JP2020190101A - カーテンウォール - Google Patents

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Abstract

【課題】カーテンウォールのパネルユニットを左右の方立に簡単に連結するとともに、カーテンウォールの室内側における意匠性を向上する。【解決手段】カーテンウォール1のパネルユニット8は、左右の方立5の間に配置されて、左右の方立5に連結される。左右の方立5は、パネルユニット8の側面部8Bと対向して配置された連結溝部30を有する。パネルユニット8は、左右の側面部8Bに設けられて連結溝部30に連結する連結突起20を有する。【選択図】 図3

Description

本発明は、左右の方立の間に配置されるパネルユニットを備えたカーテンウォールに関する。
方立式のカーテンウォールは、複数の方立と、複数のパネルユニット(例えば、窓ユニット)を備えている。複数の方立は、左右方向に間隔を開けて、建物の壁部に設置される。パネルユニットは、左右の方立の間に配置されて、左右の方立に連結される。また、従来、パネルユニットの縦枠と方立を連結する連結部材と、連結部材を覆うカバー部材を備えたカーテンウォールが知られている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載された従来のカーテンウォールでは、パネルユニットの室内側で、連結部材が縦枠と方立に連結されて、カバー部材が連結部材に固定されている。ところが、連結部材が縦枠と方立のそれぞれに複数のビスで固定されており、連結部材により縦枠と方立を連結するのに手間がかかる。また、連結部材を遮蔽するために、カバー部材を設ける必要があり、部品数が増加する。カバー部材が室内側に露出することで、室内側からみたときのカーテンウォールの意匠性に影響が生じる虞もある。
特開2018−53542号公報
本発明は、前記従来の問題に鑑みなされたもので、その目的は、カーテンウォールのパネルユニットを左右の方立に簡単に連結するとともに、カーテンウォールの室内側における意匠性を向上することである。
本発明は、左右の方立の間に配置されて前記左右の方立に連結されたパネルユニットを備えたカーテンウォールであって、前記左右の方立は、前記パネルユニットの側面部と対向して配置された連結溝部を有し、前記パネルユニットは、左右の前記側面部に設けられて前記連結溝部に連結する連結突起を有するカーテンウォールである。
本発明によれば、カーテンウォールのパネルユニットを左右の方立に簡単に連結できるとともに、カーテンウォールの室内側における意匠性を向上することができる。
本実施形態のカーテンウォールを示す正面図である。 本実施形態のカーテンウォールの縦断面図である。 本実施形態のカーテンウォールの横断面図である。 本実施形態のカーテンウォールにおける連結突起と連結溝部の周辺部分を示す横断面図である。 本実施形態のカーテンウォールの方立を示す斜視図である。 本実施形態のカーテンウォールの施工手順を示す正面図である。 本実施形態のカーテンウォールの方立の他の例を示す斜視図である。 本実施形態のカーテンウォールの施工手順の他の例を示す正面図である。 本実施形態のカーテンウォールの施工手順の他の例を示す正面図である。
本発明のカーテンウォールの一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態のカーテンウォールは、方立式カーテンウォールであり、建物の壁部に用いられて、建物の室内(屋内)と室外(屋外)の間に設置される。
図1は、本実施形態のカーテンウォール1を示す正面図であり、建物2の壁部2Aに設置されたカーテンウォール1の一部を室外側からみて示している。図2は、本実施形態のカーテンウォール1の縦断面図であり、カーテンウォール1と建物2の一部を示している。
図示のように、建物2に設置したカーテンウォール1を正面からみたときに(図1参照)、上下となる方向が上下方向であり、左右となる方向が左右方向である。図1では、上下方向は垂直方向であり、左右方向は水平方向である。室内外方向S(図2参照)は、建物2に設置したカーテンウォール1の奥行方向(屋内外方向)である。このように、カーテンウォール1に関する方向は、カーテンウォール1を建物2に設置した状態での方向(上下方向、左右方向、室内外方向S等)で特定する。また、カーテンウォール1に関して室内側、室外側とは、建物2に設置した状態のカーテンウォール1の室内側、室外側である。
