JP2021052122A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バーンイン試験中の半導体集積回路装置の内部回路に供給される内部電圧の異常を容易に確認する。【解決手段】本発明の一態様は、外部電圧Viを入力として内部降圧電源電圧Vdを生成し内部回路4へ供給する内部降圧電源3と、この内部降圧電源3から出力される内部降圧電源電圧Vdに基づく電圧値又は電流値と基準値とを比較することで、内部降圧電源3の異常を検出する異常検出回路5と、この異常検出回路5の検出結果を外部へ出力する通信端子2と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、内部降圧電源が出力する電圧(内部降圧電源電圧)で内部回路を動作させる半導体集積回路装置に関する。
半導体集積回路装置等の半導体製品の製造工程において、初期故障をスクリーニングにより除去する工程として一般的にバーンイン試験(負荷試験)が行われる。バーンインはスクリーニング加速化のため、半導体製品を破壊しない範囲でできるだけ高電源電圧にて動作(活性化)させ、且つ高温の環境下で行われる。
半導体集積回路装置は、外部電圧を入力とする内部降圧電源を有し、内部降圧電源から内部回路へ定電圧(内部電圧)を供給する構成が一般的である。このような内部降圧電源を有する半導体集積回路装置において、バーンイン試験を実施する場合は、試験用に予め外部より試験電圧を供給する端子を用意し、内部降圧電源を停止した上で内部電圧の代わりにその端子を介して試験電圧を供給する。または、バーンイン試験用の特殊テストモードにより、内部降圧電源のフィードバッグ電圧を変更して内部電圧を上昇させる等の方法がある。
例えば、バーンイン試験を実施するための構成として、特許文献1には、「半導体装置を装着するための、互いに並列に接続されている複数のソケットを備えた半導体装置の検査装置において、上記複数のソケットから一つのソケットを選択して、半導体装置を起動するための制御信号を、上記一つのソケットに装着された半導体装置に供給する選択制御部と、上記起動された半導体装置を流れる電流を計測する電流検出部とを備えている」と記載されている。
特開2004−257921号公報
上記のように、バーンイン試験中は、半導体集積回路装置の内部回路に供給する内部電圧を通常時よりも高く設定しているため、特許文献1に記載のように、当該通常時よりも高い試験電圧がバーンイン試験の加速条件である。したがって、供給端子の接触不良や特殊テストモードに正しく設定できていない等の要因により、内部電圧が低下又は上昇していると、適正なストレス条件で試験されていないことになる。そして、適正なストレス条件で試験できなかった半導体製品は、市場での初期不良率増加のリスクがある。そのため、バーンイン試験中は、内部回路に供給する内部電圧が適正なレベルであることを確認する必要がある。
また、通常バーンイン試験では、テストボード上に対象の半導体集積回路装置を複数個実装してこれらを同時に試験する。チップコスト抑制のため、同時に試験する個数は可能な限り多くする。しかし、複数の半導体集積回路装置を並列処理するため、従来の構成では、端子や配線の構成が複雑化していた。
上記の状況から、バーンイン試験中の半導体集積回路装置の内部回路に供給される内部電圧の異常を容易に確認できる手法が要望されていた。
上記課題を解決するために、本発明の一態様の半導体集積回路装置は、外部電圧を入力として内部降圧電源電圧を生成し内部回路へ供給する内部降圧電源と、その内部降圧電源から出力される内部降圧電源電圧に基づく電圧値又は電流値と基準値とを比較することで、内部降圧電源の異常を検出する異常検出回路と、その異常検出回路の検出結果を外部へ出力する通信端子と、を備える。
本発明の少なくとも一態様によれば、バーンイン試験中の半導体集積回路装置の内部回路に供給される内部電圧の異常を容易に確認することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
従来の半導体集積回路装置の構成例を示すブロック図である。 従来の半導体集積回路装置を用いたバーンイン試験方法を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路装置が備える異常検出回路の例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体集積回路装置の異常検出回路の例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る半導体集積回路装置の異常検出回路の例を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る半導体集積回路装置の異常検出回路の例を示す図である。 本発明の第7の実施形態に係る半導体集積回路装置の異常検出回路の例を示す図である。 本発明の第8の実施形態に係る半導体集積回路装置の異常検出回路の例を示す図である。 本発明の第9の実施形態に係る半導体集積回路装置の異常検出回路の例を示す図である。 本発明の第10の実施形態に係る半導体集積回路装置の異常検出回路の例を示す図である。 本発明が適用された半導体集積回路装置を用いたバーンイン試験方法の例を示す説明図である。 図12のバーンイン試験方法における半導体集積回路装置の各部の信号及び電圧の変化を示すタイミングチャートである。
本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と記述する)の例を説明する前に、従来の半導体集積回路装置及びバーンイン試験方法について図1及び図2を参照してさらに詳しく説明する。
図1は、従来の半導体集積回路装置の構成例を示すブロック図である。
図2は、従来の半導体集積回路装置を用いたバーンイン試験方法を示す説明図である。
図1に示す半導体集積回路装置1100は、電圧入力端子1001に供給された外部電圧(アナログ電圧)を内部降圧電源1003へ入力し、内部降圧電源1003で外部電圧の電圧値以下の内部降圧電源電圧(アナログ電圧)を生成して内部回路1004へ供給している。内部回路1004への内部降圧電源電圧は、テスト用切り替え回路1018へも分配される。テスト用切り替え回路1018内はスイッチ1019を備え、スイッチ1019をショート(オン)させることで、内部回路1004へ供給する内部降圧電源電圧がテスト用アナログ出力端子1017にも入力され、外部からの観測が可能になる。また、半導体集積回路装置1100は、通信端子1002を備える。
上記の半導体集積回路装置1100を用いたバーンイン試験方法の例を、図2を参照して説明する。図2に示すバーンイン試験を実施するための構成は、バーンイン試験装置1110、及び、バーンイン試験装置1110と1以上の半導体集積回路装置(半導体集積回路装置1100a,1100b,・・・)間の入出力配線を有するテストボード1120で構成される。半導体集積回路装置1100a,1100bはそれぞれに、内部降圧電源3及びテスト用アナログ出力端子1017を有する。図中、バーンイン試験装置1110が備える各端子に、“a”、“b”の添え字を付しているが、各端子を区別しない場合には、添え字を省略してテスト用アナログ出力端子1017、通信端子1112のように表記する。
半導体集積回路装置1100aのテスト用アナログ出力端子1017は、テストボード1120のコネクタ1121を介して、バーンイン試験装置1110のアナログ入力端子1113aへ接続される。同様に、半導体集積回路装置1100bのテスト用アナログ出力端子1017は、バーンイン試験装置1110のアナログ入力端子1113bへ接続される。バーンイン試験装置1110内においてアナログ入力端子1113a,1113bは、アナログレベルを判定するコンパレータ等に接続される。各半導体集積回路装置1100a,1100bのテスト用アナログ出力端子1017から出力された内部降圧電源3の出力電圧は、上記のバーンイン試験装置1110内のコンパレータ等で期待値と比較され、良否判定が行われる。
また、各半導体集積回路装置1100a,1100bの各通信端子1002はそれぞれ、テストボード1120(コネクタ1121)を介してバーンイン試験装置1110の通信端子1112a,1112bと接続されている。
上記の半導体集積回路装置1100a,1100bの課題として、内部降圧電源電圧の確認が容易ではないということがある。この電圧値がアナログレベルであるため、試験中に常時もしくは適宜モニターする必要があり、試験時間の増大を招き、半導体集積回路装置のコスト(以下「チップコスト」)の上昇につながっていた。
