JP2020180819A - 異常検知システム、異常検知装置、異常検知方法およびプログラム - Google Patents

異常検知システム、異常検知装置、異常検知方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】観測対象物に異常があっても正常と判定してしまう誤判定を抑制できる異常検知システムを得る。【解決手段】センサからの時系列データを入力する手段と、時系列データを周波数分析する周波数分析手段と、周波数分析の結果に基づきパワースペクトルを推定する推定手段と、パワースペクトルに基づき瞬時尤度を計算する瞬時尤度計算手段と、複数の瞬時尤度に基づき結合尤度を計算する結合尤度計算手段と、結合尤度に基づき正常または異常の判定を行う判定手段とを有するものである。【選択図】図1

Description

本発明は、機械設備が発生する音および振動などの信号から異常を検知する異常検知システム、異常検知装置、異常検知方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムに関する。
機械設備に異常が生じると、異常が音に現れることがある。インフラストラクチャーなどの点検では、異常音の確認が点検項目となっている場合もあり、異常音を検知し、機械設備が正常であるか、異常であるかを判断することは重要である。
従来技術として、鉄道車両のような機械設備の点検のために、鉄道車両の走行音データに基づいて異常音を検知する装置およびプログラムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示された装置では、走行音データのオクターブバンド出力のような周波数帯域の音圧データに対して、所定の平滑化時間で移動平均処理を行って各周波数帯域のデータを特徴ベクトルとして扱う。特許文献1の装置では、正常時の走行音データの周波数帯域のデータの特徴ベクトルを用いて、正常であるか異常であるかの評価対象の走行音データの特徴ベクトルを1クラスサポートベクターマシンによる評価の値によって、正常であるか異常であるかを判断することが記載されている。
特開2014−232084号公報
特許文献1に開示された装置では、正常であるか異常であるかの判断対象となる音響データとして走行音データの周波数帯域の音圧データを特徴ベクトルとし、その特徴ベクトルが全体的に正常時と異なるかどうかを閾値処理によって判断している。特許文献1に開示された装置では、特徴ベクトルを抽出する際、平滑化時間を一定の時間に限っているため、判定対象が限られてしまい、異常があっても正常と誤判定されるおそれがある。
本発明に係る異常検知システムは、センサからの時系列データを入力する手段と、時系列データを周波数分析する周波数分析手段と、周波数分析の結果に基づきパワースペクトルを推定する推定手段と、パワースペクトルに基づき瞬時尤度を計算する瞬時尤度計算手段と、複数の瞬時尤度に基づき結合尤度を計算する結合尤度計算手段と、結合尤度に基づき正常または異常の判定を行う判定手段と、を有するものである。
本発明に係る異常検知装置は、センサから入力される時系列データを周波数分析する周波数分析手段と、周波数分析の結果に基づきパワースペクトルを推定する推定手段と、パワースペクトルに基づき瞬時尤度を計算する瞬時尤度計算手段と、複数の瞬時尤度に基づき結合尤度を計算する結合尤度計算手段と、結合尤度に基づき正常または異常の判定を行う判定手段と、を有するものである。
本発明に係る異常検知方法は、センサからの時系列データを用いて正常か異常かを判定する異常検知方法であって、時系列データを周波数分析し、周波数分析の結果に基づきパワースペクトルを推定し、パワースペクトルに基づき瞬時尤度を計算し、複数の瞬時尤度に基づき結合尤度を計算し、結合尤度に基づき正常または異常の判定を行うものである。
本発明に係るプログラムは、センサからの時系列データを用いて正常か異常かを判定するコンピュータに、時系列データを周波数分析する手段と、周波数分析の結果に基づきパワースペクトルを推定する手段と、パワースペクトルに基づき瞬時尤度を計算する手段と、複数の瞬時尤度に基づき結合尤度を計算する手段と、結合尤度に基づき正常または異常の判定を行う手段を実行させるものである。
本発明によれば、時系列データを周波数分析した後、分析対象を限定せずに、周波数分析結果に基づきパワースペクトルを推定し、推定したパワースペクトルから瞬時尤度を計算し、複数の瞬時尤度から求めた結合尤度に基づいて、観測対象の信号が異常か否かを判定している。そのため、観測対象物に異常があっても正常と判定してしまう誤判定を抑制できる。
実施の形態1の異常検知システムの一構成例を示すブロック図である。 図1に示した信号処理部のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態1の異常検知システムが実行する異常検知方法の手順を示すフローチャートである。 図3に示したステップS104において算出される瞬時尤度の一例を示すグラフである。 実施の形態2の異常検知システムの一構成例を示すブロック図である。 実施の形態2の異常検知システムが実行する異常検知方法の手順を示すフローチャートである。 図6に示したステップS204において算出される瞬時尤度の一例を示すグラフである。 実施の形態3の異常検知システムの一構成例を示すブロック図である。 図8に示す記憶部に格納された異常原因DBの一構成例を示すテーブルである。 図8に示した記憶部に格納される異常原因DBを生成するDB生成装置の一構成例を示すブロック図である。 実施の形態3の異常検知システムが実行する異常検知方法の手順を示すフローチャートである。
本実施の形態では、異常検知システム、異常検知装置、異常検知方法およびプログラムが、機械設備から放射される音によって、機械設備の正常または異常を定量的に判断する場合について説明する。
実施の形態1.
