JP2021005491A - 端子付き電線、及び、端子付き電線の製造装置 - Google Patents

端子付き電線、及び、端子付き電線の製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2021005491A
JP2021005491A JP2019118787A JP2019118787A JP2021005491A JP 2021005491 A JP2021005491 A JP 2021005491A JP 2019118787 A JP2019118787 A JP 2019118787A JP 2019118787 A JP2019118787 A JP 2019118787A JP 2021005491 A JP2021005491 A JP 2021005491A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
barrel portion
end side
core wire
conductor core
electric wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019118787A
Other languages
English (en)
Inventor
紘也 ▲高▼坂
紘也 ▲高▼坂
Hiroya Kosaka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2019118787A priority Critical patent/JP2021005491A/ja
Publication of JP2021005491A publication Critical patent/JP2021005491A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】製造コストを低減でき、生産性の高さと電気的接続の信頼性の維持とを両立可能な端子付き電線を提供すること。【解決手段】端子付き電線1の端子金具20は、電線10の導体芯線11に圧着される第1バレル部41と、第1バレル部41の基端側にて電線10の被覆体12に加締められる第2バレル部42とを備える。第1バレル部41は、導体芯線11が載置される載置部41aから延びる一対の加締片45を有し、導体芯線11に圧着される。第1バレル部41の基端側端部45aにて、被覆体12と導体芯線11とが一纏めに加締められ、第1、第2バレル部41、42間にて導体芯線11が被覆体12に覆われて外部から隔離され、第1バレル部41の先端側端部45bの開口面積が基端側端部45aの開口面積よりも小さく、導体芯線11が先端側端部45bの末端よりも基端側に位置する。【選択図】図3

