JP2010165819A - 半導体集積回路の試験装置、試験方法 - Google Patents

半導体集積回路の試験装置、試験方法 Download PDF

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Abstract

【課題】余剰ポートの有無に関わらず、半導体集積回路のウェハ試験とバーンイン試験を同時に行うことが可能な半導体集積回路の試験装置を提供する。
【解決手段】複数のプローブを備えるプローブカード(1)と、半導体集積回路のウェハ試験に用いるテストパターンと、ウェハ試験用の電源電圧として予め定められた第1電圧と、半導体集積回路のバーンイン試験用の電源電圧として予め定められた第2電圧とを、プローブカードへ出力するテスタ(9)とを具備し、複数のプローブ(20、21、22、23)は、ウェハ試験を行う第1半導体集積回路へ接続して、第1半導体集積回路へテストパターンと第1電圧を出力する第1プローブ群(20、22)と、バーンイン試験を行う第2半導体集積回路へ接続して、第2半導体集積回路へテストパターンと第2電圧を出力する第2プローブ群(21、23)とを含み、プローブカードは、テスタから入力するテストパターンを、第1プローブ群と第2プローブ群へ分岐する配線分岐点(16)を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体集積回路の試験装置に関する。
半導体集積回路は、製造段階において、信頼性を確保するために、試験が行われる。特にウェハ状態で行われる半導体集積回路の試験には、プローブ試験(ウェハ試験)とバーンイン試験とが存在する。ウェハ試験は、半導体集積回路が所定の動作を行うか否かを確認する動作試験である。また、バーンイン試験は、半導体集積回路へ高温、高電圧のストレスを与えて、初期故障を発生させる負荷試験である。製造者は、バーンイン試験により、半導体集積回路の構成部品に含まれる初期不良を検知することができる。
ところで、半導体集積回路の試験時間は、半導体集積回路の生産コストへ反映される。そのため、製造者は、半導体集積回路の生産コストを削減するために、試験時間の短縮という課題を抱えている。このような、課題を解決するための一つの手法として、WLBI(Wafer Level Burn−In)が存在する。WLBIは、ウェハ状態で、ウェハ試験に用いるプローブを使用してバーンイン試験を行う技術である。このような、WLBIに関連する技術として、次のような技術が開示されている。
特許文献1は、プローブを半導体デバイスに接触させてバーンインを行うバーンイン試験に必要なテスト時間を短縮するバーンイン試験方法を開示している。特許文献1のバーンイン試験方法は、プローブカードに設けられた第1プローブを介して第1半導体デバイスの動作試験を行うステップと、動作試験が行われている間に、プローブカードに設けられた第2プローブを介して第2半導体デバイスにストレスを印加するステップとを備える。特許文献1のバーンイン試験方法によれば、第1半導体デバイスの動作試験と、第2半導体デバイスのバーンイン試験と同時に行うことで、バーンイン試験に必要なテスト時間を短縮することができる。
特開2006−098249号公報
しかし、特許文献1は、半導体集積回路試験装置の測定ユニット毎に、余剰となっているプローブを使用してバーンイン試験を行っているため、プローブへテストパターンを出力する余剰ポートが十分な数に満たない場合に、ウェハ試験とバーンイン試験とを同時に行うことができないという課題が存在する。近年の半導体集積回路の試験装置は、測定ユニットという概念が無く、同時に行うウェハ試験数を増加させることが可能なように、試験装置内の端子の割り付けを自由に行えるため、余剰となるポートが発生し難い。
以下に、(発明を実施するための形態)で使用される番号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、(特許請求の範囲)の記載と(発明を実施するための形態)との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、(特許請求の範囲)に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明の半導体集積回路の試験装置は、複数のプローブを備えるプローブカード(1)と、半導体集積回路のウェハ試験に用いるテストパターンと、ウェハ試験用の電源電圧として予め定められた第1電圧と、半導体集積回路のバーンイン試験用の電源電圧として予め定められた第2電圧とを、プローブカードへ出力するテスタ(9)とを具備し、複数のプローブ(20、21、22、23)は、ウェハ試験を行う第1半導体集積回路へ接続して、第1半導体集積回路へテストパターンと第1電圧を出力する第1プローブ群(20、22)と、バーンイン試験を行う第2半導体集積回路へ接続して、第2半導体集積回路へテストパターンと第2電圧を出力する第2プローブ群(21、23)とを含み、プローブカードは、テスタから入力するテストパターンを、第1プローブ群と第2プローブ群へ分岐する配線分岐点(16)を備える。
