JP2020166997A - 端子付き電線の製造装置および端子付き電線の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】端子付き電線の生産効率を向上させることができる端子付き電線の製造装置を提供すること。【解決手段】端子付き電線の製造装置100は、互いに対向する一対の側壁部22,32を有する圧着端子1を下方から支持する下型40と、駆動部110によって駆動され、下型に対して上下方向に相対移動することにより一対の側壁部を電線60の芯線61および被覆62に対して加締める上型50と、上型に配置され、芯線に対して液状の樹脂9を吐出する吐出部7,8と、を備える。【選択図】図12

Description

本発明は、端子付き電線の製造装置および端子付き電線の製造方法に関する。
従来、防食剤を塗布する端子付電線の製造方法がある。特許文献1には、芯線を電線接続部に圧着する圧着工程と、圧着工程の後、上型を取り外して、圧着キャビティ内に配設された状態の電線接続部に対して上方から防食剤を塗布する塗布工程と、を備えた端子付電線の製造方法が開示されている。
特開2017−204455号公報
端子付き電線を製造する際の生産効率を向上できることが望まれている。例えば、上型を取り外すことなく防食用の樹脂を塗布することができれば、サイクルタイムを短縮して生産効率を向上させることができる。
本発明の目的は、端子付き電線の生産効率を向上させることができる端子付き電線の製造装置および端子付き電線の製造方法を提供することである。
本発明の端子付き電線の製造装置は、互いに対向する一対の側壁部を有する圧着端子を下方から支持する下型と、駆動部によって駆動され、前記下型に対して上下方向に相対移動することにより前記一対の側壁部を電線の芯線および被覆に対して加締める上型と、前記上型に配置され、前記芯線に対して液状の樹脂を吐出する吐出部と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る端子付き電線の製造装置は、上型に配置された吐出部によって芯線に対して樹脂を塗布することができる。よって、本発明に係る端子付き電線の製造装置は、端子付き電線の生産効率を向上させることができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る圧着前の圧着端子および電線を示す斜視図である。 図2は、実施形態に係る圧着前の圧着端子および電線を示す正面図である。 図3は、実施形態に係る圧着後の圧着端子および電線を示す斜視図である。 図4は、実施形態に係る製造装置の斜視図である。 図5は、実施形態に係る上型および吐出部の斜視図である。 図6は、実施形態に係る上型および吐出部の分解斜視図である。 図7は、実施形態に係る吐出部の分解斜視図である。 図8は、実施形態に係る第二保持部材の斜視図である。 図9は、実施形態に係る第一保持部材の斜視図である。 図10は、実施形態に係る上型および吐出部の断面図である。 図11は、実施形態に係る上型および吐出部の拡大断面図である。 図12は、実施形態の樹脂塗布工程を説明する断面図である。 図13は、実施形態に係る樹脂が塗布された端子付き電線の平面図である。
以下に、本発明の実施形態に係る端子付き電線の製造装置および端子付き電線の製造方法につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
図1から図13を参照して、実施形態について説明する。本実施形態は、端子付き電線の製造装置および端子付き電線の製造方法に関する。図1は、実施形態に係る圧着前の圧着端子および電線を示す斜視図、図2は、実施形態に係る圧着前の圧着端子および電線を示す正面図、図3は、実施形態に係る圧着後の圧着端子および電線を示す斜視図、図4は、実施形態に係る製造装置の斜視図、図5は、実施形態に係る上型および吐出部の斜視図、図6は、実施形態に係る上型および吐出部の分解斜視図、図7は、実施形態に係る吐出部の分解斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係る圧着端子1は、端子接続部11、芯線圧着部12、および被覆圧着部13を有する。端子接続部11、芯線圧着部12、および被覆圧着部13は、この順序で圧着端子1の長手方向に沿って配置されている。圧着端子1は、母材としての導電性の金属板(例えば銅板、銅合金板)から形成される。圧着端子1は、母材に対する打ち抜き加工や折り曲げ加工等により所定の形状に形成される。圧着端子1の表面には、スズ(Sn)等のメッキがなされていてもよい。
