JP2023084513A - 画像形成装置およびその省電力制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】省電力モードへの移行とマニュアルステープルのトリガが競合しても適切に処理する。【解決手段】マニュアルステープル用のシート挿入口に挿入されたシートを検出するシート検出回路、シートにステープル処理を行うステープル機構およびステープル機構を作動させる駆動回路を含む後処理装置と、シートの検出に応答して駆動回路を動作させる後処理制御部と、駆動回路および機内の他の回路に電源を供給する電源回路と、予め定められた移行条件が満たされたら電源回路から駆動回路および機内の他の回路への電源の供給を遮断して通常モードから省電力モードへ移行させる省電力制御部と、を備え、省電力制御部は、通常モードから省電力モードへの移行に先立ち後処理制御部に対してステープル処理中か否かを確認し、ステープル処理中でなければステープル処理の禁止を指示してから省電力モードへ移行させる画像形成装置。【選択図】図5
Description
この発明は、マニュアルステープルの機能および通常モードから省電力モードへ移行する機能を有する画像形成装置およびその制御方法に関する。
近年、エネルギー問題や地球環境への意識の高まりから、電子機器の一つである画像形成装置にも省電力が求められている。画像形成に係る各要素の省電力化と共に、オートパワーシャットオフの機能があたりまえになっている。オートパワーシャットオフ機能は、画像形成装置が使用されない状態が所定の期間(一例として5分間)継続した場合に、一部を除き装置各部への電源の供給を遮断して待機状態での電力消費を抑制する機能である。また、ユーザーの接近が検出され、操作ユニットに対する操作が検出され、あるいは原稿がセットされると、それをトリガに電源の供給を開始(再開)して省電力モードから画像形成を実行可能な通常モードへ移行する機能である。
複合機等の画像形成装置は、ステープル、パンチ、サドルステッチ等の後処理機能を備えるものがある。その後処理機能を行う装置は後処理装置あるいはフィニッシャと呼ばれる。ステープルには、画像形成装置がプリントジョブやコピージョブを実行し出力する印刷済みのシートをステープルする機能(ジョブ中のステープル)のほかに、マニュアルステープルと呼ばれる機能がある。マニュアルステープルは、フィニッシャに設けられたシート挿入口にユーザーがシートを挿入すると、そのシートをステープルする機能である。後処理装置のステープラだけを単独で使用する機能といえる。マニュアルステープルは、ジョブと非同期に、ユーザーの操作をトリガに実行すべき処理である。
ところが、オートパワーシャットオフによる省電力モードへの移行とマニュアルステープルのトリガが同時に発生すると、ステープル処理の途中で後処理装置の電源が遮断されてしまう事態が生じ得る。そうすると、シート挿入口からシートが取り出せなくなったり、シートを痛めたりすることが起こり得る。
画像形成装置が省電力モードへ移行することによりステープル処理が完了せずに中断するのを防止するための、次の技術が知られている。
マニュアルステープルのシート挿入口に挿入されているシートを検知する検知手段と、所定の条件が満たされたことに基づいて、画像形成装置を省電力モードへ移行させる制御手段と省電力モードへの移行を禁止する禁止手段を備える。禁止手段は、検知手段がシートを検知している場合、その検知結果に基づいて、画像形成装置が省電力モードに移行するのを禁止する(例えば、特許文献1参照)。
画像形成装置が省電力モードへ移行することによりステープル処理が完了せずに中断するのを防止するための、次の技術が知られている。
マニュアルステープルのシート挿入口に挿入されているシートを検知する検知手段と、所定の条件が満たされたことに基づいて、画像形成装置を省電力モードへ移行させる制御手段と省電力モードへの移行を禁止する禁止手段を備える。禁止手段は、検知手段がシートを検知している場合、その検知結果に基づいて、画像形成装置が省電力モードに移行するのを禁止する(例えば、特許文献1参照)。
しかし、上述したように、省電力モードへの移行とマニュアルステープルのトリガといった競合する事象を矛盾なく処理することは容易でない。
例えば、省電力モードへの移行を開始してからフィニッシャへの電源の供給が遮断されるまでの僅かな期間にシート挿入口にシートが挿入されることがある。省電力モードへの移行を開始する迄はシート挿入口にシートが挿入されていないので、省電力モードへの移行は禁止されない。シート挿入口へのシートの挿入が検知された時点では、既に省電力モードへの移行が始まっており、一旦開始された移行の処理を途中から元へ戻すことは妥当でない。省電力モードへの移行は、画像形成装置の各部に影響が及ぶ処理だからである。
結果的に、ステープル処理の途中でフィニッシャの電源が落ちてしまうことが起こり得る。
例えば、省電力モードへの移行を開始してからフィニッシャへの電源の供給が遮断されるまでの僅かな期間にシート挿入口にシートが挿入されることがある。省電力モードへの移行を開始する迄はシート挿入口にシートが挿入されていないので、省電力モードへの移行は禁止されない。シート挿入口へのシートの挿入が検知された時点では、既に省電力モードへの移行が始まっており、一旦開始された移行の処理を途中から元へ戻すことは妥当でない。省電力モードへの移行は、画像形成装置の各部に影響が及ぶ処理だからである。
結果的に、ステープル処理の途中でフィニッシャの電源が落ちてしまうことが起こり得る。
さらに、マニュアルステープルが完了しても、その後、シート挿入口からシートが取り除かれるまでは省電力モードへの移行が開始されない。もし、付箋や紙片の残留によってシート挿入口にシートが挿入されたままの状態と誤検知されると、省電力モードへの移行が禁止されたままになる。マニュアルステープルとの因果関係が把握しにくい奇異な現象が生じてしまう。
この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであって、省電力モードへの移行とマニュアルステープルのトリガが競合しても適切に処理する手法を提供するものである。
この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであって、省電力モードへの移行とマニュアルステープルのトリガが競合しても適切に処理する手法を提供するものである。
この発明は、マニュアルステープル用のシート挿入口に挿入されたシートを検出するシート検出回路、前記シートにステープル処理を行うステープル機構および前記ステープル機構を作動させる駆動回路を含む後処理装置と、前記シートの検出に応答して前記駆動回路を動作させる後処理制御部と、前記駆動回路および機内の他の回路に電源を供給する電源回路と、予め定められた移行条件が満たされたら前記電源回路から前記駆動回路および機内の他の回路への電源の供給を遮断して通常モードから省電力モードへ移行させる省電力制御部と、を備え、前記省電力制御部は、前記通常モードから前記省電力モードへの移行に先立ち前記後処理制御部に対してステープル処理中か否かを確認し、ステープル処理中でなければステープル処理の禁止を指示してから前記省電力モードへ移行させる画像形成装置を提供する。
