JP6905309B2 - 乗物 - Google Patents

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Description

本発明は、前照灯と補助灯とを備える乗物に関する。
例えば、自動二輪車が直進する際、車体の前方の路面に設定された前照灯照射領域は、車幅方向に広がっている。自動二輪車が直立状態から車幅方向一方側に車体をバンクさせて旋回する際、自動二輪車の運転者側から見て、車体をバンクさせる車幅方向一方側で、前照灯照射領域が車体の後方に移動する。このため、車体をバンクさせる車幅方向一方側で、車体の前方の路面が暗くなる場合がある。そこで、例えば特許文献1に開示されるように、自動二輪車が旋回する際、車体をバンクさせる車幅方向一方側で、前照灯照射領域よりも車体の前方の路面に設定された補助灯照射領域を照射するための補助灯を備えた自動二輪車が提案されている。
特開2013−248988号公報
特許文献1では、補助灯を用いることにより、自動二輪車が旋回する際、車体をバンクさせる車幅方向一方側における車体の前方の視認性をある程度まで高めることができるが、さらなる視認性の向上が望まれている。
そこで本発明は、前照灯と補助灯とを備え、車体をバンクさせて旋回する乗物において、車体を旋回させる際、車体をバンクさせる車幅方向一方側における車体の前方の視認性を従来よりも向上させることを目的とする。
本発明の一態様は、直立状態から車幅方向一方側に車体をバンクさせて旋回する乗物であって、前記車体の前方の路面に設定された前照灯照射領域を照射する前照灯と、前記車幅方向一方側において、前記前照灯照射領域よりも前記車体の前方の路面に設定された補助灯照射領域を照射する補助灯と、前記車体が予め定めるバンク状態であることを判断すると、前記補助灯を点灯させる制御装置と、を備え、前記補助灯は、前記補助灯照射領域の中央よりも前記車体の前方に最高照度部が偏在する配光分布を有している。
上記構成によれば、補助灯が、補助灯照射領域の中央よりも車体の前方に最高照度部が偏在する配光分布を有するので、車幅方向一方側に車体がバンクしたことにより、車体が予め定めるバンク状態であることを判断して制御装置が補助灯を点灯させると、補助灯照射領域の中央よりも車体の前方を、最高照度部によって明るく照射できる。従って、乗物が旋回する際、車体をバンクさせる車幅方向一方側における車体の前方の視認性を向上できる。
前記車体が前記直立状態のときの前記前照灯照射領域における前記車体の前方の外縁よりも前記車体の後方の位置に、前記車体が前記バンク状態のときの前記最高照度部が偏在してもよい。
上記構成によれば、補助灯照射領域の最高照度部が対向車の運転者に視認されにくくなるので、対向車の運転者が補助灯の出射光で眩惑するのを抑制できる。
前記補助灯の前記配光分布において、前記最高照度部とは、前記配光分布の最高照度値の95%以上100%以下の照度値を有する範囲を表し、前記最高照度部に隣接して前記最高照度値の90%以上95%未満の照度値を有する範囲を隣接照度部と表したとき、前記車体が前記バンク状態のときの前記隣接照度部が、前記車体が前記直立状態のときの前記前照灯照射領域における前記車体の前方の外縁よりも前記車体の後方に位置し、且つ、前記車体が前記バンク状態のときの前記隣接照度部における前記車体の前方の外縁が、前記車体が前記直立状態のときの前記前照灯照射領域における前記車体の前方の外縁の位置と重なってもよい。
上記構成によれば、バンク状態の乗物において、隣接照度部が、車体が直立状態のときの前照灯照射領域における車体の前方の外縁よりも車体の後方に位置し、且つ、車体がバンク状態のときの隣接照度部における車体の前方の外縁が、車体が前記直立状態のときの前照灯照射領域における車体の前方の外縁の位置と重なることで、車体が直立状態のときの前照灯照射領域における車体の前方の外縁の位置の路面を隣接照度部で明るく照射できる。従って、乗物が旋回する際、車体をバンクさせる車幅方向一方側における車体の前方の視認性を一層向上できる。
前記車体が前記バンク状態のときの前記補助灯照射領域のうち、前記車体が前記直立状態のときの前記前照灯照射領域における前記車体の前方の外縁よりも前記車体の前方に位置する部分を照射する前記補助灯の光度が、眩惑を防止するために1000cd未満の値に設定されていてもよい。
上記構成によれば、車体がバンク状態のときの補助灯照射領域のうち、車体が直立状態のときの前照灯照射領域における前記車体の前方の外縁よりも車体の前方に位置する部分を照射する補助灯の光度を、眩惑を防止するために1000cd未満の値に設定することで、対向車の運転者が補助灯の出射光で眩惑するのを抑制できる。また、補助灯照射領域の前記部分によって、車体が直立状態のときの前照灯照射領域における前記車体の前方の外縁の位置の路面を照射できるので、乗物が旋回する際、車体をバンクさせる車幅方向一方側における車体の前方の視認性を一層向上できる。