Description

本発明は、端子付き電線、及び、端子付き電線の製造装置に関する。
近年、例えば、車両に配索されるワイヤハーネスには、軽量化などの観点から、アルミニウムやアルミニウム合金から形成された導体芯線を有する電線(以下「アルミニウム電線」という。)に銅や銅合金から形成された端子金具が取り付けられた端子付き電線が使用される場合がある。この種の端子付き電線では、異種金属である電線の芯線と端子金具との間で付着した水が電解液となってガルバニック腐食(異種金属接触腐食)が生じるおそれがある。なお、周知のように、ガルバニック腐食は異種金属間における標準電極電位の相違に起因して生じる。
そこで、アルミニウム電線を用いた従来の端子付き電線の一つでは、端子金具のバレル部に止水用のシール部材を設け、バレル部に圧着された導体芯線の全体を外部から隔離するようになっている。これにより、導体芯線のガルバニック腐食が抑制され、端子金具と導体芯線との電気的接続の信頼性を長期間にわたって維持できることになる(例えば、特許文献1を参照)。
特開2018−092836号公報
しかし、上述した従来の端子付き電線では、実際に端子付き電線を大量に生産するにあたり、ひとつひとつの端子金具のバレル部にシール部材を位置ズレ等が生じないように位置合わせしながら設けることが求められ、端子付き電線の生産性を向上させ難いと考えられる。また、シール部材を要する分、端子付き電線の製造コストが増すと考えられる。このように、従来の端子付き電線は、電気的接続の信頼性を維持し得るものの、実際の生産の上で更なる改善の余地がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、製造コストを低減でき、且つ、生産性の高さと電気的接続の信頼性の維持とを両立可能な端子付き電線、及び、そのような端子付き電線の製造装置、を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る端子付き電線、及び、端子付き電線の製造装置は、下記[1]〜[3]を特徴としている。
[1]
電線と、前記電線に取り付けられる端子金具と、を備えた端子付き電線であって、
前記端子金具は、
前記電線から露出した導体芯線に圧着される第1バレル部と、前記第1バレル部の基端側において前記電線の被覆体に加締められる第2バレル部と、前記第1バレル部の先端側において相手側端子に接続される接点部と、を備え、
前記第1バレル部は、
前記導体芯線が載せ置かれる載置部と、前記載置部から延びる一対の加締片と、を有し、前記一対の前記加締片の内側面を前記導体芯線に当接させながら前記導体芯線を取り囲むように前記一対の前記加締片が湾曲した状態にて、前記導体芯線に圧着され、
前記第1バレル部の基端側端部において、前記被覆体と前記導体芯線とが一纏めに加締められ、前記第1バレル部と前記第2バレル部との間において、前記導体芯線が前記被覆体に覆われて外部から隔離され、
前記第1バレル部の先端側端部の開口面積が前記基端側端部の開口面積よりも小さく、前記導体芯線が前記先端側端部の末端よりも基端側に位置する、ように構成される、
端子付き電線であること。
[2]
上記[1]に記載の端子付き電線において、
前記第1バレル部の前記先端側端部は、
前記一対の前記加締片の各々の延出端の外側面が前記載置部に当接し、且つ、前記一対の前記加締片の前記延出端よりも根元側の外側面同士が当接した状態にて、前記一対の前記加締片が前記載置部に向けて押し潰された形状を有する、
端子付き電線であること。
[3]
電線に端子金具が取り付けられた端子付き電線の製造装置であって、
前記端子金具は、
前記電線から露出した導体芯線に圧着される第1バレル部と、前記第1バレル部の基端側において前記電線の被覆体に加締められる第2バレル部と、前記第1バレル部の先端側において相手側端子に接続される接点部と、を有し、
当該製造装置は、
前記第1バレル部の載置部に載せ置かれた前記導体芯線に前記第1バレル部から延びる一対の加締片を圧着するための圧着金型、を備え、
前記圧着金型は、
前記一対の前記加締片の内側面を前記導体芯線に当接させながら前記導体芯線を取り囲むように、前記一対の前記加締片を湾曲させながら圧着する作業面を有し、
前記作業面は、
前記第1バレル部の先端側端部に対応する箇所において、前記先端側端部の開口面積が前記第1バレル部の基端側端部の開口面積よりも小さくなるように傾斜した面形状を有する、
端子付き電線の製造装置であること。
上記[1]の構成の端子付き電線によれば、第1バレル部が電線の導体芯線に電気的に接続されるように圧着され、第2バレル部が電線の被覆体を加締める。更に、第1バレル部の基端側端部では、電線の被覆体がその基端側端部に入り込んだ状態で、被覆体と導体芯線とが一纏めに加締められる。これにより、第1バレル部と第2バレル部との間では、導体芯線が外部に露出することなく被覆体に覆われた状態となる。更に、一般に樹脂から構成される被覆体は、第1バレル部の基端側端部と導体芯線との間の隙間を密閉するように変形する。加えて、第1バレル部の先端側端部の開口面積が基端側端部の開口面積よりも小さく、導体芯線が先端側端部の末端よりも基端側に位置する。これにより、先端側端部の開口面積と基端側端部の開口面積とが同じである場合に比べ、先端側端部を通じた導体芯線の被水が抑制され得る。よって、仮に端子金具と導体芯線とが異種金属であっても、第1バレル部の基端側端部および先端側端部の双方、並びに、第1バレル部と第2バレル部との間において、ガルバニック腐食の発生を抑制できる。その結果、端子付き電線としての機能が長期間にわたって維持(延命)されることになる。