また、異なる観点からこの発明は、マニュアルステープル機能を備える画像形成装置の制御部が、マニュアルステープル用のシート挿入口に挿入されたシートを検出するステップと、前記シートの検出に応答して駆動回路を動作させ前記シートにステープル処理を行うステップと、予め定められた移行条件が満たされたら前記駆動回路および機内の他の回路への電源供給を遮断して通常モードから省電力モードへ移行させるステップと、前記通常モードから前記省電力モードへの移行に先立ち前記後処理制御部に対してステープル処理中か否かを確認するステップと、前記確認の結果がステープル処理中でなければステープル処理の禁止を指示してから前記省電力モードへ移行させるステップと、を備える画像形成装置の省電力制御方法を提供する。
この発明による画像形成装置において、省電力制御部は、通常モードから省電力モードへの移行に先立ち後処理制御部に対してステープル処理中か否かを確認し、ステープル処理中でなければステープル処理の禁止を指示してから前記省電力モードへ移行させるので、省電力モードへの移行とマニュアルステープルのトリガが競合しても適切に処理できる。
この発明による省電力制御方法も同様の作用効果を奏する。
この発明による省電力制御方法も同様の作用効果を奏する。
以下、図面を用いてこの発明をさらに詳述する。なお、以下の説明は、すべての点で例示であって、この発明を限定するものと解されるべきではない。
(実施の形態1)
≪マニュアルステープル機能を備える画像形成装置の構成≫
まず、マニュアルステープル機能を備える画像形成装置の構成について述べる。
図1は、この実施形態において、画像形成装置の一態様であるフィニッシャを備える複合機の外観を示す斜視図である。図2は、図1に示す画像形成装置の構成を示すブロック図である。
(実施の形態1)
≪マニュアルステープル機能を備える画像形成装置の構成≫
まず、マニュアルステープル機能を備える画像形成装置の構成について述べる。
図1は、この実施形態において、画像形成装置の一態様であるフィニッシャを備える複合機の外観を示す斜視図である。図2は、図1に示す画像形成装置の構成を示すブロック図である。
図1および図2に示すように、複合機100は、電源回路102、本体104およびフィニッシャ106を備える。電源回路102は、本体104とフィニッシャ106の何れにも電源を供給する。
フィニッシャ106にはシート挿入口150が設けられている。図3に示すように、シート挿入口150にユーザーがシート151の角部を差し込むと、フィニッシャ106のシート検出回路152はシート151が挿入された状態を検出する。所定の期間(一例では2秒間)シート151が挿入された状態が続くと、フィニッシャ制御部110は、通常モードでその検出に応答して駆動回路158をアクティベートし、ステープル機構154を作動させる。それによってシート挿入口150に挿入されたシート151に対するステープル処理がなされる。
フィニッシャ106にはシート挿入口150が設けられている。図3に示すように、シート挿入口150にユーザーがシート151の角部を差し込むと、フィニッシャ106のシート検出回路152はシート151が挿入された状態を検出する。所定の期間(一例では2秒間)シート151が挿入された状態が続くと、フィニッシャ制御部110は、通常モードでその検出に応答して駆動回路158をアクティベートし、ステープル機構154を作動させる。それによってシート挿入口150に挿入されたシート151に対するステープル処理がなされる。
本体104の構成について述べる。図2に示すようにこの実施形態における本体104は、本体制御部10、記憶装置20、操作ユニット30、本体通信回路40、画像形成ユニット50および本体用紙搬送機構60を備える。
本体制御部10は、プロセッサおよびメモリを中心に構成され、ユーザーインターフェース制御部12、画像形成制御部14、省電力制御部16を含む。
記憶装置20は、本体制御部10がアクセス可能に構成され、RAMおよび不揮発性メモリが組み合わさったものである。RAMには、DDR4やDDR5などのDDR SDRAM(Double-Data-Rage Synchronous Dynamic Random Access Memory)が適用されてもよい。不揮発性メモリには、SSD(Solid State Disk)やHDD(Hard Disk Drive)が適用されてもよい。
本体制御部10は、プロセッサおよびメモリを中心に構成され、ユーザーインターフェース制御部12、画像形成制御部14、省電力制御部16を含む。
記憶装置20は、本体制御部10がアクセス可能に構成され、RAMおよび不揮発性メモリが組み合わさったものである。RAMには、DDR4やDDR5などのDDR SDRAM(Double-Data-Rage Synchronous Dynamic Random Access Memory)が適用されてもよい。不揮発性メモリには、SSD(Solid State Disk)やHDD(Hard Disk Drive)が適用されてもよい。
操作ユニット30は、複合機100の状態や操作に係る情報を表示するLCD(Liquid Cristal Display)やOLED(Organic Light Emitting Display)などの表示デバイスと、操作を検出するタッチパネルなどの入力検出デバイスを含んで構成される。
本体通信回路40は、フィニッシャ106との通信を担う例えばRS422等の機内シリアル通信および外部の機器との通信を担うイサーネット等の通信回路で構成される。
画像形成ユニット50は、原稿を読み取ったり本体通信回路40を介して外部の機器から取得した画像データに係る処理を行って印刷したり外部の機器へ出力する処理を行う。画像形成ユニット50は、画像の処理に係る機構、デバイス、センサー、回路等から構成される。この実施形態による複合機100では、電子写真方式により画像を形成して用紙に印刷を行うものとしている。
本体通信回路40は、フィニッシャ106との通信を担う例えばRS422等の機内シリアル通信および外部の機器との通信を担うイサーネット等の通信回路で構成される。
画像形成ユニット50は、原稿を読み取ったり本体通信回路40を介して外部の機器から取得した画像データに係る処理を行って印刷したり外部の機器へ出力する処理を行う。画像形成ユニット50は、画像の処理に係る機構、デバイス、センサー、回路等から構成される。この実施形態による複合機100では、電子写真方式により画像を形成して用紙に印刷を行うものとしている。
本体用紙搬送機構60は、印刷を行う場合に画像形成ユニット50が形成した画像を印刷する用紙を給送し、形成された画像を転写して、フィニッシャ106へ搬送する機構およびそれに関連するデバイス、センサー、回路等から構成される。
本体制御部10のユーザーインターフェース制御部12は、操作ユニット30を介してユーザーに情報を提供し、ユーザーの操作を受け付ける機能に係る処理を実行する要素である。
本体制御部10のユーザーインターフェース制御部12は、操作ユニット30を介してユーザーに情報を提供し、ユーザーの操作を受け付ける機能に係る処理を実行する要素である。
画像形成制御部14は、画像形成ユニット50、本体用紙搬送機構60の制御や画像形成に係る処理を実行する要素である。
