JP2020159432A - 自動調心ころ軸受 - Google Patents

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Abstract

【課題】軸受空間内へ円滑に潤滑剤を供給することができる自動調心ころ軸受を提供する。【解決手段】外輪2の球面軌道7と内輪3の複列の軌道8、8のそれぞれとの間に球面ころ4が組み込まれ、列ごとの球面ころ4が保持器5により保持され、内輪2の軌道8、8間の内輪3側に案内輪6が配置される自動調心ころ軸受である。案内輪6の内周面に複数の凹部13が形成され、複数の凹部13が、案内輪6の軸方向一方を向く第一外側面6aに達する第一凹部14と、軸方向他方を向く第二外側面6bに達する第二凹部15とからなり、第一凹部14と第二凹部15が周方向に沿って交互に配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、建設機械、鉄鋼設備、風力発電機等の各種産業機械装置の回転軸支持部に使用される自動調心ころ軸受に関する。
一般に、建設機械、鉄鋼設備、風力発電機等の各種産業機械装置の回転軸支持部には、大きな荷重が掛かる。このため、負荷容量が高く、振動、衝撃荷重を受けることができるころ軸受である自動調心ころ軸受が使用されている。
この自動調心ころ軸受は、二列一対の球面軌道を有する内輪と、球面軌道を有する外輪と、外輪の球面軌道と内輪の各列の球面軌道との間に介在する複列の球面ころと、各列の球面ころをそれぞれ周方向に保持するくし型の保持器と、各列の球面ころ間の内輪側に位置する案内輪とを備え、案内輪が各列の球面ころおよび保持器を案内するものである。
上記自動調心ころ軸受は、外輪の軸方向中央に設けられ、径方向に貫通する複数の油孔を有する。その油孔から内輪と外輪との間に形成される軸受空間内へ潤滑剤を供給している。潤滑剤により、内輪および外輪の球面軌道と球面ころとの間、並びに保持器と球面ころとの間が潤滑される。
また、各列の球面ころの端面と案内輪間および保持器と案内輪間を潤滑するために、案内輪に軸方向の貫通孔を設けたもの(特許文献1参照)や、案内輪の軸方向を向く外側面に周方向の溝を設けたもの(特許文献2参照)が開示されている。
特許文献1、2に記載された自動調心ころ軸受では、外輪の油孔から軸受空間内に供給される潤滑剤が、軸受の運転に伴う遠心力により軸受空間の径方向外側に滞留する。この結果、各列の球面ころ間の内輪側に位置する案内輪への潤滑剤の供給が不十分となるおそれがあった。
そこで、各列の球面ころ間の内輪側に位置する案内輪を備える自動調心ころ軸受において、内輪の軸方向中央に径方向に貫通する油孔を設けることが考えられる。これにより、各列の球面ころ間の内輪側に位置する案内輪へ潤滑剤を供給することができる。
特開2015−132320号公報 特開2015−218781号公報
しかしながら、内輪に油孔を設けた上述の自動調心ころ軸受では、油孔が内輪の外周面の二列の球面軌道の間に開口し、その開口部を案内輪が覆う状態となる。このため、内輪の油孔から潤滑剤を供給する際、案内輪により軸受空間内への潤滑剤の流入が阻害され、軸受空間内への潤滑剤の供給量が減少する。
そこで、この発明が解決すべき課題としては、軸受空間内へ円滑に潤滑剤を供給することができる自動調心ころ軸受を提供することである。
上記の課題を解決するために、この発明は、球面軌道を内周部に有する外輪と、複列の軌道を外周部に有する内輪と、前記外輪の球面軌道と前記内輪の複列の軌道のそれぞれとの間に組み込まれた複列の球面ころと、列ごとの前記球面ころを保持する保持器と、前記内輪の軌道間の前記内輪側に位置する案内輪とを備える自動調心ころ軸受において、前記内輪がその内周部と外周部間を貫通する油孔を有し、前記油孔が前記内輪の軌道間の外周部表面に位置する開口部を有し、前記案内輪が軸方向一方を向く第一外側面と、軸方向他方を向く第二外側面とを有し、前記案内輪の内周部が軸方向外向きに延び出す複数の凹部を有し、前記複数の凹部が前記第一外側面および第二外側面の少なくとも一方に達する状態にあり、前記案内輪の凹部が前記油孔の開口部の径方向外側に位置している構成を採用することができる。
この構成では、案内輪の内周部にある凹部と内輪の軌道間の外周部表面とにより、第一外側面および第二外側面の少なくとも一方に開放する通路が形成される。案内輪の凹部が油孔の開口部の径方向外側に位置することにより油孔と通路が接続する。
この構成において、前記複数の凹部が第一凹部と第二凹部とからなり、前記第一凹部が前記第一外側面に達する状態であり、前記第二凹部が前記第二外側面に達する状態である構成を採用することができる。
