JP2020157825A - バックドア構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で、バックドアにおけるリヤスポイラの取付箇所の剛性を高められるバックドア構造を提供する。【解決手段】バックドア構造1は、車両のバックドア2と、リヤスポイラ6とを備える。バックドア2は、樹脂製のアウタパネルと樹脂製のインナパネルとを有する。リヤスポイラ6は、バックドア2の左右の側辺、及び上辺の少なくとも一方の車外側の面に対して、車外側の面との間に所定の空間を形成するように取り付けられる。インナパネル31は、露出部322と、補強リブ323とを有する。露出部322は、アウタパネル31から露出してリヤスポイラ6に覆われる車外側の面を有する。補強リブ323は、上記空間の内部に設けられて、車外側の面からリヤスポイラ6側に向かって突出する。【選択図】図2

Description

本発明は、車両のバックドア構造に関する。
特許文献1の車両のバックドア構造は、バックドアとリヤスポイラとを有する。バックドアは、インナパネルとアウタパネルとを互いの間に閉空間を形成するように組み合わせて構成されている。リヤスポイラは、上記閉空間を形成するアウタパネルの車外側の面に対して取り付けられている。
特開2019−26035号公報
閉空間を形成するアウタパネルに対してリヤスポイラを取り付けているため、リヤスポイラの取付箇所の剛性を確保し易い。しかし、リヤスポイラの取付箇所が閉空間を形成することで大型化し易く、バックドアの重量が増加する。
本発明の目的の一つは、簡易な構成で、バックドアにおけるリヤスポイラの取付箇所の剛性を高められるバックドア構造を提供することにある。
本発明の一態様に係るバックドア構造は、
樹脂製のアウタパネルと樹脂製のインナパネルとを有する車両のバックドアと、
前記バックドアの左右の側辺、及び上辺の少なくとも一方の車外側の面に対して、前記車外側の面との間に所定の空間を形成するように取り付けられるリヤスポイラとを備え、
前記インナパネルは、
前記アウタパネルから露出して前記リヤスポイラに覆われる前記車外側の面を有する露出部と、
前記空間の内部に設けられて、前記露出部における前記車外側の面から前記リヤスポイラの内側に向かって突出する補強リブとを有する。
上記のバックドア構造は、アウタパネルから露出してリヤスポイラが取り付けられるインナパネルの露出部に対して、十分な高さの補強リブを設けられる。露出部とリヤスポイラとの間の空間の大きさを大きくし易いからである。上記のバックドア構造は、十分な高さの補強リブを設けるといった簡易な構成でバックドアにおけるリヤスポイラの取付箇所の剛性を高められる。そのため、リヤスポイラの取付箇所を従来のようなインナパネルとアウタパネルとで形成される閉空間としなくてもよい。よって、バックドアの小型化、軽量化、コストの低減、及び生産性の向上を図り易い。
また、上記のバックドア構造は、見栄えが良い。補強リブが一般的に不透明であるリヤスポイラによって車外側から覆われているため、車外から目視され難いからである。
実施形態1に係るバックドア構造の概略を示す斜視図である。 図1の(II)−(II)切断線で切断したバックドア構造の概略を示す横断面図である。 図1の(III)−(III)切断線で切断したバックドア構造の概略を示す横断面図である。 実施形態2に係るバックドア構造の概略を示す横断面図である。
本発明のバックドア構造の実施形態を、図を参照しつつ以下に説明する。図中の同一符号は同一名称物を示す。図中の「FR」は車両の前方、「RR」は後方、「LH」は左側、「RH」は右側、「UP」は上方、「LWR」は下方を示す。
《実施形態1》
〔バックドア構造〕
図1から図3を参照して、実施形態1に係るバックドア構造1を説明する。本形態のバックドア構造1は、車両100のバックドア2とリヤスポイラ6とを備える。バックドア2は、アウタパネル31とインナパネル32とを有する(図2)。リヤスポイラ6は、バックドア2の左右の側辺、及び上辺の少なくとも一方の車外側の面に対して取り付けられる。バックドア構造1の特徴の一つは、リヤスポイラ6がバックドア2の車外側の面との間に所定の空間を形成する点と、アウタパネル31から露出してリヤスポイラ6に覆われるインナパネル32の露出部322に補強リブ323を有する点とにある。以下、各構成を詳細に説明する。以下の説明では、車外側の面を外面といい、車内側の面を内面ということがある。
[バックドア]
バックドア2は、車両100の後方の開口部(図示略)を開閉する(図1)。バックドア2の開閉方式は、本形態では跳ね上げ式である。なお、バックドア2の開閉方式は、横開き式や観音開き式であってもよい。バックドア2は、車両100のルーフ110の後端部に回動自在に支持されている。バックドア2は、ドアパネル3とリヤガラス4とを有する。