本明細書では、圧着端子1の説明において、相手側端子との接続方向、すなわち相手側端子との挿入方向を第一方向Lと称する。第一方向Lは、圧着端子1の長手方向である。圧着端子1の幅方向を第二方向Wと称する。第二方向Wは、第一方向Lと直交している。圧着端子1において、第一方向Lおよび第二方向Wの何れとも直交する方向を第三方向Hと称する。第三方向Hは、圧着端子1が圧着される際の上型50による圧縮方向である。第三方向Hは、圧着端子1の高さ方向である。
端子接続部11は、相手側端子と電気的に接続される部分である。本実施形態の端子接続部11の形状は、角筒形状である。芯線圧着部12は、電線60の芯線61に対して圧着される部分である。電線60は、芯線61と、被覆62とを有する。芯線61の材料は、例えば、銅やアルミニウムである。圧着端子1の圧着対象である電線60は、端部の被覆62が取り除かれて芯線61が所定の長さ露出している。本実施形態の芯線61は、複数本の素線の集合体である。ただし、芯線61は、同軸ケーブルのような単線であってもよい。圧着端子1は、電線60の端部に圧着されることで、露出している芯線61に対して電気的に接続される。
芯線61に対して圧着される前の芯線圧着部12の形状は、図1に示すようにU字状の形状である。芯線圧着部12は、底部21と、第一側壁部22とを有する。底部21は、芯線圧着部12の底壁部であり、後述する下型40によって支持される。第一側壁部22は、第一バレル片部22Aおよび第二バレル片部22Bを有する。第一バレル片部22Aおよび第二バレル片部22Bは、芯線61に加締められる一対の側壁部である。第一バレル片部22Aは、底部21の幅方向の一端から突出している側壁部である。第二バレル片部22Bは、底部21の幅方向の他端から突出している側壁部である。第一バレル片部22Aおよび第二バレル片部22Bは、底部21の幅方向に対して交差する方向に延出している。第一バレル片部22Aと第二バレル片部22Bとは第二方向Wにおいて互いに対向している。図1および図2に示すように、第一バレル片部22Aと第二バレル片部22Bとの間隔は、底部21側から先端側へ向かうに従って広がっている。
図1に示すように、被覆圧着部13は、底部31および第二側壁部32を有する。被覆62に対して圧着される前の被覆圧着部13の形状は、図1に示すようにU字状の形状である。底部31は、被覆圧着部13の底壁部である。第二側壁部32は、第三バレル片部32Aおよび第四バレル片部32Bを有する。第三バレル片部32Aは、底部31の幅方向の一端から突出している側壁部である。第四バレル片部32Bは、底部31の幅方向の他端から突出している側壁部である。第三バレル片部32Aと第四バレル片部32Bとは第二方向Wにおいて互いに対向している。第三バレル片部32Aと第四バレル片部32Bとの間隔は、底部31側から先端側へ向かうに従って広がっている。被覆圧着部13は、下型40および上型50によって被覆62に対して圧着される。
端子接続部11と芯線圧着部12とは、中間部14を介してつながっている。中間部14の高さは、端子接続部11の高さおよび芯線圧着部12の高さの何れよりも低い。芯線圧着部12と被覆圧着部13とは、中間部15を介してつながっている。中間部15は、底部15aおよび側壁部15bを有する。底部15aは、芯線圧着部12の底部21と被覆圧着部13の底部31とをつないでいる。側壁部15bは、底部15aの両側からそれぞれ延出している。一方の側壁部15bは第一バレル片部22Aと第三バレル片部32Aとをつないでいる。他方の側壁部15bは、第二バレル片部22Bと第四バレル片部32Bとをつないでいる。側壁部15bの高さは、芯線圧着部12の各バレル片部22A,22Bの高さおよび被覆圧着部13の各バレル片部32A,32Bの高さの何れよりも低い。
電線60は、図1に示すように、電線60の軸方向が圧着端子1の長手方向と一致するようにして圧着端子1に載置される。圧着端子1に載置された状態で、芯線61の先端部61aは、端子接続部11に向けられている。被覆62から外部に露出した芯線61は、芯線圧着部12に載置される。このときに、芯線61の先端部61aは、芯線圧着部12から端子接続部11側に突出していてもよい。被覆圧着部13には、電線60の被覆62が載置される。電線60は、被覆62の先端62aが芯線圧着部12と被覆圧着部13との間に位置するように設置されてもよい。
芯線圧着部12および被覆圧着部13は、図2に示す下型40および上型50によって電線60に対して圧着される。下型40は、芯線圧着部12および被覆圧着部13を下方から支持する支持側の金型である。下型40の支持面40aは、芯線圧着部12の底部21の外側面を支持する。従って、芯線圧着部12が下型40によって支持されている状態で、第一バレル片部22Aおよび第二バレル片部22Bは、底部21から斜め上方に向けて延出した姿勢となる。下型40は、同様にして、被覆圧着部13を下方から支持する。
