JP2020194914A - 配線基板、電子装置および電子モジュール - Google Patents

配線基板、電子装置および電子モジュール Download PDF

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Abstract

【課題】長期間にわたって良好に機能させることができる配線基板、電子装置および電子モジュールを提供すること。【解決手段】配線基板は、第1主面11aおよび第1側面11c、および第1側面11cと反対側に第2側面11d、および第1主面11aと反対側に第2主面11bを有し、電子部品の搭載部を含む凹部12を第1主面11aに備える絶縁基板11を有し、縦断面視において、搭載部を外側に延長した仮想線N−Nと第2側面11dとが成す第1角部111、および第2主面と第2側面とが成す第2角部112を有しており、第2角部が第1角部より外側に位置している。【選択図】図4

Description

本発明は、配線基板、電子装置および電子モジュールに関するものである。
従来、セラミックスからなる絶縁基板の主面に、LD(Laser Diode)等の発光素子からなる電子部品を搭載する配線基板が知られている。
配線導体は、電子部品を収納するための凹部を有する絶縁基板と、絶縁基板の表面および内部に設けられた配線導体とを有している(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2014−027179号公報
近年、電子装置の小型化、高機能化が求められており、効率よく光を照射することができる電子装置が求められている。
本開示の配線基板は、第1主面および第1側面、および該第1側面と反対側に第2側面、および前記第1主面と反対側に第2主面を有し、電子部品の搭載部を含む凹部を前記第1主面に備える絶縁基板を有し、縦断面視において、前記搭載部を外側に延長した仮想線と前記第2側面とが成す第1角部、および前記第2主面と前記第2側面とが成す第2角部を有しており、該第2角部が前記第1角部より外側に位置している。
本開示の電子装置は、上記構成の配線基板と、配線基板に搭載された電子部品とを有している。
本開示の電子モジュールは、接続パッドを有する外部部材と、光学部材と、接続パッドに接合材を介して接続され、光学部材に接した上記構成の電子装置とを有する。
本開示の配線基板は、第1主面および第1側面、および第1側面と反対側に第2側面、および第1主面と反対側に第2主面を有し、電子部品の搭載部を含む凹部を第1主面に備える絶縁基板を有し、縦断面視において、搭載部を外側に延長した仮想線と第2側面とが成す第1角部、および第2主面と第2側面とが成す第2角部を有しており、第2角部が第1角部より外側に位置している。上記構成により、絶縁基板の第2側面の第1角部と第2角部とにより、第2側面側において絶縁基板を傾けることで、搭載部が第2側面側に向けて傾斜することとなり、搭載部に搭載された電子部品からの光が外部に効率よく照射することができる。
本開示の電子装置は、上記構成の配線基板と、配線基板に搭載された電子部品とを有していることによって、小型で高機能な長期信頼性に優れた電子装置とすることができる。
本開示の電子モジュールは、接続パッドを有する外部部材と、光学部材と、接続パッドに接合材を介して接続され、光学部材に接した上記構成の電子装置とを有する
ことによって、長期信頼性に優れたものとすることができる。
(a)は、第1の実施形態における配線基板を示す上面図であり、(b)は(a)の下面図である。 (a)は、図1(a)に示した配線基板のA方向における側面図であり、(b)は、図1(a)に示した配線基板のB方向における側面図である。 (a)は、図1(a)に示した配線基板のA−A線における縦断面図であり、(b)は、図1(a)に示した配線基板のB−B線における縦断面図である。 (a)は、図3(a)のC部における要部拡大縦断面図であり、(b)は、図3(a)のD部における要部拡大縦断面図である。 (a)は、図1に示した配線基板を用いた電子装置を示す上面図であり、(b)は、(a)のA−A線における縦断面図である。 図5に示した電子装置を用いた電子モジュールを示す縦断面図である。 (a)は、第2の実施形態における配線基板を示す上面図であり、(b)は(a)の下面図である。 (a)は、図7(a)に示した配線基板のA方向における側面図であり、(b)は、図1(a)に示した配線基板のB方向における側面図である。 (a)は、図7(a)に示した配線基板のA−A線における縦断面図であり、(b)は、図1(a)に示した配線基板のB−B線における縦断面図である。 (a)は、図9(a)のC部における要部拡大縦断面図であり、(b)は、図9(a)のD部における要部拡大縦断面図である。 (a)は、図7に示した配線基板を用いた電子装置を示す上面図であり、(b)は、(a)のA−A線における縦断面図である。 (a)は、第3の実施形態における配線基板を示す上面図であり、(b)は(a)の下面図である。 (a)は、図12(a)に示した配線基板のA方向における側面図であり、(b)は、図1(a)に示した配線基板のB方向における側面図である。 (a)は、図12(a)に示した配線基板のA−A線における縦断面図であり、(b)は、図1(a)に示した配線基板のB−B線における縦断面図である。 (a)は、図12に示した配線基板を用いた電子装置を示す上面図であり、(b)は、(a)のA−A線における縦断面図である。
本開示のいくつかの例示的な実施形態について、添付の図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態における配線基板1は、図1〜図4に示された例のように、第1主面11aおよび第1側面11c、および第1側面11aと反対側に第2側面11d、および第1主面11aと反対側に第2主面11bを有し、電子部品2の搭載部12aを含む凹部12を第1主面11aに備える絶縁基板11を有している。縦断面視において、搭載部12aを外側に延長した仮想線Nと第2側面11dとが成す第1角部111、および第2主面11bと第2側面11dとが成す
第2角部112を有しており、第2角部112が第1角部111より外側に位置している。
電子装置は、配線基板1と、配線基板1に搭載された電子部品2とを含んでいる。電子装置は、例えば電子モジュールを構成する外部部材4上の接続パッド41に接合材5を用いて接続される。図1〜図4において、上方向とは、仮想のz軸の正方向のことをいう。なお、以下の説明における上下の区別は便宜的なものであり、実際に配線基板1等が使用される際の上下を限定するものではない。
絶縁基板11は、第1主面11a(図1〜図4では上面)および第1主面11aの反対側に相第2主面11b(図1〜図4では下面)と、側面とを有している。絶縁基板11は、複数の絶縁層からなり、平面視にて、第1主面に開口する凹部12を有している。絶縁基板11は、平面視すなわち主面に垂直な方向から見ると方形状を有している。絶縁基板11は、電子部品2を支持するための支持体として機能する。
絶縁基板11は、例えば、酸化アルミニウム質焼結体(アルミナセラミックス),窒化アルミニウム質焼結体,窒化珪素質焼結体、ムライト質焼結体またはガラスセラミックス焼結体等のセラミックスを用いることができる。絶縁基板11は、例えば酸化アルミニウム質焼結体である場合であれば、酸化アルミニウム(Al),酸化珪素(SiO),酸化マグネシウム(MgO),酸化カルシウム(CaO)等の原料粉末に適当な有機バインダーおよび溶剤等を添加混合して泥漿物を作製する。この泥漿物を、従来周知のドクターブレード法またはカレンダーロール法等を採用してシート状に成形することによってセラミックグリーンシートを作製する。次に、このセラミックグリーンシートに適当な打ち抜き加工を施すとともに、セラミックグリーンシートを複数枚積層して生成形体を形成し、この生成形体を高温(約1600℃)で焼成することによって絶縁基板11が製作される。
凹部12は、図1および図2に示す例のように、絶縁基板11の第1主面に開口して設けられている。凹部12は、図5に示す例のように、電子部品2を搭載するための領域であり、凹部12の底面に電子部品2を搭載するための搭載部12aが設けられている。このような凹部12は、絶縁基板11用のセラミックグリーンシートのいくつかに、レーザー加工または金型による打ち抜き加工等によって、凹部12となる貫通孔を形成しておくことにより形成される。
