JP7215250B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
[実施の形態1]
<A.画像形成装置の全体構成>
図1は、実施の形態1に従う画像形成装置1の全体構成を示す図である。図1には、画像形成装置1の典型例として、スキャナ機能、コピー機能、ファクシミリ機能、ネットワーク機能、BOX機能といった複数の機能が搭載された複合機(MFP:Multi Function Peripheral)について例示する。
<B.ステープル処理装置>
実施の形態1に係る後処理装置118には、オートステープル処理とマニュアルステープル処理とを実行することが可能なステープル処理装置107が設けられている。図2は、後処理装置118に備えられたステープル処理装置107を示す図である。図2(a)は、ステープル処理装置107を備えた後処理装置118の全体斜視図を示す。図2(b)は、ステープル処理装置107で行うマニュアルステープル処理を説明するための模式図を示す。ステープル処理装置107は、複数枚の用紙を綴じるステープル処理を実行するための装置である。ステープル処理装置107は、後処理装置118の前面に、複数枚の用紙を挿入することができるスリット状の用紙挿入口107bを備えている。
<C.画像形成装置のハードウェア構成>
図3は、画像形成装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。図3を参照して、画像形成装置1は、CPU(Central Processing Unit)101と、制御プログラムが格納されたROM(Read Only Memory)102と、作業用のS-RAM(Static Random Access Memory)103と、画像形成に関わる各種の設定を記憶するバッテリーバックアップされたNV-RAM(Non-Volatile RAM:不揮発性メモリ)104と、時計IC(Integrated Circuit)105と、パネル制御部106と、原稿読取装置108と、印刷装置109と、プリンタコントローラー110と、ネットワークI/F111と、WirelessI/F112と、操作スイッチ114と、後処理装置118とを備える。各部CPU101から後処理装置118は、バスを介して接続されている。
S-RAM103は、CPU101がプログラムを実行する際の作業領域となるものであり、プログラムやプログラムを実行する際のデータ等を一時的に保存する。
操作スイッチ114は、ユーザーが押下するなどして画像形成装置1に対して指示を与えるための入力装置である。操作スイッチ190は、操作パネル装置に表示されたスイッチを押下するタッチパネル式の入力装置であっても、画像形成装置1に設けられた物理的な接点を有するスイッチであってもよい。
<D.省電力移行の設定と移行時間を長くする制御の流れ>
次に、マニュアルステープル処理を実行する場合にユーザーの操作性を損なうことなく、かつ電力消費量を削減するため、CPU101と、原稿読取装置108と印刷装置109と後処理装置118と(以下、各装置とする)との間で行われる画像形成装置1の省電力機能、および画像形成装置1での省電力移行時間を長い時間に制御する処理として省電力移行時間を延長する処理について説明する。図4は、省電力移行時間の設定と延長の流れを示すブロック図である。実施の形態1に係るCPU101は省電力移行時間の設定と延長を行うため、移行時間設定部1011と、省電力移行部1012と、制御部1013とを含む。
<E.省電力移行時間の延長を判断する方法>
図7は、省電力移行に関するフローチャートである。図7を参照して、まず画像形成装置1は、動作を開始したか否かを判断する(ステップS1)。画像形成装置1は、動作を開始していない場合(ステップS1においてNOの場合)、ステップS1を繰り返す。画像形成装置1は、動作を開始した場合(ステップS1においてYESの場合)、移行延長フラグと、原稿排出枚数、オートステープルなし印刷枚数の設定を初期化する(ステップS2)。移行延長フラグとは、制御部1013で移行時間を延長するか否かを決めるフラグである。原稿排出枚数とは、原稿読取装置108で読み取り処理後に排出された原稿の枚数を記憶する変数である。オートステープルなし印刷枚数とは、オートステープル処理がなされずに印刷された用紙の枚数を記憶する変数である。