本発明の半導体集積回路の試験方法は、複数のプローブを備えるステップと、半導体集積回路のウェハ試験に用いるテストパターンと、ウェハ試験用の電源電圧として予め定められた第1電圧と、半導体集積回路のバーンイン試験用の電源電圧として予め定められた第2電圧とを出力するステップ(S110、S120、S130)と、ウェハ試験を行う第1半導体集積回路へ接続して、第1半導体集積回路へテストパターンと第1電圧を出力するステップ(S100、S130、S140)と、バーンイン試験を行う第2半導体集積回路へ接続して、第2半導体集積回路へテストパターンと第2電圧を出力するステップ(S100、S130、S140)と、テストパターンを、第1プローブ群と第2プローブ群へ分岐するステップ(S130、S140)とを備える。
本発明によれば、余剰ポートの有無に関わらず、半導体集積回路のウェハ試験とバーンイン試験を同時に行うことが可能な半導体集積回路の試験装置を提供することができる。
第1実施形態における半導体集積回路の試験装置の構成を示す図である。 第1実施形態におけるプローブカード1の備えるDUT領域と、DUT領域へ設置されるDUTとの関係を示す図である。 第1実施形態におけるDUT30、31、32、33の備えるパッドを示す図である。 第1実施形態における半導体集積回路の試験装置の動作フローである。 第2実施形態における半導体集積回路の試験装置の構成を示す図である。 第3実施形態における半導体集積回路の試験装置の構成を示す図である。
添付図面を参照して、本発明の実施形態による半導体集積回路の試験装置を以下に説明する。
(第1実施形態)
まず、本発明の第1実施形態による半導体集積回路の試験装置の説明を行う。
[構成の説明]
はじめに、本実施形態における半導体集積回路の試験装置の構成の説明を行う。図1は、本実施形態における半導体集積回路の試験装置の構成を示す図である。
本実施形態の半導体集積回路の試験装置は、テスタ9と、プローブカード1と、DUT(Device Under Test)30、31、32、33とを備える。
DUT30、31、32、33は、半導体集積回路のウェハ試験(プローブ試験)、あるいはバーンイン試験を行われる半導体集積回路である。DUT30、31、32、33は、それぞれ、プローブカード1の備えるDUT領域に配置されている。つまり、DUT30、31、32、33は、試験対象である多数の半導体集積回路のうちで、試験を実行する対象としてプローブカード1のDUT領域へ配置されている4つの半導体集積回路を示す。DUT30、32は、ウェハ試験が行われる。一方、DUT31、33は、半導体集積回路のバーンイン試験が行われる。
図2は、本実施形態におけるプローブカード1の備えるDUT領域と、DUT領域へ設置されるDUTとの関係を示す図である。プローブカード1は、DUT領域A、B、C、Dの4つのDUT領域を備える。DUT30は、DUT領域Aに配置される。DUT31は、領域Bに配置される。DUT32は、領域Cに配置される。DUT33は、領域Dへ配置される。DUT30と、DUT32は、ウェハ試験が行われる半導体集積回路である。一方、DUT31と、DUT33は、バーンイン試験が行われる半導体集積回路である。本実施形態では、半導体集積回路は、バーンイン試験が行われた後にウェハ試験を行われる。すなわち、DUT領域B、Dに配置された半導体集積回路(DUT31、33)は、バーンイン試験が完了するとDUT領域A、Cへそれぞれ配置されてウェハ試験が行われる。このとき、DUT領域B、Dへは、DUT31、33に隣接する半導体集積回路が新たに配置されて、バーンイン試験を行われることになる。なお、本実施形態では、同時に試験を行う半導体デバイスは4つであるが、これは一例であり、試験装置が同時に試験を行う半導体デバイスの数はこれに限定しない。
テスタ9は、コントローラ11と、入力側ポート12と、出力側ポート13と、高電圧VDD17と、VDD18と、GND19とを備える。ここで、テスタ9は、図示されない、CPU(Central Processing Unit)を備える処理部と、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)やハードディスクを備える記憶部と、テスタ9の使用者との入出力インターフェイスである入出力部と、を備えるコンピュータである。記憶部は、テスタ9の機能を実現するために必要な処理用プログラムやデータを記録している。処理部は、記憶部に記憶された処理用プログラムを実行することで、テスタ9の機能を実現する。
