JP7252993B2 - 制御装置、移動体、制御方法及びプログラム - Google Patents

制御装置、移動体、制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、制御装置、移動体、制御方法及びプログラムに関する。
特許文献1には、車線情報を検出して、自車両が走行する車線と隣接車線の関係を運転者に提供する技術が開示されている。
特開2016-177622号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、現在走行中の車線や隣接車線が正しく検出されているかに関する情報を取得することができても、設定されている目的地と車線とを関連づけた情報を運転者に提供できない場合が生じ得る。
本発明は、上記の課題に鑑み、走行条件において、目的地が設定されている場合に、複数車線のうち、どの車線が目的地に到達するための車線であるかを運転者にわかりやすく表示することが可能な技術を提供する。
本発明の一態様に係る制御装置は、車両の制御装置であって、
前記車両の走行環境と前記車両の位置情報を認識する認識手段と、
前記走行環境に基づいて、走行計画を生成する生成手段と、
前記走行計画に目的地が設定されているか否かを判定し、前記判定に基づいて前記車両の走行制御を行う制御手段と、
前記位置情報と地図情報から取得した、複数の車線を含む道路情報を表示手段に表示する表示制御手段と、を備え、
前記表示制御手段は、
前記走行計画に基づいて前記車両の走行が計画された走行軌道を示す画像を、前記複数の車線のうち前記車両が走行している第1車線を示す画像上に重畳させた第1画像と、
前記複数の車線のうち前記第1車線に隣接し、前記車両が前記第1車線から走行可能な少なくとも一つの第2車線を示す第2画像と、
前記目的地が設定されている場合に、前記目的地に到達するための目標到達車線であって、前記複数の車線のうち前記第1車線から前記第2車線を経由して走行可能な第3車線を示す第3画像と、を生成し、
前記第2車線の前記第2画像を前記第1車線の前記第1画像に比べて強調した階調で前記表示手段に表示させ、
前記目標到達車線である前記第3車線の前記第3画像を前記第2画像に比べて強調した階調で前記表示手段に表示させ
前記表示制御手段は、
前記制御手段により前記第1車線から前記第2車線への車線変更が計画された場合に、前記車両の走行軌道を示す画像に代わり、前記制御手段により計画された車線変更の方向を示す方向表示画像を生成し、
前記方向表示画像を前記第1画像及び前記第2画像に重畳して前記表示手段に表示させることを特徴する。
本発明によれば、走行条件において、目的地が設定されている場合に、複数車線のうち、どの車線が目的地に到達するための車線であるかを運転者にわかりやすく表示することが可能になる。
制御装置の基本構成を例示するブロック図。 制御装置の機能構成を車両に設けた構成例を示すブロック図。 実施形態に係る制御装置による処理の流れを説明する図。 実施形態に係る制御装置による表示例を説明する図。 実施形態に係る制御装置による表示例を説明する図。 実施形態に係る制御装置による表示例を説明する図。 実施形態に係る制御装置による表示例を説明する図。 実施形態に係る制御装置による表示例を説明する図。 実施形態に係る制御装置による表示例を説明する図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
実施形態において、移動体には車両が含まれ、以下の説明では、移動体として車両の例を説明し、車両乗員(運転者)に情報を提示(表示)する構成を説明する。図1は、車両1を制御する車両制御装置(以下、単に制御装置2と呼ぶ)の基本構成を例示するブロック図である。制御装置2は、処理を司る処理部C1、メモリC2、ネットワーク上のサーバや外部機器と通信可能な通信部C3等を含む。センサSは、例えば、複数のレーダS1、および複数のライダS2(Light Detection and Ranging(LIDAR:ライダ))、ジャイロセンサS3、GPSセンサS4、車速センサS5等を含む。センサSおよびカメラCAMは、自車両の周囲に存在する物体や標識を含む物標や車両の位置情報に関する外界情報を取得する外界センサとして機能する。センサSおよびカメラCAM(外界センサ)は、車両の情報および車両周辺の各種情報を取得し、取得した情報を制御装置2に入力する。
制御装置2は、レーダS1、ライダS2およびカメラCAMから入力された情報に画像処理を行い、車両の周囲に存在する物標(オブジェクト)を抽出し、車両の周囲にどのような物標が配置されているかを解析し、物標を監視する。
制御装置2は、抽出した物標(オブジェクト)の情報、およびセンサSおよびカメラCAMから入力された情報に基づいて車両の自動運転制御を行う車両制御装置として機能する。また、制御装置2は、自車両の現在位置を地図上にマッピングすると共に目的地までの経路案内等を行うナビゲーション機能を有する装置として機能する。これらの装置や機器は、例えばCAN(Controller Area Network)等の通信媒体を介して相互にデータ通信可能に接続して構成されている。
