JP2020154036A - 立体表示体 - Google Patents

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Abstract

【課題】訴求効果をより高めることができる立体表示体を提供すること。【解決手段】立体表示体1は、少なくとも1つの開口部12が設けられた支持体10と、第1シート及び第2シートからなり、それぞれのシート側縁が互いに接合されたシート構造体20と、を備え、シート構造体20は、前記第1シートが支持体10の第1面から突出するように立体的に開口部12に装着される。【選択図】図1

Description

本発明は、立体表示体に関する。
従来、商品等の広告、宣伝用の媒体として、立体的な広告用表示装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第3089157号公報
上記表示装置は、前面に設けられる本体パネルがフラットであるため、本体パネルに表示された商品情報に見た目の変化が乏しく、訴求面となる本体パネルに表示された商品情報や広告等に対する興味、関心を喚起しにくい。そのため、訴求効果をより高めることが求められている。
本発明の目的は、訴求効果をより高めることができる立体表示体を提供することにある。
本発明は、以下のような解決手段により、課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜に改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
第1の発明は、少なくとも1つの開口部(12)が設けられた支持体(10)と、第1シート(21)及び第2シート(22)からなり、それぞれのシート側縁(21a、22a)が互いに接合されたシート構造体(20)と、を備え、前記シート構造体は、前記第1シートが前記支持体の第1面から突出するように立体的に前記開口部に装着される立体表示体(1)に関する。
第2の発明は、第1の発明に係る立体表示体において、前記シート構造体は、前記第1シートが前記支持体の第1面から突出し、前記第2シートが前記支持体の前記第1面とは反対側の第2面から突出するように立体的に前記開口部に装着される。
第3の発明は、第1又は第2の発明に係る立体表示体において、前記第1シートは光透過性領域を有する。
第4の発明は、第1から3までのいずれかの発明に係る立体表示体において、前記シート構造体は、外周部分に第1係合部(23)を有し、前記支持体は、前記シート構造体の前記第1係合部と係合することにより、前記シート構造体を立体的に保持する第2係合部(S1)を前記開口部の内周近傍に有する。
第5の発明は、第4の発明に係る立体表示体において、前記第1係合部は、前記第1シート及び前記第2シートのそれぞれのシート側縁が接合された接合部であり、前記第2係合部は、前記接合部の少なくとも一部が挿入される挿入穴である。
第6の発明は、第1から第5までのいずれかの発明に係る立体表示体において、前記第1シート及び前記第2シートのいずれか一方のシートは、他方のシートよりもシート側縁に沿う方向の寸法が長く形成されている。
本発明によれば、訴求効果をより高めることができる立体表示体を提供できる。
(A)は、実施形態の立体表示体1を前側から見たときの斜視図である。(B)は、立体表示体1を後側から見たときの斜視図である。 (A)は、支持体10を前側から見たときの正面図である。(B)は、支持体10を後側から見たときの背面図である。 (A)は、枠部14の平面図である。(B)は、枠部14のフラップ142を開いた状態を示す平面図である。 (A)は、支持体10における枠部14の接着範囲を示す平面図である。(B)は、支持体10及び枠部14の開口部OPに商品モデル20を装着した場合の平面図である。 商品モデル20の分解斜視図である。 (A)は、畳まれた商品モデル20を示す平面図である。(B)は、立体的な形状の商品モデル20を示す斜視図である。 (A)〜(C)は、支持体10に商品モデル20を装着する手順を説明する図である。 第1変形形態の支持体10Aの分解斜視図である。 (A)は、第1変形形態の支持体10Aを後側から見た図である。(B)は、図9(C)のa−a線断面図である。 (A)は、第2実施形態の支持体10Bの展開図である。(B)は、第2実施形態の支持体10Bを後側から見た図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。本明細書に添付した各図面は、いずれも模式図であり、理解しやすさを考慮して、各部の形状、縮尺、縦横の寸法比等を、実物から適宜に変更又は誇張している。