コントローラ11は、予め設定されている半導体集積回路のウェハ試験におけるテストパターンを入力側ポート12へ出力する。入力側ポート12は、コントローラ11から入力するテストパターンを、プローブカード1の対応する各プローブへ出力する。また、コントローラ11は、予め設定されたウェハ試験用の電源電圧をVDD18へ設定する。さらに、コントローラ11は、予め設定されたバーンイン試験用の高電圧の電源電圧を高電圧VDD17へ設定する。高電圧VDD17へ設定される電圧レベルは、バーンイン試験の対象となる半導体集積回路(DUT31、33)の入力スレッショルド電圧以上を維持できる範囲で設定される。VDD18は、コントローラ1によって設定されたウェハ試験における電源電圧をプローブカード1の対応するプローブへ供給する。高電圧VDD17は、コントローラ1によって設定されたバーンイン試験における高電圧の電源電圧をプローブカード1の対応するプローブへ供給する。GND19は、接地電位を対応するプローブへ供給する。出力側ポート13は、ウェハ試験を行う各DUTがテストパターンに対する処理を行って出力した出力結果を、プローブカード1の対応する各プローブから入力する。コントローラ11は、出力側ポート13から各DUTからの出力結果を入力して、出力結果に基づいて対応するDUTの故障の有無を判定する。なお、テスタ9は、ウェハ試験のテストパターンや、高電圧VDD17とVDD18とへ設定する電源電圧のレベルや、DUTからの出力結果に基づく故障判定用のデータを、半導体集積回路の試験装置の管理者によって、予めテスタ9の入出力部から入力されて、テスタ9の記憶部に保存している。
プローブカード1は、DUT領域(DUT領域A〜D)と、DUT領域にそれぞれ対応する複数のプローブ20、21、22、23とを備える。プローブ20、21、22、23は、それぞれ、対応するDUT領域に配置されたDUT30、31、32、33の備える入力用パッドへ接続される。ここで、図示はしていないが、プローブ20、21、22、23は、図1に記載されているよりも多くの、あるいは少ないプローブ数を備える場合がある。すなわち、プローブカード1は、プローブ20、21、22、23を、DUT30、31、32、33の備えるパッド数に対応した数だけ備える。プローブカード1は、テスタ9からテストパターンや、電源電圧や、接地電位を入力して、DUT30、31、32、33の備える各入力用パッドへ、プローブ20、21、22、23を介して出力する。また、プローブカード1は、DUT30、32から入力する出力結果を、プローブ20、22を介してテスタ9へ出力する。
図3は、本実施形態におけるDUT30、31、32、33の備えるパッドを示す図である。図2で示したとおり、DUT30、31、32、33は、それぞれDUT領域A、B、C、Dへ配置されている。DUT30、31、32、33は、それぞれ、入力パッド301、311、321、331と、出力パッド302、312、322、332と、VDD用パッド303、313、323、333と、GND用パッド304、314、324、334とを備える。なお、DUT30、31、32、33の備えるパッド数、および各パッドの配置は、半導体集積回路の構成による。前述のとおり、プローブカード1は、DUT30、31、32、33の備えるパッド数に対応したプローブ数を備えている。プローブカード1は、プローブ20を、DUT30の各パッドへ接続する。同様に、プローブカード1は、プローブ21をDUT31の各パッドへ、プローブ22をDUT32の各パッドへ、プローブ23をDUT33の各パッドへ、それぞれ接続する。DUT30を例に説明を行うと、プローブカード1は、プローブ20を、入力パッド301と、出力パッド302と、VDD用パッド303と、GND用パッド304へ接続する。これにより、テスタ9の出力するテストパターンは、DUT30の入力用パッド301へ入力される。また、テスタ9の出力する電源電圧は、VDD用パッド303へ、また、接地電位は、GND用パッド304へ、それぞれ供給される。さらに、テストパターンに応じてDUT30が出力用パッド302から出力する出力パターンは、テスタ9の出力側ポート13へ入力される。DUT31、32、33についても、それぞれ同様であるので説明を省略する。なお、プローブ20、23の出力側ポート13に対応するプローブは、バーンイン試験の行われるDUT31の出力用パッド312、およびDUT33の出力用パッド332には、接続されない。バーンイン試験は、負荷試験であるためである。このように、プローブカード1は、テスタ9から、それぞれ対応するプローブへのテストパターンや、電源電圧や、接地電位を入力して、各プローブから対応するDUTの各パッドへ供給する。そして、プローブカード1は、テストパターンに応じて各DUTから出力される出力結果を、プローブで入力して、テスタ9の出力側ポート13へ出力する。
