゴム紐によってベルト部材に伸縮性を付与することができる。また、入手が容易なゴム紐を用いることで、製造コストを低減することができる。
請求項3に係る車椅子固定具は、請求項1又は2において、前記ベルト部材には、前記ベルト部材が所定長さ以上に伸長するのを制限する伸長制限部材が設けられている。
請求項3に係る車椅子固定具では、車両への高荷重入力時(走行中の急制動時や衝突時など)に、車椅子に対して過大な慣性力が作用した場合であっても、伸長制限部材によってベルト部材が所定長さ以上に伸長するのを制限することができる。
請求項4に係る車椅子固定具は、請求項3において、前記伸長制限部材は、前記ベルト部材に沿って延在されて前記固定部と前記フックとを連結する金属製の線材であり、前記線材は、前記フックを車椅子に装着した状態における前記ベルト部材よりも長く、かつ、前記ベルト部材が破断する長さよりも短い長さで形成されている。
請求項4に係る車椅子固定具では、金属製の線材がフックを車椅子に装着した状態におけるベルト部材よりも長いため、フックを車椅子に装着する際に線材が張るのを抑制することができる。また、線材は、ベルト部材が破断する長さよりも短いため、車椅子に慣性力が作用するなどしてベルト部材が伸長した場合でも、ベルト部材が破断するのを抑制することができる。さらに、線材がベルト部材に沿って延在されているため、周辺の物や人などに引っ掛かるのを抑制することができる。
請求項5に係る車椅子固定具は、請求項1において、前記ベルト部材は、少なくとも一部が引張ばねによって形成されている。
請求項5に係る車椅子固定具では、ベルト部材の少なくとも一部が引張ばねによって形成されている。これにより、ベルト部材が伸長して引張ばねが伸びきった場合に、ベルト部材がさらに伸長するのを制限することができる。すなわち、伸長制限部材を別途設けることなくベルト部材が所定長さ以上に伸長するのを制限することができる。
請求項6に係る車椅子固定具は、長尺状のベルト部材と、車室内に立設された立設部材に固定されて前記ベルト部材の一端部が巻かれると共に、前記ベルト部材の巻き取り量に応じて前記ベルト部材の引出しを制限するリトラクタと、車椅子に対して着脱可能なフックと、前記ベルト部材の他端部に設けられ、前記ベルト部材と前記フックとを連結すると共に、前記車椅子に着座した乗員の操作によって前記ベルト部材と前記フックとの連結状態を解除可能な連結部材と、を有する。
請求項6に係る車椅子固定具では、車室内に立設された立設部材に固定されるリトラクタを有しており、このリトラクタに長尺状のベルト部材の一端部が巻かれている。そして、リトラクタは、ベルト部材の巻き取り量に応じてベルト部材の引出しを制限する。また、ベルト部材の他端部には連結部材を介してフックが連結されている。これにより、車椅子に着座した乗員がベルト部材を引き出して車椅子にフックを装着することで容易に車椅子を固縛させることができる。また、連結部材は、乗員の操作によってベルト部材とフックとの連結状態を解除可能に構成されている。このため、車椅子に着座した乗員は、フックが車椅子に装着された状態から連結部材を操作するだけで車椅子の固縛状態を解除させることができる。
さらに、連結部材によってベルト部材とフックとを連結した構造であるため、複数のベルトを備えた構造と比較して、簡易な構造で車椅子を固縛することができる。
請求項7に係る車椅子固定装置は、請求項1〜6の何れか1項に記載の車椅子固定具と、前記立設部材に設けられ、前記フックを引掛けた状態で保持可能な引掛部と、を有する。
請求項7に係る車椅子固定装置では、車椅子を固縛しない未使用時にフックを引掛部に引掛けておくことができる。また、車椅子の固縛時には、フックを引掛部から外すだけで使用することができる。
請求項8に係る車椅子固定装置は、請求項7において、前記引掛部は、前記フックが引掛けられた状態において、前記ベルト部材に張力が作用する位置に設けられている。
請求項8に係る車椅子固定装置では、ベルト部材に張力を作用させた状態で引掛部にフックが引掛けられている。これにより、車両の走行時の振動などによってフックが引掛部から外れるのを抑制することができる。
以上説明したように、請求項1に係る車椅子固定具によれば、車椅子に着座した乗員の手で車椅子の固縛及び固縛解除を行うことができ、かつ、構造を簡易にできる。
請求項2に係る車椅子固定具によれば、安価かつ簡易な構造でベルト部材に伸縮性を付与することができる。
請求項3に係る車椅子固定具によれば、高速で走行する車両にも適用することができる。
請求項4に係る車椅子固定具によれば、高速で走行する車両に適用でき、かつ、車椅子にフックを装着する際に線材が邪魔にならない。
請求項5に係る車椅子固定具によれば、簡易な構造でベルト部材が所定長さ以上に伸長するのを制限することができる。