省電力制御部16は、通常モードから省電力モードへの移行、また省電力モードから通常モードへの移行に係る処理を実行する要素である。モードの移行に伴い、省電力制御部16は、電源回路102を制御して電源回路102から複合機100の各構成要素へ電源を供給し、また遮断する制御を行う。また、省電力モード中に通常モードへ移行するトリガの検出に係る処理を実行する。
省電力制御部16は、通常モードから省電力モードへの移行、また省電力モードから通常モードへの移行に係る処理を実行する要素である。モードの移行に伴い、省電力制御部16は、電源回路102を制御して電源回路102から複合機100の各構成要素へ電源を供給し、また遮断する制御を行う。また、省電力モード中に通常モードへ移行するトリガの検出に係る処理を実行する。
続いて、フィニッシャ106の構成について述べる。図2に示すように、この実施形態におけるフィニッシャ106は、フィニッシャ制御部110、フィニッシャ通信回路140、シート挿入口150に設けられたシート検出回路152、ステープル機構154、サドルステッチ機構156および駆動回路158を備える。
フィニッシャ制御部110は、フィニッシャ通信回路140を介して本体104の本体制御部10と通信する。そして、フィニッシャ106の各部の動作を制御する。
フィニッシャ通信回路140は、本体104との通信を担う例えばRS422等の機内シリアル通信で構成される。
フィニッシャ制御部110は、フィニッシャ通信回路140を介して本体104の本体制御部10と通信する。そして、フィニッシャ106の各部の動作を制御する。
フィニッシャ通信回路140は、本体104との通信を担う例えばRS422等の機内シリアル通信で構成される。
シート検出回路152は、シート挿入口150に挿入されたシートを検出して、フィニッシャ制御部110に認識させる。
ステープル機構154は、針を用いて、あるいは針を用いないでシートの端部を束ねる機構である。この実施形態におけるステープル機構154は、ステープラ(不図示)を有している。そのステープラは、駆動用のデバイスとしてモーターを有する駆動回路158によって駆動される。フィニッシャ制御部110は、駆動回路158のモーターを所定の回転数だけ回転させることによってシートにステープル処理を行う。
ステープル機構154は、針を用いて、あるいは針を用いないでシートの端部を束ねる機構である。この実施形態におけるステープル機構154は、ステープラ(不図示)を有している。そのステープラは、駆動用のデバイスとしてモーターを有する駆動回路158によって駆動される。フィニッシャ制御部110は、駆動回路158のモーターを所定の回転数だけ回転させることによってシートにステープル処理を行う。
ステープラは、シート挿入口150のある手前側から奥側へ自在に移動可能な機構とそのステープラを移動させる駆動デバイスを有している。フィニッシャ制御部110は、ジョブのステープル設定に応じた箇所へステープラを移動させる。ジョブ中のステープル処理として、例えば、シートの搬送方向に直行する奥行方向に2カ所綴じ、シート奥側の端部に1カ所綴じ、シート手前側の端部に1カ所綴じの設定が可能である。
また、フィニッシャ制御部110は、ジョブ中でないときにステープラを手前側の端に移動させる。その位置で、シート検出回路152がシート挿入口150へのシート挿入を検出すると、駆動回路158を動作させて挿入されたシートの端部1カ所にステープル処理を行う。
また、フィニッシャ制御部110は、ジョブ中でないときにステープラを手前側の端に移動させる。その位置で、シート検出回路152がシート挿入口150へのシート挿入を検出すると、駆動回路158を動作させて挿入されたシートの端部1カ所にステープル処理を行う。
サドルステッチ機構156は、この発明に係るマニュアルステープルの機能と関連するものでないが、ジョブ中に中綴じ紙折製本に係る中とじ、中折りとじステープルを行う機構である。
フィニッシャ用紙搬送機構160は、本体104から出力されるシートを受容して搬送し、排出トレイ162または排出トレイ164(図1、図3参照)へ搬送する。フィニッシャ用紙搬送機構160は、排出トレイ162または164に排出されるシートの位置を例えば部単位で奥行方向にずらすシフト機構を含む。
フィニッシャ用紙搬送機構160は、本体104から出力されるシートを受容して搬送し、排出トレイ162または排出トレイ164(図1、図3参照)へ搬送する。フィニッシャ用紙搬送機構160は、排出トレイ162または164に排出されるシートの位置を例えば部単位で奥行方向にずらすシフト機構を含む。
≪マニュアルステープルと省電力制御に係る処理のフローチャート≫
本体制御部10が実行する処理のうち、マニュアルステープルと省電力制御に係る処理について述べる。特に、省電力モードへの移行とマニュアルステープルのトリガが競合する場合(両者が入違う場合)に、矛盾なく処理する手順について述べる。
図4は、この実施の形態において省電力制御部16として本体制御部10が実行する省電力制御とマニュアルステープルに係る処理の例を示すフローチャートである。
図4に示すように、省電力制御部16として本体制御部10は、通常モードにおいて、複合機100が使用されない状態が継続して、オートパワーシャットオフに係る所定の期間に達したか否かを判定する(ステップS11)。オートパワーシャットオフ期間が経過したことを判定するために、省電力制御部16として本体制御部10は、タイマーを用いた計測を行うものとする。そのタイマーは、オートパワーシャットオフ期間の経過を計測する専用のタイマーであるが、以下単にタイマーと呼ぶこととする。
本体制御部10が実行する処理のうち、マニュアルステープルと省電力制御に係る処理について述べる。特に、省電力モードへの移行とマニュアルステープルのトリガが競合する場合(両者が入違う場合)に、矛盾なく処理する手順について述べる。
図4は、この実施の形態において省電力制御部16として本体制御部10が実行する省電力制御とマニュアルステープルに係る処理の例を示すフローチャートである。
図4に示すように、省電力制御部16として本体制御部10は、通常モードにおいて、複合機100が使用されない状態が継続して、オートパワーシャットオフに係る所定の期間に達したか否かを判定する(ステップS11)。オートパワーシャットオフ期間が経過したことを判定するために、省電力制御部16として本体制御部10は、タイマーを用いた計測を行うものとする。そのタイマーは、オートパワーシャットオフ期間の経過を計測する専用のタイマーであるが、以下単にタイマーと呼ぶこととする。
省電力制御部16は、例えば、通常モードを開始した時点でタイマーにオートパワーシャットオフ期間(一例として5分間)をセットしてタイマーのカウントダウンを開始する。また、操作ユニット30に対する操作や原稿をセットする操作等、複合機100に対する操作を受付けたら、カウントダウン中のタイマーにオートパワーシャットオフ期間を再セット(一例として5分間)する。
このようにして、複合機100に対する操作が何も行われない状態がオートパワーシャットオフ期間だけ継続したか否か(タイマーのカウントダウンがゼロに達したか)を判定する。
このようにして、複合機100に対する操作が何も行われない状態がオートパワーシャットオフ期間だけ継続したか否か(タイマーのカウントダウンがゼロに達したか)を判定する。