また、ジャイロセンサS3は車両の回転運動や姿勢を検知し、制御装置2は、ジャイロセンサS3の検知結果や、車速センサS5により検出された車速等に基づいて、車両の進路を判定することができる。また、制御装置2は、GPSセンサS4の検出結果に基づいて、地図情報における車両の現在位置(位置情報)や、車両(自車両)が走行している車線数や道路形状、経路における車線減少または車線増加、工事や故障車等の存在などの道路情報を取得することができる。制御装置2は、複数の制御状態を車両の周辺環境の情報に基づいて段階的に状態遷移させて、車両の自動運転走行を制御することが可能である。すなわち、制御装置2は、センサSおよびカメラCAMの情報を用いて車両の周辺環境の情報を取得し、周辺環境の情報に基づいて、車両の制御状態を遷移させて、車両の自動運転走行を制御する。
制御装置2の処理は、システムのサーバ上、または車両上で実行することが可能である。サーバ上で制御装置2の処理を行う場合、サーバはネットワークを介してセンサS及びカメラCAMの情報を取得し、処理した情報を車両に配信すればよい。また、図1に示す制御装置2の処理を車両上で行う場合、制御装置2を、例えば、センサSやカメラCAMの情報を処理する認識処理系や画像処理系のECU内に配置してもよいし、通信装置や入出力装置を制御するECU内に配置してもよいし、車両の駆動制御を行うECUや、自動運転用のECU内に配置してもよい。
例えば、以下に説明する図2のように、レーダ、ライダ用、カメラ用のECU22、23、通信制御用のECU24、25、入出力装置用のECU28、および自動運転用のECU20等、車両1を制御するために設けられている複数のECUに、制御装置2の機能を分散させてもよい。
図2は、制御装置2(図1)を車両1に設けた構成例を示すブロック図である。図2において、車両1はその概略が平面図と側面図とで示されている。車両1は一例としてセダンタイプの四輪の乗用車である。
図2の制御装置2は、車両1の各部を制御する。制御装置2は車内ネットワークにより通信可能に接続された複数のECU20~29を含む。各ECU(Electronic Control Unit)は、CPUに代表されるプロセッサ、半導体メモリ等の記憶デバイス、外部デバイスとのインタフェース等を含む。記憶デバイスにはプロセッサが実行するプログラムやプロセッサが処理に使用するデータ等が格納される。各ECUはプロセッサ、記憶デバイスおよびインタフェース等を複数備えていてもよい。例えば、ECU20は、プロセッサ20aとメモリ20bとを備える。メモリ20bに格納されたプログラムが含む命令をプロセッサ20aが実行することによって、ECU20による処理が実行される。これに代えて、ECU20は、ECU20による処理を実行するためのASIC等の専用の集積回路を備えてもよい。他のECUについても同様である。
以下、各ECU20~29が担当する機能等について説明する。なお、ECUの数や、担当する機能については、車両1の適宜設計可能であり、本実施形態よりも細分化したり、あるいは、統合することが可能である。
ECU20は、本実施形態に係る車両1(自車両)の自動運転に関わる車両制御を実行する。自動運転においては、車両1の操舵と、車線変更、加減速を自動制御する。自動運転に関わる具体的な制御に関する処理については後に詳細に説明する。
ECU21は、電動パワーステアリング装置3を制御する。電動パワーステアリング装置3は、ステアリングホイール31に対する運転者の運転操作(操舵操作)に応じて前輪を操舵する機構を含む。また、電動パワーステアリング装置3は操舵操作をアシストしたり、あるいは、前輪を自動操舵するための駆動力を発揮するモータや、操舵角を検知するセンサ等を含む。車両1の運転状態が自動運転の場合、ECU21は、ECU20からの指示に対応して電動パワーステアリング装置3を自動制御し、車両1の進行方向を制御する。
ECU22および23は、車両の周囲状況を検知する検知ユニット41~43の制御および検知結果の情報処理を行う。検知ユニット41は、図1のカメラCAMに対応する構成であり、撮像により車両1の前方の物体を検知する撮像デバイスである(以下、カメラ41と表記する場合がある。)。本実施形態の場合、カメラ41は車両1の前方を撮影可能なように、車両1のルーフ前部でフロントウィンドウの車室内側に取り付けられる。カメラ41が撮影した画像の解析(画像処理)により、車両1の前方に位置する物標の輪郭抽出や、道路上の車線の区画線(白線等)を抽出可能である。
検知ユニット42(ライダ検知部)は、Light Detection and Ranging(LIDAR:ライダ)であり(以下、ライダ42と表記する場合がある)、光により車両1の周囲の物標を検知したり、物標との距離を測距する。検知ユニット42(ライダ42)は図1のライダS2に対応する構成である。本実施形態の場合、ライダ42は5つ設けられており、車両1の前部の各隅部に1つずつ、後部中央に1つ、後部各側方に1つずつ設けられている。
検知ユニット43(レーダ検知部)は、ミリ波レーダであり(以下、レーダ43と表記する場合がある)、電波により車両1の周囲の物標を検知したり、物標との距離を測距する。検知ユニット43(レーダ43)は図1のレーダS1に対応する構成である。本実施形態の場合、レーダ43は5つ設けられており、車両1の前部中央に1つ、前部各隅部に1つずつ、後部各隅部に一つずつ設けられている。