本実施の形態1の異常検知システムの構成を説明する。
図1は、実施の形態1の異常検知システムの一構成例を示すブロック図である。異常検知システム1は、入力手段20と、信号処理部10とを有する。入力手段20は、マイク21と、収録装置22とを有する。信号処理部10は、周波数分析手段11と、推定手段12と、瞬時尤度計算手段13と、結合尤度計算手段14と、判定手段15とを有する。
マイク21は、観測対象物の放射音を受信し、受信した放射音の音響信号を電気信号に変換して収録装置22に出力する。本実施の形態1では、マイク21が受信する信号が音の場合で説明するが、受信する信号は音に限らず、振動であってもよい。また、観測対象物が放射する音および振動等の信号の情報を取得するセンサは、マイク21に限らない。
収録装置22は、アンプおよびフィルタなどの電子回路(不図示)と、A/D(Analog to Digital)変換器(不図示)とを有する。収録装置22は、マイク21から出力された電気信号を入力として、電気信号をディジタル信号化した音響データを生成し、音響データを時系列データとして信号処理部10に出力する。
周波数分析手段11は、時系列データをフーリエ変換して周波数分析を行う。フーリエ変換は、例えば、高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform:FFT)である。周波数分析手段11は、入力された音響データ(時間波形)に対して周波数分析を行う。周波数分析手段11は、音響データの周波数領域データ(複素数)を出力する。
推定手段12は、時間積分処理と、正規化処理とを行う。推定手段12は、時間積分処理において、周波数領域データ(複素数)を入力として、周波数領域データ(複素数)の絶対値の2乗を行い、各周波数の絶対値の2乗の結果に対して時間方向に積分処理を行う。推定手段12は、時間積分処理により、時間積分した結果である時間積分データを出力する。推定手段12は、正規化処理において、時間積分データを入力として、ある平均値および標準偏差を用いて、時間積分データを正規化データへ変換する。推定手段12は、正規化処理の結果として正規化データを出力する。正規化データは、周波数分布を示すパワースペクトルに相当する。
瞬時尤度計算手段13は、正規化データの大きさから、正常らしさの指標である瞬時尤度を計算し、その瞬時尤度を出力する。結合尤度計算手段14は、ある時刻の瞬時尤度を入力として、ある時刻よりも前の時刻で取得した瞬時尤度とを組み合わせ、複数の瞬時尤度から結合尤度を計算し、結合尤度を出力する。
判定手段15は、しきい値処理を行う。判定手段15は、しきい値処理において、結合尤度を入力として、結合尤度がある一定値を超えたか否かを判定することで、観測対象物の放射音が正常であるか異常であるかを判断する。判定手段15は、しきい値処理の判断結果を出力する。
図1に示した信号処理部10のハードウェア構成の一例を説明する。図2は、図1に示した信号処理部のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。信号処理部10は、プログラムを記憶するメモリ31と、メモリ31が記憶するプログラムにしたがって処理を実行するCPU(Central Processing Unit)32とを有する。メモリ31は、例えば、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリである。
なお、本実施の形態1では、信号処理部10のハードウェアがCPU32およびメモリ31で構成される場合で説明するが、この場合に限らない。図1に示す信号処理部10が備える機能のうち、一部または全部の機能を実行する、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の専用回路が、信号処理部10に設けられていてもよい。
次に、図1に示した異常検知システム1の動作手順を説明する。図3は、実施の形態1の異常検知システムが実行する異常検知方法の手順を示すフローチャートである。