前記車体が前記バンク状態のときの前記補助灯照射領域における前記車体の前方の外縁に、前記最高照度部が接していてもよい。
上記構成によれば、補助灯照射領域における車体の前方の外縁の位置の路面を最高照度部で明るく照射できるので、乗物が旋回する際、車体をバンクさせる車幅方向一方側における車体の前方の視認性を一層向上できる。
前記車体が前記バンク状態のとき、前記最高照度部が、前記前照灯照射領域よりも前記車体の前方に配置され、前記補助灯照射領域の前記最高照度部を除いた残余部が、前記前照灯照射領域と重なっていてもよい。
上記構成によれば、車体がバンク状態のとき、補助灯照射領域の残余部と前照灯照射領域との重なり部分の照度が過度に高くなるのを防止できるとともに、前照灯照射領域及び補助灯照射領域を連続させることができる。よって、対向車の運転者が前照灯及び補助灯の出射光で眩惑するのを抑制できるとともに、前照灯照射領域と補助灯照射領域との間で車体の前方の視認性が低下するのを防止できる。
前記車体が前記バンク状態のとき、前記最高照度部が、前記補助灯照射領域の中央よりも上方で、且つ、前記車幅方向一方側に偏在していてもよい。
上記構成によれば、車体がバンク状態のとき、補助灯照射領域の中央よりも上方で、且つ、車幅方向一方側に偏在する最高照度部によって、車幅方向一方側の車体の前方を補助灯照射領域の最高照度部で明るく照射できるので、乗物が旋回する際、車体をバンクさせる車幅方向一方側における車体の前方の視認性を一層向上できる。
前記補助灯は、前記補助灯照射領域を照射する出射光を前記車体の前方に反射し、且つ、前記配光分布を有する形状に構成されたリフレクタを有してもよい。上記構成によれば、補助灯のリフレクタを所定形状に構成することで、上記した補助灯の配光分布を得ることができる。
前記補助灯は、前記補助灯照射領域を照射する出射光の光路を調整し、且つ、前記配光分布を有する形状に構成されたレンズを有してもよい。上記構成によれば、補助灯のレンズを所定形状に構成することで、上記した補助灯の配光分布を得ることができる。
本発明によれば、前照灯と補助灯とを備え、車体をバンクさせて旋回する乗物において、車体を旋回させる際、車体をバンクさせる車幅方向一方側における車体の前方の視認性を従来よりも向上できる。
実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。 実施形態に係る自動二輪車の正面図である。 車幅方向から見た下位補助灯の鉛直断面図である。 車体が直立状態のときのロービーム照射領域及びハイビーム照射領域の各配光分布を示す図である。 車体が直立状態のときのロービーム照射領域の路面における配光分布と、車体がバンク角θ1でのバンク状態のときのロービーム照射領域及び補助灯照射領域の路面における各配光分布とを示す図である。 車体が直立状態のときのロービーム照射領域の路面における配光分布と、車体がバンク角θ2でのバンク状態のときのロービーム照射領域及び補助灯照射領域の路面における各配光分布とを示す図である。 車体が直立状態のときのロービーム照射領域の路面における配光分布と、車体がバンク角θ3でのバンク状態のときのロービーム照射領域及び補助灯照射領域の路面における各配光分布とを示す図である。 変形例1に係る自動二輪車の車体がバンク角θ1でのバンク状態のときのロービーム照射領域及び補助灯照射領域の路面における各配光分布を示す図である。 変形例2に係る自動二輪車の車体がバンク角θ1でのバンク状態のときのロービーム照射領域及び補助灯照射領域の路面における各配光分布を示す図である。
(実施形態)
本発明の実施形態について、各図を参照しながら説明する。以下に記載する各方向は、自動二輪車1の運転者から見た方向を基準とする。
[自動二輪車の構成]
図1は、実施形態に係る自動二輪車1の左側面図である。図1に示すように、自動二輪車1は、フレーム部材2、走行用駆動ユニット3、燃料タンク4、シート5、ステアリングシャフト6、スイングアーム7、一対のフロントフォーク8、前輪9、ハンドル10、後輪11、カウル12、制御装置13、前照灯14、補助灯群15R、15L、及び、センサ16を備える。
フレーム部材2は、車体の前後方向に延びている。走行用駆動ユニット3はエンジンであり、フレーム部材2に支持されている。燃料タンク4は、走行用駆動ユニット3の上方で、フレーム部材2に支持されている。シート5は、燃料タンク4の後方で、フレーム部材2に支持されている。ステアリングシャフト6は、上下方向に延び、フレーム部材2の前部に軸支されている。スイングアーム7は、車体側面の中央付近から後方に延びている。スイングアーム7の前端部は、フレーム部材2に軸支されている。これにより、スイングアーム7は上下に揺動する。
