JP2007249159A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】立体的に組み立てることができる表示体と、取り付けた表示体を立体的に組み立てた状態で維持できる取付体を備えた表示装置において、多少の衝撃や、やや強い風を受けた場合でも、表示体が支持体から簡単に外れてしまうことを防止できるようにする。
【解決手段】表示装置A1は、底部側開口10を閉じようとする自己閉鎖性を有し、底部側開口10を開いて立体的に組み立てることができる表示体1と、表示体1を着脱自在に取り付けでき、取り付けた表示体1を立体的に組み立てた状態で維持できる取付部材2と、を備えている。表示体1の自己閉鎖性によって底部側開口10が閉じる方向に力が作用することにより、取付部材2に対する表示体1の取り付けが維持されるように構成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、表示装置に関する。
更に詳しくは、立体的に組み立てることができる表示体と、着脱自在に取り付けできる表示体を立体的に組み立てた状態で維持できる取付体を備えた表示装置において、多少の衝撃ややや強い風を受けた場合でも、表示体が取付体から簡単に外れてしまうことを防止できるようにしたものに関する。
従来より、厚紙や合成樹脂製シートを使用して折り畳み可能とした組み立て式の簡易立て看板が提案されている(例えば特許文献1)。この種の簡易立て看板は、比較的軽量で折り畳めることから持ち運びや保管に便利である。
特許文献1(図50参照)には、厚紙製のパネル体90と、このパネル体90を差し込んで立てるための支持部材900からなる簡易立て看板装置が提案されている。パネル体90は、左右両側縁が折曲自在部91,92を介して相互に連結された前面板93及び後面板94を有する。
登録実用新案第3093422号公報
上記した従来の簡易立て看板は、図50に示すように、支持部材900から看板本体であるパネル体90を簡単に取り外して折り畳むことができるため、店内における広告用看板としては好適であると思われる。
しかしながら、従来のものは、パネル体90と支持部材900の固定が十分ではなかったため、混雑した店内で客がぶつかると、支持部材900からパネル体90が簡単に外れて転倒してしまうという欠点がある。また店先等の屋外に置いた場合には、仮に支持部材900を地面に固定したとしても、風の影響で支持部材900からパネル体90が簡単に外れやすい。万一、パネル体90が外れてしまった場合には、通行人や通行車両に接触し危険である。
(本発明の目的)
そこで本発明の目的は、立体的に組み立てることができる表示体と、着脱自在に取り付けできる表示体を立体的に組み立てた状態で維持できる取付体を備えた表示装置において、多少の衝撃ややや強い風を受けた場合でも、表示体が取付体から簡単に外れてしまうことを防止できるようにすることにある。
本発明の他の目的は、多少の衝撃や風の影響などを受けたとしても表示体が取付体から容易に外れないようにすると共に、表示装置の不使用時には簡単な操作で表示体を取り外すことができるようにすることにある。
また本発明の他の目的は、運搬や保管などがしやすいように、不使用時には折り畳むことができるようにすることにある。
更に本発明の他の目的は、表示装置の安定性を向上させて表示装置の転倒を防止することにある。
その他の本発明の目的は以下の説明から明らかになろう。
上記目的を達成するために本発明が講じた手段は次のとおりである。
なお、後述する作用の説明の理解を助けるため、図面において使用した符号を括弧を用いて記載しているが、各構成要件を図面記載のものに限定するものではない。
本発明は、基部側開口(10)を閉じようとする自己閉鎖性を有し、該自己閉鎖性に抗して基部側開口(10)を開いて立体的に組み立てることができる表示体(1)と、該表示体(1)を着脱可能に取り付けでき、取り付けた表示体(1)を立体的に組み立てた状態で維持できる取付体(2)と、を備えており、上記表示体(1)の自己閉鎖性によって基部側開口(10)が閉じる方向に力が作用することで、取付体(2)に対する表示体(1)の取り付けが維持されるように構成されている、表示装置である。
本発明は、基部側開口(10)を閉じようとする自己閉鎖性を有し、該自己閉鎖性に抗して基部側開口(10)を開いて立体的に組み立てることができる表示体(1)と、該表示体(1)を着脱可能に取り付けでき、取り付けた表示体(1)を立体的に組み立てた状態で維持できる取付体(2)と、を備えており、上記表示体(1)または取付体(2)の何れか一方に係止要素(221,231)が設けてあり、他方に上記係止要素(221,231)と係合する係合要素(111,112)が設けてあり、表示体(1)の自己閉鎖性によって基部側開口(10)が閉じる方向に力が作用することにより、係止要素(221,231)に対する係合要素(111,112)の係合を維持できるように構成されている、表示装置である。
本発明は、基部側開口(10)を閉じようとする自己閉鎖性を有し、該自己閉鎖性に抗して基部側開口(10)を開いて立体的に組み立てることができる表示体(1)と、該表示体(1)を着脱可能に取り付けでき、取り付けた表示体(1)を立体的に組み立てた状態で維持できる取付体(2)と、を備えており、上記表示体(1)または取付体(2)の何れか一方に係止要素(221,231)が設けてあり、他方に上記係止要素(221,231)と係合する係合要素(111,112)が設けてあり、上記表示体(1)の自己閉鎖性によって基部側開口(10)が閉じる方向に力が作用することにより、係止要素(221,231)に対する係合要素(111,112)の係合を維持できるように構成されており、上記表示体(1)側または取付体(2)側には、上記取付体(2)に取り付けた表示体(1)の基部側開口(10)が開くことを抑制して、係止要素(221,231)に対する係合要素(111,112)の係合が解除されることを防止する係合解除防止要素(3)が設けてある、表示装置である。
本発明は、上記基部側開口(10)が開くように表示体(1)に外力を加えることにより、取付体(2)に対する表示体(1)の取り付けが解除されるように構成されている、表示装置である。
本発明は、上記係合解除防止要素(3)は変形性を有しており、表示体(1)に係合解除防止要素(3)を変形させる外力を加えることによって表示体(1)の基部側開口(10)が開いて係止要素(221,231)に対する係合要素(111,112)の係合を解除できるように構成されている、表示装置である。
本発明は、基部側開口(10)を閉じようとする自己閉鎖性を有し、該自己閉鎖性に抗して基部側開口(10)を開いて立体的に組み立てることができる表示体(1e)と、該表示体(1e)を着脱可能に取り付けでき、取り付けた表示体(1e)を立体的に組み立てた状態で維持できる取付体(2e)(2f)と、を備えており、上記表示体(1e)の自己閉鎖性によって基部側開口(10)が閉じる方向に力が作用することで、取付体(2e)(2f)に対する表示体(1e)の取り付けが維持されるように構成されており、取付体(2e)(2f)は、基部側開口(10)の内側から表示体(1e)と当接する当接要素(21e)(64)と、該当接状態が解除されることを防止する当接解除防止要素(43)(61)と、を備えている、表示装置である。
本発明は、基部側開口(10)を閉じようとする自己閉鎖性を有し、該自己閉鎖性に抗して基部側開口(10)を開くことにより少なくとも基部側を筒状または管状に組み立てることができる表示体(1j)と、該表示体(1j)を着脱可能に取り付けでき、取り付けた表示体(1j)の少なくとも基部側を筒状または管状に組み立てた状態で維持できる取付体(2j)と、を備えており、上記表示体(1j)に係合孔(15,15)が設けてあり、上記取付体(2j)に上記係合孔(15,15)と係合する係止突部(52,52)が設けてあり、上記表示体(1j)の自己閉鎖性によって基部側開口(10)が閉じる方向に力が作用することにより、上記係合孔(15,15)に対する係止突部(52,52)の係合を維持できるように構成されており、上記係止突部(52,52)には、上記取付体(2j)に取り付けた表示体(1j)の基部側開口(10)が開くことを抑制して、上記係合孔(15,15)に対する係止突部(52,52)の係合が解除されることを防止する係合解除防止要素(526,526)が設けてある、表示装置である。
本発明は、基部側開口(10)を閉じようとする自己閉鎖性を有し、該自己閉鎖性に抗して基部側開口(10)を開くことにより少なくとも基部側を筒状または管状に組み立てることができる表示体(1j)と、該表示体(1j)を着脱可能に取り付けでき、取り付けた表示体(1j)の少なくとも基部側を筒状または管状に組み立てた状態で維持できる取付体(2j)と、を備えており、表示体(1j)及び取付体(2j)はシート状、薄板状または平面状に折り畳むことができるように構成されており、上記表示体(1j)は、向かい合うようにして配置された一対の係合孔(15,15)を有し、上記取付体(2j)は、接地面を有する基板(53)と、上記係合孔(15,15)と係合する一対の係止突部(52,52)を有する係止部材(54)を備え、該取付体(2j)に表示体(1j)を取り付けた状態では、該取付体(2j)の係止部材(54)に表示体(1j)の基部側が嵌め込まれると共に、該係止部材(54)の係止突部(52,52)に表示体(1j)の係合孔(15,15)が嵌め込まれ、更に上記表示体(1j)の自己閉鎖性によって基部側開口(10)が閉じる方向に力が作用することにより、上記係合孔(15,15)に対する係止突部(52,52)の係合を維持できるように構成されており、上記係止突部(52,52)には、上記取付体(2j)に取り付けた表示体(1j)の基部側開口(10)が開くことを抑制して、上記係合孔(15,15)に対する係止突部(52,52)の係合が解除されることを防止する係合解除防止要素(526,526)が設けてある、表示装置である。
本発明は、基部側開口(10)を閉じようとする自己閉鎖性を有し、該自己閉鎖性に抗して基部側開口(10)を開いて立体的に組み立てることができる表示体(1b)と、該表示体(1b)を着脱可能に取り付けでき、取り付けた表示体(1b)を立体的に組み立てた状態で維持できる取付体(2b)と、を備えており、上記取付体(2b)には所要の間隔をおいて係止突起(215a,215b)が並設されており、上記表示体(1b)には、上記係止突起(215a,215b)に係合する係合孔(115a,115b)が所要の間隔をおいて並設されており、上記係止突起(215a,215b)は、係合した係合孔(115a,115b)が係止突起(215a,215b)から外れることを防止する外れ防止要素(216,216)を有し、上記表示体(1b)の自己閉鎖性によって係合孔(115a,115b)間の距離を拡げる力が働くことにより、係合孔(115a,115b)に対し外れ防止要素(216,216)が作用して表示体(1b)が取付体(2b)から外れることを防止でき、上記係合孔(115a,115b)間の距離を狭めることができる外力を表示体(1b)に加えることにより、係合孔(115a,115b)に対する外れ防止要素(216,216)の作用が解除されて表示体(1b)を取付体(2b)から取り外すことができるように構成されている、表示装置である。
本発明は、基部側開口(10)を閉じようとする自己閉鎖性を有し、該自己閉鎖性に抗して基部側開口(10)を開いて立体的に組み立てることができる表示体(1b)と、該表示体(1b)を着脱可能に取り付けでき、取り付けた表示体(1b)を立体的に組み立てた状態で維持できる取付体(2b)と、を備えており、上記取付体(2b)には所要の間隔をおいて係止突起(215a,215b)が並設されており、上記表示体(1b)には、上記係止突起(215a,215b)に差し込むことができる係合孔(115a,115b)が所要の間隔をおいて並設されており、各係止突起(215a,215b)には、係合した係合孔(115a,115b)が係止突起(215a,215b)から外れることを防止する凹部(216,216)または径小部(217,217)がそれぞれ設けてあり、上記表示体(1b)の自己閉鎖性によって係合孔(115a,115b)間の距離を拡げる力が働くことにより、係合孔(115a,115b)が凹部(216,216)または径小部(217,217)に嵌り込んで表示体(1b)が取付体(2b)から外れることを防止でき、上記係合孔(115a,115b)間の距離を狭めることができる外力を表示体(1b)に加えることにより、係合孔(115a,115b)が凹部(216,216)または径小部(217,217)から外れて表示体(1b)を取付体(2b)から取り外すことができるように構成されている、表示装置である。
上記表示体(1j)及び取付体(2j)は折り畳むことができることが好ましい。また取付体(2k)は一枚の構成シート(550)で立体的に組み立てることができることが好ましい。
本発明は、上記取付体(2n)が重り体(73)を置くための載置スペース(S1)(S2)、あるいは重り体(73)を倒れないようにして置くための載置スペース(S1)(S2)を備えており、表示装置は、該取付体(2n)に表示体(1n)を取り付けた状態では、取付体(1n)に置いた重り体(73)が表示体(1n)内に隠れて外から見えなくなるように構成されている、表示装置である。
表示体(1f)は立て札(71,72)の取り付けが可能な取付要素を備えていることが好ましい。また表示体(1h)は、書類(P)を出し入れ可能に収容できる収容要素(19)を備えていることが好ましい。
本発明は、外側に表示面(101)を有しており、上記表示体(1s)に着脱可能に被せることができる表示シート(100)を備えている、表示装置である。
本発明は、上記取付体(2d)(2s)が重りのための液体または流動性固体を充填して空所(200)を内部に有している、表示装置である。
本明細書及び特許請求の範囲における「表示体」の材料としては、例えばシート状、薄板状または平面状の材料(シート状材料、薄板状材料、平面状材料)が好適に使用できる。シート状、薄板状または平面状の材料としては、例えば厚紙や段ボール等の紙製材料(紙製シート等)や合成樹脂製材料(合成樹脂シート等)、あるいはアルミニウムやステンレス製の金属製材料を挙げることができる。
紙製材料としては、雨等で濡れた際に強度の低下を防止できるように、例えば表面に防水性のシートまたはフィルムを貼り合わせたものや、表面に化学薬品を塗布または散布して防水処理を施したものが好適に使用できる。
また、金属製材料を使用した場合は、上記したアルミニウムなどの軽量金属が好適に使用できる。更に、金属製材料を使用した場合は、同じく雨等で濡れた際に表面が錆びないように、錆び防止処理を施したものが好適に使用できる。また更に、金属製材料を使用した場合は、人が接触しても怪我しないように、角を落としたり、曲げ加工を施して鋭角な箇所がないようにした形状が好ましい。
本発明に係る表示装置の使用場所は特に限定されず、店内や店先に限らず、例えば屋外にも使用できる広告表示板として、あるいは例えば空き地に「売地」等を表示する立て看板等としても使用できる。
(作 用)
本発明に係る表示装置は、次のように作用する。
表示装置は、表示体(1)と、表示体(1)を立体的に組み立てた状態で維持できる取付体(2)とを備えている。そして、表示体(1)は取付体(2)に着脱自在に取り付けできるので、表示装置の不使用時には、表示体(1)と取付体(2)を分けて保管や運搬ができる。
そして、表示装置を使用する際は、表示体(1)の自己閉鎖性に抗して底部側開口(10)を開いて表示体(1)を立体的に組み立てる。そして、立体的に組み立てた表示体(1)を取付体(2)に取り付けることで、表示体(1)を立体的に組み立てた状態で維持できる。
表示体(1)を取付体(2)に取り付けた状態では、表示体(1)の自己閉鎖性によって底部側開口(10)が閉じる方向に力が作用することにより、取付体(2)に対する表示体(1)の取り付けが維持される。これにより、多少の衝撃ややや強い風を受けたとしても、表示体(1)が取付体(2)から簡単に外れてしまうことはない。
表示体(1)または取付体(2)の何れか一方に係止要素(221,231)が設けてあり、他方に上記係止要素(221,231)と係合する係合要素(111,112)が設けてあるものは、表示体(1)を取付体(2)に取り付けた状態では、表示体(1)または取付体(2)の何れか一方に設けてある係止要素(221,231)が他方に設けてある係合要素(111,112)と係合する。そして、表示体(1)は、底部側開口(10)を閉じようとする自己閉鎖性を有しており、この自己閉鎖性によって底部側開口(10)が閉じる方向に力が作用して係止要素(221,231)に対する係合要素(111,112)の係合を維持される。これにより、多少の衝撃ややや強い風を受けたとしても、表示体(1)が取付体(2)から簡単に外れてしまうことはない。
表示体(1)側または取付体(2)側に係合解除防止要素(3)が設けてあるものは、この係合解除防止要素(3)が表示体(1)の底部側開口(10)が開くことを抑制して、係止要素(221,231)に対する係合要素(111,112)の係合が解除されることを防止する。
底部側開口(10)が開くように表示体(1)に外力を加えることにより、取付体(2)に対する表示体(1)の取り付けが解除されるように構成されているものは、表示体(1)に外力を加えて表示体(1)を取り外す。