観測対象物の放射音を、時間の関数としてx(t)で表現する。tは時刻を表す文字である。マイク21によって放射音x(t)が受信され、その出力をy(t)とする。収録装置22は、マイク出力y(t)を入力して、ディジタル化された出力y[n]を出力する。nは離散化時刻である。
ステップS101のFFT処理において、周波数分析手段11は、ディジタル化されたy[n]に対して高速フーリエ変換を適用し、周波数領域データY[k]を計算する。kは周波数インデックスである。
ステップS102の時間積分処理では、推定手段12は、周波数領域データY[k]に対して、振幅2乗処理および積分処理の2つの処理を行う。ここで、周波数領域データに対して、時間方向のインデックスも付与し、Ym[k]として、周波数領域データを表現することとする。mは周波数領域データに付与する時刻インデックスである。
推定手段12は、時間積分処理内の振幅2乗処理では、式(1)に基づいて、振幅2乗値Am[k]を計算する。
Figure 2020180819
推定手段12は、時間積分処理内の積分処理では、振幅2乗値Am[k]を入力として、式(2)に示す時間積分処理出力IAm[k]を計算する。式(2)において、Mは積分処理に使用する振幅2乗値の数である。
Figure 2020180819
ステップS103の正規化処理では、推定手段12は、時間積分処理出力IAm[k]を入力として、他に、平均値mean[k]および標準偏差std[k]を用いて、式(3)に示す時間積分処理出力IAm[k]を変換し、正規化出力NAm[k]を計算する。
Figure 2020180819
式(3)において、平均値mean[k]および標準偏差std[k]は、過去に収録された同じ観測対象物からの正常時の放射音に対する時間積分処理出力から推定される値である。推定手段12は、式(4)および式(5)を用いて、平均値mean[k]および標準偏差std[k]を計算する。
Figure 2020180819
Figure 2020180819
式(5)において、Qは過去に収録された同じ観測対象物からの正常時の放射音に対する時間積分処理出力の数である。この正規化処理を適用することによって、観測対象物が正常であるときの放射音の時間積分処理出力の大きさは、周波数ごとに見ると平均が0、標準偏差が1となる。
ステップS104の瞬時尤度計算処理では、瞬時尤度計算手段13は、正規化出力NAm[k]を入力として、式(6)によって、正規化出力が正常時のデータに属する尤もらしさの指標である瞬時尤度Lm[k]を計算する。瞬時尤度計算手段13は、式(6)を用いて瞬時尤度を計算すると、瞬時尤度を出力する。
Figure 2020180819
ステップS105の結合尤度計算処理では、結合尤度計算手段14は、瞬時尤度Lm[k]に加え、過去の(J−1)個の瞬時尤度も入力として、式(7)を用いて結合尤度ILm[k]を計算する。結合尤度計算手段14は、式(7)を用いて結合尤度を計算すると、結合尤度を出力する。
Figure 2020180819
ステップS106のしきい値処理では、判定手段15は、結合尤度ILm[k]を入力として、次の式(8)に示す判断基準にしたがって、観測対象物の放射音が正常であるか異常であるかを判断する。
Figure 2020180819
式(8)に示す判断基準において、δ[k]は結合尤度が正常データによって得られたものか、異常データによって得られたものかを決めるしきい値である。判定手段15は、式(8)に示す判断基準を用いることで、観測された観測対象物の放射音について周波数ごとに正常であるか、異常であるかを判定できる。
本実施の形態1の効果を説明する。本実施の形態1の異常検知システム1は、センサからの時系列データを入力する入力手段20と、周波数分析手段11と、推定手段12と、瞬時尤度計算手段13と、結合尤度計算手段14と、判定手段15とを有する。周波数分析手段11は、時系列データを周波数分析する。推定手段12は、周波数分析の結果に基づきパワースペクトルを推定する。瞬時尤度計算手段13は、パワースペクトルに基づき瞬時尤度を計算する。結合尤度計算手段14は、複数の瞬時尤度に基づき結合尤度を計算する。判定手段15は、結合尤度に基づき正常または異常の判定を行う。