本実施形態に係る端子付き電線の製造装置(以下、単に「製造装置」と称する。)100は、以下に説明するように、圧着工程および樹脂塗布工程の両方を行なうように構成されている。本実施形態の製造装置100は、端子付き電線5を製造する際の生産効率を向上させることや、芯線61に樹脂を塗布する塗布精度の向上などを実現できる。
図4に示すように、製造装置100は、フレーム111、ラム114、押下部材122、上型50、および塗布機構3等を有する。製造装置100は、更に、図2等に示す下型40を有する。フレーム111は、例えば、製造装置100が載置される載置台に対して固定される。ラム114は、フレーム111に対して上下方向に沿って相対移動する部材である。製造装置100は、ラム114を上下方向に往復動させる駆動部110(図12参照)を有している。押下部材122は、ラム114に対して固定されており、ラム114と共に上下動する。押下部材122は、圧着端子1を切り離す切断機構を動作させる。
塗布機構3は、圧送部4、ホルダ5、チューブ6、第一吐出部7、および第二吐出部8を有する。圧送部4は、液状の樹脂を圧送する機構であり、例えば、ポンプを含む。圧送部4は、樹脂の吐出圧や吐出量を調整する機構を有していてもよい。第一吐出部7および第二吐出部8は、電線60の芯線61に対して樹脂を吐出する部材である。ホルダ5は、第一吐出部7および第二吐出部8を保持する部材である。
図5に示すように、押下部材122は、本体123および一対の保持壁部124を有する。本体123の形状は、略矩形の板状である。本体123の前面123aは、上型50と対向する。一対の保持壁部124は、本体123の背面123bから上型50とは反対側に向けて突出している。一対の保持壁部124は、互いに対向しており、ホルダ5を保持する。一方の保持壁部124は、ホルダ5を位置決めするガイド突起124aを有する。ホルダ5は、一対の保持壁部124の間に挿入され、押下部材122に対して固定される。従って、ホルダ5は、ラム114に対して固定されており、ラム114と共に上下動する。
図6に示すように、本実施形態の上型50は、第一加締め部材51、第二加締め部材52、第一保持部材53、および第二保持部材54を有する。第一加締め部材51、第二加締め部材52、第一保持部材53、および第二保持部材54は、それぞれ板状の部材であり、例えば、金属で形成されている。四つの部材51,52,53,54は、押下部材122側から、第二加締め部材52、第二保持部材54、第一加締め部材51、および第一保持部材53の順序で重ねられる。
第一加締め部材51は、圧着端子1の第一側壁部22を芯線61に対して加締める部材である。第二加締め部材52は、圧着端子1の第二側壁部32を被覆62に対して加締める部材である。第一保持部材53は、第一吐出部7の第一筒状部73を保持する部材である。第二保持部材54は、第二吐出部8の第二筒状部83を保持する部材である。
図7に示すように、第一吐出部7は、本体部71、嵌合部72、および第一筒状部73を有する。本体部71は、筒状の構成部であり、軸方向の一端に入口側開口74を有する。第一筒状部73は、本体部71における軸方向の他端から突出している。第一筒状部73は、細長い筒状の構成部である。第一筒状部73の内部空間は、本体部71の内部空間と連通している。入口側開口74には、チューブ6が接続される。圧送部4から送り出された樹脂は、チューブ6から本体部71を経由して第一筒状部73に流入する。
第一筒状部73は、中間部において折れ曲がっている。より詳しくは、第一筒状部73は、基端側筒部75と、屈曲部76と、先端側筒部77と、を有する。基端側筒部75および先端側筒部77は、それぞれ直線状の部分である。基端側筒部75は、本体部71とつながっており、本体部71の軸方向に沿って延在している。先端側筒部77は、基端側筒部75と直交する方向に延在している。屈曲部76は、基端側筒部75と先端側筒部77とをつないでおり、円弧状に湾曲している。嵌合部72は、本体部71の外側面から突出している。軸方向視した場合の嵌合部72の外形は、略矩形である。嵌合部72は、ホルダ5の第一収容室5aに嵌合する。
第二吐出部8は、本体部81、嵌合部82、および第二筒状部83を有する。本体部81は、筒状の構成部であり、軸方向の一端に入口側開口84を有する。第二筒状部83は、本体部81における軸方向の他端から突出している。第二筒状部83は、細長い筒状の構成部である。第二筒状部83の内部空間は、本体部81の内部空間と連通している。入口側開口84には、チューブ6が接続される。圧送部4から送り出された樹脂は、チューブ6から本体部81を経由して第二筒状部83に流入する。
