JP2020148683A - 時計部品、ムーブメントおよび時計 - Google Patents

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Takuya Murazumi
拓也 村住
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Abstract

【課題】つめ石およびがんぎ車の摩耗および噛み合い外れを抑制することができる時計部品を提供する。【解決手段】実施形態の時計部品100は、軸線の回りに回動可能に支持されたアンクル体82と、アンクル体82に取り付けられ、アンクル体82の回動に伴ってがんぎ車に噛み合うつめ石83と、を備え、アンクル体82は、軸線と直交する径方向からつめ石83を弾性的に挟む凹部120を有し、アンクル体82に設けられ、つめ石83を軸線と平行な軸方向で支持可能な支持部110を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、時計部品、ムーブメントおよび時計に関する。
従来、ムーブメントを構成する時計部品として、軸線の回りに回動可能に支持されたアンクル体と、アンクル体に取り付けられたつめ石と、を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。アンクル体が軸線の回りに回動すると、つめ石は、がんぎ車の歯部に噛み合ったり歯部から離脱したりする。がんぎ車の歯部につめ石が噛み合っているとき、がんぎ車の回転は一時的に停止する。一方、つめ石ががんぎ車の歯部から離脱しているとき、がんぎ車が回転する。これらの動作が連続的に繰り返されることにより、時計が時を刻むようになっている。
例えば、特許文献1には、アンクル体が、軸線と直交する径方向に延在するアンクルビームを備えた構成が開示されている。アンクルビームの先端部には、がんぎ車の側に開口するスリットが形成されている。スリットは、軸線と平行な軸方向にも開口している。例えば、つめ石は、接着剤等によりスリットに固定されている。
特開2015−25720号公報
しかしながら、スリットが軸線と平行な軸方向に開口しているため、つめ石が軸方向にずれる可能性がある。つめ石が軸方向にずれると、つめ石とがんぎ車との噛み合い部分が小さくなる。すなわち、つめ石とがんぎ車とが片あたりしやすくなる。すると、つめ石およびがんぎ車の摩耗が促進したり、つめ石とがんぎ車との噛み合いが外れやすくなったりする可能性が高い。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、つめ石およびがんぎ車の摩耗および噛み合い外れを抑制することができる時計部品、ムーブメントおよび時計を提供することを目的とする。
上記課題の解決手段として、本発明の態様は以下の構成を有する。
(1)本発明の態様に係る時計部品は、軸線の回りに回動可能に支持されたアンクル体と、前記アンクル体に取り付けられ、前記アンクル体の回動に伴ってがんぎ車に噛み合うつめ石と、を備え、前記アンクル体は、前記軸線と直交する径方向から前記つめ石を弾性的に挟む凹部を有し、前記アンクル体および前記つめ石の少なくとも一方に設けられ、前記つめ石を前記軸線と平行な軸方向で支持可能な支持部を備えることを特徴とする。
この構成によれば、支持部によってつめ石を軸方向で支持することができるため、つめ石が軸方向にずれることを抑制することができる。そのため、つめ石とがんぎ車との噛み合い部分を一定に維持することができる。すなわち、つめ石とがんぎ車とが片あたりすることを抑制することができる。したがって、つめ石およびがんぎ車の摩耗および噛み合い外れを抑制することができる。
(2)上記(1)に記載の時計部品では、前記アンクル体は、前記軸方向において前記アンクル体の一方に位置する第1面と、前記軸方向において前記アンクル体の他方に位置する第2面と、を有し、前記支持部は、前記アンクル体の前記第1面および前記第2面の少なくとも一方側に設けられ、前記アンクル体から前記凹部の内方に向かって突出する鍔部を備えていてもよい。
この構成によれば、アンクル体に設けられた鍔部によって、つめ石を軸方向で支持することができるため、つめ石が軸方向にずれることを抑制することができる。加えて、既存のつめ石を流用することができるため、アンクル体およびつめ石の両方に鍔部を設ける場合と比較して、工数を削減し、低コスト化を図ることができる。
(3)上記(2)に記載の時計部品では、前記凹部は、前記径方向の一方から前記つめ石を支持する第1内側面と、前記径方向の他方から前記つめ石を支持する第2内側面と、を有し、前記鍔部は、前記凹部の前記第1内側面の側と前記第2内側面の側とに分離していてもよい。
この構成によれば、鍔部が凹部の第1内側面と第2内側面とに跨って連なる場合と比較して、凹部の弾性的な挟持力が鍔部によって阻害されることを抑制することができる。したがって、凹部によってつめ石を径方向でより強固に支持することができる。
