JP2020189617A - ホームドア装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1(A)〜(D)は、本発明の実施の形態に係るホームドア装置1の構成と作用を示す図である。図1(A)はホームドア装置1を上方から見た平面図であり、図1(B)〜(D)はホームドア装置1をプラットホーム側から見た正面図である。
次に、ホーム側扉体4Hをホーム側戸袋3Hに対して進退させる駆動機構について説明する。図2(A)と図2(B)は、ホームドア装置1のホーム側戸袋3Hとホーム側扉体4Hをプラットホーム側から見た正面図である。図2(A)と図2(B)に示すように、ホームドア装置1は、制御装置5を備えている。制御装置5は、図示しない上位の制御装置によって制御されて、ホームドア装置1の動作を制御するコンピュータである。ホーム側扉体4Hと、図2(A),(B)において図示されない軌道側扉体4Tは、制御装置5によって制御されて、戸袋3に対して進退する。
図4(A)と図4(B)は、第1の変形例に係るホームドア装置1のホーム側戸袋3Hとホーム側扉体4Hを軌道側から見た図であって、ホームドア装置1の内部機構を示している。なお、図4(A)と図4(B)においても、ホーム側戸袋3Hとホーム側扉体4Hの左右端を示す符号L,Rが、図中の左右が逆になることに注意されたい。
図5(A)と図5(B)は、第2の変形例に係るホームドア装置1のホーム側戸袋3Hとホーム側扉体4Hを軌道側から見た図であって、ホームドア装置1の内部機構を示している。なお、図5(A)と図5(B)においても、ホーム側戸袋3Hとホーム側扉体4Hの左右端を示す符号L,Rが、図中の左右が逆になることに注意されたい。
図6(A),(B)は、本発明の第3の変形例に係るホームドア装置1の構成を示す斜視図である。図6(A)は、ホーム側扉体4Hが閉扉位置に引き出された状態を、図6(B)は、ホーム側扉体4Hが開扉位置に引き戻される途中の状態を、それぞれ示している、図6(A),(B)に示すように、第3の変形例に係るホームドア装置1は、軌道側戸袋3Tの頂部に固定された庇部材12を備えることを特徴としている。庇部材12はホーム側に張り出して、ホーム側戸袋3Hから引き出されるホーム側扉体4Hの上方を覆うことができる。ホームドア装置1に庇部材12を備えれば、プラットホームに所在する乗客が軌道側戸袋3Tのホーム側のホーム側扉体4Hが引き出される領域に接近することを抑制できる。
図7は、本発明の第4の変形例に係るホームドア装置1の構成を示す斜視図である。図7に示すように、第4の変形例に係るホームドア装置1は、平面形において庇部材12の隅部12Rを湾曲させたことを特徴としている。その結果、隅部12Rに乗客が接触等した場合の衝撃が緩和される。なお、第4の変形例に係るホームドア装置1の基本的な構成と作用は、第3の変形例に係るホームドア装置1と同一である。
図8は、本発明の第5の変形例に係るホームドア装置1の構成を示す斜視図である。図8に示すように、第5の変形例に係るホームドア装置1は、庇部材12に加えて、隔壁13を備えることを特徴としている。隔壁13は、軌道側戸袋3Tの側方の、ホーム側戸袋3Hから引き出されるホーム側扉体4Hが通過する領域の前記ホーム側に配置されている。隔壁13を備えるので、ホーム側戸袋3Hのホーム側扉体戸尻側開口3Ht(図8においては、隔壁13に隠れて見えない)から引き出されるホーム側扉体4Hは、プラットホームに所在する乗客から隔離される。
図9は、本発明の第6の変形例に係るホームドア装置1の構成を示す斜視図である。図9に示すように、隔壁13は一部が切り欠かれた、平面形において不定形をなすものであっても良い。また、隔壁13は全体または一部が透明材料で構成されていても良い。また、本変形例においては、ホーム側から見て、扉開動作時にホーム側扉体4Hの戸尻部が、最初に視認できる部位を開口部とする。この部位は、軌道側戸袋3Tの左端に形成された軌道側扉体4Tの戸先部が出入りする扉出入り口より右側に配置されている。
図10は、本発明の第7の変形例に係るホームドア装置1の構成を示す斜視図である。図10に示すように、第7の変形例に係るホームドア装置1は、軌道側戸袋3Tのホーム側の側面と、庇部材12の下面にLED素子列14を備えることを特徴としている。LED素子列14は複数個のLED発光素子を配列して構成される部品である。LED素子列14は、ホーム側扉体4Hがホーム側戸袋3Hから引き出される前に点灯して、ホームドア装置1の周囲に所在する者の注意を喚起する警報手段として機能する。