また、通常バーンイン試験では、テストボード1120上に対象の半導体集積回路装置1100a,1100b,・・・を複数個実装してこれらを同時に試験する。チップコスト抑制のため、同時に試験する個数は可能な限り多くする。従来方法では、バーンイン試験装置1110側にもアナログレベルを測定し、測定値を期待値と比較する上記のようなアナログ入力端子1113a,1113b,・・・が必要となる。しかし、複数の半導体集積回路装置1100a,1100b,・・・を並列処理するため、半導体集積回路装置の数だけテスト用アナログ出力端子に接続する配線と、バーンイン試験装置1110のアナログ入力端子1113とが必要になり、構成が複雑化する。
例えば、テストボード1120上に切り替えスイッチ(図1のスイッチ1019)を用意し、常時ではなく適宜モニターすることでバーンイン試験装置1110側は直列処理とすることは可能である。しかし、いずれにせよバーンイン試験装置1110又はテストボード1120の制約があり、同時に試験できる半導体集積回路装置1100の個数が抑えられる。その結果、ますますチップコストの上昇につながっていた。このため、バーンイン試験中における半導体集積回路装置の内部電圧の異常を容易に確認できることに加えて、安価に実現できることが望ましい。
以下、本発明の実施形態の例について、添付図面を参照して説明する。本明細書及び添付図面において実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
<第1の実施形態>
はじめに、本発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路装置について図3及び図4を参照して説明する。例えば、半導体集積回路装置の例として、自動車の制御に用いられる電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit)内に用いられる特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)が挙げられる。
図3は、第1の実施形態に係る半導体集積回路装置100の構成例を示すブロック図である。
半導体集積回路装置100は、電圧入力端子1と、入出力用の通信端子2と、内部降圧電源3と、内部回路4(1)〜4(3)と、異常検出回路5と、ロジック回路9とを有する。内部回路4(1)〜4(3)は3個に限らず、少なくとも1個以上である。内部回路4(1)〜4(3)を区別しない場合、「内部回路4」と記載する。
バーンイン試験装置110(後述する図12参照)から電圧入力端子1に外部電圧Vi(アナログ電圧)が供給される。電圧入力端子1に供給された外部電圧Viは内部降圧電源3へ入力され、内部降圧電源3において外部電圧の電圧値以下に設定されたアナログ電圧(内部降圧電源電圧Vd)を生成する。バーンイン試験時に生成される内部降圧電源電圧Vd(試験電圧)は、通常使用時の電圧よりも高い。生成された内部降圧電源電圧Vdは、内部回路4(1)〜4(3)に供給される。また、内部降圧電源電圧Vdは、内部回路4(1)〜4(3)への電圧供給配線から分配されて異常検出回路5へ入力され、異常検出回路5が内部降圧電源電圧Vdの異常の有無を検出する。
異常検出回路5は通信端子2に接続されており、通信端子2を通じて異常検出結果(通信信号Sc)をバーンイン試験装置110(外部装置の例)へ出力する。ロジック回路9は、通信端子2を介してバーンイン試験装置110からの指令を受信し、半導体集積回路装置100内の各ブロック(例えば内部降圧電源3、異常検出回路5)の動作を制御する。例えば、ロジック回路9は、バーンイン試験装置110から特殊テストモード信号Ssを受信して内部降圧電源3にバーンイン試験のための試験電圧生成の指示を出力したり、異常検出回路5の内部メモリ10に読出し指示などを出力したりする。
図4は、半導体集積回路装置100が備える異常検出回路5の例を示す。
異常検出回路5は、レベル変換回路6と、過小電圧モニター回路7と、内部メモリ10とを備える。
レベル変換回路6は、入力電圧(内部降圧電源電圧Vd)の電圧レベルを複数の電圧レベルに降圧して調整(設定)する。レベル変換回路6は、一例として、切り替えスイッチ61、及び抵抗R0,R1,R2から構成される。抵抗R1と抵抗R2は異なる抵抗値であり、抵抗R0,R1,R2の各抵抗値は任意に設定できる。切り替えスイッチ61の一端部(固定端側)が抵抗R0を介して内部降圧電源3と接続し、切り替えスイッチ61の第1の他端部が抵抗R1を介して接地し、第2の他端部が抵抗R2を介して接地している。切り替えスイッチ61には、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)などのスイッチング素子が用いられる。そして、抵抗R0と切り替えスイッチ61との接続中点が、過小電圧モニター回路7のコンパレータ71の非反転入力端子に接続されている。
レベル変換回路6は、ロジック回路9からの指示に従って、切り替えスイッチ61の接続先を抵抗R1又は抵抗R2のいずれかに切り替えることで、内部降圧電源電圧Vdから指定された電圧レベルの判定対象電圧を得る。切り替えスイッチ61が抵抗R1側に接続された場合には、抵抗R0と抵抗R1の分圧比に応じて内部降圧電源電圧Vdのうち抵抗R1にかかる電圧(判定対象電圧)が得られる。また、切り替えスイッチ61が抵抗R2側に接続された場合には、同様に、内部降圧電源電圧Vdのうち抵抗R2にかかる電圧(判定対象電圧)が得られる。そして、内部降圧電源電圧Vdを降圧した判定対象電圧が、レベル変換回路6から、過小電圧モニター回路7のコンパレータ71の非反転入力端子に入力される。
過小電圧モニター回路7は、レベル変換回路6で降圧した内部降圧電源電圧Vd(判定対象電圧)を、過小電圧を検出するためのリファレンス電圧(設定下限値)と比較して良否判定する。一例として、過小電圧モニター回路7は、コンパレータ71と、リファレンス電圧を生じさせる定電圧回路72とを備える。コンパレータ71の非反転入力端子は、抵抗R0と切り替えスイッチ61との接続中点に接続され、非反転入力端子は、定電圧回路72(リファレンス電圧)を介して接地されている。切り替えスイッチ61の状態(判定対象電圧)にかかわらずリファレンス電圧は共通であるため、判定対象電圧を切り替えて内部降圧電源電圧Vdの異常を検出することが可能である。
コンパレータ71は、レベル変換回路6から入力された判定対象電圧(降圧した内部降圧電源電圧Vd)をリファレンス電圧と比較し、比較結果に基づいてコンパレータ71の電源電圧に応じた大きさの信号を内部メモリ10に出力する。コンパレータ71は、アナログ信号を比較する比較器である。このコンパレータ71は、比較結果に基づいて信号を反転して出力するように構成されている。すなわち、コンパレータ71は、入力電圧(判定対象電圧)がリファレンス電圧を下回った場合、内部メモリ10にHigh信号(過小電圧異常)を出力し、判定対象電圧がリファレンス電圧を上回った場合、内部メモリ10にLow信号(異常なし)を出力する。
このように過小電圧モニター回路7は、降圧したアナログの内部降圧電源電圧Vd(判定対象電圧)をデジタル信号に変換する、アナログ/デジタル変換回路のような機能を持つ。
内部メモリ10は、過小電圧モニター回路7のコンパレータ71から出力される信号に基づいて、比較結果(異常の有無の情報)を記憶する。そして、外部(バーンイン試験装置110)からロジック回路9に読み出しの指令が与えられたタイミングで、ロジック回路9が内部メモリ10に記憶された異常を示す情報(異常結果)を読み出し、通信端子2を介して異常結果を含む信号(通信信号Sc)を出力する。内部メモリ10として、半導体集積回路装置100が備える既存のメモリを使用できる。なお、内部メモリ10の場所としては、ロジック回路9内に備えるのが一般的である。ここでは、説明の都合上、図3及び他の該当図面において、内部メモリ10をロジック回路9の外部に配置しているが、ロジック回路9内に内部メモリ10を配置してもよい。
図4の例では、異常検出回路5において、内部降圧電源3から出力される内部降圧電源電圧Vdに基づく電圧値をリファレンス電圧の値と比較する構成を示したが、内部降圧電源電圧Vdに基づく電流値を用いて比較してもよい。例えば、抵抗R1,R2に流れる電流の値と予め設定したリファレンス電流の値を比較し、異常の有無を検出する構成とする。
以上のとおり、第1の実施形態に係る半導体集積回路装置(半導体集積回路装置100)は、外部電圧(外部電圧Vi)を入力として内部降圧電源電圧(内部降圧電源電圧Vd)を生成し内部回路(内部回路4)へ供給する内部降圧電源(内部降圧電源3)と、その内部降圧電源から出力される内部降圧電源電圧に基づく電圧(抵抗R1又はR2にかかる判定対象電圧)又は電流の値を基準値(リファレンス電圧)と比較することで、内部降圧電源電圧の異常を検出する異常検出回路(異常検出回路5)を備える。さらに、この半導体集積回路装置は、異常検出回路の検出結果を外部へ出力する通信端子(通信端子2)、を備える。