請求項6に係る車椅子固定具によれば、車椅子に着座した乗員の手で車椅子の固縛及び固縛解除を行うことができ、かつ、複数のベルトを備えた構造と比較して構造を簡易にできる。
請求項7に係る車椅子固定装置によれば、未使用時のフックが車室内の床に載置された構成と比較して、固縛時の作業を容易に行うことができる。
請求項8に係る車椅子固定装置によれば、フックが引掛部に引掛けられた状態を良好に維持することができる。
第1実施形態に係る車椅子固定装置が適用された車両の車室内を車両幅方向から見た側面図であり、車椅子固定具が使用されている状態を示す図である。 第1実施形態に係る車椅子固定装置が適用された車両の車室内を車両幅方向から見た側面図であり、車椅子固定具の使用前後の状態を示す図である。 第1実施形態に係る車椅子固定具を示す図であり、(A)には車椅子固定具の全体図が示され、(B)には図3(A)の3B−3B線で切断した状態が拡大して示されている。 第1実施形態に係る車椅子固定具の変形例を示す図であり、(A)には車椅子固定具の全体図が示され、(B)には図4(A)の4B−4B線で切断した状態が拡大して示されている。 第1実施形態におけるベルト部材の伸び率とベルト荷重との関係を示すグラフである。 第2実施形態に係る車椅子固定具の全体図である。 第3実施形態に係る車椅子固定具を示す図であり、(A)には車椅子固定具の全体図が示され、(B)には図7(A)の要部を拡大した拡大斜視図が示されている。 第3実施形態に係る車椅子固定具の変形例を示す、図7(A)に対応する全体図である。
<第1実施形態>
以下、図面を参照して第1実施形態に係る車椅子固定具10を備えた車椅子固定装置について説明する。なお、各図の矢印UP及び矢印FRはそれぞれ、車椅子固定装置が適用された車両の車両上側及び車両前側を示している。前後左右上下の方向を用いて説明する場合、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両幅方向の左右、車両上下方向の上下を示すものとする。
図1に示されるように、本実施形態の車椅子固定装置が適用された車両12は、一例として、バスなどの多数の乗員が乗車する車両であり、車椅子100の乗り入れが可能な図示しないドア開口部を備えている。また、車両12の車室内には、車椅子100を固縛(固定)するためのスペースが確保されており、このスペースには、立設部材としての立壁16が設けられている。
立壁16は、フロアパネル14に立設されて車両上下方向及び車両幅方向に延在されている。また、立壁16の上端部から車両上方へ立設部材としての手すり17が延出されている。手すり17は、車両幅方向に間隔をあけて一対設けられており、車両12の天井部まで延在されている。ここで、手すり17の下部には、引掛部としてのフック保持部22が設けられている。フック保持部22は、略円柱状に形成されて手すり17から車両幅方向へ延出されており、車両12の側壁と手すり17とを連結している。なお、図示はしないが、もう一方の手すりにも同様のフック保持部が設けられている。
立壁16の下部は、カバー(内装トリム)18によって覆われている。また、立壁16の下部には、取付ブラケット20が設けられている。取付ブラケット20は、立壁16の外側面に接合されており、この取付ブラケット20には車椅子固定具10を構成する固定部としてのプレート30が固定されている。
図3(A)に示されるように、車椅子固定具10は、主として、プレート30、ベルト部材32及びフック34を含んで構成されている。そして、本実施形態では、一対の車椅子固定具10を用いて車椅子100を固縛する構成となっている。
図3(B)に示されるように、プレート30は、金属製で断面略L字状に形成されており、プレート30の一方の面にはボルト挿通孔30Aが形成されている。図1に示されるように、プレート30の一方の面を取付ブラケット20に重ね合わせた状態でボルト挿通孔30Aにボルト24を挿通し、ボルト24を取付ブラケット20に捩じ込むことで、プレート30が取付ブラケット20に締結される。
図3(B)に示されるように、プレート30の他方の面にはベルト挿通孔30Bが形成されている。ベルト挿通孔30Bは、後述するベルト部材32の幅よりもやや広幅に形成されており、このベルト挿通孔30Bにベルト部材32の一端部32Aが挿通されている。
図3(A)に示されるように、ベルト部材32は、長尺状に形成されており、本実施形態では一例として、ベルト部材32の全体が伸縮性を備えた平ゴム紐によって形成されている。
ベルト部材32の一端部32Aは、上述したようにプレート30に形成されたベルト挿通孔30Bに挿通されており、折り返されて縫製部S1で縫製されている(図3(B)参照)。また、ベルト部材32の他端部32Bは、一端部32Aと同様に折り返されて縫製部S2で縫製されている。