(4)上記(3)に記載の時計部品では、前記凹部は、前記第1内側面および前記第2内側面に隣接する第3内側面を更に有し、前記鍔部は、前記凹部の前記第1内側面および前記第3内側面に跨って連続する第1鍔部と、前記凹部の前記第2内側面および前記第3内側面に跨って連続し、前記第3内側面において前記第1鍔部と離反する第2鍔部と、を備えていてもよい。
この構成によれば、第1鍔部が第1内側面のみに設けられ、かつ、第2鍔部が第2内側面のみに設けられた場合と比較して、つめ石をより広い面積で支持することができる。したがって、第1鍔部および第2鍔部によって、つめ石を軸方向でより強固に支持することができるため、つめ石が軸方向にずれることをより効果的に抑制することができる。
(5)上記(3)に記載の時計部品では、前記凹部は、前記第1内側面および前記第2内側面に隣接する第3内側面を更に有し、前記支持部は、前記軸方向から見て前記鍔部を有しない非つば部を有し、前記鍔部は、前記凹部の前記第1内側面に前記非つば部を介して設けられた複数の第1凸部と、前記凹部の前記第2内側面に前記非つば部を介して設けられた複数の第2凸部と、前記凹部の前記第3内側面において前記第1凸部および前記第2凸部のそれぞれと前記非つば部を介して設けられた第3凸部と、を備えていてもよい。
この構成によれば、第1凸部が第1内側面に1つのみ設けられ、かつ、第2凸部が第2内側面に1つのみ設けられた場合と比較して、つめ石をより多くの部分で支持することができる。したがって、複数の凸部(複数の第1凸部、複数の第2凸部、および第3凸部)によって、つめ石を軸方向でより強固に支持することができるため、つめ石が軸方向にずれることをより効果的に抑制することができる。加えて、非つば部に接着剤等を充填することができるため、凹部につめ石をより強固に固定することができる。
(6)上記(2)から(5)のいずれか一項に記載の時計部品では、前記鍔部は、前記アンクル体の前記第1面の側にのみ設けられ、前記凹部は、前記アンクル体の前記第2面において開口していてもよい。
この構成によれば、アンクル体の第1面側に設けられた鍔部によって、つめ石を軸方向で支持することができる。そのため、鍔部がアンクル体の第1面側および第2面側の両側に設けられた場合と比較して、構造の簡素化を図ることができる。加えて、アンクル体の第2面側からつめ石を凹部に挿入することができる。
(7)上記(6)に記載の時計部品では、前記つめ石は、前記第1面に対して斜めに交差する傾斜面を有し、前記鍔部は、前記つめ石の前記傾斜面を支持可能な傾斜支持面を有していてもよい。
この構成によれば、つめ石が第1面と平行な平面を有し、かつ、鍔部がつめ石の前記平面を支持可能な平面支持面を有する場合と比較して、つめ石をより広い面積で支持することができる。したがって、傾斜支持面によって、つめ石を軸方向でより強固に支持することができるため、つめ石が軸方向にずれることをより効果的に抑制することができる。加えて、傾斜支持面によって、つめ石を径方向で支持することができるため、凹部と共につめ石を径方向でより強固に支持することができる。
(8)上記(2)から(5)のいずれか一項に記載の時計部品では、前記鍔部は、前記アンクル体の前記第1面および前記第2面の両側に設けられていてもよい。
この構成によれば、アンクル体の第1面側および第2面側の両側に設けられた鍔部によって、つめ石を軸方向で支持することができる。したがって、鍔部がアンクル体の第1面側および第2面側のいずれか一方に設けられた場合と比較して、つめ石を軸方向でより強固に支持することができるため、つめ石が軸方向にずれることをより効果的に抑制することができる。
(9)上記(1)から(8)のいずれか一項に記載の時計部品では、前記つめ石は、前記軸方向において前記つめ石の一方に位置する第1石面と、前記軸方向において前記つめ石の他方に位置する第2石面と、を有し、前記支持部は、前記つめ石の前記第1石面および前記第2石面の少なくとも一方側に設けられ、前記つめ石から前記凹部の外方に向かって突出する石鍔部を備えていてもよい。
この構成によれば、つめ石に設けられた石鍔部によって、つめ石を軸方向で支持することができるため、つめ石が軸方向にずれることを抑制することができる。加えて、既存のアンクル体を流用することができるため、アンクル体およびつめ石の両方に鍔部を設ける場合と比較して、工数を削減し、低コスト化を図ることができる。一方、アンクル体およびつめ石の両方に鍔部を設けた場合には、各鍔部によって、つめ石を軸方向でより強固に支持することができるため、つめ石が軸方向にずれることをより効果的に抑制することができる。
(10)上記(1)から(9)のいずれか一項に記載の時計部品では、前記つめ石は、前記アンクル体の回動に伴ってがんぎ車に噛み合う噛み合い部を備え、前記支持部は、前記噛み合い部とは異なる位置に配置されていてもよい。
この構成によれば、支持部が、がんぎ車との噛み合い部と重ならないため、つめ石およびがんぎ車の噛み合いに影響を及ぼすことを抑制することができる。
(11)本発明の態様に係るムーブメントは、上記(1)から(10)のいずれか一項に記載の時計部品を備えることを特徴とする。