本実施形態においてプローブカード1は、テスタ9の入力側ポート12から入力するテストパターンを、ウェハ試験を行うDUT30と、バーンイン試験を行うDUT31とへ分岐して出力するための配線分岐点16を備える。これにより、プローブ20とプローブ21との入力側ポート12に対応するプローブは、それぞれ、テスタ9から同じテストパターンを入力して、DUT30、31のそれぞれ対応するパッドへ供給する。つまり、プローブ20は、テスタ9の入力側ポート20と、VDD18と、GND19とを、DUT30の入力用パッド301と、VDD用パッド303と、GNDパッド304へ、それぞれ接続する。プローブ20は、入力側ポート20から入力して配線分岐点16で分岐されたテストパターンを入力用パッド301へ出力し、また、VDD18から入力する電源電圧をVDD用パッド303へ出力する。また、プローブ20は、GND19によりGNDパッド304を接地電位とする。一方、プローブ21は、テスタ9の入力側ポート20と、高電圧VDD17と、GND19とを、DUT31の入力用パッド311と、VDD用パッド313と、GNDパッド314へ、それぞれ接続する。プローブ21は、入力側ポート20から入力して配線分岐点16で分岐されたテストパターンを入力用パッド311へ出力し、高電圧VDD17から入力する電源電圧をVDD用パッド313へ出力する。また、プローブ21は、GND19によりGNDパッド314を接地電位とする。
このように、本実施形態における半導体集積回路の試験装置は、プローブカード1の配線分岐点16により入力側ポート20から入力するテストパターンを、プローブ20とプローブ21へ分岐して、DUT30とDUT31へ出力する。すなわち、DUT30で行われるウェハ試験と、DUT31で行われるバーンイン試験とで、同じ入力パターンを用いて試験を行う。なお、DUT32とDUT33に対応するプローブ22とプローブ23も同様であるので説明を省略する。
このような構成によれば、本実施形態における半導体集積回路の試験装置は、プローブカード1の配線分岐点16において、テスタ9から入力するテストパターンをプローブ20とプローブ21とに分岐して、DUT30とDUT31へ同様のテストパターンを出力する。ウェハ試験が行われるDUT30は、プローブ20を介して、テスタ9の入力側ポート12と、VDD18と、GND19と、出力側ポート13と接続される。また、バーンイン試験が行われるDUT31は、プローブ21を介して、テスタ9の入力側ポート12と、高電圧VDD17と、GND19と接続される。DUT30は、VDD18からの電源電圧と、入力側ポート12から入力するテストパターンによりウェハ試験が行われ、テストパターンに応じた出力パターンを、プローブ20を介してテスタ9の出力側ポート13へ出力する。また、同時に、DUT31は、高電圧VDD17からの高電圧の電源電圧と、入力側ポート12から入力するテストパターンにより、バーンイン試験が行われる。このように、プローブカード1の配線分岐点16によりテストパターンを分岐することによって、テスタ9の入力側ポート12に空きポートが存在しない、あるいは空きポートが足りない場合にも、ウェハ試験とバーンイン試験とを同時に実施することが可能となる。また、入力側ポート12は、ウェハ試験用のテストパターンのみを記録すればよいため、制御が容易になるという利点も存在する。
以上が、本実施形態における半導体集積回路の試験装置の構成の説明である。
[動作方法の説明]
次に、本実施形態における半導体集積回路の試験装置の動作方法の説明を行う。図4は、本実施形態における半導体集積回路の試験装置の動作フローである。なお、DUT30とDUT31に対する動作方法と、DUT32とDUT33に対する動作方法とは、試験対象が異なるのみで動作は同じであるため、本説明では、DUT30とDUT31に対する動作方法の説明のみを行う。
(ステップS100)
プローブカード1は、プローブ20をDUT30の対応する各パッドへ接続する。プローブカード1は、プローブ21を、DUT31の対応する各パッドへ接続する。これにより、テスタ9の入力側ポート12と、出力側ポート13と、VDD18と、GND19とは、プローブ20を介してそれぞれ対応するDUT30の入力用パッド301と、出力用パッド302と、VDD用パッド303と、GND用パッド304とへ接続される。また、テスタ9の入力側ポート12と、高電圧VDD17と、GND19とは、プローブ21を介して、DUT31の入力用パッド311と、VDD用パッド313と、GND用パッド314のそれぞれに対応して接続される。なお、DUT31の出力用パッド312とテスタ9の出力側ポート13とは、接続されない。
