JP2020180809A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電源端子の異常状態の検出精度を向上させる。【解決手段】第1の電源電圧が供給される第1と第2の電源端子と、第2の電源電圧が供給される第3の電源端子と、第1と第2の電源端子が接続される電源配線と、診断時に電源配線から第3の電源端子に電流を流す第1の電流生成回路と、第1の電源端子の近傍で電源配線に接続され、診断時に電源配線から第3の電源端子に電流を流す第2の電流生成回路とを備えた半導体装置で、第1の電流生成回路の電圧と第2の電流生成回路の電圧とを比較することで、電源端子の診断を行う。【選択図】図1

Description

本発明は複数の電源端子を有する半導体装置の半田付け不良やボンディングワイヤの断線検出に関する。
近年、高い信頼性が要求される半導体装置や半導体装置を搭載した電子システムでは、半導体装置内部で使用する1つの電源電圧に対し、複数の電源端子が設けられる。複数の電源端子を設けることにより、以下の効果があるからである。半導体装置内部の各素子への電源電圧供給の品質を高める(所謂、電圧ドロップの防止)ことが可能となる。1つの電源端子で半田不良やボンディングワイヤの断線があったとしても、他の電源端子から電源電圧を供給し続けることが可能となる。
特許文献1には、複数の電源端子を有する半導体装置で電源電圧の異常を検出する技術が記載されている。より具体的には、半導体装置の電源パッド近傍に電源電圧を検査する電源検査回路が設けられている。当該電源検査回路は、近傍の電源パッドに供給される電源電圧が閾値電圧よりも低下した場合、異常状態であることを検出する。上述した通り、1つの電源電圧を複数の電源端子から供給される半導体装置では、1つの電源パッドが断線しても他の電源パッドから電源電圧供給が維持される。しかし、電源検査回路により電源電圧が閾値電圧よりも低いことを検出したということは、その近傍にある電源パッドには他の電源パッドから、電圧ドロップを伴って電源が供給されていることを意味する。すなわち、その近傍の電源パッドには断線(あるいは半田付け不良)が生じていることを意味する。このような場合、半導体装置は完全に動作停止にはならないが、動作不良となる可能性があるため、特許文献1では異常状態として検出している。
特開2014−163917号公報
しかしながら、電源検査回路による異常状態の検出を、監視している電圧と閾値電圧との比較で行っているため、誤検出してしまう可能性がある。電源電圧の低下は、その時動作している素子の消費電流で決まるため、一定ではないからである。従って、閾値電圧の設定によっては誤検出となる可能性がある。
その他の課題および新規な特徴は、本明細書および図面の記載から明らかになる。
一実施の形態に係る半導体装置は、第1の電源電圧が供給される第1と第2の電源端子と、第2の電源電圧が供給される第3の電源端子と、第1と第2の電源端子が接続される電源配線と、を備える。半導体装置は、診断時に電源配線から第3の電源端子に電流を流す第1の電流生成回路と、第1の電源端子の近傍で電源配線に接続され、診断時に電源配線から第3の電源端子に電流を流す第2の電流生成回路とを備える。半導体装置は、第1の電流生成回路の電圧と第2の電流生成回路の電圧とを比較することで、電源端子の診断を行う。
一実施の形態に係る半導体装置では、電源端子の異常状態の検出精度を上げることができる。
図1は実施の形態1に係る半導体装置のブロック図である。 図2は実施の形態1に係る半導体装置の動作を示すフローチャートである。 図3は実施の形態1に係る半導体装置の電圧を示す図である。 図4は実施の形態1に係る半導体装置の電圧を示す図である。 図5は実施の形態1に係る半導体装置の電圧を示す図である。 図6は実施の形態1の変形例のブロック図である。 図7は実施の形態2に係る半導体装置のブロック図である。 図8は実施の形態2に係る半導体装置の動作を示すフローチャートである。 図9は実施の形態2に係る半導体装置の電圧を示す図である。 図10は実施の形態2に係る半導体装置の電圧を示す図である。 図11は実施の形態2に係る半導体装置の電圧を示す図である。 図12は実施の形態3に係る半導体装置のブロック図である。 図13は実施の形態3に係る半導体装置の動作を示すフローチャートである。
以下、一実施の形態に係る半導体装置について、図面を参照して詳細に説明する。なお、明細書および図面において、同一の構成要件または対応する構成要件には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。また、図面では、説明の便宜上、構成を省略または簡略化している場合もある。また、各実施の形態の少なくとも一部は、互いに任意に組み合わされてもよい。
[実施の形態1]
(半導体装置の構成)
図1は、実施の形態1に係る半導体装置10の構成を示すブロック図である。
図1に示されるように、半導体装置10は、内部回路11、12を有し、内部回路11、12に対して第1の電源電圧を供給する電源配線13、第2の電源電圧を供給する電源配線14を有する。電源配線13には、外部電源から電源供給を受けるための電源端子15、16が接続されている。同じく、電源配線14には電源端子17、18が接続されている。ここで第1の電源電圧は5Vや3Vといった電源電圧であり、第2の電源電圧はグラウンド電圧である。また、内部回路11、12は入出力回路(I/O回路)や所定の機能を実現する機能回路である。なお、図1では、説明簡略化のため、2つの内部回路を記載しているが、3つ以上の内部回路を備えてもよい。また、2種類の電源電圧を記載しているが、複数の内部回路で多種の電源電圧を使う回路、所謂、多電源回路であってもよい。多電源回路の場合は、それぞれの電源配線に対して複数の電源端子が設けられる。