図11(A)は、本発明の第8の変形例に係るホームドア装置1の構成を示す斜視図である。図11(A)に示すように、第8の変形例に係るホームドア装置1は、隔壁13の下部にレーザ投射器15を備えることを特徴としている。レーザ投射器15はレーザ光を投射する方向を短時間で繰り返し変更することによって、あるいは特殊なレンズを通してレーザ光を投射することによって、投射面に図形16を形成する装置である。レーザ投射器15は、ホーム側扉体4Hがホーム側戸袋3Hから引き出される前に図形16を形成して、ホームドア装置1の周囲に所在する者の注意を喚起する警報手段として機能する。
図11(B)は、本発明の第9の変形例に係るホームドア装置1の構成を示す斜視図である。図11(B)に示すように、第9の変形例に係るホームドア装置1は、隔壁13の上部にレーザ投射器15を備えることを特徴としている。本変形例においては、レーザ投射器15は軌道側扉体4Tに図形16を形成する。レーザ投射器15は、ホーム側扉体4Hがホーム側戸袋3Hから引き出される前に図形16を形成して、ホームドア装置1の周囲に所在する者の注意を喚起する警報手段として機能する。
図12は、本発明の第10の変形例に係るホームドア装置1の構成を示す図である。ホーム側戸袋3Hに超音波センサ17が固定されていることを特徴としている。超音波センサ17は、送波器と受波器とを備えて、送波器から発信されて、対象物で反射された超音波を受波器で受信することによって、対象物の有無や対象物までの距離を検出するセンサである。本変形例においては、超音波センサ17は、軌道側戸袋3Tのホーム側の、ホーム側戸袋3Hから引き出されたホーム側扉体4Hが通過する領域に向けて超音波を発信して、該領域内における異物の有無を検出する。なお、図12において、検出範囲18は超音波センサ17の検出範囲を示す。このように、本変形例においては、超音波センサ17は、ホーム側扉体4Hが移動する方向における異物の有無を検出する異物検出手段として機能する。なお、検出範囲18は、図12に図示したもの、つまり戸袋3の左端に届くものには限定されない。検出範囲18は、図12において、ホーム側扉体4Hの左端部4Lに届くものであっても良い。
図13(A)、(B)は、本発明の第11の変形例に係るホームドア装置1の構成を示す平面図である。図13(A)はホーム側扉体4Hと軌道側扉体4Tが閉扉された状態を、図13(B)はホーム側扉体4Hが開扉された状態を、それぞれ示している。
図14(A)〜(C)は、本発明の第12の変形例に係るホームドア装置1の構成を示す平面図である。図14(A)はホーム側扉体4Hと軌道側扉体4Tが閉扉された状態を、図14(B)は軌道側扉体4Tが開扉された状態を、図14(C)はホーム側扉体4Hが開扉された状態を、それぞれ示している。
図15(A)〜(C)は、本発明の第13の変形例に係るホームドア装置1の構成を示す平面図である。図15(A)はホーム側扉体4Hと軌道側扉体4Tが閉扉された状態を、図15(B)はホーム側扉体4Hが開扉された状態を、図15(C)は軌道側扉体4Tが開扉された状態を、それぞれ示している。
図16は、本発明の第14の変形例に係るホームドア装置1の構成を示す平面図である。上記第13の変形例までは、軌道側戸袋3Tとホーム側戸袋3Hが、一体に構成された単一の筐体を備える例を示したが、第14の変形例以降においては、軌道側戸袋3Tとホーム側戸袋3Hが、それぞれ独立した別個の筐体を備える例を示す。
図17は、本発明の第15の変形例に係るホームドア装置1の構成を示す平面図である。図17に示すように、第15の変形例に係るホームドア装置1も、軌道側戸袋3Tとホーム側戸袋3Hが、それぞれ独立した別個の筐体を備えていて、両者は、軌道側扉体4T及びホーム側扉体4Hが進退する方向において、間隔を空けて配置されている。第15の変形例に係るホームドア装置1は、閉塞部材19が、ホーム側戸袋3Hと一体に構成されている点で、第14の変形例に係るホームドア装置1とは異なる。なお、ここで「一体に構成される」とは、閉塞部材19がホーム側戸袋3Hに分離不可能な態様で、あるいは分離後の再結合が不可能な態様で結合されていることを意味する。なお、閉塞部材19は、軌道側扉体4Tと一体に構成されても良い。
