JP2020190635A - 画像形成システム、給電制御方法、およびプログラム - Google Patents

画像形成システム、給電制御方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】消費電力量の増加を抑制するとともに、速やかにマニュアルステープル処理を実行可能な画像形成システムを提供する。【解決手段】画像形成システムは、画像読取装置を有する画像形成装置と、マニュアルステープル機構を有する後処理装置とを備える。マニュアルステープル機構は、画像形成装置から後処理装置に電力が供給されていることを条件にステープル処理を実行することが可能である。画像形成装置は、基準となるタイミングから予め定められた時間が経過したことを条件に、後処理装置への電力供給を停止する。画像形成装置は、画像読取装置によって原稿を読み取ると、読取結果に基づいて、原稿におけるステープル跡の有無を判定する。画像形成装置は、ステープル跡が有ると判定すると、予め定められた時間を延長する。【選択図】図6

Description

本発明は、マニュアルステープル処理を実行可能な画像形成システム、給電制御方法、およびプログラムに関する。
従来、プリンター、複写機、ファクシミリ、およびこれらの複合機などの画像形成装置が知られている。この画像形成装置には、画像形成後の用紙に対してステープル処理等を行う後処理装置が接続可能である。
ステープル処理には、ユーザーが予め指示した場合に後処理装置において排紙された複数枚の用紙に自動でステープルを行うオートステープル処理と、ユーザーの操作により後処理装置において複数枚の用紙にステープルを行うマニュアルステープル処理(マニュアルステープル機構によるステープル処理)との二つの種類がある。
マニュアルステープル処理を行う場合、ユーザーは、束状にした複数枚の用紙を、後処理装置が備える所定の用紙挿入口にセットする。その後、ユーザーがステープル処理の実行指示を画像形成装置に入力することにより、当該複数枚の用紙に対してステープルが行われる。マニュアルステープル処理では、後処理装置に電力が供給されていることが必要である。
特許文献1には、「画像形成装置がスリープモードのときにマニュアルステープル用の挿入口に用紙束が挿入されると、画像形成装置はスリープモードのままで、ステープル処理を行う後処理装置のみがスリープモードから復帰する構成」が開示されている。これにより、特許文献1の後処理装置は、ステープル処理を実行可能となる。このような処理により、特許文献1では、マニュアルステープルを実施する際に、待ち時間の低減と消費電力を削減とを図っている。
また、特許文献2〜5には、ステープル跡(ステープル穴、ステープル位置)を検出する構成が開示されている。
特開2014−162590号公報 特開2010−265109号公報 特開平10−290309号公報 特開平6−133116号公報 特開2017−212485号公報
ところで、画像形成装置における消費電力を抑制するために、スリープモード開始までの移行時間が短く設定すると、以下の問題が生じる。たとえば、ステープルされていた原稿のステープル針を原稿から外してジョブ(たとえば、コピー)を実施し、かつジョブ完了後に原稿をそろえてマニュアルステープルしようとしたとする。この場合には、「既に画像形成装置がスリープモード(スリープ状態、省電力モード)となってしまい、マニュアルステープル機構を使用できない」といった状況が生じ得る。
また、特許文献1の構成であっても、後処理装置のスリープモードからの復帰を待つ必要があるため、ユーザーは、すぐにマニュアルステープル機構を使用できない状況が生じ得る。
以上のように、従来では、ユーザーは、画像形成装置あるいは後処理装置のスリープモードからの復帰を待つ必要がある。このため、ユーザーは、マニュアルステープル処理を待つ必要がある。その一方、スリープモード開始までの移行時間を長く設定すると、消費電力量が増加する。
本開示は、上記の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、消費電力量の増加を抑制するとともに、速やかにマニュアルステープル処理を実行可能な画像形成システム、給電制御方法、およびプログラムを提供することにある。
本開示のある局面に従うと、画像形成システムは、画像読取装置を有する画像形成装置と、マニュアルステープル機構を有する後処理装置とを備える。マニュアルステープル機構は、画像形成装置から後処理装置に電力が供給されていることを条件にステープル処理を実行することが可能である。画像形成装置は、基準となるタイミングから予め定められた時間が経過したことを条件に、後処理装置への電力供給を停止する。画像形成装置は、画像読取装置によって原稿を読み取ると、読取結果に基づいて、原稿におけるステープル跡の有無を判定する。画像形成装置は、ステープル跡が有ると判定すると、予め定められた時間を延長する。
好ましくは、画像形成装置は、基準となるタイミングから予め定められた時間が経過すると、画像形成装置の状態を待機状態からスリープ状態に移行することにより、後処理装置への電力供給を停止する。
好ましくは、画像形成装置は、画像読取装置によって複数の原稿が連続して読み取られた場合には、複数の原稿のうち最初の原稿に対してのみステープル跡が有るか否かを判定する。
好ましくは、画像形成装置は、画像読取装置によって複数の原稿が連続して読み取られた場合には、各原稿のステープル跡の位置が一致しているか否かを判定する。画像形成装置は、ステープル跡の位置が一致していることを条件に、予め定められた時間を延長する。
好ましくは、画像形成装置は、画像読取装置によって複数の原稿が連続して読み取られた場合には、各原稿のステープル跡の位置が一致しているか否かを判定する。画像形成装置は、複数の原稿のうちの所定の数以上の原稿同士のステープル跡の位置が一致していることを条件に、予め定められた時間を延長する。
好ましくは、画像形成装置は、画像読取装置によって複数の原稿が連続して読み取られた場合には、各原稿のステープル跡の位置が一致しているか否かを判定する。画像形成装置は、複数の原稿のうちの所定の割合以上の原稿同士のステープル跡の位置が一致していることを条件に、予め定められた時間を延長する。
好ましくは、画像形成装置は、画像読取装置によって原稿の表面と裏面とを読み取る。画像形成装置は、表面と裏面との少なくとも一方にステープル跡が有ると判定したことを条件に、予め定められた時間を延長する。
好ましくは、画像形成装置は、画像読取装置によって原稿の表面と裏面とを読み取る。画像形成装置は、表面と裏面とにステープル跡が有り、かつ表面のステープル跡の位置と裏面のステープル跡の位置とが対応する位置関係であることを条件に、予め定められた時間を延長する。
好ましくは、画像読取装置によって複数の原稿が連続して読み取られる場合、ステープル跡の有無を判定する原稿が予め特定されている。画像形成装置は、複数の原稿を読み取る際の読み取り解像度の設定が可能である。画像形成装置は、複数の原稿のうち予め定められた原稿に対してのみ、設定された読み取り解像度よりも高い読み取り解像度で読み取る。
好ましくは、画像形成装置は、予め定められた原稿を、画像形成装置の最大の読み取り解像度で読み取る。
好ましくは、予め定められた原稿は、複数の原稿のうちの最初の原稿である。
好ましくは、画像形成装置は、自動原稿送り装置を有する。画像形成装置は、複数の原稿を複数の読み取り回に分けて、自動原稿送り装置によって読み取らせる設定がなされている場合、各読み取り回においてステープル跡の有無を判定する。
好ましくは、画像形成装置は、複数の読み取り回のうちの少なくとも1回の読み取り回においてステープル跡が有ると判定すると、予め定められた時間を延長する。
好ましくは、画像形成装置は、画像読取装置にて読み取った原稿が1枚だけの場合には、原稿にステープル跡が有ると判定されても、予め定められた時間を延長しない。
好ましくは、画像形成装置は、予め定められた時間を設定するための入力を受け付ける。画像形成装置は、予め定められた時間が、予め定められた閾値よりも長い場合には、ステープル跡が有ると判定されても、予め定められた時間を延長しない。
好ましくは、画像形成装置は、閾値を設定するための入力をさらに受け付ける。
好ましくは、画像形成装置は、各々がステープル跡の有無の判定に用いられる複数のデータを記憶している。画像形成装置は、読取結果が、複数のデータの少なくとも1つのデータと一致または当該データに類似していることを条件に、原稿におけるステープル跡の有無を判定する。
好ましくは、画像形成装置は、読取結果に基づいて、原稿の隅の領域を含む原稿の端部に2つの黒点が存在し、かつ2つの黒点の距離が予め定められた範囲内であることを条件に、ステープル跡が有ると判定する。
好ましくは、基準となるタイミングは、ジョブが終了したタイミングである。
好ましくは、基準となるタイミングは、原稿の読み取りが終了したタイミングである。
好ましくは、画像形成装置は、画像形成装置の動作状況を表示可能な操作パネルをさらに有している。基準となるタイミングは、操作パネルの表示が原稿を読み取っている状態を表す画像から他の画像に遷移したタイミングである。
好ましくは、画像形成装置は、読み取り済みの原稿がプラテンガラス上または自動原稿送り装置の排出トレイに存在するか否かを検知する。基準となるタイミングは、読み取り済みの原稿がプラテンガラス上または自動原稿送り装置の排出トレイに存在しなくなったことを検知したタイミングである。