絶縁基板11は、図1〜図4に示す例のように、第1主面および第1主面に相対する第2主面に接する、4つの側面を有している。側面は、第1側面11c(図1〜図4では左側面)と第1側面11cと反対側に第2側面11d(図1〜図4では右側面)とを有している。第2側面11dは、縦電面視にて傾斜した側面として形成されている。第2側面11bは、側面全面にわたって傾斜しており、凹部12とつながる貫通孔12bが開口している。このような貫通孔12bは、絶縁基板11用のセラミックグリーンシートに凹部12となる貫通孔と貫通孔12bとがつながるように、形成しておくことにより形成される。搭載部12aを外側に延長した仮想線N‐Nと第2側面11dとが成す第1角部111および第2主面11bと第2側面11
dとが成す第2角部112とを有しており、第2角部112が第1角部111より外側に位置して
いる。搭載部12aを第2側面11d側に延長した仮想線N‐Nと第2側面11dとの成す角θ1は鈍角である。第2主面11bと第2側面11dとが成す第2角部112の角θ2は鋭角であ
る。第2側面11dは、絶縁基板11となる大型絶縁基板の側面にスライシング法により、仮想線N‐Nと第1側面11aとの成す角θ1が鈍角であり、かつ第2主面11bと第2側面11dとが成す第2角部112の角θ2が鋭角となるように切断することにより精度良く形成す
ることができる。もしくは、絶縁基板11となる大型絶縁基板の側面を研磨加工し、仮想線N‐Nと第1側面11aとの成す角θ1が鈍角であり、かつ第2主面11bと第2側面11dとが成す第2角部112の角θ2が鋭角となるように切削することにより形成することができ
る。
配線導体13は、絶縁基板11の第1主面および内部に位置している。配線導体13は、絶縁基板11の絶縁層の表面に位置する配線層と、絶縁基板11の内部の厚み方向に位置する貫通導体とを有する。外部電極14は、絶縁基板11の第2主面に位置している。絶縁基板11の第1主面に位置する配線導体13と外部電極14とは電気的に接続している。配線導体13および外部電極14は、配線基板1の搭載部12aに搭載された電子部品2と外部部材4とを電気的に接続するためのものである。
配線導体13および外部電極14は、タングステン(W),モリブデン(Mo),マンガン(Mn),銀(Ag),銅(Cu)等の金属粉末メタライズから成る。配線導体13が配線層である場合、例えば絶縁基板11用のセラミックグリーンシートに配線導体13用のメタライズペーストをスクリーン印刷法等の印刷手段によって印刷塗布し、絶縁基板11用のセラミックグリーンシートとともに焼成することによって形成される。また、配線導体13が貫通導体である場合、例えば絶縁基板11用のセラミックグリーンシートに金型またはパンチングによる打ち抜き加工またはレーザー加工等の加工方法によって貫通導体用の貫通孔を形成し、この貫通孔に配線導体13用のメタライズペーストを上記印刷手段によって充填しておき、絶縁基板11用のセラミックグリーンシートとともに焼成することによって形成される。また、外部電極14は、上述の配線導体13が配線層である場合と同様な方法により形成される。メタライズペーストは、上述の金属粉末に適当な溶剤およびバインダーを加えて混練することによって、適度な粘度に調整して作製される。なお、配線導体13および外部電極14と絶縁基板11との接合強度を高めるために、ガラス粉末、セラミック粉末を含んでいても構わない。
配線導体13および外部電極14の絶縁基板11から露出する表面には、電気めっき法または無電解めっき法によって金属めっき層が被着される。金属めっき層は、ニッケル,銅,金または銀等の耐食性および接続部材3または接合材5との接続性に優れる金属から成るものであり、例えば厚さ0.5〜5μm程度のニッケルめっき層と0.1〜3μm程度の金めっき層とが順次被着される。これによって、配線導体13および外部電極14が腐食することを効果的に抑制できるとともに、配線導体13とボンディングワイヤ等の接続部材3との接合、ならびに外部電極14と外部部材4に形成された接続用の接続パッド41との接合を強固にできる。
また、金属めっき層は、ニッケルめっき層/金めっき層に限られるものではなく、ニッケルめっき層/パラジウムめっき層/金めっき層等を含むその他の金属めっき層であっても構わない。