タイマーがゼロに達していなければ、即ち、オートパワーシャットオフ期間が経過していなければ(ステップS11のNo)、続いて省電力モードへ移行させる操作を受付けたか否かを判定する(ステップS13)。例えば、操作ユニット30に設けられた[節電]ボタン31が操作されたかを判定する。
省電力モードへ移行させる操作がされていなければ(ステップS13のNo)、本体制御部10は、処理を前述のステップS11へ戻し、オートパワーシャットオフ期間の経過を監視する。
ステップS11の判定でオートパワーシャットオフ期間が経過したと判断した場合(ステップS11のYes)、本体制御部10は処理を以下のステップS15へ進める。また、ステップS13の判定で省電力モードへ移行させる操作を受付けたと判断した場合(ステップS13のYes)も、同様に処理をステップS15へ進める。
省電力モードへ移行させる操作がされていなければ(ステップS13のNo)、本体制御部10は、処理を前述のステップS11へ戻し、オートパワーシャットオフ期間の経過を監視する。
ステップS11の判定でオートパワーシャットオフ期間が経過したと判断した場合(ステップS11のYes)、本体制御部10は処理を以下のステップS15へ進める。また、ステップS13の判定で省電力モードへ移行させる操作を受付けたと判断した場合(ステップS13のYes)も、同様に処理をステップS15へ進める。
ステップS15で、省電力制御部16として本体制御部10は、フィニッシャ制御部110と通信してフィニッシャ106がマニュアルステープルの処理中か否かを判定する。フィニッシャ106がマニュアルステープル中か否かの状態は、その時点で本体制御部10の側からフィニッシャ制御部110に問い合わせて返答を得てもよい。あるいは、フィニッシャ制御部110が、マニュアルステープルの開始あるいは終了の都度、状態の変化を本体制御部10に知らせるようにしてもよい。
フィニッシャ106がマニュアルステープルの処理中であると判断した場合(ステップS15のYes)、省電力制御部16として本体制御部10は、タイマーにオートパワーシャットオフ期間を再セットする。即ち、省電力モードへ移行するタイミングを少なくともオートパワーシャットオフ期間だけ先へ伸ばす(ステップS17)。そして、処理をステップS11へ戻し、オートパワーシャットオフ期間の経過を監視する。
フィニッシャ106がマニュアルステープルの処理中であると判断した場合(ステップS15のYes)、省電力制御部16として本体制御部10は、タイマーにオートパワーシャットオフ期間を再セットする。即ち、省電力モードへ移行するタイミングを少なくともオートパワーシャットオフ期間だけ先へ伸ばす(ステップS17)。そして、処理をステップS11へ戻し、オートパワーシャットオフ期間の経過を監視する。
一方、マニュアルステープルの処理中でないと判断した場合(ステップS15のNo)、省電力制御部16として本体制御部10は、マニュアルステープル禁止の指示をフィニッシャ制御部110へ送る(ステップS21)。それ以降、シート検出回路152がシートを検出してもマニュアルステープルを開始しないようにするためである。そして、フィニッシャ制御部110からの応答を待つ(ステップS23のNo、ステップS25のNoを経てステップS23へ戻るループ)。
マニュアルステープル禁止の指示に対してACK(Acknowledged)応答をフィニッシャ制御部110から受けた場合(ステップS23のYes)、省電力制御部16として本体制御部10は、処理を後述するステップS31へ進める。
マニュアルステープル禁止の指示に対してACK(Acknowledged)応答をフィニッシャ制御部110から受けた場合(ステップS23のYes)、省電力制御部16として本体制御部10は、処理を後述するステップS31へ進める。
ACK応答でなく(ステップS23のNo)、NACK(Not Acknowledged)応答をフィニッシャ制御部110から受けた場合(ステップS25のYes)、省電力制御部16は、処理を前述のステップS17へ進め、タイマーにオートパワーシャットオフ期間を再セットする。フィニッシャ制御部110が、前記ステップS15における問い合わせに関してマニュアルステープル中でないとの応答を送ってからマニュアルステープル禁止の指示を受けるまでの間にマニュアルステープルの処理を開始した場合、NACK応答を返すものとする。あるいは、前記ステップS15に関する本体側への状態変化の通知に関して、シート検出回路がシートを検出してマニュアルステープル中の状態を知らせたが、入れ違いにマニュアルステープル禁止の指示を受けた場合、NACK応答を返すものとする。
ステップS31で、省電力制御部16として本体制御部10は、ACK応答受領後に複合機100を通常モードから省電力モードへ移行させる。詳細には、一部の回路を除いて電源回路102から機内の各回路への電源供給を遮断する。電源の供給が維持される一部の回路とは、省電力モードから通常モードへ復帰させるトリガの事象の検出に係る回路である。復帰のトリガとなる事象とは、例えば、操作ユニット30に設けられた[節電]ボタン31の操作である。
省電力モード中に、省電力制御部16として本体制御部10は、省電力モードから通常モードへ復帰させるトリガの事象を監視する(ステップS33)。例えば、操作ユニット30に設けられた[節電]ボタン31の操作である。
トリガの事象が発生したら(ステップS33のYes)、省電力制御部16として本体制御部10は、電源回路102から機内の各回路へ電力を供給して省電力モードから通常モードへ移行させる処理を行う(ステップS35)。
トリガの事象が発生したら(ステップS33のYes)、省電力制御部16として本体制御部10は、電源回路102から機内の各回路へ電力を供給して省電力モードから通常モードへ移行させる処理を行う(ステップS35)。
そして、フィニッシャ制御部110に対して、マニュアルステープルの動作を許可する指示を送るようにしてもよい(ステップS37)。ただし、フィニッシャ制御部110が、省電力モードへ移行する前のマニュアルステープル禁止の指示を記憶していなければ、通常モードの処理を開始するとマニュアルステープルを自ずと受け付ける。よって、省電力モード中にフィニッシャ制御部110の電源がオフされる場合等、あえてマニュアルステープル許可の指示を送らなくても実質的にマニュアルステープルの動作が許可される態様もある。
省電力制御部16として本体制御部10は、通常モードへ復帰したら、タイマーにオートパワーシャットオフ期間を設定する(ステップS39)。そして、処理をステップS11へ戻し、複合機100に対する操作が何も行われない状態がオートパワーシャットオフ期間だけ継続したか否か(タイマーのカウントダウンがゼロに達したか)を判定する。
この実施形態において、省電力制御部16として本体制御部10が実行する省電力制御とマニュアルステープルに係る処理の例を述べた。
省電力制御部16として本体制御部10は、通常モードへ復帰したら、タイマーにオートパワーシャットオフ期間を設定する(ステップS39)。そして、処理をステップS11へ戻し、複合機100に対する操作が何も行われない状態がオートパワーシャットオフ期間だけ継続したか否か(タイマーのカウントダウンがゼロに達したか)を判定する。
この実施形態において、省電力制御部16として本体制御部10が実行する省電力制御とマニュアルステープルに係る処理の例を述べた。