この構成によれば、つめ石およびがんぎ車の摩耗および噛み合い外れを抑制することができるムーブメントを提供することができる。
(12)本発明の態様に係る時計は、上記(11)に記載のムーブメントを備えることを特徴とする。
この構成によれば、つめ石およびがんぎ車の摩耗および噛み合い外れを抑制することができる時計を提供することができる。
本発明によれば、つめ石およびがんぎ車の摩耗および噛み合い外れを抑制することができる時計部品、ムーブメントおよび時計を提供することができる。
実施形態の時計の模式図である。 実施形態のムーブメントの平面図である。 図2のIII−III断面図である。 実施形態の調速脱進機の平面図である。 実施形態の時計部品の要部平面図である。 図5のVI−VI断面図である。 実施形態の第1変形例の時計部品の要部断面図である。 実施形態の第2変形例の時計部品の要部断面図である。 実施形態の第3変形例の時計部品の要部断面図である。 実施形態の第4変形例の時計部品の要部断面図である。 実施形態の第5変形例の時計部品の要部断面図である。 実施形態の第6変形例の時計部品の要部平面図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。以下の実施形態では、時計部品を有するムーブメントを備えた時計を例に挙げて説明する。なお、以下の説明に用いる図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
[時計]
図1は、実施形態の時計の模式図である。
図1に示すように、時計1は、ムーブメント2、文字板3、各種指針4〜6等が組み込まれる時計ケース7を備える。時計ケース7は、胴11と、裏蓋(不図示)と、ガラス12と、を備える。時計1は、胴11の外側からムーブメント2を操作するためのりゅうず15を備える。りゅうず15は、胴11の側面のうち、3時位置(図1の右側)に設けられている。りゅうず15は、胴11内に挿通された巻真19に固定されている。
[ムーブメント]
図2は、実施形態のムーブメントの平面図である。
図2に示すように、ムーブメント2は、複数の歯車体等が回転可能に支持された地板21を備える。以下の説明では、地板21に対して時計ケース7のガラス12側(文字板3側)をムーブメント2の「裏側」とし、裏蓋側(文字板3側とは反対側)をムーブメント2の「表側」とする。
地板21には、日付や時刻の修正に用いられる巻真19が組み込まれている。巻真19は、その軸線周りに回転可能、かつ軸線方向に移動可能とされている。巻真19は、おしどり23、かんぬき24、かんぬきばね25および裏押さえ26を含む切換装置によって、軸線方向の位置が決められている。
巻真19を回転させると、つづみ車(不図示)の回転を介してきち車31が回転する。
きち車31の回転により丸穴車32および角穴車33が順に回転し、香箱車34に収容されたぜんまい(不図示)が巻き上げられる。
香箱車34は、地板21と香箱受35との間で回転可能に支持されている。二番車41、三番車42、四番車43は、地板21と輪列受22(図3参照)との間で回転可能に支持されている。
ぜんまい(不図示)の復元力により香箱車34が回転すると、香箱車34の回転により二番車41、三番車42および四番車43が順に回転する。香箱車34、二番車41、三番車42および四番車43は、表輪列を構成する。
上述した表輪列のうち、二番車41には、分針5(図1参照)が取り付けられている。
二番車41の回転に伴って回転する筒車(不図示)には、時針4(図1参照)が取り付けられている。秒針6(図1参照)は、四番車43の回転に基づいて回転するように構成されている。
図3は、図2のIII−III断面図である。
図3に示すように、ムーブメント2には、調速脱進機51が搭載されている。調速脱進機51は、てんぷ52、がんぎ車53およびアンクル54(時計部品)を備える。
てんぷ52は、がんぎ車53を調速する。言い換えると、てんぷ52は、がんぎ車53を一定速度で脱進させる。てんぷ52は、てん真61、てん輪62およびひげぜんまい63を備える。
てん真61は、地板21とてんぷ受65との間で第1軸線O1回りに回動可能に支持されている。てん真61は、ひげぜんまい63から伝えられた動力によって第1軸線O1回りに一定の振動周期で往復回動する。
てん真61の裏側端部には、振り座67が外嵌されている。振り座67は、第1軸線O1と同軸上に配置された筒状に形成されている。振り座67は、大つば67aと、大つば67aよりも小径の小つば67bと、を備える。大つば67aは、振り座67の軸方向一端部から径方向外方に拡径する。小つば67bは、振り座67の軸方向他端部から径方向外方に拡径する。
振り座67の大つば67aには、振り石68が設けられている。振り石68は、大つば67aの第1軸線O1周りの周方向の一部に設けられている。例えば、振り石68は、ムーブメント2の表裏方向に延びる半円柱形状に形成されている(図4参照)。振り石68は、大つば67aから裏側に突出している。
