JP2020163927A - 車両の制御システム及び車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動運転で走行している車両が分岐へ車線変更する際において、快適性及び安定性を向上させることを課題とする
【解決手段】事前にドライバの操作要件が満たない場合は分岐車線への車線変更を許可せず、手動での車線変更を実行させる車両システムであって、分岐前の第1期間内にドライバの操作による車線変更動作がある場合、第1制御状態による車線変更を許可し、第1期間の経過後である第2期間内で分岐車線への車線変更を実施し、第2期間において、ドライバの操作による車線変更動作が、本線上で行われた場合、第1制御状態から、第2制御状態へ制御状態を遷移させることで、車両システムによる車線変更を禁止するとともに、ドライバによる手動の車線変更を許可することを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動運転を行う車両の制御システム及び車両の技術に関する。
自動運転における高速道路での分岐に関する技術として、例えば、特許文献1に記載の技術が開示されている。特許文献1には、分岐区間前や、分岐区間で左側の方向指示器を点滅(作動)させている場合は退出意図があると判断される。そして、退出路先頭位置を超えてから減速が開始され、分岐車線へ進入する走行制御装置が開示されている。
特許第5324349号明細書
特許文献1では、分岐前区間や、分岐区間を走行中に、車線変更意図があれば、車線変更を行っている。しかし、適切な期間で車線変更意図が示されず、適切な期間外で車線変更が示されると、自動運転のまま、システムが周囲の状態にかかわらず無理な車線変更をしてしまう可能性がある。
このような背景に鑑みて本発明がなされたのであり、本発明は、自動運転で走行している車両が分岐車線へ車線変更する際において、快適性及び安定性を向上させることを課題とする。
前記した課題を解決するため、本発明は、車両の制御システムであって、前記車両が走行する走行車線から、前記走行車線より分岐する分岐車線への車線変更を制御する制御手段と、ドライバによる車線変更動作を検知する検知手段と、前記制御システムによる車両の操舵制御及び速度制御のいずれかを自動で行う第1制御状態と、前記第1制御状態より自動化率が低い第2制御状態を切り替える制御状態切替手段と、を有し、前記制御状態切替手段は、前記分岐車線における基準位置に達する前の第1期間内に前記ドライバによる前記車線変更動作がある場合、前記第1制御状態による前記車線変更を許容し、前記制御状態切替手段は、前記ドライバによる前記車線変更動作が、前記第1期間経過後に本線上で行われた場合、前記第1制御状態から、前記第2制御状態へ制御状態を遷移させることで、前記制御システムによる前記車線変更を抑制するとともに、前記第2制御状態による前記車線変更を許容することを特徴とする。
その他の解決手段は、実施形態中において適宜記載する。
本発明によれば、自動運転で走行している車両が分岐車線へ車線変更する際において、快適性及び安定性を向上させることができる。
第1実施形態に係る車両制御装置を利用した車両システムの構成図である。 第1制御部および第2制御部の機能構成図である。 行動計画生成部の機能構成図である。 HMの構成を示す図である。 第1実施形態で実行される車両制御処理の手順を示すフローチャート(その1)である。 第1実施形態で実行される車両制御処理の手順を示すフローチャート(その2)である。 第1実施形態で実行される車両制御処理の手順を示すフローチャート(その3)である。 分岐車線付近における車両の動作を示す図である。 マルチディスプレイに表示される分岐接近報知の例を示す図である。 HUDに表示される分岐接近報知の例を示す図である。 マルチディスプレイに表示される分岐接近報知の例を示す図である。 マルチディスプレイに表示されるハンズオンリクエスト報知の例を示す図である。 HUDに表示される分岐接近報知の例を示す図である。 マルチディスプレイに表示されるハーフホールドリクエスト報知の例を示す図である。 ウィンカレバーの動作を示す図である。 マルチディスプレイに表示される車線変更開始画面の例を示す図である。 HUDに表示される車線変更開始画面の例を示す図である。 マルチディスプレイに表示される分岐到達画面の例を示す図である。 マルチディスプレイに表示される車線変更実行画面の例を示す図である。 HUDに表示される車線変更実行画面の例を示す図である。 HUDに表示される車線変更制御終了画面の例を示す図である。 第1実施形態で実行される車線変更中止処理の手順を示すフローチャートである。 第2実施形態で行われる車両制御処理の手順を示すフローチャートである。 自動運転制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
次に、本発明を実施するための形態(「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態において、車両とは自車のことを指すものとする。
<第1実施形態>
[全体構成]
図1は、第1実施形態に係る車両制御装置を利用した車両システム1の構成図である。
車両システム1が搭載される車両は、例えば、二輪や三輪、四輪等の車両であり、その駆動源は、ディーゼルエンジンやガソリンエンジンなどの内燃機関、電動機、或いはこれらの組み合わせである。電動機は、内燃機関に連結された発電機による発電電力、或いは二次電池や燃料電池の放電電力を使用して動作する。
車両システム1は、例えば、カメラ10と、レーダ装置12と、ファインダ14と、物体認識装置16とを含む。また、車両システム1は、通信装置20と、HMI(Human Machine Interface)30と、車両センサ40とを含む。そして、車両システム1は、さらにナビゲーション装置50と、MPU(Map Positioning Unit)60と、スピーカ70とを含む。さらに、車両システム1は、運転操作子80と、自動運転制御装置100と、走行駆動力出力装置200と、ブレーキ装置210と、ステアリング装置220とを備える。これらの装置や機器は、CAN(Controller Area Network)通信線等の多重通信線やシリアル通信線、無線通信網等によって互いに接続される。なお、図1に示す構成はあくまで一例であり、構成の一部が省略されてもよいし、さらに別の構成が追加されてもよい。
カメラ10は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(ComplementaryMetal Oxide Semiconductor)等の固体撮像素子を利用したデジタルカメラである。カメラ10は、車両システム1が搭載される車両の任意の箇所に取り付けられる。前方を撮像する場合、カメラ10は、フロントウインドシールド上部やルームミラー裏面等に取り付けられる。後方を撮像する場合、カメラ10は、リアウィンドシールド上部等に取り付けられる。カメラ10は、例えば、周期的に繰り返し車両の周辺を撮像する。カメラ10は、ステレオカメラであってもよい。
レーダ装置12は、車両の周辺にミリ波などの電波を放射すると共に、物体によって反射された電波(反射波)を検出して少なくとも物体の位置(距離および方位)を検出する。レーダ装置12は、車両の任意の箇所に取り付けられる。レーダ装置12は、FM−CW(Frequency Modulated Continuous Wave)方式によって物体の位置および速度を検出してもよい。
