JP2014081334A - 時計用の定トルク機構及び該機構を備えたムーブメント及び機械式時計 - Google Patents

時計用の定トルク機構及び該機構を備えたムーブメント及び機械式時計 Download PDF

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    • G04B1/22Compensation of changes in the motive power of the mainspring
    • G04B1/225Compensation of changes in the motive power of the mainspring with the aid of an interposed power-accumulator (secondary spring) which is always tensioned

Abstract

【課題】出力トルク変動を最低限に抑え得る時計用の定トルク機構及びこれを備えたムーブメント及び機械式時計の提供。
【解決手段】機械式時計3のムーブメント2の定トルク機構1は、香箱車10からてんぷ98に至る間に配置され、第一巻軸60と、該軸に対し偏心した第二巻軸50と、つめ車33を備え駆動輪列に結合され第一巻軸の中心軸線Aのまわりで回転される脱進車30と、従動側輪列に結合され脱進車に対し中心軸線Aのまわりで相対回転可能な駆動車35と、第一巻軸が脱進車及び駆動車の一方の車に第二巻軸が他方の車に取付けられ、定トルクばね機構5を構成すべく第一及び第二巻軸の間で巻回された弾性帯状体の形態のぜんまい40と、脱進車30の駆動車35に対する相対回転を間欠的に許容する間欠的回転制御機構とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、時計用の定トルク機構及び該機構を備えたムーブメント及び機械式時計に係わる。
機械式時計において、香箱のぜんまいの巻解けの程度に応じて香箱からがんぎ車を介しててんぷに伝えられるトルクが変動するのを避けるべく、香箱からてんぷへのエネルギ伝達経路たる四番車とがんぎ車との間にルモントワール機構を設けることは知られている。
ルモントワール機構200を備えた時計103のムーブメント102は、図7及び図8に示したように、香箱車110、二番車120、三番車130、ルモントワール機構200、がんぎ車140、アンクル150及びてんぷ160を有する。ルモントワール機構200は、脱進車210と、四番車220と、ひげぜんまい230と、カム240と、フォーク状部分250及びアンクル状部分260からなる制御レバー270とを備える。
香箱車110の歯車111が二番車120のかな121に噛合され、二番車120の歯車122が三番車130のかな131に噛合され、三番車130の歯車132が脱進車210のかな211に噛合されている。脱進車210のかな211のハブ212が四番車220の軸221に対して同心で摺動回転自在で、ひげぜんまい230が渦巻きの外周端部でひげ持213を介して脱進車210に固定され、内周端部でひげ玉222を介して四番車220に固定されている。四番車220は歯車223でがんぎ車140のかな141に噛合され、がんぎ車140はアンクル150を介しててんぷ160に結合されている。カム240は外に凸に湾曲した三つの辺241及び三つの頂点242からなる概ね三角形状の外形を備えると共にがんぎ車140の軸142に固定されてがんぎ軸142と一体的に回転する。カム240には制御レバー270のフォーク状部分250の二又部分251,252が係合し、該フォーク状部分250の基部の腕部253には、アンクル状部分260の中央部261が回転自在に接続されている。アンクル状部分ないしアンクル様レバー260は、脱進車210のつめ車214のつめ215と係合するつめ石262,263両方の先端に備える。113は角穴車である。218は位相ズレ防止穴、219は位相ズレ防止ピンである。
