JP5535288B2 - 圧着端子の製造方法、圧着端子およびワイヤハーネス - Google Patents

圧着端子の製造方法、圧着端子およびワイヤハーネス Download PDF

Info

Publication number
JP5535288B2
JP5535288B2 JP2012192379A JP2012192379A JP5535288B2 JP 5535288 B2 JP5535288 B2 JP 5535288B2 JP 2012192379 A JP2012192379 A JP 2012192379A JP 2012192379 A JP2012192379 A JP 2012192379A JP 5535288 B2 JP5535288 B2 JP 5535288B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
crimp
crimp terminal
welding
press molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012192379A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014049334A (ja
Inventor
幸大 川村
翔 外池
聡 高村
泰 木原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Furukawa Automotive Systems Inc
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Furukawa Automotive Systems Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD., Furukawa Automotive Systems Inc filed Critical THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Priority to JP2012192379A priority Critical patent/JP5535288B2/ja
Publication of JP2014049334A publication Critical patent/JP2014049334A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5535288B2 publication Critical patent/JP5535288B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Description

この発明は、例えばワイヤハーネスに用いられるような圧着端子に関し、より詳しくは生産コストを抑えられるようなクローズドバレル型の圧着端子に関する。
圧着端子は、被覆電線の導体を電気的に接続する圧着部を有しており、被覆電線を圧着端子に入れたのち圧着部をかしめて導体に圧着して、被覆電線が接続される。
このような圧着端子は、例えば自動車の電装品間を接続するワイヤハーネスに好適に用いられている。
ワイヤハーネスは自動車の安全性、快適性、利便性の向上による多機能化、高性能化によって太くなり、重量は増加する一方である。このため、ワイヤハーネスの総重量の約60%を占めるといわれる被覆電線を、銅製の銅電線から、アルミ又はアルミ合金製のアルミ電線に置き換えることが行われている。
しかし、圧着端子は銅製であるので、銅電線からアルミ電線に置き換えを行うと圧着端子の圧着部は異種金属接触となる。つまり、水や水分と接触することで圧着部は容易に腐食してしまう。
このため、防食を図ってアルミ電線化が行えるようにすることが、例えば下記特許文献1に開示されている。特許文献1の段落[0005]には、アルミ電線を使用する場合には、圧着端子として芯線部分全体を覆う筒型接続部(圧着部)を備えたクローズドバレル型のものを使用せざるを得ない旨が記載されている。
クローズドバレル型の圧着端子としては、例えば下記特許文献2に開示されたものがある。特許文献2の圧着端子は、特許文献2の図9〜図14に開示されているように、長手方向の一方に、他端を閉じた円筒状の圧着部を有し、長手方向の他方には、圧着部の閉じた部分から一体に延びる接続のための硬い舌状片を有している。この舌状片の中央には、接続のための穴が形成されている。
しかし、このような形状の圧着端子は、鋳造等の方法で単独で製造しなれば得られない。つまり、帯状の銅板から打ち抜きをして搬送しながら順次折り曲げして製造するようなことはできず、製造しながら被覆電線を接続するようなこともできない。