本実施の形態1によれば、時系列データを周波数分析した後、分析対象を限定せずに、周波数分析結果に基づきパワースペクトルを推定し、推定したパワースペクトルから瞬時尤度を計算し、複数の瞬時尤度から求めた結合尤度に基づいて、観測対象の信号が異常か否かを判定している。そのため、観測対象物に異常があっても正常と判定してしまう誤判定を抑制できる。
本実施の形態1では、例えば、過去に収録された正常時の音響データから獲得した周波数ごとの時間積分処理出力の平均値と標準偏差を用いて、正規化出力を獲得する。この正規化出力を用いた瞬時尤度を用いることで、観測対象物からの放射音について周波数ごとに正常時からの乖離度を数値化することができる。
図4は、図3に示したステップS104において算出される瞬時尤度の一例を示すグラフである。図4の横軸は正規化出力であり、縦軸は瞬時尤度である。図4に示す瞬時尤度は、ある時刻m0およびある周波数k0に対する瞬時尤度Lm[k]の場合の例である。正規化出力NAm[k]を入力として、式(6)を用いて瞬時尤度が計算される。図4の例に示すように、正規化出力が平均値から離れるほど、つまり横軸の値が0から離れるほど、瞬時尤度は小さくなる。
本実施の形態1では、結合尤度計算手段14が時間方向に1つまたは複数の瞬時尤度の値を乗算して結合尤度を獲得する。獲得された結合尤度に対して、判定手段15が、式(8)を用いた、しきい値処理を適用することで、正常か異常かの判定を行う。結合尤度を用いることによって、判定手段15がある時間の間に継続して異常と判定できたときのみ、最終的に異常であると判定することができる。この仕組みによって、偶発的に異常と判定されることによる誤警報の影響を軽減できる。
実施の形態2.
本実施の形態2の異常検知システムは、過去に観測された観測対象物の正常時のデータに基づいて、正常か異常かを判定するものである。本実施の形態2では、実施の形態1で説明した構成と同一の構成について同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
本実施の形態2の異常検知システムの構成を説明する。
図5は、実施の形態2の異常検知システムの一構成例を示すブロック図である。異常検知システム1aは、入力手段20と、信号処理部10aとを有する。信号処理部10aは、周波数分析手段11と、推定手段12aと、瞬時尤度計算手段13aと、結合尤度計算手段14と、判定手段15とを有する。
推定手段12aは、時間積分処理と、第2正規化処理とを行う。推定手段12は、時間積分処理において、周波数領域データ(複素数)を入力として、周波数領域データ(複素数)の絶対値の2乗を行い、各周波数の絶対値の2乗の結果に対して時間方向に積分処理を行って時間積分データを求める。推定手段12aは、第2正規化処理において、過去に収録された同じ観測対象物からの正常時の放射音に対する時間積分データを入力として、ある平均値および標準偏差を用いて、時間積分データを正規化データへ変換する。推定手段12aは、第2正規化処理の結果として正規化データを出力する。
瞬時尤度計算手段13aは、過去に収録されたデータに基づいて、正常時の時間積分処理の出力の分布形状を周波数ごとに保持している。瞬時尤度計算手段13aは、正規化データの大きさから、正常らしさの指標である瞬時尤度を計算し、その瞬時尤度を出力する。過去に収録されたデータ、および正常時の時間積分処理の出力の周波数ごとの分布形状はは、メモリ31に記憶される。
なお、本実施の形態2の信号処理部10aのハードウェア構成は、実施の形態1で説明した信号処理部10の構成と同様であるため、その詳細な説明を省略する。信号処理部10aが備える機能が図2に示したCPU32によって実行されてもよく、信号処理部10aが備える機能のうち、一部または全部の機能を実行する回路がASIC等の専用回路で構成されてもよい。