(ステップS110)
コントローラ11は、ウェハ試験用の電源電圧をVDD18へ設定する。なお、ウェハ試験用の電源電圧のレベルは、管理者により予めコントローラ11へ予め登録されているものとする。
(ステップS120)
コントローラ11は、バーンイン試験用の高電圧の電源電圧を高電圧VDD17へ設定する。なお、バーンイン試験用の高電圧の電源電圧のレベルは、バーンイン試験の対象となる半導体集積回路(DUT31)の入力スレッショルド電圧以上を維持できる範囲で、管理者により予めコントローラ11へ予め登録されているものとする。
(ステップS130)
コントローラ11は、Aからnまで存在するウェハ試験のうちからウェハ試験Aを行う。コントローラ11は、入力側ポート12からウェハ試験A用のテストパターンを出力する。DUT30は、プローブ20を介して、入力用パッド301からテストパターンを入力する。DUT30は、テストパターンに応じた処理を行って、入力したテストパターンに応じた出力パターンを、出力用パッド302から出力する。テスタ9の出力側ポート13は、プローブ20を介して、DUT30からの出力パターンを入力する。コントローラ11は、出力側ポート13から出力パターンを入力する。
一方、同時に、DUT31は、プローブカード1の配線分岐点16で分岐された、コントローラ11の出力するウェハ試験A用のテストパターンを、プローブ21を介して入力する。DUT31は、高電圧の電源電圧を入力しており、ウェハ試験A用のテストパターンにより、バーンイン試験を行われる。
(ステップS140)
コントローラ11は、ウェハ試験Aにより、DUT30に故障があるか否かを判定する。コントローラ11は、入力した出力パターンが、予め登録してあるテストパターンに対応する出力パターンと一致するか否かによって、DUT30に故障があるか否かを判定する。ウェハ試験Aが、良好(Pass)の場合、ステップS160へ進む。一方、ウェハ試験Aが、不良(Fail)の場合、ステップS150へ進む。
(ステップS150)
コントローラ11は、ウェハ試験AがFailの場合、Fail情報を記憶する。その後、ステップS160へ進む。
(ステップS160)
コントローラ11は、ウェハ試験Aが完了すると、次の試験(ウェハ試験B)へ移行する。コントローラ11は、ステップS130と同様に、ウェハ試験B用のテストパターンを用いて、DUT30のウェハ試験を行う。また、コントローラ11は、ステップS130と同様に、ウェハ試験Bと同時に、DUT31のバーンイン試験を行う。コントローラ11は、ステップS140と同様に、ウェハ試験Bにより、DUT30に故障があるか否かを判定する。コントローラ11は、ウェハ試験BがFailの場合、ステップS150と同様に、Fail情報を記憶して、次のウェハ試験へ進む。一方、コントローラ11は、ウェハ試験BがPassの場合、そのまま、次のウェハ試験へ進む。このように、コントローラ11は、ステップS130からステップS150までと同様に、ウェハ試験Bからウェハ試験nまでを、それぞれのウェハ試験に対応したテストパターンを用いて、DUT30に対するウェハ試験とDUT31に対するバーンイン試験とを同時に実行して、DUT30のウェハ試験がFailの場合はFail情報を記録して、次のウェハ試験へ進み、ウェハ試験BがPassの場合は、そのまま次のウェハ試験へ進む、という動作を繰り返す。
(ステップS170)
コントローラ11は、DUT30に対してウェハ試験Aからウェハ試験nまで全てのウェハ試験が完了すると、記憶しているFail情報を読み出す。コントローラ11は、DUT30のFail情報が記憶されている場合、DUT30は、「故障有り」と判定する。この場合、DUT30に対するウェハ試験はFail終了となり、この後の工程で、対応する処理が行われる。一方、コントローラ11は、DUT30のFail情報が記憶されていない場合、DUT30は、「故障無し」と判定する。この場合、DUT30に対するウェハ試験はPass終了となり、この後の工程で、対応する処理が行われる。また、DUT30に対してウェハ試験nまで全てのウェハ試験が完了すると、同時にDUT31に対するバーンイン試験も完了する。この後、DUT30は、DUT領域Aから外れる。また、同時に、DUT31は、DUT領域BからDUT領域Aへ移行して設置される。さらに、DUT領域Bに、DUT31に隣接する半導体集積回路がDUTとして設置される。この後、ここまで説明を行ったステップS100からステップS160が繰り返されることで、DUT領域Bでバーンイン試験が行われた半導体集積回路は、DUT領域Aにおいてウェハ試験が行われ、また、DUT31に隣接する半導体集積回路は、DUT領域Bにおいてバーンイン試験が行われる。