この種の従来のムーブメント102では、がんぎ車140が一回転する間に、制御レバー270のフォーク状部分250が三往復だけ首を振り、制御レバー270のアンクル状部分260のつめ石262又は263が、合わせて六回脱進車210のつめ車214のつめ215との係合を解除して脱進車210の回転を許容する。
がんぎ車140が所定回動位置に達する毎に脱進車210に対する制御レバー270の規正が解除され脱進車210の回転が許容されて香箱110のぜんまい112の駆動エネルギないしトルクによって脱進車210が中心軸線PAのまわりでPA1方向に回転され、脱進車210が一歯(一爪)分だけPA1方向に回転されると脱進車210のPA1方向の回転は制御レバー270のアンクル状部分260のつめ石262又は263によって停止される。従って、四番車220と脱進車210との間に脱進車210の一歯(一爪)分の相対回転が生じる。その結果、四番車220と脱進車210との間のひげぜんまい230が、脱進車210の一歯(一爪)分だけ巻き上げられる。このようにして、四番車220と脱進車210との間にあるぜんまい230が、位相ズレ防止ピン219により規定された条件下で香箱車110のぜんまい112のエネルギによらず実際上一定状態に巻き上げられる。
従って、がんぎ車140は、直接的には、香箱車110のぜんまい112のトルクによって駆動されるのではなく、四番車220と脱進車210との間のひげぜんまい230によって駆動され、該ひげんぜんまい230のトルクの作用下で四番車220により回転される。がんぎ車140が一周の1/6(60度)回転すると、制御レバー270が揺動されてアンクル状部分260による脱進車210の停止が解除されてひげぜんまい230の巻上げが行われ、前述のひげぜんまい230の巻上げ及びひげぜんまい230によるがんぎ車140の駆動が繰返される。
以上のような従来のムーブメント102において、ひげぜんまい230から出力されるトルクを厳密にみると、トルク変動を示した図6の線PDからわかるように、一旦巻き上げられたひげぜんまい230が僅かとはいえ解けるにつれて時間tの経過と共にひげぜんまい230からのトルクは下がる。従って、ひげぜんまい230から出力されるトルクTは、線PDで示したように鋸歯状歯の如き形態になる。すなわち、この従来のルモントワール機構200を備えたムーブメント102においてがんぎ車140を駆動するトルクは、一定とはいい難い。
ルモントワール機構200のこのような短所自体は知られており、このトルク変動を避ける構造は、提案されている(特許文献1)。
しかしながら、この特許文献1では、ひげぜんまいからのトルクの低減に応じて腕の長さを低減させる偏心カム機構を介在させることにより、結果として、がんぎ車に加える力を一定にするようにしていることから、構造の複雑化を避け難く、また、偏心カムの軸部における損失が大きくなるのを避け難いことから、実際には、一定の力をがんぎ車に加え難い虞れがある。
一方で定トルクを出力する機構として,定トルクばね自体は知られている(例えば、特許文献2)。これはばねと2つの巻軸を用いる構造である。
しかしこの構造を時計の動力源に直接適用しようとすると、巻上げに伴い巻軸が2つ共回転するのでばねを巻上げるたびに運針用輪列から外す必要があり、そのままでは適用できない。
なお、定トルクばねについては、いわゆる「O形(又はO型)トルクばね」および「N形(又はN型)トルクばね」のそれぞれに関して、「定トルクばね特性の理論解析」として「荷重/変形特性」や「負荷/変形特性」について、ドラム(巻軸)の径が一定等の点を除いて現実的なモデルに基づいて、詳細な理論的な計算等が行われている(非特許文献1及び2)
特許第4105941号公報 実願昭54−152617号(実開昭56−72798号)のマイクロフイルム。
大槻敦巳外、「定トルクばね特性の理論解析(O形トルクばねにおける荷重/変形特性)」、日本機械学会論文集(C編)2003年11月、第69巻、第687号、p.290−p.296 大槻敦巳外、「定トルクばね特性の理論解析(N形トルクばねにおける負荷/変形特性)」、日本機械学会論文集(C編)2001年11月、第67巻、第663号、p.232−p.239
