JP2020168706A - 動力工具および工具保持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】動力工具が地面まで落下することを防止できつつ、この落下にともなう吊り下げによる衝撃を確実に吸収できる動力工具および工具保持具を提供すること。【解決手段】動力工具には、吊下げ用の工具保持具2を備えている。工具保持具2は、吊下部材3を通し可能な環状部40と、環状部40を動力工具に対して支持する基部50との間に少なくとも1か所の湾曲部として、第1湾曲部70を設ける。湾曲部を変形させて落下時に吊下部材(カラビナ3a)から受ける衝撃を吸収する。【選択図】図10

Description

本発明は、動力工具を誤って落下させた場合でも吊下部材で吊り下げた状態に保持されるようにするための工具保持具及びこれを備えた動力工具に関する。
従来、高所作業における動力工具の落下防止の対策として、様々な対策が施されている。ここで、下記特許文献1には、同文献1の図面を引用した図24に示すように、一部に引っ張りばね1240を有しており、ループ状を成すように手持ち式の動力工具(図示しない、グラインダ本体)のハウジング(図示しない)に対して取り付け可能な工具保持具としてのストラップ1202が開示されている。これにより、紐等の吊下部材(図示しない)を動力工具に取り付けたストラップ1202の環状部に通した後に、この吊下部材の基端を高所作業場の手摺や足場に結ぶことができる。すなわち、動力工具に取り付けたストラップ1202と高所作業場の手摺や足場とを吊下部材(カラビナおよび紐)を介して繋げることができる。そのため、例えば、手に持った動力工具を誤って落下させた場合でも、この落下させた動力工具を吊下部材を介して高所作業場の手摺や足場に吊り下げることができる。このとき、吊下部材によって引っ張りばね1240が伸びる(引っ張りばね1240のばね力が作用する)ため、この落下にともなう吊り下げによる衝撃を吸収できる。したがって、動力工具が地面(地上)まで落下することを防止できつつ、この落下にともなう吊り下げによる衝撃を吸収できる。
米国特許出願公開第2017/0119137号明細書
しかしながら、上述した特許文献1の技術では、吊下部材は、ストラップ1202のループの内部を自由に移動可能となっている。そのため、落下させた動力工具が吊下部材を介して高所作業場の手摺や足場に吊り下げられた状態になったとき、場合によっては、この吊下部材が一対の取付部1230と引っ張りばね1240との連結部位aに掛かることが想定される。その場合、この吊下部材によって引っ張りばね1240が伸びることがないため、この落下にともなう吊り下げによる衝撃を確実に吸収できない恐れがある。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、動力工具を誤って落下させた場合に、衝撃を確実に吸収しつつ吊下部材による吊下げ状態に保持できる工具保持具を提供することである。
本開示の1つの特徴によると、工具保持具を備えた動力工具である。工具保持具は、吊下部材を貫通可能な環状部と、環状部を動力工具に支持する基部と、環状部と基部との間に設けられる少なくとも1か所の湾曲部と、を備えた構成としたことを特徴とする。
そのため、工具保持具の環状部に先端を通した吊下部材の基端を例えば高所作業場の手摺等に繋いでおくことにより、誤って落下させた動力工具が地面まで落下する途中で吊下部材により吊り下げられた状態に保持される。落下にともなう吊り下げによる吊下部材からの衝撃が環状部に付加される。環状部に付加される衝撃によって工具保持具の湾曲部が変形することで衝撃が吸収される。湾曲部を変形させる構成であるので応力集中が回避されることから、当該工具保持具の耐久性が確保される。
本発明の他の特徴によると、基部は、動力工具に対して着脱可能に構成されている。
そのため、動力工具に対して工具保持具を後付けできる。したがって、動力工具の販売前に、予め、工具保持具を取り付けておく仕様のものと、動力工具の販売後に工具保持具を後付け(後に取り付け)可能となっている仕様のものと、動力工具を2種類の仕様に分けて販売できる。また、基部が着脱可能であることにより、当該工具保持具の交換等のメンテナンスを容易に行うことができる。
また、本開示の他の特徴によると、基部は、動力工具の一部から構成されている。
そのため、基部の構成を簡素化できる。
また、本開示の他の特徴によると、動力工具を吊り下げ可能な工具保持具である。工具保持具は、吊下部材を貫通可能な環状部と、環状部を動力工具に支持する基部と、環状部と基部との間に設けられる少なくとも1か所の湾曲部とを備えている。
そのため、上述した動力工具と同様、誤って落下させた動力工具を環状部に貫通させた吊下部材により吊下げ状態に保持することができ、また湾曲部の変形により落下時の衝撃が吸収される。さらに、湾曲部に対する応力集中を回避して当該工具保持具の耐久性を高めることができる。
また、本開示の他の特徴によると、工具保持部は、動力工具を引掛対象部位に引き掛けるための引掛部を有している。引掛部は、引掛対象部位を進入させる開口部と引掛対象部位を当接させる引掛底部とからなる引掛領域を備えている。引掛対象部位に動力工具を引き掛けると、引掛対象部位が引掛領域内に位置される。
そのため、吊下部材を用いることなく、引掛部を介して動力工具を脚立や手摺等の引掛対象部位に引き掛けておくことができる。
また、本開示の他の特徴によると、動力工具の落下時に、吊下部材を経て衝撃を受ける環状部の衝撃作用点は、常に、環状部の内周における基部から最も離間した位置となる。
そのため、動力工具の落下による衝撃が環状部の衝撃作用点で最も効率よく受けられて湾曲部が変形されることで衝撃が効率よく吸収される。また、落下の回数に応じて環状部における衝撃作用点が変位することから、湾曲部の変形について多数回の落下に対応させて当該工具保持具の耐久性を高めることができる。
また、本開示の他の特徴によると、動力工具の落下時に、前記吊下部材を経て衝撃を受ける前記環状部の衝撃作用点は、前記環状部を形成する部材が重なった重合部として構成されている。
そのため、吊下部材の環状部からの抜け落ちが防止される。
また、本開示の他の特徴によると、環状部は、引掛領域内に設けられている。
そのため、工具保持具のコンパクト化を図ることができる。
また、本開示の他の特徴によると、環状部の基部側が、引掛底部の全体を構成している。
そのため、引掛底部の強度が高められて当該工具保持具の耐久性を高めることができる。また、引掛底部の全体にわたって大きな環状部を構成できることから、この環状部に吊下部材を通し易くなって当該工具保持具の使い勝手を高めることができる。また、吊下部材からの衝撃を受ける衝撃作用点をより広い範囲に設定できる。
また、本開示の他の特徴によると、環状部の基部側は、略直線状に形成されている。
そのため、吊下部材からの衝撃を受ける環状部の衝撃作用点の移動がスムーズになされる。
また、本開示の他の特徴によると、環状部は、直径が前記開口部の幅と略同一の円形状に形成されている。
そのため、吊下部材を繋ぎやすい大形の環状部が確保されるとともに、引掛部の剛性を高めることができる。
また、本開示の他の特徴によると、基部と環状部との間に、動力工具に対して環状部が相対移動可能とする緩衝機構を備えている。
そのため、動力工具の落下にともなう吊り下げによって吊下部材から環状部に付加される衝撃を工具保持具の湾曲部の変形による吸収だけでなく、緩衝機構による基部と環状部との相対移動によっても吸収できる。したがって、落下時の衝撃の吸収力をより高めることができる。
また、本開示の他の特徴によると、環状部と引掛部は、単一の線材の曲げ加工によって形成されている。
そのため、この工具保持具の構成の簡略化及び低コスト化を図ることができる。
