JP7023125B2 - ムーブメント及び時計 - Google Patents

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Description

本発明は、ムーブメント及び時計に関する。
時計のムーブメントでは、香箱車に内蔵されたぜんまいの復元力によって香箱車が回転することで、各種輪列に回転力が伝達される。例えば下記特許文献1には、香箱車に対して二番車及び三番車が順に接続された構成が開示されている。
下記特許文献1において、三番車の三番かなは、二番車の二番歯車及び分車に噛合している。一方、三番車の三番歯車は、四番車の四番かなに噛合している。
この構成によれば、二番車の回転力により三番車が回転することで、四番車が60秒で1回転するとともに、分車が60分で1回転する。
特開2004-170271号公報
しかしながら、従来のムーブメントにあっては、ぜんまいの持続時間(巻き上げられた状態から自然長に戻るまでの時間)を確保した上で、ムーブメントの薄型化を図る点で未だ改善の余地があった。すなわち、従来のムーブメントは、三番車が二番車及び分車の双方に直接接続されているため、三番車のレイアウトに制限があった。そのため、軸方向から見た平面視において、例えば三番車と香箱車とが重ねて配置される場合には、その分香箱車の厚さを薄くする等の必要が生じていた。
本発明は、ぜんまいの持続時間を確保した上で、薄型のムーブメント及び時計を提供することである。
上記課題を解決するために本発明の一態様に係るムーブメントは、地板の表側に回転可能に支持され、香箱車の回転力が伝達される二番車と、前記地板の表側に回転可能に支持され、前記二番車の回転力が伝達される三番車と、前記地板の表側に回転可能に支持され、前記三番車の回転力が伝達されるとともに、秒針が取り付けられる四番車と、前記四番車と同軸上に配置されるとともに、分針が取り付けられる分車を有し、前記地板の裏側に回転可能に支持された裏輪列と、前記裏輪列と前記二番車との間を接続して、前記二番車の回転力を前記裏輪列に伝達する中心伝え車と、を備えている。
本態様によれば、裏輪列が中心伝え車を介して二番車に接続されているため、従来のように三番車が二番車及び裏輪列(例えば、分車)の双方に接続される構成に比べて、三番車のレイアウト自由度を向上させることができる。これにより、三番車を香箱車から遠ざけることが可能になり、例えば三番車と香箱車とを平面視で重ならないように配置できる。そのため、ムーブメントの薄型化を図った上で、香箱車の厚さを確保することができる。香箱車の厚さを確保することで、大型のぜんまいを香箱車の内部に収容できるので、ぜんまいの持続時間を確保できる。
上記態様のムーブメントにおいて、前記中心伝え車は、前記地板の表側に配置され、前記中心伝え車と前記裏輪列とは、前記地板に形成された連通開口を通じて接続されていてもよい。
本態様によれば、地板の表側の組み立て工程で中心伝え車を地板に組み付けることが可能となり、二番車と中心伝え車との接続が容易になる。
上記態様のムーブメントにおいて、前記中心伝え車は、前記分車に噛合していてもよい。
本態様によれば、二番車の回転力が中心伝え車を介して分車に伝達されるので、例えば中心伝え車を筒車に接続する場合に比べて裏輪列に対する中心伝え車の伝達比を小さくできる。これにより、二番車から裏輪列への回転力の伝達をスムーズに行うことができる。
上記態様のムーブメントにおいて、前記地板の厚さ方向から見た平面視において、前記三番車は、前記香箱車に重ならない位置に配置されていてもよい。
本態様によれば、三番車と香箱車との干渉を抑えた上で、香箱車の厚さを確保できる。これにより、ぜんまいの持続時間を確保した上で、ムーブメントの薄型化を図ることができる。
上記態様のムーブメントにおいて、ンクルに係脱可能ながんぎ車を有し、前記香箱車の回転を制御する調速脱進機と、前記がんぎ車及び前記四番車間を接続するがんぎ中間車と、を備えていてもよい。
本態様によれば、四番車(四番歯車)自体の外径を小さくできるので、四番車と周辺部材(例えば、角穴車等)とが平面視で重なり合うのを抑制できる。これにより、ムーブメントの更なる薄型化を実現できる。また、四番車の外径を小さくすることができるので、がんぎ車に対する四番車の増速比を確保するために、四番車のモジュール(ピッチ円直径/歯数)を極端に小さくする必要がない。これにより、四番車の回転力をがんぎ車に効率的に伝達できる。
しかも、四番車の外径が小さくなることで、三番車のレイアウト性も向上させることができる。
上記態様のムーブメントにおいて、前記三番車の歯数及び前記中心伝え車の歯数は、前記二番車の歯数よりも少なくてもよい。
本態様によれば、三番車及び中心伝え車の回転数が二番車の回転数に対して増速されるので、二番車の歯数が設定し易い。これにより、従来のように三番車を、二番車からの増速と、分車への減速と、の双方で利用する場合と異なり、回転力の伝達効率を向上させることができる。
本発明の一態様に係る時計は、上記態様のムーブメントを備えていてもよい。
本態様によれば、薄型で持続時間の長い時計を提供できる。
本発明の一態様によれば、ぜんまいの持続時間を確保した上で、薄型のムーブメント及び時計を提供できる。
時計の外観図である。 ムーブメントを表側から見た平面図である。 ムーブメントを裏側から見た平面図である。 図2のIV-IV線に相当する断面図である。 図2のV-V線に相当する断面図である。 図2のVI-VI線に相当する断面図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。
[時計]
図1は、時計1の外観図である。なお、以下に示す各図では、図面を見やすくするため、時計用部品のうち一部の図示を省略しているとともに、各時計用部品を簡略化して図示している場合がある。
図1に示すように、本実施形態の時計1は、ムーブメント2や文字板3、指針4~6等が時計ケース7内に組み込まれて構成されている。
時計ケース7は、ケース本体11と、ケース蓋(不図示)と、カバーガラス12と、を備えている。ケース本体11の側面のうち、3時位置(図1の右側)にはりゅうず15が設けられている。りゅうず15は、ケース本体11の外側からムーブメント2を操作するためのものである。りゅうず15は、ケース本体11内に挿通された巻真19に固定されている。
[ムーブメント]
ムーブメント2は、ムーブメント2の基板を構成する地板21に複数の歯車等が回転可能に支持されて構成されている。地板21には、上述した巻真19が組み込まれている。巻真19は、日付や時刻の修正に用いられる。巻真19は、その軸線周りに回転可能、かつ軸方向に移動可能とされている。なお、以下の説明では、地板21に対して時計ケース7のカバーガラス12側(文字板3側)をムーブメント2の「裏側」とし、ケース蓋側(文字板3側とは反対側)をムーブメント2の「表側」とする。また、以下で説明する各歯車は、何れもムーブメント2の表裏面方向を軸方向として設けられている。
図2は、ムーブメント2を表側から見た平面図である。図3は、ムーブメント2を裏側から見た底面図である。
ムーブメント2は、図2に示すように地板21に対して表側に配置された表輪列31及び調速脱進機32と、図3に示すように地板21に対して裏側に配置された裏輪列33と、を主に有している。
<表輪列>
図4は、図2のIV-IV線に相当する断面図である。
図4に示すように、表輪列31は、香箱車41、二番車42、三番車43、四番車44及び中心伝え車45(図6参照)を主に備えている。表輪列31は、後段に位置する歯車ほど回転数が増加する増速輪列を構成している。
香箱車41は、地板21と香箱受51との間で回転可能に支持されている。香箱車41は、時計1の動力源となるぜんまい(不図示)を内部に有している。ぜんまいは、例えば巻真19を回転させることで、角穴車46を介して巻き上げられる。香箱車41は、ぜんまいが巻き戻される際の回転力(復元力)により回転する。なお、本実施形態の時計1は、ユーザの動きに応じて回転錘40が回転することでもぜんまいを巻上可能になっている。但し、ムーブメント2は、回転錘40を有さない構成であってもよい。
二番車42は、地板21と輪列受52との間で回転可能に支持されている。二番車42の軸線は、表裏面方向から見た平面視において、香箱車41と重ならない位置に配置されている。二番車42の二番かな42aは、香箱車41の香箱歯車41aに噛合している。これにより、二番車42は、香箱車41から伝達される回転力によって回転する。
三番車43は、地板21と輪列受52との間で回転可能に支持されている。三番車43の軸線は、平面視において、香箱車41及び二番車42と重ならない位置に配置されている。三番車43の三番かな43aは、二番車42の二番歯車42bに噛合している。本実施形態において、三番かな43aの歯数は、二番歯車42bの歯数に比べて少なくなっている。
三番車43の三番歯車43bは、平面視において、香箱車41と重ならない位置に配置されている。具体的に、三番歯車43bは、表裏面方向において、香箱車41(香箱41b)の厚み範囲内に配置されている。但し、三番歯車43bは、香箱41bに対して表裏面方向でずれた位置に配置されていてもよい。
四番車44は、地板21と輪列受52との間で回転可能に支持されている。四番車44は、ムーブメント2の中心と同軸上に配置されている。四番車44の四番かな44aは、三番歯車43bに噛合している。四番車44の四番真44bは、地板21に固定された中心パイプ47内に回転可能に挿入されている。中心パイプ47は、地板21を表裏面方向に貫通して、地板21の裏側に突出している。四番車44において、四番真44bの裏側端部は、中心パイプ47よりも裏側に突出している。
<調速脱進機>
図2に示すように、調速脱進機32は、表輪列31の後段にがんぎ中間車48を介して接続されている。調速脱進機32は、香箱車41の回転を制御する。調速脱進機32は、がんぎ車61と、アンクル62と、てんぷ63と、を有している。
図5は、図2のV-V線に相当する断面図である。
図5に示すように、がんぎ車61は、地板21とがんぎ受54との間で回転可能に支持されている。がんぎ車61のがんぎかな61aは、がんぎ中間車48の中間歯車48aに噛合している。がんぎ中間車48は、輪列受52とがんぎ受54との間で回転可能に支持されている。がんぎ中間車48の中間かな48bは、四番車44の四番歯車44cに噛合している。なお、がんぎかな61aは、四番歯車44cに直接噛合する構成であってもよい。
図2に示すように、アンクル62は、表裏面方向を表裏面方向として、地板21とアンクル受55との間で回動可能に支持されている。アンクル62は、一対のつめ石65a,65bを備えている。つめ石65a,65bは、アンクル62の往復回動に伴いがんぎ車61のがんぎ歯車61bに交互に係合する。がんぎ車61は、一対のつめ石65a,65bのうち、一方のつめ石ががんぎ歯車61bに係合しているとき、一時的に回転が停止する。がんぎ車61は、一対のつめ石65a,65bががんぎ歯車61bから離脱しているとき、回転する。これらの動作が連続的に繰り返されることにより、がんぎ車61が間欠的に回転する。
てんぷ63は、がんぎ車61を調速する(がんぎ車61を一定速度で脱進させる。)。具体的に、てんぷ63は、表裏面方向を軸方向として、地板21とてんぷ受56との間で回動可能に支持されている。具体的に、てんぷ63は、ひげぜんまい67(図5参照)から伝えられた動力によって一定の振動数で往復回動する。てんぷ63は、往復回動に同期してアンクル62のアンクルハコ62a(図5参照)との係合及び離脱を繰り返す。これにより、アンクル62が往復回動することで、つめ石65a,65bががんぎ車61との係合及び離脱を繰り返す。
<裏輪列>
図6は、図2のVI-VI線に相当する断面図である。
図3、図6に示すように、裏輪列33は、分車71と、日の裏車72(図3参照)と、筒車73と、を主に有している。
図6に示すように、分車71は、地板21の裏側において、上述した中心パイプ47に回転可能に外挿されている。分車71は、中心伝え車45を介して表輪列31に接続されている。
図3に示すように、日の裏車72は、地板21に回転可能に支持されている。日の裏車72の日の裏歯車72aは、分車71の分かな71aに噛合している。
図5に示すように、筒車73は、分車71に外挿されている。筒車73は、地板21と筒車押さえ58との間で分車71に対して回転可能に構成されている。筒車73には、日の裏車72の日の裏かな72b(図3参照)が噛合している。
本実施形態において、上述した四番車44は、60秒で1回転するように歯数が設定されている。四番車44において、四番真44bの裏側端部には、秒針6が取り付けられている。
分車71は、60分で1回転するように歯数が設定されている。分車71において、筒車押さえ58よりも裏側に突出した部分には、分針5が取り付けられている。
筒車73は、12時間で1回転するように歯数が設定されている。筒車73において、筒車押さえ58よりも裏側に突出した部分には、時針4が取り付けられている。
ここで、図6に示すように、上述した中心伝え車45は、二番車42と分車71との間を接続している。中心伝え車45は、地板21において、香箱車41の裏側に位置する部分に回転可能に支持されている。図6に示す平面視において、中心伝え車45の全体が、平面視で香箱車41に重なり合っている。但し、中心伝え車45は、平面視において香箱車41に一部が重なり合う位置に配置されていてもよく、香箱車41と重ならない位置に配置されていてもよい。
本実施形態において、中心伝え車45は、三番歯車43bよりも裏側に位置している。中心伝え車45の伝え歯車45aは、二番歯車42bに噛合している。すなわち、二番車42の回転力は、二番歯車42bを介して中心伝え車45及び三番車43に伝達される。
地板21において、中心伝え車45に隣接する位置には、地板21の表側と裏側とを連通させる連通開口21aが形成されている。連通開口21aには、分車71の分歯車71bと中心伝え車45の伝えかな45bが臨んでいる。分歯車71b及び伝えかな45bは、連通開口21aを通じて互いに噛合している。なお、本実施形態では、1つの中心伝え車45によって二番車42と分車71とが接続される構成について説明したが、この構成のみに限られない。例えば、複数の中心伝え車によって二番車42と分車71とが接続されていてもよい。
<時計の動作>
次に、上述した時計1の動作について説明する。
本実施形態の時計1では、香箱車41がぜんまいの復元力によって回転すると、二番車42、三番車43及び四番車44が調速脱進機32に制御されながら回転する。
二番車42の回転力は、三番車43に加え、中心伝え車45に伝達される。これにより、中心伝え車45が回転することで、分車71が回転する。分車71の回転力は、日の裏車72を介して筒車73に伝達されることで、筒車73が回転する。
これにより、時計1が時を刻む。
このように、本実施形態では、二番車42と裏輪列33(分車71)とを接続する中心伝え車45を備える構成とした。
この構成によれば、裏輪列33が中心伝え車45を介して二番車42に接続されているため、従来のように三番車が二番車及び分車の双方に接続される構成に比べて、三番車43のレイアウト自由度を向上させることができる。これにより、三番車43を香箱車41から遠ざけることが可能になり、例えば三番車43と香箱車41とを平面視で重ならないように配置できる。そのため、ムーブメント2の薄型化を図った上で、香箱車41の厚さを確保することができる。香箱車41の厚さを確保することで、大型のぜんまいを香箱車41の内部に収容できるので、ぜんまいの持続時間を確保できる。
本実施形態では、中心伝え車45が地板21の表側に配置されるとともに、中心伝え車45と分車71とが地板21の連通開口21aを通じて接続されている構成とした。
この構成によれば、地板21の表側の組み立て工程で中心伝え車45を地板21に組み付けることが可能となり、二番車42と中心伝え車45との接続が容易になる。
本実施形態では、中心伝え車45が裏輪列33の分車71に接続された構成とした。
この構成によれば、二番車42の回転力が中心伝え車45を介して分車71に伝達されるので、例えば中心伝え車45を筒車73に接続する場合に比べて裏輪列33に対する中心伝え車45の伝達比を小さくできる。これにより、表輪列31から裏輪列33への回転力の伝達をスムーズに行うことができる。
本実施形態では、平面視において、三番車43が香箱車41に重ならない位置に配置されている構成とした。
この構成によれば、三番車43(三番歯車43b)と香箱車41との干渉を抑えた上で、香箱車41の厚さを確保できる。これにより、ぜんまいの持続時間を確保した上で、ムーブメント2の薄型化を図ることができる。
本実施形態では、四番車44とがんぎ車61とががんぎ中間車48を介して接続された構成とした。
この構成によれば、四番車44(四番歯車44c)自体の外径を小さくできるので、四番歯車44cと周辺部材(例えば、角穴車46等)とが平面視で重なり合うのを抑制できる。これにより、ムーブメント2の更なる薄型化を実現できる。また、四番歯車44cの外径を小さくすることができるので、がんぎ車61(がんぎかな61a)に対する四番歯車44cの増速比を確保するために、四番歯車44cのモジュール(ピッチ円直径/歯数)を極端に小さくする必要がない。これにより、四番車44の回転力をがんぎ車61に効率的に伝達できる。
しかも、四番歯車44cの外径が小さくなることで、三番車43のレイアウト性も向上させることができる。
本実施形態では、三番車43(三番歯車43b)の歯数及び中心伝え車45(伝え歯車45a)の歯数が、二番車42(二番歯車42b)の歯数よりも少ない構成とした。
この構成によれば、三番車43及び中心伝え車45の回転数が二番車42の回転数に対して増速されるので、二番歯車42bの歯数が設定し易い。これにより、従来のように三番車(三番かな)を、二番車(二番歯車)からの増速と、分車への減速と、の双方で利用する場合と異なり、回転力の伝達効率を向上させることができる。
本実施形態の時計1は、上述したムーブメント2を備えているため、薄型で持続時間の長い時計1を提供できる。
(その他の変形例)
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。本発明は上述した説明によって限定されることはなく、添付の特許請求の範囲によってのみ限定される。
例えば、上述した実施形態では、二番車42と分車71とが中心伝え車45を介して接続される構成について説明したが、この構成のみに限られない。例えば、中心伝え車45は、裏輪列33を構成する何れかの歯車(例えば、筒車73等)に接続されていてもよい。
上述した実施形態では、中心伝え車45が地板21に対して表側に配置された構成について説明したが、この構成のみに限られない。中心伝え車45は、地板21に対して裏側に配置されていてもよい。
上述した実施形態では、中心伝え車45が二番車42の回転数を増速させて裏輪列33に伝達する構成について説明したが、この構成のみに限られない。中心伝え車45が二番車42の回転数を減速させるようにしてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した各変形例を適宜組み合わせても構わない。
1…時計
2…ムーブメント
21…地板
21a…連通開口
32…調速脱進機
33…裏輪列
41…香箱車
42…二番車
43…三番車
44…四番車
45…中心伝え車
61…がんぎ車
71…分車

Claims (7)

  1. 地板の表側に回転可能に支持され、香箱車の回転力が伝達される二番車と、
    前記地板の表側に回転可能に支持され、前記二番車の回転力が伝達される三番車と、
    前記地板の表側に回転可能に支持され、前記三番車の回転力が伝達されるとともに、秒針が取り付けられる四番車と、
    前記四番車と同軸上に配置されるとともに、分針が取り付けられる分車を有し、前記地板の裏側に回転可能に支持された裏輪列と、
    前記裏輪列と前記二番車との間を接続して、前記二番車の回転力を前記裏輪列に伝達する中心伝え車と、を備えているムーブメント。
  2. 前記中心伝え車は、前記地板の表側に配置され、
    前記中心伝え車と前記裏輪列とは、前記地板に形成された連通開口を通じて接続されている請求項1に記載のムーブメント。
  3. 前記中心伝え車は、前記分車に噛合している請求項1又は請求項2に記載のムーブメント。
  4. 前記地板の厚さ方向から見た平面視において、前記三番車は、前記香箱車に重ならない位置に配置されている請求項1から請求項3の何れか1項に記載のムーブメント。
  5. ンクルに係脱可能ながんぎ車を有し、前記香箱車の回転を制御する調速脱進機と、
    前記がんぎ車及び前記四番車間を接続するがんぎ中間車と、を備えている請求項1から請求項4の何れか1項に記載のムーブメント。
  6. 前記三番車の歯数及び前記中心伝え車の歯数は、前記二番車の歯数よりも少ない請求項1から請求項5の何れか1項に記載のムーブメント。
  7. 請求項6に記載のムーブメントを備えることを特徴とする時計。
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