本発明は、前記諸点に鑑みなされたものであって、その目的とするところは、出力トルクの変動が最低限に抑えられ得る時計用の定トルク機構及び該機構を備えたムーブメント及び機械式時計を提供することにある。
本発明の時計用の定トルク機構は、前記目的を達成すべく、香箱車からてんぷへの駆動エネルギ伝達経路に配置される時計用の定トルク機構であって、第一の巻軸と、該第一の巻軸に対して偏心した位置にある第二の巻軸と、前記香箱車からの駆動側輪列と結合され前記第一の巻軸の中心軸線のまわりで回転される脱進車と、前記てんぷにつながる従動側輪列に結合され前記第一の巻軸の前記中心軸線のまわりで回転可能で前記脱進車に対して相対回転可能な駆動車と、前記脱進車と前記駆動車とをつなぐべく、前記第一の巻軸が前記脱進車及び前記駆動車のうちの一方の車に取付けられ、前記第二の巻軸が前記脱進車及び前記駆動車のうちの他方の車に取付けられ、一端が前記第一の巻軸に取付けられ他端が前記第二の巻軸に取付けられた弾性帯状体の形態のぜんまいであって、定トルクばね機構を構成すべく前記第一及び第二の巻軸の間で巻回されるものと、前記脱進車の前記駆動車に対する相対回転を間欠的に許容する間欠的回転制御機構とを有する。
本発明の時計用の定トルク機構では、「香箱車からの駆動側輪列と結合され第一の巻軸の中心軸線のまわりで回転される脱進車と、てんぷにつながる従動側輪列に結合され第一の巻軸の中心軸線のまわりで回転可能で脱進車に対して相対回転可能な駆動車」及び「脱進車の前記駆動車に対する相対回転を間欠的に許容する間欠的回転制御機構」に加えて、特に、「脱進車と駆動車とをつなぐべく、第一の巻軸が脱進車及び駆動車のうちの一方の車に取付けられ、第二の巻軸が脱進車及び駆動車のうちの他方の車に取付けられ、一端が第一の巻軸に取付けられ他端が第二の巻軸に取付けられた弾性帯状体の形態のぜんまいであって、定トルクばね機構を構成すべく第一及び第二の巻軸の間で巻回されるもの」が設けられているので、駆動車が従動側輪列の車を駆動するトルクが定トルクばねによって規定される定トルク特性を有し得るから、従来のルモントワール機構の場合と異なり、がんぎ車の如き従動側輪列の車へのトルクが実際上一定になり得、該トルクが鋸歯状歯の如くなるのを最低限に抑え得る。
本発明の時計用の定トルク機構では、
(1)前記他方の車が前記脱進車からなり、前記一方の車が前記駆動車からなっていても、
(2)前記一方の車が前記脱進車からなり、前記他方の車が前記駆動車からなっていてもよい。
以上において、(1)の場合は第一の巻軸が定トルクばね機構を構成するぜんまいの巻取り側になり、(2)の場合は第二の巻軸が定トルクばね機構を構成するぜんまいの巻取り側になる。
これらの場合、構造の複雑化を避けつつ出力トルクの一定化が図られ得る。
本発明の時計用の定トルク機構では、前記駆動車が、四番車、三番車又は二番車からなり、前記従動側輪列の前記車が該駆動車に対応する従動車である、がんぎ車、四番車又は三番車からなる。すなわち、本発明の時計用の定トルク機構では、典型的には、前記前記駆動車が四番車からなり、前記従動側輪列の車ががんぎ車からなる。但し、前記駆動車は、四番車の代わりに、三番車や二番車であってもよい。その場合、前記従動側輪列の車は、駆動車に対応して、その従動側である四番車や三番車からなることになる。なお、定トルク機構が、香箱車からてんぷへの駆動エネルギ伝達経路に実際上配置されて、てんぷへの駆動エネルギを実際上一定に保ち得る限り、香箱車とてんぷとを直接つなぐ一本の輪列内に設けられる代わりに、該輪列に対して部分的に分岐した経路にあってもよい。
本発明の時計用の定トルク機構では、
(1)「前記定トルクばね機構を構成する前記ぜんまいが前記第一の巻軸に巻かれた状態と前記第二の巻軸に巻かれた状態の両方の状態において該ぜんまいを構成する前記弾性帯状体の二つの主面のうちの同一の主面が内側に位置するように構成された」所謂『O形』の定トルクばねであっても、
(2)「前記定トルクばね機構を構成する前記ぜんまいが前記第一の巻軸に巻かれた状態と前記第二の巻軸に巻かれた状態の夫々の状態において該ぜんまいを構成する前記弾性帯状体の二つの主面のうちの異なる主面が内側に位置するように構成された」所謂『N形』の定トルクばねであってもよい。