本発明の第1実施形態に係る動力工具の右側面図であり、保持具本体が収納された状態を示している。 図1の動力工具の後面図である。 図1の動力工具において、保持具本体が引き出された状態を示している。 図3の動力工具の後面図である。 図1の工具保持具の全体斜視図である。 図5の工具保持具の右側面図であり、基部を縦断面で示している。 図6のVII−VII線断面図である。 図6の工具保持具において、保持具本体が引き出された状態を示している。 図3の動力工具において、吊下部材を介して吊り下げられた状態を示している。 図5の工具保持具の右側面図において、動力工具の落下にともなう吊り下げによって生ずる衝撃による工具保持具の変形状態を示す図である。 図3の動力工具において、手すり等の引掛対象部位に引き掛けられた状態を示している。 第2実施形態に係る工具保持具の右側面図において、動力工具の落下にともなう吊り下げによって生ずる衝撃による工具保持具の変形状態を示す図である。 第3実施形態に係る工具保持具の右側面図において、動力工具の落下にともなう吊り下げによって生ずる衝撃による工具保持具の変形状態を示す図である。 第4実施形態に係る工具保持具の右側面図において、動力工具の落下にともなう吊り下げによって生ずる衝撃による工具保持具の変形状態を示す図である。 第5実施形態に係る工具保持具の右側面図である。 第6実施形態に係る工具保持具の右側面図である。 第7実施形態に係る工具保持具の右側面図である。 第8実施形態に係る工具保持具の右側面図である。 第9実施形態に係る工具保持具の右側面図である。 第10実施形態に係る工具保持具の右側面図である。 第11実施形態に係る工具保持具の右側面図である。 第12実施形態に係る工具保持具の斜視図である。 第1実施形態に係る工具保持具の変形例である。本図は、動力工具のバッテリ取り付け部と工具保持具の基部の横断面を示している。 従来技術に係るストラップの全体斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を用いて説明する。
(第1実施形態)
まず、本発明の第1実施形態を、図1〜11を用いて説明する。なお、以下の説明にあたって、動力工具1の一例として手持ち式のハンマードリルを例示する。また、以下の説明にあたって、上、下、前、後、左、右とは、上述した図に記載した、上、下、前、後、左、右の方向を示している。すなわち、前の方向が、動力工具1の先端方向(ドリルビット16が延びる方向)を示している。これらのことは、後述する全ての実施形態においても同様である。
はじめに、動力工具1と、この動力工具1のバッテリ装着部15の右側部に取り付けられる工具保持具2とを個別に説明する。
最初に、動力工具1から説明する(図1〜2参照)。この動力工具1は、主として、その外郭を成している本体ハウジング10と、その下方に組み付けられたモータハウジング11と、本体ハウジング10とモータハウジング11とを跨ぐように後方に組み付けられたハンドグリップ14と、モータハウジング11とハンドグリップ14とを跨ぐように下方に組み付けられたバッテリ装着部15とから構成されている。
この本体ハウジング10の内部には、モータ(図示しない)の出力軸(図示しない)の回転力をドリルビット16に対する軸方向の打撃力に変換する打撃機構(図示しない)と、モータの出力軸の回転力をドリルビットに対する軸回りの回転力に変換する回転機構(図示しない)とが組み付けられている。このモータハウジング11の内部には、出力軸(図示しない)が上を向くようにモータ(図示しない)が組み付けられている。
このハンドグリップ14には、作業者が握り可能な握り部12が形成されている。また、このハンドグリップ14には、作業者が引き操作をすると、内部スイッチ(図示しない)がONするトリガ17が組み付けられている。このバッテリ装着部15には、電源となる2個のバッテリパック18が前後に沿って並ぶように装着されている。また、このバッテリ装着部15には、後述する工具保持具2を取り付けるためのねじ孔19が2箇所に形成されている。
そして、作業者がハンドグリップ14の握り部12を握った状態でトリガ17を引き操作すると、この引き操作にともなって動作する内部スイッチから電気的な信号がモータハウジング11の内部に組み付けられたコントローラ(図示しない)に入力される。これにより、モータの出力軸が回転するため、このモータの出力軸の回転力が打撃機構を介してドリルビット16に軸方向の打撃力に変換され伝達される。そのため、ドリルビット16の打撃動作を実施できる。
この打撃動作とともに、このモータの出力軸の回転力が回転機構を介してドリルビット16に対する軸回りの回転力に変換され伝達される。そのため、ドリルビット16の回転動作を実施できる。したがって、ドリルビット16に対して打撃力と回転力を付与できるため、石こう材等の穴開け作業やコンクリートブロックの破断作業等を効率よく実施できる。
次に、工具保持具2を説明する。図5〜8に示すように、この工具保持具2は、概略コ字形をなす保持具本体20と、保持具本体20を回動可能に支持する基部50と、保持具本体20と基部50との間に介在されて両者の相対移動を許容することで衝撃を吸収する緩衝機構25とから構成されている。
この保持具本体20は、単一の線材(金属線材)の曲げ加工によって形成されている。この保持具本体20は、引掛部30と環状部40を備えている。引掛部30は、支軸部31と、中間部32と、先端部33とから構成されて略コ字形を有している。環状部40は、直線形の重なり部41と対向部42と、これらを繋ぐ半円形の第2湾曲部43と第3湾曲部44とから構成されている。支軸部31は、線材の一端側(基端31b側)を含む部位であり、直線状に形成されている。この支軸部31の一端側には、後述する第1スプリングピン24を挿し込み可能な挿込孔31aが形成されている。
中間部32は、支軸部31の他端側(先端側)を略90°湾曲させて形成された部位であり、直線状に形成されている。ここで言う略90°とは、約90°程度のことである。このことは、後述する角度の記載の全てにおいて同様である。この略90°の湾曲部位を第1湾曲部70と記す。すなわち、支軸部31と中間部32との間には、第1湾曲部70が形成されている。環状部40の対向部42は、中間部32の他端側(先端側)を略180°湾曲させて形成された部位であり、直線状に形成されている。第2湾曲部43は、この対向部42を形成するために略180°湾曲させて形成された部位であり、略半円状に形成されている。
重なり部41は、対向部42の先端側を略180°湾曲させて形成された部位であり、中間部32に重なるように直線状に形成されている。第3湾曲部44は、この重なり部41を形成するために略180°湾曲させて形成された部位であり、略半円状に形成されている。これら第2、第3湾曲部43、44は、対向して対を成すように形成されている。先端部33は、線材の他端側(先端側)を含むように、重なり部41の他端側(先端側)を略90°湾曲させて形成された部位であり、直線状に形成されている。
この略90°の屈曲部位を第4湾曲部71と記す。すなわち、重なり部41と先端部33との間には、第4湾曲部71が形成されている。なお、これら略90°および略180°の湾曲個所の半径R1は、線材の直径Dの約2倍程度となっている。すなわち、R1=2Dの関係が成立するように設定されている(図6参照)。なお、これら第1〜第4湾曲部70,43,44,71が、線材の延在方向について環状部40と基部50との間に設けられており、これが特許請求の範囲に記載の「湾曲部」に相当する。
このように保持具本体20が構成されていると、その引掛部30は、支軸部31と、中間部32と、先端部33とからなるコ字形のフック部として機能させることができる。この引掛部30を介して動力工具1を、例えば作業場の手摺や足場等の引掛対象部位4に引き掛けておくことができる(図5,6参照)。
図5,6に示すように支軸部31と先端部33間の軸間距離は、フック部である引掛部30の開口部Eとして機能する。開口部Eを経て引掛対象部位4を支軸部31と先端部33との間に進入させることができる。開口部Eを経て進入させた引掛対象部位4に引掛底部Bを当接させて当該引掛部30が引掛対象部位4に引き掛けられる。第1実施形態では、環状部40の対向部42が引掛底部Bに相当する。支軸部31と先端部33間の領域であって、開口部Eから引掛底部Bに至る範囲が引掛領域Fとされている。引掛対象部位4が開口部Eから相対的に進入されて引掛底部Bに当接された引き掛け状態では、引掛対象部位4がこの引掛領域F内に位置することとなる。