一対のフロントフォーク8は、ステアリングシャフト6に接続されている。前輪9は、一対のフロントフォーク8の下端部に軸支されている。ハンドル10は、ステアリングシャフト6の上端部に接続されている。後輪11は、スイングアーム7の後端部に軸支されている。カウル12は、車体の前部を覆うように、フレーム部材2に取り付けられている。カウル12は、フロントカウル部12aとサイドカウル部12bとを有する。フロントカウル部12aは、一対のフロントフォーク8の上端部を覆っている。サイドカウル部12bは、フロントカウル部12aの後方で、走行用駆動ユニット3の前部と左右側部とを覆っている。
制御装置13及びセンサ16は、燃料タンク4の下方で、フレーム部材2に取り付けられている。制御装置13は、自動二輪車1が旋回する際において、車体が予め定めるバンク状態であることを判断すると、補助灯群15R、15Lの点灯を制御する。制御装置13は、バンク角算出部20と点灯制御部21とを有する。バンク角算出部20はセンサ16と接続され、センサ16の検出値に基づいて、後述する車体のバンク角θを算出する(図2参照)。センサ16は、一例としてジャイロセンサであり、車体が車幅方向一方側へバンクされる際のロール軸回りの角速度を検出する。ここでは、バンク角算出部20は、センサ16が検出した角速度値を積分してバンク角θを算出する。点灯制御部21は、一例としてマイクロコンピュータであり、バンク角θの値により、車体が予め定めるバンク状態であるか否かを判断する。なお、センサ16は慣性センサでもバンク角センサでもよい。この場合、点灯制御部21は、当該センサ16の検出値に基づいてバンク角算出部20が算出したバンク角θの値により、補助灯群15R、15Lの点灯を制御できる。また、制御装置13のフレーム部材2に対する取付位置は、例えば、フレーム部材2のシート5より後方の位置でもよい。
前照灯14は、フロントカウル部12aの前部に設けられている。前照灯14は、前照灯照射領域40のうち、ロービーム照射領域41又はハイビーム照射領域42を選択的に照射する(図4参照)。前照灯14は、一例としてプロジェクター式のランプであり、光源22、リフレクタ23、及び、レンズ24を有する。光源22は、一例としてLED(light emitting diode)であり、ロービーム照射領域41を照射するロービーム光源部と、ハイビーム照射領域42を照射するハイビーム光源部(いずれも不図示)とを有する。レンズ24は、リフレクタ23の前方に配置され、光源22からの出射光の光路と、リフレクタ23からの反射光の光路とを調整する。リフレクタ23及びレンズ24は、ロービーム照射領域41及びハイビーム照射領域42が後述する各配光分布を有する形状に構成されている。前照灯14は、ロービーム光源部でロービーム照射領域41を照射するロービームモードと、ハイビーム光源部でハイビーム照射領域42を照射するハイビームモードとに切換えられる。ロービームモードとハイビームモードとの切換えは、一例として、ハンドル10に設けられた不図示のスイッチを運転者が操作することで実現される。
図2は、実施形態に係る自動二輪車1の正面図である。点灯制御部21は、前輪9の接地点Pを回転中心として車体が車幅方向一方側にバンクされる際に、バンク角算出部20が検出した角速度値を積分することで、鉛直線Vと、車体の車幅方向中央で車幅方向と直交して延びる車体の中心線L1との間のバンク角θを算出する。鉛直線Vと、直立状態のときの車体の車幅方向中央で車幅方向と直交して延びる車体の中心線Lとの間のバンク角θの値が、バンク角θの基準値(0°)に設定される。点灯制御部21は、算出されたバンク角θの値により、車体が予め定めるバンク状態であるか否かを判断し、バンク角θの値に応じて、補助灯群15R、15Lの補助灯15a〜15fの点灯を制御する。
なお、センサ16は、例えば運転者が被るヘルメット(不図示)に取り付けられていてもよい。この場合、点灯制御部21は、前輪9の接地点Pを回転中心として車体及びヘルメットが車幅方向一方側にバンクされる際、センサ16の検出値に基づいてバンク角算出部20が算出したバンク角θの値により、補助灯15a〜15fの点灯を制御できる。
前照灯14は、フロントカウル部12aの前部において、一例として、中心線L上の位置に設けられている。補助灯群15R、15Lは、フロントカウル部12aの左右側部に設けられている。補助灯群15R、15Lは、一例として、上位補助灯15e、15f、中位補助灯15c、15d、及び、下位補助灯15a、15bを有する。補助灯群15R、15Lの各々が有する補助灯の個数は、1個又は2個でもよいし、4個以上でもよい。補助灯群15R、15Lは、車体を直立状態から車幅方向一方側に所定のバンク角でバンクさせた際、この車幅方向一方側において、前照灯照射領域40よりも車体の前方の路面30に設定された補助灯照射領域50のうち、上位補助灯照射領域51、中位補助灯照射領域52、及び、下位補助灯照射領域53の少なくとも1つを照射する(図7参照)。補助灯群15Rは、車幅方向右側の車体の前方に設定された補助灯照射領域50を照射する。補助灯群15Lは、車幅方向左側の車体の前方に設定された補助灯照射領域50を照射する。