このように、本構成の端子付き電線は、従来の端子付き電線のように止水用のシール部材を設けなくても、実用的な止水性を有する。したがって、本構成の端子付き電線は、製造コストを低減でき、且つ、生産性の高さと電気的接続の信頼性の維持とを両立可能である。
上記[2]の構成の端子付き電線によれば、第1バレル部の先端側端部において、一対の加締片の各々の延出端の外側面が載置部に当接し、且つ、一対の加締片の延出端よりも根元側の外側面同士が当接した状態で、一対の加締片が載置部に向けて押し潰された状態となっている。先端側端部がこのような形状を有することで、止水性の観点から十分な程度に先端側端部の開口面積を小さくできる。また、別体のシール部材を要さないため、第1バレル部を導体芯線に圧着する際にこのような先端側端部を一括して形成し得る。よって、端子付き電線の生産性を損なうことなく、端子付き電線の止水性を更に向上できる。
上記[3]の構成の端子付き電線の製造装置によれば、圧着金型(例えば、クリンパ)の作業面の面形状が、第1バレル部の先端側端部に対応する箇所において、先端側端部の開口面積が第1バレル部の基端側端部の開口面積よりも小さくなるように傾斜した形状となっている。これにより、先端側端部の開口面積と基端側端部の開口面積とが同じである場合に比べて先端側端部を適正に止水でき、端子付き電線としての機能を長期間にわたって維持(延命)できることになる。よって、本構成の端子付き電線の製造装置を用いれば、従来の端子付き電線のように止水用のシール部材を設けなくても、実用的な止水性を有する端子付き電線を製造できる。したがって、本構成の製造装置は、端子付き電線の製造コストを低減でき、且つ、生産性の高さと電気的接続の信頼性の維持とを両立可能である。
なお、本構成の製造装置を実際に用いる際、例えば、第1バレル部の基端側端部にて、電線の被覆体がその基端側端部に入り込んだ状態で被覆体と導体芯線とを一纏めに加締めれば、第1バレル部と第2バレル部との間では、導体芯線が外部に露出することなく被覆体に覆われた状態となる。これにより、第1バレル部の基端側端部および先端側端部の双方、並びに、第1バレル部と第2バレル部との間においても、ガルバニック腐食の発生を抑制できる。
このように、本発明によれば、製造コストを低減でき、且つ、生産性の高さと電気的接続の信頼性の維持とを両立可能な端子付き電線、及び、そのような端子付き電線の製造装置を提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係る端子付き電線を示し、図1(a)は、その斜視図であり、図1(b)は、その平面図である。 図2は、電線に端子金具を圧着する前の状態を示す斜視図である。 図3は、図1(b)のA−A断面図である。 図4(a)は、図3のB−B断面図であり、図4(b)は、図3のC−C断面図である。 図5は、クリンパの下方に位置するアンビルに端子付き電線を載置した状態を示す斜視図である。 図6(a)は、図5のD−D断面図であり、図6(b)は、図6(a)のE−E断面図であり、図6(c)は、図6(a)のF−F断面図であり、図6(d)は、図6(a)のG−G断面図である。
<実施形態>
以下、図面を参照しながら、電線10に本発明の実施形態に係る端子金具20を取り付けた端子付き電線1について説明する。以下、説明の便宜上、端子金具20の軸方向(嵌合方向)において、相手側端子(図示省略)が嵌合する側(図1、図2及び図3において左側)を先端側(前方側)とし、その反対側(図1、図2及び図3において右側)を基端側(後方側)と称呼する。また、図1、図2及び図3において上側及び下側をそれぞれ、上側及び下側と称呼する。
図1〜図3に示すように、電線10の端部に端子金具20が圧着され、端子金具20と電線10の導体芯線11とが電気的に接続されている。電線10と端子金具20とにより、端子付き電線1が構成されている。端子付き電線1は、例えば、自動車等の車両に配索されるワイヤハーネスを構成する。
電線10は、導体芯線11と、この導体芯線11を覆う樹脂からなる被覆体12とを有した絶縁電線である。導体芯線11は、アルミニウム又はアルミニウム合金から構成され、複数の素線を撚り合わせて構成されている。電線10の導体芯線11をアルミニウム又はアルミニウム合金から構成することで、端子付き電線1が軽量化され、端子付き電線1を含んで構成されるワイヤハーネスも軽量化される。軽量化された端子付き電線1は、特に電気自動車やハイブリッド自動車などのワイヤハーネスが多用される車両に好適に用いられる。
端子金具20は、相手側端子(図示省略)と接続されることになる接点部31を先端側に有し、接点部31の基端側に、電線10の端部から露出した導体芯線11に圧着される第1バレル部41を有し、第1バレル部41の基端側に、電線の端部の被覆体12に圧着される第2バレル部42を有している。接点部31と第1バレル部41とは、第1連結部35によって互いに繋がり、第1バレル部41と第2バレル部42とは、第2連結部36によって互いに繋っている。
端子金具20は、金属板(板状体)に対してプレス加工(打ち抜き加工および曲げ加工)を施すことで形成されたものである。本例では、端子金具20は、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる導体芯線11と異なる金属材料から形成されている。具体的には、端子金具20は、銅または銅合金などからなる金属板(板状体)を母材として形成されている。なお、導体芯線11と端子金具20とは、必ずしも異種金属である必要はなく、同じ金属材料から形成されてもよい。