ドアパネル3は、車外側に配置されるアウタパネル31と車内側に配置されるインナパネル32とを有する(図2、図3)。アウタパネル31とインナパネル32の材質は樹脂が挙げられる。アウタパネル31及びインナパネル32の上部には、リヤガラス4に覆われる開口部が形成されている。このアウタパネル31及びインナパネル32の上部には、リヤガラス4の外周縁が固定される周縁部を有する。本形態では、アウタパネル31における上記開口部の周縁部の外面にリヤガラス4の外周縁が固定されている。アウタパネル31とリヤガラス4との固定には、例えば、接着剤5が利用できる。リヤガラス4の外面は、上方視したとき、左右方向の中央が車両100の後方側に凸となるように、中央から左右の両側縁に向かって湾曲している。即ち、リヤガラス4の外周縁のうち左右の両側縁は中央よりも車両100の前方側に位置する。そのため、リヤガラス4に付着した水滴200は、例えばバックドア2の開閉時に、リヤガラス4(バックドア2)の左右の両側に向かって流れ易い。
インナパネル32の上記開口部の周縁部における左右の側辺は、重複部321と露出部322とを有する(図2、図3)。重複部321は、アウタパネル31の上記開口部の周縁部における左右の側辺及びリヤガラス4の外周縁と重複する。重複部321は、断面がハット状に形成されている。重複部321とアウタパネル31とは、中空の閉断面を形成するように互いに固定されている。露出部322は、アウタパネル31の左右の側辺(リヤガラス4の外周縁)よりも左右方向の外側に張り出している。露出部322の外面は、アウタパネル31及びリヤガラス4から露出している。この露出部322の外面は、リヤスポイラ6に覆われている。露出部322は、補強リブ323と貫通孔324とを有する。
〈補強リブ〉
補強リブ323は、インナパネル32の露出部322を補強する(図2,図3)。補強リブ323は、露出部322の外面からリヤスポイラ6側(車両100の後方側)に向かって突出している。この補強リブ323は、リヤスポイラ6の内部空間に延びている。
補強リブ323は、本形態では車両100の上下方向(図2と図3の紙面垂直方向)に連続して延びる一つの突条で構成している。補強リブ323の上下方向に沿った長さは、長いほど好ましい。補強リブ323の上記長さが長いほど、露出部322をその上下方向の広範囲にわたって補強し易い。インナパネル32の露出部322やサイドスポイラ60の形状によっては、補強リブ323がその長手方向に湾曲していてもよいし、後述する補強リブ323の高さ(突出高さ)がその長手方向に異なっていてもよい。
なお、補強リブ323は、車両100の上下方向に断続的に設けられる複数の突片で構成してもよい。補強リブ323が複数の突片で構成される場合、各突片は、上下方向に直線状であってもよいし湾曲していてもよい。各突片の上下方向に沿った長さや各突片の高さが互いに同一であってもよいし互いに異なっていてもよい。一つの突片の高さが一様であってもよいし部分的に異なっていてもよい。
補強リブ323の高さは、少なくとも、補強リブ323の先端がアウタパネル31の外面よりも車両100の後方に位置する高さとすることが挙げられる。そうすれば、補強リブ323が十分な高さを有する。そのため、補強リブ323は、露出部322を補強し易い。補強リブ323の高さは、補強リブ323の先端がリヤガラス4の外面よりも車両100の後方に位置する高さが好ましい。
また、補強リブ323の高さは、補強リブ323とリヤスポイラ6のストッパ部623(後述)との間の間隔が小さくなる長さとすることが好ましい。補強リブ323とストッパ部623との間の間隔は小さいほど好ましい。特に、補強リブ323とストッパ部623との間の隙間は、サイドスポイラ60(後述)の本体部61における一方(左右方向の内側)の端面とリヤガラス4の外面との間の隙間よりも小さいことが好ましい。バックドア2の閉鎖時、人手によりサイドスポイラ60が外側から押されても、サイドスポイラ60が左右方向の内側に倒れることを抑制し易い。補強リブ323とストッパ部623との間の隙間が小さければ、人手によりサイドスポイラ60が押されて、ストッパ部623が補強リブ323に当て止めされるまでのサイドスポイラ60の変位量を小さくできるからである。その上、サイドスポイラ60がリヤガラス4に衝突することを抑制し易い。サイドスポイラ60がリヤガラス4に衝突する前に、ストッパ部623を補強リブ323に当て止めできるからである。