カーテンウォール1は、左右方向に並ぶ複数の腰部3(スパンドレル部)と、左右方向に並ぶ複数の窓部4(ビジョン部)と、上下方向に延びる複数の方立5と、左右方向に延びる複数の無目6と、腰部3に設けられた複数のパネル体7と、窓部4に設けられた複数のパネルユニット8を備えている。腰部3と窓部4は、上下方向に交互に設けられて、建物2の壁部2Aを構成している。方立5は、建物2の躯体に連結されて、建物2の壁部2Aに固定されている。
方立5は、カーテンウォール1の縦材であり、左右方向に互いに間隔を開けて配置されている。無目6は、カーテンウォール1の横材であり、左右方向に隣り合う方立5の間で、上下方向に互いに間隔を開けて配置されている。無目6のそれぞれは、左右の方立5に架け渡されて、左右の方立5に連結されている。複数の方立5と複数の無目6は、カーテンウォール1の枠部であり、格子状(枠状)に組み合わされて、方形状の複数の開口部3A、4Aを形成している。一方の開口部3Aは、左右方向に並べて形成された腰部3の開口部であり、他方の開口部4Aは、左右方向に並べて形成された窓部4の開口部である。
パネル体7は、方形状のパネル状部材(例えば、ガラスパネル、金属パネル)であり、腰部3の開口部3Aに配置されて、方立5と無目6に取り付けられている。開口部3Aにパネル体7を設置することで、腰部3が形成されている。パネルユニット8は、窓部4の開口部4Aに配置されて、方立5と無目6に取り付けられている。開口部4Aにパネルユニット8を設置することで、窓部4が形成されている。方立5は、左右の腰部3(開口部3A)の間、及び、左右の窓部4(開口部4A)の間に位置し、無目6は、上下の腰部3と窓部4の間に位置する。
パネルユニット8は、カーテンウォール1の一部を構成するユニットであり、パネル体8Aと、パネル体8Aを囲む枠体10と、方立5に連結する複数の突起(連結突起20)を有している。パネル体8Aは、方形状のパネル状部材(例えば、ガラスパネル、金属パネル)であり、枠体10の開口部に配置されて、枠体10に取り付けられている。ここでは、パネルユニット8は、窓部4を構成する窓ユニット(例えば、サッシ窓)であり、パネル体8Aは、ガラスパネルである。具体的には、パネルユニット8は、固定窓ユニットであり、パネル体8Aは、複層ガラスである。
枠体10は、開口部を形成する開口枠であり、方形状に枠組みされた複数の枠11〜13(上枠11、下枠12、左右の縦枠13)を有している。上枠11と下枠12は、それぞれ枠体10の上縁部と下縁部で左右方向(横方向)に延びる横枠であり、左右の縦枠13は、枠体10の両側の側縁部で上下方向(縦方向)に延びる。枠11〜13、方立5、及び、無目6は、例えば、押出成形により形成された金属(例えば、アルミニウム合金)製の形材からなる。複数の連結突起20は、左右の縦枠13のそれぞれに設けられて、方立5に向かって突出している。パネルユニット8は、左右方向に隣り合う方立5の間に配置されて、連結突起20により、左右の方立5のそれぞれに連結されている。
図3は、本実施形態のカーテンウォール1の横断面図であり、窓部4の箇所で左右方向に切断したカーテンウォール1を示している。また、図3は、左右方向に並ぶ2つのパネルユニット8の縦枠13側の部分と、左右のパネルユニット8が連結された1つの方立5を示している。
図示のように、方立5は、中空状の基部5Aと、基部5Aから室外側に向かって突出する見込み部5Bと、見込み部5Bの室外側の端部に接続する見付け部5Cと、基部5Aの室外側に位置する2つの収容溝部5Dと、見込み部5Bに設けられてパネルユニット8と連結する溝部(連結溝部30)を有している。基部5Aは、方立5の室内外方向Sにおける室内側の部分(室内側部)であり、パネルユニット8よりも室内側に位置している。