このため、特許文献2のようなクローズドバレル型の圧着端子では、特許文献1の段落[0005]に記載されているように、生産コストが高い、量産できない、という問題があった。下記特許文献3の段落[0012]にも同様の問題が指摘されている。
そこで、特許文献1では銅製の中間キャップをオープンバレル型の圧着端子とアルミ電線との間に介装する構成を採用し、特許文献3では、防水チューブをかぶせるという構成が採用されている。
しかし、特許文献1の構成では中間キャップをかぶせるという工程が必要となり、しかも中間キャップは導体を挿入する先端側部分が細く、この先端側部分のみを圧着端子の圧着部で圧着するので、接続強度の点で難点がある。
また、特許文献2の構成では、オープンバレル型の圧着端子に被覆電線を接続したのちに防水チューブを挿嵌し、さらに熱収縮させるという工程が必要となる。
このように、いずれも別異の新たな工程が必要で、工程が複雑になるという難点がある。また、いずれにおいても、クローズドバレル型の圧着端子を避けて防食を図ろうとしている。
特許第4598039号公報 米国特許第3955044号公報 特開2010−165630号公報
そこで、この発明は、クローズドバレル型の圧着端子を、生産コストを抑えつつ量産できるようにして、防食の簡素化を図ることができるようにすることを主な目的とする。
そのための第1の手段は、対になる他方の端子が接続される端子接続部と、導体及びこれを被覆する絶縁被覆からなる被覆電線に対して電気的に接続すべく圧着される圧着部を一体に備えた圧着端子の製造方法であって、き出しになった前記導体から前記絶縁被覆の先端部までを覆う長さで、筒状に丸めたときに前記被覆電線の端末部を挿入可能な太さとなる大きさの板状基材を筒状に丸める一次プレス成形工程と、該一次プレス成形工程を経て得られた筒状をなす筒状部のうち前記端子接続部と反対側の端部に、前記被覆電線の端末部を挿入する挿入口を残す一方で、前記端子接続部側の端部に、前記板状基材同士が面状に重合するように圧潰された形状で封止する封止部を形成する二次プレス成形工程と、前記一次プレス成形工程を経て得られた前記板状基材の端縁同士の対向部分を一体に結合する溶接を行って長手方向に延びる1本の継ぎ目部を形成する溶接工程とで前記圧着部を製造するとともに、これら一次プレス成形工程と二次プレス成形工程と溶接工程とを前記圧着部がキャリアにつながった状態で行う圧着端子の製造方法である。
この構成では、圧着部が、筒状に丸める一次プレス成形工程と、封止部を得る2次プレス成形工程との2回のプレス成形と、継ぎ目部を形成する少なくとも一回の溶接工程を経て製造される。つまり、圧着部は板材を打ち抜いてプレス成形と溶接により得られるので、搬送しながらの製造が可能で、生産コストを抑えながら量産が可能となる。
しかも、このようにして得られた圧着端子に対する被覆電線の接続は、被覆電線を圧着部の挿入口から挿入して圧着部の全体を圧着すれば、別途に特別の加工を施さずとも止水性を有する接続が行えるので、圧着端子付き電線の製造までを一連の工程の中で行うこともでき、大量生産に好適である。
この発明の態様として、前記溶接工程が、前記一次プレス成形工程の後であって、前記二次プレス成形工程の前になされるとよい。
この構成では、溶接工程で得られる溶接部によって一次プレス成形工程で成形した形状が安定するので、二次プレス成形工程を行いやすく、封止部の止水性も確保できる。
この発明の態様として、前記二次プレス成形工程の後に、圧潰した部分に溶接を行う二次溶接工程を有するとよい。
この構成では、二次溶接工程による溶接部で止水性能が高まる。
この発明の態様として、前記溶接が、高エネルギー密度ビームを用いて行われるものであるとよい。
この構成では、高速で深い溶け込みの溶接部が低入熱で得られ、高精度な溶接が行えるため、大量生産に好適であるとともに、被溶接部分の厚さが薄くても良好な溶接部が得られる。
課題を解決するための第2の手段は、対になる他方の端子が接続される端子接続部と、導体及びこれを被覆する絶縁被覆からなる被覆電線に対して電気的に接続すべく圧着される圧着部を一体に備えた圧着端子であって、前記圧着部は、上述した記載の圧着端子の製造方法により製造した圧着部であり、前記圧着部が、前記被覆電線の端末部を挿入可能な太さで、かつ剥き出しになった前記導体から前記絶縁被覆の先端部までを覆う長さの筒状であるとともに、前記端子接続部と反対側の端部に、前記被覆電線の端末部を挿入する挿入口を備える一方、前記端子接続部側の端部に、前記板状基材同士が面状に重合するように圧潰された形状で封止する封止部を備え、これら挿入口から封止部までの間に、筒状に丸められた板状基材の端縁とこれらを一体に結合する溶接部とからなり長手方向に延びる1本の継ぎ目部を有した圧着端子である。