以上で述べたように、オートパワーシャットオフ期間が経過した場合(ステップS11のYesの場合)、省電力モードへの移行を行う(ステップS31)前にフィニッシャ106がマニュアルステープル処理中か否かを判定(ステップS15)する。そして、マニュアルステープル中であれば(ステップS15のYes)省電力モードへの移行を先延ばしする(ステップS17)。一方、マニュアルステープル中でなければ(ステップS15のNo)、以降のマニュアルステープル処理を禁止する(ステップS21)。それによって、省電力モードへの移行とマニュアルステープルのトリガが競合しても(両者が入れ違っても)適切な処理が可能になる。
さらに、本体104の省電力制御部16がマニュアルステープル中か否かの判定を行った結果マニュアルステープル禁止の指示を送る前に、フィニッシャ106のフィニッシャ制御部110がマニュアルステープルのトリガを受け付けた場合についても考慮している。マニュアルステープル処理を開始した直後にフィニッシャ制御部110が本体制御部10からマニュアルステープル禁止の指示を受けた場合、本体制御部10にNACK応答を返す。これによって、マニュアルステープル禁止の指示とマニュアルステープルのトリガが競合しても(両者が入れ違っても)適切に処理できるようにしている。
≪マニュアルステープルと省電力制御に係る処理の通信例≫
図4に示すマニュアルステープルと省電力制御に係る処理に関して、事象の発生について本体制御部10とフィニッシャ制御部110との間で行われるやりとりの例を時系列的に示すことで、この発明の側面を理解しやすくする。
図5は、図4のフローチャートに示す処理に関して本体制御部10とフィニッシャ制御部110との間で行われるやりとりの一例を示す説明図である。図6は、図5と異なるパターンで事象が発生する例を示す説明図である。図5および図6において、左側には本体104で生じる事象および本体制御部10が行う処理を上から下へ時系列的に示している。右側には、フィニッシャ側で生じる事象およびフィニッシャ制御部110が行う処理を本体104に対応させて示している。また、図4の処理に対応する箇所には、対応する処理番号をカッコで付記している。
図4に示すマニュアルステープルと省電力制御に係る処理に関して、事象の発生について本体制御部10とフィニッシャ制御部110との間で行われるやりとりの例を時系列的に示すことで、この発明の側面を理解しやすくする。
図5は、図4のフローチャートに示す処理に関して本体制御部10とフィニッシャ制御部110との間で行われるやりとりの一例を示す説明図である。図6は、図5と異なるパターンで事象が発生する例を示す説明図である。図5および図6において、左側には本体104で生じる事象および本体制御部10が行う処理を上から下へ時系列的に示している。右側には、フィニッシャ側で生じる事象およびフィニッシャ制御部110が行う処理を本体104に対応させて示している。また、図4の処理に対応する箇所には、対応する処理番号をカッコで付記している。
図5に示すように、フィニッシャのシート挿入口150にシートが挿入されると、シート検出回路152がそれを検出する。その検出に応答して、フィニッシャ制御部110は、シート挿入口にシートありの状態を本体制御部10に知らせる。所定の期間(一例として2秒間)、シートありの状態が継続したら、フィニッシャ制御部110は、マニュアルステープル処理を開始すると共に、マニュアルステープル中の状態であることを本体制御部10に知らせる。
図5に示す例では、フィニッシャ106からマニュアルステープル中の通知を受けた本体104の側では、その直後にオートパワーシャットオフ期間の経過を計測するタイマーがゼロになったことを省電力制御部16が認識した場合を示している。図4では、ステップS11の判定がYesとなる事象に対応する。
その場合、フィニッシャ106がマニュアルステープル中か否かの判定(図4に示す処理ではステップS15の判定)の結果が、Yesとなる。省電力制御部16は、タイマーにオートパワーシャットオフ期間を再セットして省電力モードへの移行を先へ延ばす(ステップS17)。
図5に示す例では、フィニッシャ106からマニュアルステープル中の通知を受けた本体104の側では、その直後にオートパワーシャットオフ期間の経過を計測するタイマーがゼロになったことを省電力制御部16が認識した場合を示している。図4では、ステップS11の判定がYesとなる事象に対応する。
その場合、フィニッシャ106がマニュアルステープル中か否かの判定(図4に示す処理ではステップS15の判定)の結果が、Yesとなる。省電力制御部16は、タイマーにオートパワーシャットオフ期間を再セットして省電力モードへの移行を先へ延ばす(ステップS17)。
やがて、フィニッシャ106の側ではマニュアルステープルが終了すると、フィニッシャ制御部110は、マニュアルステープルの終了を本体制御部10に知らせる。この実施例では、フィニッシャ106がマニュアルステープルに関して3つの状態をとるものとしている。第1は、シート挿入口にシートなしの状態である。第2は、シート挿入口にシートありの状態である。その状態が所定の期間(一例として2秒間)継続すると、フィニッシャ制御部110は、マニュアルステープルを開始する。それに伴って、状態は第3のマニュアルステープル中に移行する。マニュアルステープルが終了すると、状態は第1または第2の状態に移行する。マニュアルステープルが終了してもシート挿入口からシートが直ちに除かれるわけでない。よって、図5に示す例でマニュアルステープルが終了した後、フィニッシャ制御部110は、シート挿入口にシートありの状態を本体制御部10に知らせている。
本体104の側では、その後、先延ばしされたオートパワーシャットオフ期間が経過したとする。本体104の省電力制御部16は、省電力モードへの移行に先立ち、マニュアルステープル中か否かの判断(図4に示す処理ではステップS15の判定)を行う。今度はフィニッシャ106がマニュアルステープル中でない(図4のステップS15のNo)。そこで、省電力制御部16は、マニュアルステープル禁止の指示をフィニッシャ制御部110へ送る(図4に示すステップS21)。図5に示す例では、それに対してフィニッシャ制御部110が、ACKを返す。本体104の省電力制御部16は、ACK応答を受けて(図4に示すステップS23のYes)省電力モードへ移行させる処理を実行し、フィニッシャ106をはじめ各部への電源供給を遮断する(図4に示すステップS31)。
省電力モード中に、[節電]ボタン31が操作され、通常モードへのトリガを検出すると(図4に示すS33のYes)、省電力制御部16は遮断されていた電源の供給を再開して通常モードへ移行させる処理を行う(図4のステップS35)。通常モードへ復帰すると、マニュアルステープルを許可し(ステップS37)、タイマーにオートパワーシャットオフ期間を再設定する(ステップS39)。
以上が、マニュアルステープルのトリガと省電力モードへの移行に係る処理が競合し、省電力モードへの移行が僅かに遅い場合の例である。
以上が、マニュアルステープルのトリガと省電力モードへの移行に係る処理が競合し、省電力モードへの移行が僅かに遅い場合の例である。
それに対して図6は、マニュアルステープルのトリガと省電力モードへの移行に係る処理が競合し、省電力モードへの移行が僅かに早い場合の例を示している。