上記構成の第1の実施形態に係る半導体集積回路装置によれば、内部降圧電源から出力される内部降圧電源電圧に基づく電圧又は電流の値を基準値と比較する異常検出回路を備えることにより、バーンイン試験中の内部回路に供給される内部電圧(内部降圧電源電圧)の異常を容易に確認することができる。
また、通信端子から異常検出回路の検出結果を外部へ出力できるため、外部のバーンイン試験装置110において容易に内部電圧(内部降圧電源電圧)の異常を確認することができる。
また、以上のとおり、本実施形態に係る異常検出回路(異常検出回路5)は、内部降圧電源(内部降圧電源3)から出力されるアナログの内部降圧電源電圧(内部降圧電源電圧Vd)を、複数の判定対象電圧(抵抗R1又はR2にかかる判定対象電圧)から設定された一の判定対象電圧に変換した上で、内部降圧電源電圧の異常を検出するように構成されている。
例えば、異常検出回路(異常検出回路5)は、内部降圧電源(内部降圧電源3)から出力されるアナログの内部降圧電源電圧(内部降圧電源電圧Vd)を、複数の判定対象電圧から設定された一の判定対象電圧に降圧して出力するレベル変換回路(レベル変換回路6)と、そのレベル変換回路から出力される判定対象電圧(抵抗R1又はR2にかかる判定対象電圧)を基準値(リファレンス電圧)と比較し、判定対象電圧が異常である条件に該当した場合に、異常を示す信号をメモリ(内部メモリ10)に出力する電圧モニター回路(過小電圧モニター回路7、図5の過大電圧モニター回路8等)と、を有する。
上記構成の本実施形態に係る半導体集積回路装置によれば、用途によって内部降圧電源電圧を元に複数の判定対象電圧を切り替え可能な異常検出回路を有することで、内部降圧電源の様々な状態(複数の判定対象電圧)において内部降圧電源電圧の異常を検出し、その結果をメモリに記憶することができる。例えば、図4の例において、抵抗R1を通常使用時の異常判定用とし、抵抗R2をバーンイン試験用とする。さらに、抵抗R1を用いたときの異常判定を緩めに設定し、抵抗R2を用いたときの異常判定を異常結果が出やすいように厳しめに設定する。こうすることで、バーンイン試験において内部回路に適正なストレス(試験電圧)が印加されない製品(半導体集積回路装置)を選別できる。そのため、初期不良を内包した製品が市場へ流出することが防止され、市場における製品の信頼性が向上する。
また、以上のとおり、本実施形態に係る異常検出回路(異常検出回路5)は、上記電圧モニター回路として、レベル変換回路(レベル変換回路6)から出力される判定対象電圧が基準値としての設定下限値(定電圧回路72のリファレンス電圧)より小さい場合に、異常を示す信号をメモリ(内部メモリ10)に出力する過小電圧モニター回路(過小電圧モニター回路7)を有する。
上記構成の本実施形態に係る半導体集積回路装置は、用途によって複数の判定対象電圧を切り替え可能な異常検出回路を内蔵し、判定対象電圧と設定下限値を比較することで、内部降圧電源の様々な状態において内部降圧電源電圧の電圧低下による異常を検出することができる。
なお、本実施形態では、過小電圧モニター回路が、判定対象電圧と基準値を比較して比較結果に応じた信号(デジタル信号)を出力するコンパレータ(コンパレータ71)を備えることで、半導体集積回路装置に従来のような多数のアナログ配線を行う必要がない。そのため、低コストでバーンイン試験時のストレス(試験電圧)が過小となっている製品を選別でき、初期不良を内包した製品の市場への流出が防止されて市場における製品の信頼性が向上する。
<第2の実施形態>
第2の実施形態は、第1の実施形態(図4)で示した構成において、異常検出回路5を変形し、過小電圧モニター回路7を過大電圧モニター回路に置き換えた構成である。
図5は、第2の実施形態に係る半導体集積回路装置100Aの異常検出回路5Aの例を示す。
異常検出回路5Aについて、第1の実施形態における異常検出回路5との相違点を中心に説明する。異常検出回路5Aは、レベル変換回路6A、過大電圧モニター回路8、及び内部メモリ10を備える。
レベル変換回路6Aは、第1の実施形態のレベル変換回路6とほぼ同じ構成であり、切り替えスイッチ61、及び抵抗R0,R3,R4から構成される。抵抗R1,R2は、抵抗R3,R4に置き換わっている。このため、レベル変換回路6Aも、内部降圧電源電圧Vdを複数の電圧レベルに降圧できる。切り替えスイッチ61の接続先を抵抗R3又は抵抗R4のいずれかに切り替えることで、入力電圧(内部降圧電源電圧Vd)の電圧レベルを複数の電圧レベルに降圧して調整(設定)する。抵抗R3と抵抗R4は異なる抵抗値であり、抵抗R0,R3,R4の各抵抗値は任意に設定できる。
過大電圧モニター回路8は、レベル変換回路6で降圧した内部降圧電源電圧Vd(判定対象電圧)を、過大電圧を検出するためのリファレンス電圧(設定上限値)と比較して良否判定する。過大電圧モニター回路8は、第1の実施形態の過小電圧モニター回路7と類似の構成であり、コンパレータ81と、リファレンス電圧を生じさせる定電圧回路82とを備える。切り替えスイッチ61の状態(判定対象電圧)にかかわらずリファレンス電圧は共通であるため、判定対象電圧を切り替えて内部降圧電源電圧Vdの異常を検出することが可能である。
コンパレータ81は、レベル変換回路6Aから入力された判定対象電圧(降圧した内部降圧電源電圧Vd)をリファレンス電圧と比較し、比較結果に基づいてコンパレータ81の電源電圧に応じた大きさの信号を内部メモリ10に出力する。コンパレータ81は、アナログ信号を比較する比較器である。このコンパレータ81は、比較結果に基づいて信号を反転することなく出力するように構成されている。すなわち、コンパレータ81は、入力電圧(判定対象電圧)がリファレンス電圧を上回った場合、内部メモリ10にHigh信号(過大電圧異常)を出力し、判定対象電圧がリファレンス電圧を下回った場合、内部メモリ10にLow信号(異常なし)を出力する。
このように過大電圧モニター回路8は、降圧したアナログの内部降圧電源電圧Vd(判定対象電圧)をデジタル信号に変換する、アナログ/デジタル変換回路のような機能を持つ。
内部メモリ10は、過大電圧モニター回路8のコンパレータ81から出力される信号に基づいて、比較結果(異常の有無の情報)を記憶する。そして、外部(バーンイン試験装置110)からロジック回路9に読み出しの指令が与えられたタイミングで、ロジック回路9が内部メモリ10に記憶された異常を示す情報(異常結果)を読み出し、通信端子2を介して異常結果を含む信号(通信信号Sc)を出力する。
以上のとおり、本実施形態に係る半導体集積回路装置(半導体集積回路装置100A)では、異常検出回路(異常検出回路5A)の電圧モニター回路として、レベル変換回路(レベル変換回路6A)から出力される判定対象電圧が基準値としての設定上限値(定電圧回路82のリファレンス電圧)より大きい場合に、異常を示す信号をメモリ(内部メモリ10)に出力する過大電圧モニター回路(過大電圧モニター回路8)を有する。上記レベル変換回路(レベル変換回路6A)は、内部降圧電源(内部降圧電源3)から出力されるアナログの内部降圧電源電圧(内部降圧電源電圧Vd)を、複数の判定対象電圧から設定された一の判定対象電圧に降圧して出力する。
上記構成の本実施形態に係る半導体集積回路装置は、用途によって複数の判定対象電圧を切り替え可能な異常検出回路を内蔵し、判定対象電圧と設定上限値を比較することで、内部降圧電源の様々な状態(複数の判定対象電圧)において内部降圧電源電圧の電圧上昇による異常を検出することができる。
また、第1の実施形態と同様に、通信端子から異常検出回路の検出結果を外部へ出力できるため、外部のバーンイン試験装置110において容易に内部電圧(内部降圧電源電圧)の異常を確認することができる。
さらに、第1の実施形態と同様に、半導体集積回路装置に従来のような多数のアナログ配線を行う必要がない。そのため、低コストでバーンイン試験時のストレス(試験電圧)が過大となっている製品を選別でき、初期不良を内包した製品の市場への流出が防止されて市場における製品の信頼性が向上する。
<第3の実施形態>
第3の実施形態は、第1の実施形態(図4)で示した構成において、異常検出回路5を変形し、過小電圧モニター回路7と過大電圧モニター回路8の両方を持つ構成である。
図6は、第3の実施形態に係る半導体集積回路装置100Bの異常検出回路5Bの例を示す。
異常検出回路5Bについて、第1の実施形態における異常検出回路5との相違点を中心に説明する。異常検出回路5Bは、レベル変換回路6B、過小電圧モニター回路7、過大電圧モニター回路8、及び内部メモリ10を備える。