本形態の補強リブ323の高さは、先端がリヤガラス4の外面よりも車両100の後方に位置する高さである。補強リブ323は、リヤスポイラ6のストッパ部623との間に所定の隙間を形成している。補強リブ323とストッパ部623との間の間隔の大きさは、本体部61における一方(左右方向の内側)の端面とリヤガラス4の外面との間の隙間よりも小さい。
本形態の補強リブ323は、更に、バックドア2に付着した水滴200を所定の方向に排出する雨樋としても機能する。水滴200は、上述したように、例えばバックドア2の開閉時にバックドア2の左右の両側に向かって流れ易い。そのため、水滴200は補強リブ323側に向かって流れる。補強リブ323側に流れた水滴200は、補強リブ323に当たって補強リブ323の長手方向に沿って流れる。
補強リブ323は、本形態ではインナパネル32の樹脂成形により、露出部322と一連に形成されている。なお、補強リブ323は、露出部322を曲げ加工(プレス成形)することで形成してもよい。
〈貫通孔〉
貫通孔324は、固定部材7(後述)が挿通される。貫通孔324は、露出部322における補強リブ323よりも左右方向の外側に形成されている。そのため、リヤガラス4に付着した水滴200が、バックドア2の開閉時などに、貫通孔324を通ってドアパネル3の車内に浸入することを抑制できる。補強リブ323の高さが高いことで、水滴200が補強リブ323を乗り越えることを防止できるからである。よって、補強リブ323よりも左右方向の外側に設けられる貫通孔324には水滴200が流れない。貫通孔324の数は、本形態では複数である。複数の貫通孔324は、露出部322の上下方向に沿って所定の間隔を空けて設けられている。
[リヤスポイラ]
リヤスポイラ6は、本形態ではインナパネル32の露出部322の外面に取り付けられるサイドスポイラ60を有する。なお、リヤスポイラ6は、バックドア2の上辺に取り付けられるアッパスポイラ(ルーフスポイラ)を有していてもよい。サイドスポイラ60(リヤスポイラ6)は、不透明である。サイドスポイラ60は、本体部61と基部62とを有する。
(本体部)
本体部61は、車外に露出する部分である。本体部61の断面形状は、本形態ではU字状である。本体部61における一方(左右方向の内側)の端面は、リヤガラス4の外面に対向している。本体部61の一方の端面とリヤガラス4との間には、所定の隙間が形成されている。リヤガラス4に付着した水滴200は、その隙間を通って補強リブ323に流れる。本体部61における他方(左右方向の外側)の端面は、車両100のリヤピラー120(ボディの後端)に対向している。
(基部)
基部62は、本体部61の内部に設けられていて、本体部61の一端側(左右方向の内側)の内周面と他端側(左右方向の外側)の内周面とを橋渡ししている(図2)。基部62による橋渡しにより、本体部61と基部62とは中空閉断面を形成する。そのため、本体部61の変形を抑制し易い。基部62は、サイドスポイラ60(リヤスポイラ6)のうち、固定部材7でサイドスポイラ60を露出部322に取り付ける箇所に設けられている(図2,図3)。即ち、基部62は、露出部322に取り付けられない箇所には設けられていない(図3)。基部62は、サイドスポイラ60の長手に所定の間隔を開けて複数設けられている。基部62の断面形状は、本形態ではZ字状である。基部62は、本体部61の一端側の内周面に固定される一端部と、本体部61の他端側の内周面に固定される他端部と、一端部と他端部との間に設けられて露出部322に固定される固定部とを有する。基部62の一端部は、露出部322の外面との間に、所定の空間を形成する。所定の空間とは、例えば、リヤガラス4とドアパネル3(アウタパネル31)との間の隙間よりも大きい空間が挙げられる。所定の空間がリヤガラス4とドアパネル3との間の隙間よりも大きいことで、補強リブ323の高さを高くできる。基部62の一端部は、ストッパ部623を有し、基部62の固定部は貫通孔624を有する。
〈ストッパ部〉
ストッパ部623は、バックドア2の閉鎖時などに人手によりサイドスポイラ60が押された際、補強リブ323に当て止めされる。ストッパ部623と補強リブ323との当て止めにより、サイドスポイラ60が左右方向の内側に倒れることを抑制できる。ストッパ部623の形成箇所は、基部62の一端部の内面のうち、補強リブ323との対向箇所である。ストッパ部623と補強リブ323との間には、小さな隙間が形成されている。ストッパ部623の高さ(車両100の前後方向の長さ)は、補強リブ323の高さに応じて、ストッパ部623と補強リブ323との間の隙間が本体部61の一方の端面とリヤガラス4との間の隙間よりも小さくなる程度の長さとすることが挙げられる。ストッパ部623の数は、本形態では複数である。複数のストッパ部623は、基部62の上下方向に沿って所定の間隔を空けて設けられている。各ストッパ部623は、基部62の内面から補強リブ323側に向かって突出する突片で構成されている。なお、ストッパ部623の数は単数でもよい。その場合、ストッパ部623は、基部62の上下方向に延びる突条で構成することが挙げられる。