一方、振り座67の小つば67bには、ツキガタ66が形成されている。ツキガタ66は、小つば67bの第1軸線O1周りの周方向で振り石68に対応する位置に設けられている。ツキガタ66は、小つば67bの一部が第1軸線O1における径方向の内側に窪んで形成されている。
てん輪62は、リング状に形成されている。例えば、てん輪62は、てん真61における振り座67よりも表側に位置する部分に、圧入等によって固定されている。
ひげぜんまい63は、ムーブメント2の表裏方向から見た平面視で渦巻状の平ひげである。ひげぜんまい63は、てん輪62よりも表側に配置されている。ひげぜんまい63の内端部は、ひげ玉69を介して、てん真61に連結されている。ひげ玉69は、てん真61に外挿されて固定されている。ひげぜんまい63の外端部は、ひげ持70を介しててんぷ受65に接続されている。ひげぜんまい63は、四番車43からがんぎ車53に伝えられた動力を蓄え、てん真61に伝える機能を有する。
図4は、実施形態の調速脱進機の平面図である。
図4に示すように、がんぎ車53は、がんぎ真71と、がんぎかな72と、がんぎ歯車73と、を備える。
図3に示すように、がんぎ真71は、地板21と輪列受22との間で第2軸線O2回りに回転可能に支持されている。
がんぎかな72は、がんぎ真71に形成されている。がんぎかな72は、四番車43に噛合している。がんぎ車53は、四番車43の回転に伴い第2軸線O2回りに回転する。
がんぎ歯車73は、がんぎ真71におけるがんぎかな72に対して裏側に位置する部分に外挿されて固定されている。がんぎ歯車73には、第2軸線O2の径方向に突出する歯部73aが設けられている。歯部73aは、第2軸線O2周りの周方向に間隔をあけて複数形成されている(図4参照)。
アンクル54は、てんぷ52とがんぎ車53との間を接続している。アンクル54は、アンクル真81と、アンクル体82と、一対のつめ石83と、剣先85と、を備える。
アンクル真81は、地板21とアンクル受75との間で第3軸線O3回りに回動可能に支持されている。
図4に示すように、アンクル体82は、第3軸線O3の径方向のうち、アンクルビーム91およびアンクルサオ93により、ムーブメント2の表裏方向から見た平面視でT字状に形成されている。アンクルビーム91は、第3軸線O3の径方向に沿って延在している。アンクルビーム91における延在方向の両端部には、つめ石83がそれぞれ取り付けられている。各つめ石83は、アンクル54の往復回動に伴いがんぎ車53の歯部73aに交互に噛み合う。
アンクルサオ93は、アンクルビーム91の延在方向における中央部から、第3軸線O3の径方向のうちアンクルビーム91に対して交差する方向に片持ちで延在している。アンクルサオ93の先端部には、てんぷ52の振り座67(図3参照)と噛み合い可能および振り座67から離脱可能なアンクルハコ95が形成されている。アンクル体82において、アンクルビーム91とアンクルサオ93との接続部分は、アンクル真81に外挿されて固定されている。
[時計部品]
図5は、実施形態の時計部品100の要部平面図である。図6は、図5のVI−VI断面図である。
図5に示すように、時計部品100は、第3軸線O3(以下単に「軸線」ともいう。図4参照)の回りに回動可能に支持されたアンクル体82と、アンクル体82に取り付けられ、アンクル体82の回動に伴ってがんぎ車53(図4参照)に噛み合うつめ石83と、つめ石83を支持する支持部110と、を備える。図中において、矢印は軸線と平行な軸方向V1、矢印V11は軸方向V1の一方側(ムーブメント2の表側)、矢印V12は軸方向V1の他方側(ムーブメント2の裏側)をそれぞれ示す。
アンクル体82は、軸線と直交する径方向(以下単に「径方向」ともいう。)に延在するアンクルビーム91と、アンクルビーム91の先端部に設けられた凹部120と、を備える。凹部120は、径方向からつめ石83を弾性的に挟んでいる。凹部120は、径方向の一方からつめ石83を支持する第1内側面121と、径方向の他方からつめ石83を支持する第2内側面122と、第1内側面121および第2内側面122に隣接する第3内側面123と、を有する。
図6に示すように、アンクル体82は、軸方向V1においてアンクル体82の一方に位置する第1面101と、軸方向V1においてアンクル体82の他方に位置する第2面102と、を有する。支持部110は、アンクル体82の第1面101の側にのみ設けられている。支持部110は、つめ石83を軸方向V1の一方側V11で支持可能である。支持部110は、アンクル体82から凹部120の内方に向かって突出する鍔部111,112を備える。凹部120は、アンクル体82の第2面102において全体的に開口している。
アンクル体82の第1面101は、軸線と実質的に直交する平坦な面である。つめ石83は、第1面101と実質的に平行な平面131を有する。鍔部111,112は、つめ石83の平面131を支持可能な平面支持面110aを有する。これにより、つめ石83を軸線と直交する平面内で安定して支持することができる。