レベル変換回路6Bは、第1の実施形態のレベル変換回路6と第2の実施形態のレベル変換回路6Aを組み合わせた構成である。切り替えスイッチ61の第1のスイッチ及び第2のスイッチはそれぞれ、抵抗R0を介して内部降圧電源3の出力側と接続している。切り替えスイッチ61は、第1のスイッチを抵抗R1又は抵抗R2のいずれかに切り替え可能であるとともに、第2のスイッチを抵抗R3又は抵抗R4のいずれかに切り替え可能である。したがって、レベル変換回路6Bも、内部降圧電源電圧Vdを複数の電圧レベルに降圧できる。切り替えスイッチ61の第1のスイッチと抵抗R0の接続中点は、過小電圧モニター回路7のコンパレータ71の非反転入力端子に接続されている。また、切り替えスイッチ61の第2のスイッチと抵抗R0の接続中点は、過大電圧モニター回路8のコンパレータ81の非反転入力端子に接続されている。
コンパレータ71は、第1の実施形態と同じように、入力電圧(判定対象電圧)がリファレンス電圧を下回った場合、内部メモリ10にHigh信号(過小電圧異常)を出力し、判定対象電圧がリファレンス電圧を上回った場合、内部メモリ10にLow信号(異常なし)を出力する。また、コンパレータ81は、第2の実施形態と同じように、入力電圧(判定対象電圧)がリファレンス電圧を上回った場合、内部メモリ10にHigh信号(過大電圧異常)を出力し、判定対象電圧がリファレンス電圧を下回った場合、内部メモリ10にLow信号(異常なし)を出力する。
内部メモリ10は、過小電圧モニター回路7のコンパレータ71と過大電圧モニター回路8のコンパレータ81から出力される信号に基づいて、比較結果(異常の有無の情報)を記憶する。そして、外部(バーンイン試験装置110)からロジック回路9に読み出しの指令が与えられたタイミングで、ロジック回路9が内部メモリ10に記憶された異常を示す情報(異常結果)を読み出し、通信端子2を介して異常結果を含む信号(通信信号Sc)を出力する。ここで、内部メモリ10では、過小電圧モニター回路7からの比較結果(過小電圧異常)と過大電圧モニター回路8からの比較結果(過小電圧異常)を記憶する各領域は予め決められているため、各々の領域の情報を読み出すことでいずれの内部降圧電源3で異常が発生したかがわかる。
以上のとおり、本実施形態に係る半導体集積回路装置(半導体集積回路装置100B)では、異常検出回路(異常検出回路5B)の電圧モニター回路として、レベル変換回路(レベル変換回路6B)から出力される判定対象電圧が基準値としての設定下限値(定電圧回路72のリファレンス電圧)より小さい場合に、異常を示す信号をメモリ(内部メモリ10)に出力する過小電圧モニター回路(過小電圧モニター回路7)と、レベル変換回路(レベル変換回路6B)から出力される判定対象電圧が基準値としての設定上限値(定電圧回路82のリファレンス電圧)より大きい場合に、異常を示す信号をメモリ(内部メモリ10)に出力する過大電圧モニター回路(過大電圧モニター回路8)と、を有する。上記レベル変換回路(レベル変換回路6B)は、内部降圧電源(内部降圧電源3)から出力されるアナログの内部降圧電源電圧(内部降圧電源電圧Vd)を、複数の判定対象電圧から過小電圧判定用と過大電圧判定用としてそれぞれに設定された一の判定対象電圧に降圧して出力する。
上記構成の本実施形態に係る半導体集積回路装置は、用途によって複数の判定対象電圧を切り替え可能な異常検出回路を内蔵し、判定対象電圧と基準値を比較することで、内部降圧電源の様々な状態(複数の判定対象電圧)において内部降圧電源電圧の電圧低下及び電圧上昇による異常を検出することができる。
また、第1の実施形態と同様に、通信端子から異常検出回路の検出結果を外部へ出力できるため、外部のバーンイン試験装置110において容易に内部電圧(内部降圧電源電圧)の異常を確認することができる。
さらに、第1の実施形態と同様に、半導体集積回路装置に従来のような多数のアナログ配線を行う必要がない。そのため、低コストでバーンイン試験時に適正なストレス(試験電圧)が印加された製品のみを提供でき、初期不良を内包した製品の市場への流出が防止されて市場における製品の信頼性が向上する。
<第4の実施形態>
第4の実施形態は、第1の実施形態(図4)で示した構成において、異常検出回路5を変形し、レベル変換回路6を削除して過小電圧モニター回路のみを備える構成である。
図7は、第4の実施形態に係る半導体集積回路装置100Cの異常検出回路5Cの例を示す。異常検出回路5Cについて、第1の実施形態における異常検出回路5との相違点を中心に説明する。
異常検出回路5Cは、過小電圧モニター回路7C、ロジック回路9、及び内部メモリ10を備える。
過小電圧モニター回路7Cは、コンパレータ71、定電圧回路721,722、及び切り替えスイッチ73を備える。コンパレータ71の非反転入力端子には、内部降圧電源3の出力端が接続されており内部降圧電源電圧Vdが入力される。また、コンパレータ71の転入力端子には、切り替えスイッチ73の一端部が接続される。切り替えスイッチ73の第1の他端部は、定電圧回路721を介して接地し、切り替えスイッチ73の第2の他端部は、定電圧回路722を介して接地する。定電圧回路721と定電圧回路722のリファレンス電圧は異なる。切り替えスイッチ73は、ロジック回路9からの指示に従って、接続先を定電圧回路721と定電圧回路722で切り替えることで、リファレンス電圧(基準値)が切り替わる。したがって、複数のリファレンス電圧の設定が可能である。
コンパレータ71は、入力電圧(判定対象電圧)が過小電圧モニター回路7Cの設定されたリファレンス電圧(設定下限値)を下回った場合、内部メモリ10にHigh信号(過小電圧異常)を出力し、判定対象電圧がリファレンス電圧(設定下限値)を上回った場合、内部メモリ10にLow信号(異常なし)を出力する。
以上のとおり、本実施形態に係る半導体集積回路装置(半導体集積回路装置100C)は、異常検出回路(異常検出回路5C)は、異常を検出するための基準値として複数の異なる基準値(定電圧回路721,722のリファレンス電圧)を設定可能であり、内部降圧電源(内部降圧電源3)から出力されるアナログの内部降圧電源電圧(内部降圧電源電圧Vd)を設定された基準値と比較し、内部降圧電源電圧が異常である条件に該当した場合に、異常を示す信号をメモリ(内部メモリ10)に出力する電圧モニター回路、を有する。ここでは、電圧モニター回路として、過小電圧モニター回路7Cを有する。
上記構成の本実施形態に係る半導体集積回路装置は、用途によって切り替え可能な複数の基準値(リファレンス電圧)を持つ異常検出回路を内蔵し、判定対象電圧と設定された基準値を比較することで、内部降圧電源電圧の電圧低下による異常を様々な基準値で検出することができる。
また、内部降圧電源が出力する内部電圧(内部降圧電源電圧)は、降圧することなく電圧モニター回路(例えば過小電圧モニター回路7C)に入力されるため、抵抗分圧等による損失の発生なく電圧異常を検出できる。
また、第1の実施形態と同様に、通信端子から異常検出回路の検出結果を外部へ出力できるため、外部のバーンイン試験装置110において容易に内部電圧(内部降圧電源電圧)の異常を確認することができる。
さらに、第1の実施形態と同様に、半導体集積回路装置に従来のような多数のアナログ配線を行う必要がない。そのため、低コストでバーンイン試験時のストレス(試験電圧)が適正ではない(例えば電圧過小)製品を選別でき、該当製品の市場への流出が防止されて市場における製品の信頼性が向上する。
<第5の実施形態>
第5の実施形態は、第4の実施形態(図7)で示した構成において、異常検出回路5Cを変形し、過小電圧モニター回路7Cを過大電圧モニター回路に置き換えた構成である。
本実施形態における過大電圧モニター回路(図示略)は、第2の実施形態に係る過大電圧モニター回路8(図5)に異なる定電圧回路を備えたものであり、例えば、コンパレータ81、切り替えスイッチ73(図7)、及び異なる2以上の定電圧回路から構成できる。
本実施形態における過大電圧モニター回路も、第4の実施形態の過小電圧モニター回路7Cと同様に、切り替えスイッチ73を有し、複数の異なるリファレンス電圧(基準値)を切り替え可能とする。したがって、本実施形態における過大電圧モニター回路も、複数のリファレンス電圧の設定が可能である。
本実施形態においてコンパレータ81は、入力電圧(判定対象電圧)が過大電圧モニター回路の設定されたリファレンス電圧(設定上限値)を上回った場合、内部メモリ10にHigh信号(過大電圧異常)を出力し、判定対象電圧がリファレンス電圧(設定上限値)を下回った場合、内部メモリ10にLow信号(異常なし)を出力する。