図6に示す例では、図5と同様にフィニッシャのシート挿入口150にシートが挿入されると、フィニッシャ制御部110は、シート挿入口にシートありの状態を本体制御部10に知らせる。所定の期間(一例として2秒間)、シートありの状態が継続したら、フィニッシャ制御部110は、マニュアルステープル処理を開始すると共に、マニュアルステープル中の状態であることを本体制御部10に知らせる。
図6に示す例では、フィニッシャ106からマニュアルステープル中の通知を受ける直前に、本体104の側でオートパワーシャットオフ期間が経過したと判断している。即ち、マニュアルステープル中の通知を受ける直前にオートパワーシャットオフ期間の経過を計測するタイマーがゼロになっている。それを認識した省電力制御部16は、マニュアルステープル禁止の指示をフィニッシャ制御部110に送っている(図4に示すステップS21)。
図6に示す例では、図5と同様にフィニッシャのシート挿入口150にシートが挿入されると、フィニッシャ制御部110は、シート挿入口にシートありの状態を本体制御部10に知らせる。所定の期間(一例として2秒間)、シートありの状態が継続したら、フィニッシャ制御部110は、マニュアルステープル処理を開始すると共に、マニュアルステープル中の状態であることを本体制御部10に知らせる。
図6に示す例では、フィニッシャ106からマニュアルステープル中の通知を受ける直前に、本体104の側でオートパワーシャットオフ期間が経過したと判断している。即ち、マニュアルステープル中の通知を受ける直前にオートパワーシャットオフ期間の経過を計測するタイマーがゼロになっている。それを認識した省電力制御部16は、マニュアルステープル禁止の指示をフィニッシャ制御部110に送っている(図4に示すステップS21)。
そのマニュアルステープル禁止の指示に対して、フィニッシャ制御部110は、ACK応答を返している(図4に示すステップS23のYes)。
ACK応答を受けると、省電力制御部16は、複合機100を通常モードから省電力モードへ移行させ、電源回路102から機内の各回路への電源供給を遮断する(ステップS31)。
その後、トリガを検出して通常モードへ復帰する処理は、図5と同様である。
なお、仮にマニュアルステープル禁止の指示を受けてフィニッシャ制御部110がNACK応答を返した場合、省電力制御部16は図5と同様、タイマーにオートパワーシャットオフ期間を再セットして省電力モードへの移行を先へ延ばす(ステップS17)。
ACK応答を受けると、省電力制御部16は、複合機100を通常モードから省電力モードへ移行させ、電源回路102から機内の各回路への電源供給を遮断する(ステップS31)。
その後、トリガを検出して通常モードへ復帰する処理は、図5と同様である。
なお、仮にマニュアルステープル禁止の指示を受けてフィニッシャ制御部110がNACK応答を返した場合、省電力制御部16は図5と同様、タイマーにオートパワーシャットオフ期間を再セットして省電力モードへの移行を先へ延ばす(ステップS17)。
(実施の形態2)
図7は、この実施形態において、本体制御部が実行する省電力制御とマニュアルステープルに係る処理の例を示すフローチャートであり、実施の形態1の図4に対応する図である。
実施の形態1では、図4に示すフローチャートで、オートパワーシャットオフ期間が経過した後(ステップS11のYes)、省電力制御部16は、フィニッシャがマニュアルステープル中か否かを判断しする(ステップS15)。マニュアルステープル中の場合は(ステップS15のYes)、オートパワーシャットオフ期間(一例として5分間)をタイマーに再セットして省電力モードへの移行を先へ延ばすようにしている(ステップS17)。
この実施形態では、オートパワーシャットオフ期間をタイマーに再セットする図4のステップS17の処理に代えて、図7に示すように省電力制御部16は所定の期間(一例として10秒間)だけ待ってから(ステップS19)、フィニッシャ106がマニュアルステープルの処理中か否かを改めて判定する。所定の期間としては、マニュアルステープルの処理を開始してから終了するまでの期間よりも長い期間であり、オートパワーシャットオフ期間よりも短い期間が想定される。
従って、マニュアルステープル処理中であるために省電力モードへの移行を延期する期間が、実施の形態1よりも短い。
図7に示す他の処理は、図4に示すフローチャートと同様である。
図7は、この実施形態において、本体制御部が実行する省電力制御とマニュアルステープルに係る処理の例を示すフローチャートであり、実施の形態1の図4に対応する図である。
実施の形態1では、図4に示すフローチャートで、オートパワーシャットオフ期間が経過した後(ステップS11のYes)、省電力制御部16は、フィニッシャがマニュアルステープル中か否かを判断しする(ステップS15)。マニュアルステープル中の場合は(ステップS15のYes)、オートパワーシャットオフ期間(一例として5分間)をタイマーに再セットして省電力モードへの移行を先へ延ばすようにしている(ステップS17)。
この実施形態では、オートパワーシャットオフ期間をタイマーに再セットする図4のステップS17の処理に代えて、図7に示すように省電力制御部16は所定の期間(一例として10秒間)だけ待ってから(ステップS19)、フィニッシャ106がマニュアルステープルの処理中か否かを改めて判定する。所定の期間としては、マニュアルステープルの処理を開始してから終了するまでの期間よりも長い期間であり、オートパワーシャットオフ期間よりも短い期間が想定される。
従って、マニュアルステープル処理中であるために省電力モードへの移行を延期する期間が、実施の形態1よりも短い。
図7に示す他の処理は、図4に示すフローチャートと同様である。
即ち、この実施形態において省電力制御部16は、マニュアルステープルの処理を、オートパワーシャットオフ期間をタイマーに再設定する要因と独立したものとして扱う。オートパワーシャットオフ期間をタイマーに再設定する要因は、複合機100のジョブに係る操作であるところ、マニュアルステープルはジョブと別に、非同期に行われる処理と考えている。マニュアルステープルがなされても、省電力モードへの移行に支障がない限り省電力モードへの移行を延長しないようにしている。
図8は、実施の形態1の図5に対応しており、この実施の形態において本体制御部10とフィニッシャ制御部110との間で行われるやりとりの一例を示す説明図である。
図5と異なるのは、カッコでステップS19と付記している処理である。即ち、オートパワーシャットオフ期間をタイマーに再セットする図5のステップS17に対応する処理に代えて、所定の期間だけ待ってから、フィニッシャ106がマニュアルステープルの処理中か否かを改めて判定する。
図5と異なるのは、カッコでステップS19と付記している処理である。即ち、オートパワーシャットオフ期間をタイマーに再セットする図5のステップS17に対応する処理に代えて、所定の期間だけ待ってから、フィニッシャ106がマニュアルステープルの処理中か否かを改めて判定する。
(実施の形態3)
実施の形態1ではフィニッシャ制御部110が本体制御部10と通信しながら協働する構成を示している。異なる態様として、フィニッシャ制御部110が本体制御部10に含まれ、本体制御部10が実行するタスクの1つ(または複数のタスク)とする態様も考えられる。
