JP2020150874A - 乾燥食品の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来の即席麺の製法では、「乾燥工程」で麺表面の水分を蒸発させても麺の内部が膨潤したふっくらした麺とならず、食べたときの食感が良くないという問題もあった。【解決手段】 本発明は、冷凍解凍工程で冷凍と解凍が複数回行われるので、冷凍が行われた後の解凍で麺9の全表面に水分が行き渡り、麺9の全表面が氷の皮膜に覆われることになる。これにより、麺9全体を均一な硬さで製造することができるとともに、麺9全体の内部まで水分が浸透し、内部が膨潤しふっくらした弾力性のある食感のいい即席煮麺を製造することができる。【選択図】 図1

Description

本発明は、乾燥された食品を製造する乾燥食品の製造方法に関する。
従来より、熱湯でほぐして食べることができるインスタント乾燥食品の製造方法が知られている。この種のインスタント乾燥食品の製造方法(即席麺の製法)として、生麺を茹でる茹で工程と、茹でられた麺を水で水洗いする水洗い工程と、水洗いされた麺を1食分づつ取り分けて水を含ませる含水工程と、水分を含んだ麺を冷凍する冷凍工程と、冷凍された麺を低温乾燥させる乾燥工程とからなり、含水工程で含ませた水分が冷凍工程で氷の皮膜となり、それが乾燥工程で溶けるので、麺塊の内部に隙間ができ、このため湯を注ぐとほぐれやすくなるというものがあった(たとえば、特許文献1)。
特開2007−295880号公報
しかしながら、従来の即席麺の製法では、「冷凍工程」で麺塊の間の水分が氷の皮膜となるが、「含水工程」で麺の全表面に水分が浸透していない場合は、「冷凍工程」で麺の表面に氷の皮膜に覆われない部分が生じ、この状態で「乾燥工程」を行うと氷の皮膜に覆われている部分と覆われていない部分とで麺の硬さが異なり、均一な硬さの即席麺を製造することができないという問題があった。また、「冷凍工程」後の「乾燥工程」をそれぞれ1回行うだけでは水分が麺内部まで浸透せず、麺表面に水分が浸透するのみとなるので、「乾燥工程」で麺表面の水分を蒸発させても麺の内部が膨潤したふっくらした麺とならず、食べたときの食感が良くないという問題もあった。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、食べたときに食感がよい乾燥食品の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決し上記目的を達成するために、本発明の第1の態様に係るものは、乾燥された食品を製造する乾燥食品の製造方法であって、食材を湯に浸ける湯浸工程と、食材を冷却する冷却工程と、湯浸工程および冷却工程後の食材を、温度と時間の管理環境下で、冷凍と解凍を複数回行う冷凍解凍工程と、冷凍解凍工程後の食材を乾燥させる乾燥工程と、を有するものである。
本発明によれば、冷凍解凍工程で冷凍と解凍が複数回行われるので、冷凍が行われた後の解凍で食材の全表面に水分が行き渡り、その全表面に水分が行き渡った食材を冷凍することにより、食材の全表面が氷の皮膜に覆われることになる。これにより、食品全体を均一な硬さで製造することができる。また、冷凍解凍工程で冷凍と解凍が複数回行われるので、食材全体の内部まで水分が浸透し、内部が膨潤しふっくらした弾力性のある食感のいい食品を製造することができる。
本発明の第2の態様に係るものは、第1の態様に係る熱湯でほぐして食べることができる乾燥食品の製造方法であって、食材は、麺であり、湯浸工程は、冷却工程の前に実施され、麺を茹でるものである。
本発明の第3の態様に係るものは、第2の態様に係る乾燥食品の製造方法であって、冷凍解凍工程が実施される前に、冷却工程後の麺を個食単位に分ける玉取工程を、さらに有するものである。
本発明によれば、冷凍解凍工程が実施される前に、冷却工程後の麺が個食単位に分けられるので、その後の冷凍解凍工程および乾燥工程を個食単位の麺で行うことができ、各工程において個食単位の麺で検査管理することができる。
本発明の第4の態様に係るものは、第3の態様に係る乾燥食品の製造方法であって、玉取工程は、個食単位に分けられた麺を計量する計量工程と、計量工程で計量された個食単位の麺が所定の範囲内の重量であるか判定する麺重量判定工程と、麺重量判定工程により所定の範囲内の重量であると判定された個食単位の麺をトレーに盛り付ける個食単位麺盛付工程と、麺重量判定工程により所定の範囲内の重量でないと判定された個食単位の麺を玉取工程に戻す麺リターン工程と、をさらに有し、冷凍解凍工程は、個食単位麺盛付工程により盛り付けられた個食単位の麺を冷凍解凍するものである。
本発明によれば、所定の範囲内の重量であると判定された個食単位の麺がトレーに盛り付けられた状態で冷凍解凍工程に送られ、また、所定の範囲内の重量でないと判定された個食単位の麺は玉取工程に戻されるので、個食単位の麺を均一の重量にすることができる。
本発明の第5の態様に係るものは、第2の態様〜第4の態様のいずれかに係る乾燥食品の製造方法であって、冷凍解凍工程は、麺を略−16度〜略−26度の温度で略6時間〜略7時間冷凍した後、麺を解凍する一次冷凍解凍工程と、一次冷凍解凍工程が実施された後に、麺を略−16度〜略−26度の温度で一次冷凍解凍工程より短い所定の時間冷凍した後、麺を解凍する二次冷凍解凍工程と、二次冷凍解凍工程が実施された後に、麺を略−16度〜略−26度の温度で二次冷凍解凍工程より短い所定の時間冷凍した後、麺を解凍する三次冷凍解凍工程と、を有するものである。
本発明によれば、最初の一次冷凍解凍工程では麺を冷却するのに6時間〜7時間程度の時間が必要であっても、二次冷凍解凍工程では一次冷凍解凍工程で麺が冷凍および解凍され内部が凍りやすくなっているので一次冷凍解凍工程より短い時間で冷凍することができ、また、三次冷凍解凍工程では一次冷凍解凍工程および二次冷凍解凍工程で麺が冷凍および解凍され内部が更に凍りやすくなっているので二次冷凍解凍工程より短い時間で冷凍することができる。これにより、二次冷凍解凍工程の冷凍時間を一次冷凍解凍工程の冷凍時間より短くすることができ、さらに、三次冷凍解凍工程の冷凍時間を二次冷凍解凍工程の冷凍時間より短くすることができるので、製造時間を短縮することができる。
本発明の第6の態様に係るものは、第5の態様に係る乾燥食品の製造方法であって、一次冷凍解凍工程の解凍時間は、略4時間〜略5時間であり、二次冷凍解凍工程の解凍時間は、一次冷凍解凍工程より短い解凍時間であり、三次冷凍解凍工程の解凍時間は、二次冷凍解凍工程より短い解凍時間である。