なお、本発明の定トルク機構では、所望ならば、前記定トルクばね機構を構成する前記ぜんまいの長手方向の異なる領域において出力トルクが異なる一定値になるように該ぜんまいの自然曲率が予め設定されていてもよい。
その場合、一つのぜんまいの異なる領域を利用して、異なるレベルの一定のトルクを得ることも可能である。
本発明の定トルク機構では、典型的には、前記脱進車がつめ車を備え、前記回転制御機構が、前記従動側輪列の車と一体回転されるカムと、該カムによって揺動される制御レバーであって前記脱進車の前記つめ車の回転を間欠的に許容するアンクル様レバーを備えたものとを有する。
その場合、定トルク機構の占有スペースが最低限に抑えられ易い。但し、所望ならば、脱進車がつめ車を一体的に備える代わりに、脱進車と一体的な歯車に対して直接的又は間接的に噛合した歯車がつめ車を一体的に備え、該つめ車の回転が間欠的に許容されるようになっていてもよい。ここで、「一体的」とは、相対回転がないように相互に固定されていること又は一体化されていることをいう。
本発明のムーブメントは、上記目的を達成すべく、上述のような時計用の定トルク機構を備える。
本発明の機械式時計は、上記目的を達成すべく、上述のような時計用の定トルク機構を備える。
本発明の好ましい一実施例の時計用の定トルク機構を備えたムーブメントを有する機械式時計を文字板側から見た平面説明図。 図1の時計のムーブメントの香箱からてんぷまでの輪列の結合関係を示した平面説明図。 図1の時計のムーブメントの香箱からてんぷまでの輪列のうち一部の輪列の結合関係を断面で示したもので、(a)は香箱からがんぎ車までの輪列の結合関係を示した断面説明図、(b)は制御レバーと脱進車との係合関係を示した断面説明図。 図1の時計のムーブメントの定トルク機構において、定トルクばね本体の自然曲率を長手方向の領域によって変動させた場合において、(a)は長手方向領域と自然曲率半径との関係を示した模式的グラフ、(b)は長手方向領域に対応する巻数と自然出力トルクとの関係を示した模式的グラフ。 定トルクばね本体がN形の形態である、本発明の好ましい一変形例の時計用の定トルク機構の定トルクばね機構部分の平面説明図。 図1〜図3に示した本発明の機械式時計のムーブメントの定トルク機構からのトルク出力の時間依存及び図7に示した従来の機械式時計のムーブメントのルモントワール機構からのトルク出力の時間依存を対比して示した模式的グラフ。 ルモントワール機構を備えたムーブメントを有する従来の機械式時計の関連部分の平面説明図。 図7の時計の輪列の結合関係を示したもので、(a)は香箱からがんぎ車までの結合関係を示した断面説明図、(b)は制御レバーと脱進車との係合関係を示した断面説明図。 間欠的回転制御機構の他の例を示す図。
次に、本発明の好ましい一実施の形態を添付図面に示した好ましい一実施例に基づいて説明する。
図1から図3には、本発明の好ましい一実施例の時計用の定トルク機構1及び該機構1を備えた本発明の好ましい一実施例のムーブメント2及び本発明の好ましい一実施例の機械式時計3が示されている。
機械式時計3は、図1に示したような外観4を有する。すなわち、時計3は、時針6a、分針6b及び秒針6cからなる時刻表示針6を中心軸線Cのまわりで時計回りC1に回転可能に備える。時計3の文字板7は、正時の位置を表す植字7aを有する。8は時計ケースである。
ムーブメント2は、図1に加えて、図3の(a)及び(b)の断面説明図からわかるように、機械式時計3の外装部品の中すなわち時計ケース8内において文字板7の背後で裏蓋9の手前に収容され、ムーブメント2の巻真2aの先端にはりゅうず8aが取付けられている。
定トルク機構1を備えた時計3のムーブメント2は、図2並びに図3の(a)及び(b)に示したように、香箱車10、二番車15、三番車20、定トルク機構1、がんぎ車90、アンクル94及びてんぷ98を有する。定トルク機構1は、脱進車30と、四番車35と、定トルクばね機構5と、カム70と、フォーク状部分81及びアンクル状部分ないしアンクル様レバー86からなる制御レバー80とを備える。定トルクばね機構5は、帯状弾性体43からなる定トルクばね本体40と、該ばね本体40をなす帯状弾性体43の両端41,42が取付けられ巻回された第一及び第二の巻軸50,60とからなる。
