JP2020167762A - モータ - Google Patents

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服部 隆志
Takashi Hattori
隆志 服部
裕一 西川
Yuichi Nishikawa
裕一 西川
剛央 新子
Takao Atarashi
剛央 新子
佑基 濱田
Yuki Hamada
佑基 濱田
裕 桑本
Yutaka Kuwamoto
裕 桑本
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K5/00Casings; Enclosures; Supports
    • H02K5/04Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof
    • H02K5/10Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof with arrangements for protection from ingress, e.g. water or fingers

Abstract

【課題】カバー部材の位置決め部をコネクタカバーの内壁部の内側に嵌合させる場合、位置決め部とコネクタカバーの内壁部とが擦れ合う際に発生するパーティクルが内部に入り込まないモータを提供する。【解決手段】上下方向に延びる中心軸Jを中心とするロータ30およびステータ40を備えるモータ本体50と、モータ本体50を収容するハウジング20と、モータ本体50の上側に位置しロータ30の回転を制御する制御部80と、制御部80を径方向外側から囲むカバー60と、を備えるモータ1。ハウジング20は、軸方向に見て制御部80を囲む環状のカバー接合部100を有する。カバー60は、カバー接合部100を径方向から囲む筒部62を有し、カバー接合部100は、筒部62の表面と径方向に接触する接触部と、接着剤を介して筒部62と径方向に接着される接着接合部と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、モータに関する。
従来、モータにおいて、カバー部材とハウジングを固定する際に、接着剤を用いて固定する方法が知られる。例えば特許文献1には、コネクタケースとカバー部材との接合部において、カバー部材を位置決めした状態で接着剤により接着する構成が開示される。
特許第6292109号公報
しかし、カバー部材の位置決め部をコネクタカバーの内壁部の内側に嵌合させると、位置決め部とコネクタカバーの内壁部とが擦れ合う際に発生するパーティクルがモータの内部に入り込んでしまう課題があった。
本発明の1つの態様によれば、上下方向に延びる中心軸を中心とするロータおよびステータを備えるモータ本体と、前記モータ本体を収容するハウジングと、前記モータ本体の上側に位置し前記ロータの回転を制御する制御部と、前記制御部を径方向外側から囲むカバーと、を備えるモータが提供される。前記ハウジングは、軸方向に見て前記制御部を囲む環状のカバー接合部を有する。前記カバーは、前記カバー接合部を径方向から囲む筒部を有する。前記カバー接合部は、前記筒部の表面と径方向に接触する接触部と、接着剤を介して前記筒部と径方向に接着される接着接合部と、を有する。
本発明の態様によれば、カバー取付時に発生するパーティクルのモータ内部への侵入を抑制できるモータが提供される。
実施形態のモータの断面図。 実施形態のモータの斜視図。 実施形態のモータのカバーを取り外した状態を示す平面図。 第1位置決め部を示す部分斜視図。 第2位置決め部を示す部分斜視図。 カバー接合部とカバーとの接合状態を示す部分断面図。 第1位置決め部におけるカバーとの接合状態を示す部分断面図。 第2位置決め部におけるカバーとの接合状態を示す部分断面図。 第2位置決め部におけるカバーとの接合状態を示す部分断面図。 変形例のモータの平面図。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。
以下の説明において、図1の中心軸Jの軸方向と平行な方向をZ軸方向とする。X軸方向は、Z軸方向と直交する方向とする。Y軸方向は、X軸方向とZ軸方向との両方と直交する方向とする。
Z軸方向の正の側(+Z側)を「上側」と呼び、Z軸方向の負の側(−Z側)を「下側」と呼ぶ。なお、上側および下側とは、単に説明のために用いられる名称であって、実際の位置関係や方向を限定しない。また、特に断りのない限り、中心軸Jに平行な方向(Z軸方向)を単に「軸方向」と呼び、中心軸Jを中心とする径方向を単に「径方向」と呼び、中心軸Jを中心とする周方向、すなわち、中心軸Jの軸周りを単に「周方向」と呼ぶ。
さらに本明細書では、中心軸Jに直交する平面内におけるハウジング20の内外を示す方向を、単に「径方向」と呼ぶ場合があり、中心軸Jに直交する平面内においてハウジング20を周回する方向を、単に「周方向」と呼ぶ場合がある。
図1および図2に示すように、モータ1は、ハウジング20と、モータ本体50と、上側ベアリング33と、下側ベアリング34と、カバー60と、制御部80と、コネクタ90と、を備える。
モータ本体50は、上下方向に延びる中心軸Jを中心として回転するロータ30と、コイル41を有するステータ40とを備える。ハウジング20は、ロータ30およびステータ40を収容する下部ハウジング24と、下部ハウジング24の上側に位置する上部ハウジング25とを有する。
上部ハウジング25の上面に制御部80が配置される。本実施形態では、制御部80は、軸方向と交差する方向に広がる制御基板である。制御部80としての制御基板には、各種の電子素子が実装される。制御部80は、ステータ40から延びる図示しないコイル線と電気的に接続される。