本明細書中に記載する数値、形状、材料名等は、実施形態としての一例であり、これに限定されるものではなく、適宜に選択して使用してよい。
実施形態の各図面においては、部材の形状、輪郭を実線又は破線で表し、厚み部分の図示を適宜に省略している。本明細書中において、形状、幾何学的条件、これらの程度を特定する用語、例えば、「直交」、「方向」等の用語については、その用語の厳密な意味に加えて、ほぼ直交等とみなせる程度の範囲、概ねその方向とみなせる範囲を含む。また、図面においては、部材の断面を示すハッチングを適宜に省略する。
実施形態では、図面にXYZの互いに直交する座標系を記載した。この座標系は、立体表示体1を正面から見たときの左右方向をX方向、前後方向をY方向、上下方向をZ方向とする。左右方向(X方向)においては、図中の右方向をX1方向とし、左方向をX2方向とする。前後方向(Y方向)においては、図中の前方向をY1方向とし、後方向をY2方向とする。上下方向(Z方向)においては、図中の上方向をZ1方向とし、下方向をZ2方向とする。なお、本明細書においては、「〜方向」を適宜に「〜側」ともいう。
図1(A)は、実施形態の立体表示体1を前側から見たときの斜視図である。図1(B)は、立体表示体1を後側から見たときの斜視図である。図2(A)は、支持体10を前側から見たときの正面図である。図2(B)は、支持体10を後側から見たときの背面図である。図3(A)は、枠部14の平面図である。図3(B)は、枠部14のフラップ142を開いた状態を示す平面図である。
本実施形態の立体表示体1は、例えば、訴求したい商品であるアルコールやソフトドリンク等の飲料水用の広告物として構成される。本実施形態の立体表示体1には、飲料水の注がれたグラスを模した商品モデル20(後述)が装着される。立体表示体1は、例えば、商品を小売り販売する店舗の陳列棚や、商品を訴求するためのイベント会場のほか、商品の飲料水をメニュー品として提供する飲食店のカウンター、テーブル等に設置される。
図1(A)に示すように、立体表示体1は、支持体10と、商品モデル(シート構造体)20と、を備える。
支持体10は、商品情報や広告等を表示すると共に、商品モデル20を立体的に支持する部材である。支持体10は、パネル部11と、枠部14と、を備える。
パネル部11は、支持体10において、前側(Y1側)に配置される部材である。パネル部11として使用可能な材料としては、例えば、各種の紙材、プラスチック材等が挙げられる。これらの材料は、それぞれ単独で使用してもよいが、例えば、紙同士の複合体、紙とプラスチックとの複合体等、任意の組み合わせによる積層体でもよい。
パネル部11は、第1面となる前側(Y1側)の面に訴求領域11aを有する。パネル部11の前側は、観察者(例えば、消費者)が立体表示体1を見る側である。訴求領域11aは、訴求面として、商品情報や広告等が表示される部分である。訴求領域11aには、例えば、商品情報や広告等に関する各種のメッセージ、ロゴ、キャラクターデザイン等が印刷される。また、訴求領域11aに液晶ディスプレイを取り付けて、各種のメッセージ、ロゴ、キャラクターデザイン等を表示させてもよいし、訴求領域11aにスピーカーを取り付けて、商品情報や広告等に関する音声を流してもよい。なお、訴求領域11aは、本実施形態の例に限らず、どの位置に設けてもよい。また、訴求領域11aを設けない構成としてもよい。
パネル部11は、図2(A)に示すように、訴求領域11aの右側(X1側)に開口部12を有する。開口部12は、商品モデル20が装着される穴であり、略四角形に形成されている。開口部12は、立体的な形状の商品モデル20(図6参照)を装着可能な大きさに形成されている。
パネル部11の後側(Y2側)には、図1(B)に示すように、足部13が設けられている。足部13は、パネル部11を後側に傾いた状態で支える部材である。足部13は、例えば、パネル部11と同じ材料により構成される。
