JP2000248671A - 断熱カーテンウォール - Google Patents

断熱カーテンウォール

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JP2000248671A
JP2000248671A JP11048296A JP4829699A JP2000248671A JP 2000248671 A JP2000248671 A JP 2000248671A JP 11048296 A JP11048296 A JP 11048296A JP 4829699 A JP4829699 A JP 4829699A JP 2000248671 A JP2000248671 A JP 2000248671A
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JP
Japan
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indoor
vertical
horizontal
panel
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Application number
JP11048296A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ono
博司 大野
Tsutomu Takahashi
勉 高橋
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YKK AP Inc
Original Assignee
YKK AP Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カーテンウォールのフレームを構成する縦材
と横材に断熱形材を使用し、パネルを室内材に支持させ
た場合に、室内材が受けるパネルの荷重による横材の転
倒を防止し、断熱材への無理な力の作用を回避する。 【解決手段】 横材2を室内材2a側の両端の二点で縦材
1に支持させる。横材2の端面に、室内材2a寄りの縦材
1側に突起5が突設された当て板4を接合する一方、縦
材1に連結材6と横材ブラケット7を接合し、当て板4
の突起5を連結材6に係合させた状態で、横材2の当て
板4の室内材2a寄りの部分、もしくは室内材2aを横材ブ
ラケット7に支持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は断熱形材の縦材と
横材とで区画される開口部にパネルを収納して構成され
る断熱カーテンウォールに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】縦材と
横材とで区画される開口部にパネルを収納して構成され
るカーテンウォールでは、横材と縦材との接合部におい
て横材が層間変位に追従できるよう、横材は両端におい
て縦材の横材側に突設されたブラケットに単純に載置さ
れる形で支持される。
【0003】特に縦材と横材における断熱性を確保する
目的で、縦材と横材に、互いに分離した室内材と室外材
間に断熱材を挟んだ断熱形材を使用する場合に、実開昭
60-84689号のようにパネルの荷重を室内材が負担するよ
うにパネルを室内材に支持させた場合には、横材は室内
材において縦材に支持されることになるが、室内材が受
けるパネルの荷重が縦材への支持位置より室外材寄りに
作用するときには偏心によるモーメントによって横材は
図3−(b) に示すように縦材への支持位置回りに転倒し
ようとする。
【0004】横材が転倒しようとするとき、横材を構成
する室外材の両端の室外側の面が縦材と衝突する結果、
断熱材に無理な力を加えるため、断熱材全体の強度を増
し、断熱材の破断を防止する上で、実開昭60-84689号の
ように断熱材を上下二段に配置することが必要になって
おり、横材の製作が複雑化し、製作コストの上昇を招い
ている。
【0005】この発明は上記背景より、断熱材への無理
な力の作用を回避し、横材の製作の簡略化を図る断熱カ
ーテンウォールを提案するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では室内材と室外
材、及び両者間に介在する断熱材からなる横材の室内材
側の両端のそれぞれにおいて二点で横材を縦材に支持さ
せることにより、室内材が受けるパネルの荷重が縦材へ
の支持位置に対して偏心して作用することによるモーメ
ントに横材を抵抗させて横材の転倒を防止し、縦材及び
横材の断熱材への無理な力の作用を回避する。
【0007】横材が室内材側の二点で縦材に支持される
ことで、パネルの荷重によるモーメントに対して室内材
