JP5535287B2 - 接続構造体の製造方法、接続構造体、コネクタ、ワイヤハーネス - Google Patents
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Description
特許文献1に開示の電線接続端子は、導体金属パイプの前半部を平らに押し潰すことによって平らな接続片と、これに連なる電線挿入用筒部とが導体金属パイプの後半部に形成されており、接続片にはビス挿入孔が形成されている。
端子接続部は例えば、雌型端子の場合においては、ボックス部で形成することができ、雄型端子の場合においては、雄ピンで形成している。
これに対して、前記電線圧着工程と前記封止部形成工程とを同時に行う場合には、圧着用のプレス成形型と封止部形成用のプレス成形型とを、一体に形成したものを用いることができる。
しかしながら、上述した確実な止水性により、銅系材料による導体部分を有する被覆電線に比べて軽量化を図りながら、いわゆる電食を防止することができる。
(第1実施形態)
図1は第1実施形態の圧着端子付き電線1の電線先端部200a、及びその後方部分の斜視図である。
雌型圧着端子10は、長手方向Xの先端側である前方から基端側である後方に向かって、図示省略する雄型端子における挿入タブの挿入を許容するボックス部20と、ボックス部20の後方で、所定の長さのトランジション部40を介して配置された圧縮部30とで一体に構成している。
封止部31は、電線圧着部32よりも前方端部を略平板状に押し潰すように変形させて、雌型圧着端子10を構成する板状の端子基材100同士が重合する偏平形状で構成している。
電線圧着部32は、被覆圧着部34から導体圧着部33にかけて電線先端部200aを挿入可能に後方側のみが開口するとともに、先端側、及び周面部全体が開口していない中空形状(筒状)で構成している。
雌型圧着端子付き電線1は、表面が錫メッキ(Snメッキ)された黄銅等の銅合金条(図示せず)に対して、打ち抜き工程と曲げ工程と長手方向溶接工程と電線挿入工程と圧縮工程をこの順で図2乃至図6に示すように行うことで製造される。
図4は電線挿入工程の説明図である。詳しくは、図4(a)は圧縮前の電線圧着部32Aに電線先端部200aを挿入する前の状態を示す斜視図であり、図4(b)は電線圧着部32Aに電線先端部200aを挿入する前の状態を断面により示した説明図である。
図5は電線挿入工程の説明図である。詳しくは、図5(a)は電線圧着部32Aに電線先端部200aを挿入した状態を示す斜視図であり、図5(b)は電線圧着部32Aに電線先端部200aを挿入した状態を断面により示した説明図であり、図5(a)のC−C線断面図であり、本実施形態の圧着端子付き電線1の電線先端部200a、及びその後方部分を幅方向における中間部分において切断して示した縦断面図である。
曲げ工程では、板状端子基材100aを折り曲げて第1中間端子基材100Aを形成する。
詳しくは、板状端子基材100aの長手方向Xの前方部分を折り曲げて中空四角柱体のボックス部20を形成するとともに、長手方向Xの後方部分を、図2(a),(b)に示すように、長手方向Xを軸回りにしてバレル片101の突出方向の端部同士101a,101aが互いに突き合わさるようにして円筒状に丸めた筒状の圧縮前の圧縮部30A(筒状圧縮部30A)を備えた第1中間端子基材100Aを形成する。
プレス成形型300は、第2中間端子基材100Bを隔てて厚み方向の一方側(上側Zu)に配置した上側プレス成形型300uと、他方側(下側Zd)に配置した下側プレス成形型300dとの一対で構成し、上側プレス成形型300uと下側プレス成形型300dとは、互いに対向配置している。
上述したように、電線挿入工程の後に、圧縮工程、すなわち、電線圧着工程と封止部形成工程とを行うことにより、電線圧着工程を封止部形成工程の前、後、或いは同時に行うに関わらず、電線圧着工程において電線先端部200aを圧着前の電線圧着部32Aに適切に配置した状態で電線先端部200aに対して電線圧着部32を圧着することができる。
この場合、圧着端子10と電線先端部200aとの物理的な接続強度を確保できないばかりか、電線先端部200aにおける十分な止水性を確保できないという難点があった。
詳しくは、特に、電線圧着工程と封止部形成工程とのうち一方の工程を行った後で他方の工程を行った場合、一方の工程を行うに伴って、端子基材100には加工硬化が生じる。
例えば、封止部形成工程によって封止部形成領域31Aだけでなく、電線圧着部32Aに至るまで塑性変形するおそれがあり、この場合、塑性変形した電線圧着部32Aに対して、プレス成形型300の電線圧着部プレス成形部300bによってプレス成形することになる。そうすると、所望の形状の電線圧着部32となるようにプレス成形することができないことになる。
このため、長手方向溶接工程において、レーザー照射装置Fwを用いてレーザー溶接する場合には、レーザー照射装置Fwを長手方向Xに沿って一直線上にスライドさせながら一対の対向端部同士101a,101aを溶接することができるため、レーザーLの焦点を合わせるために、いちいちレーザー照射器Fw1を電線圧着部32に対して接離する方向に動作させる必要がないため、スムーズに溶接することができる。