端子金具20は、上述したプレス加工の後、電線10への圧着前に、電線10の導体芯線11の腐食を抑制して耐食性を向上させる等の目的から、メッキ処理が施されることが好適である。本例では、電線10への圧着前の端子金具20に、スズ(錫。Sn)によるメッキ処理が施されている。具体的には、端子金具20には、表裏面及びプレス加工で形成された切断面からなる側面を覆うように、スズを含むメッキ層が設けられている。
上述したように表面処理が施された後、接点部31は、図1に示すように先端部分が開口した矩形筒状に形成される。この接点部31の開口部分に相手側端子(図示省略)が挿し込まれ、接点部31と相手側端子とが電気的に接続されることになる。
第1バレル部41は、図1及び図3に示すように、電線10の端部から露出した導体芯線11に圧着されて導体芯線11に電気的に接続される。このような圧着および接続のため、第1バレル部41は、導体芯線11に接続されるように圧着される一対の加締片45を有している。
第2バレル部42は、図1及び図3に示すように、電線10の端部の被覆体12に圧着される。このような圧着のため、第2バレル部42は、被覆体12に圧着される加締片46,47を有している。第1バレル部41と第2バレル部42とは、電線10の軸方向において、互いに離れた位置に設けられている。
第1バレル部41の一対の加締片45は、図1に示すように、一方の加締片45の延出端部と他方の加締片45の延出端部とが互いに突き合わされるように加締められ、電線10の端部から露出した導体芯線11に圧着されることになる。
図2に示すように、圧着前の第1バレル部41及び第2バレル部42では、その上面側(内面側)が、電線10の端部が配置される共通の載置部41aとされている。導体芯線11及び被覆体12の端末部分が一対の加締片45に挟まれた位置にあり、且つ、被覆体12の端末から離れた部分が加締片46,47に挟まれた位置にあるように、この載置部41aに電線10を配置させた状態で、一対の加締片45及び加締片46,47が所定の圧着機を用いて加締められる。
これにより、図1及び図3に示すように、一対の加締片45が、電線10の導体芯線11及び被覆体12の端末部分に圧着され、加締片46,47が、電線10の被覆体12に圧着されることになる。特に、第1バレル部41(一対の加締片45)の基端側端部45aでは、電線10の被覆体12がその基端側端部45aに入り込んだ状態で、被覆体12と導体芯線11とが一纏めに加締められている。これにより、第1バレル部41(一対の加締片45)と第2バレル部42(加締片46,47)との間では、図4(a)に示すように、導体芯線11が露出することなく被覆体12に覆われた状態となる。更に、被覆体12が基端側端部45aに入り込んだ状態で加締められることで、被覆体12は、基端側端部45aにおいて、一対の加締片45と導体芯線11との間の隙間を塞いで封止するように変形している。
更に、図1及び図3に示すように、第1バレル部41(一対の加締片45)の先端側端部45bにおいて、一対の加締片45が載置部41aに向けて押し潰され、先端側端部45bの開口面積が基端側端部45aの開口面積よりも小さくなっている。また、電線10の導体芯線11の端末11aが先端側端部45bの末端よりも基端側(即ち、第1バレル部41の内側。図3における右側)に位置しており、先端側端部45bから導体芯線11の端末11aが露出していない。より具体的には、本例では、図4(b)を参照しながら後述する点P1及びP2に示す当接箇所が存在する位置よりも基端側に、導体芯線11の端末11aが位置している。
先端側端部45bの構造について、より詳細に述べる。図4(b)に示すように、先端側端部45bでは、一対の加締片45の各々の延出端の外側面が載置部41aに当接し(一対の点P1参照)、且つ、一対の加締片45の延出端よりも根元側の外側面同士が当接した状態にて(点P2参照)、一対の加締片45が載置部41aに向けて押し潰されている。これにより、止水性の観点から十分な程度に先端側端部45bの開口面積が小さくなり、一対の加締片45を単に押し潰す場合に比べ、第1バレル部41の先端側端部45bにおける止水性を向上できる。
なお、図4(b)に示すように、本例の先端側端部45bには、点P1及びP2のように一対の加締片45及び載置部41aが当接している箇所だけでなく、一対の加締片45と載置部41aとの間に隙間がある箇所も存在する。しかし、点P1及びP2のような当接箇所を有するように先端側端部45bを押し潰すことで、このような隙間は、実用的な止水性の観点からは無視し得る程度に小さくなる。但し、止水性を更に高める場合、このような隙間が実質的に存在しないように、先端側端部45bを完全に押し潰してもよい。また、それほど高い止水性を求められない場合、上述した点P1及びP2のような当接箇所を積極的には設けず、一対の加締片45を単に先端側端部45bの開口面積を小さくするように押し潰してもよい。このように、端子付き電線1に求められる止水性の度合いや、製造コスト及び歩留まり等の生産性を考慮し、先端側端部45bの押し潰しの度合いや開口面積の大きさ等を定めればよい。
以下、図5及び図6を参照しながら、第1バレル部41の一対の加締片45を電線10の導体芯線11に圧着する際に用いられる製造装置2について説明する。製造装置2は、図5に示すように、アンビル50及びクリンパ60を含む。
図5に示すように、アンビル50の上部には、上方に突出し且つ端子金具20の軸方向に延びる平板部51が一体に形成されている。平板部51の上端面が、端子金具20を載置する加工面として機能する。