ECU22は、一方のカメラ41と、各ライダ42の制御および検知結果の情報処理を行う。ECU23は、他方のカメラ41と、各レーダ43の制御および検知結果の情報処理を行う。車両の周囲状況を検知する装置を二組備えたことで、検知結果の信頼性を向上でき、また、カメラ、ライダ、レーダといった種類の異なる検知ユニットを備えたことで、車両の周辺環境の解析を多面的に行うことができる。
ECU24は、ジャイロセンサ5、GPSセンサ24b、通信装置24cの制御および検知結果あるいは通信結果の情報処理を行う。ジャイロセンサ5は車両1の回転運動を検知する。ジャイロセンサ5の検知結果や、車輪速等により車両1の進路を判定することができる。GPSセンサ24bは、車両1の現在位置を検知する。通信装置24cは、地図情報や交通情報を提供するサーバと無線通信を行い、これらの情報を取得する。通信装置24cは、例えば、VICS(Vehicle Information and Communication System)(登録商標)などの道路の交通状況を監視するシステムの情報提供用サーバと無線通信を行い、自車両Mが走行中の道路や走行予定の道路の交通状況を示す交通情報を取得する。交通情報には、設定された経路上における渋滞情報、渋滞地点を通過するための所要時間情報、故障車・工事情報、速度規制・車線規制情報などの交通障害情報が含まれる。
ECU24は、記憶デバイスに構築された地図情報のデータベース24aにアクセス可能であり、ECU24は現在地から目的地へのルート探索等を行う。データベース24aはネットワーク上に配置可能であり、通信装置24cがネットワーク上のデータベース24aにアクセスして、情報を取得することが可能である。ジャイロセンサ5、GPSセンサ24b、通信装置24cは、それぞれ、図1のジャイロセンサS3、GPSセンサS4、通信部C3に対応する構成である。ECU25は、車車間通信、路車間通信、またはスマートフォン等の情報処理装置と通信可能な通信装置25aを備える。例えば、通信装置25aは、周辺の他車両と無線通信を行い、車両間での情報交換を行ったり、外部の情報処理装置等との無線通信により情報交換を行うことが可能である。
ECU26は、パワープラント6を制御する。パワープラント6は車両1の駆動輪を回転させる駆動力を出力する機構であり、例えば、エンジンと変速機とを含む。なお、パワープラント6の構成は、この例に限られず、電動機を動力源とした電気自動車、エンジン及び電動機を兼ね備えたハイブリッド自動車等を含む。このうち、電気自動車は、例えば、二次電池、水素燃料電池、金属燃料電池、アルコール燃料電池等の電池により放電される電力を使用して駆動される。
ECU26は、例えば、アクセルペダル7Aに設けた操作検知センサ7aにより検知した運転者の運転操作(アクセル操作あるいは加速操作)に対応してエンジンの出力を制御したり、車速センサ7c(図1の車速センサS5)が検知した車速等の情報に基づいて変速機の変速段を切り替える。車両1の運転状態が自動運転の場合、ECU26は、ECU20からの指示に対応してパワープラント6を自動制御し、車両1の加減速を制御する。
ECU27は、方向指示器8(ウィンカ)を含む灯火器(ヘッドライト、テールライト等)を制御する。図1の例の場合、方向指示器8は車両1の前部、ドアミラーおよび後部に設けられている。
ECU28は、入出力装置9の制御を行う。入出力装置9は運転者を含む乗員に対する情報の出力と、乗員からの情報の入力の受け付けを行う。音声出力装置91は乗員に対して音声により情報を報知する。表示装置92は運転者に対して画像の表示により情報を報知する。表示装置92は例えば運転席および助手席の正面に配置され、ヒューマンマシンインターフェースとして機能するタッチパネル式のインストルメントパネル等を構成する。ECU24により探索された現在地から目的地への経路上において、ECU28は、車両1(自車両)の位置情報と地図情報から取得した、車両1が現在走行している複数の車線を含む道路情報を表示装置92に表示する表示制御を行う。また、ECU28は、音声出力装置91および表示装置92を制御して、音声、地図表示、及び音声による案内情報を運転者に提供する。
なお、ここでは、音声と表示を例示したが振動や光により情報を報知してもよい。また、音声、表示、振動または光のうちの複数を組み合わせて情報を報知してもよい。更に、報知すべき情報のレベル(例えば緊急度)に応じて、組み合わせを異ならせたり、報知態様を異ならせてもよい。
入力装置93は運転者が操作可能な位置に配置され、車両1に対する指示を入力するスイッチ群および乗員の音声を入力する音声入力装置を含む。
ECU29は、ブレーキ装置10やパーキングブレーキ(不図示)を制御する。ブレーキ装置10は例えばディスクブレーキ装置であり、車両1の各車輪に設けられ、車輪の回転に抵抗を加えることで車両1を減速あるいは停止させる。ECU29は、例えば、ブレーキペダル7Bに設けた操作検知センサ7bにより検知した運転者の運転操作(ブレーキ操作)に対応してブレーキ装置10の作動を制御する。車両1の運転状態が自動運転の場合、ECU29は、ECU20からの指示に対応してブレーキ装置10を自動制御し、車両1の減速および停止を制御する。ブレーキ装置10やパーキングブレーキは車両1の停止状態を維持するために作動することもできる。また、パワープラント6の変速機がパーキングロック機構を備える場合、これを車両1の停止状態を維持するために作動することもできる。