次に、図5に示した異常検知システム1aの動作手順を説明する。図6は、実施の形態2の異常検知システムが実行する異常検知方法の手順を示すフローチャートである。
本実施の形態2においても、実施の形態1と同様に、観測対象物の放射音を、時間の関数としてx(t)で表現する。マイク21によって放射音x(t)が受信され、その出力をy(t)とする。収録装置22は、マイク出力y(t)を入力して、ディジタル化された出力y[n]を出力する。ここで、tは時刻を表す文字であり、nは離散化時刻である。
図6に示すステップS201、S202、S205およびS206のそれぞれは実施の形態1において図3を参照して説明したステップS101、S102、S105およびS106のそれぞれと同様な処理であるため、ここではその詳細な説明を省略する。
図6に示すステップS203の第2正規化処理は、図3を参照して説明したステップS103の正規化処理と比べ、平均値および標準偏差の計算方法が異なる。そのため、第2正規化処理は、正規化された出力も図3に示したステップS103の正規化処理と異なる。
ステップS203の第2正規化処理では、推定手段12aは、過去に収録された同じ観測対象物からの正常時の放射音に対する時間積分処理出力を用いて、時間積分処理出力の確率密度関数p(IAm[k])を求める。p(IAm[k])は、IAm[k]の大きさがIAm[k]−(1/2)dx〜IAm[k]+(1/2)dxの範囲内にある数を、データ総数Qによって除算した値である。ここで、dxは確率密度分布を計算する際に設定するパラメータである。
推定手段12aは、確率密度関数p(IAm[k])と、式(9)および式(10)とを用いて、平均値mean[k]と標準偏差std[k]を計算する。
Figure 2020180819
Figure 2020180819
ステップS203の第2正規化処理では、推定手段12aは、時間積分処理出力IAm[k]を入力として、平均値mean[k]と標準偏差std[k]を用いて、式(11)に示すように、時間積分処理出力IAm[k]を変換し、正規化出力NA2m[k]を計算する。
Figure 2020180819
また、推定手段12aは、平均値mean[k]と標準偏差std[k]を用いて、確率密度関数p(IAm[k])も正規化し、その正規化した確率密度関数をp(NA2m[k])とする。
ステップS204の第2瞬時尤度計算処理では、瞬時尤度計算手段13aは、正規化出力NA2m[k]と正規化した確率密度関数P(NA2m[k])とを用いて、瞬時尤度L2m[k]を求める。瞬時尤度計算手段13aは、例えば、ある時刻mに対する瞬時尤度L2m[k]を、式(12)を用いて算出する。瞬時尤度計算手段13aは、式(12)で求めた瞬時尤度L2m[k]を出力する。
Figure 2020180819
本実施の形態2の効果を説明する。実施の形態1の正規化処理および瞬時尤度計算処理では、正常時の時間積分処理出力が正規分布であるとして、正常時の積分処理出力の平均値および標準偏差を推定し、その値を用いて正規化出力を計算し、瞬時尤度も計算していた。しかし、正常時の時間積分処理の出力の分布は、必ずしも正規分布であるとは限らない。この場合、実施の形態1では、時間積分処理出力を用いて、正常か異常かの判定を適切に行うことができない場合がある。
そこで、本実施の形態2では、過去に観測された正常時のデータに基づいて時間積分処理の出力を用いて、その値の確率密度分布を推定し、その分布に基づいて平均値および標準偏差を計算することで、正規化出力および瞬時尤度の推定をより適切に行うことができる。
図7は、図6に示したステップS204において算出される瞬時尤度の一例を示すグラフである。図7の横軸は正規化出力であり、縦軸は瞬時尤度である。図7は、第2正規化処理の出力と正規化した確率密度関数とを用いて、第2瞬時尤度処理を行うイメージを示す。図7に示すように、過去に観測された正常時のデータに基づいて算出された瞬時尤度は、図4に示した平均値となる正規化出力とは異なる値の正規化出力にピークが見られる。
実施の形態3.