第二筒状部83は、中間部において折れ曲がっている。より詳しくは、第二筒状部83は、基端側筒部85と、屈曲部86と、先端側筒部87と、を有する。基端側筒部85および先端側筒部87は、それぞれ直線状の部分である。基端側筒部85は、本体部81とつながっており、本体部81の軸方向に沿って延在している。先端側筒部87は、基端側筒部85と直交する方向に延在している。屈曲部86は、基端側筒部85と先端側筒部87とをつないでおり、円弧状に湾曲している。嵌合部82は、本体部81の外側面から突出している。軸方向視した場合の嵌合部82の外形は、略矩形である。嵌合部82は、ホルダ5の第二収容室5bに嵌合する。
ホルダ5は、第一収容室5a、第二収容室5b、第一スリット5c、および第二スリット5dを有する。第一収容室5aは、ホルダ5の背面5fに開口5gを有する。第一収容室5aは、開口5gから前面5eに向けて凹んでいる。第一収容室5aの断面形状は、略矩形である。第二収容室5bは、ホルダ5の背面5fに開口5hを有する。第二収容室5bは、開口5hから前面5eに向けて凹んでいる。開口5gと開口5hとは第三方向Hにおいて並んでいる。
第一スリット5cは、第一収容室5aと外部空間とを連通している。第一スリット5cは、開口5gとつながっており、ホルダ5の側面5kおよび前面5eに形成されている。第二スリット5dは、第二収容室5bと外部空間とを連通している。第二スリット5dは、開口5hとつながっており、ホルダ5の側面5kおよび前面5eに形成されている。
第一吐出部7がホルダ5に取り付けられる際には、第一筒状部73が第一スリット5cに通され、本体部71が第一収容室5aに挿入される。このときに、嵌合部72が第一収容室5aと嵌合することで本体71が位置決めされる。第二吐出部8がホルダ5に取り付けられる際には、第二筒状部83が第二スリット5dに通され、本体部81が第二収容室5bに挿入される。このときに、嵌合部82が第二収容室5bと嵌合することで本体部81が位置決めされる。
図6に示すように、押下部材122の本体123には、貫通孔125が形成されている。貫通孔125は、一対の保持壁部124の間に配置されている。貫通孔125の形状は、第一筒状部73および第二筒状部83を通過させることができる形状である。貫通孔125は、第三方向Hに沿った長孔である。
第二加締め部材52は、第二加締め部材52を板厚方向に貫通する貫通孔52aを有する。貫通孔52aの形状は、第一筒状部73および第二筒状部83を通過させることができる形状である。貫通孔52aは、第三方向Hに沿った長孔である。第二加締め部材52は、第二加締め面52bを有する。第二加締め面52bは、第二側壁部32を被覆62に対して加締める面である。第二加締め面52bは、第二加締め部材52における長手方向の一端に形成された凹形状の面である。第二加締め部材52は、第二加締め面52bを下方に向けた姿勢でラム114に対して固定される。第二加締め面52bおよび貫通孔52aは、同一直線上に隣接して配置されている。
第二保持部材54は、第二保持部材54を板厚方向に貫通する貫通孔54aを有する。貫通孔54aの形状は、第一筒状部73を通過させることができる形状で、かつ第二筒状部83を進入させることができる形状である。第二保持部材54は、凹状面54bを有する。凹状面54bは、第二加締め面52bと対応する位置に配置されている。第二保持部材54は、凹状面54bを下方に向けた姿勢でラム114に対して固定される。
図6および図8に示すように、第二保持部材54の背面54cには、嵌合突起54dが設けられている。嵌合突起54dは、第二加締め部材52の貫通孔52aに嵌合することで、第二加締め部材52に対して第二保持部材54を位置決めする。また、図8に示すように、第二保持部材54の前面54eには、嵌合突起54fが設けられている。嵌合突起54fは、第一加締め部材51の貫通孔51cに嵌合することで、第一加締め部材51に対して第二保持部材54を位置決めする。
図8に示すように、第二保持部材54は、保持孔54gを有する。保持孔54gは、第二保持部材54の長手方向に沿って延在している。保持孔54gの一端は、凹状面54bに開口している。保持孔54gの他端は、貫通孔54aに連通している。第二筒状部83の先端側筒部87は、保持孔54gに挿入される。