香箱車10は、香箱歯車11や主ぜんまい12や角穴車13を備え、二番車15は、(二番)かな16や(二番)歯車17を備え、三番車20は、(三番)かな21や(三番)歯車22を備える。脱進車30は、ハブ32を備えたかな31を有すると共に、多数のつめ34を備えたつめ車33を有する。四番車35は軸36と(四番)歯車37とを備える。
なお、本実施形態では、多数のつめ34を適用したが、つめの数は一つ以上あればよい。
香箱車10の歯車11が二番車15のかな16に噛合され、二番車15の歯車17が三番車20のかな21に噛合され、三番車20の歯車22が脱進車30のかな31に噛合されている。脱進車30のかな31のハブ32が四番車35の軸36に対して同心で摺動回転自在である。
定トルクばね本体40は、一端41で第一の巻軸50に取付けられ、他端42で第二の巻軸60に取付けられている。この例では、第一の巻軸50が四番車35の軸36と一体的に中心軸線Aと一致する中央巻軸で、第二の巻軸60が偏心位置において脱進車30の板に取付けられた偏心巻軸からなる。38は位相ズレ防止穴、39は位相ズレ防止ピンである。但し、位相ズレ防止穴38及ピン39はなくてもよい。
四番車35は歯車37でがんぎ車90のかな91に噛合され、がんぎ車90はアンクル94を介しててんぷ98に結合されている。
カム70は外に凸に湾曲した三つの辺71及び三つの頂点72からなる概ね三角形状の外形を備えると共にがんぎ車90の軸92に固定されてがんぎ軸92と一体的に回転する。カム70には制御レバー80のフォーク状部分81の二又部分82,83が係合し、該フォーク状部分81の基部の腕部84には、アンクル状部分ないしアンクル様レバー86の中央部87が回転自在に接続されている。アンクル状部分86は、脱進車30のつめ車33のつめ34と係合するつめ石88,89を両方の腕の先端に備える。
このムーブメント2では、がんぎ車90が一回転する間に、制御レバー80のフォーク状部分81が三往復首を振るので、制御レバー80のアンクル状部分86のつめ石88又は89が、合わせて六回、脱進車30のつめ車33のつめ34との係合を解除して脱進車30の回転を許容し、それ以外のタイミングでは脱進車30のA1方向回転を禁止する。これにより、一方では、がんぎ車90が一定角度回転する毎にすなわち一定時間経過する毎に香箱10のぜんまい12によって定トルクばね機構5に対して概ね一定量の巻上げを行ない、他方では、香箱10のぜんまい12が一気に解けてしまうのを規制する。一方、脱進車30と四番車35との間にある定トルクばね機構5からの定トルクの作用下で、がんぎ車90が四番車35から一定トルクを受けて回転される。このようにして、脱進車30と四番車35との間にある定トルクばね機構5の巻上げ及び該定トルクばね機構5からのトルクによるがんぎ車90の回転駆動が繰返される。
この例では、間欠的回転制御機構19は、がんぎ車(前記従動側輪列の車)90と一体回転されるカム70と、該カムに70よって揺動され前記脱進車30の前記つめ車33の回転を間欠的に許容するアンクル様レバー86を備えた制御レバー80からなる。
以上において、定トルクばね機構5を構成する定トルクばね本体40は、該ばね本体40の両端41,42が取付けられ巻回された第一及び第二の巻軸50,60の間においてO形定トルクばねとして働くべく、非特許文献1の式(26)に対応する次の式(1)を満たす。(但し、以下の式中の各変数の符号は図面では示さない。)
2/E・I=(R2−R1)/Rn1+(R1 2−R2 2)/2R1 2・R2 (1)
ここで、T2は四番車35側に位置する出力側巻軸(この例では中央巻軸)50に作用するトルク、Eは定トルクばね本体40すなわち弾性帯状体43の縦弾性係数(ヤング率)、Iは定トルクばね本体40の中立軸に関する断面二次モーメント、R1は脱進車30側に位置する巻軸(この例では偏心巻軸)60の側において巻回状態にある弾性帯状体43の(曲率)半径、R2は中央巻軸50の側において巻回状態にある弾性帯状体43の(曲率)半径、Rnは弾性帯状体43の自然曲率半径である。なお、この例では弾性帯状体43の厚みを考慮する必要がなく、径R1,径R2は一定と解し得る。