その態様によれば、フィニッシャ通信回路140に代えて、フィニッシャ106の各要素への入出力信号が本体104と接続される。しかし、本体制御部10において、フィニッシャ制御部110に相当するタスクが他のタスクと通信し、協働することになる。
当業者であれば、フィニッシャ制御部110が本体制御部10に含まれる構成も図2から容易に理解できるであろう。
実施の形態1ではフィニッシャ制御部110が本体制御部10と通信しながら協働する構成を示している。異なる態様として、フィニッシャ制御部110が本体制御部10に含まれ、本体制御部10が実行するタスクの1つ(または複数のタスク)とする態様も考えられる。
その態様によれば、フィニッシャ通信回路140に代えて、フィニッシャ106の各要素への入出力信号が本体104と接続される。しかし、本体制御部10において、フィニッシャ制御部110に相当するタスクが他のタスクと通信し、協働することになる。
当業者であれば、フィニッシャ制御部110が本体制御部10に含まれる構成も図2から容易に理解できるであろう。
以上に述べたように、
(i)この発明による画像形成装置は、マニュアルステープル用のシート挿入口に挿入されたシートを検出するシート検出回路、前記シートにステープル処理を行うステープル機構および前記ステープル機構を作動させる駆動回路を含む後処理装置と、前記シートの検出に応答して前記駆動回路を動作させる後処理制御部と、前記駆動回路および機内の他の回路に電源を供給する電源回路と、予め定められた移行条件が満たされたら前記電源回路から前記駆動回路および機内の他の回路への電源の供給を遮断して通常モードから省電力モードへ移行させる省電力制御部と、を備え、前記省電力制御部は、前記通常モードから前記省電力モードへの移行に先立ち前記後処理制御部に対してステープル処理中か否かを確認し、ステープル処理中でなければステープル処理の禁止を指示してから前記省電力モードへ移行させることを特徴とする。
(i)この発明による画像形成装置は、マニュアルステープル用のシート挿入口に挿入されたシートを検出するシート検出回路、前記シートにステープル処理を行うステープル機構および前記ステープル機構を作動させる駆動回路を含む後処理装置と、前記シートの検出に応答して前記駆動回路を動作させる後処理制御部と、前記駆動回路および機内の他の回路に電源を供給する電源回路と、予め定められた移行条件が満たされたら前記電源回路から前記駆動回路および機内の他の回路への電源の供給を遮断して通常モードから省電力モードへ移行させる省電力制御部と、を備え、前記省電力制御部は、前記通常モードから前記省電力モードへの移行に先立ち前記後処理制御部に対してステープル処理中か否かを確認し、ステープル処理中でなければステープル処理の禁止を指示してから前記省電力モードへ移行させることを特徴とする。
この発明において、マニュアルステープルの機能は、シート挿入口にユーザーがシートを挿入すると、そのシートをステープルするものである。
また、省電力モードは、後述する通常モードへの復帰のトリガを検出するのに必要な一部の回路を除き、装置内の回路への電源の供給を遮断して電力消費を抑制するモードである。それに対して通常モードは、装置内の回路に電源が供給され画像形成に係る処理を実行可能なモードである。
さらにまた、ステープル処理は、針を使用するものに限らず、複数枚の重なったシートを留める処理を指す。その具体的な態様として、例えば、重なったシートに金属の針を貫通させて留める処理が挙げられる。近年では、針を使わず、例えば重なったシートにU字型の切り込みを入れてそのU字の部分折り返す方式のステープル処理もある。
また、省電力モードは、後述する通常モードへの復帰のトリガを検出するのに必要な一部の回路を除き、装置内の回路への電源の供給を遮断して電力消費を抑制するモードである。それに対して通常モードは、装置内の回路に電源が供給され画像形成に係る処理を実行可能なモードである。
さらにまた、ステープル処理は、針を使用するものに限らず、複数枚の重なったシートを留める処理を指す。その具体的な態様として、例えば、重なったシートに金属の針を貫通させて留める処理が挙げられる。近年では、針を使わず、例えば重なったシートにU字型の切り込みを入れてそのU字の部分折り返す方式のステープル処理もある。
さらに、この発明の好ましい態様について説明する。
(ii)前記省電力制御部は、前記確認の結果前記後処理装置がステープル処理中であれば完了まで省電力モードへの移行を保留してもよい。
この態様によれば、省電力モードへの移行に先立つ確認の際に後処理装置がステープル処理中の場合も、完了まで省電力モードへの移行を保留することにより、省電力モードへの移行とマニュアルステープルのトリガが競合しても適切に処理できる。
(ii)前記省電力制御部は、前記確認の結果前記後処理装置がステープル処理中であれば完了まで省電力モードへの移行を保留してもよい。
この態様によれば、省電力モードへの移行に先立つ確認の際に後処理装置がステープル処理中の場合も、完了まで省電力モードへの移行を保留することにより、省電力モードへの移行とマニュアルステープルのトリガが競合しても適切に処理できる。
(iii)前記省電力制御部は、ステープル処理禁止の指示に対して後処理装置側から承諾の応答を待って省電力モードへの移行を開始し、前記指示に対して履行不可の応答が返された場合は、省電力モードへの移行を遅延させてもよい。
この態様によれば、ステープル処理禁止を指示した際に後処理装置がステープル処理を開始しており履行不可の応答をした場合に、省電力モードへの移行を遅延させることにより、省電力モードへの移行とマニュアルステープルのトリガが競合しても適切に処理できる。
この態様によれば、ステープル処理禁止を指示した際に後処理装置がステープル処理を開始しており履行不可の応答をした場合に、省電力モードへの移行を遅延させることにより、省電力モードへの移行とマニュアルステープルのトリガが競合しても適切に処理できる。
(iv)前記省電力制御部は、予め定められた復帰条件が満たされたら電源の供給を開始して前記省電力モードから前記通常モードへ移行させ、電源が供給され前記駆動回路が動作可能になったら前記シート検出回路によるシートの検出に応答して前記ステープル機構を作動させるようにしてもよい。
この態様によれば、省電力モードへの移行時に禁止したステープル処理を、省電力モードから復帰して駆動回路が動作可能になった後にトリガ検出を再開させて受付けることができる。
この態様によれば、省電力モードへの移行時に禁止したステープル処理を、省電力モードから復帰して駆動回路が動作可能になった後にトリガ検出を再開させて受付けることができる。
(v)前記省電力制御部はタイマーを備え、前記通常モードへの復帰または何らかの操作の検出を契機に、前記タイマーに予め定められた待機継続時間を設定して時間計測を始め、前記シート検出回路によりシートが検出されたら前記タイマーにし前記待機継続時間を再設定し、前記タイマーが時間計測を終えたら前記後処理制御部にステープル処理中か否かの問い合わせを行ってから前記省電力モードへ移行させてもよい。
この態様によれば、シート検出回路がシートを検出したら、マニュアルステープルを実行すると共に、待機継続時間をタイマーに設定して初期化することで省電力モードへの移行を繰り延べることができる。