(処理の概要)
次に、制御装置2が実行する処理の概要について説明する。図3は、制御装置2(ECU20及びECU28)の処理の流れを説明するである。図4は、車両1が走行する道路を模式的に示す図であり、図5~図9は、ECU28による表示装置92の表示例を示す図である。図4に示すように、車両1は、車線LN1を走行中である。すなわち、車線LN1が走行車線(第1車線)である。
車線LN1は、左側の区画線401(例えば、車道左側線)と、右側の区画線402(例えば、車線境界線)とによって規定される。車線LN1の右側に車線LN2が隣接しており、車線LN2の右側に車線LN3が隣接している。また、車線LN1の左側に車線LN4が隣接している。以下の説明では、車線LN1を第1車線、車線LN2、LN4を第2車線、車線404を第3車線ともいう。
ECU20は、検知ユニット41~43によって認識された車両1の周辺環境の情報に基づいて、車両の制御を行う。ECU20は、複数の制御状態を車両の周辺環境の情報に基づいて段階的に状態遷移させて、車両1の自動運転走行を制御することが可能である。複数の制御状態には、車両1の加速、減速、車線変更を含む操舵および制動等に関する車両制御と、車両乗員(運転者)に要求されるタスクとが設定されている。複数の制御状態の例として、本実施形態では、第1制御状態、第2制御状態及び第3制御状態の例を示す。
本実施形態において、第1制御状態は、車両制御における所定の自動化の度合い(自動化率)と、車両乗員(運転者)に要求される所定の要求タスクの度合(車両乗員における車両操作の関与の度合い)が設定された制御状態である。第1制御状態では、車両1の運転主体は運転者(ドライバ)であり、運転者による周辺監視は必要とされ、運転者のハンドル把持も必要とされる。
第2制御状態は、第1制御状態に比べて、車両乗員(運転者)に要求される所定の要求タスクの度合が低減された制御状態であり、車両の運転主体は運転者(ドライバ)であり、運転者による周辺監視は必要となるが、運転者のハンドル把持は不要である。第1制御状態及び第2制御状態における運転主体は車両乗員(運転者)である。
第3制御状態は、第1制御状態及び第2制御状態に比べて、車両制御の自動化率(自動化の度合い)が高い、若しくは、車両乗員(運転者)に要求される車両操作の関与の度合いが低減された制御状態である。第3制御状態では、車両の運転主体は、制御装置2(車両システム)であり、車両乗員(運転者)による周辺監視及び車両乗員(運転者)のハンドル把持がともに不要とされる制御状態である。但し、車両システムからの警告通知に備えて、運転者による車両システムの監視義務は必要とされる。
ECU20(制御部)及びECU28(表示制御部)は、図3に示す処理フローを、車両1の運転主体が車両乗員(運転者)である制御状態、すなわち、第1制御状態または第2制御状態で実行する。
S301において、ECU24は、GPSセンサ24bの検出結果に基づいて、地図情報における車両1の現在位置(位置情報)や、車両1(自車両)が走行している車線の道路情報(図4)を取得する。また、ECU20は、検知ユニット41~43によって認識された車両1の現在の走行環境を取得する。この走行環境は、車両1の状態(速度等)と、周辺環境(区画線401の状態等)と、周辺に存在する他車両の状態(周辺車両の速度や位置等)を含んでもよい。本ステップで、ECU20は走行環境に基づいて走行計画を生成する。
S302において、ECU20は、目的地が設定されているか判定する。ECU20は、走行計画に目的地が設定されているか否かを判定し、判定に基づいて車両1の走行制御を行う。目的地が設定されている場合には(S302-Yes)、処理をS303に進める。
目的地が設定される場合、S303において、ECU24により探索された経路に従って、ECU20は、目的地へ向けた走行計画を生成し、生成した走行計画に基づいて、車両1の走行を自動制御する。自動制御の際、ECU20はECU22および23から車両1の周囲状況に関する情報を取得し、取得した情報に基づきECU21、ECU26およびECU29に指示して、車両1の操舵、加速制御、定速走行の制御、減速制御を実行する。
ECU22は、一方のカメラ41と、各ライダ42の制御および検知結果の情報処理を行う。また、ECU23は、他方のカメラ41と、各レーダ43の制御および検知結果の情報処理を行う。ECU20は、車両1の自動運転に関わる制御を実行する。
S304において、ECU28(表示制御部)は、車両1の位置情報と地図情報から取得した、複数の車線を含む道路情報を表示装置92に表示する。図5は、ECU28による表示制御の例を示す図であり、ECU28は、走行計画に基づいて車両1の走行が計画された走行軌道を示す画像500を、複数の車線(L1~LN4)のうち車両1が走行している第1車線LN1を示す画像上に重畳させた第1画像501を生成し、表示装置92に表示する。
また、ECU28は、複数の車線(L1~LN4)のうち第1車線LN1に隣接し、車両1が第1車線400から走行可能な少なくとも一つの第2車線(図5の例では、LN2)を示す第2画像503を生成し、表示装置92に表示する。