図5に示すように、クリンパ60は、その下部にて、下面から上方に窪む凹部の側壁が、一対の加締片45を適正な方向に案内する案内傾斜面61として機能し、当該凹部の底面(上端面)が、一対の加締片45を圧着する作業面62として機能する。
図6に示すように、クリンパ60の作業面62には、一対の加締片45に対応する一対のアーチ部(上に凸の屈曲部)が形成されている(図6(b)〜図6(d)参照)。図6(b)〜図6(d)の比較から理解できるように、作業面62は、端子金具20の第1バレル部41の先端側端部45bに対応する箇所62aにおいて、先端側端部45bの末端に近付くにつれて(図6(a)では左方に向かうにつれて)一対のアーチ部の頂部が下方に移動する、ように傾斜した面形状を有する。換言すれば、作業面62は、一対の加締片45の先端側端部45bに対応する箇所62aおいて、先端側端部45bの開口面積が第1バレル部41の基端側端部45aの開口面積よりも小さくなるように傾斜した面形状を有する。
端子金具20の圧着の際には、先ず、圧着前の端子金具20(図2参照)が、アンビル50の加工面の所定箇所に載置される(図5参照)。次いで、電線10が、導体芯線11が一対の加締片45に対面し且つ被覆体12が加締片46,47に対面するように、圧着前の端子金具20の所定箇所に載置される(図5参照)。
次いで、図5に示すように、アンビル50の加工面に載置されている端子金具20に向けて、上方からクリンパ60が押し付けられる。これにより、クリンパ60の案内傾斜面61により適正な方向に案内された一対の加締片45が、クリンパ60の作業面62により導体芯線11の外周を取り囲むように、導体芯線11に加締められる。
これにより、一対の加締片45が導体芯線11に圧着される。このとき、クリンパ60の作業面62が上述のように傾斜した面形状を有することに起因して、一対の加締片45の圧着と同時に、第1バレル部41の先端側端部45bにおいて、一対の加締片45が、図4(b)に示すように載置部41aに向けて押し潰され、先端側端部45bの開口面積が基端側端部45aの開口面積よりも小さくなる。このように、クリンパ60の作業面62が図6(a)に示すように傾斜した面形状を有することで、一対の加締片45の圧着と同時に、先端側端部45bを載置部41aに向けて押し潰すことができる。
<作用・効果>
以上、本発明の実施形態に係る端子付き電線1によれば、第1バレル部41が電線10の導体芯線11に電気的に接続されるように加締められ、第2バレル部42が電線10の被覆体12を加締める。更に、第1バレル部41の基端側端部45aでは、電線10の被覆体12がその基端側端部45aに入り込んだ状態で、被覆体12と導体芯線11とが一纏めに加締められる。これにより、第1バレル部41と第2バレル部42との間では、導体芯線11が露出することなく、被覆体12に覆われた状態となる。更に、第1バレル部41の基端側端部45aで被覆体12が加締められることで、一般に樹脂から構成される被覆体12は、第1バレル部41と導体芯線11との間の隙間を塞ぐように変形する。
加えて、第1バレル部41の先端側端部45bの開口面積が基端側端部45aの開口面積よりも小さくなるように先端側端部45bが押し潰され、導体芯線11が先端側端部45bの末端よりも基端側に位置する。これにより、先端側端部45bの開口面積と基端側端部45aの開口面積とが同じである場合に比べ、先端側端部45bを通じた導体芯線11の被水が抑制され得る。
よって、第1バレル部41の基端側端部45aおよび先端側端部45bの双方、並びに、第1バレル部41と第2バレル部42との間において、ガルバニック腐食の発生を抑制できる。これにより、端子付き電線1としての機能が長期間にわたって維持(延命)されることになる。
よって、本実施形態に係る端子付き電線1は、従来の端子付き電線のように止水用のシール部材を設けることなく、実用的な止水性を有する。したがって、本実施形態に係る端子付き電線1は、製造コストを低減でき、生産性の高さと電気的接続の信頼性の維持とを両立可能である。
更に、本実施形態に係る端子付き電線1によれば、第1バレル部41の先端側端部45bが、一対の加締片45の各々の延出端の外側面が載置部41aに当接し、且つ、一対の加締片45の延出端よりも根元側の外側面同士が当接した状態にて、一対の加締片45が載置部41aに向けて押し潰された状態となっている。これにより、第1バレル部41の先端側端部45bの開口面積を止水性の観点から十分な程度に小さくできる。また、別体のシール部材を要さないため、第1バレル部41を導体芯線11に圧着する際にこのような先端側端部45bを一括して形成し得る。よって、生産性を損なうことなく、端子付き電線1の止水性を向上できる。
更に、本実施形態に係る端子付き電線1の製造装置2によれば、クリンパ60の作業面62が、第1バレル部41の先端側端部45bに対応する箇所において、先端側端部45bの端末に近付くにつれて一対の加締片45が載置部41aに近付くように傾斜した面形状を有する。そのため、端子金具20の第1バレル部41が電線10の導体芯線11に電気的に接続されるように加締められる際、第1バレル部41の先端側端部45bでは、一対の加締片45が載置部41aに向けて押し潰され、先端側端部45bの開口面積が基端側端部45aの開口面積よりも小さくなる。これにより、第1バレル部41の先端側端部45bを適正に止水でき、端子付き電線1としての機能を維持(延命)できることになる。