すなわち、自然曲率半径Rnが次式(2)を満たすようにしておけば、
n=(R2−R1)/{Tc・R1/E・I−(R1 2−R2 2)/2R1・R2} (2)
上記式(1),(2)からT2=Tcとなって一定の出力トルクが得られることになる。
以上の如く構成された機械式時計3のムーブメント2では、定トルク機構1の定トルクばね機構5の四番車35側の巻軸50から出力されるトルクT=T2が、図6の線Dで示した通り時間tによらず一定T=T2=Tcになる。すなわち、このムーブメント2を備えた機械式時計3では、二つの巻軸60,50の間に巻回された特定の自然曲率RnのO形の定トルクばねの形態の定トルクばね本体40をなす弾性帯状体43からなる定トルクばね機構5という比較的簡単な構造を組込むだけで、ルモントワール機構200を備えた従来のムーブメント102とは異なり、がんぎ車90を駆動するトルクTを一定にして、正確な駆動を行い得る。
すなわち、図7に示したルモントワール機構200の場合、脱進車210と四番車220との間のひげぜんまい230が解けるにつれて多少なりとのその出力トルクが低下するのを避け難いのに対して、この定トルクばね機構5では自然曲率Rnが所定の条件を満たすように定トルクばね本体40をなす弾性帯状体43を形成しておくだけで、その解けの程度にかかわらず出力トルクを一定に保ち得るので、主ぜんまい12の解けに伴う香箱車10からの出力トルクの低下の影響を受けることなく、がんぎ車90を実際上常に一定トルクで駆動し得るから、機械式時計の進みや遅れを最低限に抑え得る。
なお、定トルクばね本体40の自然曲率Rnをその長さの方向の全体にわたって一定にしておく代わりに、長さ方向の領域に応じて曲率半径を異ならせておいてもよい。例えば、図4の(a)のグラフに示したように、全体の長さのうち最初の1/3程度の長さ領域B1における自然曲率半径を1.5R程度とし、全体の長さのうち次の1/3程度の長さ領域B2における自然曲率半径を1.25R程度とし、更に、全体の長さのうち最後の1/3程度の長さ領域B3における自然曲率半径を1.0R程度としてもよい。
出力トルクT2の自然曲率Rnに対する依存の仕方は、上記式(1)から、
2=α1/Rn+α2 (1a)
(但し、α1,α2は定数)
となって、自然曲率Rnが大きくなるほど出力トルクが小さくなるので、領域B1,B2,B3における出力トルクは、自然曲率Rnの減少に応じて、概ね、Rn1=1.00,Rn2=1.67,Rn3=2.67程度と大きくなる。
従って、ある場合には、定トルクばね本体40の弾性帯状体43のうち領域B1の部分が巻軸60,50間に延在して当該領域B1の自然曲率Rnによって一定のトルクT2=Tcの大きさが決まるようにしておき、より大きなトルクが求められる場合には、弾性帯状体43のうち別の領域B2又はB3の部分が巻軸50,60間に延在して当該領域B2又はB3の自然曲率Rn1,Rn2,Rn3によって一定のトルクT2=Tcの大きさTc1,Tc2,Tc3が決まるようにすることによって、トルクのレベルを所望に応じて変更し得る。
図2では、中央巻軸50が巻解け側で偏心巻軸60が巻取り側である例を示しているけれども、その代わりに、中央巻軸50が巻解け側で偏心巻軸60が巻取り側になっていてもよい。また、以上においては、偏心巻軸60が脱進車30に取付けられ中央巻軸50が四番車35に取付けられている例について示したけれども、その代わりに、偏心巻軸60が四番車35に取付けられ中央巻軸50が脱進車30に取付けられていてもよい。また、以上においては、定トルク機構1が四番車とがんぎ車との間に設けられた例について示したけれども、定トルク機構1は、香箱車10と二番車15との間に設けられても、二番車15と三番車20との間に設けられても、三番車20と四番車35との間に設けられてもよい。
また、この例では、脱進車30がつめ車33を一体的に備えるけれども、その代わりに、つめ車33の板状本体部と一体的な歯車に対して直接的に又は他の歯車を介して噛合した別の歯車が「つめ」を備えた車(つめ車)を有し、該つめ車の回転が間欠的に行われるようになっていてもよい。