ファインダ14は、LIDAR(Light Detection and Ranging)である。ファインダ14は、車両の周辺に光を照射し、散乱光を測定する。ファインダ14は、発光から受光までの時間に基づいて、対象までの距離を検出する。照射される光は、例えば、パルス状のレーザ光である。ファインダ14は、車両の任意の箇所に取り付けられる。
物体認識装置16は、カメラ10、レーダ装置12、およびファインダ14のうち一部または全部による検出結果に対してセンサフュージョン処理を行って、物体の位置、種類、速度などを認識する。物体認識装置16は、認識結果を自動運転制御装置100に出力する。物体認識装置16は、カメラ10、レーダ装置12、およびファインダ14の検出結果をそのまま自動運転制御装置100に出力してもよい。車両システム1から物体認識装置16が省略されてもよい。
通信装置20は、車両の周辺に存在する他車両と通信し、あるいは無線基地局を介して各種サーバ装置と通信する。通信は、例えば、セルラ網やWi−Fi網、Bluetooth(登録商標)、DSRC(Dedicated Short Range Communication)等を利用して行われる。
HMI30は、車両の乗員に対して各種情報を提示すると共に、乗員による入力操作を受け付ける。HMI30は、各種表示装置、ブザー、タッチパネル、スイッチ、キーなどを含む。
車両センサ40は、車両の速度を検出する車速センサ、加速度を検出する加速度センサ、鉛直軸回りの角速度を検出するヨーレートセンサ、車両の向きを検出する方位センサ等を含む。
ナビゲーション装置50は、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機51と、ナビHMI52と、経路決定部53とを備える。また、ナビゲーション装置50は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置に第1地図情報54を保持している。GNSS受信機51は、GNSS衛星から受信した信号に基づいて、車両の位置を特定する。車両の位置は、車両センサ40の出力を利用したINS(Inertial Navigation System)によって特定または補完されてもよい。ナビHMI52は、表示装置、スピーカ、タッチパネル、キーなどを含む。ナビHMI52は、前述したHMI30と一部または全部が共通化されてもよい。経路決定部53は、例えば、GNSS受信機51により車両の位置(或いは入力された任意の位置)を特定する。そして、経路決定部53は、特定した車両の位置と、ナビHMI52を用いて乗員により入力された目的地までの経路(以下、地図上経路)を、第1地図情報54を参照して決定する。第1地図情報54は、例えば、道路を示すリンクと、リンクによって接続されたノードとによって道路形状が表現された情報である。第1地図情報54は、道路の曲率やPOI(Point Of Interest)情報などを含んでもよい。地図上経路は、MPU60に出力される。ナビゲーション装置50は、地図上経路に基づいて、ナビHMI52を用いた経路案内を行ってもよい。ナビゲーション装置50は、例えば、乗員の保有するスマートフォンやタブレット端末等の端末装置の機能によって実現されてもよい。ナビゲーション装置50は、通信装置20を介してナビゲーションサーバに現在位置と目的地を送信し、ナビゲーションサーバから地図上経路と同等の経路を取得してもよい。
MPU60は、例えば、推奨車線決定部61を含み、HDDやフラッシュメモリなどの記憶装置に第2地図情報62を保持している。推奨車線決定部61は、ナビゲーション装置50から提供された地図上経路を複数のブロック(例えば、車両進行方向に関して100[m]毎)に分割する。その後、推奨車線決定部61は、第2地図情報62を参照してブロックごとに推奨車線を決定する。推奨車線決定部61は、左から何番目の車線を走行するといった決定を行う。推奨車線決定部61は、地図上経路に分岐車線等の分岐箇所が存在する場合、車両が、分岐先に進行するための合理的な経路を走行できるように、推奨車線を決定する。
第2地図情報62は、第1地図情報54よりも高精度な地図情報である。第2地図情報62は、例えば、車線の中央の情報あるいは車線の境界の情報等を含んでいる。また、第2地図情報62には、道路情報、交通規制情報、住所情報(住所・郵便番号)、施設情報、電話番号情報などが含まれてよい。第2地図情報62は、通信装置20が他装置と通信することにより、随時、アップデートされてよい。
スピーカ70は、自動運転制御装置100の制御によって動作し、音を出力する。この音には、車両の乗員に対して、緊急車両の接近等に関する報知を行うための音声が含まれる。スピーカ70が報知する内容の詳細については、後述する。
運転操作子80は、例えば、アクセルペダル、ブレーキペダル、シフトレバー、ステアリングホイール82、異形ステア、ジョイスティック、マイク、各種スイッチなどを含む。運転操作子80には、操作量あるいは操作の有無を検出するセンサが取り付けられている。これらのセンサによる検出結果は、自動運転制御装置100、もしくは、走行駆動力出力装置200、ブレーキ装置210、およびステアリング装置220のうち一部または全部に出力される。
自動運転制御装置100は、例えば、第1制御部120と、第2制御部160と、記憶部180を備える。第1制御部120と第2制御部160は、それぞれ、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics ProcessingUnit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよい。あるいは、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予め記憶部180のHDDやフラッシュメモリなどの記憶装置に格納されていてもよい。あるいは、DVDやCD−ROMなどの着脱可能な記憶媒体に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装置に装着されることで自動運転制御装置100のHDDやフラッシュメモリにインストールされてもよい。なお、第1制御部120、第2制御部160、記憶部180の詳細は後記する。
そして、走行駆動力出力装置200は、車両が走行するための走行駆動力(トルク)を駆動輪に出力する。走行駆動力出力装置200は、例えば、内燃機関、電動機、および変速機などの組み合わせと、これらを制御するECU(Engine Control Unit;不図示)とを備える。ECUは、第2制御部160から入力される情報、あるいは運転操作子80から入力される情報に従って、上記の構成を制御する。
ブレーキ装置210は、例えば、ブレーキキャリパーと、ブレーキキャリパーに油圧を伝達するシリンダと、シリンダに油圧を発生させる電動モータと、ブレーキECUとを備える。ブレーキECUは、第2制御部160から入力される情報、あるいは運転操作子80から入力される情報に従って電動モータを制御し、制動操作に応じたブレーキトルクが各車輪に出力されるようにする。ブレーキ装置210は、運転操作子80に含まれるブレーキペダルの操作によって発生させた油圧を、マスターシリンダを介してシリンダに伝達する機構をバックアップとして備えてよい。なお、ブレーキ装置210は、上記説明した構成に限らない。例えば、第2制御部160から入力される情報に従ってアクチュエータを制御し、マスターシリンダの油圧をシリンダに伝達する電子制御式油圧ブレーキ装置であってもよい。