よって、本実施形態に係る端子付き電線1の製造装置2を用いれば、従来の端子付き電線のように止水用のシール部材を設けることなく、実用的な止水性を有する端子付き電線1を製造できる。したがって、本実施形態に係る製造装置2は、端子付き電線1の製造コストを低減でき、生産性の高さと電気的接続の信頼性の維持とを両立可能である。
更に、本実施形態に係る製造装置2を用いる際、第1バレル部41の基端側端部45aにて、電線10の被覆体12がその基端側端部45aに入り込んだ状態で被覆体12と導体芯線11とを一纏めに加締めれば、第1バレル部41と第2バレル部42との間では、導体芯線11が露出することなく被覆体12に覆われた状態となる(図1参照)。これにより、第1バレル部41の先端側端部45bおよび基端側端部45aの双方における水の侵入を抑制できる。
<他の形態>
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
上記実施形態では、端子金具20の接点部31が、メス端子金具の接点部(矩形筒状の形状)を構成している。これに対し、端子金具20の接点部31が、オス端子金具の接点部(タブ状の形状)を構成していてもよい。
更に、上記実施形態では、端子金具20は、一対の加締片45を互いに突き合わせた状態で導体芯線11に圧着するように構成されている。しかし、端子金具20は、例えば、一方の加締片45に他方の加締片45を重ねた状態で導体芯線11に圧着するように(いわゆるオーバーラップ型の端子金具として)構成されてもよい。
更に、上記実施形態では、端子金具20の先端側端部45bを載置部41aに向けて(即ち、図1(a)における上下方向に)押し潰すことで、先端側端部45bの開口面積を小さくしている。しかし、例えば、一対の加締片45の根元部同士を互いに近付けるように(即ち、図1(a)における幅方向に)先端側端部45bを押し潰すことで、先端側端部45bの開口面積を小さくしてもよい。
ここで、上述した本発明に係る端子付き電線1及び製造装置2の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[3]に簡潔に纏めて列記する。
[1]
電線(10)と、前記電線(10)に取り付けられる端子金具(20)と、を備えた端子付き電線(1)であって、
前記端子金具(20)は、
前記電線(10)から露出した導体芯線(11)に圧着される第1バレル部(41)と、前記第1バレル部(41)の基端側において前記電線(10)の被覆体(12)に加締められる第2バレル部(42)と、前記第1バレル部(41)の先端側において相手側端子に接続される接点部(31)と、を備え、
前記第1バレル部(41)は、
前記導体芯線(11)が載せ置かれる載置部(41a)と、前記載置部(41a)から延びる一対の加締片(45)と、を有し、前記一対の前記加締片(45)の内側面を前記導体芯線(11)に当接させながら前記導体芯線(11)を取り囲むように前記一対の前記加締片(45)が湾曲した状態にて、前記導体芯線(11)圧着され、
前記第1バレル部(41)の基端側端部(45a)において、前記被覆体(12)と前記導体芯線(11)とが一纏めに加締められ、前記第1バレル部(41)と前記第2バレル部(42)との間において、前記導体芯線(11)が前記被覆体(12)に覆われて外部から隔離され、
前記第1バレル部(41)の先端側端部(45b)の開口面積が前記基端側端部(45a)の開口面積よりも小さく、前記導体芯線(11)が前記先端側端部(45b)の末端よりも基端側に位置する、ように構成される、
端子付き電線(1)。
[2]
上記[1]に記載の端子付き電線(1)において、
前記第1バレル部(41)の前記先端側端部(45b)は、
前記一対の前記加締片(45)の各々の延出端の外側面が前記載置部(41a)に当接し(P1の箇所を参照)、且つ、前記一対の前記加締片(45)の前記延出端よりも根元側の外側面同士が当接した状態にて(P2の箇所を参照)、前記一対の前記加締片(45)が前記載置部(41a)に向けて押し潰された形状を有する、
端子付き電線(1)。
[3]
電線(10)に端子金具(20)が取り付けられた端子付き電線(1)の製造装置(2)であって、
前記端子金具(20)は、
前記電線(10)から露出した導体芯線(11)に圧着される第1バレル部(41)と、前記第1バレル部(41)の基端側において前記電線(10)の被覆体(12)に加締められる第2バレル部(42)と、前記第1バレル部(41)の先端側において相手側端子に接続される接点部(31)と、を有し、
当該製造装置(2)は、
前記第1バレル部(41)の載置部(41a)に載せ置かれた前記導体芯線(11)に前記第1バレル部(41)から延びる一対の加締片(45)を圧着するための圧着金型(60)、を備え、
前記圧着金型(60)は、
前記一対の前記加締片(45)の内側面を前記導体芯線(11)に当接させながら前記導体芯線(11)を取り囲むように、前記一対の前記加締片(45)を湾曲させながら圧着する作業面(62)を有し、
前記作業面(62)は、
前記第1バレル部(41)の先端側端部(45b)に対応する箇所において、前記先端側端部(45b)の開口面積が前記第1バレル部(41)の基端側端部(45a)の開口面積よりも小さくなるように傾斜した面形状を有する、
端子付き電線の製造装置(2)。
1 端子付き電線
2 製造装置
10 電線
11 導体芯線
12 被覆体
20 端子金具
31 接点部
41 第1バレル部
41a 載置部
42 第2バレル部
45 加締片
45a 基端側端部
45b 先端側端部
60 クリンパ(圧着金型)
62 作業面

