JP6522872B2 - 圧着端子、接続構造体、コネクタ及び、接続構造体の製造方法 - Google Patents
圧着端子、接続構造体、コネクタ及び、接続構造体の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6522872B2 JP6522872B2 JP2013033641A JP2013033641A JP6522872B2 JP 6522872 B2 JP6522872 B2 JP 6522872B2 JP 2013033641 A JP2013033641 A JP 2013033641A JP 2013033641 A JP2013033641 A JP 2013033641A JP 6522872 B2 JP6522872 B2 JP 6522872B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crimped
- end side
- proximal end
- crimping
- enlarged diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
Description
ところで、このようなコネクタは、様々な環境下で使用されるため、コネクタ内部に水分が侵入すると、被覆電線の先端より露出している電線導体の表面が腐食するという問題がある。
例えば、特許文献1に開示の導体部材もこのような圧着端子のひとつである。
上述の基端側拡径部は、圧着部本体に対して、内径が拡径していれば、外径が同じ、拡径した外径、あるいは縮径した外径の基端側拡径部を含むものとする。
さらに、上述の基端側拡径部は、圧着部本体と同じ板厚で構成する基端側拡径部、基端側に向かって板厚が徐々に薄くなる基端側拡径部を含む概念である。
詳しくは、圧着部の基端側に基端側拡径部を形成することで、基端側拡径部がガイドとなり、圧着部へ被覆電線の導体露出部を容易に挿入でき、基端側拡径部からはみ出すことなく、導体露出部がきれいな状態で確実に圧着部本体へ挿入が可能となる。
なお、上記の溝、及び切り込みは、圧着端子の長手方向に沿った形状のみならず、周方向等のように長手方向に対して交差する方向の形状であることを含み、さらには、それら同士が等間隔で設けられたもの、基端側に向かって徐々に狭ピッチ化されたもの含むものとする。
詳しくは、基端側拡径部を有する圧着部と被覆電線とを圧着する際、圧着部本体とともに、被覆電線の導体露出部を、圧着部本体に容易に挿入するために形成した基端側拡径部も圧着部本体の最外径以下となるように縮径する。
この発明により、コネクタハウジングのキャビティに上述の接続構造体を挿嵌した、止水性、及び導通性のよいコネクタを提供することができる。
詳しくは、多数ある既存のコネクタハウジングのキャビティは幾つかの形状に決まっている。圧着端子への被覆電線の挿入を容易に、且つ確実に行えることを目的に基端側拡径部を形成したが、圧着状態で基端側拡径部の形状が残っていると、既存のコネクタハウジングのキャビティに接続構造体の圧着端子部分が挿嵌できないおそれがある。
図1は、圧着端子付き電線1の説明図を示し、図2は、図1中のA−A矢視断面における雌型圧着端子100の断面図を示し、図3、及び図4は、圧着部120にファイバーレーザー溶接する様子を説明する説明図を示し、図5は、圧着端子付き電線1の製造方法を説明する説明図を示し、図6は、図1中のB−B矢視断面における雌型圧着端子100と被覆電線200の圧着状態の断面図を示し、図7は、圧着端子付き電線1がコネクタ400のキャビティ410に挿嵌した状態の縦断面図を示している。
なお、雌型圧着端子100における長手方向Xに対して、圧着端子付き電線1における端子側を先端側Xaとし、その反対側、つまり、被覆電線200側を基端側Xbとする。
被覆電線200は、図1に示すように、アルミニウム素線221を束ねたアルミニウム導線222を、絶縁樹脂で構成する絶縁被覆210で被覆して構成している。
このように構成した電線先端部200aと圧着部120とを圧着接続することで、雌型圧着端子100と被覆電線200とを導通可能な圧着端子付き電線1を構成している。
雌型圧着端子100は、図3、及び図4に示すように、レーザー照射装置Fwを用いてファイバーレーザー溶接を行って圧着部120を形成する。
さらに、封止部121の先端側Xaにおいて、レーザー照射装置Fwを幅方向Yに沿ってスライドさせながら溶接することで幅方向溶接個所W2を形成する。
圧着接続方法は、電線挿入工程と圧着工程とをこの順で行う。
次に、圧着工程において、被覆電線200の電線先端部200aと、雌型圧着端子100の圧着部120とを、クリンパやアンビル等の圧着工具300で圧着部120を挟むようにして圧着接続する。
そして、図5に示すように、圧着工具300の押圧上刃310(クリンパ)、及び押圧下刃320(アンビル)を、電線先端部200aを挿入した圧着部120の上下に対向するように配置し、圧着部120を挟むようにして、電線先端部200aと圧着部120とを圧着接続する。
雌型圧着端子100の圧着部120に基端側拡径部123を備えることで、圧着部120の挿入空間120aに被覆電線200の電線先端部200aを容易に挿入することができる。
詳しくは、圧着部120の挿入空間120aに被覆電線200の電線先端部200aを挿入する際、基端側拡径部123が挿入空間120aへのガイドとなり、導体露出部220は湾曲することなく、電線先端部200aをまっすぐな状態で正確に挿入空間120aへ挿入することができるため、より密着した状態で、圧着することができる。したがって、圧着工程で形成した圧着端子付き電線1は、止水性、及び導通性を向上することができる。