パネル部11の後側(Y2側)には、図1(B)に示すように、枠部14が設けられている。枠部14は、パネル部11との間に形成される隙間S1(後述)によって、商品モデル20を立体的に支持する部材である。枠部14は、図2(B)に示すように、パネル部11の後側であって、開口部12と一致する位置に設けられている。
枠部14は、支持体10において、第1面とは反対側の第2面となる後側(Y2側)の面に配置される部材である。枠部14は、例えば、接着剤を介してパネル部11の後側の面に貼り付けられる。枠部14として使用可能な材料は、パネル部11と同じく、各種の紙材、プラスチック材等が挙げられる。これらの材料は、それぞれ単独で使用してもよいが、例えば、紙同士の複合体、紙とプラスチックとの複合体等、任意の組み合わせによる積層体でもよい。パネル部11の後ろ側の面に枠部14が接着される範囲については、後述する。
枠部14は、図3(A)に示すように、額縁状に形成され、中央に開口部141が設けられている。開口部141は、商品モデル20が装着される穴であり、略四角形に形成されている。本実施形態の開口部141は、パネル部11の開口部12と同一形状に形成されている。本実施形態では、パネル部11に枠部14が貼り付けられた状態で、パネル部11の開口部12と、枠部14の開口部141とにより形成される開口領域を「開口部OP」ともいう。
枠部14は、各四隅にフラップ142を備えている。フラップ142は、開口部OPに装着された商品モデル20を、支持体10から外れにくくするための部材である。フラップ142は、略三角形に形成されている。図3(A)に示すように、フラップ142の底辺部142aは、枠部14と一体に形成されている。フラップ142の斜辺部142b及び142cは、底辺部142aとつながっている部分を除いて、それぞれ枠部14から切り離されている。このうち、斜辺部142bと枠部14との間には、切れ目CLが形成されている。そのため、図3(B)に示すように、各フラップ142は、底辺部142aの位置から、斜辺部142b及び142cを枠部14の外側に向けて開くことができる。
図4(A)は、パネル部11における枠部14の接着範囲を示す平面図である。図4(B)は、パネル部11及び枠部14の開口部OPに商品モデル20を装着した場合の平面図である。
図4(A)に示すように、パネル部11において、枠部14は、内側に向けたフラップ142の外側の範囲(斜線部)に接着される。そのため、フラップ142の外側の領域には、パネル部11と枠部14とが接着されていない隙間(挿入穴)Sが形成される。隙間S1は、後述する商品モデル20の接合部23(第1係合部)が挿入される挿入穴(第2係合部)となる。図4(B)に示すように、商品モデル20の接合部23の上下端を、4か所のフラップ142の部分に形成された隙間S1にそれぞれ挿入することにより、支持体10に商品モデル20を装着できる。なお、支持体10に形成された開口部OPに商品モデル20を装着する方法については、後述する。
次に、商品モデル20について説明する。
図5は、商品モデル20の分解斜視図である。図6(A)は、畳まれた商品モデル20を示す平面図である。図6(B)は、立体的な形状の商品モデル20を示す斜視図である。なお、単体の商品モデル20において、左右方向及び上下方向は特に規定されないが、図5及び図6(A)では、説明を容易にするため、商品モデル20を装着した立体表示体1の使用状態における左右方向及び上下方向を、XZの座標系で示している。
図5に示すように、商品モデル20は、第1シート21と、第2シート22と、から構成される。
第1シート21は、商品モデル20を支持体10に装着したときに、立体表示体1の前側(Y1側)に配置される部材である。本実施形態において、第1シート21は、全面が透明なシート材により構成される。
第2シート22は、商品モデル20を支持体10に装着したときに、立体表示体1の後側(Y2側)に配置される部材である。本実施形態において、第2シート22の第1シート21側の面Fには、商品イメージに合わせた絵柄が形成される。本実施形態の商品モデル20は、飲料水の注がれたグラスを模しているため、第2シート22の面Fには、例えば、氷と飲料水とが混在した絵柄が形成される。絵柄は、印刷により形成してもよいし、絵柄の印刷されたシート等を貼り付けてもよい。