ベルト部材32の他端部32Bには、フック34が取り付けられている。換言すれば、ベルト部材32によってプレート30とフック34とが連結されている。フック34は、金属製で略S字状に形成されており、フック34の一端部34Aがベルト部材32の他端部32Bを折り返すことで形成された輪に通されている。
フック34の他端部34Bは、鉤状に形成されており、車椅子100に対して着脱可能とされている。図1では、車椅子100のフレーム100Aにフック34の他端部34Bが引掛けられた状態が図示されている。また、図2に示されるように、車椅子固定具10の使用前後の状態では、フック34の他端部34Bがフック保持部22に引掛けられた状態で保持されている。
ここで、フック保持部22の高さは、車椅子100に着座した乗員Pから手の届く高さに設定されている。本実施形態では一例として、フック保持部22は、車椅子100に着座した標準体形の成人の乗員Pにおける肩の高さに設定されている。また、フック保持部22にフック34を引っ掛けた状態では、ベルト部材32が引っ張られている。すなわち、フック保持部22は、フック34が引掛けられた状態において、ベルト部材32に張力が作用する位置に設けられている。
本実施形態の車椅子固定装置は以上のように構成されている。そして、図2に示される状態から車椅子固定具10を使用する場合、先ず、車椅子100に着座した乗員Pがフック保持部22からフック34を取り外す。このとき、ベルト部材32が平ゴム紐によって形成されているため、乗員Pがフック34を把持して引き上げるだけでフック保持部22からフック34が取り外される。
次に、乗員Pは、取り外したフック34の他端部34Bを車椅子100におけるフレーム100Aの左側に引掛けることで装着する。このとき、ベルト部材32に張力が作用した状態でフック34が車椅子100に装着される。同様に、乗員Pは、図示しないもう一方の車椅子固定具のフックを取り外して車椅子100におけるフレーム100Aの右側に引掛けることで装着する。このようにして、一対の車椅子固定具10が装着された車椅子100に対して、立壁16側への張力が作用した状態で車椅子100が固縛される。
(作用)
次に、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態に係る車椅子固定具10を備えた車椅子固定装置では、図3に示されるように、フック34とプレート30とが長尺状のベルト部材32によって連結されることで車椅子固定具10が構成されている。これにより、図1に示されるように、車椅子100に着座した乗員Pがフック34を車椅子100に装着することで車椅子100を固縛させることができる。すなわち、簡易な構造で車椅子を固縛することができる。
また、本実施形態の車椅子固定具10では、ベルト部材32が伸縮性を備えている。このため、車椅子100に着座した乗員Pは、フック34が車椅子100に装着された状態からベルト部材32の張力に抗してフック34を引っ張ることで、車椅子100からフック34を取り外すことができ、車椅子100の固縛状態を解除させることができる。この結果、例えば、緊急時であっても車椅子100に着座した乗員Pの手で容易に車椅子100の固縛解除を行うことができる。
さらに、ベルト部材32が伸縮性を備えているため、車両12のブレーキによる制動時には、ベルト部材32の張力によって車椅子100の固縛状態を維持することができる。すなわち、低速で走行する車両12において、リトラクタなどの装置を用いることなく車椅子100を固縛することができる。
さらにまた、本実施形態では、ベルト部材32が平ゴム紐によって形成されているため、安価かつ簡易な構造でベルト部材32に伸縮性を付与することができる。特に本実施形態では、ベルト部材32の全体が平ゴム紐(ゴム紐)によって形成されているため、ベルト部材32の一部がゴム紐で形成された場合と比較して、部品点数を減少させることができる。
また、本実施形態では、図2に示されるように、車椅子100を固縛しない未使用時にフック34をフック保持部22に引掛けておくことができる。これにより、フック34が車室内のフロアパネル14に載置された場合と比較して、車椅子100に着座した乗員Pがフック34を取り易くなり、固縛時の作業を容易に行うことができる。
特に、本実施形態では、ベルト部材32に張力を作用させた状態でフック保持部22にフック34が引掛けられている。これにより、車両12の走行時の振動などによってフック34がフック保持部22から外れるのを抑制することができる。すなわち、フック34がフック保持部22に引掛けられた状態を良好に維持することができる。