好ましくは、画像形成装置は、ステープル跡が有ると判定すると、予め定められた時間を、第1の時間から第1の時間よりも長い第2の時間に延長する。画像形成装置は、予め定められた時間が延長された場合、第1の時間の経過後、かつ第2の時間の経過前に、後処理装置によってマニュアルステープルが実施されると、第2の時間の経過を待たずに、後処理装置への電力供給を停止する。
本開示の他の局面に従うと、方法は、画像形成装置からマニュアルステープル機構を有する後処理装置への給電制御方法である。マニュアルステープル機構は、画像形成装置から後処理装置に電力が供給されていることを条件にステープル処理を実行することが可能である。給電制御方法は、画像形成装置が、基準となるタイミングから予め定められた時間が経過したことを条件に、後処理装置への電力供給を停止するステップと、画像形成装置が、原稿を読み取ると、読取結果に基づいて、原稿におけるステープル跡の有無を判定するステップと、画像形成装置が、ステープル跡が有ると判定すると、予め定められた時間を延長するステップとを備える。
本開示のさらに他の局面に従うと、プログラムは、マニュアルステープル機構を有する後処理装置に電力を供給する画像形成装置を制御する。マニュアルステープル機構は、画像形成装置から後処理装置に電力が供給されていることを条件にステープル処理を実行することが可能である。プログラムは、基準となるタイミングから予め定められた時間が経過したことを条件に、後処理装置への電力供給を停止するステップと、画像形成装置によって原稿が読み取られると、読取結果に基づいて、原稿におけるステープル跡の有無を判定するステップと、ステープル跡が有ると判定されると、予め定められた時間を延長するステップとを、画像形成装置のプロセッサに実行させる。
本開示によれば、消費電力量の増加を抑制するとともに、速やかにマニュアルステープル処理を実行可能となる。
画像形成システムの全体構成を示す図である。 後処理装置に備えられたステープル処理装置を示す図である。 画像形成システムのハードウェア構成の一例を説明するためのブロック図である。 画像形成システムの処理の概要を説明するためのフロー図である。 全ての原稿にステープル跡が有ると判断されなかった場合における、画像形成装置の状態遷移を説明するための模式図である。 全ての原稿にステープル跡が有ると判断された場合における、画像形成装置10の状態遷移を説明するための模式図である。 画像形成装置の機能的構成を説明するための機能ブロック図である。 第1の変形例における処理の概要を説明するためのフロー図である。 第2の変形例における処理の概要を説明するためのフロー図である。 第3の変形例における処理の概要を説明するためのフロー図である。 第4の変形例における処理の概要を説明するためのフロー図である。 第5の変形例における処理の概要を説明するためのフロー図である。 第6の変形例における処理の概要を説明するためのフロー図である。 第7の変形例における処理の概要を説明するためのフロー図である。 第8の変形例における処理の概要を説明するためのフロー図である。 第9の変形例における処理の概要を説明するためのフロー図である。 第10の変形例における処理の概要を説明するためのフロー図である。 閾値を設定するためのユーザインターフェイスを説明するための図である。 第11の変形例における処理の概要を説明するためのフロー図である。 第12の変形例における処理の概要を説明するためのフロー図である。 画像形成システムの処理の概要を説明するためのフロー図である。 原稿の読み取り完了をタイマー計測開始のトリガとしたときの処理の流れを説明するためのフロー図である。 操作パネルにおける画面遷移をタイマー計測開始のトリガとしたときの処理の流れを説明するためのフロー図である。 原稿が画像形成装置から取り除かれたことをタイマー計測開始のトリガとしたときの処理の流れを説明するためのフロー図である。
実施の形態における画像形成システムについて、以下、図を参照しながら説明する。以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本開示の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。同一の部品、相当部品に対しては、同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。
図面においては、実際の寸法の比率に従って図示しておらず、構造の理解を容易にするために、構造が明確となるように比率を変更して図示している箇所がある。なお、以下で説明される各変形例は、適宜選択的に組み合わされてもよい。
なお、以下では、画像形成装置と後処理装置とを含む構成を、「画像形成システム」と称する。なお、画像形成システムにおいては、画像形成装置が後処理装置を内蔵していてもよい。
<A.画像形成システムの全体構成>
図1は、画像形成システム1000の全体構成を示す図である。
図1を参照して、画像形成システム1000は、画像形成装置10と、後処理装置20とを備える。本実施の形態では、画像形成装置10の典型例として、スキャナ機能、コピー機能、ファクシミリ機能、ネットワーク機能、BOX機能といった複数の機能が搭載された複合機(MFP:Multi Function Peripheral)を示している。
(a1.画像形成装置10)
画像形成装置10は、コントローラー31と、操作パネル34と、自動原稿送り装置(ADF:Auto Document Feeder)13と、画像読取装置(スキャナー)12と、給紙ユニット14A,14Bと、画像形成ユニット11とを有する。自動原稿送り装置13は、画像読取装置(スキャナー)131と、原稿を装置内に供給するトレイ132と、原稿を装置から排出するトレイ133とを有する。
画像形成システム1000(詳しくは、画像形成装置10)は、典型的には、ネットワークを介して、各種の情報処理装置(たとえば、サーバ装置、パーソナルコンピュータ、タブレット端末)に通信可能に接続されている。画像形成システム1000は、パーソナルコンピュータおよびタブレット端末からのジョブを受け付けた場合、当該ジョブを実行する。
操作パネル34は、ユーザー操作を受け付ける。画像形成システム1000は、操作パネル34を用いて指示されたジョブを実行する。
コントローラー31は、画像形成システム1000の全体的な動作を制御する。具体的には、操作パネル34によって設定された内容に基づき、画像形成システム1000の各部を動作させる。
画像読取装置12は、プラテンガラスを用いて一枚ずつ原稿を読み取るプラテン方式の装置である。
自動原稿送り装置13は、複数枚の原稿を自動で読み取ることのできるシートスルー方式の装置である。自動原稿送り装置13を用いて原稿の両面を読み取る場合には、自動原稿送り装置13の画像読取装置131で原稿の裏面を読み取り、画像読取装置12で原稿の表面を読み取る。なお、このような両面を同時に読み取る構成ではなく、原稿を自動反転させて両面を順次読み取る構成であってもよい。後者の自動反転させる構成の場合には、自動原稿送り装置13の画像読取装置131は必要ではない。
給紙ユニット14A,14Bには、用紙が収容される。給紙ユニット14A,14Bは、収容した用紙を画像形成ユニット11へ供給する。
画像形成ユニット11は、印刷対象の画像パターンに従ってトナー像を形成し、当該トナー像を用紙に印刷する。タイミングローラーは、タイミングセンサーによる用紙の検知結果に基づいて、画像形成ユニット内を搬送されるトナー像の位置に合わせて用紙の搬送を調整する。これにより、画像形成ユニットで形成されたトナー像が、用紙の適切な位置に印刷される。
(a2.後処理装置20)
後処理装置20は、ステープル処理装置21と、複数の排出トレイ22を有する。後処理装置20には、印刷処理が完了した用紙が画像形成装置10から送られてくる。後処理装置20は、当該印刷処理が完了した用紙に処理(後処理)を加えて、排出トレイ22に排出する。
ステープル処理装置21(ステープル機構,ステープルユニット)は、ユーザーがオートステープル処理を設定した場合、または用紙挿入口21aに用紙を挿入してマニュアルステープル処理を実行する場合に稼働する。オートステープル処理の場合、排出トレイ22に用紙束を排出する前に、ステープル処理装置21が排出された用紙束にステープルを行う。
また、後処理装置20は、図示しない搬送部、サドル部、整合部を備える。搬送部は、印刷装置より搬送された用紙に対して穿孔、Z折りなどの処理をする。サドル部は、中綴じ、中折り、三つ折りに係る処理をする。整合部は、複数枚の用紙に対して縦横方向の用紙揃え処理、用紙幅方向のシフト処理をする。
<B.ステープラー>
後処理装置20には、上述したように、オートステープル処理とマニュアルステープル処理とを実行することが可能なステープル処理装置21が設けられている。図2は、後処理装置20に備えられたステープル処理装置21を示す図である。図2(a)は、ステープル処理装置21を備えた後処理装置20の全体斜視図を示す。図2(b)は、ステープル処理装置21で行うマニュアルステープル処理を説明するための模式図を示す。
ステープル処理装置21は、複数枚の用紙を綴じるステープル処理を実行するための装置である。ステープル処理装置21は、後処理装置20の前面に、複数枚の用紙を挿入することができるスリット状の用紙挿入口21aを備えている。