変形性を有する係合解除防止要素(3)を備えているものでは、表示体(1)を取付体(2)から取り外す際に、表示体(1)に係合解除防止要素(3)を変形させる外力を加える。外力を加えることで、表示体(1)の底部側開口(10)が開いて係止要素(221,231)に対する係合要素(111,112)の係合が解除され、取付体(2)から表示体(1)を取り外せるようになる。
取付体(2e)が当接要素(21e)と当接解除防止要素(43)(61)とを備えているものは、表示体(1)を取付体(2e)に取り付けた状態では、取付体(2e)の当接要素(21e)が表示体(1)の底部側開口(10)の内側で表示体(1)と当接する。表示体(1)には自己閉鎖性によって底部側開口(10)が閉じる方向に力が作用するので、表示体(1)は取付体(2e)の当接要素(21e)と強く当接する。更に、取付体(2e)が有する当接解除防止要素(43)(61)によって、この当接状態が解除されることが防止される。
表示体(1j)が向かい合うようにして配置された一対の係合孔(15,15)を有し、取付体(2)が、接地面を有する基板(53)と、上記係合孔(15,15)と係合する一対の係止突部(52,52)を有する係止部材(54)を備えているものでは、該取付体(2j)に表示体(1j)を取り付けると、該取付体(2)の係止部材(54)に表示体(1j)の基部側が嵌め込まれると共に、該係止部材(54)の係止突部(52,52)に表示体(1j)の係合孔(15,15)が嵌め込まれる。更に上記表示体(1j)の自己閉鎖性によって基部側開口(10)が閉じる方向に力が作用することによって、上記係合孔(15,15)に対する係止突部(52,52)の係合が維持される。
取付体(2b)に所要の間隔をおいて係止突起(215a,215b)並設されており、表示体(1b)に上記係止突起(215a,215b)に係合する係合孔(115a,115b)が所要の間隔をおいて並設されているものは、次のように作用する。
即ち、表示体(1b)を取付体(2b)に取り付けると、表示体(1b)の自己閉鎖性によって係合孔(115a,115b)間の距離を拡げる力が作用し、その結果、例えば凹部(216)または径小部(217)等で構成される係止突起(215a,215b)の凹部または径小部等の外れ防止要素が係合孔(115a,115b)に対して作用する。外れ防止要素(216,216)が作用することで、差し込まれた係合孔(115a,115b)が係止突起(215a,215b)から外れることが防止される。
また、取付体(2b)から表示体(1b)を取り外す際には、表示体(1b)に外力を加えて係合孔(115a,115b)間の距離を狭める。これにより、係合孔(115a,115b)に対する外れ防止要素の作用が解除されて、表示体(1b)を取付体(2b)から取り外すことができる。
表示体(1j)及び取付体(2j)がシート状、薄板状または平面状に折り畳むことができるように構成されているものは、不使用時には表示体(1j)及び取付体(2j)をシート状、薄板状または平面状に折り畳んで複数重ねれば良い。表示体(1j)及び取付体(2j)が折り畳むことができるように構成されているものについても、不使用時に表示体(1j)及び取付体(2j)を折り畳んでコンパクトな形状にする。
取付体(2k)を一枚の構成シート(550)で立体的に組み立てることができるものは、不使用時には取付体(2k)を展開して構成シート(550)の状態にしておき、表示体と共に表示装置を構成するときには、構成シート(550)を立体的に組み立て、表示体を取り付ける取付体(2k)を構成する。
取付体が重り体を置くための載置スペース、あるいは重り体を倒れないようにして置くための載置スペースを備えているものは、重り体を取付体に置いて表示装置の土台部分の安定性を向上させる。また、取付体に置いた重り体は表示体内に隠れて外から見えないので、例えば「ペットボトル」等の使用済みの飲料用容器を重り体として再利用した場合でも、表示装置としての見た目が損なわれない。
立て札(71,72)の取り付けが可能な取付要素を表示体(1)が備えているものでは、表示体に表示した以外の情報を提供したい場合に、立て札(71,72)を表示体(1)に取り付ける。
表示体(1)が書類(P)を出し入れ可能に収容できる収容要素(19)を備えているものでは、例えば本発明を商品の広告用看板として使用する場合には、店のチラシや商品のカタログ等を表示体(1)に入れることができる。
外側に表示面(101)を有しており、上記表示体(1s)に着脱可能に被せることができる表示シート(100)を備えているものでは、表示体(1s)にではなく、表示体(1s)に被せる表示シート(100)側に例えば商品の広告や店の宣伝等の各種の表示を施す。そして、各種の表示を施した表示シート(100)を複数揃えておけば、表示シート(100)を取り換えるだけで、同じ表示体(1s)を繰り返して使用できる。
上記取付体(2d)(2s)が重りのための液体または流動性固体を入れる空所(200)を内部に有しているものでは、空所(200)に入れる液体または流動性固体の量によって、土台となる取付部材(2s)の重量を適宜調整して、接地面に対する安定性を構造させる。
本発明は上記構成を備え、次の効果を有する。
(a)本発明によれば、表示体の自己閉鎖性によって底部側開口が閉じる方向に力が作用することにより、取付体に対する表示体の取り付けが維持されるので、多少の衝撃や、やや強い風を受けたとしても、表示体が取付体から簡単に外れてしまうことはない。
(b)また本発明によれば、表示体または取付体の何れか一方に設けてある係止要素が他方に設けてある係合要素と係合すると共に、表示体が有する底部側開口を閉じようとする自己閉鎖性によって係止要素に対する係合要素の係合が維持されるので、多少の衝撃ややや強い風を受けたとしても、表示体が取付体から簡単に外れてしまうことはない。
(c)係合解除防止要素を備えているものは、この係合解除防止要素が表示体の底部側開口が開くことを抑制することで、係止要素に対する係合要素の係合が解除されることを防止する。これにより、表示体が取付体から簡単に外れてしまうことをより確実に防止できる。
(d)底部側開口が開くように表示体に外力を加えることにより、取付体に対する表示体取り付けが解除されるように構成されているものは、表示体に外力を加えるだけで、簡単に表示体を取り外すことができる。
(e)表示体側または取付体側に変形性を有する係合解除防止要素が設けてあるものは、係合解除防止要素を変形させる外力を表示体に加えるだけで、取付体から表示体を取り外すことができる。このように、表示装置の不使用時には、簡単な操作で表示体を取り外すことができる。
(f)取付体が当接要素と当接解除防止要素とを備えているものは、当接要素が表示体に強く当接すると共に、当接解除防止要素がこの当接状態が解除されることを防止するので、多少の衝撃ややや強い風を受けたとしても、表示体が取付体から簡単に外れてしまうことを防止できる。
(g)取付体に所要の間隔をおいて係止突起が並設してあり、表示体に上記係止突起に差し込むことができる係合孔が所要の間隔をおいて並設してあるものは、表示体を取付体に取り付けると、表示体の自己閉鎖性によって係合孔間の距離を拡げる力が作用して、係止突起の凹部または径小部等の外れ防止要素が係合孔に対して作用するようになる。この作用によって、差し込まれた係合孔が係止突起から外れることが防止され、表示体が取付体から簡単に外れてしまうことを防止する。
また、取付体から表示体を取り外す際には、表示体に外力を加えて係合孔間の距離を狭める。これにより、係合孔に対する外れ防止要素の作用が解除され、表示体を取付体から取り外すことができる。
つまり、係合孔間の距離を狭めるような外力を表示体に加えない限り、表示体が取付体から簡単に外れることはない反面、係合孔間の距離を狭めるような外力を単に加えれば、容易に表示体を取付体から取り外すことができる。
(h)表示体及び取付体がシート状、薄板状または平面状に折り畳むことができるように構成されているものは、不使用時には表示体及び取付体を折り畳んで複数重ねることができるので、運搬や保管などに便利である。
表示体及び取付体がは折り畳むことができるように構成されているものについても、コンパクトな形状にすることができるので、運搬や保管に便利である。
(i)取付体を一枚の構成シートで立体的に組み立てることができるものは、不使用時には取付体を構成シートの状態で運搬や保管などができるので、場所をとられず便利である。また、複数の部品を組み合わせて取付体を製造する場合と比べて、組み立て工程が不要なため、製造が比較的容易である。
(j)取付体が重り体を置くための載置スペース、あるいは重り体を倒れないようにして置くための載置スペースを備えているものは、重り体を取付体に置くことによって表示装置の土台部分の安定性を向上させて、表示装置の転倒を防止することができる。また、取付体に置いた重り体が表示体内に隠れて外から見えなくなるように構成されているものは、例えば「ペットボトル」等の使用済みの飲料用容器を重り体として再利用した場合でも、飲料用容器が外部から見えないので、表示装置としての見た目も良い。
(k)表示体が立て札の取り付けが可能な取付要素を備えているものは、表示体に表示した以外の情報を提供したい場合に、立て札を表示体に取り付けることができる。更に本発明では、やや強い風を受けた場合でも表示体が簡単に外れてしまうことはないので、風の抵抗を受けやすい立て札も比較的支障なく表示体に取り付けることができる。
(l)表示体が書類を出し入れ可能に収容できる収容要素を備えているものは、例えば本発明を商品の広告用看板として使用した場合には、表示体に店のチラシや商品のカタログ等を入れておくことができる。このように、客の注目を引く表示体に店のチラシや商品のカタログを入れておけば、チラシやカタログを手にする客の数を増やして店の売り上げ向上を図ることができる。
(m)外側に表示面を有しており、上記表示体に着脱可能に被せることができる表示シートを備えているものでは、各種の表示を施した表示シートを複数揃えておけば、表示シートを取り換えるだけで、同じ表示体を繰り返し使用できる。
(n)取付体が重りのための液体または流動性固体を入れる空所を内部に有しているものでは、例えば車で移動しなければならないような場所に表示装置を設置するようなときには、その設置現場において水等の液体や砂等の流動性固体を充填するようにすれば、運搬時の取付部材が重くならずに、より多くの表示装置を車に積むことができ、また保管時等の取扱いも容易である。
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
本発明を図面に示した実施例に基づき更に詳細に説明する。
図1ないし図3は、本発明に係る表示装置の第1の実施例を示す説明図である。
図1は、本実施例に係る表示装置A1の斜視説明図、
図2は、図1に示す表示装置A1を構成する表示体1を示しており、表示体1を畳んだ状態を表している斜視説明図、
図3は、表示体1と、表示体1を取り付ける取付部材2との係合状態を説明するための分解斜視説明図、
図4は、図1に示す表示装置A1のI−I部分に対応する断面説明図である。
図1ないし図3に示すように、表示装置A1は、立体的に組み立てることができる表示体1と、表示体1を着脱自在に取り付けでき、取り付けた表示体1を立体的に組み立てた状態で維持できる取付体である取付部材2を備えている。
以下、表示装置A1の構成部材について、順に詳しく説明する。
[表示体1]
表示体1は、シート状、薄板状または平面状の材料(例えばシート状材料、薄板状材料または平面状材料)でそれぞれ形成された表側部11と裏側部12を有している。シート状、薄板状または平面状の材料としては、例えば厚紙や段ボール等の紙製材料や合成樹脂製材料を挙げることができる。表側部11と裏側部12の表面には、印刷、シールあるいは手書き等によって例えば商品の広告や店の宣伝(呼び込み)、または土地販売であれば「売地」等を表示することができる。
シート状、薄板状または平面状の材料として、例えば厚紙や段ボール等の紙製材料を使用した場合では、雨等で濡れた際に強度の低下を防止できるように、表面に防水性のシートまたはフィルムを貼り合わせたものを使用できる。
表側部11と裏側部12の幅方向の両側縁側は、連結部131,132によって折曲自在に連結されている。また、表側部11と裏側部12の長手方向の先端縁側(図1で上端縁)は後述する閉じ体13で閉じられ、基端側(図1で下端縁である底部側)は開口部である基部側開口(底部側開口)10を備えている。
詳しくは、向かい合わせに配置された二枚の紙製シートの両側縁側を接着やステープル等による固着手段によって連結している。更に、閉じ体13は帯状の紙製材料を幅方向に二枚に折り曲げて、この折り曲げた閉じ体13を表側部11と裏側部12の先端縁に掛け渡すようにして接着やステープル等による固着手段で固着している。なお、一枚の紙製シートを二枚に折り曲げて、表示体1を製造することもできる。
そして、表示体1は紙製シートが基の形状(シート状、薄板状または平面状の形状)に復帰しようとする力(作用)によって、図3のように開いた基部側開口10を閉じようとする自己閉鎖性を有している。よって、例えば両手で基部側開口10を一旦開いても、手を離せば自己閉鎖性によって自然に基部側開口10が閉じるかまたは本質的に閉じてしまう。
したがって、表示体1を取付部材2から取り外した状態では、図2に示すように、表側部11と裏側部12とを合わせた状態でシート状、薄板状または平面状に畳むことができる。更に図1及び図3に示すように、畳んだ表示体1の基部側開口10を開くことによって、表示体1によって基部側(底部側)が筒状になる立体表示体を組み立てることができる。
図2に示すように、表側部11及び裏側部12の基部側(底部側)には、その中央部分にスリット状(長孔状)の孔で構成された係合要素である差込孔111,112が向かい合わせに配置されている。差込孔111,112には、後述する取付部材2(図3参照)の係止要素(係止部または係止突部)である係止突条部221,231が表側部11と裏側部12を外方に拡げるように(基部側開口10を拡げるように)内方から差し込まれる。
[取付部材2]
図3に示す取付部材2は、上記したように、表示体1を着脱自在に取り付けでき、取り付けた表示体1を立体的に組み立てた状態で維持できる。
取付部材2は、平板状の基体である基板20と、基板20の略中央部分に固定されている係止部材21を備えている。基板20及び係止部材21は、例えば木製、紙製、合成樹脂製、あるいは金属製などの材料で形成することができる。基板20及び係止部材21を比較的重量のある材料で形成すれば、表示装置A1の土台部分が安定するので、多少の衝撃や、やや強い風を受けた場合でも、表示装置A1が倒れることをより効果的に防止できる。
また係止部材21を紙製材料で形成する場合は、表示体1の荷重を支えることができるように、紙製材料の硬さが高いものやこしが強いもの、また十分な厚みを有するもの、あるいは紙製材料に表面処理を施して硬さやこしを向上させたものが好適に使用できる。
なお、取付部材2と係止部材21は、合成樹脂等によって一体成形することもできる。
また、それぞれ別々の材料で製造した場合(例えば係止部材21を合成樹脂、基板20を木板等)は、接着剤による接着や粘着剤による粘着によって固定することもできるし、ビスやボルトやナット等からなる固着具で固定することもできる。
基板20の所要の位置には、所要数(本実施例では複数、二箇所)の孔201,201が設けてある。地面(設置箇所である接地面)に、杭やアンカー等といった固定手段である打ち付け部材を打ち付けることができる場合は、この孔201,201を使用できる。
図示はしていないが、打ち付け部材としては、先部側が逆U字状に下に向けて曲げられたもの(後述する図9に示す「打ち付け部材51」と同じか大体同じもの)を好適に使用できる。そして、逆U字状に曲げられた先端部(図9で符号511に相当)も基部側と一緒に地中に打ち込むことができる。これにより、表示体1eが多少の衝撃ややや強い風を受けた場合でも、打ち付け部材が回転することを防止できる。
図3に示すように、係止部材21の両側(本実施例では長さ方向の両端側)には、本質的に垂直に起立した状態で側壁部22,23がそれぞれ設けてある。側壁部22,23の外側(外側面)の上部寄りには、幅方向に向かって突条に延びた係止突条部221,231が外側面から外方に突出した状態で設けてある。
図1に示すように、取付部材2の係止部材21に表示体1を取り付けた状態では、この係止突条部221,231(図1で係止突条部231は隠れて表れず)が表示体1の下部側の差込孔111,112に内方からそれぞれ差し込まれる。そして、係止突条部221,231が表示体1の表側部11及び裏側部12をそれぞれ内方から開いた状態で係止することにより、表示体1の底部側の開口部10を開いた状態で維持する。これにより、表示体1の底部側は少なくとも筒状または管状に組み立てられ、側面視で基部側(底部側)から上部側に向けて先細になるテーパ状に形成される。
係止部材21の長さ方向の中間部分には、係合解除防止要素である係合解除防止体3(図3で二点鎖線で示す)を差し込んで受けることができる受部24が設けてある。受部24は、向かい合わせに起立した状態で配置された壁部241,242を有する。本実施例では、係合解除防止体3は変形性を有するシート状、薄板状または平板状の部材で構成されている。係合解除防止体3は、表示体1の基部側開口10が開くことを抑制して、係止突条部221,231に対する差込孔111,112の係合が解除されることを防止する。この詳しい作用の説明については後述する。