なお、本実施形態では、図3に示されるように、フック34とプレート30とがベルト部材32のみによって連結された車椅子固定具10について説明したが、これに限定されない。例えば、図4に示される変形例の車椅子固定具40を採用してもよい。
(変形例)
図4(A)に示されるように、本変形例に係る車椅子固定具40は、伸長制限部材としての金属製のピアノ線42(線材)を含んで構成されている。ピアノ線42は、樹脂によって被膜された状態で、ベルト部材32に沿って延在されている。具体的には、ピアノ線42は、ベルト部材32の外周面に略螺旋状に巻かれており、フック34とプレート30とを連結している。
図4(B)に示されるように、ピアノ線42の一端部は、プレート30のベルト挿通孔30Bにベルト部材32と共に挿通されており、折り返されて結合部材43によってピアノ線42同士が結合されている。これにより、ピアノ線42がプレート30から外れないように構成されている。同様にして、ピアノ線42の他端部がフック34から外れないようにフック34の一端部34Aに取り付けられている。
ここで、ピアノ線42の弛みをとった場合の長さは、図1に示されるようにフック34を車椅子100に装着した状態におけるベルト部材32よりも長い。これにより、フック34を車椅子100に装着する際にピアノ線42が張るのを抑制している。また、ピアノ線42の弛みをとった場合の長さは、ベルト部材32が破断する長さよりも短い。このように、ピアノ線42を設けることによってベルト部材32が所定長さ以上に伸長するのを制限している。
以上のように、本変形例では、車椅子100にフック34を装着する際にピアノ線42が邪魔にならず、また、ピアノ線42によってベルト部材32が破断するのを抑制することができる。すなわち、車両12の高速走行時に車椅子100に対して過大な慣性力が作用するような場合であっても、車椅子100の固縛状態を良好に維持することができる。この作用について図5のグラフを用いて説明する。
図5に示されるグラフにおいて、ベルト部材32の伸び率とベルト荷重との関係が実線L1で示されている。また、ピアノ線42を備えた場合におけるベルト部材32の伸び率とベルト荷重との関係が仮想線L2で示されている。さらに、P1は、車椅子固定具40がフック保持部22(図2参照)に引掛けられた状態におけるベルト部材32の伸び率であり、P2は、車椅子100を固縛している状態におけるベルト部材32の伸び率である。P3は、ピアノ線42が張った状態におけるベルト部材32の伸び率であり、P4は、ベルト部材32が破断する際の伸び率である。
ここで、車椅子100の固縛状態において、車両へ高荷重が入力された場合には、ベルト部材32が引っ張られる。そして、ベルト部材32は、P2からさらにP4へと伸びることとなる。一方、本変形例のようにピアノ線42を備えた構造では、ベルト部材32の伸び率がP3の状態で、ピアノ線42が張った状態となるため、仮想線L2で示される曲線を描く。すなわち、ベルト荷重が増加した場合でも、ピアノ線42がベルト荷重を負担することで、ベルト部材32が伸びて破断するのを抑制することができる。
また、本変形例では、ピアノ線42を樹脂によって被覆している。これにより、意匠性を向上させることができ、しかもピアノ線42によってベルト部材32が切れるのを抑制することができる。すなわち、ベルト部材32をピアノ線42から保護することができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係る車椅子固定具50について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付し、適宜説明を省略する。
図6に示されるように、本実施形態の車椅子固定具50は、ベルト部材32に替えてベルト部材52を備えている。ベルト部材52は、少なくとも一部が引張ばねによって形成されており、本実施形態では、ベルト部材52の全体が引張ばねによって形成されている。
具体的には、ベルト部材52の一端部52Aは、プレート30のベルト挿通孔30Bに挿通されており、折り返されて結合部材54によってベルト部材52同士が結合されている。これにより、ベルト部材52の一端部52Aがプレート30から外れないように構成されている。
一方、ベルト部材52の他端部52Bは、フック34の一端部34Aに挿通されており、折り返されて結合部材56によってベルト部材52同士が結合されている。これにより、ベルト部材52の他端部52Bがフック34から外れないように構成されている。また、ベルト部材52は、伸縮性を備えた図示しない布材によって外側から覆われている。
(作用)