本発明によれば、最初の一次冷凍解凍工程では冷凍した麺を解凍するのに4時間〜5時間程度の時間が必要であっても、二次冷凍解凍工程では一次冷凍解凍工程で麺が冷凍および解凍され内部が解凍されやすくなっているので一次冷凍解凍工程より短い時間で解凍することができ、また、三次冷凍解凍工程では一次冷凍解凍工程および二次冷凍解凍工程で麺が冷凍および解凍され内部が更に解凍されやすくなっているので二次冷凍解凍工程より短い時間で解凍することができる。これにより、二次冷凍解凍工程の解凍時間を一次冷凍解凍工程の解凍時間より短くすることができ、さらに、三次冷凍解凍工程の解凍時間を二次冷凍解凍工程の解凍時間より短くすることができるので、製造時間を短縮することができる。
本発明によれば、冷凍解凍工程において冷凍と解凍を複数回行うので、食べたときに食感がよい乾燥食品を得ることができる。
本発明の第1実施形態における乾燥食品の製造方法に用いられる乾燥食品製造設備を示す図である。 同乾燥食品製造設備の湯浸槽および冷却槽を示す図である。 同乾燥食品製造設備の玉取機を示す図である。 同乾燥食品製造設備の個食単位麺盛付機により個食単位の麺がトレーに盛り付けられる状況を示す図である。 同乾燥食品製造設備の冷凍解凍機を示す図である。 同乾燥食品製造設備の乾燥機を示す図である。 同乾燥食品の製造方法のフローチャートである。 同玉取工程のサブルーチンフローチャートである。 本発明の第2実施形態における乾燥食品の製造方法に用いられる乾燥食品製造設備を示す図である。 同乾燥食品の製造方法のフローチャートである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態の乾燥食品の製造方法に用いられる乾燥食品製造設備について図面を参照にしながら説明する。ここで、図1は、本発明の第1実施形態における乾燥食品の製造方法に用いられる乾燥食品製造設備を示す図である。なお、本実施形態では、乾燥食品として乾燥された即席煮麺を用い、その即席煮麺の製造方法について説明するが、これに限らず、乾燥されたうどんやそばなどの麺でもよく、また、後述するドライフルーツなどの乾燥された食品であればその他の乾燥食品の製造方法についても用いることができる。ここで、即席煮麺は、乾燥させた素麺を熱湯でほぐして食べることができるものである。
図1に示すように、乾燥食品製造設備1は、供給コンベヤ2と、湯浸槽3と、冷却槽4と、玉取機5と、冷凍解凍機6(図5参照)と、乾燥機7(図6参照)とを有している。
供給コンベヤ2は、合成樹脂を材質とする供給ベルト(図2参照)8上に麺9を載せ、湯浸槽3まで搬送するものである。この供給コンベヤ2は、「ONスイッチ(図示略)」を操作することにより、駆動モータ(図示略)が作動し、その駆動モータ(図示略)により供給ベルト8が回転する。そして、回転している供給ベルト8上に麺9を載せることにより、供給ベルト8上の麺9が湯浸槽3まで搬送される。
次に、湯浸槽3について説明する。湯浸槽3は、麺9を湯に浸け、麺9を茹でるものであり、湯浸槽本体10と、加熱スチーム排出口11と、第1バケット12および第2バケット13と、蒸気排出管14と、湯水供給管16と、湯水排水管17などを有している(図2参照)。ここで、図2は、本発明の第1実施形態における乾燥食品の製造方法に用いられる乾燥食品製造設備の湯浸槽および冷却槽を示す図である。
湯浸槽本体10は、湯水を貯留するものである。この湯浸槽本体10には湯水供給管16を介して湯水が供給され、また、湯浸槽本体10内の湯水は排出コック17aを開くことにより湯水排水管17から排出される。
加熱スチーム排出口11は、ボイラー(図示略)で高温に加熱された加熱スチームを湯浸槽本体10内の湯水に排出するものである。具体的には、ボイラー(図示略)で高温に加熱された加熱スチームは、加熱スチーム供給管18を介して加熱スチーム排出口11に送られ、加熱スチーム排出口11から湯浸槽本体10内の湯水に噴射(排出)される。このようにして、湯浸槽本体10に供給され貯留された湯水は、加熱スチーム排出口11から噴射される加熱スチームにより、湯浸槽本体10内の湯水を熱湯にすることができる。ここで、湯浸槽本体10内の湯水の設定温度は、設定装置(図示略)により設定することができ、また、加熱スチームが噴射されることにより熱湯になった湯浸槽本体10内の湯水の温度は、温度計(図示略)で検出される。そして、温度計(図示略)で検出された湯浸槽本体10内の湯水の温度信号が制御装置(図示略)に送信され、その制御装置(図示略)からの制御信号によりボイラー(図示略)からの加熱スチームの温度などが制御され、湯浸槽本体10内の湯水を設定温度にすることができる。
加熱スチーム排出口11は、湯浸槽本体10の底部に複数個形成され、加熱スチーム排出口11から加熱スチームが排出されると湯浸槽本体10内の熱湯と混合し、湯浸槽本体10内の熱湯が湯浸槽本体10内を上下左右に移動することになる。これにより、第1バケット12(第2バケット13)内に収容された麺9は、加熱スチームにより湯浸槽本体10内を上下左右に移動する熱湯により効率よく茹でられる。
第1バケット12および第2バケット13は、前後に配置され、湯浸槽本体10内の熱湯に麺9を浸けるものである。具体的には、第1バケット12および第2バケット13は、上部が開口したザル形状で、ステンレスを材質としている。そして、供給コンベヤ2により搬送されてきた麺9が第1バケット内に入れられると、第1バケット12内の麺9は第1バケット12の底部のザル形状の空洞から内部に入ってきた熱湯に浸けられる。また、第1バケット12(第2バケット13)は、その上部の前方側端で第1枢軸12a(第2枢軸13a)により前方上下方向に回動自在に枢支されている。ここで、本実施形態では、麺9が送られる方向を前方と規定している。そして、第1バケット12内の麺9が第1バケット12内の所定の温度の熱湯で所定の時間茹でられると、第1バケット12が第1枢軸12aの回転により前方側に回動し、この第1バケット12が回動することにより、第1バケット12内で茹でられた麺9が第2バケット13内に入れられる。また、第2バケット13内の麺9が第2バケット13内の所定の温度の熱湯で所定の時間茹でられると、第2バケット13が第2枢軸13aの回転により前方側に回動し、この第2バケット13が回動することにより、第2バケット13内で茹でられた麺9が後述する第1冷却バケット20内に入れられる。
蒸気排出管14は、湯浸槽本体10の上部に設けられ、湯浸槽本体10内の蒸気を排出するものである。具体的には、湯浸槽3内の蒸気は、湯浸槽本体10上部の蒸気排出管14から外部に排出される。
次に、冷却槽4について説明する。冷却槽4は、麺9(茹で麺)を冷却するもので、冷却槽本体19と、第1冷却バケット20、第2冷却バケット21および第3冷却バケット22と、冷水循環供給口23などを有している(図2参照)。