この構成では、圧着部は、継ぎ目部で結合一体化された筒状で、端子接続部側には止水性を有する封止部を有し、端子接続部と反対側には挿入口を有するので、被覆電線の端末部を剥き出しにしてから圧着部内に挿入口から挿入し、圧着部の全体を圧着すれば、圧着端子と被覆電線の接続状態が得られる。この接続状態では封止部が形成されているので、別途に加工を施さずとも、水や水分の侵入を阻止する止水状態が得られる。
しかも、圧着部は、筒状に丸めるプレス成形と、封止部を得るプレス成形との2回のプレス成形と、継ぎ目部を形成する少なくとも一回の溶接で製造される。つまり、圧着部は板材を打ち抜いてプレス成形と溶接により得られるので、搬送しながらの製造が可能で、生産コストを抑えながら量産が可能となる。
この発明の態様として、前記封止部に、長手方向と直交する方向に延びる溶接部が形成されるとよい。
この構成では、圧潰された形状のみの場合よりも止水性能を向上できる。
この発明の態様として、前記封止部に封止材が介装されてもよい。
この構成では、この場合も、圧潰された形状のみの場合よりも止水性能を向上できる。
この発明の態様として、前記圧着部のもとになる前記板状基材の厚さが0.1mm〜0.4mmであるとよい。より好ましくは、0.2mm〜0.3mm程度であるとよい。
この構成では、厚さが薄いため軽量化を図れるとともに、被覆電線の太さを細くしなくても端子部分の小型化を図れる。
この発明の態様として、前記溶接部が、高エネルギー密度ビームを用いた溶接で形成されるとよい。
この構成では、高速で深い溶け込みの溶接部が低入熱で得られ、高精度な溶接が行えるため、大量生産に好適であるとともに、被溶接部分の厚さが薄くても良好な溶接部が得られる。
課題を解決するための第3の手段は、前記圧着端子を接続した複数本の被覆電線と、これら被覆電線の前記圧着端子を保持するコネクタハウジングを備えたワイヤハーネスである。
この構成では、止水性を有する圧着端子と被覆電線の接続が得られるので、防食を抑制して耐久性を向上できる。被覆電線にアルミ電線を採用できるので、ワイヤハーネスの軽量化が可能となる。
この発明の態様として、前記圧着端子が銅又は銅合金製であるとともに、前記被覆電線の導体がアルミ又はアルミ合金製であるとよい。
この構成では、ワイヤハーネスの軽量化を実現できる。
この発明によれば、クローズドバレル型の圧着端子を、生産コストを抑えつつ大量生産できるようにすることができ、この結果、防食の簡素化を図ることができる。また、アルミ電線化も可能となる。
圧着端子の斜視図。 圧着端子付き被覆電線の斜視図。 ワイヤハーネスの斜視図。 圧着端子の断面図と、平面図と、圧着端子付き電線の断面図。 圧着端子の製造工程を示す斜視図。 一次プレス成形工程の断面図。 一次溶接工程の斜視図。 一次溶接工程の断面図。 二次プレス成形工程の断面図。 圧着端子の製造工程の一部を示す斜視図。 二次溶接工程の斜視図。 二次溶接工程の断面図。 他の例に係る圧着端子の製造工程を示す斜視図。 他の例に係る二次プレス工程の断面図。 絶縁被覆を有する部分での圧着工程を示す断面図。 導体部分での圧着固定を示す断面図。 他の例に係る圧着端子付き電線の製造工程を示す斜視図。
この発明を実施するための一形態を、以下図面を用いて説明する。
図1は、圧着端子11の斜視図であり、この圧着端子11は、接続する被覆電線51(図2参照)との間で異種金属接触となった場合でも腐食しにくくすることができるようなクローズドバレル型の圧着端子11である。
圧着端子11は、図2に示したように被覆電線51の端末部に接続して、圧着端子付き電線61を得るのに使用される。このため、圧着端子11は、対になる他方の端子が接続される端子接続部12と、被覆電線51に対して電気的に接続すべくかしめて圧着される圧着部13を一体に有する。図示例の端子接続部12は四角筒状に形成されており、これは圧着端子11の一例としての雌端子11aの端子接続部12である。
端子接続部12の内部には、対になる他方の端子(雄端子11b(図3参照))が挿入される端子挿入部21で、端子挿入部21には、付勢ばね22が一体に設けられている。
雌端子11a(圧着端子11)は前記被覆電線51に接続されて、図3に示したような雌コネクタ71のコネクタハウジング72のキャビティ73内に保持され、複数本の被覆電線51を束ねた状態のワイヤハーネス74を構成する。「ワイヤハーネス74」とは、複数本の被覆電線51を束ねた状態のワイヤハーネス74がさらに束ねられた状態のものも含む意味である。
前記雌コネクタ71は、対になる雄コネクタ75に対して着脱可能に接続される。
前記端子接続部12は、圧着端子11が雌端子11aであるので四角筒状に描いたが、圧着端子11は雄端子11b(図3参照)であってもよい。雄端子11bの場合には、端子接続部12は四角筒状をなす前記端子接続部12に挿入される細幅板状に形成される。
前記被覆電線51は、図2に示したように、導体52とこれを被覆する絶縁被覆53で構成されている。導体52は複数本のアルミ又はアルミ合金製のアルミ線を引き揃えて構成した例を図示したが、導体52は、複数本のアルミ線を撚った撚り線であっても、単線であってもよい。