次に、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態に係る車椅子固定具50では、ベルト部材52が引張ばねによって形成されている。これにより、車椅子100に着座した乗員Pがベルト部材52の張力に抗してフック34を引っ張ることで、車椅子100からフック34を取り外すことができ、車椅子100の固縛状態を解除させることができる。この結果、例えば、緊急時であっても車椅子100に着座した乗員Pの手で容易に車椅子100の固縛解除を行うことができる(図1参照)。
また、本実施形態では、急制動時などにおいて、ベルト部材52が伸びきった場合、ベルト荷重が増加した場合でも、ベルト部材52が所定の長さよりも伸びるのを制限することができる。すなわち、ピアノ線などの伸長制限部材を別途設けることなくベルト部材52が所定長さ以上に伸長するのを制限することができる。この結果、簡易な構造でベルト部材52が所定長さ以上に伸長するのを制限することができる。
さらに、本実施形態では、伸縮性を備えた布材によってベルト部材52を外側から覆うことで、意匠性を向上させることができ、しかもベルト部材52の引張ばねに指が挟まれるのを抑制することができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態に係る車椅子固定具60について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付し、適宜説明を省略する。
図7(A)に示されるように、本実施形態の車椅子固定具60は、主として、リトラクタ62、ベルト部材64、フック34及び連結部材65を含んで構成されている。そして、本実施形態では、一対の車椅子固定具60を用いて車椅子100を固縛する構成となっている。
リトラクタ62には、図示しないボルト挿通孔が形成されている。そして、ボルト挿通孔にボルトが挿通され、ボルトが取付ブラケット20に捩じ込まれることで、リトラクタ62が取付ブラケット20に締結される(図1参照)。すなわち、リトラクタ62は、取付ブラケット20を介して立壁16に固定されている。
リトラクタ62は、回転可能なスプール62Aを備えており、このスプール62Aには、ベルト部材64の一端部64Aが巻かれている。ベルト部材64は、長尺状に形成されており、本実施形態では一例として、ベルト部材64がシートベルトと同様の布材によって形成されている。また、リトラクタ62は、ベルト部材64の巻取り量に応じてベルト部材64の引出しを制限する自動ロック機構(ALR:Automatic Locking Retractor)を備えており、さらに、車両の衝突時などの緊急時にベルト部材64の引出しを制限する緊急時ロック機構(ELR:Emergency Locking Retractor)を備えている。
ベルト部材64の他端部64Bには、連結部材65が設けられており、この連結部材65は、コネクトタング66とコネクトバックル67とを含んで構成されている。
図7(B)に示されるように、コネクトタング66には、ベルト挿通孔66Aが形成されている。そして、ベルト挿通孔66Aにベルト部材64の他端部64Bが挿通されており、折り返されて縫製部S3で縫製されている。このため、ベルト部材64からコネクトタング66が外れないように構成されている。また、コネクトタング66は、先端に略L字状の係合部66Bを備えている。
一方、コネクトバックル67は、中空の部材であり、コネクトバックル67の一端部には、コネクトタング66の係合部66Bが挿入される挿入孔67Aが形成されている。また、コネクトバックル67の周壁には、解除孔67Bが形成されており、この解除孔67Bからコネクトタング66の係合部66Bが露出している。さらに、コネクトバックル67の内部には図示しないリターンバネが設けられており、リターンバネによってコネクトタング66が押し出される方向へ付勢されている。なお、解除孔67Bは、スリット状に形成されて乗員の指が入り込まない大きさに形成されている。
コネクトバックル67の他端部には、ベルト挿通孔67Cが形成されており、このベルト挿通孔67Cには連結ベルト68が挿通されている。図7(A)に示されるように、連結ベルト68は、輪状に形成されてコネクトバックル67とフック34の一端部34Aを連結している。すなわち、コネクトタング66がコネクトバックル67に係合された状態では、連結ベルト68を介してベルト部材64とフック34とが連結部材65によって連結されている。
ここで、本実施形態では、コネクトタング66がコネクトバックル67に係合された状態において、車椅子100に着座した乗員Pの操作によって係合状態を解除できるように構成されている。具体的には、コネクトバックル67に形成された解除孔67Bにカードなどを挿入することで、コネクトタング66の係合部66Bが押圧されて係合状態が解除される。すなわち、車椅子100に着座した乗員Pの操作によってベルト部材64とフック34との連結状態を解除することができる。なお、解除孔67Bに挿入するための専用の鍵を用いてもよい。