配線基板1の凹部12の底面に位置する搭載部12aに電子部品2を搭載し、電子装置を作製できる。配線基板1に搭載される電子部品2は、LD(Laser Diode)、LED(Light Emitting Diode)等の発光素子である。例えば、電子部品2が、電子部品2がワイヤボンディング型の電子部品2である場合には、電子部品2は、低融点ろう材または導電性樹脂等の接合部材によって、配線基板1の搭載部12a上に固定された後、ボンディングワイヤ等の接続部材3を介して電子部品2の電極と配線導体13とが電気的に接続されることによって配線基板1に搭載される。これにより、電子部品2は配線導体13に電気的に接続される。また、配線基板1の搭載部12a上には、複数の電子部品2を搭載してもよいし、必要に応じて、抵抗素子または容量素子等の小型の電子部品を搭載してもよい。また、電子部品2は必要に応じて、樹脂またはガラス等からなる封止材を用いて、あるいは、樹脂、ガラス、セラミックスまたは金属等からなる蓋体等により封止される。
本実施形態の配線基板によれば、第1主面11aおよび第1側面11c、および第1側面11cと反対側に第2側面11d、および第1主面11aと反対側に第2主面11bを有し、電子部品2の搭載部12aを含む凹部12を第1主面11aに備える絶縁基板11を有し、縦断面視において、搭載部12aを外側に延長した仮想線N−Nと第2側面11dとが成す第1角部111、
および第2主面12bと第2側面11dとが成す第2角部112を有しており、第2角部112が第1角部111より外側に位置している。上記構成により、絶縁基板11の第2側面11dの第1
角部111と第2角部112とにより、第2側面11d側において絶縁基板11を傾けることで、搭載部12aが第2側面11dに向けて傾斜することとなり、搭載部12aに搭載された電子部品
2からの光を外部に効率よく照射することができる。また、例えば電子部品2がLDの場
合、LDから発せられた光が光学部材6で反射した場合にLDへ戻ることが抑制され、ノイズが抑制された良好な光を光学部材6に放出することができる。
なお、図1〜図4に示す例のように、第2側面11dの第2角部112を有する辺が第2側
面11dの第1角部111を有する辺よりも外側に位置している。
縦断面視において、第1角部111の成す角θ1が鈍角であると、絶縁基板11の第2側面11dの第1角部111と第2角部112とにより、第2側面11d側において絶縁基板11を傾ける
ことで、搭載部12aが第2側面11dに向けて傾斜することとなり、搭載部12aに搭載された電子部品2からの光を外部に効率よく照射することができる。
縦断面視において、第2角部112の成す角θ2が鋭角であると、絶縁基板11の第2側面11dの第1角部111と第2角部112とにより、第2側面11d側において絶縁基板11を傾ける
ことで、搭載部12aが第2側面11dに向けて傾斜することとなり、搭載部12aに搭載され
た電子部品2からの光を外部に効率よく照射することができる。
なお、第1角部111の成す角θ1は、95°≦θ1≦120°程度であり、第2角部112の成
す角θ2は、60°≦θ2≦85°程度であると、光学部材6に良好に光を照射することができる。
また、第2側面11dが第1主面11a側に向いた傾斜面を有していると、第2側面12bが光学部材6に接触して、傾斜した状態で光を光学部材6に照射することができ、搭載部12aに搭載された電子部品2からの光を外部に効率よく照射することができ、光学部品として効率を高めることができる。なお、第1角部111の成す角θ1と第2角部112の成す角θ2とは、175°≦θ1+θ2≦185°であることが好ましい。
また、図1〜図4に示す例のように、第2側面11dと凹部12とを貫通する貫通孔12bを有していると、搭載部12aに搭載した電子部品2からの光を貫通孔12bを介して搭載部12aが第2側面11dに向けて照射することができ、傾斜した状態で光を光学部材6に照射することができ、光学部品として効率を高めることができ、搭載部12aに搭載された電子部品2からの光を外部に効率よく照射することができる。
また、図1〜図4に示す例のように、第1側面11aと反対側に第2側面11bを有し、第2側面11bと凹部12とを貫通する貫通孔12bを有しており、第2側面12bが光学部材6に接触していると、傾斜した状態で光を光学部材6に照射することができ、光学部品として効率を高めることができる。
また、縦断面視において、図4に示す例のように、第1主面11aと第2側面11dとの成す内角θ3が鈍角であると、第1側面11c側を傾斜させて配線基板1にて外部部材4に搭載することができるので、第1側面11cと第2側面11dとにより傾斜した状態の配線基板1を保持することができ、搭載部12aに搭載された電子部品2からの光を外部に効率よく照射することができる。