この構成では、案内輪の第一凹部および第二凹部と、内輪の軌道間の外周部表面とにより、案内輪の第一外側面に開放する通路と、案内輪の第二外側面に開放する通路とがそれぞれ形成される。
前記複数の凹部が第一凹部と第二凹部とからなる場合において、前記第一凹部と第二凹部とが、周方向に沿って交互に配置されている構成を採用することができる。
この場合、案内輪の第一外側面に開放する通路と、案内輪の第二外側面に開放する通路とが周方向に交互に配置され、案内輪の軸方向両側へそれぞれに偏りなく潤滑剤を供給することができる。
前記構成において、それぞれの前記凹部が前記第一外側面および第二外側面に達する状態である構成を採用することができる。
この構成では、案内輪のそれぞれの凹部と内輪の軌道間の外周部表面とにより、案内輪の第一外側面および第二外側面に開放する通路が形成される。
この発明は、案内輪の凹部と内輪の軌道間の外周部表面とにより、案内輪の軸方向の外側面で開放する通路が形成される。油孔から通路を通る潤滑剤が案内輪の軸方向外側へ供給され、軸受空間内へ円滑に潤滑剤を供給することができる。
この発明に係る第一実施形態の自動調心ころ軸受の縦断面図 (a)同上の案内輪の縦断面図、(b)同上の案内輪の一部を拡大した側面図、(c)同上の案内輪の一部を拡大した平面図 同上の保持器と案内輪の一部を拡大した斜視図 同上の保持器を径方向外側から径方向内向きに見た一部を拡大した平面図 (a)同上の案内輪の他の形態の縦断面図、(b)同上の案内輪の他の形態の一部を拡大した側面図、(c)同上の案内輪の他の形態の一部を拡大した平面図 この発明に係る第二実施形態の自動調心ころ軸受の縦断面図 (a)同上の案内輪の縦断面図、(b)同上の案内輪の一部を拡大した側面図、(c)同上の案内輪の一部を拡大した平面図 同上の保持器を径方向外側から径方向内向きに見た一部を拡大した平面図 (a)同上の案内輪の他の形態の縦断面図、(b)同上の案内輪の他の形態の一部を拡大した側面図、(c)同上の案内輪の他の形態の一部を拡大した平面図
以下、この発明の第一実施形態に係る自動調心ころ軸受を図1〜図4に基づいて説明する。この実施形態の自動調心ころ軸受1は、外輪2と、外輪2の内側に同軸状に配置される内輪3と、外輪2と内輪3との間に組み込まれた球面ころ4と、その球面ころ4を保持する保持器5と、保持器5と内輪3との間に配置される案内輪6とを備えている。
ここで、「周方向」とは、特に言及しない限り、軸受中心軸周りの円周方向のことをいう。また、特に言及しない限り、軸受中心軸に沿った方向のことを単に「軸方向」といい、その中心軸に対し直角な方向のことを単に「径方向」という。
外輪2は、一体の環状部品からなる。外輪2は内周部に形成される単一の球面軌道7を有している。球面軌道7は、軸受の中心軸(図1中の一点鎖線参照)上の点から所定の曲率半径を有する球面に沿った形状をなしている。
内輪3は、二つである複列の軌道8、8を外周部に有する複列軌道輪である。それぞれの軌道8、8は、曲率半径を有する球面に沿った形状をなしている。
内輪3の外周部が軸方向両端部に鍔部3a、3aを有する。鍔部3aは二つの軌道8、8の軸方向外側に位置している。鍔部3aの軸方向外側の端面は、内輪3の軸方向外端面と同一平面上に位置している。鍔部3aの軸方向内側の端面は、球面ころ4の軸方向外側のころ端面に平行である。
内輪3は、内周部と外周部とを貫通する油孔9を有する。油孔9は内輪3の軌道8、8の間の外周部に位置する円形の開口部9aを有する。油孔9は内輪3の周方向に複数箇所に設けられている。なお、油孔9は、内輪3の一箇所のみに設けてもよい。
球面ころ4は、そのころ中心軸を含む平面において、外輪2の球面軌道と点接触する母線形状の転動面4aを有する。球面ころ4は外輪2の球面軌道7と内輪3の軌道8のそれぞれとの間に、周方向に間隔をおいて複列に組み込まれている。列ごとに組み込まれた球面ころ4が、保持器5により転動可能に保持されている。
保持器5は、二列の球面ころ4の間に位置する円環状の環状部10と、環状部10から軸方向外向きに延びる複数の柱部11とを有する。環状部10の軸方向両方向の外側面10a、10aは、二列の球面ころ4の軸方向内側のころ端面4bに対向している。外側面10aところ端面とは平行であり、互いに接する状態となっている。
図3に示すように、柱部11は、環状部10のそれぞれの外側面10a、10aに周方向等間隔に複数配置されている。環状部10の一方の外側面10aから延び出す複数の柱部11と、環状部10の他方の外側面10aから延び出す複数の柱部11とは、同数であって、半ピッチずつ周方向の位相がずれた状態となっている。