なお、本実施形態では、ベルト部材64の他端部64Bに目立つ色で形成されたタグ69が縫い付けられている。そして、このタグ69には、コネクトタング66とコネクトバックル67との係合状態を解除させるための手順について記載されている。
(作用)
次に、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態に係る車椅子固定具60では、車椅子100に着座した乗員P(図1参照)が車椅子100を固縛する場合、フック34を引っ張ることでリトラクタ62からベルト部材64が引き出される。そして、車椅子100にフック34を装着し、リトラクタ62のロック機構を作動させてベルト部材64の引出しをロックすることで容易に車椅子100を固縛させることができる。このとき、スプール62Aをモータなどで回転させてベルト部材64の弛みをとるようにしてもよい。
また、本実施形態では、解除孔67Bにカードなどを挿入することで、コネクトタング66とコネクトバックル67との係合状態が解除され、図示しないリターンバネによってコネクトタンク66が押し出される。これにより、ベルト部材64からフック34を切り離すことができ、乗員Pの操作によってベルト部材64とフック34との連結状態を解除できる。これにより、車椅子100に着座した乗員Pが連結部材65を操作するだけで車椅子100の固縛状態を解除させることができる。この結果、第1実施形態と同様に、緊急時であっても車椅子100に着座した乗員Pの手で容易に車椅子100の固縛解除を行うことができる。
特に、本実施形態では、一対の車椅子固定具60に対して、別々にベルト部材64とフック34との連結状態を解除することができる。このため、一方のベルトと他方のベルトとを係合させて車椅子を固縛させる構成と比較して、より容易に車椅子100の固縛解除を行うことができる。
さらに、本実施形態では、コネクトバックル67の解除孔67Bは、乗員の指が入り込まない大きさに形成されている。これにより、不用意にコネクトタング66とコネクトバックル67との係合状態が解除されるのを抑制することができる。
さらにまた、本実施形態では、ベルト部材64の他端部64Bにタグ69が設けられているため、乗員Pが車椅子100の固縛解除の方法を容易に把握することができる。
なお、本実施形態では、コネクトタング66とコネクトバックル67とを含んで構成された連結部材65を備えた構造について説明したが、これに限らない。例えば、図8に記載の構造を採用してもよい。
(変形例)
図8に示されるように、本変形例の車椅子固定具70では、図7の連結部材65に替えて、連結部材としてのカラビナ72が設けられている。具体的には、ベルト部材64の他端部64Bにカラビナ72が取り付けられている。
カラビナ72は、略円環状の本体部72Aを備えており、この本体部72Aは、略C字状に形成されて一部が開口されている。また、本体部72Aにはレバー部材72Bが取り付けられており、このレバー部材72Bによって本体部72Aの開口が開閉可能に閉じられた状態となっている。さらに、レバー部材72Bの内部には図示しないリターンバネが設けられており、リターンバネによってレバー部材72Bが本体部72Aの閉塞方向へ付勢されている。
本変形例では、車椅子100に着座した乗員P(図1参照)がリターンバネの付勢力に抗してレバー部材72Bを操作することで、ベルト部材64とフック34との連結状態が解除される。
以上、実施形態及び変形例に係る車椅子固定具について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、上記第1実施形態では、ベルト部材32としてベルト部材32の全体が伸縮性を備えた平ゴム紐によって形成したが、これに限定されない。すなわち、ベルト部材の一部をゴム紐で形成し、他の部分をゴム紐以外の伸縮性のない部材で形成してもよい。同様に、上記第2実施形態では、ベルト部材52の全体を引張ばねによって形成したが、これに限定されず、ベルト部材52の一部を引張ばねによって形成し、他の部分を引張ばね以外の伸縮性のないウェビングなどの部材で形成してもよい。