補助灯15a〜15fが、不図示の配線で制御装置13に接続されることにより、補助灯15a〜15fの各々の点灯が、制御装置13に制御される。上位補助灯15e、15fは、上位補助灯照射領域51を照射するように点灯される。中位補助灯15c、15dは、中位補助灯照射領域52を照射するように点灯される。下位補助灯15a、15bは、下位補助灯照射領域53を照射するように点灯される。
一例として、バンク角θが、10°以上で20°より小さい範囲の値であるθ1のとき、上位補助灯15e、15fが点灯され、補助灯照射領域50の照射領域51のみが照射される(図5参照)。バンク角θが、20°以上で30°より小さい範囲の値であるθ2のとき、上位補助灯15e、15f及び中位補助灯15c、15dが点灯され、補助灯照射領域50の照射領域51、52が照射される(図6参照)。バンク角θが、30°以上で90°より小さい範囲の値であるθ3のとき、上位補助灯15e、15f、中位補助灯15c、15d、及び、下位補助灯15a、15bが点灯され、補助灯照射領域50の照射領域51〜53が照射される(図7参照)。
図3は、車幅方向から見た上位補助灯15fの鉛直断面図である。補助灯15a〜15fの各内部構成は略同様であるため、上位補助灯15fの構成を一例に説明する。図3に示すように、上位補助灯15fは、一例として、光源25、リフレクタ26、及び、レンズ27を有する。
光源25はLEDであり、車体の前方に向かって出射光を出射する。光源25の発光面は、リフレクタ26の反射面26aに露出している。光源25の出射光量の調節は、一例として、光源25へ供給する電流量を制御することで実現される。光源25は、例えば、ハロゲンランプ又はディスチャージランプ等のランプでもよい。また、光源25の個数は1個に限定されず、2個以上でもよい。
リフレクタ26は、光源25の出射光を反射して、車体の前方に照射させる。これにより、各補助灯15a〜15fのリフレクタは、補助灯照射領域50を照射する前記出射光を車体の前方に反射する。リフレクタ26は、車体の前後方向から見た鉛直断面の内径が、車体の後方から前方に向かって漸増する形状に形成されている。リフレクタ26の内面には、反射面26aが形成されている。リフレクタ26の開口部26bは、リフレクタ26の前部に配置され、リフレクタ26の頂部26cは、リフレクタ26の後部に配置されている。開口部26bの前方には、開口部26bを覆うようにレンズ27が設けられている。頂部26cには、光源25が設けられている。
レンズ27は、光源25の前方に配置され、光源25の出射光の光路を車幅方向左側の車体の前方に向かうように調整する。これにより、各補助灯15a〜15fのレンズは、補助灯照射領域50を照射する前記出射光の光路を調整する。レンズ27は、車幅方向から見た鉛直断面の鉛直方向中央が車体の前方に膨出しており、レンズ27の周縁が、リフレクタ26の開口部26bの周縁と接している。レンズ27は、一例として非球面レンズであるが、球面レンズでもよい。
各補助灯15a〜15fでは、そのレンズ及びリフレクタの少なくとも一方(ここでは両方)が、各照射領域51〜53の配光分布において、最高照度部51a〜53aと隣接照度部51b〜53bとを有する形状にそれぞれ構成されている(図7参照)。また、各補助灯15a〜15fは、最高照度部51a〜53aを照射する光度が、一例として、300cd以上で、前照灯14のロービーム光源部の最高光度値よりも小さい値に設定されている。また、各補助灯15a〜15fは、補助灯照射領域50のうち、車体が直立状態のときのロービーム照射領域41よりも車体の前方に位置する部分を照射する光度が、一例として、眩惑を防止するために1000cd未満の値に設定されている。
[前照灯照射領域及び補助灯照射領域の各配光分布]
図4は、車体が直立状態のときのロービーム照射領域41及びハイビーム照射領域42の各配光分布を示す図である。ロービーム照射領域41は、車体の前方の路面30に設定され、車幅方向に広がっている。ロービーム照射領域41の最高照度部41aは、車体の前後方向におけるロービーム照射領域41の中央41cよりも車体の前方の路面30で、ロービーム照射領域41の車体の前方における外縁41d(以下、「前側外縁41d」と称する。)に接するように配置されている。これによりロービーム照射領域41では、中央41cよりも車体の前方で、且つ、前側外縁41dよりも車体の後方の路面30に対する視認性が高められている。前側外縁41dは、車幅方向と平行に直線状に延びるカットオフライン(明暗境界線)として形成されている。なお、前側外縁41dは、カットオフラインとして形成されていなくてもよい。