更に、ECU28は、目的地が設定されている場合に、目的地に到達するための目標到達車線(図5の表示例では第3車線LN3)であって、複数の車線(L1~LN4)のうち第1車線LN1から第2車線(図5のLN2)を経由して走行可能な第3車線LN3を示す第3画像504を生成し、表示装置92に表示する。そして、ECU28は、第1車線LN1、第2車線LN2及び第3車線LN3ごとの階調を徐々に変えた表示(グラデーション表示)を表示装置92に表示させる。ここで、ECU28は、第2車線LN2の第2画像503を第1車線LN1の第1画像501に比べて強調した階調で表示装置92に表示させ、目標到達車線である第3車線LN3の第3画像504を第2画像503に比べて強調した階調で表示装置92に表示させる。このように、階調を車線ごとに徐々に変えた表示制御を行うことにより、走行条件において、目的地が設定されている場合に、複数車線のうち、どの車線が目的地に到達するための車線であるかを運転者にわかりやすく表示することが可能になる。
S305において、ECU28は車線変更の計画の有無を判定する。すなわち、ECU28(表示制御)は、ECU20(制御部)により第1車線LN1から第2車線LN2への車線変更が計画された場合に(S305-Yes)、処理をS306に進める。一方、ECU20(制御部)により車線変更が計画されていない場合に(S305-No)、処理をS304に戻し、図5に示す表示制御を行う。
S306において、ECU28は、車両1の走行軌道を示す画像500に代わり、ECU20により計画された車線変更の方向を示す方向表示画像600(図6)を生成する。
そして、S307において、ECU28は、方向表示画像600の重畳により第1画像501、及び第2画像503を更新する。すなわち、ECU28は、方向表示画像600を第1画像501及び第2画像503に重畳して表示装置92に表示させる。方向表示画像600を第1画像501及び第2画像503に重畳して表示装置92に表示させることにより、車線方向の起点となる車線と終点となる車線を運転者にわかりやすく表示することが可能になる。
S308において、ECU28(表示制御部)は、ECU20(制御部)による車線変更が完了した場合に、車線変更の後の第2車線を車両1が走行している車線とし、車両1の走行軌道を示す画像700(図7)を生成する。
S309において、ECU28(表示制御部)は、走行軌道を示す画像700を車両1が走行している第2車線LN2を示す第2画像503上に重畳させた画像により、第2画像503を更新する。車線変更が完了した状態に画像表示を更新することにより、車線変更後の走行車線において、どの車線が目的地に到達するための車線であるかを運転者にわかりやすく表示することが可能になる。
そして、S310において、ECU28は、第1車線LN1を示す第1画像501を消去した道路情報(図7)を生成して、表示装置92に表示させる。
一方、S302の判定で、目的地が設定されていない場合には(S302-No)、処理をS312に進める。S312において、ECU28(表示制御部)は、第1車線LN1を示す第1画像501及び第1車線LN1に隣接する走行可能な第2車線(LN2、LN4)を示す第2画像(図8の例では、503、800)を表示装置92に表示させ、目的地が設定されていないため図5に示すような第3画像504の表示を行わない。目的地が設定されていない場合に、車両1(自車両)が走行している第1車線LN1に隣接する走行可能な第2車線(LN2、LN4)を示す第2画像(503、800)を表示装置92に表示させることにより、車両1(自車両)が走行可能な車線、車線変更が可能な車線、追い越し制御を行うことが可能な車線を運転者にわかりやすく表示することが可能になる。
また、ECU28(表示制御部)は、通信装置24cにより取得した交通情報において、複数の車線(LN1~LN4)のうち走行できなくなる走行不可車線(例えば、LN4)の交通障害情報(例えば、故障車・工事情報、車線規制情報など)が含まれている場合、走行不可車線LN4を示す画像800を、例えば、図9に示すように半透明の状態で表示した画像(グレーアウト画像910)にして表示装置92に表示させる。また、ECU28(表示制御部)は、認識部(41~43)により車線変更が禁止された走行不可車線LN4が認識された場合、走行不可車線LN4を示す画像800を、図9に示すように半透明の状態で表示した画像(グレーアウト画像910)にして表示装置92に表示させる。ECU28(表示制御部)は、走行不可車線LN4を報知する識別画像920を生成して、走行不可車線LNを示す画像800(またはグレーアウト画像910)上に重畳して表示装置92に表示させることも可能である。図9では、グレーアウト画像910に識別画像920を重畳した表示状態を示しているが、グレーアウト前の走行不可車線LNを示す画像800に識別画像920を重畳してもよい。走行不可車線LN4を示す画像800をグレーアウト画像910にして報知したり、識別画像920をグレーアウト画像910(または、走行不可車線LNを示す画像800)に重畳するこれにより、走行不可車線LN4の存在を運転者に的確に報知することができ、走行不可車線LN4への進入を未然に抑制することが可能になる。