図5に示すように、鍔部111,112は、凹部120の第1内側面121の側と第2内側面122の側とに分離している。鍔部111,112は、凹部120の第1内側面121および第3内側面123に跨って連続する第1鍔部111と、凹部120の第2内側面122および第3内側面123に跨って連続し、第3内側面123において第1鍔部111と離反する第2鍔部112と、を備える。第1鍔部111および第2鍔部112は、第3内側面123の中央位置で互いに離れている。第1鍔部111および第2鍔部112は、アンクル体82と同一の部材で一体に形成されている。
第1鍔部111は、凹部120の第1内側面121において実質的に一定の突出長さL1を有する。第1鍔部111は、凹部120の第3内側面123において、第1内側面121側から第3内側面123の中央位置に近づくに従って漸次短くなっている。
第2鍔部112は、凹部120の第2内側面122において実質的に一定の突出長さL2を有する。第2鍔部112は、凹部120の第3内側面123において、第2内側面122側から第3内側面123の中央位置に近づくに従って漸次短くなっている。
つめ石83は、アンクル体82の回動に伴ってがんぎ車53に噛み合う噛み合い部135を備える。噛み合い部135は、つめ石83のうち凹部120から突出する部分の一部に形成されている。支持部110は、噛み合い部135とは異なる位置に配置されている。具体的に、支持部110は、平面視で凹部120と重なる位置にのみ配置されている。
つめ石83は、凹部120によって径方向の位置決めがなされるとともに、支持部110によって軸方向V1の位置決めがなされている。つめ石83は、径方向および軸方向V1の位置決めがなされた状態で、不図示の接着剤等により凹部120に固定されている。例えば、接着剤は、アンクル体82の第1面101および第2面102の少なくとも一方側から凹部120に付与される。
以上説明したように、本実施形態に係る時計部品100は、軸線の回りに回動可能に支持されたアンクル体82と、アンクル体82に取り付けられ、アンクル体82の回動に伴ってがんぎ車53に噛み合うつめ石83と、を備え、アンクル体82は、軸線と直交する径方向からつめ石83を弾性的に挟む凹部120を有し、アンクル体82に設けられ、つめ石83を軸線と平行な軸方向V1で支持可能な支持部110を備える。
本実施形態によれば、支持部110によってつめ石83を軸方向V1で支持することができるため、つめ石83が軸方向V1にずれることを抑制することができる。そのため、つめ石83とがんぎ車53との噛み合い部分を一定に維持することができる。すなわち、つめ石83とがんぎ車53とが片あたりすることを抑制することができる。したがって、つめ石83およびがんぎ車53の摩耗および噛み合い外れを抑制することができる。
本実施形態では、アンクル体82は、軸方向V1においてアンクル体82の一方に位置する第1面101と、軸方向V1においてアンクル体82の他方に位置する第2面102と、を有し、支持部110は、アンクル体82の第1面101の側に設けられ、アンクル体82から凹部120の内方に向かって突出する鍔部111,112を備える。
この構成によれば、アンクル体82に設けられた鍔部111,112によって、つめ石83を軸方向V1で支持することができるため、つめ石83が軸方向V1にずれることを抑制することができる。加えて、既存のつめ石83を流用することができるため、アンクル体82およびつめ石83の両方に鍔部を設ける場合と比較して、工数を削減し、低コスト化を図ることができる。
本実施形態では、凹部120は、径方向の一方からつめ石83を支持する第1内側面121と、径方向の他方からつめ石83を支持する第2内側面122と、を有し、鍔部111,112は、凹部120の第1内側面121の側と第2内側面122の側とに分離していてもよい。
この構成によれば、鍔部が凹部120の第1内側面121と第2内側面122とに跨って連なる場合と比較して、凹部120の弾性的な挟持力が鍔部によって阻害されることを抑制することができる。したがって、凹部120によってつめ石83を径方向でより強固に支持することができる。
本実施形態では、凹部120は、第1内側面121および第2内側面122に隣接する第3内側面123を更に有し、鍔部111,112は、凹部120の第1内側面121および第3内側面123に跨って連続する第1鍔部111と、凹部120の第2内側面122および第3内側面123に跨って連続し、第3内側面123において第1鍔部111と離反する第2鍔部112と、を備える。
この構成によれば、第1鍔部111が第1内側面121のみに設けられ、かつ、第2鍔部112が第2内側面122のみに設けられた場合と比較して、つめ石83をより広い面積で支持することができる。したがって、第1鍔部111および第2鍔部112によって、つめ石83を軸方向V1でより強固に支持することができるため、つめ石83が軸方向V1にずれることをより効果的に抑制することができる。
本実施形態では、鍔部111,112は、アンクル体82の第1面101の側にのみ設けられ、凹部120は、アンクル体82の第2面102において開口している。