以上が、本実施形態における半導体集積回路の試験装置の動作方法である。なお、本説明では、DUT30とDUT31に対する動作方法に注目して説明を行っているが、DUT32とDUT33についても、プローブ22とプローブ23により同様の動作方法でウェハ試験とプローブ試験とが同時に行われる。なお、本実施形態において、半導体集積回路の試験装置は4つのDUT領域を備えているが、より多くのDUT領域とDUT領域に対応するプローブとを備えて、より多くの半導体集積回路の試験を並行して行う構成としてもよい。
ここまで説明を行ってきたとおり、本実施形態における半導体集積回路の試験装置は、テスタ9から出力されるテストパターンを、プローブカード1に設けられた配線分岐点16により、ウェハ試験を行うDUTとバーンイン試験を行うDUTとの各々のテストパターン入力用パッドへ分岐して入力する。ウェハ試験を行うDUTへは、ウェハ試験用に設定された電源電圧が供給され、また、バーンイン試験を行うDUTは、バーンイン試験用に設定された高電圧の電源電圧が供給される。このように構成することで、本実施形態の半導体集積回路の試験装置は、テスタ9に入力側ポート12にバーンイン試験用の余剰ポートの有無に関わらず、ウェハ試験と、バーンイン試験とを同時に実行することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態による半導体集積回路の試験装置の説明を行う。図5は、本実施形態における半導体集積回路の試験装置の構成を示す図である。
本実施形態における半導体集積回路の試験装置は、プローブカード1のプローブのうち、バーンイン試験を行うDUT31、33へテストパターンを入力するプローブ21、23と、配線分岐点16との間に、高電圧バッファ50を備えることが第1実施形態と異なる。本実施形態における半導体集積回路の試験装置は、高電圧バッファ50を備える以外は、第1実施形態と同様である。
高電圧バッファ50は、入力側ポート12から配線分岐点16で分岐されて入力されるテストパターンを入力して、高電圧のテストパターンを、プローブ21、23を介してDUT31、33へ出力する。このように構成することで、高電圧VDD17がDUT31、33の入力スレッショルド電圧を超える高電圧で電源電圧を供給しなくとも、高電圧バッファ50から、DUT31、33の入力スレッショルド電圧を超える高電圧のテストパターンを、DUT31、33へ供給する事ができる。そのため、高電圧VDD17は、DUT31、33の入力スレッショルド電圧を超える高電圧を設定する必要が無くなる。
以上が、本実施形態における半導体集積回路の試験装置の説明である。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態による半導体集積回路の試験装置の説明を行う。図6は、本実施形態における半導体集積回路の試験装置の構成を示す図である。
本実施形態における半導体集積回路の試験装置は、プローブカード1のプローブのうち、バーンイン試験を行うDUT31、33へテストパターンを入力するプローブ21、23と、配線分岐点16との間に、抵抗51を備えることが第1実施形態と異なる。本実施形態における半導体集積回路の試験装置は、抵抗51を備える以外は、第1実施形態と同様である。このような構成とすることで、DUT31(またはDUT33)の入力用パッド311とVDD用パッド313との間で(または入力用パッド331とVDD用パッド333との間で)、あるいは、入力用パッド311とGND用パッド314との間で(または入力用パッド331とGND用パッド334との間で)ショートしていたとしても、テスタ9の入力側ポート12への過電流の流入を防ぐことができる。
以上が、本実施形態における半導体集積回路の試験装置の説明である。
ここまで、実施形態を参照して説明を行ってきた。本発明の半導体集積回路の試験装置によれば、プローブカード1の配線分岐点16において、テストパターンを、ウェハ試験を行うプローブとバーンイン試験を行うプローブへ分岐して共用する。バーンイン試験を行うDUTへは、入力スレッショルド電圧を超える高電圧の電源電圧を供給する。これによって、テスタ9の入力側ポート12の余剰ポートの有無に関わらずウェハ試験とバーンイン試験とを同時に行うことができ、バーンイン試験を行う試験時間を削減することができる。さらに、ウェハ試験におけるテストパターンと、バーンイン試験におけるテストパターンが共通であるため、バーンイン試験を行うDUTにはトグル率(回路内部の配線のうちで、論理値を「0」と「1」とに変化させることができる配線の割合)の高いダイナミックバーンインテストの実施が可能となる。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更を行うことができる。