また、上記本実施形態では、一対の車椅子固定具によって車椅子100を固縛する構成としたが、これに限定されない。例えば、1本の車椅子固定具によって車椅子100を固縛する構成としてもよい。この場合、車椅子100のフレームの中央部に車椅子固定具のフックを装着するようにしてもよい。また逆に、3本以上の車椅子固定具によって車椅子100を固縛するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態の車椅子固定具では、図1及び図2に示されるように、固定部としてのプレート30が立壁16に固定された構造としたが、これに限定されない。例えば、プレート30に替えて、立壁16又は手すり17に固定可能な着脱部が設けられた構造としてもよい。この場合、使用前の状態では車椅子100に着座した乗員Pの手の届く場所に車椅子固定具を収納しておくことができる。そして、使用時には、車椅子に着座した乗員が車椅子固定具の着脱部を立壁16又は手すり17に固定し、フック34を車椅子100のフレーム100Aに装着することで、車椅子100を固縛することができる。すなわち、着脱部が固定可能な場所であれば、車室内の他の場所であっても車椅子100を固縛することができる。なお、着脱部として、フック34と同様の形状のフックを用いることができる。この場合、車椅子固定具は、両端部のフック同士をベルト部材32で連結した構造となる。着脱部としては、フックの他にクリップ状の部材などを用いることができる。
さらにまた、上記第3実施形態では、ALR及びELRの機能を備えたリトラクタ62を適用した構造について説明したが、これに加えて、別途ロック機構を備えた構造としてもよい。例えば、ベルト部材64の引出しのロック及びロック解除を任意のタイミングで行うことができるロック機構が設けられた構造としてもよい。このロック機構は、乗員が図示しないスイッチなどを操作することによって作動されるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、フック保持部22にフック34を引掛けた状態で保持させたが、これに限定されない。例えば、フック保持部22を備えていない構造としてもよい。この場合、車椅子固定具10の未使用時には、乗員の邪魔にならないように、手すり17に巻き付けておいてもよい。さらに、ベルト部材32に張力が作用する位置にフック保持部22を設けたが、これに限定されない。例えば、フック保持部22が図1の位置よりも下に設けられている場合、ベルト部材32を手すり17に巻き付けた状態でフック34をフック保持部22に引掛けることで、車両12の走行時の振動などによってフック34がフック保持部22から外れるのを抑制することができる。
10、40、50、60、70 車椅子固定具
16 立壁(立設部材)
17 手すり(立設部材)
22 フック保持部(引掛部)
30 プレート(固定部)
32、52、64 ベルト部材
34 フック
42 ピアノ線(伸長制限部材、線材)
62 リトラクタ
65 連結部材
72 カラビナ(連結部材)
100 車椅子
P 乗員

Claims (8)

  1. 車室内に立設された立設部材に固定される固定部と、
    車椅子に対して着脱可能なフックと、
    長尺状に形成されて前記固定部と前記フックとを連結すると共に、伸縮性を備えたベルト部材と、
    を有する車椅子固定具。
  2. 前記ベルト部材は、少なくとも一部がゴム紐によって形成されている請求項1に記載の車椅子固定具。
  3. 前記ベルト部材には、前記ベルト部材が所定長さ以上に伸長するのを制限する伸長制限部材が設けられている請求項1又は2に記載の車椅子固定具。
  4. 前記伸長制限部材は、前記ベルト部材に沿って延在されて前記固定部と前記フックとを連結する金属製の線材であり、
    前記線材は、前記フックを車椅子に装着した状態における前記ベルト部材よりも長く、かつ、前記ベルト部材が破断する長さよりも短い長さで形成されている請求項3に記載の車椅子固定具。
  5. 前記ベルト部材は、少なくとも一部が引張ばねによって形成されている請求項1に記載の車椅子固定具。
  6. 長尺状のベルト部材と、
    車室内に立設された立設部材に固定されて前記ベルト部材の一端部が巻かれると共に、前記ベルト部材の巻き取り量に応じて前記ベルト部材の引出しを制限するリトラクタと、
    車椅子に対して着脱可能なフックと、
    前記ベルト部材の他端部に設けられ、前記ベルト部材と前記フックとを連結すると共に、前記車椅子に着座した乗員の操作によって前記ベルト部材と前記フックとの連結状態を解除可能な連結部材と、
    を有する車椅子固定具。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載の車椅子固定具と、
    前記立設部材に設けられ、前記フックを引掛けた状態で保持可能な引掛部と、
    を有する車椅子固定装置。
  8. 前記引掛部は、前記フックが引掛けられた状態において、前記ベルト部材に張力が作用する位置に設けられている請求項7に記載の車椅子固定装置。
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