第1シート21の左右方向(X方向)の両端部には、シート側縁21aがそれぞれ設けられている。同様に、第2シート22の左右方向(X方向)の両端部には、シート側縁22aがそれぞれ設けられている。第1シート21と第2シート22の左右方向において、対向するシート側縁同士を、例えば、接着剤を介して接合することにより、商品モデル20が完成する。以下、商品モデル20において、接合されたシート側縁の部分を、適宜に「接合部23」ともいう。
本実施形態の商品モデル20は、図6(A)に示すように、第1シート21のシート側縁21aに沿う方向(Z方向)の寸法L1が、第2シート22のシート側縁22aに沿う方向の寸法L2よりも長くなるように設定されている。第1シート21の寸法L1を第2シート22の寸法L2よりも長くするのは、支持体10に商品モデル20を装着する際に、畳まれた商品モデル20を立体的に広げやすくするためである。第1シート21の寸法L1は、Z1方向及びZ2方向のいずれも、第2シート22の寸法L2よりも、例えば、0.5〜1mm程度長くなるように設定される。なお、第1シート21の寸法L1と第2シート22の寸法L2は、同じであってもよいし、第2シート22の寸法L2を第1シート21の寸法L1よりも長くしてもよい。
商品モデル20は、後述するように、畳まれた状態で支持体10に装着される。畳まれた商品モデル20を支持体10に装着した後、第1シート21と第2シート22を分けるように広げると、商品モデル20は、図6(B)に示すように、飲料水のグラスを模した立体的な形状(略円筒形)となる。この形状において、商品モデル20の手前側の第1シート21は、全面が透明であるため、観察者は、透明な第1シート21を通して、奥にある第2シート22に印刷された絵柄を見ることができる。これにより、商品モデル20は、実際のグラスに飲料水が注がれているような外観となる。
次に、支持体10に商品モデル20を装着する方法について説明する。
図7(A)〜(C)は、支持体10に商品モデル20を装着する手順を説明する図である。図7(A)〜(C)には、支持体10及び商品モデル20の左右方向、前後方向及び上下方向として、図1と同じXYZの座標系を記載している。なお、支持体10に商品モデル20を装着する場合は、支持体10をどのような向きにして作業してもよい。
支持体10に商品モデル20を装着する場合、まず、図7(A)に示すように、畳まれた商品モデル20のX1側の接合部23を、枠部14(支持体10)のX1側に設けられたフラップ142の下から、隙間S1の中に挿入する(図中、矢印方向)。このとき、商品モデル20の第1シート21が開口部OPの側を向くように挿入する。
続いて、図7(B)に示すように、商品モデル20をY2側に向けて凸状に撓ませる。そして、商品モデル20のX2側の接合部23を、枠部14のX2側に設けられたフラップ142の下から、隙間S1の中に挿入する(図中、矢印方向)。
次に、図7(C)に示すように、撓んだ状態の商品モデル20のZ方向において、第2シート22から突出した第1シート21の端部を矢印方向に押し下げる。このとき、作業者は、第1シート21の端部に指の爪を引っ掛けて押し下げてもよいし、例えばマイナスドライバーの先端を引っ掛けて押し下げてもよい。
第1シート21のZ方向の端部を矢印方向に押し下げることにより、第2シート22と共にY2側に撓んでいた第1シート21をY1側に向けて凸状に撓ませることができる。これにより、商品モデル20が立体的に広げられ、図1(A)に示すように、第1シート21が支持体10から突出した状態となる。
なお、支持体10に商品モデル20に装着する場合、上記例とは逆に、商品モデル20のX2側の接合部23を枠部14のX2側の隙間S1へ挿入した後に、商品モデル20のX1側の接合部23を枠部14のX1側の隙間S1へ挿入するようにしてもよい。
上述した本実施形態の立体表示体1によれば、例えば、以下のような効果を奏する。
実施形態の立体表示体1において、商品モデル20は、支持体10の前側(Y1側)と後側(Y2側)にそれぞれ突出した立体的な形状で支持される。そのため、実施形態の立体表示体1においては、前側に突出していない平面的な商品モデルに比べて、商品モデル20に奥行き感が付与されるため、商品のアピール効果をより高めることができる。このように、立体的な形状の商品モデル20を備える実施形態の立体表示体1は、商品に対する興味、関心を、従来の広告物に比べて喚起しやすくなるため、訴求効果をより高めることができる。