ステープル処理装置21の内部には、図示していないが複数枚の用紙を綴じるために針を用紙に打ち込み、打ち込まれた針を折り曲げるステープル部を備えられており、オートステープル処理とマニュアルステープル処理とで共通に使用することができる。つまり、ステープル処理装置21内部のステープル部は、オートステープル処理のときには排出トレイ22に排出される前の用紙束と当接する位置でステープル処理を行い、マニュアルステープル処理のときには用紙挿入口21aに挿入された用紙束と当接する位置でステープル処理を行う。ステープル部はオートステープル処理実行中を除き、用紙挿入後すぐにマニュアルステープル処理が可能な位置で待機している。
さらに、ステープル処理装置21は、用紙挿入口21aの上部にLEDなどで構成される発光部21bを備えている。発光部21bは、ステープル処理装置21においてマニュアルステープル処理が実行可能の場合には緑色で点灯し、マニュアルステープル処理が実行不可能の場合には赤色で点灯して、ユーザーにマニュアルステープル処理の実行が可能であるか否かを知らせる。使用可能であるか否かの判断は、用紙挿入口21aに備えられている用紙検知センサー(図示せず)を用いてすることができる。
図(2)bに示すように、用紙束Pは、用紙挿入口21aのスリット形状に合わせてユーザーにより挿入される。領域Cは、ステープル処理を行いたい用紙束Pの角部である。領域Cは、ステープル処理装置21内部のステープル部と当接する方向で挿入される。用紙検知センサーが、挿入口に用紙が挿入されたことを検知すると、発光部21bは赤色で点灯し、ステープル部は針Sを領域Cに打ち込む。マニュアルステープル処理が完了し、用紙が挿入口から引き抜かれたことを用紙検知センサーが検知すると、発光部21bが緑色に点灯する。
<C.画像形成装置10のハードウェア構成>
図3は、画像形成システム1000のハードウェア構成の一例を説明するためのブロック図である。
図3を参照して、画像形成装置10は、コントローラー31と、固定記憶装置32と、短距離無線IF(Inter Face)33と、カメラ39と、画像読取装置12と、自動原稿送り装置13と、操作パネル34と、給紙ユニット14A,14Bと、メディアセンサ16と、画像形成ユニット11と、プリンタコントローラー35と、ネットワークIF36と、ワイアレスIF37とを有する。コントローラー31には、各部11,12,14A,14B,16,32〜37がバス38を介して接続されている。
コントローラー31は、CPU(Central Processing Unit)311と、制御プログラムの格納されたROM(Read Only Memory)312と、作業用のS−RAM(Static Random Access Memory)313と、画像形成に関わる各種の設定を記憶するバッテリバックアップされたNV−RAM(Non-Volatile RAM:不揮発性メモリ)314と、時計IC(Integrated Circuit)315とを有する。各部311〜315は、バス38を介して接続されている。
自動原稿送り装置13は、上述したように、画像読取装置131を有する。
操作パネル34は、各種の入力を行うキー、および表示部を有する。操作パネル34は、典型的には、タッチスクリーンと、ハードウェアキーとで構成される。なお、タッチスクリーンは、ディスプレイの上にタッチパネルが重畳されたデバイスである。
カメラ39は、上述したようにユーザーを撮像する。カメラ39によって撮像された画像は、コントローラー31に送られる。コントローラー31は、当該画像に基づき、操作画面におけるユーザーが見ている領域(視線領域)を特定する。
ネットワークIF36は、ネットワークNWを介して接続されたPC(図示せず)および他の画像形成装置(図示せず)をはじめとする外部装置との間で各種の情報を送受信する。
プリンタコントローラー35は、ネットワークIF36により受信したプリントデータから複写画像を生成する。画像形成ユニット11は、複写画像を用紙上に形成する。
なお、固定記憶装置32は、典型的には、ハードディスク装置である。固定記憶装置32には、各種のデータが記憶されている。
後処理装置20は、上述したように、オートステープル処理とマニュアルステープル処理とが可能なステープル処理装置21を備える。
<D.処理の概要>
図4は、画像形成システム1000の処理の概要を説明するためのフロー図である。
図4を参照して、ステップS1において、画像形成装置10は、1または複数の原稿を読み取る。ステップS2において、画像形成装置10のコントローラー31は、読み取った各原稿にステープル跡があるか否かをチェックする。
ステップS3において、コントローラー31は、全ての原稿にステープル跡が有るか否かを判断する。コントローラー31は、全ての原稿にステープル跡が有ると判断した場合には(ステップS3においてYES)、ステップS4において、画像形成装置10をスリープ状態(スリープモード)に移行するまでの移行設定時間をデフォルトの時間Ta(予め定められた時間)から時間Tbに延長する。コントローラー31は、全ての原稿にステープル跡が有ると判断されなかった場合には(ステップS3においてNO)、処理をステップS5に進める。
ステップS5において、コントローラー31は、ジョブが完了したか否かを判断する。「ジョブの完了」とは、コピーであれば印刷完了、スキャン送信であればデータ送信完了、ボックス保存であればデータ保存完了を指す。なお、1つのジョブは、1枚の原稿に対する処理(コピー、スキャン送信、ボックス保存)だけではなく、複数枚の原稿に対する処理を含む。
ステップS6において、コントローラー31は、タイマー計測を開始する。具体的には、コントローラー31は、移行設定時間が到達したか否かを判定するため、タイマーをスタートする。タイマーは、カウントアップ方式でもよいし、カウントダウン方式であってもよい。
ステップS7において、コントローラー31は、移行設定時時間に達したか否かを判断する。コントローラー31は、移行設定時間に達したと判断した場合(ステップS7においてYES)、ステップS8において、画像形成装置10の状態をスリープ状態(省電力状態)に遷移させる。コントローラー31は、移行設定時間に達していないと判断した場合(ステップS7においてNO)、処理をステップS7に戻す。
画像形成装置10の状態がスリープ状態となると、画像形成装置10から後処理装置20への給電が遮断される。これにより、後処理装置20は、マニュアルステープル処理が実行できなくなる。
上記においては、全ての原稿にステープル跡が有ることを条件に移行設定時間を延長する構成を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。たとえば、複数の原稿のうちの少なくとも1枚の原稿にステープル跡が有ることを条件に、移行設定時間を延長するように、コントローラー31を構成してもよい。
画像形成システム1000の処理の概要をより詳しく説明すると、以下のとおりである。
図5は、全ての原稿にステープル跡が有ると判断されなかった場合(少なくとも1枚の原稿にステープル跡がなかった場合)における、画像形成装置10の状態遷移を説明するための模式図である。
図5を参照して、コントローラー31は、時刻t0においてジョブが終了すると、その後、時間Taだけ待機状態となる。すなわち、時刻t0+Taまで待機状態となる。待機状態では、後処理装置20への給電が継続されている。
時刻t0+Taになると、コントローラー31は、画像形成装置10の状態を待機状態からスリープ状態へ遷移させる。スリープ状態は、待機状態よりも消費電力の少ない状態である。スリープ状態では、後処理装置20への給電が遮断される。このため、時刻t0+Ta以降は、給電が再開されない限り(スリープ状態から待機状態等に状態遷移しない限り)、後処理装置20は、マニュアルステープル処理を実行できない。
図6は、全ての原稿にステープル跡が有ると判断された場合における、画像形成装置10の状態遷移を説明するための模式図である。
図6を参照して、コントローラー31は、時刻t0においてジョブが終了すると、その後、時間Tb(>Ta)だけ待機状態となる。すなわち、時刻t0+Tbまで待機状態となる。すなわち、図5の場合よりも、待機状態がTe(=Tb−Ta)時間だけ延長される。時刻t0+Tbになると、コントローラー31は、画像形成装置10の状態を待機状態からスリープ状態へ遷移させる。なお、本例では、延長時間Te(=Tb−Ta)は、一定の値とする。
したがって、全ての原稿にステープル跡が有る場合、時刻t0+Taが経過しても、時刻t0+Tbが経過しない限り、ユーザーは、後処理装置20を用いてマニュアルステープル処理を実行できる。
以上のように、全ての原稿にステープル跡が有る場合には、スリープ状態に遷移するまでの移行設定時間を延長する。したがって、画像形成システム1000によれば、速やかにマニュアルステープル処理を実行可能となる。さらに、全ての原稿にステープル跡が有る場合だけスリープ状態に移行する時間(移行設定時間)が延長されるため、移行設定時間をたとえばTb時間に常時設定する構成に比べて、消費電力量の増加を抑制することができる。
<E.機能的構成>
図7は、画像形成装置10の機能的構成を説明するための機能ブロック図である。
図7を参照して、画像形成装置10は、制御部110と、記憶部120と、自動原稿搬送部130と、原稿読取部140と、操作部150と、給電部160とを備える。
制御部110は、コントローラー31に対応する。制御部110は、延長要否判定部111と、状態遷移処理部112と、給電制御部113と、解像度変更指示部114と、閾値設定部115と、時間設定部116とを含む。延長要否判定部111は、ステープル跡判定部1111と、位置関係判定部1112とを有する。状態遷移処理部112は、延長処理部1121と、計時部1122とを有する。