見込み部5Bは、基部5Aと見付け部5Cの間で、方立5の見込み方向(室内外方向S)に沿って形成され、左右のパネルユニット8の間に位置している。見付け部5Cは、方立5の見付け方向(幅方向)に沿って形成され、見込み部5Bの室外側の端部から左右方向の両側に向かって突出している。2つの収容溝部5Dは、方立5の室内外方向Sにおける室外側の部分(室外側部)であり、基部5A、見込み部5B、及び、見付け部5Cにより、方立5の見込み部5Bの左右方向の両側に凹状に形成されている。
収容溝部5Dは、パネルユニット8側に向かって開放されて、パネルユニット8の側縁部(縦枠13)を収容する。収容溝部5D内で、パネルユニット8の側縁部は、基部5Aと見付け部5Cの間に配置されて、見込み部5Bと対向する。連結溝部30は、方立5の見込み部5Bの左右方向の両側に設けられて、収容溝部5D内に配置されている。また、連結溝部30は、収容溝部5D内で、見込み部5Bからパネルユニット8に向かって突出して、パネルユニット8の連結突起20と連結する。
パネルユニット8は、縦枠13の側面部14の室内側に配置されたアンカープレート40を有している。縦枠13の側面部14は、パネルユニット8及び枠体10の側面部8Bの一部(室外側の部分)であり、縦枠13の見込み方向(室内外方向S)に沿って形成されている。アンカープレート40は、縦枠13の長手方向(上下方向)に延びる板状のアンカーであり、ネジ41により、縦枠13に固定されている。また、アンカープレート40は、パネルユニット8及び枠体10の側面部8Bの一部(室内側の部分)であり、縦枠13の見込み方向に沿って配置されている。縦枠13の側面部14とアンカープレート40は、パネルユニット8の左右方向の両側で、室内外方向Sに並べて配置されて、パネルユニット8の左右の側面部8Bを構成している。
パネルユニット8の側面部8Bは、パネルユニット8の外周部のうち、パネルユニット8の左右方向の両側に位置する左右の外周部(側方外周部)であり、室内外方向Sに沿って形成されている。パネルユニット8の連結突起20は、側面部8Bであるアンカープレート40に固定されており、パネルユニット8の左右両側の側面部8Bに設けられている。縦枠13の側面部14、アンカープレート40、パネルユニット8の側面部8B、及び、連結突起20は、方立5の収容溝部5D内に配置されている。収容溝部5D内で、連結突起20は、側面部8Bから左右方向(パネルユニット8の側方)に向かって突出するとともに、方立5の見込み部5B及び連結溝部30に向かって突出している。
方立5の見込み部5Bは、板状の対向部であり、方立5の見込み部5B及び連結溝部30は、左右方向において、パネルユニット8の側面部8Bと対向して配置されている。連結溝部30は、溝状の被連結部であり、パネルユニット8の左右両側で、対向する側面部8Bに向かって開放されている。パネルユニット8の連結突起20は、パネルユニット8の左右両側で、対向する方立5の連結溝部30内で連結溝部30に連結している。収容溝部5D内で、互いに連結された連結突起20と連結溝部30により、パネルユニット8の左右の側面部8Bが左右の方立5の見込み部5Bに連結されて、パネルユニット8が方立5に保持されている。
図4は、本実施形態のカーテンウォール1における連結突起20と連結溝部30の周辺部分を示す横断面図であり、図3の一部を拡大して示している。図5は、本実施形態のカーテンウォール1の方立5を示す斜視図である。
図示のように、方立5の連結溝部30は、方立5の長手方向(上下方向)の両端部の間で、方立5の長手方向に延びる。連結溝部30の上下の端部は、それぞれ上下と下方に向かって開放されて、連結溝部30の内側(内側空間)に連通している。パネルユニット8の連結突起20は、連結溝部30の上下方向の端部(上端部、又は、下端部)から連結溝部30の内側に挿入されて、連結溝部30内に上下方向に移動可能に配置され、連結溝部30内に連結される。
パネルユニット8の連結突起20は、パネルユニット8の側面部8B(アンカープレート40)に取り付けられたネジ部21と、側面部8Bから連結溝部30に向かって突出する突出部22と、連結溝部30に係合する係合部23を有している。ここでは、連結突起20は、突起部材である段付きネジである。また、ネジ部21と突出部22は、段付きネジの軸部であり、突出部22は、ネジ部21と係合部23の間に位置している。係合部23は、突出部22から張り出す段付きネジの頭部(フランジ部)であり、突出部22の突出方向の先端部に、突出部22よりも大径に形成されている。連結突起20の突出部22は、パネルユニット8の側面部8Bから連結溝部30の内側まで突出しており、突出部22の係合部23側(先端側)の部分と係合部23は、連結溝部30内に位置している。