冷却槽本体19は、冷水を貯留するものである。この冷却槽本体19には冷水供給管66を介して冷水が供給され、冷却槽本体19内の冷水は排出コック67aを開くことにより冷水排水管67から排出される。また、この冷却槽本体19は水供給管25を介しチルドウオータ供給機26に接続され、チルドウオータ供給機26で所定の温度になった冷水は水供給管25の冷水循環供給口23から冷却槽本体19に送られる。このように、チルドウオータ供給機26で所定の温度に冷却された冷水を冷却槽本体19内に供給することにより、冷却槽本体19内の冷水を所定の温度にすることができる。ここで、冷却槽本体19内の冷水の設定温度は、設定装置(図示略)により設定することができ、その設定温度の冷水がチルドウオータ供給機26から水供給管25の冷水循環供給口23を介し冷却槽本体19に送られ、また、冷却槽本体19内の冷水の温度は、温度計(図示略)で検出される。そして、温度計(図示略)で検出された冷却槽本体19内の冷水の温度信号が制御装置(図示略)に送信され、その制御装置(図示略)からの制御信号によりチルドウオータ供給機26で冷却される水の温度が制御され、冷却槽本体19内の冷水を設定温度にすることができる。
第1冷却バケット20、第2冷却バケット21および第3冷却バケット22は、前後に配置され、冷却槽本体19内の冷水に麺9(茹で麺)を浸けるものである。具体的には、第1冷却バケット20、第2冷却バケット21および第3冷却バケット22は、上述した第1バケット12(第2バケット13)と同様、上部が開口したザル形状で、ステンレスを材質としている。そして、第2バケット13内で茹でられた麺9が第1冷却バケット20内に移送されると、第1冷却バケット20内の麺9は第1冷却バケット20の底部のザル形状の空洞から内部に入ってきた冷水に浸けられる。また、第1冷却バケット20(第2冷却バケット21、第3冷却バケット22)は、上述した第1バケット12(第2バケット13)と同様、その上部の前方側端で第1冷却枢軸20a(第2冷却枢軸21a、第3冷却枢軸22a)により前方上下方向に回動自在に枢支されている。そして、第1冷却バケット20内の麺9が第1冷却バケット20内の所定の温度の冷水で所定の時間冷却されると、第1冷却バケット20が第1冷却枢軸20aの回転により前方側に回動し、この第1冷却バケット20が回動することにより、第1冷却バケット20内で冷却された麺9が第2冷却バケット21内に入れられる。また、第2冷却バケット21内の麺9が第2冷却バケット21内の所定の温度の冷水で所定の時間冷却されると、第2冷却バケット21が第2冷却枢軸21aの回転により前方側に回動し、この第2冷却バケット21が回動することにより、第2冷却バケット21内で冷却された麺9が第3冷却バケット22内に入れられる。また、第3冷却バケット22内の麺9が第3冷却バケット22内の所定の温度の冷水で所定の時間冷却されると、第3冷却バケット22が第3冷却枢軸22aの回転により前方側に回動し、この第3冷却バケット22が回動することにより、第3冷却バケット22内で冷却された麺9が、後述する昇降バケット31内に入れられる。なお、本実施形態では、冷却槽本体19内の冷水で麺9を冷却するようにしたが、これに限らず、シャワー状にした冷水を麺9に掛けて冷却するようにしてもよい。
次に、玉取機5について説明する。玉取機5は、麺9(冷却麺)を個食単位(1食分(1人前))に分けるもので、昇降機27と、玉取機本体28と、昇降コンベヤ29と、個食単位麺盛付機30とを有している。ここで、図3は、本発明の第1実施形態における乾燥食品の製造方法に用いられる乾燥食品製造設備の玉取機を示す図である。
昇降機27は、冷却槽4で冷却された麺9(冷却麺)を載せ、玉取機本体28に搬送するものである。具体的には、第3冷却バケット22が回動することにより、第3冷却バケット22内で冷却された麺9が昇降バケット31内に入れられ、その昇降バケット31がリフター本体32に沿って上昇し、昇降バケット31がリフター本体32の上部で前方方向に回転することにより、昇降バケット31内の麺9が投入シュート33に投入される。
玉取機本体28は、投入シュート33に投入された麺9を投入シュート33下部の個食単位麺仕分機34により、個食単位(1食分(1人前))の麺9にするものである。そして、個食単位(1食分(1人前))にされた麺9は、昇降コンベヤ29上部の個別単位麺収納ケース35内に入れられる。この昇降コンベヤ29上部の個別単位麺収納ケース35は、昇降コンベヤ29の上部に前後方向1列で複数個連続して設けられている。そして、昇降コンベヤ29上部の個別単位麺収納ケース35内の個食単位毎に分けられた麺9(冷却個食単位麺)は、昇降コンベヤ29により個食単位麺盛付機30に送られ、個食単位麺盛付機30下部の個食単位麺盛付ノズル36から個食単位の麺9が出されトレー37に盛り付けられる。このトレー37は、縦横にそれぞれ5個区切られた25個の個食単位麺収納マスが形成され、そのそれぞれの個食単位麺収納マスに個食単位の麺9を盛り付けることができる。なお、本実施形態では、個食単位麺仕分機34下部から個食単位の麺9が出され、その個食単位の麺9を個別単位麺収納ケース35に直接入れられるようにしたが、これに限らず、個食単位麺仕分機34下部から出された個食単位の麺9を計量計(図示略)で計量し、その計量計(図示略)で計量された個食単位の麺9が所定の範囲内の重量であるかを麺重量判定部(図示略)で判定し、その麺重量判定部(図示略)により所定の範囲内の重量であると判定された個食単位の麺9のみを個別単位麺収納ケース35に入れられるようにしてもよい。この場合、麺重量判定部(図示略)により所定の範囲内の重量でないと判定された個食単位の麺9は麺リターン部(図示略)により玉取機本体28に戻される。そして、個食単位麺盛付機30で個食単位の麺9が盛り付けられたトレー37は、トレー台39(図5、図6参照)に段積みして収納される。以下、この「なお書き」の内容で説明する。ここで、図4は同乾燥食品製造設備の個食単位麺盛付機により個食単位の麺がトレーに盛り付けられる状況を示す図である。
次に、冷凍解凍機6について説明する。冷凍解凍機6は、冷却槽本体19で冷却された麺9(冷却個食単位麺)を冷凍させ解凍させるものであり、冷凍解凍室40内に冷凍機41と送風機42とが配置されている(図5参照)。ここで、図5は、本発明の第1実施形態における乾燥食品の製造方法に用いられる乾燥食品製造設備の冷凍解凍機を示す図である。
