JPH117342A - 複合機及びその節電制御方法 - Google Patents

複合機及びその節電制御方法

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JPH117342A
JPH117342A JP9158708A JP15870897A JPH117342A JP H117342 A JPH117342 A JP H117342A JP 9158708 A JP9158708 A JP 9158708A JP 15870897 A JP15870897 A JP 15870897A JP H117342 A JPH117342 A JP H117342A
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JP
Japan
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power saving
parameter
saving modes
user
multifunction peripheral
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Application number
JP9158708A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Suzuki
哲夫 鈴木
Yumi Sato
由美 佐藤
Yasuko Iida
泰子 飯田
Yoshihiro Sekine
義寛 関根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各節電モードの解除時に、同一のパラメータ
を設定制御するようにした複合機及びその節電制御方法
を提供する。 【解決手段】 複合機10は、ユーザ操作終了後(ステ
ップ401)、節電モード移行するためのタイマを起動
し(ステップ402)、タイマがタイムアップした場合
(ステップ404YES)、システムデータをチェック
し(ステップ405)、節電モード移行直前にパラメー
タをクリアする場合(ステップ406YES)、現在保
持しているパラメータを全てクリアし(ステップ40
7)、その後、LCDのバックライトをオフにして(ス
テップ408)、節電モードに移行する(ステップ40
9)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装置のサブシステ
ム毎に電源供給を省電力或はオフにする二種類以上の節
電(以下、パワーセイブという)モードを有する複合機
に係り、詳しくは、各節電モードの解除時に、同一のパ
ラメータを設定制御するようにした複合機及びその節電
制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コピー、ファクシミリ、プリンタ
機能等の各種機能を1台の装置で実現する複合機が登場
し、従来のコピー機能だけの複写機単体などと比べて、
多くのユーザに利用されている。
【0003】ところが、この種の複合機では、ファクシ
ミリ、プリンタといった各種機能を備えているため、装
置を使用していない場合の電力消費量が、例えば、コピ
ー機能だけの複写機単体の電力消費量に比べてかなり大
きくなる。
【0004】一般に、複合機は、構成上大きく分ける
と、紙に画像を印刷する画像形成部、原稿を読み取る装
置、機械全体を制御するコントローラ、ユーザからの指
示を受けるコントロールパネルに分割でき、このうち、
特に、画像形成装置は、熱で紙にトナーを定着させるフ
ューザを備えているため他の構成要素と比較して電力消
費量が一番大きくなる。
【0005】そこで、最近の複合機では、装置のサブシ
ステム毎または装置全体の電力供給を省電力或はオフに
するパワーセイブ技術が提案、開発されている。
【0006】尚、このパワーセイブ技術は、前述した電
力消費量が一番大きい画像形成部への電源供給をオフに
するローパワーセイブモードや、コントローラ以外の全
ての電源供給をオフにするスリープモードなどがある。
【0007】ところが、このようなパワーセイブ機能を
使用する場合、スリープモードでは、コントローラには
電源が供給されているものの、コントロールパネルに電
源が供給されていないため、過去の操作パラメータを保
持することが困難であり、まして、複写機単体とは異な
り多くのジョブを実行する複合機では、記憶しているパ
ラメータが多く、コントロールパネルにパーソナルコン