ハイビーム照射領域42は、車体の前方において、路面30と路面30の上方とで車幅方向に広がっている。一例として、ハイビーム照射領域42の車体の前後方向における中央42cは、前側外縁41dよりも車体の前方に位置している。ハイビーム照射領域42の最高照度部42aは、前側外縁41dよりも車体の前方において、中央42cと重なるように配置されている。これによりハイビーム照射領域42では、前側外縁41dよりも車体の前方で、路面30と路面30の上方とに対する視認性が高められている。
次に、図5〜7を参照しながら、車体がバンク状態のときの補助灯照射領域50の配光分布について説明する。図5〜7では、車体が直立状態のときのロービーム照射領域41の位置を破線で示し、車体がバンク状態のときのロービーム照射領域141の位置を二点鎖線で示す。また図5〜7では、照射領域51の位置を実線で示す。図6及び7では、照射領域52の位置を一点鎖線で示す。図7では、照射領域53の位置を三点鎖線で示す。
図5は、車体が直立状態のときのロービーム照射領域41の路面30における配光分布と、車体がバンク角θ1でのバンク状態のときのロービーム照射領域141及び補助灯照射領域50の路面30における各配光分布とを示す図である。図5では、車体をバンクさせる車幅方向一方側(車幅方向左側)の補助灯照射領域50において、上位補助灯15fにより、照射領域51のみが照射されている。
照射領域51は、最高照度部51aと隣接照度部51bとを有する。最高照度部51aは、照射領域51の配光分布における最高照度値の95%以上100%以下の照度値を有する範囲を表す。隣接照度部51bは、最高照度部51aに隣接して、前記最高照度値の90%以上95%未満の照度値を有する範囲を表す。一例として、隣接照度部51bは、最高照度部51aを囲んでいる。
照度部51a、51bは、照射領域51の中央51cよりも車体の前方に偏在している。照度部51a、51bは、車体がバンク状態のときのロービーム照射領域141の最高照度部141aと車体をバンクさせる車幅方向一方側(ここでは車幅方向左側)に離間し、且つ、当該照射領域141の前側外縁141dと車体の前方に離間している。最高照度部51aは、照射領域51の前側外縁51d及び車体が直立状態のときのロービーム照射領域41の前側外縁41dと車体の後方に離間している。隣接照度部51bの車体の前方の外縁は、前側外縁51dと重なっている。
前側外縁51dは、一例として、車体がバンク状態のときのロービーム照射領域141の前側外縁141dと交差して直線状に延び、カットオフラインとして形成されている。照射領域51の最高照度部51a以外の部分である残余部51eは、車体がバンク状態のときのロービーム照射領域141と部分的に重なっている。
なお、後述する各照射領域52、53は、最高照度部51aと同様の照度に設定され、且つ、照射領域51内における最高照度部51aの配置と同様に各照射領域52、53内に配置された最高照度部52a、53aを有する(図7参照)。また、各照射領域52、53は、隣接照度部51bと同様の照度に設定され、且つ、照射領域51内における隣接照度部51bの配置と同様に各照射領域52、53内に配置された隣接照度部52b、53bを有する。また、各照射領域52、53の前側外縁52d、53dは、一例として前側外縁51dと同様に、車体がバンク状態のときのロービーム照射領域141の前側外縁141dと交差して直線状に延び、カットオフラインとして形成されている。
このように上位補助灯15fは、照射領域51の中央51cよりも車体の前方に照度部51a、51bが偏在する配光分布を有する。よって、車幅方向一方側に車体がバンクしたことにより、車体が予め定めるバンク状態であることを判断して制御装置13が上位補助灯15fを点灯させると、照射領域51の中央51cよりも車体の前方を、照度部51a、51bによって明るく照射できる。従って、自動二輪車1が旋回する際、車体をバンクさせる車幅方向一方側における車体の前方の視認性を向上できる。
また、車体がバンク状態のときにおいて、車体が直立状態のときのロービーム照射領域41の前側外縁41dよりも車体の後方の位置に最高照度部51aが偏在しているので、最高照度部51aが対向車の運転者に視認されにくい。よって、対向車の運転者が補助灯15fの出射光で眩惑するのが抑制される。