実施形態の立体表示体1において、商品モデル20の前側に突出する第1シート21は、透明なシート材により構成される。そのため、透明な第1シート21と第2シート22に印刷された絵柄との間に生じる遠近差により、商品モデル20を見る角度によって内部の見え方が変化する。これによって、立体表示体1に観察者が接近した場合、平面状に見えた商品モデル20が近付くにつれて徐々に立体的な形状に見えるようになるため、商品に対する興味、関心をより一層喚起しやすくなる。
実施形態の支持体10は、開口部141の内周近傍に隙間S1(第2係合部)を有するため、商品モデル20の接合部23(第1係合部)を、支持体10と枠部14との隙間S1に係合させることにより、商品モデル20を開口部141の中に容易に装着できる。
実施形態の商品モデル20において、接合部23は、第1シート21のシート側縁21aと、第2シート22のシート側縁22aとを接合した部分であるため、接合部23を撓みにくくできる。そのため、商品モデル20を支持体10に装着したときに、接合部23の撓みによって商品モデル20が支持体10の装着位置からずれたり、外れたりする不具合を抑制できる。
実施形態の商品モデル20において、第1シート21のシート側縁21aに沿う方向の寸法L1は、第2シート22のシート側縁22aに沿う方向の寸法L2よりも長くなるように設定されている。そのため、図7(C)に示すように、撓んだ状態の商品モデル20において、第2シート22から突出した第1シート21の端部を矢印方向に押し下げる際に、第1シート21の端部に指の爪等を引っ掛けて押し下げることにより、商品モデル20をより簡単に立体的な形状にできる。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、前述した実施形態に限定されるものではなく、後述する変形形態のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本開示の技術的範囲内に含まれる。また、実施形態に記載した効果は、本開示から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、実施形態に記載したものに限定されない。なお、上述の実施形態及び後述する変形形態は、適宜に組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(第1変形形態)
図8は、第1変形形態の支持体10Aの分解斜視図である。図9(A)は、第1変形形態の支持体10Aを後側から見た図である。図9(B)は、図9(C)のa−a線断面図である。なお、単体の支持体10Aにおいて、左右方向、前後方法及び上下方向は特に規定されないが、図8及び図9では、説明を容易にするため、商品モデル20を支持体10Aに装着した場合の左右方向、前後方向及び上下方向を、XZ又はXYZの座標系で示している。また、図8では、足部13(図1(B)参照)の図示を省略している。
図8に示すように、第1変形形態の支持体10Aは、第1支持板30、第2支持板40及び第3支持板50を備える。第1変形形態の支持体10Aは、上記各支持板の積層体として構成される。第1変形形態の支持体10Aは、上記各支持板を積層することにより、実施形態の支持体10(パネル部11+枠部14)と同じ機能を備えた部材として構成される。第1支持板30、第2支持板40及び第3支持板50は、例えば、実施形態のパネル部11と同じく、各種の紙材、プラスチック材等により構成される。
第1支持板30は、支持体10Aにおいて、最も前側(Y1側)に配置される部材である。第1支持板30は、X1側に開口部31が設けられている。開口部31は、商品モデル20が装着される穴であり、略四角形に形成されている。開口部31の大きさは、支持体10Aに実施形態の商品モデル20を装着する場合、実施形態の支持体10に形成された開口部12と同じとなる。本形態において、開口部31の左右方向(X方向)の幅は、他の2枚の支持板に対して最も狭くなる。なお、図示していないが、第1支持板30は、前側に、実施形態の支持体10と同じく訴求領域(図1(A)の訴求領域11aに相当)を有する。