ステアリング装置220は、例えば、それぞれ図示しないステアリングECUと、電動モータとを備える。電動モータは、例えば、ラックアンドピニオン機構に力を作用させて転舵輪の向きを変更する。ステアリングECUは、第2制御部160から入力される情報、或いは運転操作子80から入力される情報に従って、電動モータを駆動し、転舵輪の向きを変更させる。
また、ウィンカレバー91は、左右のウィンカ92を点滅させる。また、本実施形態では、ウィンカレバー91に対して、後記するハーフホールドが行われることで、ドライバが自動運転における車線変更を指示することができる。
[第1制御部120及び第2制御部160]
図2は、第1制御部120および第2制御部160の機能構成図である。
第1制御部120は、例えば、認識部130と、行動計画生成部140とを備える。第1制御部120は、例えば、AI(Artificial Intelligence;人工知能)による機能と、予め与えられたモデルによる機能とを並行して実現する。例えば、「交差点を認識する」機能は、ディープラーニング等による交差点の認識と、予め与えられた条件(パターンマッチング可能な信号、道路標示などがある)に基づく認識とが並行して実行される。そして、双方に対してスコア付けして総合的に評価することで「交差点を認識する」機能が実現されてもよい。これによって、自動運転の信頼性が担保される。
認識部130は、カメラ10、レーダ装置12、およびファインダ14から物体認識装置16を介して入力された情報に基づいて、車両の周辺にある物体の位置、および速度、加速度等の状態を認識する。物体には、他車両が含まれる。物体の位置は、例えば、車両の代表点(重心や駆動軸中心など)を原点とした絶対座標上の位置として認識され、制御に使用される。物体の位置は、その物体の重心やコーナー等の代表点で表されてもよいし、表現された領域で表されてもよい。物体の「状態」とは、物体の加速度やジャーク、あるいは「行動状態」(例えば車線変更をしている、またはしようとしているか否か)を含んでもよい。
また、認識部130は、例えば、車両が走行している車線(走行車線)を認識する。例えば、認識部130は、第2地図情報62から得られる道路区画線のパターンと、カメラ10による画像から認識される車両周辺の道路区画線のパターンとを比較することで、走行車線を認識する。なお、認識部130は、道路区画線に限らず、道路区画線や路肩、縁石、中央分離帯、ガードレールなどを含む走路境界(道路境界)を認識することで、走行車線を認識してもよい。この認識において、ナビゲーション装置50から取得される車両の位置やINSによる処理結果が加味されてもよい。また、認識部130は、一時停止線、障害物、赤信号、料金所、その他の道路事象を認識する。
認識部130は、走行車線を認識する際に、走行車線に対する車両の位置や姿勢を認識する。認識部130は、例えば、車両の代表点の車線中央からの乖離、および車両の進行方向の車線中央を連ねた線に対してなす角度を、走行車線に対する車両の相対位置および姿勢として認識してもよい。これに代えて、認識部130は、走行車線のいずれかの側端部(道路区画線または道路境界)に対する車両の代表点の位置などを、走行車線に対する車両の相対位置として認識してもよい。
行動計画生成部140は、原則的には推奨車線決定部61により決定された推奨車線を走行し、さらに、車両の周辺状況に対応できるように、車両が自動的に(運転者の操作に依らずに)将来走行する目標軌道を生成する。行動計画生成部140の詳細は後記する。目標軌道は、例えば、速度要素を含んでいる。例えば、目標軌道は、車両の到達すべき地点(軌道点)を順に並べたものとして表現される。軌道点は、道なり距離で所定の走行距離(例えば数[m]程度)ごとにおける車両の到達すべき地点である。また、それとは別に、所定のサンプリング時間(例えば0コンマ数[秒]程度)ごとの目標速度および目標加速度が、目標軌道の一部として生成される。また、軌道点は、所定のサンプリング時間ごとの、そのサンプリング時刻における車両の到達すべき位置であってもよい。この場合、目標速度や目標加速度の情報は軌道点の間隔で表現される。
行動計画生成部140は、目標軌道を生成するにあたり、自動運転のイベントを設定してよい。自動運転のイベントには、定速走行イベント、所定車速以下で先行車両に追従して走行する低速追従走行イベント、車線変更イベント、分岐イベント、合流イベント、テイクオーバーイベントなどがある。行動計画生成部140は、起動させたイベントに応じた目標軌道を生成する。
第2制御部160は、行動計画生成部140によって生成された目標軌道を、予定の時刻通りに車両が通過するように、走行駆動力出力装置200、ブレーキ装置210、およびステアリング装置220を制御する。
第2制御部160は、例えば、取得部162と、速度制御部164と、操舵制御部166とを備える。取得部162は、行動計画生成部140により生成された目標軌道(軌道点)の情報を取得し、メモリ(不図示)に記憶させる。速度制御部164は、メモリに記憶された目標軌道に付随する速度要素に基づいて、走行駆動力出力装置200(図1参照)またはブレーキ装置210(図1参照)を制御する。操舵制御部166は、メモリに記憶された目標軌道の曲がり具合に応じて、ステアリング装置220を制御する。速度制御部164および操舵制御部166の処理は、例えば、フィードフォワード制御とフィードバック制御との組み合わせにより実現される。一例として、操舵制御部166は、車両の前方の道路の曲率に応じたフィードフォワード制御と、目標軌道からの乖離に基づくフィードバック制御とを組み合わせて実行する。
[行動計画生成部140]
図3は、行動計画生成部140の機能構成図である。
行動計画生成部140は、車両制御部141、報知処理部142、車線変更中止処理部143を有する。
車両制御部141は、車両の現在位置等や、後記するドライバによるハンズオン、ウィンカレバー91のハーフホールド等を基に、分岐車線への車線変更制御を行う。
報知処理部142は、HMI30でのマルチディスプレイ31や、HUD32(図4参照)に対する画面表示を通じてドライバへの報知を行う。
車線変更中止処理部143は、所定の条件が満たされた場合、車両変更制御を中止する。
[HMI30]
図4は、第1実施形態におけるHMI30の構成を示す図でる。
HMI30は、マルチディスプレイ31及びHUD32(Head Up Display)を含んでいる。
マルチディスプレイ31は、スピードメータや、充電情報等といった様々な情報を切替表示可能なディスプレイである。本実施形態では、分岐位置までの距離や、後記するハンズオン、ウィンカレバー91のハーフホールド等の指示表示がマルチディスプレイ31で表示されるものとする。
HUD32は、運転者の視線方向に備えられる、マルチディスプレイ31とは別の透明ディスプレイである。
[フローチャート]
(車両制御処理)
図5A〜図5Cは、第1実施形態で実行される車両制御処理の手順を示すフローチャートである。適宜、図1〜図4を参照する。
本実施形態における車両制御は、高速道路の本線を自動運転で走行している車両が、インターチェンジや、SA、PA等の分岐車線に車線変更する場合についての処理である。
また、本実施形態では、第1〜第3制御状態という3種類の制御状態が用いられるが、それぞれの制御状態は以下のようなものである。
第1制御状態:車両の操舵制御及び速度制御のいずれかを自動で行う制御状態である。具体的には、第1制御状態は、ドライバはステアリングホイール82を把持し、かつ、周辺監視義務を有する自動運転制御状態である。
第2制御状態:第1制御状態より自動化率が低い制御状態である。具値的には、第2制御状態は、自動運転制御が実行されず、ドライバ自身による運転が必要な制御状態である。なお、本実施形態では、第2制御状態を前記した制御状態としているが、状況に応じてステアリング操作や、加減速をアシストする制御状態としてもよい。