図18は、本発明の第16の変形例に係るホームドア装置1の構成を示す平面図である。軌道側戸袋3Tとホーム側戸袋3Hが、それぞれ独立した別個の筐体を備えるホームドア装置1において、ホームドア装置1は、軌道側戸袋3Tとホーム側戸袋3Hが離隔配置されるものには限定されない。第14〜16の変形例においては、軌道側戸袋3Tとホーム側戸袋3Hが接近配置される例を示す。
図19は、本発明の第17の変形例に係るホームドア装置1の構成を示す平面図である。図19に示すように、第17の変形例に係るホームドア装置1は、軌道側扉体4T及びホーム側扉体4Hが進退する方向において、軌道側戸袋3Tとホーム側戸袋3Hの一部が、互いに重なる位置に、軌道側扉体4T及びホーム側扉体4Hを配置することを特徴としている。
図20は、本発明の第18の変形例に係るホームドア装置1の構成を示す平面図である。図20に示すように、第18の変形例に係るホームドア装置1は、軌道側扉体4T及びホーム側扉体4Hが進退する方向において、軌道側戸袋3Tの右端RTをホーム側戸袋3Hの右端RHに揃えている。そのため、軌道側扉体4T及びホーム側扉体4Hが進退する方向において、ホーム側戸袋3Hの全体が、軌道側戸袋3Tの一部と重なる。なお、ホームドア装置1においては、軌道側扉体4T及びホーム側扉体4Hが進退する方向において、軌道側戸袋3Tの左端LTをホーム側戸袋3Hの左端LHに揃えるようにしても良い。このように、ホームドア装置1は、軌道側扉体4T及びホーム側扉体4Hが進退する方向において、軌道側扉体4T及びホーム側扉体4Hの端部を互いに揃えるとともに、両者が重なるようにしても良い。
図17は、本発明の第15の変形例に係るホームドア装置1の構成を示す平面図である。図17に示すように、第15の変形例に係るホームドア装置1も、軌道側戸袋3Tとホーム側戸袋3Hが、それぞれ独立した別個の筐体を備えていて、両者は、軌道側扉体4T及びホーム側扉体4Hが進退する方向において、間隔を空けて配置されている。第15の変形例に係るホームドア装置1は、閉塞部材19が、ホーム側戸袋3Hと一体に構成されている点で、第14の変形例に係るホームドア装置1とは異なる。なお、ここで「一体に構成される」とは、閉塞部材19がホーム側戸袋3Hに分離不可能な態様で、あるいは分離後の再結合が不可能な態様で結合されていることを意味する。なお、閉塞部材19は、軌道側戸袋3Tと一体に構成されても良い。
配置されて、戸袋に進退自在に支持される第1扉体及び第2扉体と、を備える。そして、
第1扉体は、戸袋の両端の任意の側への引き出しが可能であって、第1扉体の一方端が戸
袋の一方端に形成された第1扉戸先側開口を通って、戸袋の一方の側に引き出されて、閉
扉位置に到達した場合に、第1扉体の他方端が戸袋の他方端に形成された第1扉戸尻側開
口における異物の侵入を抑制する位置にある。そして戸袋は、第1乗降口と第2乗降口の間に設けられ、第1扉戸先側開口は、戸袋の第1乗降口側に形成され、第2扉体は、戸袋の第2乗降口側に形成される第2扉戸先側開口を通じて引き出し可能に構成され、第1扉戸尻側開口は、第2扉戸先側開口よりも前記第1乗降口に近い位置に設けられている。
Claims (25)
- 戸袋と、
互いに平行に配置されて、前記戸袋に進退自在に支持される第1扉体及び第2扉体と、を備えるとともに、
前記第1扉体は、前記戸袋の両端の任意の側への引き出しが可能であって、
前記第1扉体の一方端が前記戸袋の一方端に形成された第1扉戸先側開口を通って、前記戸袋の一方の側に引き出されて、閉扉位置に到達した場合に、前記第1扉体の他方端が前記戸袋の他方端に形成された第1扉戸尻側開口における異物の侵入を抑制する位置にある、
ホームドア装置。 - 前記戸袋は、第1乗降口と第2乗降口の間に設けられ、
前記第1扉戸先側開口は、前記戸袋の前記第1乗降口側の端部に形成され、
前記第2扉体は、前記戸袋の前記第2乗降口側に形成される第2扉戸先側開口を通じて引き出し可能に構成され、
前記第1扉戸尻側開口は、前記第2扉戸先側開口よりも前記第1乗降口に近い位置に設けられている、
請求項1に記載のホームドア装置。 - 前記第1扉体の一方端が前記第1扉戸先側開口を通って、前記第1乗降口側に引き出されて、閉扉位置に到達した場合に、前記第1扉体の他方端が前記第1扉戸尻側開口を通って、前記戸袋の外部に突出している、
請求項2に記載のホームドア装置。 - 前記第1扉体の一方端が前記第1扉戸先側開口を通って、前記第1乗降口側に引き出されて、閉扉位置に到達した場合に、前記第1扉体の他方端の端面が前記第1扉戸尻側開口の端面と同一平面にある、
請求項2に記載のホームドア装置。 - 前記第2扉体は、前記戸袋の両端の任意の側への引き出しが可能であって、