ピュータのようにハードディスクを搭載していないた
め、電源オフの状態でメモリの状態を維持するにはNV
RAMが必要となる。しかし、コスト削減等の理由で容
量の大きいNVRAMを備えることは難しく、スリープ
モード時にすべてのメモリ状態を保持することができな
い。従って、スリープモードから復帰する場合は、コン
トロールパネルの初期化を行い、システムのデフォルト
値をパラメータにセットしている。
【0008】他方、ローパワーセイブモードでは、コン
トロールパネルに電源が供給されているため、ローパワ
ーセイブモードから復帰する場合は、コントロールパネ
ルの初期化を行わず、保持していたパラメータをセット
することが可能である。
【0009】このように、従来、ローパワーセイブモー
ドとスリープモードとから復帰した場合に、装置に設定
される操作パラメータが異なリ、それにより、ユーザの
混乱を招くという虞がある。
【0010】ところで、最近では、コントロールパネル
にLCD(液晶ディスプレイ)を採用しているため、従
来のように、ローパワーセイブモード中にコントロール
パネルに電源を供給するものの、LCDの寿命対策とし
て、LCDのバックライトはオフにするような構成が採
られている。
【0011】この構成によれば、LCDのバックライト
をオフにすると、コントロールパネルには何も表示され
ないため、ユーザは装置に電源が投入されていない場合
と見分けを付けることができない。
【0012】また、この場合では、現在装置がローパワ
ーセイブの状態であるかスリープモードの状態であるか
区別することができない。
【0013】このため、パワーセイブ中に装置を利用し
ようとするユーザが出現した場合、そのユーザは、簡単
にローパワーセイブモードとスリープモードの区別をつ
けることができず、そのため、何等かのボタンを押下し
パワーセイブを解除した場合、ローパワーセイブモード
とスリープモードの各々から復帰した場合に、装置に設
定されるパラメータが異なっていると、ユーザの誤操作
を招く虞が発生する。
【0014】また、パワーセイブを解除した場合、装置
に設定されるパラメータを初期化する技術として、例え
ば、特開昭58-221854 号公報(以下、従来技術Aとい
う)には、電源をオフにしても記憶内容を保持すること
ができるメモリを有し、節電予約時間が来た場合、節電
を開始すると共に、節電開始前の状態及びジョブをメモ
リに記憶させ、節電解除時にジョブデータをイニシャラ
イズしても良いものかどうかを判断し、イニシャライズ
してはいけない状態であれば節電開始前と同じ状態で複
写機を作動させるように構成した電子複写機の節電制御
方法が開示されている。
【0015】すなわち、この従来技術Aでは、パワーセ
イブを解除する場合だけ、装置に設定されるパラメータ
を初期化しても良いかどうかを判断し、初期化しても良
い場合にパラメータを初期化するようにしている。
【0016】しかしながら、実際、複合機を使用する場
合では、パワーセイブの前後で同じユーザが使用する可
能性は極めて低く、そのため、ユーザにとっては装置に
設定されるパラメータが常に初期化されていた方が都合
が良い。
【0017】
【発明が解決するための課題】上述の如く、従来では、
種類の異なるパワーセイブの各々から復帰した場合、そ
れぞれ装置に設定されるパラメータが異なったものとな
り、それにより、ユーザの混乱を招く虞が発生した。
【0018】また、LCDの寿命対策としてLCDのバ
ックライトをオフにした場合、ユーザは、簡単にローパ
ワーセイブモードとスリープモードの区別をつけること
ができず、それにより、種類の異なるパワーセイブの各
々から復帰した場合に、装置に設定されるパラメータが
異なっていると、ユーザの混乱を招く虞があった。
【0019】そこで、本発明は、上記問題点を解決し、
各節電モードの解除時に、同一のパラメータを設定制御
するようにした複合機及びその節電制御方法を提供する
ことを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、装置のサブシステム毎に電源
供給を省電力或はオフにする二種類以上の節電モードを
有する複合機における節電制御方法において、前記各節
電モードの解除時に、同一のパラメータを設定する設定
制御ステップを具備することを特徴とする。
【0021】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において、前記設定制御ステップは、前記各節電モード
に移行する場合と前記各節電モードを解除する場合に、
