JP5535288B2 - 圧着端子の製造方法、圧着端子およびワイヤハーネス - Google Patents
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Description
図1は、圧着端子11の斜視図であり、この圧着端子11は、接続する被覆電線51(図2参照)との間で異種金属接触となった場合でも腐食しにくくすることができるようなクローズドバレル型の圧着端子11である。
まず、前述したように、帯状の銅板(図示せず)を所望の形状に打ち抜いて、帯状のキャリア(図示せず)につながった状態でのちに圧着端子となる素材部分(図示せず)を得る。続いて、この素材部分に対して、キャリアを利用して搬送しながら順次、必要な曲げ加工等を施して、前記のような構成の圧着端子11を得る。
二次プレス成形工程では、前記一次プレス成形工程を経て得られた両端開口の筒状をなす筒状部42のうちの前記端子接続部12と反対側の端部に、図9に示したように、金型91(下型91a、上型91b)上下方向にプレスをして、縦断面略長方形状をなすように圧潰する。この圧潰によって偏平な形状で止水性を有する前記封止部32が得られる。
二次溶接工程では、前記止水溶接部32aを形成する。つまり、圧潰して得た封止部32に止水溶接部32aを形成する。溶接は、前記保形溶接部33bの形成と同じ、高エネルギー密度ビームを用いた溶接のひとつとしてのファイバーレーザー溶接で行う。ただし、溶接方向は、図11に示したように、前記保形溶接部33bとは異なり、圧着部13の長手方向と直交する幅方向である。この二次溶接により、図12に示したように、厚み方向の全体に及ぶ止水溶接部32aが形成され、二次プレス成形工程で得た止水性能を更に高めることができる。
この発明の継ぎ目部の溶接部は、前記保形溶接部33bに対応し、
同様に、
この発明の封止部の溶接部は、前記止水溶接部32aに対応するも、
この発明は前述の構成のみに限定されるものではなく、その他の構成を採用することもできる。
12…端子接続部
13…圧着部
31…挿入口
32…封止部
32a…止水溶接部
33…継ぎ目部
33a…端縁
33b…保形溶接部
34…封止材
41…板状基材
42…筒状部
51…被覆電線
52…導体
53…絶縁被覆
61…圧着端子付き電線
72…コネクタハウジング
74…ワイヤハーネス
81…ファイバーレーザー溶接装置
Claims (11)
- 対になる他方の端子が接続される端子接続部と、導体及びこれを被覆する絶縁被覆からなる被覆電線に対して電気的に接続すべく圧着される圧着部を一体に備えた圧着端子の製造方法であって、
剥き出しになった前記導体から前記絶縁被覆の先端部までを覆う長さで、筒状に丸めたときに前記被覆電線の端末部を挿入可能な太さとなる大きさの板状基材を筒状に丸める一次プレス成形工程と、
該一次プレス成形工程を経て得られた筒状をなす筒状部のうち前記端子接続部と反対側の端部に、前記被覆電線の端末部を挿入する挿入口を残す一方で、前記端子接続部側の端部に、前記板状基材同士が面状に重合するように圧潰された形状で封止する封止部を形成する二次プレス成形工程と、
前記一次プレス成形工程を経て得られた前記板状基材の端縁同士の対向部分を一体に結合する溶接を行って長手方向に延びる1本の継ぎ目部を形成する溶接工程とで前記圧着部を製造するとともに、これら一次プレス成形工程と二次プレス成形工程と溶接工程とを前記圧着部がキャリアにつながった状態で行う
圧着端子の製造方法。 - 前記溶接工程が、前記一次プレス成形工程の後であって、前記二次プレス成形工程の前になされる
請求項1に記載の圧着端子の製造方法。 - 前記二次プレス成形工程の後に、圧潰した部分に溶接を行う二次溶接工程を有する
請求項1または請求項2に記載の圧着端子の製造方法。 - 前記溶接が、高エネルギー密度ビームを用いて行われる
請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の圧着端子の製造方法。 - 対になる他方の端子が接続される端子接続部と、導体及びこれを被覆する絶縁被覆からなる被覆電線に対して電気的に接続すべく圧着される圧着部を一体に備えた圧着端子であって、
前記圧着部は、請求項1からから請求項4のうちいずれか一項に記載の圧着端子の製造方法により製造した圧着部であり、
前記圧着部が、前記被覆電線の端末部を挿入可能な太さで、かつ剥き出しになった前記導体から前記絶縁被覆の先端部までを覆う長さの筒状であるとともに、
前記端子接続部と反対側の端部に、前記被覆電線の端末部を挿入する挿入口を備える一方、
前記端子接続部側の端部に、前記板状基材同士が面状に重合するように圧潰された形状で封止する封止部を備え、
これら挿入口から封止部までの間に、筒状に丸められた板状基材の端縁とこれらを一体に結合する溶接部とからなり長手方向に延びる1本の継ぎ目部を有した
圧着端子。 - 前記封止部に、長手方向と直交する方向に延びる溶接部が形成された
請求項5に記載の圧着端子。 - 前記封止部に封止材が介装された
請求項5または請求項6に記載の圧着端子。 - 前記圧着部のもとになる前記板状基材の厚さが0.1mm〜0.4mmである
請求項5から請求項7のうちいずれか一項に記載の圧着端子。 - 前記溶接部が、高エネルギー密度ビームを用いた溶接で形成された
請求項5から請求項8のうちいずれか一項に記載の圧着端子。 - 前記請求項5から請求項9のうちのいずれか一項に記載の圧着端子を接続した複数本の被覆電線と、
これら被覆電線の前記圧着端子を保持するコネクタハウジングを備えた
ワイヤハーネス。 - 前記圧着端子が銅又は銅合金製であるとともに、
前記被覆電線の導体がアルミ又はアルミ合金製である
請求項10に記載のワイヤハーネス。
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