<F.延長時と非延長時の比較>
図8は、非延長時の省電力状態へ移行するタイミングチャートである。原稿読取装置108、印刷装置109、後処理装置118の各装置は、電源がONになることによって電力供給状態が通常状態へ移行する。図8では、特定処理が発生しない場合の電力供給状態の移行の態様を示している。画像形成装置1が非動作時になった時から移行時間設定部1011であらかじめ設定されていた省電力移行時間(例えば、1分)が経過した時、省電力状態移行の処理が開始され各装置はスリープ状態へ移行する。省電力状態移行後の符号Mの時点で、ユーザーがマニュアルステープル処理を実行する場合、各装置はすでにスリープ状態へと移行している。そのため、画像形成装置1は電力供給状態を復帰させる必要があり、復帰時に電力消費が増大すると共に、再起動や初期動作などによりマニュアルステープル処理が実行可能になるまで待ち時間が発生する。
<G.小括>
以上のように、実施の形態1に係る画像形成装置1は、用紙に対して画像形成処理を行う画像形成部と、画像形成部で処理した用紙に対して後処理を行い、ユーザーから直接受け付けた複数の用紙を綴じるマニュアルステープル処理を実行するステープル処理手段を有する後処理部と、後処理部の消費電力が所定値以下に制限される省電力状態に移行する省電力移行部1012と、マニュアルステープル処理が実行される可能性を含む特定処理が実行された場合における省電力移行部1012が通常状態から省電力状態に移行する移行時間が、特定処理が実行されていない場合における移行時間よりも長い時間に制御する制御部1013とを備える。これによれば、実施の形態1に係る画像形成装置1は、マニュアルステープル処理が実行される可能性を含む特定処理が実行されたときに省電力状態へ移行する移行時間を延長することにより、電力供給状態を省電力状態から通常状態へ復帰させる必要をなくし、ユーザーの操作性を損なうことなく、かつ電力消費量を削減することができる。
実施の形態1に係る画像形成装置1では、マニュアルステープル処理が実行される可能性のある所定の処理を、特定処理とした。しかし、特定処理が発生したとしてもマニュアルステープル処理が実行される可能性が低い状況も考えられる。例えば、マニュアルステープル処理は必ず人の操作によって実行されるのであるから、画像形成装置の周辺に人がいない場合には、マニュアルステープル処理が実行される可能性が低いといえる。そこで、実施の形態2に係る画像形成装置では、実施の形態1に係る画像形成装置1において、省電力状態への移行時間を延長する結果になったとしても、マニュアルステープル処理が実行される可能性が低い場合は、延長を中止しユーザーの操作性を保持しつつ、さらに電力消費量を削減する。なお、実施の形態2に係る画像形成装置において、図1~図6に示す実施の形態1に係る画像形成装置1と同じ構成については、同じ符号を付して詳細な説明を繰返さない。
(a)画像形成装置1が動作している日時
(b)画像形成装置1周辺の明るさ
(c)画像形成装置1周辺の騒音レベル
(d)画像形成装置1周辺の環境温度
(e)画像形成装置1周辺を監視する撮像装置のモニター結果
これらの判断手法を採用するために考えられる画像形成装置の構成を以下に示す。
<H.実施の形態2に係る画像形成装置の全体構成>
図10は、実施の形態2に係る画像形成装置1の全体構成を示す図である。実施の形態1に従う画像形成装置1と同じハードウェア構成に関しては説明を繰り返さず、異なるハードウェア構成に関してのみ説明する。
<I.実施の形態2に係る省電力移行の設定と延長の流れ>
図11は、実施の形態2に係る省電力移行の設定と延長の流れを示す図である。図10同様、実施の形態1と同じ構成部分については説明を繰り返さない。実施の形態2の画像形成装置1では省電力移行にかかる処理をするにあたって、時計IC105とマイク113と照度センサー115と温度センサー116とカメラ117と(以下、各種センサーとする)、判断部1014とがさらに備えられている。
<J.省電力移行時間の延長中止を判断する方法>
図12は、実施の形態2に係る省電力移行に関するフローチャートである。図12を参照して、まず画像形成装置1は、省電力移行時間が経過したか否かを判断する(ステップS14)。省電力移行時間が経過していない場合(ステップS14においてNOの場合)、ステップS14の処理を繰り返す。省電力移行時間が経過した場合(ステップS14においてYESの場合)、画像形成装置1は、図7で示す移行延長フラグがセットされているかを判断する(ステップS15)。移行延長フラグがセットされていない場合(ステップS15においてNOの場合)、画像形成装置1は図12で示すフローチャート処理を終了し、省電力状態へと移行する。
