JP2020152177A - 走行車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハンドルバーを備える走行車両において、ヘッドライトの照射に関するモードを切り替える専用の操作子を導入せずに、モードを切替可能な構成を提供する。【解決手段】自動二輪車は、ハンドルバーと、ライト操作部と、制御部と、を備える。ライト操作部は、ハンドルバーに設けられており、手動モードでロービームを照射するかハイビームを照射するかを切り替えるライト切替操作と、パッシング操作と、を行うためのものである。制御部は、手動モード、ロービームとハイビームを自動で切り替える第1自動モード、及びハイビームの照射範囲を自動で調整する第2自動モードのうち少なくとも2つのモードを実行可能であり、ライト切替操作及びパッシング操作とは異なる操作であるモード切替操作がライト操作部に行われたと判定した場合に、手動モード、第1自動モード、及び第2自動モードの少なくとも2つの間でモードを切り替える。【選択図】図7

Description

本発明は、主として、ハンドルバーを備える走行車両に関する。
特許文献1には、ハンドルバーを備える車両に設けられるハンドルスイッチ装置が開示されている。運転者がこのハンドルスイッチ装置に所定の操作を行うことで、ヘッドライトのハイビームを照射する状態とロービームを照射する状態とが切り替えられる。
特開2016−74246号公報
特許文献1は、ヘッドライトのハイビームとロービームを運転者が手動で切り替えるモードのみを開示しており、ヘッドライトの照射に関する他のモードを開示していない。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、ハンドルバーを備える走行車両において、ヘッドライトの照射に関するモードを切り替える専用の操作子を導入せずに、モードを切替可能な構成を提供することにある。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の観点によれば、以下の構成の走行車両が提供される。即ち、この走行車両は、ハンドルバーと、ライト操作部と、制御部と、を備える。前記ライト操作部は、前記ハンドルバーに設けられており、ヘッドライトのロービームとハイビームを手動で切り替える手動モードで前記ロービームを照射するか前記ハイビームを照射するかを切り替えるライト切替操作と、前記ロービームを一時的に前記ハイビームに切り替えるパッシング操作と、を行うためのものである。前記制御部は、前記手動モード、前記ロービームと前記ハイビームを自動で切り替える第1自動モード、及び前記ハイビームの照射範囲を自動で調整する第2自動モードのうち少なくとも2つのモードを実行可能であり、前記ライト切替操作及び前記パッシング操作とは異なる操作であるモード切替操作が前記ライト操作部に行われたと判定した場合に、前記手動モード、前記第1自動モード、及び前記第2自動モードの少なくとも2つの間でモードを切り替える。
これにより、ライト操作部を用いてヘッドライトの照射に関するモードを切り替えることができるため、モード切替用の操作子が別途設けられる構成と比較して、ハンドルバーに配置される操作子の数を減らすことができる。特に、ハンドルバーを備える走行車両は操作子を配置するスペースが限られるため、上記の効果を一層有効に発揮できる。
本発明によれば、ハンドルバーを備える走行車両において、ヘッドライトの照射に関するモードを切り替える専用の操作子を導入せずに、モードを切替可能な構成を実現できる。
第1実施形態に係る自動二輪車の側面図。 自動二輪車の前部の平面図。 ヘッドライトのモード切替に関する電気的な構成を示すブロック図。 第1自動モードで行われる処理を示す模式図。 第2自動モードで行われる処理を示す模式図。 操作子に対して行われる各操作を示す説明図。 3つのモードが有効である場合に、各操作でどのようにモードが切り替わるかを説明する表。 ヘッドライトのモード切替に関する処理を示すフローチャート。 2つのモードが有効である場合に、各操作でどのようにモードが切り替わるかを説明する表。 第2実施形態の自動二輪車の電気的な構成を示すブロック図。 第3実施形態の自動二輪車の前部の平面図。
次に、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の説明では、自動二輪車(走行車両、鞍乗型車両)1に乗車した運転者から見た方向で、自動二輪車1の左右方向を定義する。従って、前後方向は車長方向に一致し、左右方向は車幅方向に一致する。また、鉛直方向(上下方向)は高さ方向に一致する。
初めに、第1実施形態の自動二輪車1の概要について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、自動二輪車1の側面図である。図2は、自動二輪車1の前部の平面図である。図1に示すように、自動二輪車1は、車体10と、前輪11と、後輪12と、を備える。
車体10は、自動二輪車1の骨格となる複数の車体フレームを含んでいる。これらの車体フレームには、自動二輪車1を構成する様々な部品が取り付けられている。車体10の車長方向の中央近傍には、エンジン13が設けられている。エンジン13は、自動二輪車1を走行させるための駆動源である。本実施形態のエンジン13はガソリンエンジンである。なお、ガソリンエンジンに代えて又は加えて他の駆動源、例えば走行用の電動モータが設けられていてもよい。エンジン13で発生した動力は、図略のドライブチェーンを介して後輪12に伝達される。これにより、自動二輪車1を走行させることができる。
車体フレームには、アッパーブラケット14及びロアブラケット15等を介してフロントフォーク16が取り付けられている。フロントフォーク16は、正面視で前輪11を挟むように左右一対で配置されている。フロントフォーク16の上端の近傍にはハンドルユニット17が配置されている。運転者がハンドルユニット17を回動させることで、フロントフォーク16が回動するため、自動二輪車1の進行方向を変更することができる。
ハンドルユニット17は、アッパーブラケット14及びフロントフォーク16の少なくとも一方に取り付けられるハンドルバー31を備える。本実施形態では、ハンドルバー31は左右に分かれて合計2つ配置されている。これに代えて、左右に延びるように(車幅方向中央と交わるように)配置される1つのハンドルバー31を採用してもよい。
