JP2014164941A - 電線付き圧着端子及び電線付き圧着端子の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電線付き圧着端子1は、長手方向の一端が閉塞され他端が開口した筒状の圧着部5を有する端子3と、芯線9及び該芯線9を被覆する絶縁被覆11を有し端部が圧着部5内に配置された電線7と、を備える。圧着部5は、閉塞側で電線7の露出芯線9aに圧着した芯線圧着部分17と、該芯線圧着部分17より開口5a側で絶縁被覆11に圧着した被覆圧着部分19とを有する。被覆圧着部分19の、パーティングライン21に対応する外面部分間の距離をaとし、該外面部分間の方向に対して直交する方向における被覆圧着部分19の外径をbとしたとき、被覆圧着部分19は、aとbとの比であるa/bが1.1以下である断面形状を有する。
【選択図】図1
Description
なお、ここでいう「長手方向」とは、圧着端子の長手方向を指し、また、電線の、圧着端子の筒状の圧着部内に配置された被圧着部分の延在方向と同義でもある。さらに、「被覆圧着部分」とは、筒状の圧着部において、電線の絶縁被覆に対して圧着された部分を指す。さらに、「被覆圧着部分の、パーティングラインに対応する外面部分間の距離」とは、被覆圧着部分の、パーティングラインに対応する外面部分間の距離が最大となる方向において測定される距離を指す。また、「外面部分間の方向」とは、被覆圧着部分の、パーティングラインの箇所の外面部分間の距離が最大となる方向を指す。
実施例試料1〜7における圧着端子の基材には、厚さ0.25mmの銅合金材FAS−680(古河電気工業(株)製、Ni:2.3質量%、Si:0.6質量%、Sn:0.15%、Zn:0.5質量%、Mg:0.1質量%、残部:Cuおよび不可避不純物)を用い、図1,2に示した構造を有するものを使用した。電線には、アルミ合金線(線径0.43mm)を用いた。なお、芯線の組成は、Fe:0.2質量%、Cu:0.2質量%、Mg:0.1質量%、Si:0.04質量%、残部:Alおよび不可避不純物である。芯線の径は2.1mmであり、電線の外径は2.8mmであり、電線の長さは30cmである。そしてこの圧着端子の圧着部に、芯線が露出した電線の端部を挿入し、図4に示した圧着型を備える圧着装置を用いて圧着部を圧着した。この際の圧縮率(圧縮後の断面積の、圧縮前の断面積に対する比率)は70%とした。これにより、被覆圧着部分の左右側部にそれぞれ長手方向に延びるパーティングラインが形成された。その後、図4に示した圧縮型を用いて被覆圧着部分を、パーティングラインに対応する外面部分間の方向に圧縮して、被覆圧着部分の断面形状が所定のa/bとなるよう再成形した。各試料1〜7において、比a/bは下記表1に示すとおりである。実施例試料5および7の圧着端子については、さらに、被覆圧着部分の、パーティングラインに対応する外面部分を、ファイバレーザを用いて局所的に加熱した。加熱温度は95℃、加熱時間は30秒間とした。
比較例試料1の電線付き圧着端子は、図4に示した圧着型を用いて圧着部の被覆圧着部分を圧着した後、図4に示した圧縮型を用い、被覆圧着部分を、a/bが1.15となるよう圧縮して製造したものである。比較例試料2の電線付き圧着端子は、圧着部の被覆圧着部分の圧着のみを行い、圧着後の被覆圧着部分の圧縮を行わずに製造したものである。比較例試料2において、a/bの値は1.3であった。比較例試料1および2のその他の構成は、上記実施例試料と同じである。
密閉性確認試験は、上記各試料につき、電線の後端部(圧着端子に接続された側とは反対側の端部)にエアーを送り込み、サーマルショック試験(−40℃にて30分放置後、120℃にて30分放置する1サイクルを240サイクル)及び高温放置試験(120℃にて120時間放置)を実施した後の上記エアーの保持圧力を測定することにより行った。試験結果を図7に示す。図中、「●」印は実施例試料1〜4および6を示し、「○」印は実施例試料5および7を示し、「△」印は比較例試料1,2を示している。判断基準は、保持圧力が20kPa超で合格であり、20kPa以下で不合格とする。
3 圧着端子
5 圧着部
7 電線
9 芯線
11 絶縁被覆
17 芯線圧着部分
19 被覆圧着部分
21 パーティングライン
50 圧着装置
52 圧着型
66 圧縮型
66a,66b 圧縮半型
Claims (8)
- 長手方向の一端が閉塞され他端が開口した筒状の圧着部を有する端子と、芯線及び該芯線を被覆する絶縁被覆を有し、前記圧着部内に配置された電線と、を備え、
前記圧着部は、閉塞側で電線の前記絶縁被覆から突出した前記芯線と圧着された芯線圧着部分と、
該芯線圧着部分より開口側で前記絶縁被覆と圧着された被覆圧着部分とを有し、
前記被覆圧着部分に、長手方向に延びる一対のパーティングラインが形成された電線付き圧着端子であって、
前記被覆圧着部分の、パーティングラインに対応する外面部分間の距離をaとし、該外面部分間の方向に対して直交する方向における前記被覆圧着部分の外径をbとしたとき、前記被覆圧着部分は、aとbとの比であるa/bが1.1以下である断面形状を有することを特徴とする電線付き圧着端子。 - 前記a/bは0.6以上である、請求項1記載の電線付き圧着端子。
- 前記a/bは0.8以上である、請求項2記載の電線付き圧着端子。
- 前記圧着部は、板材を筒状に成形し合わせ目を溶接により密封した構造を有する、請求項1〜3のいずれか一項記載の電線付き圧着端子。
- 長手方向の一端が閉塞され他端が開口した筒状の圧着部を有する端子と、一端部において絶縁被覆から芯線が露出された電線とを用意し、
圧着前の前記圧着部内に、前記開口を介して電線の一端部を挿入し、電線の挿入された圧着部を圧着型により圧着した際に、前記圧着部の、前記絶縁被覆に圧着した被覆圧着部分に、長手方向に延びる一対のパーティングラインが生成される電線付き圧着端子の製造方法であって、
前記被覆圧着部分の、パーティングラインに対応する外面部分間の距離をaとし、該外面部分間の方向に対して直交する方向における前記被覆圧着部分の外径をbとしたとき、前記被覆圧着部分の断面形状が、aとbの比であるa/bが1.1以下となる断面形状となるよう該被覆圧着部分を圧縮成形することを特徴とする電線付き圧着端子の製造方法。 - 前記a/bが0.6以上となるよう前記被覆圧着部分の圧縮成形を行う、請求項5記載の電線付き圧着端子の製造方法。
- 前記a/bが0.8以上となるよう前記被覆圧着部分の圧縮成形を行う、請求項6記載の電線付き圧着端子の製造方法。
- 前記被覆圧着部分を圧縮成形した後に、前記被覆圧着部分の、前記パーティングラインが形成された箇所を局所的に加熱する、請求項5〜7のいずれか一項記載の電線付き圧着端子の製造方法。
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- 2013-02-23 JP JP2013034017A patent/JP2014164941A/ja active Pending
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