係合解除防止体3は、例えば紙製や合成樹脂製のシート状部材を使用して形成することができ、図3に示すように、シート状部材を幅方向に二枚に折り畳んだものが好適に使用できる。係合解除防止体3の長手方向の長さは、畳んだ状態の表示体1(図2参照)の開口部側内方の幅方向の長さより少し短い。
そして、上記した受部24の壁部241,242間の隙間243に係合解除防止体3をややきつく押し込んだ状態で取り付けれる。これにより、やや力を入れて引き抜かないと受部24から外れないようになっており、表示体1が多少の衝撃ややや強い風を受けたとしても、係合解除防止体3は受部24から簡単に外れないようになっている。
図3及び図4に示すように、係合解除防止体3は、基部側開口10を開いて立体的に組み立てた表示体1の幅方向の両端縁である連結部131,132を内方から支持する。図3に示すように、係合解除防止体3の長さ方向の上端縁両側(折曲部33と反対側である開き部側の両側)は、端側が下方傾斜して全体を山形にする傾斜部31,32を有する。
この傾斜部31,32により、表示体1を係合解除防止体3の上方から嵌め入れやすくしている。
なお、図3に示すように、本実施例では係合解除防止体3は折曲部33側を下に向けて差し込んでいるが、反対に折曲部33側を上に向けて差し込んで使用しても良い。ただし、本実施例のように、折曲部33側を下に向けて使用した場合は、上部側が二枚に開くように作用するので、係合解除防止体3が内方から壁部241,242の内面とやや強く当接する。これにより、一旦差し込んだ係合解除防止体3が受部24から簡単に外れてしまうことを防止できる。
また本実施例では、係合解除防止体3を受部24から取り外し可能(着脱自在)としているが、両者を固定して形成することもできるし、両者を一体的に形成または成形することもできる。ただし、本実施例のように、係合解除防止体3を受部24から着脱可能とすれば、不使用時に係合解除防止体3を取り外すことで、取付部材2の上部側の出っ張りが少なくなるので、取付部材2を上下重ねて保管しやすい。
更に、取付部材2の基板20から係止部材21を取り外すことができるように構成すれば、部品毎に(基板20は基板20同士重ねた状態で)保管ができるようになり、保管時のスペースも最小限で済む。
また更に、本実施例では一枚の係合解除防止体3を幅方向に二枚に折り曲げた状態で使用しているが、これとは相違して、単に幅の狭い一枚の係合解除防止体3を折り曲げないでそのまま使用することもできる。
(作 用)
表示装置A1の組み立て手順を説明しながら、表示装置A1の作用を説明する。
図3に示すように、表示装置A1の不使用時などでは、表示体1と取付部材2を別々に分離できる。また分離後は、図2に示すように、表示体1をシート状、薄板状または平面状に畳むことができるので、コンパクトに運搬、保管ができる。図3に示す取付部材2では、受部24から係合解除防止体3を外せば、取付部材2を複数重ねた状態で保管する際に便利である。
表示装置A1の組み立ては、例えば以下のようにして行う。
まず、図2のように畳んだ表示体1の例えば幅方向の両側縁部分を両側から手で押して基部側開口10を開き、図3に示すように、少なくとも底部側を筒状または管状になるよう表示体1を立体的に組み立てる。
一方、取付部材2の受部24から係合解除防止体3を取り外していた場合は、係合解除防止体3を受部24に取り付ける。表示体1の基部側開口10を拡げたまま、底部側を係合解除防止体3に上方から嵌め込み、係止部材21の係止突条部221,231に表側部11及び裏側部12の差込孔111,112を嵌め込む。上記したように、係合解除防止体3は変形性を有しているので、係合解除防止体3を平面視で山形(略「く」の字状)に曲げれば、表示体1の基部側開口10を係合解除防止体3に嵌め込みやすい。
更に、上記したように、表示体1は基のシート状、薄板状または平面状の形状に復帰しようとする力(作用)によって、図3のように開いた基部側開口10を閉じようとする自己閉鎖性を有している。したがって、図4に示すように、表示体1を嵌め込んだ状態では、表示体1の底部側内方部分で係止部材21を外方から締め付けたような状態となる。
詳しくは、図4に示すように、表示体1が基部側開口10を閉じようとする力に対し、取付部材2の係止突条部221,231が表示体1の表側部11及び裏側部12に内方から当接し、基部側開口10を開いた状態に保持する。このような構造により、表示体1は底部側が筒状または管状に組み立てられた状態で起立状態を保持する。
更に、表示体1が取り付けられた状態では、係合解除防止体3が表示体1の底側の内部(基部側開口10から内側である奥側の内部)に位置し、内方から表示体1の両端縁側の連結部131,132に当接している。これにより、係合解除防止体3を変形させる外力を加えない限り、図4に示す表示体1の連結部131と連結部132との幅方向の間隔(距離)は縮まらず、それに伴って、表側部11と裏側部12の間隔(距離)が拡がることが防止されている。
その結果、表示装置A1の使用には、取付部材2に取り付けた表示体1の基部側開口10が開くことを抑制され、係止突条部221,231に対する差込孔111,112の係合が解除されることが防止される。したがって、多少の衝撃ややや強い風を受けた場合でも、表示体1が取付部材2から簡単に外れてしまうことを防止できる。
次に、取付部材2から表示体1を外す際は、例えば以下のようにして行う。
まず、表示体1に係合解除防止体3を変形させる外力を加える。即ち、表示体1の幅方向の両側(連結部131,132部分)を側方から内方へ押えつけて(連結部131,132の距離を近づけて)、変形性を有する係合解除防止体3を平面視(図4参照)で山形(略「く」の字状)に曲げる。
これにより、表示体1の連結部131と連結部132との間隔(距離)が狭まると共に、表側部11と裏側部12との間隔(距離)が拡がって、表示体1の厚み方向の基部側開口10が拡がる。その結果、係止突条部221,231から差込孔111,112が外れ、係止突条部221,231に対する差込孔111,112の係合が解除される。その後は、基部側開口10を開いたまま、表示体1を取付部材2から引き抜けば良い。
図5は、本発明に係る表示装置の第2の実施例を示す斜視説明図である。
なお、実施例1と同一または同等箇所には同一の符号を付して示している。また、実施例1で説明した箇所については、説明を省略し、主に相異点を説明する。
本実施例に係る表示装置A2では、実施例1(図1参照)と相違して、表示体1aの先端部(図5で上端部)は閉じておらず、開口した上部側開口部10aを構成している。そして、表側部11と裏側部12の先部側(図5で上部側)に、底部側と同じか大体同じ形状の差込孔113a,114a(図5で背面側の差込部114aは隠れて表れず)が向かい合わせに配置されている。差込孔113a,114aは、スリット状(長孔状)の孔で構成された係合要素を構成する。
この上部側開口部10aには、実施例1(図3参照)で説明した取付部材2の係止部材21と同じか大体同じ形をした係止部材21aが取り付けられる。即ち、係止部材21aの係止突条部221,231(図5では背面側の係止突条部231は隠れて表れず)が内方から差込孔113a,114aに差し込まれている。これにより、表示体1aの基部側開口10と共に上部側開口部10aも開いた状態で保持され、表示体1aは全体が筒状または管状に組み立てられた状態で維持(支持)される。
なお、図5には図示していないが、実施例1(図3参照)と同様に、係止部材21aの受部24に係合解除防止体3を取り付けることもできる。この場合は、基部側開口10側と同様に、係合解除防止体3によって上部側開口部10aが開くことを抑制され、係止突条部221,231に対する差込孔113a,114aの係合が解除されることを防止する。これにより、多少の衝撃ややや強い風を受けた場合でも、表示体1から係止部材21aが簡単に外れてしまうことを防止できる。
表示体1aの上部側開口部10a側から係止部材21aを取り外す際は、実施例1と同じか大体同じようにして行う。即ち、表示体1aの上部側に係合解除防止体3を変形させる外力を加えて、係合解除防止体3を平面視で山形(略「く」の字状)に曲げ、係止突条部221,231に対する差込孔113a,114aの係合を解除すれば良い。
なお、本実施例では、係止突起215a,215bを取付部材2側に設け、係合孔115a,115bを表示体1b側に設けた構成としているが、それとは逆に、係止突起を表示体1bに所要の間隔をおいて並設し、係止突起に係合する係合孔を取付部材2に所要の間隔をおいて並設して設ける構成とすることもできる。
その他の構成及び作用は、実施例1に示したものと同じか大体同じであるため、説明を省略する。
図6及び図7は、本発明に係る表示装置の第3の実施例を示す説明図である。
図6は、本実施例に係る表示装置A3の斜視説明図、
図7は、図6に示す表示装置A3の分解斜視説明図である。
なお、実施例2と同一または同等箇所には同一の符号を付して示している。また、実施例1で説明した箇所については、説明を省略し、主に相異点を説明する。
本実施例に係る表示装置A3では、実施例2(図5参照)と相違して、表側部11b及び裏側部12bの幅方向の中央または中央付近に長さ方向(高さ方向)に向かって折曲部14,15が向かい合わせに配置して設けてある。この折曲部14,15により、平面視ひし形状の表示体1cを立体的に組み立てることができる。
また、表示体1cを平面視ひし形状に保持するために、図6に示す取付部材2cの係止部材21cの形状が実施例1及び実施例2(図3参照)と異なっている。即ち、係止部材21c及び係止突条部221c,231c(図7で背面側の係止突条部231cは隠れて表れず)を有する側壁部22c,23cが互いに外側に向けて平面視で山形(略「く」の字状)に曲げられて形成されている。表示体1の先部側の筒状の係止部材21dについても同様である。
その他の作用及び効果は、実施例1及び実施例2と同じか大体同じであるため、説明を省略する。
図8は、本発明に係る表示装置の第4の実施例を示す説明図であり、表示装置A4を構成する取付部材2dを実線で、表示体1を二点鎖線(想像線)で示している。
なお、実施例1と同一または同等箇所には同一の符号を付して示している。また、実施例1で説明した箇所については、説明を省略し、主に相異点を説明する。これについては、後述する実施例5についても同じである。
本実施例に係る表示装置A4では、実施例1(図3参照)と相違して、取付部材2dに重り体として(重りのための)水等の液体や砂等の流動性固体を充填することができる。即ち、取付部材2dは、表示体1の転倒を防止するために、内部に水等の液体や砂等の流動性固体を充填することができる空所である中空部を有している。詳しくは、板状の基体20d及び係止部材21dは内部が中空となっており、水等の液体や砂等の流動性固体を入れるための蓋206,207付きの開口部203,204をそれぞれ備えている。この取付部材2dの重さで表示装置A4の土台部分が安定するので、多少の衝撃ややや強い風を受けた場合に表示装置A4が倒れることをより効果的に防止できる。
更に詳しく説明すると、係止部材21dは略円柱状に形成されている。係止部材21dの厚み方向の側壁部分の底部寄りには係止突条部221d,231d(背面側の係止突条部231dは隠れて表れず)が幅方向に向けて設けてある。
係止部材21dの長さ方向の両側には、その底部側寄りに係合解除防止要素である翼のような形をした係合解除防止体3d,3dが設けてある。係合解除防止体3d,3dは、実施例1と同様に、内方から表示体1の両端縁側の連結部131,132に当接して表示体1の基部側開口10が開くことを抑制する。係合解除防止体3d,3dの作用については、実施例1と同じか大体同じであるので、省略する。またその他の作用及び効果も、実
施例1と大体において同じであるため、説明を省略する。
図9は、本発明に係る表示装置の第5の実施例を示す説明図であり、図示の便宜上、表示体1eを二点鎖線(想像線)で示している。
本実施例に係る表示装置A5では、実施例1(図3参照)と相違して、取付部材2eの構造が異なっている。取付部材2eは、表示体1を着脱自在に取り付けでき、取り付けた表示体1を立体的に組み立てた状態で維持できる取付体を構成する。
取付部材2eは、直方体状の係止部材21eと、係止部材21eの底部側にネジやビス等の締付固定具41,42でネジ止めされた細長い板状の基体である基板20eを有している。係止部材21eは、表示体1eの基部側開口10の内側で表示体1eと当接する当接要素を構成する。係止部材21eは、例えば木製、紙製、合成樹脂製、あるいは金属製の材料で形成することができる。
基板20eは例えば金属製や合成樹脂製で薄板状に形成されており、係止部材21eから外方向へ突出して取付けられている。基板20eの両端側には、孔205,205が所要数(本実施例では複数、二箇所)設けてある。この孔205,205を通して、杭やアンカー等といった打ち付け部材51を地面に着脱可能に打ち付ける。これにより、表示装置A5を地面に固定できる。
更に、立体的に組み立てられた表示体1eと係止部材21eは、ネジやビス等の締付固定具43で着脱可能に固定される。本実施例では、締付固定具43は所要数(複数、表示体1eの表側部11側に二箇所、裏側部12側に二箇所の合計四箇所)取り付けてある。
この締付固定具43は、表示体1eに対する係止部材21eの当接状態が解除されることを防止する当接解除防止要素を構成する。
また上記したように、表示体1eは基部側開口10を閉じようとする自己閉鎖性を有している。このため、表示体1eには自己閉鎖性によって基部側開口10が閉じる方向に力が作用するので、表示体1e(表側部11及び裏側部12の内面)は取付部材2eの係止部材21eとやや強く当接する。更に、締付固定具43によって、この当接状態が解除されることが防止される。したがって、多少の衝撃ややや強い風を受けた場合でも、表示体1eが取付部材2から簡単に外れてしまうことを防止できる。
なお、水などを充填できる係止部材21dを、基体20dから着脱可能に形成することもできる。着脱構造としては、例えば基体20dに係止部材21dを取り付けるための取付孔(図示省略)を設け、その取付孔に係止部材21dをややきつく押し込んで取り付ける構造等が適宜採用できる。このように係止部材21dを取り外し可能に形成すれば、基体20dを接地面に仮に固定していたとしても、係止部材21dだけを水道の蛇口まで運んで気軽に水を補充することができる。
その他の作用及び効果は、実施例1と大体において同じであるため、説明を省略する。
図10及び図11は、本発明に係る表示装置の第6の実施例を示す説明図である。
図10は、本実施例に係る表示装置A6を地面に固定した状態を示す正面視説明図、
図11(a)は図10に示す表示装置A6の側面視説明図であり、図11(b)は表示体1eと取付部材2fの取り付け部分を示す拡大断面説明図である。
なお、実施例5(図9参照)と同一または同等箇所には同一の符号を付して示している。また、実施例1で説明した箇所については、説明を省略し、主に相異点を説明する。
本実施例に係る表示装置A6では、実施例5(図9参照)と相違して、取付部材2fの構造が異なっている。詳しくは、取付部材2fは、実施例5で使用した係止部材21e(図9参照)に相当するものは有しておらず、杭やアンカー等といった地面に打ち付けて表示体1eを固定できる打ち付け部材25,26を所要数(本実施例では複数、二本)有している。
打ち付け部材25,26は先部側が逆U字状に下に向けて曲げられている。そして、図10に示すように、逆U字状に曲げられた先端部251も基部側と一緒に地中に打ち込むことができる。これにより、表示体1eが多少の衝撃ややや強い風を受けた場合でも、打ち付け部材25,26が回転することを防止できる。
図11に示すように、各打ち付け部材25,26の上部側には、側面視L形状の板体である受部62(図11(b)参照)が溶接等によってそれぞれ固定されている。この各受部62で表示体1の表側部11または裏側部12をそれぞれ内方から受ける。各受部62には、ネジやビス等の締付固定具63,63によって木製や合成樹脂製の板状の固定具止め体64がそれぞれ固定されている。固定具止め体64は、基部側開口10の内側から表示体1eと当接する当接要素を構成する。
表示装置A6を地面に設置する手順としては、まず、打ち付け部材25,26を二本使用し、これを所要間隔を置いて地面に打ち付ける。その際、固定具止め体64がそれぞれ外側に向くようにして打ち付け部材25,26を打ち付ける。
そして、基部側開口10を開いて立体的に組み立てた表示体1を、打ち付け部材25,26に固定する。即ち、表示体1eの基部側開口10を拡げたまま、表示体1eの表側部11と裏側部12の底部側内面がそれぞれ固定具止め体64に外方から当接するように、表示体1eを打ち付け部材25,26の上方から嵌め込む。このとき、表示体1eの下端部を側面視L形状の受部24に載せるようにする。そして、表示体1eの表側部11と裏側部12をネジやビス等の締付固定具61で固定具止め体64にそれぞれ締め付け固定する。この締付固定具61は、表示体1eに対する固定具止め体64の当接状態が解除されることを防止する当接解除防止要素を構成する。符号60は、締付固定具61を表示体1eに強く締め付けた際に、締付固定具61で表示体1eの表面が傷むことを防止する平板状のワッシャーを示している。
また上記したように、表示体1eは基部側開口10を閉じようとする自己閉鎖性を有している。このため、表示体1eには自己閉鎖性によって基部側開口10が閉じる方向に力が作用するので、表示体1e(表側部11及び裏側部12の内面)は固定具止め体64とやや強く当接する。このような固定手段によって、多少の衝撃ややや強い風を受けた場合でも、表示体1eが取付部材2fから簡単に外れてしまうことを防止できる。
その他の作用及び効果は、実施例1と大体において同じであるため、説明を省略する。
図12は、本発明に係る表示装置の第7の実施例を示す説明図である。
なお、実施例1と同一または同等箇所には同一の符号を付して示している。また、実施例1で説明した箇所については、説明を省略し、主に相異点を説明する。これについては、後述する実施例8についても同じである。
本実施例に係る表示装置A7では、表示体1fの所要の位置に表示手段である立て札71,72を差し込むことができる。符号711,721は、立て札71,72の差込部をそれぞれ示してる。即ち、本実施例では、表示体1fの上端側と側縁部側に立て札71,72を差し込むことができる切欠部16,17,18が設けてある。切欠部16,17,18は、立て札71,72の取り付けが可能な取付要素を構成する。立て札71,72の形状は特に限定せず、図12に示すように、例えば団扇状の立て札71や正面視略L形状の立て札72等を好適に使用できる。
本実施例に係る表示装置A7では、表示体1fが取付部材2によって安定して取り付けてあるので、風の抵抗を受けやすい立て札71,72も比較的支障なく表示体1fに取り付けることができる。
図13は、本発明に係る表示装置の第8の実施例を示す説明図である。
本実施例に係る表示装置A8では、表示体1hの上方側に書類Pを差し込んで収容できる袋状の収容部19が設けてある。収容部19は、書類Pを出し入れ可能に収容できる収容要素を構成する。
詳しくは、収容部19は、表示体1hを構成する表側部11と裏側部12の間に挟まれるようにして接着剤等で表示体1hの上部側に固定されている。収容部19は書類Pが取り出しやすいように、書類P(例えば店のチラシや商品のカタログ等)の上端部が表側部11及び裏側部12の先端部から突出するような深さを有している。
収容部19の書類取り出し側には、書類Pが雨や埃などで汚れないようにするためのカバー8を設けることもできる。カバー8は、例えば長方形で透明または半透明の合成樹脂製のシートまたはフィルムを幅方向に二枚に折り曲げたもので好適に形成できる。
即ち、折り曲げたシートまたはフィルムの幅方向の一端側を表側部11または裏側部12のいずれか一方に接着剤等によって固定し、他端側を折曲部80で上下にめくって開くように形成している。書類Pの取り出し側には、書類Pを左右に分けて入れることができるように仕切部81を設けることもできる。また、書類Pの取り出し側に「この中に資料・パンフレットがございます。」、「ご自由にお取り下さい」、「ご自由にお持ち帰り下さい」等といった表示を施すこともできる。
このように、客の注目を引く表示装置A8に店のチラシや商品のカタログを入れておけば、チラシやカタログを手にする客の数を増やして店の売り上げ向上を図ることできる。
図14ないし図17は、本発明に係る表示装置の第9の実施例を示す説明図である。
なお、実施例5(図9参照)と同一または同等箇所には同一の符号を付して示している。更に実施例5で説明した箇所については、説明を省略し、主に相異点を説明する。
図14及び図15は、表示装置A9を構成する表示体1bと取付部材2bの係合状態を説明する部分拡大斜視説明図である。
図14は表示体1bを取付部材2bに取り付ける前の状態を示し、図15は表示体1bを取付部材2bに取り付けた後の状態を示している。
なお、図14では図示の便宜上、表示体1bを一点鎖線で表している。
図16は、取付部材2bを構成する係止部材21bの平面視拡大説明図である。
なお、図16では、係止部材21bに対する表示体1bの係合状態が良く分かるように、表示体1bの表側部11も合わせて図示している。
また図16では、表側部11を断面して実線で表すと共に、表側部11を湾曲させた状態を一点鎖線で表している。
図14ないし図16を参照する。
本実施例に係る表示装置A9では、実施例5(図9参照)と比べ、取付体である取付部材2bの構造が相違している。それに伴って、表示体1bと取付部材2bの係合方法が異なっている。
即ち、図14に示すように、表示体1bの表側部11及び裏側部12には、円形または円形状の係合孔115a,115b,125a,125bがそれぞれ設けてある。取付部材2bの所要の位置には、係合突起215a,215b,215a,215bが設けてある。この係合突起215a,215b,215a,215bに係合孔115a,115b,125a,125bを係合させる(差し込む)ことで、表示体1bを取付部材2bに取り付けることができる。
以下、取付部材2b及び表示体1bについて、順を追って詳しく説明する。
[取付部材2b]
実施例5(図9参照)と同様、取付部材2b(図14参照)は細長い板状の基体である基板20bを有しているが、基板20e上に設けてある係止部材21b,21bの構造が相違している。基板20b上には、同一形状の係止部材21bが一対設けてある。係止部材21b,21bは合成樹脂で形成されている。係止部材21b,21bは、その他の材料、例えば木製、紙製、あるいは金属製の材料で形成することもできる。
係止部材21b,21bは基板20b上で距離を離して設けられ、係合突起215a,215bと係合突起215a,215bを互いに外方に向けた状態で配置されている。この一対の係止部材21b,21b間の距離を変えることによって、係止部材21b,21bに取り付けた後の表示体1bの基部側開口10の開き具合、つまり、立体的に組み立てた表示体1bの膨らみ具合を調整できる。
各係止部材21bは、係合突起215a,215bを備えた側壁部28を有している。
係合突起215a,215bは、側壁部28の外側(外側面)の上部寄りに設けてある。
係合突起215a,215bは、表示体1bの係合孔115a,115b,125a,125bに対応するように、図14で側壁部28の横方向(長さ方向)に所要の間隔をおいて二箇所並設されている。符号272は、係止部材21bの強度を向上させるためのリブを示している。
係止部材21b,21bの底板27(図16参照)には、ネジやビス等の締付固定具用の孔271が所要数設けてある。本実施例では、一つの係止部材21bにつき孔271が二箇所設けてある。そして、図14に示すように、底部側からビス270等で基板20bに係止部材21b,21bが固定されている。各係止部材21bの底部側には基板20bを底部側から嵌め込む溝である凹部273(図14参照)が設けてある。この凹部273により、基板20bに対する係止部材21bのズレを防止できる。
[表示体1b]
上記したように、表示体1bは、係合突起215a,215bを嵌め込む係合要素である係合孔115a,115b,125a,125bを有している。係合孔115a,115b,125a,125bは、表側部11及び裏側部12の幅方向にそれぞれ所要の間隔をおいて二箇所並設されている(表示体1b全体で合計四箇所)。
係合孔115a,115b,125a,125bは、表側部11及び裏側部12の底部寄りの中央付近に配置されている。係合孔115a,115b,125a,125bの直径は、係合突起215a,215bの直径よりも径大となっている(後述の図17(i)も参照、係合孔115aを破線、係合突起215aを実線で示す)。この係合孔115a,115bが径大となっている理由は、係合突起215a,215bに対する係合孔115a,115bの取り付け、取り外し容易に行えるようにするためである。
本実施例では、表示体1bを厚紙や段ボール等の紙製材料で形成している。そして、紙製材料の強度を補うため、係合孔115a,115b,125a,125bが設けてある部分に補強部材として合成樹脂製で平板状の補強板116(図15参照)が固着されている。なお、比較的強度が高い材料(合成樹脂等)で作製した場合では、補強板116を省略することもできる。
補強板116はその他の材料、例えば合成樹脂や軽量金属等で形成することもできる。
本実施例では補強板116を表側部11及び裏側部12の外面側に取り付けているが、内面側やその両方に取り付けても良い。
並設された係合孔115a,115b,125a,125bの中央または中央付近には、紐状体で形成された環状の引張部材117,117がそれぞれ設けてある。そして、図16に示すように、引張部材117を外方(図16で下方)に引っ張ることにより、表側部11(または裏側部12)の湾曲率を増加させることができる。これにより、取付部材2b(係止部材21b)から表示体1bを簡単に取り外すことができる。この詳しい説明については後述する。
図17(a),(i),(ii)は、係合突起215a,215bの構造と、係合突起215a,215bに対する表示体1bの係合状態を説明するための部分拡大説明図である。
なお、図17では、表示体1bのうち、表側部11側の係合状態を例に挙げて図示しているが、反対の裏側部12の係合状態も同じである。また、係合状態が良く分かるように全体をやや誇張して表している。
図17(a),(i),(ii)について詳しく説明する。
図17(a)は、係合突起215a,215bに対する表示体1bの係合状態を平面方向から見た部分拡大説明図である。
なお、図17(a)では、図16と同様に、表示体1bの表側部11を断面して実線で表すと共に、表側部11を湾曲させた状態を一点鎖線で表している。
図17(i)(ii)は、係合突起215a,215bと係合孔115a,115bの位置関係を示す正面視説明図であり、図17(a)において紙面下方向から見たものに対応している。
なお、図17(i)(ii)では、係合突起215a,215bを実線で表し、表側部11の係合孔115a,115b及び補強板116を破線で表している。
更に図17(i)は、係合突起215a,215bの基部側(凹部216)に係合孔115a,115bが嵌め込まれているときの状態を示している。
また図17(ii)は、図17(a)に示す状態から引張部材117を引っ張ることにより、表側部11を湾曲させたとき(図17(a)で一点鎖線に対応)の状態を示している。
更に図17(i)(ii)では、係合突起215a,215bの基部側(凹部216が形成されていることで、先部側に比べてやや径が細くなっている部分)にハッチングを入れ、その位置がよく分かるようにしている。
以下、図17を主に参照して、係合突起215a,215bの構造と、係合突起215a,215bに対する表示体1bの係合状態を説明する。
図17(a)に示すように、表側部11側において、係合突起215a,215bは、係止部材21bの側壁部28に所要の間隔をおいて二箇所並設されている。これにより、一方の係合突起215aと他方の係合突起215bの間には、引張部材117を引っ張って表側部11を湾曲させるために十分な所要の空間部Sが形成されている。
各係合突起215a,215bの先部側は、正面視(図17(i)参照)で円形または円形状に形成されている。更に各係合突起215a,215bの先端部(図17(a)参照)は、表側部11の係合孔115a,115bを差し込みやすいようにやや丸みをつけて形成されている。
更に、各係合突起215a,215bの基部側には、外れ防止要素(引っ掛かり要素)である凹部216がそれぞれ形成されている。凹部216は、差し込まれた表示体1bの係合孔115a,115bが係合突起215a,215bから外れることを防止する。
図17(a)、(i)に示すように、凹部216は係合突起215aの周面部分のうち、並設された他方の係合突起215b側に向けて形成されている。これにより、一方の係合突起215aと他方の係合突起215bの各凹部216,216は、互いに向かい合うような位置に配置されている。
この凹部216により係合突起215a,215bの基部側には、先部側よりもやや径が細い径小部217(ハッチングを入れている部分)が形成されている。この径小部217は、径大な先部側と傾斜部218を介して繋がっている。この傾斜部218によって、凹部216の先部側(図17(a)で下側)はやや緩やかに傾斜している。
(作 用)
取付部材2bに対する表示体1bの取り付け方及び取り外し方を説明しながら、表示装置A9についての作用を説明する。なお、以下に示す取り付け、取り外しの手順は一つの例を示しており、特にこの手順に限定するものではない。
[表示体1bの取り付け方]
まず、例えば表側部11及び裏側部12のそれぞれ設けてある引張部材117,117を手で握って両側へ引っ張り、図14に示すように基部側開口10を開く。そして、基部側開口10を開いたまま、表示体1bの底部側を取付部材2bの係止部材21b,21bに上方から被せ、基部側開口10内に係止部材21b,21bを差し入れる。
次に、引張部材117から手を離せば、表示体1bの自己閉鎖性によって基部側開口10が閉じる方向に力が作用する。よって、後は表側部11の係合孔115a,115b及び裏側部12の係合孔125a,125bを各係止部材21bの係合突起215a,215bに嵌め込むようにすれば、図15に示すように表示体1bの取り付けが完了する。
以下、表示体1bの取り付け時における係合突起215a,215bに対する係合孔115a,115bの位置関係について、詳しく説明する。
表示体1bの取り付けの際には、図14に示すように、表示体1bの基部側開口10を開いて、表側部11及び裏側部12の湾曲率を高める。そして、基部側開口10を開いたまま、表示体1bの底部側を係止部材21b,21bに上方から被せる。
次に、引張部材117から手を離して、図17(a)に示すように、表示体1bの係合孔115a,115b(一点鎖線に対応)を係合突起215a,215bに嵌め込むようにする。引張部材117から手を離すと、表示体1bの自己閉鎖性によって基部側開口10が閉じる方向に力が作用する。これにより、係合孔115a,115bは、係合突起215a,215bの先部側から基部側に移動し、表側部11の内面側で係止部材21bを外方から締め付けたような状態となる。
しかも、基部側開口10が閉じる方向に力が作用すると、表側部11の湾曲率は低下する。これにより、並設する係合孔115a,115bには、その距離(間隔)を拡げる方向に力が作用する。したがって、係合孔115a,115bは、係合突起215a,215bの先部側から傾斜部218に沿って外方(係合孔115a,115b同士が離れる方向)に移動し、最後は係合突起215a,215bの基部側である凹部216に嵌り込む。
上記したように、表示体1bの自己閉鎖性により、並設する係合孔115a,115bには、常にその距離が拡がる方向に力が作用している。よって、係合孔115a,115bの距離を狭めるような外力を表示体1bに加えない限り、係合孔115a,115bは凹部216から抜け出ることはない。つまり、図17(a)の一点鎖線で示すように、表側部11を湾曲させないと、表示体1bを係止部材21bから取り外すことはできない。
したがって、単に表示体1bの端に人がぶつかったり、表示体1bの表面にやや強い風あたった程度では上記したような外力(係合孔115a,115bの距離を狭めるような外力)は得られないので、表示体1bが取付部材2bから簡単に外れることはない。
[表示体1bの取り外し方]
逆に、表示体1bを取付部材2bから取り外す際は、引張部材117を外方(図16で紙面下方)に引っ張る。そうすると、図17(a)の一点鎖線で示すように、係合孔115a,115bが係合突起215a,215bの基部側から先部側に移動することによって、表示体1bの湾曲率が増加し、係合孔115a,115b間の距離が狭まっていく。
このときの係合突起215a,215bに対する係合孔115a,115bの位置関係を図17(i)(ii)を参照しながら、詳しく説明する。
上記したように、表側部11が係止部材21bに取り付けてある状態では、並設する係合孔115a,115bには常にその距離(間隔)を拡げる方向(図17(i)で矢印B方向)に力が作用している。そして、係合孔115a,115bは、係合突起215a,215bの各凹部216に位置している。
この状態から引張部材117を引っ張ると、係合孔115a,115bが図17(a)に示す傾斜部218,218に沿って先部側に移動し、凹部216,216から外れる。これに伴い、係合孔115a,115bの距離(間隔)は、次第に狭まっていく(図17(ii)で矢印C方向)。
そして、表示体1bの係合孔115a,115b間の距離が係合突起215a,215b間の距離と本質的に同じ(図17(ii)で長さL1)になれば、図17(a)の一点鎖線で示すように、係合突起215a,215bから係合孔115a,115bを引き抜いて、表示体1bを取り外すことができる。
つまり、図17(i)(ii)に示すように、凹部216と係合突起215aの先部側(径大な部分)の中央側への差である長さΔL2分、係合孔115aを中央側に移動させれば、係合孔115a引き抜くことができる。なお、裏側部12側の係合状態についても同じである。
このように、表示装置A9の不使用時には、引張部材117を引っ張る(表側部11及び裏側部12の湾曲率を高める)といった簡単な操作で表示体1bを取り外すことができる。