現在装置が保持しているパラメータを全てクリアするパ
ラメータ消去ステップであることを特徴とする。
【0022】また、請求項3の発明は、請求項1または
2の発明において、予め装置に設定されている期間にユ
ーザ操作を検出する検出ステップと、前記期間に達した
場合、自動的に前記各節電モードに移行する自動移行ス
テップを具備することを特徴とする。
【0023】また、請求項4の発明は、請求項1または
2の発明において、ユーザにより手動で前記各節電モー
ドの移行/解除を行う手動移行/解除ステップを具備す
ることを特徴とする。
【0024】また、請求項5の発明は、請求項4の発明
において、装置が保持しているパラメータを一定時間保
持するためのタイマをセットするパラメータ保持タイマ
ステップと、前記各節電モードに移行する場合、前記タ
イマがタイムアップするまで前記パラメータを一定時間
保持するパラメータ保持ステップを具備することを特徴
とする。
【0025】また、請求項6の発明は、請求項1または
2の発明において、前記各節電モード中にユーザによる
キー操作を感知するキー操作感知ステップと、前記キー
操作感知ステップによりユーザ操作を感知した場合に、
自動的に前記各節電モードを解除する自動解除ステップ
を具備することを特徴とする。
【0026】また、請求項7の発明は、装置のサブシス
テム毎に電源供給を省電力或はオフにする二種類以上の
節電モードを有する複合機において、前記各節電モード
の解除時に、同一のパラメータを設定する設定制御手段
を具備することを特徴とする。
【0027】また、請求項8の発明は、請求項7の発明
において、前記設定制御手段は、前記各節電モードに移
行する場合と前記各節電モードを解除する場合に、現在
装置が保持しているパラメータを全てクリアするパラメ
ータ消去手段であることを特徴とする。
【0028】また、請求項9の発明は、請求項7または
8の発明において、予め装置に設定されている期間にユ
ーザ操作を検出する検出手段と、前記期間に達した場
合、自動的に前記各節電モードに移行する自動移行手段
を具備することを特徴とする。
【0029】また、請求項10の発明は、請求項7また
は8の発明において、ユーザにより手動で前記各節電モ
ードの移行/解除を行う手動移行/解除手段を具備する
ことを特徴とする。
【0030】また、請求項11の発明は、請求項10の
発明において、装置が保持しているパラメータを一定時
間保持するためのタイマをセットするパラメータ保持タ
イマ手段と、前記各節電モードに移行する場合、前記タ
イマがタイムアップするまで前記パラメータを一定時間
保持するパラメータ保持手段を具備することを特徴とす
る。
【0031】また、請求項12の発明は、請求項7また
は8の発明において、前記各節電モード中にユーザによ
るキー操作を感知するキー操作感知手段と、前記キー操
作感知手段によりユーザ操作を感知した場合に、自動的
に前記各節電モードを解除する自動解除手段を具備する
ことを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照にして詳細に説明する。
【0033】図1は、本発明の実施の形態に係る複合機
の概観構成を示す図であり、この複合機は、コピー/フ
ァクシミリ/プリンタ等の各種機能に基づたジョブを実
行するものである。
【0034】図1に示すように、この複合機10の本体
上部には、スキャナ11が設けられ、このスキャナ11
の側方に原稿を載置する原稿台12が配置される。この
原稿台12に原稿をセットし、操作部13の図示しない
スタートキーを押下すると、スキャナ11は、原稿を1
枚ずつ読み取り、読み取られた原稿は原稿台12の下方
に配置された原稿受け14上に排出される。スキャナ1
1は、紙面奥側に図示しない複数のヒンジを軸として紙
面手前の上方向Aに回動させ、所定位置に原稿をセット
することによってコピーすることもできる。
【0035】原稿受け14の下側で紙面手前側には、テ
ンキー等のキーによって構成される操作部13が配置さ
れるとともに、この操作部13の側方には、操作指示状
況等を表示および選択指示を入力するタッチパネルとし
ての表示部15を有する。この操作部13と表示部15
とで、コントロールパネルとしての後述する操作表示部
30を構成する。
【0036】操作部の下方には、フロントトレイ16が
配置され、このフロントトレイ16には、コピー生成面
を下にして被コピー用紙が排出される。表示部15の左
側方下部で複合機本体側面から張り出した位置にサイド
トレイ17が配置され、このサイドトレイ17には、コ