左右一対のハンドルバー31には、グリップ32と、レバー33と、ハンドルスイッチ34と、それぞれが設けられている。右側のグリップ32は、回動式のスロットルグリップである。左側のレバー33はクラッチレバーであり、右側のレバー33はブレーキレバーである。また、左側のハンドルスイッチ34には、ライト操作部41が設けられている。ライト操作部41とは、ヘッドライト18の照射に関する操作を行うための構成である。更に詳細には、ライト操作部41は、ヘッドライト18のハイビームとロービームを切り替える操作と、パッシングを行うためのパッシング操作と、の両方を行うための構成である。本実施形態では、ライト操作部41はリターンレバー41a(操作子)のみで構成されているが、後述の第3実施形態に示すように、複数の操作子を含んで構成されていてもよい。
また、左側のハンドルスイッチ34には、更に、方向指示器を動作させる方向指示器操作部、ホーンを動作させるホーン操作部、左右の方向指示器を同時に点滅させるハザードランプ操作部等が設けられていてもよい。右側のハンドルスイッチ34には、例えば、エンジンを始動させるエンジン始動操作部、運転者が機能を割り当てることができる多機能操作部等が設けられていてもよい。
車体10の前端には、前方に光を照射するヘッドライト18が配置されている。ヘッドライト18の光源は、例えば、白熱電球、ハロゲン電球、HID(High−Intensity Discharge)ランプ、発光ダイオード(LED)である。ヘッドライト18は、例えば左右1対で設けられていてもよいし、車幅方向中央部のみに設けられていてもよい。ヘッドライト18は、ロービームを照射する状態とハイビームを照射する状態とを切替可能に構成されている。ヘッドライト18は、共通の光源を用いてロービームとハイビームを照射可能な構成であってもよいし、ロービーム専用の光源とハイビーム専用の光源を用いる構成であってもよい。
ハンドルユニット17の前方であって、車幅方向中心近傍には、メータ装置(設定操作部)19が配置されている。メータ装置19は、エンジン回転速度、車速、及び警告等の自動二輪車1に関する情報を表示することができる。また、メータ装置19は図略のキー又はタッチパネルを備えており、これらの操作により、様々な設定を変更することができる。
ハンドルユニット17の後方であって、エンジン13の上方には、エンジン13に供給するための燃料が貯留される燃料タンク20が配置されている。燃料タンク20の後方には、運転者が跨って着座するためのフロントシート21が配置されている。運転者は、フロントシート21に着座した状態で、燃料タンク20及びその下方を、脚の膝部分で挟んで身体を安定させるとともに重心を左右に移動させて操舵操作の一部又は車体傾斜操作を行う。
自動二輪車1の外表面にはカウル22が配置されている。カウル22は、自動二輪車1の空気抵抗の低減、自動二輪車1が有する各部品の保護、及び外観の向上等の目的で設けられている。本実施形態のカウル22は、自動二輪車1の前部(例えばヘッドライト18の周囲)を覆うとともに、自動二輪車1の側面の一部を覆う。図1に示すカウル22の形状は一例であり、カウル22が配置される位置及びカウル22の形状は、図1に示す例とは異なっていてもよい。
ハンドルユニット17の前方には、ウインドシールド23が配置されている。ウインドシールド23は、下端部(基端部)から後ろ斜め上方に延びるように配置されている。この構成により、ウインドシールド23は、走行風の導風を行って、走行風を運転者に当たりにくくする。また、ウインドシールド23は、運転者の視界を確保するために、透明又は半透明であり、可視光を透過可能である。
次に、図3から図5を参照して、ヘッドライト18の照射に関するモードについて説明する。以下では、ヘッドライト18の照射に関するモードを単にモードと称することがある。
本実施形態の自動二輪車1は、手動モード、第1自動モード、及び第2自動モードの3つのモードを実行可能である。以下では、第1自動モードと第2自動モードをあわせて単に「自動モード」と称することがある。自動二輪車1は、これらのモードを実行するための構成として、自動二輪車1は、前方検出ユニット50を備える。前方検出ユニット50は、制御部51と、前方検出部52と、が一体となった構成(例えば同じハウジングに取り付けられて一体的に移動可能な構成)である。なお、制御部51と前方検出部52は別体であってもよい。
制御部51は、CPU等の演算装置と、フラッシュメモリ等の記憶装置と、を備える。制御部51は、ヘッドライト18を制御することで(詳細にはヘッドライト18に電圧を与えるユニットを制御することで)、ヘッドライト18にハイビームを照射させる状態と、ヘッドライト18にロービームを照射させる状態を切り替えることができる。更に、制御部51は、上記の3つのモードを実行するための制御、及び、モードを切り替える制御についても行うことができる。制御部51は、ヘッドライト18に関する制御のみを行う構成であってもよいし、他の制御も実行可能な構成であってもよい。制御部51は、例えばメータ装置19の一部であってもよい。即ち、メータ装置19の表示に関する制御、及び、ハンドルスイッチ34の操作に応じた制御を行う構成であってもよい。
前方検出部52は、図2に示すよう自動二輪車1の前部に設けられている。前方検出部52は、例えば前方の映像を取得するカメラである。前方検出部52が取得した映像は、制御部51へ出力される。制御部51は、前方検出部52が取得した映像を解析して、例えば、前走車の位置、対向車の位置、及び周囲の明るさを検出する。前走車の位置は、例えば前走車のテールライトに基づいて検出できる。対向車の位置は、対向車のヘッドライト又はヘッドライトで照射された路面等に基づいて検出できる。なお、前方検出部52は、カメラに限られず、超音波センサ又はレーダ装置であってもよい。また、前方検出部52は、映像ではなく明るさ(光強度)のみを検出するセンサであってもよい。制御部51は、自動モード中において、前方検出部52を用いて検出された情報に基づいてヘッドライト18を制御する。
本実施形態の前方検出ユニット50は、ウインドシールド23で覆われる位置(より詳細にはウインドシールド23の後方)に配置されている。上述したようにウインドシールド23は可視光を透過可能であるため、カメラとしての前方検出部52は、ウインドシールド23を介して前方の映像を取得可能である。
また、前方検出部52は、カウル22内に配置されていてもよい。ただし、カウル22は可視光を透過しないため、カウル22に開口部を形成し、この開口部を介して、カメラとしての前方検出部52が前方の映像を取得することが好ましい。この場合、カウル22の開口部は、可視光を透過可能な部材で覆われていてもよい。なお、前方検出部52は、上述した例に限られず、前方の情報を取得可能であれば、これらの例とは異なる位置に配置されていてもよい。
以下、自動二輪車1が実行可能な3つのモードについて説明する。手動モードは、運転者がライト操作部41を操作することで(即ち手動で)、ヘッドライト18がロービームを照射する状態と、ハイビームを照射する状態と、が切り替わるモードである。