本実施の形態3の異常検知システムは、観測対象物が異常と判定された場合、異常原因を推定するものである。本実施の形態3では、実施の形態1および2で説明した構成と同一の構成について同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
本実施の形態3の異常検知システムの構成を説明する。図8は、実施の形態3の異常検知システムの一構成例を示すブロック図である。異常検知システム1bは、入力手段20と、信号処理部10bと、記憶部25とを有する。記憶部25は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)装置である。記憶部25は、過去に観測された異常時の異常原因に対応して観測対象物の放射音に関連するデータを記憶する異常原因データベース(DB)を有する。信号処理部10bは、周波数分析手段11と、推定手段12aと、瞬時尤度計算手段13aと、結合尤度計算手段14と、判定手段15と、異常推定手段12bと、異常確度計算手段16と、確度比較手段17とを有する。
図9は、図8に示す記憶部に格納された異常原因DBの一構成例を示すテーブルである。図9に示すように、異常原因DBには、各異常原因に対応して、データの平均値および標準偏差値が格納されている。
異常推定手段12bは、判定手段15による、しきい値処理において異常と判定された場合、第3正規化処理を行う。異常推定手段12bは、第3正規化処理において、推定手段12aから取得する時間積分データと、異常音原因DBが記憶するデータとを参照する。異常推定手段12bは、各異常原因における平均値および標準偏差を入力とし、正規化データへ変換する。異常推定手段12bは、第3正規化処理による結果を正規化データとして出力する。
瞬時尤度計算手段13aは、正規化データの大きさから、各異常原因によるデータらしさの指標である瞬時尤度を計算し、その瞬時尤度を出力する。異常確度計算手段16は、各異常原因に関する確度を計算し、異常原因毎に確度を出力する。確度比較手段17は、各異常原因の確度を比較し、異常原因の推定結果を出力する。
ここで、異常原因DBを生成するDB生成装置の一例を説明する。図10は、図8に示した記憶部に格納される異常原因DBを生成するDB生成装置の一構成例を示すブロック図である。DB生成装置2は、入力手段20と、記憶部25と、信号処理部10cとを有する。信号処理部10cは、周波数分析手段11と、時間積分処理手段18と、データ記録手段19とを有する。信号処理部10cのハードウェアは、例えば、マイクロコンピュータである。
マイク21は、ある原因による異常状態における観測対象物の放射音を受信すると、受信した放射音の音響信号を電気信号に変換して収録装置22に出力する。収録装置22は、マイク21から出力された電気信号をディジタル信号化した音響データを生成し、異常状態の音響データを時系列データとして周波数分析手段11に出力する。
時間積分処理手段18は、周波数分析手段11から受け取る周波数領域データ(複素数)を入力として、周波数領域データ(複素数)の絶対値の2乗を行い、各周波数の絶対値の2乗結果に対して時間方向に積分処理を行う。時間積分処理からは、この時間積分した結果である、時間積分データを出力する。データ記録手段19は、時間積分データの平均値および標準偏差を計算する。データ記録手段19は、時間積分データの平均値および標準偏差を、各異常原因に対応させて記憶部25に保存し、異常原因データベースを生成する。
ここでは、異常原因DBを生成する装置を説明するために図8に示す異常検知システム1bとは別に、図10に示すDB生成装置2を参照したが、図10に示すDB生成装置2の機能が図8に示した異常検知システム1bに含まれていてもよい。例えば、信号処理部10bの推定手段12aが時間積分処理手段18によって実行される時間積分処理の機能を備え、信号処理部10bがデータ記録手段19を有していればよい。
なお、本実施の形態3の信号処理部10bのハードウェア構成は、実施の形態1で説明した信号処理部10の構成と同様であるため、その詳細な説明を省略する。信号処理部10bが備える機能が図2に示したCPU32によって実行されてもよく、信号処理部10bが備える機能のうち、一部または全部の機能を実行する回路がASIC等の専用回路で構成されてもよい。
また、本実施の形態3では、異常原因DBにおいて、異常原因に対応して異常時の時間積分データの平均値および標準偏差が格納される場合で説明したが、観測対象の異常を示すデータは平均値および標準偏差に限らない。例えば、異常原因に対応して、異常時の時系列データおよびパワースペクトルのうち、一方または両方が、異常原因DBに格納されていてもよい。また、推定手段12aと異常推定手段12bとを分けて説明したが、推定手段12aが異常推定手段12bの機能を備えていてもよい。さらに、異常推定手段12bが異常確度計算手段16および確度比較手段17の機能を備えていてもよい。