このように保持具本体20が構成されていると、その環状部40は、重なり部41と、対向部42と、一対の第2、第3湾曲部43、44とから貫通孔40aを有する環状を成すように形成されている。この環状は、重なり部41と対向部42とが長手方向の部位を成し、且つ、一対の第2、第3湾曲部43、44が短手方向の部位を成す長円形に形成されている。
また、このように保持具本体20が構成されていると、中間部32と重なり部41との重なりが重合部45(二重巻き部)となっている。このとき、図5〜6から明らかなように、この重合部45となっている中間部32と重なり部41とは、環状部40における基部50から離れた側(動力工具1の重心Yから遠い側)に位置している(図1参照)。
さらに、このように保持具本体20が構成されていると、環状部40は、引掛部30における内巻となるように形成されている。また、環状部40は、引掛部30の支軸部31と先端部33とを跨ぐように形成されて、引掛底部Bの全体を構成している。これにより長円形の環状部40が確保されるとともに、引掛底部Bに緩衝機能が持たされて引掛部30の耐久性を高めることができる。
次に、基部50を説明する。この基部50は、その一端側(基端側)が開口51しており、その他端側(先端側)が壁52によって塞がれた略円筒部材から構成されている。この基部50の壁52には、保持具本体20の支軸部31を挿し込み可能な貫通孔52aが形成されている。また、この基部50には、取付フランジ部50aが側方へ張り出す状態に設けられている。取付フランジ部50aには、後述する取付ねじ60を挿通可能な2個の挿通孔50bが形成されている。基部50は、このように構成されている。
次に、上述した保持具本体20と、基部50と、緩衝機構25とから構成されている工具保持具2の組み立ての手順の一例を説明する。まず、基部50の内部53に開口51からゴム21と圧縮ばね22とを順に入れ込む作業を行う。次に、保持具本体20の支軸部31を基部50の壁52の貫通孔52aとゴム21に形成されている貫通孔21aと圧縮ばね22との順に挿し込む作業を行う。次に、挿し込んだ保持具本体20の支軸部31を基部50の開口51から突き出す作業を行う。次に、突き出した保持具本体20の支軸部31にばね留め部材23の第1挿込孔23aを挿し込む作業を行う。
ここで、このばね留め部材23について詳述すると、このばね留め部材23は、保持具本体20の支軸部31を挿し込み可能な第1挿込孔23aを有する略円筒部材から構成されている(図6、8参照)。このばね留め部材23には、後述する第1スプリングピン24を挿し込み可能な第2挿入孔23bが第1挿込孔23aに対して直交するように形成されている。このばね留め部材23の基端壁23cの壁面には、上下方向に沿って略V字の傾斜状に形成された第1切欠溝23dと、左右方向に沿って略V字の傾斜状に形成された第2切欠溝23eとが直交するように形成されている(図7参照)。なお、この基端壁23cの壁面において、第1切欠溝23dと第2切欠溝23eとが形成されていない残りの部位を一般部23fと記す。
次に、ばね留め部材23の第2挿入孔23bと保持具本体20の支軸部31の挿込孔31aとに第1スプリングピン24を挿し込む作業を行う。これにより、ばね留め部材23に保持具本体20の支軸部31が結合される。次に、ばね留め部材23の基端壁23cが基部50のピン挿入孔50cを超えるまで圧縮ばね22の付勢力に抗して基部50の貫通孔52aから保持具本体20の支軸部31を引き出す作業を行う(図5、7参照)。次に、この引き出した状態のまま基部50のピン挿入孔50cに第2スプリングピン54を挿し込む作業を行う。
これにより、基部50に第2スプリングピン54が結合される。そのため、圧縮ばね22の付勢力によって保持具本体20を第2スプリングピン54に向けて付勢できる。最後に、この保持具本体20の支軸部31の引き出しを解消し、圧縮ばね22の付勢力によって第2スプリングピン54を保持具本体20のばね留め部材23の第2切欠溝23eに嵌め込む作業を行う。このような手順によって工具保持具2が組み立てられる。
この組み立てられた工具保持具2の基部50の取付フランジ部50aの2個の挿通孔50bには、取付ねじ60がそれぞれ挿し込まれ、このそれぞれ挿し込まれた取付ねじ60は、バッテリ装着部15の2個のねじ孔19に螺合されている。このようにしてバッテリ装着部15に工具保持具2をねじ止めにより取り付けられている。2本の取付ねじ60を緩めると、バッテリ装着部15に取り付けた工具保持具2を取り外すことができる。
すなわち、工具保持具2の基部50は、動力工具1のバッテリ装着部15に対して着脱可能となっている。また、この組み立てられた工具保持具2は、図6に示す状態では、その第2スプリングピン54が第2切欠溝23eに嵌め込まれた状態となっている。そのため、この工具保持具2は、その保持具本体20が動力工具1の側部に沿って収納された状態(動力工具1の不使用時等に保管しておく場合の収納状態)となっている(図1〜2、6参照)。
次に、この収納状態から、保持具本体20を側方へ張り出す位置に引き出した状態(引出状態)に切り替える手順を説明する。まず、この収納状態から(図6〜7参照)、保持具本体20を基部50に対して支軸部31の軸線X回りに回動させる作業を行う。すると、第2スプリングピン54が圧縮ばね22の付勢力に抗して保持具本体20のばね留め部材23の第2切欠溝23eの傾斜面を駆け上がり一般部23fに乗り上げる。さらに、この保持具本体20を基部50に対して支軸部31の軸線X回りに回動させる作業を行う。
すると、この回動させた保持具本体20のばね留め部材23の第1切欠溝23dに第2スプリングピン54が圧縮ばね22の付勢力によって嵌り込む。これにより、保持具本体20を基部50に対して90°回転させた状態に保持できる。そのため、保持具本体20を動力工具1の側部に沿った収納位置からから引き出した状態(引出状態)に切り替えることができる(図3〜4、8参照)。なお、この引出状態から保持具本体20を基部50に対して支軸部31の軸線X回りに逆向きに回動させると、この保持具本体20を収納状態に戻すことができる。
続いて、上述した工具保持具2の作用を説明する。上述したように保持具本体20を引出状態に切り替えると、従来技術と同様に、この引出状態に切り替えた保持具本体20の環状部40の貫通孔40aに吊下部材3の紐3bの先端に取り付けたカラビナ3aを通すことができる。これにより、この貫通孔40aに貫通させたカラビナ3aを取り付けた紐3bの基端(図示しない)を高所作業場等の吊下対象部位5(図9参照)に結ぶことができる(図9参照)。すなわち、動力工具1に取り付けた工具保持具2の環状部40と高所作業場等の吊下対象部位5とを吊下部材3(カラビナ3aおよび紐3b)を介して繋げることができる。
そのため、例えば、手に持った動力工具1を誤って落下させた場合でも、この落下させた動力工具1を吊下部材3を介して高所作業場等の吊下対象部位5に吊り下げることができる。このため、誤って落下させた動力工具1が地面(図示しない)まで落下することを防止できる。このように工具保持具2により、高所作業における動力工具1の落下防止対策を施すことができる。
このとき(上述したように手に持った動力工具1を誤って落下させたとき)、カラビナ3aは、環状部40の貫通孔40aの内部において、常に、基部50から最も離間した位置(動力工具1の重心Yから最も離間した位置)に移動する。すると、この移動の完了と同時に、この落下にともなう吊り下げによるカラビナ3aからの衝撃が環状部40に付加される。すなわち、カラビナ3aからの衝撃が付加される(衝撃を受ける)環状部40の衝撃作用点Sは、環状部40の貫通孔40aの内部において、常に、基部50から最も離間した位置(動力工具1の重心Yから最も離間した位置)となるように移動する。したがって、この環状部40に付加される衝撃によって保持具本体20の湾曲部(主として第1湾曲部70)が効率よく変形する。