前記第2扉体の一方端が前記戸袋の一方端に形成された前記第2扉戸先側開口を通って、前記戸袋の一方の側に引き出されて、閉扉位置に到達した場合に、前記第2扉体の他方端が前記戸袋の他方端に形成された第2扉戸尻側開口における異物の侵入を抑制する位置にある、
請求項2から請求項4のいずれか一項に記載のホームドア装置。 - 前記第2扉戸尻側開口は、前記第1扉戸先側開口よりも、前記第2乗降口に近い位置に形成される、
請求項5に記載のホームドア装置。 - 前記第1扉体は、プラットホーム側に配置され、前記第2扉体は軌道側に配置されている、
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のホームドア装置。 - 前記第1扉体は、軌道側に配置され、前記第2扉体はプラットホーム側に配置されている、
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のホームドア装置。 - 前記戸袋は、
前記第1扉体を進退自在に支持する第1戸袋と、前記第2扉体を進退自在に支持する第2戸袋と、を備える、
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のホームドア装置。 - 前記第1戸袋と前記第2戸袋は、一体に構成された単一の筐体を備える、
請求項9に記載のホームドア装置。 - 前記第1戸袋と前記第2戸袋は、それぞれ独立した別個の筐体を備える、
請求項9に記載のホームドア装置。 - 前記第1戸袋と前記第2戸袋は、前記第1扉体及び前記第2扉体が進退する方向において、間隔を空けて配置されている、
請求項11に記載のホームドア装置。 - 前記第1扉体及び前記第2扉体が進退する方向において、前記第1戸袋と前記第2戸袋の間に配置されて、前記第1戸袋と前記第2戸袋の間の隙間を塞ぐ閉塞部材を備える、
請求項11に記載のホームドア装置。 - 前記閉塞部材は、前記第1戸袋あるいは前記第2戸袋のいずれか一方と一体に構成されている、
請求項13に記載のホームドア装置。 - 前記第1戸袋と前記第2戸袋は、前記第1扉体及び前記第2扉体が進退する方向に直交する方向において、少なくとも互いの一部を重複させて配置されている、
請求項11に記載のホームドア装置。 - 前記第1戸袋と前記第2戸袋は、前記第1扉体及び前記第2扉体が進退する方向に直交する方向において、互いのいずれかの端部を揃えて、配置されている、
請求項15に記載のホームドア装置。 - 前記第1戸袋と前記第2戸袋は、前記第1扉体及び前記第2扉体が進退する方向において、一方の端部を他方の端部に揃えるものの、両者の他の部位が重ならない位置に、配置
されている、
請求項11に記載のホームドア装置。 - 前記第1扉体及び前記第2扉体が進退する方向における、前記第1戸袋の長さが前記第2戸袋の長さよりも長い、
請求項9から請求項17のいずれか一項に記載のホームドア装置。 - 前記第1戸袋は、前記第2戸袋よりもプラットホーム側に設けられ、
前記第1戸袋から、プラットホーム側に張り出して、前記第1戸袋から引き出される前記第1扉体の上方を覆う庇部材を備える、
請求項9から請求項17のいずれか一項に記載のホームドア装置。 - 前記第2戸袋よりもプラットホーム側には、
前記第2戸袋の側方の、前記第1戸袋から引き出される前記第1扉体が通過する領域のホーム側に配置されて、前記第1戸袋から引き出された前記第1扉体をプラットホームに所在する者から隔離する隔壁が設けられる、
請求項9から請求項19のいずれか一項に記載のホームドア装置。 - 前記隔壁は、外面と内面が互いに平行に形成された平板状の外形を有する、
請求項20に記載のホームドア装置。 - 前記隔壁は、少なくとも一部が透明部材で構成される、
請求項20又は請求項21に記載のホームドア装置。 - 前記戸袋に、前記隔壁がヒンジを介して揺動自在に支持されている、
請求項20から請求項22のいずれか一項に記載のホームドア装置。 - 前記第1扉体又は前記第2扉体が前記戸袋に対して進退する前に、周囲に所在する者に対して警報を発する警報手段を備える、
請求項1から請求項23のいずれか一項に記載のホームドア装置。 - 前記第1扉体又は前記第2扉体が移動する方向における異物の有無を検出する異物検出手段を備える、
請求項1から請求項24のいずれか一項に記載のホームドア装置。
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