定トルクばね本体40の同一の主面が内周側に位置するいわゆる「O形」の定トルクばねを用いた定トルクばね機構5の例について説明したけれども、定トルクばね機構は、「O形」の代わりに、「N形」であってもよい。
図5に示した定トルクばね機構5Aにおいて、図1から図3に示した定トルクばね機構5と同様な要素には同一の符号が付され、概ね同様であるけれども異なるところのある要素には、同一の符号の最後に添字Aが付されている。
定トルクばね機構5Aでは、定トルクばね本体40Aが「O形」の代わりに「N形」の形態を構成するように、中央巻軸60のまわりにおいて偏心巻軸50のまわりとは逆向きに巻回されている(中央巻軸60と偏心巻軸50との間でいわゆる「N形」の定トルクばねの形態で巻回されている)点を除いて、定トルクばね機構5の定トルクばね本体40と同様に構成されている。
定トルクばね機構5Aは、次の特性を有する。
すなわち、定トルクばね本体40Aは、N形定トルクばねとして働くべく、非特許文献2の式(40)に対応する次の(1)を満たす。
2/E・I=(R2+R1)/Rn1+(R1 2−R2 2)/2R1 2・R2 (3)
ここで、各変数T2,E,I,R1,R2,Rnの意味は、前述の場合と同様である。
この場合も、自然曲率半径Rnが次式(4)を満たすようにしておけば、
n=(R2+R1)/{Tc・R1/E・I−(R1 2−R2 2)/2R1・R2} (4)
上記式(1),(2)からT2=Tcとなって一定の出力トルクが得られることになる。その他の点は、図1〜図3の場合と同様である。
なお、間欠的回転制御機構の他の例としては、図9に示すように、カム70、制御レバー80(アンクル様レバー86及びフォーク様レバー86)を設けず、がんぎ車90のかなを四番車35に?みあうように構成し、中心軸線Aを中心に回動自在なはずみ車100を設けるようにしてもよい。
この構成は、例えば、英国特許出願公開第573942号明細書(GB573942A)に開示される構成と同様であるため、詳しい説明は省略するが、その構成の概要は、図9に示すように、例えば、つめ車33の代わりに、他の歯車と比べ十分に大きな円盤状のはずみ車100を設けられている。
そして、位相ズレ防止ピン兼動力伝達ピン39B及び位相ズレ防止穴兼動力伝達穴38Bによって、はずみ車100は、がんぎ車90が回転するときに間欠的に相対回転が許容されるようになっている。
具体的には、例えば、四番車35が回転するときに、はずみ車100は慣性モーメントが大きいために四番車35に対して相対的に低速で回転するため、位相ズレ防止ピン兼動力伝達ピン39Bが位相ズレ防止穴兼動力伝達穴38Bの端部を離れ位相ズレ防止穴兼動力伝達穴38Bの内部を移動(回動)する。そして、四番車35は位相ずれ防止ピン兼動力伝達ピン39Bから回転力(動力、又はトルク等)を与えられず、定トルクばね本体40から一定の回転力(動力、又はトルク等)を与えられる。
四番車35が停止すると相対的に低速で回転するはずみ車100の位相ズレ防止穴兼動力伝達穴38Bが再び四番車35の位相ズレ防止ピン兼動力伝達ピン39Bに接触し、中心軸線Aを中心に回動自在に設けられたはずみ車100は、位相ズレ防止ピン兼動力伝達ピン39Bへ回転力(動力、又はトルク等)を与え、間欠的に相対回転するようになっている。
なお、図9において、上述した他の図と同一の符号を示す部材は、前記他の図に示す部材と、少なくとも同様の機能、作用又は効果を奏するものとする。
また、はずみ車100の形状は、円盤形状に限られず、楕円、三角形状、四角形状等の三つ以上の線分で囲まれた平面図形であるいわゆる多角形状であってもよい。
1 定トルク機構
2 ムーブメント
2a 巻真
3 機械式時計
4 外観
5,5A 定トルクばね機構
6 時刻表示針
6a 時針
6b 分針
6c 秒針
7 文字板
7a 植字
8 時計ケース
8a りゅうず
9 裏蓋
10 香箱車
11 香箱歯車
12 (主)ぜんまい
13 角穴車
15 二番車
16 (二番)かな
17 (二番)歯車