自動原稿搬送部130は、自動原稿送り装置13に対応する。原稿読取部135は、原稿読取装置131(図1,図3参照)に対応する。
原稿読取部140は、原稿読取装置12(図1,図3参照)に対応する。
操作部150は、表示部155を含む。操作部150は、操作パネル34に対応する。
記憶部120は、たとえば、固定記憶装置32(図3参照)に対応する。記憶部120は、複数のパターンデータを個記憶している。各パターンデータは、画像データ(読取結果)がステープル跡か否かを判定するために用いられる。具体的には、各パターンデータは、ステープル跡を特定するためのデータ(特徴データ)である。なお、画像形成装置10は、各パターンデータを制御部110内に記憶しておいてもよい。
制御部110には、原稿読取部135,140によって読み込まれた画像データが入力される。また、制御部110には、操作部150からの指示(ユーザ指示)が入力される。さらに、制御部110には、ネットワークを介して、外部の情報処理装置(図示せず)からの指示が入力される。また、制御部110は、表示部155に各種の画像を表示する。
先ず、制御部110の各部111〜116のうち、延長要否判定部111と、状態遷移処理部112と、給電制御部113とについて説明する。延長要否判定部111については、ステープル跡判定部1111について説明する。残りの各部については、以降に示す各変形例において説明する。
延長要否判定部111のステープル跡判定部1111は、原稿にステープル跡が有るか否かを判定する。具体的には、ステープル跡判定部1111は、画像読取装置12,131によって原稿が読み取られると、読取結果に基づいて、原稿にステープル跡が有るか否かを判定する。
ステープル跡判定部1111は、たとえば自動原稿搬送部130を用いて複数の原稿を連続して読み取る場合には、当該複数の原稿の各々にステープル跡が有るか否かを、読取結果である画像データに基づき判定する。また、原稿の両面を読み取る場合には、ステープル跡判定部1111は、両面にステープル跡が有るか否かを、読取りにより得られた表面の画像データと裏面の画像データとに基づき判定する。なお、ステープル跡の検知方法については、従来から知られているため、ここでは繰り返して説明しない。
延長要否判定部111は、ステープル跡判定部1111の判定結果に基づき、移行設定時間をデフォルトの時間TaからTbに延長する必要があるかいなかを、ステープル跡に基づいて判定する。延長要否判定部111は、判定結果を、状態遷移処理部112に通知する。上記の例の場合、延長要否判定部111は、全ての原稿にステープル跡が有ると判定した場合、延長が必要で有る旨を状態遷移処理部112に通知する。
状態遷移処理部112は、画像形成装置10の状態を、たとえば、待機状態からスリープ状態、スリープ状態から待機状態または稼働状態へと遷移させる。状態遷移処理部112は、延長要否判定部111から延長が必要で有る旨の通知を受け取ると、延長処理部1121によって、スリープ状態に移行するまでの移行設定時間をデフォルトのTa時間からTb時間に延長する。
計時部1122は、上記の例の場合、基準となるタイミングの一例であるジョブの終了をトリガとして、計時を開始する。状態遷移処理部112は、計時の開始からTb時間が経過すると、画像形成装置10の状態を待機状態からスリープ状態へと遷移させる。
状態遷移処理部112は、状態遷移とともに、給電制御部113に遷移後の状態を通知する。
給電制御部113は、稼働状態または待機状態の場合には、給電部160から後処理装置20へ電力を供給させる。一方、給電制御部113は、スリープ状態の場合には、給電部160から後処理装置20への電力供給を遮断する。詳しくは、給電制御部113は、ジョブの終了から移行設定時間が経過したことを条件に、後処理装置20への電力供給を停止する。
さらに詳しくは、給電制御部113は、移行設定時間が延長されていないときには、ジョブの終了から時間Taが経過したことを条件に、後処理装置20への電力供給を停止する。給電制御部113は、移行設定時間が延長されているときには、ジョブの終了から時間Tbが経過したことを条件に、後処理装置20への電力供給を停止する。
(小括)
以上のように、画像形成装置10は、基準となるタイミング(ジョブの終了)から予め定められた時間(移行設定時間)が経過したことを条件に、後処理装置への電力供給を停止する給電制御部113と、画像読取装置12,131によって原稿が読み取られると、読取結果に基づいて、原稿におけるステープル跡の有無を判定するステープル跡判定部1111と、ステープル跡が有ると判定されると、予め定められた時間(移行設定時間)を延長する延長処理部1121とを備える。
<F.延長要否判断の変形例>
次に、延長要否判断の複数の変形例について説明する。
(f1.第1の変形例)
図8は、第1の変形例における処理の概要を説明するためのフロー図である。
図8を参照して、ステップS11において、画像形成装置10は、1または複数の原稿を読み取る。ステップS12において、画像形成装置10は、1枚目(最初)の原稿に対してのみ、ステープル跡のチェックを行う。すなわち、2枚以上の原稿を連続して読込む場合であっても、2枚目以降の原稿に対しては、ステープル跡のチェックを行わない。
コントローラー31は、1枚目の原稿にステープル跡が有ると判断した場合には(ステップS3においてYES)、ステップS4において、画像形成装置10をスリープ状態に移行するまでの移行設定時間をデフォルトの時間Taから時間Tbに延長する。コントローラー31は、1枚目の原稿にステープル跡が無いと判断された場合には(ステップS3においてNO)、処理をステップS5に進める。
なお、ステップS5、S6,S7,S8については、図4に基づき既に説明しているため、繰り返して説明しない。後述する他の変形例についても同様である。
以上のように、画像形成装置10(詳しくは、コントローラー31)は、原稿の1枚目に対してのみステープル跡のチェックを行なうため、全ての原稿に対してステープル跡のチェックを行う構成に比べて、画像形成装置10の負荷を低減することができる。
(f2.第2の変形例)
図9は、第2の変形例における処理の概要を説明するためのフロー図である。
図9を参照して、ステップS21において、画像形成装置10は、複数の原稿を読み取る。ステップS22において、画像形成装置10は、読み取った各原稿にステープル跡があるか否かをチェックする。
ステップS23において、画像形成装置10のコントローラー31は、全ての原稿のステープル跡を比較し、各ステープル跡同士が一致するか否かを判断する。具体的には、延長要否判定部111の位置関係判定部1112(図7参照)が、各ステープル跡の位置が互いに一致しているか否かを判定する。
コントローラー31は、全ての原稿のステープル跡が一致すると判断した場合には(ステップS23においてYES)、ステップS24において、画像形成装置10をスリープ状態に移行するまでの移行設定時間をデフォルトの時間Taから時間Tbに延長する。画像形成装置10は、全ての原稿のステープル跡が一致してないと判断された場合には(ステップS23においてNO)、処理をステップS5に進める。
以上のように、画像形成装置10(詳しくは、コントローラー31)は、複数のステープル跡の位置が互いに一致していることを条件に、移行設定時間を延長する。複数のステープル跡の位置が互いに一致している場合、複数の原稿が画像形成装置10で読み込まれる以前は、当該複数の原稿は同じステープルで綴じられていた可能性が高いと言える。それゆえ、これらの原稿に対して、再度ステープル処理が実行される可能性が高い。
したがって、複数のステープル跡の位置が互いに一致していない場合にも移行設定時間を延長する構成に比べて、無駄な延長を抑制できる。
(f3.第3の変形例)
図10は、第3の変形例における処理の概要を説明するためのフロー図である。
図10を参照して、ステップS31において、画像形成装置10は、複数の原稿を読み取る。ステップS32において、画像形成装置10は、読み取った各原稿にステープル跡があるか否かをチェックする。
ステップS33において、画像形成装置10のコントローラー31は、全ての原稿のステープル跡を比較し、各ステープル跡同士が一定数以上で一致しているか否かを判断する。具体的には、延長要否判定部111が、位置関係判定部1112(図7参照)による判結果に基づき、上記判定を行う。
コントローラー31は、各ステープル跡が一定数以上で一致すると判断した場合には(ステップS33においてYES)、ステップS34において、画像形成装置10をスリープ状態に移行するまでの移行設定時間をデフォルトの時間Taから時間Tbに延長する。画像形成装置10は、各ステープル跡の一致数が一定数未満であると判断された場合には(ステップS33においてNO)、処理をステップS5に進める。
ステープル処理がなされた原稿を読み取った場合であっても、ステープル跡が検出されない場合も生じ得る。このような場合に、上記の処理は、有効となる。なお、上述した一定数は、固定値としてもよいし、ユーザーによって変更可能な値としてもよい。
また、判定の基準を、一定数ではなく、一定の割合としてもよい。すなわち、複数の原稿のうちの所定の割合以上の原稿同士のステープル跡の位置が一致していることを条件に、移行設定時間を延長してもよい。
(f4.第4の変形例)
図11は、第4の変形例における処理の概要を説明するためのフロー図である。