ECU20(制御部)及びECU28(表示制御部)は、図3に示す処理フローを、車両1の運転主体が車両乗員(運転者)である制御状態で実行する。一方、車両1の運転主体が車両乗員(運転者)の制御状態から制御装置2(車両システム)を車両1の運転主体とする制御状態になった場合、ECU28(表示制御部)は、第1画像、第2画像及び第3画像を表示装置92に表示するための表示制御を行わない(表示装置92における表示をオフにする)。
制御装置2(車両システム)を運転主体する制御状態では、車両状態(運転者)は運転に関与しない。このため、ECU20(制御部)が、車両1の車両乗員(運転者)による周辺監視及び車両1の車両乗員(運転者)のハンドル把持が不要とされる制御状態で走行制御を行う場合に、ECU28(表示制御部)は、第1画像、第2画像及び第3画像の表示制御を行わない。すなわち、ECU28(表示制御部)は、制御装置2(車両システム)を車両1の運転主体とする制御状態で第1画像、第2画像及び第3画像の表示制御を行わない。制御装置(車両システム)を運転主体する制御状態では、運転者は運転に関与しないため、運転に関与しない運転者への情報表示を抑制することができる。
なお、制御装置2(車両システム)を運転主体とする制御状態(第3制御状態)から、車両乗員(運転者)を運転主体とする制御状態(第1制御状態または第2制御状態)に状態遷移した場合、ECU28(表示制御部)は、第1画像、第2画像及び第3画像の表示制御を再開する。この場合、ECU28(表示制御部)はECU20(制御部)による車両制御や道路情報等を取得して、第1画像、第2画像及び第3画像の表示を更新して表示装置92に表示を行う。このような表示制御により、車両乗員(運転者)を運転主体する制御状態では、運転に関与する運転者へ更新した情報表示を行うことができる。
(実施形態および変形例のまとめ)
上記実施形態は、少なくとも以下の制御装置、制御装置を有する移動体(車両)、制御方法、及びプログラムを開示する。
構成1.上記実施形態の制御装置は、車両(1)の制御装置(2)であって、
前記車両の走行環境と前記車両の位置情報を認識する認識手段(41~43)と、
前記走行環境に基づいて、走行計画を生成する生成手段(20)と、
前記走行計画に目的地が設定されているか否かを判定し、前記判定に基づいて前記車両の走行制御を行う制御手段(20)と、
前記位置情報と地図情報から取得した、複数の車線を含む道路情報を表示手段(92)に表示する表示制御手段(28)と、を備え、
前記表示制御手段(28)は、
前記走行計画に基づいて前記車両の走行が計画された走行軌道を示す画像(500)を、前記複数の車線のうち前記車両が走行している第1車線(LN1)を示す画像上に重畳させた第1画像(501)と、
前記複数の車線のうち前記第1車線に隣接し、前記車両が前記第1車線から走行可能な少なくとも一つの第2車線(LN2)を示す第2画像(503)と、
前記目的地が設定されている場合に、前記目的地に到達するための目標到達車線であって、前記複数の車線のうち前記第1車線から前記第2車線を経由して走行可能な第3車線(LN3)を示す第3画像(504)と、を生成し、
前記第2車線(LN2)の前記第2画像(503)を前記第1車線(LN1)の前記第1画像(501)に比べて強調した階調で前記表示手段に表示させ、
前記目標到達車線である前記第3車線(LN3)の前記第3画像(504)を前記第2画像(503)に比べて強調した階調で前記表示手段に表示させる。
構成1の制御装置によれば、走行条件において、目的地が設定されている場合に、複数車線のうち、どの車線が目的地に到達するための車線であるかを運転者にわかりやすく表示することが可能になる。
また、第1画像、第2画像及び第3画像の階調を車線ごとに徐々に変えた表示制御を行うことにより、走行条件において、目的地が設定されている場合に、複数車線のうち、どの車線が目的地に到達するための車線であるかを運転者にわかりやすく表示することが可能になる。
構成2.上記実施形態の制御装置では、前記表示制御手段(28)は、
前記制御手段により前記第1車線から前記第2車線への車線変更が計画された場合に、前記車両の走行軌道を示す画像(500)に代わり、前記制御手段により計画された車線変更の方向を示す方向表示画像(600)を生成し、
前記方向表示画像を前記第1画像及び前記第2画像に重畳して前記表示手段に表示させる。
構成2の制御装置によれば、方向表示画像を第1画像及び第2画像に重畳して表示装置に表示させることにより、車線方向の起点となる車線と終点となる車線を運転者にわかりやすく表示することが可能になる。
構成3.上記実施形態の制御装置では、前記表示制御手段(28)は、
前記制御手段による前記車線変更が完了した場合に、
前記車線変更の後の前記第2車線を前記車両が走行している車線とし、前記車両の走行軌道を示す画像を、前記車両が走行している第2車線を示す画像上に重畳させた画像により、前記第2画像を更新する。
構成3の制御装置によれば、車線変更が完了した状態に画像表示を更新することにより、車線変更後の走行車線において、どの車線が目的地に到達するための車線であるかを運転者にわかりやすく表示することが可能になる。
構成4.上記実施形態の制御装置では、前記表示制御手段(28)は、前記目的地が設定されていない場合に、前記第1画像(501)及び前記第2画像(503、800)を前記表示手段に表示させ、前記第3画像の表示を行わない。