保持器5は、環状部10および隣り合う柱部11により形成される複数のポケット12を有する。それぞれのポケット12は一つの球面ころ4が収容されている。隣り合う柱部11、11の周方向を向く内面は、球面ころ4の転動面4aに沿う球面状に形成される。
また、隣り合う柱部11、11の周方向を向く内面は、球面ころ4のころ中心軸を通る平面での断面形状が円弧となっている。この円弧の半径は、球面ころ4の転動面4aの、ころ中心軸を通る平面での断面形状である円弧と同じ半径である。
保持器5は、隣り合う柱部11の周方向を向く内面により球面ころ4を抱きかかえ可能となる。保持器5は、球面ころ4で案内される転動体案内形式となるくし型の保持器である。
案内輪6は、保持器5の環状部10と、内輪3の軌道8、8間の外周部との間に配置される円環状部材である。図2に示すように、案内輪6は軸方向一方を向く第一外側面6aと軸方向他方を向く第二外側面6bとを有する。第一外側面6aおよび第二外側面6bは、各列の球面ころ4のころ端面4bに対向している。
図3に示すように、案内輪6の内周部には、径方向外向きに凹む凹部13が周方向に等間隔に形成されている。それぞれの凹部13は、軸方向外向きに延び出し、第一外側面6aに達する第一凹部14と、第二外側面6bに達する第二凹部15とからなる。
それぞれの凹部13の周方向の幅寸法が、油孔9の開口部9aの直径(周方向の幅寸法)と同じ大きさである。それぞれの凹部13の軸方向の最大の幅寸法が、油孔9の開口部9aの直径(周方向の幅寸法)よりも大きくなっている。第一凹部14と第二凹部15とは周方向に沿って交互に配置されている。
図4に示すように、第一凹部14は、軸方向他方の縁部が油孔9の開口部9aと同じ半径の半円状をなしている。第一凹部14が油孔9の開口部9aの径方向外側に位置する状態では、第一凹部14の軸方向他方の縁部が油孔9の開口部9aに一致する。
この状態では、案内輪6の第一凹部14と内輪3の軌道8間に位置する外周部表面とにより、案内輪6の第一外側面6aに開放する通路30が形成される(図2(b)参照)。
第二凹部15は、軸方向一方の縁部が油孔9の開口部9aと同じ半径の半円状をなしている。第二凹部15が油孔9の開口部9aの径方向外側に位置する状態では、第二凹部15の軸方向一方の縁部が油孔9の開口部9aに一致する。
この状態では、案内輪6の第二凹部15と、内輪3の軌道8間に位置する外周部表面とにより、案内輪6の第二外側面6bに開放する通路30が形成される。
この実施形態では、案内輪6の第一凹部14および第二凹部15により上記通路30が形成される。通路30と油孔9とが接続し、油孔9から供給される潤滑剤が通路30を通り、外輪2と内輪3との間に形成される軸受空間内へ円滑に潤滑剤を供給することができる。
なお、案内輪6のそれぞれの凹部13は、第一凹部14および第二凹部15を二つおきに配置したり、三つおきに配置したりしてもよい。また、第一凹部14および第二凹部15をランダムに配置してもよい。
また、凹部13の周方向の幅寸法が油孔9の開口部9aの直径(周方向の幅寸法)よりも大きいものであってもよい。
また、図5に示すように、例えば、案内輪6の内周部に形成される複数の凹部13は、案内輪6の第一外側面6aおよび第二外側面6bの両方にまで達するものであってもよい。図5に示すそれぞれの凹部13と、内輪3の軌道8間に位置する外周部表面とにより、案内輪6の第一外側面6aおよび第二外側面6bに開放する通路31が形成される。
この通路31と油孔9とが接続し、油孔9から供給される潤滑剤が通路31を通り、外輪2と内輪3との間に形成される軸受空間内へ円滑に潤滑剤を供給することができる。
この発明の第二実施形態に係る自動調心ころ軸受を図6〜8に示す。第二実施形態において、内輪3が外周部に鍔部3aを有していない点、保持器5が一対のかご型の保持器20、20である点で上述の第一実施形態と相違する。その他の構成において、第一実施形態と同じと考えられるものには、同一の符号を付してその説明を省略する。
図6に示すように、この実施形態の内輪3は、軸方向両端部に鍔部を有しておらず、軌道8、8が軸受端面にまで達するものである。
一対のかご型の保持器20、20は、それぞれ同一構成のものが採用されており、自動調心ころ軸受1への組み込みの向きが反対向きとなっているだけである。このため、軸方向一方側に組み込まれる保持器20に関してのみ述べる。
保持器20は、軸方向内側に位置する内側環状部21と、軸方向外側に位置する外側環状部22と、内側環状部21と外側環状部22との対向部分の間に配置される複数の柱部23とを有するかご型の保持器である。