前記圧着部13は、図1、図4に示したように端子接続部12側の一端が閉じた略円筒状に形成されている。圧着部13の太さは、前記被覆電線51の端末部を挿入可能な大きさで、かつ剥き出しになった導体52から絶縁被覆53の先端部までを覆う長さである。
圧着部13における前記端子接続部12と反対側の端部には、前記被覆電線51を挿入するための挿入口31が縦断面略円形に開口している。一方、前記端子接続部12側の端部(前記一端部)の閉塞部分は、上下方向に圧潰された偏平な形状である。この部分は止水性を有する封止部32である。
これら挿入口31から封止部32までの間に、長手方向に延びる1本の継ぎ目部33が設けられている。継ぎ目部33の形成位置は、図示例では縦断面略円形の上端部(頂部)であるが、下端部であってもよい。この継ぎ目部33は、図5(a)、図6に示したように筒状に丸められた板状基材41の端縁33aとこれらを一体に結合する保形のための保形溶接部33b(図5(b)、図1参照)とからなる。
前記板状基材41とは、圧着端子11を製造する際に打ち抜いて得た素材のうち前記圧着部13となる部分のことである。簡単に付言すると、圧着端子13は、帯状の銅板(図示せず)を所望の形状に打ち抜いて、帯状のキャリア(図示せず)につながった状態の圧着端子13となる素材部分(図示せず)を得て、これに順次曲げ加工等を施して、所望の圧着端子13の形状に形成して製造される。
また、圧着13部における前記封止部32には、図1、図4に示したように、止水性向上のための止水溶接部32aが形成される。止水溶接部32aは、前記保形溶接部33bと直交する幅方向に一直線に延びるように形成されている。
これら溶接部、つまり前記保形溶接部33bと止水溶接部32aは、高エネルギー密度ビームを用いた溶接で形成されるのが好ましい。
この高密度エネルギービームには、レーザービームによるものと電子ビームによるものとがあり、中でも、ファイバーレーザーやSMフィバーレーザーを用いた単焦点によるものであるとよい。
前記のような構成の圧着端子の製造方法について、以下説明する。
まず、前述したように、帯状の銅板(図示せず)を所望の形状に打ち抜いて、帯状のキャリア(図示せず)につながった状態でのちに圧着端子となる素材部分(図示せず)を得る。続いて、この素材部分に対して、キャリアを利用して搬送しながら順次、必要な曲げ加工等を施して、前記のような構成の圧着端子11を得る。
前記素材部分のうち圧着部13になる部分以外の部分については、従来と同様であるので説明を省略し、圧着部13になる部分、つまり前記前記板状基材41の加工について説明する。
板状基材41は、前記圧着部13を形成可能な略方形板状に形成されている。その板厚t(図6参照)は適宜設定されるが、極力薄いほうが望ましい。具体的には0.4mm以下、具体的には0.1mm〜0.4mmで、より好ましくは、0.2mm〜0.3mm、より具体的には0.25mmであるとよい。軽量化が図れるとともに、被覆電線51の太さを細くしなくても端子部分の小型化を図れるからである。
このような板状基材41を、図5(a)、図6に示したように縦断面略円形となるように丸める(一次プレス成形工程)。ここで、「略円形」とは、真円を含む意味である。板状基材41の端縁33aは、丸めることによって、互いに当接するのが好ましいが、溶接が可能な程度ならば隙間があってもよい。
つぎに、板状基材41から一次プレス成形工程を経て得られた、両端が開口した筒状の筒状部42の端縁33a同士の対向部分を一体に結合する溶接を行う(一次溶接工程)。この溶接は、図7に示したように、ファイバーレーザー溶接装置81を用いて、前記筒状部42の端から端まで全体に行う。この溶接による前記保形溶接部33bの形成で、板状基材41の端縁33a同士は一体となり、長手方向に延びる1本の継ぎ目部33となる。
なお、ファイバーレーザー溶接は、図8(a)に示したように、溶接すべき端縁33a同士の対向部分とレーザーの照射部82とが所定の距離を隔てて平行に移動するようにして行われる。換言すれば、一次プレス成形工程で丸めただけの両端が開口した筒状部42は端から端まで同径であるので、溶接すべき部分と筒状部42の底面や、筒状部42をのせるステージ83はレーザー照射部の移動経路84と平行である。
このファイバーレーザー溶接は、約1.08μmの波長のファイバーレーザー光を用いた溶接である。ファイバーレーザー光は、理想的なガウスビームであり、回析限界まで集光可能であるため、YAGレーザーやCOレーザーでは実現できなかった30μm以下の集光スポット径を構成することができる。つまり幅が狭く、エネルギー密度の高い溶接である。しかも、高速で、深い溶け込みが得られる。にもかかわらず低入熱であるため、材料の変形が少なく高精度な溶接ができる。