連結溝部30は、連結突起20と連結する連結部材31に形成されている。連結部材31は、方立5の見込み部5Bの左右方向の両側の収容溝部3D内に配置され、見込み部5Bに当接している。見込み部5Bは、左右の連結部材31の間に挟まれている。連結部材31は、連結溝部30と、連結溝部30の室内側に位置する固定部32と、連結溝部30の室外側に位置する嵌合部33を有している。
嵌合部33は、連結溝部30から室外側に向かって突出する嵌合片であり、方立5の被嵌合部5Eに嵌合している。被嵌合部5Eは、室内側に向かって開放された嵌合凹部であり、方立5の見込み部5Bに形成されている。嵌合部33が被嵌合部5Eに嵌合した状態で、ネジ34により、連結部材31の固定部32が方立5の見込み部5Bに固定されて、連結部材31が方立5の見込み部5Bに取り付けられている。
連結溝部30は、溝底に位置する底部35と、室内外方向Sにおいて互いに対向する一対の壁部36と、連結溝部30内の連結突起20を保持する保持部37と、連結突起20の突出部22が挿通するスリット38と、上下方向の端部に位置する挿入口39(図5参照)を有している。底部35は、方立5の見込み部5Bに配置されており、一対の壁部36は、底部35の室内外方向Sの両端部からパネルユニット8の側面部8Bに向かって突出している。保持部37は、室内外方向Sにおいて互いに対向する2つの保持片であり、一対の壁部36から互いに接近する方向に突出して、互いの間にスリット38を形成している。連結溝部30は、保持部37により、連結突起20が連結溝部30から外れるのを防止して、連結突起20を内部に保持している。
スリット38は、2つの保持部37の間に形成された連結溝部30の開口部であり、パネルユニット8の側面部8Bと対向して配置されて、側面部8Bに向かって開放されている。保持部37により、連結溝部30のパネルユニット8側の幅(スリット38の幅)は、連結溝部30の底部35側の幅よりも狭く形成されている。また、スリット38は、連結突起20をガイドするガイド部(ガイドスリット)であり、挿入口39と連通して、挿入口39から上下方向に沿って延びる。挿入口39は、連結溝部30の上下方向の端部に形成された開口部であり、連結溝部30の上下方向の外側に向かって開放されている。
連結突起20の突出部22と係合部23は、連結溝部30の上下方向の外側から挿入口39に挿入されて、挿入口39から連結溝部30の内側に配置される。その状態で、連結突起20の突出部22は、パネルユニット8の側面部8Bからスリット38を通って連結溝部30の内側に向かって突出し、スリット38に上下方向に移動可能に配置される。また、連結突起20の突出部22は、スリット38内で、2つの保持部37の間に配置されており、2つの保持部37に挟まれる。保持部37は、スリット38の縁部であり、連結突起20の突出部22に対して室内外方向Sの両側に位置する。連結溝部30は、スリット38の両側の縁部(保持部37)により、突出部22及び連結突起20の室内外方向Sの移動を規制する。
連結突起20の突出部22の係合部23側の部分と係合部23は、連結溝部30の内側、及び、一対の壁部36の間に、上下方向に移動可能に配置される。連結突起20の突出部22は、スリット38と連結溝部30の内側で上下方向に移動し、連結突起20の係合部23は、連結溝部30の内側で上下方向に移動する。連結溝部30のスリット38は、保持部37により、連結突起20の室内外方向Sの移動を規制しつつ、連結突起20の突出部22を上下方向にガイドする。
連結突起20の係合部23は、挿入口39から連結溝部30内に挿入された状態で、連結溝部30の2つの保持部37と係合可能な被保持部であり、左右方向において、保持部37と対向して配置される。連結溝部30の保持部37は、係合部23と係合することで、連結溝部30内の係合部23及び連結突起20を上下方向に移動可能に保持する。連結突起20の係合部23は、保持部37により、連結溝部30内に保持され、連結突起20は、係合部23により、連結溝部30に連結する。