例えば、動力工具1の落下にともなう吊り下げが1回目の場合(初めての落下にともなう吊り下げの場合)、カラビナ3aは、図10において、実線で示す状態から1点鎖線で示す状態に移動する。すると、この移動の完了と同時に、この落下にともなう吊り下げによるカラビナ3aからの衝撃が衝撃作用点Sを経て環状部40に付加される。そのため、この環状部40に付加される衝撃によって保持具本体20の湾曲部(この場合、第1湾曲部70)が開き方向に変形する。この場合、略90°に屈曲していた第1湾曲部70は、例えば略120°まで広がるように変形する(図10において、第1湾曲部70が実線で示す状態から1点鎖線で示す状態に変形する)。したがって、この変形によって落下にともなう吊り下げによるカラビナ3aからの衝撃を確実に吸収できる。
また、例えば、動力工具1の落下にともなう吊り下げが2回目の場合、カラビナ3aは、図10において、1点鎖線で示す状態から2点鎖線で示す状態に移動する。すると、この移動の完了と同時に、この落下にともなう吊り下げによるカラビナ3aからの衝撃が環状部40に付加される。そのため、この環状部40に付加される衝撃によって保持具本体20の湾曲部(この場合、第1湾曲部70)がさらに開き方向に変形する。この場合、例えば略120°に屈曲していた第1湾曲部70は、例えば略150°まで広がるように変形する(図10において、第1湾曲部70が1点鎖線で示す状態から2点鎖線で示す状態に変形する)。したがって、この変形によって落下にともなう吊り下げによるカラビナ3aからの衝撃を確実に吸収できる。このように湾曲部が段階的に変形するため、工具保持具2の耐久性を確保できる。
さらに、1回目の落下時と2回目の落下時では、環状部40の内周(重合部45)に対するカラビナ3aの当接部位であって、衝撃が作用する衝撃作用点Sが変位する。このように落下の回数により衝撃作用点Sが変位することによっても、複数回の落下に対する当該工具保持具2の耐久性を高めることができる。
また、動力工具1の落下時において、カラビナ3aは、環状部40の貫通孔40aの内部において、常に、基部50から最も離間した位置であって動力工具1の重心Yから最も離間した位置に移動して衝撃が環状部40に付加される。そのため、この環状部40に付加される衝撃によって保持具本体20の湾曲部(この場合、第1湾曲部70)が効率よく変形する。湾曲部が効率よく変形することにより、落下にともなう吊り下げによるカラビナ3aからの衝撃を確実に吸収できる。
このように、動力工具1の落下にともなう吊り下げが繰り返される場合、保持具本体20が変形する湾曲部は、第1湾曲部70から、第2湾曲部43または第3湾曲部44または第4湾曲部71に変位し、落下の回数に応じて切り替わる。このため、各湾曲部の変形回数に加えて、湾曲部に切り替えによっても多数回の落下に対応することができ、この点で当該工具保持具2の耐久性をより一層確保することができる。
なお、このように保持具本体20の湾曲部が変形すると、作業者は、保持具本体20の形状の変化を目視によって認識できる。そのため、作業者に対して工具保持具2の取り換えまたは修理の注意喚起を促すことができる。
また、上述したように動力工具1の落下にともなう吊り下げによってカラビナ3aから環状部40に衝撃が付加されると、この環状部40に付加される衝撃によって保持具本体20の支軸部31が基部50に対して変位する。このとき、緩衝機構25においてゴム21と圧縮ばね22とが圧縮されつつ、保持具本体20が基部50に対して相対移動されることにより、環状部40に付加される衝撃が吸収される。このように、動力工具1の落下にともなう吊り下げによってカラビナ3aから環状部40に付加される衝撃を上述した保持具本体20の第1湾曲部70の変形による吸収だけでなく、緩衝機構25によっても吸収できる。
また、上述したように保持具本体20を引出状態に切り替えることにより、この引出状態に切り替えた保持具本体20の引掛部30を手すり等の引掛対象部位4に引き掛けることができる(図11参照)。そのため、当該動力工具1の非使用時等には、吊下部材3を用いることなく、引掛部30を介して手すり等の引掛対象部位4に動力工具1を引き掛けておくことができる。
本発明の第1実施形態に係る動力工具1および工具保持具2は、上述したように構成されている。そのため、工具保持具2の環状部40の貫通孔40aに通したカラビナ3aを取り付けた紐3bの基端を高所作業場等の吊下げ部位に結ぶことができる。すなわち、動力工具1に取り付けた工具保持具2の環状部40と高所作業場等の吊下げ部位とを吊下部材3を介して繋げることができる。このように繋げることができると、例えば、手に持った動力工具1を誤って落下させた場合でも、この落下させた動力工具1を吊下部材3を介して高所作業場等の吊下げ部位に吊り下げることができる。すなわち、高所作業場等の吊下げ部位に繋げた吊下部材3に動力工具1を吊り下げることができる。したがって、動力工具1が地面まで落下することを防止できる。このとき、この落下にともなう吊り下げによるカラビナ3aからの衝撃が環状部40に付加される。そのため、この環状部40に付加される衝撃によって保持具本体20の湾曲部(第1〜第4湾曲部70,43,44,71)が変形する。したがって、この変形によって落下にともなう吊り下げによるカラビナ3aからの衝撃を確実に吸収できる。
また、この構成によれば、工具保持具2の基部50は、動力工具1のバッテリ装着部15に対して着脱可能となっている。そのため、動力工具1に対して工具保持具2を後付けできる。したがって、動力工具1の販売前に、予め、工具保持具2を取り付けておく仕様のものと、動力工具1の販売後に工具保持具2を後付け(後に取り付け)可能となっている仕様のものと、動力工具1を2種類の仕様に分けて販売できる。
また、この構成によれば、工具保持具2の保持具本体20は、支軸部31と、中間部32と、先端部33とを有する引掛部30と、重なり部41と、対向部42と、一対の第2、第3湾曲部43、44とを有する環状部40とから構成されている。この引掛部30は、支軸部31と、環状部40(引掛底部B)と、先端部33とから区画される引掛領域Fに、作業場の手すり等の引掛対象部位4を進入させてフック部として機能させることができる。そのため、動力工具1の不使用時には吊下部材3を用いることなく、引掛部30を介して手すり等の引掛対象部位4に動力工具1を引き掛けておくことができる。
また、この構成によれば、動力工具1に取り付けた工具保持具2の環状部40と高所作業場の吊下対象部位5とを吊下部材3を介して繋げた状態において、手に持った動力工具1を誤って落下させた場合、カラビナ3aからの衝撃を受ける環状部40の衝撃作用点Sは、環状部40の貫通孔40aの内部において、常に、保持具本体20の支軸部31の基端31bから最も離間した位置となるように移動する。そのため、保持具本体20が変形する湾曲部も、第1湾曲部70から第2、第3、第4湾曲部43,44,71と落下の回数に応じて切り替わる。したがって、保持具本体20が変形する所定箇所が1か所に集中することを防止できる。結果として、動力工具1の多数回(例えば、3〜5回等)の落下に工具保持具2が耐えることができる。
また、この構成によれば、保持具本体20の中間部32と重なり部41との重なりが重合部45となっている。この重合部45は、環状部40のうち、基部50側から離れた側に位置している。そのため、例えば、カラビナ3aを使用することなく、環状部40の貫通孔40aに紐3bを通して工具保持具2を使用した場合でも、この通した紐3bが環状部40の貫通孔40aから環状部40の内面に沿って引掛部30の先端部33へ移動することを防止できる。したがって、環状部40の貫通孔40aに通した紐3bが抜け落ちることを防止できる。
また、この構成によれば、環状部40は、引掛部30における内巻となるように形成されている。そのため、環状部40が引掛部30の外側(後側)に張り出すことを防止できる。したがって、工具保持具2をコンパクトなものにできる。