<K.小括>
実施の形態2に係る画像形成装置1は、画像形成装置1の所定の範囲内に人がいるか否かを判断する判断部1014をさらに備え、制御部1013は、判断部1014が画像形成装置の所定の範囲内に人がいないと判断したとき、特定処理が実行された場合に移行時間を長くする制御を中止する。これによれば、実施の形態2に係る画像形成装置1は、マニュアルステープル処理を実行する可能性のある特定処理が発生したとしても、画像形成装置1の所定の範囲内に人がいない場合、延長を中止し電力消費量を削減することができる。
実施の形態1では、ユーザーが図6に示す省電力移行時間を設定する画面を操作して、省電力移行時間(スリープ状態移行時間入力欄201で設定するスリープ状態への移行時間)を任意の時間に設定することを説明した。しかし、ユーザーがマニュアルステープル処理を実行するのに十分に長い省電力移行時間を設定したときでも、画像形成装置が、一律に移行時間を延長する設定をしたのでは冗長な処理である。
<L.具体的手法>
以下、各用語を定義した上で具体的な手法について説明する。ユーザーは、図6に示す省電力移行時間を設定する画面を操作し、省電力移行時間を任意の時間に設定することができる。ここで、新たに設定された省電力移行時間を、時間Taft(以下、単にTaft)とする。また、Taftが設定される前に、設定されていた値を時間Tbfr(以下、単にTbfr)とする。さらに、マニュアルステープル処理を実行するにおいて最低限必要な任意の時間を、時間Tth(以下、単にTth)とする。以下の説明では、すべてTthが例えば3分であるとして説明する。また、実施の形態1でも説明したように、延長時に延長される時間を時間Ta(以下、単にTa)とする。Taを加えることによって、延長時の移行時間がTthよりも大きくなる必要があるため、TaはTth以上の長さの時間であるものとする。実施の形態3に係る画像形成装置1では、ユーザーがいかなる省電力移行時間に設定したとしても延長時の移行時間がTth以上の時間となる。
<M.実施の形態3に係る省電力移行に関するフローチャート>
図13は、実施の形態3に係る省電力移行に関するフローチャートである。図13を参照して、まず画像形成装置1は、省電力移行時間が変更されたか否かを判断する(ステップS22)。省電力移行時間が変更されていない場合(ステップS22においてNOの場合)、画像形成装置1は、ステップS22を繰り返す。省電力移行時間が変更された場合(ステップS22においてYESの場合)、画像形成装置1は、TaftがTth以上の長さであるかを判断する(ステップS23)。TaftがTth以上の長さであった場合(ステップS23においてYESの場合)、延長時の移行時間をTaftとして(ステップS24)、処理を終了する。TaftがTth以上の長さでなかった場合(ステップS23においてNOの場合)、画像形成装置1は、延長時の移行時間を変更するか判断する(ステップS25)。延長時の移行時間を変更する場合(ステップS25においてYESの場合)、延長時の移行時間をTaft+Taとして(ステップS26)、処理を終了する。延長時の移行時間を変更しない場合(ステップS25においてNOの場合)、画像形成装置1は、TbfrがTth以上の長さであるかを判断する(ステップS27)。TbfrがTth以上の長さである場合(ステップS27においてNOの場合)、画像形成装置1は延長時の移行時間をTbfr+Taとして(ステップS28)、処理を終了する。TbfrがTth以上の長さでない場合(ステップS27においてYESの場合)、延長時の移行時間をTbfrとして(ステップS29)、処理を終了する。
<N.小括>
実施の形態3に係る画像形成装置1は、制御部1013は、設定部で移行時間を所定時間以上に設定したとき、特定処理が実行された場合に移行時間を長くする制御を行わない。これにより、画像形成装置1は無駄な移行時間の延長を回避することができる。
Claims (20)
- 画像形成装置であって、
用紙に対して画像形成処理を行う画像形成部と、