冷凍解凍室40は、個食単位の麺9のトレー37が収納されたトレー台39が冷凍解凍室扉(図示略)を開放することにより冷凍解凍室40内に入れられ、その個食単位の麺9は冷凍解凍室40内で所定の温度で所定の時間冷凍され、そして、その冷凍後に冷凍された個食単位の麺9が解凍される。具体的には、冷凍解凍室40上部の冷凍機41から天井に沿って冷気が送られ、その天井に沿って送られた冷気は、壁に沿って下部に送られる。そして、その下部に送られた冷気は、上部から送風機42に吸い込まれ、送風機42の下部側面からトレー台39の下部に送られる。このトレー台39の下部に送られた冷気は、トレー台39に段積みして収納されたトレー37の下部から上部に送られることにより、個食単位の麺9が冷凍される。このように、冷凍解凍室40内で所定の時間冷気を送り込むことにより、トレー台39のトレー37に盛り付けられた個食単位の麺9が凍結される。そして、冷凍解凍室40内で所定の時間冷気が送られ、トレー台39のトレー37に盛り付けられた個食単位の麺9が凍結された後は、冷凍機41からの冷気が所定の時間停止され、トレー37内で凍結した個食単位の麺9が解凍される。ここで、冷凍機41から送風される冷気の設定温度およびに冷気が送風される設定時間は、設定装置(図示略)により設定することができ、その設定温度の冷気が冷凍機41から送られ、また、冷凍解凍室40内の温度は、温度計(図示略)で検出される。そして、温度計(図示略)で検出された冷凍解凍室40内の温度信号は、制御装置(図示略)に送信され、その制御装置(図示略)からの制御信号により冷凍解凍室40内の温度が設定温度になるよう制御される。
次に、乾燥機7について説明する。乾燥機7は、冷凍解凍室40内で冷凍解凍されたトレー台39のトレー37に盛り付けられた個食単位の麺9(冷凍解凍麺)を乾燥させるものであり、乾燥室44内に乾燥機45と送風機46とが配置されている(図6参照)。ここで、図6は、本発明の第1実施形態における乾燥食品の製造方法に用いられる乾燥食品製造設備の乾燥機を示す図である。
乾燥室44は、冷凍解凍された個食単位の麺9(冷凍解凍麺)のトレー37が収納されたトレー台39(2台)が乾燥室扉(図示略)を開放することにより乾燥室44内に入れられ、その個食単位の麺9は乾燥室44内で所定の温度で所定の時間乾燥される。具体的には、乾燥機45から乾燥室44の天井に沿って乾燥空気が送られ、その乾燥空気は、天井と仕切板48との間を天井に沿って送られた後、壁に沿って下部に送られる。そして、その下部に送られた乾燥空気は、上部から送風機46に吸い込まれ、送風機46の下部側面からトレー台39の下部に送られる。このトレー台39の下部に送られた乾燥空気は、トレー台39に段積みして収納されたトレー37の下部から上部に送られることにより、個食単位の麺9を乾燥させることができる。このように、乾燥室44内で所定の時間乾燥空気を送り込むことにより、トレー台39のトレー37に盛り付けられた個食単位の麺9を乾燥させることができる。そして、乾燥室44内で所定の時間乾燥空気が送られ、トレー台39のトレー37に盛り付けられた個食単位の麺9が乾燥された後は、乾燥機45からの乾燥空気が停止され、乾燥した個食単位の麺9のトレー37が収納されたトレー台39(2台)が乾燥室44から出され、トレー37に盛り付けられた個食単位の麺9毎一個づつ包装される。ここで、乾燥機45から送風される乾燥空気の設定温度およびに乾燥空気が送風される設定時間は、設定装置(図示略)により設定することができ、その設定温度の乾燥空気が乾燥機45から送られ、また、乾燥室44内の温度は、温度計(図示略)で検出される。そして、温度計(図示略)で検出された乾燥室44内の温度信号は、制御装置(図示略)に送信され、その制御装置(図示略)の制御信号により乾燥室44内の温度が設定温度になるよう制御される。なお、本実施形態では、設定装置(図示略)で設定温度を設定できるようにしたが、これに限らず、設定温度とともに設定湿度も設定できるようにしてもよい。このように、設定湿度も設定できるようにすることにより、低湿度の乾燥した乾燥空気を乾燥室44内に送ることができ、早期に乾燥させることができる。
次に、本発明の第1実施形態における乾燥食品の製造方法について図7を用いて説明する。図7は、本発明の第1実施形態における乾燥食品の製造方法のフローチャートである。ここで、本実施形態では、上述したように、乾燥食品として、熱湯でほぐして食べることができる即席煮麺を用いて説明する。なお、本実施形態では、上述したように、即席煮麺の製造方法について説明するが、即席煮麺に限らず、うどんやそばの麺でもよく、また、後述するドライフルーツなどの乾燥された食品であればその他の乾燥食品の製造方法についても用いることができる。
まず、S1において、湯浸工程が実施される。この湯浸工程では、麺9が湯に浸けられ、その湯に浸けた麺9が茹でられる。具体的には、供給コンベヤ2の供給ベルト8から麺9が第1バケット12に投入され、その第1バケット12内の麺9が湯浸槽本体10内の95度の熱湯で1分間茹でられる。そして、第1バケット12内の麺9が1分間茹でられると、第1バケット12が回動することにより、第1バケット12内で茹でられた麺9が第2バケット13内に移送され、その第2バケット13内の麺9が湯浸槽本体10内の95度の熱湯で1分間茹でられる。このように、湯浸工程において、麺9は湯浸槽本体10内の95度の熱湯で2分間茹でられる。なお、本実施形態では、麺9を第1バケット12内および第2バケット13内でそれぞれ1分間(合計2分間)茹でるとしたが、これに限らず、第1バケット12内および第2バケット13内で麺9が茹でられる合計時間を2分間〜3分間(例えば、各1分間〜1分30秒間)にしてもよく、また、麺9がうどんなどの場合は第1バケット12内および第2バケット13内で麺9が茹でられる合計時間を5分間〜6分間(例えば、各2分30秒間〜3分間)としてもよい。また、本実施形態では、湯浸槽本体10内の麺9を95度の熱湯で茹でるようにしたが、これに限らず、略95度以上(好ましくは、略95度から略100度)の熱湯で茹でるようにしてもよい。そして、S2に進む。
S2において、冷却工程が実施される。この冷却工程では、湯浸工程後の麺9(茹で麺)が冷却される。具体的には、第2バケット13内から第1冷却バケット20内に麺9が投入され、その第1冷却バケット20内の麺9が冷却槽本体19内の20度の冷水で1分間冷却される。そして、第1冷却バケット20内の麺9が1分間冷却されると、第1冷却バケッ20が回動することにより、第1冷却バケット20内で冷却された麺9が第2冷却バケット21内に移送され、その第2冷却バケット21内の麺9が冷却槽本体19内の20度の冷水で1分間冷却され、また、第2冷却バケット21内の麺9が1分間冷却されると、第2冷却バケット21が回動することにより、第2冷却バケット21内で冷却された麺9が第3冷却バケット22内に移送され、その第3冷却バケット22内の麺9が冷却槽本体19内の20度の冷水で1分間冷却される。このように、冷却工程において、麺9は冷却槽本体19内の20度の冷水で3分間冷却される。なお、本実施形態では、麺9を第1冷却バケット20内、第2冷却バケット21内および第3冷却バケット22内でそれぞれ1分間(合計3分間)冷却するとしたが、これに限らず、第1冷却バケット20内、第2冷却バケット21内および第3冷却バケット22内で麺9が冷却される合計時間を2分間〜3分間(例えば、各40秒間〜1分間)としてもよく、また、麺9がうどんなどの場合は第1冷却バケット20内、第2冷却バケット21内および第3冷却バケット22内で麺9が冷却される合計時間を5分間〜6分間(例えば、各1分40秒間〜2分間)としてもよい。また、本実施形態では、冷却槽本体19内の麺9を20度の冷水で冷却するようにしたが、これに限らず、略18度〜略20度の冷水で冷却するようにしてもよい。そして、S3に進む。