この発明の導体は、実施形態のアルミニウム導線222に対応し、
以下同様に、
圧着端子は、雌型圧着端子100に対応し、
接続構造体は、圧着端子付き電線1に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
図8は、板厚が徐々に薄くなっていく基端側拡径部123P2を備えた圧着部120P2に対して、ファイバーレーザー溶接する様子を説明する他の実施形態に係る雌型圧着端子100P2の縦断面図を示している。
基端側拡径部123P2は、図8に示すように、内径、及び外径を基端側Xbに向かって徐々に拡径するとともに、板厚を基端側Xbに向かって徐々に薄く形成している。
したがって、圧着工程において、圧着部120P2と電線先端部200aとを圧着接続する際に、基端側拡径部123P2は、塑性変形し易くなる、つまり、圧着部120P2を容易に縮径することができるため、基端側拡径部123P2を含めた圧着部120P2と電線先端部200aとをしっかり密着させることができるとともに、既存のコネクタ400のキャビティ410に挿嵌できる雌型圧着端子100P2を構成することができる。
つまり、これら基端側拡径部の板厚は、基端側Xbに向かって徐々に薄肉になるように形成することができる。
100,100P2,100P3,100P4…雌型圧着端子
110…ボックス部
120,120P2,120P3,100P4…圧着部
120a…挿入空間
121…封止部
122…圧着部本体
122a…導体圧着部
122b…被覆圧着部
123,123P2,123P3,100P4…基端側拡径部
123a…溝部
123b…切り込み部
123z…圧着後の基端側拡径部
130…トランジション部
140…対向端部
200…被覆電線
200a…電線先端部
210…絶縁被覆
211…絶縁被覆先端部
220…導体露出部
221…アルミニウム素線
222…アルミニウム導線
300…圧着工具
310…押圧上刃
320…押圧下刃
400…コネクタ
410…キャビティ
420…挿入タブ
430…端子挿入口
X…長手方向
Xa…先端側
Xb…基端側
Y…幅方向
Fw…レーザー照射装置
L…レーザー
W1…長手方向溶接箇所
W2…幅方向溶接個所
Claims (2)
- 導体を絶縁被覆で被覆した被覆電線における先端側の前記絶縁被覆を所定の長さ分剥がして前記導体を露出させた導体露出部の圧着接続を許容する圧着部を備えた圧着端子であって、
前記圧着部は、端子基材の長手方向に沿って対向する対向端部同士が突合せ溶接された断面中空形状で構成され、
前記圧着部の長手方向において基端部より前記先端側が圧着部本体に設定され、
前記圧着部の長手方向において前記圧着部本体よりも前記先端側が板状に変形されるとともに、前記圧着部の幅方向に沿って溶接された封止部が形成され、
前記圧着部の前記長手方向の少なくとも前記基端部に、前記圧着部本体より内径が拡径し、前記圧着部本体とともに圧着される基端側拡径部が形成され、
前記圧着部は、前記長手方向において、前記封止部、前記圧着部本体、及び前記基端側拡径部が前記先端側から前記基端側に向かってこの順に配設されるとともに、周方向全体において連続する連続形状で一体に形成され、
前記基端側拡径部は、外径が拡径されるとともに、
外径が拡径された前記基端側拡径部の板厚が、前記圧着部本体の板厚よりも薄肉に設定され、
板厚が薄肉に設定された前記基端側拡径部は、対向する対向端部同士が突合せ溶接された
圧着端子。 - 請求項1に記載の圧着端子において、前記圧着部本体は、先端側において前記導体露出部を圧着する導体圧着部と、基端側において前記絶縁被覆を圧着する被覆圧着部に設定され、
前記圧着部と前記被覆電線とが圧着接続され、
圧着後の前記基端側拡径部の外径が、圧着後の前記被覆圧着部の外径と略同一となるように圧着された
接続構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013033641A JP6522872B2 (ja) | 2013-02-22 | 2013-02-22 | 圧着端子、接続構造体、コネクタ及び、接続構造体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013033641A JP6522872B2 (ja) | 2013-02-22 | 2013-02-22 | 圧着端子、接続構造体、コネクタ及び、接続構造体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014164885A JP2014164885A (ja) | 2014-09-08 |
JP6522872B2 true JP6522872B2 (ja) | 2019-05-29 |
Family
ID=51615340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013033641A Active JP6522872B2 (ja) | 2013-02-22 | 2013-02-22 | 圧着端子、接続構造体、コネクタ及び、接続構造体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6522872B2 (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NO149014C (no) * | 1978-03-08 | 1984-01-25 | Amp Inc | Elektrisk kontakt-innretning |