また、縦断面視において、第1側面11cと第2側面11dとが平行であると、第1側面11cと第2側面11dとにより傾斜した状態の配線基板1を外部部材4で良好に保持することができるので、搭載部12aに搭載された電子部品2からの光を外部に効率よく照射することができる。なお、搭載部12aを外側に延長した仮想線Nと第1側面11cとが成す内角をθ4、第2主面11bと第1側面11cとが成す内角をθ5として、θ1+θ2とθ4+θ5との角度の差は5°以内であることが好ましい(|(θ1+θ2)−(θ4+θ5)|≦5°)。
また、第2主面11bの第1側面11c側に外部電極14が位置した部分を有していると、搭載部12aから絶縁基板1を介して伝熱された熱を外部電極14により外部部材4側に良好に伝熱することができ、長期間にわたって良好に光を光学部材6に照射することができ、光学部品として効率を高めることができる。なお、例えば、光学部材6は、電子部品2がLDの場合、LDから発せられるレーザー(光)の伝送路である。
外部電極14の長手方向が第1側面11c側および第2側面11d側であると、外部電極14は、第1側面11aの側面に直交する方向に配置され、外部電極14と接続パッド41とを接続した際に、生じた応力が凹部の側壁の際に沿って発生することを抑制し、長期間にわたって良好に光を直接光学部材6に照射することができ、光学部品として効率を高めることができる。
また、凹部12の底面に形成された搭載部12aは、平面視において、第2側面11dよりも第1側面11c側に位置すると、第1側面11c側、また外部電極14を介して外部部材4側に良好に伝熱しやすいものとなり、第2側面11d側への伝熱を小さくして第2側面11d側および光学部材6の熱膨張を抑制し、第2側面11dが光学部材6に良好に接するものとなり、良好に光を光学部材6に照射することができ、光学部品として効率を高めることができる。
また、図1〜図4に示す例のように、第1側面11aと反対側に第2側面11bを有し、第2側面11bと凹部12とを貫通する貫通孔12bを有しており、第2側面12bが光学部材6に接触していると、傾斜した状態で光を光学部材6に照射することができ、光学部品として効率を高めることができる。
電子装置は、上記構成の配線基板1と、配線基板1に搭載された電子部品2とを有していることによって、小型で高機能な長期信頼性に優れた電子装置とすることができる。
電子モジュールは、接続パッド41を有する外部部材4と、光学部材6と、接続パッド41に接合材5を介して接続され、前記光学部材6に接した上記記載の電子装置とを有することによって、長期信頼性に優れたものとすることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態による配線基板1について、図7〜図11を参照しつつ説明する。
第2の実施形態における配線基板1において、上記した実施形態の配線基板1と異なる点は、貫通孔12bが、第1主面11a側にも開口している点、言い換えると貫通孔12bが第2側面11bから第1主面11aにかけて位置している点である。
第2の実施形態の配線基板1によれば、上述の実施形態の配線基板1と同様に、第1角部11と第2角部112とにより、第2側面11dを傾斜させて外部部材4側に向けるので、搭
載部12aが第2側面11dに向けて傾斜することとなり、搭載部12aに搭載された電子部品2からの光を外部に効率よく照射することができる。
また、貫通孔12bが、第1主面側11a側もに開口しているので、配線基板1の製作時、あるいは配線基板1の第1主面11aに蓋体等を接合した際に、貫通孔12bの第1主面11a側の絶縁層の歪みがなく、貫通孔12bが良好に形成されるので、貫通孔12bを介して光学部材6に良好に光を放出することができる小型の配線基板1とすることができる。
このような貫通孔12bは、上述に示すように、絶縁基板11用のセラミックグリーンシー
トに凹部12となる貫通孔と貫通孔12bとがつながるように、形成しておくことにより形成される。
第2の実施形態の配線基板1は、その他は上述の実施形態の配線基板1と同様の製造方法を用いて製作することができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態による配線基板1について、図12〜図15を参照しつつ説明する。
第3の実施形態における配線基板1において、上記した第2の実施形態の配線基板1と異なる点は、平面視において、貫通孔12bの幅が、凹部12の幅よりも小さくなっている点である。