ピー生成面を上にして被コピー用紙が排出される。
【0037】フロントトレイ16の下方で紙面手前側に
は、前面扉18が配置されるとともに、前面扉18の右
側方には、側面扉19が配置される。この前面扉18及
び側面扉19を開放することにより、複合機のメンテナ
ンスが可能となる。前面扉18及び側面扉19は、イン
ターロック機構により、図示しない安全装置が設置さ
れ、前面扉18あるいは側面扉19の開放と同時に複合
機本体内部の各構成部に接続された電源が切断されるよ
うになっている。
【0038】次に、図1に示す複合機10のシステム構
成について説明する。
【0039】図2は、本発明の複合機10のシステム構
成を示すブロック図である。
【0040】図2に示すように、この複合機10は、原
稿の画像イメージデータを読み取るスキャナ21、操作
部13及び表示部15からなり、コントロールパネルと
しての操作表示部22、スキャナ21が読み取った画像
イメージデータ編集/加工(符号/複号処理、拡大/縮
小処理、圧縮/伸長処理)処理を行う画像処理部23、
画像イメージデータを記録紙等にマーキングする画像形
成部24、プリント後の用紙を排出して蓄積する用紙排
出部25、モデム及び網制御装置(NCU)を有し、図
示しないディジタル網あるいはアナログ網に接続して通
信処理を行う送受信部26、複合機全体を制御する制御
ソフトウェアを記憶するROM27、制御ソフトウェア
実行時における作業領域を確保するとともに、現在実行
しているジョブの処理順序等の管理を行うRAM28、
書換可能なEEPROM等によって実現され、システム
データを記憶する不揮発性メモリ29、大量の画情報を
蓄積するとともに、画像イメージデータの編集/加工時
の作業領域として用いられるVRAM30、フォントを
記憶するフォントメモリ31、パーソナルコンピュータ
やワークステーション等のホストと接続するためのイン
ターフェース機能を有するI/Oインターフェース3
2、また、これら各構成部の共通路であるシステムバス
Bを介して上述した各構成部を制御する制御部Cから構
成されている。
【0041】尚、ここでいうジョブとは、例えば、スキ
ャナで読み取った原稿画像を再現して排出するコピージ
ョブ、受信文書を形成して排出するファクシミリ受信ジ
ョブ、I/Oインターフェースを介してホストから送出
された画情報をもとに文書を形成して排出するプリント
ジョブなどである。
【0042】次に、本発明の複合機10の操作表示部2
2の構成について説明する。
【0043】図3は、本発明の複合機10の操作表示部
22の構成を示す図であり、この操作表示部22は、L
CD(液晶ディスプレイ)等によって実現され、表示さ
れた所定の領域を指で直接触れることによって所望の選
択指示を行うことができる表示部15及びテンキーや各
種機能キーによって実現される操作部13から構成さ
れ、複合機を操作するコントロールパネルとしての機能
を有している。
【0044】表示部15には、GUI(グラフィカル・
ユーザ・インターフェース)画面が表示出力され、ユー
ザは、このGUI画面を選択指示することにより、各種
の機能を選択指示することができる。
【0045】操作部13には、パワーセイブを設定/解
除するための節電ボタン130、暗証登録用の暗証ボタ
ン131、メーター及び仕様を設定するメーター/仕様
設定ボタン132、コピー機能、ファクシミリ機能、及
びその他の特殊ジョブを選択するメニュー画面と、コピ
ー機能の選択に関するコピー画面と、ファクシミリ機能
の選択に関するファクシミリ画面との表示を切り替える
機能切替ボタン133、選択設定したジョブを起動させ
るスタートボタン134、初期画面に切り替えるオール
クリアボタン135、ジョブを中止させるストップボタ
ン136、及びテンキーが設置されている。
【0046】このように、ユーザは図3に示す操作表示
部22に含まれる節電ボタン130を操作することによ
り、パワーセイブを設定/解除することができる。
【0047】次に、本発明の複合機10がパワーセイブ
に入る時の処理手順について説明する。
【0048】図4は、本発明の複合機10がパワーセイ
ブに入る時の処理手順を示すフローチャートである。
【0049】図4に示すように、この複合機10は、こ
の処理を開始する場合、まず、ユーザ操作によりジョブ
を起動し、そのジョブが終了した段階で(ステップ40
1)、パワーセイブへ移行するためのタイマを起動する
(ステップ402)。尚、タイマの値はシステムデータ
として不揮発性メモリ29に登録されており、パワーセ