図6に示すように、第一加締め部材51は、第一加締め部材51を板厚方向に貫通する貫通孔51a,51cを有する。貫通孔51aの形状は、第一筒状部73を通過させることができる形状である。貫通孔51cの形状は、第二保持部材54の嵌合突起54fの形状と対応している。第一加締め部材51は、第一加締め面51bを有する。第一加締め面51bは、圧着端子1の第一側壁部22を芯線61に対して加締める凹形状の面である。第一加締め面51bは、第一加締め部材51における長手方向の両端に一つずつ形成されている。貫通孔51cは、貫通孔51aと第一加締め面51bとの間に配置されている。第一加締め面51b、貫通孔51c、および貫通孔51aは、同一直線上に配置されている。第一加締め部材51は、何れか一つの第一加締め面51bを下方に向けた姿勢でラム114に対して固定される。
図6および図9に示すように、第一保持部材53は、第一保持部材53を板厚方向に貫通する貫通孔53aを有する。貫通孔53aの形状は、第一筒状部73を進入させることができる形状である。図9に示すように、第一保持部材53は、保持孔53cを有する。保持孔53cは、第一保持部材53の長手方向に沿って延在している。保持孔53cの一端は、第一保持部材53の端面53dに開口している。保持孔53cの他端は、貫通孔53aに連通している。本実施形態の保持孔53cは、第一保持部材53の板厚方向において、背面53b寄りの位置に配置されている。背面53bは、第一加締め部材51と対向する面である。第一筒状部73の先端側筒部77は、保持孔53cに挿入される。先端側筒部77の先端は、保持孔53cから突出する。
第一吐出部7および第二吐出部8は、図10および図11に示すように上型50に組み付けられる。第一吐出部7の第一筒状部73は、押下部材122、第二加締め部材52、第二保持部材54、および第一加締め部材51を貫通している。より詳しくは、第一筒状部73の基端側筒部75および屈曲部86が第一方向Lに沿って押下部材122、第二加締め部材52、および第二保持部材54を貫通している。第一筒状部73の先端側筒部77は、第一保持部材53の保持孔53cに挿通されている。
第一吐出部7は、通路78を有する。通路78は、本体部71に注入される樹脂を芯線61に向けて通過させる通路である。本実施形態の通路78は、第一筒状部73に形成されており、第一筒状部73を貫通している。通路78の一端は、本体部71の内部空間に連通している。通路78の他端は、吐出口79において外部空間に開放している。吐出口79は、先端側筒部77の先端に形成されている。通路78の少なくとも一部は、上型50に形成された孔部であってもよい。すなわち、通路78は、圧送部4から送り出される樹脂を芯線61に向けて吐出できるように構成されていればよい。
第二吐出部8の第二筒状部83は、押下部材122、および第二加締め部材52を貫通している。より詳しくは、第二筒状部83の基端側筒部85および屈曲部86が第一方向Lに沿って押下部材122および第二加締め部材52を貫通している。第二筒状部83の先端側筒部87は、第二保持部材54の保持孔54gに挿入されている。
第二吐出部8は、通路88を有する。通路88は、本体部81に注入される樹脂を芯線61に向けて通過させる通路である。本実施形態の通路88は、第二筒状部83に形成されており、第二筒状部83を貫通している。通路88の一端は、本体部81の内部空間に連通している。通路88の他端は、吐出口89において外部空間に開放している。吐出口89は、先端側筒部87の先端に形成されている。通路88の少なくとも一部は、上型50に形成された孔部であってもよい。すなわち、通路88は、圧送部4から送り出される樹脂を芯線61に向けて吐出できるように構成されていればよい。
図11に示すように、第一筒状部73の先端は、保持孔53cから突出している。つまり、第一筒状部73の吐出口79は、第一保持部材53の端面53dよりも下方に位置している。図11の断面図において、吐出口79は、第一加締め部材51の第一加締め面51bよりも上方に位置している。吐出口79は、第一加締め部材51の前面51dと隣接する位置に配置される。
第二筒状部83の先端は、保持孔54gの内部に位置している。つまり、第二筒状部83の吐出口89は、保持孔54gの開口部54hよりも上方に位置している。吐出口89の位置は、開口部54hよりもわずかに上方の位置である。図11の断面図において、開口部54hは、第一加締め面51bおよび第二加締め面52bの何れよりも上方に位置している。つまり、開口部54hは、第一加締め部材51の背面51eと、第二加締め部材52の前面52cとの間に位置している。従って、第二吐出部8の吐出口89は、背面51eと、前面52cと、凹状面54bとによって囲まれた空間54kに向けて樹脂を吐出する。
本実施形態の製造装置100は、上記の構成を有することで、圧着工程および樹脂塗布工程を一つの装置で行なうことができる。また、製造装置100は、以下に説明するように、圧着端子1を移動させることなく、圧着工程および樹脂塗布工程を連続的に実行することができる。