また、この構成によれば、環状部40は、引掛部30の支軸部31と先端部33とを跨ぐように形成されて、引掛底部Bの全体を構成している。そのため、例えば、環状部40が引掛部30の支軸部31と先端部33とを跨ぐことがないように小さく形成されている場合と比較すると、環状部40の貫通孔40aを大きく確保できる。したがって、この環状部40の貫通孔40aにカラビナ3aを通し易い。また、カラビナ3aからの衝撃の衝撃作用点Sをより広い範囲に設定できる。さらに、引掛底部Bの全体にわたって環状部40が構成されることで、引掛部30のフック部としての耐久性を確保することができる。
また、この構成によれば、環状部40は、長円形状に形成されている。環状部40の長手方向は、重なり部41と対向部42とからそれぞれ直線状に形成されている。そのため、カラビナ3aからの衝撃を受ける環状部40の衝撃作用点Sの移動を滑らかにできる。
また、この構成によれば、短手方向における環状部40の部位は、相互に対向する第2湾曲部43と第3湾曲部44により略半円状に形成されている。そのため、環状部40に付加されるカラビナ3aからの衝撃を分散(応力集中を防止)できる。
また、この構成によれば、工具保持具2は、保持具本体20と基部50との間に介在されて、圧縮ばね22を圧縮しつつ両者が相対移動することで衝撃を吸収する緩衝機構25を備えている。そのため、動力工具1の落下にともなう吊り下げによってカラビナ3aから環状部40に付加される衝撃を保持具本体20の湾曲部の変形による吸収だけでなく、緩衝機構25によっても吸収できる。したがって、工具保持具2の衝撃吸収力(緩衝能力)をより高めることができる。
また、この構成によれば、保持具本体20は、単一の線材(金属線材)の曲げ加工によって形成されている。そのため、この保持具本体20を簡便に形成できる。また、耐久性を確保しつつ、コスト低減を図ることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を、図12を用いて説明する。この第2実施形態の工具保持具102は、既に説明した第1実施形態の工具保持具2と比較すると、手すり等の引掛対象部位4に対する引掛部30の引掛力を高めることができる形態である。なお、以下の説明にあたって、第1実施形態で説明した部材と同一または均等な構成の部材には、図面において同一の符号を付すことで重複する説明は省略することとする。このことは、後述する全ての実施形態において同様である。
第2実施形態の工具保持具102も、既に説明した第1実施形態の工具保持具2と同様に、保持具本体20と、基部50と、緩衝機構25とから構成されている(図12参照)。なお、この工具保持具102では、その環状部40の貫通孔40aの環状は、長円形ではなくよりコンパクトな円形状に形成されている。この環状部40の半径R2は、線材の直径Dの約2倍程度となっている。すなわち、R2=2Dの関係が成立するように設定されている(図12参照)。
また、この工具保持具102の環状部40は、その一部が第4湾曲部71に重なり合うように引掛部30の下側に形成されている。そのため、第1実施形態と比較すると、第2実施形態の工具保持具102の環状部40は、引掛部30の開口部Eの幅方向(図12において、上下方向)において、コンパクトなものとなっている。したがって、第2実施形態に係る工具保持具102の引掛部30の引き掛け深さL2(引掛底部Bまでの深さ)は、第1実施形態に係る工具保持具2の引掛部30の引き掛け深さL1より大きく設定されており、これにより安定した引き掛けがなされて引掛部30のフック部としての機能がより高められている。
また、この第2実施形態の工具保持具102においても、第1実施形態の工具保持具2と同様に、動力工具1に取り付けた工具保持具102の環状部40と高所作業場等の吊下対象部位5とを吊下部材3(カラビナ3aおよび紐3b)を介して繋げることができる。そのため、例えば、手に持った動力工具1を誤って落下させた場合でも、この落下させた動力工具1を吊下部材3を介して高所作業場等の吊下対象部位5に吊り下げた状態とすることができる。これにより動力工具1がより階下のフロアや地面(図示しない)まで落下することを防止できる。
例えば、動力工具1の落下にともなう吊り下げが1回目の場合(初めての落下にともなう吊り下げの場合)、カラビナ3aは、図12において、実線で示す状態から1点鎖線で示す状態に移動し、また衝撃作用点Sが変位する。すると、この移動の完了と同時に、この落下にともなう吊り下げによるカラビナ3aからの衝撃が環状部40に付加される。そのため、この環状部40に付加される衝撃によって保持具本体20の湾曲部(この場合、第1湾曲部70)が開き方向に変形する。この場合、略90°に湾曲していた第1湾曲部70は、略135°まで広がるように変形する(図12において、第1湾曲部70が実線で示す状態から1点鎖線で示す状態に変形する)。したがって、この変形によって落下にともなう吊り下げによるカラビナ3aからの衝撃を確実に吸収できる。
また、例えば、動力工具1の落下にともなう吊り下げが2回目の場合、カラビナ3aは、図12において、1点鎖線で示す状態から2点鎖線で示す状態に移動する。すると、この移動の完了と同時に、この落下にともなう吊り下げによるカラビナ3aからの衝撃が環状部40に付加される。そのため、この環状部40に付加される衝撃によって保持具本体20の湾曲部(この場合、第1湾曲部70)がさらに開き方向に変形する。この場合、略135°に湾曲していた第1湾曲部70は、略180°まで広がるように変形する(図12において、第1湾曲部70が1点鎖線で示す状態から2点鎖線で示す状態に変形する)。したがって、この変形によって落下にともなう吊り下げによるカラビナ3aからの衝撃を確実に吸収できる。
本発明の第2実施形態に係る工具保持具102は、上述したように構成されている。この構成によれば、第1実施形態の工具保持具2と同様の作用効果を得ることができる。また、この構成によれば、引掛部30の上下幅方向について部分的に、工具保持具102の引き掛け深さL2>工具保持具2の引き掛け深さL1となる。そのため、手すり等の引掛対象部位4に対する引掛部30の引掛力を高めることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態を、図13を用いて説明する。この第3実施形態の工具保持具202は、既に説明した第2実施形態の工具保持具102と比較すると、環状部40の位置が、引掛部30の下側ではなく、上側に設けられている。環状部40の位置について引掛部30の下側に加えて上側を設定することにより、引き掛け深さL2の上下幅方向の位置を使用状況に合わせて選択することができ、この点で当該工具保持具2の選択の幅を広げることができる。
この第3実施形態の工具保持具202も、既に説明した第2実施形態の工具保持具102と同様に、保持具本体20と、基部50とを備えている。保持具本体20と基部50との間には、両者の相対移動を許容して衝撃を吸収する緩衝機構25が介在されている。なお、この工具保持具202の環状部40は、その一部が第1湾曲部70に重なり合うように形成されている。
また、この第3実施形態の工具保持具202においても、第2実施形態の工具保持具102と同様に、動力工具1に取り付けた工具保持具202の環状部40と高所作業場等の吊下対象部位5とを吊下部材3(カラビナ3aおよび紐3b)を介して繋げることができる。そのため、例えば、手に持った動力工具1を誤って落下させた場合でも、この落下させた動力工具1を吊下部材3を介して高所作業場等の吊下対象部位5に吊り下げられた状態となることから、動力工具1が階下のフロアや地面(図示しない)まで落下することを防止できる。
例えば、動力工具1の落下にともなう吊り下げが1回目の場合(初めての落下にともなう吊り下げの場合)、カラビナ3aは、図13において、実線で示す状態から1点鎖線で示す状態に移動する。すると、この移動の完了と同時に、この落下にともなう吊り下げによるカラビナ3aからの衝撃が環状部40に付加される。そのため、この環状部40に付加される衝撃によって保持具本体20の湾曲部(この場合、第1湾曲部70)が開き方向に変形する。この場合、略90°に湾曲していた第1湾曲部70は、略120°まで広がるように変形する(図13において、第1湾曲部70が実線で示す状態から1点鎖線で示す状態に変形する)。したがって、この変形によって落下にともなう吊り下げによるカラビナ3aからの衝撃を確実に吸収できる。