に反力のモーメントが生じるため、横材の転倒が防止さ
れ、室外材の両端が縦材に衝突することによる断熱材へ
の力の作用が回避される。
【0008】断熱材への力の作用がなくなることで、断
熱材全体の強度を増すために断熱材を上下二段に配置す
る必要がなくなり、断熱材を一段に配置すれば足り、横
材の製作が簡略化され、製作コストの低減が図られる。
【0009】断熱材の配置が一段であることで、二段の
場合より熱橋と冷橋が小さく、室内材と室外材間を移動
する熱量が小さくなるため、横材の室内側の温度低下や
上昇が小さくなり、横材の断熱性が向上する。
【0010】具体的には請求項2に記載のように横材の
端面に、室内材寄りの縦材側に突起が突設された当て板
を接合する一方、縦材の横材側に、当て板の突起を受け
る連結材と、横材の室内材を受ける横材ブラケットを接
合し、当て板の突起を連結材に係合させた状態で、横材
を当て板の室内材寄りの部分、もしくは室内材において
横材ブラケットに支持させることにより、横材が室内材
の両端のそれぞれにおいて二点で縦材に支持される。
【0011】この場合、横材の突起と縦材の連結材がな
ければ、図3−(b) に示すように横材はパネルの荷重に
よって横材ブラケットの回りに回転しようとするが、突
起の連結材への係合によって横材の回転が拘束され、横
材の転倒は防止される。
【0012】横材がパネルの荷重によるモーメントに抵
抗する上では突起は連結材に単純に縦材の見込み方向に
係合すればよく、必ずしも突起が連結材に支持される必
要はない。その場合、パネルの荷重を含めた横材の全荷
重は横材ブラケットから縦材に伝達される。突起が連結
材に支持される場合は横材の荷重は連結材と横材ブラケ
ットに分担される。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明は断熱形材の縦材1と横
材2とで区画される開口部内にパネル3を収納して構成
される断熱カーテンウォールにおいて、横材2を後述の
室内材2a側の二点で縦材1に支持させたものである。パ
ネル3はガラスの他、ハニカムパネルや鋼板パネル等、
カーテンウォールの外壁パネルとして使用されるパネル
全般を含む。
【0014】縦材1と横材2は共に、室内材1a,2aと室
外材1b,2b、及び両者に挟み込まれる断熱材1c,2cから
なり、断熱材1c,2cが見込み方向の同一位置でパネル3
の回りを周回することにより室外材1b,2bが室外に面す
ることによる冷気や熱気の室内材1a,2aへの伝達が遮断
される。
【0015】横材2の両端面には室内材2aと室外材2bの
端面を塞ぐ当て板4,4が接合され、当て板4の縦材1
側にはねじやピン等からなる突起5が突設される。突起
5は図3−(a) に示すように縦断面上、横材2の室内材
2aの断面内に位置する。突起5が後述の連結材6に係合
したときに対向する縦材1側へ横材2が移動しないよ
う、必要により突起5の縦材1側の先端に頭部51が形成
される。
【0016】図1,図2に示すように縦材1の、当て板
4の突起5に対応した位置には突起5を受ける連結材6
が接合され、当て板4の下端に対応した位置には当て板
4の室内材2a寄りの下端、もしくは室内材2aの下面を受
ける横材ブラケット7が接合される。上記の通り、横材
2は室内材2a側の二点で縦材1に支持されることから、
連結材6と横材ブラケット7は縦材1の室内材1aに接合
される。
【0017】図面では連結材6と横材ブラケット7を高
さ方向の同一線上に配置しているが、横材2は室内材2a
側の距離を隔てた二点で縦材1に支持されれば、パネル
3の荷重に対してその二点間距離に対応した反力のモー
メントが生ずるため、必ずしも同一線上に配置する必要
はない。
【0018】連結材6は上方から落とし込まれる突起5
が縦材1の見込み方向と横材2側へ係合し得る、例えば
爪状の受け部61を持ち、横材ブラケット7には当て板4
の室内材2a側の下端、もしくは室内材2aの下面を支持す
る受け部71が形成される。
【0019】図面では連結材6を左右の縦材1,1に兼
用させるために、受け部61をU字形に形成しているが、
受け部61は突起5が室外側へ転倒することを防止できれ
ばよいため、L字形に形成されれば足りる。
【0020】横材2は図4−(a) ,(b) に示すように当
て板4の突起5において連結材6に係合した状態で、当
て板4の室内材2a寄りの部分、もしくは室内材2aにおい
て横材ブラケット7に載置されることで、縦材1,1の
各室内材1aに支持される。
【0021】図3−(a) ,図5では当て板4、もしくは
室内材2aが横材ブラケット7上に載置されるときに、突
起5が連結材6に載置されるように突起5の突設位置を
設定しているが、横材2が室外側へ転倒することを防止