第3の実施形態の配線基板1によれば、上述の実施形態の配線基板1と同様に、第1角部11と第2角部112とにより、第2側面11dを傾斜させて外部部材4側に向けるので、搭
載部12aが第2側面11dに向けて傾斜することとなり、搭載部12aに搭載された電子部品2からの光を外部に効率よく照射することができる。
また、平面視において、貫通孔12bの幅が凹部12の幅よりも小さいことから、第2側面11dの領域を大きくすることができ、第2側面11dと光学部材6と広領域にわたって良好に接触させることができ、傾斜した状態で光を光学部材6に照射することができ、光学部品として効率を高めることができる。
また、凹部12の底面側に搭載される配線導体13は、図12〜図15に示される例のように、第2側面11d側の凹部12の側面にまで達していないと、電子部品2の熱が、配線導体13を介して第1側面11a側に伝熱することを抑制し、第1側面11aと凹部12の搭載部とにより生じた応力が凹部12側壁の際に集中することを抑制し、凹部12の側壁にクラックが生じることを抑制することができる。
第3の実施形態の配線基板1は、その他は上述の実施形態の配線基板1と同様の製造方法を用いて製作することができる。
本発明は、上述の実施の形態の例に限定されるものではなく、種々の変更は可能である。例えば、絶縁基板11は、平面視において側面または角部に、切欠きまたは面取りを有している矩形状であっても構わない。
また、配線基板1は、多数個取り基板の形態で製作されていてもよい。
1・・・・配線基板
11・・・・絶縁基板
11a・・・第1主面
11b・・・第2主面
11c・・・第1側面
11d・・・第2側面
111 ・・・第1角部
112 ・・・第2角部
12・・・・凹部
12a・・・搭載部
12b・・・貫通孔
13・・・・配線導体
14・・・・外部電極
2・・・・電子部品
3・・・・接続部材
4・・・・外部部材
41・・・・接続パッド
5・・・・接合材
6・・・・光学部材

Claims (10)

  1. 第1主面および第1側面、および該第1側面と反対側に第2側面、および前記第1主面と反対側に第2主面を有し、電子部品の搭載部を含む凹部を前記第1主面に備える絶縁基板を有し、
    縦断面視において、前記搭載部を外側に延長した仮想線と前記第2側面とが成す第1角部、および前記第2主面と前記第2側面とが成す第2角部を有しており、
    該第2角部が前記第1角部より外側に位置していることを特徴とする配線基板。
  2. 縦断面視において、前記第1角部の成す角が鈍角であることを特徴とする請求項1に記載の配線基板。
  3. 縦断面視において、前記第2角部の成す角が鋭角であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の配線基板。
  4. 前記第2側面が前記第1主面側に向いた傾斜面を有していることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の配線基板。
  5. 前記第2側面と前記凹部とを貫通する貫通孔を有していることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の配線基板。
  6. 縦断面視において、前記第1主面と前記第2側面との成す内角が鈍角であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の配線基板。
  7. 前記第2主面の前記第1側面側に外部電極が位置した部分を有していることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の配線基板。
  8. 前記外部電極の長手方向が前記第1側面側および前記第2側面側であることを特徴とする請求項7に記載の配線基板。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の配線基板と、
    該配線基板に搭載された電子部品とを有することを特徴とする電子装置。
  10. 接続パッドを有する外部部材と、
    光学部材と、
    前記接続パッドに接合材を介して接続され、前記光学部材に接した請求項9に記載の電子装置とを有することを特徴とする電子モジュール。
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