次に、図8に示した異常検知システム1bの動作手順を説明する。図11は、実施の形態3の異常検知システムが実行する異常検知方法の手順を示すフローチャートである。図11に示すステップS301〜S306は実施の形態2における図6に示すステップS201〜S206と同様な処理であるため、ここではその詳細な説明を省略する。
ステップS306のしきい値処理の判定の結果、異常と判定された場合、異常推定手段12bはステップS307の第3正規化処理を実行する。第3正規化処理は、第2正規化処理と比べ、正規化に使用する平均値および標準偏差が異なる。第3正規化処理において、異常推定手段12bは、異常原因DBに格納されている各異常原因に対応する平均値および標準偏差を使用して、式(13)に示すように、時間積分データを正規化する。
Figure 2020180819
式(13)において、上付きのcasedは、各異常原因に付与されるid番号を示す。平均値meancased[k]および標準偏差stdcased[k]は、同じ観測対象物が、ある異常原因dにより異常状態である場合に放射した音に対する時間積分処理出力から推定された値であり、異常原因DBに保存されている。
ステップS308の第3瞬時尤度計算処理では、瞬時尤度計算手段13aは、正規化出力NA3mcased[k]と正規化した確率密度関数p(NA3mcased[k])とを用いて、各異常原因dに関する瞬時尤度L3mcased[k]を、式(14)を用いて求める。式(14)によって算出される瞬時尤度を、以下では、異常時瞬時尤度と称する。
Figure 2020180819
ステップS309の異常確度計算処理では、異常確度計算手段16は、各異常原因dに関する異常時瞬時尤度L3mcased[k]を用いて、式(15)を用いて、異常確度CFmcasedを計算する。
Figure 2020180819
式(15)において、wcased[k]は、各周波数に関して瞬時尤度が確度へ与える寄与度を付与するための重みである。異常確度計算手段16は、式(16)を用いて、重みwcased[k]を計算する。式(16)において、lは任意の係数である。
Figure 2020180819
ステップS310の確度比較処理では、確度比較手段17は、式(17)に示すように、異常原因の中で最も確度が高いものを選択し、異常原因の推定結果resultmとして出力する。
Figure 2020180819
式(17)において、δCFは、異常原因DBに含まれる異常原因に当てはまるか当てはまらないかを判断するためのしきい値である。resultm=0は、異常原因DBに保存されている複数の異常原因のうち、どの異常原因にも当てはまらないことを示す。
本実施の形態3の効果を説明する。実施の形態1および2の異常成分検出処理では、異常周波数を特定することが可能であった。しかし、実施の形態1および2のいずれの実施の形態も、異常の原因を推定することは不十分であった。
そこで、本実施の形態3では、過去に観測された、各異常原因による異常時のデータに基づいた時間積分処理の出力を用いて、その値の確率密度分布を推定し、その分布に基づいて平均値および標準偏差を計算することで、異常原因を推定できる。
本実施の形態3では、異常である周波数成分および異常の原因を特定するために、各周波数成分における音の強さがどの程度であれば、正常または異常として尤もらしいか、定量的に計算している。そのため、異常音が検知された場合に、単に正常であるか異常であるかの判断結果だけでなく、具体的にどの周波数成分または周波数帯域が異常であるか、また、異常の原因が何であるかを特定することが可能となる。
なお、上述した実施の形態1〜3について、2つ以上の実施の形態を組み合わせてもよい。また、実施の形態1では、正規分布を前提としたが、例えば、χ2乗分布など、適用分野によっては前提として他の分布形状を考えることができる場合がある。そのような場合は、前提とする分布形状を変えてもよい。
実施の形態1〜3の時間積分処理では、重み無しの移動平均処理を説明したが、重み付き移動平均処理または指数積分など、一般に用いられる時間積分処理を用いてもよい。実施の形態1〜3では、周波数分析にFFTを用いたが、ウェーブレット変換またはオクターブ分析処理など、他の周波数分析処理を適用してもよい。
また、実施の形態3では、異常確度計算処理について、周波数に関する総積で示したが、調和平均など、他の計算方法により、周波数に関して統合してもよい。実施の形態3では、異常原因推定処理の出力として、確度比較処理にて最も確度が高いもののみを選択すると説明したが、複数の異常原因に関する確度を出力してもよい。
また、実施の形態1および2において、音響データに対して正常か異常かを判定する場合について説明したが、他の信号、例えば、振動センサの出力、および電波など、周波数分析を用いる分野にも、実施の形態1〜3のいずれの実施の形態の技術を適用できる。
実施の形態1〜3では、異常検知システムの場合で説明したが、入力手段20と接続される異常検知装置が、センサから入力される時系列データを用いて、上述の異常検知方法を実行してもよい。この場合の異常検知装置は、コンピュータ等の情報処理装置であってもよい。
1、1a、1b 異常検知システム
2 DB生成装置
10、10a〜10c 信号処理部
11 周波数分析手段
12、12a 推定手段
12b 異常推定手段
13、13a 瞬時尤度計算手段
14 結合尤度計算手段
15 判定手段
16 異常確度計算手段
17 確度比較手段
18 時間積分処理手段
19 データ記録手段
20 入力手段
21 マイク
22 収録装置
25 記憶部
31 メモリ
32 CPU

Claims (9)

  1. センサからの時系列データを入力する手段と、
    前記時系列データを周波数分析する周波数分析手段と、
    前記周波数分析の結果に基づきパワースペクトルを推定する推定手段と、
    前記パワースペクトルに基づき瞬時尤度を計算する瞬時尤度計算手段と、
    複数の前記瞬時尤度に基づき結合尤度を計算する結合尤度計算手段と、
    前記結合尤度に基づき正常または異常の判定を行う判定手段と、
    を有する異常検知システム。
  2. 前記推定手段は、過去に収録された正常時の時系列データから正常時のパワースペクトルの大きさの確率密度関数を求め、
    前記瞬時尤度計算手段は、前記推定手段によって求められた前記確率密度関数を用いて前記瞬時尤度を計算する、請求項1に記載の異常検知システム。
  3. 過去に収録された異常時の異常原因に対応して時系列データを記憶する異常原因データベースと、
    前記センサから受け取る時系列データが異常であると前記判定手段によって判定された場合、前記異常原因データベースを基に異常原因を推定する異常推定手段と、
    をさらに有する、請求項1または2に記載の異常検知システム。
  4. 前記異常時の時系列データを前記異常原因データベースに記録するデータ記録手段をさらに有し、
    前記推定手段は、各異常原因に対応する時系列データのパワースペクトルを推定し、
    前記データ記録手段は、前記異常原因毎に前記パワースペクトルの情報を保存して前記異常原因データベースを生成する、請求項3に記載の異常検知システム。
  5. 前記異常推定手段が前記異常原因を推定する際、前記瞬時尤度計算手段は、前記異常原因データベースに保存された、各異常原因に対応する前記パワースペクトルを用いて、異常時瞬時尤度を計算し、
    前記結合尤度計算手段は、前記瞬時尤度計算手段によって計算された前記異常時瞬時尤度を用いて前記結合尤度を計算する、請求項4に記載の異常検知システム。
  6. 前記異常推定手段は、過去に収録された異常原因に対応する前記時系列データから、各異常原因に対応する前記パワースペクトルの大きさの確率密度関数を求め、
    前記瞬時尤度計算手段は、前記異常推定手段が求めた前記確率密度関数を用いて前記異常時瞬時尤度を計算する、請求項5に記載の異常検知システム。
  7. センサから入力される時系列データを周波数分析する周波数分析手段と、
    前記周波数分析の結果に基づきパワースペクトルを推定する推定手段と、
    前記パワースペクトルに基づき瞬時尤度を計算する瞬時尤度計算手段と、
    複数の前記瞬時尤度に基づき結合尤度を計算する結合尤度計算手段と、
    前記結合尤度に基づき正常または異常の判定を行う判定手段と、
    を有する異常検知装置。
  8. センサからの時系列データを用いて正常か異常かを判定する異常検知方法であって、
    前記時系列データを周波数分析し、
    前記周波数分析の結果に基づきパワースペクトルを推定し、
    前記パワースペクトルに基づき瞬時尤度を計算し、
    複数の前記瞬時尤度に基づき結合尤度を計算し、
    前記結合尤度に基づき正常または異常の判定を行う、
    異常検知方法。
  9. センサからの時系列データを用いて正常か異常かを判定するコンピュータに、
    前記時系列データを周波数分析する手段と、
    前記周波数分析の結果に基づきパワースペクトルを推定する手段と、
    前記パワースペクトルに基づき瞬時尤度を計算する手段と、
    複数の前記瞬時尤度に基づき結合尤度を計算する手段と、
    前記結合尤度に基づき正常または異常の判定を行う手段を実行させるためのプログラム。
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