第3制御状態:ドライバは、周辺監視義務を有するが、ステアリングホイール82から手を離してよい自動運転の制御状態である。
まず、ドライバがナビゲーション装置50に目的地を設定する(S101)。ステップS101の処理は、ドライバが運転を開始する前等で行われる処理である。
その後、車両は目的地へ向かって走行する。途中で、車両は高速道路に進入し、第3制御状態の自動運転で、高速道路の本線を走行する。
ここで、車両制御部141は、設定された目的地と、第2地図情報62を参照して、これから進入する分岐における分岐線長さL1(図6参照)を取得する(S102)。なお、ステップS102では、分岐線長さL1ではなく、図6における基準地点Q1から、限界地点Q2の長さとしてもよい。つまり、ステップS102では、車両が分岐車線への進入動作を行う区間である分岐区間の長さを取得すればよい。
次に、車両制御部141は、自車速Vsを取得する(S103)。
次に、車両制御部141は、取得した分岐線長さL1と、自車速Vsとを基に、地点P1〜P4を算出する(S104)。
ここで、図6を参照して地点P1〜地点P4について説明する。
地点P1:車両Vが分岐車線の開始位置(分岐位置)が近づいてきたことをドライバに報知する位置であり、予約期間が開始される位置である。予約期間については後記する。
地点P2:ドライバにハンズオンを報知する位置。ハンズオンについては後記する。地点P2は、例えば、後記する基準地点Q1から500m手前、もしくは、現在の自車速Vsで基準地点Q1まで16秒の地点として設定される。
地点P3:ウィンカレバー91のハーフホールドをドライバに報知する位置。ウィンカレバー91のハーフホールドについては後記する。地点P3は、例えば、現在の車速で基準地点Q1まで5秒の地点として設定される。
地点P4:車線変更制御が開始される地点である。地点P4は、例えば、現在の車速で基準地点Q1まで3秒の地点として設定される。
また、図6に示す基準地点Q1及び限界地点Q2は以下のような位置である。
基準地点Q1:実際に、分岐車線への進入が開始される位置である(道路の構造上、分岐車線への分岐が開始される分岐位置である)。図6に示すように、基準点Q1は、分岐車線の開始位置(分岐位置)、すなわち、分岐線L2の開始位置とするのが望ましいが、基準点Q1を分岐線L2の開始位置の近傍として適宜設定してもよい。つまり、基準地点Q1は、分岐車線において、分岐が開始する位置から所定距離の位置であればよい。ちなみに、ステップS102で取得される分岐線長さL1は、分岐線L2の長さである。
限界地点Q2:本線を走行中に、車両Vが、この位置を通過した後は、分岐車線への進入を禁止(抑制)する位置である。
また、図6に示すように地点P2〜地点P4が第1期間T1、地点P4〜限界地点Q2が第2期間T2、限界地点Q3以降が第3期間T3となる。
また、地点P3〜地点P4が、後記するウィンカレバー91による車線変更の予約が行われる予約期間(「Ready」)である。また、地点P4〜基準地点Q1が、ウィンカ92を点滅させる等して、車線変更のための準備を行う準備期間(「Prepare」)である。そして、基準地点Q1〜限界地点Q2が、実際の車線変更を行う実行期間(「Procedure」)である。
図5AのステップS104において、車両制御部141は、分岐線長さL1が短ければ短いほど、地点P1〜地点P2間、地点P2〜地点P3間、地点P3〜地点P4間、地点P4〜基準地点Q1間の距離を長くする。つまり、分岐線長さL1が短ければ短いほど、第1期間T1、第2期間T2の長さを長くする。このようにすることで、分岐線長さL1が短い場合でも余裕をもった車線変更を実現することができる。
また、図5AのステップS104において、車両制御部141は、自車速Vsが大きければ大きいほど、地点P1〜地点P2間、地点P2〜地点P3間、地点P3〜地点P4間、地点P4〜基準地点Q1間の距離を長くする。つまり、自車速Vsが大きければ大きいほど、第1期間T1、第2期間T2の長さを長くする。
このようにすることで、自車速Vsが大きいため、早く分岐位置に到達してしまうような状況でも、車線変更に必要な期間を確保することができる。
そして、車両制御部141は、自車速Vsに応じてウィンカレバー91のハーフホールド時間を設定する(S105)。具体的には、自車速Vsが大きければ大きいほど、ハーフホールド時間を短くし、自車速Vsが小さければ小さいほど、ハーフホールド時間を長くする。
次に、車両制御部141は、次の分岐車線への進入を行うか否かを判定する(S111)。具体的には、目的地までの経路と、現在位置と、地図情報等を基に、車両制御部141は、次の分岐車線への進入を行うか否かを判定する。
次の分岐車線への進入を行わない場合(S111→No)、車両制御部141はステップS111へ処理を戻す。
次の分岐車線への進入を行う場合(S111→Yes)、報知処理部142は、必要に応じて、次の分岐車線への進入を行うことをマルチディスプレイ31等に表示する。このようにすることで、次の分岐車線の進入がドライバに報知される(分岐車線進入報知;S112)。
その後、車両制御部141は、地点P1を通過したか否かを判定する(S113)。
地点P1を通過していない場合(S113→No)、第1制御部120はステップS112へ処理を戻す。
地点P1を通過している場合(S113→Yes)、報知処理部142は、分岐位置が近づいている旨をドライバに報知する(分岐位置接近報知;S114)。
具体的には、図7及び図8に示すような報知が行われる。
図7は、マルチディスプレイ31に表示される分岐位置接近報知の例を示す図であり、図8は、HUD32に表示される分岐位置接近報知の例を示す図である。
図7に示すように、マルチディスプレイ31では、自車表示301と、分岐位置表示302との間に分岐位置接近表示303が表示されることで、分岐位置が接近していることをドライバに報知する。また、マルチディスプレイ31による報知と共に、報知処理部142が「分岐路が近づいています。分岐進入の準備をしてください。」等の音声報知を行ってもよい。このような音声報知はスピーカ70を介して行われる。
そして、図8に示すように、HUD32では、自車表示401、車線表示402、及び速度表示403が表示されている。また、自車表示401と、速度表示403との間に、制御状態表示404が表示される。制御状態表示404は、車両が現在、第3制御状態で運転制御されていることを示している。前記したように、第3制御状態とは、ドライバは周辺監視義務を要するが、ステアリングホイール82から手を離してもよい状態である。また、自車表示401が、2つの車線表示402間に表示されていることで、車線維持走行が行われていることが示されている。
図5Aの説明に戻る。
ステップS114の後、車両制御部141は、自車速Vsが所定の速度V1以下であるか(Vs≦V1)否かを判定する(S115)。所定の速度V1は、例えば、60kphである。Vs≦V1であるとは、具体的には渋滞状態であることを示している。
Vs≦V1である場合(S115→Yes)、車線変更中止処理部143は、分岐車線への車線変更処理を中止する(S116)。
そして、車両制御部141は、第2制御状態へ遷移する(S117)。第2制御状態とは、自動運転を行わずドライバによる運転が行われる状態である。つまり、ステップS117によって、第2制御状態へ遷移することにより、ドライバの操作による車線変更が行われる。なお、この際、車線変更は、ドライバの操作による旨の報知がマルチディスプレイ31に表示されたり、スピーカ70から報知されたりしてもよい。