イブへ移行する時間はユーザが自由に設定でき、デフォ
ルトは15分であるものとする。
【0050】その後、セットしたタイマがタイムアップ
する前にユーザによって何等かの操作が行われた場合
(ステップ403YES)、複合機10は、セットした
タイマをリセットし、ユーザ操作が終了後(ステップ4
01)、再びタイマをセットする(ステップ402)。
【0051】これに対して、15分経過した場合は(ス
テップ404YES)、複合機10は、パワーセイブへ
移行するため、まず、システムデータをチェックする
(ステップ405)。
【0052】このチェックの結果、システムデータにフ
ラグが立っていなかった場合、つまり、パラメータをク
リアせずにそのままパワーセイブに移行する場合(ステ
ップ406NO)、複合機10は、 LCDのバックラ
イトをオフにして(ステップ408)、パワーセイブに
移行し(ステップ409)、この処理を終了する。
【0053】他方、システムデータにパラメータをクリ
アしてからパワーセイブに移行するというフラグが立っ
ていた場合(ステップ406YES)、複合機10は、
現在保持していたパラメータをクリアして予め装置に登
録されている初期値をパラメータにセットする(ステッ
プ407)。その後、LCDのバックライトをオフにし
て(ステップ408)、パワーセイブに移行し(ステッ
プ409)、この処理を終了する。尚、上記実施例で
は、パワーセイブがローパワーセイブモードの場合であ
る。
【0054】この構成によると、パワーセイブ中にパラ
メータを保持することができるローパワーセイブモード
に移行する場合でも、このローパワーセイブモード移行
直前に、全てのパラメータをクリアするように制御する
ことで、このローパワーセイブモードから復帰する場合
に、装置に設定されるパラメータと、パワーセイブ中に
パラメータを保持することができないスリープモードか
ら復帰した場合に、装置に設定されるパラメータとが同
一のものとなる。すなわち、二種類以上のパワーセイブ
モードを有する複合機において、各節電モードの解除時
に、同一のパラメータを設定制御するようにしたため、
各節電モードから復帰する場合、装置に設定されるパラ
メータが常に同一のパラメータに設定することが可能と
なり、それにより、ユーザの混乱を防ぎ、ユーザの使い
勝手を向上することが可能となる。
【0055】次に、本発明の複合機10がパワーセイブ
を解除する時の処理手順について説明する。
【0056】図5は、本発明の複合機10がパワーセイ
ブを解除する時の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【0057】図5に示すように、この処理を開始する場
合、まず、この複合機10は、パワーセイブ中にユーザ
により何等かのキー操作或いは節電ボタンが押下された
と判定した場合(ステップ501)、パワーセイブを解
除する(ステップ502)。この場合、パワーセイブを
解除する時にパラメータをクリアするかどうかを確認す
るためシステムデータをチェックする(ステップ50
3)。
【0058】このチェックの結果、システムデータにフ
ラグが立っていなかった場合、つまり、パワーセイブを
解除する際、現在保持しているパラメータをクリアせず
に、パワーセイブを解除する場合(ステップ504N
O)、複合機10は、現在のパラメータを維持したまま
LCDのバックライトをオンして(ステップ506)、
ユーザが使用可能な通常モードに復帰し(ステップ50
7)、この処理を終了する。
【0059】これに対して、システムデータに、パワー
セイブを解除する時に現在保持しているパラメータをク
リアするというフラグが立っていた場合(ステップ50
4YES)、複合機10は、現在保持しているパラメー
タをクリアして予め装置に登録されている初期値をパラ
メータにセットする(ステップ505)。その後、LC
Dのバックライトをオンにして(ステップ506)、ユ
ーザが使用可能な通常モードに復帰し(ステップ50
7)、この処理を終了する。尚、上記実施例では、パワ
ーセイブがローパワーセイブモードの場合である。
【0060】このような構成によっても、パワーセイブ
の種類の異なるローパワーセイブとスリープモードから
復帰した場合に、装置に設定されるパラメータが常に同
一のパラメータに設定することが可能となり、それによ
り、ユーザの混乱を防ぎ、ユーザの使い勝手を向上する
ことが可能となる。
【0061】次に、本発明の複合機10がパワーセイブ
に手動で入る際、一定時間操作パラメータを保持する場
合の処理手順について説明する。
【0062】図6は、本発明の複合機10がパワーセイ
ブに手動で入る際、一定時間操作パラメータを保持する
場合の処理手順を示すフローチャートである。
【0063】図6に示すように、この処理を開始する場
合、まず、ユーザによって、節電ボタンが押下されると
(ステップ601)、複合機10は、パワーセイブに移
行する際に、一定時間パラメータを保持しておくかどう
かを確認するため、システムデータをチェックする(ス
テップ602)。
【0064】このチェックの結果、システムデータにフ
ラグが立っていなかった場合、つまり、パワーセイブに
移行する際、一定時間パラメータを保持せずに移行する
場合(ステップ603NO)、複合機10は、保持して
いたパラメータをクリアして予めシステムに登録されて
いる初期値をパラメータにセットして(ステップ60
6)、パワーセイブに移行し(ステップ607)、この
処理を終了する。
【0065】これに対して、システムデータにパワーセ
イブに入る際、一定時間操作パラメータを保持するとい
うフラグが立っていた場合(ステップ603YES)、
複合機10は、現在の操作パラメータを保持するための
タイマをセットする(ステップ604)。
【0066】そして、このタイマがタイムアップした段
階で(ステップ605YES)、複合機10は、現在保
持していた操作パラメータをクリアして予め装置に登録
されている初期値をパラメータにセットして(ステップ
606)、パワーセイブに移行し(ステップ607)、
この処理を終了する。
【0067】このように、上記一連の処理を行うことに
より、手動でパワーセイブに入る場合、一定時間、操作
パラメータを保持することが可能となり、それにより、
ユーザが誤って節電ボタンを押した場合でも、上記一定
時間以内であれば、過去に使用していたパラメータを再
設定してパワーセイブから復帰することが可能となり、
ユーザが再度同一のパラメータを入力するという手間を
未然に防止することができる。
【0068】尚、上記実施例では、パワーセイブが、主
に、スリープモードとローパワーセイブモードの場合に
ついて説明したが、これは、スリープモードとローパワ
ーセイブモードに限らず、他のモードでも良いものとす
る。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
二種類以上の節電モードを有する複合機において、各節
電モードの解除時に、同一のパラメータを設定制御する
ようにしたため、各節電モードから復帰する場合、装置
に設定されるパラメータが常に同一のパラメータに設定
することが可能となり、それにより、ユーザの混乱を防
ぎ、ユーザの使い勝手を向上することが可能となる。
【0070】また、本発明によれば、手動で節電モード
に入る場合に、一定時間だけ操作パラメータを保持する
ようにしたため、ユーザが誤って節電ボタンを押した場
合、上記一定時間以内であれば、過去に使用していたパ
ラメータを再設定して節電モードから復帰することが可
能となり、それにより、ユーザが再度同一のパラメータ
を入力するという手間を未然に防止することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態で用いる複合機の概観構成
を示す図。
【図2】本発明の複合機のシステム構成を示すブロック
図。
【図3】本発明の複合機の操作表示部の構成を示す図。
【図4】本発明の複合機がパワーセイブに入る時の処理
手順を示すフローチャート。
【図5】本発明の複合機がパワーセイブを解除する時の
処理手順を示すフローチャート。
【図6】本発明の複合機がパワーセイブに手動で入る
際、一定時間操作パラメータを保持する場合の処理手順
を示すフローチャート。
【符号の説明】
10…複合機、11…スキャナ、12…原稿台、13…
操作部、14…原稿受け、15…表示部、16…フロン
トトレイ、17…サイドトレイ、18…前面扉、19…
側面扉、21…スキャナ、22…操作表示部、23…画
像処理部、24…画像形成部、25…用紙排出部、26
…送受信部、27…ROM、28…RAM、29…不揮
発性メモリ、30…VRAM、31…フォントメモリ、
32…I/Oインターフェース、B…システムバス、C
…制御部、130…節電ボタン、131…暗証ボタン、
132…メーター/仕様設定ボタン、133…機能切換
えボタン、134…スタートボタン、135…オールク