第2支持板40は、支持体10Aにおいて、第1支持板30と第3支持板50との間に配置される部材である。第2支持板40は、X1側に開口部41が設けられている。開口部41は、商品モデル20が装着される穴であり、略四角形に形成されている。開口部41は、左右方向(X方向)の幅が最も広くなるように形成されている。
第3支持板50は、支持体10Aにおいて、最も後側(Y2側)に配置される部材である。第3支持板50は、X1側に開口部51が設けられている。開口部51は、商品モデル20が装着される穴であり、略四角形に形成されている。開口部51は、左右方向(X方向)の幅が、開口部31と開口部41の中間となるように形成されている。
上述した各支持板の開口部31、41及び51において、上下方向(Z方向)の長さは、共通である。
第1支持板30、第2支持板40及び第3支持板50のそれぞれの合わせ面を、例えば、接着剤を介して接合することにより、第1支持板30、第2支持板40及び第3支持板50は、板状の支持体10Aとなる。以下、支持体10Aにおいて、第1支持板30の開口部31、第2支持板40の開口部41及び第3支持板50の開口部51により形成される開口領域を「開口部OP」ともいう。
支持体10Aには、図9(A)に示すように、開口部OPの左右方向(X方向)に、第1支持板30と第3支持板50とが接着されていない隙間S2が形成される。隙間S2は、本形態において、商品モデル20の接合部23(第1係合部)が挿入される挿入穴(第2係合部)となる。図9(B)に示すように、商品モデル20の接合部23を、開口部OPの左右方向に形成された隙間S2にそれぞれ挿入することにより、支持体10Aに商品モデル20を装着できる。
本形態の支持体10Aは、第1支持板30、第2支持板40及び第3支持板50による積層体であるため、支持体10Aを大型化した場合(例えば、縦600mm×横900mm程度)においても、支持体10Aの剛性を確保できる。
(第2変形形態)
図10(A)は、第2実施形態の支持体10Bの展開図である。図10(B)は、第2実施形態の支持体10Bを後側から見た図である。なお、単体の支持体10Bにおいて、左右方向及び上下方向は特に規定されないが、図10では、説明を容易にするため、支持体10Bを含む立体表示体1の使用状態における左右方向及び上下方向を、XZの座標系で示している。また、図10では、足部13(図1(B)参照)の図示を省略している。
図10(A)に示すように、第2変形形態の支持体10Bは、支持部60、上側支持部70及び下側支持部80を備える。第2変形形態の支持体10Bは、上記各支持部を備えた一枚の板材である。第2変形形態の支持体10Bは、上側支持部70及び下側支持部80を、それぞれ支持部60の側に折り畳むことにより、実施形態の支持体10(パネル部11+枠部14)と同じ機能を備えた部材として構成される。支持体10Bは、例えば、上述した実施形態の支持体10と同じく、各種の紙材、プラスチック材等により構成される。
支持部60は、展開した支持体10Bを折り畳んだときに、最も前側(Y1側)となる部分である。支持部60は、X1側に開口部61が設けられている。開口部61は、商品モデル20が装着される穴であり、略四角形に形成されている。開口部61の大きさは、支持体10Bに実施形態の商品モデル20を装着する場合、実施形態の支持体10に形成された開口部12と同じとなる。なお、図示していないが、支持部60は、前側に、実施形態の支持体10と同じく訴求領域(図1(A)の訴求領域11aに相当)を有する。
上側支持部70は、支持部60のZ1側に設けられた部分である。上側支持部70は、上側枠部71を備える。上側枠部71は、表裏は逆になるが、図3(A)に示す枠部14において、上側の約半分と同じ構成を備えている。
下側支持部80は、支持部60のZ2側に設けられた部分である。下側支持部80は、下側枠部81を備える。下側枠部81は、表裏は逆になるが、図3(A)に示す枠部14において、下側の約半分と同じ構成を備えている。