下部ハウジング24は、上下方向に延びる筒部21と、筒部21の下端に位置する底壁部23と、上側に開口する開口部24aと、を有する。ハウジング20の内面には、ステータ40が固定される。
筒部21は、本実施形態の場合、中心軸Jを中心とする円筒状である。筒部21の形状は、円筒状に限られず、例えば、多角形の筒形としてもよい。底壁部23は、ステータ40の下側に位置する。底壁部23は、下側ベアリング34を保持するベアリング保持部23aと、底壁部23を軸方向に貫通する出力軸孔23bと、を有する。
ロータ30は、シャフト31を有する。シャフト31は、上下方向に延びる中心軸Jを中心とする。ロータ30は、シャフト31とともに中心軸J周りに回転する。シャフト31の下側の端部は、出力軸孔23bを通じてハウジング20の下側へ突出する。
上側ベアリング33および下側ベアリング34は、シャフト31を中心軸J回りに回転可能に支持する。下側ベアリング34は、ステータ40の下側において、ベアリング保持部23aに保持される。上側ベアリング33は、ステータ40の上側において、上部ハウジング25に保持される。
ステータ40は、ロータ30の径方向外側に位置する。ステータ40は、コイル41を有する。ステータ40の外周面は、ハウジング20の内周面に固定される。
上部ハウジング25は、アルミニウム等からなる金属部材である。上部ハウジング25は、下部ハウジング24の上側に位置するヒートシンク部25aと、ヒートシンク部25aから径方向外側へ延びるコネクタ保持部25bと、コネクタ保持部25bを上下方向に貫通するコネクタ挿入孔25cとを有する。
ヒートシンク部25aは、厚肉の板状である。ヒートシンク部25aの上面に制御部80が配置される。制御部80は、図示しない伝熱部材を介してヒートシンク部25aと熱的に接続される。ヒートシンク部25aは、制御部80から伝わる熱を放散させ、制御部80を冷却する。ヒートシンク部25aは、下面に開口する円筒状のベアリング保持部25dを有する。ベアリング保持部25dの内側に上側ベアリング33が保持される。
ヒートシンク部25aは、下面から下側に突出する筒状部25eを有する。筒状部25eは、下部ハウジング24の上向きの開口部24aに上側から挿入される。ヒートシンク部25aと下部ハウジング24とは、図示しないボルトにより締結される。
コネクタ保持部25bは、ヒートシンク部25aから筒部21の外周面よりも径方向外側に突出する。コネクタ保持部25bは、軸方向に見て、概ね矩形枠状である。コネクタ保持部25bのコネクタ挿入孔25cに対して、下側からコネクタ90が挿入される。図3に示すように、コネクタ90と制御部80とは、上側から見て部分的に重なり合う。コネクタ90と制御部80とは、互いに重なり合う領域において、電気的に接続される。
上部ハウジング25は、上端部の外周面にカバー接合部100を有する。カバー接合部100は、上部ハウジング25の外周面において周方向に延びる。カバー接合部100は、上部ハウジング25の外周面を一周する環状である。カバー接合部100は、軸方向に見て、制御部80を囲む。カバー接合部100は、図3に示すように、ヒートシンク部25aの外周面に沿って延びる円弧状の第1部分100aと、コネクタ保持部25bの外周面に沿って延びる概ね直線状の複数の辺部からなる第2部分100bとからなる。
カバー接合部100は、図3から図5に示すように、上部ハウジング25の外周面に位置する段差部10を有する。段差部10は、上部ハウジング25の周方向に沿って延びる。段差部10は、径方向外側を向く第1面101と、第1面101の下端から径方向外側に広がる上向きの第2面102とからなる。
カバー接合部100は、第1面101から径方向外側へ突出する複数の第1壁部111、112、113を有する。第1壁部111〜113は、カバー接合部100においてカバー60と径方向に接触する接触部である。
カバー接合部100は、第2面102から下側に凹む第1凹部115、116、117を有する。カバー接合部100は、第2面102から上側へ突出する複数の第2壁部121、122、123、124を有する。カバー接合部100は、第1面101から径方向内側へ凹む第2凹部125、126、127、128を有する。
第1面101は、周方向に互いに間隔を空けて配置される第1壁部111〜113および第2凹部125〜128の間に位置する。第2面102は、周方向に互いに間隔を空けて配置される第2壁部121〜124および第1凹部115〜117の間に位置する。
カバー接合部100は、図3に示すように、カバー60を上部ハウジング25に対して位置決めする第1位置決め部11と、第2位置決め部12と、第3位置決め部13とを有する。
第1位置決め部11は、上側から見て、中心軸Jを挟んだコネクタ90の反対側に位置する。第1位置決め部11は、カバー接合部100の第1部分100aの中間点に位置する。第1位置決め部11は、上部ハウジング25の−X側の端部に位置する。カバー接合部100は、第1位置決め部11と中心軸Jを通ってX軸方向に延びる基準線Lに対して線対称の形状を有する。
第2位置決め部12および第3位置決め部13は、それぞれ、カバー接合部100の第2部分100bに位置する。第2位置決め部12および第3位置決め部13は、第2部分100bのうち、X軸方向に沿って延びる辺部に位置する。第2位置決め部12と第3位置決め部13は、基準線Lに対する線対称位置に配置される。
第1位置決め部11は、図4に示すように、第1壁部111と、第1凹部115と、第2壁部121、122と、第2凹部125、126とを有する。