19 間欠的回転制御機構
20 三番車
21 (三番)かな
22 (三番)歯車
30 脱進車
31 かな
32 ハブ
33 つめ車
35 四番車
36 軸
37 (四番)歯車
38 位相ズレ防止穴
38B 位相ズレ防止穴兼動力伝達穴
39 位相ズレ防止ピン
39B 位相ズレ防止ピン兼動力伝達ピン
40,40A 定トルクばね本体
41,42 端
43 帯状弾性体
50 第一の巻軸(中央巻軸)
60 第二の巻軸(偏心巻軸)
70 カム
71 辺
72 頂点
80 制御レバー
81 フォーク状部分
82,83 二又部分
84 基部側腕部
86 アンクル状部分(アンクル様レバー)
87 中央部
88,89 つめ石
90 がんぎ車
91 (がんぎ)かな
92 軸
94 アンクル
95,96 つめ石
98 てんぷ
100 はずみ車
A,C 中心軸線
B1,B2,B3 領域
D 実施例の線
PD従来例の線
T トルク
t 経過時間

Claims (10)

  1. 香箱車からてんぷへの駆動エネルギ伝達経路に配置される時計用の定トルク機構であって、
    第一の巻軸と、
    該第一の巻軸に対して偏心した位置にある第二の巻軸と、
    前記香箱車からの駆動側輪列と結合され前記第一の巻軸の中心軸線のまわりで回転される脱進車と、
    前記てんぷにつながる従動側輪列に結合され前記第一の巻軸の前記中心軸線のまわりで回転可能で前記脱進車に対して相対回転可能な駆動車と、
    前記脱進車と前記駆動車とをつなぐべく、前記第一の巻軸が前記脱進車及び前記駆動車のうちの一方の車に取付けられ、前記第二の巻軸が前記脱進車及び前記駆動車のうちの他方の車に取付けられ、一端が前記第一の巻軸に取付けられ他端が前記第二の巻軸に取付けられた弾性帯状体の形態のぜんまいであって、定トルクばね機構を構成すべく前記第一及び第二の巻軸の間で巻回されるものと、
    前記脱進車の前記駆動車に対する相対回転を間欠的に許容する間欠的回転制御機構と
    を有する時計用の定トルク機構。
  2. 前記他方の車が前記脱進車からなり、前記一方の車が前記駆動車からなる請求項1に記載の時計用の定トルク機構。
  3. 前記一方の車が前記脱進車からなり、前記他方の車が前記駆動車からなる請求項1に記載の時計用の定トルク機構。
  4. 前記駆動車が、四番車、三番車又は二番車からなり、前記従動側輪列の前記車が該駆動車に対応する従動車である、がんぎ車、四番車又は三番車からなる請求項1から3までのいずれか一つの項に記載の時計用の定トルク機構。
  5. 前記定トルクばね機構を構成する前記ぜんまいが前記第一の巻軸に巻かれた状態と前記第二の巻軸に巻かれた状態の両方の状態において該ぜんまいを構成する前記弾性帯状体の二つの主面のうちの同一の主面が内側に位置するように構成された請求項1から4までのいずれか一つの項に記載の時計用の定トルク機構。
  6. 前記定トルクばね機構を構成する前記ぜんまいが前記第一の巻軸に巻かれた状態と前記第二の巻軸に巻かれた状態の夫々の状態において該ぜんまいを構成する前記弾性帯状体の二つの主面のうちの異なる主面が内側に位置するように構成された請求項1から5までのいずれか一つの項に記載の時計用の定トルク機構。
  7. 前記定トルクばね機構を構成する前記ぜんまいの長手方向の異なる領域において出力トルクが異なる一定値になるように該ぜんまいの自然曲率が予め設定されている請求項1から6までのいずれか一つの項に記載の時計用の定トルク機構。
  8. 前記脱進車がつめ車を備え、前記回転制御機構が、前記従動側輪列の車と一体回転されるカムと、該カムによって揺動される制御レバーであって前記脱進車の前記つめ車の回転を間欠的に許容するアンクル様レバーを備えたものとを有する請求項1から7までのいずれか一つの項に記載の時計用の定トルク機構。
  9. 請求項1から8までのいずれか一つの項に記載の時計用の定トルク機構を備えたムーブメント。
  10. 請求項1から9までのいずれか一つの項に記載の時計用の定トルク機構を備えた機械式時計。
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