図11を参照して、ステップS41において、画像形成装置10は、1または複数の原稿を読み取る。ステップS42において、画像形成装置10は、全ての原稿(読込んだ原稿が1枚だけの場合には1枚の原稿)に対して、表面と裏面とのステープル跡のチェックを行う。
画像形成装置10のコントローラー31は、全ての原稿の表面か裏面かにステープル跡が有ると判断した場合には(ステップS43においてYES)、ステップS44において、画像形成装置10をスリープ状態に移行するまでの移行設定時間をデフォルトの時間Taから時間Tbに延長する。画像形成装置10は、全ての原稿の表面か裏面かにステープル跡が有ると判断されなかった場合には(ステップS43においてNO)、処理をステップS5に進める。
なお、上記の構成に限定されず、少なくとも1枚の原稿の表面か裏面にステープル跡があると判定されたことに基づき、移行設定時間をデフォルトの時間Taから時間Tbに延長するように、コントローラー31を構成してもよい。また、原稿の表裏を問わず、ステープル跡が最初に検出されたことを条件に、移行設定時間をデフォルトの時間Taから時間Tbに延長してもよい。これらの構成の場合、ステープル跡が検出されると、後の原稿に対してはステープル跡の判定(検出)は必要ではなくなる。
(f5.第5の変形例)
図12は、第5の変形例における処理の概要を説明するためのフロー図である。
図12を参照して、ステップS51において、画像形成装置10は、1または複数の原稿を読み取る。ステップS52において、画像形成装置10は、全ての原稿(読込んだ原稿が1枚だけの場合には1枚の原稿)に対して、表面と裏面とのステープル跡のチェックを行う。
画像形成装置10のコントローラー31は、全ての原稿の表面と裏面とにステープル跡が有ると判断した場合には(ステップS53においてYES)、ステップS54において、各原稿について、表面および裏面のステープル跡が一致しているか否かを位置関係判定部1112(図7参照)によりチェックする。
各原稿について表面および裏面のステープル跡が一致していると判定された場合(ステップS54においてYES)、コントローラー31は、画像形成装置10をスリープ状態に移行するまでの移行設定時間をデフォルトの時間Taから時間Tbに延長する。
ステップS53において否定的な判定がなされた場合、あるいはステップS54においての否定的な判定がなされた場合には、コントローラー31は、処理をステップS5に進める。
なお、上記の構成に限定されず、少なくとも1枚の原稿の表面と裏面とにステープル跡が有って、かつこれらのステープル跡の位置が一致すると判定されたことに基づき、移行設定時間をデフォルトの時間Taから時間Tbに延長するように、コントローラー31を構成してもよい。このような構成の場合、原稿の表面にステープル跡が検出されなかった場合には、当該原稿の裏面のステープル跡のチェックは行わなくてもよい。また、表面よりも裏面のステープル跡のチェックを先に行う構成の場合には、原稿の裏面にステープル跡が検出されなかったときには、当該原稿の表面のステープル跡のチェックは行わなくてもよい。
なお、表面と裏面とのステープル跡が一致するとは、ステープル跡が対応する位置に検出されることをいう。たとえば、表面の左上部にステープル跡が検出された場合、表面と裏面とのステープル跡が一致するとは、裏面の右上部にステープル跡が検出されることをいう。詳しくは、表面の左上部にステープル跡が検出された場合、表面と裏面とのステープル跡が一致するとは、原稿の中心線(原稿の左右を区分する線)に対して対称となる右上側の位置にステープル跡が検出されることをいう。
上記のように原稿の両面の各々のステープル跡が一致することを移行設定時間の延長の条件とすることにより、ステープル跡を精度よく判定することができる。
(f6.第6の変形例)
図13は、第6の変形例における処理の概要を説明するためのフロー図である。
図13を参照して、ステップS61において、画像形成装置10は、1枚目(最初)の原稿を最大解像度で読み取り、2枚目以降の原稿をユーザーが設定した解像度(デフォルトの解像度を含む)で読み取る。ステップS62において、画像形成装置10は、1枚目(最初)の原稿に対してのみ、ステープル跡のチェックを行う。すなわち、2枚以上の原稿を連続して読込む場合であっても、2枚目以降の原稿に対しては、ステープル跡のチェックを行わない。
画像形成装置10のコントローラー31は、1枚目の原稿にステープル跡が有ると判断した場合には(ステップS63においてYES)、ステップS64において、画像形成装置10をスリープ状態に移行するまでの移行設定時間をデフォルトの時間Taから時間Tbに延長する。画像形成装置10は、1枚目の原稿にステープル跡が無いと判断された場合には(ステップS63においてNO)、処理をステップS5に進める。
原稿の読込解像度が低いと、原稿にステープル跡があるにもかかわらず、当該ステープル跡を検出できない場合も生じ得る。このような場合に、上記の処理は、有効となる。
なお、上記においては、1枚目の原稿の読込み解像度を最大解像度とする構成を例に挙げて説明したが、2枚目以降の所定番目の原稿の読込み解像度を最大解像度としてもよい。あるいは、全ての原稿の読込み解像度を最大解像度としてもよい。あるいは、ステープル跡が検出されるまで、読込み解像度を最大解像度としてもよい。また、最大解像度に必ずしも限定されず、設定よりも高い解像度で読み取る構成であってもよい。
(f7.第7の変形例)
図14は、第7の変形例における処理の概要を説明するためのフロー図である。具体的には、図14は、分割読み取りの設定の有無を考慮したときのフロー図である。なお、分割読み取りとは、複数の原稿を複数回に分けて(複数のグループに区分して)、各原稿を読み取る処理である。
分割読み取りは、典型的には自動原稿送り装置のトレイ132に載置できない枚数の原稿を、複数回に分けて読み取る場合に用いられる。当該複数枚の原稿のコピー(画像が形成された用紙)に対して、たとえばオートステープルを実行することにより、複数枚のコピーを1つに綴じることができる。
図14を参照して、ステップS71において、コントローラー31は、分割読み取りの設定が有効か否かを判断する。たとえば、コントローラー31は、分割読み取りの設定状態を表すフラグの状態に基づき、分割読み取りの設定が有効か否かを判断する。
分割読み取りの設定が有効でない場合(ステップS71においてNOの場合)、コントローラー−31は、図4に示した場合と同様に、ステップS1〜S8の処理を実行する。
分割読み取りの設定が有効である場合(ステップS71においてYES)、ステップS72において、コントローラー31は、複数の原稿を読み取る。ステップS73において、コントローラー−31は、読み取った原稿に対してステープル跡のチェックを実行する。すなわち、コントローラー31は、1つの区分(グループ)の原稿の各々に対して、ステープル跡のチェックを行う。
ステップS74において、コントローラー31は、追加の原稿があるか否かを判断する。具体的には、コントローラー31は、操作パネル34を介して、追加の読み取りを行うか否かを問い合わせる。コントローラー31は、操作パネル34を介して、追加の読み取りを指示するユーザー操作を受け付けたときには、追加の原稿があると判断する。また、コントローラー31は、追加の読み取りを行わないことを指示するユーザー操作を受け付けたときには、追加の原稿がないと判断して、処理を先に進める。
追加の原稿があると判断された場合(ステップS74においてYES)、コントローラー31は、処理をステップS72に進める。追加の原稿がないと判断された場合(ステップS74においてNO)、コントローラー31は、ステップS75において、分割して読み込まれたグループ(区分)の各々の原稿にステープル跡が有るか否かを判定する。すなわち、コントローラー31は、読み取った全ての原稿にステープル跡が有るか否かを判定する。たとえば、コントローラー31は、100枚の原稿を50枚ずつに分けて読み取った場合、100枚の全てにステープル跡があるか否かを判断する。
コントローラー31は、読み取った全ての原稿にステープル跡が有ると判断した場合(ステップS75においてYES)、処理をステップS4に進める。一方、コントローラー31は、読み取った全ての原稿のうち、少なくとも1枚の原稿にステープル跡が無いと判断した場合(ステップS75においてNO)、処理をステップS5に進める。
このように、ステップS75において肯定的な判断がなされた場合には、移行設定時間の延長処理が行われる一方、否定的な判断がなされた場合には、移行設定時間が延長されない。
上記においては、全ての原稿にステープル跡が有ることを条件に移行設定時間を延長する構成を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。たとえば、複数の原稿のうちの少なくとも1枚の原稿にステープル跡が有ることを条件に、移行設定時間を延長するように、コントローラー31を構成してもよい。
(f8.第8の変形例)
図15は、第8の変形例における処理の概要を説明するためのフロー図である。具体的には、図15は、図14と同様、分割読み取りの設定の有無を考慮したときのフロー図である。
図15を参照して、ステップS81において、コントローラー31は、分割読み取りの設定が有効か否かを判断する。分割読み取りの設定が有効でない場合(ステップS81においてNOの場合)、コントローラー−31は、図4に示した場合と同様に、ステップS1〜S8の処理を実行する。
分割読み取りの設定が有効である場合(ステップS81においてYES)、ステップS82において、コントローラー31は、複数の原稿を読み取る。ステップS83において、コントローラー−31は、読み取った原稿に対してステープル跡のチェックを実行する。すなわち、コントローラー31は、1つの区分(グループ)の原稿の各々に対して、ステープル跡のチェックを行う。