圧着工程が開始される前に、図2に示すように、圧着端子1が下型40に載置される。また、圧着端子1に電線60が載置される。圧着工程では、図12に示すように、製造装置100の駆動部110が上型50を下型40に向けて下降させる。製造装置100は、駆動部110および塗布機構3を制御する制御装置を有している。下型40に対する上型50の相対移動、および吐出部7,8による樹脂9の吐出動作は、制御装置によって制御される。
上型50が下降すると、上型50の第一加締め面51bは、第一側壁部22を電線60の芯線61に対して加締める。上型50の第二加締め面52bは、第二側壁部32を電線60の被覆62に対して加締める。これにより、図3に示すように、電線60に対して圧着端子1が圧着される。
本実施形態の端子付き電線2では、芯線61の先端部61aおよび中間露出部61bがそれぞれ外部空間に露出する。先端部61aは、加締め後の第一側壁部22から、端子接続部11に向けて第一方向Lに沿って突出している。中間露出部61bは、加締め後の第一側壁部22と加締め後の第二側壁部32との間において外部空間に露出している部分である。
本実施形態の製造装置100は、図12に示すように、第一吐出部7が芯線61の先端部61aに対して樹脂9を吐出する。また、第二吐出部8が芯線61の中間露出部61bに対して樹脂9を吐出する。樹脂9は、液状の樹脂であり、例えば、紫外線硬化型樹脂である。なお、樹脂9は、熱硬化型樹脂や、二液混合式の硬化型樹脂等であってもよい。
第一吐出部7および第二吐出部8は、樹脂塗布工程において樹脂9を芯線61に塗布する。樹脂塗布工程は、圧着工程が完了してから実行されてもよく、圧着工程と並行して実行されてもよい。製造装置100は、圧着工程の完了後に樹脂塗布工程を実行する場合、例えば、図12に示すように、上型50を下死点に停止させた状態で、第一吐出部7および第二吐出部8によって樹脂9を吐出させる。図12には、上型50が下死点に位置している状態が示されている。上型50が下死点まで下降することで、電線60に対する圧着端子1の圧着が完了している。制御装置は、上型50を下死点で停止させ、第一吐出部7および第二吐出部8から樹脂9を吐出させる。第一吐出部7から吐出された樹脂9は、芯線61の先端部61aに付着して先端部61aおよび圧着端子1を一体に覆う。第二吐出部8から吐出された樹脂9は、芯線61の中間露出部61bに付着して中間露出部61bおよび圧着端子1を一体に覆う。
樹脂塗布工程によって、図13に示すように、樹脂9が二箇所に塗布される。第一吐出部7によって塗布された樹脂膜91は、芯線61の先端部61aを覆う。第二吐出部8によって塗布された樹脂膜92は、中間露出部61bを覆う。製造装置100は、樹脂塗布工程が終了すると、上型50を上昇させる。樹脂塗布工程が完了すると、硬化工程が実行される。硬化工程は、塗布された樹脂9を硬化させる工程である。樹脂9が紫外線硬化型樹脂である場合、硬化工程において紫外線が樹脂膜91,92に対して照射される。硬化した樹脂9は、外部空間に対して芯線61を遮蔽し、芯線61と圧着端子1との電気的な接続部を保護する。樹脂9は、例えば、芯線61と圧着端子1との接続部に水分が浸入することを規制する。従って、本実施形態の端子付き電線2は、芯線61の材料と圧着端子1の材料とが異種金属である場合の腐食の発生を好適に抑制することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る製造装置100は、下型40と、上型50と、吐出部7,8と、を有する。下型40は、互いに対向する一対の側壁部22,32を有する圧着端子1を下方から支持する金型である。上型50は、一対の側壁部22,32を電線60の芯線61および被覆62に対して加締める金型である。上型50は、駆動部110によって駆動され、下型40に対して上下方向に相対移動することにより圧着端子1を電線60に加締める。吐出部7,8は、上型50に配置され、芯線61に対して液状の樹脂9は、を吐出する。
本実施形態の製造装置100は、上型50に配置された吐出部7,8を有する。本実施形態の製造装置100によれば、上型50を取り外すことなく吐出部7,8によって芯線61に樹脂9を塗布することができる。よって、製造装置100は、端子付き電線2を製造する際の生産効率を向上させることができる。また、本実施形態の製造装置100は、圧着工程と樹脂塗布工程との間で端子付き電線2を移動させる必要が無い。よって、芯線61に対して高い位置精度で樹脂9を塗布することができる。樹脂塗布工程は、例えば、上型50によって端子付き電線2を保持した状態で実行される。この場合、芯線61に対して更に高い位置精度で樹脂9を塗布することが可能となる。