また、例えば、動力工具1の落下にともなう吊り下げが2回目の場合、カラビナ3aは、図13において、1点鎖線で示す状態から2点鎖線で示す状態に移動し、また衝撃作用点Sが変位する。すると、この移動の完了と同時に、この落下にともなう吊り下げによるカラビナ3aからの衝撃が環状部40に付加される。そのため、この環状部40に付加される衝撃によって保持具本体20の湾曲部(この場合、第1湾曲部70)がさらに開き方向に変形する。この場合、略120°に湾曲していた第1湾曲部70は、略150°まで広がるように変形する(図13において、第1湾曲部70が1点鎖線で示す状態から2点鎖線で示す状態に変形する)。したがって、この変形によって落下にともなう吊り下げによるカラビナ3aからの衝撃を確実に吸収できる。なお、これら第1湾曲部70の変形において、僅かであるが、併せて環状部40も変形している。
本発明の第3実施形態に係る工具保持具202は、上述したように構成されている。この構成によれば、第2実施形態の工具保持具102と同様の作用効果を得ることができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態を、図14を用いて説明する。この第4実施形態の工具保持具302は、既に説明した第3実施形態の工具保持具202と比較すると、より簡便な構成となっている。
この第4実施形態の工具保持具302も、既に説明した第3実施形態の工具保持具202と同様に、保持具本体20と、基部50とを備えている。保持具本体20と基部50との間には、両者の相対移動を許容して衝撃を吸収する緩衝機構25が介在されている。この工具保持具302の環状部40は、引掛部30とは別部材として製作されたもので、剛性を有する素材(例えば、金属)から成る結合金具40bを介して引掛部30の中間部32に移動不能に結合されている。
また、この第4実施形態の工具保持具302においても、第3実施形態の工具保持具202と同様に、動力工具1に取り付けた工具保持具302の環状部40と高所作業場等の吊下対象部位5とを吊下部材3(カラビナ3aおよび紐3b)を介して繋げることができる。そのため、例えば、手に持った動力工具1を誤って落下させた場合でも、この落下させた動力工具1が吊下部材3を介して高所作業場等の吊下対象部位5に吊り下げられた状態とすることができ、これにより動力工具1が階下のフロアや地面(図示しない)まで落下することを防止できる。
例えば、動力工具1の落下にともなう吊り下げが1回目の場合(初めての落下にともなう吊り下げの場合)、カラビナ3aは、図14において、実線で示す状態から1点鎖線で示す状態に移動する。すると、この移動の完了と同時に、この落下にともなう吊り下げによるカラビナ3aからの衝撃が環状部40に付加される。そのため、この環状部40に付加される衝撃によって保持具本体20の湾曲部(この場合、第1湾曲部70)が開き方向に変形する。この場合、略90°に湾曲していた第1湾曲部70は、略120°まで広がるように変形する(図14において、第1湾曲部70が実線で示す状態から1点鎖線で示す状態に変形する)。したがって、この変形によって落下にともなう吊下部材3からの衝撃を確実に吸収できる。
また、例えば、動力工具1の落下にともなう吊り下げが2回目の場合、カラビナ3aは、図14において、1点鎖線で示す状態から2点鎖線で示す状態に移動し、また衝撃作用点Sが変位する。すると、この移動の完了と同時に、この落下にともなう吊り下げによるカラビナ3aからの衝撃が環状部40に付加される。そのため、この環状部40に付加される衝撃によって保持具本体20の湾曲部(この場合、第1湾曲部70)がさらに開き方向に変形する。この場合、略120°に湾曲していた第1湾曲部70は、略150°まで広がるように変形する(図14において、第1湾曲部70が1点鎖線で示す状態から2点鎖線で示す状態に変形する)。したがって、この変形によって落下にともなう吊下部材3からの衝撃を確実に吸収できる。
本発明の第4実施形態に係る工具保持具302は、上述したように構成されている。この構成によれば、第3実施形態の工具保持具202と同様の作用効果を得ることができる。また、この構成によれば、工具保持具302の環状部40は、引掛部30に対して別部材から形成されている。そのため、工具保持具302の製造過程において、引掛部30に対して一体的となるように環状部40を曲げ加工する必要がない。この点で、第4実施形態の工具保持具302は、第3実施形態の工具保持具202より製造工程の簡略化を図ることができる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態を、図15を用いて説明する。この第5実施形態の工具保持具402は、既に説明した第3実施形態の工具保持具202と比較すると、環状部40に付加される吊下部材3からの衝撃をより分散(応力集中をより防止)できる形態である。
この第5実施形態の工具保持具402も、既に説明した第3実施形態の工具保持具202と同様に、保持具本体20と、基部50を備えている。保持具本体20と基部50との間には、両者の相対移動を許容して衝撃を吸収する緩衝機構25が介在されている。この工具保持具402の環状部40は、引掛部30の支軸部31と先端部33とを跨ぐ大形の円環形状に形成されている。すなわち、この工具保持具402の環状部40の半径R5は、第3実施形態に係る工具保持具202の環状部40の半径R3より十分に大きく設定されている。第5実施形態の場合、環状部40は、フック部として機能する引掛部30の開口部Eの幅寸法と概ね同じ直径の円環形を有している。支軸部31と先端部33との間が引掛領域Fとされ、環状部40の基部50側の半円部分が引掛底部Bとして機能する。
本発明の第5実施形態に係る工具保持具402は、上述したように構成されている。この構成によれば、第3実施形態の工具保持具202と同様の作用効果を得ることができる。また、この構成によれば、工具保持具402の環状部40の半径R5は、工具保持具202の環状部40の半径R3より十分に大きく設定されている。そのため、この工具保持具402の環状部40に付加される吊下部材3からの衝撃をより分散できる。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態を、図16を用いて説明する。この第6実施形態の工具保持具502は、既に説明した第5実施形態の工具保持具402と比較すると、保持具本体20の切り替え操作(収納状態または引出状態の切り替え操作)が容易になる形態である。
この第6実施形態の工具保持具502も、既に説明した第5実施形態の工具保持具402と同様に、保持具本体20と、基部50とを備えている。保持具本体20と基部50との間には、両者の相対移動を許容して衝撃を吸収する緩衝機構25が介在されている。この工具保持具502の環状部40は、引掛部30における外巻となるように形成されている。環状部40は、概ね開口部Eの幅寸法を直径とする円環形状を有している。また、支軸部31と先端部33との間が引掛領域Fとされ、環状部40の基部50側の半円部分が引掛底部Bとして機能する。
本発明の第6実施形態に係る工具保持具502は、上述したように構成されている。この構成によれば、第5実施形態の工具保持具402と同様の作用効果を得ることができる。また、この構成によれば、工具保持具502の環状部40は、引掛部30における外巻となるように形成されている。そのため、工具保持具502の環状部40が引掛部30に対して後側に向けて張り出すため、この保持具本体20の切り替え操作を引掛部30の操作だけでなく環状部40を把持した操作によっても実施できる。したがって、保持具本体20の取り出し、収納操作が容易になる。
(第7実施形態)
次に、本発明の第7実施形態を、図17を用いて説明する。この第7実施形態の工具保持具602は、既に説明した第1実施形態の工具保持具2と比較すると、保持具本体20の切り替え操作(収納状態または引出状態の切り替え操作)が容易になる形態である。