第1自動モードは、制御部51が周囲の状況を判断して(即ち自動で)、ヘッドライト18のロービームとハイビームを切り替えるモードである。例えば、制御部51は、図4に示すように通常はハイビームを照射し、対向車100までの距離が閾値より近い場合に、ロービームに切り替える。これにより、対向車100の運転者が眩惑しにくくなる。また、制御部51は、前走車までの距離が閾値より近い場合にも、ヘッドライト18にロービームを照射させる。ただし、制御部51は、自動二輪車1が市街地等の明るい場所を走行していると判断した場合は、対向車100又は前走車が検出できないときでもヘッドライト18にロービームを照射させる。これは、周囲が明るいためハイビームがあまり必要でなく、更に、他の車両及び歩行者が多く、眩惑させる可能性が高くなるためである。第1自動モードでハイビームとロービームを切り替える条件は一例であり、他の条件(例えば車速)が設定されていてもよい。
第2自動モードは、制御部51が周囲の状況を判断して(即ち自動で)、ハイビームの照射範囲を自動で調整するモードである。例えば、制御部51は、図5に示すように通常はハイビームを照射し、対向車100までの距離が閾値より近い場合に、対向車100が存在する位置を避けるように、ヘッドライト18にハイビームを照射させる。これにより、遠方の視界を確保しつつ、対向車100の運転者が眩惑しにくい。ハイビームの照射範囲を調整する構造は様々であるが、例えばヘッドライト18が複数の光源を備えており、ハイビームを照射しないと決定した領域に対応する光源を消灯する構造を採用できる。あるいは、ハイビームの光源のうち、ハイビームを照射しないと決定した領域に対応する部分を覆うことで、ハイビームの照射範囲を調整する構造であってもよい。また、制御部51は、前走車までの距離が閾値より近い場合にも、前走車を避けるように、ヘッドライト18にハイビームを照射させる。第2自動モードでは照射範囲が調整されるため、基本的にハイビームを照射させるが、所定の条件を満たした場合にロービームを照射させる制御を行ってもよい。
次に、第1自動モード及び第2自動モードにおいて、自動二輪車1に特有の構成に基づいて制御部51が行い得る制御について説明する。なお、以下で説明する制御は省略してもよい。
自動二輪車1は、ヘッドライト18が常時点灯する構成である。運転者によっては、日中と日没後でヘッドライト18の照射に関するモードを変更したいと考える可能性もある。そのため、制御部51は、例えば時刻及び周囲の明るさの少なくとも一方に基づいて、日中であることが特定できた場合、予め定めた何れかのモードを実行させるようにしてもよい。なお、日中であることを特定してモードを切り替えた場合は、その旨をメータ装置19に表示することが好ましい。
自動二輪車1は、メータ装置19が外部に露出している。そのため、昼間と夜間の両方でメータ装置19の適切な視認性を確保するため、周囲の明るさの検出結果に基づいてメータ装置19の画面の輝度及び表示色等を変更している。一般的な自動二輪車は、周囲の明るさを検出するための専用の光学センサを備える。この点、本実施形態の自動二輪車1は前方検出部52を備える。前方検出部52が、カメラ等の周囲の明るさを検出できる場合は、前方検出部52の検出結果に基づいて、メータ装置19の輝度及び表示色を変更してもよい。これにより、メータ装置19の輝度及び表示色等を変更するための専用のセンサが不要となる。
自動二輪車1は、前後方向(車長方向)に延びる軸回りに回転するように、車体10を旋回方向内側に傾斜させて旋回を行う。そのため、車体10が傾斜することで、前方検出部52が検出する情報も変化する。例えば、前方検出部52がカメラである場合は、傾斜した映像が取得される。そのため、制御部51は、車体10の傾斜により変化した情報を補正して、周囲の状況を検出する。例えば、車体10の傾斜により映像が変化した場合、映像に含まれる対象物が一様に回転するため、傾斜の有無及び傾斜の程度等を特定できる。従って、車体10の傾斜の影響を打ち消す補正を行うことで、周囲の状況を検出できる。なお、自動二輪車1に傾斜センサを配置し、傾斜センサの検出結果に基づいて、前方検出部52が検出した情報を補正してもよい。傾斜センサとは、前後方向を回動軸方向とした自動二輪車1の傾倒角度(いわゆるバンク角)を検出するセンサである。
また、車体10が傾斜することで、ヘッドライト18の高さが低くなるとともに、ヘッドライト18の向きも変化する。そのため、車体10の傾斜角に応じて、ヘッドライト18の光の照射範囲(照射距離と水平方向の広がり)も変化する。従って、第1自動モードでロービームを照射するかハイビームを照射するかを判断する際に、車体10の傾斜角を用いてもよい。また、第2自動モードでハイビームの照射範囲を決定する際に、車体10の傾斜角を用いてもよい。
次に、図6及び図7を参照して、ヘッドライト18の照射に関して運転者が行う操作について説明する。以下では、手動モード時のハイビームとロービームを切り替える操作を「ライト切替操作」と称し、パッシングを行うための操作を「パッシング操作」と称し、モードを切り替える操作を「モード切替操作」と称する。これらの操作は、当然異なる操作であるが、それぞれの操作の一部同士が共通することもある。
本実施形態では、ライト切替操作、パッシング操作、及びモード切替操作の全てを、ライト操作部41のリターンレバー41aを用いて行うことができる。図3に示すように、リターンレバー41aは、第1方向及び第2方向に移動可能(回動可能)に構成されている。これにより、リターンレバー41aは、中立位置P0、中立位置P0より第1方向にある第1位置P1、及び中立位置P0より第2方向にある第2位置P2の間で位置を切替可能である。
また、リターンレバー41aの基端部には図略の検出素子が配置されており、リターンレバー41aが中立位置P0、第1位置P1、及び第2位置P2の何れに位置しているかに応じて、異なる信号を制御部51に送信する。また、図3に示すように、リターンレバー41aには、リターンレバー41aを中立位置P0に向けて付勢するバネ等の付勢部が取り付けられている。この構成により、リターンレバー41aは、運転者の操作力が与えられなくなると、中立位置P0に戻る。言い換えれば、リターンレバー41aは、オートリターン型の操作子である。
初めに、ライト切替操作について説明する。ライト切替操作は、手動モードでハイビームを照射する状態にするための操作と、手動モードでロービームを照射する状態にするための操作の2種類存在する。以下、具体的に説明する。