第1壁部111は、第1面101から径方向外側へ突出する壁面111aを有する。壁面111aは、−X側を向く面である。第1壁部111は、第1面101よりも上側へ突出する案内突起部111bを有する。すなわち、カバー接合部100は、案内突起部111bを有する。壁面111aは、第1面101よりも上側まで延びる。案内突起部111bの上端は、図1に示すように、制御部80の上面よりも上側に位置する。第1壁部111は、案内突起部111bの上端に、径方向外側に向かうに従って下側へ傾斜する斜面部111cを有する。
第1凹部115は、第1壁部111の下側に位置する。第1凹部115は、上側および径方向外側に開口する凹部である。第1凹部115は上側にのみ開口する凹部であってもよい。第1凹部115の周方向幅は、第1壁部111の壁面111aの周方向幅よりも大きい。
第2壁部121、122は、第1凹部115の周方向の両側に位置する。第2壁部121、122は、第2面102から上側へ突出する壁面121a、122aを有する。第2壁部121と第1凹部115との間、および第2壁部122と第1凹部115との間には、第2面102の一部が配置される。すなわち、第2壁部121、122は、第1凹部115と第2面102を介して周方向に隣り合う。
第2凹部125、126は、それぞれ、第2壁部121、122の径方向内側において第1面101から径方向内側に凹む。第2凹部125、126は、径方向外側および上側に開口する凹部である。第2凹部125、126は、径方向外側にのみ開口する凹部であってもよい。第2凹部125の周方向幅は壁面121aの周方向幅よりも大きい。第2凹部126の周方向幅は壁面122aの周方向幅よりも大きい。
第2凹部125、126は、第1壁部111の周方向の両側に位置する。第2凹部125、126と第1壁部111との間には、第1面101の一部が配置される。すなわち、第2凹部125、126は、第1面101を介して、第1壁部111と周方向に隣り合う。
第2位置決め部12は、図5に示すように、第1壁部112と、第1凹部116と、第2壁部123と、第2凹部127とを含む。第1壁部112は、第1面101から径方向外側へ突出する壁面112aを有する。壁面112aは、−Y側を向く面である。
第1壁部112は、第1面101よりも上側へ突出する突起部112bを有する。本実施形態では、突起部112bの上端は、図8に示すように、制御部80の側面付近に位置する。図示では、突起部112bの上端は制御部80の上面より低く、下面とほぼ同じ高さに位置するが、突起部112bの上端は、制御部80の制御部80の上面よりやや高い位置にあってもよい。壁面112aは、第1面101よりも上側まで延びる。第1壁部112は、第1壁部112の上端に、径方向外側に向かうに従って下側へ傾斜する斜面部112cを有する。
第2位置決め部12は、突起部112bの周方向を向く側面から側方へ延びる2つの上側突出部101aを有する。すなわち上側突出部101aは、カバー60との接触部である第1壁部112に隣接する。
上側突出部101aは、第1面101の上側に位置する。上側突出部101aの径方向外側を向く面は、第1面101に連続する。すなわち、上側突出部101aは、第1壁部112よりも径方向内側に位置する。上側突出部101aは、筒部62の内周面62aと径方向に隙間を介して対向する。モータ1は、第1壁部112の側方に上側突出部101aを備えることにより、カバー60と第1壁部112とが擦れることにより発生するパーティクルが制御部80側へ進入するのを抑制できる。
第1凹部116は、第1壁部112の下側に位置する。第1凹部116は、上側および径方向外側に開口する凹部である。第1凹部116は上側にのみ開口する凹部であってもよい。第1凹部116の周方向幅は、第1壁部112の壁面112aの周方向幅よりも大きい。
第2壁部123は、第1凹部116と周方向に隣り合う位置に配置される。第2壁部123、第2面102から上側へ突出する壁面123aを有する。第2壁部123と第1凹部116との間には、第2面102の一部が配置される。すなわち、第2壁部123と第1凹部116とは、第2面102を介して周方向に隣り合う。
第2凹部127は、第2壁部123の径方向内側において第1面101から径方向内側に凹む。第2凹部127は、径方向外側および上側に開口する凹部である。第2凹部127は、径方向外側にのみ開口する凹部であってもよい。第2凹部127の周方向幅は壁面123aの周方向幅よりも大きい。
第2凹部127は、第1壁部112と周方向に隣り合う位置に配置される。第2凹部127と第1壁部112との間には、第1面101の一部が配置される。すなわち、第2凹部127と第1壁部112とは、第1面101を介して周方向に隣り合う。
第3位置決め部13は、図3に示すように、第1壁部113と、第2壁部124と、第1凹部117と、第2凹部128と、を有する。第1壁部113、第2壁部124、第1凹部117、および第2凹部128は、それぞれ、第2位置決め部12の第1壁部112、第2壁部123、第1凹部116、および第2凹部127と基準線Lに対して対称の形状を有し、基準線Lに対して対称となる位置に配置される。第3位置決め部13は、第2位置決め部12に対して線対称の構成を備える。例えば、第1壁部113は、図1に示すように、径方向外側を向く壁面113aと、第1壁部113の上端において径方向外側に向かって下る斜面部113cとを有する。