構成4の制御装置によれば、目的地が設定されていない場合に、車両(自車両)が走行している第1車線に隣接する走行可能な第2車線を示す第2画像を表示装置に表示させることにより、車両(自車両)が走行可能な車線、車線変更が可能な車線、追い越し制御を行うことが可能な車線を運転者にわかりやすく表示することが可能になる。
構成5.上記実施形態の制御装置では、前記表示制御手段(28)は、前記認識手段(41~43)により車線変更が禁止された走行不可車線(LN4)が認識された場合、または、通信手段(24c)により取得した交通情報において、前記複数の車線のうち走行できなくなる走行不可車線(LN4)の交通障害情報が含まれている場合、前記走行不可車線を示す画像を半透明の状態で表示したグレーアウト画像(910)にして前記表示手段に表示させる。
構成6.上記実施形態の制御装置では、前記表示制御手段(28)は、前記走行不可車線を報知する識別画像(920)を生成して、前記グレーアウト画像(910)に重畳して前記表示手段に表示させる。
構成5及び構成6の制御装置によれば、走行不可車線を示す画像をグレーアウト表示にして報知したり、識別画像をグレーアウト画像(または、走行不可車線を示す画像)に重畳するこれにより、走行不可車線の存在を運転者に的確に報知することができ、走行不可車線への進入を未然に抑制することが可能になる。
構成7.上記実施形態の制御装置では、前記制御手段(20)が、前記車両の運転者による周辺監視及び前記車両の運転者のハンドル把持が不要とされる制御状態で、前記走行制御を行う場合に、
前記表示制御手段(28)は、前記第1画像、前記第2画像及び前記第3画像の表示制御を行わない。
構成7の制御装置によれば、制御装置(車両システム)を運転主体する制御状態では、運転者は運転に関与しないため、運転に関与しない運転者への情報表示を抑制することができる。
構成8.上記実施形態の移動体は、構成1乃至構成7のいずれか1の構成に記載の制御装置(2)を有する。
構成8の移動体によれば、構成1乃至構成7のいずれか1の構成に記載の制御装置を有する移動体を提供することが可能になる。
構成9.上記実施形態の制御方法は、車両(1)の制御方法であって、
前記車両の走行環境と前記車両の位置情報を認識する認識工程(S301)と、
前記走行環境に基づいて、走行計画を生成する生成工程(S301)と、
前記走行計画に目的地が設定されているか否かを判定し、前記判定に基づいて前記車両の走行制御を行う制御工程(S302、S303)と、
前記位置情報と地図情報から取得した、複数の車線を含む道路情報を表示手段(92)に表示する表示制御工程(S304~S312)と、を有し、
前記表示制御工程(S304~S312)では、
前記走行計画に基づいて前記車両の走行が計画された走行軌道を示す画像(500)を、前記複数の車線のうち前記車両が走行している第1車線(LN1)を示す画像上に重畳させた第1画像(501)と、
前記複数の車線のうち前記第1車線に隣接し、前記車両が前記第1車線から走行可能な少なくとも一つの第2車線(LN2)を示す第2画像(503)と、
前記目的地が設定されている場合に、前記目的地に到達するための目標到達車線であって、前記複数の車線のうち前記第1車線から前記第2車線を経由して走行可能な第3車線(LN3)を示す第3画像(504)と、を生成し、
前記第2車線(LN2)の前記第2画像(503)を前記第1車線(LN1)の前記第1画像(501)に比べて強調した階調で前記表示手段に表示させ、
前記目標到達車線である前記第3車線(LN3)の前記第3画像(504)を前記第2画像(503)に比べて強調した階調で前記表示手段に表示させる。
構成9の制御方法によれば、走行条件において、目的地が設定されている場合に、複数車線のうち、どの車線が目的地に到達するための車線であるかを運転者にわかりやすく表示することが可能になる。
また、第1画像、第2画像及び第3画像の階調を車線ごとに徐々に変えた表示制御を行うことにより、走行条件において、目的地が設定されている場合に、複数車線のうち、どの車線が目的地に到達するための車線であるかを運転者にわかりやすく表示することが可能になる。
構成10.上記実施形態のプログラムでは、コンピュータを構成1乃至7の何れか1つの構成に記載の制御装置の各手段として機能させる。
この構成によれば、コンピュータを上述の制御装置の各手段として機能させるためのプログラムを提供できる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出して、制御装置の処理を実行することも可能である。
発明は上記の実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。
20:ECU(制御部)、42:ライダ、43:レーダ、S:センサ、
28:ECU(表示制御部)

Claims (9)

  1. 車両の制御装置であって、
    前記車両の走行環境と前記車両の位置情報を認識する認識手段と、
    前記走行環境に基づいて、走行計画を生成する生成手段と、
    前記走行計画に目的地が設定されているか否かを判定し、前記判定に基づいて前記車両の走行制御を行う制御手段と、