また高エネルギー密度ビームを用いた溶接では、ろう付けで結合一体化する場合と異なり、ろう溜めのための凹みが不要であるので、前記のように板厚の薄い材料を使用することができる。換言すれば、圧着端子の材料の薄肉化を実現できることになる。
なお、銅合金はファイバーレーザー波長に対する反射率や透過率が高いので、吸光材として例えば錫(Sn)めっきを溶接する部分の表面に施しておくとよい。
保形溶接部33bは、図8(b)に示したように、レーザー光が当たる表面から、その反対側の裏面まで、厚み方向の全体に形成される。
このような一次溶接工程のあと、二次プレス工程に移行する。
二次プレス成形工程では、前記一次プレス成形工程を経て得られた両端開口の筒状をなす筒状部42のうちの前記端子接続部12と反対側の端部に、図9に示したように、金型91(下型91a、上型91b)上下方向にプレスをして、縦断面略長方形状をなすように圧潰する。この圧潰によって偏平な形状で止水性を有する前記封止部32が得られる。
つづいて、図10(d)に示したように、二次溶接工程に移行する。
二次溶接工程では、前記止水溶接部32aを形成する。つまり、圧潰して得た封止部32に止水溶接部32aを形成する。溶接は、前記保形溶接部33bの形成と同じ、高エネルギー密度ビームを用いた溶接のひとつとしてのファイバーレーザー溶接で行う。ただし、溶接方向は、図11に示したように、前記保形溶接部33bとは異なり、圧着部13の長手方向と直交する幅方向である。この二次溶接により、図12に示したように、厚み方向の全体に及ぶ止水溶接部32aが形成され、二次プレス成形工程で得た止水性能を更に高めることができる。
このように、一次プレス成形工程、一次溶接工程、二次プレス成形工程、二次溶接工程と行うほか、例えば図13に示したように、一次プレス成形工程(図13(a)参照)の次に二次プレス成形工程(図13(b)参照)を行い、続いて一次溶接工程(図13(c)参照)を行うこともできる。この場合には、前記筒状部42は、両端が開口した筒状部ではなく、封止部32によって一端が閉塞された筒状部となる。
また、二次溶接工程は省略してもよい。
二次溶接工程を省略する場合には、例えば前記封止部32の形成に際して圧潰される部分の内側に封止材34を介装すると、溶接をしなくとも止水性能を高められる。封止材34としては、シリコーンゴムや樹脂など適宜の液状又は固体状の材料が用いられ、この封止材34は、例えば図14(a)に示したように、二次プレス成形工程に先だって筒状部42の内面に塗布されたり、図14(b)に示したように二次プレス成形工程に際して筒状部42の内側に挟んだりして用いられる。
なお、図14においては、筒状部42に継ぎ目部33を有する状態を表したが、一次溶接工程を行う前の状態であってもよい。
このようにして製造された圧着端子11には前記被覆電線51が接続される。
すなわち、図4(a)に仮想戦で示したように、圧着部13に対して、導体52の端部を剥き出しにした被覆電線51の端末部を挿入する(電線挿入工程)。
つづいて、圧着工程に移行し、圧着部13をかしめて圧着部13を被覆電線51の絶縁被覆53と導体52に圧着する。
圧着部13の絶縁被覆53に対する圧着は、図15(a)に示したような下型92と上型93で行う。下型92と上型93は、弧状に湾曲するキャビティ94,95を有し、キャビティ94,95の大きさは、型締め時に圧着部13が絶縁被覆53に密着するように圧縮できる大きさであり、圧着により圧着部13のうち絶縁被覆を有する部分は圧縮されて、圧着部13と絶縁被覆53の間は止水状態で封止され、図15(b)に示したように縦断面略円形となる。
圧着部13の導体52に対する圧着は、図16(a)に示したような下型96と上型97で行う。下型96は弧状に湾曲するキャビティ98を有し、上型97は、凹んだ天井面に下に向けて突出する押圧部99aを有した形状のキャビティ99を有する。これにより、圧着部13のうち絶縁被覆53を有しない導体52部分は圧縮されて、図16(b)に示したように縦断面略凹字状または略U字状となり、圧着部13は導体52との間で電気的に接続される。
これらの電線挿入工程と圧着工程は、図示しない前記キャリアから分離して行うこともできるが、キャリアについた状態のまま行うことが望ましい。
キャリアにつながった状態のまま被覆電線51の接続を行う場合には、前記圧着工程時または圧着工程後に、圧着端子11をキャリアから外す(分離工程)。
このように圧着端子11に被覆電線51を接続すると、前記圧着端子付き電線61が得られる。
圧着端子11に対する被覆電線51の接続は、圧着端子11の製造工程で行うことも可能である。すなわち、例えば図17(a)に示したように、前記一次プレス成形工程と前記一次溶接工程を経て筒状部42が形成された圧着端子11に対して被覆電線51を挿入して、この状態で前記二次プレス成形工程に移行すると、圧着端子付き被覆電線61が得られる。この二次プレス成形工程では、前記圧着工程で用いるのと同じ下型91,95と上型92,96(図15、図16参照)を用いて、絶縁被覆53と圧着部13の間を止水状態にするとともに、導体52と圧着部13の間を電気的に接続する。