手動モードでハイビームを照射する状態にするためには、図6に示す第1短操作(ライト切替操作)が行われる。第1短操作とは、中立位置P0にあるリターンレバー41aに第1方向の操作力を与えて第1位置P1に位置させた後、閾値時間T1を超える前に操作力を解除して、リターンレバー41aを中立位置P0に戻す操作である。なお、以下の説明では、リターンレバー41aが中立位置P0から離れて第1位置P1又は第2位置P2に位置している時間を「操作時間」と称する。中立位置P0から離れた瞬間に操作時間のカウントが開始する構成であってもよいし、第1位置P1又は第2位置P2に到達したタイミングで操作時間のカウントが開始する構成であってもよい。
ここで、手動でハイビームを照射する状態にするためにリターンレバー41aを移動させる方向を第1方向と定義する。本実施形態の第1方向は、成分に前方と上方の少なくとも一方を含む方向である。ハイビームは、ロービームよりも前方を照射し、かつ、ロービームよりも上向きである。従って、第1方向とハイビームには関連性がある。そのため、運転者にとって直感的に理解し易い操作が実現されている。
制御部51は、リターンレバー41aがどこに位置しているかを検出可能であるため、第1短操作が行われたか否かの判定を行うことができる。図7に示すように、制御部51は、第1短操作(ハイビームへのライト切替操作)が行われたと判定した場合、現在のモードに関係なく、手動モードでハイビームを照射する状態に切り替える。
手動モードでロービームを照射する状態にするためには、図6に示す第2操作(ライト切替操作)が行われる。第2操作とは、中立位置P0にあるリターンレバー41aに第2方向の操作力を与えて第2位置P2に位置させた後に、操作力を解除してリターンレバー41aを中立位置P0に戻す操作である。本実施形態では、第2方向への操作は長短を区別しないため、操作時間に関する条件は設定されていない。
ここで、手動でロービームを照射する状態にするためにリターンレバー41aを移動させる方向を第2方向と定義する。第2方向は、第1方向とは逆の方向である。本実施形態の第2方向は、成分に後方と下方の少なくとも一方を含む方向である。従って、第2方向とロービームには関連性がある。そのため、運転者にとって直感的に理解し易い操作が実現されている。
制御部51は、第2操作が行われたと判定した場合、現在のモードに関係なく、手動モードでロービームを照射する状態に切り替える。
次に、パッシング操作について説明する。パッシングとは、ロービームの照射中に一時的に(瞬間的に)ハイビームを照射することである。パッシングを行うためには、図6に示すパッシング操作が行われる。パッシング操作とは、中立位置P0にあるリターンレバー41aに一時的に(瞬間的に)第2方向の操作力を与えて第2位置P2に一時的に(瞬間的に)位置させる操作である。
制御部51は、パッシング操作が行われた場合、一時的にハイビームを照射させる。具体的には、制御部51は、リターンレバー41aが第2位置P2に位置している間のみハイビームを照射し、リターンレバー41aが第2位置P2から離れて中立位置P0に戻った場合に、ロービームを照射させる。ここで、ロービームが照射されるのは、リターンレバー41aが中立位置P0、第2位置P2、中立位置P0と移動することで、第2操作が行われたと制御部51が判定するためである。言い換えれば、パッシング操作が行われた場合は、その後に手動でロービームを照射する状態に切り替わる。
次に、モード切替操作について説明する。本実施形態の自動二輪車1は、3つのモードを実行可能であり、これらの3つのモード間でモードを切り替えるためには、図6に示す第1長操作(モード切替操作)が行われる。第1長操作とは、中立位置P0にあるリターンレバー41aに第1方向の操作力を与えて第1位置P1に位置させ、操作時間が閾値時間T1を超えた後に操作力を解除して、リターンレバー41aを中立位置P0に戻す操作である。
このように、第1短操作と第1長操作とでは、操作時間が異なる。従って、制御部51は、操作時間の差に基づいて、ライト切替操作とモード切替操作とを区別している。制御部51は、第1長操作が行われたと判定する毎に、手動モード、第1自動モード、及び第2自動モードの中で順番にモードを切り替える。言い換えれば、制御部51は、第1長操作が行われたと判定した場合、手動モードから自動モードに切り替える処理、複数の自動モード間でモードを切り替える処理、自動モードから手動モードに切り替える処理を行う。
また、モード切替操作で自動モードから手動モードに切り替わった場合、制御部51は、手動モードでハイビームを照射する状態に切り替えてもよいし、手動モードでロービームを照射する状態に切り替えてもよい。例えば、第1自動モードから手動モードに切り替わった場合では、第1自動モードで切替直前に照射していた方のビームを継続して照射してもよい。あるいは、自動モードから手動モードに切り替わった直後にハイビームとロービームの何れを照射するかを、例えばメータ装置19を操作する等して事前に設定可能であってもよい。若しくは、制御部51が周囲の状況を判定して、自動モードから手動モードに切り替わった直後にハイビームとロービームの何れを照射するかを決定してもよい。つまり、制御部51は、前方検出部52の検出結果に基づいて対向車及び前走車が近くにいないと判定したときは(即ち第1自動モードのハイビームの照射条件を満たすときは)手動モードでハイビームを照射する状態に切り替え、そうでないときは(即ち第1実施形態のハイビームの照射条件を満たさないときは)手動モードでロービームを照射する状態に切り替える。
また、モードが切り替えられた場合、制御部51は、切替後のモードをメータ装置19に表示する処理を行う。メータ装置19には、現在実行中のモードが常時表示される構成であってもよいし、モードの切替時のみ切替後のモードが表示される構成であってもよい。
次に、第1長操作をモード切替操作とする利点について説明する。
自動二輪車1のようにハンドルバー31を備える走行車両では、ステアリングホイールを備える4輪車等とは異なり、レバーやボタン等の操作子を取り付けられるスペースが限られる。また、ハンドルバー31を備える走行車両では、走行中は基本的に両手で左右のグリップ32を掴む必要があるので、グリップ32から遠い位置に操作子を取り付けることは好ましくない。特に、近年では自動二輪車1に設けられる機能の追加により、操作子が追加される傾向にある。そのため、仮にモード切替専用の操作子をハンドルスイッチ34に設けた場合、他の操作子の設置が制約される。この点、リターンレバー41aの「長操作」をモード切替操作とすることで、モード切替専用の操作子を設けることなく、モード切替を実現できる。
また、従来の自動モードを有していない自動二輪車では、一般的にライト切替操作は「短操作」であるか、スイッチの位置を切り替えるだけの操作であるため、ライト切替操作を「短操作」とすることで運転者に違和感を与えにくい。更に、手動モード中では、周囲の状況に応じて頻繁にハイビームとロービームを切り替える可能性があるため、ライト切替操作は操作時間が短く素早い対応が可能な「短操作」であることが好ましい。モード切替操作は、操作時間が短操作より長く運転者の操作意思を確実に確認し易い「長操作」である。仮にモード切替操作を「短操作」とした場合、操作時間が短いことに起因して運転者の操作意思に反してモードが切り替えられる可能性がある。このように、モード切替操作は「長操作」であることが好ましい。