前記画像形成部で処理した用紙に対して後処理を行い、ユーザーから直接受け付けた複数の用紙を綴じるマニュアルステープル処理を実行するステープル処理手段を有する後処理部と、
前記後処理部の消費電力が所定値以下に制限される省電力状態に移行する省電力移行部と、
前記マニュアルステープル処理が実行される可能性を含む特定処理が実行された場合における前記省電力移行部が通常状態から前記省電力状態に移行する移行時間が、前記特定処理が実行されていない場合における前記移行時間よりも長い時間に制御する制御部と、
前記画像形成装置の所定の範囲内に人がいるか否かを判断する判断部とをさらに備え、
前記制御部は、前記判断部が前記画像形成装置の前記所定の範囲内に人がいないと判断したとき、前記特定処理が実行された場合に前記移行時間を長くする制御を中止する、画像形成装置。 - 前記移行時間を設定する設定部をさらに備える、請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、
前記特定処理が実行された場合に、前記移行時間よりも長い時間に制御するために前記設定部で設定した前記移行時間を延長する延長手段を有する、請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記設定部は、前記特定処理が実行されていない場合における前記移行時間を第1移行時間に、前記特定処理が実行された場合における前記移行時間を前記第1移行時間より長い第2移行時間にそれぞれ設定し、
前記制御部は、
前記特定処理が実行された場合に、前記移行時間よりも長い時間に制御するために前記移行時間を前記第1移行時間から前記第2移行時間に切り替える切替手段を有する、請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記省電力移行部は、前記画像形成部および前記後処理部の消費電力を所定値以下に制限する省電力状態に移行する、請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記特定処理は、前記画像形成装置で複数枚の用紙を取り扱う画像形成処理である、請求項1~請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 複数枚の用紙を読み取る読取部をさらに備え、
前記特定処理は、前記読取部で複数枚の用紙を読み取る処理である、請求項6に記載の画像形成装置。 - 前記ステープル処理手段は、使用者の設定に応じて、画像形成を行った複数枚の用紙を綴じるオートステープル処理を実行することが可能で、
前記特定処理は、前記ステープル処理手段でオートステープル処理を実行せずに複数枚の用紙に画像形成を行う処理である、請求項6に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成装置が動作する日時を計時する計時部をさらに備え、
前記判断部は、前記計時部で計時した前記画像形成装置の動作する日時に基づいて前記画像形成装置の前記所定の範囲内に人がいるか否かを判断する、請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成装置を設置した室内の照度を測定する照度測定部をさらに備え、
前記判断部は、前記画像形成装置が動作した時の前記照度測定部で測定した照度に基づいて画像形成装置の所定の範囲内に人がいるか否かを判断する、請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成装置が所定の範囲内の騒音レベルを測定する騒音測定部をさらに備え、
前記判断部は、前記騒音測定部で測定した騒音レベルに基づいて前記画像形成装置の前記所定の範囲内に人がいるか否かを判断する、請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成装置の所定の範囲内の温度を測定する温度測定部をさらに備え、
前記判断部は、前記温度測定部で測定した温度に基づいて前記画像形成装置の前記所定の範囲内に人がいるか否かを判断する、請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成装置の所定の範囲内を撮像する撮像部をさらに備え、