ステップS84において、コントローラー31は、読み取った原稿の各々(1つのグループの各原稿)にステープル跡が有るか否かを判断する。すなわち、コントローラー31は、1つのグループの全ての原稿にステープル跡が有るか否かを判断する。
1つのグループの全ての原稿にステープル跡が有ると判断された場合(ステップS84においてYES)、ステップS85において、コントローラー31は、スリープ状態に移行するまでの移行設定時間がデフォルトの時間Taから時間Tbに延長されているか否かを判断する。1つのグループの全ての原稿にステープル跡が有ると判断されなかった場合(ステップS84においてNO)、コントローラー−31は、処理をステップS87に進める。
スリープ状態に移行するまでの移行設定時間がデフォルトの時間Taから時間Tbに延長されていない場合(ステップS85においてNO)、ステップS86において、コントローラー31は、移行設定時間を時間Taから時間Tbに延長する。スリープ状態に移行するまでの移行設定時間が時間Taから時間Tbに既に延長されている場合(ステップS85においてYES)、処理をステップS87に進める。
ステップS87において、コントローラー31は、追加の原稿が有るか否かを判断する。追加の原稿が有ると判断された場合(ステップS87においてYES)、コントローラー31は、処理をステップS82に進める。追加の原稿がないと判断された場合(ステップS87においてNO)、コントローラー31は、処理をステップS5に進める。
上記においては、グループの全ての原稿にステープル跡が有ることを条件に移行設定時間を延長する構成を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。たとえば、グループの複数の原稿のうちの少なくとも1枚の原稿にステープル跡が有ることを条件に、移行設定時間を延長するように、コントローラー31を構成してもよい。
(f9.第9の変形例)
図16は、第9の変形例における処理の概要を説明するためのフロー図である。
図16を参照して、ステップS91において、画像形成装置10は、1または複数の原稿を読み取る。ステップS92において、コントローラー31は、読み取った各原稿にステープル跡があるか否かをチェックする。
ステップS93において、コントローラー31は、読み取った原稿は1枚か否かを判断する。読み取った原稿が1枚の場合(ステップS93においてYES)、コントローラー31は、処理をステップS5に進める。読み取った原稿が複数枚の場合(ステップS93においてNO)、ステップS94において、コントローラー31は、全ての原稿にステープル跡が有るか否かを判断する。
コントローラー31は、全ての原稿にステープル跡が有ると判断した場合には(ステップS94においてYES)、ステップS95において、画像形成装置10をスリープ状態に移行するまでの移行設定時間をデフォルトの時間Ta(予め定められた時間)から時間Tbに延長する。コントローラー31は、全ての原稿にステープル跡が有ると判断されなかった場合には(ステップS94においてNO)、処理をステップS5に進める。
読み取り原稿が1枚の場合には、当該原稿に対してマニュアルステープル処理を実行する可能性が低い。このため、読み取り原稿が1枚の場合に、ステープル跡が有ることを条件に移行設定時間を延長する構成に比べて、消費電力を低減することが可能となる。
(f10.第10の変形例)
第10の変形例を説明する前に、再び図7に戻り、閾値設定部115と、時間設定部116との機能を説明する。
時間設定部116は、操作パネル34からのユーザー操作に基づき、移行設定時間のデフォルト値(すなわち、時間Ta)の値を設定する。つまり、時間設定部116は、移行設定時間のデフォルト値をユーザーの指示に応じた値に設定する。なお、本例では、時間Te(=Tb−Ta)は一定の値としているため、時間Taの値が変更されると、時間Tbも変更される。
閾値設定部115は、操作パネル34からのユーザー操作に基づき、時間に関する閾値Thを設定する。この閾値Thは、後述するように、移行設定時間の延長の要否判断に用いられる。
図17は、第10の変形例における処理の概要を説明するためのフロー図である。
図17を参照して、ステップS101において、画像形成装置10は、1または複数の原稿を読み取る。ステップS102において、コントローラー31は、読み取った各原稿にステープル跡があるか否かをチェックする。
ステップS103において、コントローラー31は、全ての原稿にステープル跡が有るか否かを判断する。全ての原稿にステープル跡が有ると判断されなかった場合には(ステップS103においてNO)、コントローラー31は、処理をステップS5に進める。
全ての原稿にステープル跡が有ると判断された場合には(ステップS103においてYES)、ステップS104において、コントローラー31は、スリープ状態に移行するまでの移行設定時間(詳しくは、デフォルト値である時間Ta)が、閾値Th以下であるか否かを判断する。移行設定時間が閾値Thよりも長いと判断された場合(ステップS104においてNO)、コントローラー31は、処理をステップS5に進める。
移行設定時間が閾値Th以下であると判断された場合(ステップS104においてYES)、ステップS105において、コントローラーは、画像形成装置10をスリープ状態に移行するまでの移行設定時間をデフォルトの時間Taから時間Tbに延長する。
たとえば、ユーザーによって、移行設定時間のデフォルト値が長い時間(たとえば、30分)に設定された場合、ステープル跡が有ることを条件に移行設定時間を延長することは不要である場合が多い。すなわち、時間Taが十分に長い時間にかかわらず、移行延長時間を時間Taよりもさらに長い時間Tbに延長することは、不要である場合が多い。
このため、移行設定時間のデフォルト値が閾値Th以下の場合に限り、移行設定時間の延長が行われるような構成とすることにより、消費電力の低減を図ることが可能となる。
図18は、閾値Thを設定するためのユーザインターフェイスを説明するための図である。
図18を参照して、予め定められたユーザー操作に基づき、コントローラー31は、操作パネル34に画面340を表示する。画面340は、閾値Thの入力を受け付ける入力ボックス341と、キャンセルボタン342と、OKボタン343とを含む。
ユーザーは、操作パネル34のソフトウェアキーまたは物理キーを用いて、閾値Thの値を入力ボックス341に入力する。さらに、ユーザーがOKボタン343を選択すると、入力ボックス341に入力された値が閾値Thとして設定される。
(f11.第11の変形例)
図19は、第11の変形例における処理の概要を説明するためのフロー図である。
図19を参照して、ステップS111において、画像形成装置10は、1または複数の原稿を読み取る。ステップS112において、コントローラー31は、読込結果(すなわち、画像データ)が、記憶部120に記憶された複数のパターンデータ(図7参照)のいずれかに一致しているか否かを判断する。なお、一致とは、完全一致のみならず、所定の類似度以上で一致していることを含む。
コントローラー31は、読取結果がパターンデータに一致していると判断された場合(ステップS112においてYES)、ステープル跡が有ると判断する(ステップS113)。コントローラー31は、読取結果がパターンデータに一致していないと判断された場合(ステップS112においてNO)、処理をステップS5に進める。
ステップS114において、コントローラー31は、全ての原稿にステープル跡が有るか否かを判断する。コントローラー31は、全ての原稿にステープル跡が有ると判断した場合には(ステップS114においてYES)、ステップS115において、画像形成装置10をスリープ状態に移行するまでの移行設定時間をデフォルトの時間Taから時間Tbに延長する。コントローラー31は、全ての原稿にステープル跡が有ると判断されなかった場合には(ステップS114においてNO)、処理をステップS5に進める。
パターンデータは、市場で使用されているステープラーのデータ(たとえば、針の規格)に基づき外部機器で事前に作成されており、画像形成装置10に格納される。たとえば、黒点(ステープル跡)のサイズが規定範囲内にあることを条件に、読取結果がパターンデータに一致していると判断される。なお、黒点同士を結ぶ仮想直線の傾きは、判定に考慮しなくてもよい。
また、針なしのステープルのパターンデータを作成し、当該パターンデータを利用して上述した判定を行ってもよい。
上記においては、全ての原稿にステープル跡が有ることを条件に移行設定時間を延長する構成を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。たとえば、複数の原稿のうちの少なくとも1枚の原稿にステープル跡が有ることを条件に、移行設定時間を延長するように、コントローラー31を構成してもよい。
また、上記においては、パターンデータを画像形成装置10が格納しており、画像形成装置10にて当該パターンデータを用いたステープル跡の有無の判定を行う構成を説明した。しかしながら、これに限定されるものではない。
たとえば、パターンデータを外部サーバに記憶させ、読込結果(すなわち、画像データ)を画像形成装置10から当該外部サーバに送信し、ステープル跡の有無の判定を外部サーバに行わせてもよい。なお、この場合にはコントローラー31は、外部サーバから判定結果を受け取る必要がある。また、たとえば、1枚目の原稿に対してのみステープル跡の有無のチェックを行う構成の場合には、画像形成装置10は、1枚目の読取結果のみを外部サーバに送信すればよい。