半導体装置10は更に、異常検出回路19、20、電流生成回路21、制御回路28を有する。異常検出回路19、20、電流生成回路21は、第1、第2の電源電圧で動作する。異常検出回路19は電源端子15、17の近傍(ノードN3、N6)で電源配線13、14に接続される。異常検出回路20は電源端子16、18の近傍(ノードN2、N5)で電源配線13、14に接続される。電流生成回路21は電源端子15、16から見て中間点、すなわち異常検出回路19、20よりも離れた点(ノードN1)で電源配線13に接続される。また、電流生成回路21は電源端子17、18から見て中間点、すなわち異常検出回路19、20よりも離れた点(ノードN4)で電源配線14に接続される。言い換えると、異常検出回路19は、電流生成回路21が電源配線13、14に接続する点よりも電源端子15、17に近い点で電源配線13、14に接続される。異常検出回路20についても同様である。異常検出回路19は電流生成回路22と比較器24、25とを有する。同様に、異常検出回路20は電流生成回路23と比較器26、27とを有する。電流生成回路21、22、23はそれぞれ抵抗21a,22a、23aとスイッチ21b、22b、23bで構成される。抵抗R1、R2は電源配線13の配線抵抗を示す。同様に、抵抗R3、R4は電源配線14の配線抵抗を示す。
異常検出回路19、20の配置について更に詳細に説明する。異常検出回路19、20内の比較器24〜27は第1、第2の電源電圧で動作する。比較器24、25は、電源端子15の近傍で電源配線13に接続されて第1の電源電圧が供給され、電源端子17の近傍で電源配線14に接続されて第2の電源電圧が供給される。比較器26、27は、電源端子16の近傍で電源配線13に接続されて第1の電源電圧が供給され、電源端子18の近傍で電源配線14に接続されて第2の電源電圧が供給される。電流生成回路22内の抵抗22aの一端は電源端子15の近傍で電源配線13に接続され、他端はスイッチ22bを介して電源端子17の近傍で電源配線14に接続される。電流生成回路23内の抵抗23aの一端は電源端子16の近傍で電源配線13に接続され、他端はスイッチ23bを介して電源端子18の近傍で電源配線14に接続される。
電流生成回路21の配置について更に詳細に説明する。電流生成回路21内の抵抗21aの一端はノードN1に接続され、他端はスイッチ21bを介してノードN4に接続される。別の言い方をすると、電流生成回路21は、異常検出回路19を電源端子15に接続する配線の抵抗よりも大きな抵抗値の配線抵抗(抵抗R1)を経由して電源端子15に接続される。かつ、電流生成回路21は、異常検出回路20を電源端子16に接続する配線の抵抗よりも大きな配線抵抗(抵抗R2)を経由して電源端子16に接続される。また、電流生成回路21は、異常検出回路19を電源端子17に接続する配線の抵抗よりも大きな抵抗値の配線抵抗(抵抗R3)を経由して電源端子17に接続される。電流生成回路21は、異常検出回路20を電源端子18に接続する配線の抵抗よりも大きな抵抗値の配線抵抗(抵抗R4)を経由して電源端子18に接続される。
比較器24、26の非反転入力はノードN1で電源配線13に接続される。比較器24の反転入力はノードN2で電源配線13に接続される。比較器26の反転入力はノードN3で電源配線13に接続される。比較器25、27の反転入力はノードN4で電源配線14に接続される。比較器25の非反転入力はノードN5で電源配線14に接続される。比較器27の非反転入力はノードN6で電源配線14に接続される。
制御回路28は、電流生成回路21、22、23のスイッチ21b、22b、23bと比較器24〜27の制御と、比較器24〜27からの比較結果を受け取り、異常が検出されたかどうかを判断する回路である。詳細は後述する。なお、制御回路28は図1では第1、第2の電源電圧で動作するようになっているが、別の電源電圧で動作しても構わない。また、制御回路28は専用の回路であっても良いし、CPUによる制御であっても良い。
ここで本実施の形態で使用しているノードについて説明しておく。本実施の形態ではノードを電源配線との接続点として使用しているが、電源配線上の1点を指しているわけではない。電源配線において、ほぼ同電位となる部分の代表点に対してノード名をつけている。例えば、図1では、電流生成回路21の抵抗はノードN0で電源配線13に接続しているが、ノードN0の電位はノードN1の電位とほぼ同じである。従って、本実施の形態では、電流生成回路21はノードN1に接続している、と表現している。他のノードについても同様である。
(半導体装置の動作)
次に本実施の形態に係る半導体装置10の動作について説明する。図2は制御回路28の動作を示すフローチャートである。まず、異常検出回路19、20により異常診断を行うかどうかを判断する(ステップS10)。第1の実施の形態では、異常診断は半導体装置10が通常動作する前に行うのが望ましい。例えば半導体装置10の電源投入時や、スリープモードから動作モードに復帰する時に行えばよい。
異常診断を行わない場合、制御回路28は、電流生成回路21、22、23のそれぞれのスイッチ21b、22b、23bをオフにする。また、制御回路28はそれぞれの比較器24〜27の比較動作を無効にする制御信号を出力する(ステップS14)。この場合、各電流生成回路21、22、23には電流が流れず、また各比較器24〜27は比較結果を出力しない(あるいは、後述する制御回路28による診断結果が「正常」と判断するための信号を出力する)。
異常診断を行う場合、制御回路28は電流生成回路21、22、23のそれぞれのスイッチ21b、22b、23bをオンにする。また、制御回路28はそれぞれの比較器24〜27の比較動作を有効にする制御信号を出力する(ステップS11)。
次に、異常診断を行う場合の電流生成回路21〜23の動作と比較器24〜27の動作を説明する(ステップS12)。