この構成によれば、アンクル体82の第1面101側に設けられた鍔部111,112によって、つめ石83を軸方向V1で支持することができる。そのため、鍔部がアンクル体82の第1面101側および第2面102側の両側に設けられた場合と比較して、構造の簡素化を図ることができる。加えて、アンクル体82の第2面102側からつめ石83を凹部120に挿入することができる。
本実施形態では、つめ石83は、アンクル体82の回動に伴ってがんぎ車53に噛み合う噛み合い部135を備え、支持部110は、噛み合い部135とは異なる位置に配置されている。
この構成によれば、支持部110が、がんぎ車53との噛み合い部135と重ならないため、つめ石83およびがんぎ車53の噛み合いに影響を及ぼすことを抑制することができる。
本実施形態に係るムーブメント2は、上記の時計部品100を備える。
この構成によれば、つめ石83およびがんぎ車53の摩耗および噛み合い外れを抑制することができるムーブメント2を提供することができる。
本実施形態に係る時計1は、上記のムーブメント2を備える。
この構成によれば、つめ石83およびがんぎ車53の摩耗および噛み合い外れを抑制することができる時計1を提供することができる。
なお、本発明の技術範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上述した実施形態では、時計の一例として、香箱車を備える機械式時計を例に挙げて説明したが、これに限らない。例えば、アナログクォーツ式の時計に本発明を適用してもよい。
上述した実施形態では、第1鍔部111および第2鍔部112がアンクル体82と同一の部材で一体に形成されている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、第1鍔部111および第2鍔部112は、アンクル体82と異なる部材で一体に形成されていてもよい。
以下の変形例において、上記実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
[第1変形例]
図7は、実施形態の第1変形例の時計部品200の要部断面図である。図7は、図6に相当する断面図である。
上述した実施形態では、鍔部111,112がアンクル体82の第1面101の側にのみ設けられている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、図7に示すように、鍔部211〜214は、アンクル体82の第1面101および第2面102の両側に設けられていてもよい。図7の例では、軸方向V1においてアンクル体82の長さ(厚み)は、つめ石83よりも大きい。
図中において、符号211は凹部120の第1内側面121においてアンクル体82の第1面101側に設けられた第1鍔部、符号212は凹部120の第2内側面122においてアンクル体82の第1面101側に設けられた第2鍔部、符号213は凹部120の第1内側面121においてアンクル体82の第2面102側に設けられた第3鍔部、符号214は凹部120の第2内側面122においてアンクル体82の第2面102側に設けられた第4鍔部をそれぞれ示す。
この構成によれば、アンクル体82の第1面101側および第2面102側の両側に設けられた鍔部211〜214によって、つめ石83を軸方向V1で支持することができる。したがって、鍔部がアンクル体82の第1面101側および第2面102側のいずれか一方に設けられた場合と比較して、つめ石83を軸方向V1でより強固に支持することができるため、つめ石83が軸方向V1にずれることをより効果的に抑制することができる。
[第2変形例]
図8は、実施形態の第2変形例の時計部品300の要部断面図である。図8は、図6に相当する断面図である。
上述した実施形態では、つめ石83がアンクル体82の第1面101と平行な平面131を有し、かつ、鍔部111,112がつめ石83の平面131を支持可能な平面支持面110aを有する例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、図8に示すように、つめ石83は、アンクル体82の第1面101に対して斜めに交差する傾斜面333を有し、鍔部311,312は、つめ石83の傾斜面333を支持可能な傾斜支持面310aを有していてもよい。
この構成によれば、つめ石83が第1面101と平行な平面131を有し、かつ、鍔部111がつめ石83の平面131を支持可能な平面支持面110aを有する場合(図6参照)と比較して、つめ石83をより広い面積で支持することができる。したがって、傾斜支持面310aによって、つめ石83を軸方向V1でより強固に支持することができるため、つめ石83が軸方向V1にずれることをより効果的に抑制することができる。加えて、傾斜支持面310aによって、つめ石83を径方向で支持することができるため、凹部120と共につめ石83を径方向でより強固に支持することができる。
[第3変形例]
図9は、実施形態の第3変形例の時計部品400の要部断面図である。図9は、図6に相当する断面図である。