係合部23と底部35の間、及び、係合部23と保持部37の間のそれぞれに隙間が開いた状態で、連結突起20の係合部23は、連結溝部30内に配置されている。従って、連結突起20の係合部23は、底部35と保持部37の間に左右方向に変位可能に配置されている。このように、係合部23及び連結突起20は、左右方向に変位可能に連結溝部30内に配置されて連結溝部30に連結する。連結溝部30は、連結突起20の室内外方向Sの変位を規制するとともに、連結突起20の左右方向の変位を許容する。
パネルユニット8の温度による伸縮等により、連結突起20が連結溝部30の外側に向かって左右方向に変位したときに、連結突起20の係合部23は、連結溝部30内で2つの保持部37に引っ掛かり、保持部37に係合して停止する。連結溝部30は、係合部23と係合する保持部37により、連結突起20が連結溝部30から抜けるのを防止して、連結突起20と連結した状態を維持する。
カーテンウォール1は、ノックダウン式カーテンウォールであり、建物2の壁部2Aにノックダウン方式で設置される。また、パネルユニット8は、左右の側面部8Bに上下方向に互いに間隔を開けて設けられた複数の連結突起20(図1参照)を有しており、方立5は、側面部8Bの複数の連結突起20と連結する1つの連結溝部30(図5参照)を有している。カーテンウォール1の施工時に、側面部8Bに設けられた全ての連結突起20が、方立5の1つの連結溝部30に上下方向に移動可能に連結する。
図6は、本実施形態のカーテンウォール1の施工手順を示す正面図であり、建物2の壁部2Aに設置されるカーテンウォール1の一部を室外側からみて示している。
図示のように、複数の方立5を建物2の壁部2Aに設置し、パネルユニット8の下側の無目6を左右の方立5の間に設置する。続いて、パネルユニット8を方立5の上方から下方に向かって移動させて、左右の方立5の間にパネルユニット8を設置する。その際、パネルユニット8の左右の両側で、連結突起20の係合部23のそれぞれを連結溝部30の上端部の挿入口39から連結溝部30内に順に挿入する。
方立5の連結溝部30により、連結突起20を方立5の長手方向に沿って下方にガイドして、パネルユニット8を下側の無目6まで移動させる。パネルユニット8を無目6に載置して無目6に取り付ける。パネルユニット8の左右の連結突起20は、それぞれ方立5の連結溝部30に連結され、連結突起20と連結溝部30により、パネルユニット8は、左右の方立5に連結される。次に、パネルユニット8の上側の無目6を左右の方立5の間に設置してパネルユニット8に取り付ける。以上の手順で、パネルユニット8をカーテンウォール1の複数の窓部4に設置する。
以上説明したカーテンウォール1では、連結突起20と連結溝部30により、パネルユニット8を左右の方立5に簡単に連結することができ、パネルユニット8を左右の方立5に安定して保持することもできる。また、パネルユニット8の左右の側面部8Bを方立5に連結しており、パネルユニット8の室内側に連結部材やカバーを設ける必要がない。そのため、パネルユニット8の室内側において、方立5とパネルユニット8の接続箇所の意匠性、及び、カーテンウォール1の意匠性を向上することができる。パネルユニット8が防火設備である場合に、火災が発生したときでも、パネルユニット8を左右の方立5に安定して保持することができる。
連結突起20を挿入口39から連結溝部30内に挿入することで、連結突起20を保持部37により連結溝部30内に保持することができる。また、連結溝部30のスリット38により、連結突起20を連結溝部30に連結した状態で上下方向に移動することができる。従って、連結突起20の連結溝部30への連結動作を簡単にして、連結突起20を連結溝部30に容易に連結することができる。連結突起20の係合部23が連結溝部30の保持部37に係合することで、連結突起20を連結溝部30内に安定して保持することができる。係合部23と保持部37の係合により、火災時に、防火設備であるパネルユニット8をより安定して左右の方立5に保持することもできる。