する上では突起5は連結材6に室外側へ係合すればよ
く、また横材2に上記した反力のモーメントが生ずる上
では突起5は連結材6に少なくとも縦材1の見込み方向
の室外側へ係合すればよいため、突起5が連結材6の受
け部61から浮いた状態で、当て板4や室内材2aが横材ブ
ラケット7に支持される場合もある。
【0022】図面では横材2の落とし込み時に横材2の
縦材1への衝突を回避しながら、横材2の落とし込みを
案内するために、横材ブラケット7の上に、当て板4に
接触する案内部材8を固定している。案内部材8は横材
2を縦材1に支持させた後は縦材1と当て板4との間隔
を保持する役目を持つ。
【0023】図1はカーテンウォールが連続する部分や
カーテンウォールの端部に位置する縦材1と横材2との
接続の様子を、図2はカーテンウォールの出隅部に位置
する縦材1と横材2との接続の様子を示す。図2の場
合、出隅部側の縦材1の横材2側の面の向きに対応し、
その縦材1側の当て板4は平面上、横材2の軸に対して
傾斜して横材2に接合される。
【0024】図5に示すように横材2の室内材2aの室外
材2b側にはパネル3ののみ込み溝に面する凹部21が形成
され、凹部21にパネル3を受けるパネルブラケット9が
係合して固定される。パネルブラケット9は横材2の長
さ方向に間隔をおいて複数箇所に、もしくは長さ方向の
中央部に1箇所配置され、パネル3の荷重を室内材2aに
伝達するよう、凹部21の上下面に接触し、上下に係合し
た状態で室内材2aに固定される。
【0025】パネル3の荷重はパネル3がパネルブラケ
ット9上にセッティングブロック10を介して載ることに
より室内材2aに伝達される。
【0026】
【発明の効果】横材を室内材の両端のそれぞれにおいて
二点で縦材に支持させることで、室内材が受けるパネル
の荷重が縦材への支持位置に対して偏心して作用するこ
とによるモーメントに横材を抵抗させ、横材の転倒を防
止するため、室外材の両端が縦材に衝突することによる
縦材及び横材の断熱材への無理な力の作用を回避でき
る。
【0027】断熱材への力の作用がなくなることで、断
熱材全体の強度を増すために断熱材を上下二段に配置す
る必要がなくなり、断熱材を一段に配置すれば足りるた
め、横材の製作が簡略化され、製作コストの低減が図ら
れる。
【0028】断熱材の配置が一段であることで、二段の
場合より熱橋と冷橋が小さく、室内材と室外材間を移動
する熱量が小さくなるため、横材の室内側の温度低下や
上昇が小さくなり、横材の断熱性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】縦材と横材の関係を示した斜視図である。
【図2】出隅部に位置する縦材と横材の関係を示した斜
視図である。
【図3】(a) は横材が連結材と横材ブラケットに支持さ
れた様子を示した縦断面図、(b) は連結材がない場合の
横材の支持状態を示した縦断面図である。
【図4】(a) は横材の縦材への支持状態を示した横断面
図、(b) は(a) の縦断面図である。
【図5】横材の室内材がパネルを支持している様子を示
した縦断面図である。
【符号の説明】
1……縦材、1a……室内材、1b……室外材、1c……断熱
材、2……横材、2a……室内材、2b……室外材、2c……
断熱材、21……凹部、3……パネル、4……当て板、5
……突起、51……頭部、6……連結材、61……受け部、
7……横材ブラケット、71……受け部、8……案内部
材、9……パネルブラケット、10……セッティングブロ
ック。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内材と室外材、及び両者間に介在する
    断熱材からなる断熱形材の縦材と横材とで区画される開
    口部内にパネルを収納して構成され、横材が室内材側の
    二点で縦材に支持されている断熱カーテンウォール。
  2. 【請求項2】 横材の端面に、室内材寄りの縦材側に突
    起が突設された当て板が接合され、縦材の横材側に、当
    て板の突起を受ける連結材と、横材の室内材を受ける横
    材ブラケットが接合されており、横材は当て板の突起が
    連結材に係合した状態で、当て板の室内材寄りの部分、
    もしくは室内材において横材ブラケットに支持されてい
    る請求項1記載の断熱カーテンウォール。
JP11048296A 1999-02-25 1999-02-25 断熱カーテンウォール Pending JP2000248671A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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