以上のとおり、本実施形態に係る半導体集積回路装置では、第4の実施形態と同様に、異常検出回路は、異常を検出するための基準値として複数の異なる基準値(異なる定電圧回路のリファレンス電圧)を設定可能であり、内部降圧電源(内部降圧電源3)から出力されるアナログの内部降圧電源電圧(内部降圧電源電圧Vd)を設定された基準値と比較し、内部降圧電源電圧が異常である条件に該当した場合に、異常を示す信号をメモリ(内部メモリ10)に出力する電圧モニター回路、を有する。ここでは、電圧モニター回路として、過小電圧モニター回路に代えて過大電圧モニター回路を有する。
上記構成の本実施形態に係る半導体集積回路装置は、用途によって切り替え可能な複数の基準値(リファレンス電圧)を持つ異常検出回路を内蔵し、判定対象電圧と設定された基準値を比較することで、内部降圧電源電圧の電圧上昇による異常を様々な基準値で検出することができる。
また、本実施形態では、内部降圧電源が出力する内部電圧(内部降圧電源電圧)が、降圧することなく図示しない過大電圧モニター回路に入力されるため、抵抗分圧等による損失の発生なく電圧異常を検出できる。
その他、第1の実施形態と同様に、通信端子から異常検出回路の検出結果を外部へ出力できるため、外部のバーンイン試験装置110において容易に内部電圧(内部降圧電源電圧)の異常を確認することができる。
また、第2の実施形態と同様に、半導体集積回路装置に従来のような多数のアナログ配線を行う必要がない。そのため、低コストでバーンイン試験時のストレス(試験電圧)が過大となっている製品(半導体集積回路装置)を選別でき、該当製品の市場への流出が防止されて市場における製品の信頼性が向上する。
<第6の実施形態>
第6の実施形態は、第4の実施形態(図7)で示した構成において、異常検出回路5Cを変形し、過小電圧モニター回路7Cと、第5の実施形態で示した過大電圧モニター回路の両方を持つ構成である。
本実施形態における過小電圧モニター回路7Cと過大電圧モニター回路はそれぞれ、切り替えスイッチ73を有し、複数の異なるリファレンス電圧(基準値)を切り替え可能とする。したがって、本実施形態における過小電圧モニター回路7C及び過大電圧モニター回路も、複数のリファレンス電圧の設定が可能である。言い換えると、本実施形態における過小電圧モニター回路と過大電圧モニター回路の構成は、第3の実施形態における過小電圧モニター回路7と過大電圧モニター回路8の内部に、複数の異なるリファレンス電圧を生じる定電圧回路を備えた構成と等価である。
よって、本実施形態の過小電圧モニター回路7C(コンパレータ71)は、入力電圧(判定対象電圧)が過小電圧モニター回路7Cの設定されたリファレンス電圧(設定下限値)を下回った場合、内部メモリ10にHigh信号(過小電圧異常)を出力し、判定対象電圧がリファレンス電圧(設定下限値)を上回った場合、内部メモリ10にLow信号(異常なし)を出力する。
また、本実施形態の過大電圧モニター回路(コンパレータ81)は、入力電圧(判定対象電圧)が過大電圧モニター回路の設定されたリファレンス電圧(設定上限値)を上回った場合、内部メモリ10にHigh信号(過大電圧異常)を出力し、判定対象電圧がリファレンス電圧(設定上限値)を下回った場合、内部メモリ10にLow信号(異常なし)を出力する。
以上のとおり、本実施形態に係る半導体集積回路装置では、第4の実施形態と同様に、異常検出回路は、異常を検出するための基準値として複数の異なる基準値(異なる定電圧回路のリファレンス電圧)を設定可能であり、内部降圧電源(内部降圧電源3)から出力されるアナログの内部降圧電源電圧(内部降圧電源電圧Vd)を設定された基準値と比較し、内部降圧電源電圧が異常である条件に該当した場合に、異常を示す信号をメモリ(内部メモリ10)に出力する電圧モニター回路、を有する。ここでは、電圧モニター回路として、過小電圧モニター回路及び過大電圧モニター回路を有する。
上記構成の本実施形態に係る半導体集積回路装置は、用途によって切り替え可能な複数の基準値(リファレンス電圧)を持つ異常検出回路を内蔵し、判定対象電圧と設定された基準値を比較することで、内部降圧電源電圧の電圧低下及び電圧上昇による異常を様々な基準値で検出することができる。
また、本実施形態では、内部降圧電源が出力する内部電圧(内部降圧電源電圧)が、降圧することなく図示しない過小電圧モニター回路及び過大電圧モニター回路に入力されるため、抵抗分圧等による損失の発生なく電圧異常を検出できる。
その他、第1の実施形態と同様に、通信端子から異常検出回路の検出結果を外部へ出力できるため、外部のバーンイン試験装置110において容易に内部電圧(内部降圧電源電圧)の異常を確認することができる。
また、第3の実施形態と同様に、半導体集積回路装置に従来のような多数のアナログ配線を行う必要がない。そのため、低コストでバーンイン試験時に適正なストレス(試験電圧)が印加された製品(半導体集積回路装置)のみを提供でき、該当製品の市場への流出が防止されて市場における製品の信頼性が向上する。
<第7の実施形態>
第7の実施形態は、第1の実施形態(図4)で示した構成において、内部降圧電源3を複数備えた構成である。
図8は、第7の実施形態に係る半導体集積回路装置100Dの異常検出回路5Dの例を示す。半導体集積回路装置100Dは、内部降圧電源ごとに内部回路4を備えるが、記載スペースの都合により、内部回路4の記載を省略している。
半導体集積回路装置100Dは、内部降圧電源3(1),3(2),・・・,3(n)と、異常検出回路5D、及びロジック回路9を備える。異常検出回路5Dは、内部降圧電源3(1),3(2),・・・,3(n)ごとに設けられたレベル変換回路6(1),6(2),・・・6(n)、過小電圧モニター回路7D、及び内部メモリ10を備える。
内部降圧電源3(1),3(2),・・・,3(n)はそれぞれ、通常使用時の内部回路4への電圧供給に加え、対応するレベル変換回路6(1),6(2),・・・6(n)に電圧を供給する。レベル変換回路6(1),6(2),・・・6(n)の構成は、第1の実施形態(図1)の構成と同じである。以下、レベル変換回路6(1),6(2),・・・6(n)を区別しない場合には、レベル変換回路6と記述する。レベル変換回路6(1),6(2),・・・6(n)はそれぞれ、切り替えスイッチ61を有し、内部降圧電源電圧Vdを複数の電圧レベルに降圧できる。
過小電圧モニター回路7Dは、レベル変換回路6(1),6(2),・・・6(n)に対応して設けられたコンパレータ71(1),71(2),・・・71(n)と、リファレンス電圧を生成する定電圧回路72を備える。コンパレータ71(1),71(2),・・・71(n)は、対応するレベル変換回路6(1),6(2),・・・6(n)から入力された電圧(降圧した内部降圧電源電圧Vd)をリファレンス電圧と比較し、比較結果を内部メモリ10へ出力する。コンパレータ71(1),71(2),・・・71(n)を区別しない場合には、コンパレータ71と記載する。
過小電圧モニター回路7Dには、内部降圧電源3(1),3(2),・・・,3(n)の個数分だけ判定対象電圧(降圧した内部降圧電源電圧Vd)が入力される。コンパレータ71(1),71(2),・・・71(n)において一つでも判定対象電圧がリファレンス電圧を下回った場合、該当するコンパレータ71からHi信号が出力され、電圧異常が検出される。コンパレータ71(1),71(2),・・・71(n)の各出力は過小電圧モニター回路7Dの出力となり、内部メモリ10に記憶される。各コンパレータ71(1),71(2),・・・71(n)が出力した情報が、内部メモリ10のどの領域に記憶されるかは予め決まっている。そのため、内部メモリ10には、異常を示す情報に加えて、どの内部降圧電源3で異常が発生したかを示す情報を含めて記憶される。
そして、外部(バーンイン試験装置110)からロジック回路9に読み出しの指令が与えられたタイミングで、ロジック回路9が内部メモリ10に記憶された異常を示す情報(異常結果)を読み出し、通信端子2を介して異常結果を含む信号(通信信号Sc)を出力する。
以上のとおり、本実施形態に係る半導体集積回路装置(半導体集積回路装置100D)は、複数の内部降圧電源(内部降圧電源3(1),3(2),・・・,3(n))を備え、異常検出回路(異常検出回路5D)は、複数の内部降圧電源の各々に対応して設けられた、複数の内部降圧電源のそれぞれから出力されるアナログの内部降圧電源電圧(内部降圧電源電圧Vd)を、複数の判定対象電圧から設定された一の判定対象電圧に降圧して出力する複数のレベル変換回路(レベル変換回路6(1),6(2),・・・6(n))と、複数のレベル変換回路から出力される複数の判定対象電圧を基準値と比較し、判定対象電圧が異常である条件に該当した場合に、異常を示す信号をメモリ(内部メモリ10)に出力する電圧モニター回路と、を有する。ここでは、電圧モニター回路として、過小電圧モニター回路7Dを有する。