連結突起20が連結溝部30に左右方向に変位可能に連結しており、カーテンウォール1に生じる各種の誤差(例えば、製作時の誤差、施工時の誤差)に追従することができる。また、連結突起20を連結溝部30に容易に連結して、パネルユニット8を左右の方立5に確実に連結することができる。パネルユニット8の温度による伸縮に対応することもできる。パネルユニット8の側面部8Bの複数の連結突起20を方立5の1つの連結溝部30に連結しており、複数の連結突起20と連結する連結溝部30を方立5に容易に設けることができる。
図7は、本実施形態のカーテンウォール1の方立5の他の例を示す斜視図である。
図示のように、方立5は、上下方向に互いに間隔を開けて配置された複数の連結溝部30を有している。1つの連結部材31の上下方向の複数箇所で、一対の壁部36と保持部37を除去して、1つの連結部材31に複数の連結溝部30を形成する。或いは、複数の連結部材31を上下方向に間隔を開けて方立5の見込み部5Bに取り付けて、複数の連結溝部30を方立5に設ける。
連結溝部30の数は、パネルユニット8の側面部8Bのそれぞれに設けられた連結突起20の数と同じ数であり、複数の連結溝部30は、それぞれ1つの連結突起20と連結する。上下方向に隣り合う連結溝部30の間の部分は、複数の連結突起20の間隔に対応する間隔で設けられる。カーテンウォール1の施工時に、パネルユニット8の側面部8Bに設けられた複数の連結突起20は、互いに異なる連結溝部30に上下方向に移動可能に連結する。連結溝部30の間の部分から、連結突起20のそれぞれを対応する連結溝部30に簡単に連結することができる。
図8、図9は、本実施形態のカーテンウォール1の施工手順の他の例を示す正面図であり、建物2の壁部2Aに設置されるカーテンウォール1の一部を室外側からみて示している。図8、図9に示す施工手順では、パネルユニット8を図7に示す方立5に連結する。
図8に示す施工手順では、左右の方立5のうちの一方の方立5に対して、他方の方立5を左右方向にずらせて、左右の方立5の間で、パネルユニット8の連結突起20の位置と方立5の連結溝部30の間の部分の位置を合わせる。続いて、他方の方立5をパネルユニット8との連結位置に配置し、パネルユニット8を無目6に載置する。その際、パネルユニット8の左右の連結突起20のそれぞれを方立5の連結溝部30に挿入して連結溝部30に連結する。これにより、パネルユニット8を左右の方立5に連結して左右の方立5の間に設置する。
図9に示す施工手順では、左右の方立5のうちの一方の方立5を設置する。続いて、パネルユニット8の一方の側面部8Bの連結突起20を一方の方立5の連結溝部30に連結しつつ無目6に載置する。その状態で、他方の方立5の連結溝部30をパネルユニット8の他方の側面部8Bの連結突起20と連結しながら、他方の方立5を設置する。これにより、パネルユニット8を左右の方立5に連結して左右の方立5の間に設置する。
なお、連結突起20は、パネルユニット8の側面部8Bに取り付けられた突起部材であってもよく、パネルユニット8の側面部8Bに一体に形成された突起部分であってもよい。また、連結溝部30は、方立5に取り付けられた連結部材31に形成されていてもよく、方立5に一体に形成された溝状の連結部分であってもよい。パネルユニット8は、固定窓ユニット以外のパネルユニット(例えば、開閉窓ユニット、外壁ユニット)であってもよい。パネルユニット8が開閉窓ユニットであるときには、パネルユニット8のパネル体8Aは、枠体10に開閉可能に連結された障子である。
以上のとおり、カーテンウォールは、左右の方立の間に配置されて前記左右の方立に連結されたパネルユニットを備えたカーテンウォールであって、
前記左右の方立は、前記パネルユニットの側面部と対向して配置された連結溝部を有し、
前記パネルユニットは、左右の前記側面部に設けられて前記連結溝部に連結する連結突起を有するカーテンウォールである。
このカーテンウォールによれば、カーテンウォールのパネルユニットを左右の方立に簡単に連結できるとともに、カーテンウォールの室内側における意匠性を向上することができる。
前記連結溝部は、上下方向の端部に位置して前記連結突起が挿入される挿入口と、前記連結溝部の内側に向かって突出する前記連結突起が上下方向に移動可能に配置されるスリットと、前記連結溝部内の前記連結突起を上下方向に移動可能に保持する保持部と、を有する。