また、図5に示すように、隣接照度部51bにおける車体の前方の外縁が、車体が直立状態のときのロービーム照射領域41における前側外縁41dの位置と重なる場合、この重なり位置における路面30が隣接照度部51bで適度に明るく照射される。また、上位補助灯15fは、最高照度部51aが運転者の注視部分と重なるように設定されている。従って、自動二輪車1が旋回する際、車体をバンクさせる車幅方向一方側における車体の前方の視認性が良好に向上される。
また、最高照度部51aは、車体がバンク状態のときのロービーム照射領域141よりも車体の前方に配置され、残余部51eは、当該照射領域141と部分的に重なっている。従って、最高照度部51aと当該照射領域141とが重なって、この重なり部分が過度の照度で視認しにくくなるのが抑制される。
また、最高照度部51aは、車体が直立状態のときのロービーム照射領域41の前側外縁41dと車体の後方に離間されているので、当該前側外縁41dの位置における路面30が過度の照度で視認しにくくなるのが抑制されるとともに、対向車の運転者が上位補助灯15fの出射光で眩惑するのが抑制される。
また、最高照度部51aは、車体がバンク状態のときのロービーム照射領域141の前側外縁141dと車体の前方に離間されているので、当該照射領域141と照射領域51とが重なる部分が過度の照度で視認しにくくなるのが抑制される。
また、車体がバンク状態のときのロービーム照射領域141と最高照度部51aとの重なりが回避されながら、当該照射領域141と照射領域51とが連続している。従って、当該照射領域141と照射領域51とが離間して車体の前方の視認性が低下するのが防止される。また、当該照射領域141と照射領域51とが重なる部分が過度の照度で視認しにくくなるのが防止される。
図6は、車体が直立状態のときのロービーム照射領域41の路面30における配光分布と、車体がバンク角θ2でのバンク状態のときのロービーム照射領域141及び補助灯照射領域50の路面30における各配光分布とを示す図である。バンク角の値がθ2のとき、バンク角の値がθ1のときに比べて、車体をバンクさせる車幅方向一方側で、車体の直立状態における位置から車両後方の位置へロービーム照射領域141がさらに移動する。従って、図6では、車体をバンクさせる車幅方向一方側(車幅方向左側)の補助灯照射領域50において、補助灯15d、15fにより照射領域51、52が照射され、補助灯照射領域50が車体の前方に拡大されている。
照射領域52は、前側外縁51dよりも車体の前方に最高照度部52a及び隣接照度部52bを偏在させ、前側外縁51dよりも車体の前方の路面30を明るく照射するように設定される。照射領域52の残余部52eは、残余部51eと、車体がバンク状態のときのロービーム照射領域141とに部分的に重なっている。残余部52eのうち、当該照射領域141よりも車体の前方に位置する部分である前側端部52e1を照射する中位補助灯15dの光度は、眩惑を防止するために1000cd未満の値に設定されている。
このように、前側端部52e1を照射する中位補助灯15dの光度が、眩惑を防止するために1000cdの値に設定されているので、対向車の運転者が中位補助灯15dの出射光で眩惑するのが抑制されるとともに、前側端部52e1によって、車体をバンクさせる車幅方向一方側における視認性が一層向上される。
また、最高照度部51a、52aの互いの重なりが回避され、且つ、最高照度部51aと車体がバンク状態のときのロービーム照射領域141との重なりが回避されながら、照射領域51、52、及び、当該照射領域141が連続している。従って、照射領域51、52と当該照射領域141とのうちで隣接する2つの領域が互いに離間して車体の前方の視認性が低下するのが防止される。また、照射領域51、52の重なり部分と、照射領域51及び当該照射領域141の重なり部分とにおいて、過度の照度で視認性が低下するのが防止される。
図7は、車体が直立状態のときのロービーム照射領域41の路面30における配光分布と、車体がバンク角θ3でのバンク状態のときのロービーム照射領域141及び補助灯照射領域50の路面30における各配光分布とを示す図である。バンク角の値がθ3のとき、バンク角の値がθ2のときに比べて、車体をバンクさせる車幅方向一方側で、車体の直立状態における位置から車両後方の位置へロービーム照射領域141がさらに移動する。従って、図7では、車体をバンクさせる車幅方向一方側(車幅方向左側)の補助灯照射領域50において、補助灯15b、15d、15fにより照射領域51〜53が照射され、補助灯照射領域50がさらに車体の前方に拡大されている。照射領域53は、前側外縁52dよりも車体の前方に最高照度部53a及び隣接照度部53bを偏在させ、前側外縁52dよりも車体の前方の路面30を明るく照射するように設定される。照射領域53の最高照度部53a以外の部分である残余部53eは、残余部51e、52eと、車体がバンク状態のときのロービーム照射領域141とに部分的に重なっている。