S3において、玉取工程が実施される(図8参照)。この玉取工程では、上述した冷却工程後の麺9(冷却麺)を個食単位(1食分(1人前))に分けられる。玉取工程については、図8を用いて説明する。ここで、図8は、本発明の第1実施形態における乾燥食品の製造方法の玉取工程のサブルーチンフローチャートである。
S31において、計量工程が実施される。この計量工程は、個食単位(1食分(1人前))に分けられた麺9(冷却麺)が計量される。具体的には、個食単位麺仕分機34下部から出された個食単位の麺9(冷却個食単位麺)が計量計(図示略)で計量され、その計量計(図示略)で計量された個食単位にされた麺9の重量信号は、制御装置(図示略)に送信される。そして、S32に進む。
S32において、麺重量判定工程が実施される。この麺重量判定工程では、上述した計量工程で計量された個食単位の麺9が略55gの重量(個食単位麺重量)であるか判定される。なお、本実施形態では、個食単位の麺9が略55gの重量であるか判定したが、これに限らず、個食単位の麺9が略50g〜略60gの重量であるか判定するようにしてもよい。この個食単位の麺9が略55gの重量であるかは、制御装置(図示略)に送信された個食単位にされた麺9の重量信号に基づいて、制御装置(図示略)により判定される。そして、S32で「YES」と判断された場合はS33に進み、「NO」と判断された場合はS34に進む。
S33において、個食単位麺盛付工程が実施される。この個食単位麺盛付工程は、上述した麺重量判定工程により略55g(所定の範囲内)の重量であると判定された個食単位の麺9が昇降コンベヤ29上部の個別単位麺収納ケース35により個食単位麺盛付機30に搬送され、個食単位麺盛付機30下部の個食単位麺盛付ノズル36からトレー37に盛り付けられる。このトレー37は、縦横5個で格子状に区切られた25個の個食単位麺収納マスが形成され、そのそれぞれの個食単位麺収納マスに個食単位の麺9が盛り付けられる。そして、個食単位の麺9が盛り付けられたトレー37は、トレー台39(図5、図6参照)に段積みして収納される。
S34において、麺リターン工程が実施される。この麺リターン工程では、上述した麺重量判定工程により略55g(所定の範囲内)の重量でないと判定された個食単位の麺9が玉取工程に戻される。つまり、その麺9は、玉取機5の投入シュート33に戻され、再度玉取工程が実施される。なお、本実施形態では、計量工程と、麺重量判定工程と、個食単位麺盛付工程と、麺リターン工程を実施するように説明したが、これに限らず、これらの工程を実施せず、個食単位麺仕分機34下部から出された個食単位の麺9(冷却個食単位麺)を直接昇降コンベヤ29上部の個別単位麺収納ケース35により個食単位麺盛付機30に搬送し、個食単位麺盛付機30下部の個食単位麺盛付ノズル36からトレー37に盛り付けるようにしてもよい。また、本実施形態では、「計量工程および麺重量判定工程」を昇降コンベヤ29上部の個別単位麺収納ケース35に収納する前に実施したが、「計量工程および麺重量判定工程」を個食単位麺盛付機30下部の個食単位麺盛付ノズル36から出された個食単位の麺9(冷却個食単位麺)について実施するようにしてもよい。
このように、麺9が個食単位に分けられるので、その後の冷凍解凍工程および乾燥工程を個食単位の麺9で行うことができ、個食単位の麺で検査管理することができる。また、略55g(所定の範囲内)内の重量であると判定された個食単位の麺9がトレー37に盛り付けられた状態で冷凍解凍工程に送られ、略55g(所定の範囲内)の重量でないと判定された個食単位の麺9は玉取工程に戻されるので、個食単位の麺9を均一の重量にすることができる。そして、S4に進む。
S4において、冷凍解凍工程が実施される。この冷凍解凍工程では、冷却工程後の麺9(冷却個食単位麺)を、温度と時間の管理環境下で、冷凍と解凍が複数回行われる。具体的には、上述した個食単位麺盛付工程により盛り付けられた個食単位の麺9が複数回冷凍され解凍される。冷凍解凍工程は、個食単位の麺9のトレー37が収納されたトレー台39を冷凍解凍室40内に入れ、一次冷凍解凍工程→二次冷凍解凍工程→三次冷凍解凍工程の順で各工程が実施される。
一次冷凍解凍工程では、麺9を−21度の温度で6時間冷凍させた後、麺9が4時間解凍される。具体的には、冷凍解凍室40上部の冷凍機41から―21度の冷気が送られ、その天井に沿って送られた冷気は、天井および壁を介して、上部から送風機42に吸い込まれ、送風機42の下部側面からトレー台39の下部に送られる。そして、トレー台39の下部に送られた冷気は、トレー台39に段積み収納されたトレー37の下部から上部に送られることにより、個食単位麺が冷凍される。また、6時間冷凍が行われた後には、冷凍機41から―21度の冷気の送付が停止され、麺9が4時間解凍される。なお、本実施形態では、麺9を−21度の温度で6時間冷凍させたが、これに限らず、麺9を略−16度〜略−26度の温度で略6時間〜略7時間冷凍するようにしてもよい。また、本実施形態では、麺9を4時間解凍するとしたが、これに限らず、麺9を略4時間〜略5時間解凍するようにしてもよい。そして、二次冷凍解凍工程に進む。
二次冷凍解凍工程では、麺9を−21度の温度で5時間冷凍させた後、麺9が3時間解凍される。ここで、冷凍解凍方法については、一次冷凍解凍工程と同様であるので、説明は省略する。なお、本実施形態では、麺9を−21度の温度で5時間冷凍させたが、これに限らず、麺9を略−16度〜略−26度の温度で一次冷凍解凍工程より短い所定の時間(たとえば、略5時間〜略6時間)冷凍するようにしてもよい。また、本実施形態では、麺9を3時間解凍するとしたが、これに限らず、麺9を一次冷凍解凍工程より短い所定の時間(たとえば、略3時間〜略4時間)解凍するようにしてもよい。そして、三次冷凍解凍工程に進む。