図10(A)に示すように、上側支持部70及び下側支持部80を、それぞれ支持部60の側(矢印方向)に折り畳み、それぞれの合わせ面を、例えば、接着剤を介して接合することにより、支持部60、上側支持部70及び下側支持部80は、板状の支持体10Bとなる。折り畳まれた支持体10Bは、図10(B)に示すように、後側に枠部14Aが形成される。この枠部14Aは、図2(A)に示す実施形態の枠部14と実質的に同じ機能を備えた構造体となる。そのため、第2変形形態の支持体10Bにおいても、実施形態の支持体10と同様に、枠部14Aに商品モデル20(不図示)を装着できる。
本形態の支持体10Bは、一枚の板材を折り畳んだ構造であるため、支持体10Bの部品点数を削減できる。
(その他の変形形態)
商品モデル20において、第1シート21の左右方向(X方向)の寸法を、第2シート22の左右方向の寸法よりも長くして、第1シート21のみが前側(Y1側)に突出するような形状としてもよい。商品モデル20を上記のように構成した場合でも、前側に突出していない平面的な商品モデルに比べて、商品のアピール効果を高めることができる。
開口部OPは、支持体10の右側(X1側)に限らず、どの位置に設けられていてもよい。開口部0Pは、支持体10に複数個所設けられていてもよいし、支持体10の上下方向(Z方向)に対して傾いていてもよい。
足部13(図1(B)参照)は、1か所に限らず、例えば、パネル部11の左右方向(X方向)の両端に設けられていてもよい。また、足部13は、パネル部11を設置面から浮かせるように支える構成としてもよい。
枠部14において、フラップ142以外の部分をパネル部11の後側の面に接着することにより、挿入穴S(第2係合部)に相当する部分を、フラップ142とパネル部11とで形成できる。この部分に商品モデル20の接合部23を挿入してもよい。また、枠部14を、パネル部11の前側(Y1側)に設けた構成としてもよいし、パネル部11の前側(Y1側)と後側(Y2側)の両方に設けた構成としてもよい。
第1シート21は、透明に限らず、光透過性を有するものであれば、例えば、半透明であってもよい。また、このような光透過性を有する領域は、第1シート21に部分的に形成されていてもよい。更に、光透過性を有する領域は、第2シート22に形成されていてもよいし、第1シート21と第2シート22の両方に形成されていてもよい。
商品モデル20は、パッケージの形状が円筒形、角柱形等の立体形状であればよく、飲料水に限定されない。例えば、商品モデル20は、シャンプー、洗剤、化粧品、芳香剤等を模したものであってもよい。
1 立体表示体
10 支持体
11 パネル部
12 開口部
14 枠部
21 第1シート
22 第2シート
23 接合部(第1係合部)
S1、S2 隙間(第2係合部)

Claims (6)

  1. 少なくとも1つの開口部が設けられた支持体と、
    第1シート及び第2シートからなり、それぞれのシート側縁が互いに接合されたシート構造体と、を備え、
    前記シート構造体は、前記第1シートが前記支持体の第1面から突出するように立体的に前記開口部に装着される、
    立体表示体。
  2. 請求項1に記載の立体表示体において、
    前記シート構造体は、前記第1シートが前記支持体の第1面から突出し、前記第2シートが前記支持体の前記第1面とは反対側の第2面から突出するように立体的に前記開口部に装着される、
    立体表示体。
  3. 請求項1又は2に記載の立体表示体において、
    前記第1シートは光透過性領域を有する、
    立体表示体。
  4. 請求項1から3までのいずれか一項に記載の立体表示体において、
    前記シート構造体は、外周部分に第1係合部を有し、
    前記支持体は、前記シート構造体の前記第1係合部と係合することにより、前記シート構造体を立体的に保持する第2係合部を前記開口部の内周近傍に有する、
    立体表示体。
  5. 請求項4に記載の立体表示体において、
    前記第1係合部は、前記第1シート及び前記第2シートのそれぞれのシート側縁が接合された接合部であり、
    前記第2係合部は、前記接合部の少なくとも一部が挿入される挿入穴である、
    立体表示体。
  6. 請求項1から5までのいずれか1項に記載の立体表示体において、
    前記第1シート及び前記第2シートのいずれか一方のシートは、他方のシートよりもシート側縁に沿う方向の寸法が長く形成されている、
    立体表示体。
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