この第7実施形態の工具保持具602も、既に説明した第1実施形態の工具保持具2と同様に、保持具本体20と、基部50と、緩衝機構25とから構成されている。この工具保持具602の環状部40は、引掛部30における外巻(コ字形状の外側巻き)となるように形成されている。
本発明の第7実施形態に係る工具保持具602は、上述したように構成されている。この構成によれば、第1実施形態の工具保持具2と同様の作用効果を得ることができる。また、この構成によれば、工具保持具602の環状部40は、引掛部30における外巻となるように形成されている。そのため、工具保持具602の環状部40が引掛部30に対して後側に向けて張り出すため、この保持具本体20の切り替え操作を引掛部30の操作だけでなく環状部40を把持した操作によっても実施できる。したがって、保持具本体20の取り出し、収納操作が容易になる。
(第8実施形態)
次に、本発明の第8実施形態を、図18を用いて説明する。この第8実施形態の工具保持具702は、既に説明した第3実施形態の工具保持具202と比較すると、保持具本体20の切り替え操作(収納状態または引出状態の切り替え操作)が容易になる形態である。
この第8実施形態の工具保持具702も、既に説明した第3実施形態の工具保持具202と同様に、保持具本体20と、基部50と、緩衝機構25とから構成されている。この工具保持具702の環状部40は、引掛部30における外巻となるように形成されている。
前記各実施形態と同様、引掛部30を利用する際には、引掛対象部位4が開口部Eを経て相対的に進入されて引掛底部Bに当接され、従って支軸部31と先端部33との間の引掛領域Fに位置されることで、動力工具1を当該引掛対象部位4に引き掛けておくことができる。
本発明の第8実施形態に係る工具保持具702は、上述したように構成されている。この構成によれば、第3実施形態の工具保持具202と同様の作用効果を得ることができる。また、この構成によれば、工具保持具702の環状部40は、引掛部30における外巻となるように形成されている。そのため、工具保持具702の環状部40が引掛部30に対して後側に向けて張り出すため、この保持具本体20の切り替え操作を引掛部30の操作だけでなく環状部40を把持した操作によっても実施できる。したがって、工具保持具702の保持具本体20の取り出し、収納のための切り替え操作が容易になる。
(第9実施形態)
次に、本発明の第9実施形態を、図19を用いて説明する。この第9実施形態の工具保持具802は、既に説明した第2実施形態の工具保持具102と比較すると、保持具本体20の切り替え操作(収納状態または引出状態の切り替え操作)が容易になる形態である。
この第9実施形態の工具保持具802も、既に説明した第2実施形態の工具保持具102と同様に、保持具本体20と、基部50と、緩衝機構25とから構成されている。この工具保持具802の環状部40は、引掛部30における外巻となるように形成されている。
本発明の第9実施形態に係る工具保持具802は、上述したように構成されている。この構成によれば、第2実施形態の工具保持具102と同様の作用効果を得ることができる。また、この構成によれば、工具保持具802の環状部40は、支軸部31と中間部32と先端部33から構成されるコ字形の引掛部30の外周側に設けられている。そのため、工具保持具802の環状部40が引掛部30に対して後側に向けて張り出すため、この保持具本体20の切り替え操作を引掛部30の操作だけでなく環状部40を把持した操作によっても実施できる。したがって、工具保持具802の保持具本体20の切り替え操作が容易になる。
(第10実施形態)
次に、本発明の第10実施形態を、図20を用いて説明する。この第10実施形態の工具保持具902は、既に説明した第2実施形態の工具保持具102と比較すると、作業場の手すりや足場等の引掛対象部位4に対する引掛部30の引掛力を高めることができる形態である。
この第10実施形態の工具保持具902も、既に説明した第2実施形態の工具保持具102と同様に、保持具本体20と、基部50と、緩衝機構25とから構成されている。第10実施形態の場合、吊下部材3を繋ぐための環状部40は、引掛部30の先端部33の先端に形成されている。また、第10実施形態の場合、環状部40は、支軸部31と中間部32と先端部33によりコ字形に形成された引掛部30の内側に設けられている。
また、第10実施形態の場合、環状部40と支軸部31との間が引掛部30の開口部Eとされ、中間部32が引掛底部Bとして機能する。支軸部31と先端部33との間の引掛領域Fに引掛対象部位4を位置させて動力工具1を引き掛けておくことができる。
本発明の第10実施形態に係る工具保持具902は、上述したように構成されている。この構成によれば、第2実施形態の工具保持具102と同様の作用効果を得ることができる。また、この構成によれば、工具保持具902の環状部40は、引掛部30の先端部33の先端に形成されている。そのため、工具保持具902の引掛部30を介して手すり等の引掛対象部位4に引き掛けた動力工具1に対して脱落する方向に力が作用すると、この手すり等の引掛対象部位4に環状部40が干渉する。したがって、この手すり等の引掛対象部位4から引掛部30が離脱し難くなる。結果として、手すり等の引掛対象部位4に対する引掛部30の引掛力を高めることができる。
(第11実施形態)
次に、本発明の第11実施形態を、図21を用いて説明する。この第11実施形態の工具保持具1002は、既に説明した第9実施形態の工具保持具802と比較すると、保持具本体20の切り替え操作(収納状態または引出状態の切り替え操作)が容易になる形態である。
この第11実施形態の工具保持具1002も、既に説明した第9実施形態の工具保持具802と同様に、保持具本体20と、基部50と、緩衝機構25とから構成されている。この工具保持具1002の環状部40は、コ字形をなす引掛部30の外側に設けられている。
また、第11実施形態の場合、環状部40と支軸部31との間が引掛部30の開口部Eとされ、中間部32が引掛底部Bとして機能する。開口部Eは第10実施形態よりも広くなっている。引掛対象部位4を引掛底部Bに当接させて、支軸部31と先端部33との間の引掛領域Fに位置させることで動力工具1を引き掛けておくことができる。
本発明の第11実施形態に係る工具保持具1002は、上述したように構成されている。この構成によれば、第9実施形態の工具保持具102と同様の作用効果を得ることができる。また、この構成によれば、工具保持具1002の環状部40は、引掛部30の外側に形成されている。そのため、工具保持具1002の環状部40が引掛部30に対して下側に向けて張り出すため、この保持具本体20の切り替え操作を引掛部30の操作だけでなく環状部40を把持した操作によっても実施できる。したがって、工具保持具1002の保持具本体20の切り替え操作が容易になる。
以上説明した各実施形態では、第1湾曲部70の変形において、僅かであるが、併せて環状部40も変形している。この環状部40の僅かな変形によっても、動力工具1の落下にともなう吊り下げによるカラビナ3aからの衝撃の吸収力を高めることができる。
以上説明した各実施形態における基部50にあっては、上記した実施の形態に限定されるものではなく、次のように適宜個所をさらに変更して構成するようにしてもよい。例えば、緩衝機構25は、ゴム21と圧縮ばね22との組み合わせに限定されることなく、ゴム21のみであっても構わないし、圧縮ばね22のみであっても構わない。また、緩衝機構25は、各種の機械ばね、皿ばね、ウレタン等の単品またはこれらの任意の組み合わせから成る複数品でも構わない。
また、第1実施形態〜第11実施形態では、緩衝機構25の圧縮ばね22による圧縮を利用した構成を説明したが、エア、気体、液体等による圧縮を利用した構成であっても構わない。また、各実施形態では、動力工具1の一例として、ハンマードリルを例示したが、その他各種の電動工具、エア工具、エンジン工具等の動力工具であっても構わない。
また、第1実施形態〜第11実施形態では、基部50に第2スプリングピン54が設けられ、ばね留め部材23の基端壁23cに第1切欠溝23d、第2切欠溝23eおよび一般部23fが設けられる形態を説明した。しかし、これとは逆に、保持具本体20の支軸部31に第2スプリングピン54が設けられ、基部50の壁52に第1切欠溝23d、第2切欠溝23eおよび一般部23fが設けられる形態でも構わない。