三次冷凍解凍工程では、麺9を−21度の温度で4時間冷凍させた後、麺9が2時間解凍される。ここで、冷凍解凍方法については、一次冷凍解凍工程および二次冷凍解凍工程と同様であるので、説明は省略する。なお、本実施形態では、麺9を−21度の温度で4時間冷凍させたが、これに限らず、麺9を略−16度〜略−26度の温度で二次冷凍解凍工程より短い所定の時間(たとえば、略4時間〜略5時間)冷凍するようにしてもよい。また、本実施形態では、麺9を2時間解凍するとしたが、これに限らず、麺9を二次冷凍解凍工程より短い所定の時間(たとえば、略2時間〜略3時間)解凍するようにしてもよい。また、本実施形態では、麺9の冷凍→解凍→冷凍の順で複数回繰り返し行うと説明したが、これに限らず、冷凍と解凍がそれぞれ複数回行われるものであればよく、冷凍→解凍以外の他の工程→冷凍→他の工程→解凍のように冷凍と冷凍の間に解凍以外の他の工程、解凍と解凍の間に冷凍以外の他の工程が行われるようにしてもよい。
このように、最初の一次冷凍解凍工程では麺9を冷却するのに6時間程度の時間が必要であっても、二次冷凍解凍工程では一次冷凍解凍工程で麺9が冷凍および解凍され内部が凍りやすくなっているので一次冷凍解凍工程より短い時間で冷凍することができ、また、三次冷凍解凍工程では一次冷凍解凍工程および二次冷凍解凍工程で麺9が冷凍および解凍され内部が更に凍りやすくなっているので二次冷凍解凍工程より短い時間で冷凍することができる。これにより、二次冷凍解凍工程の冷凍時間を一次冷凍解凍工程の冷凍時間より短くすることができ、さらに、三次冷凍解凍工程の冷凍時間を二次冷凍解凍工程の冷凍時間より短くすることができる。また、最初の一次冷凍解凍工程では冷凍した麺9を解凍するのに4時間程度の時間が必要であっても、二次冷凍解凍工程では一次冷凍解凍工程で麺9が冷凍および解凍され内部が解凍されやすくなっているので一次冷凍解凍工程より短い時間で解凍することができ、また、三次冷凍解凍工程では一次冷凍解凍工程および二次冷凍解凍工程で麺9が冷凍および解凍され内部が更に解凍されやすくなっているので二次冷凍解凍工程より短い時間で解凍することができる。これにより、二次冷凍解凍工程の解凍時間を一次冷凍解凍工程の解凍時間より短くすることができ、さらに、三次冷凍解凍工程の解凍時間を二次冷凍解凍工程の解凍時間より短くすることができるので、即席煮麺の製造時間を短縮することができる。そして、S5に進む。
S5において、乾燥工程が実施される。この乾燥工程では、上述した冷凍解凍工程により冷凍乾燥された個食単位の麺9(冷凍解凍麺)を乾燥させる。乾燥工程は、個食単位の麺9のトレー37が収納されたトレー台39を冷凍解凍室40から乾燥室44の内部に2台移動させて、乾燥工程が実施される。
乾燥工程では、麺9を略35度の温度の乾燥空気で15時間乾燥させる。具体的には、乾燥機45から乾燥室44の天井に沿って略35度の乾燥空気が送られ、乾燥空気は、天井と仕切板48との間から壁を介して、上部から送風機46に吸い込まれ、送風機46の下部側面からトレー台39の下部に送られる。そして、トレー台39の下部に送られた乾燥空気は、トレー台39に段積みして収納されたトレー37の下部から上部に送られることにより、個食単位の麺9を乾燥させることができる。なお、本実施形態は、麺9を略35度の乾燥空気で乾燥させたが、これに限らず、麺9を10度〜40度の温度の乾燥空気で乾燥させるようにしてもよい。また、本実施形態では、麺9を乾燥空気で15時間乾燥させたが、これに限らず、麺9を乾燥空気で略12時間〜略15時間乾燥させるようにしてもよい。そして、S6に進む。
S6において、包装工程が実施される。この包装工程では、乾燥工程により乾燥させた個食単位の麺9(乾燥麺)のトレー37が収納されたトレー台39(2台)が乾燥室44から出され、トレー37に盛り付けられた個食単位の麺9が一個づつ包装される。この包装工程では、個食単位の麺9が透明袋に包まれる。
以上説明したように、本実施形態における即席煮麺(乾燥食品)の製造方法によれば、冷凍解凍工程で冷凍と解凍を複数回行われるので、冷凍が行われた後の解凍で麺9の全表面に水分が行き渡り、その全表面に水分が行き渡った麺9を冷凍することにより、麺9の全表面が氷の皮膜に覆われることになる。これにより、即席煮麺全体を均一な硬さで製造することができる。また、冷凍解凍工程で冷凍と解凍が複数回行われるので、麺9全体の内部まで水分が浸透し、内部が膨潤しふっくらした弾力性のある食感のいい即席煮麺を製造することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態の乾燥食品の製造方法に用いられる乾燥食品製造設備について図面を用いて説明する。ここで、図9は本発明の第2実施形態における乾燥食品の製造方法に用いられる乾燥食品製造設備を示す図であり、図10は同乾燥食品の製造方法のフローチャートである。
本発明の第2実施形態と第1実施形態の異なるところは、第1実施形態では「乾燥食品の製造方法」として「即席煮麺を製造する方法」について説明したが、第2実施形態では「乾燥柿を製造する方法」について説明する。そして、この「乾燥柿の製造方法」では、第1実施形態の「玉取工程」の代わりに「トレー載置工程」が実施され、また「湯浸工程」と「冷却工程」の順序が逆になっている。すなわち、「乾燥柿の製造方法」は、冷却工程→湯浸工程→トレー載置工程→冷凍解凍工程→乾燥工程の順序で行われる。なお、第2実施形態においては、第1実施形態と異なるところを中心に説明し、第1実施形態と同一構成(近似構成も含む)については、同一符号を用い、同一作用効果を奏するものとし説明は省略する。なお、本実施形態では、乾燥された柿を製造する乾燥柿の製造方法について説明するが、この製造方法は乾燥柿に限らず、乾燥りんごや乾燥イチゴなどのその他のドライフルーツの製造方法についても適用することができる。
まず、S11において、冷却工程が実施される。この冷却工程では、スライス柿69が冷却される。具体的には、供給コンベヤ2の供給ベルト8からスライス柿69が第1冷却バケット50に投入され、その第1冷却バケット50内のスライス柿69が冷却槽本体59内の5度の冷水で3分間冷却される。そして、第1冷却バケット50内のスライス柿69が3分間冷却されると、第1冷却バケット50が回動することにより、第1冷却バケット50内で冷却されたスライス柿69が第2冷却バケット51内に移送され、その第2冷却バケット51内のスライス柿69が冷却槽本体59内の5度の冷水で3分間冷却されると、第2冷却バケット51が回動することにより、第2冷却バケット51内で冷却されたスライス柿69が第3冷却バケット52内に移送され、その第3冷却バケット52内のスライス柿69が冷却槽本体59内の5度の冷水で3分間冷却される。このように、冷却工程において、スライス柿69は冷却槽本体59内の5度の冷水で合計9分間冷却される。なお、本実施形態では、スライス柿69を第1冷却バケット50内、第2冷却バケット51内および第3冷却バケット52内でそれぞれ3分間(合計9分間)冷却するとしたが、これに限らず、第1冷却バケット50内、第2冷却バケット51内および第3冷却バケット52内でスライス柿69が各1分30秒間〜3分間(合計4分30秒間〜9分間)冷却されるようにしてもよい。また、本実施形態では、冷却槽本体19内のスライス柿69を5度の冷水で冷却するようにしたが、これに限らず、略4度〜略6度の冷水で冷却するようにしてもよい。ここで、本実施形態では、スライスされた柿を用いて乾燥柿を製造するが、これに限らず、スライスされていない柿を用いて乾燥柿を製造するようにしてもよい(他のフルーツも同様)。そして、S12に進む。