JPH0134284Y2 (ja) * | 1987-04-15 | 1989-10-18 | ||
JP2002124310A (ja) * | 2000-10-13 | 2002-04-26 | Yazaki Corp | 被覆電線の端子取付構造及び端子取付方法 |
JP3994822B2 (ja) * | 2002-08-08 | 2007-10-24 | 住友電装株式会社 | 自動車用アース端子と電線の防水接続構造 |
JP2007128800A (ja) * | 2005-11-07 | 2007-05-24 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 間接活線作業用縁スリーブ |
JP2013008516A (ja) * | 2011-06-23 | 2013-01-10 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コネクタ |
-
2013
- 2013-02-22 JP JP2013033641A patent/JP6522872B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014164885A (ja) | 2014-09-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6063788B2 (ja) | 端子金具及び端子付き電線の製造方法 | |
JP5521124B1 (ja) | 圧着端子、接続構造体、コネクタ、ワイヤハーネス、並びに圧着端子の製造方法、接続構造体の製造方法 | |
JP5535408B1 (ja) | 圧着端子、接続構造体及びコネクタ | |
JP5535409B1 (ja) | 圧着端子、接続構造体、コネクタ及び圧着端子の圧着方法 | |
JP5567236B1 (ja) | 圧着端子、圧着接続構造体及び圧着接続構造体の製造方法 | |
JP5995799B2 (ja) | 接続構造体、コネクタ、及び接続方法 | |
KR102172080B1 (ko) | 접속 단자 및 전선 어셈블리 | |
JP6513570B2 (ja) | 端子、ワイヤハーネス、端子と被覆導線の接続方法およびワイヤハーネス構造体 | |
JP6294699B2 (ja) | 端子、端子付き電線及び端子付き電線の製造方法 | |
JP2016192347A (ja) | 端子、端子付き電線、ワイヤハーネス構造体 | |
JP6522872B2 (ja) | 圧着端子、接続構造体、コネクタ及び、接続構造体の製造方法 | |
JP6655468B2 (ja) | 雄型端子及び端子付き電線 | |
JP6133080B2 (ja) | 圧着端子、圧着端子の製造方法、電線接続構造体、並びに電線接続構造体の製造方法 | |
JP6200366B2 (ja) | 接続構造体、ワイヤーハーネス、及び接続構造体の製造方法 | |
JP5607851B2 (ja) | 接続構造体の製造方法、及び圧着装置 | |
JP2016105363A (ja) | 圧着端子の製造方法、圧着端子の製造装置、端子金具、圧着端子、及びワイヤハーネス | |
JP5535287B2 (ja) | 接続構造体の製造方法、接続構造体、コネクタ、ワイヤハーネス | |
JP2014164869A (ja) | ワイヤハーネス | |
JP6429432B2 (ja) | 端子及び端子付き電線の製造方法 | |
JP6133078B2 (ja) | 圧着端子及びその製造方法 | |
JP4494707B2 (ja) | フラットケーブルとフラットケーブル接続金具の接続方法及び接続構造 | |
JP2014164896A (ja) | 端子付き電線及び端子付き電線の製造方法 | |
JP2020017366A (ja) | 端子付き電線およびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160216 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161014 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161025 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161222 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170404 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170602 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20171107 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180201 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20180209 |
|
A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20180330 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190425 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6522872 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |