JP6388333B2 - 定力機構、ムーブメントおよび時計 - Google Patents

定力機構、ムーブメントおよび時計 Download PDF

Info

Publication number
JP6388333B2
JP6388333B2 JP2014182261A JP2014182261A JP6388333B2 JP 6388333 B2 JP6388333 B2 JP 6388333B2 JP 2014182261 A JP2014182261 A JP 2014182261A JP 2014182261 A JP2014182261 A JP 2014182261A JP 6388333 B2 JP6388333 B2 JP 6388333B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
torque
spring
axis
constant force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014182261A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016057111A (ja
Inventor
久 藤枝
久 藤枝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Instruments Inc filed Critical Seiko Instruments Inc
Priority to JP2014182261A priority Critical patent/JP6388333B2/ja
Priority to CN201510551824.2A priority patent/CN105404130B/zh
Priority to CH01290/15A priority patent/CH710108B1/fr
Publication of JP2016057111A publication Critical patent/JP2016057111A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6388333B2 publication Critical patent/JP6388333B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B1/00Driving mechanisms
    • G04B1/10Driving mechanisms with mainspring
    • G04B1/22Compensation of changes in the motive power of the mainspring
    • G04B1/225Compensation of changes in the motive power of the mainspring with the aid of an interposed power-accumulator (secondary spring) which is always tensioned

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Springs (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Description

この発明は、定力機構、ムーブメントおよび時計に関するものである。
機械式時計において、動力源である香箱車から脱進機に伝えられるトルクが香箱車のぜんまいの巻き解けに応じて変動すると、てんぷの振り角が変化して時計の歩度が変化する。そこで、脱進機に伝えられるトルクの変動を抑制するため、香箱車と脱進機との間にトルク調整用バネを配置した定力機構が提案されている。
例えば、特許文献1に記載の定力機構は、固定車と、固定車の軸心を中心に回動するキャリッジアームと、キャリッジアームにリンク機構を介して連結されたトルク調整用バネと、を備えている。特許文献1に記載の定力機構は、トルク調整用バネとして長尺の板バネを用いている。
ところで、脱進機は、トルク調整用バネの付勢力により発生するトルクが伝達されて駆動される。このため、トルク調整用バネの付勢力の変化に起因するトルク変動率が計時精度に大きく影響を与えることとなる。
米国特許第6948845号明細書
しかしながら、従来技術にあっては、トルク調整用バネが板バネにより形成されているため、十分な撓み量を確保できず、単位撓み量あたりのトルク変化が大きくなる。したがって、定力機構の動作時において、トルク調整用バネの付勢力の変化に起因するトルク変動率が大きくなり、計時精度が低下するおそれがある。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みたものであって、トルク調整用バネの撓み量を十分に確保でき、良好な計時精度を確保できる定力機構、ムーブメントおよび時計の提供を課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明の定力機構は、動力源から脱進機への輪列に組み込まれる動力切替部と、前記動力切替部を第一軸周りに回動可能に支持するスイングレバーと、前記動力源から動力が伝達されて回転可能なストップ車と、伸縮により付勢力を発生して前記脱進機を駆動するトルク調整用バネと、前記トルク調整用バネにより動作されて前記ストップ車と係止する係止部と、を有し、前記スイングレバーを間欠的に回動させる周期制御機構と、を備え、前記周期制御機構は、前記スイングレバーと連結され、前記係止部を第二軸周りに回動可能に支持するアーム部材を備え、前記トルク調整用バネは、前記アーム部材に連結されるとともに、前記第二軸周りに付勢力を付与することを特徴とを特徴としている。
この構成によれば、伸縮により付勢力を発生するトルク調整用バネを有しているので、従来技術と比較してトルク調整用バネの撓み量を十分に確保できる。これにより、トルク調整用バネは、付勢力の変化に起因するトルク変動率を抑制することができるので、脱進機を安定して駆動できる。したがって、良好な計時精度を確保できる定力機構とすることができる。
この構成によれば、周期制御機構は、スイングレバーと連結されるアーム部材を備えているので、スイングレバーとアーム部材との連結部分を適宜設計することにより、スイングレバーの回動角度やアーム部材の回動角度、定力機構の周期等を任意に設定できる。特に、スイングレバーとアーム部材とが互いに歯部により連結されている場合には、歯数比やスイングレバーおよびアーム部材の長さ等を設定するだけでスイングレバーの回動角度やアーム部材の回動角度、定力機構の周期等を容易に設定できる。また、トルク調整用バネは、アーム部材に連結されるとともに、第二軸周りに付勢力を付与するので、スイングレバーに対して第一軸の軸方向に重ならないようにトルク調整用バネを配置することができる。これにより、定力機構の厚さを抑制して小型化することができる。したがって、設計自由度に優れた定力機構とすることができる。
また、前記周期制御機構は、前記トルク調整用バネの撓み量を調節するバネ調節機構を有することを特徴としている。
この構成によれば、周期制御機構を組み立てた後にトルク調整用バネの撓み量を調節することができる。すなわち、トルク調整用バネを撓ませた状態で周期制御機構を組み立てる必要がないため、良好な組立性を確保できる。さらに、周期制御機構を組み立ててムーブメントに組み込んだ後に、ムーブメントの製造バラつきに対応してトルク調整用バネの撓み量を調節することができる。したがって、組立性に優れた定力機構とすることができる。
また、本発明のムーブメントは、上記の定力機構を備えたことを特徴とする。
また、本発明の時計は、上記のムーブメントを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、高精度な時計およびムーブメントとすることができる。
本発明によれば、伸縮により付勢力を発生するトルク調整用バネを有しているので、従来技術と比較してトルク調整用バネの撓み量を十分に確保できる。これにより、トルク調整用バネは、付勢力の変化に起因するトルク変動率を抑制することができるので、脱進機を安定して駆動できる。したがって、良好な計時精度を確保できる定力機構とすることができる。
機械式時計の平面図である。 ムーブメントの斜視図である。 図2のA−A線に沿った断面図である。 図2のB−B線に沿った断面図である。 横軸を時間とし、縦軸をトルク調整用バネの動作トルクの貯蓄量としたときのグラフである。 定力機構を備えたムーブメントのブロック図である。 定力機構の動作説明図である。 定力機構の動作説明図である。 定力機構の動作説明図である。 従来技術におけるトルク調整用バネの付勢力と動作トルクの減少率を表すグラフである。 本実施形態のトルク調整用バネの付勢力と動作トルクの減少率を表すグラフである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
一般に、時計の駆動部分を含む機械体を「ムーブメント」と称する。このムーブメントに文字板、針を取り付けて、時計ケースの中に入れて完成品にした状態を時計の「コンプリート」と称する。時計の基板を構成する地板の両側のうち、時計ケースのガラスのある方の側、すなわち文字板のある方の側をムーブメントの「裏側」と称する。また、地板の両側のうち、時計ケースのケース裏蓋のある方の側、すなわち文字板と反対の側をムーブメントの「表側」と称する。
図1は、時計1の平面図である。
図1に示すように、時計1は、時に関する情報を示す目盛り3などを含む文字板2を備えている。時計1は、時を示す時針4a、分を示す分針4bおよび秒を示す秒針4cを含む針4を備えている。また、時計1は、巻真6を備えている。巻真6は、例えば、日付の修正や、時刻表示(時および分の表示)を修正する際に用いられる時計部品である。巻真6の一端部には、時計ケースの側方に位置するりゅうず7が取付けられている。
図2は、ムーブメント5の斜視図である。
図3は、図2のA−A線に沿った断面図である。
図4は、図2のB−B線に沿った断面図である。
なお、図2から図4では、図面を見やすくするため、ムーブメント5を構成する時計部品のうち一部の図示を適宜省略している。
図2に示すように、実施形態のムーブメント5は、動力源である香箱車65(図2において不図示、図6参照)と、脱進機60と、輪列70と、定力機構10と、を備えている。以下に、ムーブメント5の各構成部品について説明する。
香箱車65(図6参照)は、内部に不図示の主ぜんまいを有している。香箱車65の主ぜんまいは、巻真6(図1参照)を回転させることにより巻き上げられるようになっている。主ぜんまいが巻き戻される際の回転力により香箱車65が回転するように構成されている。
図2に示すように、脱進機60は、主にがんぎ車61と、不図示のアンクルと、を備えている。
図3に示すように、がんぎ車61は、地板90と、地板90よりもムーブメント5の表側に位置する第一輪列受91とにより、所定の回転軸周りに軸受を介して回転可能に支持されている。がんぎ車61は、がんぎ歯部62とがんぎかな63とを備えている。がんぎ歯部62は、がんぎ車61の本体部の外周に形成されている。
アンクルは、地板90と不図示のアンクル受との間で所定の回転軸周りに回転可能に支持されており、一対のつめ石を備えている。一対のつめ石は、不図示の調速機により、がんぎ車61のがんぎ歯部62に対して交互に所定の周期で係合および解除される。これにより、がんぎ車61は、所定の周期で脱進可能となっている。
図2に示すように、輪列70は、香箱車側輪列70Aと、脱進機側輪列70Bとにより構成されている。
図3に示すように、香箱車側輪列70Aは、香箱車65(図6参照)と噛合する不図示の香箱車側二番車と、香箱車側二番車と噛合するかな73aを有する香箱車側三番車73と、香箱車側三番車73と噛合するかな74aを有する香箱車側四番車74と、を備えている。香箱車側二番車、香箱車側三番車73および香箱車側四番車74の各歯車は、それぞれ地板90と第一輪列受91とにより、所定の回転軸周りに軸受を介して回転可能に支持されている。香箱車側輪列70Aは、香箱車65の主ぜんまいの動力(以下、「動作トルク」という。)を定力機構10に伝達している。
脱進機側輪列70Bは、がんぎ車61のがんぎかな63と噛合する中間車76と、中間車76のかな76aと噛合する脱進機側四番車77と、を備えている。中間車76は、第一輪列受91と、第一輪列受91と地板90との間に設けられた第二輪列受92とにより、所定の回転軸周りに軸受を介して回転可能に支持されている。また、脱進機側四番車77は、第一輪列受91と、第二輪列受92とにより、第一軸C1周りに軸受を介して回転可能に支持されている。脱進機側輪列70Bは、定力機構10から伝達される動作トルクをさらに脱進機60に伝達している。なお、脱進機側四番車77は、図1の秒針4cに対応する。
(定力機構)
定力機構10は、動力源である香箱車65(図6参照)から脱進機60に伝達される動作トルクの変動を抑制するために設けられており、動力切替部11と、スイングレバー20と、周期制御機構30と、により構成されている。以下に、定力機構10の各構成部品について説明する。
動力切替部11は、動力源である香箱車65から脱進機60への輪列70に組み込まれている。本実施形態の動力切替部11は、香箱車側輪列70Aの香箱車側四番車74と、脱進機側輪列70Bの脱進機側四番車77とに噛合する遊星車12である。動力切替部11は、トルク調整用バネ40に貯蓄された動作トルクを脱進機60に伝達する第一の動力伝達ルートP1(図6参照)と、香箱車65(図6参照)からの動作トルクを後述のトルク調整用バネ40に伝達する第二の動力伝達ルートP2(図6参照)と、を切り替えている。
スイングレバー20は、第一輪列受91と、第一輪列受91よりもムーブメント5表側に設けられた第三輪列受93とにより、第一軸C1周りに軸受を介して回動可能に支持されている。
スイングレバー20は、第一軸C1と直交する方向に張り出すとともに、軸受を介して遊星車12を回転可能に支持する遊星車支持部21を有している。遊星車支持部21は、スイングレバー20の回動にともなって、遊星車12が第一軸C1周りを公転するとともに自転するように支持している。
図2に示すように、スイングレバー20は、第一軸C1を挟んで遊星車支持部21とは反対側に向かって張り出すように、バランサ支持部23を有している。バランサ支持部23には、スイングレバー20の重心が第一軸C1と一致するように、ウエイト24が取り付けられている。スイングレバー20は、ウエイト24を設けることにより、時計1(図1参照)の姿勢にかかわらず安定して回動することができる。
また、スイングレバー20は、第一軸C1を挟んで脱進機60とは反対側に張り出すように、スイングレバー歯車25を有している。スイングレバー歯車25は、平面視で第一軸C1を中心とする扇状に形成されている。スイングレバー歯車25の外周面には、複数のスイングレバー歯部25aが形成されている。
(周期制御機構)
周期制御機構30は、主にストップ車31と、アーム部材35と、係止部39と、トルク調整用バネ40と、バネ調節機構50と、を備えている。
図4に示すように、ストップ車31は、地板90と第三輪列受93とにより、所定の回転軸周りに軸受を介して回転可能に支持されている。ストップ車31は、外周面にストップ歯部32を有している。また、ストップ車31は、香箱車側四番車74と噛合するストップかな33を有しいている。ストップ車31は、香箱車側輪列70Aを介して香箱車65(図6参照)からの動作トルクが伝達されることにより回転可能となっている。
アーム部材35は、第一軸C1を挟んで脱進機60とは反対側に位置する第二軸C2に沿って延びるアーム真38と、アーム真38に取り付けられたアーム部材本体部36と、を有している。アーム部材35は、アーム真38の両端部がそれぞれ地板90と第三輪列受93とにより軸受を介して支持されており、第二軸C2周りに回動可能となっている。アーム部材本体部36の周辺には、アーム部材本体部36の回動角度を所定値に規制するための不図示の規制ピンが設けられている。
アーム部材本体部36は、第二軸C2と直交する方向に延びるように形成されており、スイングレバー20に向かって張り出すアーム歯車37と、ストップ車31に向かって延びる係止部39と、を有している。
アーム歯車37は、平面視で第二軸C2を中心とする扇状に形成されている。アーム歯車37の外周面には、複数のアーム歯部37aが形成されている。アーム部材35は、アーム歯車37がスイングレバー歯車25と噛合することにより、スイングレバー20と連結されている。
係止部39は、ストップつめ石39aを備えている。ストップつめ石39aは、係止部39に形成された溝内に、例えば接着剤等により固定されている。ストップつめ石39aは、アーム部材35が回動することにより、ストップ車31のストップ歯部32に対して係脱可能となっている。
トルク調整用バネ40は、伸縮により付勢力を発生可能なバネであり、例えばひげぜんまい41が採用される。ひげぜんまい41は、平面視で第二軸C2を中心とするアルキメデス曲線に沿うように形成されている。ひげぜんまい41の内端部41aは、例えばアーム真38に外嵌固定された固定筒43を介して、アーム部材35に固定されている。また、ひげぜんまい41の外端部41bは、例えば地板90に固定された後述のバネ調節車45の固定部46を介して、地板90に固定されている。
ひげぜんまい41は、アーム部材35が回動することにより、外端部41bが固定された状態で内端部41aが第二軸C2周りに回動するとともに外径が拡縮(伸縮)する。ひげぜんまい41は、係止部39がストップ車31から離反する方向(図2における第二軸C2を中心とした時計回り方向)に付勢力が作用するように巻き上げられた状態で、アーム部材35と地板90とに固定される。
バネ調節機構50は、主にバネ調節車45と、保持部材47とにより構成されている。
バネ調節車45は、筒状に形成されており、外周面にバネ調節車歯部45aを有している。バネ調節車歯部45aは、不図示の治具歯車と噛合可能となっている。バネ調節車45は、例えば第二軸C2と同軸に形成された地板90の筒状部90aに対して外嵌されている。
保持部材47は、平行に延在するように設けられた一対の挟持部47aを有している。保持部材47は、一対の挟持部47aによりバネ調節車45を挟持した状態で、地板90に固定されている。保持部材47は、挟持部47aとバネ調節車45との摩擦力により、バネ調節車45を第二軸C2周りに回動不能に保持している。
バネ調節車45は、例えばムーブメント5の製造時において、治具歯車によって所定角度回転される。これにより、ひげぜんまい41は、所定量だけ巻き上げられて所望の撓み量となるように調節される。このように、本実施形態のバネ調節機構50によれば、バネ調節車45を回転させるだけで、容易にひげぜんまい41の撓み量を調節できる。
(作用)
図5は、横軸を時間とし、縦軸をトルク調整用バネ40の動作トルクの貯蓄量として模式的に表したグラフである。
図6は、定力機構10のブロック図であって、動作トルクの伝達を模式的に表した説明図である。
図7から図9は、それぞれムーブメント5の表側から見たときの定力機構10の動作説明図である。
続いて、上述のように構成された定力機構10の作用について説明をする。なお、以下の説明では、時計1の動作中において、トルク調整用バネ40の動作トルクの貯蓄量(以下、「貯蓄量W」という。)が最大となった後、トルク調整用バネ40に貯蓄された動作トルクが脱進機60に伝達されて貯蓄量Wが最小となり、再度貯蓄量Wが最大となるまでの動作について説明する。また、以下の説明において、図7から図9におけるムーブメント5の表側から見たときの時計回り方向をCW方向といい、反時計回り方向をCCW方向という。また、以下の説明において、各部品の符号については、必要に応じて図2から図4をあわせて参照されたい。
図5に示すように、時間t1において、定力機構10は、香箱車65(図6参照)の動作トルクによって巻き上げられたトルク調整用バネ40の動作トルクの貯蓄量Wが最大の状態(以下、「状態S1」という。)となっている。このとき、図7に示すように、定力機構10は、係止部39とストップ車31とが係合した状態となっている。また、ストップ車31および香箱車側輪列70Aの各歯車は、回転が停止した状態となっている。
次いで、時間の経過とともに、トルク調整用バネ40に貯蓄された動作トルクが漸次開放される。このとき、トルク調整用バネ40の付勢力は、アーム部材35が第二軸C2を中心としてCW方向に回動するように作用する。
アーム部材35がCW方向に回動すると、アーム部材35と連結されたスイングレバー20は、第一軸C1を中心としてCCW方向に回動する。
ここで、香箱車側四番車74は停止状態となっている。このため、スイングレバー20に支持される遊星車12は、香箱車側四番車74と噛合した状態で、第一軸C1周りをCCW方向に公転するとともにCW方向に自転する。また、遊星車12と噛合する脱進機側四番車77は、遊星車12の自転により動作トルクが伝達されてCCW方向に回転する。そして、脱進機側四番車77に伝達された動作トルクは、中間車76を介して、脱進機60のがんぎ車61に伝達される。すなわち、図6における第一の動力伝達ルートP1で示されるように、香箱車65からの動作トルクは、トルク調整用バネ40に貯蓄された後、変動の少ない状態で脱進機60に伝達される。
続いて、図5に示すように、定力機構10は、トルク調整用バネ40の動作トルクが開放され、時間t2において、トルク調整用バネ40の動作トルクの貯蓄量が最小の状態(以下、「状態S2」という。)となる。このとき、図8に示すように、定力機構10は、係止部39とストップ車31との係合が解除される状態となる。
続いて、図5に示すように、定力機構10は、時間t2以降において、トルク調整用バネ40に動作トルクが貯蓄される状態(以下、「状態S3」という。)となる。
このとき、図9に示すように、香箱車側輪列70Aの各歯車およびストップ車31は、香箱車65(図6参照)からの動作トルクにより回転する。具体的に、香箱車側四番車74は、CCW方向に回転する。また、香箱車側四番車74と噛合するストップ車31は、CW方向に回転する。なお、このとき、脱進機60のがんぎ車61および脱進機側輪列70Bの各歯車は、回転が停止した状態となっている。
香箱車側四番車74がCCW方向に回転すると、香箱車側四番車74と噛合する遊星車12は、CW方向に自転する。
ここで、脱進機側四番車77は停止状態となっている。このため、脱進機側四番車77と噛合する遊星車12は、脱進機側四番車77および香箱車側四番車74と噛合した状態で、第一軸C1周りをCW方向に公転するとともにCW方向に自転する。また、遊星車12を支持するスイングレバー20は、遊星車12の公転にともなって、第一軸C1を中心にCW方向に回転する。
スイングレバー20がCW方向に回転すると、スイングレバー20と連結されたアーム部材35は、トルク調整用バネ40によるCW方向の付勢力に抗して、第二軸C2を中心としてCCW方向に回動する。これにより、トルク調整用バネ40は、アーム部材35に伝達された香箱車65(図6参照)からの動作トルクにより巻き上げられる。すなわち、図6における第二の動力伝達ルートP2で示されるように、香箱車65からの動作トルクは、トルク調整用バネ40に伝達されて貯蓄される。そして、図5に示すように、時間t3において、定力機構10は、再度トルク調整用バネ40の動作トルクの貯蓄量Wが最大の状態S1となる。また、このとき、図7に示すように、定力機構10は、係止部39とストップ車31とが係合した状態となる。
以降、上記の動作を繰り返すことにより、脱進機60は、伝達される動作トルクの変動が抑制された状態で駆動される。
図10は、従来技術におけるトルク調整用バネの付勢力と動作トルクの減少率を表すグラフであり、図11は、本実施形態のトルク調整用バネ40の付勢力と動作トルクの減少率を表すグラフである。なお、図10および図11において、横軸は時間と、トルク調整用バネ40の撓み量とを表しており、縦軸はトルク調整用バネの付勢力および香箱車65(図6参照)の主ぜんまいによる動作トルクを表している。また、一点鎖線は、香箱車65(図6参照)の主ぜんまいの動作トルクと時間との関係を表し、実線は、トルク調整用バネの付勢力による動作トルクと時間との関係を表している。
ところで、定力機構10の動作時において、トルク調整用バネ40は、アーム部材35に伝達された香箱車65からの動作トルクにより巻き上げられることで、動作トルクが貯蓄される。このとき、香箱車65からの動作トルクは、トルク調整用バネ40の付勢力による動作トルクに抗する必要がある。しかしながら、一般に、トルク調整用バネ40の付勢力による動作トルクは、開放時と巻き上げ時とにおいて差異がある。
図10および図11に示すように、トルク調整用バネ40の撓み開放量をTcとし、対応するトルク調整用バネ40の最大動作トルクをTrMAXとし、最小動作トルクをTrMINとし、トルク調整用バネ40のバネ定数(動作トルク/撓み量)をkとしたとき、以下の関係式が成立する。
TrMIN=TrMAX−k×Tc・・・(1)
トルク調整用バネ40は、バネ定数kが大きいほど弾性変形しにくく撓み量は少なくなり、バネ定数kが小さいほど弾性変形しやすく撓み量は大きくなる。
また、撓み係数nなる値を導入して、次式を定義する。
k=TrMAX/(n×Tc)・・・(2)
nは、トルク調整用バネ40が、撓みの作動量の何倍程度の撓みを有しているかを表している。(1)式と(2)式との関係から、以下の式が得られる。
TrMIN=TrMAX×(n−1)/n・・・(3)
また、最大動作トルクTrMAXと、最小動作トルクTrMINとの差(以下、「動作トルクの差」という。)を△Trとしたとき、次式で表される。
△Tr=TrMAX−TrMIN=TrMAX/n・・・(4)
(4)式より、nが大きい場合、すなわちトルク調整用バネ40の撓み量が多く取れるほど,動作トルクの変化が小さくなるといえる。
また、香箱車65からの動作トルクが、最大動作トルクTrMAXと最小動作トルクTrMinとの間の動作トルクと互いに釣り合う状態を、不安定状態と定義する。不安定状態にある定力機構10は、動作と停止とを不規則に繰り返す。このため、脱進機60に伝達する動作トルクが変動し、計時精度も不安定化する。
香箱車65の動作トルクとムーブメント5の経過時間とは、単調減少の関係にある。したがって、動作トルクの差△Trが小さいほど、不安定状態を生じる香箱車65(すなわち主ぜんまい)の動作トルク範囲は縮小し、これに連動して不安定状態となる時間も縮小する。
ここで,ムーブメント5の持続時間をTmとしたとき、従来技術にあっては撓み係数n=3程度となり、そのときの不安定状態の時間T1は、ムーブメント5の持続時間Tmの1/5程度となる(図10参照)。
これに対して、トルク調整用バネ40にひげぜんまい41を採用した本実施形態においては、例えば撓み係数n=20とすることにより、不安定状態の時間T2をムーブメント5の持続時間Tmの1/20程度まで縮小することができる(図11参照)。なお、撓み係数n=20の場合は一例であって、例えば撓み係数nを20以上とすることもできる。
このように、本実施形態では、従来技術と比較して不安定領域の時間を大幅に短縮できるので、計時精度に優れたムーブメント5および時計1が得られる。
本実施形態によれば、伸縮により付勢力を発生するトルク調整用バネ40として、ひげぜんまい41を有しているので、従来技術と比較してトルク調整用バネの撓み量を十分に確保できる。これにより、トルク調整用バネ40は、付勢力の変化に起因するトルク変動率を抑制することができるので、脱進機60を安定して駆動できる。したがって、良好な計時精度を確保できる定力機構10とすることができる。
また、周期制御機構30は、スイングレバー20と連結されるアーム部材35を備えているので、スイングレバー20とアーム部材35との連結部分を適宜設計することにより、スイングレバー20の回動角度やアーム部材35の回動角度、定力機構10の周期等を任意に設定できる。特に、スイングレバー20とアーム部材35とが互いに歯部により連結されている場合には、歯数比やスイングレバー20およびアーム部材35の長さ等を設定するだけで、スイングレバー20の回動角度やアーム部材の回動角度、定力機構の周期等を容易に設定できる。また、トルク調整用バネ40は、アーム部材35に連結されるとともに、第二軸C2周りに付勢力を付与するので、スイングレバー20に対して第一軸C1の軸方向に重ならないようにトルク調整用バネ40を配置することができる。これにより、定力機構10の厚さを抑制して小型化することができる。したがって、設計自由度に優れた定力機構10とすることができる。
また、バネ調節機構50を有するので、周期制御機構30を組み立てた後にトルク調整用バネ40の撓み量を調節することができる。すなわち、トルク調整用バネ40を撓ませた状態で周期制御機構30を組み立てる必要がないため、良好な組立性を確保できる。さらに、周期制御機構30を組み立ててムーブメント5に組み込んだ後に、ムーブメント5の製造バラつきに対応してトルク調整用バネ40の撓み量を調節することができる。したがって、組立性に優れた定力機構10とすることができる。
また、上記の定力機構10を備えることにより、高精度なムーブメント5および時計1とすることができる。
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
実施形態では、トルク調整用バネ40としてひげぜんまい41を採用していたが、ひげぜんまいに限定されることはなく、伸縮により付勢力を発生可能な弾性部材であればよい。したがって、例えば、トルク調整用バネ40として、伸縮により付勢力を発生可能なコイルスプリングを採用してもよい。
実施形態では、スイングレバー20の回動中心および脱進機側四番車77の回転中心がそれぞれ第一軸C1であり、同軸となっていたが、同軸でなくてもよい。
実施形態のバネ調節機構50は、バネ調節車45を保持部材47で挟み込んだときの摩擦力により、ひげぜんまい41を所定量だけ巻き上げた状態で保持する構成とされていた。これに対して、バネ調節機構50は、例えば制動ジャンパを用いてバネ調節車45を所定位置で固定することにより、ひげぜんまい41を所定量だけ巻き上げた状態で保持する構成とされてもよい。
実施形態では、動力切替部11として遊星車12を採用していたが、遊星車12に限定されることはなく、動作トルクの伝達方向を切り替えることができる構成であればよい。したがって、動力切替部11は、例えばスイングレバー20の回動軸と交差する方向に回転中心を有する差動ピニオンを備えた差動機構であってもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1・・・時計 5・・・ムーブメント 10・・・定力機構 11・・・動力切替部 12・・・遊星車(動力切替部) 20・・・スイングレバー 30・・・周期制御機構 31・・・ストップ車 35・・・アーム部材 39・・・係止部 40・・・トルク調整用バネ 50・・・バネ調節機構 60・・・脱進機 65・・・香箱車(動力源) 70・・・輪列 C1・・・第一軸 C2・・・第二軸

Claims (4)

  1. 動力源から脱進機への輪列に組み込まれる動力切替部と、
    前記動力切替部を第一軸周りに回動可能に支持するスイングレバーと、
    前記動力源から動力が伝達されて回転可能なストップ車と、伸縮により付勢力を発生して前記脱進機を駆動するトルク調整用バネと、前記トルク調整用バネにより動作されて前記ストップ車と係止する係止部と、を有し、前記スイングレバーを間欠的に回動させる周期制御機構と、
    を備え
    前記周期制御機構は、前記スイングレバーと連結され、前記係止部を第二軸周りに回動可能に支持するアーム部材を備え、
    前記トルク調整用バネは、前記アーム部材に連結されるとともに、伸縮により前記第二軸周りに付勢力を付与することを特徴とする定力機構。
  2. 前記周期制御機構は、前記トルク調整用バネの撓み量を調節するバネ調節機構を有することを特徴とする請求項に記載の定力機構。
  3. 請求項1または2に記載の定力機構を備えたことを特徴とするムーブメント。
  4. 請求項に記載のムーブメントを備えたことを特徴とする時計。
JP2014182261A 2014-09-08 2014-09-08 定力機構、ムーブメントおよび時計 Active JP6388333B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014182261A JP6388333B2 (ja) 2014-09-08 2014-09-08 定力機構、ムーブメントおよび時計
CN201510551824.2A CN105404130B (zh) 2014-09-08 2015-09-01 恒力机构、机芯以及钟表
CH01290/15A CH710108B1 (fr) 2014-09-08 2015-09-08 Mécanisme à force constante, mouvement et pièce d'horlogerie.