S12において、湯浸工程が実施される。この湯浸工程では、冷却工程後のスライス柿69(冷却柿)が湯に浸けられる。具体的には、第2冷却バケット51内から第1バケット61内にスライス柿69が投入され、その第1バケット61内のスライス柿69が湯浸槽本体55内の95度の熱湯で5秒間浸けられる。そして、第1バケット61内のスライス柿69が5秒間浸けられると、第1バケット61が回動することにより、第1バケット61内で湯に浸けられたスライス柿69が第2バケット62内に移送され、その第2バケット62内のスライス柿69が湯浸槽本体55内の95度の熱湯で5秒間湯浸される。このように、湯浸工程において、スライス柿69は湯浸槽本体55内の95度の熱湯で10秒間湯浸されることにより、柿9に付着した菌を殺菌することができる。なお、本実施形態では、スライス柿69を第1バケット61内、および第2バケット62内でそれぞれ5秒間(合計10秒間)湯浸けしたが、これに限らず、第1バケット61内、および第2バケット62内でスライス柿69を5秒間〜30秒間(合計10秒間〜60秒間)湯浸けされるようにしてもよい。また、本実施形態では、湯浸槽19内のスライス柿69を95度の熱湯で湯浸けしたが、これに限らず、略90度〜略95度の熱湯で湯浸けするようにしてもよい。そして、S13に進む。
S13において、トレー載置工程が実施される。このトレー工程では、上述した湯浸工程後のスライス柿69(湯浸柿)がトレー上に載置され、そのスライス柿69が載置されたトレー37がトレー台39に収納される。そして、S14に進む。
S14において、冷凍解凍工程が実施される。この冷凍解凍工程では、湯浸工程後のスライス柿69(湯浸柿)を、温度と時間の管理環境下で、冷凍と解凍が複数回行われる。具体的には、上述したトレー載置工程により盛り付けられたスライス柿69が複数回冷凍され解凍される。冷凍解凍工程は、スライス柿69のトレー37が収納されたトレー台39を冷凍解凍室40内に入れ、一次冷凍解凍工程→二次冷凍解凍工程→三次冷凍解凍工程の順で各工程が実施される。
一次冷凍解凍工程では、スライス柿69を−21度の温度で6時間冷凍させた後、スライス柿69が4時間解凍される。具体的には、冷凍解凍室40上部の冷凍機41から−21度の冷気が送られ、その天井に沿って送られた冷気は、天井および壁を介して、上部から送風機42に吸い込まれ、送風機42の下部側面からトレー台39の下部に送られる。そして、トレー台39の下部に送られた冷気は、トレー台39に段積み収納されたトレー37の下部から上部に送られることにより、スライス柿69が冷凍される。また、6時間冷凍が行われた後には、冷凍機41から―21度の冷気の送付が停止され、スライス柿69が4時間解凍される。なお、本実施形態では、スライス柿69を−21度の温度で6時間冷凍させたが、これに限らず、スライス柿69を略−16度〜略−26度の温度で略6時間〜略7時間冷凍するようにしてもよい。また、本実施形態では、スライス柿69を4時間解凍するとしたが、これに限らず、スライス柿69を略4時間〜略5時間解凍するようにしてもよい。そして、二次冷凍解凍工程に進む。
二次冷凍解凍工程では、スライス柿69を−21度の温度で5時間冷凍させた後、スライス柿69が3時間解凍される。ここで、冷凍解凍方法については、一次冷凍解凍工程と同様であるので、説明は省略する。なお、本実施形態では、スライス柿69を−21度の温度で5時間冷凍させたが、これに限らず、スライス柿69を略−16度〜略−26度の温度で一次冷凍解凍工程より短い所定の時間(たとえば、略5時間〜略6時間)冷凍するようにしてもよい。また、本実施形態では、スライス柿69を3時間解凍するとしたが、これに限らず、スライス柿69を一次冷凍解凍工程より短い所定の時間(たとえば、略3時間〜略4時間)解凍するようにしてもよい。そして、三次冷凍解凍工程に進む。
三次冷凍解凍工程では、スライス柿69を−21度の温度で4時間冷凍させた後、スライス柿69が2時間解凍される。ここで、冷凍解凍方法については、一次冷凍解凍工程および二次冷凍解凍工程と同様であるので、説明は省略する。なお、本実施形態では、スライス柿69を−21度の温度で4時間冷凍させたが、これに限らず、スライス柿69を略−16度〜略−26度の温度で二次冷凍解凍工程より短い所定の時間(たとえば、略4時間〜略5時間)冷凍するようにしてもよい。また、本実施形態では、スライス柿69を2時間解凍するとしたが、これに限らず、スライス柿69を二次冷凍解凍工程より短い所定の時間(たとえば、略2時間〜略3時間)解凍するようにしてもよい。また、本実施形態では、スライス柿69の冷凍→解凍→冷凍の順で複数回繰り返し行うと説明したが、これに限らず、第1実施形態と同様、冷凍と解凍がそれぞれ複数回行われるものであればよく、冷凍→解凍以外の他の工程→冷凍→他の工程→解凍のように冷凍と冷凍の間に解凍以外の他の工程、解凍と解凍の間に冷凍以外の他の工程が行われるようにしてもよい。
このように、最初の一次冷凍解凍工程ではスライス柿69を冷却するのに6時間程度の時間が必要であっても、二次冷凍解凍工程では一次冷凍解凍工程でスライス柿69が冷凍および解凍され内部が凍りやすくなっているので一次冷凍解凍工程より短い時間で冷凍することができ、また、三次冷凍解凍工程では一次冷凍解凍工程および二次冷凍解凍工程でスライス柿69が冷凍および解凍され内部が更に凍りやすくなっているので二次冷凍解凍工程より短い時間で冷凍することができる。これにより、二次冷凍解凍工程の冷凍時間を一次冷凍解凍工程の冷凍時間より短くすることができ、さらに、三次冷凍解凍工程の冷凍時間を二次冷凍解凍工程の冷凍時間より短くすることができる。また、最初の一次冷凍解凍工程では冷凍したスライス柿69を解凍するのに4時間程度の時間が必要であっても、二次冷凍解凍工程では一次冷凍解凍工程でスライス柿69が冷凍および解凍され内部が解凍されやすくなっているので一次冷凍解凍工程より短い時間で解凍することができ、また、三次冷凍解凍工程では一次冷凍解凍工程および二次冷凍解凍工程でスライス柿69が冷凍および解凍され内部が更に解凍されやすくなっているので二次冷凍解凍工程より短い時間で解凍することができる。これにより、二次冷凍解凍工程の解凍時間を一次冷凍解凍工程の解凍時間より短くすることができ、さらに、三次冷凍解凍工程の解凍時間を二次冷凍解凍工程の解凍時間より短くすることができるので、乾燥柿の製造時間を短縮することができる。そして、S15に進む。