(f12.第12の変形例)
図20は、第12の変形例における処理の概要を説明するためのフロー図である。
図20を参照して、ステップS121において、画像形成装置10は、1または複数の原稿を読み取る。ステップS122において、コントローラー31は、読込結果(すなわち、画像データ)が、特定の条件に合致しているか否かを判断する。「特定の条件」とは、典型的には、原稿の隅の領域を含む原稿の端部に2つの黒点が存在し、かつ2つの黒点の距離が予め定められた範囲内であることをいう。
コントローラー31は、読取結果が特定の条件に合致していると判断された場合(ステップS122においてYES)、ステープル跡が有ると判断する(ステップS123)。コントローラー31は、読取結果が特定の条件に合致していないと判断された場合(ステップS122においてNO)、処理をステップS5に進める。
ステップS124において、コントローラー31は、全ての原稿にステープル跡が有るか否かを判断する。コントローラー31は、全ての原稿にステープル跡が有ると判断した場合には(ステップS124においてYES)、ステップS125において、画像形成装置10をスリープ状態に移行するまでの移行設定時間をデフォルトの時間Taから時間Tbに延長する。コントローラー31は、全ての原稿にステープル跡が有ると判断されなかった場合には(ステップS124においてNO)、処理をステップS5に進める。
上記においては、全ての原稿にステープル跡が有ることを条件に移行設定時間を延長する構成を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。たとえば、複数の原稿のうちの少なくとも1枚の原稿にステープル跡が有ることを条件に、移行設定時間を延長するように、コントローラー31を構成してもよい。
また、読取結果が特定の条件に合致するかいなかを外部サーバが判断するように、ネットワークシステムを構築してもよい。
<G.延長の解除>
次に、移行設定時間を時間Taから時間Tbに延長した後に、時間Tbの経過を待たずに、画像形成装置10をスリープ状態に移行させる処理について説明する。
図21は、画像形成システム1000の処理の概要を説明するためのフロー図である。
図21を参照して、図4の場合と同様、ステップS1〜S6までの処理が実行される。ステップS6の後、ステップS131において、コントローラー31は、移行設定時間が延長されているか否かを判断する。
延長されていないと判断された場合(ステップS131においてNO)、ステップS132において、コントローラー31は、移行設定時間(この場合には、時間Ta)に達したか否かを判断する。移行設定時間に達したと判断された場合(ステップS132においてYES)、ステップS8において、コントローラー31は、画像形成装置10をスリープ状態に移行させる。
延長されていると判断された場合(ステップS131においてYES)、ステップS133において、コントローラー31は、マニュアルステープル処理が実行されたか否かを判断する。コントローラー31は、典型的には、後処理装置20から通知により、マニュアルステープル処理が実行されたことを把握する。
マニュアルステープル処理が実行されたと判断されなかった場合(ステップS133においてNO)、ステップS134において、コントローラー31は、延長後の移行設定時間(この場合には、時間Tb)に達したか否かを判断する。移行設定時間に達したと判断された場合(ステップS133においてYES)、ステップS8において、コントローラー31は、画像形成装置10をスリープ状態に移行させる。移行設定時間に達していないと判断された場合(ステップS133においてNO)、コントローラー31は、処理をステップS133に戻す。
マニュアルステープル処理が実行されたと判断された場合(ステップS133においてYES)、コントローラー31は、処理をステップ8に進め、画像形成装置10をスリープ状態に移行させる。
以上のように、マニュアルステープル処理が実行されたことに基づき画像形成装置10をスリープ状態に移行させることにより、延長された移行設定時間(すなわち時間Tb)の経過を待ってスリープ状態に移行させる構成よりも、消費電力を低減することが可能となる。
<H.タイマー計測開始のトリガの変形例>
上記においては、たとえば図4に示したように、ジョブの完了をトリガとして、タイマー計測を開始する構成を例に挙げて説明した。しかしながら、タイマー計測開始のトリガは、ジョブの完了に限定されるものではない。以下に、ジョブの完了以外のトリガを3つ例示する。
図22は、原稿の読み取り完了をタイマー計測開始のトリガとしたときの処理の流れを説明するためのフロー図である。
図22を参照して、図22のフロー図は、ステップS5(図4参照)の代わりにステップS141を含む点が、図4のフロー図とは異なる。ステップS4の後、コントローラー31は、ステップS141において、原稿の読み取りが完了したか否かを判断する。原稿の読み取りが完了していると判断された場合(ステップS141においてYES)、コントローラー31は、処理をステップS6に進め、タイマー計測を開始する。原稿の読み取りが完了していないと判断された場合(ステップS141においてNO)、コントローラー31は、処理をステップS141に戻す。
図23は、操作パネル34における画面遷移をタイマー計測開始のトリガとしたときの処理の流れを説明するためのフロー図である。
図23を参照して、図23のフロー図は、ステップS5(図4参照)の代わりにステップS151,S152を含む点が、図4のフロー図とは異なる。ステップS4の後、コントローラー31は、ステップS151において原稿の読み取りが完了すると、ステップS152において、操作パネル34の画面が遷移したか否かを判断する。具体的には、コントローラー31は、読取中を示す画面から別の画面に遷移したか否かを判断する。
画面が遷移したと判断された場合(ステップS152においてYES)、コントローラー31は、処理をステップS6に進め、タイマー計測を開始する。画面が遷移したと判断されなかった場合(ステップS152においてNO)、コントローラー31は、処理をステップS152に戻す。
図24は、原稿が画像形成装置10から取り除かれたことをタイマー計測開始のトリガとしたときの処理の流れを説明するためのフロー図である。
図24を参照して、図24のフロー図は、ステップS5(図4参照)の代わりにステップS161,S162を含む点が、図4のフロー図とは異なる。ステップS4の後、コントローラー31は、ステップS161において原稿の読み取りが完了すると、ステップS162において、読み取られた原稿が画像形成装置10から取り除かれたか否かを判断する。具体的には、コントローラー31は、自動原稿送り装置13のトレイ133(図1参照)または画像形成装置10のプラテン上から、原稿が取り除かれたか否かをセンサー出力に基づき判断する。
原稿が取り除かれたと判断された場合(ステップS162においてYES)、コントローラー31は、処理をステップS6に進め、タイマー計測を開始する。原稿が取り除かれていないと判断されなかった場合(ステップS162においてNO)、コントローラー31は、処理をステップS162に戻す。
第1の変形例〜第12の変形例において、タイマー計測開始のトリガを、上述したような、原稿の読み取り完了、操作パネル34における画面遷移、原稿が画像形成装置10から取り除かれたことに変更してもよい。また、図21に示したフロー図においても、タイマー計測開始のトリガを、上述したような、原稿の読み取り完了、操作パネル34における画面遷移、原稿が画像形成装置10から取り除かれたことに変更してもよい。
なお、原稿の読み取り完了と、操作パネル34における画面遷移と、原稿が画像形成装置10から取り除かれたこととは、ジョブの完了と同じく、「基準となるタイミング」の例である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 画像形成装置、11 画像形成ユニット、12,131 画像読取装置、13 自動原稿送り装置、14A,14B 給紙ユニット、20 後処理装置、21 ステープル処理装置、21a 用紙挿入口、21b 発光部、22 排出トレイ、31 コントローラー、34 操作パネル、110 制御部、111 要否判定部、112 状態遷移処理部、113 給電制御部、114 解像度変更指示部、115 閾値設定部、116 時間設定部、120 記憶部、130 自動原稿搬送部、132,133 トレイ、135,140 原稿読取部、150 操作部、155 表示部、160 給電部、340 画面、341 入力ボックス、342 キャンセルボタン、343 OKボタン、1000 画像形成システム、1111 ステープル跡判定部、1112 位置関係判定部、1121 延長処理部、1122 計時部、C 領域、P 用紙束、S 針。

Claims (25)

  1. 画像読取装置を有する画像形成装置と、
    マニュアルステープル機構を有する後処理装置とを備え、前記マニュアルステープル機構は、前記画像形成装置から前記後処理装置に電力が供給されていることを条件にステープル処理を実行することが可能であり、
    前記画像形成装置は、
    基準となるタイミングから予め定められた時間が経過したことを条件に、前記後処理装置への電力供給を停止し、