カバー60は、上部ハウジング25を上側から覆う。カバー60は、上部ハウジング25との間に制御部80を収容する。カバー60は、制御部80と上下方向に対向して配置される天板部61と、天板部61の外周端から下側へ延びる筒部62とを有する。カバー60の筒部62は、制御部80を径方向外側から囲む。筒部62は、筒部62の下端から径方向外側に広がるフランジ部63を有する。
カバー60は、第1位置決め部11、第2位置決め部12および第3位置決め部13により所定位置に位置決めされた状態で、カバー接合部100に接着される。
以下、カバー60の取付工程を示しながらカバー60と上部ハウジング25との接合部分について詳細に説明する。なお、以下に示すカバー60の取付工程は一例であり、他の取付方法を採用してもよい。例えば、接着剤130の塗布位置を変更してもよい。
カバー60の取付工程では、まず、段差部10の第1面101と、第1壁部111、112、113とに接着剤130が塗布される。すなわち、接着剤130は、カバー接合部100の径方向外側を向く面を周方向に一周する環状に塗布される。これにより、カバー60と上部ハウジング25との接合部は、周方向の一周にわたって接着剤130により接着され、封止される。したがって、モータ1は防水性を有するモータである。
第1壁部111〜113では、接着剤130は、壁面111a〜113aのうち、第1面101と同じ軸方向位置の範囲である下側部分にのみ塗布される。したがって、第1壁部111の案内突起部111bの径方向外側を向く面、および第1壁部112の突起部112bの径方向外側を向く面には、接着剤130は塗布されない。第1壁部113も同様に、下側部分にのみ接着剤130が塗布される。
組み立て工程の作業者は、カバー60を、筒部62の開口部を下側に向けた状態で、上部ハウジング25の上方に配置する。上部ハウジング25の上面の外周端部においては、図1に示すように、第1位置決め部11の案内突起部111bが最も高く上側へ突出している。作業者は、カバー60の筒部62の内周面62aを、案内突起部111bの壁面111aに接触させることで、カバー60と上部ハウジング25とをX軸方向に位置合わせする。
このとき、第1壁部111は、案内突起部111bの上端部に斜面部111cを有するため、作業者がカバー60の筒部62を上部ハウジング25に被せる操作を行うと、筒部62の下端部が斜面部111c上を滑り、筒部62は壁面111aへ案内される。
作業者は、カバー60を案内突起部111bに接触させた状態で水平方向に動かし、カバー60の筒部62を第2位置決め部12の第1壁部112と、第3位置決め部13の第1壁部113に接触させる。
なお、案内突起部111bの径方向外側の面には接着剤130が塗布されていないため、作業者が位置調整のためにカバー60を動かしても接着剤130が不要な箇所に付着したり、接着すべき部位から除去されたりすることはない。
作業者は、カバー60が第1位置決め部11、第2位置決め部12および第3位置決め部13の3箇所に位置合わせされた状態で、カバー60を下側へ押し込む。第1壁部112は上端部に斜面部112cを有し、第1壁部113は上端部に斜面部113cを有するため、第1壁部112、113に接触する筒部62の下端部は、斜面部112cおよび斜面部113cにより、壁面112aおよび壁面113aにそれぞれ案内される。
本実施形態の場合、第1壁部112と第1壁部113とは、制御部80を挟んで互いに反対側を向いている。壁面112aと壁面113aとのY軸方向の間隔は、第1壁部112、113と接触する部分におけるカバー60の内周面同士の間隔よりも大きい。
上記構成により、カバー60は、第1壁部112および第1壁部113においてカバー接合部100に圧入される。すなわち、カバー60は、第1壁部112、113を径方向に押す状態でカバー接合部100に固定される。この構成によれば、カバー60と上部ハウジング25とを、ネジまたはスナップフィットを用いることなく固定できる。フランジ、爪などのカバー60から径方向外側に突出する部位が不要になるので、モータ1の大型化を抑制できる。
カバー60との接触部となる第1壁部112、113は、接着接合部となる第1面101よりも上側に突出しているため、第1壁部112、113の上側部分には接着剤130は塗布されていない。したがって、カバー60が第1壁部112、113の上側部分に圧入された時点では、カバー60に接着剤130は付着しない。作業者はカバー60に接着剤130が触れない状態でカバー60の位置決めができるため、組み立て作業が行いやすい。
作業者は、カバー60を第1壁部112、113の上側部分に圧入した状態で水平な姿勢に保持し、カバー60をさらに下側へ押し込む。カバー60は、フランジ部63の下面63aに接触した接着剤130を下側へ押し込みながら移動し、フランジ部63の下面63aが第2壁部121〜124の上面に突き当たる位置で停止される。
カバー接合部100の径方向外側を向く面では、第1面101よりも第1壁部111〜113が径方向外側へ突出しているため、筒部62の内周面62aは、第1壁部111〜113にのみ接触する。すなわち、筒部62の内周面62aと、第1面101とは、隙間を介して対向する。
したがって、カバー60が下側へ移動する際に、第1面101上の接着剤130は、径方向外側の一部のみがフランジ部63の下面63aによって下側へ押し込まれ、第2面102に付着する。これにより、図6に示すように、筒部62の下側を向く端面であるフランジ部63の下面63aと、第2面102とが接着剤130を介して接着される。一方、接着剤130の径方向内側の部分は第1面101上に残留するため、筒部62の内周面62aと第1面101とが接着剤130を介して接着される。