本実施形態の上型50は、一対の側壁部22,32を芯線61および被覆62に対して加締める凹形状の加締め面51b,52bを有する。吐出部7,8は、下方に向けて開口しており、かつ芯線61に向けて樹脂9を吐出する吐出口79,89を有する。電線60の軸方向に沿った断面(例えば、図11に示す断面)において、吐出口79,89は、加締め面51b,52bよりも上方に位置している。よって、本実施形態の上型50は、吐出部7,8が側壁部22,32や芯線61と干渉してしまうことを抑制することができる。
本実施形態の上型50は、第一加締め面51bおよび第二加締め面52bを有する。第一加締め面51bは、一対の側壁部22,32の第一側壁部22を芯線61に対して加締める面である。第二加締め面52bは、一対の側壁部22,32の第二側壁部32を被覆62に対して加締める面である。第二側壁部32は、一対の側壁部22,32の一つであり、電線60の軸方向において第一側壁部22から離間している。吐出部7,8は、芯線61の先端部61aに向けて樹脂9を吐出する第一吐出部7と、芯線61の中間露出部61bに向けて樹脂9を吐出する第二吐出部8とを有する。中間露出部61bは、第一側壁部22と第二側壁部32との間において外部空間に露出している部分である。本実施形態の製造装置100は、芯線61の先端部61aおよび中間露出部61bのそれぞれに対して樹脂9を塗布して封止することができる。
本実施形態の第一吐出部7は、下方に向けて開口した吐出口79から芯線61の先端部61aに向けて樹脂9を吐出する第一筒状部73を有する。第二吐出部8は、下方に向けて開口した吐出口89から中間露出部61bに向けて樹脂9を吐出する第二筒状部83を有する。上型50は、第一加締め部材51と、第二加締め部材52と、第一保持部材53と、第二保持部材54と、を有する。本実施形態の上型50は、部材51,52,53,54を個別に交換可能である。例えば、第一加締め部材51が消耗した場合に、第一加締め部材51を交換することができる。
また、本実施形態の上型50は、設計変更に対して柔軟に対応することができる。例えば、第一方向Lにおける吐出口79,89の位置変更が必要となった場合に、第一保持部材53や第二保持部材54を変更するだけで対応可能である。よって、設計変更に要するコストが低減される。
本実施形態に係る端子付き電線の製造方法は、圧着工程と、樹脂塗布工程と、を含む。圧着工程は、圧着端子1を下方から支持している下型40に向けて上型50を下降させることにより圧着端子1を電線60の芯線61および被覆62に対して加締める工程である。樹脂塗布工程は、上型50に配置された吐出部7,8から芯線61に対して液状の樹脂9を吐出する工程である。上型50に配置された吐出部7,8によって樹脂塗布工程が実行されることで、端子付き電線2の製造における生産効率が向上する。また、樹脂塗布工程において高い位置精度で樹脂9を塗布することができる。
[実施形態の変形例]
実施形態の変形例について説明する。製造装置100は、樹脂塗布工程を圧着工程と並行して実行する場合、圧着工程において吐出部7,8によって樹脂9を吐出させてもよい。この場合、製造装置100は、上型50を下降させている間に吐出部7,8による吐出動作を開始させる。上型50が下死点に到達したときや、上型50が下死点の近傍まで下降したときに、樹脂9が芯線61に付着して芯線61を覆う。
圧着端子1は、一組の側壁部によって芯線61および被覆62の両方を覆ってもよい。この場合、芯線61において、中間露出部61bは発生せず、先端部61aが露出する。従って、上型50は、上記実施形態の第一吐出部7を有していればよい。
上型50において、第一加締め部材51と第一保持部材53とが一体とされてもよい。上型50において、第二加締め部材52と第二保持部材54とが一体とされてもよい。その他に、部材51,52,53,54の任意の部材が一体化されてもよい。
塗布機構3において、第一吐出部7に樹脂9を圧送する系統と、第二吐出部8に樹脂9を圧送する系統とが別系統であってもよい。例えば、塗布機構3は、第一吐出部7から樹脂9を吐出し始めるタイミングと、第二吐出部8から樹脂9を吐出し始めるタイミングとを異ならせてもよい。塗布機構3は、第一吐出部7から樹脂9を吐出する期間の長さと、第二吐出部8から樹脂9を吐出する期間の長さとを異ならせてもよい。
上記の実施形態および変形例に開示された内容は、適宜組み合わせて実行することができる。
1 圧着端子
2 端子付き電線
3 塗布機構
4 圧送部
5 ホルダ
5a:第一収容室、 5b:第二収容室5b、 5c:第一スリット、 5d:第二スリット、 5e:前面、 5f:背面、 5g:開口、 5h:開口
6 チューブ
7 第一吐出部
8 第二吐出部