Claims (3)

  1. 電線と、前記電線に取り付けられる端子金具と、を備えた端子付き電線であって、
    前記端子金具は、
    前記電線から露出した導体芯線に圧着される第1バレル部と、前記第1バレル部の基端側において前記電線の被覆体に加締められる第2バレル部と、前記第1バレル部の先端側において相手側端子に接続される接点部と、を備え、
    前記第1バレル部は、
    前記導体芯線が載せ置かれる載置部と、前記載置部から延びる一対の加締片と、を有し、前記一対の前記加締片の内側面を前記導体芯線に当接させながら前記導体芯線を取り囲むように前記一対の前記加締片が湾曲した状態にて、前記導体芯線に圧着され、
    前記第1バレル部の基端側端部において、前記被覆体と前記導体芯線とが一纏めに加締められ、前記第1バレル部と前記第2バレル部との間において、前記導体芯線が前記被覆体に覆われて外部から隔離され、
    前記第1バレル部の先端側端部の開口面積が前記基端側端部の開口面積よりも小さく、前記導体芯線が前記先端側端部の末端よりも基端側に位置する、ように構成される、
    端子付き電線。
  2. 請求項1に記載の端子付き電線において、
    前記第1バレル部の前記先端側端部は、
    前記一対の前記加締片の各々の延出端の外側面が前記載置部に当接し、且つ、前記一対の前記加締片の前記延出端よりも根元側の外側面同士が当接した状態にて、前記一対の前記加締片が前記載置部に向けて押し潰された形状を有する、
    端子付き電線。
  3. 電線に端子金具が取り付けられた端子付き電線の製造装置であって、
    前記端子金具は、
    前記電線から露出した導体芯線に圧着される第1バレル部と、前記第1バレル部の基端側において前記電線の被覆体に加締められる第2バレル部と、前記第1バレル部の先端側において相手側端子に接続される接点部と、を有し、
    当該製造装置は、
    前記第1バレル部の載置部に載せ置かれた前記導体芯線に前記第1バレル部から延びる一対の加締片を圧着するための圧着金型、を備え、
    前記圧着金型は、
    前記一対の前記加締片の内側面を前記導体芯線に当接させながら前記導体芯線を取り囲むように、前記一対の前記加締片を湾曲させながら圧着する作業面を有し、
    前記作業面は、
    前記第1バレル部の先端側端部に対応する箇所において、前記先端側端部の開口面積が前記第1バレル部の基端側端部の開口面積よりも小さくなるように傾斜した面形状を有する、
    端子付き電線の製造装置。
JP2019118787A 2019-06-26 2019-06-26 端子付き電線、及び、端子付き電線の製造装置 Pending JP2021005491A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019118787A JP2021005491A (ja) 2019-06-26 2019-06-26 端子付き電線、及び、端子付き電線の製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019118787A JP2021005491A (ja) 2019-06-26 2019-06-26 端子付き電線、及び、端子付き電線の製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021005491A true JP2021005491A (ja) 2021-01-14