この態様によれば、シート検出回路がシートを検出したら、マニュアルステープルを実行すると共に、待機継続時間をタイマーに設定して初期化することで省電力モードへの移行を繰り延べることができる。
(vi)前記省電力制御部はタイマーを備え、前記通常モードへの復帰または何らかの操作の検出を契機に、前記タイマーに予め定められた待機継続時間を設定して時間計測を始め、前記シート検出回路によりシートが検出されたら時間計測の終期を所定の期間だけ延長し、前記タイマーが時間計測を終えたら前記後処理制御部にステープル処理中か否かの問い合わせを行ってから前記省電力モードへ移行させてもよい。
この態様によれば、シート検出回路がシートを検出したら、マニュアルステープルを実行すると共に、待機継続時間の時間計測の終期を所定の期間だけ延期することで省電力モードへの移行を繰り延べることができる。前記所定の期間は、待機継続時間と独立に選択できる。
この態様によれば、シート検出回路がシートを検出したら、マニュアルステープルを実行すると共に、待機継続時間の時間計測の終期を所定の期間だけ延期することで省電力モードへの移行を繰り延べることができる。前記所定の期間は、待機継続時間と独立に選択できる。
(vii)この発明の一態様は、マニュアルステープル機能を備える画像形成装置の制御部が、マニュアルステープル用のシート挿入口に挿入されたシートを検出するステップと、前記シートの検出に応答して駆動回路を動作させ前記シートにステープル処理を行うステップと、予め定められた移行条件が満たされたら前記駆動回路および機内の他の回路への電源供給を遮断して通常モードから省電力モードへ移行させるステップと、前記通常モードから前記省電力モードへの移行に先立ち前記後処理制御部に対してステープル処理中か否かを確認するステップと、前記確認の結果がステープル処理中でなければステープル処理の禁止を指示してから前記省電力モードへ移行させるステップと、を備える画像形成装置の省電力制御方法を含む。
この発明の態様には、上述した複数の態様のうちの何れかを組み合わせたものも含まれる。
前述した実施の形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。この発明には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
前述した実施の形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。この発明には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
10:本体制御部、 12:ユーザーインターフェース制御部、 14:画像形成制御部、 16:省電力制御部、 20:記憶装置、 30:操作ユニット、 31:[節電]ボタン、 40:本体通信回路、 50:画像形成ユニット、 60:本体用紙搬送機構
100:複合機、 102:電源回路、 104:本体、 106:フィニッシャ
110:フィニッシャ制御部、 140:フィニッシャ通信回路、 150:シート挿入口、 151:シート、 152:シート検出回路、 154:ステープル機構、 156:サドルステッチ機構、 158:駆動回路、 160:フィニッシャ用紙搬送機構、 162,164:排出トレイ
100:複合機、 102:電源回路、 104:本体、 106:フィニッシャ
110:フィニッシャ制御部、 140:フィニッシャ通信回路、 150:シート挿入口、 151:シート、 152:シート検出回路、 154:ステープル機構、 156:サドルステッチ機構、 158:駆動回路、 160:フィニッシャ用紙搬送機構、 162,164:排出トレイ
Claims (7)
- マニュアルステープル用のシート挿入口に挿入されたシートを検出するシート検出回路、前記シートにステープル処理を行うステープル機構および前記ステープル機構を作動させる駆動回路を含む後処理装置と、
前記シートの検出に応答して前記駆動回路を動作させる後処理制御部と、
前記駆動回路および機内の他の回路に電源を供給する電源回路と、
予め定められた移行条件が満たされたら前記電源回路から前記駆動回路および機内の他の回路への電源の供給を遮断して通常モードから省電力モードへ移行させる省電力制御部と、を備え、
前記省電力制御部は、前記通常モードから前記省電力モードへの移行に先立ち前記後処理制御部に対してステープル処理中か否かを確認し、ステープル処理中でなければステープル処理の禁止を指示してから前記省電力モードへ移行させる画像形成装置。 - 前記省電力制御部は、前記確認の結果前記後処理装置がステープル処理中であれば完了まで省電力モードへの移行を保留する請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記省電力制御部は、ステープル処理禁止の指示に対して後処理装置側から承諾の応答を待って省電力モードへの移行を開始し、前記指示に対して履行不可の応答が返された場合は、省電力モードへの移行を遅延させる請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記省電力制御部は、予め定められた復帰条件が満たされたら電源の供給を開始して前記省電力モードから前記通常モードへ移行させ、電源が供給され前記駆動回路が動作可能になったら前記シート検出回路によるシートの検出に応答して前記ステープル機構を作動させるようにする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記省電力制御部はタイマーを備え、前記通常モードへの復帰または何らかの操作の検出を契機に、前記タイマーに予め定められた待機継続時間を設定して時間計測を始め、前記シート検出回路によりシートが検出されたら前記タイマーにし前記待機継続時間を再設定し、前記タイマーが時間計測を終えたら前記後処理制御部にステープル処理中か否かの問い合わせを行ってから前記省電力モードへ移行させる請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記省電力制御部はタイマーを備え、前記通常モードへの復帰または何らかの操作の検出を契機に、前記タイマーに予め定められた待機継続時間を設定して時間計測を始め、前記シート検出回路によりシートが検出されたら時間計測の終期を所定の期間だけ延長し、前記タイマーが時間計測を終えたら前記後処理制御部にステープル処理中か否かの問い合わせを行ってから前記省電力モードへ移行させる請求項4に記載の画像形成装置。
- マニュアルステープル機能を備える画像形成装置の制御部が、
マニュアルステープル用のシート挿入口に挿入されたシートを検出するステップと、
前記シートの検出に応答して駆動回路を動作させ前記シートにステープル処理を行うステップと、
予め定められた移行条件が満たされたら前記駆動回路および機内の他の回路への電源供給を遮断して通常モードから省電力モードへ移行させるステップと、
前記通常モードから前記省電力モードへの移行に先立ち前記後処理制御部に対してステープル処理中か否かを確認するステップと、
前記確認の結果がステープル処理中でなければステープル処理の禁止を指示してから前記省電力モードへ移行させるステップと、を備える画像形成装置の省電力制御方法。
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