渋滞状態である場合、第1制御状態による分岐車線への車線変更は不可能であるため、ステップS115の処理を行うことで、自動運転による車線変更の安定性を向上させることができる。
Vs>V1である場合(S115→No)、車両制御部141は、地点P2を通過したか否かを判定する(図5BのS121)。
地点P2を通過していない場合(S121→No)、第1制御部120は、ステップS114へ処理を戻す。
地点P2を通過している場合(S121→Yes)、報知処理部142は、ハンズオンリクエストをドライバに報知する(S122)。
具体的には、図9〜図11に示すような報知が行われる。
図9は、マルチディスプレイ31に表示される分岐位置接近報知の例を示し、図10は、マルチディスプレイ31に表示されるハンズオンリクエスト報知の例を示す。また、図11は、HUD32に表示される分岐位置接近報知の例を示す。
図9に示す例が、図7に示す例と異なる点は、分岐位置接近表示303aが短くなったことで、間もなく分岐位置に到達することを示していることである。その他の構成は、図7に示す例と同様であるので説明を省略する。
そして、図9の画面と並んで、図10に示すように、マルチディスプレイ31にはステアリングホイール82(ハンドル)を握る(把持する)ことを促すハンズオンリクエストが報知される。このようにハンズオンリクエストとは、ドライバがステアリングホイール82を把持ことである。これは、これから遷移する第1制御状態が、ドライバがステアリングホイール82を把持しつつ、周辺監視義務を要する自動運転であるためである。このように、ハンズオンリクエストを行うことで、第1制御状態への遷移をスムーズに行うことができる。
さらに、図11に示す例では、図8に示す例とは、以下の点が異なっている。
制御状態表示404が表示されなくなり、左側の車線表示402aが破線状になることで、第1制御状態による左方向への車線変更処理が、可能となったことを示している(S133の車線変更可能表示)。
また、車線表示402及び車線表示402aの紙面下方がドット表示されることで、車両が分岐位置近傍または分岐位置に存在していることが示される。
その他の構成は図8と同様であるので、ここでの説明を省略する。
図5Bの説明に戻る。
ステップS122の後、車両制御部141は、ハンズオンが実行されたか否かを判定する(S123)。つまり、車両制御部141は、ドライバがステアリングホイール82を把持したか否かを判定する。ハンズオンが実行されたか否かは、ステアリングホイール82に内蔵されている静電容量センサの検知結果を基に判定される。
ハンズオンが実行されていない場合(S123→No)、車両制御部141は車線変更を中止し、縮退制御を実行する(S124)。実際には、ハンズオンリクエストが報知されてから所定時間(例えば4秒間)ハンズオンが実行されない場合、縮退制御が実行される。縮退制御とは、車線変更を中止し、周囲の状況に応じて車両を路肩等に停止させることである。路肩への移動中、及び、路肩での停止中において、報知処理部142はドライバに対して手動運転への交代要求をスピーカ70等を介して報知し続ける。
なお、路肩への移動中、もしくは、路肩での停止中(縮退制御実行中)にハンズオンが実行されると、ドライバによる手動運転(第2制御状態)に切り替えられ、ドライバは手動運転による車線変更を行う。このとき、ドライバに対する手動運転への交代要求報知が停止し、ドライバによる手動運転(第2制御状態)に切り替えられた旨の報知がマルチディスプレイ31や、スピーカ70等を介して行われる。
車線変更動作がある場合(S126→Yes)、車両制御部141は、第3制御状態から第2制御状態へ遷移する(S127)。前記したように、第2制御状態は、自動運転制御が実行されず、ドライバ自身による運転が必要な制御状態である。つまり、ステップS127以降では、ドライバの手動運転による分岐車線への進入が行われる。
また、車線変更動作がない場合(S126→No)、車両制御部141は、限界地点Q2を通過したか否かを判定する(S128)。
限界地点Q2を通過していない場合(S128→No)、第1制御部120はステップS126へ処理を戻す。
限界地点Q2を通過した場合(S128→Yes)、車両制御部141は、車線変更禁止制御を行う(S129)。つまり、限界地点Q2を越えた場合、ドライバがステアリングホイール82を回したり、ウィンカレバー91のハーフホールドを行う等して車線変更を行おうとしても、車両制御部141は車線変更を行わないようにする。
このように、分岐車線への車線変更をしないまま、限界地点Q2を通過した場合、車線変更を禁止することで、無理な車線変更を防止することができ、快適性や、安定性を向上させることができる。
一方、ステップS123において、ハンズオンが実行されると(S123→Yes)、車両制御部141は、制御状態を第3制御状態から第1制御状態へ遷移させる(S131)。すなわち、車両制御部141は、第1制御状態による車線変更を許容する。このとき、車両は、ドライバがステアリングホイール82を把持しつつ、周辺監視義務を要する自動運転を行う。
そして、車両制御部141は、地点P3を通過したか否かを判定する(S132)。
地点P3を通過していない場合(S132→No)、第1制御部120は、ステップS132へ処理を戻す。
地点P3を通過している場合(S132→Yes)、報知処理部142は、車線変更可能報知を行う(S133)と共に、ハーフホールドリクエストをドライバに報知する(S134)。
図12は、マルチディスプレイ31に表示されるハーフホールドリクエスト報知の例を示す図である。
図12の例に示すように、ハーフホールドリクエスト報知では、これから(第1制御による)分岐車線への車線変更が行われる旨が報知される。そして、ウィンカレバー91を上側もしくは下側に半分回動させることがドライバに指示される。
ここで、ウィンカレバー91のハーフホールドについて図13を参照して説明する。
本実施形態では、ウィンカレバー91は、基準ポジションR0を中心に上側に2段階、下側に2段階回動できるものとする。
具体的には、上側方向には、上側ハーフポジションR11及び上側メカロックポジションR12の2段階に回動できる。上側メカロックポジションR12に回動されると、左のウィンカ92(図1参照)が点滅する。そして、上側ハーフポジションR11に回動した状態を所定時間(例えば、1秒以上)以上保持すると、左側車線変更処理が指示される。そして、上側ハーフポジションR11に回動した状態が保持されている時間が所定時間未満である場合は、左ワンタッチウィンカ(3回点滅)が行われる。
また、下側方向には、下側ハーフポジションR21及び下側メカロックポジションR22の2段階に回動できる。下側メカロックポジションR22に回動されると、右のウィンカ92が点滅する。下側ハーフポジションR21に回動した状態を所定時間(例えば、1秒以下)以上保持すると、右側車線変更処理が指示される。そして、下側ハーフポジションR21に回動した状態が保持されている時間が所定時間未満である場合は、右ワンタッチウィンカ(3回点滅)が行われる。
本実施形態では、左方向分岐車線への車線変更が行われるため、図12に示すように上側ハーフポジションR11で所定時間保持すること(つまり、ハーフホールド)が報知される。右方向分岐車線への車線変更が行われる場合、下側ハーフポジションR21で所定時間保持すること(つまり、ハーフホールド)が報知される。右方向分岐車線への車線変更は、例えば、右ルートと、左ルートに分岐する場所で、右ルートへ車線変更する場合である。