リアボタン、136…ストップボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G06F 1/32 G06F 1/00 332B (72)発明者 飯田 泰子 神奈川県横浜市保土ケ谷区神戸町134番地 横浜ビジネスパークイーストタワー13F 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 関根 義寛 神奈川県横浜市保土ケ谷区神戸町134番地 横浜ビジネスパークイーストタワー13F 富士ゼロックス株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置のサブシステム毎に電源供給を省電
    力或はオフにする二種類以上の節電モードを有する複合
    機における節電制御方法において、 前記各節電モードの解除時に、同一のパラメータを設定
    する設定制御ステップを具備することを特徴とする節電
    制御方法。
  2. 【請求項2】 前記設定制御ステップは、 前記各節電モードに移行する場合と前記各節電モードを
    解除する場合に、現在装置が保持しているパラメータを
    全てクリアするパラメータ消去ステップであることを特
    徴とする請求項1記載の節電制御方法。
  3. 【請求項3】 予め装置に設定されている期間にユーザ
    操作を検出する検出ステップと、前記期間に達した場
    合、自動的に前記各節電モードに移行する自動移行ステ
    ップを具備することを特徴とする請求項1または2記載
    の節電制御方法。
  4. 【請求項4】 ユーザにより手動で前記各節電モードの
    移行/解除を行う手動移行/解除ステップを具備するこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の節電制御方法。
  5. 【請求項5】 装置が保持しているパラメータを一定時
    間保持するためのタイマをセットするパラメータ保持タ
    イマステップと、前記各節電モードに移行する場合、前
    記タイマがタイムアップするまで前記パラメータを一定
    時間保持するパラメータ保持ステップを具備することを
    特徴とする請求項4記載の節電制御方法。
  6. 【請求項6】 前記各節電モード中にユーザによるキー
    操作を感知するキー操作感知ステップと、前記キー操作
    感知ステップによりユーザ操作を感知した場合に、自動
    的に前記各節電モードを解除する自動解除ステップを具
    備することを特徴とする請求項1または2記載の節電制
    御方法。
  7. 【請求項7】 装置のサブシステム毎に電源供給を省電
    力或はオフにする二種類以上の節電モードを有する複合
    機において、 前記各節電モードの解除時に、同一のパラメータを設定
    する設定制御手段を具備することを特徴とする複合機。
  8. 【請求項8】 前記設定制御手段は、 前記各節電モードに移行する場合と前記各節電モードを
    解除する場合に、現在装置が保持しているパラメータを
    全てクリアするパラメータ消去手段であることを特徴と
    する請求項7記載の複合機。
  9. 【請求項9】 予め装置に設定されている期間にユーザ
    操作を検出する検出手段と、前記期間に達した場合、自
    動的に前記各節電モードに移行する自動移行手段を具備
    することを特徴とする請求項7または8記載の複合機。
  10. 【請求項10】 ユーザにより手動で前記各節電モード
    の移行/解除を行う手動移行/解除手段を具備すること
    を特徴とする請求項7または8記載の複合機。
  11. 【請求項11】 装置が保持しているパラメータを一定
    時間保持するためのタイマをセットするパラメータ保持
    タイマ手段と、前記各節電モードに移行する場合、前記
    タイマがタイムアップするまで前記パラメータを一定時
    間保持するパラメータ保持手段を具備することを特徴と
    する請求項10記載の複合機。
  12. 【請求項12】 前記各節電モード中にユーザによるキ
    ー操作を感知するキー操作感知手段と、前記キー操作感
    知手段によりユーザ操作を感知した場合に、自動的に前
    記各節電モードを解除する自動解除手段を具備すること
    を特徴とする請求項7または8記載の複合機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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