また、本実施形態のモード切替操作は、第1方向の操作である。自動モードは基本的にハイビームを照射し、一定条件下で光の照射を抑制するモードである。従って、モード切替操作を第1方向(手動モードでハイビームを照射する状態にするための方向)の操作とすることで、運転者がモード切替操作を直感的に把握し易い。また、仮にモード切替操作が第2方向の操作である場合、モード切替操作を行うためにリターンレバー41aを第2位置P2に位置させている間はパッシング操作が行われたと判定されるため、ハイビームが照射され得る。モード切替時に閾値時間T1以上の間にわたってハイビームが照射されることは好ましくない。従って、モード切替操作は第1方向の操作であることが好ましい。
次に、図8を参照して、ヘッドライト18のモード切替に関する処理の流れについて簡単に説明する。図8に示すフローチャートは一例であり、別の処理が追加されたり、処理順序が変更されたり、一部の処理が省略されたりしてもよい。
制御部51は、第1短操作が行われたと判定した場合は(S101)、手動モードを実行してハイビームを照射させる(S102)。また、制御部51は、第1長操作が行われたと判定した場合は(S103)、有効と設定されたモードの中でモードを切り替える(S104)。
ここで、本実施形態では、第2操作の一部がパッシング操作と重複している。従って、例えば第1自動モード中にロービームが照射されている状況において、第2操作が行われた場合、リターンレバー41aが一時的に第2位置P2に位置するため、制御部51は、パッシング操作が行われたと判定し、一時的にハイビームが照射される。そのため、例えば対向車又は前走車が近くに存在し得る状況でハイビームが一時的に照射されることとなる。
これを防止するため、本実施形態では、自動モード中に第2操作が行われた場合、ハイビームを照射することなく手動モードに切り替える。具体的には、制御部51は、リターンレバー41aが第2位置P2に移動したと判定した場合(S105)、手動モード中か否かを判定する(S106)。手動モード中である場合は、パッシング操作が行われたと推定できるので、制御部51は、リターンレバー41aが第2位置P2に位置している間はハイビームを照射する(S107)。一方、制御部51は、手動モード中でない場合(即ち、自動モード中である場合)、リターンレバー41aが第2位置P2に位置していてもハイビームを照射させない。
その後、制御部51は、手動モード中であっても自動モード中であっても、リターンレバー41aが中立位置P0に移動したと判定した場合(S108)、第2操作が行われたと判定して手動モードでロービームを照射する状態に切り替える(S109)。この制御を行うことにより、第2操作で手動モードに切り替える場合において、一時的にハイビームが照射されない。
次に、図9を参照して、本実施形態の自動二輪車1が有するモードの有効及び無効の設定処理について説明する。
自動二輪車1は、3つのモードを有するが、運転者によっては、それらのモードの1つが不要と考える可能性がある。例えば第1自動モードが不要である場合において、手動モードから第2自動モードに切り替えるときは、モード切替操作を2回行う必要がある。従って、運転者にとって手間となる。
この手間を軽減するために、本実施形態の自動二輪車1では、3つのモードの有効及び無効を事前に設定することが可能である。具体的には、運転者は、例えば走行の開始前においてメータ装置19の操作部を操作する等してメータ装置19に所定の設定画面を表示させ、各モードの有効及び無効を設定することができる。制御部51は、無効と設定されたモードには切り替わらないように、モードを切り替える処理を行う。なお、ハンドルスイッチ34を操作して、メータ装置19に対して指示を行ってもよい。また、メータ装置19以外の別の装置に対して、モードの有効又は無効を設定可能であってもよい。
図9には、第1自動モードが無効とされた状況において、各操作が行われた場合のモードの変化について示されている。図9に示すように、制御部51は、手動モードで第1長操作が行われたと判定した場合、手動モードから第2自動モードに切り替える。これにより、第1長操作を1回行うだけで、第2自動モードに切り替えることができる。また、図9の(a)に示すように、制御部51は、第1長操作が行われたと判定する毎に手動モードと第2自動モードとの間でモードを切り替える。
第1自動モードが無効である場合、有効な自動モードが1つとなる。この場合、自動モード同士の切替えは発生しない。従って、図9の(b)に示すように、制御部51は、第2自動モード中に第1長操作が行われたと判定した場合でも、手動モードに切り替えずに、第2自動モード(同じ自動モード)を維持してもよい。これにより、運転者が現在のモードを把握していない場合であって、更にメータ装置19の表示を確認する余裕がないときにおいても、確実に所望の自動モードを実行することができる。
図9には示していないが、第2自動モードが無効とされた状況では、制御部51は、第1長操作が行われたと判定する毎に手動モードと第1自動モードとの間でモードを切り替える。また、手動モードが無効とされた状況では、制御部51は、第1長操作が行われたと判定する毎に第1自動モードと第2自動モードとの間でモードを切り替える。
上記の第1実施形態で示した操作及び当該操作が行われた場合の制御部51の処理は一例であり、例えば以下のように変更できる。
第1実施形態では、リターンレバー41aが第1位置P1又は第2位置P2に位置して、中立位置P0に戻ったときに、制御部51は、第1短操作、第1長操作、第2操作が行われたと判定する。これに代えて、第1位置P1又は第2位置P2に到達した時点(第1長操作に関しては操作時間が閾値時間T1を超えた時点)で、制御部51は、それぞれの操作が行われたと判定してもよい。
第1実施形態では、制御部51は、自動モード中にライト切替操作(第1短操作、第2操作)が行われたと判定すると、手動モードを実行する。これに代えて、制御部51は、自動モード中にライト切替操作が行われても手動モードに切り替えなくてもよい。つまり、自動モードから手動モードの切替えにもモード切替操作(第1長操作)が要求されてもよい。これにより、誤って運転者の手がリターンレバー41aに触れて手動モードに切り替わるという事態が発生しにくくなる。また、第1自動モード中で周囲に対向車等がいるためロービームが照射されている状況で、運転者がパッシング操作を行ってパッシングを行った場合において、パッシング操作後に手動モードに切り替わらない。従って、自動モード継続しつつパッシングを行うことができる。