1 プローブカード
9 テスタ
11 コントローラ
12 入力側ポート
13 出力側ポート
16 配線分岐点
17 高電圧VDD
18 VDD
19 GND
20 プローブ
21 プローブ
22 プローブ
23 プローブ
30 DUT(半導体集積回路)
31 DUT(半導体集積回路)
32 DUT(半導体集積回路)
33 DUT(半導体集積回路)
50 高電圧バッファ
51 抵抗
301 入力用パッド
302 出力用パッド
303 VDD用パッド
304 GND用パッド
311 入力用パッド
312 出力用パッド
313 VDD用パッド
314 GND用パッド
321 入力用パッド
322 出力用パッド
323 VDD用パッド
324 GND用パッド
331 入力用パッド
332 出力用パッド
333 VDD用パッド
334 GND用パッド

Claims (6)

  1. 複数のプローブを備えるプローブカードと、
    半導体集積回路のウェハ試験に用いるテストパターンと、前記ウェハ試験用の電源電圧として予め定められた第1電圧と、半導体集積回路のバーンイン試験用の電源電圧として予め定められた第2電圧とを、前記プローブカードへ出力するテスタと、
    を具備し、
    前記複数のプローブは、前記ウェハ試験を行う第1半導体集積回路へ接続して、前記第1半導体集積回路へ前記テストパターンと前記第1電圧を出力する第1プローブ群と、前記バーンイン試験を行う第2半導体集積回路へ接続して、前記第2半導体集積回路へ前記テストパターンと前記第2電圧を出力する第2プローブ群とを含み、
    前記プローブカードは、前記テスタから入力する前記テストパターンを、前記第1プローブ群と前記第2プローブ群へ分岐する配線分岐点を備える
    半導体集積回路の試験装置。
  2. 請求項1に記載の半導体集積回路の試験装置であって、
    前記第2プローブ群のうちで前記第2半導体集積回路へ前記テストパターンを出力するプローブが、当該プローブと前記配線分岐点との間に、前記テストパターンを入力すると、高電圧のテストパターンを前記第2半導体集積回路へ出力する高電圧バッファを備える
    半導体集積回路の試験装置。
  3. 請求項1に記載の半導体集積回路の試験装置であって、
    前記第2プローブ群のうちで前記第2半導体集積回路へ前記テストパターンを出力するプローブが、当該プローブと前記配線分岐点との間に、前記テスタへの過電流の流入を防ぐ抵抗を備える
    半導体集積回路の試験装置。
  4. 複数のプローブを備えるステップと、
    半導体集積回路のウェハ試験に用いるテストパターンと、前記ウェハ試験用の電源電圧として予め定められた第1電圧と、半導体集積回路のバーンイン試験用の電源電圧として予め定められた第2電圧とを出力するステップと、
    前記ウェハ試験を行う第1半導体集積回路へ接続して、前記第1半導体集積回路へ前記テストパターンと前記第1電圧を出力するステップと、
    前記バーンイン試験を行う第2半導体集積回路へ接続して、前記第2半導体集積回路へ前記テストパターンと前記第2電圧を出力するステップと、
    前記テストパターンを、前記第1プローブ群と前記第2プローブ群へ分岐するステップと
    を備える半導体集積回路の試験方法。
  5. 請求項4に記載の半導体集積回路の試験方法であって、
    前記テストパターンを入力すると、高電圧のテストパターンを前記第2半導体集積回路へ出力するステップ
    をさらに備える半導体集積回路の試験方法。
  6. 請求項4に記載の半導体集積回路の試験方法であって、
    過電流を防ぐステップ
    をさらに備える半導体集積回路の試験方法。
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CN102200552A (zh) * 2010-11-17 2011-09-28 浙江正泰太阳能科技有限公司 硅片的方块电阻的测试方法及设备
CN107863302A (zh) * 2017-11-02 2018-03-30 德淮半导体有限公司 测试装置以及测试方法

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