〈貫通孔〉
貫通孔624は、固定部材7(後述)が挿通される。貫通孔624の形成箇所は、固定部において、露出部322の貫通孔324に臨む位置である。
[固定部材]
固定部材7は、インナパネル32の露出部322とサイドスポイラ60とを固定する。固定部材7は、インナパネル32の車内側から露出部322の貫通孔324と基部62の貫通孔624とに差し込まれている。固定部材7は、例えば、クリップ(内張りクリップ、ツーピースクリップ)やボルトなどが利用できる。
[その他]
バックドア構造1は、更に、バックドア2が車両100の後方の開口部を閉じた状態において、バックドア2とリヤピラー120との間の隙間を埋めて、車外から車内への雨風の浸入を防止するウェザーストリップ8を備えていてもよい。このウェザーストリップ8によりバックドア2とリヤピラー120との間の隙間が埋められることで、車外からの見栄えを良くすることもできる。ウェザーストリップ8は、本形態ではインナパネル32の露出部322における貫通孔324よりも左右方向の外側の部分とサイドスポイラ60の本体部61における左右方向の外側の部分との間に介在されている。
〔作用効果〕
実施形態1に係るバックドア構造1は、以下の効果を奏することができる。
(1)アウタパネル31から露出してリヤスポイラ6が取り付けられるインナパネル32の露出部322に対して、十分な高さの補強リブ323を設けられる。露出部322とリヤスポイラ6との間の空間の大きさを大きくし易いからである。このように十分な高さの補強リブ323を設けるといった簡易な構成でバックドア2におけるリヤスポイラ6の取付箇所の剛性を高められる。そのため、リヤスポイラ6の取付箇所をアウタパネル31とインナパネル32とで形成される閉空間としなくてもよい。よって、バックドア2の小型化、軽量化、コストの低減、及び生産性の向上を図り易い。
(2)見栄えが良い。補強リブ323が不透明なサイドスポイラ60によって車外側から覆われているため、車外から目視され難いからである。
(3)サイドスポイラ60が左右方向の内側に倒れることを抑制できる。補強リブ323の高さが高くて、補強リブ323とサイドスポイラ60のストッパ部623との間の間隔が小さい。そのため、バックドア2の閉鎖時、人手によりサイドスポイラ60が押されてストッパ部623が補強リブ323に当て止めされるまでのサイドスポイラ60の変位量を小さくできるからである。その上、サイドスポイラ60のリヤガラス4との衝突とを抑制できる。人手によりサイドスポイラ60が押された際、サイドスポイラ60がリヤガラス4に衝突する前に、ストッパ部623を補強リブ323に当て止めできるからである。
(4)バックドア2に多量の水滴200が付着して、バックドア2の開閉時に多量の水滴200が補強リブ323側に向かって流れても、水滴200を補強リブ323の長手方向に導き易い。上述のように補強リブ323の高さを十分に高くできるからである。よって、水滴200を所定の方向に流し易い。
《実施形態2》
〔バックドア構造〕
図4を参照して、実施形態2に係るバックドア構造1を説明する。図4は、図2に示す横断面図と同様の位置で、実施形態2に係るバックドア構造1を切断した状態を示す横断面図である。本形態のバックドア構造1は、主として、補強リブ323が雨樋の機能を有さない点と、補強リブ323とは別に設けられて、雨樋の機能を有する雨樋部311を有する点とが実施形態1のバックドア構造1と相違する。以下の説明は、実施形態1との相違点を中心に行う。実施形態1と同様の構成の説明は省略する。
[バックドア]
(雨樋部)
雨樋部311は、バックドア2に付着した水滴200を所定の方向に排出する。本形態の雨樋部311は、アウタパネル31の露出領域に設けられている。アウタパネル31の露出領域は、リヤガラス4の左右の縁よりも左右方向の外側に張り出している。アウタパネル31の露出領域の外面は、リヤガラス4から露出している。雨樋部311は、アウタパネル31の露出領域の外面から車両100の後方側に向かって突出している。雨樋部311は、アウタパネル31の露出領域の上下方向(図4の紙面垂直方向)に連続して延びる一つの突条で構成している。