Family

ID=74097706

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019118787A Pending JP2021005491A (ja) 2019-06-26 2019-06-26 端子付き電線、及び、端子付き電線の製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021005491A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010055874A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Sumitomo Wiring Syst Ltd 端子金具と電線の接続構造
JP2017103234A (ja) * 2015-12-03 2017-06-08 ティーイー コネクティビティ ジャーマニー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツンクTE Connectivity Germany GmbH 接触を改善した圧着コンタクトおよび圧着接続

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010055874A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Sumitomo Wiring Syst Ltd 端子金具と電線の接続構造
JP2017103234A (ja) * 2015-12-03 2017-06-08 ティーイー コネクティビティ ジャーマニー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツンクTE Connectivity Germany GmbH 接触を改善した圧着コンタクトおよび圧着接続

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2960993B1 (en) Crimp contact, method for producing crimp contact, wire connecting structure, and method for producing wire connecting structure
JP5603521B1 (ja) 接続構造体の製造方法、接続構造体、ワイヤーハーネス、圧着部材、及び圧着装置
JP6652583B2 (ja) 端子付き電線
US10811788B2 (en) Electric wire with terminal
CN105453342A (zh) 压接端子相对于电线的连接结构
CN104508911A (zh) 装接有端子的铝电线
JP2020009640A (ja) 端子金具、及び、端子付き電線
US10819044B2 (en) Terminal-equipped electrical wire
WO2013057970A1 (ja) 端子付き電線、端子付き電線の製造方法および端子圧着装置
KR101869170B1 (ko) 단자, 와이어하니스 및 와이어하니스 구조체
US10727612B2 (en) Crimp terminal, electrical wire with terminal, and manufacturing method for electrical wire with terminal
JP2015103393A (ja) 端子への電線の圧着方法
JP5654161B2 (ja) 電線接続構造体、コネクタ、電線接続構造体の製造方法、及び圧着用金型
JP6786312B2 (ja) 圧着端子
JP5846981B2 (ja) 接続端子、接続構造体、及び接続構造体の製造方法
JP2021005491A (ja) 端子付き電線、及び、端子付き電線の製造装置
JP6820294B2 (ja) 端子付き電線
JP2014164930A (ja) 電線付き端子及びその製造方法
JP5757226B2 (ja) 端子及び端子付き電線
JP2021005492A (ja) 端子付き電線、及び、端子付き電線の製造装置
JP6324267B2 (ja) 圧着接続構造体の製造方法
JP6582089B2 (ja) 圧着接続構造体、端子圧着装置、および端子圧着用歯型
JP5535287B2 (ja) 接続構造体の製造方法、接続構造体、コネクタ、ワイヤハーネス
US20220069534A1 (en) Terminal crimping device
JP6615064B2 (ja) 端子付き電線の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220518

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230410

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230801

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230904

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20231031

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231213

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20231221

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20240119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240410