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014182261A JP6388333B2 (ja) 2014-09-08 2014-09-08 定力機構、ムーブメントおよび時計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016057111A JP2016057111A (ja) 2016-04-21
JP6388333B2 true JP6388333B2 (ja) 2018-09-12

Family

ID=55456449

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014182261A Active JP6388333B2 (ja) 2014-09-08 2014-09-08 定力機構、ムーブメントおよび時計

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6388333B2 (ja)
CN (1) CN105404130B (ja)
CH (1) CH710108B1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6566432B1 (ja) * 2018-06-07 2019-08-28 セイコーインスツル株式会社 定トルク機構、時計用ムーブメント及び時計
EP3599517B1 (fr) * 2018-07-24 2021-03-10 Harry Winston SA Tourbillon ou carrousel rétrogradé d'horlogerie
EP3599515B1 (fr) * 2018-07-24 2022-07-06 Harry Winston SA Mecanisme d'entrainement d'horlogerie
JP7103041B2 (ja) * 2018-08-03 2022-07-20 セイコーエプソン株式会社 アンクル、ムーブメント、時計
JP7260446B2 (ja) * 2019-09-12 2023-04-18 セイコーウオッチ株式会社 切換伝え車、自動巻機構、時計用ムーブメント及び時計

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1528443B1 (fr) * 2003-10-28 2008-08-06 Francois-Paul Journe Dispositif de force constante pour une montre
EP2166419B1 (fr) * 2008-09-18 2013-06-26 Agenhor SA Mouvement horloger comportant un dispositif à force constante
CH702843B1 (fr) * 2010-03-17 2014-08-29 Complitime Sa Mouvement pour pièce d'horlogerie à remontoir d'égalité.
JP5485859B2 (ja) * 2010-11-17 2014-05-07 セイコーインスツル株式会社 アンクル脱進機及びこれを備えた機械式時計
JP6057659B2 (ja) * 2012-10-18 2017-01-11 セイコーインスツル株式会社 時計用の定トルク機構及び該機構を備えたムーブメント及び機械式時計

Also Published As

Publication number Publication date
CH710108A2 (fr) 2016-03-15
CH710108B1 (fr) 2020-03-31
CN105404130A (zh) 2016-03-16
CN105404130B (zh) 2019-04-09
JP2016057111A (ja) 2016-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6388333B2 (ja) 定力機構、ムーブメントおよび時計
JP6206877B2 (ja) 脱進機、時計用ムーブメントおよび時計
JP6057659B2 (ja) 時計用の定トルク機構及び該機構を備えたムーブメント及び機械式時計
JP5425340B2 (ja) 周期的ジャンプによりカルーセルキャリッジを前進させるための機構
US20150063083A1 (en) Operation stabilization mechanism, movement, and mechanical timepiece
JP6347439B2 (ja) 脱進機、時計用ムーブメントおよび時計
JP6620155B2 (ja) 時計機構、時計ムーブメント及びこのような機構を有する時計
JP2018503078A (ja) 時計調速機、時計ムーブメント及びこのような調速機を有する時計
JP6815238B2 (ja) ムーブメント及びそれを備えた時計
JP2009156870A (ja) 高振動周波数調整装置を含む時計ムーブメント
CN110780573B (zh) 钟表机芯和钟表
JP7233573B2 (ja) 少なくとも単一の時間表示を表示するための計時器用機構及びこのような機構を備える計時器
JP6004857B2 (ja) 表示機構、時計用ムーブメント、及び機械式時計
JP6653181B2 (ja) トゥールビヨン、ムーブメント及び時計
JP7015872B2 (ja) 2つの弾性止め要素を備える計時器用キャリッジ止め
JP6450179B2 (ja) 巻上機構、ムーブメントおよび時計
JP6591883B2 (ja) 定力ばね調整機構、定力装置、および機械式時計
JP6630168B2 (ja) 脱進装置、定力装置、ムーブメントおよび機械式時計
JP6792672B2 (ja) 計時器用駆動機構
JP2018189526A (ja) ムーブメント及び時計
US607144A (en) Winding meghanis
JP2018189527A (ja) ムーブメント及び時計
US396655A (en) Clock
JP2021117182A (ja) 脱進調速機、時計用ムーブメントおよび時計
JP2021085873A (ja) 準瞬間的なジャンプを伴う機構のための計時器用運動機構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170713

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180411

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180424

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180604

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180731

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20180809

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180809

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6388333

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250