上記構成の本実施形態に係る半導体集積回路装置は、複数の内部降圧電源ごとに複数の判定対象電圧を切り替え可能であるとともに複数のコンパレータを備えるように構成された異常検出回路を内蔵する。これにより、複数の内部降圧電源の様々な状態において、どの内部降圧電源で異常が発生したかを含めて、内部降圧電源電圧の異常(本例では電圧低下)を検出することができる。
また、第1の実施形態と同様に、通信端子から異常検出回路の検出結果を外部へ出力できるため、外部のバーンイン試験装置110において容易に内部電圧(内部降圧電源電圧)の異常を確認することができる。
さらに、第1の実施形態と同様に、半導体集積回路装置に従来のような多数のアナログ配線を行う必要がない。そのため、低コストでバーンイン試験時のストレス(試験電圧)が適正ではない(本例では電圧過小)製品を選別でき、該当製品の市場への流出が防止されて市場における製品の信頼性が向上する。
なお、上述した実施形態では、電圧モニター回路として、過小電圧モニター回路を備える例を示したが、過大電圧モニター回路、又は、過小電圧モニター回路と過大電圧モニター回路の両方を備える構成としてもよい。
<第8の実施形態>
第8の実施形態は、第7の実施形態(図8)で示した構成において、過小電圧モニター回路7Dの出力が1つに集約された構成である。
図9は、第8の実施形態に係る半導体集積回路装置100Eの異常検出回路5Eの例を示す。
異常検出回路5Eの過小電圧モニター回路7Eは、コンパレータ71(1),71(2),・・・71(n)と、定電圧回路72、及びOR回路74(論理和回路)で構成され、コンパレータ71(1),71(2),・・・71(n)の出力がOR回路74の入力となる。
過小電圧モニター回路7Eは、内部降圧電源3(1),3(2),・・・,3(n)の個数分だけ判定対象電圧(降圧した内部降圧電源電圧Vd)が入力される。コンパレータ71(1),71(2),・・・71(n)において一つでも判定対象電圧がリファレンス電圧を下回った場合、該当するコンパレータ71からHi信号が出力され、電圧異常が検出される。そして、コンパレータ71(1),71(2),・・・71(n)の各出力はOR回路74に入力される。
OR回路74は、複数の入力信号に一つでもHi信号が含まれると、これらの入力信号を集約して一つの異常を示す信号として出力する。OR回路74の出力は過小電圧モニター回路7Eの出力となり、内部メモリ10に記憶される。
以上のとおり、本実施形態に係る半導体集積回路装置(半導体集積回路装置100E)は、電圧モニター回路(例えば過小電圧モニター回路7E)は、レベル変換回路(6(1),6(2),・・・6(n))から入力された電圧と基準値(例えば設定下限値)を比較する複数のコンパレータ(コンパレータ71(1),71(2),・・・71(n))と、複数のコンパレータの出力を集約する論理和回路(OR回路74)と、を有し、コンパレータに入力された電圧のうち一つでも異常である条件に該当した場合に、異常を示す信号をメモリ(内部メモリ10)に出力する。
上記構成の本実施形態に係る半導体集積回路装置は、複数の判定対象電圧を切り替え可能な異常検出回路を内蔵し、複数の内部降圧電源の様々な状態において、内部降圧電源電圧の異常(本例では電圧低下)を検出することができる。
また、複数の内部降圧電源のうち一つでも異常になった場合に、論理和回路により異常信号を集約できるため、通信に用いるビット数を節約することができる。
本実施形態のその他の効果は、第7の実施形態と同様である。
<第9の実施形態>
第9の実施形態は、第4の実施形態(図7)で示した構成において、内部降圧電源3が複数ある構成である。
図10は、第9の実施形態に係る半導体集積回路装置100Fの異常検出回路5Fの例を示す。半導体集積回路装置100Fは、内部降圧電源3(1),3(2),・・・,3(n)と、異常検出回路5F、及びロジック回路9を備える。
異常検出回路5Fは、過小電圧モニター回路7F、及び内部メモリ10を備える。過小電圧モニター回路7Fは、内部降圧電源3(1),3(2),・・・,3(n)ごとに設けられたコンパレータ71(1),71(2),・・・71(n)と、定電圧回路721,722、及び切り替えスイッチ73を備える。
内部降圧電源3(1),3(2),・・・,3(n)はそれぞれ、通常使用時の内部回路4への電圧供給に加え、対応するコンパレータ71(1),71(2),・・・71(n)に電圧を供給する。
過小電圧モニター回路7Fには、内部降圧電源3(1),3(2),・・・,3(n)の個数分だけ内部降圧電源電圧Vdが入力される。コンパレータ71(1),71(2),・・・71(n)において一つでも判定対象電圧がリファレンス電圧を下回った場合、該当するコンパレータ71からHi信号が出力され、電圧異常が検出される。コンパレータ71(1),71(2),・・・71(n)の各出力は過小電圧モニター回路7Dの出力となり、内部メモリ10に記憶される。内部メモリ10には、異常を示す情報に加えて、どの内部降圧電源3で異常が発生したかを示す情報を含めて記憶される。
以上のとおり、本実施形態に係る半導体集積回路装置(半導体集積回路装置100F)は、複数の内部降圧電源(内部降圧電源3(1),3(2),・・・,3(n))を備え、異常検出回路(異常検出回路5F)は、異常を検出するための基準値として複数の異なる基準値(定電圧回路721,722のリファレンス電圧)を設定可能であり、複数の内部降圧電源(内部降圧電源3(1),3(2),・・・,3(n))のそれぞれから出力されるアナログの内部降圧電源電圧(内部降圧電源電圧Vd)を設定された基準値と比較し、内部降圧電源電圧が異常である条件に該当した場合に、異常を示す信号をメモリ(内部メモリ10)に出力する電圧モニター回路、を有する。ここでは、電圧モニター回路として、過小電圧モニター回路7Fを有する。
上記構成の本実施形態に係る半導体集積回路装置は、用途によって切り替え可能な複数の基準値(リファレンス電圧)を持つとともに複数のコンパレータを備えるように構成された異常検出回路を内蔵する。これにより、複数の内部降圧電源の様々な状態において、どの内部降圧電源で異常が発生したかを含めて、内部降圧電源電圧の異常(本例では電圧低下)を検出することができる。
また、内部降圧電源が出力する内部電圧(内部降圧電源電圧)は、降圧することなく電圧モニター回路(例えば過小電圧モニター回路7F)に入力されるため、抵抗分圧等による損失の発生なく電圧異常を検出できる。
本実施形態のその他の効果は、第7の実施形態と同様である。
<第10の実施形態>
第10の実施形態は、第9の実施形態(図10)で示した構成において、過小電圧モニター回路7の出力が1つに集約された構成である。
図11は、第10の実施形態に係る半導体集積回路装置100Gの異常検出回路5Gの例を示す。半導体集積回路装置100Gは、内部降圧電源3(1),3(2),・・・,3(n)と、異常検出回路5G、及びロジック回路9を備える。
異常検出回路5Gは、過小電圧モニター回路7G、及び内部メモリ10を備える。過小電圧モニター回路7Gは、内部降圧電源3(1),3(2),・・・,3(n)ごとに設けられたコンパレータ71(1),71(2),・・・71(n)、定電圧回路721,722、切り替えスイッチ73、及びOR回路74を備える。
内部降圧電源3(1),3(2),・・・,3(n)はそれぞれ、通常使用時の内部回路4への電圧供給に加え、対応するコンパレータ71(1),71(2),・・・71(n)に電圧を供給する。
過小電圧モニター回路7Gには、内部降圧電源3(1),3(2),・・・,3(n)の個数分だけ内部降圧電源電圧Vdが入力される。コンパレータ71(1),71(2),・・・71(n)において一つでも判定対象電圧がリファレンス電圧を下回った場合、該当するコンパレータ71からHi信号が出力され、電圧異常が検出される。そして、コンパレータ71(1),71(2),・・・71(n)の各出力はOR回路74に入力される。
OR回路74は、複数の入力信号に一つでもHi信号が含まれると、これらの入力信号を集約して一つの異常を示す信号として出力する。OR回路74の出力は過小電圧モニター回路7Gの出力となり、内部メモリ10に記憶される。
以上のとおり、本実施形態に係る半導体集積回路装置(半導体集積回路装置100G)は、電圧モニター回路(例えば過小電圧モニター回路7G)は、レベル変換回路(6(1),6(2),・・・6(n))から入力された電圧と基準値(例えば設定下限値)を比較する複数のコンパレータ(コンパレータ71(1),71(2),・・・71(n))と、複数のコンパレータの出力を集約する論理和回路(OR回路74)と、を有し、コンパレータに入力された電圧のうち一つでも異常である条件に該当した場合に、異常を示す信号をメモリ(内部メモリ10)に出力する。