上述した実施形態では、支持部110がアンクル体82に設けられた例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、図9に示すように、支持部410は、つめ石83に設けられていてもよい。
つめ石83は、軸方向V1においてつめ石83の一方に位置する第1石面431と、軸方向V1においてつめ石83の他方に位置する第2石面432と、を有する。支持部410は、つめ石83の第1石面431の側に設けられ、つめ石83から凹部120の外方に向かって突出する石鍔部441,442を備える。
この構成によれば、つめ石83に設けられた石鍔部441,442によって、つめ石83を軸方向V1で支持することができるため、つめ石83が軸方向V1にずれることを抑制することができる。加えて、既存のアンクル体82を流用することができるため、アンクル体82およびつめ石83の両方に鍔部を設ける場合と比較して、工数を削減し、低コスト化を図ることができる。
なお、第3変形例では、石鍔部441,442は、つめ石83の第1石面431の側にのみ設けられた例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、石鍔部は、つめ石83の第1石面431および第2石面432の両側に設けられていてもよい。すなわち、石鍔部441は、つめ石83の第1石面431および第2石面432の少なくとも一方側に設けられていてもよい。
[第4変形例]
図10は、実施形態の第4変形例の時計部品500の要部断面図である。図10は、図6に相当する断面図である。
上述した実施形態では、支持部110がアンクル体82にのみ設けられた例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、図10に示すように、支持部510は、アンクル体82およびつめ石83の両方に設けられていてもよい。図中において、符号513,514はアンクル体82の第2面102側に設けられた鍔部、符号541,542はつめ石83の第1石面531側に設けられた石鍔部をそれぞれ示す。
この構成によれば、アンクル体82およびつめ石83の両方に設けられた各鍔部513,514,541,542によって、つめ石83を軸方向V1でより強固に支持することができるため、つめ石83が軸方向V1にずれることをより効果的に抑制することができる。
[第5変形例]
図11は、実施形態の第5変形例の時計部品600の要部断面図である。図11は、図6に相当する断面図である。
上述した実施形態では、鍔部111,112が凹部120の第1内側面121の側と第2内側面122の側とに分離している例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、図11に示すように、鍔部611は、凹部120の第1内側面121と第2内側面122とに跨って連なっていてもよい。図11の例では、鍔部611は、アンクル体82の第1面101側に設けられている。図11の例では、凹部120は、アンクル体82の第1面101側において開口していない。
[第6変形例]
図12は、実施形態の第6変形例の時計部品700の平面図である。図12は、図5に相当する平面図である。
上述した実施形態では、鍔部111,112は、凹部120の第1内側面121および第3内側面123に跨って連続する第1鍔部111と、凹部120の第2内側面122および第3内側面123に跨って連続し、第3内側面123において第1鍔部111と離反する第2鍔部112と、を備える例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、図12に示すように、支持部710は、軸方向V1から見て鍔部を有しない非つば部715を有し、鍔部711〜713は、凹部120の第1内側面121に非つば部715を介して設けられた複数の第1凸部711と、凹部120の第2内側面122に非つば部715を介して設けられた複数の第2凸部712と、凹部120の第3内側面123において第1凸部711および第2凸部712のそれぞれと非つば部715を介して設けられた第3凸部713と、を備えていてもよい。
この構成によれば、第1凸部711が第1内側面121に1つのみ設けられ、かつ、第2凸部712が第2内側面122に1つのみ設けられた場合と比較して、つめ石83をより多くの部分で支持することができる。したがって、複数の凸部711〜713(複数の第1凸部711、複数の第2凸部712、および第3凸部713)によって、つめ石83を軸方向V1でより強固に支持することができるため、つめ石83が軸方向V1にずれることをより効果的に抑制することができる。加えて、非つば部715に接着剤等を充填することができるため、凹部120につめ石83をより強固に固定することができる。
なお、第6変形例では、3つの第1凸部711、3つの第2凸部712、および1つの第3凸部713を有する例を挙げて説明したが、これに限らない。各凸部の配置数は要求仕様に応じて変更することができる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは可能である。また、上述した各変形例を組み合わせても構わない。