S15において、乾燥工程が実施される。この乾燥工程では、上述した冷凍解凍工程により冷凍乾燥されたスライス柿69(冷凍解凍柿)を乾燥させる。乾燥工程は、スライス柿69のトレー37が収納されたトレー台39を冷凍解凍室40から乾燥室44の内部に2台移動させて、乾燥工程が実施される。
乾燥工程では、スライス柿69を35度の温度の乾燥空気で10時間乾燥させる。具体的には、乾燥機45から乾燥室44の天井に沿って35度の乾燥空気が送られ、その乾燥空気は、天井と仕切板48との間から壁を介して、上部から送風機46に吸い込まれ、送風機46の下部側面からトレー台39の下部に送られる。そして、トレー台39の下部に送られた空気は、トレー台39に段積みして収納されたトレー37の下部から上部に送られることにより、スライス柿69を乾燥させることができる。なお、本実施形態は、スライス柿69を35度の空気で乾燥させたが、これに限らず、スライス柿69を略35度〜略37度の温度の乾燥空気で乾燥させるようにしてもよい。また、本実施形態では、スライス柿69を乾燥空気で10時間乾燥させたが、これに限らず、スライス柿69を乾燥空気で略5時間〜略10時間乾燥させるようにしてもよい。そして、S16に進む。
S16において、包装工程が実施される。この包装工程では、スライス柿69が透明袋に包まれる。具体的には、乾燥工程により乾燥させたスライス柿69のトレー37が収納されたトレー台39(2台)が乾燥室44から出され、トレー37に盛り付けられたスライス柿69を複数個束にして包装される。なお、本実施形態では、スライス柿69を複数個束にして包装させたが、これに限らず、スライス柿69を1つづつ包装させるようにしてもよい(他のフルーツも同様)。
以上説明したように、本実施形態における乾燥柿(乾燥食品)の製造方法によれば、冷凍解凍工程で冷凍と解凍を複数回行われるので、冷凍が行われた後の解凍でスライス柿69の全表面に水分が行き渡り、その全表面に水分が行き渡ったスライス柿69を冷凍することにより、スライス柿69の全表面が氷の皮膜に覆われることになる。これにより、乾燥柿全体を均一な硬さで製造することができる。また、冷凍解凍工程で冷凍と解凍が複数回行われるので、スライス柿69全体の内部まで水分が浸透し、内部が膨潤しふっくらした弾力性のある食感のいい乾燥柿を製造することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 乾燥食品製造設備
2 供給コンベヤ
3 湯浸槽
4 冷却槽
5 玉取機
6 冷凍解凍機
7 乾燥機
8 供給ベルト
9 麺
10 湯浸槽
11 加熱スチーム排出口
12 第1バケット
12a 第1枢軸
13 第2バケット
13a 第2枢軸
14 蒸気排出管
16 湯水供給管
17 湯水排水管
17a 排出コック
18 加熱スチーム供給管
19 冷却槽
20 第1冷却バケット
21 第2冷却バケット
22 第3冷却バケット
23 冷水循環供給口
25 水供給管
26 チルドウオータ供給機
27 昇降機
28 玉取機本体
29 昇降コンベヤ
30 個食単位麺盛付機
31 昇降バケット
32 リフター本体
33 投入シュート
34 個食単位麺仕分機
35 個別単位麺収納ケース
36 個食単位麺盛付ノズル
37 トレー
39 トレー台
40 冷凍解凍室
41 冷凍機
42 送風機
44 乾燥室
45 乾燥機
46 送風機
48 仕切板
50 第1冷却バケット
51 第2冷却バケット
52 第3冷却バケット
55 湯浸槽
59 冷却槽
61 第1バケット
62 第2バケット
66 冷水供給管
67 冷水排水管
67a 排出コック
69 スライス柿


Claims (6)

  1. 乾燥された食品を製造する乾燥食品の製造方法であって、
    食材を湯に浸ける湯浸工程と、
    食材を冷却する冷却工程と、
    前記湯浸工程および前記冷却工程後の食材を、温度と時間の管理環境下で、冷凍と解凍を複数回行う冷凍解凍工程と、
    該冷凍解凍工程後の食材を乾燥させる乾燥工程と、
    を有する乾燥食品の製造方法。
  2. 熱湯でほぐして食べることができる乾燥食品の製造方法であって、
    前記食材は、麺であり、
    前記湯浸工程は、前記冷却工程の前に実施され、麺を茹でる請求項1記載の乾燥食品の製造方法。
  3. 前記冷凍解凍工程が実施される前に、前記冷却工程後の麺を個食単位に分ける玉取工程を、さらに有する請求項2記載の乾燥食品の製造方法。
  4. 前記玉取工程は、
    個食単位に分けられた麺を計量する計量工程と、
    該計量工程で計量された個食単位の麺が所定の範囲内の重量であるか判定する麺重量判定工程と、
    該麺重量判定工程により所定の範囲内の重量であると判定された個食単位の麺をトレーに盛り付ける個食単位麺盛付工程と、
    該麺重量判定工程により所定の範囲内の重量でないと判定された個食単位の麺を前記玉取工程に戻す麺リターン工程と、をさらに有し、
    前記冷凍解凍工程は、前記個食単位麺盛付工程により盛り付けられた個食単位の麺を冷凍し解凍する請求項3記載の乾燥食品の製造方法。
  5. 前記冷凍解凍工程は、
    麺を略−16度〜略−26度の温度で略6時間〜略7時間冷凍した後、該麺を解凍する一次冷凍解凍工程と、
    該一次冷凍解凍工程が実施された後に、前記麺を略−16度〜略−26度の温度で前記一次冷凍解凍工程より短い所定の時間冷凍した後、該麺を解凍する二次冷凍解凍工程と、
    該二次冷凍解凍工程が実施された後に、前記麺を略−16度〜略−26度の温度で前記二次冷凍解凍工程より短い所定の時間冷凍した後、該麺を解凍する三次冷凍解凍工程と、
    を有する請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載の乾燥食品の製造方法。
  6. 前記一次冷凍解凍工程は、麺を略4時間〜略5時間解凍し、
    前記二次冷凍解凍工程は、前記麺を前記一次冷凍解凍工程より短い所定の時間解凍し、
    前記三次冷凍解凍工程は、前記麺を前記二次冷凍解凍工程より短い所定の時間解凍する請求項5記載の乾燥食品の製造方法。

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