以上のように、モータ1では、段差部10の第1面101および第2面102と、それらに対向するカバー60の対向面とが、接着剤130を介して強固に接着される。この構成によれば、段差部10の2面が接着されるため、水分等の侵入経路を長くすることができ、カバー接合部100において良好な封止性能を得ることができる。
また本実施形態によれば、カバー接合部100に溝部を設けることなく、カバ−60と上部ハウジング25とを十分な強度で接着できる。ハウジングの溝部にカバーの端部を挿入する構成では、カバーの外側にハウジングの壁部が必要になるが、本実施形態では段差部10の外側にカバー60が配置されるため、ハウジング20外形が大型化しにくい。
第1位置決め部11では、カバー60は、壁面111aに接触した状態から下側へ押し込まれる。これにより、フランジ部63の下面63aによって壁面111a上の接着剤130が下側へ押し込まれる。下面63aによって押し下げられた接着剤130は、第1壁部111の下側に位置する第1凹部115に収容される。
壁面111aは第1面101よりも径方向外側に位置するため、フランジ部63の下面63aによって下側へ運ばれる接着剤130の割合が、第1面101上の接着剤130よりも多い。仮に、第1壁部111の下側に凹部が存在しない場合、フランジ部63によって押し下げられた接着剤130が径方向外側へはみ出すおそれがある。カバー接合部100が第1凹部115を有することにより、接着剤130のはみ出しを抑制できる。
また、カバー60が下側へ移動する際に、内周面62aと壁面111aとが接触すると、カバー60または第1壁部111の表面が削れてパーティクルが発生する可能性がある。本実施形態では、壁面111a上で発生したパーティクルは、フランジ部63の下面63aによって接着剤130とともに第1凹部115へ押し込まれる。また、壁面111aの側方にも接着剤130があるため、パーティクルは接着剤130に固定される。すなわち本実施形態では、カバー60との接触部である第1壁部111の側方に、カバー60と第1面101が接着される接着接合部が配置されている。この構成によれば、制御部80側へのパーティクルの侵入を抑制できる。
なお、図3に示すように、上部ハウジング25は、X軸方向における第1位置決め部11と反対側の端部に位置決め機構を有さない。そのため、カバー60は、X軸方向に多少の移動が可能であり、作業者がカバー60を下側へ押し込む過程で、筒部62の内周面62aが壁面111aから離れる場合がある。この場合には、壁面111a上の接着剤130の一部がフランジ部63により除去されることなく残るため、図7に示すように、径方向に対向する内周面62aと壁面111aとは、壁面111a上の接着剤130により接着される。
第1位置決め部11は、第2壁部121、122を有する。フランジ部63の下面63aは、第2壁部121、122の壁面121a、122aと接触する。これにより、カバー60は、軸方向において上部ハウジング25に位置決めされる。
カバー60は、下側に移動する過程でフランジ部63の下面63aによって接着剤130の一部を下側へ移動させる。下面63aと壁面121a、122aとの間に多くの接着剤130が配置されていると、第2壁部121、122上の接着剤130がフランジ部63の外側へはみ出しやすくなる。
本実施形態では、カバー接合部100は、第2壁部121の径方向内側に第2凹部125を有し、第2壁部122の径方向内側に第2凹部126を有する。この構成によれば、第2凹部125、126に塗布される接着剤130は、第1面101に塗布される接着剤130と比較して径方向外側への突出量が少なくなる。これにより、フランジ部63の下面63aによって下側へ運ばれる接着剤130が少なくなる。その結果、下面63aと壁面121a、122aとの間に挟まれる接着剤130が少なくなり、フランジ部63から外側への接着剤130のはみ出しが抑制される。
第2位置決め部12および第3位置決め部13では、カバー60は、第1壁部112、113の壁面112a、113aに接触した状態で下側へ押し込まれる。これにより、フランジ部63の下面63aによって壁面112a、113a上の接着剤130が下側へ押し込まれる。下面63aによって押し下げられた接着剤130は、第1壁部112、113の下側にそれぞれ位置する第1凹部116、117に収容される。
図8に示すように、第1壁部112の壁面112aと筒部62の内周面62aとは径方向に対向して接触する。カバー60は、第1壁部112、113に圧入されるため、壁面112a、113aと内周面62aとの間には接着剤130はほとんど介在しない。一方、第1壁部112の周方向の両側には、第1面101が配置される。第1面101と筒部62の内周面62aとは、図6に示すように、内周面62aと第1面101とは、接着剤130を介して接着される。
上記構成によれば、カバー60が上部ハウジング25に取り付けられる際に、筒部62と第1壁部112、113とが擦れることにより発生するパーティクルを、フランジ部63の下面63aによって、接着剤130とともに第1壁部112、113の下側に移動させ、接着剤130とともに固定することができる。また、第1壁部112、113の側方には、筒部62との接着接合部である第1面101が位置するため、第1壁部112、113の側方に移動したパーティクルも接着剤130に吸着される。これにより、第1壁部112、113で発生したパーティクルが制御部80側へ侵入するのを抑制できる。
また本実施形態では、図8に示すように、第1壁部112、113は、上端が制御部80の側面付近に位置し、径方向外側に向かうに従って下側へ傾斜する斜面部112c、113cを有する。この構成によれば、壁面112a、113aで発生したパーティクルの一部が接着剤130に吸着されなかったとしても、制御部80の上面へは回り込みにくい。