9 樹脂
11 端子接続部
12 芯線圧着部
13 被覆圧着部
14,15 中間部
15a:底部、 15b:側壁部
21,31 底部
22 第一側壁部
22A:第一バレル片部、 22B:第二バレル片部
32 第二側壁部
32A:第三バレル片部、 32B:第四バレル片部
40 下型
40a 支持面
50 上型
50a 加締め部
51 第一加締め部材
51a:貫通孔、 51b:第一加締め面、 51c:嵌合孔、 51d:前面、 51e:背面
52 第二加締め部材
52a:貫通孔、 52b:第二加締め面、 52c:前面
53 第一保持部材
53a:貫通孔、 53b:背面、 53c:保持孔、 53d:端面
54 第二保持部材
54a:貫通孔、 54b 凹状面、 54c:背面、 54d:嵌合突起、 54e:前面、 54f:嵌合突起、 54g:保持孔、 54h:開口部、 54k:空間
60 電線
61 芯線
61a:先端部、 61b:中間露出部
62 被覆
62a 先端
71:本体部、 72:嵌合部、 73:第一筒状部、 74:入口側開口、 75:基端側筒部、 76:屈曲部、 77:先端側筒部、 78:通路、 79:吐出口
81:本体部、 82:嵌合部、 83:第二筒状部、 84:入口側開口、 85:基端側筒部、 86:屈曲部、 87:先端側筒部、 88:通路、 89:吐出口
91,92 樹脂膜
100 製造装置
110:駆動部、 111:フレーム、 114:ラム、 122:押下部材、 123:本体、 124:保持壁部、 124a:ガイド突起、 125:貫通孔
L 第一方向
W 第二方向
H 第三方向

Claims (7)

  1. 互いに対向する一対の側壁部を有する圧着端子を下方から支持する下型と、
    駆動部によって駆動され、前記下型に対して上下方向に相対移動することにより前記一対の側壁部を電線の芯線および被覆に対して加締める上型と、
    前記上型に配置され、前記芯線に対して液状の樹脂を吐出する吐出部と、
    を備えたことを特徴とする端子付き電線の製造装置。
  2. 前記吐出部は、前記芯線のうち加締め後の前記圧着端子から外部空間に露出している部分に対して前記樹脂を吐出する
    請求項1に記載の端子付き電線の製造装置。
  3. 前記上型は、前記一対の側壁部を前記芯線および前記被覆に対して加締める凹形状の加締め面を有し、
    前記吐出部は、下方に向けて開口しており、かつ前記芯線に向けて前記樹脂を吐出する吐出口を有し、
    前記電線の軸方向に沿った断面において、前記吐出口は、前記加締め面よりも上方に位置している
    請求項1または2に記載の端子付き電線の製造装置。
  4. 前記上型は、第一加締め面および第二加締め面を有し、
    前記第一加締め面は、前記一対の側壁部の第一側壁部を前記芯線に対して加締める面であり、
    前記第二加締め面は、前記一対の側壁部における前記電線の軸方向において前記第一側壁部から離間している第二側壁部を前記被覆に対して加締める面であり、
    前記吐出部は、前記芯線の先端部に向けて前記樹脂を吐出する第一吐出部と、前記芯線のうち前記第一側壁部と前記第二側壁部との間において外部空間に露出している部分に向けて前記樹脂を吐出する第二吐出部と、を有する
    請求項1から3の何れか1項に記載の端子付き電線の製造装置。
  5. 前記第一吐出部は、下方に向けて開口した吐出口から前記芯線の先端部に向けて前記樹脂を吐出する第一筒状部を有し、
    前記第二吐出部は、下方に向けて開口した吐出口から前記芯線のうち前記第一側壁部と前記第二側壁部との間において外部空間に露出している部分に向けて前記樹脂を吐出する第二筒状部を有し、
    前記上型は、前記第一側壁部を前記芯線に対して加締める第一加締め部材と、前記第二側壁部を前記被覆に対して加締める第二加締め部材と、前記第一筒状部を保持する第一保持部材と、前記第二筒状部を保持する第二保持部材と、を有する
    請求項4に記載の端子付き電線の製造装置。
  6. 前記第一筒状部は、前記第一加締め部材、前記第二加締め部材、および前記第二保持部材を貫通しており、
    前記第二筒状部は、前記第二加締め部材を貫通している
    請求項5に記載の端子付き電線の製造装置。
  7. 圧着端子を下方から支持している下型に向けて上型を下降させることにより前記圧着端子を電線の芯線および被覆に対して加締める圧着工程と、
    前記上型に配置された吐出部から前記芯線に対して液状の樹脂を吐出する樹脂塗布工程と、
    を含むことを特徴とする端子付き電線の製造方法。
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