保持器20は、内側環状部21、外側環状部22および隣り合う柱部23、23により形成される複数のポケット24を有する。それぞれのポケット24は一つの球面ころ4が収容されている(図8参照)。
保持器20の内側環状部21の軸方向外側面が、球面ころ4の軸方向内側のころ端面4bに平行に形成される。外側環状部22の軸方向内側面が、球面ころ4の軸方向外側のころ端面に平行に形成されている。外側環状部22は、柱部23に対して径方向内向きに延び出している。外側環状部22の内周部が内輪3の軌道8と径方向に対向し、接触している。
案内輪6は、一対の保持器20のそれぞれの内側環状部21と、内輪3の軌道8、8間の外周面との間に配置されている。案内輪6の内周部には、第一実施形態と同様に、径方向外向きに凹む凹部13が周方向に等間隔に形成されている。
それぞれの凹部13は、軸方向外向きに延び出し、第一外側面6aに達する第一凹部14と、第二外側面6bに達する第二凹部15とからなる。第一凹部14と第二凹部15とは周方向に沿って交互に配置されている。
図7、8に示すように、第一凹部14が油孔9の開口部9aの径方向外側に位置する状態では、第一凹部14と内輪3の軌道8間に位置する外周部表面とにより、案内輪6の第一外側面6aに開放する通路30が形成される。
また、第二凹部15が油孔9の開口部9aの径方向外側に位置する状態では、第二凹部15と、内輪3の軌道8間に位置する外周部表面とにより、案内輪6の第二外側面6bに開放する通路30が形成される。
この実施形態では、案内輪6の第一凹部14および第二凹部15により上記通路30が形成される。通路30と油孔9とが接続し、油孔9から供給される潤滑剤が通路30を通り、外輪2と内輪3との間に形成される軸受空間内へ円滑に潤滑剤を供給することができる。
また、この実施形態では、図9に示すように、例えば、案内輪6の内周部に形成される凹部13は、案内輪6の第一外側面6aおよび第二外側面6bの両方にまで達するものであってもよい。図9に示すそれぞれの凹部13と、内輪3の軌道8間に位置する外周部表面とにより、案内輪6の第一外側面6aおよび第二外側面6bに開放する通路31が形成される。
1 自動調心ころ軸受
2 外輪
3 内輪
3a 鍔部
4 球面ころ
4a 転動面
4b ころ端面
5、20 保持器
6 案内輪
6a 第一外側面
6b 第二外側面
7 球面軌道
8 軌道
9 油孔
9a 開口部
10 環状部
10a 外側面
11 柱部
12 ポケット
13 凹部
14 第一凹部
15 第二凹部
21 内側環状部
22 外側環状部
23 柱部
24 ポケット
30、31 通路

Claims (4)

  1. 球面軌道(7)を内周部に有する外輪(2)と、複列の軌道(8、8)を外周部に有する内輪(3)と、前記外輪(2)の球面軌道(7)と前記内輪(3)の複列の軌道(8、8)のそれぞれとの間に組み込まれた複列の球面ころ(4)と、列ごとの前記球面ころ(4)を保持する保持器(5)と、前記内輪(3)の軌道(8、8)間の前記内輪(3)側に位置する案内輪(6)とを備える自動調心ころ軸受において、
    前記内輪(3)がその内周部と外周部間を貫通する油孔(9)を有し、前記油孔(9)が前記内輪(3)の軌道(8、8)間の外周部表面に位置する開口部(9a)を有し、前記案内輪(6)が軸方向一方を向く第一外側面(6a)と軸方向他方を向く第二外側面(6b)とを有し、前記案内輪(6)の内周部が軸方向外向きに延び出す複数の凹部(13)を有し、前記複数の凹部(13)が前記第一外側面(6a)および第二外側面(6b)の少なくとも一方に達する状態にあり、前記案内輪(6)の凹部(13)が、前記油孔(9)の開口部(9a)の径方向外側に位置している自動調心ころ軸受。
  2. 前記複数の凹部(13)が第一凹部(14)と第二凹部(15)とからなり、前記第一凹部(14)が前記第一外側面(6a)に達する状態であり、前記第二凹部(15)が前記第二外側面(6b)に達する状態であることを特徴とする請求項1に記載の自動調心ころ軸受。
  3. 前記第一凹部(14)と第二凹部(15)とが、周方向に沿って交互に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の自動調心ころ軸受。
  4. それぞれの前記凹部(13)が前記第一外側面(6a)および第二外側面(6b)に達する状態であることを特徴とする請求項1に記載の自動調心ころ軸受。
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