従って、連結突起の連結溝部への連結動作を簡単にして、連結突起を連結溝部に容易に連結することができる。
前記連結突起は、前記挿入口から前記連結溝部内に挿入された状態で、前記保持部と係合可能な係合部を有する。
係合部が保持部に係合することで、連結突起を連結溝部内に安定して保持することができる。
前記連結突起は、前記連結溝部に左右方向に変位可能に連結する。
従って、連結突起を連結溝部に容易に連結して、パネルユニットを左右の方立に確実に連結することができる。パネルユニットの温度による伸縮に対応することもできる。
前記パネルユニットは、前記側面部に上下方向に間隔を開けて設けられた複数の前記連結突起を有し、
前記方立は、前記複数の連結突起と連結する1つの前記連結溝部を有する。
従って、複数の連結突起と連結する連結溝部を方立に容易に設けることができる。
前記パネルユニットは、前記側面部に上下方向に間隔を開けて設けられた複数の前記連結突起を有し、
前記方立は、上下方向に間隔を開けて配置されて、それぞれ前記連結突起と連結する複数の前記連結溝部を有する。
上下方向に隣り合う連結溝部の間の部分から、連結突起のそれぞれを対応する連結溝部に簡単に連結することができる。
1・・・カーテンウォール、2・・・建物、2A・・・壁部、3・・・腰部、3A・・・開口部、4・・・窓部、4A・・・開口部、5・・・方立、5A・・・基部、5B・・・見込み部、5C・・・見付け部、5D・・・収容溝部、5E・・・被嵌合部、6・・・無目、7・・・パネル体、8・・・パネルユニット、8A・・・パネル体、8B・・・側面部、10・・・枠体、11・・・上枠、12・・・下枠、13・・・縦枠、14・・・側面部、20・・・連結突起、21・・・ネジ部、22・・・突出部、23・・・係合部、30・・・連結溝部、31・・・連結部材、32・・・固定部、33・・・嵌合部、34・・・ネジ、35・・・底部、36・・・壁部、37・・・保持部、38・・・スリット、39・・・挿入口、40・・・アンカープレート、41・・・ネジ、S・・・室内外方向。

Claims (6)

  1. 左右の方立の間に配置されて前記左右の方立に連結されたパネルユニットを備えたカーテンウォールであって、
    前記左右の方立は、前記パネルユニットの側面部と対向して配置された連結溝部を有し、
    前記パネルユニットは、左右の前記側面部に設けられて前記連結溝部に連結する連結突起を有するカーテンウォール。
  2. 請求項1に記載されたカーテンウォールにおいて、
    前記連結溝部は、上下方向の端部に位置して前記連結突起が挿入される挿入口と、前記連結溝部の内側に向かって突出する前記連結突起が上下方向に移動可能に配置されるスリットと、前記連結溝部内の前記連結突起を上下方向に移動可能に保持する保持部と、を有するカーテンウォール。
  3. 請求項2に記載されたカーテンウォールにおいて、
    前記連結突起は、前記挿入口から前記連結溝部内に挿入された状態で、前記保持部と係合可能な係合部を有するカーテンウォール。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載されたカーテンウォールにおいて、
    前記連結突起は、前記連結溝部に左右方向に変位可能に連結するカーテンウォール。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載されたカーテンウォールにおいて、
    前記パネルユニットは、前記側面部に上下方向に間隔を開けて設けられた複数の前記連結突起を有し、
    前記方立は、前記複数の連結突起と連結する1つの前記連結溝部を有するカーテンウォール。
  6. 請求項1ないし4のいずれかに記載されたカーテンウォールにおいて、
    前記パネルユニットは、前記側面部に上下方向に間隔を開けて設けられた複数の前記連結突起を有し、
    前記方立は、上下方向に間隔を開けて配置されて、それぞれ前記連結突起と連結する複数の前記連結溝部を有するカーテンウォール。
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