1…時計
2…ムーブメント
53…がんぎ車
54…アンクル
82…アンクル体
83…つめ石
100,200,300,400,500,600,700…時計部品
101…第1面
102…第2面
110,410,510,710…支持部
111,211…第1鍔部
112,212…第2鍔部
120…凹部
121…第1内側面
122…第2内側面
123…第3内側面
135…噛み合い部
213…第3鍔部(鍔部)
214…第4鍔部(鍔部)
310a…傾斜支持面
311,312…鍔部
333…傾斜面
431…第1石面
432…第2石面
441,442…石鍔部
513,514…鍔部
541,542…石鍔部
611…鍔部
711…第1凸部(鍔部)
712…第2凸部(鍔部)
713…第3凸部(鍔部)
715…非つば部
O3…第3軸線(軸線)
V1…軸方向

Claims (12)

  1. 軸線の回りに回動可能に支持されたアンクル体と、
    前記アンクル体に取り付けられ、前記アンクル体の回動に伴ってがんぎ車に噛み合うつめ石と、を備え、
    前記アンクル体は、前記軸線と直交する径方向から前記つめ石を弾性的に挟む凹部を有し、
    前記アンクル体および前記つめ石の少なくとも一方に設けられ、前記つめ石を前記軸線と平行な軸方向で支持可能な支持部を備えることを特徴とする時計部品。
  2. 前記アンクル体は、
    前記軸方向において前記アンクル体の一方に位置する第1面と、
    前記軸方向において前記アンクル体の他方に位置する第2面と、を有し、
    前記支持部は、前記アンクル体の前記第1面および前記第2面の少なくとも一方側に設けられ、前記アンクル体から前記凹部の内方に向かって突出する鍔部を備えることを特徴とする請求項1に記載の時計部品。
  3. 前記凹部は、
    前記径方向の一方から前記つめ石を支持する第1内側面と、
    前記径方向の他方から前記つめ石を支持する第2内側面と、を有し、
    前記鍔部は、前記凹部の前記第1内側面の側と前記第2内側面の側とに分離していることを特徴とする請求項2に記載の時計部品。
  4. 前記凹部は、前記第1内側面および前記第2内側面に隣接する第3内側面を更に有し、
    前記鍔部は、
    前記凹部の前記第1内側面および前記第3内側面に跨って連続する第1鍔部と、
    前記凹部の前記第2内側面および前記第3内側面に跨って連続し、前記第3内側面において前記第1鍔部と離反する第2鍔部と、を備えることを特徴とする請求項3に記載の時計部品。
  5. 前記凹部は、前記第1内側面および前記第2内側面に隣接する第3内側面を更に有し、
    前記支持部は、前記軸方向から見て前記鍔部を有しない非つば部を有し、
    前記鍔部は、
    前記凹部の前記第1内側面に前記非つば部を介して設けられた複数の第1凸部と、
    前記凹部の前記第2内側面に前記非つば部を介して設けられた複数の第2凸部と、
    前記凹部の前記第3内側面において前記第1凸部および前記第2凸部のそれぞれと前記非つば部を介して設けられた第3凸部と、を備えることを特徴とする請求項3に記載の時計部品。
  6. 前記鍔部は、前記アンクル体の前記第1面の側にのみ設けられ、
    前記凹部は、前記アンクル体の前記第2面において開口していることを特徴とする請求項2から5のいずれか一項に記載の時計部品。
  7. 前記つめ石は、前記第1面に対して斜めに交差する傾斜面を有し、
    前記鍔部は、前記つめ石の前記傾斜面を支持可能な傾斜支持面を有することを特徴とする請求項6に記載の時計部品。
  8. 前記鍔部は、前記アンクル体の前記第1面および前記第2面の両側に設けられていることを特徴とする請求項2から5のいずれか一項に記載の時計部品。
  9. 前記つめ石は、
    前記軸方向において前記つめ石の一方に位置する第1石面と、
    前記軸方向において前記つめ石の他方に位置する第2石面と、を有し、
    前記支持部は、前記つめ石の前記第1石面および前記第2石面の少なくとも一方側に設けられ、前記つめ石から前記凹部の外方に向かって突出する石鍔部を備えることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の時計部品。
  10. 前記つめ石は、前記アンクル体の回動に伴ってがんぎ車に噛み合う噛み合い部を備え、
    前記支持部は、前記噛み合い部とは異なる位置に配置されていることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の時計部品。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載の時計部品を備えることを特徴とするムーブメント。
  12. 請求項11に記載のムーブメントを備えることを特徴とする時計。
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