但し、以下で説明する圧着端子付き電線1Pa,1Pb、及びその製造方法の構成のうち、上述した第1実施形態における圧着端子付き電線1、及びその製造方法と同様の構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
図7は第2実施形態の雌型圧着端子付き電線1Paの電線先端部200a、及びその後方部分の縦断面図であり、詳しくは、図7(a)は第2実施形態の雌型圧着端子付き電線1Paの図6(b)に相当する図であり、図7(b)は図7(a)のC−C線端面図であり、図7(c)は図7(a)のD−D線端面図である。
封止部側樹脂形成部71は、図7(c)に示すように、封止部31において端子基材100の一部が互いに対向する間に介在する樹脂層である。
封止部側樹脂形成部71は、遅くとも前記封止部形成工程を行う前に、好ましくは、長手方向溶接工程と電線挿入工程とを行う間に、封止側樹脂配置工程を行っておき、その後、電線挿入工程と電線圧着工程を行うことで形成する。
ここで、封止側樹脂配置工程は、図8(a)に示すように、前記封止部31に、圧縮前の圧縮部30Aにおける封止部形成領域31Aの内面に樹脂を塗布しておく工程である。
ここで、被覆側樹脂配置工程は、図8(a)に示すように、圧縮前の圧縮部30Aにおける被覆圧着部34Aの内面に樹脂を塗布しておく工程である。
よって、図7(a),(b)に示すように、封止部31の内部に隙間が残留することがなく、特に、圧着端子付き電線1Paの圧縮部30の長手方向Xの前方側の封止部31から電線圧着部32の内部に水分が浸入することを防ぐことができ、優れた止水性能を得ることができる。
よって、特に、圧着端子付き電線1Paの圧縮部30の長手方向Xの後方側、すなわち、被覆圧着部34と被覆先端部202aとの間を通じて電線圧着部32の内部に水分が浸入することを防ぐことができ、優れた止水性能を得ることができる。
図9は第3実施形態の圧着端子付き電線1Pbを示す断面図である。
図9に示すように、第3実施形態の圧着端子付き電線1Pbは、封止部31Aに、幅方向溶接部80を形成している。
幅方向溶接部80は、封止部形成工程の後に、幅方向溶接工程を行うことで形成することができる。
導体は、アルミニウム芯線201に対応し、
接続構造体は、圧着端子付き電線1,1Pa,1Pbに対応し、
板材は、第1中間端子基材、又は第2中間端子基材に対応するも、この発明は、上述した実施形態に限らず、この発明は、上述した実施形態に限らず、その他にも様々な実施形態で形成することができる。
10…雌型圧着端子
30A…圧縮部
30A…圧縮前の圧縮部
31…封止部
31A…封止部形成領域
32…電線圧着部
33…導体圧着部
34…被覆圧着部
70…絶縁樹脂
71…封止部側樹脂形成部
72…被覆圧着部側樹脂形成部
100…端子基材
100A…第1中間端子基材
100B…第2中間端子基材
200…被覆電線
200a…電線先端部
201…アルミニウム芯線
201a…導体先端部
202…絶縁被覆
202a…被覆先端部
300…プレス成形型
X…長手方向
Claims (6)
- 導体を絶縁被覆で被覆し、先端側の前記絶縁被覆を剥がして前記導体を露出させた導体先端部と、該導体先端部よりも後方側に有する被覆先端部とで構成した電線先端部を、圧着端子に対して圧着接続する接続構造体の製造方法であって、
前記圧着端子に、板材を筒状に曲げて構成するとともに、前記筒状形状において前記板材を長手方向に溶接して構成した圧縮部を形成し、
前記圧縮部を、
前記電線先端部を圧着する圧着前の電線圧着部と、該電線圧着部よりも前方側を封止する封止部の形成を許容する封止部形成領域とで形成するとともに、
前記電線圧着部を、
前記被覆先端部を圧着する被覆圧着部と、前記導体先端部を圧着する導体圧着部とで、長手方向の後方側から前方側にこの順に形成し、
前記電線先端部を前記電線圧着部に長手方向の後方側から挿入する電線挿入工程を行い、
前記電線挿入工程の後に、
圧着前の前記電線圧着部の圧縮により、前記電線先端部を圧着して前記電線圧着部を形成する電線圧着工程と、
前記封止部形成領域の圧縮により、前記封止部を前記板材同士が面状に重合するように形成する封止部形成工程とを同時に行う
接続構造体の製造方法。 - 前記封止部形成工程の前に、前記封止部形成領域における内面に樹脂を配置する封止側樹脂配置工程を行う
請求項1に記載の接続構造体の製造方法。 - 前記電線圧着工程の前に、
前記被覆圧着部における内面、及び被覆先端部の外面うち少なくともいずれかの側に、樹脂を配置する被覆側樹脂配置工程を行う
請求項1、又は2に記載の接続構造体の製造方法。 - 請求項1乃至3のいずれか一つに記載の接続構造体の製造方法によって製造した接続構造体であって、
前記導体をアルミ系材料で形成し、
前記板材を銅系材料で形成した
接続構造体。 - 請求項4に記載の接続構造体には、前記電線先端部を圧着状態の電線圧着部を有した圧着端子を備え、
複数の前記圧着端子とコネクタハウジングとで構成し、
複数の前記圧着端子を前記コネクタハウジング内に配置した
コネクタ。 - 請求項4に記載の接続構造体には、前記電線先端部を圧着状態の電線圧着部を有した圧着端子を備え、
複数の前記接続構造体とコネクタハウジングとで構成し、
前記圧着端子をコネクタハウジング内に配置した
ワイヤハーネス。
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