第1実施形態では、第2操作の長短を区別しないが、第2操作の長短を区別して別の機能を割り当ててもよい。割り当てる機能は様々であるが、例えば、第1長操作が行われた場合は第1自動モードが実行され、第2長操作が行われた場合は第2自動モードが実行されるようにしてもよい。このように、モード切替操作は1つに限られず複数であってもよい。
第1実施形態では、モード切替操作が第1長操作であるが、第1短操作、第2操作(第2短操作、第2長操作)の何れであってもよい。また、運転者が第1方向にリターンレバー41aを所定時間(例えば1秒)に所定回数(例えば2回)位置させる操作であってもよい。また、運転者がリターンレバー41aを第1位置P1に位置させた後に、所定時間内に第2位置P2に位置させる操作であってもよい。
第1実施形態では、ライト切替操作、パッシング操作、及びモード切替操作を行うための操作子が全て共通であるが、パッシング操作を行うための操作子は、他の2つの操作を行うための操作子とは別であってもよい。この構成により、モード切替操作中に意図せずハイビームが照射されることを簡単に防止できる。
第1実施形態のリターンレバー41aの形状及び構成は一例であり、変更可能である。例えば、リターンレバー41aは、押圧箇所が2つあるオートリターン型のボタンであってもよい。また、リターンレバー41aは、直線的にスライド移動させるタイプの操作子であってもよい。
次に、図10を参照して、第2実施形態について説明する。図10は、第2実施形態の自動二輪車1の電気的な構成を示すブロック図である。
第2実施形態では、ライト操作部41の構成が第1実施形態とは異なる。第2実施形態のライト操作部41は、図10に示す切替レバー41b(操作子)で構成されている切替レバー41bは、第1手動位置P11、第2手動位置P12、自動位置P13、及びパッシング位置P14に合わせることができる。切替レバー41bは、運転者の操作力が与えられなくなっても、第1手動位置P11、第2手動位置P12、及び自動位置P13を保持できる。切替レバー41bには、パッシング位置P14にある切替レバー41bを第2手動位置P12へ付勢するバネ等の付勢部が設けられている。この構成により、リターンレバー41aは、パッシング位置P14に位置している状態で運転者の操作力が与えられなくなると、第2手動位置P12に戻る。
切替レバー41bの基端部には図略のスイッチが配置されており、切替レバー41bの位置に応じて異なる信号が制御部51へ送信される。これにより、制御部51は、切替レバー41bがどこに位置しているかを検出可能である。
第2実施形態では、切替レバー41bの位置に応じてモードが決定される。即ち、制御部51は、切替レバー41bが第1手動位置P11に位置していると判定した場合、手動モードを実行してハイビームを照射する。制御部51は、切替レバー41bが第2手動位置P12に位置していると判定した場合、手動モードを実行してロービームを照射する。制御部51は、切替レバー41bが自動位置P13に位置していると判定した場合、自動モードを実行する。第1自動モードと第2自動モードの何れを実行するかは、メータ装置19等を操作することで、事前に設定されている。また、制御部51は、切替レバー41bがパッシング位置P14に位置していると判定している間は、ハイビームを照射する。
第2実施形態の構成においても、切替レバー41bのみを用いて、更に言えば切替レバー41bを第1方向又は2方向に移動させる操作を行うだけで、ライト切替操作、モード切替操作、及びパッシング操作の全てを行うことができる。
本実施形態では、第1方向側の端部から順に第1手動位置P11、自動位置P13、第2手動位置P12、及びパッシング位置P14が配置されている。この配置では、運転者は、常にハイビームを照射したい場合は切替レバー41bを最も第1方向側に位置させ、常にロービームを照射したい場合は切替レバー41bを最も第2方向側に位置させればよいため、操作方法を直感的に実感し易い。中途位置にある自動位置P13に切替レバー41bを位置させるためには、装置構成によっては、操作力の微調整が必要になる可能性がある。しかし、手動モードと自動モードを頻繁に変更する事態はあまり想定されないため、自動位置P13を中途位置にすることが好ましい。
また、第1実施形態のライト操作部41では、手動モードから自動モードに切り替える際に長操作が必要となるが、第2実施形態のライト操作部41では、長操作は不要である。従って、短い時間で切替えを行うことがでいる。
また、パッシング操作は、その特性上オートリターン型の操作子で行うことが好ましい。この点、切替レバー41bのように、一部の位置だけでオートリターンを有効とすることで、第2実施形態のライト操作部41においても、3つの操作を1つの操作子で実現できる。
上記の第2実施形態で示した操作及び当該操作が行われた場合の制御部51の処理は一例であり、例えば以下のように変更できる。
自動位置P13は、最も第1方向側であってもよい。この場合、手動モードでハイビームとロービームを切り替える際に、切替レバー41bを移動させる距離を少なくできる。
自動位置P13が2つ設けられてもよい。この場合、制御部51は、切替レバー41bが第1自動位置P13に位置していることを検出した場合は、第1自動モードを実行する。制御部51は、切替レバー41bが第2自動位置P13に位置していることを検出した場合は、第2自動モードを実行する。
第1実施形態の変形例でも説明したが、パッシング操作を行うための操作子は、他の2つの操作を行うための操作子とは別であってもよい。この構成により、モードを変更することなくパッシングを行うことができる。また、切替レバー41bの形状及び操作方法も適宜変更可能である。
次に、図11を参照して、第3実施形態について説明する。図11は、第3実施形態の自動二輪車1の前部の平面図である。
第1実施形態及び第2実施形態では、ライト操作部41を構成する操作子は1つである。これに対し、第3実施形態では、ライト操作部41を構成する操作子が2つ(切替ボタン41c及びパッシングボタン41d)である。
切替ボタン41cは、ハイビーム側(前端)とロービーム側(後端)の何れかが押圧状態となる操作子である。制御部51は、手動モード中において、ハイビーム側が押圧状態であることを検出している間は、ハイビームを照射させる。また、制御部51は、手動モード中において、ロービーム側が押圧状態であることを検出している間は、ロービームを照射させる。また、制御部51は、手動モード中でロービームの照射中において、パッシングボタン41dが押圧されていることを検出している間は、ハイビームを照射する。このように、切替ボタン41c及びパッシングボタン41dは何れもヘッドライト18の照射に関する操作を行う部材であるため、切替ボタン41cとパッシングボタン41dを併せてライト操作部41に相当する。