まず、電源端子15〜18に断線や半田付け不良などの異常がない場合で説明する。制御回路28により各スイッチ21b、22b、23bがオンになると、電源端子15、16から電流生成回路21〜23を経由して電源端子17、18に向けて電流が流れる。より詳細には、電源端子15からノードN3、電流生成回路22、ノードN6を経由して電源端子17に電流が流れる。電源端子16からノードN2、電流生成回路23、ノードN5を経由して電源端子18に電流が流れる。電源端子15、16からノードN2、N3、抵抗R1、R2、ノードN1、電流生成回路21、ノードN4、抵抗R3、R4、ノードN5、N6を経由して電源端子17、18に電流が流れる。
図3は電源端子15〜18とノードN1、N4の電圧を示している。電源端子15、16に異常がない場合、それぞれ第1の電源電圧(5Vや3Vといった電源電圧)が供給され、ノードN2、N3も第1の電源電圧と同じ電圧になる。ノードN2、N3は電源配線13上の電源端子15、16の近傍のノードだからである。電源端子17、18に異常がない場合、ノードN5、N6は第2の電源電圧(グラウンド電圧)と同じ電圧となる。ノードN5、N6は電源配線14上の電源端子17、18の近傍のノードだからである。ノードN1の電圧は第1の電源電圧よりも低い電圧となる。なぜなら、上述した通り、電源端子15、16から抵抗R1、R2、電流生成回路21を経由して電流が流れるため、電源端子15、16の電圧から電圧ドロップが発生するためである。ノードN4の電圧は第2の電源電圧よりも高い電圧とある。なぜなら、電源端子15、16から電流生成回路21を経由してノードN4に流れてきた電流は、抵抗R3、R4を経由して電源端子17、18に流れるからである。
比較器24の非反転入力はノードN1に接続されるため第1の電源電圧よりも低い電圧となる。比較器24の反転入力はノードN2に接続されるため、第1の電源電圧となる。従って、比較器24は比較結果としてローレベル(L)を出力する。比較器26についても同様に、非反転入力はノードN1に接続されるため第1の電源電圧より低い電圧となり、反転入力はノードN3に接続されるため第1の電源電圧となる。従って、比較器26も比結果としてLを出力する。
比較器25の非反転入力はノードN5に接続されるため第2の電源電圧となる。比較器25の反転入力はノードN4に接続されるため第2の電源電圧よりも高い電圧となる。従って、比較器25はLを出力する。比較器27についても同様に、比較器27の非反転入力はノードN6に接続されるため第2の電源電圧となる。比較器27の反転入力はノードN4に接続されるため第2の電源電圧よりも高い電圧となる。従って、比較器27もLを出力する。
すべての比較器24〜27がLを出力するため、制御回路28はすべての電源端子15〜18には異常が発生していないと判断し、判断結果を出力する(ステップS13)。判断結果は外部端子から半導体装置10の外部に出力してもよいし、半導体装置10が有するCPU(不図示)に出力し、CPUに動作継続を指示するようにしてもよい。異常が発生していないと判断した場合は、制御回路28は各電流生成回路21〜23のスイッチ21b、22b、23bをオフにし、異常診断を終了する(ステップS14)。
次いで電源端子15〜18のいずれかに断線や半田付け不良といった異常がある場合で説明する。ここでは電源端子15に異常があった場合で説明する。制御回路28により各スイッチ21b、22b、23bがオンになると、電源端子16からノードN2、電流生成回路23、ノードN5を経由して電源端子18に電流が流れる。また、制御回路28により各スイッチ21b、22b、23bがオンになると、電源端子16からノードN2、抵抗R2、ノードN1、電流生成回路21、抵抗R3、R4を経由して電源端子17、18に電流が流れる。また、異常がある電源端子15からは電流は流れないが、電源端子16からノードN2、抵抗R2、ノードN1、抵抗R1、電流生成回路22、ノードN6を経由して電源端子17に電流が流れる。
図4は電源端子16〜18とノードN1、N3、N4の電圧を示している。ノードN1の電圧は抵抗R2の電圧ドロップにより第1の電源電圧よりも低くなる。ノードN3の電圧はノードN1の電圧よりも低くなる。なぜなら、上述した通り、ノードN3には電源端子16からノードN2、抵抗R2、抵抗R1を経由して電流が流れるため、ノードN1よりも大きな電圧ドロップとなるからである。
比較器26の非反転入力はN1(第1の電源電圧より低い電圧)、反転入力はN3(N1より更に低い電圧)であるため、比較器26はハイレベル(H)を出力する。比較器24の非反転入力はN1、反転入力はN2(第1の電源電圧)であるため、比較器24の出力はLである。比較器25の非反転入力はN5(第2の電源電圧)、反転入力はN4(第2の電源電圧より高い電圧)であるため、比較器25の出力はLである。比較器27の非反転入力はN6(第2の電源電圧)、反転入力はN4(第2の電源電圧より高い電圧)であるため、比較器27の出力はLである。
なお、電源端子15の場合で説明したが、電源端子15ではなく、電源端子16に異常が発生した場合は、比較器24がHを出力することになる。
次いで電源端子17に異常があった場合で説明する。制御回路28により各スイッチ21b、22b、23bがオンになると、電源端子18には、電流生成回路22からノードN6、抵抗R3、ノードN4、抵抗R4、ノードN5を経由した電流が流れる。また、制御回路28により各スイッチ21b、22b、23bがオンになると、電流生成回路21からノードN4、抵抗R4、ノードN5を経由した電流、電流生成回路23からノードN5を経由した電流が流れる。異常がある電源端子17には電流は流れない。
図5は電源端子15、16、18とノードN1、N4、N6の電圧を示している。上述した場合と同様に、ノードN1の電圧は第1の電源電圧より低くなる。ノードN4の電圧は第2の電圧よりも高くなる。ノードN6の電圧はノードN4よりも高くなる。なぜなら、電流生成回路22、ノードN6、抵抗R3、ノードN4、抵抗R4、ノードN5を経由して電流が流れるため、ノードN4の電圧は抵抗R3によりノードN6よりも電圧ドロップするためである。