図7に示すように、最高照度部51a〜53aのうちのいずれか2つの重なりが回避され、且つ、最高照度部51aと車体がバンク状態のときのロービーム照射領域141との重なりが回避されながら、各照射領域141、51〜53が車体の前方に広く連続している。従って、各照射領域51〜53と当該照射領域141とのうちで隣接する2つの領域が互いに離間して車体の前方の視認性が低下するのが防止される。また、照射領域51と当該照射領域141との重なり部分、照射領域51、52の重なり部分、及び、照射領域52、53の重なり部分において、過度の照度で視認性が低下するのが防止される。
なお、最高照度部は、少なくとも照射領域51〜53のうち、1つまたは2つの照射領域のみにおいて、当該照射領域の中央よりも車体の前方に偏在させればよい。また、隣接照度部51b〜53bは、照射領域51〜53の中央51c〜53cよりも車体の前方に偏在していなくてもよい。
また、最高照度部51a〜53aの全てが、車体が直立状態のときのロービーム照射領域41の前側外縁41dよりも後方の位置に偏在していなくてもよい。この場合、例えば、最高照度部53aが、車体が直立状態のときのロービーム照射領域41の前側外縁41dよりも部分的に車体の前方に位置してもよい。また、隣接照度部51b〜53bのうちのいずれか2つが互いに重なっていてもよい。また、最高照度部51a〜53aの光度は同値に設定されていなくてもよい。この場合、例えば、最高照度部51a、52a、53aの各光度は、この順に低くなる値に設定されていてもよい。また、前側外縁51d〜53dは、カットオフラインとして形成されていなくてもよい。
また、各補助灯15a〜15fの少なくともいずれかが、レンズ及びリフレクタのいずれか一方のみを有してもよい。この場合、当該補助灯が、補助灯照射領域の中央よりも車体の前方に最高照度部が偏在する配光分布を有する形状に、そのレンズ及びリフレクタのいずれか一方が構成されていればよい。
また、前照灯14と車体の前方に離間した位置に、スクリーン面が車体の前後方向に直交するように仮想スクリーンを配置し、この仮想スクリーンを前照灯14及び各補助灯15a〜15fで照射した場合、車体がバンク状態のときの前記仮想スクリーン上に設定されるロービーム照射領域及び補助灯照射領域の位置関係は、車体がバンク状態のときの路面30に設定されるロービーム照射領域141及び補助灯照射領域50の位置関係と略同様である。
また、車体がバンク状態のときの前記仮想スクリーン上に設定されるロービーム照射領域の配光分布は、車体がバンク状態のときの路面30に設定されるロービーム照射領域141の配光分布と略同様である。また、車体が直立状態のときの前記仮想スクリーン上に設定されるロービーム照射領域の配光分布は、車体が直立状態のときの路面30に設定されるロービーム照射領域41の配光分布と略同様である。また、車体がバンク状態のときの前記仮想スクリーン上に設定される補助灯照射領域の配光分布は、車体がバンク状態のときの路面30に設定される補助灯照射領域50の配光分布と略同様である。
(変形例)
図8は、変形例1に係る自動二輪車の車体がバンク角θ1でのバンク状態のときのロービーム照射領域141及び照射領域51の路面30における各配光分布を示す図である。変形例1では、前側外縁51dに最高照度部51aの前側外縁が接している。このため、前側外縁51dが最高照度部51aで明るく照射され、車幅方向左側における車体の前方の視認性が一層向上される。なお、前側外縁51d〜53dのうち、少なくとも1つの前側外縁に最高照度部が接していればよい。
図9は、変形例2に係る自動二輪車の車体がバンク角θ1でのバンク状態のときのロービーム照射領域141及び照射領域51の路面30における各配光分布を示す図である。変形例2では、最高照度部51aが、照射領域51の車体の前後方向における中央51cよりも上方で、且つ、車体をバンクさせる車幅方向一方側(ここでは車幅方向左側)に偏在するとともに、前側外縁51dに最高照度部51aが接している。このため、車体左側前方が最高照度部51aで明るく照射され、車幅方向左側における車体の前方の視認性が一層向上される。
なお、照射領域51〜53のうち、少なくとも1つの照射領域の最高照度部が、当該照射領域の車体の前後方向における中央よりも上方で、且つ、車体をバンクさせる車幅方向一方側に偏在していればよい。また、当該最高照度部は、当該照射領域の前側外縁と車体の後方に離間していてもよい。
本発明は、上記実施形態及び上記各変形例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、その構成を変更、追加、又は削除できる。上記実施形態及び上記各変形例は、互いに任意に組み合わせてもよく、例えば実施形態中の一部の構成を、いずれかの変形例に適用してもよい。