また、第3実施形態では、制御部51は、パッシングボタン41dが押圧された状態で、切替ボタン41cがロービーム側からハイビーム側に切り替わったことを検出した場合、手動モードから自動モードに切り替える。一方、制御部51は、自動モード中において、パッシングボタン41dが押圧された状態で、切替ボタン41cがハイビーム側からロービーム側に切り替わったことを検出した場合、自動モードから手動モードに切り替える。
このように、第3実施形態では、ライト操作部41を構成する操作子が複数存在し、複数の操作子の操作を組み合わせた操作がモード切替操作に相当する。なお、第3実施形態とは異なる操作をモード切替操作としてもよい。
以上に説明したように、自動二輪車1は、ハンドルバー31と、ライト操作部41と、制御部51と、を備える。ライト操作部41は、ハンドルバー31に設けられており、ヘッドライト18のロービームとハイビームを手動で切り替える手動モードでロービームを照射するかハイビームを照射するかを切り替えるライト切替操作と、ロービームを一時的にハイビームに切り替えるパッシング操作と、を行うためのものである。制御部51は、手動モード、ロービームとハイビームを自動で切り替える第1自動モード、及びハイビームの照射範囲を自動で調整する第2自動モードのうち少なくとも2つのモードを実行可能であり、ライト切替操作及びパッシング操作とは異なる操作であるモード切替操作がライト操作部41に行われたと判定した場合に、手動モード、第1自動モード、及び第2自動モードの少なくとも2つの間でモードを切り替える。
これにより、ライト操作部41を用いてヘッドライト18の照射に関するモードを切り替えることができるため、モード切替用の操作子が別途設けられる構成と比較して、ハンドルバー31に配置される操作子の数を減らすことができる。特に、ハンドルバー31を備える自動二輪車1は操作子を配置するスペースが限られるため、上記の効果を一層有効に発揮できる。
また、第1又は第2実施形態の自動二輪車1において、ライト操作部41は、少なくとも1つの操作子(リターンレバー41a又は切替レバー41b)を備える。ライト切替操作は、手動モード中かつロービームの照射中に操作子を第1方向に移動させてハイビームの照射に切り替える操作と、手動モード中かつハイビームの照射中に操作子を第2方向に移動させてロービームの照射に切り替える操作である。モード切替操作は、操作子を第1方向又は第2方向に移動させる操作を含む。
このように、ライト切替操作とモード切替操作で使用する操作子が共通であり、かつ、操作子の操作方向も共通である。従って、運転者の操作を単純にできるとともに、簡単な構造の操作子を採用できる。
また、第1又は第2実施形態の自動二輪車1において、第1自動モード中又は第2自動モード中に第1方向のライト切替操作が行われたと判定した場合に、手動モードに変更するとともに、ハイビームを照射させる。第1自動モード中又は第2自動モード中に第2方向のライト切替操作が行われたと判定した場合に、手動モードに変更するとともに、ロービームを照射させる。
これにより、現在が手動モードか自動モードの何れかにかかわらず、同じ操作を行うことで、同じ状態(具体的には手動モードかつハイビーム又はロービーム)となる。従って、運転者が操作方法を直感的に把握し易くなる。また、運転者が現在のモードを認識していない場合でも運転者の意図通りの状態となる。
また、第1実施形態の自動二輪車1において、操作子(リターンレバー41a)は、第1方向の操作力が与えられることで第1位置P1に移動し、第2方向の操作力が与えられることで第2位置P2に移動し、当該操作力が無くなることで中立位置P0に戻るオートリターン型である。制御部51は、操作子が中立位置P0から離れて第1位置P1又は第2位置P2に位置している時間である操作時間に基づいて、ライト切替操作とモード切替操作とを区別する。
このように、オートリターン型で短操作と長操作で操作を区別することで、運転者は、現在の操作子の位置を意識することなく所望の操作を行い易い。更に、第2実施形態と比較して、操作子の位置調整を精密に行う必要がないので、振動があっても所望の操作を実現し易い。以上により、ハンドルバー31を備える自動二輪車1の操作系としては好適である。
また、第1実施形態の自動二輪車1において、制御部51は、操作子(リターンレバー41a)の第1方向への操作時間が閾値時間を超えたと判定したときにモード切替操作が行われたと判定する。制御部51は、操作子が第2位置P2に位置していることを検出した場合にパッシング操作が行われたと判定する。
このように、モード切替操作を長操作とすることにより、運転者の意図に反してモードが切り替わることを抑制できる。また、パッシング操作との重複を避けるため、モード切替操作は第1方向の操作とすることが好適である。
また、第1実施形態の自動二輪車1において、制御部51は、第1自動モード中又は第2自動モード中であってかつロービームの照射中において、操作子(リターンレバー41a)が第2位置P2に位置して中立位置P0に戻った場合、ハイビームを照射させることなく手動モードに切り替える。
これにより、自動モードから手動モードの変更時に一時的にハイビームが照射されることを防止できる。
また、第1実施形態の自動二輪車1において、制御部51は、手動モード、第1自動モード、及び第2自動モードの全てを実行可能であり、共通のモード切替操作が行われる毎に、所定の順番でモードを切り替える。
このように、モード切替操作を共通にすることで、操作子の数及び操作を検出するセンサの数等を減らしつつ、3つのモードの切替えを行うことができる。
また、第2実施形態の自動二輪車1において、操作子(切替レバー41b)は、第1手動位置、第2手動位置、及び自動位置P13の少なくとも3つの位置に合わせることが可能である。制御部51は、操作子が第1手動位置に合わせられた場合は、手動モードでハイビームを照射させる。制御部51は、操作子が第2手動位置に合わせられた場合は、手動モードでロービームを照射させる。制御部51は、操作子が自動位置P13に合わせられた場合は、第1自動モード又は第2自動モードを実行する。
これにより、長操作が不要なので短時間でモードを切り替えることができる。
また、第2実施形態の自動二輪車1において、操作子は、更にパッシング位置P14に合わせることが可能であり、パッシング位置P14に位置している操作子に与える操作力が無くなると第2手動位置に戻るように構成されている。制御部51は、操作子がパッシング位置P14に合わせられている間は、ハイビームを照射させる。
これにより、同じ操作子を用いて更にパッシング操作が可能となる。