このように、ウィンカレバー91のハーフホールドを車線変更の指示とすることで、通常のウィンカレバー91の操作に近い操作による車線変更の指示を行うことができる。このようにすることで、ドライバにとって違和感のない車線変更指示を実現することができる。また、ハーフホールド位置を所定時間保持することで、車線変更の指示が行われることにより、ドライバにとって、さらに違和感のない車線変更指示を実現することができる。
図5Cの説明に移る。
ステップS134の後、車両制御部141は、ハーフホールド(車線変更動作)が実行されたか否かを判定する(S135)。
ハーフホールドが実行されていない場合(S135→No)、車両制御部141は、地点P4を通過したか否かを判定する(S141)。
地点P4を通過していない場合(S141→No)、第1制御部120は、ステップS135へ処理を戻す。
地点P4を通過している場合(S141→Yes)、車線変更中止処理部143は、車線変更を中止し(S142)、第3制御状態のまま、車線変更せずに車両を本線に沿って走行させる。なお、この際、車線変更が中止された旨の情報が、マルチディスプレイ31や、スピーカ70からドライバに報知されてもよい。
その後、車両制御部141は、ドライバによる車線変更動作があるか否かを判定する(S143)。ここでの車線変更動作は、ハーフホールドとは別の車線変更動作である。具体的には、ウィンカレバー91を車線変更方向へ付き当て位置まで回動させることである。例えば、ドライバが図13の上側メカロックポジションR12まで回動させることである。なお、ステップS134で行われるハーフホールドリクエストは、ドライバによる車線変更動作を検知するまで、第2期間T2にわたって報知され続ける。あるいは、ドライバによる車線変更動作を検知するまで、第3期間T3でもハーフホールドリクエストが報知され続けてもよい。あるいは、地点P4を通過後に、報知処理部142がドライバに対して運転交代(つまり、手動運転による車線変更;第2制御状態)を行うことをスピーカ70からの音声等で報知され続けてもよい。
車線変更動作がある場合(S143→Yes)、車両制御部141は、第3制御状態から第2制御状態へ遷移する(S144)。前記したように、第2制御状態は、自動運転制御が実行されず、ドライバ自身による運転が必要な制御状態である。つまり、ステップS144以降では、ドライバの手動運転による分岐車線への進入が行われる。
また、車線変更動作がない場合(S143→No)、車両制御部141は、限界地点Q2を通過したか否かを判定する(S145)。
限界地点Q2を通過していない場合(S145→No)、第1制御部120はステップS143へ処理を戻す。
限界地点Q2を通過した場合(S145→Yes)、車両制御部141は、車線変更禁止制御を行う(S146)。つまり、限界地点Q2を越えた場合、ドライバがステアリングホイール82を回したり、ウィンカレバー91のハーフホールドを行う等して車線変更を行おうとしても、車両制御部141は車線変更を行わないようにする。
ハーフホールドが実行された場合(S135→Yes)、車両制御部141は、ハーフホールドが実行された状態で所定時間経過したか否かを判定する(S136)。所定時間とは、例えば1秒である。
ハーフホールドが実行された状態で所定時間経過する前に、ハーフホールドが中止された場合(S136→No)、車両制御部141は、ステップS135へ処理を戻す。なお、この場合、ワンタッチウィンカが実行される。
ハーフホールドが実行された状態で所定時間経過した場合(S136→Yes)、車両制御部141はウィンカ92を点滅させる(S151)。ここでは、車両制御部141が、図6の符号601に示すように車線変更方向(本実施形態の例では進行方向左側)のウィンカ92を点滅させる。
また、ウィンカ92の点滅が開始されると共に、報知処理部142は、マルチディスプレイ31に、図9に示す画面と、図14に示す車線変更開始画面を表示させる。さらに、報知処理部142は、HUD32に図15に示す車線変更開始画面を表示させる(S152)。
図14は、マルチディスプレイ31に表示される車線変更開始画面の例を示す図であり、図15は、HUD32に表示される車線変更開始画面の例を示す図である。
図14に示すように、車線変更開始表示501がマルチディスプレイ31に表示されることにより、ドライバに対して、これから車線変更制御が行われることが報知される。
さらに、図15に示すように、車線変更開始表示411がHUD32に表示されることにより、ドライバに対して、これから車線変更制御が行われることが報知される。
図5Cの説明に戻る。
そして、車両制御部141は、車両が地点P4に到達したか否かを判定する(S153)。
地点P4に到達していない場合(S153→No)、第1制御部120はステップS151へ処理を戻す。
地点P4に到達している場合(S153→Yes)、車両制御部141は、車線変更制御を実行する(S154)ことで、分岐車線への車線変更を実行する。実際には行動計画生成部140が分岐方向への目標軌道を生成する。そして、速度制御部164は、目標軌道に付随する速度要素に基づいて、走行駆動力出力装置200またはブレーキ装置210を制御する。さらに、操舵制御部166は、メモリに記憶された目標軌道の曲がり具合に応じて、ステアリング装置220を制御する。
この際、行動計画生成部140は、例えば、3秒間、現在の車線を維持した後、7秒かけて分岐車線への車線変更を行うよう、目標軌道を生成する。
そして、報知処理部142は、図16に示す分岐位置到達画面と、図17に示す車線変更実行画面とをマルチディスプレイ31に表示し、図18に示す車線変更実行画面をHUD32に表示する(S155)。
図16は、マルチディスプレイ31に表示される分岐位置到達画面の例を示す図である。また、図17は、マルチディスプレイ31に表示される車線変更実行画面の例を示す図である。そして、図18は、HUD32に表示される車線変更実行画面の例を示す図である。
図16に示されるマルチディスプレイ31での分岐位置到達画面では、図9における分岐位置接近表示303aが消え、車両が分岐位置に到達したことをドライバに報知する。
図17に示されるように、マルチディスプレイ31での車線変更実行画面では、車線変更実行表示511が表示されることで、車線変更制御が実行中であることがドライバに報知される。
そして、図18に示されるように、HUD32での車線変更実行画面では、車線変更実行表示412が表示されることで、車線変更制御が実行中であることがドライバに報知される。
図5Cの説明に戻る。
ステップS155の後、車両制御部141は、限界地点Q2を通過したか否かを判定する(S161)。
限界地点Q2を通過していない場合(S161→No)、第1制御部120は、ステップS154へ処理を戻す。
限界地点Q2を通過している場合(S161→Yes)、車両制御部141は、ウィンカ92を消灯し(S162)、車線変更制御を終了する(S163)。
そして、車両制御部141は、図16に示す分岐位置到達画面をマルチディスプレイ31に表示し、図19に示す車線変更終了画面をHUD32に表示する(S155)。
図19は、HUD32に表示される車線変更制御終了画面の例を示す図である。
図19に示されるように、HUD32に表示される車線変更制御終了画面では、図18に示す車線変更実行表示412が消え、図18に示すようは破線状の車線表示402aから実線状の車線表示402になる。このような表示が行われることで、第1制御状態による車線変更が終了したことがドライバに報知される。
その後、車両は、ランプ等を第1制御状態で走行する。
(車線変更中止処理)
図20は、第1実施形態で実行される車線変更中止処理の手順を示すフローチャートである。