比較器27の非反転入力(ノードN6)は反転入力(ノードN4)よりも高い電圧となるため、比較器27はHを出力する。比較器25の非反転入力(ノードN5)は反転入力(ノードN4)よりも低い電圧となるため、比較器25の出力はLである。また、比較器24、26の出力もLである。
なお、電源端子17の場合で説明したが、電源端子17ではなく、電源端子18に異常が発生した場合は、比較器25がHを出力する。
制御回路28は、比較器26がHを出力している場合は電源端子15に異常が発生していると判断でき、比較器27がHを出力している場合は電源端子17に異常が発生していると判断できる。すなわち、電源端子に対応している比較器の出力を見ることで、どの電源端子に異常が発生しているか判断できる。電源端子の一部に異常が発生した場合は、例えば判断結果を受信したCPUは、異常発生の警告を出力するとともに、処理中のデータを不揮発性メモリにセーブし、処理を終了させることができる(ステップS15)。
ここで、電源端子15〜18と異常検出回路19(比較器24、25)および異常検出回路20(比較器26、27)との関係について説明する。上述した通り、例えば電源端子15に異常が発生した場合、異常検出回路20(比較器26)がその異常を検出する。ここで、もし、異常検出回路20の動作電源電圧(第1の電源電圧)が電源端子15の近傍のノードから供給されていると、異常検出回路20の動作が不安定となり、異常検出回路20の出力結果は信用できない。そこで本実施の形態では、異常検出回路20の動作電源電圧は、監視対象の電源端子15ではなく、電源端子16の近傍のノードから供給されるようにしている。第2電源電圧(グラウンド電圧)についても同様である。また、異常検出回路19についても同様である。これにより、電源端子に異常があった場合でも、異常検出回路の動作に与える影響を抑えることが出来る。
(効果)
以上のように、本実施の形態に係る半導体装置では、複数の電源端子のうち、いずれかの電源端子に断線や半田付け不良といった異常が発生した場合に、誤検出を抑えた精度の高い異常検出を行うことができる。また、発生した異常の影響を抑えた異常検出が可能となる。
[変形例]
図6は、本実施の形態に係る変形例である。図1との違いは、電流生成回路21〜23の各抵抗が可変抵抗になっていることである。抵抗R1、R2、R3、R4には製造ばらつきがあるため、各電流生成回路21〜23の抵抗21a、22a、23aの抵抗値をトリミングすることで実施の形態1の動作精度をあげることができる。各抵抗21a、22a、23aの抵抗値のトリミングは、これに限られないが、制御回路28内にトリミング回路28aを設けることで実現可能である。
[実施の形態2]
(半導体装置の構成)
図7は、実施の形態2に係る半導体装置200の構成を示すブロック図である。
実施の形態1との違いは、電流生成回路21〜23に代わり、電流生成回路210〜230を備えていることである。電流生成回路210〜230の電源配線13、14への接続は、実施の形態1と同じである。
電流生成回路220は2つのスイッチ(S1、S3)と直列に接続された2つの抵抗Ra、Rbを有する。2つの直列の抵抗Ra、Rbは一端がスイッチS1を介して電源配線13に、他端がスイッチS3を介して電源配線14に接続される。ここで、2つの抵抗Ra、Rbは同じ抵抗値であることが望ましい。電流生成回路230も同様に2つのスイッチ(S2、S4)と直列に接続された2つの抵抗Rc、Rdを有する。この2つの抵抗Rc、Rdも同じ抵抗値であることが望ましい。
電流生成回路210は、3つの直列に接続された抵抗Re、Rf、RgとスイッチSaを有する。3つの直列の抵抗Re、Rf、Rgは一端が電源配線13に接続され、他端がスイッチSaを介して電源配線14に接続される。電源配線13に接続される抵抗ReとスイッチSaを介して電源配線14に接続される抵抗Rgは同じ抵抗値であることが望ましい。
比較器24の非反転入力は、電流生成回路230の2つの抵抗Rcと抵抗Rdの接続点(ノードN8)に接続される。比較器24の反転入力は、電流生成回路210内の、一端が電源配線13に接続される抵抗Reの他端(ノードN9)に接続される。比較器25の非反転入力は、電流生成回路210内の、一端がスイッチSaに接続される抵抗Rgの他端(ノードN10)に接続される。比較器25の反転入力はノードN8に接続される。
比較器26の非反転入力は、電流生成回路220の2つの抵抗Raと抵抗Rbの接続点(ノードN7)に接続される。比較器26の反転入力は、ノードN9に接続される。比較器27の非反転入力はノードN10に接続される。比較器27の反転入力はノードN7に接続される。
(半導体装置の動作)
次いで、本実施の形態に係る半導体装置200の動作について説明する。図8は制御回路28の動作を示すフローチャートである。ステップS20〜S25は、図2のステップS10〜S15と同じステップである。第2の実施の形態では、更にステップS26、S27が追加されている。
まず、異常検出回路19、20により異常診断を行うかどうかを判断する(ステップS20)。異常診断を行わない場合、制御回路28は、電流生成回路210〜230のそれぞれのスイッチSa、S1、S3、S2、S4をオフにする。また、制御回路28はぞれぞれの比較器24〜27の比較動作を無効にする制御信号を出力する(ステップS24)。
異常診断を行う場合、ステップS26、S27が行われるが、ここではステップS27で異常が発生していない場合、すなわちステップS21から説明する。ステップS26、S27については後述する。
制御回路28は、電流生成回路210〜230のそれぞれのスイッチSa、S1、S3、S2、S4をオンにし、またそれぞれの比較器24〜27の比較動作を有効にする制御信号を出力する(ステップS21)。
次に、異常診断を行う場合の電流生成回路210〜230の動作と比較器24〜27の動作を説明する(ステップS22)。
まず、電源端子15〜18に断線や半田付け不良などの異常がない場合で説明する。制御回路28により各スイッチSa、S1、S3、S2、S4がオンになると、電流生成回路210〜230を経由して電源端子15、16から電源端子17、18に向けて電流が流れる。より詳細には、電源端子15からノードN3、電流生成回路220、ノードN6を経由して電源端子17に電流が流れる。また、電源端子16からノードN2、電流生成回路230、ノードN5を経由して電源端子18に電流が流れる。また、電源端子15、16からノードN2、N3、抵抗R1、R2、ノードN1、電流生成回路210、ノードN4、抵抗R3、R4、ノードN5、N6を経由して、電源端子17、18に電流が流れる。
図9は、電源端子15〜18とノードN7、N8、N9、N10の電圧を示している。電源端子15、16には異常がなければ第1の電源電圧が供給され、ノードN2、N3も第1の電源電圧と同じ電圧になる。電源端子17、18には異常がなければ第2の電源電圧(グラウンド電圧)が供給され、ノードN5、N6も第2の電源電圧と同じ電圧となる。ノードN7の電圧は、電源端子15、17間の電圧を電流生成回路220内の2つの抵抗Ra、Rbにより分割された電圧となるため、第1の電源電圧の1/2となる。ノードN8も同様に第1の電源電圧の1/2となる。ノードN9、N10の電圧は、電源端子15、16と電源端子17、18間の電圧を、抵抗R1〜R4と電流生成回路210内の3つの抵抗Re、Rf、Rgで分割してできた2つの電圧である。抵抗R1〜R4がほぼ同じ抵抗値だとすると、ノードN9の電圧は第1の電源電圧の1/2よりも高い電圧となる。また、ノードN10の電圧は、第1の電源電圧の1/2よりも低い電圧となる。
比較器24の非反転入力は、ノードN8に接続されるため、第1の電源電圧の1/2である。比較器24の反転入力は、ノードN9に接続されるため、第1の電源電圧の1/2よりも高い電圧である。従って、比較器24はLを出力する。比較器25の非反転入力は、ノードN10に接続されるため、第1の電源電圧の1/2よりも低い電圧である。比較器25の反転入力は、ノードN8に接続されるため、第1の電源電圧の1/2である。従って、比較器25はLを出力する。比較器26の非反転入力は、ノードN7に接続されるため、第1の電源電圧の1/2である。比較器26の反転入力は、ノードN9に接続されるため、第1の電源電圧の1/2よりも高い電圧である。従って、比較器26はLを出力する。比較器27の非反転入力は、ノードN10に接続されるため、第1の電源電圧の1/2よりも低い電圧である。比較器27の反転入力は、ノードN7に接続されるため、第1の電源電圧の1/2である。従って、比較器27はLを出力する。
制御回路28は、すべての比較器24〜27がLを出力するため、すべての電源端子15〜18には異常が発生していないと判断し、判断結果を出力する。異常が発生していないと判断した場合は、制御回路28は各電流生成回路210〜230のスイッチSa、S1、S3、S2、S4をオフにし、異常診断を終了する(ステップS24)。
次いで電源端子15〜18のいずれかに異常がある場合で説明する。ここでは電源端子15に異常があった場合で説明する。制御回路28により各スイッチSa、S1、S3、S2、S4がオンになると、電源端子16から電源端子17、18に向けて電流が流れる。異常がある電源端子15からは電流は流れないが、電源端子16からノードN2、抵抗R2、ノードN1、抵抗R1、電流生成回路220、ノードN6を通して電源端子17に電流が流れる。
図10はノードN7、N10の電圧を示している。電源端子15に異常があるとき、ノードN7の電圧は、電源端子15に異常がなかった時の電圧(第1の電源電圧の1/2)よりも低い電圧となる。また、ノードN10の電圧は、電源端子15に異常がなかった時の電圧(第1の電源電圧の1/2より低い電圧)よりも低い電圧となる。なぜなら、上述した通り、電源端子15からの電流は流れなくなり、電源端子16から抵抗R2、電流生成回路210、抵抗R1、電流生成回路220を通して電流が流れるからである。この時、ノードN7の電圧がノードN10の電圧よりも低くなるように、電流生成回路210の3つの抵抗Re、Rf、Rgの抵抗値を予め決めておく。例えば、電流生成回路220内の各抵抗Ra、Rbが、電流生成回路210内の各抵抗より抵抗値が高い場合、異常時のノードN7の電圧変動が小さくなる。このため、電流生成回路210内の両端の抵抗Re、Rgと真ん中の抵抗Rfとの抵抗比を大きくする。電流生成回路220内の各抵抗Ra、Rbが、電流生成回路210内の各抵抗Re、Rf、Rgより抵抗値が低い場合、異常時のノードN7の電圧変動が大きくなる。このため、電流生成回路210内の両端の抵抗Re、Rgと真ん中の抵抗Rfとの抵抗比を小さくする。
比較器27の非反転入力はノードN10に接続され、反転入力はノードN7に接続されるため、比較器27はHを出力する。
次いで電源端子17に異常があった場合で説明する。制御回路28により各スイッチSa、S1、S3、S2、S4がオンになると、電源端子15、16から電源端子18に向けて電流が流れる。異常がある電源端子17には電流は流れないため、電流生成回路220からの電流が、ノードN6、抵抗R3、ノードN4、抵抗R4、ノードN5を通して電源端子18に流れる。
図11は、ノードN7、N9の電圧を示している。電源端子17に異常があるとき、ノードN7の電圧は、電源端子17に異常がなかった時の電圧(第1の電源電圧の1/2)よりも高い電圧となる。ノードN9の電圧は、電源端子17に異常がなかった時の電圧(第1の電源電圧の1/2より高い電圧)よりも高い電圧となる。なぜなら、上述した通り、電流生成回路210、220からの電流は、電源端子17には流れず、抵抗R3、R4を経由して電源端子18に流れるからである。この時、ノードN7の電圧がノードN9の電圧よりも高くなるように、電流生成回路210の3つの抵抗Re、Rf、Rgの抵抗値を決めておく。例えば、電流生成回路220内の各抵抗Ra、Rbが、電流生成回路210内の各抵抗Re、Rf、Rgより抵抗値が高い場合、異常時のノードN7の電圧変動が小さくなる。このため、電流生成回路210内の両端の抵抗Re、Rgと真ん中の抵抗Rfの抵抗比を大きくする。電流生成回路220内の各抵抗Ra、Rbが、電流生成回路210内の各抵抗Re、Rf、Rgより抵抗値が低い場合、異常時のノードN7の電圧変動が大きくなる。このため、電流生成回路210内の両端の抵抗Re、Rgと真ん中の抵抗Rfの抵抗比を小さくする。
比較器26の非反転入力はノードN7に接続され、反転入力はノードN9に接続されるため、比較器26はHを出力する。
電源端子15または17に異常があった場合で説明したが、電源端子16または18に異常があった場合も同様に、比較器25、24がHを出力する。
制御回路28は、比較器27がHを出力している場合は電源端子15に異常が発生していると判断でき、比較器26がHを出力している場合は電源端子17に異常が発生していると判断できる。比較器24、25についても同様である。制御回路28は、異常が発生していると判断したら、異常発生の警告を出力するとともに、CPU(不図示)に対して処理中のデータのセーブ等の対応を取らせることができる(ステップS25)。
電源端子15〜18と異常検出回路19、20の接続関係については、第1の実施の形態と同様である。これにより、電源端子に異常があった場合でも、異常検出回路の動作に与える影響を抑えることができる。また、異常状態の誤検出を抑えることができる。
ここで図8に戻り、ステップS26、S27について説明する。実施の形態2では、診断結果の信頼度を高めるために、ステップS26、S27により比較器24〜27の異常診断を行う。
ステップS20で異常診断を行うことが選択されると、制御回路28は、電流生成回路210のスイッチSaと、各比較器24〜27の比較動作を有効にする制御信号を出力する。次に制御回路28は電流生成回路220のスイッチS1をオフ、スイッチS3をオンにする。この時、比較器27の反転入力は第2の電源電圧(グラウンド電圧)となる。従って、比較器27は、異常がなければHを出力する。スイッチS1をオン、スイッチS3をオフにすると、比較器26の非反転入力は第1の電源電圧となる。従って、比較器26は異常がなければHを出力する。電流生成回路230のスイッチS2、S4を同様に操作することで、比較器24、25の診断を行うことができる。
制御回路28は、各比較器24〜27の出力値で各比較器24〜27の診断を行う(ステップS27)。各比較器24〜27がHを出力した場合は、各比較器24〜27には異常なしと判断し、上述したステップS21からの異常診断を行う。いずれかの比較器24〜27がLを出力した場合は、制御回路28はエラーを出力する(ステップS25)。
なお、図8では、電源端子の異常診断を行う前に、比較器の診断を行ったが、電源端子の異常診断を行ったあとに比較器の診断を行ってもよい。
(効果)
本実施の形態によれば、第1の実施の形態の効果に加え、更に異常診断の信頼性を上げ、異常状態の誤検出を抑えることができる。
[実施の形態3]
(半導体装置の構成)
図12は実施の形態3に係る半導体装置30の構成を示すブロック図である。
図1と違う点は次の通りである。まず、第1の電源電圧が供給される電源端子と第2の電源電圧が供給される電源端子とが、それぞれ2つから3つ(電源端子36〜41)に増えている。電源配線34、35が環状になっている。電流生成回路45〜47、異常検出回路42〜44、内部回路31〜33も3つに増えている。
電流生成回路45〜47、異常検出回路42〜44の内部の構成は図1と同じである。それぞれの異常検出回路42〜44は、図1と同様に、電源端子の近傍に配置される。すなわち、異常検出回路42は電源端子36の近傍(ノードN7)で電源配線34に接続されるとともに、電源端子39の近傍(ノードN13)で電源配線35に接続される。異常検出回路43は電源端子37の近傍(ノードN9)で電源配線34に接続されるとともに、電源端子40の近傍(ノードN15)で電源配線35に接続される。異常検出回路44は電源端子38の近傍(ノードN11)で電源配線34に接続されるとともに、電源端子41の近傍(ノードN17)で電源配線35に接続される。それぞれの電流生成回路45〜47は、図1と同様に、2つの電源端子から見て中間点に配置される。すなわち、電流生成回路45は電源端子36と電源端子37の中間点であるノードN8で電源配線34に接続される。また、電流生成回路45は電源端子39と電源端子40の中間点であるノードN14で電源配線35に接続される。電流生成回路46は電源端子37と電源端子38との中間点であるノードN10で電源配線34に接続される。また、電流生成回路46は電源端子40と電源端子41の中間点であるノードN16で電源配線35に接続される。電流生成回路47は電源端子38と電源端子36の中間点であるノードN12で電源配線34と接続される。また、電流生成回路47は電源端子41と電源端子39の中間点であるノードN18で電源配線35に接続される。
各異常検出回路42〜44の配置について更に詳細に説明する。異常検出回路42内の比較器52の非反転入力はノードN8に接続され、反転入力はノードN9に接続される。比較器53の非反転入力はノードN15に接続され、反転入力はノードN14に接続される。異常検出回路43内の比較器54の非反転入力はノードN10に接続され、反転入力はノードN11に接続される。比較器55の非反転入力はノードN17に接続され、反転入力はノードN16に接続される。異常検出回路44内の比較器56の非反転入力はノードN12に接続され、反転入力はノードN7に接続される。比較器57の非反転入力はノードN13に接続され、反転入力はノードN18に接続される。
(半導体装置の動作)
次に本実施の形態に係る半導体装置30の動作について説明する。図13は制御回路51のフローチャートである。まず、異常検出回路により異常診断を行うかどうかを判断する(ステップS30)。