    前記位置情報と地図情報から取得した、複数の車線を含む道路情報を表示手段に表示する表示制御手段と、を備え、
    前記表示制御手段は、
    前記走行計画に基づいて前記車両の走行が計画された走行軌道を示す画像を、前記複数の車線のうち前記車両が走行している第1車線を示す画像上に重畳させた第1画像と、
    前記複数の車線のうち前記第1車線に隣接し、前記車両が前記第1車線から走行可能な少なくとも一つの第2車線を示す第2画像と、
    前記目的地が設定されている場合に、前記目的地に到達するための目標到達車線であって、前記複数の車線のうち前記第1車線から前記第2車線を経由して走行可能な第3車線を示す第3画像と、を生成し、
    前記第2車線の前記第2画像を前記第1車線の前記第1画像に比べて強調した階調で前記表示手段に表示させ、
    前記目標到達車線である前記第3車線の前記第3画像を前記第2画像に比べて強調した階調で前記表示手段に表示させ
    前記表示制御手段は、
    前記制御手段により前記第1車線から前記第2車線への車線変更が計画された場合に、前記車両の走行軌道を示す画像に代わり、前記制御手段により計画された車線変更の方向を示す方向表示画像を生成し、
    前記方向表示画像を前記第1画像及び前記第2画像に重畳して前記表示手段に表示させることを特徴する制御装置。
  2. 前記表示制御手段は、
    前記制御手段による前記車線変更が完了した場合に、
    前記車線変更の後の前記第2車線を前記車両が走行している車線とし、前記車両の走行軌道を示す画像を、前記車両が走行している第2車線を示す画像上に重畳させた画像により、前記第2画像を更新することを特徴とする請求項に記載の制御装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記目的地が設定されていない場合に、前記第1画像及び前記第2画像を前記表示手段に表示させ、
    前記第3画像の表示を行わないことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記認識手段により車線変更が禁止された走行不可車線が認識された場合、または、通信手段により取得した交通情報において、前記複数の車線のうち走行できなくなる走行不可車線の交通障害情報が含まれている場合、前記走行不可車線を示す画像を半透明の状態で表示したグレーアウト画像にして前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の制御装置。
  5. 前記表示制御手段は、前記走行不可車線を報知する識別画像を生成して、前記グレーアウト画像に重畳して前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項に記載の制御装置。
  6. 前記制御手段が、前記車両の運転者による周辺監視及び前記車両の運転者のハンドル把持が不要とされる制御状態で、前記走行制御を行う場合に、
    前記表示制御手段は、前記第1画像、前記第2画像及び前記第3画像の表示制御を行わないことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の制御装置。
  7. 請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の制御装置を有する移動体。
  8. 車両の制御方法であって、
    前記車両の走行環境と前記車両の位置情報を認識する認識工程と、
    前記走行環境に基づいて、走行計画を生成する生成工程と、
    前記走行計画に目的地が設定されているか否かを判定し、前記判定に基づいて前記車両の走行制御を行う制御工程と、
    前記位置情報と地図情報から取得した、複数の車線を含む道路情報を表示手段に表示する表示制御工程と、を有し、
    前記表示制御工程では、
    前記走行計画に基づいて前記車両の走行が計画された走行軌道を示す画像を、前記複数の車線のうち前記車両が走行している第1車線を示す画像上に重畳させた第1画像と、
    前記複数の車線のうち前記第1車線に隣接し、前記車両が前記第1車線から走行可能な少なくとも一つの第2車線を示す第2画像と、
    前記目的地が設定されている場合に、前記目的地に到達するための目標到達車線であって、前記複数の車線のうち前記第1車線から前記第2車線を経由して走行可能な第3車線を示す第3画像と、を生成し、
    前記第2車線の前記第2画像を前記第1車線の前記第1画像に比べて強調した階調で前記表示手段に表示させ、
    前記目標到達車線である前記第3車線の前記第3画像を前記第2画像に比べて強調した階調で前記表示手段に表示させ
    前記表示制御工程では、
    前記制御工程により前記第1車線から前記第2車線への車線変更が計画された場合に、前記車両の走行軌道を示す画像に代わり、前記制御工程により計画された車線変更の方向を示す方向表示画像を生成し、
    前記方向表示画像を前記第1画像及び前記第2画像に重畳して前記表示手段に表示させることを特徴する制御方法。
  9. コンピュータを請求項1乃至の何れか1項に記載の制御装置の各手段として機能させるプログラム。
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