必要であれば、この後に前記二次溶接工程を行い、その後に前記分離工程を行うとよい。前記二次溶接工程を省略して、前記封止材34(図14参照)を介装してもよいことは前記と同様である。
図示は省略するが、一次溶接工程の実行は、一次プレス成形工程に次いで二次プレス成形工程を行った後でもよい。
以上説明したように、圧着端子11の圧着部13は、筒状であり、挿入口31と封止部32を有するので、被覆電線51を接続するには被覆電線51の端末部を挿入したのち圧着を行えばよく、この接続状態では、封止部32があるので別途に加工を施さずとも、水や水分の侵入を阻止する止水状態が得られる。
また、継ぎ目部33は保形溶接部33bの形成により一体化されているので、二次プレス成形工程を行う場合にはプレス成形を確実に安定して行うことができる上、被覆電線51の接続状態においては、接続状態も止水状態も強固に維持できる。
このため、被覆電線51にアルミ電線を用いて圧着端子11に銅又は銅合金を用いても、両者の接触部分に水や水分の付着を防止できる。したがって、異種金属接触でありながらも腐食しにくくすることができ、銅電線を用いていた被覆電線51をアルミ電線に置き換えて、ワイヤハーネス74の軽量化、ひいては車両の軽量化を図ることができる。
しかも、止水性の良好な圧着端子付き電線61を得るための被覆電線51の接続作業は圧着だけでよく、止水性を得るためだけの別途の加工不要であるので、工数を低減し、必要な設備も少なくでき、圧着端子付き電線61の製造は簡単である。
しかも、オープンバレル型の圧着端子とは異なり筒状の圧着部13を有するものの、プレス成形によって製造できるので、搬送しながらの製造が可能であり、さらには圧着端子付き電線61も搬送しながら製造可能であり、生産コストを抑えた大量生産に好適である。
保形溶接部33bや封止溶接部32aの形成を、高エネルギー密度ビームとしてのファイバーレーザーを用いた溶接で行うことも、大量生産に資する。高エネルギー密度ビームを用いた溶接は、溶け込みの深い高精度の溶接が高速で行えるからである。
この発明の構成と前記一形態の構成との対応において、
この発明の継ぎ目部の溶接部は、前記保形溶接部33bに対応し、
同様に、
この発明の封止部の溶接部は、前記止水溶接部32aに対応するも、
この発明は前述の構成のみに限定されるものではなく、その他の構成を採用することもできる。
例えば、圧着部13は円筒状ではなく、角筒状であってもよい。
また、圧着端子11の材料は銅以外の金属であってもよい。前記と同様に防食効果が得られる。異種金属接触にならないような圧着端子11と被覆電線51の組み合わせの場合にこの発明を用いてもよい。
11…圧着端子
12…端子接続部
13…圧着部
31…挿入口
32…封止部
32a…止水溶接部
33…継ぎ目部
33a…端縁
33b…保形溶接部
34…封止材
41…板状基材
42…筒状部
51…被覆電線
52…導体
53…絶縁被覆
61…圧着端子付き電線
72…コネクタハウジング
74…ワイヤハーネス
81…ファイバーレーザー溶接装置

Claims (11)

  1. 対になる他方の端子が接続される端子接続部と、導体及びこれを被覆する絶縁被覆からなる被覆電線に対して電気的に接続すべく圧着される圧着部を一体に備えた圧着端子の製造方法であって、
    き出しになった前記導体から前記絶縁被覆の先端部までを覆う長さで、筒状に丸めたときに前記被覆電線の端末部を挿入可能な太さとなる大きさの板状基材を筒状に丸める一次プレス成形工程と、
    該一次プレス成形工程を経て得られた筒状をなす筒状部のうち前記端子接続部と反対側の端部に、前記被覆電線の端末部を挿入する挿入口を残す一方で、前記端子接続部側の端部に、前記板状基材同士が面状に重合するように圧潰された形状で封止する封止部を形成する二次プレス成形工程と、
    前記一次プレス成形工程を経て得られた前記板状基材の端縁同士の対向部分を一体に結合する溶接を行って長手方向に延びる1本の継ぎ目部を形成する溶接工程とで前記圧着部を製造するとともに、これら一次プレス成形工程と二次プレス成形工程と溶接工程とを前記圧着部がキャリアにつながった状態で行う
    圧着端子の製造方法。
  2. 前記溶接工程が、前記一次プレス成形工程の後であって、前記二次プレス成形工程の前になされる
    請求項1に記載の圧着端子の製造方法。
  3. 前記二次プレス成形工程の後に、圧潰した部分に溶接を行う二次溶接工程を有する
    請求項1または請求項2に記載の圧着端子の製造方法。
  4. 前記溶接が、高エネルギー密度ビームを用いて行われる
    請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の圧着端子の製造方法。
  5. 対になる他方の端子が接続される端子接続部と、導体及びこれを被覆する絶縁被覆からなる被覆電線に対して電気的に接続すべく圧着される圧着部を一体に備えた圧着端子であって、
    前記圧着部は、請求項1からから請求項4のうちいずれか一項に記載の圧着端子の製造方法により製造した圧着部であり、
    前記圧着部が、前記被覆電線の端末部を挿入可能な太さで、かつ剥き出しになった前記導体から前記絶縁被覆の先端部までを覆う長さの筒状であるとともに、
    前記端子接続部と反対側の端部に、前記被覆電線の端末部を挿入する挿入口を備える一方、
    前記端子接続部側の端部に、前記板状基材同士が面状に重合するように圧潰された形状で封止する封止部を備え、
    これら挿入口から封止部までの間に、筒状に丸められた板状基材の端縁とこれらを一体に結合する溶接部とからなり長手方向に延びる1本の継ぎ目部を有した
    圧着端子。
  6. 前記封止部に、長手方向と直交する方向に延びる溶接部が形成された
    請求項5に記載の圧着端子。
  7. 前記封止部に封止材が介装された
    請求項5または請求項6に記載の圧着端子。
  8. 前記圧着部のもとになる前記板状基材の厚さが0.1mm〜0.4mmである
    請求項5から請求項7のうちいずれか一項に記載の圧着端子。
  9. 前記溶接部が、高エネルギー密度ビームを用いた溶接で形成された
    請求項5から請求項8のうちいずれか一項に記載の圧着端子。
  10. 前記請求項5から請求項9のうちのいずれか一項に記載の圧着端子を接続した複数本の被覆電線と、
    これら被覆電線の前記圧着端子を保持するコネクタハウジングを備えた
    ワイヤハーネス。
  11. 前記圧着端子が銅又は銅合金製であるとともに、
    前記被覆電線の導体がアルミ又はアルミ合金製である
    請求項10に記載のワイヤハーネス。
JP2012192379A 2012-08-31 2012-08-31 圧着端子の製造方法、圧着端子およびワイヤハーネス Active JP5535288B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012192379A JP5535288B2 (ja) 2012-08-31 2012-08-31 圧着端子の製造方法、圧着端子およびワイヤハーネス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012192379A JP5535288B2 (ja) 2012-08-31 2012-08-31 圧着端子の製造方法、圧着端子およびワイヤハーネス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014049334A JP2014049334A (ja) 2014-03-17
JP5535288B2 true JP5535288B2 (ja) 2014-07-02

Family

ID=50608796

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012192379A Active JP5535288B2 (ja) 2012-08-31 2012-08-31 圧着端子の製造方法、圧着端子およびワイヤハーネス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5535288B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6301692B2 (ja) * 2014-03-20 2018-03-28 古河電気工業株式会社 圧着端子、ワイヤハーネス及び圧着端子の製造方法
JP6200366B2 (ja) * 2014-03-31 2017-09-20 古河電気工業株式会社 接続構造体、ワイヤーハーネス、及び接続構造体の製造方法
JP6310303B2 (ja) * 2014-03-31 2018-04-11 古河電気工業株式会社 接続構造体、ワイヤーハーネス、及び接続構造体の製造方法
WO2015199078A1 (ja) 2014-06-23 2015-12-30 古河電気工業株式会社 電線接続構造体の製造方法、及び電線接続構造体
JP6582089B2 (ja) * 2018-04-05 2019-09-25 古河電気工業株式会社 圧着接続構造体、端子圧着装置、および端子圧着用歯型
JP7099387B2 (ja) 2019-03-28 2022-07-12 住友電装株式会社 ワイヤハーネス