異常診断を行う場合、制御回路51は、電流生成回路45〜50の中から2つ、異常検出回路42〜44の中から1つを選択する。ここでは電流生成回路47、48と異常検出回路44を選択する(ステップS31)。また、比較器56、57の比較動作を有効にする制御信号を出力する(ステップS32)。
まず、電源端子36〜41に断線や半田付け不良などの異常がない場合で説明する。制御回路51によりスイッチS5、S9、SAがオンになると、電源端子36〜38から配線抵抗である抵抗R5〜R10と電流生成回路47、48、50を経由して電源端子39〜41に電流が流れる。この時、第1の実施の形態で説明した様に、ノードN7、N11はそれぞれ第1の電源電圧と同じ電圧となる。また、ノードN12はそれぞれ第1の電源電圧よりも低い電圧となる。従って、比較器56の非反転入力は第1の電源電圧よりも低い電圧となり、反転入力は第1の電源電圧と同じ電圧になるため、比較器56はLを出力する。
制御回路51により、スイッチS5、S9、SAがオンになると、電流生成回路47、48、50を経由して流れてきた電流は、配線抵抗である抵抗R11〜R16を経由して電源端子39〜41に流れる。この時、第1の実施の形態で説明した様に、ノードN13、N17は第2の電源電圧と同じ電圧となる。また、ノードN18は第2の電源電圧よりも高い電圧となる。従って、比較器57の非反転入力は第2の電源電圧となり、反転入力は第2の電源電圧よりも高い電圧となる。従って比較器57はLを出力する。
比較器56、57がLを出力するため、制御回路51は電源端子36、39に異常が発生していないと判断する(ステップS33)。
次いで、電源端子36〜41のいずれかに異常がある場合で説明する。ここでは、電源端子36に断線があった場合で説明する。制御回路51によりスイッチS5、S9、SAがオンになると、電源端子36からは電流が流れないが、電源端子37、38から抵抗R5〜R10、電流生成回路47、48、50を経由して電流が流れる。この時、第1の実施の形態で説明した通り、ノードN7はノードN12(第1の電源電圧よりも低い電圧)よりも低い電圧となる。従って、比較器56の反転入力は非反転入力よりも低い電圧となるため、比較器56はHを出力する。
次いで、電源端子39に断線があった場合で説明する。制御回路51によりスイッチS5、S9、SAがオンになると、電流生成回路47、48、50、抵抗R11〜R16を経由して電源端子40、41に電流が流れる。電源端子39には電流が流れない。この時、第1の実施の形態で説明した通り、ノードN13はノードN18よりも高い電圧となる。従って、比較器57の非反転入力は反転入力よりも高い電圧となるため、比較器57はHを出力する。
制御回路51は、異常検出回路42、44と電流生成回路47のスイッチSAをオンした時、比較器56がHを出力した時は電源端子36が異常であることを検出する。また、比較器57がHを出力した時は電源端子39が異常でなることを検出する(ステップS33)。異常を検出した場合は半導体装置30の外部や、内蔵のCPUに異常を通知する(ステップS36)。
ステップS33で異常が検出されなかった場合、制御回路51は次に電流生成回路45、49と異常検出回路42を選択する(ステップS31)。また、比較器52、53の比較動作を有効にする制御信号を出力する。この場合も上述した動作と同様である。電源端子37に異常があれば比較器52がHを出力する。また、電源端子40に異常があれば比較器53がHを出力する。
再度、ステップS33で異常が検出されなければ、制御回路51は次に電流生成回路46、50と異常検出回路43を選択する。この時も同様に、電源端子38に異常があれば比較器54がHを出力する。また、電源端子41に異常があれば、比較器55がHを出力する。
すべての検査で異常が検出されなければ(ステップS34)、制御回路51はすべての電源端子36〜41に異常はないと判断する。そして、すべての電流生成回路45〜50のスイッチS6、S8、SA、S5、S7、S9をオフにして検査を終了する(ステップS35)。
(効果)
実施の形態3では、同時にすべての電流生成回路45〜50のスイッチS6、S8、SA、S5、S7、S9をオンにはせず、一部の電流生成回路と異常検出回路を使って検査を行っていく。異常生成回路の動作による影響を最小限にすることができるため、電源端子の検査と並列して、内部回路を動作せることが可能となる。例えば、電源端子36、37、39、40には異常が検出されず、電源端子38、41の検査をしている場合を想定する。この場合、電流生成回路46、49、50の動作による内部回路31への影響は非常に少ないと言える。従って、電源端子38、41の検査を行いつつ、内部回路31を通常動作させることが可能となる。これを応用して、半導体装置30の動作中でも、動作の必要のないブロック(例えば、通信していない通信ブロック)近傍の電源端子の検査を行うといったことが可能となる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更され得る。
10、200、30 半導体装置
11、12、31、32、33 内部回路
13、14 電源配線
19、20、42、43、44 異常検出回路
21、22、23、210、220、230、45、46、47、48、49、50 電流生成回路
24、25、26、27、52、53、54、55、56、57、 比較器
15、16、17、18、36、37、38、39、40、41 電源端子
28、51 制御回路
R1〜R16 抵抗
S1〜S9、SA スイッチ

Claims (17)

  1. 第1の電源電圧が供給される第1と第2の電源端子と、
    第2の電源電圧が供給される第3の電源端子と、
    前記第1と第2の電源端子に接続される電源配線と、
    前記第1の電源端子の診断を行う異常検出回路と、