なお、本実施例(図14参照)では、同じ形状の係止部材21bを二つ使用しているが、二つの係止部材21b,21bを一つに連結したものを使用することもできる。
また、係合突起215a,215bで円形または円形状に形成しているが、楕円形状、長方形状や正方形状、あるいはその他の多角形に形成することもできる。その際は、係合突起215a,215bに係合する係合孔115a,115bの形状も、係合突起215a,215bの形状に対応させたものにすることが好ましい。
本実施例では、係合突起215a,215bが表示体1bの幅方向の中央付近に位置するように構成しているが、両サイドにやや離した位置に配置されるように構成することもできる。
更に、図18(図18は引張部材の他の形態を示す部分拡大斜視図)に示すように、補強板116に高さ方向の切れ目119を所要の間隔で二本入れ、上部の折曲部118から水平方向に折り曲げて立ち上がらせた切欠片によって、引張部材117aを構成することもできる。
また、単に係合孔115a,115bの近傍(例えば係合孔115a,115bの間)に孔を形成し、その孔に指を入れて表側部11を引っ張るようにしても良い。また、専用の鉤形の引出し具を使用し、その引出し具を孔に差し入れて表側部11を引っ張るようにしても良い。引出し具は例えば先部側が鉤形になっており、基部側が指を入れて引っ張ることができる環状の指入れ部を備えたもの等を適宜採用できる。
なお、表示装置A9の設置の仕方について述べると、図14に示すように、表示体1bを地面に対して本質的に垂直に起立させて使用できることは言うまでもないが、壁面に取付部材2bを横から打ち付ける等して、壁面に対し表示体1bの長手方向が水平方向になるように横に向けて使用することもできる。
また壁面だけでなく、天井に取付部材2bを下から打ち付ける等すれば、天井から表示体1bを垂れ下げた状態で使用することもできる。
この設置の仕方については、本発明の他のすべての実施例に採用できる。
その他の構成及び作用は、上記した実施例と同じか大体同じであるため、説明を省略する。
図19は、本発明に係る表示装置の第10の実施例を示す部分拡大斜視説明図あり、表示体1bを一点鎖線で表している。
なお、実施例1(図3参照)及び実施例9(図14参照)と同一または同等箇所には同一の符号を付して示している。更に実施例1,9で説明した箇所については、説明を省略し、主に相異点を説明する。
実施例9(図14参照)では、取付部材2bの台座部分として細長い板状の基板20bを使用したが、実施例1(図3参照)と同様に、平板状の基板20を使用することもできる。この平板状の基板20を使用すれば、杭等で地面に固定しなくても取付部材2が安定しているので、店内や店頭における広告用看板等として好適に使用できる。
図20ないし図27は、本発明に係る表示装置の第11の実施例を説明するための図である。
図20及び図21は、表示装置A11を構成する表示体1jと取付部材2jの係合状態を説明するための部分拡大斜視説明図である。
そのうち、図20は表示体1jを取付部材2jに取り付ける前の状態を示し、図21は取り付けた後の状態を示している。なお、図21では図20を拡大して表している。
図22は、図21に示す表示装置A11を底面方向(表示体の基部側開口側)から見た説明図である。
なお、実施例1(図3参照)と同一または同等箇所には同一の符号を付して示している。また、実施例1で説明した箇所については、説明を省略し、主に相異点を説明する。
本実施例に係る表示装置A11は、全体が紙製材料で形成されている。これにより、軽量化が図られている。更に、実施例1(図3参照)と相違して、表示体1jだけではなく、表示体1jを取り付ける取付体である取付部材2jもシート状、薄板状または平面状に畳むことができる。
そして、実施例1(図3参照)とは、この取付部材2jの構造と、表示体1jの穴で構成された差込孔15が主に相違しており、それに伴って、表示体1jと取付部材2jの係合状態が異なっている。差込孔15は、係合要素である係合孔を構成する。
即ち、図20に示すように、表示体1jの表側部11及び裏側部12の所要の位置には、三角形状または正三角形状の差込孔15がそれぞれ設けてある。取付部材2jは、係止要素である係止突部52,52を備えている。この各係止突部52に表示体1jの差込孔15が係合する(嵌め込まれる)ことで、表示体1jを取付部材2jに取り付けることができる。
図23は、図20に示す取付部材2jの斜視説明図、
図24は、図23に示す取付部材2jを幅方向に折り畳んだ状態を示す平面視説明図、
図25は、図23に示す取付部材2jを構成する基板53を示す平面視説明図、
図26は、図25に示す基板53と共に、取付部材2jを構成する構成シート540を展開した状態で示した平面視説明図である。
以下、取付部材2jについて詳しく説明する。
[取付部材2b]
図23に示す取付部材2jは、図25に示す基板53に、図26に展開状態で示す構成シート540を山形に曲げた状態で固定することで形成されている。この固定には、接着剤、粘着剤、またはステープル等を使用することができる。
図25に示す基板53は、厚紙や段ボール等のやや厚めの紙製材料で形成されており、土台部分の安定性を向上させている。一方、図26に示す係止部材54を構成する構成シート540は、ややこしが強い薄目の紙製シートで形成されており、軽量化が図られている。
図23に示すように、取付部材2jは、表示体1jを取り付ける状態では、係止部材54が山形状に立体的に形成されている。そして、取付部材2jは、後述する構成により、図24に示すように幅方向のほぼ中間の位置で平板状に折り畳んでほぼ半分の大きさにすることができる。
また図20に示す表示体1jは、実施例1と同様に、表側部11と裏側部12とを合わせた状態で、シート状、薄板状または平面状に畳むことができる。したがって、不使用時には、表示体1j及び取付部材2jをそれぞれ別々に折り畳むことにより、表示装置A11全体をコンパクトな形状にすることができる。
以下、取付部材2jを構成する基板53と構成シート540について、各構成部品ごとに説明する。
(図25に示す基板53)
基板53は平面視で外形が方形状であり、略中央部分に開口部531を備えている。この開口部531の上を跨ぐようにして図26に示す構成シート540で構成される上記係止部材54が取り付けられる。
開口部531は、図20及び図21に示すように、取付部材2jに表示体1jを取り付けた際に、開口部531が表示体1jの内側に隠れて、表示装置A11の外側から見えないような大きさで形成されていることが、製品としての見た目が良いので好ましい。この開口部531設けることで、基板53を作る材料のコスト削減を図ると共に、取付部材2jから表示体1jの取り外しがしやすくなる。この取り外しやすさの作用については、後述する。
なお、本実施例では、表示体1jの基部側を筒状に組み立てた後の表側部11及び裏側部12の湾曲形状に合わせて、開口部531の長手方向の両縁部532,532をやや外側に膨らませたような山形に形成している。ただし、開口部531の形状は、図示したものに限定されず、円形状や楕円形状、長方形状や正方形状、あるいはその他の多角形や異形状(不規則な形状)でも良い。
更に基板53には、折り畳めるように、基板53の幅方向のほぼ中間の位置に、折り畳み用の折目533(本実施例では、山折りの折目)がそれぞれ設けてある。折目533は、開口部531を両側から挟むような位置にぞれぞれ(合計で二箇所)設けてある。
(係止部材54)
一方、基板53に固定される係止部材54は、図26に示すように展開状態ではシート状、薄板状または平面状である一枚の構成シート540で形成されている。図23に示すように、この構成シート540を山形に曲げた状態で、接着剤等により図25に示す基板53に固定する。これにより、図23に示す取付部材2jの全体形状が構成される。なお、構成シート540を複数枚のシートを連設して構成しても良い。
図26を参照すると、構成シート540は、長手方向のほぼ中間位置に折り畳み用の折目541(本実施例では山折りの折目)を備えている。この折目541は、構成シート540の幅方向に沿って形成されている。構成シート540はこの折目541を境にして左右対称(図26では上下対称)に形成されている。
構成シート540の長手方向の両端側には、折目542(本実施例では谷折りの折目)を介して糊代部である糊代片543がそれぞれ設けてある。糊代片543の長手方向両側は斜めにカットして形成されている。図23に示すように、この糊代片543を基板53の開口部531の幅方向の両側に固定することで、側面視山形状の係止部材54を構成する。
更に図26に示す構成シート540の幅方向の両端側には、上記した取付部材2jの係止突部52,52(図23参照)を構成するための突部形成片520がそれぞれ設けてある。各突部形成片520は、構成シート540の長手方向のほぼ中間位置に設けてあり、幅方向の両側に向かい合うようにして対で設けてある。突部形成片520は、全体が先部側(構成シート540の外方)に向かってすぼまるような山形状に形成されている。突部形成片520の長手方向の両端側の各縁部521a,521bは、所要角度で二段階に傾斜して形成されている(基部側の縁部を符号521aで示す)。
図27は、図26で左側に位置する突部形成片520の一部(図26で下側部分)を拡大して表した部分平面視説明図である。
そのうち、図27(a)は折目523a,523bで連設された折返し片522を折り返していない状態の図、図27(b)は折返し片522を内側に折り返した状態の図を表している。
図26に示すように、突部形成片520の長手方向の両側には、折目523a,523b(本実施例では、山折りの折目)を介して内側に折返し可能に連設された折返し片522がそれぞれ設けてある。折目523a,523bは、縁部521と所要の間隔をおいてほぼ並行に(縁部521の傾斜方向とほぼ同じ方向に傾斜して)形成されている。折目523a,523bは、図27(a)に示すように、L形状の切込部524を挟むような位置に断続的に設けてある。切込部524は、L形状の角部524aが内方に向き、両端部(符号省略)が折目523a,523bと連続するような配置で形成されている。
更に内方側の折目523aの一端部(図27(a)で右端部)は、構成シート540の長手方向の縁部545と同一か本質的に同一方向に形成された切目525と連設している。そうして、図27(a)に示す折返し片522を、折目523a,523bで内側(構成シート540の裏側)に折り返すことで、図27(b)に示すように、L形状の切込部524側から掛止部526(図23も参照)が折目523a,523bから突出した状態で現れる。
掛止部526は突状で略三角形状であり、上記した折返し片522の一部で構成される。掛止部526は、係合解除防止要素を構成する。図23に示す状態では、この掛止部526は、係止突部52の両側から外へ突出した状態で設けられる。
図28(a)ないし(c)は、表示体1jに設けてある差込孔の他の実施例を示す部分拡大正面視説明図である。
図20で示す表示体1jでは、上記したように、差込孔15が三角形状または正三角形状に形成されている。この差込孔15を例えば図28の(a)ないし(c)に示すような構造によって形成することもできる。
図28(a)ないし(c)に示す各差込孔15a,15b,15cの少なくとも一辺部側(図28で下辺部側、表示体1jの基部側開口10側)には、折返し片150a,150b,150c(補強片)がそれぞれ設けてある。この折返し片150a,150b,150cが、図23に示す係止突部52の掛止部526,526に当接し、各差込孔15a,15b,15cの縁部を補強している。
即ち、この補強によって、表示体1jを比較的薄い材料で形成した場合や、表示体1jを繰り返し使用した場合でも、各折返し片150a,150b,150cが係止突部52の掛止部526,526に当たることによって、各差込孔15a,15b,15cの一部が破れたりすることを防止している。
以下、各差込孔15a,15b,15cの形状を順に説明する。
図28(a)では、中心から三方向に拡がるように延びて形成された切断線151,151,151によって、三つの折返し片150aが構成される。また、この切断線151の外端部を三角形状または正三角形状に囲むように、谷折りの折目152が形成されている。この折目152の部分で、三角形状または正三角形状の差込孔15aを形成できる。そうして、当該部分を取付部材2jの係止突部52(図23参照)に嵌め込めば、係止突部52によって折返し片150a,150a,150aが各折目152部分から外側へ折り返され、それによって差込孔15aが開いて取り付けが完了する。
図28(b)では、三角形状または正三角形状の一辺部(図28で下辺部側)が谷折りの折目152bとなっており、この折目152bと、残る二つの対辺(図8で上側)に形成された山形状の切断線151bによって、一つの折返し片150bが形成されている。そうして、当該部分を取付部材2jの係止突部52(図23参照)に嵌め込めば、係止突部52によって折返し片150bが折目152b部分から外側へ折り返され、取り付けが完了する。
図28(c)では、三角形状または正三角形状の差込孔15cが予め開口状態で形成されている。またこの差込孔15cの縁部である二つの対辺の延長線上に(表示体1jの基部側開口10側に向かって)所要の長さの切断線153a,153bがそれぞれ形成されている。この切断線の一方153aと切断線の他方153b間に設けてある谷折りの折目154によって、折返し片150c(本実施例では台形状)が形成されている。そうして、当該部分を取付部材2jの係止突部52(図23参照)に嵌め込めば、係止突部52によって折返し片150cが折目154部分から外側へ折り返され、取り付けが完了する。
(作 用)
表示装置A11の組み立て手順を説明しながら、表示装置A11の作用を説明する。なお、実施例1(図3参照)で説明した作用と主に相異する点について説明する。
図20に示す取付部材2jは、表示体1jと分離した後、ほぼ中央の折目541と折目533で二つに折り畳むことにより、図24に示すように、シート状、薄板状または平面状に畳むことができる。これにより、表示体1jと共に、取付部材2jを折り畳んで複数重ねることができ、運搬や保管などに便利である。なお、取付部材2jを折り畳むときは、図27(b)に示す折返し片522を図27(a)に示すように表側に戻せばよい。
表示装置A11の組み立ては、例えば以下のようにして行う。
折り畳んだ取付部材2jを広げると共に、図27(b)に示すように、折返し片522を内方に折返して図23に示す各係止突部52から掛止部526,526を突出させる。
そして、図20に示すように、表示体1jの基部側開口10を拡げたまま、底部側を係止部材54の上方から嵌め込み、取付部材2jの係止突部52,52に表側部11及び裏側部12の各差込孔15,15を嵌め込む。
更に、表示体1jは、基部側開口10を閉じようとする自己閉鎖性を有しているので、図21に示すように、表示体1jを嵌め込んだ状態では、表示体1jの底部側内方部分で係止部材54を外方から締め付けたような状態となる。
詳しくは、図22に示すように、表示体1jが基部側開口10を閉じようとする力に対し、取付部材2jの各係止突部52,52が表示体1jの表側部11及び裏側部12に内方から当接し、基部側開口10を開いた状態に保持する。このような構造により、表示体1jは底部側が筒状または管状に組み立てられた状態で起立状態を保持する。
更に、表示体1jが取り付けられた状態では、係止突部52の各掛止部526,526が表示体1jの差込孔15に外方から引っ掛かった状態になっている。これにより、表示装置A11の使用には、取付部材2jに取り付けた表示体1jの基部側開口10が開くことが抑制され、各掛止部526に対する差込孔15の係合が解除されることが防止される。したがって、多少の衝撃ややや強い風を受けた場合でも、表示体1jが取付部材2jから簡単に外れてしまうことを防止できる。
次に、取付部材2jから表示体1jを外す際は、例えば以下のようにして行う。
まず、図22に示す取付部材2jの裏面側(係止部材54の裏側)が見えるように、表示装置A11をひっくり返す。そして、取付部材2jの開口部531から手を入れ、二箇所設けてある各係止突部52の何れか一方側の折返し片522を摘む。このときの摘む折返し片522は一つで十分であるが、二つでも良い。
そして、折返し片522を開口部531内方(同じ係止突部52を構成する他方の折返し片522側へ)引っ張る。これにより、表示体1jの差込孔15の縁部に引っ掛かった状態なっている掛止部526の掛止が解除される。一方の折返し片522の掛止部526による掛止が解除されると、係止突部52を差込孔15から引き抜くことができるようになる。よって、同様に他方の係止突部52の掛止部526による掛止も解除し、その後、係止突部52を差込孔15から引き抜きいて、取付部材2jから表示体1jを取り外す。
図29及び図30は、本発明に係る表示装置の第12の実施例を説明するための図である。
図29は、表示体を取り付ける取付部材2kの他の実施例を示す斜視説明図、
図30は、図29の取付部材2kを展開した状態である構成シート550を示す平面視説明図である。
なお、実施例11(図23参照)と同一または同等箇所には同一の符号を付して示している。また、実施例11で説明した箇所については、説明を省略し、主に相異点を説明する。