また本実施形態では、第2位置決め部12および第3位置決め部13において、カバー接合部100は、第1壁部112、113の下側に第1凹部116、117をそれぞれ有する。この構成により、壁面112a、113aから下側へ押し込まれた接着剤130がフランジ部63の外側へはみ出すのを抑制できる。
第2位置決め部12は、第2壁部123を有し、第3位置決め部13は、第2壁部124を有する。フランジ部63の下面63aは、第2壁部123、124の壁面123a、124aと軸方向に接触する。これにより、カバー60は、軸方向において上部ハウジング25に位置決めされる。
カバー接合部100は、第2壁部123の径方向内側に第2凹部127を有し、第2壁部124の径方向内側に第2凹部128を有する。この構成によれば、第2凹部127、128に塗布される接着剤130は、第1面101に塗布される接着剤130と比較して径方向外側への突出量が少なくなる。これにより、フランジ部63の下面63aによって下側へ運ばれる接着剤130が少なくなる。その結果、下面63aと壁面123a、124aとの間に挟まれる接着剤130が少なくなり、フランジ部63から外側への接着剤130のはみ出しが抑制される。
カバー接合部100は、図3に示すように、複数の第1壁部111〜113を有する。複数の第1壁部111〜113は、カバー接合部100が延びる方向において互いに離れて配置される。複数の第1壁部111〜113のそれぞれの径方向を向く面は、互いに異なる方向を向いて配置される。具体的には、壁面111aは−X側、壁面112aは−Y側、壁面113aは+Y側を向いて配置される。
この構成によれば、筒部62の内周面62aに対して複数の異なる方向を向いた壁面111a〜113aを接触させることで、カバー60と上部ハウジング25とを容易に精度よく位置合わせすることができる。これにより、モータ1の組み立て作業性が向上する。
カバー接合部100は、4つの第2壁部121〜124を有する。カバー60のフランジ部63は、第2壁部121〜124のうちの3つ以上と接触することにより、第2壁部121〜124により規定される平面に位置決めされる。この構成によれば、フランジ部63と第2面102との間隔を周方向において均一化することができる。これにより、上下方向における接着剤130の厚さを均一化することができ、良好な封止性を得ることができる。また接着剤130のはみ出しも抑制できる。また、カバー60と上部ハウジング25とを容易に位置合わせできるので、モータ1の組み立て作業性が向上する。
第1位置決め部11において、第1壁部111と2つの第2壁部121、122は周方向に隣り合って配置される。第2位置決め部12において、第1壁部112と第2壁部123は周方向に隣り合って配置される。第3位置決め部13において、第1壁部113と第2壁部124は周方向に隣り合って配置される。すなわち、カバー接合部100は、第1壁部111〜113と第2壁部121〜124とが周方向に隣り合って配置される位置決め部を複数有する。
上記の構成によれば、径方向と軸方向の位置決め機構が近接して配置されるので、接着剤130のはみ出しや厚さの不均一が生じにくくなる。例えば、第1壁部111上の接着剤130はフランジ部63により下側に押し込まれるが、第1壁部111の下部の両側に第2壁部121、122が配置されているため、フランジ部63は第2壁部121、122に突き当たった位置で停止し、それ以上は下側へ移動しない。フランジ部63が過度に下側に押し込まれるのを防止できるため、第1壁部111の下側における接着剤130のはみ出しや厚さの不均一を抑制できる。
また、第2壁部121、122と、フランジ部63との間に挟まれる接着剤130の量は、カバー60が下側に移動する際の第2凹部125、126と筒部62との径方向の間隔によって決定される。例えば、筒部62が第1面101に近い位置を通過すると、フランジ部63によって掻き取られる接着剤130の量が増える。そうすると、フランジ部63と第2壁部121、122との間に挟まれる接着剤130の量が増え、接着剤130がフランジ部63の径方向外側へはみ出しやすくなる。
これに対して本実施形態では、第2壁部121、122の近傍に第1壁部111が配置されるため、筒部62と第1面101との間隔は、第1壁部111の径方向の突出高さ以上に維持される。これにより、フランジ部63による接着剤130の掻き取り量を少なくでき、接着剤130のはみ出しが抑制される。また、筒部62と第1面101との間の接着剤130の厚さの不均一も抑制できる。
第1位置決め部11において、第1壁部111と、第2凹部125、126は周方向に隣り合って配置され、第1凹部115と、第2壁部121、122は周方向に隣り合って配置される。この構成によれば、筒部62によって第1壁部111上から周方向に押し出される接着剤130を第2凹部125、126に逃がすことができる。また、フランジ部63によって第2壁部121、122上から周方向に押し出される接着剤130を第1凹部115に逃がすことができる。これらの作用により、カバー60の径方向外側への接着剤130のはみ出しを抑制できる。
また、第2位置決め部12において、第1壁部112と第2凹部127は周方向に隣り合って配置され、第1凹部116と第2壁部123は周方向に隣り合って配置される。第3位置決め部13において、第1壁部113と第2凹部128は周方向に隣り合って配置され、第1凹部117と第2壁部124は周方向に隣り合って配置される。