上記構成の本実施形態に係る半導体集積回路装置は、用途によって切り替え可能な複数の基準値(リファレンス電圧)を持つ異常検出回路を内蔵し、複数の内部降圧電源の様々な状態において、内部降圧電源電圧の異常(本例では電圧低下)を検出することができる。
また、第7の実施形態と同様に、内部降圧電源が出力する内部電圧(内部降圧電源電圧)は、降圧することなく電圧モニター回路(例えば過小電圧モニター回路7G)に入力されるため、抵抗分圧等による損失の発生なく電圧異常を検出できる。
また、複数の内部降圧電源のうち一つでも異常になった場合に、論理和回路により異常信号を集約できるため、通信に用いるビット数を節約することができる。
本実施形態のその他の効果は、第9の実施形態と同様である。
<第11の実施形態>
第11の実施形態は、第7の実施形態(図8)と第8の実施形態(図9)で示した構成において、それぞれの異常検出回路を変形し、過小電圧モニター回路を過大電圧モニター回路に置き換えた構成である。
上記構成の本実施形態に係る半導体集積回路装置は、複数の内部降圧電源ごとに複数の判定対象電圧を切り替え可能であるとともに複数のコンパレータを備えるように構成された異常検出回路を内蔵する。これにより、複数の内部降圧電源の様々な状態において、内部降圧電源電圧の異常(電圧上昇)を検出することができる。
さらに、第7の実施形態に過大電圧モニター回路を適用した場合には、どの内部降圧電源で異常が発生したかを含めて、内部降圧電源電圧の異常(電圧上昇)を検出することができる。
本実施形態のその他の効果は、第7の実施形態又は第8の実施形態と同様である。
<第12の実施形態>
第12の実施形態は、第7の実施形態(図8)と第8の実施形態(図9)で示した構成において、それぞれの異常検出回路を変形し、過小電圧モニター回路と過大電圧モニター回路の両方を備える構成である。OR回路74は、過小電圧モニター回路と過大電圧モニター回路ごとに設けてもよいし(合計2個)、過小電圧モニター回路と過大電圧モニター回路で共通(1個のみ)としてもよい。
上記構成の本実施形態に係る半導体集積回路装置は、複数の内部降圧電源ごとに複数の判定対象電圧を切り替え可能であるとともに複数のコンパレータを備えるように構成された異常検出回路を内蔵する。これにより、複数の内部降圧電源の様々な状態において、内部降圧電源電圧の異常(電圧低下及び電圧上昇)を検出することができる。
さらに、第7の実施形態に過大電圧モニター回路を適用した場合には、どの内部降圧電源で異常が発生したかを含めて、内部降圧電源電圧の異常(電圧低下及び電圧上昇)を検出することができる。
本実施形態のその他の効果は、第7の実施形態又は第8の実施形態と同様である。
<第13の実施形態>
第13の実施形態は、第9の実施形態(図10)と第10の実施形態(図11)で示した構成において、それぞれの異常検出回路を変形し、過小電圧モニター回路を過大電圧モニター回路に置き換えた構成である。
上記構成の本実施形態に係る半導体集積回路装置は、用途によって切り替え可能な複数の基準値(リファレンス電圧)を持つとともに複数のコンパレータを備えるように構成された異常検出回路を内蔵する。これにより、複数の内部降圧電源の様々な状態において、どの内部降圧電源で異常が発生したかを含めて、内部降圧電源電圧の異常(電圧上昇)を検出することができる。
また、内部降圧電源が出力する内部電圧(内部降圧電源電圧)は、降圧することなく過大電圧モニター回路に入力されるため、抵抗分圧等による損失の発生なく電圧異常を検出できる。
さらに、第9の実施形態に過大電圧モニター回路を適用した場合には、どの内部降圧電源で異常が発生したかを含めて、内部降圧電源電圧の異常(電圧上昇)を検出することができる。
本実施形態のその他の効果は、第9の実施形態又は第10実施形態と同様である。
<第14の実施形態>
第14の実施形態は、第9の実施形態(図10)と第10の実施形態(図11)で示した構成において、それぞれの異常検出回路を変形し、過小電圧モニター回路と過大電圧モニター回路の両方を備える構成である。OR回路74は、過小電圧モニター回路と過大電圧モニター回路ごとに設けてもよいし(合計2個)、過小電圧モニター回路と過大電圧モニター回路で共通(1個のみ)としてもよい。
上記構成の本実施形態に係る半導体集積回路装置は、用途によって切り替え可能な複数の基準値(リファレンス電圧)を持つとともに複数のコンパレータを備えるように構成された異常検出回路を内蔵する。これにより、複数の内部降圧電源の様々な状態において、内部降圧電源電圧の異常(電圧上昇)を検出することができる。
また、内部降圧電源が出力する内部電圧(内部降圧電源電圧)は、降圧することなく過大電圧モニター回路に入力されるため、抵抗分圧等による損失の発生なく電圧異常を検出できる。
さらに、第9の実施形態に過大電圧モニター回路を適用した場合には、どの内部降圧電源で異常が発生したかを含めて、内部降圧電源電圧の異常(電圧上昇)を検出することができる。
本実施形態のその他の効果は、第9の実施形態又は第10実施形態と同様である。
<第15の実施形態>
次に、本発明が適用された半導体集積回路装置を用いたバーンイン試験方法について説明する。
図12は、本発明が適用された半導体集積回路装置を用いたバーンイン試験方法の例を示す。
図12には、上述した第1〜第14の実施形態に係る半導体集積回路装置100〜100Gのいずれかを用いたバーンイン試験方法の例が示されている。半導体集積回路装置が備える内部降圧電源3により内部回路4へ内部降圧電源電圧Vdを供給し、通信端子2を介して内部降圧電源電圧Vdの異常検出結果をバーンイン試験装置110へ出力することを特徴とする。
バーンイン試験を実施するための構成は、バーンイン試験装置110と、テストボード120と、複数の半導体集積回路装置100a,100b,・・・で構成される。テストボード120は、複数の半導体集積回路装置をセットできる構成と、バーンイン試験装置110が接続されるコネクタ121と、コネクタ121と半導体集積回路装置の間を接続する入出力配線とを有する。複数の半導体集積回路装置100a,100b,・・・を区別しない場合には、半導体集積回路装置100と記載する。
半導体集積回路装置100a,100b,・・・はそれぞれ、電圧入力端子1を有する。バーンイン試験装置110の電圧出力端子111からテストボード120上のコネクタ121及び入出力配線を介して外部電圧Viが、各半導体集積回路装置100の電圧入力端子1に供給される。また、半導体集積回路装置100a,100b,・・・はそれぞれ、通信端子2を有する。各半導体集積回路装置100の通信端子2は、テストボード120を介してバーンイン試験装置110の対応する通信端子112a,112b,・・・と接続される。例えば、既述したように、バーンイン試験装置110と各半導体集積回路装置100との間では、通信端子2を介して、特殊テストモード信号Ssや異常検出結果を含む通信信号Scがやり取りされる。
図13は、図12のバーンイン試験方法における半導体集積回路装置100の各部の信号及び電圧の変化を示すタイミングチャートである。図13について図12を参照しながら説明する。
バーンイン試験装置110から半導体集積回路装置100へ外部電圧Viを入力後、内部降圧電源3が内部降圧電源電圧Vdを立ち上げる(t0)。通信機能を用いてバーンイン試験用の特殊テストモード信号Ssを“HI”にすると、内部降圧電源電圧Vdが規定のストレスレベルに上昇する(t1)。その後、バーンイン試験装置110は、通信信号出力を用いて、半導体集積回路装置100から内部降圧電源電圧Vdの異常検出結果を読み出す(t2)。通信信号出力は、半導体集積回路装置100が内部メモリ10から情報を読み出してバーンイン試験装置110へ出力するタイミングを示す信号である。バーンイン試験装置110は、時刻t2の通信信号出力により得られる情報から、半導体集積回路装置100がテストボード120に正しくセットされているか、また、半導体集積回路装置100が特殊テストモードに移行したかを確認する。
次いで、バーンイン試験のため、テストボード120の試験温度Tを規定の温度まで昇温する(t3)。そして、バーンイン試験装置110は、昇温後に通信信号出力により、内部電圧(内部降圧電源電圧Vd)に異常がないことを再度確認する(t4)。その後、バーンイン試験装置110はバーンイン試験を実施し、終了時にテストボード120を降温させ(t5)、半導体集積回路装置100から再度異常検出結果を読み出す(t6)。次いで、バーンイン試験装置110は、特殊テストモード信号Ssを“LO”にし、内部降圧電源電圧Vdをストレスレベルから通常レベルへ低下させる(t7)。最後に、バーンイン試験装置110は外部電圧Viの入力を停止し、内部降圧電源電圧Vdが低下して試験完了とする(t8)。