JP7426862B2 (ja) * 2020-03-17 2024-02-02 古河電気工業株式会社 端子付き電線及びその製造方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61225786A (ja) * 1985-03-29 1986-10-07 株式会社日立製作所 電線接続用圧着端子の製造方法
JPH0381983A (ja) * 1989-08-24 1991-04-08 Nippon Chemicon Corp 電子部品の製造方法および製造装置
JPH10328862A (ja) * 1997-06-05 1998-12-15 Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho:Kk レーザ溶接方法
JP2000231944A (ja) * 1999-02-12 2000-08-22 Sumitomo Wiring Syst Ltd 接続端子と電線の接続部の構造及び接続装置
JP3994822B2 (ja) * 2002-08-08 2007-10-24 住友電装株式会社 自動車用アース端子と電線の防水接続構造
JP4739075B2 (ja) * 2006-03-16 2011-08-03 三菱電線工業株式会社 アルミ電線の端子圧着方法及び端子付きアルミ電線
JP5480368B2 (ja) * 2010-03-30 2014-04-23 古河電気工業株式会社 圧着端子、接続構造体及びコネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014049334A (ja) 2014-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5535288B2 (ja) 圧着端子の製造方法、圧着端子およびワイヤハーネス
JP5603518B1 (ja) 圧着端子および圧着端子の製造方法
KR101543547B1 (ko) 압착 단자, 와이어하네스 및 압착 단자의 제조 방법
EP2871718B1 (en) Pressure-fixing terminal, connecting structure and connector
KR101516097B1 (ko) 방수 압착 단자 및 그 압착 방법
WO2011125559A1 (ja) 圧着端子の電線に対する接続構造
JP5546708B1 (ja) 圧着端子、接続構造体及び、接続構造体の製造方法
JP5567236B1 (ja) 圧着端子、圧着接続構造体及び圧着接続構造体の製造方法
KR101629125B1 (ko) 단자 피팅
JP6294699B2 (ja) 端子、端子付き電線及び端子付き電線の製造方法
JP2013196880A (ja) 接続端子、接続構造体、及び接続構造体の製造方法
WO2018221161A1 (ja) 電線、端子付き電線、ハーネス、電線の製造方法
JP6005012B2 (ja) ワイヤハーネス、および、ワイヤハーネスの製造方法
JP2014164870A (ja) 圧着端子、接続構造体、コネクタおよび圧着端子の製造方法
JP5757226B2 (ja) 端子及び端子付き電線
JP5718303B2 (ja) 圧着端子、接続構造体、コネクタ及び接続構造体の製造方法
JP6133080B2 (ja) 圧着端子、圧着端子の製造方法、電線接続構造体、並びに電線接続構造体の製造方法
JP6324267B2 (ja) 圧着接続構造体の製造方法
JP5535287B2 (ja) 接続構造体の製造方法、接続構造体、コネクタ、ワイヤハーネス
JP6200366B2 (ja) 接続構造体、ワイヤーハーネス、及び接続構造体の製造方法
JP2014164941A (ja) 電線付き圧着端子及び電線付き圧着端子の製造方法
JP2014164940A (ja) 電線付き圧着端子及び電線付き圧着端子の製造方法
JP6935310B2 (ja) 端子付き電線の製造方法
JP2010073345A (ja) 端子金具の接続構造、端子金具付き電線、および端子金具付き電線の製造方法
JP6133078B2 (ja) 圧着端子及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140107

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20140121

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140401

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140422

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5535288

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350