上記した実施例11では、図25に示す基板53と図26に示す構成シート540の二つの構成部品により取付部材2j(図23参照)を構成した。これとは相違して、本実施例における表示装置の取付部材2k(図29参照)では、全体を図30に示す一枚の構成シート550で構成している。
これにより、不使用時には取付部材2jを構成シート550の状態で運搬や保管などができるので、場所をとられず便利である。また、複数の部品を組み合わせて取付部材2jを製造する場合と比べて、組み立て工程が不要なため、製造が比較的容易である。
更に実施例11(図27参照)では、取付部材2kの掛止部526を折返し片522の一部で構成した。これとは相違して、本実施例では、図30に示すように折返し片522を有しておらず、掛止部をL形状の切欠部527で形成している。
以下、取付体である取付部材2kの各構成部分について、実施例11と比較しながら、詳しく説明する。
取付部材2kは、図30に示すように展開状態ではシート状、薄板状または平面状の材料で形成された一枚の構成シート550で形成されている。その材料として例えば厚紙や段ボール等の紙製材料が好適に使用できる。
構成シート550は、ほぼ中間位置に折り畳み用の折目541(本実施例では山折りの折目)を備えている。構成シート550はこの折目541を境にして左右対称(図30で上下対称)に形成されている。
構成シート550は、図30で上下に所要数の間隔をおいて並設された一対の基板シート551,551を備えている。この一対の基板シート551,551によって、図29に示す一枚の基板53が構成される。また、基板シート551,551間には、両者を橋渡すように連設する係止部材シート555を備えている。この係止部材シート555によって、図29に示す側面視山形状の係止部材54を構成する。上記した折り畳み用の折目541は、係止部材シート555の長手方向の中間位置に設けてある。
各基板シート551は平面視長方形状であり、係止部材シート555を両側から挟むような位置に向かい合わせに配置されている。基板シート551と係止部材シート555は谷折りの折目552によって連設されている。この折目552の両端部と連続するようにして左右二本の切目553(全体で四箇所)が形成されている。このような構成により、係止部材シート555の長手方向の両側(図30で上下方向の両側)が各基板シート551,551と切り離された状態で可動するように構成されている。
そうして、各基板シート551の対向する内縁部554,554を互いに合わせるようにして両者を接合することによって、図29に示すように、一枚の基板53が構成される。それと共に、係止部材シート555が折目552,552から立ち上がって山形状の係止部材54を構成する。なお、取付部材2kを使用しないときは、図30に示す構成シート550を折り畳み用の折目541で折り畳み(図24とほぼ同様に)、コンパクトな形状にすることができる。
更に、上記したように、係止突部52は掛止部をL形状の切欠部527で形成している。そして、図20と同様の表示体1kを取付部材2kに取り付けると、この係止突部52の各切欠部527に表示体1kの差込孔15の内縁部がそれぞれ引っ掛かる。これによって、多少の衝撃ややや強い風を受けた場合でも、表示体1kが取付部材2kから簡単に外れてしまうことを防止できる。なお、図27に示す掛止部526の構造を採用することもできる。
図31ないし図35は、本発明に係る表示装置の第13の実施例を説明するための図である。
図31及び図32は、表示装置A13を構成する表示体1nと取付部材2nの係合状態を説明するための斜視説明図である。
そのうち、図31は表示体1nを取付部材2nに取り付ける前の状態を示し、図32は取り付けた後の状態を示している。
図33は、図31に示す取付部材2kを拡大して表した斜視説明図である。
図34は、図32に示す表示装置A13を上方側面(上方の横)から見た平面視拡大説明図である。
なお、実施例2(図5参照)及び実施例12(図29及び図30参照)と同一または同等箇所には同一の符号を付して示している。また、実施例2及び実施例12で説明した箇所については、説明を省略し、主に相異点を説明する。
本実施例に係る表示装置A13では、実施例12(図29参照)と相違して、取付体である取付部材2kに重り体73(例えば「ペットボトル」等の使用済みの飲料用容器)を置くための載置スペースS1,S1を有している。更には、表示体1nの形状が主に異なっている。
以下、取付部材2k及び表示体1kについて、順を追って詳しく説明する。
[取付部材2k]
図35は、図33に示す取付部材2nの展開した状態である構成シート560を示す平面視説明図である。
実施例12で説明した構成シート550(図30参照)と比較しながら説明する。
図35に示す構成シート560により、図33に示す取付体である取付部材2nを立体的に組み立てることができる。構成シート560は、図30に示した構成シート550と相違して、係止部材54を構成する係止部材シート555aに平面視略「コ」状の切目を構成する切断線561,561,562(以下、切断線561を「第一切断線561」、切断線562を「第二切断線562」という)をそれぞれ備えている。
各第一切断線561は、切目553と並行または本質的に並行に形成されている。第一切断線561の基端部と切目553の基端部は、谷折りの折目563で連設されている。
各第二切断線562は、基板シート551の対向する内縁部554と同一または本質的に同一線上に形成されている。
このような構成により、各基板シート551の対向する内縁部554,554を互いに合わせるようにして、図34に示すように両者を接合する。これにより、図33に示すように、谷折りの折目563から立ち上がった係止部材シート555の一部(切目553と第一切断線561で挟まれた部分)によって足部564が構成される。
足部564は、所要の間隔をおいて所要数(本実施例では複数、二つずつ並設され合計四箇所)設けてある。そして、同じ基板シート551側に設けてある一対の足部564と足部564の間に、上記した重り体73(ウエイト体)を置くための載置スペースS1が構成される。重り体73を置くことで、表示装置A13の土台部分の安定性が向上する。
重り体73としては、上記したように、使用済みのいわゆるペットボトル(ポリエチレンテレフタレート製ボトル型容器)がリサイクルの観点から好適に使用できる。なお、このペットボトルには水などの液体を入れても良いし、砂や砂利等の粒状固体を入れることもできる。なお、重り体73を取付部材2kを構成する部材として表示装置A13に含ませることもできるし、表示装置A13を構成する部材と別の部材として含ませないこともできる。
更に、図30に示した構成シート560とは相違して、図35に示す本実施例に係る構成シート560では、係止突部52(図23参照)を構成するための突部形成片520に掛止部526が設けられていない。ただし、掛止部526を設けることもできる。掛止部526は図23に示すような突状の掛止部526で構成することができるし、図29に示すようなL形状の切欠部527で構成することもできる。
[表示体1n]
図31、図32及び図34を参照すると共に、実施例2で説明した表示体1a(図5参照)と比較しながら、本実施例の表示体1nについて説明する。
本実施例に係る表示体1nは、図5に示した表示体1aと相違して、幅の広い表側部11nに幅の狭い裏側部12nを貼り合わせるようにして構成されている。更に、裏側部12nの高さ方向の長さは、表側部11nのそれよりも短くなっており、面積の広い表側部11nに例えば商品の広告などの表示を好適に施すことができる。
即ち、図31に示すように、幅の狭い方の裏側部12nの幅方向両端側には、その長さ方向(高さ方向)全体に渡って帯状の糊代部121,121が設けてある。そして、図34に示すように、この糊代部121を表側部11nの内側面に接着剤、粘着剤、またはステープル等によって取り付けることで、裏側部12nが表側部11nに取り付けられている。
そして、図34に示すように、表示体1nを取付部材2nに取り付けた後は、表側部11nと裏側部12nが弓形状にそれぞれ湾曲し、重り体73はその内部に収容されて表示装置A13の外部から見えない(図32も参照)。
このように、表側部11nに幅の狭い裏側部12nを端に貼り合わせるだけで表示体1nを構成できる。よって、図5に示す略円筒状の表示体1nと比べて、表側部11nと裏側部12nの端をきっちりと合わせる製作工程上の手間や、両端部の糊代部の折り曲げ作業等が不要であるので、比較的容易に製作できる。なお、差込孔15cは図28(c)で示したものを採用している。
更に図32に示すように、組み立てられた表示体1nの裏側部12nの先端側(図32で上縁部)には、裏側部12nの幅方向の中央部分が内方に凹むことを防止するための形状保持体74が取り付けてある。形状保持体74は、シート状、薄板状の紙製材料を二枚に折り曲げて帯状としたものである。
そして、形状保持体74の所要の位置(本実施例では両端寄りの二箇所)に切欠部741が形成されている。また裏側部12nの先端縁部の対応する位置(本実施例では両端寄りの二箇所)にも、形状保持体74の切欠部741と接合する切欠部122が形成されている。この切欠部741,122同士を合わせることで、形状保持体74が表示体1nから簡単に外れないようにしている。なお、形状保持体74または表示体1nの何れか一方の切欠部を省略することもできる。
図36は、本発明に係る表示装置の第14の実施例を示す斜視説明図である。
なお、実施例9(図14等参照)と同一または同等箇所には同一の符号を付して示している。また、実施例9で説明した箇所については、説明を省略し、主に相異点を説明する。
本実施例に係る表示装置A14を構成する取付部材2pでは、実施例9(図14参照)と相違して、係止部材21b,21bを有する基板20bに、杭やアンカー等といった打ち付け部材75が一体的に取り付けてある。打ち付け部材75の先部側は、安全性を考慮してL形状に曲げてある。
打ち付け部材75には、板状の接合部751が溶接によって固定されている。接合部751の板面は、打ち付け部材51の長さ方向とほぼ一致する方向に固定されている。また、基板20bの底部のほぼ中央部分にも、同程度の大きさの板状の接合部752が溶接して取り付けてある。この接合部752は、基板53に対してほぼ垂直方向に固定されている。そして、打ち付け部材75と基板53の接合部は、締付ボルトや締付ネジ等の締付固定具754によって固定されている。
以上のような構成により、まず、打ち付け部材75を地中に打ち込んで、取付部材2pを接地面に固定した後、取付部材2pに表示体1pを取り付ける。
なお、本実施例では、打ち付け部材75の長さ方向のほぼ中間位置に、回動防止体753が取り付けてある。回動防止体753は金属製の棒状体で形成され、打ち付け部材75に溶接によって固定されている。回動防止体753は、打ち付け部材75と一緒に地中内に打ち付けられることで、断面円形状で棒状の打ち付け部材75の回動を防止している。
これにより、表示体1pが多少の衝撃ややや強い風を受けた場合でも、取付部材2pが回動して表示体1pが動くことを防止している。
図37は、表示体1pの係合孔の他の実施例を示す部分拡大正面視説明図であり、図17(i)に対応するものである。
実施例9(図17(a)参照)では、係合孔115a,115bの大きさを係止突起215a,215bよりも径大としている。これとは相違して、本実施例では、係合孔115c,115dの大きさを図17(a)に示す係止突起215a,215bよりも径小に形成することで、一旦嵌め込んだ表示体1pの係合孔115c,115dから係止突起215,215a,215bが簡単に外れないようにしている。
即ち、図37では、左右一対の各係合孔115c,115dは単なる円形状ではなく、補強板116の中央側寄りの円弧部分を一部を外れ防止片210として残すように、係止突起215a,215bの外径よりも径小に形成されている。外れ防止片210には、補強板の中央側に向かって切込部219がそれぞれ設けてある。
この切込部219によって、表示体1pの表側部と裏側部(図示省略)を押し込めば、外れ防止片210が外方に折れ曲がって係合孔115c,115dの内径が拡がり、係合孔115c,115dを係止突起215a,215b(図17(a)参照)に嵌め込むことができる。しかも、一旦、係合孔115c,115dを嵌め込めば、やや強めに引っ張っらないと、係止突起215a,215bから表示体1pが外れないようになっている。
図38は、係止部材2b,21bの係止突起及び表示体1nの係合孔の更に他の実施例を示す説明図である。
図38(a)は、係止突起215p,215pに対する表示体1bの係合状態を平面方向から見た部分拡大説明図であり、図17(a)に対応するものである。
図38(b)は、表示体1pの係合孔115e,115fを示す部分拡大正面視説明図であり、図17(b)に対応するものである。
実施例9(図17(a)参照)では、左右一対の係止突起215a,215bの内方側に凹部216が設けてある。これとは相違して、図38(a)に示すように、各係止突起215pの基端部を先端側よりも細く形成することで、基端部の周縁部全体に外れ防止要素(引っ掛かり要素)を構成する凹部(凹み)216aを形成することができる。
一方、各係止突起215pに嵌め込む表示体1pの係合孔115e,115fは、実施例9(図17(b)参照)と相違して、側面視方形状に形成されている。そして、係合孔115e,115fの大きさは、各係止突起215の先部側の径大部分よりも径小に形成されている。
更には、図38(b)で係合孔115e,115gの各上下の両端部には、所要の長さの切込部211,211がそれぞれ形成されている。この各切込部211により、表示体1nの表側部11nを押し込めば、径小の係合孔115e,115fの内径が拡がり、係合孔115e,115fを係止突起215p,215pに嵌め込むことができる。しかも、一旦差し込めば、やや強めに引っ張らないと係止突起215p,215pからは係合孔115e,115fは外れない。
図39及び図40は、本発明に係る表示装置の第15の実施例を示す説明図である。
図39は、表示体1rを取付部材2rに取り付けた表示装置A15全体を示す斜視説明図であり、表示体1rを一点鎖線で示している。
図40は、取付部材2rを示す拡大斜視説明図である。
なお、実施例9(図14参照)と同一または同等箇所には同一の符号を付して示している。また、実施例9で説明した箇所については、説明を省略し、主に相異点を説明する。
本実施例に係る表示装置A15では、実施例9(図14参照)と相違して、表示装置A15の取付部材2rを杭やアンカー等の打ち付け部材で固定するのではなく、細板状の基板20bに固定した土台82によって表示装置A15の安定性を向上させている。更に、取付体である取付部材2rは、重り体73(例えば「ペットボトル」等の使用済みの飲料用容器)を置くための載置スペースである収容部S2,S2を有している。
即ち、図40に示すように、係止部材21b,21bの基板53が固定されている土台82は、重量のある材料(例えばゴム、金属、合成樹脂、あるいはそれらを組み合わせたもの等)で形成することが好ましい。また土台82として、安全コーン等と称される交通整理等に使用されるコーン部材に取り付けるゴム製の土台を好適に利用することもできる。
土台82の中央には、円形の貫通孔821が設けてある。この貫通孔821の上を橋渡すようにして、基板20bの両端部が土台82にネジやビス等の締付固定具212でそれぞれ固定されている。
更に、固定された基板20bと交差する位置に、上記した重り体73(ペットボトル等)を嵌め入れるための重り体取付部83が設けてある。重り体取付部83は、プラスチックや金属、あるいはそれらを組み合わせた等やその他の材料で、例えば薄板状に形成することができる。重り体取付部83の両端側は、土台82にネジやビス等の締付固定具213によって固定されている。重り体取付部83の中央側は、基板20bの底面側(図40で下)を通して配置されている。
取付部83は、基板20bの両側に重り体73の基部側を差し入れる開口部831,831をそれぞれ備えている。更に重り体73の基部側は貫通孔821内に配置されと共に、表示体1r(図39参照)の内部に収容されて表示装置A15の外部から見えない。
図40に示すように、重り体73をペットボトルで構成する場合には、ペットボトルの外形形状に合わせて開口部831を形成することが好ましい。開口部831の縁部の所要の位置には、ペットボトルの凹部に合わせて掛止突起832を形成することもできる。これにより、開口部531に嵌め入れたペットボトルは、やや強い力で引き抜かないと外れないようになっている。また、基板20bまたは/及び重り体取付部83は、土台82と一緒に一体的に形成することもできる。
なお、土台82は、実施例1(図1参照)に示すような貫通孔821を有さない基板20で構成することもできる。その場合、重り体73の収容部S2を有する筒状体、管状体、または有底円筒体によって重り体取付部83を形成することもできる。また、係止部材21b,21bを直接的に土台82に固定するようにすれば、基板20bを省略することもできる。
図41は、本発明に係る表示装置の第16の実施例を説明するための使用状態説明図である。
本実施例では、表示装置A16を所要数(本実施例では複数、二つ)使用してその間に帯状の表示体9(以下、「掛け渡し表示体9」という)を掛け渡して使用している。