以上のとおり、第1〜第14の実施形態に係る半導体集積回路装置100のいずれかの構成を用いたバーンイン試験方法において、設定値以上の外部電圧Vdを入力として、内部降圧電源3が内部降圧電源電圧Vdを生成して内部回路4へ供給するステップと、バーンイン試験装置110が通信端子2から出力される異常検出回路5の検出結果に基づいて異常判定を行う。
上記構成によれば、異常検出回路5により内部電圧(内部降圧電源電圧Vd)の異常を検出して記憶しておき、通信端子2から外部のバーンイン装置101に電圧異常を出力する。これにより、開始時(t4)及び終了時(t6)のみ半導体集積回路装置100に通信信号を出力して確認を実施することにより、試験中の半導体集積回路装置100の内部電圧異常の検出が可能となる。したがって、従来の常時又は適宜の内部電圧異常のモニターは不要となる。また、アナログ電圧(内部電圧)を直接モニターするのではなく、異常検出回路5から出力されるデジタル信号を用いることにより、バーンイン試験装置110側に追加のアナログ入力端子や、テストボード120上の追加のアナログ配線も不要になる。そのため、バーンイン試験装置110側の制約が減り、同時に試験実施できる半導体集積回路装置100の個数を増やすことが可能になる。上記のようなモニター時間の短縮、同時測定可能な半導体集積回路装置の個数の増加により、チップコストの低減が可能になる。
<その他>
さらに、本発明は上述した各実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、その他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した各実施形態は本発明を分かりやすく説明するために半導体集積回路装置及びバーンイン試験方法の構成を詳細かつ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成要素を備えるものに限定されない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成要素に置き換えることは可能である。また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成要素を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成要素の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計するなどによりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成要素、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、半導体メモリやハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又はICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、上述した実施形態において、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成要素が相互に接続されていると考えてもよい。
1…電圧入力端子、 2…通信端子、 3,3(1),3(2),3(n)…内部降圧電源、 4,4(1),4(2),4(3)…内部回路、 5,5A〜5G…異常検出回路、 6,6A,6B,6(1),6(2),6(n)…レベル変換回路、 7,7C〜7G…過小電圧モニター回路、 8…過大電圧モニター回路、 9…ロジック回路、 10…内部メモリ、 11…切り替えスイッチ、 61,61B…切り替えスイッチ、 72,72(1),72(2),72(n),82…コンパレータ、 721,722…定電圧回路、 73…切り替えスイッチ、 74…OR回路、 82…定電圧回路、 100,100A〜100G…半導体集積回路装置、 110…バーンイン試験装置、 111…電圧出力端子、 112a,112b…通信端子、 120…テストボード

Claims (10)

  1. 外部電圧を入力として内部降圧電源電圧を生成し内部回路へ供給する内部降圧電源と、
    前記内部降圧電源から出力される前記内部降圧電源電圧に基づく電圧値又は電流値と基準値とを比較することで、前記内部降圧電源の異常を検出する異常検出回路と、
    前記異常検出回路の検出結果を外部へ出力する通信端子と、を備える
    半導体集積回路装置。
  2. 前記異常検出回路は、
    前記内部降圧電源から出力されるアナログの前記内部降圧電源電圧を、複数の判定対象電圧から設定された一の判定対象電圧に変換した上で、前記内部降圧電源の異常を検出する
    請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  3. 前記異常検出回路は、
    前記内部降圧電源から出力されるアナログの前記内部降圧電源電圧を、複数の判定対象電圧から設定された一の判定対象電圧に降圧して出力するレベル変換回路と、
    前記レベル変換回路から出力される前記判定対象電圧を前記基準値と比較し、前記判定対象電圧が異常である条件に該当した場合に、異常を示す信号をメモリに出力する電圧モニター回路と、を有する
    請求項2に記載の半導体集積回路装置。
  4. 前記電圧モニター回路として、
    前記レベル変換回路から出力される前記判定対象電圧が前記基準値としての設定下限値より小さい場合に、前記異常を示す信号を前記メモリに出力する過小電圧モニター回路、を有する
    請求項3に記載の半導体集積回路装置。
  5. 前記電圧モニター回路として、
    前記レベル変換回路から出力される前記判定対象電圧が前記基準値としての設定上限値より大きい場合に、前記異常を示す信号を前記メモリに出力する過大電圧モニター回路、を有する
    請求項3に記載の半導体集積回路装置。
  6. 前記電圧モニター回路として、
    前記レベル変換回路から出力される前記判定対象電圧が前記基準値としての設定下限値より小さい場合に、前記異常を示す信号を前記メモリに出力する過小電圧モニター回路と、
    前記レベル変換回路から出力される前記判定対象電圧が前記基準値としての設定上限値より大きい場合に、前記異常を示す信号を前記メモリに出力する過大電圧モニター回路と、を有する
    請求項3に記載の半導体集積回路装置。
  7. 前記異常検出回路は、
    異常を検出するための前記基準値として複数の異なる基準値を設定可能であり、前記内部降圧電源から出力されるアナログの前記内部降圧電源電圧を設定された前記基準値と比較し、前記内部降圧電源電圧が異常である条件に該当した場合に、異常を示す信号をメモリに出力する電圧モニター回路、を有する
    請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  8. 複数の前記内部降圧電源を備え、
    前記異常検出回路は、
    複数の前記内部降圧電源の各々に対応して設けられた、複数の前記内部降圧電源のそれぞれから出力されるアナログの前記内部降圧電源電圧を、複数の判定対象電圧から設定された一の判定対象電圧に降圧して出力する複数のレベル変換回路と、
    複数の前記レベル変換回路から出力される複数の前記判定対象電圧を前記基準値と比較し、前記判定対象電圧が異常である条件に該当した場合に、異常を示す信号をメモリに出力する電圧モニター回路と、を有する
    請求項2に記載の半導体集積回路装置。
  9. 複数の前記内部降圧電源を備え、
    前記異常検出回路は、
    異常を検出するための前記基準値として複数の異なる基準値を設定可能であり、複数の前記内部降圧電源のそれぞれから出力されるアナログの前記内部降圧電源電圧を設定された前記基準値と比較し、前記内部降圧電源電圧が異常である条件に該当した場合に、異常を示す信号をメモリに出力する電圧モニター回路、を有する
    請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  10. 前記電圧モニター回路は、
    前記レベル変換回路又は前記内部降圧電源から入力された電圧と前記基準値を比較する複数のコンパレータと、
    前記複数のコンパレータの出力を集約する論理和回路と、を有し、
    前記コンパレータに入力された前記電圧のうち一つでも異常である条件に該当した場合に、前記異常を示す信号を前記メモリに出力する
    請求項8又は9に記載の半導体集積回路装置。
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