また、第1、第2、及び第3実施形態の自動二輪車1において、ライト操作部41とは別に設けられ、手動モード、第1自動モード、及び第2自動モードの有効及び無効を設定する操作を行うためのメータ装置19を備える。制御部51は、モード切替操作が行われたと判定した場合、メータ装置19へ行われた操作で有効と設定されたモードの中でモードを切り替える。
これにより、運転者にとって不要なモードを事前に無効にしておくことで、不要なモードに切り替わることを防止するとともに、運転者の操作を単純にできる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
上記実施形態の自動二輪車1では、3つのモードを全て実行可能であるが、2つのモードのみ(例えば、手動モードと第1自動モード)を実行可能であってもよい。また、自動二輪車1は、4つ以上のモードを実行可能であってもよい。
上記実施形態では、ハンドルバー31を備える走行車両の例として、自動二輪車1を説明したが、ハンドルバーを備える別の走行車両にも本発明を適用できる。また、車輪の数も2つに限られず、3つ又は4つ以上であってもよい。ハンドルバーを備える四輪の走行車両としては、例えば、主として非舗装地を走行するための全地形対応車(All Terrain Vehicle)がある。また、自動二輪車1以外の運転者が跨って乗る走行車両(鞍乗型車両)、又は、車体を傾斜させて旋回する車両にも本発明を適用できる。
1 自動二輪車
18 ヘッドライト
19 メータ装置(設定操作部)
41 ライト操作部
41a リターンレバー(操作子)
41b 切替レバー(操作子)
41c 切替ボタン(操作子)
41d パッシングボタン
51 制御部
52 前方検出部

Claims (10)

  1. ハンドルバーと、
    前記ハンドルバーに設けられており、ヘッドライトのロービームとハイビームを手動で切り替える手動モードで前記ロービームを照射するか前記ハイビームを照射するかを切り替えるライト切替操作と、前記ロービームを一時的に前記ハイビームに切り替えるパッシング操作と、を行うためのライト操作部と、
    前記手動モード、前記ロービームと前記ハイビームを自動で切り替える第1自動モード、及び前記ハイビームの照射範囲を自動で調整する第2自動モードのうち少なくとも2つのモードを実行可能であり、前記ライト切替操作及び前記パッシング操作とは異なる操作であるモード切替操作が前記ライト操作部に行われたと判定した場合に、前記手動モード、前記第1自動モード、及び前記第2自動モードの少なくとも2つの間でモードを切り替える制御部と、
    を備えることを特徴とする走行車両。
  2. 請求項1に記載の走行車両であって、
    前記ライト操作部は少なくとも1つの操作子を備え、
    前記ライト切替操作は、前記手動モード中かつ前記ロービームの照射中に前記操作子を第1方向に移動させて前記ハイビームの照射に切り替える操作と、前記手動モード中かつ前記ハイビームの照射中に前記操作子を第2方向に移動させて前記ロービームの照射に切り替える操作であり、
    前記モード切替操作は、前記操作子を前記第1方向又は前記第2方向に移動させる操作を含むことを特徴とする走行車両。
  3. 請求項2に記載の走行車両であって、
    前記制御部は、
    前記第1自動モード中又は前記第2自動モード中に前記第1方向の前記ライト切替操作が行われたと判定した場合に、前記手動モードに変更するとともに、前記ハイビームを照射させ、
    前記第1自動モード中又は前記第2自動モード中に前記第2方向の前記ライト切替操作が行われたと判定した場合に、前記手動モードに変更するとともに、前記ロービームを照射させることを特徴とする走行車両。
  4. 請求項2又は3に記載の走行車両であって、
    前記操作子は、前記第1方向の操作力が与えられることで第1位置に移動し、前記第2方向の操作力が与えられることで第2位置に移動し、当該操作力が無くなることで中立位置に戻るオートリターン型であり、
    前記制御部は、前記操作子が前記中立位置から離れて前記第1位置又は前記第2位置に位置している時間である操作時間に基づいて、前記ライト切替操作と前記モード切替操作とを区別することを特徴とする走行車両。
  5. 請求項4に記載の走行車両であって、
    前記制御部は、前記操作子の前記第1方向への前記操作時間が閾値時間を超えたと判定したときに前記モード切替操作が行われたと判定し、
    前記制御部は、前記操作子が前記第2位置に位置していることを検出した場合に前記パッシング操作が行われたと判定することを特徴とする走行車両。
  6. 請求項5に記載の走行車両であって、
    前記制御部は、前記第1自動モード中又は前記第2自動モード中であってかつ前記ロービームの照射中において、前記操作子が前記第2位置に位置して前記中立位置に戻った場合、前記ハイビームを照射させることなく前記手動モードに切り替えることを特徴とする走行車両。
  7. 請求項4から6までの何れか一項に記載の走行車両であって、
    前記制御部は、前記手動モード、前記第1自動モード、及び前記第2自動モードの全てを実行可能であり、共通の前記モード切替操作が行われる毎に、所定の順番でモードを切り替えることを特徴とする走行車両。
  8. 請求項2又は3に記載の走行車両であって、
    前記操作子は、第1手動位置、第2手動位置、及び自動位置の少なくとも3つの位置に合わせることが可能であり、
    前記制御部は、前記操作子が第1手動位置に合わせられた場合は、前記手動モードで前記ハイビームを照射させ、
    前記制御部は、前記操作子が第2手動位置に合わせられた場合は、前記手動モードで前記ロービームを照射させ、
    前記制御部は、前記操作子が自動位置に合わせられた場合は、前記第1自動モード又は前記第2自動モードを実行することを特徴とする走行車両。
  9. 請求項8に記載の走行車両であって、
    前記操作子は、更にパッシング位置に合わせることが可能であり、前記パッシング位置に位置している前記操作子に与える操作力が無くなると前記第2手動位置に戻るように構成されており、
    前記制御部は、前記操作子が前記パッシング位置に合わせられている間は、前記ハイビームを照射させることを特徴とする走行車両。
  10. 請求項1から9までの何れか一項に記載の走行車両であって、
    前記ライト操作部とは別に設けられ、前記手動モード、前記第1自動モード、及び前記第2自動モードの有効及び無効を設定する操作を行うための設定操作部を備え、
    前記制御部は、前記モード切替操作が行われたと判定した場合、前記設定操作部で有効と設定されたモードの中でモードを切り替えることを特徴とする走行車両。
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