また、本発明の乗物は、当然ながら自動二輪車に限定されず、その他の各種の乗物、例えば、自動車、三輪車、小型滑走艇(PWC:Personal Water Craft)、スノーモービル、及びATV(全地形走行車)等のいずれかでもよい。また、走行用駆動ユニット3はエンジンに限定されず、エンジン及び電動モータの両方でもよいし、電動モータのみでもよい。
1 自動二輪車(乗物)
13 制御装置
14 前照灯
15a、15b 下位補助灯(補助灯)
15c、15d 中位補助灯(補助灯)
15e、15f 上位補助灯(補助灯)
22、25 光源
23、26 リフレクタ
24、27 レンズ
30 路面
41 車体が直立状態のときのロービーム照射領域(前照灯照射領域)
41d 車体が直立状態のときのロービーム照射領域の前側外縁(ロービーム照射領域の車体の前方の外縁)
51 上位補助灯照射領域(補助灯照射領域)
51a、52a、53a 最高照度部
51b、52b、53b 隣接照度部
51e〜53e 残余部
52 中位補助灯照射領域(補助灯照射領域)
52e1 前側端部(車体がバンク状態のときの中位補助灯照射領域のうち、車体が直立状態のときのロービーム照射領域における車体の前方の外縁よりも車体の前方に位置する部分)
53 下位補助灯照射領域(補助灯照射領域)
141 車体がバンク状態のときのロービーム照射領域
141d 車体がバンク状態のときのロービーム照射領域の前側外縁

Claims (8)

  1. 直立状態から車幅方向一方側に車体をバンクさせて旋回する乗物であって、
    前記車体の前方の路面に設定された前照灯照射領域を照射する前照灯と、
    前記車幅方向一方側において、前記前照灯照射領域よりも前記車体の前方の路面に設定された補助灯照射領域を照射する複数の補助灯と、
    前記車体が予め定めるバンク状態であることを判断すると、前記補助灯を点灯させる制御装置と、を備え、
    前記補助灯照射領域は、配光分布の最高照度値の95%以上100%以下の照度値を有する範囲を表す最高照度部を有し、前記補助灯は、前記補助灯照射領域の車体前後方向における中央よりも前記車体の前方に前記最高照度部が偏在する配光分布を有し、
    前記車体が前記バンク状態のときに点灯される全ての前記補助灯の前記最高照度部が、前記前照灯照射領域よりも前記車体の前方に配置され、
    前記複数の補助灯を含む前記車体に備えられた全ての補助灯の各々が、前記車体が前記バンク状態のときに点灯された場合に前記最高照度部が前記前照灯照射領域よりも前記車体の前方となるように配置され
    前記複数の補助灯に含まれる少なくとも1つの補助灯の前記最高照度部が、前記補助灯照射領域の車幅方向中央よりも前記車幅方向一方側に偏在し、前記補助灯照射領域の外縁に接している、乗物。
  2. 前記補助灯照射領域は、前記最高照度部に隣接して前記最高照度値の90%以上95%未満の照度値を有する範囲を表す隣接照度部を有し、
    前記車体が前記バンク状態のとき、前記隣接照度部が、前記前照灯照射領域よりも前記車体の前方に配置されている、請求項1に記載の乗物。
  3. 前記補助灯照射領域の前記最高照度部を除いた残余部が、前記前照灯照射領域と重なっている、請求項1に記載の乗物。
  4. 前記車体が前記バンク状態のとき、前記補助灯照射領域の前記最高照度部が、前記補助灯照射領域の車体の前後方向における中央よりも前方で、且つ、前記補助灯照射領域の前記車幅方向一方側に偏在している、請求項1〜3のいずれか1項に記載の乗物。
  5. 前記補助灯は、前記補助灯照射領域を照射する出射光を前記車体の前方に反射し、且つ、前記配光分布を有する形状に構成されたリフレクタを有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の乗物。
  6. 前記補助灯は、前記補助灯照射領域を照射する出射光の光路を調整し、且つ、前記配光分布を有する形状に構成されたレンズを有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の乗物。
  7. 前記補助灯照射領域は、前記前照灯照射領域の外縁よりも車体の前方の路面を明るく照射するように設定されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の乗物。
  8. 前記補助灯照射領域は、前記前照灯照射領域の外縁よりも車体の前方の路面を300cd以上1000cd未満の明るさで照射するように設定されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の乗物。
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