    前記画像読取装置によって原稿を読み取ると、読取結果に基づいて、前記原稿におけるステープル跡の有無を判定し、
    前記ステープル跡が有ると判定すると、前記予め定められた時間を延長する、画像形成システム。
  2. 前記画像形成装置は、前記基準となるタイミングから前記予め定められた時間が経過すると、前記画像形成装置の状態を待機状態からスリープ状態に移行することにより、前記後処理装置への電力供給を停止する、請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記画像形成装置は、前記画像読取装置によって複数の原稿が連続して読み取られた場合には、前記複数の原稿のうち最初の原稿に対してのみ前記ステープル跡が有るか否かを判定する、請求項1または2に記載の画像形成システム。
  4. 前記画像形成装置は、
    前記画像読取装置によって複数の原稿が連続して読み取られた場合には、各前記原稿のステープル跡の位置が一致しているか否かを判定し、
    前記ステープル跡の位置が一致していることを条件に、前記予め定められた時間を延長する、請求項1または2に記載の画像形成システム。
  5. 前記画像形成装置は、
    前記画像読取装置によって複数の原稿が連続して読み取られた場合には、各前記原稿のステープル跡の位置が一致しているか否かを判定し、
    前記複数の原稿のうちの所定の数以上の原稿同士の前記ステープル跡の位置が一致していることを条件に、前記予め定められた時間を延長する、請求項1に記載の画像形成システム。
  6. 前記画像形成装置は、
    前記画像読取装置によって複数の原稿が連続して読み取られた場合には、各前記原稿のステープル跡の位置が一致しているか否かを判定し、
    前記複数の原稿のうちの所定の割合以上の原稿同士の前記ステープル跡の位置が一致していることを条件に、前記予め定められた時間を延長する、請求項1に記載の画像形成システム。
  7. 前記画像形成装置は、
    前記画像読取装置によって前記原稿の表面と裏面とを読み取り、
    前記表面と前記裏面との少なくとも一方にステープル跡が有ると判定したことを条件に、前記予め定められた時間を延長する、請求項1から6のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  8. 前記画像形成装置は、
    前記画像読取装置によって前記原稿の表面と裏面とを読み取り、
    前記表面と前記裏面とにステープル跡が有り、かつ前記表面のステープル跡の位置と前記裏面のステープル跡の位置とが対応する位置関係であることを条件に、前記予め定められた時間を延長する、請求項1から6のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  9. 前記画像読取装置によって複数の原稿が連続して読み取られる場合、前記ステープル跡の有無を判定する原稿が予め特定されており、
    前記画像形成装置は、
    前記複数の原稿を読み取る際の読み取り解像度の設定が可能であり、
    前記複数の原稿のうち前記予め定められた原稿に対してのみ、設定された前記読み取り解像度よりも高い読み取り解像度で読み取る、請求項1に記載の画像形成システム。
  10. 前記画像形成装置は、前記予め定められた原稿を、前記画像形成装置の最大の読み取り解像度で読み取る、請求項1に記載の画像形成システム。
  11. 前記予め定められた原稿は、前記複数の原稿のうちの最初の原稿である、請求項9または10に記載の画像形成システム。
  12. 前記画像形成装置は、
    自動原稿送り装置を有し、
    前記複数の原稿を複数の読み取り回に分けて、前記自動原稿送り装置によって読み取らせる設定がなされている場合、各前記読み取り回において前記ステープル跡の有無を判定する、請求項1から8のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  13. 前記画像形成装置は、前記複数の読み取り回のうちの少なくとも1回の読み取り回において前記ステープル跡が有ると判定すると、前記予め定められた時間を延長する、請求項12に記載の画像形成システム。
  14. 前記画像形成装置は、前記画像読取装置にて読み取った原稿が1枚だけの場合には、前記原稿にステープル跡が有ると判定されても、前記予め定められた時間を延長しない、請求項1から13のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  15. 前記画像形成装置は、
    前記予め定められた時間を設定するための入力を受け付け、
    前記予め定められた時間が、予め定められた閾値よりも長い場合には、前記ステープル跡が有ると判定されても、前記予め定められた時間を延長しない、請求項1から14のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  16. 前記画像形成装置は、前記閾値を設定するための入力をさらに受け付ける、請求項15に記載の画像形成システム。
  17. 前記画像形成装置は、
    各々がステープル跡の有無の判定に用いられる複数のデータを記憶しており、
    前記読取結果が、前記複数のデータの少なくとも1つのデータと一致または当該データに類似していることを条件に、前記原稿におけるステープル跡の有無を判定する、請求項1から16のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  18. 前記画像形成装置は、前記読取結果に基づいて、前記原稿の隅の領域を含む前記原稿の端部に2つの黒点が存在し、かつ前記2つの黒点の距離が予め定められた範囲内であることを条件に、前記ステープル跡が有ると判定する、請求項1から17のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  19. 前記基準となるタイミングは、ジョブが終了したタイミングである、請求項1から18のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  20. 前記基準となるタイミングは、前記原稿の読み取りが終了したタイミングである、請求項1から18のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  21. 前記画像形成装置は、前記画像形成装置の動作状況を表示可能な操作パネルをさらに有し、
    前記基準となるタイミングは、前記操作パネルの表示が前記原稿を読み取っている状態を表す画像から他の画像に遷移したタイミングである、請求項1から18のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  22. 前記画像形成装置は、読み取り済みの原稿がプラテンガラス上または自動原稿送り装置の排出トレイに存在するか否かを検知し、
    前記基準となるタイミングは、前記読み取り済みの原稿が前記プラテンガラス上または前記自動原稿送り装置の排出トレイに存在しなくなったことを検知したタイミングである、請求項1から18のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  23. 前記画像形成装置は、
    前記ステープル跡が有ると判定すると、前記予め定められた時間を、第1の時間から前記第1の時間よりも長い第2の時間に延長し、
    前記予め定められた時間が延長された場合、前記第1の時間の経過後、かつ前記第2の時間の経過前に、前記マニュアルステープル機構によってマニュアルステープルが実施されると、前記第2の時間の経過を待たずに、前記後処理装置への電力供給を停止する、請求項1から22のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  24. 画像形成装置からマニュアルステープル機構を有する後処理装置への給電制御方法であって、
    前記マニュアルステープル機構は、前記画像形成装置から前記後処理装置に電力が供給されていることを条件にステープル処理を実行することが可能であり、
    前記給電制御方法は、
    前記画像形成装置が、基準となるタイミングから予め定められた時間が経過したことを条件に、前記後処理装置への電力供給を停止するステップと、
    前記画像形成装置が、原稿を読み取ると、読取結果に基づいて、前記原稿におけるステープル跡の有無を判定するステップと、
    前記画像形成装置が、前記ステープル跡が有ると判定すると、前記予め定められた時間を延長するステップとを備える、給電制御方法。
  25. マニュアルステープル機構を有する後処理装置に電力を供給する画像形成装置を制御するためのプログラムであって、
    前記マニュアルステープル機構は、前記画像形成装置から前記後処理装置に電力が供給されていることを条件にステープル処理を実行することが可能であり、
    前記プログラムは、
    基準となるタイミングから予め定められた時間が経過したことを条件に、前記後処理装置への電力供給を停止するステップと、
    前記画像形成装置によって原稿が読み取られると、読取結果に基づいて、前記原稿におけるステープル跡の有無を判定するステップと、
    前記ステープル跡が有ると判定されると、前記予め定められた時間を延長するステップとを、前記画像形成装置のプロセッサに実行させる、プログラム。
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