また、第1実施形態では、中間部32と重なり部41との重なりが重合部45(二重巻き部)となっている形態を説明した。しかし、重合部45の巻き数(重合数)については、中間部32と重なり部41とが少なくとも二重巻きであれば、3重巻き、4重巻き等であっても構わない。このことは、該当する全ての実施形態(第6実施形態〜第9実施形態)において同様である。例えば、図22において第12実施形態の工具保持具1102に示すように、第8実施形態の工具保持具702において、環状部40が重合部45(二重巻き部)となっている形態でも構わない。
また、図23に示すように、工具保持具2の基部50は、第1実施形態のそれとは異なり、略半円部材から構成されていても構わない。そのため、残りの略半円部分は、バッテリ装着部15に形成されることとなっている。この記載が、特許請求の範囲に記載の「前記基部は、動力工具の一部から構成されている」に相当する。このように構成されていると、工具保持具2の形状を簡素化できる。このことは、第2実施形態〜第12実施形態においても同様である。
また、第4実施形態では、環状部40は、引掛部30の中間部32に固着されている形態を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、環状部40は、引掛部30の中間部32に軸方向にスライド可能若しくは軸回りに旋回可能となっている形態でもよい。
また、例示した各実施形態では、動力工具1としてハンマードリルを例示したが、穴あけ工具、ねじ締め工具、グラインダあるいは切断工具等のその他の手持ち式の動力工具について広く例示した工具保持具を適用することができる。
1 動力工具(電動工具、動力工具)
2 工具保持具(第1実施形態)
3 吊下部材
3a カラビナ
3b 紐
4 引掛対象部位
5 吊下対象部位
10 本体ハウジング
11 モータハウジング
12 握り部
14 ハンドグリップ
15 バッテリ装着部
16 ドリルビット
17 トリガ
18 バッテリパック
19 ねじ孔
20 保持具本体
21 ゴム
21a 貫通孔
22 圧縮ばね
23 ばね留め部材
23a 第1挿込孔
23b 第2挿入孔
23c 基端壁
23d 第1切欠溝
23e 第2切欠溝
23f 一般部
24 第1スプリングピン
25 緩衝機構
30 引掛部(フック部)
31 支軸部
31a 挿込孔
31b 基端
32 中間部
33 先端部
40 環状部
40a 貫通孔
40b 結合金具
41 重なり部
42 対向部
43 第2湾曲部
44 第3湾曲部
45 重合部
E 開口部
B 引掛底部
F 引掛領域
50 基部
50a 取付フランジ部
50b 挿通孔
50c ピン挿入孔
51 開口
52 壁
52a 貫通孔
53 内部
54 第2スプリングピン
60 取付ねじ
70 第1湾曲部(湾曲部)
71 第4湾曲部(湾曲部)
102 工具保持具(第2実施形態)
202 工具保持具(第3実施形態)
302 工具保持具(第4実施形態)
402 工具保持具(第5実施形態)
502 工具保持具(第6実施形態)
602 工具保持具(第7実施形態)
702 工具保持具(第8実施形態)
802 工具保持具(第9実施形態)
902 工具保持具(第10実施形態)
1002 工具保持具(第11実施形態)
1102 工具保持具(第12実施形態)
1202 ストラップ
1230 取付部
1240 引っ張りばね
D 直径
L1 引き掛け深さ(第1実施形態)
L2 引き掛け深さ(第2実施形態)
R1 半径(第1実施形態)
R2 半径(第2実施形態)
R3 半径(第3実施形態)
R5 半径(第5実施形態)
X 軸線
Y 重心
a 連結部位
S 衝撃作用点

Claims (13)

  1. 工具保持具を備えた動力工具であって、
    前記工具保持具は、吊下部材を貫通可能な環状部と、該環状部を前記動力工具に支持する基部と、前記環状部と前記基部との間に設けられる少なくとも1か所の湾曲部と、を備えた構成としたことを特徴とする動力工具。
  2. 請求項1に記載の動力工具であって、
    前記基部は、当該動力工具に着脱可能に構成されていることを特徴とする動力工具。
  3. 請求項1に記載の動力工具であって、
    前記基部は、当該動力工具の一部から構成されていることを特徴とする動力工具。
  4. 動力工具を吊り下げ可能な工具保持具であって、
    吊下部材を貫通可能な環状部と、該環状部を前記動力工具に支持する基部と、前記環状部と前記基部との間に設けられる少なくとも1か所の湾曲部と、を備えたことを特徴とする工具保持具。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の工具保持具又は該工具保持具を有する動力工具であって、
    前記工具保持具は、前記動力工具を引掛対象部位に引き掛けるための引掛部を有し、
    該引掛部は、前記引掛対象部位を進入させる開口部と前記引掛対象部位を当接させる引掛底部とからなる引掛領域を備え、前記引掛対象部位に前記動力工具を引き掛けた場合において、前記引掛対象部位を前記引掛領域内に位置するように構成されていることを特徴とする工具保持具又は該工具保持具を有する動力工具。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の工具保持具又は該工具保持具を有する動力工具であって、
    前記動力工具の落下時に、前記吊下部材を経て衝撃を受ける前記環状部の衝撃作用点は、常に、前記環状部の内周における前記基部から最も離間した位置となることを特徴とする工具保持具又は該工具保持具を有する動力工具。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の工具保持具又は該工具保持具を有する動力工具であって、
    前記動力工具の落下時に、前記吊下部材を経て衝撃を受ける前記環状部の衝撃作用点は、前記環状部を形成する部材が重なった重合部として構成されていることを特徴とする工具保持具又は該工具保持具を有する動力工具。
  8. 請求項5および請求項5を引用する請求項6〜7のいずれか1項に記載の工具保持具又は該工具保持具を有する動力工具であって、
    前記環状部は、前記引掛領域内に設けられていることを特徴とする工具保持具又は該工具保持具を有する動力工具。
  9. 請求項5および請求項5を引用する請求項6〜8のいずれか1項に記載の工具保持具又は該工具保持具を有する動力工具であって、
    前記環状部の前記基部側が、前記引掛底部の全体を構成することを特徴とする工具保持具又は該工具保持具を有する動力工具。
  10. 請求項9に記載の工具保持具又は該工具保持具を有する動力工具であって、
    前記環状部の前記基部側は、略直線状に形成されていることを特徴とする工具保持具又は該工具保持具を有する動力工具。
  11. 請求項5及び請求項5を引用する請求項6〜10のいずれか1項に記載の工具保持具又は該工具保持具を有する動力工具であって、
    前記環状部は、直径が前記開口部の幅と略同一の円形状に形成されている工具保持具又は該工具保持具を有する動力工具。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の工具保持具又は該工具保持具を有する動力工具であって、
    前記基部と前記環状部との間に、前記動力工具に対して前記環状部が相対移動可能とする緩衝機構を備えていることを特徴とする工具保持具又は該工具保持具を有する動力工具。
  13. 請求項5及び請求項5を引用する請求項6〜12のいずれか1項に記載の工具保持具又は該工具保持具を有する動力工具であって、
    前記環状部と前記引掛部は、単一の線材の曲げ加工によって形成されていることを特徴とする工具保持具又は該工具保持具を有する動力工具。
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