雨樋部311の高さ(突出長さ)は、高いほど好ましい。雨樋部311の高さが高いほど、バックドア2に多量の水滴200が付着して、バックドア2の開閉時に多量の水滴200が雨樋部側に向かって流れても、水滴200が雨樋部311を乗り越え難い。そのため、水滴200を雨樋部311の長手方向に導き易い。よって、雨樋部311により水滴200を所定の方向に流し易い。雨樋部311の高さは、アウタパネル31とリヤガラス4との間の隙間よりも大きいことが好ましい。更に、雨樋部311の高さは、雨樋部311の先端が、リヤガラス4の外面よりも外側に位置する高さであることが好ましい。本形態の雨樋部311の高さは、先端がリヤガラス4の外面よりも車両100の後方に位置する高さである。雨樋部311は、その先端の端面と、リヤスポイラ6の基部62との間に所定の隙間を形成している。雨樋部311と基部62との間の間隔の大きさは、補強リブ323の先端とストッパ部623との間の間隔よりも大きい。
雨樋部311の上下方向に沿った長さは、長いほど好ましい。雨樋部311の上記長さが長いほど、リヤガラス4の上下方向の広範囲にわたって、リヤガラス4に付着した水滴200を所定の方向に流し易い。インナパネル32の露出部322やサイドスポイラ60の形状によっては、雨樋部311がその長手方向に湾曲していてもよいし、雨樋部311の高さがその長手方向に異なっていてもよい。
雨樋部311は、本形態ではアウタパネル31の樹脂成形により、アウタパネル31と一連に形成されている。なお、雨樋部311は、アウタパネル31の一部を曲げ加工(プレス成形)することで形成してもよい。
[リヤスポイラ]
サイドスポイラ60(リヤスポイラ6)における本体部61の一方(左右方向の内側)の端部は、雨樋部311よりも左右方向の内側に位置している。本体部61は、雨樋部311を車両100の後方側から覆っている。
〔作用効果〕
実施形態2に係るバックドア構造1は、補強リブ323によって露出部322の剛性を高められる。また、本形態のバックドア構造1は、補強リブ323が雨樋の機能を有していないものの、補強リブ323とは別に雨樋部311を備えることでバックドア2の開閉時にバックドア2に付着する多量の水滴200を雨樋部311の長手方向に導き易い。更に、本形態のバックドア構造1は、補強リブ323とは別に雨樋部311を備えていても、見栄えがよい。その理由は、不透明なサイドスポイラ60の本体部61によって雨樋部311が車両100の後方側から覆われているため、車外から目視され難いからである。そして、本形態のバックドア構造1は、ストッパ部623によってサイドスポイラ60が左右方向の内側に倒れることを抑制できる。
本発明は、これらの例示に限定されず、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、インナパネルの露出部は、インナパネルの露出部の外面と補強リブの車幅方向の外側の面とを繋いで補強リブを車幅方向の外側から支持する支持部を備えていてもよい。人手によりサイドスポイラが外側から押されてストッパ部が補強リブに当て止めされた際、支持部により補強リブの変形を抑制できる。支持部は、例えば、三角リブで構成できる。支持部は、補強リブの長手方向に沿って複数箇所に分けて設けられていてもよいし、補強リブの長手方向の全長にわたって設けられていてもよい。
また、インナパネルの露出部がインナパネルの上辺に設けられ、リヤスポイラが露出部の外面に対してその外面との間に所定の空間を形成するように取り付けられるアッパスポイラを有していてもよい。補強リブは、露出部における上記空間の内部に設ける。
1 バックドア構造
2 バックドア
3 ドアパネル
31 アウタパネル
311 雨樋部
32 インナパネル
321 重複部
322 露出部
323 補強リブ
324 貫通孔
4 リヤガラス
5 接着剤
6 リヤスポイラ
60 サイドスポイラ
61 本体部
62 基部
623 ストッパ部
624 貫通孔
7 固定部材
8 ウェザーストリップ
100 車両
110 ルーフ
120 リヤピラー
200 水滴

Claims (1)

  1. 樹脂製のアウタパネルと樹脂製のインナパネルとを有する車両のバックドアと、
    前記バックドアの左右の側辺、及び上辺の少なくとも一方の車外側の面に対して、前記車外側の面との間に所定の空間を形成するように取り付けられるリヤスポイラとを備え、
    前記インナパネルは、
    前記アウタパネルから露出して前記リヤスポイラに覆われる前記車外側の面を有する露出部と、
    前記空間の内部に設けられて、前記露出部における前記車外側の面から前記リヤスポイラの内側に向かって突出する補強リブとを有するバックドア構造。
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