図41に示す表示装置A16の表示体10rは、先端部が閉じられ側面視で全体が山形状に形成されている。そして、表示体1の先端部の両端側には、掛け渡し表示体9を引っ掛けて吊すための切欠部44が設けてある。切欠部44(丸Eで囲んで示す拡大断面図を参照)は、正面視で逆三角形の切欠孔441と切欠孔411から先端部まで連通した切込部412で構成されている。
一方、掛け渡し表示体9は、横断幕のように表示面が広い表示部91と、この表示部を表示装置A16に取り付けるための取付体である取付帯92を備えている。取付帯92は、表示部91の両端部上方に固定されている。掛け渡し表示体9は、柔軟性を有する紙製材料や、布等の材料で形成できる。
取付帯92は、表示装置A16の表示体10rに引っ掛けるための開口部921を有し、この開口部921は切込みを広げることで構成できる。そして、取付帯92の開口部921を表示装置A16の表示体10rの端縁部45に差し込むことで、掛け渡し表示体9を表示体1に引っ掛けることができる。
例えば表示装置A16には「福岡商店」のような表示を施し、掛け渡し表示体には「10月10日 オープンセール」のような表示装置A16とは異なる表示を施すことができる。
図42及び図43は、本発明に係る表示装置の第17の実施例を説明するための図である。
図42は、表示体装置A17を構成する表示体1tを示しており、表示体1tを平たく畳んだ状態を示す側面視説明図、
図43は、図42に示す表示体の平面視説明図であり、表示体1tを平たく畳んだ状態を実線で表し、基部側開口10を開いた状態を一点鎖線で表している。
なお、実施例9(図14参照)と同一または同等箇所には同一の符号を付して示している。また、実施例9で説明した箇所については、説明を省略し、主に相異点を説明する。
図42及び図43に示す表示体1tは先端側が閉じられた筒状体であって、全体が略袋状に形成されている。そして、基部側開口10を開くことによって、表示体1tの基部側を平面視で長円形状に膨らませることができる。
また表示体1tは、上記した実施例と同様に、基部側開口10を閉じようとする自己閉鎖性を有している。これにより、表示体1tを取付部材(図示省略)に取り付けることで、表示体1tを略筒状に立体的に組み立てた状態で維持できる。
表示体1tは、例えば合成樹脂で一体成形することができる。成形方法としては、熱可塑性樹脂を材料としたブロー成形を採用することもできるし、その他の公知の成形方法が適宜採用できる。また一体成形ではなく、例えば合成樹脂製のシートを折り曲げ、溶着や接着等の接合によって成形することもできる。
図42に示すように、表示体1tは、正面視で全体が先部側に向かってややすぼまるようにして形成されている。これにより、表示体1tを立体的に組み立てた際の安定性を向上させると共に、表示体1tを上方から見下ろした際に基部側が細く見えてしまうことを防止するといったデザイン上の効果がある。
また表示体1tを構成する各表側部11tと裏側部12tには、各表示部110(本実施例では縦長)を囲むようにして細い溝120がそれぞれ設けてある(図42で丸Fで囲んで示す横断面部分拡大図を参照)。各溝120は、表示部110の外周部(各表側部11tと裏側部12tの周縁部付近)に連続して形成してある。なお、この溝120を省略することもできる。
そして、表示部110には、例えば販売を目的とする商品名や「駐車禁止」などといった文字等を表示を施すことができる。例えば上記したような表示を、柔軟性を有する合成樹脂製のシートまたはフィルム、あるいは紙等に印刷し、表示部110に貼り付けても良い。また、表示部110よりも面積の広い合成樹脂製のシート等を表示部110に一旦貼り付け、その後、カッター等で溝120をなぞって表示部110からはみ出した不要なシート部分を取り除くようにしても良い。
表示体1tの基端側の中央付近には、長方形状の当接部130が設けてある。この当接部130の裏面側に、例えば図14に示すような取付部材2bの係止部材21bの側壁部28が当接する。符号115aと符号115bは、係止部材21bの係止突起215a,215bを嵌め入れる係合孔を示している。符号219は、係合孔115a,115bに形成された切込部を示している。
係合孔115aと係合孔115bの間には、取付部材2bから表示体1tを取り外す際に指やフック等を引っ掛けるための孔220を示している。この孔220は、図14で示した引張部材117と同じか大体同じ作用を有しているので、説明を省略する。
更に、当接部130の両側には、表示体1tの幅方向に平行するように突条部140が設けてある。突条部140は、表示体1tの高さ方向に所要の間隔をおいて所要数または複数設けてある(図42で丸Gで囲んで示す拡大断面図を参照)。
この突条部140は、表示体1tの基部側の強度またはこしを向上させるためのリブの役目を有している。これにより、基部側開口10の自己閉鎖性が向上し、取付部材2bに対する締付力が増加して、表示体1tが取付部材に強固に取り付けられる。なお、この突条部140を省略することもできる。
その他の作用及び効果は、上記した実施例と大体において同じであるため、説明を省略する。
図44ないし図49は、本発明に係る表示装置の第18の実施例を説明するための図である。
図44は、表示装置A18の表示体1sに表示シート100を被せている状態を示す斜視説明図、
図45は、表示体1sを取り付ける取付部材2sを上面側から見た拡大斜視説明図、
図46は、図45に示す取付部材2sを底面側から見た斜視説明図、
図47は、図45に示す取付部材2sのII−II部分に対応する断面を示す説明図である。
なお、実施例17(図42参照)と同一または同等箇所には同一の符号を付して示している。また、実施例17で説明した箇所については、説明を省略し、主に相異点を説明する。
図44に示す表示装置A18は、実施例17の表示体1t(図42参照)と同様に、合成樹脂で形成された表示体1sを備えている。表示体1sは、取付体である取付部材2sに着脱可能に取り付けることができる。表示体1sは、例えば2ミリ程度の厚みを有し、多少の衝撃を受けても表示面101が凹むことのない硬質のプラスチック材料で形成することが好ましい。
以下、表示体1sと取付部材2sの順で更に詳しく説明する。
(表示体1s)
図44に示すように、表示体1sには、外側(表裏面)に表示面101を備えた表示シート100を先端側から着脱可能に被せることができる。表示シート100は、基端部に開口部102を有する略袋状の筒状体である。表示シート100の材料として、例えば耐水性を有する合成樹脂製シートを採用することができる。
表示シート100は、例えばややきつく被せて表示体1sに密着させることができる大きさで形成することができる。その際、表示シート100を円滑に被せることができるように、表示シート100は柔軟性を有する合成樹脂製シートで形成することが好ましい。表示シート100は先部側が閉じられており、その先部側両端がやや丸みをつけて形成されている。
また、表示シート100の先部側を開口させて、全体を筒状または管状に形成することもできる。これにより、表示シート100がより被せやすくなる。また、材料費を抑えて製品のコストダウンを図ることができる。
そして、表示シート100の表示面101に、例えば商品の広告や店の宣伝(呼び込み)、または土地販売であれば「売地」等の各種表示を施すことができる。更にこの表示を印刷技術(例えばグラビア印刷等)によって行えば、文字やイラスト等の多種多様の表示を容易に施すことができる。
このように、表示体1sにではなく、表示体1sに被せる表示シート100側に各種の表示を施すようにすれば、表示シート100を取り換えるだけで、同じ表示体1sを繰り返して使用することができる。
具体的な使用例を挙げると、国際会議場などにおける各種イベント会場の出入口等に案内表示として本実施例の表示装置A18を置き、各種イベントに応じて表示内容の異なる表示シート100をその都度被せるようにすれば、同じ表示体1sを繰り返して使用することができる。
また、コンビニエンスストアや電化製品販売店等において、セール品やタイムセールの商品の内容に応じて臨機応変に表示シート100を適宜取り換えるような使い方も採用できる。
(取付部材2s)
図45に示すように、取付部材2sは、平面視略方形状で所要の厚みを有する基体20sと、基体20sの表面部611に取り付けられた係止部材21b,21bを有している。係止部材21b,21bは、実施例9(図14参照)で説明したものと同じか大体同じであるため、説明を省略する。係止部材21b,21bは、表面部611に設けてある中央の孔612を間に挟むようにしてその両側にそれぞれ設けてある。
基体20sは、合成樹脂によって一体成形することができる(ただし、後述する蓋617は別途成形)。基体20sは、図46及び図47に示すように、底面側中央に底面側から表面部911へ向けて凹ませてある収容凹部613を有している。収容凹部613は、底面側から表面部611に向かってすぼまるように断面山形状に大きく凹ませてある(図49も参照)。
取付部材2sは、表示体1sの転倒を防止するために、内部に重りのための液体または流動性固体を入れる(充填する)ことができる空所200(図47、後述の図49参照)を有している。詳しくは、取付部材2sを構成する基体20sが、内部に水等の液体または砂等の流動性固体を入れることができる空所である流体収容部200を有している。流体収容部200は、基体20sの内部が中空に形成されることで構成されている。
つまり、流体収容部200に充填する液体や流動性固体の量によって、取付部材2sの重量を適宜調整できる。したがって、例えば車で移動しなければならないような場所に表示装置を設置するようなときには、その設置現場において液体や流動性固体を充填するようにすれば、運搬時の取付部材2sが重くならずに、より多くの表示装置を車に積むことができ、また保管時等の取扱いも容易である。
図45及び図46で符号618は、液体や流動性固体を流体収容部200に入れたり排出したりする開口部を備えた蓋617付きの流体充填部を備えている。流体充填部618は、基体20sの外へ出っ張らないように、基体20s側面の一部を内側に凹ませた凹部619に配置されている。
図48は、図47に示す取付部材2sを上下二つ重ねた状態を示す断面説明図であり、重ねた上側の取付部材2sを一点鎖線で示している。
図49は、同じく図47に示す取付部材2sを上下二つ重ねた状態を示す断面説明図であり、図45のIII−III部分に対応する断面を示す説明図である。なお、図48と同様、上側の取付部材2sを一点鎖線で示している。
そして、図48及び図49に示すように、取付部材2sは複数積み重ねできるように構成されており、積み重ねた場合に上の取付部材2s(基体20s)の収容凹部613に、下の取付部材2sの係止部材21b,21bが収まるようになっている。このような構成により、例えば風の影響を受ける屋外で設置する場合には、取付部材2sを複数重ねて土台の重量を増し、表示装置A18の安定性を向上させることができる。
なお、重ねる取付部材2sの数は、図示の2個に限定されるものではなく、3個以上重ねることができることは言うまでもない。また、複数重ねた取付部材2sの安定性を向上させるため、取付部材2s同士を紐やその他の固定具で連結することもできる。その場合は、例えば図48で左右両端に示す打ち付け部材用の孔620,620を利用し、この孔620,620に紐を通して固く結んだり、固定具を差し込んで固定することで、取付部材2s同士を連結することができる。
更に、基体20sの表面側と底面側には、取付部材2sを上下積み重ねた際に本質的に基体20sの位置がずれないようにするための手段が設けてある。即ち、図45に示す基体20sの表面部611の所要の位置に、基体20sの底面部614に設けてある凹み615に合致する係止部である突部616が形成されている。
突部616は、平面視円形で球面状に形成されているが、特にこの形状に限定するものではない。なお、突部616は所要数(本実施例では複数、孔612を間に挟むようにして両側に二箇所)設けてあり、取付部材2sに取り付けた後の表示体1sの内部に収まって外から隠れる位置にある。この取付部材2sの位置が本質的にずれないようにするための手段は、他の公知技術を適宜採用することができる。
図47に示すように、係止部材21b,21bは、ネジやビス等の締付固定具270によって基体20sの底部側(収容凹部613の先部面側)から固着されている。
また図45に示すように、基体20sの表面部611における各係止部材21bの取付位置には、各係止部材21bが取り付けられる向きに沿うようにして設けられた突条部600が複数並設されている。取付部材2sの組み立て製造時においては、この突条部600の上から係止部材21bを取り付けることで、突条部600が各係止部材21bの凹部273(実施例9、図14参照)内に嵌り込む。これによって、係止部材21bの取り付け向きがずれること防止している。
図47に示すように、基体20sの両端側(図45も参照)には、接地面に対する固定手段であって打ち付け部材である杭やアンカー等(図示せず)を差し入れる孔620,620が設けてある。本実施例では、孔620が対向して配置されるように基体20sの角部に所要数(本実施例では複数、合計二箇所)に設けてあるが、特にこの数や位置に限定されない。
孔620は、内側に凹んだ基体20sの角部の残部片621に形成された貫通孔で構成されている。このように、内側に凹ませた部分に孔620を設けることにより、打ち付け部材が基体20sの外に出っ張ることを防止している。この孔620にゴムや柔軟性を有する合成樹脂製のリング(図示せず)を取り付けて、孔620の破損を防止することもできる。
図46に示す底面部614において、基体20sの四隅部分には小さ目の凹み622が形成されている。そして、底面部614が直接接地面に接触しないように、この凹み622にゴムや柔軟性を有する合成樹脂製でチップ状の接地具(図示省略)を取り付けることもできる。またこの凹み622を利用したり、別途新たに取り付け孔を設けてキャスター(図示省略)を取り付けるようにしても良い。
基体20sの中央の孔612には、電球や蛍光灯等の各種の照明手段である照明装置(図示省略)を取り付けることができる。また図46に示すように、底面部614には収容凹部613を中心として十字状に形成された溝623が設けてあり、照明装置を取り付けた際に配線を外に引き出すための案内溝として使用できる。
照明装置を取り付ける場合は、表示体1s及び表示シート100の全体または一部を透光性を有する素材で形成すれば良い。このようにすれば、薄暗い設置場所や夜間での設置に効果的であり、遠くからでも表示装置A18の位置を特定しやすい。よって、夜間営業する店の立て看板として、あるいは交通整理用の案内標識としても好適に使用できる。なお、照明装置は基体20s側だけでなく、表示体1s側またはその両方に取り付けても良い。
また、表示シート100に施したイラストの一部や文字だけを透光性を有する素材で形成し、そこから光を部分的に発するようにすれば、昼間でも表示体1sや施された文字が目立ちやすくい。更に、取付部材2sを利用せずに、表示体1sだけを壁面に取り付けて看板として利用することもできるし、照明手段を利用すれば、提灯看板のような使い方もできる。
また更に、図44に示す表示装置は、フラワースタンド(花立てスタンド)としても使用することができる。例えば、合成樹脂製の表示体1sの表裏面に吊下具用の孔やリング等の引掛部を所要数設け(表示シート100を使用せず)、その各引掛部にフックやハンガー等の吊下具を備えた植木鉢を着脱可能に取り付けるようにしても良い。
その他の作用及び効果は、上記した実施例と大体において同じであるため、説明を省略する。
なお、本明細書で使用している用語と表現はあくまで説明上のものであって、限定的なものではなく、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するものではない。また、本発明は図示の実施例に限定されるものではなく、技術思想の範囲内において種々の変形が可能である。
更に、特許請求の範囲には、請求項記載の内容の理解を助けるため、図面において使用した符号を括弧を用いて記載しているが、特許請求の範囲を図面記載のものに限定するものではない。