第2位置決め部12および第3位置決め部13においても、第1位置決め部11と同様に、周方向に隣り合って壁部と凹部とが配置されることにより、接着剤130のはみ出しを抑制できる。
図10は、変形例のモータ1Aを示す平面図である。モータ1Aは、上部ハウジング25Aおよびコネクタ90Aを有する。モータ1Aは、上部ハウジング25Aおよびコネクタ90以外の構成は、図1から図9に示したモータ1と共通である。
上部ハウジング25Aは、アルミニウム等からなる金属部材である。上部ハウジング25Aは、下部ハウジング24の上側に位置するヒートシンク部25aと、ヒートシンク部25aから径方向外側へ延びるコネクタ保持部26と、を有する。
コネクタ保持部26は、ヒートシンク部25aからX軸方向の径方向外側に突出する基端部26aと、基端部26aのY軸方向の両端から+X側の径方向外側に突出する2本の腕部26b、26cと、を有する。
2本の腕部26b、26cは、Y軸方向に間隔を空けて配置される。2本の腕部26b、26cの間にコネクタ90Aが下側から挿入される。コネクタ90Aの+X側の径方向外側を向く側面は、腕部26b、26cの間に露出する。
上部ハウジング25Aは、上端部の外周面にカバー接合部100Aを有する。カバー接合部100Aは、上部ハウジング25Aおよびコネクタ90Aの外周面において周方向に延びる。カバー接合部100Aは、上部ハウジング25Aおよびコネクタ90Aの外周面を一周し、軸方向に見て、制御部80を囲む環状である。カバー接合部100Aは、ヒートシンク部25aの外周面に沿って延びる円弧状の第1部分110aと、コネクタ保持部26の腕部26bの外周面に沿って延びる折れ線状の第2部分110bと、コネクタ90Aの外周面に沿って延びる直線状の第3部分110cと、腕部26cの外周面に沿って延びる折れ線状の第4部分110dとからなる。
カバー接合部100Aは、上部ハウジング25Aおよびコネクタ90Aの外周面に位置する段差部10を有する。段差部10は、径方向外側を向いて周方向に沿って延びる第1面101と、第1面101の下端から径方向外側に広がる上向きの第2面102とからなる。第1面101および第2面102は、それぞれ、上部ハウジング25Aの外周面に位置する部分と、コネクタ90Aの外周面に位置する部分を含む。
カバー接合部100Aは、第1位置決め部11、第2位置決め部12A、第3位置決め部13A、第4位置決め部14、および第5位置決め部15を有する。
第2位置決め部12Aは、第1壁部112と第1凹部116とからなる。第3位置決め部13Aは、第1壁部113と第1凹部117とからなる。
第4位置決め部14は、腕部26bの延びる方向の先端部に位置する。第4位置決め部14は、第1壁部141、第1凹部142、第2壁部143、および第2凹部144を有する。
第1壁部141は、腕部26bの先端部において、第1面101から+X側の径方向外側に突出する。第1凹部142は、第1壁部141の下側に位置する。第1凹部142は、第2面102から下側に凹む。
第2壁部143は、周方向において、第1凹部142と第2位置決め部12Aの第1凹部116との間に位置する。第2壁部143は、第2面102から上側に突出する。第2凹部144は、第2壁部143の径方向内側に位置する。第2凹部144は、第1面101から径方向内側に凹む。第2凹部144は、周方向において、第1壁部141と第1壁部112との間に位置する。
第5位置決め部15は、腕部26cの延びる方向の先端部に位置する。第5位置決め部15は、第1壁部151、第1凹部152、第2壁部153、および第2凹部154を有する。
第1壁部151は、腕部26cの先端部において、第1面101から+X側の径方向外側に突出する。第1凹部152は、第1壁部151の下側に位置する。第1凹部152は、第2面102から下側に凹む。
第2壁部153は、周方向において、第1凹部152と第3位置決め部13Aの第1凹部117との間に位置する。第2壁部153は、第2面102から上側に突出する。第2凹部154は、第2壁部153の径方向内側に位置する。第2凹部154は、第1面101から径方向内側に凹む。第2凹部154は、周方向において、第1壁部151と第1壁部113との間に位置する。
変形例のモータ1Aでは、第1位置決め部11の第1壁部111と、第4位置決め部14の第1壁部141と、第5位置決め部15の第1壁部151とにより、カバー60が上部ハウジング25Aに対してX軸方向に位置決めされる。
また、第2位置決め部2Aおよび第3位置決め部13Bにおいて、第1壁部112、113にカバー60の筒部62が圧入される。これにより、カバー60が上部ハウジング25に対してY軸方向に位置決めされるとともに固定される。
変形例1のモータ1Aでは、第1位置決め部11の第1壁部111と、第4位置決め部14の第1壁部141および第5位置決め部15の第1壁部151は、X軸方向において互いに反対側を向く。これにより、X軸方向において、カバー60をより高精度に位置決め可能である。
なお、第4位置決め部14および第5位置決め部15においても、上記実施形態で説明した第1位置決め部11と同様に、カバー60の外側への接着剤130のはみ出しを抑制する効果、接着剤130の厚さ不均一を抑制する効果が得られる。
以上に、本発明の実施の形態を説明したが、実施形態における各構成およびそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換およびその他の変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、カバー接合部100、100Aが上部ハウジング25、25Aの外周面に位置し、カバー60の筒部62がカバー接合部100、100Aを径方向外側から囲む構成としたが、カバー接合部100、100Aが上部ハウジング25、25Aの内周面に配置され、カバー60の筒部62がカバー接合部100、100Aの径方向内側に配置される構成としてもよい。