    診断時に前記電源配線から前記第3の電源端子に電流を流す第1の電流生成回路と、
    前記第1の電源端子の近傍で前記電源配線に接続され、診断時に前記電源配線から前記第3の電源端子に電流を流す第2の電流生成回路と、を備え、
    前記異常検出回路は、診断時に前記第1の電流生成回路の電圧と、前記第2の電流生成回路の電圧とを比較する、
    半導体装置。
  2. 前記第1と第2の電流生成回路は、抵抗とスイッチとを有する、
    請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記異常検出回路は前記比較を行う比較器を備え、当該比較器は前記第2の電源端子の近傍から動作電圧が供給される、
    請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記抵抗は可変抵抗である、
    請求項2に記載の半導体装置。
  5. 前記第1の電流生成回路は、前記第1と第2の電源端子間に配置される、
    請求項3に記載の半導体装置。
  6. 前記第2の電源端子の近傍で前記電源配線に接続され、診断時に前記電源配線から前記第3の電源端子に電流を流す第3の電流生成回路を更に備え、
    前記異常検出回路は、診断時に前記第1の電流生成回路の電圧と、前記第3の電流生成回路の電圧とを更に比較して前記第2の電源端子の診断を行う、
    請求項5に記載の半導体装置。
  7. 前記抵抗は、直列に接続された複数の抵抗で構成され、
    前記比較器は、前記複数の抵抗で分圧された電圧で前記比較を行う、
    請求項3に記載の半導体装置。
  8. 第1の電源電圧が供給される第1、第2および第3の電源端子と、
    第2の電源電圧が供給される第4、第5および第6の電源端子と、
    前記第1、第2および第3の電源端子に接続される第1の環状の電源配線と、
    前記第4、第5および第6の電源端子に接続される第2の環状の電源配線と、
    前記第1と第2の電源端子間と、前記第4と第5の電源端子間とで、前記第1と第2の電源配線に接続され、診断時に電流を流す第1の電流生成回路と、
    前記第2と第3の電源端子間と、前記第5と第6の電源端子間とで、前記第1と第2の電源配線に接続され、診断時に電流を流す第2の電流生成回路と、
    前記第3と第1の電源端子間と、前記第6と第4の電源端子間とで、前記第1と第2の電源配線に接続され、診断時に電流を流す第3の電流生成回路と、
    前記第1と第4の電源端子の近傍で前記第1と第2の電源配線に接続され、診断時に電流を流す第4の電流生成回路と、
    前記第2と第5の電源端子の近傍で前記第1と第2の電源配線に接続され、診断時に電流を流す第5の電流生成回路と、
    前記第3と第6の電源端子の近傍で前記第1と第2の電源配線に接続され、診断時に電流を流す第6の電流生成回路と、
    診断時に前記第1の電流生成回路の電圧と、前記第5の電流生成回路の電圧とを比較する第1の異常検出回路と、
    診断時に前記第2の電流生成回路の電圧と、前記第6の電流生成回路の電圧とを比較する第2の異常検出回路と、
    診断時に前記第3の電流生成回路の電圧と、前記第4の電流生成回路の電圧とを比較する第3の異常検出回路と、を備える
    半導体装置。
  9. 前記第1乃至第6の電流生成回路は、それぞれ抵抗とスイッチを有する、
    請求項8に記載の半導体装置。
  10. 前記第1の異常検出回路は、前記第1と第4の電源端子の近傍から動作電圧が供給される第1の比較器を備え、
    前記第2の異常検出回路は、前記第2と第5の電源端子の近傍から動作電圧が供給される第2の比較器を備え、
    前記第3の異常検出回路は、前記第3と第6の電源端子の近傍から動作電圧が供給される第3の比較器を備える、
    請求項9に記載の半導体装置。
  11. 前記第1乃至第6の電流生成回路のそれぞれのスイッチと、前記第1乃至第3の比較器の制御を行う制御回路を更に備え、
    前記制御回路は、診断時に、前記第1、第4および第5の電流生成回路のスイッチをオンにし、前記第2、第3および第6の電流生成回路のスイッチをオフにし、前記第1の比較器を有効にする、
    請求項10に記載の半導体装置。
  12. 第1の電源電圧が供給される第1と第2の電源端子と、
    第2の電源電圧が供給される第3の電源端子と、
    前記第1と第2の電源端子に接続される電源配線と、
    診断時に前記電源配線上の第1のノードと第2のノードとから前記第3の電源端子に電流を流す電流生成回路と、
    前記第1のノードと第2のノードの電位差で、前記第1の電源端子の診断を行う異常検出回路と、を備え、
    前記第1のノードは、異常がないときの電圧と異常があるときの電圧との差が、前記第2のノードよりも大きい、
    半導体装置。
  13. 前記第1のノードは、前記電源配線上で、前記第2のノードよりも前記第1の電源端子に近い、
    請求項12に記載の半導体装置。
  14. 前記電位差を検出する比較器を更に備え、当該比較器は、前記電源配線上で、前記第2のノードよりも前記第2の電源端子に近いノードから動作電圧が供給される、
    請求項13に記載の半導体装置。
  15. 前記電流生成回路は、前記第1のノードと前記第3の電源端子との間に第1の抵抗と、前記第2のノードと前記第3の電源端子との間に第2の抵抗を備える、
    請求項14に記載の半導体装置。
  16. 前記第1と第2の抵抗は可変抵抗である、
    請求項15に記載の半導体装置。
  17. 前記第1と第2の抵抗は、それぞれ直列に接続された複数の抵抗であり、
    前記第1と第2のノードは、それぞれ前記複数の抵抗の接続ノードである、
    請求項15に記載の半導体装置。
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