本発明に係る表示装置の第1の実施例を示す説明図。 図1に示す表示装置を構成する表示体を示しており、表示体を畳んだ状態を表している斜視説明図。 表示体と表示体を取り付ける取付体との係合状態を説明するための分解斜視説明図。 図1に示す表示装置のI−I部分に対応する断面説明図。 本発明に係る表示装置の第2の実施例を示す斜視説明図。 本発明に係る表示装置の第3の実施例を示す斜視説明図。 図6に示す表示装置の分解斜視説明図。 本発明に係る表示装置の第4の実施例を示す説明図。 本発明に係る表示装置の第5の実施例を示す説明図。 本発明に係る表示装置の第6の実施例を示す説明図。 図10に示す表示装置の側面視説明図。 本発明に係る表示装置の第7の実施例を示す説明図。 本発明に係る表示装置の第8の実施例を示す説明図。 本発明に係る表示装置の第9の実施例を示す部分拡大斜視説明図であり、表示体を取付部材に取り付ける前の状態を示している。 表示体を取付部材に取り付けた後の状態を示す表示装置の部分拡大斜視説明図。 取付部材を構成する係止部材の平面視拡大説明図。 係止突起の構造と係止突起に対する表示体の係合状態を説明するための部分拡大説明図。 引張部材の他の形態を示す部分拡大斜視図。 本発明に係る表示装置の第10の実施例を示す部分拡大斜視説明図。 本発明に係る表示装置の第11の実施例を示す部分拡大斜視説明図であり、表示体を取付部材に取り付ける前の状態を示している。 表示体を取付部材に取り付けた後の状態を示す部分拡大斜視説明図。 図21に示す表示装置を底面方向(表示体の基部側開口側)から見た説明図。 図20に示す取付部材の斜視説明図。 図23に示す取付部材を幅方向に折り畳んだ状態を示す平面視説明図。 図23に示す取付部材を構成する基板を示す平面視説明図。 図25に示す基板と共に、取付部材を構成する構成シートを展開した状態で示した平面視説明図。 図26で左側に位置する突部形成片の一部を拡大して表した部分平面視説明図。 表示体に設けてある差込孔の他の実施例を示す部分拡大正面視説明図。 本発明に係る表示装置の第12の実施例を示し、表示体を取り付ける取付部材2kの他の実施例を示す斜視説明図。 図29の取付部材を展開した状態である構成シートを示す平面視説明図。 本発明に係る表示装置の第13の実施例を示す斜視説明図であり、表示体を取付部材に取り付ける前の状態を示す。 表示体を取付部材に取り付けた後の状態を示す斜視説明図。 図31に示す取付部材を拡大して表した斜視説明図。 図32に示す表示装置を上方側面から見た平面視拡大説明図。 図33に示す取付部材の展開した状態である構成シートを示す平面視説明図。 本発明に係る表示装置の第14の実施例を示す斜視説明図。 表示体の係合孔の他の実施例を示す部分拡大正面視説明図。 係止部材の係止突起及び表示体の係合孔の更に他の実施例を示す説明図。 本発明に係る表示装置の第15の実施例を示し、表示体を取付部材に取り付けた表示装置全体を示す斜視説明図。 取付部材を示す拡大斜視説明図。 本発明に係る表示装置の第16の実施例を説明するための使用状態説明図。 本発明に係る表示装置の第17の実施例を示す側面視説明図。 図42に示す表示体の平面視説明図。 本発明に係る表示装置の第18の実施例を示しており、表示装置A18の表示体1sに表示シート100を被せている状態を示す斜視説明図。 表示体1sを取り付ける取付部材2sを上面側から見た拡大斜視説明図。 図45に示す取付部材2sを底面側から見た斜視説明図。 図45に示す取付部材2sのII−II部分に対応する断面を示す説明図。 図47に示す取付部材2sを上下二つ重ねた状態を示す断面説明図。 同じく図47に示す取付部材2sを上下二つ重ねた状態を示す断面説明図。 従来の組み立て式の簡易立て看板の一例を示す斜視説明図。
符号の説明
A1〜A18 表示装置
1〜1t、10r 表示体
2〜2s 取付部材
3,3d 係合解除防止体
8 カバー
10,10a 基部側開口
10a 上部側開口部
11〜11t 表側部
12〜12t 裏側部
14 閉じ体
131,132 折曲部
16 切欠部
19 収容部
20〜20e 基板
21〜21e 係止部材
22,23,22c,23c 側壁部
24 受部
25,26 打ち付け部材
27 底板
28 側壁部
31,32 傾斜部
33 折曲部
41,42 締付固定具
43 締付固定具
51 打ち付け部材
60 ワッシャー
61 締付固定具
62 受部
63 締付固定具
64 固定具止め体
71,72 立て札
711,721 差込部
80 折曲部
81 仕切部
111,112 差込孔
113a,114a 差込孔
131 連結部
131,132 連結部
201,202 孔
203,204 開口部
251 先端部
205 孔
221,231,221c,231c,221d,231d 係止突条部
241,242 壁部
243 隙間
511 先端部
711,721 差込部
115a,115b,125a,125b 係合孔
116 補強板
117,117a 引張部材
118 折曲部
119 切れ目
215a,215b 係合突起
216 凹部
217 径小部
218 傾斜部
270 ビス
271 孔
273 凹部
S 空間部
9 表示体
15,15a 差込孔
44 切欠部
45 端縁部
52 係止突部
53 基板
54 係止部材
73 重り体
74 形状保持体
75 打ち付け部材
82 土台
83 重り体取付部
91 表示部
92 取付帯
110 表示部
115a〜115g 係合孔
116 補強板
117 引張部材
120 溝
121 糊代部
122 切欠部
130 当接部
140 突条部
150a,150b,150c 折返し片
151,151b 切断線
152,152b 折目
153a,153b 切断線
154 折目
210 防止片
211 切込部
212,213 締付固定具
215〜215p 係止突起
216 凹部
219 切込部
220 孔
411 切欠孔
412 切込部
441 切欠孔
520 突部形成片
521,521a,521b 縁部
522 折返し片
523a,523b 折目
524 切込部
524a 角部
525 切目
526 掛止部
527 切欠部
531 開口部
532 両縁部
533 折目
540 構成シート
541,542 折目
543 糊代片
545 縁部
550 構成シート
551,515 基板シート
552 折目
553 切目
554 内縁部
555,555a 係止部材シート
560 構成シート
561,562 切断線
563 折目
564 足部
741,122 切欠部
751,752 接合部
753 回動防止体
754 締付固定具
821 貫通孔
831 開口部
832 掛止突起
921 開口部
S1,S2 載置スペース
20s 基体
100 表示シート
101 表示面
102 開口部
120 溝
200 流体収容部
200 空所
220 孔
270 締付固定具
273 凹部
600 突条部
611 表面部
612 孔
613 収容凹部
614 底面部
615 凹み
616 突部
617 蓋
618 流体充填部
619 凹部
620 孔
621 残部片
622 凹み
623 溝
911 表面部

Claims (17)

  1. 基部側開口(10)を閉じようとする自己閉鎖性を有し、該自己閉鎖性に抗して基部側開口(10)を開いて立体的に組み立てることができる表示体(1)と、
    該表示体(1)を着脱可能に取り付けでき、取り付けた表示体(1)を立体的に組み立てた状態で維持できる取付体(2)と、
    を備えており、
    上記表示体(1)の自己閉鎖性によって基部側開口(10)が閉じる方向に力が作用することで、取付体(2)に対する表示体(1)の取り付けが維持されるように構成されている、
    表示装置。
  2. 基部側開口(10)を閉じようとする自己閉鎖性を有し、該自己閉鎖性に抗して基部側開口(10)を開いて立体的に組み立てることができる表示体(1)と、
    該表示体(1)を着脱可能に取り付けでき、取り付けた表示体(1)を立体的に組み立てた状態で維持できる取付体(2)と、
    を備えており、
    上記表示体(1)または取付体(2)の何れか一方に係止要素(221,231)が設けてあり、他方に上記係止要素(221,231)と係合する係合要素(111,112)が設けてあり、
    表示体(1)の自己閉鎖性によって基部側開口(10)が閉じる方向に力が作用することにより、係止要素(221,231)に対する係合要素(111,112)の係合を維持できるように構成されている、
    表示装置。
  3. 基部側開口(10)を閉じようとする自己閉鎖性を有し、該自己閉鎖性に抗して基部側開口(10)を開いて立体的に組み立てることができる表示体(1)と、
    該表示体(1)を着脱可能に取り付けでき、取り付けた表示体(1)を立体的に組み立てた状態で維持できる取付体(2)と、
    を備えており、
    上記表示体(1)または取付体(2)の何れか一方に係止要素(221,231)が設けてあり、他方に上記係止要素(221,231)と係合する係合要素(111,112)が設けてあり、
    上記表示体(1)の自己閉鎖性によって基部側開口(10)が閉じる方向に力が作用することにより、係止要素(221,231)に対する係合要素(111,112)の係合を維持できるように構成されており、
    上記表示体(1)側または取付体(2)側には、上記取付体(2)に取り付けた表示体(1)の基部側開口(10)が開くことを抑制して、係止要素(221,231)に対する係合要素(111,112)の係合が解除されることを防止する係合解除防止要素(3)が設けてある、
    表示装置。
  4. 基部側開口(10)が開くように表示体(1)に外力を加えることにより、取付体(2)に対する表示体(1)の取り付けが解除されるように構成されている、
    請求項1,2または3記載の表示装置。
  5. 係合解除防止要素(3)は変形性を有しており、表示体(1)に係合解除防止要素(3)を変形させる外力を加えることによって表示体(1)の基部側開口(10)が開いて係止要素(221,231)に対する係合要素(111,112)の係合を解除できるように構成されている、
    請求項3記載の表示装置。
  6. 基部側開口(10)を閉じようとする自己閉鎖性を有し、該自己閉鎖性に抗して基部側開口(10)を開いて立体的に組み立てることができる表示体(1e)と、
    該表示体(1e)を着脱可能に取り付けでき、取り付けた表示体(1e)を立体的に組み立てた状態で維持できる取付体(2e)(2f)と、
    を備えており、
    上記表示体(1e)の自己閉鎖性によって基部側開口(10)が閉じる方向に力が作用することで、取付体(2e)(2f)に対する表示体(1e)の取り付けが維持されるように構成されており、
    取付体(2e)(2f)は、基部側開口(10)の内側から表示体(1e)と当接する当接要素(21e)(64)と、該当接状態が解除されることを防止する当接解除防止要素(43)(61)と、を備えている、
    表示装置。
  7. 基部側開口(10)を閉じようとする自己閉鎖性を有し、該自己閉鎖性に抗して基部側開口(10)を開くことにより少なくとも基部側を筒状または管状に組み立てることができる表示体(1j)と、
    該表示体(1j)を着脱可能に取り付けでき、取り付けた表示体(1j)の少なくとも基部側を筒状または管状に組み立てた状態で維持できる取付体(2j)と、
    を備えており、
    上記表示体(1j)に係合孔(15,15)が設けてあり、上記取付体(2j)に上記係合孔(15,15)と係合する係止突部(52,52)が設けてあり、
    上記表示体(1j)の自己閉鎖性によって基部側開口(10)が閉じる方向に力が作用することにより、上記係合孔(15,15)に対する係止突部(52,52)の係合を維持できるように構成されており、
    上記係止突部(52,52)には、上記取付体(2j)に取り付けた表示体(1j)の基部側開口(10)が開くことを抑制して、上記係合孔(15,15)に対する係止突部(52,52)の係合が解除されることを防止する係合解除防止要素(526,526)が設けてある、
    表示装置。
  8. 基部側開口(10)を閉じようとする自己閉鎖性を有し、該自己閉鎖性に抗して基部側開口(10)を開くことにより少なくとも基部側を筒状または管状に組み立てることができる表示体(1j)と、
    該表示体(1j)を着脱可能に取り付けでき、取り付けた表示体(1j)の少なくとも基部側を筒状または管状に組み立てた状態で維持できる取付体(2j)と、
    を備えており、
    表示体(1j)及び取付体(2j)はシート状、薄板状または平面状に折り畳むことができるように構成されており、
    上記表示体(1j)は、向かい合うようにして配置された一対の係合孔(15,15)を有し、
    上記取付体(2j)は、接地面を有する基板(53)と、上記係合孔(15,15)と係合する一対の係止突部(52,52)を有する係止部材(54)を備え、
    該取付体(2j)に表示体(1j)を取り付けた状態では、該取付体(2j)の係止部材(54)に表示体(1j)の基部側が嵌め込まれると共に、該係止部材(54)の係止突部(52,52)に表示体(1j)の係合孔(15,15)が嵌め込まれ、更に上記表示体(1j)の自己閉鎖性によって基部側開口(10)が閉じる方向に力が作用することにより、上記係合孔(15,15)に対する係止突部(52,52)の係合を維持できるように構成されており、
    上記係止突部(52,52)には、上記取付体(2j)に取り付けた表示体(1j)の基部側開口(10)が開くことを抑制して、上記係合孔(15,15)に対する係止突部(52,52)の係合が解除されることを防止する係合解除防止要素(526,526)が設けてある、
    表示装置。
  9. 基部側開口(10)を閉じようとする自己閉鎖性を有し、該自己閉鎖性に抗して基部側開口(10)を開いて立体的に組み立てることができる表示体(1b)と、
    該表示体(1b)を着脱可能に取り付けでき、取り付けた表示体(1b)を立体的に組み立てた状態で維持できる取付体(2b)と、
    を備えており、
    上記取付体(2b)には所要の間隔をおいて係止突起(215a,215b)が並設されており、
    上記表示体(1b)には、上記係止突起(215a,215b)に係合する係合孔(115a,115b)が所要の間隔をおいて並設されており、
    上記係止突起(215a,215b)は、係合した係合孔(115a,115b)が係止突起(215a,215b)から外れることを防止する外れ防止要素(216,216)を有し、
    上記表示体(1b)の自己閉鎖性によって係合孔(115a,115b)間の距離を拡げる力が働くことにより、係合孔(115a,115b)に対し外れ防止要素(216,216)が作用して表示体(1b)が取付体(2b)から外れることを防止でき、
    上記係合孔(115a,115b)間の距離を狭めることができる外力を表示体(1b)に加えることにより、係合孔(115a,115b)に対する外れ防止要素(216,216)の作用が解除されて表示体(1b)を取付体(2b)から取り外すことができるように構成されている、
    表示装置。
  10. 基部側開口(10)を閉じようとする自己閉鎖性を有し、該自己閉鎖性に抗して基部側開口(10)を開いて立体的に組み立てることができる表示体(1b)と、
    該表示体(1b)を着脱可能に取り付けでき、取り付けた表示体(1b)を立体的に組み立てた状態で維持できる取付体(2b)と、
    を備えており、
    上記取付体(2b)には所要の間隔をおいて係止突起(215a,215b)が並設されており、
    上記表示体(1b)には、上記係止突起(215a,215b)に差し込むことができる係合孔(115a,115b)が所要の間隔をおいて並設されており、
    各係止突起(215a,215b)には、係合した係合孔(115a,115b)が係止突起(215a,215b)から外れることを防止する凹部(216,216)または径小部(217,217)がそれぞれ設けてあり、
    上記表示体(1b)の自己閉鎖性によって係合孔(115a,115b)間の距離を拡げる力が働くことにより、係合孔(115a,115b)が凹部(216,216)または径小部(217,217)に嵌り込んで表示体(1b)が取付体(2b)から外れることを防止でき、
    上記係合孔(115a,115b)間の距離を狭めることができる外力を表示体(1b)に加えることにより、係合孔(115a,115b)が凹部(216,216)または径小部(217,217)から外れて表示体(1b)を取付体(2b)から取り外すことができるように構成されている、
    表示装置。
  11. 表示体(1j)及び取付体(2j)は折り畳むことができるように構成されている、
    請求項1ないし7、9ないし10のいずれかに記載の表示装置。
  12. 取付体(2k)を一枚の構成シート(550)で立体的に組み立てることができる、
    請求項1ないし11のいずれかに記載のいずれかに記載の表示装置。
  13. 取付体(2n)は重り体(73)を置くための載置スペース(S1)(S2)、あるいは重り体(73)を倒れないようにして置くための載置スペース(S1)(S2)を備えており、
    表示装置は、該取付体(2n)に表示体(1n)を取り付けた状態では、取付体(1n)に置いた重り体(73)が表示体(1n)内に隠れて外から見えなくなるように構成されている、
    請求項1ないし12のいずれかに記載の表示装置。
  14. 表示体(1f)は、立て札(71,72)の取り付けが可能な取付要素を備えている、
    請求項1ないし13のいずれかに記載の表示装置。
  15. 表示体(1h)は、書類(P)を出し入れ可能に収容できる収容要素(19)を備えている、
    請求項1ないし14のいずれかに記載の表示装置。
  16. 外側に表示面(101)を有しており、表示体(1s)に着脱可能に被せることができる表示シート(100)を備えている、
    請求項1ないし15のいずれかに記載の表示装置。
  17. 取付体(2d)(2s)は、重りのための液体または流動性固体を入れる空所(200)を内部に有している、
    請求項1ないし16のいずれかに記載の表示装置。
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