図20に示す車線変更中止処理は、図5A〜図5Cに示す車両制御処理と並列で処理されるものである。
まず、車線変更中止処理部143は、現在が車線変更開始前であるか否かを判定する(S201)。
車線変更開始後である場合(S201→No)、車線変更制御が行われているため、車線変更中止処理部143は、そのまま車線変更制御を続行させる(S202)。つまり、車線変更中止処理部143は、なにも処理を行わない。
車線変更開始前である場合(S201→Yes)、車線変更中止処理部143は、第2地図情報62と、外界環境情報(外界の環境情報)とがマッチしているか否かを判定する(S211)。外界環境情報とは、ファインダ14(LIDAR)や、カメラ10等から得られる外界環境の形状情報である。第2地図情報62と、外界認識情報とがマッチしているか否かの判定には、パターンマッチング等が用いられる。
第2地図情報62と、外界認識情報とがマッチしていない場合(S211→No)、車線変更中止処理部143は、ステップS221へ処理を進める。
第2地図情報62と、外界認識情報とがマッチしている場合(S211→Yes)、進行方向に障害物がないか否かを判定する(S212)。障害物の有無は、ファインダ14(LIDAR)や、レーダ装置12から得られる情報に基づいて判定される。
進行方向に障害物がある場合(S212→No)、車線変更中止処理部143は、ステップS221へ処理を進める。
進行方向に障害物がない場合(S212→No)、車線変更中止処理部143は、ドライバが所定操作を行ったか否かを判定する(S213)。所定操作とは、図5B、図5Cに示すハンズオンや、ウィンカレバー91のハーフホールド以外の動作である。例えば、以下の(A1)〜(A3)が含まれる。
(A1)ドライバがウィンカレバー91を逆方向に回動させる(ウィンカレバー91の操作ミス)。
(A2)ドライバが、ウィンカレバー91を付き当て位置(上側メカロックポジションR12、下側メカロックポジションR22)まで回動させる(ウィンカレバー91の操作ミス)。
(A3)ドライバが、ブレーキペダルや、アクセルペダルを踏む。
ドライバが所定操作を行った場合(S213→Yes)、車線変更中止処理部143は、ステップS221へ処理を進める。
ドライバが所定操作を行っていない場合(S213→No)、車線変更中止処理部143は、ステップS201へ処理を戻す。
ステップS221で、車線変更中止処理部143は車線変更を中止させる。すなわち、車線変更中止処理部143は、図5A〜図5Cに示す車両制御処理の実行を中止する。
そして、車線変更中止処理部143は、ウィンカ92が点滅している場合は、ウィンカ92を消灯し、制御状態を第2制御状態へ遷移させる(S222)。前記したように、第2制御状態は、ドライバによる手動運転である。
図20に示す処理では、第2地図情報62と、外界認識情報とがマッチしていない場合や、障害物がある場合に自動運転による車線変更を中止する。このようにすることで、快適性や、安定性を向上させることができる。
第1実施形態によれば、ハンズオンを行うべき期間、あるいは、ウィンカレバー91のハーフホールドを行うべき期間(第1期間T1)が設定される。そして、この第1期間T1内にハンズオン、ハーフホールドが行われなかった後、第2期間T2でハンズオン、ハーフホールドが行われると、ドライバが手動で運転操作を行う第2制御状態へ遷移される。このようにすることで、自動運転で走行している車両が分岐車線へ車線変更する際において、自動運転による無理な車線変更を防止することができる。これにより、快適性及び安定性を向上させることができる。
また、図10や、図12のように、ドライバが行うすべき内容をマルチディスプレイ31等に表示することで、制御状態の遷移の確実性を向上させることができる。
<第2実施形態>
[フローチャート]
(車両制御処理)
図21は、第2実施形態で行われる車両制御処理の手順を示すフローチャートである。
なお、図21において図5Cと同様の処理については、同一のステップ番号を付して説明を省略する。
第2実施形態では、逆側ハーフホールドが実行されると、分岐車線への車線変更がキャンセルされる例が示される。
ステップS101〜S134は、図5A及び図5Bに示す処理と同様の処理であるので、ここでの図示及び説明を省略する。
ステップS135で、ハーフホールドが実行されなかった場合(S135→No)、車両制御部141は、逆側ハーフホールドが実行されたか否かを判定する(S171)。逆側ハーフホールドとは、ステップS135で行うハーフホールドとは逆側のハーフポジションに回動させ、その状態を所定時間維持することである。例えば、図12を参照すると、ドライバは、ステップS135で上側ハーフポジションR11に回動させるべきであったところを、下側ハーフポジションR21に回動し、その状態が所定時間維持されることである。あるいは、ドライバは、ステップS135で下側ハーフポジションR21に回動させるべきであったところを、上側ハーフポジションR11に回動し、その状態が所定時間維持されることである。
図21の説明に戻る。
逆側ハーフホールドが実行されなかった場合(S171→No)、車両制御部141は、ステップS141へ処理を進める。
逆側ハーフホールドが実行された場合(S171→Yes)、車線変更中止処理部143は車線変更を中止する(S172)。
そして、行動計画生成部140は、今回、進入を予定していた分岐車線を用いない走行経路に変更する(S173)。例えば、行動計画生成部140は、予定されていたインターチェンジで高速道路を下りずに、予定されている目的地へ向かうための走行経路を生成し、変更する。あるいは、行動計画生成部140は、予定されていたサービスエリアへの立ち寄りをキャンセルして、その先のサービスエリアへ向かうための走行経路を生成し、変更する。
次に、車両制御部141は、車両の制御状態を第3制御状態へ遷移させる(S174)。第3制御状態は、ハンドルの把持も、周辺監視義務もない自動運転の状態である。これにより、車両は、第3制御状態で高速道路の本線を、そのまま走行する。
第2実施形態によれば、例えば、あるサービスエリアでの休憩を予定していたが、そのサービスエリアが混雑していたため、その先のサービスエリアでの休憩に変更したい場合等に対処できる。
なお、第2実施形態では、図20のステップS213における所定操作には、逆側ハーフホールドが含まれないこととなる。
[ハードウェア構成]
図22は、自動運転制御装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
図示するように、自動運転制御装置100は、通信コントローラ100−1、CPU100−2、ワーキングメモリとして使用されるRAM(Random Access Memory)100−3、ブートプログラムなどを格納するROM(Read Only Memory)100−4、フラッシュメモリやHDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置100−5、ドライブ装置100−6などが、内部バスあるいは専用通信線によって相互に接続された構成となっている。通信コントローラ100−1は、自動運転制御装置100以外の構成要素との通信を行う。記憶装置100−5には、CPU100−2が実行するプログラム100−5aが格納されている。このプログラム100−5aは、DMA(Direct Memory Access)コントローラ(不図示)などによってRAM100−3に展開されて、CPU100−2によって実行される。これによって、第1制御部120及び第2制御部160の構成のうち一部または全部が実現される。