この構成においても、カバー接合部100、100Aの段差部10の第1面101および第2面102と、筒部62の複数の面が接着されることで、良好な封止性能を得ることができる。また、カバー接合部100、100Aにカバー60を取り付ける際に発生するパーティクルも、第1壁部111〜113の側方に位置する接着剤130に吸着されるため、モータ内部へのパーティクル侵入も抑制される。
1,1A…モータ、10…段差部、20…ハウジング、62…筒部、30…ロータ、40…ステータ、50…モータ本体、60…カバー、62a…内周面、80…制御部、100,100A…カバー接合部、101…第1面、102…第2面、111,112,113,141,151…第1壁部、115,116,117,142,152…第1凹部、121,122,123,124,143,153…第2壁部、125,126,127,128,144,154…第2凹部、130…接着剤、J…中心軸

Claims (16)

  1. 上下方向に延びる中心軸を中心とするロータおよびステータを備えるモータ本体と、
    前記モータ本体を収容するハウジングと、
    前記モータ本体の上側に位置し前記ロータの回転を制御する制御部と、
    前記制御部を径方向外側から囲むカバーと、
    を備え、
    前記ハウジングは、軸方向に見て前記制御部を囲む環状のカバー接合部を有し、
    前記カバーは、前記カバー接合部を径方向から囲む筒部を有し、
    前記カバー接合部は、前記筒部の表面と径方向に接触する接触部と、接着剤を介して前記筒部と径方向に接着される接着接合部と、を有する、
    モータ。
  2. 前記カバー接合部は、前記接触部の下側に、前記カバーの下側を向く端面と接着剤を介して上下方向に接着される領域を有する、
    請求項1に記載のモータ。
  3. 前記カバーは、前記接触部を径方向外側から押す状態で前記カバー接合部に固定される、
    請求項1または2に記載のモータ。
  4. 前記接着剤は、前記カバーと前記ハウジングとの接合部を封止する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のモータ。
  5. 前記制御部は、軸方向と交差する方向に広がる制御基板を有し、
    前記接触部は、前記制御基板よりも下側に位置する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のモータ。
  6. 前記接触部は、前記接着接合部よりも上側に突出する、
    請求項1から5のいずれか1項に記載のモータ。
  7. 前記接触部の上端に、径方向外側に向かうに従って下側へ傾斜する斜面部を有する、
    請求項6に記載のモータ。
  8. 前記接触部は、前記接触部と周方向に隣接する前記接着接合部よりも径方向外側に突出する、
    請求項1から7のいずれか1項に記載のモータ。
  9. 前記カバー接合部は、前記接着接合部よりも上側の位置で前記筒部の内周面と径方向に隙間を介して対向する上側突出部を有する、
    請求項1から8のいずれか1項に記載のモータ。
  10. 前記上側突出部は、前記接触部と周方向に隣接する、
    請求項9に記載のモータ。
  11. 前記カバー接合部は、前記段差部から上側へ延びて前記筒部の内周面と径方向に対向する案内突起部を有する、
    請求項1から10のいずれか1項に記載のモータ。
  12. 前記案内突起部の上端に、径方向外側に向かうに従って下側へ傾斜する斜面部を有する、
    請求項11に記載のモータ。
  13. 前記カバー接合部は、径方向を向く第1面と、前記第1面の下端から径方向に広がる上向きの第2面とからなる段差部を有し、
    前記カバー接合部は、前記接触部の下側に、前記第2面から下側に凹む凹部を有する、
    請求項1から12のいずれか1項に記載のモータ。
  14. 前記カバー接合部は、径方向を向く第1面と、前記第1面の下端から径方向に広がる上向きの第2面とからなる段差部を有し、
    前記カバー接合部は、前記第2面から上側へ突出する壁部を有し、
    前記壁部は、前記筒部の下側を向く端面に接触する、
    請求項1から13のいずれか1項に記載のモータ。
  15. 前記カバー接合部は、径方向を向く第1面と、前記第1面の下端から径方向に広がる上向きの第2面とからなる段差部を有し、
    前記カバー接合部は、前記壁部の径方向内側に、前記第1面から径方向内側に凹む凹部を有する、
    請求項14に記載のモータ。
  16. 前記カバー接合部は、
    径方向を向く第1面と、前記第1面の下端から径方向に広がる上向きの第2面とからなる段差部を有し、
    前記第1面から径方向外側へ突出して前記筒部の内周面に接触する第1壁部と、
    前記第1壁部の下側において前記第2面から下側に凹む第1凹部と、
    前記第2面から上側へ突出して前記筒部の下側を向く端面に接触する第2壁部と、
    前記第2壁部の径方向内側において前記第1面から径方向内側に凹む第2凹部と、
    を有し、
    前記第1壁部と前記第2凹部とは、周方向に隣り合って配置され、
    前記第1凹部と前記第2壁部とは、周方向に隣り合って配置される、
    請求項1に記載のモータ。
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