前記判断部は、前記撮像部で撮影した画像に基づいて前記画像形成装置の前記所定の範囲内に人がいるか否かを判断する、請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記設定部で前記移行時間を所定時間以上に設定したとき、前記特定処理が実行された場合に前記移行時間を長くする制御を行わない、請求項2~請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記設定部で前記移行時間を所定時間未満に設定したとき、前記特定処理が実行された場合に前記移行時間が所定時間以上となるように制御を行う、請求項2~請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記設定部で設定する前記移行時間を所定時間未満に変更したとき、前記特定処理が実行された場合に変更前の前記移行時間を用いて前記移行時間を長くする制御を行う、請求項2~請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 用紙に対して画像形成処理を行う画像形成部と、
前記画像形成部で処理した用紙に対して後処理を行い、ユーザーから直接受け付けた複数の用紙を綴じるマニュアルステープル処理を実行するステープル処理手段を有する後処理部と、
前記後処理部の消費電力が所定値以下に制限される省電力状態に移行する省電力移行部と、
前記マニュアルステープル処理が実行される可能性を含む特定処理が実行された場合における前記省電力移行部が通常状態から前記省電力状態に移行する移行時間が、前記特定処理が実行されていない場合における前記移行時間よりも長い時間に制御する制御部と、
前記移行時間を設定する設定部とを備え、
前記制御部は、前記設定部で前記移行時間を所定時間以上に設定したとき、前記特定処理が実行された場合に前記移行時間を長くする制御を行わない、画像形成装置。 - 用紙に対して画像形成処理を行う画像形成部と、
前記画像形成部で処理した用紙に対して後処理を行い、ユーザーから直接受け付けた複数の用紙を綴じるマニュアルステープル処理を実行するステープル処理手段を有する後処理部と、
前記後処理部の消費電力が所定値以下に制限される省電力状態に移行する省電力移行部と、
前記マニュアルステープル処理が実行される可能性を含む特定処理が実行された場合における前記省電力移行部が通常状態から前記省電力状態に移行する移行時間が、前記特定処理が実行されていない場合における前記移行時間よりも長い時間に制御する制御部と、
前記移行時間を設定する設定部とを備え、
前記制御部は、前記設定部で前記移行時間を所定時間未満に設定したとき、前記特定処理が実行された場合に前記移行時間が所定時間以上となるように制御を行う、画像形成装置。 - 用紙に対して画像形成処理を行う画像形成部と、
前記画像形成部で処理した用紙に対して後処理を行い、ユーザーから直接受け付けた複数の用紙を綴じるマニュアルステープル処理を実行するステープル処理手段を有する後処理部と、
前記後処理部の消費電力が所定値以下に制限される省電力状態に移行する省電力移行部と、
前記マニュアルステープル処理が実行される可能性を含む特定処理が実行された場合における前記省電力移行部が通常状態から前記省電力状態に移行する移行時間が、前記特定処理が実行されていない場合における前記移行時間よりも長い時間に制御する制御部と、
前記移行時間を設定する設定部とを備え、
前記制御部は、前記設定部で設定する前記移行時間を所定時間未満に変更したとき、前記特定処理が実行された場合に変更前の前記移行時間を用いて前記移行時間を長くする制御を行う、画像形成装置。 - 用紙に対して画像形成処理を行う画像形成部と、
前記画像形成部で処理した用紙に対して後処理を行い、ユーザーから直接受け付けた複数の用紙を綴じるマニュアルステープル処理を実行するステープル処理手段を有する後処理部と、
前記後処理部の消費電力が所定値以下に制限される省電力状態に移行する省電力移行部と、
前記マニュアルステープル処理が実行される可能性を含む特定処理が実行された場合における前記省電力移行部が通常状態から前記省電力状態に移行する移行時間が、前記特定処理が実行されていない場合における前記移行時間よりも長い時間に制御する制御部と、
複数枚の用紙を読み取る読取部とを備え、
前記特定処理は、前記読取部で複数枚の用紙を読み取る処理である、画像形成装置。
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