本実施形態では、図12に示されるように、車両システム1が第1制御状態による車線変更を行う旨をドライバに確認する。そして、ドライバがウィンカレバー91のハーフホールドを行うと、第1制御状態による車線変更が実行される。しかし、車両システム1が第1制御状態による車線変更を行う旨をドライバに確認せず、ドライバがウィンカレバー91のハーフホールドを行うと、第1制御状態による車線変更が実行されるようにしてもよい。この場合、ドライバがウィンカレバー91のハーフホールドを行わない場合、車線変更は行われない。
また、図7〜図12、図14〜図19に示される各報知が行われる際にスピーカ70から音声による報知が行われてもよい。
また、本実施形態では、図7〜図12、図14〜図19に示される画面は、マルチディスプレイ31や、HUD32に表示されるとしているが、ナビHMI52に表示されてもよい。
1 車両システム(車両の制御システム)
30 HMI(報知手段)
31 マルチディスプレイ(報知手段)
32 HUD(報知手段)
50 ナビゲーション装置(目的地設定手段)
82 ステアリングホイール(検知手段)
91 ウィンカレバー(検知手段)
141 車両制御部(制御手段、制御状態切替手段、期間設定手段、操作時間設定手段)
142 報知処理部(報知手段)
143 車線変更中止処理部
R0 基準ポジション(中立位置)
R11 上側ハーフポジション(第1操作位置)
R12 上側メカロックポジション(第2操作位置)
R21 下側ハーフポジション(第1操作位置)
R22 下側メカロックポジション(第2操作位置)
Q1 基準地点(基準位置)
T1 第1期間(分岐車線への分岐が許容される期間(区間))
T2 第2期間
T3 第3期間
V 車両

Claims (17)

  1. 車両の制御システムであって、
    前記車両が走行する走行車線から、前記走行車線より分岐する分岐車線への車線変更を制御する制御手段と、
    ドライバによる車線変更動作を検知する検知手段と、
    前記制御システムによる車両の操舵制御及び速度制御のいずれかを自動で行う第1制御状態と、前記第1制御状態より自動化率が低い第2制御状態を切り替える制御状態切替手段と、
    を有し、
    前記制御状態切替手段は、
    前記分岐車線における基準位置に達する前の第1期間内に前記ドライバによる前記車線変更動作がある場合、前記第1制御状態による前記車線変更を許容し、
    前記制御状態切替手段は、
    前記ドライバによる前記車線変更動作が、前記第1期間経過後に本線上で行われた場合、前記第1制御状態から、前記第2制御状態へ制御状態を遷移させることで、前記制御システムによる前記車線変更を抑制するとともに、前記第2制御状態による前記車線変更を許容すること
    を特徴とする車両の制御システム
  2. 前記第1期間の経過後である第2期間、及び、前記第2期間の経過後である第3期間を設定し、
    前記制御手段は、
    前記第2期間まで車線変更が実行されない状態で、前記第3期間内において前記ドライバによる車線変更動作を検知した場合、現在の車両の制御状態には拘らず分岐車線への車線変更を許容しないこと
    を特徴とする請求項1に記載の車両の制御システム。
  3. 前記車両が分岐への進入動作を行う区間である分岐区間の長さが短ければ短いほど、前記第1期間、前記第2期間の長さが長くなるよう変更する期間設定手段
    を有すること特徴とする請求項2に記載の車両の制御システム。
  4. 前記ドライバによる前記車線変更動作とは、ステアリングホイールの把持、またはウィンカレバーの操作であること
    を特徴とする請求項1に記載の車両の制御システム。
  5. 前記制御状態切替手段は、
    前記ウィンカレバーを所定位置で所定の操作時間保持した場合に、前記車線変更動作を受け付けること
    を特徴とする請求項4に記載の車両の制御システム。
  6. ウィンカレバーは、
    中立位置から第1ストローク量に回動した位置である第1操作位置と、
    前記中立位置から前記第1ストローク量よりも大きい第2ストローク量回動した位置である第2操作位置とに操作可能であり、
    前記所定位置とは、前記第1の操作位置である
    ことを特徴とする請求項5に記載の車両の制御システム。
  7. 自車速に応じて、前記操作時間を変更する操作時間設定手段
    を有することを特徴とする請求項5に記載の車両の制御システム。
  8. 前記車両が前記第1期間、前記第1期間の経過後である第2期間、及び、前記第2期間の経過後である第3期間のうち、少なくとも1つに進入した場合に、前記ドライバが行うべき動作を前記ドライバへ報知を行う報知手段
    を有することを特徴とする請求項1に記載の車両の制御システム。
  9. 前記制御手段は、
    所定の車速以下では、前記分岐車線への前記車線変更を行わない
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両の制御システム。
  10. 前記制御手段は、
    前記分岐車線への前記車線変更の開始前に、自車が保持する地図情報と、外界の環境情報がアンマッチする場合、前記分岐車線への車線変更を中止する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両の制御システム。
  11. 前記制御手段は、
    前記分岐車線への車線変更の開始前に、前記分岐車線に障害物がある場合、前記分岐車線への車線変更を中止する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両の制御システム。
  12. 前記第2制御状態は、
    前記ドライバが前記車線変更を行うものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両の制御システム。
  13. 前記第2制御状態は、
    前記ドライバが手動で前記車線変更を行うものである
    ことを特徴とする請求項12に記載の車両の制御システム。
  14. 自車の目的地を地図情報に設定する目的地設定部を有し、
    前記制御手段は、
    前記目的地の到達に、前記分岐車線を使用するか否かを判定することによって、次の前記分岐車線での車線変更の制御を行うか否かを決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両の制御システム。
  15. 前記基準位置は、
    分岐車線において、分岐が開始する位置から所定距離の位置である
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両の制御システム。
  16. 自車の目的地を地図情報に設定する目的地設定部を有し、
    前記検知手段が、
    前記第1期間を通じて前記車線変更動作が行われない状態で、前記車線変更動作とは別の車線変更動作が前記ドライバによって行われたことを検知し、
    前記制御手段は、
    前記分岐車線への前記車線変更を行わず、
    前記分岐車線を使用せずに前記目的地へ向かう走行経路を生成し、当該走行経路に基づいた走行を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両の制御システム。
  17. 請求項1から請求項16のいずれか一項に記載の制御システムを備える
    ことを特徴とする車両。
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